落とした先週分と今週分をまとめてやっつけ更新
カオスの謎
ついに鳴らされた運命のゴング。2000万パワーズ先発バッファローマンに対し、ヌーヴォーはカオスが自ら先発直訴
当然というかなんと言うか、正義超人の中でも最強パワーを誇るバッファローマンの前にカオスはなす術なし
いいようにボコられ試合開始早々グロッキーに追い込まれます。が・・・・
間引きバトルロイヤルで見せた覚醒キター!
ネプチューンマンのアイアンクローをパワーではずし、オリジナルの連携ジャーマンでこれをマットに沈めたあの変身
そういやカーペンターズとの戦いでは最後までこの覚醒状態にはならなかったな。頭領結構強かったのに・・・
バッファローマンの16文キックをかわしたカオスはそのまま軸足を掴み、スピードに乗った巻き投げで巨体をマットに転がす!
「あの泣き虫毛虫がバッファローマンを投げた!?」
「なにあれ?見たことのない技だ!」
更に立ち上がろうとしたバッファローマンの下に自ら潜り込み、腕を極めて再び前方へ崩すとスリーパーホールド!
まるで豹変したかのような華麗なテクニックでバッファローマンを圧倒するカオスに、万太郎とミートも驚きを隠せない
「これはおそらく21世紀の技に違いないと思いますが・・・
20世紀に生きる人間のカオスがなぜ?」
ミート曰く、カオスのテクニックは21世紀の超人レスリングの物だと言う
カオスが時間超人であろうことは頭の鍵穴でもはや明白ですが、どうやら元々は21世紀に居たみたい
21世紀でカオスの村を襲った悪行超人達は何者なのか?なぜ幼いカオスは20世紀へと逃げてきたのか?
ここらへんが今シリーズの最大の謎”間隙の救世主”とカオスの正体を結ぶ最大の焦点になりそうです
「そろそろ俺にも暴れさせろバッファローマン」
若造にいいように攻められたバッファローマンは怒りに燃えて反撃に移ろうとしますが、ここでモンゴルマンがリングイン
まずは挨拶代わりとばかりに、いきなり18番のレッグウリアッ上を叩き込みます
しかし高熱金網に激突寸前、グルリと身体を回転させて着地を決めるカオス。覚醒した彼はいつもと一味違います
「覚悟を決めた男がここで倒れるわけにはいかない!」
覚醒のカオス、2000万パワーズを相手に互角の立ち回り!
なかなか熱い展開で今週号へ続く!
『な・・・泣きたいくらい身体中が痛いのに・・・なぜか力が自然に湧いてくる!』
というわけで今週号。一回戦とあまりにも違う戦いぶりに、会場の誰よりも驚いているのは他ならぬカオス本人であった
セコンドのミートはそんなカオスの成長に喜び、激励し、更に背中を押す
「当然です!一回戦とは違って、今は
沢山の愛する人や仲間達があなたを応援しているんですから!」
「グレートすげえーっ!いつからそんな根性がついたんだい〜?」
「そらそうさな!なにせ俺達が朝まで特訓に付き合ったんだ!負けやがったら承知しねえぞ!」
観客席を見回せば、そこにはガキんちょハウスの家族達、超人ショーの仲間達が自分のために熱い声援を
その応援のひとつひとつが、受けたダメージの痛みを消し、反撃する力を生み出していることを実感するカオス
『も・・・もしかして・・・正義超人達が精根尽き果てるまで敵やられても
何度も立ち上がってくるの摩訶不思議パワーはこれなのかも・・・・?
これが・・・友情パワー!?』
一回戦とは明らかに何かが変わったグレートVに、ラーメンマンも興味津々。その実力を計りにきました
『グレートVよ。貴様の実力の真贋・・・この俺が確かめてやろう!』
ガガン!ってラーメンマンよえー!いきなりやられやがった!
「ヒャア〜ッ!21世紀のバリバリ最新技”シュバイン”だ!」
『またしても21世紀の技!なぜだ?なぜ・・・!?』
正義超人でNo1のテクニックを持つラーメンマンを相手に、まったくひけをとらない大健闘を見せるカオス
その原動力はやはり、この時代にまだ存在しない1世紀のテクニックの数々。ミートの頭脳が彼の正体を看破するのはいつか
一気に勝負をつけようと、ダウンしたモンゴルマンに馬乗りになるカオス。だがしかし
頭を割られて激しく流血したモンゴルマンを見るや、それが父の最期の姿とクロスオーバーしてしまう
「ウワアアアアアア〜ッ!!」
試合の最中だというのに、例の発作を起こして取り乱すカオス。せっかくのチャンスになにもできません
『こやつ一体・・・?』
突然グレートVを襲った異変に驚くモンゴルマンでしたが、真剣勝負の最中に敵を気遣う余裕などありません
反撃の頭突きをかますと、そのままダブルアームスープレックスで後方へ向けて思いっきりブン投げる!
チタアアアアアン!
じゃなくて。派手に高熱金網に激突するグレート!うぎゃー
焼肉の王子様第1の犠牲者はグレートV!!
