完璧なる助っ人!

「引き立て役ではないNo1の自分」を求めんがため、万太郎から離れロビンとのタッグを受け入れたキッド
数多くのスポーツ記者達、そして万太郎の目の前で高らかにチーム結成を宣言する。そのチーム名は・・・
「ジ・アドレナリンズだ!」

うわカッコ悪!
「試合を観た観客は必ず興奮すること請け合い」ってことでこの名前だそうです。ネーミングセンスねえなキッド

その頃。新世代超人達の練習場、千駄ヶ谷体育館ではまた新たなるチームが誕生。ツープラトン連携の特訓中の二人・・・
な、なにィー!一回戦敗退率99%チーム誕生!

バリはん&イリュー組!
バリはんはチェックと組むんじゃないかという予想は外れてしまいましたが。噛ませ犬組なのは間違いないぽ
で、そのチェックメイトはタッグパートナーの目星をセイウチンにつけたようですが。セイウチンはこの誘いに対しておよび腰
「オ・・・オラはみんなと違って実力がねえし、あんまりでかい舞台にも立ったことねぇ・・・そもそも
最初っからオラはみんなの身の回りの世話をしに
1983年にやってきただ」

おがぁが泣くぞセイウチン!
「ここで行かなきゃおがぁにすりこぎでぶっ叩かれるだよ」と名乗り出た、あの選抜シーンの覚悟は何だったのかと
お前はチェックのパジャマを洗濯するために時空を超えたのかと

しかしながら。セイウチンがチェックの誘いを断ったのはもっと大きな理由があったのです
「・・・万太郎のアニキは今、キッドにタッグチーム結成を拒否されて困っているはずだ
チェック。あんたは実力もあるし場数も踏んでる・・・
どうかアニキと組んでやってくれ!」
「セ・・・セイウチン・・・」

セ、セイウチンーッ!お前ってやつは!(号泣)
相方を見つけられず路頭に迷う万太郎を活かすために。自分より実力者であるチェックにそのパートナー役を頼む舎弟愛
その為ならば自分は裏方に徹し、トーナメントに参加できずともいいという自己犠牲の精神。いい奴だ!やはりセイウチンはいい奴だ!
と、噂をすれば影。
バカアニキが帰還。クレープなど買ってきてパートナー候補のご機嫌取りです。なんて姑息な
せっかくセイウチンが真っ白に洗い上げた洗濯物を
無造作に土足で踏みつける無頓着さ

あまつさえ人数分買ってきたと思ったクレープも「セイウチンの分はない」などと言うクソ野郎ぶりです
なんでコイツ主人公なんだよ!死ねよもう
この読者の気持ちを著しく害する傍若無人ぶりは一体どこから生まれてくるのか。セイウチンの爪の垢でも飲ませたいよ

そしてラストで扉をブチ破って現れたのはこの男!シルエットが解けるまでもう数週かかると思ってたが案外早かった!
ネプチューンマンだー!!!

「究極の超人タッグトーナメントに参加するために来た!」
見る限り俺らの知るネプチューンマンです。デザインになんら変わるところはなく、息子もしくは弟子超人ではなさそう
本人だとすると超人年齢60歳を超えるハズですが・・・見よこのマッチョボディ!
全盛時と変わらぬ筋肉の張り!
あの頃とまったく変わらぬたたずまいには何かカラクリがあるのか?例えばミートと同じコールドスリープ装置とか・・・
でもカメハメも60歳超えてたけどべつに筋肉ヨボヨボだったワケじゃないな。考えてみたらファクトリーでのバッファローマン先生も筋肉は凄かったし
カメハメのように毎日トレーニング欠かさずに鍛えてれば、全盛時には及ばないにしても一線級の強さは保持できているはず

というワケで、推察するにコイツは60歳超えネプチューンマンに相違あるまい。万太郎とのタッグは確定ぽいです
こうなるとアドレナリンズとぶつかった時、
ロビンVSネプチューン万太郎VSキッドという燃えるライバル対決が実現!
うひょーますます面白くなってきたぜ究極の超人タッグ編!
肉ファン垂涎の次号を震えて待て!


相棒はお前だ!

ドアを吹き飛ばしてパワフリャーに登場したネプチューンマン。さてやはり気になるのは先週でも考察した年齢ですが・・・
イリューがすぐに気付いて指摘したように、やはり
歳を食ったネプチューンマンでした

超人タッグの時に20歳だったそうなので、(あれで20歳かよ!牡牛座のアルデバラン20歳くらい無理があるぞ)
現在は
超人年齢54歳のベテラン超人ということになります
スグルと同世代か・・・普通ロビンとタメ歳にするべきだろ(ロビンはスグルより一回り近く年上) テキトーに年齢決めやがったなゆで

で。「どうして貴方が密航までしてこの時代にやってきたのですか?」という若造どもの疑問。こっから少しネプチューンマンの語りが入ります


王位争奪戦後。超人界の表舞台からプッツリとその姿を消していたネプチューンマンは故郷イギリスへ戻り、森の深くの山小屋で暮らしていました
次に現れるやもしれぬ悪行超人との戦闘に備え、日々肉体の鍛錬 日々肉体に良い物を摂り、日々新たな格闘戦術を練りながら過ごす歳月

