絶対に許さないよ!

『あーっとネプチューンマン完璧崩壊の終曲を食らったーっ!』
本来相手チーム2人を同時に葬るツープラトンである崩壊の終曲を、ソロでその身に浴びたネプチューンマン
ただでさえ瀕死だったところに超必殺技を倍率ドンで食らってオーバーキルにも程があります
ネプチューンマスクも粉々に砕け散り、素顔を晒してのダウン。もはや誰の目にも決着はついたかに見えましたが・・・
「完璧超人界再興という夢は叶わなかったが・・・こ、このネプチューンマン超人としての意地を貫き
い・・・生命尽きるまで闘わせてもらう〜っ!」
どういう根性値か割と意識もしっかりした様子で起き上がってくるネプチューンマン。寝てりゃいいのに無茶します
無責任な観客達はやんややんやの喝采を浴びせますが、ネプチューンマンにやたら入れ込んでるカオスは首を横に振って叫ぶ
「やめろ〜っ!ネプチューンマン!
俺はこれ以上心根のキレイな人達の死を見たくないーっ!」
「と・・・とんだ見当違いだぜ小僧・・・心根のキレイな奴がパートナーの顔の皮を剥いだりするものか
これはまさか俺に裏切られるとは思わずつてきたくれた・・・
セイウチンへの罪ほろぼしの意味も・・・あ・・・ある・・・」

>ネプがやっとセイウチンを思い出してくれたことに涙
>謝ったよ!セイウチンに謝ったよ!もう許してあげて

なんだ急に懺悔してきた
この不自然にも程があるとってつけた感。感動してる朋友も何人かいるようですが俺はまるで感情移入できません
確かにマンモスマンに裏切られたら今だからこそ、自分が裏切ったセイウチンに対する懺悔の念が湧いてくるのかもしれないけどさ
それにしたって
今の今までセイウチンの”セ”の字も出さなかったのに急すぎる
なんか今まで散々やりたい放題やってきたくせに、最後にはお涙頂戴でみんなの同情を引こうとしてる小物みたいなセコさを感じます
このおっさんを「心根のキレイな人」とか言っちゃうカオスも気に入りません。
何に洗脳されてんだお前は
心根のキレイな奴が
チェックとイリューとバリはんとスカーの顔を次々と剥ぎ
更には相棒だったセイウチンすら裏切って顔を剥いだ挙句、
嬉々としてサタンに協力してスグルに呪いまでかけるか!

このおっさんがいなきゃ万全のスグルと万太郎の対決が見れたんだよ!
ざっと連ね挙げただけでも万死に値する戦犯です。今更謝ったって絶対許早苗。罪はその身で以て償うべきそうすべき

左腕を破壊され、左足のアキレス腱も断裂したネプチューンマンは残った右腕を振り回しますが、時間超人に当たるはずもなく
むしろ攻撃を続けていたネプチューンマンの方が胸を押さえて苦しみだす始末。ようやくきました吐血に関するフラグ回収です

「ジョワジョワ俺達にはわかっていた〜
どんなに長年山篭りで肉体を鍛えてデカくし、自然食で若さを保っていたとしても
そんなものはまやかしにすぎない
長年に渡る過度の運動、摂生の行き過ぎた食事・・・そんなストイックな生活は確かに
60代のお前の肉体を30代の頃のように・・・いやそれ以上の肉体をもたらしたかもしれない
しかし見た目は繕えても30年以上に渡る無茶は鍛えようのない内臓に異常をきたした
そう、お前の心臓はボロボロなんだよ!」

「ぬ・・・ぬかせ〜っ俺の肉体は20世紀よりも確実に若い〜っ
だから心臓だって鋼鉄のように強靭・・・
ウボァー!?」
30年間無理した結果がこれだよ!
不治の病なら仕方ないとも思えるのに。ネプチューンマン本人による肉体過負荷が原因とかこいつマジでどこが完璧超人なんだ
しかもネプチューマン
54歳のハズなのに「60代」とか思い切り書いちゃってるしゆで御大流石すぎる
>ネプチューンマンは54歳・・・そう思っていた時期が俺にもありました
>吐血は何のフラグかと思ったら過度の節制が原因とか…もうね…。あんな怪しい虫ばっか食べるから…
相棒には石を食わせるし…ホントにどういう食生活を送っていたのよ
>結局ネプの悪行化って何の意味があったんでしょうね
ベタでも阿修羅マンのような背景があればまだマシだったんですが





「さぁそろそろみんなへの罪ほろぼしにお前の命俺達が断ってやるぜーっ!」
「す・・・すまなかった・・・みんな・・・」
かくして再び吐血して動きが止まったネプチューンマン。あっさりと死時計の刻印の体勢に捉えられてしまいます
ネプチューンマンも覚悟を決め、天井に貼りついている正義超人達の顔の皮に向かって謝罪するしかない

そんなおっさんを助けようと一人崖を猛スピードで登っていくカオスの姿がキモイ

「フン〜ッ!フン〜ッ!」
>カオスのロッククライミングがどうみてもゴキブリでござる
ライトニングも前にゴキブリ走りしてたし、時間超人とゴキ動きには密接な関係があるのかもしれない
>フンー!フンー!と叫びながらゴキブリみたいなカオスにふいた

さながら巨大ゴキブリのような動きだけでも面白いのに、掛け声がやたら気合入ってて吹く
しかしそんなカオスの頑張り空しく、今まさにリング上ではネプチューンマンの死刑執行が成されようとしていた
「さあ最後に言い残すことがあれば聞いてやるぜーっ」
「言い残すことなどないーっ!やるならひと思いにやれーっ!
勝利のためには手段を選ばないドス黒い精神から
今一度友情・愛・絆を取り戻して死ねるなら本望ーっ!」

>はんぺらさん、、、頼むからもうネプを責めるのはやめてくれ…ッ!!!
だが断る!
いつお前が友情と愛と絆を取り戻したよ!

自分勝手に一人懺悔しただけで随分と大層な物言いです。そんなセリフはお前が顔を剥いだ超人全員に許されてから言えと
ここでもなんかネプを擁護している朋友達がいるようですが
俺は絶対許早苗。さぁ、お前の罪を数えろ!
「言い残すことがなければそれで結構!死時計の刻印ーっ!」
「ハアーッ!!!!」

「ネプチューンマーン!!!!」
かくして振り下ろされた断罪の針は、弱っていたネプチューンマンの心臓を容赦なく貫きまんた
胸から飛び散る鮮血とネプチューンマンの口から溢れ出る吐血。ここですかさず委員長がゴングを鳴らします

準決勝第二試合、最凶最悪超人タッグ決定戦
○世界五大厄 新星ヘルイスパンションズ●
魅せ場と言えるシーンはマンモスマン猛攻とネプがマグネットパワーを取り戻す時くらいか。長かった戦いついに決着です
「ヌオオ〜ッき・・・汚ねえ・・・」
「いくらマスクハンターと恐れられた超人でもおっ死んでしまえばただの汚ねえ骸よ〜っ」
ネプチューンマンの吐血をその身に浴びたサンダーはさも汚そうに眉を顰め、ライトニングがこれを受けて名案を思いつく
二人でネプチューンマンを抱え上げると、ウォーキューブから飛び出して富士山火口の真上に位置取ったではないか

「今からキレイに火葬してやるーっ!」

>火山に投げ入れるとかどこの三島家
>肉のラストで鉄拳のエンディング思い出した

マジ三島家のエンディング
時間逆行で溶岩煮えたぎる富士の火口に、ネプチューンマンの身体投げ入れる気満々です
最凶最悪タッグの悪行とどまるところを知らず!
次号、その凶行を止めるべく立ち上がる男とは?今週のような嘘煽りにならないことを祈る次号へ続く!
>ロビン遅えwwなにやってんだ
>B救世主は現れない。ゆでは非情である


スーパーお人好しコンピューター

「友情・愛・絆なんてもんが芽生えたのかもしれねえが
少し前まではさんざんぱら悪事の限りを尽くしてきたんだ」
「汚え骸はこの俺達が始末してやるーっ!」
たった今激闘を終えたばかりにも関わらず、死体処理までやってくれると申し出る働き者の時間超人
先週からネプチューンマンの変わり身に感化されている正義超人達は、その行為を止めようと声を合わせて叫びます
「やめろーっもう戦いは終わってお前等世界五大厄の決勝進出は決まっておるんだぞーっ!」
「ネプチューンマンの亡骸をお前達に始末する権利はないーっ!」
「そうよーっ!ネプチューンマンの身体をその手から放しなさいーっ!」
「ほっといてもらおうか!全宇宙の超人どもに見せつけてやるんだーっ!
悪行・時間超人と戦えばどんな恐ろしい結末が待っているかをーっ!
負けた超人は命を絶たれるばかりか死体も残らねえ!灰になるまでやられまくると!」
「俺達との戦いを放棄したマンモスマンは賢い!流石は知性だ!」
「フン〜ッ!フン〜ッ!」

「カオスはまだネプチューンマンを救うつもりなんだわーっ!」
スグル達とライトニング達が緊迫する会話を応酬する中、
ただ一人フンフン言いながら崖を登り続けてるカオスに吹く
いいオチになってる
ネプチューンマンを散々こき下ろしたはんぺらも、流石に溶岩の中に投げ込むまでの仕打ちは望んでません
死時計の刻印食らった時点で罪は裁かれてますし、死体くらいは回収してやろうと思うのが人の情け。大人の醍醐味
しかし一心不乱に崖を登るカオスの脳内では、幼き日に父から厳重に言い渡されていた約束が思い起こされていた

『よいかカオスよ。お前も知っての通り我々時間超人は
生まれながらに持っている魔時角を引きぬくことで生涯一度だけ時間移動することができる
しかしそれは体内のエキゾチック物質が完全な形で生成できるようになる15歳になってから
エキゾチック物質が生成できない15歳未満で魔時角を引き抜くと
身体に多大な負担がかかってしまう

お前はまだ7歳になったばかり。魔時角の扱いにはくれぐれも気をつけることだ』

「グウ・・・ッ!」
胸を押さえて苦痛に顔を歪めるカオス。ラーメンマンの見た死神、すなわち彼の心臓異常の正体は
未成熟な身体で時間移動を使った代償だった
>超スピードで打ち立てられて行くカオス死亡フラグ!どうなるんだいったい!戦慄を禁じえねえ
>カオスの不吉すぎる回想・・・な、なんだか猛烈にいやな予感がするのう

周囲から見ても明らかに様子のおかしいカオスの健康状態。仲間達は「もういい戻れ」と彼を止めますが、カオスは聞き入れません
このままではネプチューンマンの為に決勝戦を控えているカオスにまで支障が出てしまう、と皆が狼狽する中あの男が到着する

言わずもがな今や”Mr奇行”の名を欲しいままにするロビンマスクです
「みんな心配をかけた。あのウォーズマンの命の欠片のおかげで
アリサは一命を取り留めただけでなく、完全に元気な状態に戻った
それでアリサを救ってくれたこのデバイスだが・・・さっきまで
SEND THIS TO ALISA と表示されていたんだが、今はこのように
SEND THIS TO ・・・NEPTUNE-MAN!」

ネプチューンマンの窮地を救え!それは彼に倒されたウォーズマン自身の遺志だった
果たしてウォーズマンデバイスはネプチューンマンを助ける救世主となるか?