身体の全面にこんがり網目の焼き跡をつけてダウン。このダウンを受けてのバッファローマンの台詞がアレすぎます
「フフフ・・・こりゃ皮膚の焼ける匂いだな・・・
いい香りだ〜っ」
どうみても完全に悪行超人です。ありがとうございました
ヌーヴォーが「主役」だからって、相手方の2000万パワーズを無理矢理ヒールにしようとするゆで手法。なんやねん
「未来から来たという若造どもに胸を貸してやる!」くらいの貫禄を見せて戦ってくれよ・・・ファースト世代の読者半泣きだぜ
仲間達の声援を受けなんとか立ち上がったカオスでしたが、すぐにモンゴルマンに担ぎ上げられコーナーポストへ
このまま雪崩式でキャンバスに叩きつけようというのか?否!それだけにあらず!
「ドォ〜ッドッドッドッドォ!」
ええええええええええええええええええええええええええええ
ああもう最悪や
ついに最近の超人みたいに変な掛け声まで発するようになってしまったバッファローマン。ファースト世代死亡
鉄条網の上を側転しながらカオスの抱え上げたモンゴルマンに飛びつき、2人がかりでカオスの身体をホールド!そして!
「見よ!2000万パワーズ情念のツープラトン!
20ミリオン・アバランチクラッシュ!」
”ガガァン!!”
なんとコーナポストからツープラトンの雪崩式側転投げ落し!
強力な一撃をくらって意識が吹き飛ぶカオス!このままでは失神KO必至。ここは万太郎の動きに期待したい
次号へ続く!
知られていた弱点
2000万パワーズの強烈なツープラトンでマットに沈んだグレートV
誰の目から見てもダメージは深刻ですが、万太郎は瀕死のカオスに向かってめいっぱい腕を伸ばして叫びます
「立て!グレートV!
お前、友や仲間からもらった声援や激励を無駄にするつもりか?
心いっぱいに貯まったパワーでここまで来い!」
「ま・・・万太郎・・・グゥゥ〜ッ!」
2000万パワーズ渾身の連携攻撃を受けた普通の人間。普通ならば即死してもおかしくないハズ
だが万太郎は相棒の復活を確信し、カオスもその叱咤激励に応えて再起動。死力を振り絞ってキャンバスを這う
「フン。インチキ正義超人どもが〜っ。そんなに頑張ってどうしようっていうんだ〜っ?」
「・・・バッファローよ。こやつらもしかして・・・」
想定外の根性を見せたグレートVに、2000万パワーズもちょっと驚きの反応
聡明なラーメンマンは、グレートを突き動かすパワーが正義超人の証”友情パワー”であることを感じ取りますが・・・
「モンゴル てめえ
もしかしてこいつらを未来の正義超人と認めてるんじゃあるまいな?」
バッファローマンの頭悪そうなことと言ったら!
「もんごるてめえ」とか、妙に喋りがカタコトっぽくてたまらん低脳さです。ドォ〜ドッドッドッド!
「こんなヘタレどもが正義超人のわけがねえだろーっ!」
お前の低脳さも正義超人とは思えんがな
容赦のない追撃のギロチンドロップを浴びせるバッファローマンでしたが、カオスはこれをすんでで回避してタッチ成功
「よくやったグレート!お前はボクにとって最高のパートナーだ!」
相棒の奮起にこちらもテンション高まる!マッスルブラザーズヌーヴォー・チームリーダー万太郎がリングイン!
ヌーヴォーファンの観客達が歓声を上げる中、スグルも思わず拳を握り締めて立ち上がります
ボンクラ親父ようやくツンデレ化か。海原雄山ー
万太郎の前では未だ意地を張るものの、やはり心の奥底では血の繋がりを感じているのか。元々親バカだしなぁ
『あーっと打点の高いドロップキック!グレートに続いて万太郎も絶好調だーっ!』
カオスの熱いファイトを受け取った万太郎、その気迫が乗り移ったかのような技のキレでこちらも絶好調
華麗な連続ドロップキックで2000万パワーズの2人をそれぞれ吹き飛ばします
「キン肉マンの未来の息子、キン肉万太郎か・・・フフフよく出来た話だ
もしそれが本当なら、こんなところで争わず酒でも酌み交わすところだが・・・いや
お前はまだ未成年のようだから四川名物の坦々麺をご馳走してやりたかった」
いきなり「お前が本当にキン肉マンの息子なら坦々麺をご馳走してやりたい」などとぬかすラーメンマン萌え。いい人だな
無論こんなウィットに富んだセリフも、万太郎の素性をホラ話と決めてかかっているから出る言葉であるわけですが・・・
万太郎はその言葉尻を捉え、自分が未来から来た超人であることを証明してみせます
「何を言ってるんですかラーメンマン先生
坦々麺なら21世紀にヘラクレスファクトリーで僕達生徒に何度もふるまってくれましたよ
しかも本場の汁なし坦々麺・・・とりわけラーメンマン先生は
中国山椒の花椒をたっぷり効かせたとびっきり辛いのが大好物だったんだよね」
「!?そ、そんなもの・・・・口からでまかせがたまたま当たっただけだ!
