おっちょこちょい師匠

”悪行超人”スカーフェイスとの死闘の中、ついにその眠れる獣性が覚醒してしまったセイウチン
チューチューゴキュゴキュて
思いっきり血ぃ吸ってます。URYYYYY!


あまりにも凄惨な光景に息を飲む観客達。どうでもいいことだがこの画像スカーの目がロンパリに見えて笑える
実際は左目もセイウチンのほう見てるんですがちょっと見えにくいのね
このままではジリジリと体力を消耗する一方。意を決したスカーはダメージ覚悟でセイウチンの頭をひっぺがし、ブレーンバスターに捉えます
「ジェイド・・・てめえの助太刀は断固拒否ってことに変わりはねえ!俺は一人でも十二分に戦える!」

”グサッ!”
「ウギャー!」
ジェイドに担架を切った直後目に親指を突っ込まれて裏返った悲鳴を上げるスカー。セイウチンエグいな・・・
ここが完全に試合の流れの分水嶺。完全覚醒したセイウチンだけでも強敵なのに、ご機嫌ネプチューンマンが意気揚々とリングイン!
頑なにジェイドの助太刀を拒否して孤立無援状態のスカーに、容赦なく2人がかりで襲いかかるイクスパンションズ
「イクスパンション(膨張)し続ける俺達チームの力を見せてやるーっ!」
「グロッグロッグローッ!」
「グワアァーッ!」
スカーボコボコ。なんかもう悲鳴しかあげてません。助けに行きたいジェイドですがどうしても一歩が踏み出せない
『お・・・俺はスカーから相棒として三行半を突きつけられた身・・・
しかも必殺技の発動の仕方を忘れてしまった弱小超人
こんな俺が助けに入ったとしても屁の役にも立たねえ・・・
う?』

「ひ・・・左足が疼く・・・!」
新必殺技の予兆キター!やはり大方の予想通り脚でした。それもどうやら左限定みたい
ふくらはぎから足首にかけての筋肉が異様に隆起し、ドクンドクンと激しく脈打つ。ちょっとキモイぞ
ここから再びジェイドの「片腕の師匠との記憶」が脳裏を駆け巡ります。果たしてその必殺技の正体とは!?






「あんた右腕がなくなる前は強い超人レスラーだったみたいだが少しは恥ってもんを知りな!
さあこれをやるから二度と来るな!」

ゲラゲラ。どんな必殺技の修行シーンかと思ったら、いきなり
パン屋のオヤジに説教されるレイラァの姿で幕を開ける回想。ジェイドも酷い弟子だな
しかし怒るパン屋の気持ちもわからんでもありません。仕事とか一切してないんでしょうかブロッケンJr。物乞いは流石にな・・・

「アツ・・・!」
「熱いから気をつけて」と注意されてるのに、それでもなお「熱い!」とスープをこぼすレイラァ
というかそんな鉤爪一本の右腕でスープ皿を持とうとすんな。そりゃこぼすよ
たまらんおっちょこちょいオヤジです。なんだこの萌えキャラ
次々と師匠の
おっちょこちょいシーンが綴られるジェイドの回想。師匠との思い出はこんなんばっかか
読者としてはあと3つ4つくらいのおっちょこちょいエピソードを見たいところですが、ボチボチ本題の回想シーンに入ります

「俺はその昔闘いで右腕を失い・・・同時に右腕から発動する必殺技も失った
だが腕がなければそれなりに・・・それを補ってあまりある新必殺技を編み出した!
今から弟子と認めたお前にその技を授ける!トアーッ!」

やはり気になるのは先週の「隻腕ならではの必殺技」発言。果たしてどのような必殺技なのか?

高くジャンプしたブロッケンJrは木のてっぺんに右腕を接地し、それを軸にギュルンギュルンと猛回転!
とりあえずこのムーブメントは右腕があっても可能です
そしてそのまま攻撃目標の向かって回転しながら突進。「セファーター」って変なかけ声がどうにもマヌケだぞ
そして左足が丸々一本巨大な刃に変化!すげえ!

絶・天狼抜刀牙ー!(違
一刀両断です。ベルリンの赤い雨がまさしく「手刀」だったの対し、この大技は鉞の一撃と呼ぶに相応しい破壊力
まさに「右腕を補って余りある」という言葉に偽りのないフェイバリット技。やるときゃやるぜおっちょこちょいオヤジ
そして結局どう見ても「片腕である」ということは
技の発動には関係ない模様。流石はゆで!
かくして色々とツッコミどころ満載の回想シーンはここで幕を閉じ、ジェイドの意識は現実へと引き戻されます





「おお〜っ!」
ついに繋がった新・必殺技の記憶!
眼前でイクスパンションズのリンチを受けるスカーの姿に、ジェイドは怒りに燃えてリングインする

「おまえら〜っ!」
左足に宿すは師匠との絆!復活のジェイド、新必殺技炸裂なるか!?
燃える引きで次号へ続く!


