598話

「ロイヤル・ストレッチーッ!」
「ケビンよお前がそれを出すなら僕はこいつでいくぜーっ!
48の殺人技のひとつ超人絞殺刑だーっ!」

体当たり技によって大きく吹き飛ばした相手を互いにロープを利用したストレッチ技に捉え、リングに美しいシンメトリーを描くケビンと万太郎
これまで頼りに頼ってきたアクセレレイションが使えないのでどうして逃げていいかわからず、苦悶の表情でウンウン唸るしかない時間超人ざまあ
「俺は口は悪いが一応は紳士の家柄(キリッ)
お前が血反吐を吐き白目をむく醜態を晒すのは騎士の情けとしてやめておいてやる
その代わり素直にギブアップしな!」
ジョワジョワ俺達時間超人の辞書にギブアップなんて言葉はねえ!」
「ライトニングはああ言ってるがお前はギブアップしていいんだぜサンダー」

「舐めるなァ〜俺も思いはライトニングと同じよ〜
むしろお前達正義超人がギブアップする姿しか想像できねえぜ〜!」

どっちかと言うと紳士は紳士でも変態紳士の家柄だと思いますが、失神KOをよしとせずギブアップを勧告するケビン
お前はギブアップしてもいいのよ?と万太郎もケビンに習うも、時間超人は頑として首を縦に振りません
「ケービーン!ケービーン!マンターロ!マンターロ!」
ここで会場も一丸となって坊ちゃんズを後多しする大声援。二人の技にも更に力が漲ります
ていうか観客持ってる応援看板がツッコミどころ満載。
「マンターロ!」て書いとる
看板持ってるおっさんの着てるベストに
TOSHIって書いてるのが更にヘンな笑いを誘います
このおっさんを「トシ」と命名しよう
トシとイガグリくんとヤスと兄貴で何かすごい応援とか見せてくれないだろうか
「なんだ?この身体を射抜くような鋭い視線は・・・ああ〜っ!」
「どうしたミート・・・おおーっ!?あやつは準決勝、イクスパンションズからマンモスマンを強奪したかと思えば
マッスルスパーク特訓中の大阪に現れ、万太郎に向かって槍を放ったフードの男!
あの男マンモスマンの時と同じくこの決勝戦でいいファイトをする超人を見定め連れて行くつもりでは!?」

と、ここで遠くから決勝戦を観戦するフード男の存在に気付くミートと真弓
決勝戦開始直前でもこのフード男の姿は既に描かれてたので、読者はなんの疑い持たずにアタルだとばかり思ってましたが
ミートが感じた視線の気配が邪悪っぽく描かれてるので
もしかしたらフェニックスという可能性も
まぁ真弓が「こうに違いない!」と言ったらハズレのフラグなのでアタルだと思いますが・・・
ここにきてまたフェニックスに出られてもgdgdにしかならんし、これは坊ちゃんズに対して何らかのアドバイスを送る為の顔出しでしょうか?





「サンダーよ!僕達正義超人は相手を殺したり必要以上に傷つけることをよしとしない!
このままでは僕はお前の首をへし折ってしまう!ギブアップしてくれ〜っ!」
「お・・・俺は絶対にギブアップはせん!正義・・・正義超人の前では〜っ!」
技は完全に極まっており、いつ失神してもおかしくない状態にありながら不屈の精神力でこれに耐えるサンダー
「正義超人にだけには絶対屈したくない」というその思いの根幹はどこからくるのか?
ここでまさかのサンダー幼年期の回想シーンへ
完全にサンダー改心フラグだこれ

「ねえママ〜っまた顔中に鬣が生えてきたんだよ。ママには生えていないのに」
「た・・・たぶん死んだパパに似てるんでしょ」
「でもパパの写真は一枚もないし。どんな顔してたの?
それに鬣だけじゃなく額にもこんなものが生えてきて・・・・
こんな角もママにはないのに。パパには生えてたの〜?」

>な、何ですかこの可愛いサンダーは?ここに来てこれはずるいよ
>サンダーで今までずっと理解のなかったケモショタに目覚めそう

なんということでしょう(加藤みどりの声で)まさに劇的ビフォーアフター
幼年時代のサンダーはくりくりっとした目を輝かせた純真無垢そうなライオン超人。現在に見られる凶悪さの欠片も感じられません
母親との会話、彼女の容姿から
母親は時間超人でない普通の人間(異星人)であることがわかります
普通に考えるとハーフの時間超人ということになりますが、父の写真がないという会話から察するにおそらくサンダーは捨て子
この母親はそれを拾って育ててくれた、縁もゆかりもない心優しい女性といったあたりでしょうか?
もしくはその逆、
子供欲しさに赤子だったサンダーを誘拐した女の可能性もありますが
いずれにせよ彼の本当の母親でないのは間違いなさそう?
しかしそんな彼女も、成長していくにつれその姿を異形へと変貌させていく我が子に次第に愛情を注げなくなっていったようで
ある日
「今日から一人で生きていきなさい」という置き手紙を残し、まだ幼いサンダーを捨てて家を出て行ってしまったのだった
こんな可愛いの捨てて行くとかおかしいだろ!
前述の優しい女性だったとしたら、何か理由があって家を出て行ったのだと思いたい・・・本当の母親だった場合は尚更だよなぁ
>サンダーの母ちゃん酷いやつだな
>この段になってサンダーの過去・・・まさか、時間超人にも友情はあるんだーって展開?
>回想シーン正義超人全然関係なかったーーっ!

「せ・・・正義超人には負けぬーっ!リオン・クリニエール!」
と、ここでとりあえず回想終了。これだけでは何故正義超人を憎んでるのか謎のままなので、以後数パートに分けて語られる模様
まだ心の片隅に僅かに燻っているものを振り払うかのように絶叫すると、リオンクリニエールで絞殺刑を脱出するサンダー
相棒の奮起に呼応するように、ライトニングもボイリングシックルでロイヤルストレッチから脱出します
「な・・・何故時間超人はあれほどのピンチになっても心が折れない!?」
「時とともに傷つき疲弊し、肉体を削られていくのが普通の超人・・・
しかし時を自在に操る俺達時間超人は肉体も疲弊しないし心も折れない!
フォーポイント・シックルインパクトーッ!!」

ボイリングシックルを出した状態で叩き込むフォーポイントインパクト炸裂!
読者にはもうすっかりネタ技として認識されてるけど、ライトニングはほんとこの技好きよね。何か個人的なこだわりがあるんだろうか
サンダーが正義超人を憎む理由とは?これは続きが気になる次号へ続く!


