シンノスケ 「母上とマリー姉ちゃんは地下室へ隠れて!
        俺が戻るまで絶対に外には出ないように!」

禁衛隊がモンスター軍団を各個撃破した、その少し前に時間は遡る
静かな夜を突然切り裂いた砲撃と爆発の轟音。街のあちこちから上がる悲鳴と火の手
いち早く異変を察知したシンノスケは素早く母とマリーを地下へ匿い、屋敷の外へ飛び出していた

シンノスケ 「モンスター軍団!まさか京都に攻め入ってくるとは!
        数が多い・・・しかもこの小宇宙は1人1人がA級以上?
        対して京都の防衛力は・・・くっ!守りきれるのか?」

シンノスケが目にしたのは、星明かりを遮って京都の空に不気味な巨体を浮かべる漆黒の飛行船団と
その飛行船から絶え間なく落下してくるモンスター軍団グラップラー達の姿
状況を察した瞬間、その端整な顔が底知れぬ焦燥感で歪んだ

シンノスケはS級グラップラーである
手練のA級のグラップラー達が相手でも、自分一人だけならば力尽きるまで戦うことも逃げることもできよう
だがしかし
守る人間を抱えての戦いとなれば話は別だ
今は地下室に隠しているが、屋敷が吹き飛ぶような攻撃力を持つ敵が出てくればそれも意味がない

そんな敵との遭遇を考慮して屋敷から離れて闘えば、屋敷に入られたグラップラーに地下室を発見されないとも限らない
サラブレッドの血筋とは言え、まだまだ実戦経験値は皆無に等しい13歳。その全身にどっと冷たい汗が噴き出した




モンスター1「グハハハ小僧!貴様京都のグラップラーだなァ!?
        聞いて驚け俺様の戦闘力はなんと999999do!
        その名もマックロ大魔
おおおおおッ!?」

”ドパァッ!”
シンノスケ 「うるさい黙ってろ!doって何だよ!」

巨大な刀を携えて臨戦態勢を取っている少年に気付いたモンスター軍団の1人がまっさきに踊りかかったが
名前を最後まで言い切る前に、彼の身体は脳天から股まで一直線に切り裂かれて2枚卸しになっていた
初太刀にて苛立ちを叩きつけたシンノスケだったが、次の瞬間
周囲八方と上空をぐるりと取り囲まれてしまう

モンスター2「正気か小僧!?戦いの最中に気を散らすとはな!」
シンノスケ 「くっ!しま・・・・ッ!」

多対一の戦闘の絶対的鉄則は、決して取り囲まれないように動き続けることである
一瞬の油断からそれを忘れてしまったシンノスケは、あえなくモンスター軍団の波状攻撃によって・・・・・

ダダダダダダダダダッ!

倒されなかった
突然の銃声が鳴り響いた後
シンノスケの背後と上空から襲い掛かろうとしていたグラップラー達は、声も上げずにその場にバタバタと倒れこんでいた
予期せず現れた謎の援軍に振り向くシンノスケ
そこに立っていた人物を目にして、更に口を大きく開けて驚いた
硝煙の立ち上るセミオート拳銃を構えてニッコリと微笑んでいたのは他でもない、
彼がよく知る優しい姉であったから

マリー   「シンちゃんってば、ちょっと油断しすぎよ」


第十二話「CROSS FIRE」


シンノスケ 「マリー姉ちゃん!?」
マリー   「うふふ。ビックリした?」

青白い月明かりに照らされ、その美しさを更に神秘的に際立たせる美女
謎の助っ人の正体は誰あろう、シンノスケが守ろうとしている
マリー本人であった
何が起こっているのか理解できず、半分夢でも見ているかのような感覚で目の前の美女を凝視するシンノスケ
マリーはと言えば、手に拳銃を構えたままいつもと変わらぬニコニコ笑顔で弟に愛想を振りまいている
およそ戦闘中とは思えぬリラックスぶりに、一瞬呆けてしまったモンスター軍団達がすぐに我に返った