「ちょ、ちょっと待ってくれ!ウォーズマンはネプチューンマンに完膚なきまでに痛めつけられ
その挙句パートナーであるマンモスマンを奪われるという屈辱を味わされたのに・・・」
「そうだ!そうんな恨み骨髄に徹した相手を救おうとなんてするはずが・・・!」
自分をボコった相手を救うようなお人好しなんているワケない!と猜疑心を露にするジェイドとスカーだが、
そんな新世代超人二人の意見を聞いたスグルは
これを鼻で笑い、したり顔で説く
「新世代超人どもよ。そこがお前たちの浅はかなところよ
ウォーズマンという男はファイティングコンピューターと異名を取るほど
相手の弱点や心理を分析するのが得意な超人
より高性能な21世紀型ウォーズマンなら、ネプチューンマンと対峙しただけで
やつの本心や身体の異常などたちどころにわかったはず

だからアリサさんの次にネプチューンマンを救えるよう
デバイスにデータを残したんだ」

対戦中にネプチューンマンの心臓の異常を知ったウォーズマンは、アリサの為の医療データを残すと同時に
ネプチューンマンの命も救うデータまで既に用意していたのだ

どこまでお人好しだよウォーズマン!
>ネプの本心を察していた戦争・・・その前にマンモスの気持ちを察しろと
スグルは「本心もわかった」とか言ってますが、ネプ本人が「万太郎とスグルの試合を見て家族が欲しいと思った」と言ってるように
少なくとも2回戦までは心変わりの要素なんてなかったハズなのに
それでも尚、このしょうもないおっさんの命を救うために準備をしていたウォーズマン。いい人ってレベルじゃねーぞ!
「ウゥ・・・ウォーズマンといえば正義超人でも冷血冷酷冷徹の
氷の精神を持つ超人というイメージばかりあったけど・・・
実際はなんという温かい心の持ち主なんだ・・・!」
「今更ながらレジェンドの友情パワーの崇高さに気付かされる・・・!」

機械超人は冷血に非ず。むしろ誰よりも熱いハートに持ち主だった
ウォーズマンのお人好しぶりに感動してむせび泣く新世代超人の面々
先週までのはんぺらのテンションなら「うすら寒いわ」と切り捨てる所でしたが、ここは流石にウォーズマンの顔を立てたい
「ジョワジョワー!ロビンよ山ん中マラソンご苦労だったなーっ!しかし今更遅かりしだーっ!
こいつはもう死時計の刻印によって
心臓を貫かれ死に絶えちまっている!
お前等にできることはこの夢追いジジイの冥福を祈ってやることくらいだーっ!」

しかしそんなウォーズマンと遺志とロビンの激走を嘲笑うライトニング。確かにネプはもう心臓を貫かれています
弱った心臓を治療するためのデータを今のネプチューマンに与えたとて効果はあるのだろうか。まぁOKなんだろうけどさ
>ウォーズのメモリでネプをどうやって助けるんだろ??まさかネプの心臓に直接メモリを埋め込むとか?
ケビンのイヤリングと同じように、生命を維持するための「力」を持ってるのは確かなようだけど…

しかし
夢追いジジイってすげえ的確な蔑称でいいな。まさに身の丈に合わぬ夢を追ったジジイの末路だ
そんなワケで「ヒャアもう待てねえ!」とネプチューンマンの身体を火口に放り投げる時間超人
もう絶対に間に合わないと誰もが思ったその時、カオスが叫んだ

「そいつを投げろーっ!早く!時間がないーっ!」
おお。ハリウッド映画のクライマックスシーン的な盛り上がりキタコレ
万太郎は咄嗟にロビンの手からデバイスを奪うと、渾身の力を込めてカオスに向かって投擲。ナイスコントロールで相棒に届けます
しかしカオスは未だ崖にしがみついている状態。火口に投げ入れられたネプを救うのはどう考えても無理・・・・
「間に合ってくれよ・・・エヴォリューション・マウスピース!

アクセレレイション!」
まさかのアクセレレイション!
なんとベルトのバックルにエボリューションマウスピースが隠されていたカオス。時間超人という設定をここで持ってきたか
ネプチューンマンを救うために時間超人の力を解放したワケですが、その負荷はカオスの容態を更に悪化させる事になるのでは・・・
>マウスピース持ってるならネプ刺される前に使えよ!カオス!!
>決勝は万太郎以外みんなコンマ1秒先で戦うのか・・・・・
>カオス達が時間超人のインチキ加速能力をどう打ち破るのか、それのみを決勝戦の楽しみにしていたら、
カオス自身がそのインチキ能力を身につけちゃったでござる

>カオスがエボリューションマウスピース使ったせいで、来週
「お前も悪行超人だろー!!!」って非難されそうな気がしてなりません
ていうか最初からコレ使って救助に向かえば心臓貫かれる前に間に合ったんじゃ・・・
かくして天空へと消えたカオスの身体は、今まさに火口に落ちんとするネプチューンマンの前に一瞬でテレポート!

先週までは夢追いジジイなんかどうなってもいいと思っていたはんぺらも、この流れでは叫ばざるを得ない
間に合ええええええー!!!!
>悔しいッ……!! 展開的にはgdgdなのに……カオスのアクセレレイションで不覚にも燃えたッ!!
ウォーズマン、ロビン、そしてカオスと襷を繋いだ友情のリレー
届け!ネプチューンマンの命へ!
という熱い引きで次号へ続く!


復活のケビンマスク

『あーっと富士山火口に落ちゆくネプチューンマンの亡骸の真上に
突如カオスの身体が現れたーっ!』

これまで散々チートぶりを発揮し、読者をウンザリさせ続けてきた時間超人特有能力「アクセレレイション」
しかしこの絶対手絶命の状況をひっくり返す為に主役サイドであるカオスが使用すると、とてつもなくカッコよく見えます
「どうしてカオスがアクセレレイションを使えるんだー!?」
などといつものように読者の解りきったことを5ページくらい説明する事も今回は無く
「そうかカオスも時間超人!ならエキゾチック物質を使えるのも当然!」
という万太郎の台詞1コマだけで済ませてイライラもなくスピーディー。流石ゆで御大です。やればできるじゃないですか!

「しかしアリサは心停止して直後だった為ウォーズマンのデバイスが効果あったが・・・
ネプチューンマンは既に心臓を貫かれ完全に死に至っている
いくら21世紀ウォーズマンといえど死体を蘇らせるのは無謀かも。むしろカオスの方が心配だ」

皆が「いいぞカオスー!」とアホみたいに浮かれる中、読者が先週から感じていた懸念を冷静に分析するのはロビン
死ぬ間際ならなんとかなったかもしれませんが、ハッキリ「死んだ」と明言されているネプを蘇生させることはできるのか?
そしてそれ以上にロビンが危惧するのはやはりカオス本人。明らかに調子のおかしい肉体でこの救出劇を成し遂げられるのか
「な・・・何この煙と何かが焦げる臭いは?」
「ネプチューンマンの身体が焼ける臭いだ」
「ええっ!それじゃカオスの身体も今まさに焼かれようとしているってこと!?」

富士山の麓にいながらにして火口の臭いを嗅ぎとる観客達の恐るべき嗅覚
そう。いくら直接マグマに触れなかろうが、火口の中に飛び込んだ時点でそこは肌を容赦なく焼く灼熱地獄
全身火傷の水ぶくれで
見る見るホラーな姿になっていくネプチューンマンの亡骸
バッファローマンがいたら「ドォ〜ドッドッド!肉の焼けるいい臭いだ〜」と言ったかもしれませんが、仲間達に緊張が走ります

「あ・・・熱い・・・耐えられないほどだ・・・もう残された方法はこれしかない〜っ
放出!エキゾチック物質ーっ!」
再び頭の鍵穴から大量のエキゾチック物質を捻り出したカオスは、それをネプチューンマンに向けて放出
これを下敷きにしてネプチューンマンの落下を食い止めると、それだけに終わらずその下敷きをギュンギュン回転!
これで何が起こるかというと、当然こういう現象が発生します
「見て!死時計の刻印を受け一気に年老いて亡くなってしまったネプチューンマンが!

死時計の刻印を受ける前の瑞々しく屈強な肉体に戻っていくーっ!」
世界五大厄が富士山の時間を巻き戻したように。ネプチューンマンの時間を巻き戻したカオス
宇宙超人タッグでミッショネルズも使った技ではありますが(自分達だけじゃなく全体だったけど)改めて見るとチート極まりないな
時間超人も
あんなアホみたいな火山攻撃の為に富士山の時間巻き戻してガス欠になるくらいなら
自分達のダメージ消したほうが遥かに効果的だったろうに・・・このへんの頭悪そうさ加減もあいつらの萌え要素のひとつか





「兄弟まずいんじゃないか?ネプチューンマンの野郎
死体とは思えないくらい精気が戻ってきやがった!」
「心配するな。カオスはエキゾチック物質のコントロールをまだ完全に会得していない
体力が持つハズがない!」
「グウウ・・・もっと出ないか俺のエキゾチック物質・・・
ネプチューンマン!」
ライトニングの指摘通り、まだエキゾチック物質のコントロールに長けていないカオスはあっという間にガス欠に
再びネプチューンマンの肉体が落下するかと思われたその時、カオスの叫びとともに
奇跡は起きた
ガシィッ!
「な・・・なんだこの煮えたぎる溶岩は・・・俺は死時計の刻印で心臓を貫かれ絶命したハズ
しかし・・・俺は生きている・・・!
お・・・お前はカオス・・・悪行超人である俺を・・・お前が助けてくれたのか?」
意識が戻ったネプチューンマンは、眼前に差し伸べられていたカオスの腕を反射的に掴んで落下を阻止
最初は何が起きているのか解らずテンパってましたが、すぐに状況を理解するとばつが悪そうにカオスから目を背けます
「お・・・俺は散々悪事を働いてきた・・・助かる資格はねえ・・・」
筋骨隆々の肉体が急にちっちゃく見えてきたおっさん
しかしカオスはそんな弱々しいおっさんの腕を力強く引き上げると、その言葉を否定してこう言うのだった
「あんたが資格を決めるもんじゃない」

「ネプチューンマン!」
「ネプチューンマン!」

「ネプチューンマン!」

「ネプチューンマン!」

「ネプチューンマン!」
「ネプチューンマン!」
「ネプチューンマン!」

「キン肉マン・・・ロビン・・・テリーマン・・・万太郎キッドジェイド・・・スカーまで・・・」

俺達が!お前を助けたいだけだ!
伝説超人の仲間達は勿論、顔を剥いだスカーにすら心配されていた自分に涙を流すおっさん。チッまったくこいつらときたら・・・
やはり正義超人は甘い!甘すぎるわグォッフォッフォー!(涙を流しながら)
「し・・・しかしせっかく助けてもらっても俺の心臓はもう・・・」
「だからこそ!このウォーズマンのデバイスが役に立つ!」

言うなりデバイスを握りしめネプチューンマンの心臓に叩き込むカオス。ニーサンの腹パンのようだ
問題は全てクリアー。心停止から蘇った今の身体なら、21世紀ウォーズマンのデバイスが全て解決してくれるはず
かくして全てが万事めでたしめでたしといった感じで準決勝第二試合が収束しようとする中
人知れずもうひとつの奇跡が起きていた

完全蘇生!ケビンマスク!
アリサさんが容態を回復したことにより、「未来に生まれるロビンの息子」として確固たる存在を取り戻したケビン
>カオスは決勝戦は出れず、復活したケビンと万太郎が組むのでは?
という予想はもうかなり前から読者予想として存在してましたが、今週の引きによってにわかに現実味を帯びてきました
たしかにその展開は見てみたいですが、しかしそれ以上に
両親の仇を目の前にしてカオスが戦えないという展開は燃えないし
そんな事よりもなによりも、出場選手同士が途中でパートナーを変えたテリーマンやマンモスマンの前例ケースとは違い、
大会に参加もしてなかった超人が決勝戦でいきなり横入り
というのはヌーヴォー側に贔屓すぎて流石にルール上認められないでしょう。認めたら委員長頭おかしいよ(おかしいけどさ)
でもこのタイミングでケビンの復活は「まさか本当それがあり得るのか!?」と読者思わせるには十分な展開。むむむ読めん
ここにきてのケビン復活が意味するものとは?これは気になる次号へ続く!


ウォーズマンデバイスマジチート

「ウォーズマンからの託けだーっ!
SEND THIS TO NEPTUNE-MAN!」

「おわぁ〜っネプチューンマンのズタズタに分割されてしまっていた心臓が
ウォーズマンデバイスに引きつけられ再生していくーっ!」

カオスの貫手によって直接ネプチューンマンの心臓にブチ込まれたウォーズマンのデバイス

>あそこまでバラバラに引き裂かれた心臓で普通に会話してるって、あまりの全開ゆでっぷりに感動を覚えてしまった
>ズタズタになった心臓が再生するなんて…そ…そんなバカな…
>ウォーズデバイス単体で治せるなら、アリサも直接当てればすぐに治ったんじゃね?

