出現、キン肉王家三大奥義

「てめ〜っ!タッグ戦は敗退したとはいえ俺やジェイド、キッドと
新世代超人の中でもそうそうたるメンバーが
お前の為に特訓を手伝ってやっているというのに

この特訓ではダメってどういう言い草だーっ!」

冒頭、先週ラストで万太郎が発した「この特訓は間違っている」発言に対し異様なまでにキレるスカー
自分達のことを臆面もなく「そうそうたるメンバー」などとぬかし、
挙句は「お前の為に手伝ってやっている」という上から目線発言
万太郎は決勝戦で時間超人と戦う本人なんだから、特訓内容に違和感を感じれば意見を言うのは当然の権利です
ましてやスカー達は万太郎に全面協力こそすれ、「手伝ってやっている」などという台詞を吐いていい立場にありません
「てめえ〜っ!パートナーのカオスが亡くなってから
少しおかしくなったんじゃねえのか〜っ!?」
おかしくなったのはお前だよ!
と全国の読者が一斉に突っ込んだところで、万太郎がその理由を説明します
「お前達の協力はありがたいと思っているさ。お前達が役立たずと言っているのではない
例えこの特訓の成果でアクセレレイションを避けることができたとして
仮に今までのようにパートナーのカオスがいればマッスルエボルシオンを出すこともできるが
僕一人では時間超人一人に対しマッスルGを繰り出すのが精一杯・・・
おそらくは元気なもう一人にマッスルGの解き際を狙われ、逆にトドメを刺される
だから今の僕には技が必要なんだ
たった一人で時間超人を一網打尽にできるような必殺技が!」

これが2対1における最大のハンデ。片方にどんな強力な技をかけたところで、
もう一人フリーならば簡単にカットに入られるし、更に言えばその隙を狙われて大技を食らう自滅を踏んでしまうかもしれない
今万太郎がすべきことはアクセレレイションの攻略などではなく、
一人で二人を同時に仕留めることができる必殺技の習得なのだ
しかし期限があと三日しかない中、そんなチート全開の技など都合よく開発できるのか?
その時、”超人界の頭脳”動く!

「ウワァア〜ッ!ああ〜っ!
うう〜っ!!グアア〜ッ!
アア〜ッ!アグア〜ッ!!
グ・・・グアア〜ッ!!」

う、うるせえ――!!!!
>ミートのやりたい放題ぶりに笑った
突如3ページに渡り苦しみだすミート。その間彼の脳裏に王位争奪編の映像がフラッシュバックする
21世紀ミートの意志が20世紀ミートに打倒時間超人を成す為の必殺技を伝えようとしているのだ。言わずもがなそれは・・・

『あ・・・あったのかこの20世紀に・・・あんな必殺技が!』
「はっ!?そこに誰かいる!フードの男・・・!」
ミートが「それ」を認識した瞬間、木陰に現れる怪しいフード男の。まさかフェニックスが戻ってきたのか?

ミートのキン肉カッターは見事フード男の頭に直撃
スコン!とかいう類の軽い音じゃない
”ガッ”というリアルな擬音はあの迷シーンを彷彿させます





「う〜イタタタタ・・・・ミートよ少し手荒すぎはせんか〜っ」
「だ、大王様!」
「おじいちゃん!」

フェニックス存外に面白いなと思われたキン肉カッター直撃でしたが無論そんなワケはなく
フード男の正体はなんと真弓。このシリーズではそのボンクラぶりで読者を散々イラつかせてきたオッサンではありますが
準決勝での戦いぶりとフェイスフラッシュによって万太郎が自分と孫であると確信し、助力する為にやってきたのだった
「ワシはお前に時間超人打倒の為の必殺技を授けにきたのだ
これはまだスグルにも教えたことのない、
キン肉王族秘技中の秘技じゃ」
デデーン!!!

マンモスマン、そしてフェニックスが出た時からこういう展開もあるかなとは予想はしてましたが。やはり来ました
マッスルリベンジャー、マッスルインフェルノ、マッスルスパーク
キン肉王家秘伝・三大フィニッシュホールド!
時間超人を倒す為に強力な必殺技を覚えたい万太郎にとって、まさに渡りに船とはこのこと。面白い流れになってきました
「な、なんだこりゃ〜っ一目見ただけでどの技もとんでもねえ難易度だって解るぜ」
「うむ確かおぬしスカーだったな。なかなかの慧眼じゃ
この三つのフィニッシュホールドは我がキン肉王族のご先祖様達が開発してきた中でも
特に優れた3つだけを神殿の壁に彫りつけたもので、有史以来ワシを含め
誰もこの必殺技の使い手はおらん。それほどの難易度を誇る文字通りの幻の技じゃ
いつかスグルに授けようと思っておったが今はそうも言っておれん
我が孫キン肉万太郎よ!未来のキン肉王族を継ぐ者として
このキン肉王族奥義をマスターするのじゃ!」

冒頭のダメ野郎ぶりのフォローなのか。スカーの見る目を褒める真弓
そう。この三つの必殺技はいずれも超絶難度を誇り、やり方を教えられたからと言って簡単に会得できるものではありません
ましてやこの時間軸ではスグルでさえマスターしていない奥義(存在を知らないので挑戦すらできないワケだが)
偉大なるグランドチャンプである父にできないモノが、果たして今の自分にできるものか?

「そ・・・そんなぁ〜っおじいちゃんだって父上だってマスターしていない難易度の技を
今から3つもマスターするなんて無理だよ〜っ!」

3つ全部習得する気かよ!
王位争奪編においてはフェニックス、ゼブラ、スグルと3人の候補が一つずつ持っていたフェイバリットホールド
なんと万太郎は一人で3つともマスターするようです
>スグルが死の淵で掴んだ技をあっさり万太郎に伝えるってのも酷いな
たまらなくなってキッドにマッスルスパーク仕掛けることを期待
>マッスル・スパーク!!…でどうやって2人倒せってんだよ?!
>キン肉王家三大奥義が出てくるとは予想外。しかしいまさら一つのみ習得というのも芸がないので、
全部習得、または三つを合体させた新必殺技を開発すると予想

これは最終的に三つの技を合体させたまったく新しい必殺技とか出す展開か?
そしてそんな万太郎の様子を木陰からじっと伺うのは
真弓ではないフード男。何者でしょう
>どうも今回の話で、フェニックスがリベンジャーを知るという形にしたいみたいですね
>フェニックスも出たし、フードの男はいつも陰からスグルの戦いを見つめてきたアタル兄さんでしょうか?
>正義超人とキン肉王家の危機に渦中の人が現れたようですね!
>フードの男がアタル兄さんだと展開として50%マッスルスパーク伝授でしょうが、
充分すぎる戦績(残虐チームを全員倒す・フェニックス追いつめる)で、
ナパーム・ストレッチ&不完全版マッスルスパーク装備なのでタッグパートナーでもいけそうですね
>三大奥義マスターしなければいけないというこの状況で登場したフードの男。今度こそアタル兄さんっぽいですね
はんぺらは普通にフェニックスが戻ってきたのかと思ってしまったんですが、あいつはアレでこのシリーズフェードアウトしたほうが自然だし
万太郎が王家必殺技を覚えようとするのなら、
その協力者にアタル以上の適任は存在しません
これは朋友予想も多いアタルの可能が高そうです
タイムリミットは三日!万太郎、キン肉王家三大秘技習得なるか?
フード男の正体も気になるし、面白い展開になってきたところで次号へ続く!


特訓マッスルスパーク

「父上だってマスターできずにその存在を封印しようとしていた三大奥義・・・
そんな難易度の高い・・・いや習得不可能と言ってもいい技を
この僕がたった三日でマスターできるワケないんじゃないかーっ」

先週のレビューでは端折りましたが、5歳くらいの時に偶然フィニッシュホールドの壁画の部屋に迷いこんで覗いた際に
「ここで見たものは忘れろ」と、スグルにこっぴどく怒られた記憶のある万太郎
それ故に万太郎はスグルも三大奥義をマスターすることができず、その存在を封印したものだと思っているようですが
当然ながら
全国29兆人の肉読者と、21世紀の記憶を持つミートはそうではないことを知っています
『歴史的に見ればスグル王子は、この究極のタッグ後に行われる大戦争において
このキン肉王家三大奥義のひとつを確実にマスターしている
なのに何故か21世紀ではそれを息子の万太郎さんに伝えることもなく、封印しようとまでしている
いったいどうして・・・
あ・・・・ああ〜〜っ!!』

なぜスグルは習得したマッスルスパークを世継ぎ・万太郎に伝えることなく、あまつさえ封印までしようとしたのか?
21世紀ミートの記憶を紐解いていくミートは、その終点で見た映像に悲痛な声を上げる

