新グレートの影

ぬぬーん

デデーン。今週のU世は最初からクライマックスだぜ!
冒頭。夜なべの裁縫で眠りこけてしまったシスターを起こさぬよう、窓からそっとグレートマスクを盗み取っていく何者かの腕
無論悪党ではなく、
決勝で万太郎のパートナーになる人物の腕であると思われます
>新グレートきましたね。大方の予想通りケビンなのか、決勝戦直前に登場したアタル兄さんという可能性も・・・・
>グレートマスクを被るのはケビンじゃなくアタルじゃないですか?

それはケビンなのか。はたまたアタルなのか
わざわざ決勝戦前に復活したことを考えれば十中八九ケビンだろうとは思いますが。この黒シルエットの腕を見るとアタルの可能性も…
※(アタルはマッスルスパーク教えただけでも登場した意味は十二分。対してケビンは決勝後ではなく「前」に復活したというのが決め手
また、ケビンがグレートマスクを被ると長髪の金髪がマスクからはみ出ることになるのでビジュアル的にもカオスグレートと同一になる)
>今週の2世のグレートマスクを持っていった謎の手はよく鍛えられた屋敷朋友であれば
川崎君であると予想するのは確定的に明らか
しかしやはり賢明なる屋敷住人ならば
親友カオスの遺志を継いだ川崎君説を推したいところです
目を覚ましたシスターは消えてしまったマスクを探しますが、出発時間が迫っていたこともあり不思議に思いながらも会場へ向かいます

さてこちら究極の超人タッグ決勝戦を直前に控えたトーナメントマウンテンは、富士の裾野を埋め尽くさんばかりの人で溢れかえっていた
その数たるや
25万人とも30万人とも。全員が会場入りできたワケではないでしょうが委員長ウハウハでしょう
当日現地で発生する余剰チケットを狙ったファンなどもいるようですが、流石にこの世紀の対決をドタキャンするような人間はいないようで
「お願いでーすチケット譲ってくださーい。どこの席でも構いません」
「あきらめな今日ばっかりはこれだけの大一番だ。誰もチケット余ってる人なんていないよーっ」

>「余ってるチケットなんてないよー」不覚にもアニキに萌えてしまった
まさかの再登場。兄貴とサブ!
準決勝第二試合でイクスパンションズのフィギュアを握り締めながら応援していた、熱烈な超人レスリングファンのヤクザ二人
おそらく決勝戦ではその仇討ちをしてくれるマッスルブラザーズヌーヴォーを応援してくれると思われます
これは心強いサポーターを得ました。決勝戦は観客席の動向からも目が離せません

「ねえねえどっちが勝つと思う?」
「そりゃマッスルブラザーズヌーヴォーに決まってるさ!なんたってあのマシンガンズを破ったんだからな」
「そうよねあのタッグの珠玉を破ったんだもん。世界五大厄なんて恐るるに足らないわよねーっ」
「おおっとバカ言ってもらっちゃ困るぜ〜っ。俺達の憧れ世界五大厄の二人だって
あの宇宙最悪の合体と言われた新星ヘルイクスパンションズを倒してるんだぜ〜っ?」

試合を今か今かと待ちわびる観客達の間で生じる些細な摩擦。ヌーヴォーを応援する爽やかな美男美女のカップルに対し、
時間超人を応援する
見るからに頭も顔も悪いヤンキーカップルが粘着してきました
「それにお前達の応援しているマッスルブラザーズ・ヌーヴォーのカオスは・・・・
よせばいいのに世界五大厄が富士山火口に投げ捨てたネプチューンマンの死体を蘇らせるべく
飛び込んでいったじゃねえか!そんな縁もゆかりもねえやつをわざわざ助けに行くなんて
救いようのねえバカだよな〜っ
挙句の果てに自分が吹っ飛ばされてるんだから世話ねえな〜っ。ゲヘヘはっきり言っとくが
あの様子じゃかなりの怪我は免れないだろう。世界五大厄の勝ちは決まったようなもんだな」

救いようのねえバカはお前らだ
こいつら時間超人が買ったら人類なんて牛馬の如く扱われるようになるって解ってないんでしょうか。流石の頭悪さです
そもそも縁もゆかりもない人を助けるのが正義超人だろと
お前らのようなアホだって危険になれば正義超人は体を張って助けてくれるというのに。こいつときたらホントもう・・・・
まぁでもネプチューンマンは見殺しにしてもよかったと思うがな





「やめろーっ!嫌がってるじゃないかーっ!」
全国1億人のキン肉マン読者がヤンキーカップルに殺意を覚えたその瞬間。まるでその気持ちを代弁するかのように怒声が飛んだ
ヤンキーカップルの胸ぐらを掴み上げたのは、体格のいい坊主頭の学生服集団。高校の柔道部員達か何かでしょうか

「カオスは極悪な心から元の正義の心に戻ったネプチューンマンを21世紀に戻すため救ったのだ
これは意義のあることだ!新世代超人の友情パワーを信じている人達、ここにいる観客の殆どが
マッスルブラザーズヌーヴォーの勝利を信じているはず!」
か、かっこいいタル〜
>モブの学生がやたらカッコイイ件について
やたらと澄んだ熱い眼差しで熱弁する主将らしき学生。こいつをイガグリ主将と名付けよう
兄貴&サブといい、イガグリ主将といい決勝戦はヌーヴォーサポーターの充実ぶりがヤバイ。これはマジで観客席には注目だな
それにしてもヤンキーカップルもやっぱ
時間超人フィギュア持ってるのね。掴み上げられた姿がなんともマヌケです
「そうだ!マッスルブラザーズヌーヴォーがあんな腐った外道に負けるはずがない!」
「そうよ!正義超人の友情パワーは完璧なものなんだから!」
このカップルのいざこざを引き金にして、会場はヌーヴォーを応援する観客と時間超人を応援する観客とでエール合戦が勃発
30万人を超える群衆の大声援は富士の裾野をも揺るがし、いよいよ決勝戦の舞台に相応しい雰囲気が整ってきました

その頃選手控え室では試合開始直前になってもウォーミングアップに余念が無い万太郎。その頼もしい姿にミートも安心してます
結局マッスルスパークの特訓は”地”しかやってなかったようですが
”天”はどうなったのか
これは以前から展開予想で寄せられていましたが、現実味を帯びてきたというか確定と考えてもいいかもしれません
>最近ふと思ったんですがマッスルスパークって本来はツープラトン技なんじゃないですか?
>多分決勝戦のフィニッシュはマッスルスパーク天と地でツープラトンをかけるんだと思う

マッスルスパーク”天”と”地”で
ツープラトンをかけるのでは?

万太郎が地ばかり特訓していたということは相方は必然的に天の担当。すなわち
万太郎と同等の格闘センスと万太郎以上の柔軟な筋肉を持つ逸材
ということになります
アタルがパートナーであれば使い手であるアタルが地を使うほうが妥当のはず。なので、ここでもやはりケビン説の方が有力か
ただ
キン肉族の奥義をキン肉族以外が使えるものなの?という疑問も。うーむ
wktkな展開に読者が胸を踊らせる中、選手入場の準備をするために真弓が万太郎を呼びにやってきました
「おい万太郎。入場の時には笑いをとらねばならぬキン肉王族の掟を忘れたか?」

>こんなおじいちゃんいやだ・・・
>真弓「今からここにいる観客を一人残らず笑わせるんだ!
…従ってくれるな?でなければキン肉一族に未来は無い!」
マンタ「バカなことはやめるんだッ!」

僕に決勝戦を汚せというのか
流石に真弓自重しろと言いたい。その気持ちは当然万太郎も同じなようで・・・
「おじいちゃん。キン肉族の掟に逆らうようで悪いんだけど
これから始まる闘いの入場だけはなんの装飾もいらない。シンプルにいきたいんだ!」

毅然とした態度で祖父の用意したサンバの衣装を拒絶した万太郎。代わりに取り出したコスチュームにミートがあっと声を上げた
「それはキン肉王族戦闘スタイル用スーツ!」

亡き友と正義を愛する人達の思いを胸に
キン肉万太郎、いざ出陣!

>なにこの万太郎のかっこよさ
>ちくしょうU世ラストページ熱すぎるぜ

うーんカッコイイじゃなイカ。素直に燃えざるを得ない引きで次号へ続く!


よゐこ濱口考案超人ステップマン登場

「キン肉万太郎選手、カオス選手、そろそろ入場のお時間で・・・」
「キャアアアアア〜エッチ〜っ!」
真弓のサンバカーニバル衣装ドッキリ★生着替えという見たくもないHハプニングで幕を開ける冒頭
選手呼び出しに応えた万太郎はバッグの中から相棒の遺品を取り出したし、それを強く握りしめた。カオスのトレードマークでもあったあのヘッドギアである

「カオスよ。お前があれだけ上がりたがっていた決勝のリングに・・・
今一緒に連れてってやるからな」

相棒の魂と共に決戦に臨む万太郎。うーん真面目モードカッコイイな。決勝戦の演出十二分です
>万太郎のかっこよさに比べて真弓は・・・
>ふざけてた真弓が次のシーンでキリッとなってたのにツボったwww

その気持ちが伝播したのか従者と祖父の表情も引き締まりますが、真弓のサンバ衣装のせいで吹く。ホント空気読めんオッサンだ
一方会場では既に割れんばかりの大歓声の中、マッスルブラザーズヌーヴォーに先駆け世界五大厄の入場セレモニーが始まっていました
ゴンドラに乗って観衆の前に姿を現した二人が花道へと足を降ろそうとしたその瞬間、ひとりの超人らしきシルエットがその前に飛び出してきた。一体何者!?