>ふと思ったんだけど、あの応援席の「TOSHI」って防衛軍の田原年寄(通称トシちゃん)じゃないですか?

うわホントだスゲエ。マジこれ地球防衛軍のトシちゃんじゃん

まさかこんな懐かしのキャラをモブの1人としてさり気なく出してくるとは。このリハクの目を以てしても(ry
しかしこんなレアな隠れキャラ発見してしまうと、マッチやヨッちゃんも今後出てきそう(もしくは既に出ていた?)だな
次号からのキン肉マンU世は
「ウォーリーを探せ!」感覚でモブに注目したい


599話

「ヌワヌワヌワ〜まさか俺達をここまで追い込むタッグチームが存在したとは・・・流石は新世代超人最強コンビだぜ」
「そうだな俺達のアクセレレイションを無力化しやがったんだからな。こうなったらアレを出すしかねえか」
「ああ・・・アレをな〜」
冒頭の6ページで「どうせ俺達の勝利は動かないんだからな」などと言って、リング外に落ちた坊ちゃんズにもあえて追撃を加えない余裕を見せた世界五大厄
「やっぱこいつらつえーから奥の手使おうぜ」とそれを速攻で撤回。なんやねんこいつら
初っ端から支離滅裂な言動で読者をイラッとさせる時間超人でしたが、彼等の奥の手は更にそのイライラを加速させるものだった
「エボリューションマウスピース・リバース!」
時間加速が破られ、ただのマウスピースと化したと思われたエヴォリューションマウスピースを逆さまにして入れ直す時間超人。猛烈に嫌な予感がするのう
エキゾチック物質をモクモクと噴出する二人に対し、坊ちゃんズは当然合体メリーゴーランドの強風でこれを吹き飛ばそうとしますが・・・・
「お前達のエキゾチック物質は風で吹き飛ばすことができる!何回やってももはや残骸と化した技だ!」
「よく見ろーっ!エキゾチック物質は前らの風に吹き飛ばされやしないぜーっ!」
なんと強風に吹き飛ばされたように見えたエキゾチックが、ループを描いて再び鍵穴の中へ入っていくではありませんか。っていうか
この強風に吹き飛ばされずループを描く説明が欲しいんですが
当然のようにそんな説明は1ミリもありません

そんな風に負けない力があるんだったら最初からアクセレレイションも破られてないだろと。いつもの事ながら読者おいてけぼりの超物理です
>百歩譲ってエキゾチック物質が体に戻って傷が治るのはわかるけど、エキゾチック物質が吹き飛ばないのはなぜなんだ
>ボディクロックバックスピン、、、なぜいったん外にだすんだろう

「正しくは体内ではなく、皮膚と筋繊維の間に隈なく入っていくということだ!
そうするとこうなる!肉体時計逆回転ボディクロックバックスピン!」
「肉体時計逆回転ボディクロックバックスピン!」
なんと坊ちゃんズとの死闘で傷ついてた時間超人の肉体が、見る見るうちに生気溢れる瑞々しい状態に戻って行くではないか
猛烈に嫌な予感的中きたこれ。これまで「時間加速」させていたマウスピースを逆に装着したのだから、その効果は
「時間逆行」
「俺達の肉体は試合開始前の磐石な状態に戻った〜!」
完全に宇宙超人タッグ決勝の焼き直しだこれ

しかしミッショネルズと違う最大の点は、地球単位で時間を巻き戻したミッショネルズは対戦相手のマシンガンズの傷も回復させたのに対し
世界五大厄は純粋に自分達のダメージだけを回復しているという点
>カオスもネプを送り返さずにマウスピースを逆さにすればよかったんや!
>いい加減2戦目引っ張り過ぎなような
もしかしてまた三戦目は先に立ち上がったほうが勝ちとかやり出すんだろうか?でも今のペースで3戦目とかやられてもなぁ
>いつまで誰得のしょっぱい試合引き伸ばすつもりだよ・・・
天才・鳥山明ですら自己再生能力持ちの魔人ブウ篇はgdgd批評を避けられなかったんだぞ

「ぼ・・・僕は初めて戦いをあきらめるかもしれない・・・・」
せっかく時間加速を攻略したのに、更に汚いチートの使用によってすっかり心が折れかけてしまった万太郎。無理もありません
先週立った期待のサンダーフラグも
今週は1ミリも触れなかったし、ただただイライラするだけの回で非常に残念
サンダーの過去を掘り下げるのなら、もう少し時間超人のピンチが続くべきだと思うんだが。サンダーが優位に立っちゃうと回想しづらいよなぁ
>ゆで・・・っ!もういいっ!もう休め・・・っ!・・・しかし『働かないゆで』に『休め』というのはどうなんだろうなあ
>悪魔将軍も超人硬度10や超軟体や痛みを感じないとかチートな能力があるのに時間超人とは違って凄味がありました
時間超人は何故、イマイチな感じなんでしょうかね?
>結局マウスピース。これがなきゃ体内のエキゾチックもまともに使えないワケか。正直うんざり
>読者「ぼ・・・ぼくは初めて・・・ゆでを・・・あきらめるかもしれない・・・」

次回予告のハシラを見る限り、この折れかけた万太郎のハートに再び火を灯してくれるのがアタル兄さんっぽいですが。なるほどその為の先週の顔見せか
叔父上の激励は満身創痍の万太郎に届くか?
サンダーの過去の続きが早く見たい次号へ続く!