それはマッスルスパークをかけたスグルの下半身が
粉々に砕けているイメージ映像だった
『そうか〜っ!そんな深い理由で王子は万太郎さんに奥義を伝えなかったのか〜っ!』
>スグルがマンタに三大奥儀を教えなかったのは、体にかかる負担が大きすぎるとかそんな理由か
なるほど。どうやらマッスルスパークはその超絶の威力故に、
かけ手の肉体にも尋常ならざる負荷を与えるシロモノだったようです
34年後のスグルが他の正義超人達と比べて肉体的衰えが顕著なのも、もしかしたらマッスルスパークの負荷が無関係ではないのかも
故にスグルは息子・万太郎に伝授することもなく、そして才気溢れる超人が身を破滅させることのないよう封印を決意したのでしょう

『王子はこの先に起こる大乱で三日で秘奥義をマスターしたとされているが・・・
その少し前から存在は知っていて、未完成ながらもマスターしつつある状態だった
だが万太郎さんは存在を知らされたばかりのまっさらな状態。これは大きなハンデだ』

王位争奪編決勝戦の特訓期間3日の間に、兄アタルの50%と自分の50%を融合し完全なマッスルスパークを会得したスグル
しかしそれは既に50%のマッスルスパークを得ていたスグルならではこそ。ゼロから始める万太郎に間に合うのか?
「右側のがマッスルインフェルノ!中央がマッスルスパーク!左側がマッスルリベンジャー!
3つ全てとは言わん!この中からどれか1つでもマスターできれば
悪行時間超人など恐るるに足らずじゃ!」

前回ラストの台詞から3つ全て習得するのかと思われてましたがそんなことはなかったぜ!
マッスルスパーク1つ覚えるのも無理ゲー臭がするのに、3つも覚えるという展開はやはり無いようです。それも見たかったけどなぁ
「ま、待ってよ!この難易度の高い技に挑むよりは
三日間をもっと効率よく使って新しい必殺技を考えるとか・・・!」

「お前だって気付いとる筈じゃ!どんな効率のいい特訓を積んだところで時間超人には勝てんことを
何を躊躇しておる!お前が決断せんことには特訓時間がどんどん減っていくんじゃぞ!」
「人類と正義超人界の運命がかかっているからこそ簡単に決められないんじゃないか〜!」
カオスの葬儀で見せた決意の炎はなんだったのか。ここに来ていつものヘタレっぷりがぶり返す万太郎
しかし「重大決定だからこそ簡単には決められない」という万太郎の言い分も解ります
最終的に奥義をマスターできず、三日間の貴重な時間を丸々無為にするよりは少しでも効率的な特訓をした方がいいかもしれません
>万太郎!3大奥義よりももっと簡単ですごい技があるぞ!
48の殺人技で最も簡単な奴だからすぐマスターできるはずだ!

と、その時。
迷える万太郎に決断を迫るべくあの男が乱入する





バサバサバサバサアアアアアアアア!

満月をバックにマントをたなびかせながら現れたのは、謎のフード男。月に代わっておしおきよ!
登場するなり一通の文が巻き付けられた槍を投げつけ
フィニッシュホールドの壁画へとザックリ突き刺しました。矢文ならぬ槍文といったところでしょうか
「いくら映像とはいえ古よりご先祖様達が刻み続けた奥義が汚されてしまった〜!」
キン肉王家の威光に唾を吐くかのごとき狼藉。真弓の嘆きに万太郎は空中浮遊するフード男に跳びかかりますが・・・

フード男は万太郎の突進を左手の一薙ぎで吹き飛ばすと「フハハハ」と笑ってトンズラしていきました
テンションたけえなこいつ
空中浮遊してんだからそのまま飛んで逃げればいいのに。わざわざ走っていく後姿がマヌケで人間味を感じます
「あのフード男は・・・イクスパンションズVS世界五大厄戦において
ネプチューンマンからマンモスマンを強奪していった謎の男か!」
「ヤロー今度は何を企んでやがる!」
その風貌から万太郎達はフード男をフェニックスだと思ったようです。彼等からしてみれば当然の判断でしょう
しかし先週の朋友コメントにも見られるように、賢明なる肉読者は
その正体にほぼ見当がつきました
「おおっフード男が投げ放った槍が三大奥義の一つに突き刺さっている!」
フード男が槍を突き刺したその箇所は・・・・言わずもがな
マッスルスパーク

>フードの男の投げた杖がコミック9巻でアタル兄さんの投げたのと同じと思われるので、正体は決まりですね
>またマッスルスパークか・・・できるなら真のマッスルインフェルノを披露して欲しかった
>突き刺さった杖が、マッスルスパークをかけてる側のチ○コにしか見えなくなったんですが・・・
>確かに三大奥義が汚されたよ。あなたの投げた杖によって(卑猥的な意味で

とてつもない巨根を勃起させてその存在をアピールしています

「なんだってあの野郎マッスルスパークに槍を突き立てていったんだ?」
「もしかしたらマッスルスパークをマスターせよという万太郎へのメッセージかも」
「ネプチューンマンからマンモスマンを奪った奴がなんでそんな助言を送りに来るんだよ!」
「万太郎、スカーの言うとおりこれは罠かもしれない。悪魔の囁きだ」

フード男の真意を測りかね、あーでもないこーでもないと騒然となる新世代超人達
槍にくくられた一通の文の存在に誰も気付きません
意味不明に乱入した結果がこれだよ!たしかにこんな目立つモノに気付かない万太郎達の注意力散漫ぶりも大概ですが、
あんなインパクトのある乱入したフード男が迂闊だったとしか言いようがない
マッスルスパークを示して文を添えるだけなら別に姿を現す必要なかったのに。なんでわざわざ暴れたし
>フードの男のやりたい放題ぶりにワロタ。カナディアンマンでも陰から矢文だったのに
大ジャンプ登場・杖投げ・空中浮遊(?)・挙句に殴り倒して笑いながら逃げるとはどこの悪行超人ですか
だから杖に付けた手紙読んでもらえないんだよ!
>フード男はアタル兄さんで確定っぽいですね
しかし、わざわざ奥義の指南書っぽいふみまで槍につけてくれてるのにそれに気づかない超人界の頭脳w

と、ここで再び無駄にページ数を消費するミートの悲鳴が炸裂。その脳裏にマッスルスパークにまつわる映像を呼び覚まします
そこに映ったのは並んで建つ双子の五重の塔と、ひとつの池
「・・・この槍が神の啓示でも悪魔の囁きでもいいじゃないですか
行きましょう。正義の歴史が黒色に塗り替えられない為に。キン肉王家奥義の習得へ」
「い・・・行くってどこに?」
「奈良です」

>キッド……忘れないよ……
>これは本当に勢いでKIDにマッスルスパークかけるフラグww
アニメ版だったら我らがガゼルマンの仕事だったのに…
>キッドにスパークフラグがたった!

キッド親子二代に渡って災難フラグキタコレ
先週の朋友のコメに「いてもたってもいられずキッドにマッスルスパーク」
がありましたが、どうもネタではなく現実味を帯びてきました。まさかあのゆで理論の最高峰とも言えるシーンが再び拝めるとは

ミートの言葉を聞いたキッドはすぐさま彼を肩車すると、万太郎の腕を引きながらまとめ役として号令を取る
「さあミート道案内してくれ!正義超人は全員特訓要員としてついてきてくれーっ!
奈良までノンストップで駆け抜けるぜーっ!」
「当然のことよーっ!」
「この命万太郎に特訓の為にくれてやるぜーっ!」

「私も行きますよ!」
「ワシだって!」
>杖はアタル兄さんでしょうか
しかしスカーの外野時のチンピラっぷりと、キッドの戦ってない時の頼もしさといったら…!
(緑の弟子は相変わらずだと思います) 

先週の態度と打って変わって万太郎に尽くすスカーに吹く
自分の特訓の為に次々と名乗りを上げてくれる仲間達と祖父を見、万太郎はさっきまでの迷いを払拭
キッドに引っ張られていた腕を振りきり、自らが先頭となって奈良へ向けて走りだすのだった

「お前達の気持ちは受け取った!あの三日是が非でも
キン肉王族奥義をマスターしてやるーっ!」

特訓の舞台は奈良!キッドの災難に期待せざるを得ない次号へ続く!