「われこそは悪行超人を応援するステップマンでごんす!どうか私の体を花道にして登場してくだせえ!
ただしあんた達が勝ったあかつきには、この私をそれなりのポストに就かせてくだせえよ」

>濱口「キン肉マンU世載ったどー!」
>ステップマン!ステップマンじゃないか!濱口さんよかったなあ!悪役だけどw
>濱口「俺の考えたステップマンと違う…正義超人だったんに悪行超人になっとる…」
>ステップマンよ、どうしてそれぐらいの仕事でそれほどでかい要求ができるのだ?w >ジ・オクトパス「おいばかやめろ」

で、出たー!東京都:濱口優(38)の考えた応援超人ステップマンだー!
言わずもがな投稿者は我々の知るよゐこ濱口本人。アメトークのキン肉マン芸人の時に出た超人がまさかのサプライズ出演
古参に朋友達は知っての通り、はんぺらよゐこ大好きなので自分のことのように嬉しい展開です
しかもただ入場の踏み台になるだけで
「それなりのポストを用意してくれ」などと臆面もなく要求するこの図々しさ
準決勝前のあの4超人惨殺劇再びか。この後彼がどんな末路を辿るかが容易に想像できるだけに、このどや顔で既に笑いがこみ上げてきます

「ジョワジョワ〜ッようしありがたく上がらせてもらうぜ。しかし俺はちいとばかり重いぜ
スリャアアーッッ!!!」

KONA★GONA
>ステップマン面白すぎる。ゆで御大キレキレだなぁ
>せっかく採用してもらったのに…濱口はこれを見たらどんな気持ちになるんでしょうねぇ(・ω・`)
>ステップマンの一発芸キャラ振りは、過去作品をさかのぼってもちょっと美味しいですね
>ステップマンはもしかしたらレオパルドン並の伝説を作り出した逸材かもしれない…
>ステップマンの扱いがレオパルドン並みにヒデェwwwwww濱口に謝れぇ━━!!!ヽ(`Д´)ノ
>ス、ステップマーン・・・はまぐちぇも満足する出番ですね。でもこんな出演なら
TENGAマンもいけるで
ライトニング渾身の第一歩で粉砕されるステップマン。コンビニで立ち読みした人は笑いを堪えるのにさぞかし大変だったことでしょう
濱口がどんな気持ちになったかってそんなの
嬉しいに決まってんだろ。採用してもらった上に破格の扱いで肉ファンとして感無量だよ
今年のMVPは
ジオクトパスで決まりだと思ってたのにこの年の瀬にこんな神憑ったキャラを出してくるゆで御大流石すぎる
悲鳴を上げてのたうち回るステップマンに一瞥もくれず、ライトニングは背中で吐き捨てた
「その傷が完治したらそれなりのポストに就かせてやるぜ」
例によって案外優しいライトニング
いやまぁ間違いなく再起不能だと確信してるか出る台詞なんでしょうが。それでも普段の言動と相まってちょっといい人に見えるのが相変わらず面白い

登場するや否やの凶行に会場は世界五大厄ブーイングの嵐。このヒールを打ち倒すベビーフェイス・マッスルブラザーズヌーヴォーの登場に期待が高まりますが・・・・

「待ってました!マンターロ!マンターロ!・・・・お、おい・・・」
「カーオース!カーオース!・・・あれ?・・・ひとりしかいないじゃないか〜!」

ゴンドラに乗って現れたのは万太郎ただひとり。最悪の事態を察した観客達の歓声が静まり返っていく
カオスというパートナーを失ってしまった人類の希望は、2対1の戦いで惨たらしく悪魔に破れてしまうのか?
否!その身は確かにひとりなれど、魂は相棒と共にあり!
ひとりマッスルブラザーズヌーヴォー
いざ決戦の舞台へ!

今週は話は進まなかったけど、冒頭の万太郎のカッコよさとステップマンのおかげで良回だったと思う。いい感じの箸休めなったところで次号へ続く!


新生グレートの正体

『二週間前までまったくの無名だったタッグチームが見事にレジェンド連続撃破を果たしいよいよ決勝のリングへ!
しかしどうしたことか入場ゲートにはキン肉万太郎ひとりだけで、タッグパートナーカオスの姿は見えません!
いったいどうしたのでありましょう。よもや先の死闘で負傷し欠場となるのかーっ?』
「ねえカオスは?カオスはいつ出てくるの?」
「な・・・涙!万太郎が泣いている・・・!」
磯貝アナがこれまでのマッスルブラザーズヌーヴォーの奇跡と呼べる快進撃を振り返り、今や押しも押されぬその実力と人気を褒め称えるも
入場ゲートの花道を歩く男達は何度目を凝らして見ても万太郎とセコンドの真弓&ミート3人だけ
更に先頭を歩く万太郎が
人目もはばからず涙を流しているとあって、流石に会場のボンクラ観客もざわめきだします
しかしまさかカオスが死んでしまったとは思わず、「怪我で欠場か」と彼の不在の理由を推測。真実を知る人間達はもういてもたってもいられません
「ダメよ凛子ちゃん泣いちゃあ〜」
「ヒックヒックジャクちゃんだって〜」
「い・・・言いたいこの事実を・・・でもそれを言ってしまっては
万太郎の決心を裏切ることになってしまう」
誰よりも真っ先に「おまえらー!カオスは死んじまったんだよー!」と叫びそうなゲンタが
震える拳を握り締めながら「万太郎の決心を揺らがせてはいけない」と必死に耐える姿が読者を泣かせます。あのクソガキが成長したもんだ

「万太郎の手にカオスのヘッドギアが!
やはりカオスは決勝を棄権し万太郎一人で戦う気では?今すぐ試合を止めましょう委員長」

「グウム・・・もう少し様子を見よう」

ううん?この委員長と補佐役の会話からして、一人ではルール上試合さえ出来ないってことでしょうか
「一人でも勝てる方法」としてマッスルスパークを会得してきたというのに、ルールを把握していなくて不戦敗ではあまりにお粗末な幕切れ
とりあえず委員長がギリギリまで結末を見定める中、ルールに従ってトーナメントマウンテン外壁を自力でクライミングしていく万太郎
と、ここで仲間達と観客の大声援を背中に受けて崖を登っていくその姿を頼もしく見上げて感嘆の声を漏らす3人の人影が現れた

「間に合ったか・・・フフフ流石は我が息子。よく恐怖心を克服して一人でリングに立つ決心ができたもんだ」
「流石はミー達を破った男だ」

言わずもがな3人の男達は全身ボロボロで息も絶え絶えのスグル、テリー、ロビン
何故彼らがこんな猛特訓の後のような風貌なのか
そして彼らが時間ギリギリでここに来たということ

状況から導き出される答はひとつ。ロビンはクイッと首を回して後ろを振り返りつつ、背後にいた”4人目の人影”に声をかけた
「懐かしいだろ。この人々の声援、そして熱気に触れるのは・・・・」

「ああ・・・な・・・懐かしい・・・・」

キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!
>スグルたちに連れられてたところを見るとケビンですね、問題はスグルとテリーの時みたいに一悶着あるのではってとこですね
>万太の新パートナーはやはり何のひねりもなく予想通りのあの人っぽい…なにのなぜ、こんなにも心が震えるのか!
>グレート=ケビンが確定したね。てことは、グレートマスクを取りに行ったのはロビンかな?どちらにせよ年明けが楽しみすぐる〜(´∀`
決勝戦、万太郎のパートナーのなる新生キン肉マングレートの中身はやはりケビンマスク!
しかも決戦直前ギリギリまでレジェンドの3人と猛特訓を行っていたことが解ります。まともに動かなかった身体の件は問題なさそう
コメントで「はんぺらさんがケビン推しということは間違いなく外れるフラグ!」とか言われてたので
ケビン説有力視していたはんぺらとしては非常にホッとしてるというか安堵のため息というかひと安心しました。まぁ読者の殆どがケビンだと思ってましたけどね
新生キン肉マングレート、いざ決勝のリングへ!
「カオスはもういない・・・お前いったいどこの馬の骨だー!」とか万太郎と一悶着ある展開くるか?年明けが楽しみな次号へ続く!


万太郎空中二段ジャンプ

『さあ万太郎パートナーカオスが未だ不在のなか、一人トーナメントマウンテンを登っていくーっ!
しかし火山爆発に端を発したこの異常気象のせいでこの周辺はうだるような暑さに包まれています
万太郎もこの暑さに体力を奪われ
登頂スピードが明らかに鈍ってきたーっ!』

決勝戦開始のルールとしてトーナメントマウンテンの外壁を己の肉体のみでよじ登る万太郎だったが、おりしもこの異常な暑さ
万太郎も途中まではいい調子だったものの、決勝ボックスまでもう少しというところで極度の疲労からピタリとその動きが止まってしまう

「ち・・・ちくしょう〜!」
試合前からいきなり死にそうに困憊している万太郎。これには読者も大萎えです
だいたい試合直前まで特訓して身体痛めつけてるから体力も万全ではないのしょう。だから最初からマットを敷けとあれほど(ry

ここで足がかりにしていた小さなでっぱりがボロッと崩落。バランスを崩した万太郎は頭から落下してしまう。が・・・・
「万太郎!体を80度元の方向に起こし20cmほどジャンプじゃ!
その時左腕を力いっぱい伸ばせばお前の落下は防げる!」

万太郎の背後から聞こえてきたのはcm単位のジャンプを要求するやたら具体的で細かい落下阻止の指示
咄嗟のことではありましたが死にたくないので脊髄反射でアドバイス通りに体を動かす万太郎

>万太郎は何を蹴ってジャンプしたんでしょうか?
マジでどこ蹴ってジャンプしてんだよ!謎の空中機動
どうでもいいような事は無駄にページ浪費して説明してくれるのに。こういう所は完全にゆで御大の脳内劇場です
「ジョワジョワそれしきのことでこの落下から逃れられるか〜・・・・なにィ!?」
ライトニング驚愕。その想定とは裏腹に上体を起こした万太郎が渾身の力で伸ばした左腕はその全体重を見事に支えきった。何故ならば

「穴だ!あの部分だけちょうど万太郎の左腕が差し込める穴がある!」
万太郎の左腕は岸壁にぽっかりと空いた穴に差し込まれることによってその体重を支えていたのだ。そして奇しくもその穴は・・・・

「あれは2週間前の宇宙超人タッグ!今日と同じく決勝リング入場の習わしで王子がマウンテンを登っていた際
ネプチューンマンの妨害によって今の万太郎さんのように落下してしまった
その時バッファローマンのロングホーンを移植されてより強靭となった左腕で
トーナメントマウンテンを殴りつけ、穴を開けることで落下を免れた時の跡だ!」
「あの奇跡の穴がまだ残っておったとは〜!」

先の宇宙超人タッグ決勝、パワーアップしたスグルの左腕のお披露目で使われたあの演出の残した跡
何の因果か父の残した痕跡が偶然にも34年後の未来から来た息子を救ったのであった。時を越えて共に戦う父と子の絆の力か
仮面ライダーキバ最終回で渡を落下から救ったイクサの腕を彷彿とさせます
でもコレ時間超人に蹴落されてこうなるならよかったけど万太郎が一人で勝手に落ちただけってのがなぁ・・・
正直「うん?このシーンはここで必要なのか?」と頭をひねってしまう。試合中に前述の形で入れればカッコいい演出だったのに勿体無い





「しかしさっきのアドバイスの声はいったい何者だったんだ?」
「たしかこっちの方向から聞こえたぞ」
言うまでもなく万太郎を救う指示を飛ばしたのスグル本人ですが、ミートらがその方向を振り返るとスグルは既にその身を隠していた
なぜならば・・・・

「こら〜!あんなデカイ声で万太郎に指示を与えて!私達の存在がバレてしまったらどうする!
みんなにこちらを向かれては私達の用意した秘密兵器が知られてしまう」

「ギ・・・ギダダ・・・お・・・俺の出番が・・・」
なにこれこわい。「ギダダ」とか言ってんですけど
>ケビン「元デーモンプラントの血が騒ぐぜ〜!ギダダ〜!」
>グレートの中の人壊れてしもたん?
>グレートが妙な声を発してますが…もしかしてケビンじゃない??