600話

>あれ、イリューとチェックは?
>二世600回記念の扉絵にガゼルマンが!だがカオスが・・・

究極の超人タッグ編に参加したイリューとチェックがハブられてるのに不参加のガゼルマンがちゃっかり扉絵にいる連載600回
初代が387話完結なので、連載600回ってすごい数字なんですが。どうもU世は密度が薄すぎて「そんなに何やってたっけ?」って感じなのがちょっとアレね
つーかイリューとチェックの扱いマジ虐めの領域。こいつらせめて決勝戦の応援に来てもいいよな・・・ピラリアの花粉で顔だって戻ってるのに何故ここまでハブられるのか
クライマックスの逆転シーンで応援に駆けつけ、最高に盛り上がる逆転劇演出で使う為の温存なんだろうか。そうじゃなかったらあまりに可哀想すぎてちょっと笑えないよな

「か・・・勝てるワケがない・・・僕達の猛攻によってあれだけの深手を負わせたのに・・・
時間の逆回転によって元の万全なコンディションに戻ってしまったのだから・・・もはや打つ手なし・・・
僕は今までどんなに厳しく過酷な死闘においても戦いをやめたことはないが・・・
ケビン・・・・もうダメだ・・・戦いを諦めさせてもらうよ・・・・!」
あと少しでシドーを倒せる!というところまでダメージを与えながらベホマを使われてコントローラーをブン投げた万太郎
はかいはやぶさの剣もありませんし、これは心が折れてしまうのも無理ないことか。眼下の客席を見下ろしながら、セコンドの真弓にタオルの投入を促します。チラッ
万太郎はこのタオルをリングに投げ入れ試合を棄権させろと言うのか〜!?我が孫よそんなに苦しいのか・・・
い、いやそうか!あやつは自分だけでなくパートナーの事もおもんばかって・・・!」

万太郎が棄権を決意したのはただ自分がしんどいからだけではなく。相棒ケビンのダメージも心配し、考えに考えた結果の苦渋の決断だった
かわいい孫の流血にまみれた姿と友を思いやる優しい心に打たれたジジ馬鹿真弓は、スグルが止めるのも聞かずにタオルをウォーキューブに向かって投げ込んでしまう
>真弓なら冥王星までタオル投げられそう
タオルのような空気抵抗のある物体を決勝ボックスまで投げ入れる真弓超強肩
そこは石とかをくるんで投げ入れろよと。この真弓の肩の強さは是非とも空想キン肉研究室みたいに科学的・物理的に検証してもらいたいところ。すごい数値出そうだ
しかしタオルがウォーキューブまで到達したその瞬間。これを追うかのように地上から一筋の閃光が走った
タオルを串刺しにしてコーナーポストの鉄柱に縫い止めたのは
既に万太郎が二度も助けられた、見覚えある物体
坊ちゃんズの棄権負けを阻んだのはフード男の百発百中の槍。もうすっかり謎の槍投げ野郎になったアタルの仕業だった
>槍がわざわざ折れたのが気になる
朋友のコメントにもありますが、突き刺さった槍がしなって真ん中からボッキリ折れるシーンがあからさまに不自然でわざとらしいのが気になる
おそらくは今後の展開で
この折れた槍が何らかの需要な役割を果たすのではないかと容易に予想できます
「フ・・・・フードの男!奴は敵なのか味方なのか〜!?」
しかしその行動がネバー・サレンダーを促す叔父の激励だとは知る由もない万太郎
「リングにタオルさえ入れば棄権は認められる!」と、キャンバスを這いずりながらタオルを取りにコーナーポストへと向かいますが・・・・

「何をしやがる〜!どんなに敵が強くても自分から参ったはしない・・・
ネバーギブアップの精神が正義超人の流儀じゃなかったのか!俺のことなら心配するな、まだまだ戦える
万太郎、この戦いは超人界と人間界を守る戦いであると同時にカオス・アヴェニールの闘いでもあるんだ!
打倒世界五大厄の意志を継ぐ為にも俺は闘いをやめるワケにはいかない!」
俺はケビンマスク一個人ではなく、カオスの代理としてこのリングに立っている!
自分の為に命を賭けて戦った男の為に。今自分がまた命を賭けて戦うことは正義超人として、そして男として決して譲れぬと気を吐くケビン
まだグダグダ言ってる万太郎をリング外に突き落とすと、満身創痍の身体を押してライトニングとのタイマンに挑みます
>万太郎よりケビンの方がカッコイイ件。ところで万太郎がリング外に落ちたのはマスク・ジ・エンドみたく何かの伏線でしょうかね?
「ジョワジョワ。体内時計逆回転で無傷の完全体となった俺達にその疲労困憊でどうやり合おうってんdウボァー!」
「やり合うさーっ!血が一滴も出なくなるまで!心臓の鼓動が止まるまで!
闘いを絶対に諦めない!それがヒーローだーっ!!」
ヒーローは絶対に諦めない!魂の咆哮とともに一気呵成の掌打ラッシュを浴びせるケビン。いったいったケビンがいったー
死に損ないと思っていた相手の気迫の猛攻にたじろぎボコボコにされるライトニングだったが、ケビンの掌打が空振りするとその隙は逃がさない
「諦めない心にも限界はある!時間超人の恐ろしさをほ・・・骨の髄までわからせてやるーっ!」
渾身の前蹴りでケビンのマスクを正面から蹴り込み、父ロビンのマスクのように陽差しの部分をパックり割るとそのままマウントポジションへ
時間超人の恐ろしさを教えてやるー!と嵐のような鉄槌を叩き込みます。
が、何故かその表情には微妙な焦りが
そしてそのライトニングの僅かな異変を裏付けるかのように、戦況を見つめるアタルは意味ありげな台詞を呟くのだった
「時を操ることができるというのは不幸なことでもあるのだな。時間超人よ」
次号、勝利目前の時間超人に異変が?アタルはいったい何に気付いたのか?
どうやら時間超人能力はデメリットなしの完全チートではなかったという事でしょうか。能力乱用の反動が坊ちゃんズ反撃の口火になる?次号へ続く!
>時間超人に焦りが見えてきて少し好きになってきました
思うに時間超人って今まで余裕の態度を一度も崩してないから魅力が無かったと思うんですよね。チート能力もありますけど)
>時間を操りすぎた結果、勝手に自滅ですか?
>アタル兄さんの言葉から察するに、時間を戻したはいいけど、
結局戻す前に負ったダメージは後ほど全部喰らいなおすことになるってことですかね?