シャアア!リャトハーッ!」
得意の本場四川風坦々麺。その特徴と嗜好までズバリ言い当てられ、ラーメンマンは思わず仰天
動揺を紛らわすかのように激しい連続攻撃を叩き込みます。どうでもいいが蹴りのかけ声変すぎ。りゃとはー
「さ・・・流石ラーメンマン先生。教官時代の蹴りも凄かったけど・・・
全盛期バリバリの蹴りはやはり一味違う!」
「ぬかせーっ!まだ自分が未来から来たと言い張るかーっ!
フリャッテャーッ!回転龍尾脚ー!」
回転龍尾脚キタコレ!万太郎の言葉に動揺を隠せきれないラーメンマンは、大技でその口を黙らせようとします
それにつけてもやっぱりかけ声が変すぎる。誰かゆで御大を止めてくれふりゃってゃー!
しかし万太郎はラーメンマンの得意技を見るなり、萎縮するどころか勝機とばかりにジャンプ一番!これを迎え撃つ
「僕が21世紀から来た超人だと言うことをこれでわからせてやる!
先生はファクトリー時代、僕達生徒にふともらした事がありましたよね
現役時代は誰にも悟られないようにしていたけど、長年の蹴りの打ちすぎによって・・・
宇宙超人タッグ終了時には左側の腰を痛めていたと!」
敵を知り、己を知れば百戦危うからず!
戦いにおいて、敵の情報は勝利を得るための最も重要なファクター
万太郎のデータ一切無しの2000万パワーズに対し、「本人」から弱点まで聞いちゃってる万太郎。どちらが有利かは明白!
誰にも知られるハズのない弱点をつかれたラーメンマン、果たしてその反応は?次号へ続く!
ポイントブランク
『た・・・確かに私はここ数年試合での蹴り技の打ちすぎで左腰をひどく痛めている
し、しかしそれをなぜコイツが・・・!?』
誰にも知られるハズのない「弱点」をピンポイントで狙われたラーメンマン。その事実に激しく狼狽します
その隙―ヘラクレスファクトリーで彼の本人から教えを受けた万太郎が逃すはずもなく!
「試合中にボンヤリしちゃいけないってのいうのはラーメンマン先生の口癖だったじゃないか!
トワァーッ!とくと味わえーっ!新世代超人の実力をーっ!」
ラーメンマンの動揺を突き、一気にたたみかける万太郎。ローリングソバット一閃からフロントスープレックスで投げ飛ばす!
チタァアアアン!!
ではなく(しつこい)高熱金網に激しく激突し、全身を焼かれて悶え苦しむラーメンマン
火刑法廷デスマッチ、第2の犠牲者はまさかのテクニシャン・ラーメンマンとなりました
全身に網目を焼き付けてダウンするラーメンマン
「ウワアアアアアアアアアア!だ、誰かこの四方の金網をどけてくれ〜っ!」
って、これでまた金網恐怖症が再発したらゆで御大は漫画界の伝説を残したんですが
さしもの御大もそこまではやりませんでした。安心したような、ちょっとだけ残念なような・・・
「バ、バッファローよ。あの2人一回戦のようなドタバタチームだと思ってるとえらい目に遭うぜ」
「ああ、お前との攻防を見ていてわかった。未来から来たというのは眉唾話としても・・・
イクスパンションズや世界五大厄と同じように要注意チームとして気を引き締める必要がある
俺達も名前通り1000万パワーと
1000万の技を全開にして本気モードで行かないとな」
自軍コーナーへ戻ったラーメンマンは、一回戦とは見違えるようなヌーヴォーの実力を改めて再評価
バッファローマンも「イクスパンションズや五大厄と同等」とふんどしを締めてかかります。いきなり評価高くなりすぎだろ
「クオッチャーッ!ズッハァーッ!
ドォ〜ドッドッドッドォ〜ッ!!」
今週も常軌を逸した変なかけ声連発のバッファローマン。もうたまりません
ヌーヴォーに対して「格下相手」という驕りを捨て去り、凄まじい猛攻で万太郎からダウンを奪うと、馬乗りに跨ります
「ガハァッ!」
「グォーッフォッフォ。俺達を本気モードにさせといて、てめえはおネンネ決めこもうってのか?
そうはいかねえーっ!!」
悪魔的な笑みを浮かべて大きく上体を仰け反らすバッファローマン。そのロングホーンが万太郎の心臓に向けて振り下ろされる!
・・・・が!ガシィンッ!
万太郎は慌てず騒がず両脚をロングホーンに絡めてこれを綺麗にブロック。いつものヘタレさを微塵も感じぬ冷静ぶりです
「フ〜・・・危ない危ない。おっと、これもまぐれだと思わないでよ?
さっきラーメンマン先生の弱点を突いたのと同じく・・・
バッファローマン先生から教わった事を思い出したから恐れなく実践できたまでさ」
と、ここで万太郎の回想シーンに入ります。それはファクトリーでの格闘講義の時間のこと・・・
「いいか。どんなに強固で頑丈な武器を持つ敵がいたとしてもたじろぐなかれ
形あるものは必ず壊せる
邪念と恐怖を払い、その物を刮目して見よ。必ずやその物の脆弱な面が見えてくる
その部分に精確な角度、正確なスピード、的確なパワーの攻撃を与えれば・・・」
講釈をたれながら、人差し指一本で自然石を粉々に砕いてみせるバッファローマン
「ぬうっ!あれこそは世に言うブルッツフォン・ポイント」
「知っているのか雷電?」
纏該針点かよ。ブルファイターのクセに精妙な奥義に通じてやがりますバッファローマン
「かく言うワシも、かつて自分の絶対武器と信じていたロングホーンを
ウォーズマンのベアクローにヘシ折られるという忌まわしい過去がある」
あれは弱点をポイントブランクしたっつーか単純に力技だと思うんですけども
「お前を上回る1200万パワーだーっ!」だしな
と、ここで回想終了。再びリング上の万太郎にカメラ戻ります
「ボクにはウォーズマンのベアクローのような武器はないけど、同じ結果を与えてやる!