ちなみに3コマ目でネプチューンマンが食しているのは昆虫の盛り合わせ。しかも大皿てんこ盛りです。うげー

そんな修行僧のような生活を送ること34年。いい感じに老け込みナイスミドルになったネプチューンマンは、ある日新聞の見出しに釘付けになる
「謎の”時間超人”現る!」「ケビンマスク謎の奇病で意識不明の重態」
直感的に正義超人界の一大事だと察したネプチューンマンはすぐに来日。・・・・と、そこから今に至る
平和になってから身体を鍛えなくなり若い悪行超人に遅れをとったレジェンド達とは違い、ネプチューンマンの肉体は34年間鍛え続けた現役バリバリ
このシリーズにおけるネプチューンマンは、宇宙超人タッグトーナメントで言うところの
カメハメのようなポジションと予想されます

「俺一人では究極の超人タッグトーナメントに出場できん
だからタッグパートナーを求めたい!」

レジェンド中のレジェンドとも言える実力者からのお誘いに、これは願ってもない話とシャシャリ出る万太郎
「じゃあさ ボクが組んであげてもいいよ〜っ」
相変わらず生意気で腹立ちます。コイツに人生の厳しさ教えてえ

するとなんと。ネプチューンマンは万太郎と組むものとばかり思っていた全国読者の意表を突く発言が飛び出します
「相棒には実はもう思案があるのだ・・・時空船でタイプスリップする前した後
お前達の身体の動き、考え方、判断力など・・・つぶさに観察した上で決めさせてもらった」

雄雄雄ッッ!!コイツはすげえッ!
ネプチューンマンのパートナーは万太郎じゃない!
では歴戦の完璧超人のお眼鏡にかなった、才気溢れるその超人は誰だ!?
ネプチューンマンの人差し指が伸びたのは・・・・・!




























「一緒に”イチバン”を目指そうじゃないか!」

「セイウチン!」

ゆですげえええええええええええええええええええ!!!
なにコレ!この神展開!ものっそい面白いわ。まるで全盛時代のキン肉マンを読んでるかのようなこのワクワク感!
ネプチューンマンはセイウチンとタッグ結成!
そしてこれは同時に、万太郎のパートナーが密航超人のもう1人のほうになる方向でほぼ固まったという事でもある

予想は裏切り!
期待は裏切らない!

※(今回に限りは)

オールドファンも若造ファンもドキドキワクワク!今、キン肉マンU世が熱い!!


セイウチン下克上

歴戦の完璧超人ネプチューンマン・が相棒として指名した超人。それはなんと新世代軍団の飯炊き係・セイウチンであった
その目利きに納得がいかない万太郎、「何かの間違いでしょ」と例によって相手の気持ちなどまるで考えないクソ発言を連発します
「洗濯やメシ作るのが上手いからなんとか新世代超人を名乗っていられるけど
本来はいつリストラされてもおかしくないヘボ超人なんだから」

テメエ何様だコノヤロウ
これほど読者の気持ちを不快にさせる主人公は他に類を見ない。いったいどれだけ甘やかされて育てばこんなに増長した人間になるんだろう
万太郎がクソ人間なのは勿論だが、
一番の悪はスグルとビビンバのような気がしてきたぞ

「いいえ!セイウチンはヘボ超人などではありません!」
「万太郎!ヘボ超人は言いすぎじゃ!」
「セイウチンの身体能力の高さは今でもファクトリーの語り草だ」

万太郎の暴言をたしなめ、セイウチンを擁護するチェックメイト・バリはん・イリューヒンの3人。仲間なら当然だ。しかしアホの万太郎は更に続ける
「ケッ。ファクトリーでいくら成績がよくても実戦で発揮できなきゃ意味ないじゃん
やっぱ引っ込み思案のヘボ超人だよ」
ああ殺したい。こいつマジで殺したい
万太郎の心無い言動に流石に眉間のあたりがピクピクしてきたセイウチン。それを見たネプチューンマンがニヤリと笑います
『そうだ!その目だ!
一目見たときからお前の身体能力の高さなど見抜いていた。だが俺が惚れこんだのはそんなもんじゃねえ』

と、ここで短い回想シーンに突入


それはタイムワープ前日の事。時空船内部にチョロチョロと走るネズミを発見した新世代超人達
もしもネズミが機械の中にでも入ってしまったらタイムワープは失敗に終わってしまいます。なんとしても捕獲せねば
って
僅か1秒で捕獲完了!鮮やかにこれをやってのけた人物こそ、誰あろうセイウチンであった

仲間達も拍手喝采する華麗なる身のこなし。すげえぜセイウチン!ファクトリーNo2の肩書きは伊達じゃねえ!
そして間髪入れず
バキボキベキベキ。ネズミ握り潰してしまいました。うひー

「・・・・可哀想だけんども。もしまた船の中に入られて機械を狂わされてでもしたら
タイムワープは失敗し、人類は時間超人に壊滅させられてしまうだ」
普段あれほど温厚な男が躊躇なく小さな命を奪う。だがしかしそれは「小を殺し大を生かす」という判断に基づく、世界を守るための行動
プロフェッショナル。任務遂行の為に何を成すか判断できる強い心。それこそがセイウチンという超人の本質なのだ
はい。ここで回想終了