ズタズタっていうかバラバラの木っ端微塵です。ネプなぜ生きてるし
そんな木っ端微塵に四散した心臓を、いともたやすくギュインギュイン再生してしまうデバイスの力マジえごい
もはや21世紀の医学力がどうとか
そんな理由一切関係ないインチキパワー
あっという間にネプチューンマンの心臓は完全に復元し、正確で力強い鼓動を刻み始めました
「ここまで聞こえるぞ正常な心臓の鼓動がぁーっ!」
火口から麓まで聞こえてくるネプチューンマンの心音の豪快さにビビる
大地を揺るがし天を劈くような轟音でドックンドックンいってるんだろうか。 想像するとスゲエな

更にウォーズマンデバイスのチートパワーは留まるところを知らず、トーナメントマウンテンに向けてまばゆい光を発射
なんとリング上に散らばっていたネプチューンマスクの欠片とチョッキの鉄鋲が吸い上げられ、主を元の姿に戻していく

ウォーズマンデバイスもうフェイスフラッシュ級
マジ21世紀医療とか全然関係ない奇跡のパワー
かくして左腕以外完全に復元されたネプチューンマンの肉体。ひと仕事やり終えたカオスは満足そうに頷きます
「に・・・21世紀ネプチューンマン・・・・か・・・完全復活だ・・・」
「カオスお前は・・・・このどうしようもない悪行超人の俺をどうして助けた?」
自分のどうしようもなさは自覚してるらしいおっさん
何故カオスはこれほどダメなおっさんに感情移入し、身の危険も省みず救出を行ったのか。その秘密は彼の幼年期にあった





「俺は未来からきた時間超人だ。だから20世紀の超人の事は父から聞かされて知っている
残虐非道この上なく、観客の誰からも支持されることなく憎まれ続けた孤高の男
だがその男は正義超人に敗れると潔く敗北を認め、爆弾カプセルを飲み込み
自らが人狼煙となることで1000人の完璧超人を退散させる立派な最後を見せた

その残虐非道と散々憎まれた男は
後に邪悪神達の策で地球が危機に晒された際ある時は「奇跡の灰」を手に、
またある時は侍装束を身に纏い、正義超人を援護することになる・・・・」

「グフフ・・・流石未来から来ただけのことはある。俺以上に俺のことを知ってやがる」
カオスにとって、ネプチューンマンとは物語のヒーローだったのだろう
桃太郎やアンパンマンような。それも亡き父に何度も読み聞かされた話ならば、思い出補正も相まって最強の刷り込み
そんなヒーローが息子(のように可愛がっていた畜生超人)に裏切られボコられているのを見れば、そりゃ助けたくもなるか
「あんたの格闘技術と能力は21世紀で正義超人の後進の指導に役立ててもらいたい」
「よせ。せっかく悪行超人から正義超人になったと思ったら数十年経ってまた
マスクを剥ぎ取る感覚や血の匂いが忘れられずこうやって老醜を晒す始末・・・」

俺はそんな立派な人間じゃない。命を助けられる価値もないクズ野郎だと背中を向くネプチューンマンだったが、
カオスはそのをガッシの握り締め、正面から瞳を見据えてこう諭すのだった
「悪行超人の罪深さ・・・・正義超人としての誇り・・・そのふたつを知るあんただからこそ
21世紀の新世代超人達に授けられることがいっぱいあるはず!」

「あ・・・悪行超人の罪深さ・・・・せ・・・正義超人としての誇り・・・」
んなもんこのオッサンじゃなくてもバッファローマンも持ってますが
カオスの誠意あふれる説得により、おっさんは「俺・・・・生きててもいいのかな?」みたいな感じで涙を浮かべます
「俺だってあんたから教わったんだよ、超人が戦うことの意味ってやつを
俺は本当に正義超人として誇りの為にこのタッグ戦を闘ってきたのかって・・・・
両親を殺した時間超人相手に復讐したいがためだけに戦ってきたのかもしれないと
あんたこそ生きる価値がある!エキゾチック物質!」

何も教わってねえ!反面教師で気づいただけじゃねえか
読者としてはその温度差にやや首をかしげしてしまう、カオスの異常とも言えるネプチューンマンリスペクト
もてる最後の力を振り絞り更にエキゾチック物質を捻り出すと、ネプチューンマンの身体全体を覆い始めます
「20世紀ネプチューンマンはあと数日後には再生術によって復活を遂げ、この地に戻ってくる
あんたにいつまでも居座られたら20世紀と21世紀のネプチューンマンがが鉢合わせとなり
量子力学で言うところの「対消滅」が起こり、二人共大爆発を起こしてしまう
だからあんたは21世紀に帰ってもらう!」

久々に「量子力学で言うところの〜」が出たと思ったら、なんとネプチューンマンの身体が足元から消えていくではないか
エキゾチック物質を使ってネプチューンマンを未来に送り返そうというのだ
時間超人が時を越えられるのは一生に一度
魔時角を引き抜いた時だけ
なのに自分以外の生命体を未来に送り返すとか普通に可能なのかよ!
これで万太郎達新世代超人全員を未来に帰して
タイムワープ前の時間超人倒せばいいのに
ネプチューンマンの未来送を見送る正義超人達。腰の辺りまで消えたところで、おっさんはいてもたってもいられず彼らに向かって叫んだ
「ケッ!こんな古くせえ時代の奴らに一言言いてぇことがある!
20世紀の若かりし頃も言ったことだがこの老体になってからより一層深く理解できたことがある
この世にひとつだけ完璧なものがあるとすれば!
それは正義超人の友情だーっ!」

再びその胸に完璧な魂を抱き、ネプチューンマンは未来へと帰った
だが次号、”勝利の儀式を邪魔された時間超人がカオスに迫る!?”
という不安極まりない煽り文句が。やはり決勝戦を前にしてカオスの身に緊急事態が発生してしまうのか?
ケビンの復活はその穴を埋めるための展開なのか?
風雲急を告げる次号へ続く!
>今週の肉を読んでようやく信じられました。カオス!お前こそ間隙の救世主に相応しい!
>gdgdだったネプ絡みの話を最後の最後で綺麗にまとめ、用済みとなったネプを物語から排除し、
最終決戦に臨むカオスの株を上げる! …な、なんだこの完璧な構成は!
担当が変わったとしか思えないッ!!
>カオス頑張りすぎだろJK…。やっぱり現代のあの墓はカオスのものなんでしょうか?
>今週のU世を読むと、ネプチューンマンの正義超人としての今後の活躍に期待したいです
俺は幼稚園の頃放送していた王位争奪編のアニメを見て以来のネプチューンマン好きなので、
また巌流島コンビのような活躍をしてほしいです
はんぺらさん残業お疲れ様です。無理して体を壊さないように体調管理に気を付けて下さい

>時間超人以上にエキゾチック物質を使いこなすカオスを見ていると、蝋燭の最後の煌めきに見えて不安で仕方がない
>名言キター!!ネプはカオスを成長させる為に未来から来たような物か
>やりたい放題のまま、オヤジは帰って行きました
>ネプ、お前ほんとに何しに来たんだ・・・
>で、ネプチューンマンって結局なんだったの?
>ネプって結局なにしに来たんでしょうね。ただ醜態を晒して未来に送還されただけっぽい
>ネプはさんざんひどい事をしたよね・・・今更お前は何を言ってるんだと
>エキゾチック物質の使い過ぎ…これは本当に決勝ケビンフラグか
>二世はご都合主義かなー行き当たりばったりなのかなー矛盾で突っ込みどころ万たろうだけどさー、
なんかネプチュンベビーターンでいままでの悪行みんな許してる正義超人のよくわからん懐深さとか
カオスのよくわからんリスペクトとかすごくよくみえちゃってさー、
ヘルヘル対決からのもやもやも救われたとか思っちゃうの刹那すぎの単細胞すぎかなー
あんな展開考えつかないよー。駄文長文ごめんなさい。お仕事ぶっ倒れない程度にこなしてください
ところでカタカナでハンペラーって書くとエンペラーみたいでかっちょえー。部族の王と皇帝のハイブリット

感動してる朋友と、やはり冷めた目で見てしまう朋友とまっ二つに別れたようですが。俺もどっちかっつーと後者になっちゃうなぁ
だってこのおっさんがこのシリーズでやったことって

本当にただひたすら迷惑かけ続けて一人で勝手に死にかけた挙句
大甘な仲間達から無条件で一方的に許されただけ
だからね
ネプから仲間に対する罪滅しが何一つ無いまま帰ったという残念具合
最後に涙の謝罪はしてるけどさ。「ネプのおかげで○○になった」ってプラス要素が一切なくて、ただ迷惑だけかけて帰ったっつー

大体「友情は完璧だ」なんて言ってるクセに、その友情を裏切って再悪行化したワケだし
やっぱりこのシリーズにおけるネプはどうしようもない最低のおっさんだったと思う
ただ、そのどうしようもないおっさんを自分の身も顧みずに助けたカオスは愚直でカッコ良かった。皆が言うように株を大きく上げたと思う
ネプがいたことでプラス要素があったとすれば、それはこの一連のシーンでカオスのキャラを大きく引き立てたことのくらいだろうか
でもそのせいで次号カオスが大変な目に遭いそうだし、もしそうなったら「ネプチューンマンのせいでカオスが!」ってことだよなぁ
最後の最後までよくよく迷惑かけてくれるよこのおっさんは!次号へ続く!


奇跡の代償

「しかしネプチューンマンのヤツ・・・・
21世紀に戻ってまたぞろ悪行の虫が疼いたりせんだろうか
二度あることは三度あるというからのう」

カオス決死の救出劇、更に死力を振り絞ってのエキゾチック物質放出によって未来へと送還されたネプチューンマン
せっかくの感動的な涙も最後の置きゼリフもなんのそので、帰った途端に「また悪になるかも」と疑うスグルに吹いてしまう

ネプチューンマンのこの信用なさときたら
まぁ読者の多くは「スグルよく言った!」という気持ちでしょう。あのおっさんは絶対喉元過ぎれば熱さ忘れるタイプの典型だよな
先週も突っ込みましたが「友情は完璧」って前にも言ったのにそれを裏切って再悪行化したワケで。信頼できる方がおかしいわ

「心配ないさ。あの言葉に偽りはない。やつに二度と悪の道に戻らないという決意をさせたのが
あの若い時間超人なんだからな」

しかしロビンは「今度こそ大丈夫だろう」と遥か上空を眺め、その勇気と優しさを兼ね備えた若き超人の姿に目を細めた
ネプチューンマンが許されたのは、まさにカオスの存在あればこそ
なんか良い話みたいになってネプを未来に送還できたのは全てカオスの見せ場のおかげであり、
これまで散々好き勝手やったネプを読者がギリギリなんとか許せるのも「カオスに免じて」という部分が大きいでしょう
命を救われただけではなく、この漫画における存在意義までカオスに助けてもらったネプ。一生感謝しても足りない恩です

「グウウ・・・・・ウォガァーッ!」
『あーっとカオス、急に浮遊能力を失って溶岩へ真っ逆さまに落下していくーっ!』
しかしその英雄カオスに異変が。ネプを未来に送った直後、全ての力を失ったかのように火口に落下していくではないか
なんとか火口の岸壁にしがみついたカオスを叩き落とそうとするサンダーだったが、ライトニングがそれを制する
「お前が手を下さなくてもカオスの状態を見れば、もうどうすることもできないのは一目瞭然
あの顔中の赤い斑点はエキゾチックショック症

つまりエキゾチック物質過多放出症
やつは自分の体内で生成できる量の限界までエキゾチック部室を噴出させてしまったのさ
数時間休めばまた体内でエキゾチック物質は生成されるが・・・しかしカオスにその余裕はない
溶岩が再び滾り始めた・・・来るぞ二度目の大噴火が!そうなれば俺達が手を下すまでもない」