邪念と恐怖を払い、その物を刮目すべし!
さすれば必ずやその弱点が見えてくる!
・・・・見えたーっ!」
万太郎の集中力は、見事にロングホーンの脆弱なポイントを浮き彫りにした!・・・って
どう見ても接続部です。ありがとうございました。そりゃ脆弱に決まってるわ
「その部分に精確な角度、正確なスピード
的確なパワーの攻撃を入れてやるーっ!
マンタロー・ベアクローッ!」
両腕を天高く掲げた万太郎。ロングホーン破壊宣言と共に発した言葉は、謎の万太郎ベアクロー!
まさか出るのか?24年の時を経て、あの伝説の計算式が!
ファースト世代大興奮の引きで次号へ続く!光の矢になれ!万太郎!
頑丈!肉ホーン
「見えたよ!バッファローマンの絶対武器ロングホーンの綻びが!
はっきりとあんたのロングホーンを折るイメージが湧いてきたーっ!」
万太郎が掲げた両腕の指先から強烈なパワーが迸る!まさにその双掌がベアクローと化した瞬間である
前回、万太郎のエルボーを受けたロングホーンにはわずかな傷がついており、その強度は著しく低下しているハズ
狙うは一点!ポイントブランク(狙い撃ち)!
トップロープから天高く舞い上がった万太郎は、両腕を突き出して高速錐揉み回転しながらバッファローマンに急降下
これはまさしく、ウォーズマンが見せた二刀流スクリュードライバーの万太郎による再現です
「今一度忌まわしい記憶を再現してやる!くらえマンタローベアクロー!」
「いかんぞバッファロー!その技は避けなければ!」
しかしどうしたことか。ラーメンマンが忠告するも関わらず、何故か当のバッファローマンは回避のムーブメントを取らない
「スピード、入射角、ともに完璧だ!」
”ガガァッ!”
マンタローベアクローは、超人プロフェッサーの異名を取るロビンマスクも思わず唸る完璧な速度と角度でターゲットに激突!
逃げなかったバッファローマンの選択ははたして正解か?それとも間違いだったのか?
『あーっとバッファローマンのロングホーンはビクともしないーっ!』
ロビンが太鼓判を押したハズの一撃は何故か不発!逆に万太郎の拳が傷つき、派手に血を撒き散らす
不適な笑みを浮かべながら、バッファローマンは逃げなかった理由を種明かしします
「こいつは超人オリンピックV2チャンピオンキン肉マンの血と肉によって鍛え抜かれ
より強靭になった逸品なんだぜ〜っ!」
『ロングホーンに・・・に、肉の文字!?』
ニューロングホーンはキン肉マンに血肉により、その強度を飛躍的に進化させていた!
って
そのくせ先週のエルボーでは傷ついたのかよ!
流石はゆで御大。このテキトーさ加減ときたらたまりません
そもそも回想のバッファローマン先生曰く「邪念をはらい、その弱点を見極めればどんな強固な物質も必ず破壊できる」のですから
真にブルッツフォンポイントを見極めていればどんだけ強度が上がってようが問題なく破壊できるハズ
この失敗は単純に万太郎が弱点の見極めとポイントブランクに失敗しただけ、と捉えるのが考察としては正しいんですが
ロビンが「スピード、入射角とも完璧だ!」って言っちゃってるのがな。それで破壊できないとバッファローマン先生の教えと矛盾するぞ
まぁゆで物理に関して真面目にツッコむほどナンセンスな事はないので、黙って今後の展開を見守りましょう
「ドォ〜ドッドッドォ!どうでぇ〜っ!この俺のロングホーンが
そんな簡単にヘシ折れる代物じゃないってことがよくわかったろーっ
ハリケーンミキサーッ!」
”ガゴォォォォオン!!”
渾身の一撃の不発。その万太郎の心の動揺に喰らいつくかのように、バッファローマンの伝家の宝刀が抜かれる
繰り返し体当たりを繰り返すことで威力を増すこの技。万太郎は実に10発くらい叩き込まれ、その回転はMAXレベルに到達
ファーストから通しても、今まで見たことないほどの念入りハリケーンミキサーの完成です
『あーっと!これでキン肉万太郎は敗退決定かーっ!』
会場の誰の目から見ても、このままキャンバスに突き刺されば万太郎のKOは必至。ヌーヴォー万事休す!
しかしその時!漆黒の人影が有刺鉄線ロープに自らの身体をあずけ、そのリバウンドを利用して宙へと飛んだ
「万太郎ーっ!ウリャアアアアーッ!」
言わずもがなグレートV!凄まじい勢いで高速回転する万太郎に自らの肉体をぶつけ、その回転を止めようとする!