状況からいってコイツがケビンじゃなかったら誰だよ!ってことになっちゃうんで、まずケビン本人には違いないと思われますが
どう見ても普通の状態のケビンではないみたい。
明らかに危ないヤク決まっちゃってます
「俺の出番かー!」と暴走しようとするグレートを「まだだ!もう少し待て!」と3人がかりで押さえつけるスグルら。まるでマンモスマンです
どうやらスグルらはグレート投入のタイミングを計っているようですが、それにしてもこの挙動の怪しいグレートが怖すぎる
いったいスグル達はケビン復活にいかなる処方を施したのか?非常に気になります

『ありがとう父上。さっきの声で救われたよ』
「さあここからはカオス!お前の力を借りるぜーっ!」

父の助言で落下を免れた万太郎は、今度は友の形見であるヘッドギアを鈎縄のように決勝ボックスに向かって投擲
うまい具合にリングに貼っついたヘッドギアを命綱代わりにし、一気に大ジャンプで駆け上がってリングイン。ここに両チームが対峙する
「ところで万太郎よ。これじゃあ決勝は始められないだろう?」
「こいつは究極の超人タッグと謳われたタッグの祭典だ。お前のパートナーカオスはどうした?」
あの妄想シミュレーションからカオスの死という真実に到達している時間超人は、ニタニタ笑いながらわざとそれを万太郎に聞く
この挑発とも受け取れる発言に対し、万太郎は形見のヘッドギアを頭上に高く掲げながら嘘偽りない答を返答するのだった
「僕のパートナーカオス・アヴェニールは・・・・
四日前に息を引き取った!」

おっとこれは意外。この万太郎のカミングアウトは仲間達すら予想していなかったのか
真弓とミートが頭を抱え、凛子は口を押さえて驚いてます。しかしそれ以上にこの委員長の衝撃顔が印象深い
読者からは腐れ外道だの悪行超人の手先だの言われてるハラボテではありますが、2000万パワーズ戦のカオスの行動にもいたく感動してたしな
『あーっと意外な事実が万太郎から明かされたーっ!パートナーのカオスが亡くなっていたーっ!』
優しき超人カオスの死。その真実の重みは果てしなく―
次号!気になるルール上の問題はどうなる?スグル達がグレートを投入するならこのタイミングですが果たして


時間超人絶好調

「パートナーのカオスは息を引き取った!だからマッスルブラザーズヌーヴォーは僕一人ということだ!」
「カオスが死んだ・・・・ウソだよ・・・カオスが死んじゃうなんて〜!」
万太郎衝撃のカミングアウトにより、水を打ったように静まり返る観客席。やがてその静寂は数万人のすすり泣く声へと変わる
正義の勝利を信じて疑わなかったあのイガグリ主将も相当のショックを受けています
「ジョワジョワ同じ時間超人である俺達にはわかっていた
体内のエキゾチック物質を全て使い果たした時間超人は必ず死ぬ!これは常識だ!
どこまでもバカな奴だぜカオスって奴は。両親の復讐の為に命がけでこの時代に来たというのに」
「本来の目的でなくネプチューンマンの救出というバカな理由の為に死んでいったんだからな〜
確かに大馬鹿野郎よ〜!」
「万太郎、お前もバカ野朗なタッグパートナーと組んじまって災難だったな
結局ひとりで俺達ふたりを相手にしなくてはならなくなった」

確かにネプチューンマンなんて見殺しにすりゃよかったのでサンダーの言う事にも一理ありますが
それを聞いた凛子は、カオスの忘れ形見であるピラリアの鉢植えをブン投げそうなるほど我を忘れて激昂する

キッドとジャクリーンに諌められてすぐ我に戻りますが、ピラリアの鉢植えをこの場に持ってきているということは
途中またこの鉢植えが何か奇跡を起こしてくれる展開が用意されているのは間違いありません
ネプチューンマンに顔を剥がされた超人たちを元に戻しただけでは終わらず、決勝戦でもサポート態勢万全のピラリアの花マジ縦横無尽の活躍

ここにきてあの自称完璧親父への苛立ちが再燃します
花ですらこれだけ頑張っているというのにあのオッサンときたら。マジで何ひとつプラス要素残さないでただ謝って帰ってっただけだからな・・・

試合前からカオスの死を侮辱し万太郎の怒りを煽る時間超人。しかし万太郎は冷静さを欠くことなく、真正面からこの言葉に反論する
「カオスって超人は最初は正義も友情もない、ただ時間超人を倒したいだけの復讐の権化だった
だけど戦ううちに自分の役割というものがわかってきたんだ。
”自分は超人だ”
”人類の平和を守る為に生まれてきた正義超人なんだ”と

だから奴は残り少ない自分の生命を復讐に使うより、指導者として腕の立つネプチューンマンを未来に戻すことを選んだ
確かに大馬鹿野郎だよカオスは・・・しかし
自分の生命を省みることなく、両親の仇討も忘れ、最後は超人界の為に行動した
そんなどうしようもない大馬鹿野郎が!僕は大好きなんだ!」

「クッでかい口を叩けるのもこれまでだ。さあ委員長さっさと試合開始のゴングを鳴らしやがれ!」
『さあこれは2対1のハンディキャップマッチが実現してしまうのかー!』
おいィ!?万太郎涙の演説に誰か反応しろよ!
2ページまるまる使った主人公としてかなりの決めシーンだったにも関わらず、何事もなかったかのように
観客席の反応一切なし。なんぞこれ
ここは万太郎の演説に感動した観客達が
「そうだー万太郎の言う通りだ!カオスの死は無駄なんかじゃないぞー!」と声を合わせて時間超人を糾弾するトコだろ!
「このピラリアの花こそカオスの魂よ!」
「じゃあ最後のお別れだー!」を彷彿とさせる噛み合ってなさ。せっかくの演出も台無しです





「皆さんご静粛に!いいですか?このトーナメントは1億4000年前より
タッグでの試合のみと決まっていてこのようなハンディキャップマッチは認めておりません!
従ってこの場合は万太郎のパートナー不在ということで、世界五大厄の不戦勝ということに・・・」
しかしそんな万太郎の思いを足蹴にするかのような大会運営側からの冷酷なるアナウンス。やはりタッグトーナメントでのシングル参戦は成り立たないという
もうだめだぁおしまいだぁ・・・・と誰もが思ったその時、その裁定を覆すべく一人の男が声を上げた。
悪の使者ハラボテである
流石の腹黒ジジイも晴れの決勝戦が不戦勝決着では不本意でしょう。このシリーズに入って初めて正義超人側の為に尽力してくれるのでしょうか
「やめーい!確かにタッグトーナメントとしてはこれは明らかなハンディキャップマッチじゃ
だが宇宙超人タッグルールでは、チームの両者が共にKOされるまで延々試合が続けられるという鉄の掟がある
つまり試合途中でひとりがKOされて、2対1になるケースが往々にしてあるということじゃ
となれば当然最初から2対1でも試合そのものは成立する。このまま試合終了のゴングを鳴らすよりも
試合開始のゴングを鳴らすほうがここにいる観客も全世界で宇宙中継を見ている視聴者も納得する」」

試合中に2対1になることもあるなら最初から2対1でもいいじゃない!
相当ハチャメチャな屁理屈で試合を通そうとする委員長
「試合中に退場して人数減ることもあるんだから最初から少なくてもいいじゃない!」とサッカーの試合に10人以下のチームで臨むようなモンです
まぁどんなにメチャクチャな理由づけでも、試合成立の為に動いてくれている委員長はこのシリーズに入って以来最高に輝いて見えますが・・・・
「それはいかに大会委員長であられても都合のよすぎるご判断かと」

「ノックよ。おぬし今この決勝戦を中止すれば入場料は払い戻し
テレビの放映権料ストップと莫大なる損失を抱えてしまうんじゃぞ!」

>委員長クズすぎてわろた
>決勝でも守銭奴キャラがブレないハラボテには怒りを通り越してむしろ感心した

この期に及んでも金か!お前最後までそんなキャラでいいのか?
いやまぁ試合を止めないことは会場中の総意だからいいんだけどさ・・・・この悪そうな表情とかどうなのよ。ホント最後の最後の見せ場なのに
「しかしそれではひとりマッスルブラザーズ・ヌーヴォーの万太郎にとっては残酷な措置
凄惨な結果になることは火を見るより明らかではありませんか!」
「結果が見えていようとなかろうと幕は既に上がったのだ
ワシとてあの悪行どもに勝たせたくはない・・・・しかしあの
今の万太郎のやる気を誰も止められないし、誰にも止める権利はない」

とか思ってたら急に爽やかな顔して綺麗なことを言い出しました
「最初からコレだけ出してりゃよかったのに!カネに汚いシーンいらんだろ!」とツッコミたくなるところではありますが、
直前のカネ発言はきっとハラボテなりの照れ隠しというか
この本音を面と言わず隠す為の発言だったのでしょう。そう解釈すると委員長かなりかっこいいな。あくまで脳内解釈だけど
かくして委員長の粋な裁量によって、前代未聞のハンディキャップマッチ決勝戦は受理されることに