「セイウチンよ。俺は断言するぜ!お前はここにいる誰よりも強者超人であることを!
ただ今はその”凄腕”という名の刀を体の奥深くの鞘にしまい込んでいるだけだ!
俺と組めばそのよく斬れる刀を鞘から出す術を教えてやるぜーっ!」
「・・・・・・・」

ネプチューンマンの熱いラブコールを背中に受けながらも、しかし「オラには聞こえないだ」と洗濯機を回し続けるセイウチン
ついに痺れを切らしたネプチューンマンが一喝します
お前そのまま洗濯超人で終わる気かぁ―――っ!!
その凄腕という名刀でバッサバッサと暴れ回ってみたいとは思わんのか!
・・・・・・・・・セイウチンよ。お前と組めないのなら俺は究極の超人タッグ出場はやめる
金輪際ネプチューンマン&セイウチンの
”イチバンタッグ”結成はないだろうぜ。邪魔したな」

それだけ言い残すすとクルリと踵を返し、練習場を去るネプチューンマン。万太郎が「なんでぇあのオッサン」などとバカ面丸出しです
数秒間の沈黙の後、洗濯機のスイッチを切るセイウチン。洗濯が終わったのでしょうか、エプロンをバサッと外すとツカツカと歩き出しました
「あっそうだセイウチン。ボクもう一度パンツ洗ってほしかったんだ」
バカ面さげたままの万太郎が小汚いブリーフを手渡した瞬間。その場にいた誰もが予想し得なかった言葉が飛び出す
「自分のパンツは自分で洗うだ!」







き・・・・・・きき・・・・・・ききき・・・・・・・・・・
セイウチン下克上キター!!!
見よこの憤怒の表情!ドレッドヘアーもゆらゆらと逆立ってます

「もうオラ メシの支度もしねえ!さようなら万太郎!」
「ま・・・まんたろう・・・」

あまりの出来事にパクパクとオウム返しの万太郎。セイウチンはそんな万太郎を一度も振り返ることなく外に駆け出した
「ネプチューンマン!オラの・・・オラの奥底に眠る凄腕という名の刀を!
鞘から出してくれ―――っ!!」

「出すだけじゃねえ。ピッカピカに研いてやるぜ!」





結成!ネプチューンマン&セイウチン組!
その名も”イチバンタッグ”だ!
うひょーやったぜカトちゃん。そして思いもよらなかったセイウチンとの決別に呆然と沈み込む万太郎
もうただ
ざまあみろとしか言えない。あまりにも小気味良くて思わず顔がニヤついてしまう
そして傷心の万太郎に
背後から体当たりをくらわすチェックメイト。素晴らしすぎる

「どいてください!」
うなだれた万太郎を慰めることよりも、タッグパートナーを得て出て行ったセイウチンを追いかける事を優先するチェック。最高
それにしてもチェックはここで二人を追うか・・・本当こいつのタッグパートナーは誰になるんだろう。まったく読めんな

「サ・ヨ・ナ・ラ まんた・・・・ろう・・・・」

ラストページは心底落ち込む万太郎で締め。あぁ気持ちいい
全国の読者がスカッとしたであろう今回のお話。大変に面白い展開になってきたところで次号を待て!


間隙の救世主

弟分セイウチンにも愛想をつかされ。ただ一人残ったはずのチェックメイトも、そのセイウチンを追いかけて行ってしまう始末
究極の超人タッグを二日後に控え、いよいよもって万太郎のパートナー探しが切羽詰まってきました。
ざまあ見ろ
バリはん&イリュー組も傷心の万太郎をなぐさめるでもなく、「俺達は他の場所で練習するぜ」と言って去ってしまいました

「お前が最初からタッグを割り振りしてくれてたらこんな事にはならなかったんだ!
お前の参謀としての適正に問題があるんじゃないのか!?」

翌日。朝っぱらから不満をミートにぶつける万太郎。すごいなコイツは・・・自分に都合の悪いことはすべて他人のせいか
この期に及んでも「自分のせいだ」とはこれっぽっちも思ってません。マジ救えねえ
ミートにも愛想つかされて捨てられろボケ
しかしそんな暗君でも仕えねばならぬのが臣下というもの。「確かに参謀のボクに責任があります」などと実に殊勝です。そして更に!
徹夜で超人大全を熱読していたところ、
万太郎のパートナーに相応しい超人に関する記述を見つけたとの事
なんて役に立つ男なんだろう。まったくもって万太郎には勿体無い臣下だ。で、こっからその超人に関するミートの解説に入ります


初代キン肉マン・キン肉スグルが活躍した第一次正義超人黄金期
王位争奪編サバイバルマッチに勝利したレジェンド達により、地球を狙っていた大多数の悪行超人は撲滅され世界には平和が訪れた
正義超人として任務を全うした彼等はそれぞれ故郷へと帰り、その後再び若き悪行超人達が現れるまでおよそ20年間の安息の日々が続いた
後に
”正義の安息ジャスティスレストと呼ばれるこの20年間であったが・・・・・・実は驚くなかれ
この間、
たった一日だけ悪行超人達が集団で奇襲をかけてきた事件があったというのだ

公な超人史としては記録が残っていない、まさに裏超人史である
レジェンド達が全盛期を過ぎ、そして新世代超人達がまだ年端もいかぬ子供の頃。まさに悪行超人にとっては最高の攻め時だった

だが。いまにも地上に残虐の雨が降り注がれようとしていたその時
ただひとり悪行超人に立ち向かい
その奇襲を誰にも気付かれることなく防いだ

全く無名の正義超人がいた!