モンスター1「新手か!各員油断せずに包囲陣形を維持しろ!
        たかが1人増えたところで我等の優位はうわらば!?」

陣形立てなおしの号令をかけた男が、台詞を言い終えぬうちに腹部を押さえてその場に倒れこんだ
釣られる様にその両脇にいた4、5人も声を立てずにバタバタ膝から崩れ落ちる
いつの間に引き金を引いたのか。マリーの銃口からは再び白い硝煙が立ちのぼっていた
『リブリア M99R』
対グラップラー用セミオート拳銃。秒間/発射総弾数200
オート射撃時の反動を抑える為に大型のスタビライザーを装着
近接格闘戦に対応する為、マガジン底部には黒銅鋼製のスパイクが内蔵されているスペシャルカスタムガン
レオンハルトの「地獄の砲弾U」、オーバーQの「バウ砲」と同じく、将軍家直轄の兵器開発局で作られた逸品
対グラップラー用の武器であるが故に、当然ながら常人には到底使いこなすことのできないシロモノである

シンノスケ 「どういう事?姉ちゃんって普通の人間のハズじゃ?」
マリー   「んっふっふ〜。そうだったんだけどね
       お姉ちゃん、シンちゃんが修行に預けられてからすぐ
       OLになってしばらく京都を離れてたの」

シンノスケ 「・・・こんな時にいきなり何さ?」

モンスター軍団の包囲から互いの背中を庇いあい、ピタリとくっつく2人
突然5年間の空白を語り始めたマリーに訝しげな表情を見せるシンノスケだったが、
そのあとに彼女の口から出てきた言葉で、彼は全てを理解した





マリー   「就職先はね、あぶどぅるさんの口利きで新宿の大手会社」
シンノスケ 「”魔都”新宿!そうか、姉ちゃんは・・・
        
後天性グラップラー!?

ドドドドドドドドドゥッ!
シンノスケが叫んだ瞬間、リブリアM99Rが火を噴き更に5、6人がなぎ倒された
2人を包囲していたモンスター軍団の円陣の直径が次第に大きくなっていく
サッと髪をかきあげながらシンノスケを振り向いたマリーは、「正解」とでも言うようにニッコリと笑った

マリー   「そゆこと♪」

【デビル・インパクト(悪魔の衝撃)
22年前、新宿で40000人超の死者を出した隕石落下事故の通称
復興はすぐに済んだ
だが埋没した隕石が及ぼした影響か、それ以来新宿の磁場や風水値が異常な数値を弾き出すようになる
やがてこの特殊な力場が人体に突然変異をもたらし、後天的なグラップラー能力に目覚めた者が多数出現し始めた
新宿が
「魔都」「戦闘都市」と称される所以である

マリー   「流石に最初はビックリしたけどね・・・
       すぐ京都に戻ってお父さんにお願いしたのよ
       
『私に戦い方を教えて』って
       私もお父さんやシンちゃんみたいに、
       目覚めた力を平和の為に使いたくなったの」
シンノスケ 「姉ちゃん・・・そうだったんだ」

新宿で後天性グラップラーとして覚醒したマリーは、この5年間シンノスケと同じように戦闘訓練に明け暮れてきたのである
突如として現れたマリーが華麗なガンアクションで並み居るモンスターどもを蹴散らす事ができたのは、こうした背景があったのだ

モンスター1「くっ怯むな!手練と言えど所詮は女のガンナー1人!
        包囲を崩さず波状攻撃で一気に仕留めるぞ!」

瞬く間に十数人を失ったモンスター軍団であったが、依然数の上では圧倒的に有利
包囲網を崩さず、ひたすら攻撃をかけ続ければひ弱な女のガンナーなどすぐに捻り潰せるハズ
しかしそうタカをくくっていた男達は、すぐにその考えが甘かったことを思い知らされる