601話

『ライトニングのパンチを浴び続けるケビンマスク微動だにしない!これは完全失神か!?
次の動作をしなければ大会委員長より試合をストップさせられてしまうぞ〜!』

「思い知ったろう!時間を自在に操る自分達こそが絶対の存在だということを!」
「う・・・動けケビン。動かんとワシはこのゴングを鳴らすことになる!」
ズゴォ! バゴォ! ガゴォ! バァゴォーン!
>バァゴーンってwものすごい衝撃音だな
殆ど意識の飛びかけているケビンに対し、
凄まじい擬音とともに叩き込まれるライトニングの鉄槌。バァゴォーン
為す術なく息子が蹂躙される様を見守るしかないロビンだったが、その時。背後からあのフード男の独り言が聞こえてきた
「ああ・・・なんと哀れな存在であろう悪行・時間超人
望まずして神をも超える力をいたずらに与えられた突然変異種」

坊ちゃんズ絶対絶命のピンチにあってその心配ではなく、逆に時間超人を哀れむこの発言
このアタル兄さんは所謂「全部わかってる奴」のポジションだな

「あ・・・ああ〜っ!」
そしてそんなミステリアスなアタル兄さんを見てアホみたいに叫ぶだけのロビンの反応がイミフ
「キサマは何者だ!?」とか「それはいったいどういうことだ!?」とか、もっと何かしらの反応があるだろうに
まったくワケのわからんシュールなワンシーンに仕上がっててなんだかもう

「いつまで横になっているつもりだケビンマスク!
お前は闘いを諦めないヒーローじゃなかったのか?いいのかヒーローになれなくても!」

「ケビン!身体の前後をスイッチしろ!手でライトニングの足、そして足で頭をクラッチだ!」

「俺はなりたい!ダディ達のような・・・
本物のヒーローになるんだーっ!」
なにやら尋常ではないイミフな絶叫をしたもの次のページでは何事もなかったかのようにケビンにアドバイスを飛ばすロビン
ますますさっきのアタル兄さんのシーンを入れた意味がわかりません。ゆで御大の構成マジフリーダム

父のアドバイスで窮地を脱したケビンは、ライトニングの身体を逆さに捉えてジャンプ一番。その脳天を鉄柱に思い切り叩きつけます
>頭の割られたライトニングがちんぽに見えた
バックリと割れて激しく血を吹き出すライトニングの頭部が
ドバァ!と射精する亀頭のように見えて超ヤバイ
父と子の見事な協力によって反撃に転じた坊ちゃんズを見て、サンダーの二回目となる回想シーンに入ります。読者はこれを待ってたんだよ!





「何ぃ〜?幼い息子のお前を置いて我が娘ソフィーが出ていったって!?」
「ウンおばあちゃんそうなんだよ・・・この額のコブみたいなのを見せたら急に・・・
おばあちゃん何か知ってる?このコブのこと。もしかしておばあちゃんもこれを見ていなくなっちゃうの?」

「かわいそうにのう・・・れっきとした正義超人の家に生まれながらお前の父が時間超人であったばかりに」
老婆のくせに「なにィ〜!?」というやたら男らしい台詞を吐いて孫を慰めるのはサンダーの祖母
サンダーの母方の家系は正義超人の一族だったことがこの会話からわかります。あの母親も血のつながった実の肉親だったことがわかりますが
それにしてはソフィー屑すぎ。正義超人の家系のクセに我が子見捨てるとか
ババアもまず父親をなじる前に娘に対して怒れよと。ドキュメント番組とかで出てくる育児放棄する馬鹿親の典型じゃねえか。なんで産んだし

「時間超人は正義と平和を重んじる種族だって聞いたけど・・・
まさか僕のパパは・・・悪行時間超人だったの〜?」
僕のお父さんは悪人だった
そしてお母さんは、成長とともに現れたその「血」を見て出て行ってしまった

幼いサンダー少年に突きつけられた衝撃の事実。これをきっかけに自暴自棄になった少年はズンズンと悪の道に堕ちていくのでしょうが・・・
どう見ても一番の原因は母親とババアです。本当にありがとうございました
むしろサンダーの負の性格の部分は母方の血なんじゃなかろうか。といったところで回想シーンパート2終了。パート3が待たれます
>突然変異種とか,元々悪行だとか,ヒカルドの時といい,ゆで御大はなぜ生まれにそこまでこだわるのか
>ヒカルドやサンダーの件を見ても、彼らが悪の道に走った最大の理由のひとつに、
『周囲の理解や愛が足りなすぎた』ことがあるような気がしてならない・・・
それなのにゆで先生は『カエルの子はカエル』というか、『結局ワルは更生できない』
って思想で悪行超人を描いてる気もする(アシュラやネプみたいに)・・・う〜ん・・・
>極端に言って、殺人者の子供が殺人者になったなんて話は聞いたことも無いですし、
血統のせいで悪行超人になるのってやっぱムカつきますわ
何気にゆで先生の漫画って主人公は王子とか金持ちとか高貴な家柄の出ってのが多いので余計に
>父親が悪行超人だから、息子も悪行超人っていうのには納得がいきません
俺はキン肉マンを読んでいて、敵対していた悪行超人が改心して味方になるという展開に
「互いを理解し合えばケンカの後でも友達になれるんだ」というメッセージを感じて感動していたのですが、
近年のU世って「悪行超人はどうあっても悪行超人」が多くてなんかモヤモヤしてしまいます

>思ったのですが・・・サンダーの父親=ライトニングなんじゃないっすかね?
>ライトニング=サンダーの親父ってのはないですよね?
>ベタすぎかもですがサンダーの父親ってまさかライトニングじゃあるまいな

「ジョワジョワいくら闘いを諦めないヒーローといっても、それは気合や根性でしかない
確実に肉体は20分以上動きまわり疲弊しているんだ・・・
時間超人に喧嘩を売るやつは結局泣きを見ることになるのよ〜!
エボリューションマウスピースリバース!肉体時計逆回転!
ケビンよう・・・そんな痛い思いをしなくてもお前は21世紀で存在を消していれば幸せだったんだよ!」
割られた頭がよほど痛いのか亀頭頭が恥ずかしいのか。その傷を治すため速攻で時間を巻き戻すライトニング
再び体力満タンで復活すると必殺のボイリングシックルでケビンの腹を深々とカッさばき、更にトドメを見舞うべくロープを使って宙高くジャンプする