うぐぐ。なにコイツ超かっけー!
もし彼の存在がなくば、新世代超人の登場を待たずして地球は悪行超人の手に落ちていたに違いない
表の世界の英雄がキン肉スグルであるならば、まさにこの超人は
裏の英雄といったところである



そう。ズバリ、ミートが万太郎のパートナーとして白羽の矢を立てたのはこの超人です
後の『伝説を作る男』
この時代まだ若く、無名である彼をなんとか探し出すことが出来れば。万太郎のパートナーとして申し分ありません
「希望の光が見えてきたぞ」と喜ぶ万太郎でしたがそれも束の間。便所で紙がないと騒いだ万太郎は
こともあろうに
超人大全のその関連ページを破ってトイレに流してしまう

アホだろお前らどんだけテキトーに生きてんねん
激怒したミートは大全のカドで万太郎をブン殴り、そのままどっかへ。一縷の望みを絶たれてしまった万太郎は街で妙な催し物を見かけます
究極の超人タッグに便乗した
パチモノ興行。レーメンマンだのロビンマウスだの、偽超人がたくさん出てます

なんてことのない、程度の低いインチキ見世物小屋。普通ならこんなモン素通りしていくべきなんですが・・・
「入ってみよう。ボクのパートナーの手がかりがあるかもしれない」
何か予感めいたものを感じたのか、凛子とジャクリーンを連れて入場してみる万太郎。その超人紹介ページには

『伝説を作る男』
ブタ肉マン

なる超人の名が・・・・・・

果たしてこれはただの偶然か。それとも・・・?次号に続く!


1話まるまるパチモノ興行見せられても(挨拶)

カレー・ルー・テーズ最高

つーワケで今週はものすごく内容のねえだ。レビューしにくいったらないので要点だけまとめるぜ
当然のことですが。
ブタ肉マンの見てくれは肉襦絆でした。今回は顔が破れただけなので中身は来週に期待

で。普段は大したことなさそうなんですが、なんか『キレると我を忘れて大暴れする』という設定だそうな
観客席の凛子に一目惚れしたブタ肉マン。アクシデントによって吹っ飛んだ凶器のメリケンサックが凛子に当たるともう辛抱たまりません
いきなりキレました

二人まとめてキン肉バスターに固める規格外のパワー!おーすげえ。後の”間隙の救世主”はこの超人に間違いなさそうです
しかし
エライ簡単にキレるなコイツ。「キレると本領を発揮する」って設定だから仕方ないと言えば仕方ないんだが
といったところでストーリー追いは以上。以下は今週注目のネタ



パチ超人
一等マスク。べつにビジュアルがどうとか名前がどうという事はないんだが決め台詞が妙にツボった

「イットウショ〜〜〜ッ!」
なんかいいじゃんコレ。いつもの麻雀で勝ったときに使えるな。イットウショ〜!!


パチ超人カレールー・テーズ。元超人がカレクックなのかどうなのかさえ怪しい普通のオッサン

「おまえハミチンしてるぞ」と言われて頬を赤らめる純情中年鉄人ルー・テーズが草葉の陰で泣いている

見よこの表情。ヤマジュン漫画に出てきそうじゃないか
このまま消えてしまうには惜しい逸材。ほんのチョイでいいから来週も出番がほしいところである


キン消し最高(挨拶)
はんぺらと同世代のキン肉マンファンには最高に楽しめたであろう今回のお話。若造どもにはこの面白さわかるまい
百円玉握り締めて近所の駄菓子屋に走ったあの頃。瞳を閉じればはっきりと情景が浮かんでくるぜ(ノスタルジー)

救世主はオタク超人

ついにその本領を現したブタ肉マンこと”間隙の救世主”(であろう男)。Wキン肉バスターを出してからは好き勝手に暴れ放題
興奮してリングに乱入した万太郎と即席とは思えないようなコンビプレイを決めるなど、その実力のほどを見せつけます

見ての通り顔のほうも二枚目系。うひょーかっけーコイツは絶対間隙の救世主に違いねえぜ
そんなこんなで思う存分大暴れしてしまった間隙の救世主。当然興行は台無しになり、哀れ仕事をクビになってしまいました
で。この超人を”間隙の救世主”だと肌で確信した万太郎。タッグパートナーとして勧誘すべく彼を追いかけるのですが・・・
なんと間隙の救世主、
駄菓子屋のガチャポンを発見するや大興奮
「ああ〜っ!ここキン消しの新しいバージョン入荷してるーっ!
ようし今日こそ
角折れバッファローマン出すぞーっ!」

「さあどきたまえキミたち」
先客の子供達を押しのけてガチャポンをやり始めました。まず出てきたのは・・・・・
「わっスペシャルマンだ―――っ!もう〜っだぶりだよ」

「わっ今度はイワオのだぶり・・・!」
目当てのキン消しが出ずにだぶりまくる救世主。わかる。俺等の世代はその気持ち痛いほどわかる!
蜘蛛の子チラスターボマンなんて何個だぶった事か!
あとザ・マリーとかサイボーグキッドもやたらだぶったな。この言葉に共感できた朋友はきっと同世代

何度やっても角折れバッファローが出ない救世主。なんと臆面もなく子供達にキン消しトレードを申し入れます
「ねぇおたくたち。角折れバッファローマン持ってる?
スカイマンのオーバーマスクと交換しない?」
すごいの出した――ッ!!!