モンスター1「あ・・・当たらない!なんだこの身のこなしは!
        この女、本当にガンナーか!?」

ひらりひらりと舞い踊るように戦うマリーは、さながら闘牛場に降り立った女性マタドールのよう
四方八方から同時に襲いくる攻撃を全て紙一重の見切りで回避しては、無駄弾なしの的確な反撃で撃沈してゆく
本来グラップラークラス『ガンナー』は銃火器を使用した際、超人的な射撃精度と特殊能力を発揮するクラスであり、
運動能力に関しては近接戦を得意とする『グラップラー』クラスには劣るのが常識である
「この女の回避能力はガンナーのそれに当てはまらない」
屈強のモンスター達が嫌な予感に背筋を凍らせたまさにその時、予感は確信へと変わった





ガキィィィィィン!!
マリーの背後を取った男が、最高のタイミングで振り下ろした青竜刀の一撃
「ガンナー」であるハズの彼女は、振り向き様それを
拳銃の底部で受け止めていた
直後、空いていたマリーの左手がカーディガンの懐に伸びるや否や鳴り響く銃声
腹部を押さえて前のめりに倒れこむ青竜刀の男
彼女の左手には、右手に携えているのと同じオート拳銃が鈍い黒光を放っていた

モンスター1「二丁拳銃!ガンナーでありながら近接戦・・・!
        
ガン=カタ使いかッ!」

銃闘術【ガン=カタ】
名前の意味は
「ガン(銃)」と東洋武術の「カタ(型)」の組み合わせである
「常に相手の死角に回り込むことで敵の銃弾を回避しつつ、最小の攻撃で最大の成果を得る」という概念に立脚しており
銃による射撃がメインではあるが、接近戦では刃物など近接武器を銃器と併用して使うことで驚異的な戦闘能力を発揮する
ガン=カタ使いは、敵の銃口がどの方向に向いてるかを一瞬で判断し、その弾丸が通過する軌道上を避けて攻撃を行う
刃物も一度振り下ろせば慣性が働き、途中で刃の軌道修正ができない、と考えれば
理論上ガン=カタ使いは
「敵から攻撃を受けることがない」という無敵の存在となる
ガン=カタは基礎の動きをマスターするだけで攻撃能率は少なくとも120%上昇(220%になる)、
また一撃必殺の技量も63%上昇すると言われており、練達者ともなればその戦闘力は計り知れない領域に達するのだ

列強のモンスター軍団に戦慄が走る。無理もない
ガン=カタマスターは
多対1戦闘のスペシャリストと言っても過言ではないクラスなのだから
ましてやこの女の戦闘力ときたら・・・

マリー   「女だからって舐めないでほしいわね
       銃は北城さん、体術はハッタリさんの直伝よ♪」

中国の諺に『修行を3年遅らせても良師を選べ』というのがある
一体さんがシンノスケを剣聖ヒムラーに預けたように、秘めし才能を開花させるにはその道を極めた師の指導が必要不可欠
世界最強のガンナーとニンジャがすぐ身近にいたことは、グラップラー1年生のマリーにとってまさに最高の環境だったのである

モンスター1「う・・・うおおお!一斉にかかれ!」

半ば恐慌状態になって叫んだ男の号令とともに、包囲陣が一斉にマリーとシンノスケに向かって雪崩れ込んだ
A級グラップラー数十人の総攻撃である
自分の身を守るのに斬岩剣を振り回すので精一杯のシンノスケは、大切な姉の身を案じて彼女に視線をやった
瞬間、彼はここが戦場であることを忘れてしまうほどにその姿に魅入られてしまう
月明かりの下
まさに彼女は
屈強な男達を相手に華麗なダンスを踊っていた

※BGM 「MADLAX」挿入歌 「nowhere」

嵐の如く繰り出される攻撃は、彼女の身体に一発たりとてカスリもしない
亜麻色の髪が青い月明かりを受けて神秘的な輝きを放ち、さながら天女のような神々しさである
絶え間なく押し寄せる漆黒の波は、マリーという消波ブロックの前に次々と打ち消されていく