甦る刃

『俺は右腕のない師匠とただ無駄な時間を過ごしていたわけじゃなかったんだ!
熱きファイティングスピリッツと共に
ちゃんと必殺技を授かっていた
しかし俺にとっては新しく備わった記憶だけの技・・・すぐに実戦で使えるのか?』

ブロッケンJr驚愕の新フェイバリット技が、自らの肉体に脈々と受け継がれているいることを悟ったジェイド
しかしそうは言ってもジェイドにとっては記憶だけの技。果たして実戦でいきなり使えるものか、不安に駆られます
「グハハハまったくバカな奴よスカーフェイス!これはタッグマッチなんだぜ!
しかも俺とセイウチンはシングルでも超一流!ひとりで相手できるわけねえだろ〜っ
ようく覚えておけ!てめえらの大事にしている友との絆、師匠との絆、家族の絆・・・
そんな物は完璧なる強さの前にはひれ伏すしかない事を!」
どれだけ自信があろうがやはりこれはタッグマッチ。攻勢の流れを失ったスカーに2対1の不利はもはや覆せません
ネプチューンマンがベアハッグでスカーを抱き上げ、セイウチンガトップロープからその首を掴んでジャンプ!
「もしもこの世に”絆”なるものが存在するとしたなら それは
『磐石の強さ』で結びついた絆だけだーっ!」

受身が取れない状態で高角度から後頭部をキャンバスに叩きつけるツープラトン!スカーKO必死か!?
否ッ!
トリニティーズはスカーフェイス1人じゃないぜーっ!

激突の瞬間、スカーの真下に滑り込み衝撃を吸収したジェイド。まだトリニティーズの最後の炎は消えていない!
「て、てめえ・・・助太刀は無用だと言っておいたはずだ〜!」
「相手の都合に関係なくズカズカとお節介を焼くのが俺の流儀でな
それにそのダメージじゃ、とてもじゃねえがこの戦いには勝てねえぜ
悪い事は言わねえ。今は意地を張らず、俺とのタッグでこの凶獣どもを倒すんだ!」

完全に闘志甦ったジェイドの説得に気圧されるものの、素直に「ああそうしよう」とは言えないスカー
まだ癒えぬチームワークの綻びを突き、再びネプチューンマンとセイウチンがスカーをツープラトンの体勢に捉えます
と!ここで相棒のピンチを救うべく、ジェイドが驚きの行動に出る!

おもむろにコスチュームを破ると、右腕を胴体に固定したではないか!
流石はゆで御大
どう考えてもあのクルクル回転は
右腕があっても出来るハズなんですが
(というか両腕があるのだから、体操の鞍馬みたいな感じでブンブン回るべきだと思う)
どうしてもブロッケンJrのムーブメントを忠実に再現したいらしく、わざわざ健全な右腕を封印してしまいました

何はともあれぶっつけ本番のニューフェイバリット!果たして見事発動なるか!?





「森の木の葉の如くに体軽やかに!
隻腕軸とし
独楽の如くに体旋転すれば!

ロープの反動でコーナーへロケットのように飛んだジェイド。そのまま右腕の肩口をポスト頂部へ接地!
コーナーポストを軸に、凄まじい勢いで身体を旋回させます

なんてツッコミ甲斐のある必殺技なんだ。ただ柱のてっぺんに肩口を接地してるだけ(のせてるだけ)なのに、
まるで肩口から杭でも打ち込んだかのように、まったく重心がブレることなく綺麗に身体がブン回ってます

遠心力で身体吹っ飛ぶってば
しかしゆで御大に物理法則を説く事以上にナンセンスな事はこの世にありません。ここは黙って読むのがゆで読者の心意気
強力な回転力を帯びた身体は、弾丸のようにセイウチンに向かって弾き出されます

「竜巻の如くに飛び出すこと縦横無尽!
この時左手右脚を以って左脚しならせ回転すれば
左脚鋼鉄の鎌となる!」

左手で足首を掴み、右脚で上から踏みつけることによって膝関節が逆に反る左脚。痛そうね
その反った左脚が、
見る見る鋼鉄の巨大鎌へと変質していく!発動成功です
「敵の懐に深く入り・・・・
肉斬り!骨を断つーっ!」

「セイウチン用心しろーっ!」
「グッ・・・グロローッ!!!」

危険を察したネプチューンマンが叫ぶがもう遅い。既にセイウチンは死神の鎌の射程圏内!

「ブロッケンの帰還!!」
絶・天狼抜刀牙炸裂!胸板を深々と切り裂かれ、鮮血を撒き散らしてダウンするセイウチン
見事ぶっつけ本番で新必殺技を発動してみせたジェイド!しかしまた随分とネーミングがあれな技だな





ベル赤を失って弱体化したはずのジェイドの、まさかの超絶必殺技。予想外の出来事にスカーは呆然と立ち尽くします
その点、完璧超人ネプチューンマンは相棒が血ぃ噴出して倒れても意識を抜いたりしません
ぼーっとしてるスカーの隙をついて背後から襲い掛かります・・・・・が!
「そうはいかねえぜネプチューンマン!リャシャアーッ!」
いちはやくネプチューンマンの動きに感づいたジェイドが、疾風のようなローリングソバットでこれをカット!
「ジェイド・・・!トアアーッ!!」
この援護を受けて我に返ったスカーが豪快な開脚スープレックスでネプチューンマンをマットに沈める!
この試合初めて見せたトリニティーズの連係プレイに、会場も俄然沸きあがります
「わかったろ!タッグってやつは2人の連携がなければ勝てねえんだよ!
今はともかくイクスパンションズ打倒の為に試合に集中しよう
この闘いに勝ったらその先は俺とのタッグを解消してもかまわねえ!
だがこの試合はスーパートリニティーズとして闘ってくれ!」

「ア・・・アア〜ッ」
ジェイドの熱い説得に心揺り動かされたスカー。その狂乱の仮面が解除されて・・・・?
はたしてトリニティーズはイクスパンションズ打倒のため
『磐石の絆』を築けるのか?
次号へ続く!