ギュギュギュギュギュ!ギュガァッ!
が、健闘むなしくグレートはその威力に成す術なく吹き飛ばされ、万太郎はキャンバスに激突してしまう
誰もが勝負あったと思われた光景だったが、次の瞬間万太郎は額から流血しながらも起き上がってきたではないか
「グレート捨て身のフォローは無駄じゃなかった!
おかげでハリケーンミキサーの威力を弱めることができたんだ!」
カオスファインプレイ。互いに満身創痍ながら、なんとか首の皮一枚で命を繋いだヌーヴォーは死力を振り絞って反撃に出る
ツープラトンのラリアットでバッファローマンからダウンを奪うと、その巨体を万太郎がリフト!カオスがコーナーポストへ駆け上がる
「カナディアンバックブリーカーに二ードロップを落とすツープラトンをやるつもりか!
・・・・だがあれでは・・・!」
ヌーヴォーがやろうとしている連携攻撃をすぐに察したのはキン肉マン。だがその仕掛けを見た瞬間、技の失敗を予感する
勇んでポストからジャンプしようとしたカオスだが、バッファローマンをリフトした万太郎がまだそちらの方向を向いていない!
「ま、まだ早いぞグレート・・・・ようし、さあ今だ早く!」
「おお!わかってるって!」
ツープラトン攻撃はパートナー同士の阿吽の呼吸があって初めて滑らかに機能するもの
いくらタイミングを合わせようとしても、やはりヌーヴォーは急造コンビ。その僅かなコンビネーションのズレ―
百戦錬磨のベテラン相手には致命的!
「ハッ!ダメだダメだ!タイミングが全然合ってねえぜーっ!」
僅かな連携のズレを突いた、バッファローマンのカウンター一閃!
大きく切り裂かれるグレートマスク!果たしてヌーヴォーはこのピンチをどう切り抜けるのか?次号へ続く!
不協和音
ヌーヴォーの拙い連携の隙を突いたバッファローマンの反撃一閃!
ロングホーンでグレートマスクの頬部分を切り裂かれ、わずかに見える素肌を観衆に晒してダウンするカオス
「ほほ〜っ荒々しいファイトに似合わず透き通るような真っ白な肌だな」
なぜかウホッ!なセリフを吐くライトニングが凄まじく変態的です。透き通るような肌て
チャンスと見たモンゴルマンが背後から飛びかかるも、なんとかこれを背負い投げで切り返す万太郎
今度こそ気を取り直し、ダウンしたモンゴルマンにカオスを投げ落とすという連携を試みます・・・が。これも失敗!
「マッスルブラザーズヌーヴォーよ。確かにお前達個人個人の実力は平均点をクリアしている
だが・・・タッグチームとして致命的にダメだ!」
「とくと見ろ!これが本物のツープラトンだーーっ!」
単純な連携攻撃を二度までも失敗してしまったヌーヴォー。ここぞとばかりに2000万パワーズが得意気に連携攻撃を見せる
逆さにした万太郎の両腕を水平に広げ、頭の上に掲げるバッファローマン。その真上からモンゴルマンが開脚したまま落下!
「猛闘クラッシュ!!」
上からはモンゴルマンの股割り、下からはバッファローマンのロングホーンが肩に突き刺さるというサンドイッチ攻撃!
シンプルだけど見た目にも痛そうなナイスツープラトン。気をよくしたモンゴルマンが偉そうに語ります
「ツープラトンとは超人2人の肉体に宿る魂が1つに結晶すること
お前達にはそれが圧倒的に欠如している!」
ツープラトンとは2つの魂を1つに結晶させる事!ヌーヴォーは急造コンビゆえその力が欠如しているのか?いやいや・・・
「万太郎しっかり!ワチキ達も魂のツープラトンを見せてやろうぜ!」
肩を貸して万太郎を起こし、背中を預けあって2000万パワーズに対峙するカオス。未だその闘志は萎えず!
「ヌーヴォーの魂のツープラトン見せてやろうじゃないか!!」と万太郎に声をかけます。・・・・・だが
返ってきた万太郎の返事に、カオスは自分の耳を疑うのだった
「グレート・・・お前のこの一戦に懸ける意気込みや頑張りはもう充分伝わった
だからコーナーに控えててくれないか!」
「?な・・・何を言ってるんだ万太郎!」
予想だにしなかった相棒の言葉に愕然とするカオス。「お前はもういいからコーナーへ下がれ」と
困惑するカオスに、万太郎はこの試合に臨む自分の決意を伝えます
「お前が頑張れば頑張るほど・・・僕は超人としての責任を果たせなくなってしまうんだ
僕達超人は人間をあらゆる危機から守らねばならない。だから
人間であるお前をこれ以上傷つけ、危険な目にあわせるわけにはいかない!」
「そんな!僕をパートナーとして認めてくれていたんじゃなかったの?」
「だから頑張りは認めている!しかし所詮僕とお前は超人と人間
技の呼吸は合いやしない!ひとつの魂にはなれない!」
「急造コンビだから」?答えはNO!ヌーヴォーの呼吸が合わない理由はそれ以前の問題
2人はチームでありながら、
共に戦う決意が合致していない!