時間超人にとって生命エネルギーにも等しいエキゾチックを、すっからかんになるまで捻り出してしまったカオス
なんとか壁にしがみついたものの、タイミングの悪いことに二度目の噴火が起こる寸前。絶体絶命のピンチです
噴火を察知した運営委員会はすぐさま観客達に避難勧告を発令。あれだけ集まっていた人々が散り散りに逃げ出します
若き英雄ただ一人を置き去りにして

「ま・・・・万太郎が待ってる・・・・ま・・・万太郎が・・・待ってる・・・」
「どいてくれ〜っ!あの火口内には僕の友達がいるんだ〜っ!」

「相棒の元へ戻る」と虚ろに呟きながら、灼熱地獄の壁をよじ登るカオスの姿があまりにも痛々しい。どうしてこうなった
>ネプおじさんはカオスまで潰して去って行きました
>カオスがこうなった理由=大体ネプのせいか・・・
>カ、カオスー!今更ながら老害ネプに殺意が。どう考えても未来ある超人の命と引き換えに助ける価値ないだろう…

ネプチューンマンがこうなればよかったんや!
あのおっさんマジ迷惑千万

「待て万太郎!お前が噴火に巻き込まれでもしたらだれが決勝のリングに立つ?
時間超人の勝利が決まり、この地球は奴らに破壊されるんだぞ。カオスのことは私に任せておけ!」

相棒を助けに行こうとする万太郎を制し、「お前に万一があってはならん!私が行こう!」と名乗りを上げたのは父・スグル
しかしそんなスグルの行動を更に諌める者あり。
空気の読めなさに定評のある委員長です
「何か勘違いしてやしないかキン肉マン。仲間の命もたしかに大切だろう
しかし我々正義超人が超人として存在するのは弱き人々をあらゆる危険から守るためじゃ!」

この言葉にハッとしたスグルが周囲を見渡すと、そこには火山弾の降り注ぐ中を我先にと逃げ惑いパニックに陥る人々の姿
人々の非難誘導と警護。それこそが今この場にいる正義超人の優先すべき行動であると悟ったスグルは仲間達と奔走します
委員長の言葉は冷酷に聞こえますが、正義超人としての本分であることは間違いない正論。なによりカオスならば「そうしろ」と言うでしょう
でもさぁ、それは解るんだけどカオスの命だって大切じゃねえか。ここでカオスを失ったら決勝は万太郎一人になるんだから
万太郎一人で時間超人にボコられる→時間超人が勝利して世界は闇に包まれる→地球テーレッテレーのBADエンド確定じゃん

カオスを助けに行くヤツと観客を避難誘導するヤツに手分けしろよ!
どいつこもこいつも判断力なさすぎる。新旧正義超人が雁首揃えて集まってんのに全員が全員避難誘導ってのもなぁ・・・

「さあ子供達と御婦人方はミーについてきてくれーっ!」
「凛子ちゃんも早く!キッドについて行かなきゃ!」

万太郎は呆然と立ち尽くす凛子に早く逃げるよう促すが、凛子はその手を振り払って涙ながらに答えた
「好きになった人のそばを離れるのはイヤ」

「わかった。何かあったら僕が守る」
その”好き”はラブなのかライクなのか

カオスが好きだから彼の傍を離れたくないと断固拒否する凛子の姿に、万太郎はジェラシーを焼くでもなく彼女に付き合うのだった
カオスの傍を離れたくないという思いは、万太郎も同じだったから
>ジェイドにジェラシー抱いてきた時と比べるとマンタは大人になりましたね
>それにしても凛子はビッチだな。万太郎、ジェイドと来てカオスとかwww
けどカオスとの絡みは、一番乙女の顔してて可愛いんだよな





「カオス・・・・ネプチューンマンを助けるなどという大変なことを・・・・
おぬしあんな荒業を使っては・・・
もはや死神に抗いきれぬぞ!」
「へへへ・・・流石はラーメンマン・・・その通り
俺達時間超人にとってエキゾチック物質は、文字通り血であり肉であり生命の源・・・・
それを使い果たしちまった以上、俺の命はもう長くないかも・・・・」

一方その頃。火口内部では今まさに生命の灯火が消えようとしているカオスの前に、ラーメンマンの幽霊が現れていた
しかしこの期に際してカオスに死への恐怖は焦燥のようなものは見られず、自らの最後を受け入れた落ち着きが見られます
「私が見たところ、おぬしこそがドクターボンベが予言していた間隙の救世主になる男のハズ
いやその男だ!だから私は散りゆく間際お前に辮髪を託したのだ!
ネプチューンマンを助けるのはいい。だがその代わりにおぬしが死んでどうする?
歴史が変わってしまうんだぞ!」

「お前が死んだら間隙の救世主がいなくなる!」とカオスの行動を無念がるラーメンマンの幽霊
だがそんな風に最後まで自分を買ってくれたラーメンマンに対し、カオスは自嘲気味に笑って目を伏せた

「フフフ・・・気持ちは嬉しいですが・・・今更よしましょうラーメンマン
聡明なあなたのことだ。とっくに気づいていたんでしょ?俺の中に巣食う死神の存在に
俺達時間超人は15歳に達する前に魔時角を引きぬいちまうと、致命的な後遺症が出てしまう
なのに俺はライトニングとサンダーへの復讐に燃えるあまり7歳で角を抜いちまった
あの時点で・・・俺が長生きできないことは決まっていたんだよ
さっきネプチューンマンを飛ばしたエキゾチック物質は、僅かにあった残りカスのようなもの
やつらの言うように、自分で新たにエキゾチック物質を生成する能力は・・・残っていない」

カオスの「死神」に気付いていたのは、幽霊となったラーメンマンだけではなかった
カオス・アヴェニールとしての記憶を取り戻した瞬間から
カオスは自分の命が長くないことを知っていたのである

うーむ。これは自分が「間隙の救世主ではない」ということを自覚していたということなのかな?
ラーメンマンが驚きの表情を見せたその時、煮えたぎる溶岩が一際大きく膨れ上がりカオスを飲み込んだ

「お・・・終わりがきたようだ・・・」

あまりにも重い奇跡の代償
カオス・アヴェニール富士の火口に消ゆ!?次号へ続く!
>もしカオスが死んでしまったらここ数年で一番ショックの展開ですよ……ウルトラCがあってほしいです
>ラーメンマンの弁髪パワーで脱出ってところでしょうかね?
>ケビンが完全復活したから、もしかしたら間一髪のところでケビンがカオスを救出するかも知れないですね
>万太郎とケビンのタッグで時間倒してカオスに球根食わせて助ける展開かな
>カオスは別に火口に落ちなくても長生きできないということ、アリサがウォーズマンのおかげで助かったこと
以上からどうやらカオスに球根食わせるために、ケビンとタッグ組む流れになりそうですね
>二人が死をはっきりと認識している様子から、ここでのカオスの死は逃れられないようですね
となると、カオス死亡(後に発見される)墓が立てられる→万太郎&ケビンの坊ちゃんズ再結成→
優勝し究極球根でカオス蘇生→十数年後、間隙の救世主として危機を救う。というところでしょうか
カオスが両親の敵を直接討てない展開ですが、チャンピオンにもなったケビンが
一回も若いロビンに勇姿を見せれないのも残念すぎますからね
ちなみにパートナー死亡による大会・無エントリー選手とのチェンジというケースは、
全米タッグリーグ編のイワオ&キン骨マンという例がありました
>助かっても助からずともケビンになりそうな雰囲気。でも最後まで決勝はカオスと信じていたい
ヒーローは片腕が千切れ飛んだのにも関わらず復活を果たしたのだから、
今こそ彼等の友情とカオスが本当のスーパーヒーローかどうかが試される時なのかも知れない
カオス頑張れー!!

うむう。泪を救った照井の如くケビンが間一髪でカオスを救出してるという展開が濃厚
でも命は取り留めても今のカオスのコンディションでは決勝戦は戦えないのは明白、やはりケビンと万太郎のタッグかねぇ
そして優勝して得たトロフィー球根をカオスに食わせて蘇生
問題だった寿命も延びて、めでたく間隙の救世主に
って運びかな。次号気になるぜ


友達にさよならを

ドドドドドドドドド・・・・ドゴオオオオン!
「カオスが溶岩に噴き上げられてる!逃げ遅れたかーっ!」
皆の祈りも虚しくついに噴火してしまった富士山。火口から勢い良く噴き上げた溶岩はカオスを木っ端の如く吹き飛ばし、
ボロ雑巾のようにヒラヒラと空中を舞うカオスの姿が麓からでも視認できました
やがて溶岩の噴出がおさまると、力なく宙に浮いていたカオスの身体が地面に向けて真っ逆さまに落下していきます

『あーっと噴火の鎮静と同時にカオスの身体が富士山麓めがけ落下していくーっ!』
カオス絶体絶命。この英雄の危機を救うのは誰?やはり先週の考察通り、蘇ったばかりのケビンが奇跡を起こすのか?

ズズーン!
「お・・・・落ちたぞーっ!カオスーッ!」
ちょ・・・・っ

カオスゥウウウウウ!!(号泣)
なんの奇跡も起こらず普通に落下しました。しかもズズーンて轟音を立てながら
普通この手のケースは「樹の枝がクッション代わりになって衝撃を緩和してくれた」というのがお約束パターンですが
この擬音からすると
クッションなど物ともせぬ勢いで地表に激突した様子
「カオスーッ」「待って凛子ちゃん!僕も行く!」
「私も行くぞ万太郎!」
「多分落ちたのは樹海の中だ!」
咄嗟に走りだしたのは凛子、万太郎、スグル、テリーの4人。すると積を切ったようにその場に居た関係者達全員が駆け出した
レジェンド、新生代超人達はもちろんビビンバやマリさん、がきんちょハウスの面々、そして興行ショープロレスの仲間達
この場に居合わす者、誰一人として例外なくカオスのことを心配しているという大変に感動的なシーンなのですが

>一等マスクを見た瞬間に噴いたww
時間超人との死闘から火山口での感動の救出劇までを考えるとそのナリは不謹慎すぎるだろ

確かにここで一等マスクの格好は吹く
さっきカオスが命を賭して送り返した相手のコスプレだもんな。ドドドドドじゃねえよと
意識朦朧としたカオスが「ネプチューンマン!?未来に返したハズなのに!」とか精神的ショック受けてトドメになったらシャレにならん
「まだ富士山の活動は予断を許さないから人々の避難を優先しろ!」と委員会のおっさんが止めようとしますが、
これをそっと制して彼らを行かせたのは、意外にもハラボテ・マッスル委員長その人だった

「もう大丈夫じゃ。富士山の火山活動は一応落ち着いたと見ていいじゃろう・・・しかしいいもんじゃのう
伝説超人と新世代超人の世代を越えた友情ってやつは」
>ハラボテのドヤ顔に腹が立つ
なんか最後の美味しいところだけ締めてほっこり笑う委員長がものっそいムカつく





「カオスー!いたら返事をしてーっ!」
「どこだカオスーッ!」
鬱蒼と生い茂る樹海の木々を、超人ならではの腕力でなぎ倒しながらカオスを探す万太郎達
そんな様子を上空から見物していた時間超人は、四日後の決勝戦での自分達の勝利を確信する
「ジョワジョワ超人というものは人間よりも明晰な頭脳を持っていなくてはいけないのに
正義超人ってやつはバカの
集まりだ。ただでさえ7歳で魔時角を抜いてしまい、
身体に支障をきたしていたカオスが更に煮えたぎる溶岩に吹き飛ばされたんだ

生きていると考えるのがおかしな話。捜索もまったく無駄な行為
特に万太郎にいたっては四日後の決勝戦を控えているというのに無駄な体力の消耗もいいところ
俺達にとってはますますのアドバンテージよ。バカどもは放っておいて俺達はゆっくり休むとするか
・・・おっと、その前にケビンマスクを閉じ込めてあるクリアベッドを取りに行かなければな」
現状からどう考えてもカオスがリングに立つ可能性は皆無。おそらく決勝戦は万太郎の一人ヌーヴォーになるハズ
そしてその万太郎が激戦を終えた後にロクな休養もせずに更に体力を消耗しているとあれば、もはや絶対的優位は揺るがない
>時間超人「寝るぞーっ!」
四日後に備えて寝るぞーっ!とシャーマンキングの本誌打ち切りのように帰途につく時間超人
「おっとケビンを忘れるところだった!」と慌てて控え室に戻りますが、そこで二人を待っていたのは信じがたい光景だった