>ベホマしつけえ・・・自分の過去に葛藤するサンダーに対して、ライトニングは改心しないまま散る方向かな
「ケビンよーっ!私はお前がどんなに血にまみれようが惨めな姿を晒そうが
その闘う姿勢!
ロビン王朝の精神を受け継ぐ者として誇りに思う!」
『ロビン王朝を受け継ぐ・・・・』
父ロビンの激励が耳に届いた瞬間、ケビンに電流走る・・・っ!!
例の絶対何かに使われるだろコレと読者の確信のあった、棄権タオルを突き刺している折れた槍に手を伸ばす!
「何度も試合棄権のチャンスをやっているのに今更遅いわーっ!」
なんども棄権のチャンスをやった優しい俺達をアピールするライトニングマジ善人
しかしケビンは槍を引き抜くと、タオルには目もくれずにその槍を
マスクの陽差しの割れ目に突き刺した
「俺が欲しかったのはこの折れた槍だ!オオーッ!!」
インスタントユニコーンヘッド!
>ロビン「何あのツノカッコイイ」
>きた!アノアロの杖きた!これは予想外で悔しい
>ここでアノアロの杖!?・・・御大のくせに・・・・・悔しい・・でも熱くなっちゃう!(ビクンビクン
>流石の俺も折れた槍をダイレクトに凶器として使用するとは思わなんだ。正義ってなんだろう
>折れたツノを差し込んだだけで体が発光するケビンすげえ
>やりたいことはわかるけど何も折れた槍を額の傷口に突き立てなくてもいいだろ。ロビン王朝は奇行癖も受け継がれているのか
>ユニコーン・ヘッドキターーーーー!!!!!。って、先の尖ったモノなら何でもいいのかよorz

しかしアノアロの杖じゃなくてもいいならただツノ生やしただけよねこれ。頭頂部のツノではダメなんだろうかと思わなくもない
ロビン王朝を象徴する必殺技発動!逆転の狼煙を上げるか坊ちゃんズ?そしてアタルの知る時間超人の謎とは?次号へ続く!


602話

『あーっとケビンマスク割れた仮面の額部分に、何者かが投げ入れた槍の一部を突き刺したーっ!』
「お前が今本当に必要なのは棄権の意思表示のタオルなのだぞーっ!」
>タオルなのだぞーっ!って、未だにライトニングのキャラ安定させてねぇのかよ
>「お前に必要なのはタオルだ」ライトニングさんの優しさにのっけから吹いた

インスタントユニコーンヘッドで全身を光り輝かせて飛び上がるケビンと、その行動を嘲笑いながらボイリングシックルを突き出すライトニング
普段通りの彼ならば、せいぜい
「バカめ!槍などよりタオルを取っていればよかったものを〜っ!」って感じが自然な台詞回しだと思うんですが
「お前に必要なのはタオルなのだぞ」と、まるでケビンの愚行を戒める悟った聖人のような妙な口調が面白い
長かったこのシリーズも大団円が近いというのに、
この期に及んで口調が定まらないこのテキトーなキャラ立ち
ある意味、この定まらなさこそがライトニングというキャラの魅力なのかも
満身創痍で下から飛び上がるケビンと、万全のコンディションで頭上から急降下するライトニング。どちらの技に分があるかは明白
ギャラリー達の殆どがケビンの行動を自殺行為だと言って目を背ける中、激しい閃光とともに両者激突。だが読者にとっては言わずもがな
「グヘ〜〜〜〜ッ!」
>吹っ飛ばされてグヘ〜〜〜〜ッと叫んじゃうライトニング萌え
>グヘ〜〜〜といいながら吹っ飛ぶライトニングが超シュール

観客達の予想を裏切り、吹き飛ばされたのはライトニングだった。「グヘ〜ッ!」というマヌケな悲鳴
「ボロ雑巾のように吹っ飛ばされる人影が〜」というアナウンスがおかしくて笑ってしまう

空中で一回転してダァ!とケビンが華麗に着地を決めると、わっと湧き上がる大観衆。同時にボイリングシックルが粉々に砕け散ります
「お・・俺は体内時計逆回転で万全なのに・・・なぜ死に体のケビンに技を返される・・・!?」
『ダディ・・・ロビン王朝を継ぐ者として、未来で出す戦法を一足早く使わせてもらった』
「フ〜ヒヤヒヤさせよるわい。肉を切らせて骨を断つ作戦が図に当たったからよかったものを
一歩間違えばケビンの身体は一刀両断にされておったぞ!」

「いいや。私はケビンがあの槍を額に差し込んだ時から、この衝突合戦勝つと思っていた
根拠はないが・・・ただ私がケビンと同じ立場なら同じ行動を取っていたような気がするんだ
親でしかわからない勘ってヤツか・・・」

スグルすらも含め満場の人間達がライトニング優位と思っていた中、ただ一人ケビンの勝ちに確信めいた予感を持っていたロビン
まさに時空を超えた親子の絆と言うべき信頼関係だが、そのロビンの呟きを聞いて再び不機嫌を顕にする男が一人。サンダーである
「ヌウウ・・・・親〜ッ!」
決勝キューブにいながらロビンの声を拾える脅威の地獄耳サンダー。怒りの回想シーンパート3に突入です
>ロビンのブツブツ独り言が聞こえるサンダー耳が良すぎ