しかし決勝のルールは宇宙超人タッグ決勝に習い【時間無制限3本勝負】
いずれかのチームの二本先取か、あるいは相手のチームメンバーを完全なる戦闘不能に追い込んだ場合にのみ決着がつくルールです
とは言っても相手は悪行超人。一本取る=相手を殺害するつもりで臨む である為、必然的に1人しかいない万太郎は敗北=死亡ということに
事実上
マッスルブラザーズヌーヴォーは一本取られただけで負けるという不利を強いられます
「それはマッスルブラザーズヌーヴォーというチームの問題であって、委員会の感知するところではない」
「完全なる戦闘不能って・・・要は死亡も含まれるってことでしょ!?
カオスを失ってこの上マンタまで死んでほしくない〜!」
凛子がキッドにすがって泣き叫び、ジャクリーンとイケメン未来の2人の実子に糾弾されてもその決定は断固として覆さないハラボテ
お前「ワシとて悪行どもに勝たせたくはない」とか絶対ウソだろ。やっぱ最悪だコイツ
まぁ2対1な時点で不利なのは最初から解ってることですし、万太郎もこのルールに関しては物言い無し。いよいよ試合開始のゴングを待ちます





「ちょっと待ってもらおうか。試合開始まであと3分の猶予をくれ」
「3分間ゴングを叩くのを待てということじゃな。それは構わんが何の意味があるんだ?」
「ヌワァ〜わからねえのか〜っこの3分・・・180秒はこの会場にいる観客・・・いや
全人類に対するせめてもの慈悲よ〜!」
「正義超人ども、そしてクソ人間どもよ〜!今からお前たちに最後の一時
ラストワンハンドレッドエイティーセコンドを与えよう!」
と思ったら突然ゴングまで3分間の猶予を求める時間超人。しかもそれは自分達のものではなく、人類に対する慈悲の気持ちだと言う
わざわざ3分を180秒と言い直し
ラストワンハンドレッドエイティーなどと無駄に言葉を長くする頭悪そうさ加減
お前は覚えたばかりの英語を人に聞いてもらいたくてたまらない子供か
別にスリーミニッツでいいじゃねえかと。なんかもう試合前からエンジン温まってます(頭の)時間超人。決勝戦でも色々と期待できそうだ
そして3分の猶予というのは新グレートの乱入にちょうどいいお膳立て&時間稼ぎ。どうやらヌーヴォーも試合開始前に二人揃いそうです
「俺達の戦いをふんぞりかえって偉そうに見ているお前達のうたかたの如き幸せな時間はこの180秒で終わる
いわばこの180秒こそが世界崩壊の終曲そのもの〜っ
試合が始まり程なく、お前達は最強遺伝子を継ぐ超人の最後を網膜に焼き付けることになる
そして完全無欠球根を食べた俺達が世界を統べる!瞬く間に正義超人界は壊滅!
お前達は全員、俺達悪行時間超人の僕となるのだーっ!
愛する相手がいる者は今のうちに歯が浮くような台詞を告げておくがいい
大切な家族がいる者は今生の別れを告げておくがいい〜っ!!!」

相変わらず細かいところに気配りができるライトニング
今のうちに恋人や家族に言いたいことを言っておきなさい!と、これから自分達の僕になる下等生物達に最後の慈悲を与えます
言葉の意味を理解するや否や、もうだめだぁ・・・おしまいだぁと悲鳴と鳴き声で埋め尽くされる会場
観客達とて万太郎に期待していないワケではないでしょうがなにせ2対1。これはもうライトニングの言う通り実質勝敗は見えています

試合前に時間超人を応援していたあのクソ不良どもざまあ
あのウヴァ以下の虫頭どもも、流石に今になっては時間超人の恐ろしさとそんな連中を応援した自分達の愚かさを噛み締めていることで・・・
ってあいつらの描写ねえし!抱き合って泣き叫んでいるのは、ヌーヴォーを応援していた善良なファン達だけ
アイツらがガタガタ震えて後悔してるトコ描かなきゃダメだろここ!

先の万太郎の演説に無反応な観客といい、読者の見たい肝心な部分描いてませんゆで御大
試合はいっこうに始まらないわ、万太郎の決めシーンはスルーされるわムカつく奴はフェードアウトしてるわで読者のフラストレーションがヤバイ
「世界崩壊の終曲が始まるまであと2分20秒!」
「あと2分!あと1分50秒!あと1分49秒!」
2分→1分50秒とカウントダウンしていきなり1秒刻みになるサンダーに吹く
時間超人はホント天然ですげーな・・・こいつら本人はいたって真面目に悪役やってるつもりなんだろうけど。あらゆる言動が面白すぎる
「凛子ちゃん。心配してくれるのはありがたいんだけど・・・
まだ僕が死ぬって決まったわけじゃない!」

と、ここで万太郎動く!なんと会場側を向いてカウントダウンしている時間超人の背後からゴングを待たず奇襲攻撃!

>マンタ「過程や…!方法なぞ…!どうでもよいのだァーーーッ」
>時間超人「俺ら悪なのに不意討ちされてばっか」
>三羽ガラスがケビン投入のタイミングを逃しすぎな件について

この3分間は新グレート投入の為の時間稼ぎとお膳立て。そう思っていた時期が俺にもありました
万太郎、時間超人の油断を突いて決死の先制攻撃!
せっかくのグレートを送り込むチャンスを失ってオロオロしているであろうスグルらの姿が目に浮かぶ次号へ続く!


ライトニングマジ変態

「まだ試合開始まで1分40秒もあるんだぞー!これは万太郎の反則負けだー!」
試合開始のゴングを待たずして背後からの奇襲をかけた万太郎。見事なダブルラリアットで二人を吹き飛ばします
それを見て「反則負けだ!」などといきなり試合終了のゴングを鳴らそうとする
空気の読めないノック
確かに汚い行為には違いないですが決勝戦を試合開始5秒で没収すんなよと。運営マジ時間超人の手先
「よ・・・余計なことはやめてもらおうか!このままやらせておけ・・・
俺達は万太郎の奇襲を大いに受け入れるぜ!」
>試合前に反則負けになりかけ悪行超人に大いに受け入れられる主人公・・・
しかし「大丈夫だ、問題ない」と相変わらず無駄に広い度量でこの奇襲を受け入れた時間超人
「こうでなくちゃ面白くねえ!」とばかりに襲いかかりますが、万太郎はこれを素早いフットワークでかわし逆に一気呵成に攻め立てます
サンダーのハイキックをドラゴンスクリューで切り返すやいなやライトニングにサイドキック。低空タックルを切って頭部への膝蹴り連打
「とにかく動いて動いて・・・・動きまくるーっ!」
「ここまでは作戦通りに事が進んでおるのうミート」
「ええ、この2対1のハンディキャップマッチに勝つには反則でもなんでも奇襲しかありません
そして常にライトニングとサンダーよりも素早く動いてアクセレレイションを出させないこと
この奇襲でなんとか一人でも倒すことができれば通常の1対1に持ち込める」

ミートが万太郎に授けた策は、まさに最初からエンジンフルスロットルで挑む電撃強襲作戦
「アクセレレイションを出させる間もなく攻め続け、なんとかとちらか1人だけでも倒せれば五分の戦いに持ち込める」というものだった
しかしそれは逆を言えば万太郎の体力が尽きるまでどちらかを倒せなければ、その瞬間に敗北濃厚となる諸刃の作戦とも言えます
準決勝でマンモスマンがアクセレレイション破り見せたのに何も参考にしなかったのか
エキゾチック物質を噴出できないように何かで鍵穴を防ぐ方法でも考えればよかったと思うんだが。ホントどうしようもねえな超人界の頭脳

「テガタナーズ、ジ・アドレナリンズ、新星ヘルイクスパンションズという強豪達を倒してきた俺達が
た・・・たかがバックチョークでギブアップするものか・・・
エボリューションマウスピース!」
気迫漲る万太郎の攻撃に押され、あっという間にチョークスリーパーを決められてしまったライトニング
「たかがこんな技で」と言いながらも速攻でマウスピース頼り。決勝でもブレません

>口に入れるモンをどっから出してんだァー!!!
>四次元ポケットならぬ四次元股間
>普段アソコをアクセラレーションしてるんですね、わかります
>股間から出したマウスピースはエキゾチック物質たっぷりなんだろう

ジャジャーンと股間でHOT!HOT!したマウスピースを取り出すライトニング。そこに入れてんのかよ!
それを必死に口に入れようとする姿はまさに変態そのもの

なんだか万太郎が酔っ払いの卑猥な行為を止めようとしている常識人ように見えてきます
ピンチの相棒を助けるべくカットに入るサンダー。しかしこれを察知した万太郎はチョークに捉えたまま起き上がりスリーパースープレックス!
美しい放物線を描いたライトニングの脚はしたたかにサンダーの頭を打ち付け、ライトニングの持っていたマウスピースをリングに落とさせます






『あーっと万太郎たった一人で二人をダウンさせたーっ!』

「いいぞ万太郎ーっ!お前ひとりでも世界五大厄なんてやっつけられる!いっけー!」
「ウオオオオーッ!!!」
「明らかに今までの万太郎とは違う!正義超人としてこの地球を悪の手から守るという執念が漲っておる」

観客はおろか読者の目も覚めるような戦いぶりで、2対1のハンデをものともしない万太郎。まさに「気を吐く」というヤツでしょう
その鬼気迫る戦いに感心してウォーキューブを見上げるスグル達はと言えば、観客に気付かれないようマウンテンの裏側に回りこもうとしてます
まだそんなトコにいんのかよお前ら。悠長すぎるにも程がある。早く行かないと万太郎が・・・・
「ギタギタギタ」

>グレートが試合始まる前から終わりすぎてる…スグルたちマジでなにやらかしたんだ
>ケビン・・・ギタギタギタはないでしょう・・・
>グレートの中身は新キャラでイロモノのギター超人で確定ですね。ギタギタギタ
>完全にギタギタ親父になっちゃいましたねグレート