「ぶ・・・ぶち破られている!X型のクリアベッドが〜っ!」
「中にいるはずのケビンマスクが・・・いねえ!」

アリサの容態回復によって完全復活を遂げたケビンは、時間超人がいない隙にまんまと脱出。姿をくらましてました
最初こそ無様に驚いたものの、流石に聡明なライトニングはすぐにアリサの容態が回復した為だと原因を看破
そこから先は特にたじろぐ様子も見せず、サンダーがややテンパって「追いかけるか?」と聞きますがしれっと拒否する

「もはや俺達に人質は必要ない。究極の超人タッグを実現させ、一流タッグを次々撃破し
決勝の舞台にまで昇り詰め、もはや宇宙中の者達に俺達の実力は十分に見せつけた
人質であるケビンがいなくても、俺達との対戦を拒否する者は誰もいまい
拒否すれば
腰抜けチームと世間から罵倒されるだけだからな」
どこぞの国辱コンビの事ですねわかります
そういえば死にかけケビンの存在意義は試合を拒否されない為の人質だったんだっけか。なんかもうそんな事忘れてたよ
そしてライトニング絶対の安心の理由はもうひとつあった
「それ見てみろ。この床から外に向けてついている窪みを。明らかに人が這った跡だ」

「おおそうか。いくら身体が再生しようが二週間もまったく身動きできないまま溶液に浸かりっぱなし
流石のケビンマスクも筋肉が萎縮しちまって老人状態ってワケか〜」
「我らの四日後の決勝戦にはなんの影響もない」
ケビンマスクは現在ヘロヘロのフニャフニャモードで戦闘能力ゼロ!
仮にケビンがカオスの代わりにヌーヴォーに加勢しようとしても、僅か四日後の決勝ではまともに戦える状態ではないという事
戦えなくなったカオスの代わりにケビンが決勝戦に〜という展開は
このままではなさそうです
>絶対に当たらない予想をします
万太郎の決勝戦のパートナーは、カオスとケビンマスクがフュージョンしたケビンカオス

やはり考えられる可能性として濃厚なのはコレか。カオスもケビンも半死人状態。どちらも使い物にならない
ならば半死人同士を合わせればなんとか一人前になるハズ
フュージョンはないにしても、どちらかのパワーを限界までどちらかに与えるといった感じで片方を犠牲に片方を活かす展開とか?
ケビンが決勝に〜ってのは何度も述べてきたように流石にルール上難しいと思うので、ケビンがカオスにパワーを与える路線か





「カオス・・・まだかすかだが息はあるようだな」
一方その頃。捜索隊の皆が必死なって探す中、ちょうど誰の目にも留まらなかった茂みの中でカオスは意識を取り戻した
話かけるラーメンマンの幽霊に対し、瀕死のカオスはさっきの火口での会話の続きを返す
「ラーメンマン・・・あんたの言うよに、俺は間隙の救世主だったのかもしれない
きっと本来はその時にエキゾチック物質を全て使い切って死ぬはずだったんだ
そう・・・誰にもその死を知られないまま人知れずね
でも俺は思った。少し早いが死ぬなら今しかないって・・・だってそうだろ?
”間隙の救世主”になれる超人は俺の他にもいくらでもいる
でもネプチューンマンの命を救えるのは俺しかいなかった!

俺は時間超人だけど正義の時間超人。万太郎と同じ新世代正義超人なんだ」

「グ・・・グムーッ」
不確かな未来より、目の前で消えんとしている命を救いたい
後悔はしていない。何故なら俺はただの時間超人ではなく、新世代正義超人なのだから
なるほどこれは説得力と重みのある言葉。確かに「間隙の救世主」はカオスでなくとも誰かがなれますが、
あの場面でネプチューンマンの命を救うことができたのは全宇宙探してもカオス・アヴェニールただ一人
凛とした目で堂々と言い放つカオスに、ラーメンマンもそれ以上は何も言えません

「それにさ・・・こんなことを言うのはちょっと恥ずかしいけど・・・
今なら万太郎や凛子ちゃんの前で死ねる
やっとできた友達に「サヨナラ」を言うことができるんだ・・・
いいだろ?それくらいのちっぽけな幸せ俺がもらっても」

間隙の救世主の最後は誰にも知られず、誰からも感謝されずに歴史の礎となる孤高の死
しかし今なら友達に「サヨナラ」を告げ、その腕の中で死ぬことができる
それだけ。たったそれだけのことが
自分に許された小さな幸せなんだとカオスは笑った

>展開が遅く残念に思いますが進んだら進んだらで、カオスが死ぬか
それに準じた結果になる可能性が高いのでジレンマを感じます
セリフの一つ一つが切ない……こんな時に肩を貸すのが正義超人ではないのかー!!

カオスゥウウウウウ!!(号泣二回目
なんて読者を泣かせる男なんだカオス。こいつはこのまま死なせちゃ絶対にいけない男だぜ
ゆで御大は何をやらかしてくれるのか?
次号起こるであろうウルトラCに期待したい
>そうか・・・カオスは最期の力を振り絞って川崎君に会いに・・・


ありがとう

「ムグ〜ッ。カオス捜索のためにみんなで5時間以上も富士の樹海を歩き回ったのに
日没になり、しかもこの大雨・・・捜索は一旦打ち切りになってしまった。くそ〜っ!」
「心配するな!夜が明けたら俺達が3日も経たずカオスを捜し出してやるさ!
万太郎お前は負傷した身体をゆっくりと治し、時間超人攻略法に時間を充てるんだ」

カオスの捜索は5時間以上に渡ったがその発見には至らず、日没に加えて激しい豪雨にまで見舞われてしまう
富士の樹海というただでさえ遭難しやすい場所。二次災害を引き起こす危険性を考慮し捜索は一旦打ち切られる事に
凛子は最後まで「私一人でも捜す!」と反対しましたが、やがて泣き疲れ今は万太郎の背で静かに寝息を立てています
「カオスは3日もかからず探してやる!お前は決勝に備えて休んどけ」どや顔のキッドがかなりナンです
頼もしいんだか頼りないんだか微妙すぎて吹く
そこは「半日も経たずに捜してやる」って言えよと。3日じゃタイムリミットギリギリじゃねーか。どんだけ自信ないんだよ
「みんないくら捜索したって無駄だよ。カオスはもう死んじゃってるよ」

>ゲンタ、お前マジ黙ってろ
>ゲンタのセリフで俺の怒りが有頂天になった
>ゲンタの発言が久々に切れ味を取り戻したな、やっぱこいつはこうでなきゃ
>ゲン太がまた存在感を発揮してきたなw

そして久々に炸裂のゲンタ節
ゲンタファンとしては嬉しいサプライズだがなんだってこんな時に。いくらなんでもここは空気読もうぜクソガキ
「だってカオスは全ての超人パワーを使い果たした上で、
煮え滾る溶岩をまともに浴びて吹っ飛ばされたんだぞ!
いくら類まれなる肉体を持つ超人だって生きていられるワケがない!」
「うるさい!カオスあんちゃんは死んでないやい!」
子供のくせにヘンなとこだけやたらリアル主義者のゲンタ
カオスを除けばこいつががきんちょハウスの子供達の最年長なのに、悲しむ弟分達を励ますどころか泣かす始末
「いられるワケがない!」とか大人相手に子供が言う台詞か。本当にこいつがライトニングと同一人物だったら最高なのにな
「フフ…7年前がきんちょハウスの前で倒れていたカオスを見つけた日もこんな大雨だったわね
さあみなさんハウスに帰ってきましたよ。今日の夜ご飯はみんなの大好きな牛丼ですよーっ」
「わーい我が家だーっなんか家についたら途端にお腹が空いてきたよ!」

こうしている今もカオスが富士の樹海で生死をさまよっているかもしれないのに、思い出し笑いとか妙に落ち着いてるシスターと
さっきまでゲンタと喧嘩して大泣きしてたのに
家についた途端食欲が勝るマルコメ小僧が何かナンです

そして牛丼をご馳走になるドサ回りプロレスの面々が萌える
すみませーんて。もうこいつらが間隙の救世主でいいんじゃないかな
「あれ?おかしいなハウスの電気がついてる。出かける前に消したはずなのに・・・
玄関の鍵も開いて・・・
ああ〜っ!?カオスの靴だ!」
そのとき全員に電流走る。なんと誰もいないハズのガキんちょハウスの玄関に、血まみれのカオスのブーツ
凛子は誰よりも速く家の中に駆けこむと、祈るような気持ちで階段を上りカオスの部屋へと飛び込んだ

「カオス!」






「なんだか騒がしいなぁ!せっかく今キン肉マンVSテリーマンの夢の対決の真っ最中だったのに」

これはいったい何の奇跡か
いつものようにキン消し遊びに興じながらそこにカオスはいた
何はともあれ万事めでたし。凛子と万太郎、マルコメ小僧、そしてあのゲンタも涙を浮かべてカオスに抱きつきます・・・が
すぐに彼らはカオスの異変に気付くことになる
「うわあなんだい。キミはこないだハウスにきた茶髪のヤンキーお姉さん!
なんだよゲンタ達まで・・・そんなにいっぺんに抱きついたら暑いよ
キミもこないだうちに来た21世紀超人のキン肉万太郎だね。なんでみんな泣いてんのさ?」
「あぁ・・・そうだよな!僕達には泣いてる暇なんてないよなカオス!
シスターの牛丼食ったら早速ライトニングとサンダー打倒の特訓といくか」

「えっ?ライトニングとサンダーのだとう?とっくん?
おいおいよせったら!ワチキは超人レスリングが好きなだけで
本物の超人じゃないって前にも言ったろ」

「そんな・・・カオスが・・・自分が戦ってきた究極の超人タッグ戦のことを
全て忘れてしまっている〜っ!」

なんということ。やはりエキゾチック物質の枯渇は時間超人にとって重大な障害をもたらすものだったのか
先週ラスト、「万太郎と凛子にさよならを言うんだ」と言って傷ついた身体で家路に向かったカオスはしかし

その途中でここ数日間の記憶を全て失ってしまっていたのだ
みんなが愕然とする中、追い打ちをかけるように超人大全とにらめっこしていたミートがすっとんきょうな声を上げる
「カオスの様子が変なのはエキゾチック物質を大量に放出した後遺症です
あの様子だと既に不可逆的かつ致命的な精神の退行も始まっているかと
あの時カオスは、ネプチューンマンを助けるために体内のエキゾチック物質を全て使い果たしました
・・・い・・・いいですか・・・?時間超人はエキゾチック物質を使い果たすと・・・使い果たすと・・・!」

メガネを取ってしきりに涙を吹くミート。必死に言葉を紡ぐも、最後のほうは嗚咽まじりでよく聞き取れない
いったいどうなるんだ!と万太郎が問い詰めると、ミートはその残酷な事実をその場のみんなに伝えた

「その日のうちに死んでしまうんです!」
oi misu  oi misu
おいィ!?ふざけんなよメガネチビ。冗談は「超人界の頭脳」って肩書きだけにしとけ
エキゾチック物質の枯渇=死亡という時間超人の難儀な生態。このカオスの症状はその一歩前の段階のようなものだと言う
「でたらめ言ってんじゃないわよこのチビメガネ!カオスはあんなに元気じゃない!」
凛子が泣きながら指差したカオスは本当に元気そうで
記憶を取り戻してからのピリピリした緊張感は消え失せ、初めて会った頃のような屈託のない笑顔を浮かべていた