復活のトリニティーズ

「次の2回戦では俺をクビにしてもいい!だがこの試合だけは
是が非でもお前と一緒に勝利したいんだーっ!」
「お・・・俺はお前のことをさんざん弱小超人だと罵倒したんだぞ」
「フッ。口が悪いのはオメーの売りじゃねえか」
新必殺技「ブロッケンの帰還」に覚醒し、以前にも増した強さを取り戻したジェイドはスカーに協力して戦うよう改めて説得
しかも新技の強さに増長することもなく、極めて低姿勢での申し入れ。すごい腰の低い男です
妙に口説き文句がホモっぽいのがナンですが。この誠意溢れる説得が通じたのか、スカーの狂乱の仮面が解除されていく
ネプチューンマンのドロップキックを受け止め、そのまま後方のジェイドへ投げっぱなすスカー!
「わかったぜジェイド!今だけはお前とのタッグを受けてやる!」

「ス、スカー今なんて言った?」
「俺が段取りしたこの連携、失敗しやがったら承知しねえぞ!」
スカーの返答に超嬉しそうな表情を見せるジェイド。やはりコイツはホモに違いない
かくして見事な連携スープレックスが炸裂。スーパートリニティーズは紆余曲折を経てチームプレイを取り戻すのでした

「スカー!」
「おいおいタッグパートナークビの憂き目を見ようとしてるのに
よくそんな無邪気でいられるものだな」

内心はジェイドに感謝しつつも、イヤミったらしい憎まれ口は直さないスカー。まったく素直じゃありません
「いいさこの闘いに勝利できれば!」
ジェイド、スカーのこと好きすぎ。なんだこの爽やかモーホーは

『ジェ・・・ジェイド』
スカーはスカーでどう見てもツンデレです。コイツ等ホモカップリング確定





怒涛の連携でネプチューンマンを追い込むトリニティーズですが、なにせタフさにかけては類を見ないネプチューンマン
着々とダメージは蓄積されているものの完璧超人のプライドか、意地でもダウンしない
そうこうしているうちにブロッケンの帰還で胸板に深手を負ったセイウチンも、ダラダラと血を流しながら起き上がります
また、今現在こそ攻勢ですが前回まで大きなダメージを受けていたスカーとジェイドも体力は既に限界に近く、
リング上の4人全員が満身創痍という様相
このまま消耗戦になるとどんな泥試合になるかわかりません。トリニティーズは意を決して勝負に出ます

「ス、スカーよ。いよいよあれを試す時だな・・・」
「あれか。フッ・・・今の俺達が上手く呼吸を合わせられるかわからねえがな」

「トリニティーズ唯一無二のフェイバリットツープラトン!
本来はベルリンの赤い雨で発動させる技だが!ここは新必殺技でいくぜーっ!」
空高く舞い上がったスカーのスワロウテールに向け、「ブロッケンの帰還」で発生した紅蓮の炎を送るジェイド
ジェイドからスカーへ送られた炎は
スワロウテールを灼熱の刃と化した!
廃ビルをも真っ二つに切り裂く脅威の超必殺技!

「レッド・レイン・テイルーッ!」

えー、以前もツッコミを入れましたが単にスワロウテール燃やしただけの技です
まぁ刃が燃えることによって若干攻撃力が増していると思われるので、トッコーアタックよりはずっと意味のある技なんですが
合体技として成立していたアドレナリンブリッジと比べると、
しょうもない技に見えてしまうのは仕方のないところ
スカーは「呼吸を合わせられるかどうか」と言ってましたが。見ての通り一旦スワロウテールが炎を纏ってしまえば
そこからは完全に
スカーの単独アタックなので「呼吸合わせる」瞬間がドコにあるのかわかりません
あらゆる意味でゆでテイスト全開の必殺技!果たしてその紅蓮の刃はネプチューンマンに届くのかーッ!?ずがーん!





端っこにギリギリ命中
必死に逃げたネプチューンマンの背中の端っこから脇腹にかけて貫通。致命傷ではありませんが結構痛そうです
ていうか
この人、昔「完璧超人は絶対敵に背を見せないから、背中に傷がない」って自慢してたハズですが
思いっきり背中見せて無様に逃げてました。流石はゆで御大

クリーンヒットではありませんでしたが命中は命中。スカーはたしかな勝利への手応えを感じるのですが・・・
「ククク す・・数回しかリハーサルしてない割にはうまくいった!・・・な!?」
次の瞬間、なぜかその表情が勝利の笑みから驚愕に変わったではないか。いったいスカーは何を見たのか?

「セイウチンよ!これ以上お前を暴れさせはしないぜ〜っ!
ブロッケンの帰還〜〜ッ!!」

スカーとネプチューンマンの激突が謎の展開を見せていた頃、ジェイドはセイウチンの前に立ちはだかっていた
これでトドメだ!とばかりにブロッケンの帰還を見舞うジェイド。しかしその時、セイウチンの姿に変化が現れた
逆立っていたドレッドヘアがしんなりと倒れ、長く伸びていた牙がするすると短くなっていく
「ジェイド〜ッい・・・いてえよ〜っ」
「あ・・・ああ!」
昔の優しい風貌に戻ったセイウチンが切実に痛みを訴えると、思わず技を急停止させてしまうジェイド
コイツは本当に甘蔵です
「ああ!」じゃねえよバカタレ。前にもセイウチンに演技で騙されてるのに、まるでその教訓が活かされてません

「ジェイド〜ッいくんだ〜っ!」
「ワア・・・!」
「は、腹からいっぱい血が出てるだ〜っ
か・・・介抱してくれ〜っジェイド〜っ」

「騙されずに倒せ!」と必死にアドバイスするスカーですが、もうジェイドの耳には入ってません
ダメだこりゃ(いかりや風に)

とりあえずトリニティーズの敗北は今週で確定しました
先にフェイバリットツープラトン仕掛けちゃったもんなぁ。それで敵方はまだ両方とも健在だし・・・
これによって”後出し側”である、イクスパンションズのフェイバリットツープラトンで決着がつくのは間違いありません
オプティカルクロスボンバーはジェイドを狙うんだけど、スカーがこれを庇って1人顔の皮剥がされるって展開かなあ
次号へ続く!