「第20回超人オリンピックファンの集いで奪い取った大事なマスクだ・・・
よおく鼻に近づけて嗅ぐと、かすかにコロンの香りが楽しめるよ」
ディープすぎ。そう、間隙の救世主は”超人オタク超人”だったのだ!
っていうかキン消しごときとスカイマンのマスク交換すんなよ!

面白すぎる救世主。次号、彼の自宅訪問!
ヒャッハー!こいつは来週もキン肉マニアな世界が期待できそうだぜー!


ツッコミどころ多すぎ

八王子の郊外の山中。そこにブタ肉マンの生家「がきんちょハウス」はひっそりと建っていた
「カオスあんちゃんおかえりー!」「一週間お仕事ご苦労様ー!!」
ブタ肉マンが帰るなり、元気よく玄関から飛び出してくる小さな子供達・・・そう。ここは身寄りのない子供達を引き取る私設孤児院
オタク超人”ブタ肉マン”こと、本名
カオスはここで育った孤児だったのだ
寄る辺のない子供達にとって、中古のオンボロテレビで観る超人レスリングは最高の娯楽
戦いを通して正義と友情の大切さを教えてくれる超人レスラー達は、まさに子供達にとって憧れの存在だったのである

「この子がうちに来たのはちょうど7年前・・・」
誰も頼んでないのにいきなりカオスの身の上話を始めるマザーがイカス。流石はゆで展開だぜ

冷たい豪雨に見舞われた日の夜でした・・・まだ6歳くらいの少年が外に倒れていて
巨大なブタがまるで彼の身体を冷やさぬかのように寄り添っていました

どんだけシュールな光景だ。実写映像で想像するとなんか怖いぞ
私が門の外に出ると、ブタはまるで安心したかのように森の中へと消えていきました
少年にはそれまでの記憶がまったく無く―
しかし時折つぶやく
「カオス・・・カオス・・」という言葉から、名前を”カオス”とし
以来カオスはこの私設で私の手伝いをしながら下の子供達の面倒を見て暮らすようになったのです

だそうです。おたく超人カオスの正体は、小さな弟妹達を養うため出稼ぎで働く心優しい青年だったのだ
それにしても
「カオス・・・カオス・・・」ってつぶやく6歳児も、実写で想像すると相当怖いぞ




さて、久しぶりに帰ってきたカオス兄ちゃんを取り囲んでウキウキの子供達。実は楽しみにしていたお土産があったのですが・・・
「ねえカオスあんちゃん!キン肉マンが好物のあれを買ってきてくれるって言ったよ?」
「おお牛丼か。ゴメンな・・・・ワチキまた試合中にプッツンして超人プロレスのバイト首になってしもうた
だけど牛丼屋さんに頼み込んで牛丼のタレだけもらってきたぞー」

「牛肉は入ってないけど、これをぬく飯にかけて食べたらうまいぞ〜っ!」
貧乏メニュー出た。「つゆだく」なんて目じゃねえぜ!「つゆだけ」牛丼!っていうか
『牛丼のタレごはん』

黒バラの「仲居家の食卓」コーナーに送るがいい

そんなこんなで子供達は夕食。万太郎一行はカオスの部屋へ通されますが、この部屋がもうスゴイのなんの
部屋の半分以上を埋め尽くす超人お宝アイテムの数々。オークションで落札したルピーンのシルクハットやら、タイルマンのタイルやら

つーか47万円てオイ
そりゃお前が稼いだ金だし。必要なだけの生活費はちゃんと入れてんだろうから、それ以外の金の使い道はお前の勝手なんだけどさ
オークションに大枚はたく前にまず
弟と妹達に牛丼食わせてやれ。人として間違ってるぞ




牛丼のタレごはんを御馳走になって腹も満たされた万太郎。自らの素性を明かすと、早速本題を切り出します
「究極の超人タッグにこの万太郎のパートナーとして参加してくれ!」
友の命と世界の平和を守るため。あのクソったれ坊やの万太郎がなんと土下座しての頼み込み。しかし・・・

「力を貸してあげたいのはやまやまなんだけど・・・・・ワチキは”間隙の救世主”でもなんでもない
超人好きのただの人間なんだよねーっ」
万太郎を絶望の淵に突き落とすカオスの返事。あの天才的レスリングセンスの持ち主が人間?万太郎の希望は絶たれてしまうのか
って
んなワケあるかボケ。その身体のヘンな模様とか。半分頭部に同化してるヘッドギアとか
誰がどう見たって100%人間じゃねえよお前




一方その頃、奥多摩の山中ではネプチューンマンのもと特訓に励むセイウチンの姿が・・・姿が・・・す・・・・?
何のプレイだこれはァ――ッ!