っていうか万太郎よりもグレーのほうが100倍くらいヤベエ。ギダダならまだ許せましたが、ついにギタギタギタとか言い出しました
この2コマのロビンの「急がねえとこれヤベエな」という真顔がシュール。ちょっとハトよめっぽいぞ
「とにかく敵より早くだー!」
怒り心頭に達したサンダーがマウスピースを咥えようとしたのを見るや、そうはさせじと機先を制する万太郎
サンダーの巨体を宙高く放り投げると、自らはロープに向かって大きくジャンプ。大きくこれをしならせて反動で吹っ飛んでいく。懐かしいこの態勢は!
「マッスルミレニアムーッ!!!」

>万太郎が熱い!私的にもっとも万太郎らしい技と思って居るマッスル・ミレニアムで引きと言うのは二世モノならではの熱さを覚えました!
>マッスルミレニアムかっこよすぎる!ギダギダなんかいらんかったんや
>マッスルミレニアム!一度はマッスルグラヴィティに取って変わられたフェイバリットが最大の敵に再び炸裂して胸が熱くなりました!
>「ギタギタギタ」には吹きましたがマンタはかなりカッコよかったですね

何年ぶりでしょうか。久々に炸裂の万太郎オリジナルフェイバリット!
1000年に一度生まれるか生まれないかの大技をこの20世紀でも披露。咥えていたサンダーのマウスピースを吐き出させます
2対1のハンデをものともせず優位に戦いそ進める万太郎!いいようにやられるがままの時間超人の反撃タイムは?
しかしそれよりギタギタグレートの秘密を早く明かして欲しい次号へ続く!


見とけばいいさーっ

「なんだこの技は〜っすごい破壊力だ〜っ!キン肉バスターでもドライバーでもマッスルエボルシオンでもない!
万太郎はあんな技をいつの間に〜!?」

「フッ、この20世紀では全く認知度のない技かもしれないが・・・
21世紀では万太郎が超人レスラーとして最初に開発したフェイバリットとして知られているマッスルミレニアムだ!」

「ミレニアムの破壊力は俺が一番よくわかってる!
なにせ最初にあの技をくらった犠牲者は俺なんだからな〜っ!」

正式なゴングを待たずしていきなり決まった伝家の宝刀。初めて目の当たりにするマッスルミレニアムに驚く20世紀の観客達と
「アレ最初にくらったの俺だし!」と興奮気味に解説するスカーがマゾっぽい
「これが万太郎さんのマッスルミレニアム・・・しかしこの技が猛威を振るったのは超人オリンピック準決勝まで
決勝では難攻不落の鉄騎兵ケビンマスクに攻略されています」
「ならば未来から来た時間超人はその攻略法も解ってるハズなのに、なぜまんまと被弾してしまった?」
超人オリンピック決勝戦、身体を思いっきり反らすことにより突撃してくる万太郎をキャッチしたケビンのマッスルミレニアム破り
あれはメイルシュトロームパワーと驚異の柔軟性を合わせ持つケビンだからできる返し方であって、他の超人には出来ないもんだと読者は思ってましたが
真弓の疑問に対し、ミートは「超人回の頭脳」に相応しい
極めて冷静な表情でこう答えます
「それは万太郎さんのキン肉王族のセオリーを無視した動きのせいです
キン肉族の王位継承者は一度フェイバリットが破られると新たなるフェイバリットを開発し、
古いフェイバリットを封印するというセオリーがある
それに習えば万太郎さんがマッスルミレニアムを出すことは二度とないだろう・・・と
悪の戦略家である時間超人は考えた

しかし何としてもこのハンディキャップをものにしたい万太郎さんは、敢えてセオリー無視のミレニアムを出した!」
「おおなるほど〜っ!悪の戦略家の上を行きおった!」
そんなセオリー初めて聞いたよ!
>キン肉バスター何回使ったと思ってやがる
>もう俺にはミートが何を言ってるのかわからない……
>ミート「破られたフェイバリットは封印する!コミックスを読み返したりしないで今の僕の言葉だけを信じてください」

別にマッスルミレニアム決めたことなんて読者は何の不自然さも感じてなかったのにな。どうもゆで御大自身は納得がいかなかった模様で
納得いく理由付けをしようとするあまり、ますます不自然なことを言い出しました
冒頭から3ページに渡って繰り広げられる要らん解説によって、せっかく前回ラストで上がった読者のテンションもだだ下がりです

「まさかここでこの技で来るとはな万太郎・・・今までの王位継承者とは違って悪知恵が働くようだ
だが今までの超人どもはこれをくらって即KOだったかもしれねえが
この俺達は鍛え方が違う!リバースミレニアムー!」

悪の戦略家(笑)の上をいった万太郎の奇襲でしたが、くらった結果としてほぼノーダメでピンピンしてるサンダー
「俺達は鍛え方が違うですしおすし!」の一言で済ませ、反り返った身体の反動で万太郎を軽々と吹き飛ばしてしまいます。これは酷い

技が破られなかったことなんぞより、ミレニアムくらってノーダメであることのほうが読者にはよっぽど違和感ありますよゆで先生・・・
真マッハ突きくらったピクルが全くダメージ無しで寝始めたのと同じガッカリ感
千年に一度出現するかどうかと言われた大技・マッスルミレニアムとは一体なんだったのか。先週ラストの盛り上がりは最早なかった事に





「何をやってる万太郎!今こそ大阪での特訓の成果を見せる時だろうが〜っ!」
「大阪・・・特訓・・・ヌオオ〜ッ!」
完全に決まったミレニアムが効果無しで狼狽する万太郎でしたが、スカーの激によってとどまり遂にマッスルスパークを敢行
最初から高所で特訓していた万太郎は技の入りをどうするのかが読者の注目ポイントでしたが、
ミートが教えたのかちゃんと
ブリッジで相手を空中に跳ね上げるという最初の仕掛けを行ってました
結局ミートは技の仕掛け方から何までマッスルスパークのこと完全に解ってたのか。最初からあいつが細やかに教えれば良かったのにな
「マッスルスパーク地は体力もそうですが精神的な充実が必要です
果たして今の万太郎さんの精神状態がこの奥義を完成させるのに十分かどうか・・・ハッ!

あの目!万太郎さんは技の仕掛けを焦っている!あれでは精度が落ちてしまう!」

ミートの心配を他所に、万太郎はなんとかサンダーをスパーク地の態勢に捉えるところまで進行。そのただならぬ様子に再び湧き上がる観客席
「なんだこの技は!見たことねえ!また新技か〜!?」

「観客共しっかり両目を開いて見とけばいいさーっ!」
なにか沖縄県民っぽい語尾で興奮するスカー。いや別に台詞的におかしくはないんだけど
スカーの口調なら普通に「両目を開いて見てやがれー!」とかがしっくりくるところなだけに、絶妙なおかしさがあります

「観客共しっかり両目を開いて見とけばいいさーっ!」
いかん。ちょっとじわじわくる。見とけばいいさー!
しかしスカーの期待とは裏腹に、ミートの嫌な予感が的中。技を焦った万太郎は下半身のフックが甘く右足を外してしまう
「どうやら特訓の成果を見せようとしているようだが、技の仕掛けに迷いが見られる
そんな一夜漬けの技がこの悪行時間超人に通用すると思うかーっ!」

すかさず二人の間に脚を突っ込むカタチでライトニングがカバー。そのまま万太郎を弓矢固めに捉えてキャンバスに落下
虚を突いた奇襲も通用したのはここまでか。マッスルスパーク完成寸前の攻勢から、一転して大ピンチに立たされてしまいます
ついげきのギロチンドロップでダメージは更に加速した!とサンダーが上空からトドメの一撃を放とうとしたした、その時!
ついに読者が待ちわびた救世主が現れる
「待てーっ!それ以上の凶行は許さんー!!」

>言動がいきなりまともになったグレート・・・・
>グレート、凶行はむしろ不意討ちをしたマンタや!時間超人はフェアに戦っている
>それ以上の凶行は許さんってのはゴング前に襲いかかった万太郎に言ったんだよね?
>グレートの跳躍力がえごい。トーナメントマウンテンって富士山と同じ高さなのに
>万太郎の必死のロッククライミングとは何だったのか

タターン!とウォーキューブを一足飛びに駆け上がる新生グレート!って普通に喋っとる!ギタギタとは一体なんだったのか
来週も普通に喋るかどうかが気になる次号へ続く!


参戦グレートV

『あーっとなんだ〜!?突如群衆の中からひとつの影が飛び出し、トーナメントマウンテンを登っていくー!』
一足飛びにウォーキューブを駆け上がっていく新グレートの姿は、観客達も放送席も即座に確認。謎の乱入者に会場がどよめきあがる
「だ・・・大丈夫だろか?」
「大丈夫だ。短い期間ではあったが私達の持てる技術は全て注ぎ込んだつもりじゃ〜」

>「だうろか」ではなく「だろか」って言い方がシュールさを際立たせていますねロビン
>「大丈夫だろか?」ロビンのこの台詞が素晴らしすぎて単行本では修正されないか心配だ
>ここにきてロビンに更に萌え要素とは大丈夫だろか?
>ロビン、そんな大丈夫だろで大丈夫か?
三週前から言動があやしいグレートを心配するロビン。お前の言動も心配だ
リング上では今まさに喉笛にサンダーのギロチンドロップが落ちようとしているが、弓矢固めに捉えられた万太郎はまったく脱出することができない
必死にもがく万太郎と目と耳には、リングサイドで自分に激を飛ばす相棒の幻が映し出されていた
『どうした万太郎!超人界の未来と人類の平和のためにこの試合是が非でも勝つんじゃなかったのか?
俺が惚れこんだキン肉万太郎はそんな簡単に諦める超人じゃなかった!
試合の決着がつくまではギリギリまで粘り続ける!そんな熱い魂を持つ超人だったー!』
「カオスーッ!!!!こ・・・・・これは!?」
夢の世界でそう叱咤激励され、相棒の名を絶叫しながら現実に戻ったその瞬間。万太郎は信じられない光景を目の当たりにする
絶対ここにいるハズのない超人・・・・キン肉マングレートが
自分を救出する為サンダーのギロチンドロップを迎撃している光景を!