スカー散華

「このままじゃあ死んじまうだぁ〜。お願いだぁジェイド〜っ医者に連れてってくれ〜っ」
「セ・・・セイウチン!」

まさにあと一押し。このままブロッケンの帰還でセイウチンをぶった斬ればトリニティーズの勝利は確実だというのに
この期に及んで技をストップしてしまった甘蔵ジェイド。あまつさえ左脚の刃の変化さえ解除してしまいます
次の瞬間「アホめ!」とばかりに牙を剥いてジェイドに跳びかかるセイウチン。そのまま左脚に思いっきり噛み付いた!
「グロラァーッッ!!」
「グワァーッッ!」
「グハハやりおるセイウチン!無意識のうちに擬態を使ってジェイドを惑わすとはな」
当然ながら一瞬見せたセイウチンの沈静化は演技。ジェイドはよりにもよってこの大事な場面で性懲りもなく騙されたのだ
脇腹あたりをスワロウテールで貫かれていたネプチューンマンも、まるでダメージなどないかのように復活
こちらもまた、ダメージを負っているかのように見せかけていた演技だったのだ。先週スカーが気付いた異変はこれだったのか
「チィ・・・せっかく凶獣コンビをあと一歩まで追い込んだってのに・・・
また土壇場でその優しさとバカ正直さが足を引っ張りやがった・・・
もう二度とジェイド・・・
てめえのことは・・・し・・・知ら・・・ねえ!」

千載一偶のチャンスをむざむざ潰したジェイドのボンクラさ加減
へっぽこ相棒のせいで最後の勝機を失ったスカーは、絶望的な喪失感とともにマットに倒れこんでしまう





相棒スカーが倒れ、ついに完全孤立してしまった甘蔵をイクスパンションズ恐怖のツープラトンが襲う
懐かしのマスク・ジ・エンド炸裂!

本来はマスクをリンゴの皮のように削り取る技ですが、素顔のジェイドの目の辺りをガリガリと集中攻撃
その結果・・・
「ああ〜っみ・・・見えない・・・目が見えない〜っ!」

甘蔵失明!!
光を失ってもドラゴン紫龍くらい落ち着いてれば戦える術もありそうですが(アイツの動じなさはちょと異常)


完全にテンパって
奇声を発しながら闇雲にパンチを繰り出すことしかできないジェイド
まるでどうしようもありません。ウロア〜

そんな醜態を晒すジェイドにいよいよトドメを見舞おうとするイクスパンションズ。当然フィニッシュ技はこれ以外ありません
「オプティカル・ファイバー・クロスボンバーッ!」

凄まじい閃光を発し、巨漢超人2人が猛スピードでターゲットを挟み込むド迫力!ジェイド絶体絶命!
だがその時、盲目のジェイドを突き飛ばして
何者かが猛然と光の中に飛び込んだ!
”ゴガァアアン!!!!”
炸裂!オプティカル・クロスボンバー!
謎の乱入者の助けによって難を免れたジェイド。次第に視力が戻ってきた彼の、視界に飛び込んできた光景は・・・






ジェイドの身代わりとなってクロスボンバーを浴びた”相棒”の姿であった

「ス・・・スカーおまえ・・・」
「ど・・・どこまでも世話焼かせやがって・・・この弱小超人め
俺は悪行超人時代『自分以外を信じるな』『疑え裏切れ例え仲間であっても』と
徹底的に叩き込まれたんだぜ・・・そ、それなのに・・・
いつのまにかお前の変なクセが・・・う、染っちまって
こ、こんな悪行超人にあるまじき行動をしちまった・・・どうしてくれんだ・・・
お、お前なんかに会ってしまったがために・・・よ・・・
も・・・もうおめーなんかとは金輪際組まねえ・・・」

なんという予想通りの展開。しかしそれだけに泣ける
トロフィー球根によって悪の血が甦ったスカーであったが、ジェイドの一途な友情によって土壇場で正義の魂が再燃
己が身を呈して、友の窮地を救ったのである
「お前のせいでこうなった。もうお前とは組まない」というスカーの言葉を、真面目なジェイドは真に受けてしまいますが・・・
そんなしょぼくれジェイドの姿を見て、「まったく最後まで世話の焼けるやつだ」とばかりにスカーが最後の言葉を添えます
「ウソだよ・・・

つ、次またタッグトーナメントがあった時は絶対に組もう
こ・・・今度は真の正義超人同士として」

「ま・・・また俺と組んでくれるのか?」

泣かすぜスカー!!(号泣)
飛爺隊特攻に次ぐ、今シリーズ屈指の名場面です。しかしスカーはジェイドの問いに返す言葉なく―
「ン・・・ウグググゥーッ!!」
「グフフフ・・・新世代超人の巨星ここにひとつ墜つ・・・か
これで俺のコレクションがまたひとつ増えるわ」

断末魔とともに、その端整なマスクはベリベリと音を立てて剥がされていった

飛び散る鮮血。響き渡るジェイドの絶叫
狂乱の仮面の下に熱き正義の心を持つ男
スカーフェイス散る!
許すまじイクスパンションズ!次号、たった独りのジェイド怒りの反撃!見逃すな!