ドサ回りプロレスの面々凄すぎ

目指す特訓の地は奈良!新世代超人達は真夜中のせいか異様なハイテンション
「奈良までノンストップだぜ!」とのたまうと、車を使うでもなく空を飛ぶでもなく走って行くことに
まぁ真夜中なので電車も使えないし、超人の脚力ならきっと自動車よりはずっと速く目的地に着くのでしょう
凛子とジャクリーンは始発電車で彼等を追いかけることにしてその場を去り、カオスの墓から皆が引き上げたその時
カオスを見守っていたラーメンマンの幽霊が現れた
「カオスよ。お前の死は無駄死にではないぞ
新世代超人達の友情パワーのリミッターを最高にまで引き上げたんだからな
Drボンベは言っていた・・・レジェンド達がリタイヤし、正義超人が一人もいない隙の時代
疾風迅雷のように
しなやかな筋肉と長い金色の髪を持つ男が現れると
やはり旧世代超人と新世代超人の間隙を繋ぐ若き救世主は
カオスお前だったんだ」

鋭い眼光とモミアゲがワイルドで渋カッコイイ救世主カオス
これは歳の頃30歳くらいでしょうか。まさに威風堂々と形容するに相応しい「救世主」の貫禄です
「私はお前に未来を託して私の魂とも言える闘龍極意の辮髪をボディに埋め込んだが・・・
お前はネプチューンマンの命を救うため、自ら間隙の救世主としての運命を断ち切った
だが悔やむことはないぞカオス
あのまま間隙の救世主としての運命に従うのも
運命に逆らってネプチューンマンを救ったことも

両方とも人類の平和、正義超人の未来にとって必ず良い結果をもたらすからだ
正義超人界は磐石。
お前の代わりの間隙の救世主は必ずや現れる」

はんぺら的にはあのオッサンを生かしたところで
正義超人界の為になるとは思えませんが

ラーメンマンが言っているように、正義超人界は磐石
ネプチューンマンを救う時、カオス本人も言っていたように。
”代わりの救世主”はきっと現れるはず
カオスがこの時代で死んで死まった事=超人界の損失 ではないのだ。彼の死は無駄死にではなかったのである
「その新たな救世主のためにも、私の闘龍極意の辮髪は返還させてもらうぞ
安らかに眠れ。カオス・アヴェニール」

そして「おっ死んだヤツにもう用はねえ」とばかりに辮髪を回収するラーメンマン
カオスに別れを告げると夜空に消え、また墓に浮かんだカオスの顔も笑顔で地中へと消えるのだった
この人も幽霊なのにやたらハイスペックだな。これからは間隙の救世主候補を求めてこの現世をさ迷うんでしょうか

>球根使ってカオス復活だな、と思ってたら、誰ひとりとして球根で復活の可能性の話もしない上に
ラーメンマンの亡霊が辮髪の回収までしてしまいました。もしかしてカオス復活は本格的に無くなった?
うーんこの展開は確かに。こりゃカオスは感動的な流れのまま英雄として死なせたほうが自然か。生き返る可能性は低いかも





そんなこんなで日が登り始め、夜も明けようかという頃。正義超人達は目的地の奈良までもう少しという所を激走していた

「さ・・・さすが俺達のようなインチキではない本物の超人だ
体力が尋常じゃない」
「も・・・もうこれが限界だ〜っ」
お前らも走ってんのかよ!
>ドサ回り超人プロレスの面々のアスリート能力にビビる
>奈良近くまでなんとか一流超人についてこれるあんたらの方がスゲーよ!

凛子とジャクリーンと一緒に電車で追いかければいいものを。もしくは巡業で使うトラックとか持ってないんだろうか
ここまで超人の脚力についてきたこいつらマジヤバイ。
尋常じゃねえのはお前らの体力だよ
ラーメンマンの辮髪はやはりこいつらに託すべきだと思う

「し・・・しかしなんだ?夜も明けきってないというのにこの暑さは〜?」
「と・・・とても五月の暑さじゃない。肌が焼けつくように感じる」
「い・・・イヤそれ以上だ。体が火で焼かれているように感じる」
「なんのこのくらいの暑さ・・・・ウボァー」
「キン肉真弓ーっ!さあ俺におぶされ!」
しかし一路奈良を目指す一向を襲う謎の異変。それは五月だというのに異常なまでの暑さ
超人のスカーをして「火に焼かれているようだ」とまで言わせ、真弓もブッ倒れる熱波たるやどれほどのものか
その中で全力疾走してるドサ回りプロレスの面々マジ半端ねぇ
それにしてもスカーときたら、キン肉星の現大王をつかまえて名前を呼び捨てにするという傍若無人ながら、
文句のひとつも言わずおんぶしてやるこのツンデレぶり
先々週からの発言のトンチンカンぶりも相まって異様な面白さになってます。これは新機軸の萌えキャラだな
そんなこんなで皆で助け合い、励まし合いながら遂に到着。特訓の地、奈良は薬師丸寺
しかしそこで一行を待ち受けていたのは、まるで予想だにしなかったアクシデントだった

「こ・・・こんなことって・・・・マッスルスパーク会得に必要な一面鏡池が・・・・
干上がってしまっているーっ!
2つの塔が重なって見える・・・その不思議な現象が必要だったのに〜っ」
塔の位置や絶妙な光反射によって、二つの映像が重なって見える一面鏡池
マッスルスパークの会得に必要なこの池が、なんということか熱波によってその水面を失っていたのだ
「この池もこないだまでは水を満々と湛えておったんやけどな・・・」

と、ここでどこからともなく現れ、頼まれてもないのに解説を始める謎の住職
超人達が全員滝のような汗を流す熱波の中、汗ひとつかいてない涼しい顔で淡々と喋ってます。何者だよ
聞けばこの熱波が奈良を襲ったのは二日前。ミートはその原因がイクスパンションズの行った富士山の噴火であると推察する
「あの富士山の爆発で列島の地下を走るマグマの動きが活発になり、この異常を引き起こしているんです!」
>富士山の噴火の影響で奈良の池の水が枯れるとか無茶すぎる
火山活動で水が枯れるほどの異常な地熱が出たケースは自分が知る限りありませんし、
そもそも富士山のマグマ層は近畿地方にまで及んでいません
せめて富士山の噴火で誘発された地震で発生した地割れで池の水が無くなったとかのほうがまだ良かったのでは…
けど一番の突込みどころは、池の水が枯れるほどの異常な酷暑の中、袈裟を着て平然としているお坊さんですね

「ウオオ〜ッ!カオスの死だけでなく、
こんなところにまで時間超人どもが影響を及ぼしているなんて〜!」

ジェイド暑さで頭がおかしくなったか
>ジェイド!カオスの命奪ったんは時間超人やない!ネプチューンマンや!
カオスの死はあくまで彼がネプチューンマンを助けようと自己犠牲になっただけであり、確かに間接的な原因は彼等にありますが
この物語に「カオスを殺した人物」がいるとしたら、それはネプチューンマン以外いないワケで
なんかいつのまにかカオス殺しの犯人として仕立て上げられてる時間超人がちょっと可哀想だと言わざるを得ない
それはともかくすっかり干上がってしまっていた一面鏡池。これでマッスルスパークを会得する方法は失われてしまったのか?
池に注水すれば解決だと思うんだがその時、万太郎がようやく槍に結び付けられていた手紙に気付く
「これは・・・手紙だ!
大阪の千里の丘を行け
天高くそびえる太陽の顔に奇跡の光照り映える」

「どういう意味だ?」
「やめようぜあのフード男の悪魔の囁きに乗るのは〜っ」

いちいち台詞がアホっぽいジェイドに吹く。このシリーズの初期を思い出すアホぶりです
「大阪・・・千里の丘・・・天高くそびえる太陽の・・・・ああ〜っわかった〜っ!
あそこなら薬師丸寺に代わるマッスルスパーク会得の地になり得るかも!
行きましょう!ここは悪魔の囁きに本気で乗ろうじゃありませんか!」

悪魔と相乗りする勇気、あるかい?
手紙の内容からフード男の示したアドバイスを読み取ったミート。もう悪魔と一蓮托生だ!とその囁きに乗ります
「行くってどこへ?」
「大阪です!」

新たなるマッスルスパーク特訓の地は
大阪万博記念公園・太陽の塔!

はたして太陽の塔が起こす奇跡とは?キッドの受難に期待したい次号へ続く!
>三日しかないのになんという無駄足・・・槍だけ投げてりゃよかったのに乱入して暴れた結果がこれだよ!
>これやっぱりネプみたいに紙飛行機でアドバイスするべきだったと思う


ミラクルジェイド

「おお、これは1970年に日本万国博覧会が開催された時に建造されたオブジェ
太陽の塔ではないか〜っ!」
冒頭。道中はカットされついに新たなる特訓の地、大阪万博記念公園へと到着した新世代超人一行
フード男の手紙に記された謎の文言を読み解けば、その場所はここ以外に有りえません!と自信満々で語るミートは太陽の塔を指差します
「見てください。あの胴体正面部の顔は現在を、頂上の顔は未来を表しているといいます
まさに現在と未来をつなぐ希望の塔。万太郎さんにうってつけだとは思いませんか?
それに私が未来ミートよりマッスルスパーク特訓用に指示された薬師丸寺五重塔の高さは50mでしたが
この太陽の塔の高さはそれを15mも上回る65m!