ロープで吊るされてチスイコウモリにたかられるセイウチン。呑気のギターなんか弾いてるネプチューンマンが笑いを誘う
謎の緊縛プレイにすっかり精神衰弱してしまったセイウチン。「早く降ろしてくれ」などと弱音を吐くのですが・・・

「面白い話を聞かせてやろうセイウチン。我がイギリスが生んだ有名な作家の童話さ

ある日のこと。海岸で大工とセイウチが大きな牡蠣をたくさん見つけたんだ
牡蠣は大工とセイウチに嘆願した。『どうか食べないでください』とな
心優しいセイウチは思わず躊躇した。だが連れの大工は願いを聞き入れずにその場で牡蠣を食べてしまった
食い終えると大工はセイウチに向かってこう言った・・・『さあ家に帰ろうや』
ところがセイウチは何故か一言も答えようとしなかった。どうしてかわかるか?」

「え・・・ええ?そ・・・それはやっぱり大工に腹が立って・・・・」
「ハハハハ残念!そりゃセイウチは口も聞けないさ!なぜってセイウチは
大工よりも沢山の牡蠣をたらふく食ってたからなーっ」

「開けなかった口の中は牡蠣だらけ!」
「ウギャアア――――ッ!!!」
「所詮獣のセイウチは牡蠣を食わずにはいられなかったのさ!
ハァ〜ッハッハッハッハッハッハッハ!」

何がそんなに面白いのか跡部のように高笑いするネプチューンマン。セイウチンの悲鳴もかなり謎です
※ちなみにこの童話の出展は「鏡の国のアリス」の中に出てくる劇中の物語だそうです。俺も詳しくはよく知らんのですが

で。いったい今の話の何がきっかけなのかさっぱりワカらんまま変貌していくセイウチンの肉体

「セイウチンよ!お前は本来の獣性を取り戻さん限りどこまでいっても二流超人に過ぎぬ!
お前は正義も友情も忘れた戦う獣に変貌を遂げるのだーっ!!」
まるでd.m.p(デーモンプラント)の新人と、そのトレーナーみたいね。そうか言葉攻めプレイだったのか
何がなんだかワカらんまま次号に続く!U世最高


チェックメイト散華

ネプチューンマンの謎のおとぎ話によって、本来持つ獣性に目覚めたセイウチン。猛り狂ってます
バサバサ飛んでるチスイコウモリを素手で捕まえると
頭からバリバリ喰らう。ワイルドすぎ

二人を尾行し岩場の影から事の一部始終を目撃していたチェックメイトも、セイウチンのあまりの変貌ぶりにショックを隠せません
「セイウチンよ知っているか。北国の獣の帝王と呼ばれているのはホッキョクグマだが・・・
そのホッキョクグマが唯一恐れる天敵がいる。
それが他ならぬセイウチだ!
つまりセイウチン!お前は帝王以上の存在なのだ〜っ!!」
「オラはもう万太郎の腰巾着でも新世代超人のお守り役でもねえ〜っ!
オラは獣!やつらは敵!
北極熊も恐れをなす北の帝王!セイウチンだぁ〜っ!!」

二人ともテンションMAXです。とにかくもう「北の帝王」さんが丸っきり悪魔超人にしか見えません
そして極まったネプチューンマンがここでトンでもない本音をカミングアウト。その衝撃の真実とは・・・

「お前は今正義も友情も忘れて戦う野獣へと変貌を遂げた!
これでいける!オレ様とともに
完璧超人界再興の礎となれるーっ!」















えええええええええええええええええええええええええええええええええええ?
ょっと何言ってんのオッサン!












悪党の笑みを浮かべて、たしかに「完璧超人界の再興」と言いました。これを聞いて、すぐさま岩陰からチェックメイトが飛び出します

「完璧超人界の再興だと!?ネプチューンマンきさまーっ!
お前が究極の超人タッグに参加を表明したのはケビンの為でもアリサさんの為でもなかったんだなー!」

怒りに震えてネプチューンマンを糾弾するチェックメイト。こんな事は何かの間違いであってほしいのですが・・・
「クックック。それを飲めば完全無欠の超人になれるというトロフィー球根の存在を知ってしまってはな
ちっぽけな正義超人界にとどまってる意味はなかろう?」

あっさり認めやがった_| ̄|○
なんという超絶展開。これを予想していた読者が果たして全国に何人いるでしょうか。ネプチューンマンは悪!




「お前の好きにはさせんぞ!
ケンタウロスの黒い嘶き!」

驚愕の真実を知り、これを阻止すべく単身ネプチューンマンに挑みかかったチェックメイト。しかしネプチューンマンが強い!
「老体なれど伊達にこの30年・・・イギリスの山中にて鍛錬していない!見切ったぞお前の攻撃!」
「こ・・・これが超人年齢60歳近い男のパワーかーっ!?」
ダブルレッグ・フロントスープレックス!!
全盛時さながらの豪快な投げが炸裂。受身も取れず、したたかに背中を強打したチェックはもう戦闘不能ですが・・・・
「オレの企てを知られてしまった以上・・・お前を帰すわけにはいかねえ
さあセイウチンよ!明日のゴングまでは待ちきれんだろう!?
これがニューセイウチンとしてのお前の初仕事だぁ―っ!」

当然トドメを刺す気です。しかもこの体勢はネプチューンマンの代名詞とも呼べる「あの技」の・・・・
これはヤバイ。おいセイウチンどうなんだ!”北の帝王”になったかどうか知らんが・・・・
お前は仲間だったチェックをその手にかけられるというのか?

あっさりいった―――ッ!!外道!
世代超越クロスボンバー炸裂!重量級のセイウチンの豪腕は完璧超人ビッグ・ザ・武道にも劣りません
マスクの代わりに
顔の生皮剥がされるチェックメイト。ゲゲェーッ!?すぷらったー!