カオスは試合前にシスター宛ての遺書まで書き、命を失うのも辞さぬ覚悟でこの戦いに望んでいる
対して万太郎は「人間のお前に無理はさせられない」と、カオスのその覚悟を完全無視
挙句の果ては「超人と人間だから呼吸は合わない。魂をひとつにするのなんて無理!」と勝手に決めつけてしまっています
互いに戦闘モチベーションを合致して戦えない2人が息のあった連携攻撃など。出来ようハズもありません
「うぅ・・・言ってくれたじゃないか・・・さっき・・・ワチキのこと・・・
ワチキのこと最高のパートナーだって言ってくれたじゃないか!」
自分が信じていた”相棒”は、自分のことを信じていなかった
自分の身を案じて言ってくれているのだとは理解できる。でも。それでも。万太郎の言葉はカオスの心を深く傷つけるのだった
「なんでぇ未来の正義超人が。今度は喧嘩おっ始めやがったか?
決めちまおうぜモンゴルマンよ〜ーっ!!」
涙を流しながら狼狽するカオスを抱え上げ、エビ反りで後方へブン投げるバッファローマン
その首をモンゴルマンがホールドし・・・そのまま顔面を有刺鉄線へズギャア!
あ−痛い痛い!見るだけで痛い!
仲間割れを突かれて大ピンチ!試合展開的にも、精神的にも追い詰められたヌーヴォーに勝機はあるのか?
次号休載につき再来週を待て!
僕の正体を突き止めろ
『あのDMCのクラウザーさんも絶賛!』
扉の単行本宣伝文句に吹いた今週の2世。カオスの顔面を鉄条網に叩きつけた2000万パワーズは更なる残虐ファイトを展開
なんとそのまま鉄条網をカオスの首に巻きつけ、リング両サイドからギリギリと締め上げる。なにこの悪魔殺法
すぐに万太郎がカットに入ろうとしますが、前回万太郎の言葉に深く傷つけられたカオスはこれを真っ向から拒否
「くるなよ・・・ワチキをパートナーとして信頼してくれなかったのに・・・同情なんていらないよ
ワチキはあんたに認められたことがとても嬉しかったんだ
その期待に応えるためにも、この戦いにはワチキの命にかえても勝利を掴もうと
シスターやみんなに遺書まで残してこの試合に臨んだのに!」
万太郎はカオスを無事に生還させたい。カオスは自分を認めてくれた万太郎の為に、命を懸けて恩返しがしたい
互いが互いを思いやったが故の哀しきすれ違い。ここにきてヌーヴォーの連携は完全に瓦解してしまいました
「カオスやめてお願いだから!あなたがこんな惨い戦いをすることにどんな意味があるの?
あなたはそんな血生臭い場所に身を置く子ではありません!
私は昔からあなたのことをわかっています!
あなたは寂しがり屋の心優しい子供だったのよ!」
目の前で実の息子のように愛しているカオスが散々痛めつけられ、思わずリングサイドで絶叫してしまうシスター
子供の事、「パパ」「ママ」という単語を作る為に、オモチャ屋のいろは積み木を万引きしたというお涙話を持ち出し
大観衆の前だというのに、謎のマスクマンであるグレートVの生い立ちを大声で解説しまくります
「あなたはパパとママを心から慕う平凡な青年なのよ!」
「平凡な青年?あのシスター確かにそう言ったな?
あの発言こそグレートVが人間である何よりの証!」
当然ながらリング最前列の委員長にモロ聞こえ。ますます容疑を深められてしまうと、ここで更に追い討ち
鉄条網によってマスクの左側面が大きく切り裂かれ、あのヘッドギアの部分が大観衆の前で露になってしまう
「ああカオス!」
「いけない!カオスのヘッドギアが〜っ!」
思わず全員でカオスの名前を連呼するガキんちょハウスの面々。迂闊にも程があるだろこいつら
この発言を聞いた委員長は、ついにグレートVの正体が人間であることに確証を得ます
「間違いない!やつの人間の名はカオス!」
「やつの人間の名」ってなんか微妙に日本語おかしいよな。いや言わんとする意味は通じるんだけどもさ
マスクを切り裂かれたカオスは、ラーメンマンの烈火太陽脚によって再び灼熱の金網に激突
朦朧とする意識と炎の熱によって、両親が謎の悪漢に殺害された忌まわしき幼年時代のトラウマを思い出します
「いくのだカオス!我が名門アヴェニール族が
根絶やしとならないためにも!お前は生きるのだ〜っ!」
今週の新事実。カオスはアヴェニール族という名門の出身らしいです
名門なのにあんな貧相なゲル暮らしなのかよ!
遊牧民族ならば居を構えるって事もできないからそこは仕方ないのかもしれんが。しかし遊牧民で名門ってのもアレだよな
既にカオスは頭に魔時角の痕(鍵穴)がある事から、その正体が時間超人である事が判明しているワケですが
キン肉族の中にも「ホルモン族」や「シュラスコ族」がいるように、どうやら時間超人も幾つかの一族に分かれてるみたいね
悪夢の回想から現実に引き戻され、灼熱の金網から剥がれ落ちたカオスの身体がキャンバスに落下していく
その時!ボディスーツの下から転がり落ちたものは・・・・!