「万太郎、凛子ちゃんこっち来てみなよ。ワチキは超人オタクだけど写真オタクでもあるんだぜ
ほら万太郎たちが初めてハウスに来た日に撮った写真の現像ができたんだ
みんなこんなに楽しそうに映ってる。ゲンタにユキ、こっちは新しい友達のジャクリーンちゃん
こっちがあの偉大なる伝説超人キン肉マンの息子、キン肉万太郎!
ワチキのことを正義超人界の救世主なんて勘違いしてるけど、とってもいい奴なんだよね
そんでこの端っこで聖子ちゃんの格好で笑ってるのが・・・エヘヘへへ
すんごいワチキ好みの女の子、凛子ちゃん」
>カオス・・・超人オタで鉄オタで大統領オタで写真オタとはハイスペックだな・・・
新しい友達ひとりひとりの顔を指差しながらニコニコ笑うカオスの表情は心から嬉しそうで
特に凛子の説明をする時は恥ずかしそうに「ワチキ好みの女の子」と、彼女への行為をオープンにしますが・・・
「カオスあんちゃん指差してるのシスターだよ」
「え?あれ?ねえ明かりをつけてよ。そうかまた電気代滞納して止められちゃったんだな」

>カオスの目が見えなくなる辺りからプレボがぼやけて見えてきたぜ・・・(´;ω;`)
>盲目のカオス止めろ…俺こういう演出に弱いんだよ…

おいばかやめろ。今週のU世は早くも終了ですね;;
この演出マジで勘弁してくれ。いつもと変わらず元気そうにしているカオスだったが、既にその視力は失われていたのだった
「カオス・・・あなた目が見えないのね!」
「その声は凛子ちゃんだね・・・いい匂いがする・・・

万太郎、凛子ちゃんお腹すいたろ・・・シスターの牛丼食べて帰ってね・・・
き・・・気持ちいいなぁ・・・大好きな女の子に抱かれるのって・・・
こ・・・こんなに・・・幸せなんだ・・・」
「やだ・・・目を開けてカオス」
「カオス!」
「カオスあんちゃん!」

「カオス!」
次第次第に声が小さくなり、力が抜けていくようにその身体をゆっくりと横たえるカオス
泣きながら抱き抱える凛子を中心に、事態を察した万太郎やシスター達も全員駆け寄ります

「シスター・・・みんな・・・・万太郎・・・・凛子ちゃん・・・・・
あ・・・・ありが・・・とう・・・」

先週言いたいと言っていた「さよなら」ではなく
「ありがとう」と
居並ぶ仲間達に感謝の言葉を伝え、カオスの身体は糸の切れた人形のように崩れ落ちた

「カオス〜ッ!!」
か、カオスー!!(号泣)
なんか妙に首の長い凛子の号泣ががきんちょハウスに響き渡った
刻まれた時間は短くとも、
刻まれた想いは何よりも優しく、雄々しく
カオス・アヴェニール逝く

まさかここでカオスをきっちり死なせるとは・・・ゆで御大らしからぬシリアス展開で読者は涙を禁じえません
>カオスよこの6年間あふれる友情パワーをありがとう
>最終ページでプレイボーイ立ち読みしてるの忘れて、
はんぺらさんのように「カ、カオスーー!(号泣)」と叫びそうになってしまった。・゜・(ノД`)・゜・
フェイスフラッシュなり完璧なマスクなり、なんでもいいからカオスを生き返らせてくれー!
>築き上げた絆の中死んでいくならまだしも、退行化してあんな力無く死んでいくだなんて、
万太郎も凛子も悲し過ぎるじゃあないですか!!特に凛子が不憫だ……
好きな人と言うのはね。出会った時に思った感情とかよりも、
脚を怪我しながらも応援した事とか手を繋いで歩いた事とか、そう言った思い出が一杯ある人の事を言うんじゃないか
……こんなのって無いよ!!
>今週の2世…細かい所にツッコむよりも純粋にカオスの死に涙しました…
友として最期の言葉を贈ることは確かに出来たけど、超人カオスとして友に最期の言葉を贈れなかったと言うのは、
考えただけでも涙腺にきますです…。この後にもしカオス復活があったとしても、今回の話は刺さりました…。
>カオスの記憶喪失、エキゾチック物質枯渇のための退行現象と説明されてましたが、
個人的にはカオスが最後に「戦士としてのカオス」ではなく、
もう一度「ガキんちょハウスのカオス」に戻って死ぬことを選んだんだと思いたいです
>カオスの最期が……飛爺隊以来の(いい意味で)ゆではこんな話書いちゃいけない話だと思った
正義超人としての使命を全うしたカオス
記憶を取り戻さなければガキんちょハウスで幸せに長生きできたかもしれないけれど、これで良かったんですよね…
>カ、カオスーーーーーーーーッ!! なんでネプなんかのためにお前が死ななきゃならないんだ…
でも「打算なき勇気」を持つ勇者だったという証ですよね!
>カオス、こんな最後でいいんですか・・・?もっと・・・もっと相応しい最後があったんじゃないかと、泣けてきます
正義超人たち、もっとちゃんと探せよ・・・あっけなさすぎて辛い
まともに死ぬと悲しいからせめて孤児院の子供達のために昔のオタクノリを装ってたというならよかったんですが…
>最後に会ったカオスはお別れを言おうとしたカオスじゃない・・・別のカオスなんだよ
今回のカオスでフー・ファイターズを思い出しました
>カオス・・・2世では初代よりもドライに死んだ正義超人が生き返らずそのままな事も多いけど、
きっと生き返ると信じているぞーーーっ!!!(号泣)
>カオスが・・・カオスがヤバい・・・切ない・・・ケビンも無理そうで誰が決勝出るんだよ?!
>カオスぅぅ。・゚・(ノД`)・゚・。  となると現在衰弱中のケビンマスクが代理パートナーで闘うことが確定ですね
しかしケビンはチヂミマン戦、万太郎戦とヘロヘロになってからの戦いにも定評のある男ですし、
何かしらのイベントを経てさらなる超回復をして復活しそう
>よく考えたらメイルストロームパワーを発揮できる状態ですよね>ケビン
>最後のコマで泣いてるところを見ると、ゲンタはリアリストなだけでドライじゃないと思う

>ネプが心臓病でこうなりゃよかったんだ!
>ネプチューンマンは絶対に許されないな・・・
>ニュージェネ6人をリタイヤさせた上にカオスまで死なせたネプはマジで老害そのものじゃんか
ネプチューンマンは本当にこのシリーズ最大の戦犯だよ!
改めて振り返ってみてもファーストで得た人気と強さを墜としめる為だけに出てきたようなキャラだったな・・・
>未来に送り返されたネプですが、エキゾチック物質の量が足りなかったので
34年後に帰れず中途半端な時代に送られて彼が間隙の救世主になるのでは?

という予想もあるようですが
ハッキリ言ってそれ読者がネプを許す為の最低ラインだよね・・・
あれだけ迷惑かけまくったんだから「それくらい当然だろ」って感じで。特に「ネプ見直した!」ってなることは絶対ないと思う
かくして決勝戦を前にカオスを欠いてしまったマッスルブラザーズ・ヌーヴォー!

決勝戦、この損失を埋める救世主はやはりケビンなのか?それとも?
衝撃の展開で次号へ続く!


覚醒のゲンタ

「ワアアア〜ッ!カオス目を開けて〜!こんなのイヤだよ〜!」
「うう・・・急造タッグ最弱タッグと揶揄されながらも二人の力で決勝まで進出したのに・・・
ぼ・・・僕は・・・お前と二人でタッグトロフィーを引き抜き・・・喜びを分かち合いたかった!
こ・・・こんないいやつがあの世にいってしまって・・・
生きててもしょうがない悪行超人がのさばってやがる!
こんな不公平があるもんか〜っ!」

>万太郎がカオスの死を嘆き悲しんで悪行超人を罵るシーンで、
ライトニング&サンダーよりも先にネプチューンマンのことを思い浮かべた私の感性はおかしいでしょうか?
>万太郎のいう「のさばっている悪行超人」がネプの事にしか聞こえん
>ネプが生きてるなんて〜理不尽すぎる〜!

見守る仲間達と読者の想いも虚しく、そのあまりに短く、そしてまばゆい激動の生涯を閉じたカオス・アヴェニール
こんないいやつがあの世にいってしまって・・・・
生きててもしょうがないネプチューンマンがのさばってやがる!

万太郎の言葉が時間超人ではなくネプチューンマンへの怨嗟に聞こえてしまう読者、その反応は極めて正常なので安心しろ
「ハッ!そうだわウォーズマンのデバイス!
ウォーズマンはアリサさんとネプチューンマンの生命の危機を予測し、二人とも復活を遂げた!
ならウォーズマンは当然カオスの死も予測していて・・・カオスを助けるパワーもあるはず!」

号泣していた凛子だったが、「そうだまだアレがあった!」とウォーズマンデバイスの存在を思い出してテンションが上がる
未成熟な体で魔時角を使った負担と、エキゾチック物質の枯渇。カオスの死因は時間超人固有の特殊なものではありますが
なにせバラバラになった心臓もたやすく復元してしまう
謎の変態アイテム。問題なく蘇生させてくれるはず
しかし・・・・
「な・・ない!SEND THIS TO CHAOSの文字が!
生き返ってカオス〜ッ!アリサさんやネプチューンマンのようにーっ!」

涙と鼻水を撒き散らしながら、必死にデバイスをカオスの胸に押し当てる凛子の姿があまりにも痛々しいシーン
無情なるかな。ウォーズマンのコンピューターが予測していたのはあくまでも西暦1983年5月までの事象
未来からのタイムワープ、しかも自分の目指していた時間とズレてこの時代に現れたカオスの存在までは認識できなかったのだ
「ウオオ〜ッ!名将ブロッケンJrがタッグについて教えてくれた有名な言い伝え・・・
”二人というのはいいものだ。楽しい時は二倍楽しめ、苦しい時は半分で済む”
しかしカオスお前を失った今、
僕は楽しい時も苦しい時も一人だ〜っ!」
そんな凛子の姿に感極まった万太郎も、人目をはばからず大声を上げて号泣する
仲間達は万太郎が決勝戦を前にしてパートナーを失ったショックで戦えなくなるのでは、と心配しますがその逆だった
「見くびってもらっちゃ困る!いくら友を失ったからって超人の本分を忘れるワケはない!
僕はたった一人になろうとも
カオスの魂を胸に決勝のリングに立つ!」

もう二人で楽しさと苦しさを分かち合うことはできないが。相棒の魂を己が胸に戦う事はできる
凶悪な時間超人を相手にたった一人で戦うことにも万太郎は怯みを見せない。恐怖よりも強い感情が彼を突き動かしていた
「立派だわ万太郎!」

>万太郎のカッコいい覚悟宣言も、下のコマのスキーマンに気づいてしまうともう駄目
感動的なシーンなのにディープな肉読者は左端のまさかのスキーマンポスターで腹筋崩壊。7億パワー!
「俺達は既にトーナメントで敗北し試合には出られないが、お前の特訓をサポートしてやるぜ!」
「俺だってーっ!」

「ミー達がサポートすれば鬼に金棒だな!」

カオスを失ったことで新世代超人軍団は崩れない
むしろ今まで以上に強い絆の力で結びつき、打倒時間超人への結束力を高めていく。カオスの尊い犠牲に報いる為に。いいシーンだ





「お・・・俺も万太郎の特訓に付き合う!」
元気よく手を上げたのは我らの蛮行王ゲンタ。カオスの敵討ちに意欲満々ですが、それを咎める者あり
先週ゲンタと喧嘩したあのマルコメ小僧です

「おめえみてえな人間の子供が行っても足手まといになるだけだろ」

マルコメ小僧TSUEEEEEEE!!
先週喧嘩したことをまだ引きずっているのかどうか解りませんが。兄貴分のゲンタに対して「おめえみてえな」とこの暴言
いやまったく正論ではあるんですが
このぶっきらぼうな言い方マジたまらん
というワケで突然弟分におめえ呼ばわりされ「足手まといだ」とまで言われたゲンタ、先週の喧嘩を再開するかと思いきや
驚くなかれ。あの蛮行王が読者の誰も予想しなかった反応を見せます

「そ・・・それじゃあよう・・・今まで年長だったカオスが死んじまって俺が一番の年長になったから
シスターの手伝いをもっとして
小さい子供達の面倒をしっかり見ることを誓うぜ!」