並の事をやっていたんじゃ、三日間の特訓ではとても世界五大厄との決勝には間に合いません」
「流石は名参謀ミート!五重塔よりも高い太陽の塔で特訓とは考えた!」
五重塔より高いから特訓にはもってこいでしょう!と最高のどや顔を見せるミートと
考えたな!流石はミートだ!と絶賛する万太郎の会話がもうワケわかりません
高けりゃいいなら通天閣にでも行けばいいのに
そもそもこのミートは未来ミートから見せられた映像によって、どこまでマッスルスパークのことを理解しているんでしょうか
先週の時点ではちゃんと
「2つの塔が重なって見える、その不思議な現象こそが必要なのです」とハッキリ明言していたのに
太陽の塔に来た途端に
「15mも高いからイケるぜ!」と、謎のハイテンションスイッチが入ってしまい
鏡池の現象については1ミリも触れようとしてません。なんというキチガイメガネ

>ミートはこの修業で何をやらせたいの?高ければ別にどこでもいいような気が・・・
>これ修行場が太陽の塔である意味がまったくないんだが

何故かマントとパンツを脱ぎ捨てフンドシ一丁にる真弓などなど
初っ端からアクセル全開でコーナーに突っ込むが如きゆでテイスト。全国の読者達はカオス回の予感に笑いを抑えきれません
あと朋友コメントにツッコミがなかったので、おそらくは多くの読者達が自然に気付いてなかったのかもしれませんが
ドサ回りプロレスの面々が一人もいません。なんてこった
多分特訓場所が変わった為、薬師丸寺に向かっている凛子とジャクリーンと合流してからこっちにくるんでしょうけど
もう連中はこのシリーズにおける名脇役と化したので物足りなさを感じてしまいます。ドサ回りプロレスー!はやくきてくれー!

「そろそろ行くか万太郎。最初の特訓の相手はミーがしてやる!」
「ああ。この誰もが縮み上がるような特訓につきあってくれて礼を言うぜキッド
そして最愛のパートナーカオスよ。特訓の成功を祈ってあの世から見ていてくれ!」

そんなワケで早速太陽の塔のてっぺんに登った万太郎とキッド。地上65mの高さから意を決して飛び出します
「どうだあ〜!まさに壁画と一部の狂いもないマッスルスパークであろう!」
「なんとワシが何百回トライしても会得できなかったマッスルスパークをたった一回で!」
「万太郎ってヤツはやはり奇跡を起こす男だぜーっ!」

天国のカオスへの想いが乗ったか、万太郎は流れるようなフォームで見事キッドを壁画のマッスルスパークに捉えることに成功する
が・・・・
「マッスルスパーク・・・確かに全身が真っ二つに引きちぎられそうな程の衝撃だ・・・
しかし全身を極めているようでいて、
実は両手は使える状態にある!
だからこうやって左脚のフックも取れるし、右脚のフックを外せば喉元も自由になる!」

肉読者には周知の通り、壁画のマッスルスパークは50%版
受け手の両腕が自由になるこの技は究極というには程遠く、キッドは難なくこの技を外しドラゴンスクリューで切り返してしまう
二人はもつれあったまま受身も取れずに地表に激しく激突。超人の肉体でもそのダメージは大きく、しばらく起き上がれません

>未完成のマッスルスパークに敗れたゼブラの立場がないな

「さ・・・流石は65mの高さだ・・・」
「か・・・体が粉々になったようだ・・・」
マットか何か敷け超人界の頭脳
>何で地上そのままにぶつかるの?クッションとか思いつくのでは?
>ミート・・・下にマットかなんか敷くぐらいその頭脳で思いつけ

決戦前に無駄に身体を痛めつけることが特訓じゃなかろうに
「マットを敷けば甘えが出て技の入りが鈍くなる」とか強引な理由付けがあるならまだしも、無意味な危険を冒してるだけです
そもそも特訓方法が間違っているので
最初からどうしようもないんですが
冒頭からここまで何から何までカオスすぎて、もはやツッコミが追いつきません。マジで凄すぎるぜ今週のU世





「ど・・・どうしたというんじゃい。フォームといい両脚のフックといい、壁画と寸分違わぬものだったのに・・・」
成功したかに見えたマッスルスパークだったが、直後あっさり返されてしまうという事実に困惑する真弓
三大奥義はいずれも脱出不能の完全無欠のフィニッシュホールドではなかったのか?
「キン肉王族でもない俺が言うのもなんだが、俺にはこの壁画に刻まれているマッスルスパークだけ
他の奥義と比べてどこか不完全というか・・・
違和感のようなものを感じるんだ」

「マッスルパークだけへっぽこじゃね?」流石は先々週、真弓にその慧眼を絶賛されたスカー
すぐに壁画のマッスルスパークの不完全さに気づくとそれを指摘します。が

「このツバメのできそこないが〜っ!
我がキン肉王家に伝わるフィニッシュホールドの壁画にケチをつけるつもりか〜っ!」

先々週あんなに褒めたクセにいきなり「ツバメの出来損ない」扱いしてキレる真弓
暑さでヘバッた時におんぶまでしてもらったのに。大した恩知らずです
「偉そうにぬかすな。この三大奥義てめえはどれひとつも会得できなかったクセに」
「グムム〜ッそれを言われると弱い・・・しかしなぜご先祖様達は
こんな中途半端な技をキン肉大神殿の壁に刻みつけたのであろうか?」

しかし辛辣なスカーのツッコミを返されると「それを言われると弱い」などとすぐにクールダウン。ヤバイこいつら面白い
キン肉星の大王といち正義超人というよりは
タメ歳の悪友同士みたいなノリ。仲良すぎだろ
>真弓とスカーが何だかんだで良いコンビで微笑ましい

真弓も認めざるを得ない「マッスルスパークは中途半端」という事実。その欠点がどこにあるかを指摘したのは、以外にもこの男だった
「マッスルスパークのかけ手の両腕・・・それがお留守になって機能してないから相手に逃げられてしまう
その両腕が相手の両腕を掴み、完全に支配していれば」

「おお〜っ!非の打ち所がない!」
「完全なるストレッチ技が完成する!」
>ジェイドはやれば出来る子
>ジェイドがアホの子じゃないなんて!
>おや? ジェイドの ようすが…?
>アホの子ジェイドが裏返ったッ!

ジェイドいったいどうした
このシリーズにおいてはアホの申し子のような言動で読者を萌えさせてきたゲルマン弟子ですが
なんとこの大事な場面で読者を驚かす見事なご明察。ビシッと指を突き出したポーズは少年探偵コナンのような頼もしさ
ブリッジで相手を捉えて後頭部をリングに叩きつけるフェイズはどうするのかまだわかりませんが、ひとまず大きな進歩と言えましょう

「いいか万太郎!俺の両腕を封じるのを忘れるなよ!」
「おお!それじゃあ行くぜ!ティリャアアアアーッ!!」
早速この改良バージョンにチャレンジする万太郎。キッドはさっき一回飛んだので、今度は順番持ち回りでジェイドが相手になります
前回同様、壁画と寸分違わフォームでジェイドをマッスルスパークに捉える万太郎。そしてまずはその左腕をキャッチ!
あとは残った右腕をクラッチできれば完成ですが・・・・
「と・・・取れない!もう片方の腕がぁ〜っ!」

どうしたことか。スグルには掴める右腕が、万太郎には届かない
掴めない奥義の”正体”
右腕が掴めない事と、技の全容が見えない事をかけた煽りが上手い。センスを感じる
なぜ父には取れる右腕が万太郎には取れないのか?マッスルスパークの謎の迫る次号へ続く!


勝利への蜃気楼

「何をやってるんだ!ジェイドの右腕さえ掴めば俺達の思い描くマッスルスパークの完成じゃねえか!」
「そこまできたら右腕を掴むことなどなんてことないだろ〜っ!」
右腕を取れない万太郎に容赦なく飛ぶスカーと真弓のヤジ。年齢も立場も違いすぎる二人なのにのにこいつら息合いすぎ
もうお前らがコンビ組んで時間超人と戦えばいいのに

渾身の力を込めて腕を伸ばした万太郎はなんとかジェイドの右腕を掴んだものの、すぐに態勢の無理に負けて腕を離してしまう

「そんなことではライトニング&サンダーを倒せやしないぜーっ!
ビーフケークハマーッ!グワッガ〜ッ」
「おわぁが〜っ!」
マッスルスパークから逃れた途端、65mの高さから必殺のビーフケークハマーを見舞うジェイド
>はんぺらさん。ジェイドが万太郎にビーフ・ケーク・ハマーをかけた理由を教えてください。私にはわかりません・・・
>ジェイドが万太郎に技をかける意味があるのだろうか?
>相手は試合控えてるのに何でわざわざ必殺技仕掛けるんだよ、ジェイド

三日後に決勝戦を控えた万太郎をここで殺す気か
そりゃ実戦を想定した特訓でしょうから反撃するのは構いませんが、せめて万太郎が受身を取れるくらいの加減はしろとツッコミたい
「ジェイドーッ!」
「オ・・・俺は大丈夫だが・・・」

>ジェイド君・・・病院だよゥッッ!!(頭の)
>先週は格好良かったのにいきなり狂い始めるジェイドに吹いた
>先週でジェイドを持ち上げて今週で落としすとはゆでやるな
>先週「ジェイドいったいどうした」今週「ジェイドマジでどうした」
>ジェイドやっぱアホの子や。そしてそのジェイドの体を心配するスカーもアホの子や