鍵出たコレ!リング上に持ち込んでたのか!
仰向けに倒れたカオスは反射的にその鍵を受け止めると、今フラッシュバックした記憶も相まって決意の表情
どうやらこの土壇場にきて、ついに失われた記憶を呼び覚ます覚悟ができたようです
「この鍵は・・・もしかしたら自分の記憶の扉を開く鍵かもしれないと
何度か頭部へ差し込もうとしたが、真実を知る勇気がなくて出来なかった
でももう・・・いつまでも臆病なままじゃダメだ!」
”ベリィッ!”
魂の叫びと共に渾身の力でヘッドギアを引き剥がすカオス。その側頭部の鍵穴が大衆の目に晒される!
「今こそ知るんだ。自分が何者なのか
なんのために7年前ガキんちょハウスで倒れていたのか」
僕の正体を突き止めろ
この胸に甦る
愛の力を武器に
君の前で
ありのままで
熱 く な れ !
次号!カオス衝撃のレボリューションなるか?
女房を質に入れてでも見逃すな!
覚醒!カオス・アヴェニール
ついにサイバイブカード記憶の鍵を己が鍵穴へ差し込んだカオス。レボリューション!
「イグァ!ングァ!ギュワア〜ッ!グアガガ〜ッ!」
身の毛もよだつような苦悶の叫びを上げてリングの上を転げ回るカオス
どう見ても鍵の長さ的に脳まで余裕で達してるので痛がるのも無理もありません
やがて見えてくる、失った幼少時代の記憶。ガキんちょハウスで行き倒れになる前のカオスです
たくさんの同胞達は見守る中、師でもある父とのスパーリングに興じるカオス少年
実に超人レスリングの才覚溢れる子供のようで、一族の最強の戦士である父親から見事にダウンを奪います
「カオスよ。お前のキングジャーマンスープレックスますます磨きがかかったな
・・・しかしもっと強くなれ!お前は常に最強であらねばならん
我がアヴェニール族のますますの繁栄のためにも」
「カオス!カオス!カオス!」
そう言って最愛の息子を抱き上げ、取り巻く同胞達に視線をやる父。同胞達は一族の未来を担う若き英雄の名を連呼して称えます
どうやらカオスの家系はこの一族の長らしい。「お前は最強であらねばならない」などと父に言われる辺り、家名は相当重いみたい
と、その時。地平線の彼方に突然火の手があがり、不気味な2人の人影がゆっくりと近づいてきた
「・・・そして。血を好み平穏を破ろうとする悪魔どもを倒すためにも」
アヴェニール族の平穏な日々を突然引き裂いて現れた2人の悪魔。ここでいつものカオスの記憶に繋がるワケです
焼き払われるゲル。目の前で惨殺されていく同胞達。そして自分を逃すため犠牲になる両親・・・・
両親の墓の前で、その小さな胸にある決意を誓うカオス少年。ここでカオスの記憶の旅は終点を迎えます
「わかったぞ・・・なにもかも。俺が何者で、なぜ7年前行き倒れていたか
俺は・・・・復讐を遂げるためにこの時代にやってきた!」
おっと、「この時代にやってきた」とハッキリ自分の口で言いました。やはりカオスの正体は未来からきた時間超人
甦った記憶とともに、グレートマスクとボディスーツに4細かい裂け目が入りバラバラと剥がれ落ちていく
『あ〜っとグレートVのマスクが剥がれ落ちてゆくーっ!』
アナウンサーが「グレートV」という固有名詞を出して実況した瞬間。カオスは会場中に響きわたる大声で絶叫した
「俺はキン肉マングレートVじゃねえ〜っ!
俺の本当の名はカオス・アヴェニールだーっ!」
我こそは最強一族
アヴェニールが末裔!
自分が何者であるか?そして何故この時代にやってきたのか?全てを思い出し、ついに完全覚醒を果たしたカオス
ケンシロウみたいにドバァーン!と筋肉の隆起でボディスーツを吹き飛ばします
「委員長!正義超人・悪行超人すべてのデータファイルと称号してみましたが
あの男に該当する超人は記録されておりません!」
「ぬう。つまりビッグボンバーズのリーク通り、奴の正体は人間という事か!
即座に失格にしてくれるわーっ!」
脳に達するくらいまで鍵差し込んで平気な人間なんていねえよボケナス
正体を晒したカオスをヘンテコな機械でデータ照合する委員長の側近。当然ながらデータがあるワケありません
怒り心頭の委員長は試合中止のゴングを鳴らそうとしますが、バッファローマンが鉄条網をブン投げてこれを制止します
「ウオッ!?な、なにをするか!」
「おい委員長、俺も大会進行妨害で失格にするかい?
コイツの正体暴きは2000万パワーズに任せておけーっ!」
無粋なマネはすんじゃねえ!とばかりに委員長を牽制し、試合を続行するバッファローマン
カオスは再びヘッドギアを装着して側頭部の鍵穴を覆うと、猛然と迫るバッファローマンに正面から突っ込んでいく!
”ズゴォ!”
「グハァッ!」
バッファローマンの腕をかいくぐり、切れ味鋭いカオスのローリングソバットがカウンターでみぞおちにヒット!