「だ・・・誰だ!?あのツギハギだらけのグレートそっくりのマスクを被った男は!」
「あのマスクは試合でバラバラになったのを私がが縫い合わせたもの・・・・!」
「それじゃああのマスクをつけている男は〜!?」
「ヒ、ヒャア〜!!!」
「何をしておるノック!試合の猶予時間3分は過ぎておる!さっさとゴングを鳴らさんか!」
突如として決勝のリングに乱入し、万太郎のピンチを颯爽と救った謎のキン肉マングレート
会場中が騒然とする中、委員長は取り乱すこともなくノックに正規の試合開始のゴングを促し、ここでようやく決勝戦のゴングが打ち鳴らされます

マッスルブラザーズヌーヴォーにとっては九死に一生を拾う救出劇でしたが、当然黙ってられないのは時間超人です

「お前ら〜!ルールを管轄する超人委員会が機能してないじゃないかーっ!」

「何かな?」
「何かじゃないだろう!」
ライトニング超マジ切れ。これまで試合においてもここまで感情を顕にした事のなかった男がこの興奮ぶり
「は?」とすっとぼけた顔で聞き返す委員長に今にも掴みかからんばかりの勢いにちょっと笑ってしまう。何かなじゃないだろう!

>「超人委員会のルールが機能して無い」何を今更・・・
>あ、悪行超人にだって、ルールはあるんだーーーーーっ!

「この試合は2対1のハンディキャップマッチで行われることが決まっていたハズだろう!
誰かは知らねえがコイツは万太郎に加勢するためにやってきた乱入者だ!
ただちに一本目マッスルブラザーズヌーヴォーを反則負けにしやがれーっ!」

頭に血を上らせながらも、理路整然と自分達の反則勝ちを主張するライトニング。しかし委員長の答は更に彼を激昂させるものだった
「マッスルブラザーズヌーヴォーの反則負け?それはないな」

「ら・・・乱入だろうが〜っ!!!」
ライトニング超必死。なんかもう今にも泣き出しそうです
しかしライトニングの筋の通った言い分に対し、なぜ委員長はこうも涼しい顔で反則勝ちの主張を却下できるのか?その理屈は?
「確かにその男はサンダーのギロチンドロップをカットするためにドロップキックで割って入った
だがそれはお前達世界五大厄が要求してきた”試合開始猶予3分間”内での出来事
つまりまだ正式な試合に入っていないのでカットにはならない!」
「な・・・何ィ〜っ!?」
完 全 論 破
グレートの乱入は時間超人が要求した猶予時間3分内での出来事なので、ルール違反には該当しない
その3分間に行われた万太郎の奇襲も本人たちが認めているだけに、ライトイングは言葉に窮してしまう

シリーズ始まって以来最高に輝いてるハラボテ。逆転裁判の逆転BGMが欲しいところです
>委員長お得意のしっちゃかめっちゃかルール私物化が今回ばかりは清々しい!
みんな思い出してくれ、このオヤジもかつてスグルとともに悪魔将軍と戦った、正義超人のリーダーのひとりだった事を
>ハラボテの理不尽も敵に向けられるとこんなにも頼もしいとは
>ハラボテは良い奴なのか悪い奴なのかさっぱりわからない





「ジョワクラ〜!乱入者でないのならいきなりリングへ入ってきたこの男をどう考えばいい?
レフェリーか?それとも万太郎のパートナーなのか?それとも両チームもあずかり知らない第三者か?」

委員長相手に舌戦で敗れた情けないライトニング。即座の反則勝ちは諦めたようですがこのままでは引き下がれません
せめてこのグレートが何者なのかを追求し、うやむやのままに通常のタッグ戦になることだけは避けるつもりの様子。ですが・・・
「キミは僕の知ってるあの超人なんだろ?い・・・生きていたんだね!
ごめんよ生きているのに棺に入れて!でも生きていてくれてこんなに嬉しいことはない!

さあ、あんたが僕の思うあの超人なら握手をしておくれよ」
なんと万太郎は眼前のグレート「実は生きていたカオス」と信じて疑わぬ様子
これはグレート気まずすぎます
ちょっと自分から「カオスじゃない」とは言い出せない雰囲気に、しばしの間沈黙を続けるカオスでしたが
「万太郎!」
背後から襲ってきた時間超人の気配を察したグレートは、それを素早く万太郎に促すと両者咄嗟にジャンプ一番カンガルーキック
吹き飛ばした時間超人がロープバウンドで戻ってくると、万太郎は裏投げで、そしてグレートは
あの投げ技でこれを叩きつける
『あーっと何十年来組んでるタッグチームでもできない見事なスープレックスの共演ーっ!』

『この両手のクラッチ!このジャーマンは奴にしか打てないジャーマン!』
アヴェニール族秘伝キングジャーマン!
前宇宙広しといえども相棒しか打てないハズのスープレックスを見て、万太郎はその中身が彼であることを確信する
っていうか
なんだこのカンチョークラッチ
>あれ?キングジャーマンってこんな特徴的なクラッチしてましたっけ?
>キングジャーマンのクラッチは極々普通のモノです!あんなクラッチではありませんー!!

コメントのツッコミにもありますが、説明するまでもなく過去のキングジャーマンではこんなクラッチ一切してませんでした
こんな大事な場面ですら臆面もなく捏造してくるゆで御大マジえごい
まさに「ゆでだから」というブランドでしか許されないやりたい放題ぶり。御大には設定なんて言葉は枷にもなりはしません

「今のキングジャーマンで確信した!委員長!
この試合はひとりマッスルブラザーズヌーヴォーのハンディキャップマッチで戦うって宣言したけど
きれいさっぱりその発言を撤回するよ!だって僕の最愛のパートナー

カオス・アヴェニールが戻ってきたんだから!」
すっかりカオスと信じられてしまったケビン!ほぼ読者の予想通りの流れといったところか
試合中に正体がバレ、タッグ仲にヒビが入る宇宙超人タッグの焼き直し展開がありそうです。その時ルール面でどうするかも注目だ
いよいよ頂上決戦の幕が上がる次号へ続く!


なんか危うい万太郎

「委員長!僕のパートナーとしてカオス・アヴェニール・・・いや!
キン肉マングレートVの戦列復帰、認めてくれるよね!」
「ゴング1秒前にパートナーがリングインしたワケじゃから、これはルール違反にはならん
むしろタッグ宇宙一を決める戦いにおいてはタッグマッチのほうが本来の形として望ましい」

「そいつがカオスだと〜?なら何故お前はそいつが死に至り埋葬までしたことを
ここにいる30万人の大観衆に向かって叫んだ?そこはどう説明するつもりだ?」

事前に「カオスが死んだから決勝戦はひとりマッスルブラザーズヌーヴォーで戦う!」と宣言してしまっていただけに不安だったグレートの復帰
委員長はあっさり了承してくますが、ライトニングは
「カオス死んだって言ってたのにおかしいやん!」と万太郎の言葉を言質に食い下がります
タッグトーナメントの決勝なのにグダグダ言う恥知らずな時間超人がいた!
万太郎が1人と思ってた時は「観客達に実力見せつけて勝つ」とか大口叩いてたクセに、2人になるや否や性質の悪いクレーマーへ早変わり
「ジョワジョワ中身が何者か知らんが望むところよ〜」くらい言わせればボスとしての貫禄も少しは出たろうに・・・ゆで御大はどうしてこの辺の(ry

「・・・そ・・・そうだよカオス。お前なぜずっと生きてることを隠してたんだ?」
しかしそのライトニングのクレームによってハッと我に返る万太郎。グレートの中身がカオスなら何故すぐ自分に知らせてくれなかったのか
返答に窮して押し黙るグレート。これは宇宙超人タッグ準決勝のように、万太郎も相棒の正体に疑心暗鬼に・・・

「ウンお前はカオスだ間違いない!」
えっなにそれこわい
グレートは一切の言葉を発していないのに、万太郎が一人で納得して勝手に自己解決してしまいました。げに恐ろしきは思い込みの力
「僕はしっかりと見た!サンダーに放ったジャーマンの両手のクラッチと美しい弧を描くフォームは
2000年以上に渡ってアヴェニール一族に伝わるキングジャーマンスープレックスであることを!
現代でその技を使いこなせるのはカオス・アヴェニールしかいない!
カオスは敵を欺くにはまず味方からと自分を死んだと思わせ、お前達を油断させる策に出たのさ!」
「なら本物のカオスである証拠にそのマスクを脱いでもらおうか!」
ものスゲエ正論とともにグレートのマスクを剥ぎにかかるサンダー
なにせマッスルブラザーズヌーヴォーは2000万パワーズとの戦い以降、グレートマスクを脱ぎ捨てたカオスが認知されています
中身がカオスだと言うのなら素顔を見せるのがこれ以上ない証拠・・・・否、
そもそも本物のカオスならばグレートマスクを被る必要がないワケで
マスク被ってきた時点でそれがカオスではない証拠なんですけどね
万太郎としてもマスクを取ってカオスの素顔を確認することは望むところのハズ。しかしそう簡単にはいかないのがゆで展開の真髄です
マスクを剥ぎ取ろうとしたサンダーの手をガッシと掴み止めると、相棒の素顔を守ることを毅然と宣言する

「そのマスクに手はかけさせん!四日前にカオスは煮えたぎる溶岩を全身に浴びた!
焼け爛れ変わり果てた姿を愛する人の前で晒したくないのは当たり前だろ!」

万太郎「キレイな顔してるだろ・・・嘘みたいだろ・・・・これ、死んでるんだぜ・・・」
マンタ・・・お前もしっかりカオスを看取ったやろうが・・・。顔綺麗やったやろうが・・
カオス顔に火傷してないなんて思いっきり確認しているはずなのに堂々と言い出す万太郎はゆで御大の申し子
ちょ、これ万太郎マジこええー!
埋葬した時に火傷一つ無いキレイな顔のカオスを確認しているのに何でこんな言葉が出てくるのかと
グレートの中身がカオスだと信じたい強い思い故か。ついに自分の記憶まで捏造し始めました
これは正体がカオスじゃないと解った時の反動がでかそう
1stにおいては「体が勝手に動いた!」の名シーンが生まれたワケですが、果たしてヌーヴォーにはどんな雨降って地固まるが用意されているのか