目の前でバタバタと仲間達が倒れいく最中、
号令を飛ばしたグラップラーは不覚にも彼女の戦いぶりに心奪われていた

モンスター1『モンスター軍団の精鋭がたった1人の女にやられる?
        この女は我々に引導を渡しにきた死神とでも言うのか
        だ、だがしかし・・・これは・・・・・

        美しい・・・・!』

彼女が死神ならば、その鎌で魂を狩られるのも悪くはないかもしれない
そんな事をふと思った瞬間
男は腹部に一瞬の熱さを感じ、その直後世界が暗転した

マリー   「おやすみなさい」

マリーがそう言って銃口から立ち上る硝煙を吹き消した時
100人は居たであろうモンスター軍団のグラップラー達は、1人残らず瓦礫の上に伏せて動かなかった





シンノスケ「すご・・・これだけのグラップラーを一瞬で・・・」
マリー   「あら人聞きの悪いこと言わないで
       私、たったの1人も殺したりしてないわよ?」

シンノスケ「え?」

マリーの美しき銃弾の舞は、まさに生と死を分かつ死神のダンスか
死屍累々の惨状に思わず感嘆のため息を漏らすシンノスケだったが、その意外な答に目を見開いた

マリー   「北城さんみたいな一撃必殺の大口径ならともかく、
       こんな豆鉄砲じゃグラップラーに致命傷は与えられないもの
       ホラ、銃弾がね、即効性の神経麻酔弾なの
       撃ち込まれたら最後、一瞬で象をも眠らせる特別製よ」

驚いたことに、マリーの銃弾は瓦礫に伏せたモンスター軍団ただの1人の命も奪っていなかった
なるほど言われてみれば確かに
オートマチック銃の弾丸など、グラップラーの強靭な肉体に対しては致命傷に成り得ない
しかしそこは発想力。命は奪えずとも、一発の弾丸で敵の戦闘力を奪う事ができればいい
対グラップラー用の強力な神経弾を装填することで、マリーのガン=カタは最強の攻撃力を得たのである

言われてからよくよく見てみれば、倒れているモンスター達の被弾箇所は例外なく腹部であった
だが腹部を狙い撃つマリーの射撃の腕前があれば、脳天を撃ち抜いて即死させることも出来たハズ(普通の弾丸でもよかった)である
それをしなかった理由はやはり致命傷云々、戦闘効率云々ではなく
極力殺生を避けようとしたマリー自身の優しさに他ならなかった

シンノスケ「ふふ・・・よかった。優しいままのマリー姉ちゃんで
       で、こいつらは何時になったら目を覚ますの?」
マリー   「S級グラップラーでも丸1日はまともに動けないわ
       A級なら3日間は寝たきりってところじゃないかしら
       
その間は何でもやりたい放題よ
       とりあえず額に『肉』はお約束ね。うふふふふ」

シンノスケ「・・・・ホント、変わってないね」

屈託のない少女のような笑いを浮かべながら、動けないモンスター達の顔に悪戯書きをしたり鼻に石を詰め込んだりするマリー
「やっぱりマリー姉ちゃんは怒らせると怖いな」
7年ぶりに目の当たりにする姉のSっぷりに、その怖さを再認識するシンノスケであった






一方その頃―
あぶどぅるとぴーのの禁衛隊コンビがモンスター軍団数百人をまとめて葬った金閣寺正面
その正反対側、裏門から街中へ打って出た溥儀達にもモンスター軍団の魔の手が近づいていた

毛太郎  「ふむ最優先ターゲットである溥儀は隠したか。だが・・・
       出て来い吸血鬼オーバーQ。そこにいるのだろう?
       姿は隠せても貴様の強力な気が立ち上っている
       俺の名はモンスター軍団・S級グラップラー
       