最後の一矢

「スカァアア〜〜ッッ!!」
相棒スカーフェイスは顔を剥がされKO。自身は視力を奪われ、ダウン寸前の大ダメージを負ったジェイド
もはやスーパートリニティーズの敗北は確定したも同然ですが・・・・
「ジェイド油断するなーっ!
究極の超人タッグルールではチームの2人ともがKOかギブアップするまでは負けにならない!
お前が戦い続ける限り
まだスーパートリニティーズは生きてるんだぞ!」

客席から飛んできた万太郎の声に我に、ハッと帰るジェイド。そう、まだ試合は終わっていない
「そ、そうだ・・・俺は悲しんでばかりはいられない・・・・せ・・・正義超人とは・・・」

汗の一滴 血の一滴まで
残らず振り絞り闘う男のこと!

「スカーよ・・・お前の意思は俺が受け継いだ・・・・こ・・・今度は・・・
俺がひとりトリニティーズとして闘ってやる〜っ!」
師匠の教えが鮮明に甦り、朽ち果てようとしていたジェイドの身体に最後の炎が灯る。熱いぜゲルマン師弟!





しかしそんなジェイドを嘲るかのように。彼の懐からヒラリと舞い落ちた写真を思いっきり踏みつけるネプチューンマン
「こんなものいつまでも持っているから正義超人は弱小だと言われるんだーっ!」

「て・・・てめえは絶対に許さねえ〜っ!」
何をするだァー!許さんッ!ネプチューンマンの非道にジェイドの怒りは臨界突破
ブンブン腕を振り回しながらイクスパンションズに特攻しますが、めくらめっぽうの攻撃はやはり当たりません
「グハハハ!こいつは赤子を相手にするより楽でいいわ!」
怒りの鉄拳はことごとく空を切り、憎たらしいネプチューンマンの攻撃がジェイドをマットに沈めます

しかし
だがしかし男は再び立ち上がる。このままでは終らない。終われない
師匠の教えを守るために。自分を庇って散った友の思いに応えるために

「お・・・俺の覚悟を・・・あ・・・甘く見てもらっちゃあ困る・・・見せてやるぜーっ!
最後の汗の一滴血の一滴まで振り絞るファイトを!」
叫ぶや否や両目を完全に閉じてしまうジェイド。おおこれは
「見えない目で見ようとするからいけないんだ・・・他の感覚を研ぎ澄ませれば・・・!
心眼キター!
右腕を縛りつけ、雄叫びとともにコーナポストへ。ジェイドの狙いはただひとつ。全身全霊を込めたブロッケンの帰還での一撃必殺
ターゲットはチームリーダー・ネプチューンマン!
「匂う・・・匂うぞ・・・水牛の皮と・・・血で少し錆びた鉄鋲の匂い!
見えた!そこかネプチューンマンーッ!」

最後の力を振り絞ったワンチャンスの特攻。かの1200万パワースクリュードライバーを髣髴とさせる熱い演出です
ジェイドの意地を賭けた一撃は
果たしてネプチューンマンに届くのか!?











ダメだったァー!!!(号泣)
ネプチューンマンのカウンターの掌底がジェイドを迎撃!気迫の刃は僅かに狙いを外れ、標的を捉えるに至りませんでした

「オ・・・俺の覚悟の一撃・・・・残念ながら・・・わ・・・僅かに外れた・・・ゴホッ!」
精根尽き果て、ゆっくりと崩れ落ちるジェイド。しかしその時、ネプチューンマンの身体もグラリとよろめいた
バラバラと音を立てて、何やらリングの上に落ちた物体はいったい・・・うお?
「ああ〜っ!ネプチューンマンのベストの鉄鋲が切断された〜っ!」
「王子やロビンマスクなど、名だたるレジェンドをもってしても折る事ができなかったのに!」
「チィ・・・お、俺としたことがとんだ油断を・・・!」
ジェイドの執念といったところか。狙いを外れたブロッケンの帰還は、ネプチューンマンのベストのトゲトゲを切断していたのだ
このへんも演出も、バッファローマンの角を折った1200万パワースクリュードライバーに大変酷似しています
後の万太郎VSネプチューンマンの試合で、このトゲが切断されていた為に命を救われるシーンがあったら完璧だな

ともあれこれでこの試合も勝敗は決したか。ジェイドにトドメを刺そうと近づくイクスパンションズ
だがその時。もはや指一本さえ動かせないほど疲労困憊のジェイドのポケットから、またもや何か紙切れがヒラリと舞い落ちた
「ん〜?甘ちゃんジェイドのことだ。また師匠の写真か?」
ネプチューンマンとセイウチンが紙切れを覗き込む。瞬間、セイウチンの表情がこわばった
「セ・・・セイウチン・・・それ大事なものなんだろう・・・?早く渡そうと思っていたんだが・・・」











セイちゃん
みなさんに迷惑かけねように頑張ってくるだ
二十世紀で風邪ひがねように おがあ

アンちゃんがんばって
ケビンさんたすけてあげてね ドロシー

なんでジェイドがこの手紙を持ってたのかとか、経緯はどうでもいいです
こんな最終兵器あるなら最初から出せよ!
母妹からの手紙を前に、セイウチンの心情に何か変化は見られるのか?続きが気になる次号へ続く!