予期せぬ一撃にひるんだバッファローマンを、さながらマシンガンのような連続キックが襲う!ミラージュキック!
ドドドドドドドドドドドドド!!
「もう止まらねえぜ〜〜っ!
このカオス・アヴェニールを覚醒させちまったオメーらが悪い!」
うひょー本来のカオスの性格ワイルドすぎ。カッコイイぞ
タフガイでならすバッファローマンが苦悶の表情を浮かべてくの字に折れ曲がる。ものすごい威力の連続蹴りです
間髪入れずにバックに回り込むと、両脚で胴体をクラッチしたままフランケンシュタイナーの要領で後方へ倒れこむ
「カオス・スフィア・ボトム!」
カオス・アヴェニール、レジェンドをも寄せつけぬ圧倒的強さ!
この盛り上がりにライドして一気に勝利まで持っていってほしい次号へ続く!またグダグダな解説とか要らないよ!
悪魔霊術再び
「俺を人間とバカにしていた奴、とくと見ろ!
これが超人カオスの真の姿だーっ!」
その失われた記憶を取り戻し、ついに完全覚醒を果たしたカオス。一人称もワチキから俺になり、全身に覇気が漲ってます
モンゴルマンがすかさずカットに雪崩れ込みますが、「邪魔だ!」とばかりに足を掴んだバッファローマンをブン回して衝突!
「俺には成し遂げなければならない使命がある!そのためにここで躓くワケにはいかねえ!」
蠍固めに移行して更に攻め立てるカオス。己が使命を思い出した復讐の戦士、さすがに気迫が違います・・・・が
「調子に乗るんじゃねえぜ。初めて対戦する相手ってのはスタイルや癖が掴めねえからな
序盤は攻め込まれることも多いが・・・もうお前のスタイルは完全に把握した!」
怒涛の攻めを受けながらも、冷静にカオスの戦い方を分析していたバッファローマン。いとも簡単に蠍固めを外してしまいます
「完全に把握した!」とか脳味噌筋肉のクセに生意気だな
「よくも俺様の身体にこれだけ傷をつけてくれたな。この借りは正義超人の流儀じゃ手ぬるいぜ
こりゃ一時悪魔に戻って”非道の流儀”で返さねえとなァ」
もう既に鉄条網で首締めたり、皮膚が焼ける臭いを「いい香りだ〜っ」とか言ってますが
お前は今まで正義ファイトのつもりだったのか
流石は脳筋。正義・悪魔ファイトの定義も何もテキトーなんでしょう。ゆで作風の申し子のようなキャラだ
「轟け雷!吹き荒れよ風!穿て雨〜っ!
荒ぶれ猛牛の傷よ〜っ!」
バッファローマンがなにやら怪しげな呪文を唱えだすと、なんとカオスにつけられた全身の傷が移動していく。・おお懐かしい
悪魔霊術キタコレ!
悪魔霊術ってサタンとの契約が切れても使えるのかよ。キタネー
かつてキン肉マンとの対戦でも見せた、傷の大移動によるロングホーンの巨大化です
まさに今のバッファローマンは7人の悪魔超人編の凶暴さ、冷酷さに加え、あやしげな術まで取り戻したインチキ仕様
カオスのつけた傷によって、より長くより強く変貌を遂げたロングホーンが報復の一撃を見舞う!
「ハリケーンミキサーッ!!」
”ドガァッ!!”
「これで未来からやってきたなどという妄言も二度と吐けないだろう
しかしカオスとやら、オメーの根性は並の超人顔負けのものがあったぜ
その源となるパワーを無駄にするのは勿体ねえ・・・」
渾身のハリケーンミキサーで吹き飛ばされたカオス。錐揉み状態で落下する彼は既に失神しているらしく抵抗を見せない
勝利を確信したバッファローマンはここまで健闘したカオスの気迫を称え、その力を我が物とする事に
「ロングホーンソード!」
巨大ロングホーンをカオスの胸に突き刺したー!あの高さから錐揉みで落下してきて下から角なんか突き立てたら
貫通間違いなしだと思うんですがちょっと刺さっただけでピタリと停止。流石ゆで物理
そしてあのキン肉マン戦で見せたように、ロングホーンからカオスの超人パワーを吸い取り始めます
URRRRYYYY!!!ズキュンズキュン!!
「久々にうめえパワーだぜ・・・」
見る見る干からびていくカオスの肉体。恍惚の表情でそのパワーを喰らうバッファローマンでしたが、ここで異変発生
いきなり頭を左右に振り出し、激しく苦しみ始めたではないか。まったくもってあのキン肉マン戦をなぞった展開です
「グア!オア〜ッ!グワアア!!」タミフル
「言ったろ・・・俺はここで躓くワケにはいかねえって」
不適に笑うカオス。かつてキン肉マンのパワーを吸収した際も、バッファローマンはこのような拒絶反応を示しました
”火事場のクソ力”という途方もないエネルギーが、バッファローマンの肉体という器に納まりきらなかった為です
キャパオーバー。超人強度1000万パワーのバッファローマンでさえ許容できないほどのエネルギー
カオスの内包する力は火事場のクソ力にも匹敵するというのか
恐るべしアヴェニールの血統!カオス反撃の次号を見逃すな!