チェックメイト、タッグ参加せず死亡
お前何しに過去に来たんだよー!(血涙)仲間の中ではキッドに次いで古株なのにバリはん&イリューより扱い下かよ!
全国のチェックファン号泣。しかしこれでますます
密航超人のもう一人が謎の存在になってきました
人数的に考えると余ったチェックメイトと組む可能性があったのですが。その線も今週断たれてしまったワケで・・・うーむ

「フフフフフ・・・見事なデビューだったぞセイウチン」
「ヌグワァ〜〜〜〜ッッ!!」

初連携で見事なクロスボンバーを決めたイチバンタッグ。チェックメイトを仕留めてご満悦です。もう完全に悪ね




一方、万太郎は「人間でもいいからボクと組んでトーナメントに参加してくれよ!」と強引な頼み込みを
結局、
「憧れの超人達を至近距離で見れる」という餌に食いついたカオスは万太郎とのタッグを承諾
これで万太郎チームは無事締め切り前にタッグ結成となりました。そして同じ頃、時間超人サンダー&ライトニングの二人は・・・

「ここが完全無欠超人になれるトロフィー球根のあるジパングか〜っ」
「どおれ明日は大暴れしてやるとするか〜っ!」

横浜港。なにせ委員長が明言したように今大会は「オープン参加」。当然世界中から有象無象の超人達が集まってきます
こんな
いかにも弱そうな連中がそりゃもうゾロゾロと。実力者としては予選が長くなるだけ無駄ってもんです

「いくら究極の超人タッグがオープン参加とは言っても
おぬしらのような有象無象にあんまりエントリーされても無駄に時間を食うばかり
邪魔な小枝は間引いておかんとなァ〜〜ッ!」
トレーニングがてら、弱小超人達を大会エントリー前に駆逐する時間超人。その強さを今更に伺い知れる行動です

つーかさァ・・・・・まぁ、ホラゆで御大のことだから突っ込むのもバカバカしいんですけどね・・・
コンプリート球根の存在ってこんなパンピー超人も知ってるのかよ!
あれは超人大全に記されたトップシークレットではなかったのか。だって”超人プロフェッサー”の異名を持つロビンだって知らなかったんだぞ
流石は御大。この人らの前では「設定」という言葉さえバカらしく思えてくるぜ。つーか
これがゆでブランド!次号へ続く!


アラビアコンビ最高すぎる

トレーニングがてら、弱小チームを大会エントリー前にせっせと駆逐するサンダー&ライトニング
サウジアラビアからやってきたマスク・ド・アラジン(左)
ブキャナン(右)がその毒牙の標的に!
この口汚い罵りようと傍若無人なふるまいは
今回の”究極の超人タッグ”開催の首謀者でもある
時間超人だな!?」
「て・・
てめえらがあの悪名高きライトニング&サンダーかぁぁー!?」

時間超人めっさ有名人
そりゃあな・・・あの乱入事件はテレビ中継されてたんだから名前と面相は世界中に知れ渡ってるだろうけどさ・・・でもよ
「この罵りようとふるまい」とかあの悪名高き」とか。なんなんだよお前ら。ちょっとおかしいぞ
すごい前から知ってるヤツみたいな言い方すんなバカ。
流石は御大


そんな偏差値低そうなサウジアラビアコンビ。当然時間超人の前に瞬殺されるかと思いきや・・・
マホ〜ミックラリパタタ〜!マホ〜ミックラリパタタ〜!
アラビアンスモークーッッ!」

「ブキャナンズ・アイ!」
ワケのワカらん呪文を唱えたかと思うと、煙のパンチでライトニングを打ち落とすマスク・ド・アラジン
飛び出す目ン玉でサンダーをふっ飛ばすブキャナン。なんだよお前らやるじゃないか!

「トトトーッ!」
「ヒャッハッハッハッ!」
ゆで御大特有の
変すぎる奇声を発しつつ、華麗な連携プレーを見せるサウジコンビ。まともな勝負になってます
オイオイこいつらマシンガンズより強いんじゃね?
「ニュフーッ!!!」
「ヒョハーッッ!!!」

ダブルボディプレス・サンド!
見事なツープラトンでサンダーに大ダメージを与えるサウジコンビ。やべえ。なんかこいつら好きになってきたぞ

「ニュニュニュニュニュ。極悪時間超人と言えど口ほどにもない」
「これではどちらが後楽園のリングまでたどりつけるかわかったものではない」

勝ち誇る低脳コンビ。最高
それにしてもブキャナンの笑い声が変すぎるぞ。ニュニュニュニュニュ
そんなサウジコンビが今週のMVP。本気出したサンダーに瞬殺されたけどな

見ての通りのライオンマスクです。なかなかカッコいいぞ。ライトニングの中身も早く公開してほしいなぁ




その頃。人気のない夜の海岸に佇む男・・・・?おっと。我等のグレートチャンプ・キン肉マンであります
海に向かって何かを撒いていると思ったらこれは・・・
プリンス・カメハメの遺骨です
「師匠はよく言ってたもんね・・・”ワシが死んでも墓は作るな
骨は大好きな海に撒いてくれ”
って・・・・・・
残念ながら故郷のハワイの海じゃないけど・・・ここいらも海はキレイなんだ」

「師匠。私は明日またテリーマンと組んで”究極のタッグ”に参戦することになりました
どうか天国で見守っていてください
それが私とテリーの勇気となりパワーとなるのです」

このブタ顔がシリアスシーンだとカッコよく見えるから不思議だ。一時代を風靡したスーパーヒーローの貫禄だろうか
師匠カメハメの死を偲び、明日の必勝を誓うキン肉マン。彼がいかに師匠のことを敬愛しているかが伺い知れる名場面ですが・・・



その頃、ガキんちょハウスでは万太郎がカオスに被ってもらうマスクを選んでいました
審査で人間とバレてしまっては元も子もありません。マスクで素顔を覆い隠すのは必須なのですが・・・よりにもよって
このマスクを!!!