決着。一回戦全試合

ジェイドの懐から舞い落ちたのは、セイウチンが20世紀に来る際、大事に持ってきた家族からの手紙
なぜこんな物をジェイドが持っていたのでしょうか

「そ、そのお母さんと妹からの手紙は・・・大事な宝物でありお守りなんだろ
この20世紀にやってきたばかりの夜、みんなで焼肉を食べに行ったろう?
あの時お前がそいつを落としたんだ
その後俺とお前はそれぞれタッグを結成し、ずっと渡しそびれていたんだが
お前達のチームと対戦することが決まって・・・今度こそ返せる思って・・・
も・・・持ってきたわけだ・・・
ゴホッ!ゴホッ!
し・・・しかしまさか・・・こんなシチュエーションで渡すことになるとはな・・・」

なんでそんなにボンクラなんだジェイド
「ゴホゴホッ」じゃないよお前。そんなモン試合前に渡しとけばよかったのに
そしたら少なからずセイウチンの残虐ぶりにも抑制がかかったろうにな。コイツいちいち甘っちょろすぎる
まぁ愚直なほど真面目なヤツだから、策略みたいな方法でセイウチンの力を弱めるのを嫌ったのかもしれませんが

「ど・・・どんなに残虐な悪行超人になろうとも・・・
オメーを産んでくれた母のこと・・・可愛い妹のことは忘れるな・・・
り、両親のいない俺には・・・羨ましいことだ」

そのくせこの土壇場でお涙頂戴な説得はきっちり試みるという・・・バカなんだか腹黒いんだか
「何をやってるセイウチン!早く構えんか!」
「セ・・・セイウチン・・・!」

しかしそんなジェイドの目論見もなんのその。ネプチューンマンの怒号ひとつでクロスボンバーの体勢に入るセイウチン
もはや指先一つ動かせないジェイドはまな板の上の鯉。このまま顔を剥がされるのを待つしかありません
「セイウチン!いつもは俺が前でトドメをさしているが
ジェイドに関してはおまえがやれ!」
更に今回に限り、クロスボンバー顔剥ぎの肝、前面担当をセイウチンに任すネプチューンマン。なんという性格の悪さか
哀れジェイドはあれほど説得を試みたセイウチンの手で、その端整なマスクを剥ぎ取られてしまうのか?





「が・・・頑張った・・・汗の・・・血の・・・最後の一滴まで振り絞った・・・
そ・・・それができたのはスカー・・・お・・・おまえのおかげ・・・
レ・・・師匠・・・あなたの言葉は本当だった・・・

”2人というのはいいものだ
楽しいときは2倍楽しめる
悲しいときは半分で済む”」

死を覚悟して、スカーとの思い出が走馬灯のようにジェイドの脳裏を巡る
タッグ結成、血の滲むような特訓、仲違い、和解・・・そして自分を庇って倒れた最後の姿
1人では自分は闘えなかった。スカーという相棒がいたから最後の最後まで闘えたのだと
この絶体絶命の窮地にありながら、ジェイドの心は爽やかに澄み渡り、穏やかだった

「セイウチン・・・お母さんと妹を・・・大切にな・・・」

もはや聖人か。まさに顔を剥がれる寸前というこの期に及んで尚、セイウチンを気遣うジェイド
その無限の慈悲が残虐超人・セイウチンの心に僅かな穴を穿ったのを、万太郎は見逃さなかった

ズガァアアアアアアアン!
炸裂!オプティカル・クロスボンバー!
むーざんむーざん。チェックメイト・火の玉飛爺・スカーに続き、新世代超人5人目の顔剥ぎ犠牲者が・・・
と、思いきや。クロスボンバーの手応えにネプチューンマンが不満の表情を露にしたではないか

剥がれかけた皮膚はアゴの辺りでピタリと停止。ヘルメットだけが吹き飛びます
本人が意識したのか、はたまた無意識だったのかはわからない。だが・・・
セイウチンはジェイドに対するトドメに手加減を加えたのだ

”カンカンカンカンカンカン!!”
ここで打ち鳴らされる試合終了のゴング。一回戦Bブロック第2試合はヘル・イクスパンションズの勝利に
途中までは「トリニティーズの勝ちもあるか?」と読者に思わせた展開でしたが、やはり大方の予想は覆りませんでした
「グフフ。デビュー戦にしてはよくやったぜセイウチン・・・しかし
まだ前をやらせるのは早かったようだ・・・」

笑顔でポンポンと叩いたセイウチンの肩に、思いっきり指を突き立てるネプチューンマン
ジェイドに手加減したことに対する戒めです。これに対してセイウチンは表情を変えずに「グロロ」と唸るだけ・・・
果たして今の彼の胸中は?





担架に乗せられ、花道を退場する敗者・トリニティーズ。万太郎達が付き添います
リングに落ちていたブロッケン師匠の写真を拾い、ジェイドに持たせてやるカオス

「なんだよスーパートリニティーズってのは・・・スカーとジェイドって
でかい口を叩いた割には2人ともやられちまって
ダセーよな」

「そうよね。ニュージェネレーションってとんだ食わせ者の集まりなんじゃないの?」

「何い・・・おまえらーっ!」
観客の心無い言葉に思わず激昂するカオス。目に涙を浮かべ拳を振り上げますが、その腕を万太郎がガッシと掴みます

「観客の言うことなどいちいち気にするな。カオス、お前は見たろ
ジェイドとスカーの
血と汗最後の一滴まで振り絞るファイトを」
「あぁ、見た!
強力になった21世紀ネプチューンマンと凶獣セイウチンを相手にも怯む事無く
ついにあと1歩まで追い込む凄まじい試合だった!」

珍しくマジモード全開の万太郎。チームリーダーらしい含蓄のある言葉でカオスを諌め、尚且つ奮い立たせます
ここまでヘタレっぷりが目立っていたカオスもその言葉に深く頷き、湧き上がる怒りを熱き闘志へと変える
「今は誰にも評価されなくとも・・・
未来の世で必ずや今日の2人の試合は歴史に燦然と輝くものとなっているはずだ!