ケケケの毛太郎!」

そのグラップラーは前髪で左目を隠した少年の姿をしていた。見た目だけならシンノスケと同じくらいに見える
しかしその全身から放出される小宇宙は何か異質で、姿には似つかわしくないほど禍々しく強大であった

毛太郎が何もない背後の空間に向かってそう言った瞬間、
何もなかった空中からじわじわと「闇」が溢れ出し、瞬く間にそれは人間の姿を形作り出した
ハナワ機関のジョーカーと称される男。
吸血鬼(ノスフェラトゥ)オーバーQである

オーバーQ「姿は隠せても?違うな。私は逃げも隠れもしない
       ただ少し待ちくたびれただけだ」
毛太郎  「フンなるほど。ならばお待ちかねといこう
       あのオーバーQとの対決・・・俺もこの時を待っていた!」

毛太郎の茶髪が夜の闇になびく。オーバーQの赤い外套が月明かりを受けて紫に色にたなびく
宣戦布告と同時に、その姿は目にも留まらぬ速さでオーバーQの眼前に移動していた

オーバーQ「速い・・・・DG細胞か」
毛太郎  「貴様が今まで狩ってきた連中と一緒にしてもらっては困る
       
俺は貴様を超える第1号となる」

シュバババッ!””ドォン!”
毛太郎の髪が針のように硬質化し、何百本という針がオーバーQの顔面に突き刺さったのと
オーバーQの愛銃「バウ砲」が火を噴き、毛太郎の腹に風穴を開けてぶっ飛ばしたのは同時であった
吹き飛ぶ両者
オーバーQの顔面に何百本と刺さった髪の毛針は後頭部まで貫通し、毛太郎の腹部からはドクドクと血が溢れ出ている
誰の目から見ても明らかな致命傷である
彼らが普通のグラップラーであれば、の話だが

オーバーQ「クックククク・・・」
毛太郎  「クハハハハハ!」

なんと互いに即死と思われた2人が笑い声と同時に顔を上げたではないか
オーバーQが至近距離から数発撃つと、起き上がった毛太郎は素早い動きでこれを全て回避してしまった
この僅か数秒間の攻防の間に、両者の傷は既に半分以上治癒していた

毛太郎  「俺はDG細胞グラップラーの完成体だ
       貴様と同等・・・いやそれ以上の能力を備えている」

【DG(デビルグラップラー)細胞】
10年前、マッドサイエンティストDr国枝が心血を注いでいた悪魔の研究
自己再生・自己増殖・自己進化の3大能力を旨とし、理論上は一個の単体生命で永遠に生き続けることも可能という細胞の事
紅華会戦争最後の戦いでオリパが使ったものは未完成だったが、10年の歳月を経て研究は続いていたのである

並のグラップラーであれば一発の弾丸で数人を貫通することも可能な「バウ砲」を致命傷としない毛太郎
10年前の戦いを知る人間であれば、その肉体能力恐ろしさは推して計るべきであろう
この恐るべき強敵を相手に、対峙するオーバーQは・・・・

歓喜の笑みを浮かべていた

オーバーQ「素晴らしい反応速度と回復能力・・・
       楽しい!
こんなに楽しいのは久しぶりだ
       貴様をカテゴリーA以上のオバケと認識する!」

目を細めたオーバーQの、白い手袋をした両手が正面にかざされる
何やらブツブツと唱え始めた途端、彼の周りの空気がこの世のものではない何か異質なものに変化していく
毛太郎の全身の体毛が、言い知れぬ恐怖感からくる寒気で総毛立った

オーバーQ「拘束制御術式 第三号第二号第一号解放
       状況A「クロムウェル」発動による承認認識
       目前敵の完全沈黙までの間
       
能力使用限定解除開始」

オーバーQ「では教育してやろう
       
本当のオバケの闘争というものを」

TO BE CONTINUED・・・


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