「邪魔をするなーっ!フォーポイントインパクトーッ!」
>フォーポイントインパクトついに炸裂!
久しぶりのネタ技・フォーポイントインパクトで万太郎を吹き飛ばし、グレートへ攻撃の的を絞る時間超人
しかしグレートもここから本格始動。ツープラトンのパイルドライバーを両腕の筋力だけで耐えしのぐと、ライトニンと華麗なグラウンドの応酬
その息もつかせぬ攻防に気合の掛け声も迸ります

「ギター〜ッ!ギダァーッ!」
>ギタギタ復活ッ!!ギタギタ復活ッ!!ギタギタ復活ッ!!ギタギタ復活ッ!!
>ギターマン復活
>ケビンのギタギタ病が再発してて吹きました。もう今度からケビンでもグレートVでもなくギタギタ親父って呼んでやりたい
>俺らのケビンさんがどんどん異生物と化していく・・・いい加減まともにしゃべらせてくださいよ・・・
>結局ケビンはポンコツでしかないのか…またギタギタ言い始めたよ
>グレートがまたギダギタ言い出してて吹いた「これ以上の凶行(ry」とはなんだったのか
>新生グレート3はギタ〜〜〜〜がデフォになってしまうのか
>ギタギタ言ってるのどうせ単行本で修正するんだろうなと思ってたけどどうやらそんな気は無いようだな

やっぱり治ってなかったギタギタ!
乱入する時にまともな言葉喋ってたからもう大丈夫だと思ってらそんなことはなかったぜ!もうこいつの中身が新超人ギターマンでも驚かねえ
復活のグレートと目の覚めるような両者の戦いに、会場のボルテージはうなぎ登り。割れんばかりの歓声の中ライトニングはある妙案を思いつく
「万太郎や観客は認めているようだがグレートVよ。俺達はまだお前がカオスってことに納得がいかねえ
そこでだ、今は悪と正義の属性に別れちまってるが俺達は元々同じ時間超人同士・・・・
時間超人には同じ時間超人を見抜くテストがあることを知ってるな?」
「ギ・・・ギタ・・・」

なんとここでライトニングが時間超人だけが解る相手を確かめるための問答の存在を明示
カバンに手ぬぐいを巻く八極拳のアレみたいだな
お前がカオスならばこの問答に答えられるハズ、と迫るライトニングに挙動不審になるグレート。いや最初からかなり挙動不審だけどさ
「なあに簡単な二択に答えるだけさ
ある日お前は岩だらけの山中へ迷い込んだ。食べる物は一切なく、細い小川さえも流れていない」

何かの心理テストみたいな問題を淡々と紡ぐライトニング。するとどうしたことかグレートの肉体に異変が起こる
なんとグレートのボディスーツのあちこちに破れ目が入り、その下の肉体が僅かに姿を現し始めたではないか

中身が時間超人でないのなら、ただのイミフな文章の垂れ流しを聞いてるに過ぎないハズですが。どう見ても尋常じゃないこの反応
動揺しすぎて正体がバレそうになってるにしてはちょっとオーバーすぎる演出のような気が・・・
「どうしたカオス・・・・いやグレートV!」
「そらまだテストは終わってないぜーっ!腹はペコペコ喉は渇く一方だ〜!」
相棒を心配する万太郎の叫び。一度カオスと呼んだ名を「グレートV」と言い直したのは、その正体がカオスでないことを認識している深層心理の現れかも
動揺して体が動かないグレートをやすやすとアームロックに捉えるライトニング。があああああああああああ!!
それ以上いけない!
アームロックの態勢のままグレートを抱えてジャンプ!この大ピンチにも関わらずグレートは全く抵抗も見せずなすがままで次号へ続く!

>はじめまして!テスト前日の女子高生です。1,2年ほど主にU世レビューで楽しませていただいております、ありがとうございます
大したことじゃないのですがはんぺらさんはケビンのグレートマスクの下は素顔かバラクーダが如く鉄仮面なのかどちらだと思われますか?
後者だとハミ毛の謎も追加されますが私はケビン(というかゆで先生)の伝説?更新を期待してます
拙い文章でどうでもいい話すみませんでした。どうかこれからもがんばってください。応援しています

>ケビンの肉体を借りてカオスの魂が憑依というのはいかがでしょうか。“ギギギ”は融合にあたっての拒絶反応
>キン肉マングレートですがケビンの体をカオスの魂が乗り移ってるのではないかと思ってます
うちの友達は悪魔将軍が乗り移ったと頑なに信じていますが・・・

素顔を晒すわけにはいかないので、当然バラクーダ式・・・・と言いたいところですが。ロビンが観客席からマスクを投げ入れれば済むことなので素顔もあり得るね
でもやはり肉読者としては「流石ゆで御大」と突っ込める後者であってほしいところだ
カオスの霊魂が乗り移ってるってのはなかなか面白い予想。展開としてはあってもおかしくないな
ただこの「時間超人だけに解る問答」自体、
実はライトニングのカマかけのような気もします
「語るに落ちたな!時間超人にそんな問答など最初から無い!お前が本物のカオスならそれを否定したハズだ!」とかそんな感じのね
まぁなんにせよこの反応がオーバーすぎてちょっと引くんだが・・・・早く問答の答とグレート狼狽の理由が知りたい次号へ続く!


グレートVの正体

「草木も小川もない地獄地帯を数日彷徨った挙句、ようやくお前は山奥で畑のある地帯に辿りついた
頭上には甘そうなリンゴがたわわにぶら下がる。だがちょいと熟しすぎてしなびてるのが玉に瑕
一方足元の畑からはカブが顔をのぞかせていて、こちらは見るからに瑞々しくジューシーだ

さあここで問題だ。お前がまず手にするのはリンゴかな?カブかな?」
飢えに飢えた極限状態で、ようやく目の前に現れた2つの食べ物。「ゴキュ」という生唾を飲み込む擬音がなんかシュールで笑ってしまう
しなびたリンゴとジューシーなカブ、まず最初に手をつけるのはどちらか?
ついにその全容が明らかになった時間超人判別問答。前振りの長さの割には至極単純な二択問題です。先生、もっと簡潔にお願いします!
というか前回アームロックを極めたまま大ジャンプしたのは、その態勢のままキャンバスに叩きつける為の動作だと思ってましたが
そのまま空中で停止して律儀にグレートの返答を待ってるライトニング
ジャンプした意味がよくわかりません。別に地上のままでも良かったやん・・・・相変わらず時間超人の行動は面白すぎるでぇ
「リンゴか・・・カブか・・・・喉の渇きと空腹をいっぺんに満たすのは・・・・
カブだ!俺はカブを選ぶ〜っ!」
「カブか。それでいいんだな?」
「ああ二言はねえ!」
※(コンバット越前の声で) なんだぁこのしなびたリンゴは〜!上からくるぞ気をつけろ!
せっかくだから俺はこのジューシーなカブを選ぶぜ!
問題の中に隠された意図を読み取ろうとする描写もなく、「そりゃジューシーなほうだろ!」と即答するグレートがアホっぽくてイカス
「それでいいんだな?」と念を押されても「二言はねえ!」などと
意味不明に自信満々のハイテンション
「聞いたかサンダー、グレートVの答を?」
「ああ確かにこの耳で聞いたぜ。カブだとな〜っ!ヌワヌワヌワ〜ッ」
「なんだ!何がおかしい!」
グレートの回答を聞いた途端、ケラケラと笑い出した時間超人達。はたして今の問題にはどんな意図が隠されていたのか?
勝ち誇ったライトニングの口から、ここでようやくその真相が明かされます

「グレートVおよび観客達よ教えてやろう!今のリンゴとカブの問題は、時間超人判別テストというより・・・
古よりアヴェニール王家に伝わるスパイチェックの心理テストなのだ!」

ど、どういうことだキバヤシ!





バカな始祖ホーラの教えを守り、正義超人としての道を標榜したアヴェニール王家とその一族達
ある時、王家ができてから一度も悪の侵入がなかったアヴェニール星に行超人が入り込んできた
連中は偽物の魔時角をつけ正義時間超人を名乗り、内部から王家を崩壊させようとした
なんとか護衛兵によって危機を逃れたホーラは、二度とこのような事が起こらぬようスパイを炙り出す問題を考案した

アヴェニール族最大の禁忌(タブー)
魔時角の力を利用して悪事を働くこと

角を引き抜く行為を厳しく戒めたホーラの教えは一族の深層心理に深く刻み込まれている

そんな一族の性質を利用してホーラは今も残るリンゴとカブの問題を考え出した
それから何世紀にも渡りこのスパイ炙り出し術により、アヴェニール族の平和と繁栄が続いたっていうぜ
それでは教えてやろう!テストの結果を!

テストは「時間超人を判別する」というよりは、「時間超人ではない者を判別する」スパイチェックだったのである
ライトニングの解りやすい説明のおかげで、読者にもリンゴとカブのどちらが正解の答なのかがおよそ見えてきました。それでは正解ドン

「リンゴはもぎ取って食えばいいが、カブを食うためには地中から”引き抜く”という行為をしなければならない
この判別テストで何の抵抗もなくカブを選ぶアヴェニール族は皆無なのだ!
理由は言うまでもない!”カブを引き抜く”という行為は
一族にとって最大の禁忌である”魔時角の引き抜き”を連想させるからだ!」

「引き抜くのはイクナイ!」という一族の深層心理に刻み込まれた本能を利用した見事な問題。スゴイデスネー(棒読み)
確率1/2とかなんてザルなスパイチェックだろう。アヴェニール族マジのんき者
しかしスパイ云々はさておき、心理テストとして見れば確かに筋の通った出題と言えます。カブと答えたグレートに反論の余地はありません
「グレートVよ!お前の出した答はカブだったな〜っ!
ブッブ〜ッ!正当なる時間超人ならしなびたリンゴを選ぶ!」

超嬉しそうなライトニング萌え。ブッブ〜ッ
「お前は時間超人カオスアヴェニールではない!その名を騙る別人だ!吐け!お前は誰だーっ!」
すかさず真下から飛び上がったサンダーが、アームロック中のグレートの身体をリバースのアルゼンチンバックブリーカーに捉えるツープラトン
おおすげえ一応空中停止に意味ありました。いいツープラトンだ感動的だな、だが無意味だ
サンダーの怪力で絞り上げられるたび、ロングタイツや上半身のボディスーツといったコスチュームが破れていくグレート
やがてその正体がカオス・アヴェニールではない決定的証拠が現れる

『あーっとグレートVの背中にクモの刺青がーっ!』
鬼の貌ならぬクモの刺青を背負った背中!!
正体は99%わかっていたとはいえ、いきなり素顔ではなくまずは印象的なパーツから見せるこの演出はなかなか燃えます
グレートVの正体はアタルでもセイウチンでもウォーズマンでも、ましてやチェックメイトやバリはんなどであるハズなく・・・・・

「何をしてるんですか万太郎さん!パートナーの窮地を素早く救うのはタッグの鉄則でしょうが!」
「!ヌォワアア〜!」
信じられない眼前の光景にしばし呆けていた万太郎だったが、ミートの一喝ですぐに我に返ってローリングソバットでサンダーをカット
アルゼンチンバックブリーカーが外されると、驚異的なパワーで強引にアームロックを外し、クラッチされていた首までも簡単に引き抜く!