「僕のパパは悪行超人なの?なんで格式高い正義超人のママが悪行超人なんかと〜」
「ああ可哀想なサンダー。今こそ教えてあげましょう、あなたの出生の秘密を〜っ」
なぜ正義超人の娘であるソフィーが悪行超人の子供を出産するに至ったのか?ババアの語りによって明かされるサンダーの出生
8年前、正義超人の村・ポピュ星
>正義超人の村ポピュ星って順番おかしいだろw星全体が村なんかい
冒頭からいきなり朋友のツッコミが入るポピュ星の立ち位置。「ポピュ星・正義超人の村」ならば意味も解るんだが
ポピュ星まるごとひとつが正義超人の村ということなんだろうか。ようワカりません
そんな正義満点の星の平和を切り裂き次元の裂け目から現れたのが、悪行時間超人であったサンダーの父親だった
「魔時角を抜くことを厳しく戒められたアヴェニール星での生活は息が詰まりそうだったぜ〜!
俺達時間超人は元をたどれば残虐超人の突然変異種!時間は悪行を楽しむ為にあるんだ〜
このポピュ星は正義超人の中でも特に厳格な正義の心を持つ種族と聞いている!
しかも女が多く美人揃いと聞く〜!本当に噂通りだったぜ〜!」
>登場するなりずっと説明セリフばっかり言わされてたサンダー父が面白すぎる
自分がやってきた経緯と理由を親切丁寧に説明するサンダー父
過去の正義超人を壊滅させ全宇宙を掌握するという壮大な目的のサンダー&ライトニングとは違い、目的は女というすごい俗物です
平和な世であれば美しい女性は幸せな人生を送ることができるが、無法の世では逆に不幸になるもの
運の悪いことにこの性欲の権化に目をつけられてしまった女性こそ、サンダーの母親ソフィーであった
オッスオラ時間超人!いっちょヤッてみっか!
>ルレレレレ〜ッはサンダーが言ったのかソフィが言ったのか
ソフィーの服を引きちぎり、おっぱいをさらけ出して舌なめずりするサンダー父マジ世紀末モヒカン雑魚
「ルレレレレ〜」という謎の笑い声を残し、ソフィーを掻っ攫っていったサンダー父。彼は半年後に宇宙超人警察によって殺害されたものの、
ソフィーはその間に彼から受けた辱めにより、その子供を身篭っていた
凶悪な婦女暴行犯が父。その被害者女性が母。サンダーは祝福されて生まれた子供ではなかったのである。キツイなー
>レイプされて産まれた子か…そりゃ捨てる気持ちも解かる…かな
子供を見るたびに自分をレイプした奴を思い出すって「無限の住人」の白淋さんも言ってたし
>母親もばーちゃんも酷い連中だと思っていたがあんな経緯があって生まれた子供じゃ無理もない反応だと思いました
父親に似てきたことでついに心が完全に折れて母親が家出しちゃうのも無理はないし、
むしろまだ孫を見捨てずに相手をしてやるばーちゃんはえらいとさえ思いましたよ
>何でサンダー母は愛してもいないレイプ犯の子供を律儀に産んで育ててたんですか?
一族の掟とか、中絶出来ない理由でもあったんでしょうか
>サンダーの悪行化は現実にありえる出来事だと思います
サンダーのお母さんのような理由で子供を捨ててしまう人や、親の事を知った結果、
自分も非行に走ってしまう人は悲しいことに実際にも存在します
サンダーの母がサンダーを捨ててしまったのは、肯定はできないけど責めることもできない…
なんだかやるせない気持ちになります
>サンダー肉の中ではかなり悲惨な生い立ちかもしれませんね・・・ナンバーワンはもちろん
生まれた直後に首絞められそうになったり豚と間違われて捨てられたスグルですが
>もう少し言葉選べよババア、8歳児に聞かせる話じゃないだろ・・・
>サンダーのばあちゃんも酷いな。わざわざこんなときに孫にそんな過去教えなくてもいいのに。こんなに幼いのに
>今までの悲惨な生まれの中でもサンダーの出生の秘密がえぐすぎでしょうこれw
でも、父親と母親のその後を描いていないならここからの純愛→実は人知れず改心していた もありえますかね

「僕はそんな汚らわしいヤツの血を半分受けて生まれてきたの〜?
そうか・・・僕がこのコブを見せたからママはどこかに行っちゃったんだ
この角がいけないんだ〜!ママ!もう見せないから帰ってきて〜!」

8歳なのにどうやったら子供が生まれるのか解ってるらしいサンダー
ポピュ星の性教育早いな
自分の呪われた出生にショックを受けたサンダーは雨の中を飛び出し、ここから彼の悪行超人への転落人生が始まることとなる

うーむ。ソフィーは酷い母親だと思ってましたが、レイプ相手の子供を堕ろさずに産んだというのは偉いですね
周囲が堕胎を薦める中、お腹をさすりながら
「この子に罪はありません」とか言った姿を想像すると立派です
そこらへんは厳格な正義超人であるというポピュ星人の気質なんでしょうか。孔雀王に出てきた鳳凰の母親を彷彿とさせるな
ただ、途中で育児放棄するくらいなら最初から産むなよとも言いたい
最初から「悪行の血が出なかったら正義超人として育てる、もし血が出たら捨てる」というつもりだったのだとしたらかなり酷い話だぞこれ
でも幼いサンダーを家から追い出すのではなく、自分が家を出ていくあたりは我が子に対する最後の愛情とも受け取れなくもないか
まぁ感じ方は人それぞれだと思いますが、ソフィーに対する人間評は良い点・悪い点合わせプラスマイナスゼロって感じでしょうかね
年端もいかないサンダーに衝撃の事実を包み隠さず教えてしまったババアも「思慮が足りない」と言えば確かに問題ありますが、
遅かれ早かれいずれ孫が向きあうことになる現実を教えるには良い機会だと判断したのでしょう。一概に彼女が浅はかだったとも言えません
レイプ犯の血が半分流れているサンダーのことも自分の孫として本当に愛しているようですし、むしろ人格的には大した人物です
うーん・・・・総合的にはやっぱり
いきなり出ていったソフィーが悪いということになってしまうのかなぁ
決意を持って悪行超人の息子を産んだのならば、その子を立派な正義超人に育て上げることを以て母の愛情としてほしかった
残念ながらソフィーにはその覚悟と愛情が足りなかったのだ

>ライオンの顔は平気だったくせにツノ見て出てく母親の心境マジ意味不明
サンダーの親父出てきた時もう既に額にツノ無かったじゃねーか
>息子の角を見て、過去のトラウマを思い出して逃げ出した母親の気持ちも半分わかるが、
サンダーからしたら、『母親=正義超人=自分を捨てた人』⇒『正義超人=悪人』って思っても仕方ない気が





「何が親だ〜!何が子だ〜!その言葉を聞くと虫酸が走るぜーっ!
親・子・友・絆!そんなものクソッ喰らえだーっ!
兄弟!」

>"親""子""友""絆" そんなものクソッ喰らえだ、なぁ兄弟!
>「"親"、"子"、"友"、"絆"、そんなものクソッ食らえだーーーっ!」→3コマ後「兄弟…」

生涯忘れえぬ悲しみと憎悪の記憶。回想シーンを終えて家族の絆に対する怒りがレッドゾーンに到達
そんなモン俺には必要ねえんだよ!と叫びながらも
ライトニングを「兄弟」と呼ぶサンダー
笑えるシーンとしてツッコむところではありますが、サンダーが無意識下に「絆」を求めている現れだと推察すると切ないものがあります