>なにこの綺麗なゲンタ
>キレイなゲンタに違和感
>まさかゲンタが改心するなんて・・・

ゲンタァアアアアア!!!(号泣)
なんということか。あの世の中怖いもの知らずの天衣無縫小僧が、兄貴分カオスの死を乗り越え長兄として覚醒
もうコイツの爆弾発言が見れなくなると思うと寂しいですが、これまでゲンタを見てきた読者にとっては感動的です
今後はゲンタの後釜としてマルコメ小僧の言動に注目したい
問題児だったゲンタの成長に思わず涙が溢れるシスター。夜も明けかけたその時、彼女の目に驚きの光景が飛び込んできた
「ゲンタくん、私は嬉しいわ。あらまぁもう夜が明けて・・・・はっ!
カオスの・・・・ピラリアの花が咲いたーっ!」

部屋にあったカオスの鉢植えに咲いた可憐な花
「ピラリア」というこの謎の花は、カオスががきんちょハウスで行き倒れていた時手に種を握りしめていたというブツ
これが実に不思議な植物で種を植えてから5年も経ってやっと芽吹き、そして更にそれから2年後の今日初めて花を咲かせたのだ
まるでカオスの命と入れ替わりのように
朝日浴びてを力強く咲く花を見て、その場にいる誰もが感動に心を震わせていた
「カオスは・・・こうやって人間や超人達を
一致団結させるために現れた子だったのかもしれない」
「・・・やっぱりカオスに出会ったことは偶然じゃなく、必然だったんだ」
カオスは「間隙の救世主」はなれなかった。しかし今その死を通じて、人間と超人達の心を強く繋ぐ救世主となったのかもしれない





「グウウ〜ッ・・・超人の格闘能力は日々の研鑽で向上できるが・・・
友情パワーってやつだけは訓練で身につくものじゃない!」
「たくさんの敵から傷つけられ肉体の痛みを知り、愛する友が同じように傷つけられ心の痛みを知り
その悲しみを乗り越えなければ友情パワーは育たない!」

「シスターの言うようにあのカオスという超人は・・・・
新世代超人の友情パワーをより強固にするために現れた救世主だったのかもしれないな」

そんな感動的なシーンを天窓から覗き込んで貰い泣きしているのは、スグル・テリー・ロビンの3人
せっかくのシーンなのに
3人組の空き巣が部屋を物色してるみたいでアレです。中に入れよ
>スグルはフェイスフラッシュしてやれよ
「わ・・・私は妻アリサの為にたくさんの仲間や未来の正義超人達が死んでいくのがつらくて・・・!」
「それを言うなロビン。悪行超人と戦い死することは我々正義超人として生まれた者の宿命!
我々にも彼らの為にできることがある。時間超人の特訓を偵察に行くんだ
経験豊富な私達がやつらの特訓内容を見て分析し、その対応策を万太郎に教えてやるんじゃ!」

「ロビン、ユーは一度ライトニング&サンダーと対戦済み
しかもロビンメモを書くほどの理論派。この役はうってつけだ!」

「おお!それなら任せておけ!」

というワケで新世代超人だけではなく、決勝戦を万全で迎えるためにレジェンド達も万太郎の為に行動開始
ライトニング&サンダーの特訓を偵察するために、彼らの特訓キャンプ地である富士の樹海に舞い戻ります
これが運命の歯車か。彼らはそこで思いも掛かけない人物に遭遇する
「だ・・・誰か・・・」
「ケビンマスク!」

>普通に遭難してたぁぁぁぁぁぁっ
>ケビン、時間超人から脱走したのはいいけど、なぜ人のいない樹海の方にわざわざ逃げるのか・・・(;´∀`)
さすが奇行子の息子。「誰か〜」と言ってるから自分だけではどうにもならないほど衰弱してるのはわかってるのに
ともあれロビン一族関係の復活イベントがありそうですね
>こりゃマジで決勝ケビンか・・・まぁライトニングはOKするだろうなw

クリアベッドから這い出たケビン!満足に動けない体でいったいどこに向かったのか動向が気になってましたが
何故か樹海の中に突き進んで遭難してました。アホの子か
”新世代超人にはまだこの男がいる!”の煽りがなんとも頼もしい。今はまだ体がまともに動かない状態ではありますが
やはり決勝戦はケビンが急遽参戦という展開なのか?
どういった理由付けでケビンの参加を認めさせるのかが気になる次号へ続く!


酔っ払いケビンマスク

「私達は夢を見ているのか〜っ!ケビン!」
時間超人の偵察の為に富士の樹海に踏み入ったレジェンド3人が発見したもの。それはなんと
何故か樹海の中に突き進んで絶賛遭難中のケビンだった
「なぜケビンマスクがここに〜っ!」などと例によって読者が解りきっていることを長々と説明する冒頭シーン
3人はアリサの容態安定によってケビンも復活し、クリアベッドから自力で脱出してきたことを2ページかけて理解
弱りきったケビンに水筒を差し出しますが、ケビンはそんな救いの手を怯えた様子で無造作に払いのけてしまう

「だ・・・・誰だぁ〜〜〜っ」

グデングデンの酔っぱらいオヤジか
「バシ」と手を払いのけられて固まるロビン超シュール
相変わらず見れば見るほどじわじわくる1コマを切り取った絵面の破壊力はそこらのギャグ漫画じゃ太刀打ちできないな
「あ・・・悪行時間超人ども〜っ!寄るな〜っ!」

どうやら目の前の男が父であることにも気付かぬほど錯乱している様子。時間超人に怯えてブンブン腕を振り回してます
「落ち着けケビン。さあこの水を飲むんだ」
「やめろ〜〜〜っ」

まさかの「バシ」2発目炸裂。なんだこのキレのいい天丼
ケビンの暴れぶりも、固まるロビンも。まるで志村けんの酔っぱらいコントを見ているかのような名人芸
「忘れたのかケビン。たった一度ではあったがこの私との田園コロシアムでの触れ合いを」
「田園コロシアム・・・触れ合い・・・こ、この温もり・・・このオーデコロンの匂いは
俺が幼き頃より馴染みがあるもの・・・・
ダ・・・ダディ!」

温もりと匂いで目の前の男が父・ロビンであることにやっと気付いたケビン。あーなるほど目が見えないのか
せっかくクリアベッドから脱出できたのに樹海に向かって匍匐前進しちゃったのもこのせいだったワケね
父の腕に抱かれて安心したケビンはようやく落ち着きを取り戻し、差し出された水筒の水を一心不乱に飲み干した
『これが21世紀に私とアリサが授かる我が子・・・ケビンマスク!』

>ケビンに仮面の上から水飲ませてるトコがシュールすぎる
>ロビン王朝の仮面はどういう構造になってんだろ?
>ケビン「ロビン王朝の超人ならばマスク越しに水を飲むことなど造作もない」

そのマスクどうなってんだよ
鉄製マスクの上からゴキュゴキュ喉を鳴らして水を飲むケビンえごい。お前はMrマリックかと
羽飾りに高濃度酸素ボンベを仕込んでたり、
ロビン王朝のマスク制作技術は世界一だな

「俺は肉体の消滅が進んで為す術がなくとも周りの状況はなんとか把握できてたんだが・・・
マムは?アリサマムは?」
「安心しろ。お前の輸血や高濃度酸素吸入がついたピアス、そして
ウォーズマンの蘇生のデバイスのおかげでアリサは元気な姿を取り戻すことができた」

「よかった!しかし・・・発端は悪業時間超人による20世紀のレジェンド皆殺しだとしても
俺とマムの為に
あまりにもたくさんの正義長身が傷つきすぎた・・・」
自分のせいで多くの仲間達が傷ついたと、涙を流しながら我が身を責めるケビン
時間超人をさも諸悪の根源みたいに言ってますが直接時間超人にやられた正義超人って実はテガタナーズとアドレナリンズだけなんで、
チェックメイトに始まり火の玉飛爺隊、トリニティーズとウォーズマン、セイウチンを次々と葬り、
あまつさえ自分の尻拭いの為にカオスまで死なせたネプチューンマン
と比べたら全然可愛いモンなんですがね。つうかこうして比較してみるとネプチューンマンのクズぶりが際立つな

「お前たち一族のせいではない。悔やむなケビン
もしかしたら我がキン肉一族やテリー一族がそうなるやもしれなかった」
「ああ」
「超人オリンピックV2のチャンプでキン肉万太郎の父・キン肉マンに
テリーザキッドの父・テリーマン!偉大なるレジェンドの二人にそう言ってもらえると救われるぜ
ハッ、時にあのカオスという超人はどうしましたか?
我がロビン王朝の崩壊を救ってくれた恩人だ
新世代超人でありながらあんた達無敵のマシンガンズを破ったんですよね?
そればかりか悪業時間超人に敗れたネプチューンマンを救出しようとまでした・・・
その様子はライトニング&サンダーの控え室にいた俺にも観客の反応でわかった
その後はどうなりました?カオスはどうなったんですか?
俺は自分の口で礼を言いたい。まだ見ぬ親友カオスに!」

スグルとテリーに慰められ自責の念がやや安らぐと、思い出したかのようにカオスの顛末を問いただすケビン
いきなり
「まだ見ぬ親友」とか言い出しちゃうテンションの高さ
事実を知る3人ですが、そんな事を言われてしまってはそのあまりにも哀しい結末を告げることができません
レジェンドに保護されて安心したせいもあってか、その答を聞く前にケビンは体力の限界が訪れ意識を失ってしまう
「な・・・なぜ何も答えてくれな・・・・うっ」
「お前は二週間もクリアベッドの中に入っていて、まだ身体が外の世界にアジャストできていない
ケビンよお前は何も考えることはない。今すぐ安全な場所へ連れていってやる」

本来の目的は時間超人の偵察だったものの、思わぬ発見のせいでとりあえず樹海から引き返すことにしたレジェンド3人
憔悴しきった我が子を背負いながらロビンが向かった先とは・・・?





「しかしゾクゾクしねえか兄弟!俺達の悲願が達成される瞬間がついに目前まできたんだぜ!」
「ああ、それでは最後の特訓といくか。いつも通り敵のイメージを脳内に再現し、
あらゆる戦闘パターンを想念するのだ〜っ!
スリラリ〜ルリクトリ〜 スリラリ〜ルリクトリ〜!」
一方その頃、スグル達が引き返した樹海の更に奥深くでは時間超人達が決勝戦を前に最後の特訓に勤しんでいた
リングの血のシミに向かい、相変わらず
センスを感じない呪文をムニャムニャ唱えるライトニング
たちまち万太郎のカオスのイメージ像が現れ、仮想マッスルブラザーズ・ヌーヴォーのスパーリング開始です

「なかなかいい動きじゃねえか!なるほど技の出し惜しみはなし・・・いきなりキン肉バスターか
しかし俺達にはこれがある!アクセレレイション!」
>スパーリングでも道具で技を抜ける時間に萎える。キン肉バスターぐらい道具無しで抜けてみろよ
試合開始5秒でアクセレレイションに頼る時間超人がなんかもう哀れ。本当にラスボスの貫禄ないなこいつら
しかしタッグパートナー万太郎が劣勢に立たされているといのに、カオスのイメージ像はカットに入ろうとしません
「?こやつ味方がやられているというのに何もしてこねえ
パートナーの助太刀もなく死ね最強超人の遺伝子を持つ男よ!死時計の刻印!」

かくして試合開始から僅か10秒で死時計の刻印によって万太郎KO。しかしカオス像は相棒の死にも何の反応も見せません
アホのサンダーは「なにボサッとしてやがる!」と攻撃を仕掛けようとしますが、ライトニングはすぐにその事実を察知する
「待て。俺達の脳内イメージで造り上げたカオスが動かない理由はひとつ
カオス・アヴェニールはやはりあの富士山の爆発で死んだのだ!」
脳内イメージってそういうモンじゃねえから!
>試合で出血したキャンバスの詰め合わせから算出されたカオスのデータが
試合外のアクシデントのことまで考慮して動かなくて吹いた
本当は血の付いたキャンバスとか必要無かったんじゃ・・・

準決勝の時から思ってたけど、これってイメージトレーニングじゃなくて普通の悪魔霊術の類だよね
ワケわからん呪文とか唱えてるしさ。アイテム頼りに呪術頼りで本当にどうしようもない
「両親の仇を討つために俺達を追いかけてきたのに勝手にくたばっちまいやがった!」
「俺達に復讐も遂げられないまま惨めに逝っちまったのよ〜っ!ジョワジョワ〜ッ!」

カオスの尊い犠牲を嘲笑う時間超人許すまじ!
このアイテム頼り小悪党どもに正義の鉄槌は下せるのか?
スグル達に保護されたケビンはいったいどこへ運ばれたのか?小悪党どもの予想しない正義超人側の反撃が始まる次号へ続く!