「ジョワ・・・な、なんだ!?このすごい力!?」
「すまねえな万太郎。助かったぜ」
ライトニングが驚愕するほどの膂力の持ち主であり、まるで万太郎と長年組んだようなコンビネーションを見せる超人。該当するのは彼一人
強引に首を引き抜いた際にグレートマスクがスルリと剥がれ落ち、ついにその正体が万太郎と10万の大観衆の前に顕になる

『あーっとグレートVのマスクの下からもうひとつ別のマスクがーっ!』

>ケビンの正体、もっと馬鹿みたいに引っ張るかと思ってたのに、そんなことはなかったぜ!
>なんかあっけなくケビンが正体だって事が明かされましたねぇ
ゆで先生ならしばらく新グレードVの正体隠し続けてじらすんだろうなぁって思ってただけに、これは意外ですね

仮面IN仮面!復活のケビンマスク!
ゆで御大にしては驚異的なテンポで正体判明!ついに最後の役者が揃った究極の超人タッグ決勝戦
だがルール的にケビンの参加はまかり通るのか?そしてカオスが生き返ったと思い込んでいた万太郎の反応は?問題山積みで気になる次号へ続く!


完全体!難攻不落の鉄騎兵

「カ、カオスじゃなくてお前がなぜここに・・・ケビンマスク!」
”難攻不落の鉄騎兵”ことケビンマスク復活!!
まったくもって読者の予想通りだったグレートVの正体ですが、例によってアホ揃いの登場人物達は何が起こってるのか理解できません
「カ・・・カオスがケビンマスクに・・・私もう何がなんだかわからない」
「お・・・俺達は夢を見ているのか・・・!」
「さ・・・さあ」
「これは夢か?」と意見を求めてきたスカーに対し「さあ」などとボンクラな返事を返すキッドやばい
流石に我慢できなくなったのか、この会場で一番頭脳がマシと思われる時間超人が読者の代わりに突っ込んでくれます
「オメーらの目は節穴か!30万人もの人間が白昼堂々夢を見るわけないだろ!
これは今現実に起こっていること!そう!
俺達はこのグレートVが乱入してきた時から正体を見破っていた!
こいつこそ俺達がその存在を消滅させようとしていたケビンマスクだということをなーっ!」

>ライトニングのツッコミがナイスすぐる
>ライトニング「観客共〜、俺はツッコミを入れずにいられない超人なんだ〜」

時間超人の頼もしい断言により、ようやく観客達もマスク超人があの存在が消滅しかけていたロビンの息子・ケビンであることを理解
しかしアホ揃いなので何故ケビンが復活したのかまでは推察できません

「しかし頭しか残っていなかったのに、どうやって鉄騎兵(ケビン)はクリアベッドを脱出したんだ?」
何故か「鉄騎兵」にケビンとルビを振るスカー。バカが無理してインテリぶってるみたいで最高すぎる
「前髪タラリの兄さん」もそうでしたが、こいつ今まで誰もが普通に呼んでたものを突然オリジナルの呼び方考え出すよな。小学生か

>わざわざ鉄騎兵に“ケビンマスク”とルビをふって大丈夫か?
>どうしたジェイド!って言ってるスカーが何か面白すぎるんですが
多分屋敷で散々ジェイドとスカーを弄ってきたせいです 謝って下さい

と、ここでバカ1号がその答を発見。「どうした!」と叫ぶバカ2号
バカ・ブラザーズの指差したその先にいたのは・・・・・

車椅子で試合観戦できるまでに回復したアリサだった
そして相変わらずやたらガタイのいいビビンバ。車椅子とかヒョイっと持ち上げそうでビビる
ここでようやく居並ぶアホ達も事の経緯を全て理解。アリサの奇跡の回復と、それに伴うケビンマスクの復活劇を祝福します





「世界五大厄よ!お前達が過去にタイムスリップして未来の超人界を殲滅しようとした企ては
これで振り出しに戻り崩れ去ったわけだな!」

「振り出しだと?俺達はむしろ未来を代表するキン肉万太郎・ケビンマスクを
このリングに上げたことこそ価値のあるものだと思っている!」

真弓の挑発に対し、「むしろリング上でケビンマスクを叩き潰すことこそ望むところ」とボスらしい言葉で返すライトニング
でもあなたグレートVの乱入に「反則負けだ!」とか言ってゴネましたよね
しかも乱入の時からグレートVの正体がケビンって知ってたんですよね?
あんまテキトー言ってっとブン殴るぞ

>あの涙目抗議となぞなぞは何だったのか
>「カオスじゃねえじゃねえかーっ、失格だ委員長〜っ」みたいなこと言うと思ってたのに・・・

「そうよ!ここで二人を始末すれば
トーナメントマウンテン頂上に突き刺さる優勝トロフィーの台座の底から生えるコンプリート球根が手に入る!
そして俺達はそれを食らい、完全無欠超人となって人類・超人界を収めることとなる!」

そして
『トーナメントマウンテン頂上
に突き刺さる
優勝トロフィーの
台座の底
から生える
コンプリート球根』
などと今更無駄に説明的かつ長い言葉で球根を語るサンダー。そこは「コンプリート球根」だけで十分読者にも登場人物達にも伝わるだろうに
なんか読者をバカにしてるみたいで心底イライラする台詞回しです
これはゆで御大のセンスも大概ですが、担当編集も相当な無能だと思う

ゆで御大の自叙伝「生たまご」のエピソードなんですが、アメリカタッグ編でキン肉マンがテリーマンに義足を薦めて説得するくだりありますよね
「なーに三日もあればじゅうぶんじゃい」で引き、そして次の話ではもうテリーマンが説得されてタッグを組んでいるというアレです
あれはゆで御大はちゃんとその説得シーンを考えてたそうなんですが、担当編集が「ああ、そんなのいらない。カットしよう」とぶった切ったそうな
かなり乱暴に思えますが読み手としては違和感なくスムーズに読めたワケで
初代キン肉マンの気持ちいい展開の速さはこの敏腕担当の手腕によるところが大きかったのかなぁ、と思う今日この頃





「うるせえ!そんな戯言は俺達を倒してから言いやがれーっ!」
ハトよめのように相手の言葉を否定しつつ、挨拶がわりのハイキックを見舞うケビン。なんか何事もなかったように普通に試合続行してます
そりゃ時間超人本人が受け入れたワケだからルール上は何も問題ないんでしょうが、
せめて委員長何か言えよ
「ケビンマスクよ!おめえは完全体とは程遠い!二週間も身動きができない状態で過ごしてたんだ!
全身の筋肉は萎縮しちまって使い物にならねえ!」

先制のハイキックをあっさりかわされたロビンは、それだけでバランスを崩しフラつく有様。やはり体調は万全には程遠いみたい
勝ち誇ったライトニングの掌底が、エドモンド本田の百裂張り手のようにケビンの体をメッタ打ちにするが・・・・
その時。トーナメントマウンテン真下で試合を見ていたケビンのセコンド、
スグル達が動く!
「ロビン例のものを!」
「おお!ケビンよ!これは俺達からの贈り物だーっ!」

>ケビンマスクのよろいをぶん投げる姿が「アンパンマン!新しい顔よ〜!」にしか見えない件について
危機にあえぐ息子に対し、父からの援護の投擲
ブン投げられた謎の物体は真ゲッターのようなズギャズギャ軌道を描きながらケビンの元へ飛ぶ
鳥か飛行機かガッチャマンか?否!ロビンがリングに投げ入れた物体は・・・・
あーっと!これは鎧だーっ!!
ケビンマスクに鎧が装着されたーっ!』

キター!か、カッコいいタル〜!!
読者も久しぶりに見るフルアーマーケビンの勇姿。まさに”鉄騎兵”!
調子に乗って掌底を連打していたライトニングはしたたかに手を打ち付けて悶絶。お前は古田のプロテクター殴って骨折したグラッデンか
擬音が「ガキィ!」とか「べキィ!」じゃなくて
「バギャ」ってのがなんかギャグっぽくて笑ってしまう。殴ったらバギャって
>鎧殴ったくらいで出血するライトニングがヘボすぎる件について
>鎧に負ける時間に吹くwレゴックスですら鎧に傷をつけたというのに
>ケビンのズボンと鎧はどこから出てきたんだろう・・・
あの船に積んでたら戦争や老害が乗り込む前にタイムワープがきつくなるはずだし

「ヌオオオオオ!」
すかさずライトニングの右腕をキャッチしたケビンは気合の咆哮をあげると、流れるような身のこなしで飛びつき腕ひしぎに捕らえる
見よ!これが完全体ケビンマスク!
>ロビンの鎧はその並はずれた強さを抑えるためのもの!そう思っていた時期が自分にもありました
非常に燃える煽りで「ケビンかっけー」と思える引きですが、ハシラの次回予告がいきなり不穏です
「次号、ケビンマスク参戦に万太郎が意外な反応を・・・?」
やっぱりこの流れか。マジ万太郎めんどくさい
せっかく面倒なルールを華麗にスルーしてテンポ良かったのに、来週は万太郎がゴネてこの良い流れをせき止める模様。勘弁してくれ
万太郎とケビン、チームワーク不和!?これまた予想まんまの次号へ続く!


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