それを確固たるものにするためにもボク達がこのトーナメントで頑張り・・・
歪められようとしている歴史を正常なものとするんだ!」
スカー&ジェイドの魂は万太郎&カオスへと引き継がれた!かくしてトーナメント一回戦は全試合終了
次号、いよいよ2回戦。
くるか?対戦組み合わせシャッフル!注目だぜ


意志力の抽選会

究極の超人タッグもようやく一回戦全試合が終了。そしてやはり2回戦の組み合わせはトーナメント通りではなく
完全シャッフルされて新たなカードを編成することに
しかもその抽選方法はクジ引き等ではなく、各チームの自由意志で番号順にボックスを選ぶという画期的なものだった

強敵を避けるのも、因縁の敵を早々に潰すのも各チームの意向次第。これは面白い組み合わせが見れそうです


抽選番号1番を引いたマシンガンズは、ディフェンディングチャンピオンらしく1番左端のボックスを選択
この強豪チームの相手はどこも避けると思われましたが、抽選番号2番を引いた
絨毯爆撃隊がいきなり突っ込む!
「俺達の存在を世間に知らしめる為にはよほどインパクトのあるヤツを殺らねえと」
「それにはやはりトップを倒すのが効果的だ」

2回戦 Aブロック第1試合
ザ・マシンガンズ VS カーペット・ボミングス
カーペットボミングスは元々のチーム名を「トルメンター(暴風雨)ズ」といい、宇宙超人タッグの予選も通過していた実力派
しかしその試合で敵チームのセコンドを殺害して服役した為、本戦大会には出場していなかった悪行超人なのである
ていうか
やられ決定なのでそんな設定はどうでもいいんですけど!
それにしてもいきなり意外。全国読者の大方がヌーボーの相手になるだろうと予測していた絨毯爆撃がここで使われました
これによってマシンガンズの準決勝進出は100%確定、同時にヌーボーの対戦相手予想にワクワクドキドキです





抽選番号3を引いた時間超人。コイツらの入る場所が勝ち上がり予想において最も重要なファクターになります。さて・・・
「俺達の目的はレジェンドとニュージェネレーション全ての正義超人の抹殺
狙い通り、残ったメンバーのほとんどが正義超人。従ってどこと当たろうが構やしねえ」
「ここで俺達に挑んでくる命知らずのチームをゆっくり待たせてもらうことにするぜ」
余裕綽々で6番のボックスへ。果たして彼等とぶつかるチームはどこになるのか

「ええいはよう入らんか〜っ!失格にするぞ〜っ!」
「ひえー入りたくないよ〜っ!殺されちゃうよ〜っ!」
抽選番号4、マッスルブラザーズ・ヌーボーは委員長にブン投げられて無理矢理4番のボックスへ
前々回、トリニティーズの散り様に一念発起したハズだったのにわずか一週でいつも通りのコイツ等・・・読者もガックリです

抽選番号5番、ヘル・イクスパンションズ。時間超人に次いで勝ちあがり予想の大きなファクターとなるチーム
いきなりその時間超人と火花を散らして睨みあい、一触即発という空気になりかけますが・・・
「グフフフ・・・お前らと激突すれば、間違いなく俺達イクスパンションズが勝つだろう
しかし無傷では済まされず、準決勝・決勝の戦いに大きな影響をおよぼす事は間違いない」

「ジョワジョワその考えには同感。ただし勝つのは俺達世界五大厄だがな」
「俺達がここで潰し合えば喜ぶのは正義超人ばかり。なんの得もねえ」

「ならばもっと上で会おうや」
当然ながら悪行超人はバカではありません。互いの実力を高く評価した2チームはここでの激突を回避

「フッ。キン肉スグルの息子の覆面はコレクションとして最高だがな・・・
まだそっちのガキが弱すぎて手ごたえがなさすぎる
まだ伸び代はあるようだからもう少し太らせてから食ってやる」


ならば最も弱そうなヌーボーを選択するかと思いきや、勇次郎のような理由でこれも回避
結局イクスパンションズは
8番のボックスへ入り、時間超人と同じように向かってくる相手を迎え撃つことに





そして抽選番号6番、ヘルズベア1号2号。残りボックスは3・5・7・・・ここからはどれを選んでもカード成立になります
果たしてウォーズマンが選ぶ相手は?ってうおー!?

2回戦 Bブロック第2試合
ヘルズベア1号2号 VS ヘル・イクスパンションズ
ぬおーこれ予想難しいなオイ。基本的にはイクスパンションズの勝ちが濃厚のような気がしますが
やはり気になるのは
マイケルの中身。その正体如何ではヘルズベアの勝利も十分に考えられます
今週号はここで引きですが、抽選番号7番アドレナリンズが五大厄と闘う5番を選ぶだろうことは疑う余地がありません
すると最後に残った2000万パワーズはヌーボーと激突ということに。
チクショウなんて憎い展開だ。ゆで御大やるな
万太郎VSラーメンマンの師弟対決じゃないか!俺的には2回戦で一番の注目だ

更に言えば、2回戦以降シャッフルが無いと仮定した場合
準決勝第1試合はヌーボーVSマシンガンズという夢の父子対決が実現。第2は時間超人VSイクスパンションズ(もしくはクマ)
という面白い組み合わせに
外道に堕ちたセイウチンを元に戻さなければならない関係上、「イクスパンションズはヌーボーが倒さなきゃならないハズ」
という固定観念がどうしても読者の頭にあったワケですが。冷静に考えてみたら
ゆで御大の事だからそんなの深く考えてないかもしれません
面白くなってきた究極の超人タッグ第2試合!早く試合を始めてほしい次号へ続く!