性欲を持て余すサンダー

「いよいよ憎っくき俺達と決勝のリングで当たるところまできたというのに
ネプチューンを助けるために本来の目的を遂行できずおっ死んでしまうとはバカな奴だぜ
これでホーラ・アヴェニールから200年続く正義時間超人種は敢然に根絶やしになった!
最後に残ったのは俺達悪行時間超人の種だけだーっ!」
「これからどんどん悪業時間超人の子孫を作り上げ、
魔時角の能力を使って全悪行超人を総べてやる!」

カオスの死にテンションが上がったのか、これからガンガン子供作るぜ!などとのたまうサンダー
やはり他の超人や人間達を支配したあかつきには
毎日ハーレム三昧ということでしょうか
冒頭から性欲ほとばしるサンダーに、邪悪な含み笑いも卑猥なエロ笑いに見えてしまいます。・・・エロい漢だ

「もはや屍相手に何をする必要もねえが・・・
このカオスが幽霊になっても出てこれないよう最後の一撃をかましてやるぞ
屍にこの技をかけるのは初めてだぜーっ!
世界崩壊の序曲ーっ!
喜べカオス。ちょうどパートナー万太郎の横に落としてやったからな〜っ!」

木偶の坊のカオスイメージ像にトドメを刺す時間超人
なんの抵抗もなく崩れ落ちたその身体は万太郎イメージ像が倒れた隣に寄り添うように倒れ、人型の血溜まりに・・・あれ?

「ち・・・血の跡が残らねえ!」

「当たり前だ。俺達は一度絶命した屍を再度葬ったワケだからな」
前回の万太郎像がそうだったように、KOされると血溜まりに戻るハズのイメージ像が血を残すことなく消滅してしまったではないか
ライトニングは「一度死んだ相手だもの血なんか出ないべさ」と言ってますが
本当にそうなのか?
>世界五大厄の必殺技を受けても、パートナーのマンタとは違い血の跡を残さず消えたという事は、
カオス復活の可能性もあると思うんですが、はんぺらさんは、どう思いますか

どう見てもこの描写はカオス復活展開の為の伏線臭い
もしかしたら心肺停止した今のカオスの状態は通常の超人の「死」とは異なる、時間超人特有の特殊な状態にあるのかもしれません
「しかし万太郎一人になったからといって油断はできねえ。奴は奇跡の逆転ファイターの息子だからな
あと二日間、一日も無駄にできぬぞ。
ようし次の特訓に移ろうぜーっ!」
たった一人になってしまったヌーヴォーにも油断することなく、残り二日間みっちり特訓しようというライトニング
「次の特訓に移るぞ」ではなく「次の特訓に移ろうぜーっ!」などと、何か小学生ぽい元気のいいセリフ回しに吹いてしまう
「磯野ー野球しようぜーっ」とカツオを呼びに来る中島的な
一方その頃。前回ラストでどこに運ばれたのか気になっていたケビンは、キン肉ハウスでおっさん3人から手厚い看護を受けていました
こんな小汚いブタ小屋よりまず超人病院に担ぎ込むべきだと思うんだが





「うう・・・カオスあんちゃん〜っ」
同じ頃、東京ベイエリア第六台場ではカオス・アヴェニールの葬儀がしめやかに行われていた

>棺のまま埋葬するってことはやっぱカオス復活フラグか
当然というかなんというか、今後の展開モロバレというか火葬ではなく土葬です
遺体を焼かない。これこそカオス復活展開の紛れもない確証
まぁもっともカオスが生き返るなんてのは全国の肉読者が100%の確信持ってることだと思います。焦点は
決勝戦前に何らかの方法で復活するのか、
決勝はやっぱりケビンが戦ってトロフィー球根で復活するのか

どっちかという話なワケで
ケビン万太郎タッグは確かに見てみたいですが、やはり読者の心情としてはカオスに一族の仇討ちをさせてあげたいところです

唐突に出てきたピラリアの花がなんか臭いので、これがキーアイテムになるんじゃないかと思いますが・・・
>ピラリアの花ってトロフィー球根の花じゃないのかな?
「カオスのやつが眠りにつくにはここは一番いい場所かもな」
「ああ、ここは俺達新宿花山神社地方巡業プロレスが日夜練習を重ねた思い出の場所」
「俺達はあくまでおふざけ超人プロレスの練習だったが・・・ブタ肉マン、いやカオスは圧倒的に強かった」
「ああ真剣勝負じゃ誰もかなわなかった。よく考えれば超人だったわけだから当たり前か」
「よく笑いよく食うやつでもあったな・・・

あいつのつまらないジョークは・・・もう聞けないんだな」
カオスの昔話に花を咲かせ、その思い出に涙する花山神社プロレスの面々がいい味出してて泣かせます
考えてみたらこいつらガキんちょハウスの面々を除けばカオスとはもっとも付き合いが長いワケで、万太郎や凛子以上に哀しいのよね
というかやはり読者としては川崎くんが出席してないのが非常に残念
>カオスの葬儀に川崎君がいないなんて・・・
なんてことだ・・・やはり二人はあのグレートマスクの一件で完全に袂を分ってしまったのか
川崎くんが友情パワーでカオスを復活させたら神展開なのに!

凛子がピラリアの鉢植えを持って泣き崩れ、ゲンタが涙を堪えてキン消しを添える中、新世代超人が1人ずつ土をかけていく
「さあ万太郎、最後はパートナーだったお前が」
最後は万太郎。キッドは声をかけてスコップを突き出しますが、万太郎はそれに反応することなくカオスの棺を見つめ続ける
まるで周囲の景色や音が入ってこないかのように、土に埋められた相棒の顔から目を離さない
「なぁミート・・・こんな時に試合のことを云々するのも不謹慎ではあるが
悲しみで憔悴しきっている万太郎のあの有様では、世界五大厄を相手にするのはとても無理だぞ
最悪棄権もありうるのでは・・・?」

そんな万太郎の様子を心配したのはイケメン。魂の抜け殻になってしまった今の彼に試合は無理では?とミートに意見を仰ぎます
が。超人界の頭脳はそんなイケメンを真正面から睨みつけ、毅然とした態度でこれを切り捨てた
「”あの有様”?あなたこの20世紀ミートより長くキン肉万太郎と付き合ってきて
まだあの男の成長ぶりが理解できていないようですね

彼はカオスの死によって学んだのです
正義を貫く為に死ぬことは決して恐ろしいことではない。正義超人にとって名誉なのだと!
万太郎さんの額の肉ゲージを見てください。彼は来たる運命の一戦に向け、
今静かに闘気をやしなっているんです!」

>万太郎が普通にカッコよくて濡れる
友の死を乗り越えその哀しみを力に変えろ!
キン肉万太郎、今静かに燃ゆる!
決勝戦を前に覚悟完了の勘太郎、強敵時間超人を恐れることなく単身での戦いに挑む!なかなかに熱い引きで次号へ続く!


カオスの葬儀マジカオス

「5年経ってようやく芽吹き、カオスが亡くなったその日にやっと満開になったこのピラリアの花
最後に棺に・・・カオス・・・お父さんお母さんに会ってるね・・・」

カオスにガラス越しの口づけをし、ピラリアの鉢植えを棺に添える凛子。しおらしさのせいか普段より美人に見えます
するとどうしたことか。ピラリアの花から大量の花粉が吹き出したかと思うと、まるで虹のごとく空に花粉の橋をかけたではないか

「見て!花粉が何かを運んできたよ!」
「あ・・・あれは・・・ネプチューンマンのマスク狩りコレクションマントーッ!」
「キャアア!ネプチューンマンが剥ぎ取った正義超人達の顔の皮だわ〜っ!」
「な、なんでピラリアの花がこんな禍々しいものを?」
さながら花粉に吸い込まれるよう蝶のようにバッサバッサと空を飛んできたのはネプチューンマンのマント
その姿はまるで羽に死人の顔を無数につけた巨大蝶のようでマジキモイ。軽くホラーです
そんなおぞましい死人蝶はやがて万太郎達の頭上に到着。すると唐突にその顔をべリリと剥がし、空中に放出し始めました
「顔の皮をマントからはがしていくーっ!」
「ネプチューンマンに剥がされたスカーの顔の皮をピラリアの花粉が運んできたーっ!」

「ウワァ―――――ッ!!!」
何が起きてるのかは理解できますが、剥がされた顔の皮が空中を飛んで自分の顔に近づいてくるという恐怖
マジでホラー。スカーの悲鳴もさもありなん
というワケで再びスカーの顔面に張り付いた顔の皮はすぐさまフィットし完全治癒
更にジェイドもネプチューンマンに負わされた目と全身の傷がみるみるうちに癒えていきます
更にイリューやバリはん、セイウチン、チェックメイトらの顔も空中に浮かぶと、超人病院の方角に向けて飛び去っていく
「お、俺の顔だ!間違いない!」
「元通りだ!あれだけ傷んだ目の傷、胸の傷も完全に癒えた!」
「わ・・・私達は何を見ているの?これは奇跡なの?」
「違う。これは奇跡なんかじゃない
カオスは肉体こそ滅んでしまったが魂は生きていて、僕達新世代超人を見守ってくれているんだ」
死してなお仲間達の為に奔走するカオス
感動的なシーンではあるんですが今回もネプチューンマンの尻拭いなのがもうなんとも
カオスが頑張れば頑張るほどあのオッサンのどうしようもなさが際立ちます





「うん。カオスは生きてる!」
「お別れだカオス」
「待ってマンタ」

最後の土の一盛りをかけようとスコップを手にする万太郎に、凛子が「待って」と声をかけた
「このピラリアの花こそカオスの魂よ!」

「じゃあこれが最後のお別れだーっ!」
吹いた。なんだこれ
>凛子ちゃんが何故止めたのか分かりません!
「この花こそがカオスの魂よ!」という凛子の言葉に対し、「ああそうだね」とか相槌を一切打つことな速攻でく土を盛る万太郎
読み返せば読み返すほど二人の会話が咬み合ってなくて異様な面白さです
「さらば僕の最高のタッグパートナーカオス!」
日が沈み始め海が紅く染まる頃、カオスの埋葬はつつがなく終了し仲間たちはその小さな墓に両手を合わせた
あと三日間しかありませんが、ここからは気持ちを入れ替え時間超人に対する特訓を行わなければなりません

「さっきまでは試合で負った怪我でお前のスパーリングパートナーが務まるか心配だったが!」
「傷が完全に癒えたからには万太郎よ!お前が絶対に勝てるよう鍛えて鍛えて鍛え抜いてやるぜ!」
「おお頼むぜ!シゴキまくってくれーっ!」


そんなこんなで早速仮想時間長を意識したスパーリングを開始する万太郎達
リングの四方に設置された巨大なバネはミートの発案
ジェイドとスカーがこのバネに勢い良く体を預けると、その反動で二人の体は弾丸のように撃ち出される
アクセレレイションの超加速攻撃を想定した特訓というワケです。なるほど
その様子を見て異常に驚くイケメン

そりゃバネなんだから伸びるに決まってるだろ
なんやねんこのテンションは。しかし二人の人間ロケットをダブルDDTで切り替えした万太郎は浮かない表情を見せる
「見事な加速だった・・・しかし並みは並み
本物とは月とスッポン・・・この特訓は間違っている
もっと命を賭けたすごい特訓をしなければ・・・とてもじゃないが世界五大厄には太刀打ちできない!」
対時間超人の特訓方法に満足感を得ない万太郎!
しかしそうは言っても連中の能力は連中固有のもの。果たしてアクセレレイションを完全に再現できる術はあるのか?次号へ続く!
>次回の筋肉マンU世。断崖絶壁のリングでのビーフマンの超上から発言に期待w


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