「「トゥエルブ・オクロック・クラッシュ!!」
終わりだーっ終わりだーっ!時間は正義・友情すらも凌駕した!」
>⊂ミ⊃^ω^)オワリダー⊂(^ω^)⊃オワリダー やってるサンダーがかわいい
サンダーの怒りにライトニングも応え、超人二人を時計の長針と短針に見立てて激突させる大技ツープラトンが炸裂
強烈な手応えとともにダウンした坊ちゃんズに、時間超人は今度こそ勝利を確信してそれを大声でアピールするが・・・・

「まだまだ〜っ!僕達は闘いを諦めない・・・!」
坊ちゃんズは折れない。時間超人のように肉体のダメージは回復できずともその精神は不撓不屈!
その精神的プレッシャーに気圧されたのか、未だ絶対的優位は動かないハズの時間超人に明らかな焦りの色が浮かぶ
その隙、坊ちゃんズがつけ入る逆転の糸口となるか?次号へ続く!


603話

「ライトニングよ〜っ
こいつらも自分達の時間を逆行させて体力を万全にする能力を持っているのではないだろうな?」

「バ・・・馬鹿を言うな。時間を操れる能力を持つのは俺達時間超人だけだ」
「ならば超人の失血死の致死量と言われる60%もの血を出しきり、
心拍もMAX爆発寸前!
もはや体は動くはずがないのに、
何故こいつらは立ち上がってこれる〜っ!?」

何度打ちのめしてもゾンビのように起き上がってくる坊ちゃんズの根性に、焦りを通り越して恐れをなし始める時間超人
心拍もMAX爆発寸前!!
などと
まるでジャニーズの歌詞のような台詞を吐いて狼狽してます。サンダーマジLOVE1000%
>『心拍もMAX爆発寸前』なにこのアニメのOPみたいなかっこいいセリフ
>『心拍もMAX 爆発寸前』ってなんかJ-POPの歌詞っぽいw『思考回路はショート寸前』みたいなw
「僕達にも何故動けるのかわからない・・・だけど・・・お前達の地獄のような攻撃を受け
傷つき、血を流すほど・・・心が充実し熱くなってきやがるんだ〜!」
「俺達が超人墓場にやってくることを地獄の鬼達が拒否してやがるんじゃねえのかな?」
愛する友の眼差しが倒れるたび傷つくたび俺を強くする!
サンダーがジャニーズでくるなら、とばかりに「炎のキン肉マン」の歌詞を返す万太郎が熱い。この力はいったいどこから湧いてくるのか?

「今のリング上の二人を見ていて、さっきよりも傷だらけなのに安心して見ていられる・・・」
「俺もそうだ」
「俺もだ。この感覚はいったい何だ?」

もはや満身創痍で立っていることも不思議な坊ちゃんズが、試合開始直後の彼らより明らかに頼もしい
キッドやジェイド、スカーがアホの子丸出しでその不思議さに頭を撚っていると、横からレジェンド三巨頭が助け舟の解説を入れてくれます
最初は即席タッグな上にカオスのこともあり、反目しあって観客の目から見ても危なかったしかった二人。体力が万全だろうと信頼できるハズがない
しかしその肉体に大きなダメージこそ刻まれたものの、ここにきて二人は誰の目から見ても本物のタッグパートナーとしての深い絆で結ばれている

あくまで本人同士だけで理解し合い、作り上げたタッグの絆
そしてその絆が、ここにいる全ての観客達の信頼をも勝ち得たのだ
「ち・・・父上が僕達を認めてくれた・・・!」
「ああ・・・ダディが・・・!」
「親・・・子・・・絆・・・グヌ〜ッ!!」
尊敬する父に認めてもらったことで、更なるパワーが湧き上がる万太郎とケビン。当然それが気に入らないのは親が大っ嫌いなサンダーです





「いくつになっても親と子がベタベタしてるから正義超人って奴は精神的に弱いんだーっ!
一人ってのはいいぜ〜っ!誰にも情けをかけなくていい!絆もなくていい!
ただひたすら自分の欲のためだけに動けばいいんだからな〜っ!」
叫びながらケビンを殴り続けるサンダー。はたしてその言葉は万太郎に向けたものか自分に言い聞かせているのか
本当は誰よりも情けと絆、そして人のぬくもりが欲しいのだろうに
あまりにもその言葉がコンプレックスの裏返しすぎて、読者も思わず切なくなってしまうサンダーの拳
ありがちな王道パターンならケビンが
「サンダーの拳・・・痛みよりも・・・どうしようもない悲しみが伝わってくる・・・!」とか言いそうなシーンですが
「さあ超人が絶命する致死量の60%の血液をここで出し尽くしやがれーっ!」
>ライトニングの失血死へのこだわりが妄執になってるな・・・早く終わらせたいならKO狙え

特にそんなこともなく
淡々と続くナックルパート。未だ失血死にこだわるライトニングは万太郎を受け持ちます
いいようにやられる息子達。しかしスグルとロビンはまったく心配することなく、笑顔で軽口すら交わして激を飛ばす
「まだまだ大丈夫そうじゃないか万太郎にケビン!」
「いや私にはそれだけやられながら気力はますます充実しているように見える!」
「万太郎!キン肉王族に伝わる伝統技はどうした?
カメハメ48の殺人技もまだ残っている!」

「キン肉王族の伝統技・・・カメハメ48の殺人技・・・に・・・・・
肉のカーテン!!!」
おお熱い。ここでキン王族に伝わる鉄壁の防御・肉のカーテン出現
調子こいてブン殴っていたライトニングは、その硬度に掌をしこたま痛めて悶絶する
ケビンの鎧を殴った時といい、
よくよく硬いものを殴って怪我するヤツだなコイツ
「その伝統技、俺も使わせてもらうぜーっ!肉のカーテン!」
そしてなんとケビンも肉のカーテンを!アニメ版においては「キン肉ガード」という改名までさせられた奥義だけに、
キン肉王族しか使えないものとばかり思っていましたがそんなことはなかったぜ!
ケビンを殴ったサンダーの手から
「ボキ」という音がしててウケる。手首折れたのかよ
「真の絆で結ばれたタッグパートナーならば、相手の得意技を会得していて当然!」
ケビンが肉のカーテンを完璧なフォームで模倣できたことを、ミートがかなり強引な理由込みで説明する
コレ一見要らない解説に見えますが、どっこい超重要ですね
おそらくは例の予想
「ツープラトン・マッスルスパーク」の布石と思われます
実現するとしたらケビンは初めて見る技をまったく練習もなく合わせなきゃいけないワケですが、この理由付けがあれば読者も納得か