お前はどうでもいいから万太郎に怪我させんな
冒頭から読者の腹筋を殺しにかかるこの畳み掛け。やっぱりこのシリーズにおけるジェイドの面白さは半端ないな

「万太郎、完璧なマッスルスパークが極まった瞬間、なぜ両腕のクラッチを外した?」
「見ててわからないの?外したんじゃなく外れたんだよ
マッスルスパークの体勢は全身の筋肉や可動域に完全に逆らうもので
あの体勢をずっと維持し続けるのは至難の技だ。おじいちゃんは知らないフリしてるけど・・・
若かりし頃、あの壁画に描かれてる不完全マッスルスパークではなく
僕と同じ両腕クラッチ型の完璧マッスルスパークに挑んだが、
僕と同じように全身を酷く痛めて諦め・・・技の習得には至らなかった。そうでしょ?」

1stでは特にそんな描写は見られなかったマッスルスパークですが、やはりこの技は
かけ手の肉体に多大な無理を強いる諸刃の刃だったみたい
しかしそんなことより驚いたのは万太郎の祖父に対する鋭い指摘。驚くなかれ先週の真弓の態度は全てボンクラの「フリ」であり
実は若い頃壁画の不完全さに気付き、完璧版を会得しようとしていたという
アイアンクローとマッスルスパークってすごい落差だな・・・・・

オラァーッ!という雄叫びがワイルドなヤング真弓
流石は第9回・第10回超人オリンピックチャンプ(11回チャンプはハラボテ)だけあって、引き締まった肉体が実に強そう
ちなみに特訓場所は初代通天閣と思われます。やっぱ「高けりゃよかろう」という単純な発想なんだろうか・・・・
なんでキン肉星の王族が地球で奥義を特訓してんのか知りませんが
>通天閣と思わしき場所で若き日のキン肉真弓が見れて俺得でした
真弓も地球で悪行超人と戦っていたのでしょうね
第2次世界大戦中だろうし、歴史の裏で戦っていたのかなと思うと胸が熱くなるな

おおなるほど。確かにそう考えれば辻褄が合うな。ハラボテも悪行超人と戦ったりしたのかなぁ





「わ・・・ワシは生まれついて筋肉が硬く、このマッスルスパークの複雑なクラッチとフック・・・
独自なフォームの維持が不可能でこの技は会得できなかったんじゃーっ!
おそらくご先祖様もこの技をかけることは己の肉体をも破壊する諸刃の剣であることを知って
両腕のクラッチがない未完成のマッスルスパークを壁画に刻みつけた・・・」
「そ、そうか・・・!いずれは運動能力のズバ抜けた王位継承者が現れ
壁画の奥に隠された真のマッスルスパークを会得することを信じて刻みつけたんだ!」

ものすごい後付けではありますが、これがマッスルスパークの壁画が不完全である理由
壁画からこの技の完成形を推察できる慧眼と頭脳
それを実現し得る肉体を持つ者だけが会得できる
まさに幻の奥義

開祖は才ある者にだけその真の姿が見えるよう、壁画にマッスルスパークを隠蔽したのだ
なんてこった。なんか昔のカンフー映画の奥義の謎解きみたいでカッコイイじゃないか。後付け設定なのに!

「でもあの奇跡の逆転ファイターと呼ばれた超人オリンピックV2チャンプの父上でさえ
この完璧版マッスルスパークを会得するには至らなかった・・・
誰もできない技を僕だけができるワケがない」
「ちくしょうマッスルスパークが万太郎の抜群の運動能力を以てしても会得不可能な技だったなんて
やっぱりあのフード男の手紙の指示に従うべきじゃなかったんだ!」
「あいつは万太郎の貴重な三日間をただ徒労に終わらせる為に指示を送ったんだ!」
その難易度からすっかりマッスルスパーク会得は無理ゲーと断定してしまった新世代超人達
全員がこぞって「フード男のアドバイスに騙された!」と怨嗟の叫びを上げる中、ただ一人ミートだけは心の中で首を横に振っていた

『違う。みんなは勘違いをしている
21世紀ミートの記憶によればスグル様は近い未来に起こる大戦においてマッスルスパークを完成させ
これを二度披露し、その大戦を見事に収束させている。その数日後の非公式ノーピープルマッチでも
しかし戴冠しキン肉星に戻ったスグル様は極秘裏に203日間入院してしまうことになった
入院の理由は
マッスルスパークの打ちすぎによる全身の筋肉断裂と骨折

その後回復はしたが、自分の子供達を危機に晒したくないと諸刃の剣を封印したことは
スグル様の性格からして無理からぬ話・・・』

そこまでわかってるなら説明して誤解を解けよ
>あれ、オメガマンに掛けた分のマッスル・スパークは・・・?
>預言書燃やされたからってなんでオメガマン忘れられてしまうん?
>・・・ゆではオメガマンに恨みでもあるのでしょうか?
>オメガマンディスってんじゃねーぞミート
自分一人神妙な顔をするだけで、万太郎達に一切の情報を与えないミートが意味不明すぎて殴りたいんだが
そもそも
マッスルスパーク使った回数が間違っててもうワケわかりません
『スグル様は特訓開始から三日間でマッスルスパークを会得したが、
最初にその存在を知ってからの時期を含めれば一週間以上の日数を要している・・・
しかし万太郎さんがその存在を知ったのは昨夜
いくら最強の遺伝子を持つといってもいかんせん時間が足りなすぎる・・・・
いやもう後戻りしているヒマはない。残された時間に何かマッスルスパークの断片・・・
いや50%を掴まなくては!』
ここまでの新世代超人達の推察だと、完璧版マッスルスパークはこのストレッチ技で完成してるワケですから、
あとはこの無理な体勢を維持できるかどうかが会得できるかどうかって話だと思うんですが
なんか急に「50%を掴む」とか言い出したミート
やはりコイツだけはここまで誰も触れていないフェイズ2のことを断片的にでも感じ取っているのか?
一人だけやる気で万太郎の尻を叩くも、万太郎含め新世代超人達はもうこの技を会得する気力を失ってしまってます

「もうわかったろ!マッスルスパークは絶対に会得不可能な技だったことが!」
「つ〜・・・ふりだしに戻った」
だからお前が説明して誤解を解けってば
誰だよこいつ超人界の頭脳って言ったやつは!出てこいよぶっ殺してやんよ俺が!
ミートが読者に与えるイライラ加減は異常。こいつマジでメガネ割れるくらい殴りたい
だが全国読者がミートに対する殺意を抱いたその時。太陽の塔に突然驚愕の変化が発生する
「た・・・太陽の塔が二本に〜っ!」

「違うあれは2本あるのではない!蜃気楼によってそう見えるのだ〜!」
例のマグマ変動による異常な高温に更に加え、磨かれた鏡のような太陽の塔の黄金の顔が太陽光を強烈に集め地表へと照射
灼熱の大地は湿度と相まって・・・・・
蜃気楼によるもうひとつの太陽の塔を地面に映し出したのだ
「天高く聳える太陽の顔に奇跡の光照り映える
・・・ふりだしなんかじゃない。
ここに来たことはやはり天啓だったんだ!
特訓を続けましょう!ただし少しやり方を変えて!」

ここに来て初めてフード男の手紙の真意に気付いたらしいミート
ようやくこの原始的な特訓方法から、意味のある特訓内容にシフトすることを思いついたようです
誰だよこいつ超人界の頭脳って言ったやつは!ぶっ殺してやんよ俺g(r
全国の肉読者こくじん化の超展開で次号へ続く!