2回戦全カード決定

「再び俺に勝負を挑むとは・・・よくよく勇気があるか、底抜けのバカかどっちかだな
先の宇宙超人タッグではお前はこの左腕によってマスクと生命を奪われてるんだぜ?」
「フ・・・俺をあの時のウォーズマンだと思ったら痛い目に遭うぜ」
「・・・!? そのどっしりとした風格、落ち着き払った佇まい・・・なるほどそうか
お前も俺と同じく時を遡って・・・クハハハ!こいつはいい!」

イクスパンションズ対ヘルズベア!マニア読者の予想をも絞らせない好カードとなった2回戦第4試合
ネプチューンマンは先日自分が倒したばかりのウォーズマンの正体を、自分と同じく34年後からやってきたとすぐに見抜きます
このカードの実現は、「マイケルの中身がイクスパンションズに関係する人物」であるからであろう、という考え方もできますが
「ネプチューンマンの暴走を止めるのは、同じく未来からやってきた自分の仕事である」とウォーズマンが判断したせいかもしれません
「しかしウォーズマンよ。いかにお前が経験豊富な超人になったとはいえ
タッグパートナーがクマのヌイグルミたぁ、少し俺達をナメてねえか?」

ウォーズマンの実力を評価しつつも、どこの馬の骨ともワカらぬ相方のヌイグルミ超人を小馬鹿にするネプチューンマン
するとマイケルの「中身」が
ブムューブムューという奇妙な擬音を立てて蠢きます

素でキモイぞ!
まったく全然ラブリーじゃないよこのクマ!
肩の辺りが激しく隆起している為、一応「肩部に何か特徴のある超人ではないか?」などという推察もできるのですが
御大は別にそんなの考えてないと思います。筋肉隆起なんてセイウチンもしたしな
まぁここまでの演出を打たれた以上、彼の正体がイクスパンションズに関係しているであれ、していないであれ
肉読者がよく知る大物超人であろうということだけは疑う余地がありません
2回戦も最後の試合になってから新キャラを出されても話が混乱するだけだし。「新キャラ説」はまず在り得ないでしょう




「フン!私達の知っているウォーズマンはヘルミッショネルズとの死闘において名誉の死を遂げたんだ!
そのウォーズマンが生き返るなんてあるハズがなかろう!
お前も未来からやって来たと言いたいんだろうが・・・そんなのはみんなの目をたぶらかす為の茶番だ!
本当はお前達全員の狙いは私達正義超人にあるんだろう!」

・・・もういい

喋るな死ね
はんぺら再三言ってますが。このシリーズで最も腹立つキャラは時間超人でもイクスパンションズでもなくスグル
まがりなりにもこの漫画は「キン肉マンU世」ですよ!
作品的にどうなのよバカ父
まくしたてるスグルの後ろで、テリーが「コイツバカだな」といった哀れみに近い視線を投げかけているのがなんともはや
既にレジェンドは
ロビン・テリー・ブロッケンJr・ジェロニモが新世代超人達のことを認知
あとはこのバカマンと2000万パワーズのみ。その2000万パワーズも、どちらかと言えば好意的な印象がありますし・・・
『抽選番号7番。2000万パワーズ』
何ィー!?これは予想外。7番を引いていたのはアドレナリンズじゃなくて2000万パワーズのほうか
これだと2000万パワーズVSヌーボーという先週の予想が外れてしまう可能性も・・・・ってスタスタ五大厄を素通り!
悲鳴を上げる万太郎とカオスの隣のボックスへとイン!
「ヒャアア〜ッ!なにしてるの〜!?アンタ達の相手はあっちだよ〜!」
「このタッグにおいて悪の根源は時間超人や完璧超人と言い張り
自分達こそ真の正義と錦の御旗を掲げてやがる輩・・・」

「俺達もキン肉マンと同じく どうもお前ら
ニュージェネレーションが一番怪しく見えてしょうがねえ」

2回同じネタで突っ込ませてもらう
ま、2000万パワーズはヌーヴォーの一回戦を観戦して感心してましたし
この台詞はおそらく演技で、本心は彼等の実力を自分達で計るため、ひいてはその真偽を確かめるためと言ったところでしょう
というかバッファローマンはともかく
ラーメンマンがここまでアホだったらファンが泣くぞ
2回戦Aブロック第2試合
マッスルブラザーズ・ヌーヴォー VS 2000万パワーズ
師弟対決実現!万太郎は若き日の師匠・ラーメンマンから何かを学び取ることができるのか?





「ケビン・・・」

「ジョワジョワ。悪魔の導きか天の采配ってところだな」
そして自動的に最後のカードが決定。奇しくもアドレナリンズは意中の相手、五大厄との激突に
あぁそうか。2000万パワーズはロビンの意を汲んで、五大厄を彼等のために残したのかもしれないな
2回戦Bブロック第1試合
ジ・アドレナリンズ VS 世界五大厄!

ついに2回戦全カードが決定
前回も述べましたが、「2回戦以降シャッフルはない」と仮定した場合
夢の師弟対決に続き、
ヌーヴォーVSマシンガンズ夢の親子対決が実現
そして準決勝第2試合予想。間違いなく勝つであろう時間超人に対し、イクスパンションズVSクマが不確定なワケですが
悪役同士で激突してもしょうがないと考えると、勝つ可能性が高いのはヘルズベアという事に
しかしなにせゆで御大のこと。2回戦終了後のシャッフルも
普通にやりそうなので、こんな展開予想はナンセンスというものか
ともあれ試合開始が待ち遠しい2回戦。
次号へ続く!でも始まるまで数週は無駄な話を挟んでくるんだろうなぁ・・・



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