ぜってーキン肉マン怒るだろこれ。つか俺がキン肉マンだったらマスク被ってるヤツ殺すかも
この世でもっとも尊敬する、しかも亡くなったばかりの
偉大なる師匠に対する冒涜だもんよ
その怒りは想像に難くないわ・・・・・ってカオスうううううううう!
おめー何でこのマスク持ってんだー!!!
最大に突っ込むとこはここなんだが。ゆで御大のことだから何も考えてないんだろうなぁ。
次号に続く!


決戦前夜

さて前回衝撃の引きを見せたキン肉マンU世。いったい何故カオスがグレートマスクを所有しているのでしょうか
カオス解説!
「クロスボンバーによってグレートのマスクが剥がされたその時。奇跡が起きたんだ
マスクが天井に広げられたマントに張り付こうとした瞬間、
一陣の風が吹いた!
その風によってマスクはマントに張り付かず、
押し戻されて観客席へ!」

ふわふわと降ってきたグレートマスク。ガッチリと掴まえたのは、カオスとその親友・川崎くん
『超人』て書いてあるTシャツが実にアホっぽくて最高です
普段は大の仲良しの二人ですが。グレートマスクが懸かってしまうとそりゃ容赦できません

激しい逆水平の応酬の末、カオス渾身の16文キックが顔面に炸裂
ああ。哀れ川崎くんは
眼窩底骨折の大重傷で病院送りにカオスやりすぎ

「川崎くんとはあれほど仲よかったのに今は絶縁状態・・・・でもいいんだ〜っ
カメハメ・テリーマンという偉大なファイターの血と汗のしみ込んだマスクを手に入れるためなら」
カオスマジ外道

えーと、あと一応突っ込んでおきますか。天下のゆでブランドにこんな無粋な突っ込みはナンセンスなんですけど
あの時グレートマスクはちゃんと
ネプチューンマンマントに張り付いたよね?ね?
いや間違ってたらスマン。俺は今手元に単行本がないんで確認できないんだ。違ってたら修正するので皆の確認情報求む



そんな外道なカオス、万太郎達との会話の途中に突然頭を抱えて苦しみだします。いったい何事でしょうか
あっとこれは回想シーン!
閉ざされたカオスの子供の頃の記憶です

謎の悪行超人に焼き討ちされる集落
傷つき、倒される両親
泣きながらその場から逃げる自分・・・

マザーに介抱されてようやく落ち着きを取り戻すカオス。聞けばこの記憶のフラッシュバックは子供の頃から度々起こるそうな
おそらくカオスはこの忌まわしい出来事を思い出すのを恐れるあまり、意識的に過去の記憶を封印しているのではないでしょうか
それにしても
角生えてるよ、角。やっぱ超人じゃねえかコノヤロウ
あと「カオス」ってのも名前で間違いないみたい。過去の謎を握る何かのキーワードとかじゃなかったのか・・・なんてつまらん
と、そんなこんなでカオスは
グレートマスクを被って出場することを承諾。大会エントリーに臨みます


その頃。大会前夜にも関わらずトレーニングに余念のない参加チーム達。やはりタッグ戦といったらコレです
ツープラトン攻撃の特訓!

バリアフリーマン&イリューヒンチームのツープラトン。その名も
『TOKKO ATTACKトッコーアタック
ゼロ戦変形したイリューヒンにバリアフリーマンが乗り込むという面白技
乗り込む意味がわかりません
バリはんが乗った分、重量が増えて少し威力は増すでしょうが・・・普通にイリュー単体で撃てよ



一方こちらはジェイド&スカーフェイスチーム。ジェイドがベルリンの赤い雨最大出力で燃え盛る炎を放ち・・・
スカーフェイスがこの炎にスワロウ・テイルを合わせる!
紅蓮に燃える燕の尾!

ジェイド&スカーフェイスチームツープラトン!
『レッド・レイン・テイル』
廃ビルを真っ二つに両断してしまう破壊力。撃った本人らが「すげぇ〜っ」って驚いてます

この技もよくわかりません。たかだかスワロウテイル燃やしたくらいでこの威力はなんだ
「斬撃技」としてスワロウテイルとベルリンの赤い雨単体を比較したとしても、絶対後者のほうが優れてると思うのだが・・・
ま、御大にそんなまっとうな突っ込みは
ナンセンスというもの素直に「すげー」って言っときましょう


ラスト。いよいよ後楽園ホールにて”究極の超人タッグトーナメント”入場セレモニーが開始!

決戦の火蓋は切って落とされた!
まずは気になるトーナメント組み合わせだ!次号へ続く!


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