導きの槍

「万太郎さん、ここからは新しい特訓が始まるんです
これまでのマッスルスパークのかけ方は忘れてください
頭の中をまっさらにして、僕がさっき言った通りにしてください」
「まず自分の両脚を相手の喉と片脚にフックするところから始めるのをキッパリやめて、
まずは相手の両腕をクラッチすることから始めるんだな」

蜃気楼によって地表に映し出された逆さ太陽の塔。この僥倖と呼ぶべき現象を利用するべく、ミートが提案した新たな特訓法とは
両脚のフックは二の次に、まずは両腕のクラッチから始めるというものだった
「そんな変更で大丈夫?」と懐疑的な仲間達ですが、なぜかミートは「大丈夫だ問題ない」と自信満々
そんなワケで新方法による特訓再開。キッド、ジェイドに続き3人目の練習相手として今回はスカーが太陽の塔に登ります

「いくぜ前髪タラリの兄さんよ!」

突如として今まで誰も形容した事のない言葉で万太郎を呼ぶスカー
別にこんな事まったくもってどうでもいいんですが、それだけに
なんでやねんと突っ込みたい。前髪タラリの兄さんて
スカーの両腕を取った万太郎は両脚のフックに移行しますが、やはり無理な態勢を維持できずに外れてしまう
しかしガックリするジェイド達をよそに、ミートだけは狼狽することなくニコニコ笑顔で万太郎に更なる指示を飛ばした
「それでいいんです万太郎さん!
そのまま真っ直ぐ直線を描くように落下するんです!1ミリの傾きも許されません!」

「おお〜っ!あれを・・・下降していく万太郎とスカー、そして上昇していく万太郎とスカーが!」

そこには上昇する万太郎と加工する万太郎が猛スピードで近づいてく光景が映し出されていた
なるほどこれがミートの目論見か。本来は一面鏡池で行うハズだった
「2面の映像が1つに重なり合う」という現象を、
この蜃気楼を使い、縦で再現しようというのだ
「そう!これを見たらようくわかるはず!
万太郎さんが真っ直ぐ落ちればいずれは万太郎さん同士が重なり合います
しかし少しでも体が傾けば万太郎さん同士重なり合うことはありません!」

・・・は?ゆで理論きたコレ
テキトーに読んでるとうっかり騙されそうになるミートの解説文がおかしすぎる件。万太郎が斜めになろうと横になろうと、
上昇する映像と加工する実体は絶対重なり合うだろよ
いやまぁ「その角度を維持したままで重なってください!」っていう意味なんだろうな、とは読者の方で解釈するけどさ
ハッキリ
「重なり合うことはありません!」って言ってるミートがヤバすぎる
誰だよこいつ超人界の頭脳って言ったやつは!ぶっ殺して(ry

「し、しかしこれはマッスルスパークのフォームとはまったく違っておるぞ」
「いいんです。これもマッスルスパークなのですから
真っ直ぐをキープするんです!新しいマッスルスパークにはそれが必要なんです!」

まったくマッスルスパークの態勢を成していないフォームにも関わわず、「大丈夫だ問題ない」と落ち着き払ったミート
前回の「残り50%」という台詞といい、やはりこいつだけはフェイズ2の存在をボンヤリながらも認識しているみたいです
しかし途中までイイ具合だったもの、惜しいところで態勢を崩してしまう万太郎。最初の挑戦は失敗に終わってしまう





「惜しかったですね万太郎さん。新しいマッスルスパーク完成まであと少しじゃないですか」
「お・・・惜しい?今のどこがマッスルスパークに近づいてるっていうんだ?」
「いやミーも完成に近づいていると思う。うまく言えないがこれまでの2回の特訓よりは
真っ暗闇の中から何か光明のようなものが見えたような・・・」
「俺にも見えた。俺達のイメージするマッスルスパークとは違うが
まったく形を変えた別のものが・・・・かすかにだが・・・」
3度となる65mの高さからの落下に、「もうこの特訓はやりたくない」とブーたれる万太郎。だからマットを敷けよ
しかし超人の持つ本能のようなものか。新特訓法を目の当たりにした仲間達は
壁画に描かれたマッスルスパークとはまったく異なるにも関わらず、この特訓法が正しいことを感じ取っていた

「やってくれんか万太郎。これはキン肉星第57代大王キン肉真弓の命令でもある」
「キン肉星大王の命令には絶対に従わねばならない・・・例えそれが王族の者でも
わかったよおじいちゃん」

「その代わり次の実験台はこのワシが(r
「ミーが行く!」
やる気のない万太郎を一丸になって押す仲間達。カッコよく決めた真弓が孫の為に身を張ろうとするも、そこは流石に高齢
ましてやキン肉星現王に危険な特訓をさせるワケにもいきません。ここは持ち回りが一巡してキッドの番に戻ります
イケメンやれよ。つーかここにドサ回りプロレスの連中いたら、絶対やろうとするよねあいつら・・・人間なのに
「二度もこんな危険な特訓に付き合ってもらって悪いなキッド」
「ミーは信じているのさ
正義の心を持つもののやることに間違いはないと!」

なんのフラグだ
最高の笑顔で「正義のやることは間違いない!」と言い切るキッド。期待せざるを得ません(斜めの意味で)
この蜃気楼現象は太陽がほぼ真上にきている正午前後しか発生しないらしく、本日の練習チャンスはおそらくこれがラストとの事
正義の心が奇跡を起こすことを信じ、二人は太陽の塔の頂上からダイブします
「どうじゃあミート!僕の落下角度はーっ!」
「体幹を上手く使い体勢が真っ直ぐになった!
あとは万太郎さんと実体と蜃気楼がひとつとなって列をなすだけです!」

二人の思いが乗ったか、今回はうまい具合に体勢を維持できている万太郎・・・・だがしかし
もうすぐ上の実体と下の蜃気楼が重なるというまさにその直前、木陰から現れたフード男が二人に向かって再び投げ槍を放ったではないか
「特訓の邪魔はさせんぞーっ!」

>ジェイド「ダァ」
>ジェイド「特訓の邪魔はさせんぞ?っ!」 ゲーッ!一コマの活躍も無く横槍が万太郎達にーっ!
いち早く反応しダッシュするも、余裕で間に合わないジェイドの役立たずさに吹く
ダァ!じゃないだろと。っていうか万太郎にビーフケークハマーを決めたお前が「特訓の邪魔」とか・・・
飛んでくる槍を認識し、咄嗟にそれを避ける為に体勢を入れ替える万太郎
キッドの腕を離さないままに取ったその動きは、思いもかけぬ体勢を二人にもたらした

きた!マッスルスパークフェイズ2!
アタル式マッスルスパーク!
>キッド「正義の心を持つものに間違いはない!」(キリッ)→マッスルスパークの餌食
>やっぱり最初の犠牲者はキッドか
>おめでとうキッド!マッスルスパーク犠牲者第1号は君だ!
>テリー家はどうしてこう、損な役ばかり忠実に再現されるのだwwww
>結局像が合わさる瞬間を迎えなくてもいいのか?

読者の期待を裏切らなかったキッド!
マッスルスパーク特訓最初の犠牲者はやはりこの男なのか?笑いすぎて腹筋が痛い再来週へ続く!


生贄の血統・テリー一族

「か・・・間一髪のところだった!」
ここで避けきれず槍が刺さってたらある意味超展開でしたが
飛んできた槍を躱すために、キッドの腕を掴んだまま咄嗟に体を入れ替えた万太郎。その動きは思わぬ体勢を二人にもたらした
「ま・・・万太郎お前ミーの体に何をかけている・・・?体の自由が奪われてどうすることもできん・・!」
「万太郎がキッドの両肩・腰骨・アキレス腱・頚椎など体のあらゆる急所を極めてしまっている!」
「こ・・・これは技なのか〜っ!?」
「おめでとうございます万太郎さん。完璧版マッスルスパークの50%、見事会得することに成功しましたね
あなたが自分自身の実体と、蜃気楼が作り出した幻の像を
寸分の狂い無くひとつにしたことにより出来上がったマッスルスパークです」

なに言ってんだこのメガネ
突如として爆誕した必殺技に皆が驚く中すごいどや顔で語りだすミート。ついに狂ったか超人界の頭脳
これ実体と蜃気楼の重ね合わせマジ関係ねえし。槍避けた結果だし
いやそりゃ重ね合わせの為に真っ直ぐな軌道を維持していたからこそ、槍を避ける動きがこの体勢を与えたというのは解かりますけど
肝心の槍を無視してそのどや顔はなんだ。ちくしょうメガネ粉々に割れるほどこの顔殴りてえ
「大丈夫かキッド!?」
「え・・・遠慮するな・・・その為に買ってでた実験台だ。これで人類の平和と正義超人の歴史が守れるなら
ミーはありがたくこの技受けてやる!」
「キッドよ〜っ!お前の気持ち無駄にはしねえ〜っ!」
苦悶にうめくキッドを気遣う万太郎でしたが、その返事はなんとも頼もしいことに「遠慮せずにブチかませ」
万太郎もその言葉を真に受け、本当に遠慮なく叩き込みます。少しは遠慮しろ

やりおったあああああああ!!!
キッド、めでたくマッスルスパークの餌食に!全国読者の期待に応えてくれました
でも本人同士で了承を取り合ってるから親父達より常識的だよね・・・スグルなんてテリーの意志も確認せず技かけておきながら
その理由が
「いてもたってもいられなくなったから」というフリーダムさ
おかげでテリーは決勝戦に出られなくなるというオチまでついて、1stの数シーンの中でもトップクラスに入るゆで展開でしたが・・・
「た・・・確かに効いたが・・・ミーを完全KOできなかったのはまだフォームが完全ではないということ
ま・・・まだまだあそこから飛んでやるぜ・・・お・・・お前のためなら・・・!」
親父のように即入院コースかと思いきや、まだ万太郎のフォームが甘いせいか割と余裕のあるキッド。タフすぎる
まだまだ飛んでやるぜ!などと更なる実験台になることを力強く約束します。
タフっていうかマゾなのかもしれん





「い・・・今万太郎が地面に叩きつけたのが50%マッスルスパーク・・・」
「あの壁画に両腕のクラッチの加わったものが、やはり50%マッスルスパークとなります」
「こっちも50%?すると完璧版マッスルスパークというのは
この二つを会得することで初めて完成するということかーっ!」
ようやく明らかになったマッスルスパークの全容。読者にとっては全て知っているだけに、やっとここまできたかといった感じ
ミートのどや顔に同意を求められた真弓は、今思い出したとばかりにペラペラ喋りだしました

「き・・・聞いたことがあるぞ。マッスルスパークを開発した御先祖様は・・・
この技を絶対攻略不可能の完全無欠技にするため、それまでの概念を打ち破る
ふたつの必殺技を複合させた二体重層技を考案したといわれている
そのひとつを確かマッスルスパーク”天”と名付け
もうひとつの技をマッスルスパーク
”地”と名付け

その二つが重なった時初めて完璧マッスルスパークになるととか」
ミートも真弓も大概にしろ
お前らそこまで情報持っていながら何で今まで黙ってたり忘れてたりなんやねん。時間があるならまだしも、三日間しかないのに酷過ぎる
しかし天と地ときましたか。カッコイイことはカッコイイですが、ここまでマッスルスパークの設定を新たに創られると、やはり気になるのは
”地”のフォームはどっから出てきたのさという事でしょう。アタルは何故あの技を知っていたのか?
長年肉読者の間でもタブーと言われ続けてきたその謎に関しても、なんと今回説明が入ります

「し・・・しかし何故ご先祖様は壁画にこのマッスルスパーク”地”を残さなかった?」
「”天”の両腕クラッチを隠したように、御先祖様は”地”による子孫達の肉体の破壊を恐れたのでしょう
いずれ運動能力のズバ抜けた王位継承者が壁画の謎を解き、両方を会得すると信じ
敢えてこのようなやり方をしたのだと思います。さあ皆さん、このグラスをつけて
それは特殊赤外線グラスです。それをかけてスクリーンを見てみてきださい」
そんなモンどこで用意していたのか。人数分の赤外線スコープを手渡すミートはもはやドラえもん
言われるがままに全員スコープを装着して壁画を凝視してみると、そこに映し出された映像に次々と感嘆の声が上がった

「あ・・・ああ〜っ!!?マッスルスパーク”天”の壁画の下から・・・
マッスルスパーク”地”の画が浮かび上がってきた〜っ!」
「御先祖様はちゃーんと彫っていたんですよ。わからぬよう”地”の画を」

>ご先祖様はどれだけ子孫に期待してたんだよ・・・隠しすぎだろ
>蜃気楼といい赤外線といい今週の御大は絶好調ですね
>直接壁画を見るならともかくフィルムの映像を赤外線ゴーグル通して隠し絵が見える物なのか?
細工彫りで隠されていた”地”
ますますひと昔前の秘拳モノのカンフー映画のノリ。魔鏡とかで映し出されるパターンだな
なるほど我々の知る「アタル版マッスルパーク」はアタルが勝手に開発したものではなく、やはり壁画に描かれていたものだったのである
フィルム映像を赤外線スコープで見ても見えるの?云々はゆで御大だからと優しくスルーしてあげるのが大人の醍醐味

>テリーマンは「天」のマッスルスパークをくらって、キッドは「地」のマッスルスパークをくらった
つまりテリー一族は二代かけてマッスルスパークを完成させたのだ!!
>マッスル・スパークを使い手は天と地が両方そなわり最強に見える
生半可な超人が真似すると逆に筋肉がおかしくなって死ぬ
>マッスルスパークに「天」「地」があるように、マッスルリベンジャーも、
相手を捕らえて頭をを鉄柱に叩きつける後半の技は「マッスルリベンジャー 地」なのでしょうか
>マッスルスパーク天・地の後付けっぷりにゆでらしさを感じつつ熱いものがこみあげてきました
マッスル・リベンジャーにも天・地があるので、そう考えるとインフェルノの天・地を妄想したいと思います

>ゴーグルつけて先祖を伏し拝む真弓のコマがシュールで噴いた

このゴーグルかけた真弓の怪しさ満点のビジュアルがたまらない。台詞もウオオ〜だのありがたや〜だのなんやねん
女風呂を覗いて「眼福じゃあ〜」と手を合わせてるエロジジイにしか見えない

「ありがとう御先祖様。これでなんとか時間超人と戦えそうだ!・・・ハッ!?
い、いや・・・マッスルスパーク”地”を会得できたのは僕だけの力じゃない
キッドの両腕をクラッチして落下しただけではそのまま地面に転落していたかもしれない
あの時、突然飛んできた槍をかわしたから地の体勢になることができたんだ!」

そうだよ!よく気付いた万太郎!このミートの薀蓄なんてさっきの一連の流れに一切関係ねえし
全てを成したのはあの槍の一投。これだけが真実です。つまりミートは役立たず
全てを理解した万太郎は木陰を指指し、大声で叫んだ
「それもすべてあのフード男が投げた槍のおかげ!」

自分の役目は終わったとばかりにその場から走り去るフード男。もちろん擬音はダァ。ダメだ笑いすぎて腹いてえ
その胸には大きく「A」の一文字が!アタル兄さん乙でした!
人類の平和と超人界の未来の為に、キン肉一族が持てる限りの知恵と力を結集して万太郎に託す!なかなか熱い展開で次号へ続く!


タフネスキッド空手健児

「ああっフードの男が逃げていくーっ!待ってくれーっ!
あんたのおかげで僕はマッスルスパーク”地”を完成させることができたんだ〜っ!」

>アタル兄さんはなんで笑とるのん?
>アタル兄さんテンション高すぎる

ハハハハハというキチガイじみた高笑いを残してその場をトンズラする、やたら自己主張の激しいアタル兄さん。隠れる気ゼロすぎる
扉絵ページなので「ゆでたまご」という文字が抜群のシュールさ。まるで
この怪しい男がゆで御大のよう
「行ってしまった・・・聞いておきたかった。あの槍は僕を殺そうと思って投げたのか、
あるいは僕にマッスルスパーク”地”を伝える為に放ったものなのか・・・
ネプチューンマンからマンモスマンを強奪した時は凶悪極まりない血の臭いを感じたが
今はあの男に僕達と同じ臭いというか・・・
また会いたいという郷愁のようなものを感じる」

真弓は相変わらずアホ面で「あやつはお前を殺そうとしたに決まっとるじゃろ!」などと叫んでますが、万太郎にはそうは思えません

こんな怪しさ満点の男から感じる、ノスタルジィに近い親近感
叔父さんですから当然といえば当然の感覚ですが、変態の血筋という意味でも合ってるかもしれません。ハハハハハ
やはり大阪へやってきたことは悪魔の囁きではなく神の啓示だったと喜ぶ万太郎。そこへ凛子とジャクリーン達が到着しま・・・

というかゲェー!?お前らだけ?ドサ回りプロレスの面々がいねえ!
まさかあいつらこれで特訓編からフェードアウトなのか。どう考えても凛ジャクコンビよりあいつらのほうが人気あるだろうに勿体無い
「ごめーん遅れちゃって。奈良から急遽特訓場所を変更したって聞いたからこんな時間になっちゃって」
「その代わりと言ってはなんですがみんなに牛丼を差し入れに持ってきましたわ〜」
「エエ〜ッ牛丼〜っ」
「そりゃあいい!」
万太郎以上に目を輝かすジェイド、
軽いガッツポーズすら決めるスカー。どんだけ牛丼嬉しいんだよと
アホの子ぶりもここに極まれりといった感じでたまりません。OOOで言えばウヴァのポジション的な

>差し入れの牛丼にめっちゃ喜ぶスカーとジェイドの表情に吹く

「ねえそれよりみんなして突っ立ってるけど、特訓のほうはどうなったのよ?」
そして凛子とジャクリーンの質問に最高の笑顔とサムズアップで応えるキッド
なんでお前だよ。そこは普通に万太郎が答えるべきだろ
謎の大ゴマで「バッチリ食らいました!」的どや顔

俺が空手健児だ!ダメだ笑いすぎて腹いてえ
もうお前がウルトラバックドロップで時間超人倒してくれよ
そんなこんなでみんなで食べる楽しい昼食。その後は「地」のフォームを完璧なものにする為の柔軟の特訓が夜遅くまで行われます





「万太郎のヤツ、カオスを失ってさぞかし血の滲むような特訓をしているだろうな〜」
「フッ特訓か・・・俺達にはそんなものは無用。何故なら俺達は生きとし生けるもの全てが逆らえない
時間というものを自在に操れるからだ。つまり俺達は
真理の神をも超えた究極神!」

万太郎が柔軟特訓に悲鳴を上げている頃、時間超人達は何故か衛星打ち上げ直前の種子島宇宙センターに居ました
準決勝の前もその後もあのワケわからんイメージスパーやってたクセに、今頃になって「俺達神だから特訓とかしねーし!」とか言ってます
そうこう言ってるあいだに無事発射された通信衛星フジヤマ。センターの局員達が歓喜に湧く中、ライトニングが動く
「人工衛星打ち上げか。自分達の生活の便利さの為かもしれんが人間ってやつは無駄なモンを作りやがる
俺達のような究極の存在じゃねえからだ〜っ!今だ!行くぜ兄弟!」

>ゲェェーーーー!!ライトニングの顔がーーーー!!
>ライトニングの新しい顔、凶悪さとおぞましさが出てて中々いいと思います

と、なんと決勝戦直前のここにきてライトニングの顔が禍々しく変形
まるで今までは本気ではなかったと言わんばかりの展開です。まぁ顔が変わっただけでパワーアップしたワケではないでしょうけど
二人は今まさに地球を飛び立ったばかりのフジヤマを猛追すると、例によってアクセレレイションでこれを追いぬき待ち構えると・・・
「人間の造るものなど儚いものよ!チックタックチックタックボーンボーン!
死時計の刻印ーッ!!!」
ぼがーん!な、なにをするだァー!許さんッ!
なんとフジヤマに向かって死時計の刻印。これを木っ端微塵に破壊してしまいました。宇宙開発のロマンを何だと思ってやがる
新幹線ぶっ壊しまくったイクスパンションズとの格の違いでも見せたかったんでしょうか
まったく悪行超人はどいつもこいつも低能でロクなことしねえな

「アクセレレイション練磨終了!あとは究極の超人タッグ決勝、万太郎との闘いを待つだけ」
>サンダー&ライトニング傍迷惑すぎる
>「特訓・・・そんなものは無用!」→「練磨終了!」ウワー、イツモドオリノユデオンタイデアンシンシタナー

結局特訓してるし。あくまでもアクセレレイション頼りの時間超人
準決勝でマンモスマンがエキゾチック物質を封じるという対抗策を取ったのにそれでいいのか。万太郎もそれなりの対策ができそうなんだが
特訓期間は残り1日!万太郎、それまでに完璧なるマッスルスパーク会得なるか?次号へ続く!


超賛成ジェイド

いよいよ究極の超人タッグ決勝戦を明日に控え、特訓の残り時間も今日が最後
蜃気楼が発生する正午の時間帯になるや否や、待ってましたとばかりにマッスルスパークの特訓に入りますが・・・

「やいミート!今は強烈な風が吹いてる!風がおさまるのを待とう!」
「そうだーっ!俺もその意見に賛成だーっ!」

のっけから炸裂するジェイドの頭悪そうさ加減
ある意味すごい才能だよこれは。言ってることは別におかしくないのになんでこうもアホに見えるのか
台詞の汎用性が高くてあらゆるケースで通用するのも笑える。画像会話スレ等ですごい使えそうです
しかし強風での特訓を危険視する万太郎達に対し、ミートは「甘ったれんな!」とばかりにこれを一喝する
「何をおっしゃいますか!確かにマウンテンのウォーキューブ内は完全な無風状態ではありますが
強化ガラスで覆われてるとはいえ、闘いは強力なパワーを持つ超人同士のぶつかい合い!
現に準決勝では2試合ともガラスは割れてしまっています!無風状態でばかり特訓していたのでは
そういう不慮の事態が生じたときに良いパフォーマンスはできません!」
なるほどこればかりはミートの言う通り。決勝でもガラスが割れた際、「強風の中での特訓はしてなかった」では済まされません
二人は納得すると
海へダイブする濱口優のようにピョーンと元気よくジャンプ
最初は強風に煽られ実体と蜃気楼が大きく離れてしまうものの、「これじゃカオスに合わせる顔がない!」という万太郎の気合が発動
さながら宇宙超人タッグ準決勝のマッスルドッキングの如く、強引に軌道修正して見事に実体と蜃気楼を重ね合わせます。そして!
実像と幻が重なったその瞬間、突如としてマッスルスパーク”地”出現

どうしてそうなるし
流石はゆで御大。読者には永遠に理解できない謎のメカニズム
むしろ誰かが槍を投げたほうがいいんじゃなかろうか。そもそも地の正しいフォームが判明した今、蜃気楼は必要なのか?
地ばかり特訓して天の問題を解決してないんだが大丈夫なのか
考えれば考えるほど
謎の特訓。肉読者は「ゆでだから」で納得できますが、パンピー読者はマジ発狂モンです
「グアア〜ッ!耐衝撃のために敷かれていたクッションだが・・・それでも体が砕けそうだ〜っ」
ようやく下にクッションを敷くという安全策を思いついたミートですが、それでもジェイド悶絶のこの威力
地肌に叩きつけられて尚
サムズアップする余裕のあったキッドマジえごい
一回目のジャンプを終えた万太郎に「一息入れますか?」と訪ねるミート。だが万太郎は毅然とこれを断ってすぐさま塔に登り始める
「よしてくれ。正午の蜃気楼状態が続いてる間にあと3回は精度を上げておきたい」
特訓時間に限りのある練習法。一秒でも無駄にはできないとものっそいやる気です。まぁ蜃気楼に意味あるのかは謎ですけどね
いつになく凛々しい万太郎に仲間達も安心の表情。決勝戦を目前にして、モチベーションはこれまでになくMAXといったところでしょうか





「ジョワジョワもうやるべきことは全てやった!」

その頃。相変わらず何のトレーニングだよと突っ込みたくなる格好でお休み中の時間超人
先週は「俺達は神だから特訓なんかしねえ〜!」とか言ってたクセに結局やること全てやったのかよ
>なんか時間超人って口ではやってないと言いながら影で猛勉強してる学生みたいだなw
「試合まであと15時間。たっぷりと肉体の休息に当てるとしよう」
「しかし万太郎のヤツが俺達が想定してないような技をマスターしてきたらどうする?」
「それくらいのことをしてくれなきゃ困るぜ。せっかく全宇宙の連中に俺達の存在をアピールするチャンスだ
あまりにあっけなくリングに沈まれても効果は半減。
せめて一分は戦ってもらわねえと」
バキも真っ青のイメージトレーニングで、万太郎対策万全の二人は余裕綽々
新しい必殺技を警戒するどころか、試合時間一分以上戦うためにもむしろ新技どんとこいと歓迎ムードすら匂わせます
「なるほどそれなら3分だ。見ているやつらに十分なインパクトを与えることができる」
「なら五分だ。それだけあれば十分!」
>「1分はもってくれないと」「じゃあ3分だ」「じゃあ5分だ」……一体何が言いたいんだ、こいつら?
>時間超人は自分たちの時間には甘いなあ…あ!「時間を支配できる」ってそういうこと!?

自分達の強さを観客に見せつける為はこれくらい必要だろ、と試合時間をどんどん伸ばしていく時間超人
最後は二人で顔を見合わせ、わっはっはと大笑い。
なんだろうこいつら
この意味のあるようでいてまったくない会話。時間超人好きにはたまりません。なんでこいつらこんな面白いんだ

「シスター明日は万太郎の応援にみんなで行くんでしょ。早く寝なくちゃ」
「みんなは先に寝ててちょうだい。シスターはまだお裁縫の続きをしたいから」
一方。ガキんちょハウスでは就寝時間を過ぎても寝ようとしないシスターが、なにやらせっせと裁縫に勤しんでいた
明日は朝早いのに!と子供たちがシスターの手元を覗き込むと、その手にあったモノに驚きの声を上げる
「さっきから何を縫ってるの?ああ〜!これは死んだカオスあんちゃんが大切にしていた
キン肉マングレートマスクだ〜っ!」

>これはもしかして万太郎のパートナー=グレートマスクかぶったケビンフラグ?
読者も「準決勝はケビンがグレートとして出るんじゃね?」とは予想してても、肝心のブツがどうなってたかまでは忘れていたグレートマスク
2000万パワーズ戦でカオス覚醒とともに木っ端微塵に吹き飛んだこのマスクを、決勝前夜で復活させてきました
やはりケビンがこれを被って出る流れなのか?そうなのか?
「カオスは特にこのグレートマスクを大切にしてて俺達にも指一本触れさせないくらいだったからな」
「カオスがあんなにも大切にしていたものだからと、私があの試合の後バラバラになった布片を集めておいたの
それでこうやって縫い合わせてみたんだけど・・・・
私ってつくづく裁縫がヘタッピね・・・」
グレートマスクを囲んでカオスを懐かしむうちに、シスターの目からはポロポロと涙がこぼれ落ちて来た。無理もない
葬儀が終わってまだ一日である。昔の話だと談笑できる時間ではない。みんな気を張っていたのだ

カオスを失った哀しみは深く―
あの生意気なゲンタとマルコメ坊主もたまらず貰い泣き。シスターに寄り添って泣く子供達の姿が読者の涙を誘う
決勝のリングはカオスの仇討ち!ガキんちょハウスのみならず、読者も万太郎応援に力が入る次号へ続く!


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