「いくぜケビンーッ!」「よしきた万太郎ーっ!」
「日英クロス
ボンバー!!」
肉のカーテンで流れを引き戻した坊ちゃんズは、掟破りのクロスボンバーで時間超人から二人まとめてのノックダウンを奪うが、
例によってアイテム頼りを自重しない時間超人は速攻で体内時間逆回転を使用。三度そのダメージを回復し、万全な状態に戻ってしまう。だが・・・
「悪いな〜っ!俺達はまた試合開始前の状態に戻ったぜ〜っ!
もう時間超人を倒すなんて諦めるんだ〜!」

なんか必死に坊ちゃんズに対して戦意喪失するように促すライトニング
ケビンに対して「槍よりタオルを取れよ!」と言っていたのも、今考えてみるとあれだけ失血死にこだわってたクセに棄権勝ちを求めるのは不自然
やはり体内時計逆回転には何かしらのデメリットが存在するのか?
その答を知っているであろう唯一の人物であるアタルは、未だ崖の上で
ミステリアスにつっ立っているだけ
しかしその無言の威風から何かを感じ取ったのか、「ハッ」と気付いたロビンが大声でケビンにある問いを投げかけた。なんやねん
>マントの男を見る → ハッ → ケビ〜ン の三連シュールコンボ
「ケビ〜ン!時間を操れるのはそんなに凄いことだと思うか!?
お前にもし時間超人のような能力があったら過去に戻りたいと思うか!?」

「い・・・・いやだ」
その意味するところはどこにあるのか。「過去に戻ってみたいか?」という問いに対し、ケビンはほんの僅かな間もなくこれを即刻拒否する
「正義とは何か解っていなかった・・・・一匹狼で意気がっていた未熟者の時代になんて戻りたくない
いくら傷つき血を流しても・・・万太郎やキッド、ジェイドにスカー達・・・・
仲間に囲まれている今のほうがいい」
>ラストのケビンの言葉にホロリとした
>今まで、ケビンは一匹狼として颯爽と立ちふるまう姿がクールでいいと思っていましたが
仲間と共に闘いぬくその姿こそ、格好いいなと思い始めました

過去に過ちを犯した男だからこそ理解できる、「今」の大切さ
焦る時間超人の秘密とは?そろそろ明らかになりそうな次号へ続く!


604話

「時間を戻すなんて・・・そんなもったいねえ!
俺は正義超人として仲間達といられる今この瞬間が好きなんだーっ!」

もったいねえもったいねえ。時間を戻すなんてもったいねえ!
なんかまんが日本昔ばなしっぽいニュアンスで時間を戻すことを否定しながらケビンが立ち上がると
『す・・・・既に超人としての致死量の60%の血を流しながらもまだ立ち上がってくるケビンマスク
しかし万太郎はピクリともしない!ここまで頑張ったが失血死か〜っ!?』

もはや読者の誰もが気に停めていないのに、相変わらず失血死にこだわるアナウンサー
そんな起き上がってこない万太郎に対し、先週のロビンのように父・スグルが同じ問いを投げかけます
「万太郎!お前にも問う!もしも時間超人のような時間を遡る力があったとして
自分の肉体を30分前の万全な状態に戻したいと思うか!?」

「そりゃ時間を戻してこの傷の激痛やパンク寸前の心臓の鼓動が平常になるんならそうしたいぜ
しかし正義超人ってやつはそれらの痛みがあるからこそ・・・・
その試練を乗り越えるため体の奥底に眠るパワーを総動員させ・・・
立ち上がってくる努力をするんじゃねえか〜!」

「つまりは・・・俺達正義超人は殴られ蹴られ、血を流す度に・・・
どんどん心が強くなっていくんだ〜っ!」
パンク寸前の心臓の鼓動☆
ライトニングに続き、万太郎もジャニーズ系J-POP病発動。ケビンと一緒にこれを力強く否定する
殴られ、蹴られ、血を流すたびに心は強くなる!
その痛みという試練を乗り越えようと思うから!
なんか端的に捉えるとただのマゾのような気もしますがそんな無粋なツッコミをしてはいけません
いくら体と技ばかり磨こうとも、「心」の成長なくして超人としての成長なし。正義超人の真髄とはその克己心にあったのだ
そして時を操れる為にその克己心を磨けない時間超人は、いつまでも成長しない情けない超人である、ということである
「よく時間を操ることのむなしさに気付いたな。流石はレジェンドの息子達!」
そんな万太郎とケビンを「あっぱれじゃ!」と褒め称えるアタル兄さん・・・・ってえ?ちょっと待って
もしかして時間超人の弱点ってそういう精神的な話だけですか?

>フード男の発言から時間を操るチート能力にもデメリットはあると予想されてたが、そんなことはなかったぜ!
>時間超人の弱点・・・・って、それだけかい!

そんな精神論だけで話されても絶対ベホマ使い放題のほうが強えだろとしか言い様が
まぁベホマを使うということは当然MPも消費するわけで。もうかなりのエキゾチック物質使いまくってるから、そろそろガス欠だと思いたいですが・・・





さて時間超人がベホマ使い放題なら、倒しても倒しても瀕死で起き上がってくる坊ちゃんズはさながら常時リザレクション状態
その理屈では説明のつかぬ奇跡のようなパワーを目の当たりにし、サンダーはライトニングとコンビを結成した日のことを思い出していた
「そうかお前も俺と同じく天涯孤独の身・・・どうだ?サンダーとやら
その力を俺達悪行・時間超人の本来の目的である超人界制圧の為に使ってみねえか?」
「ヌオオのった〜っ!俺も正義超人殲滅作戦に〜っ!ここに世界五大厄結成決定!」
「正義・友情・家族愛!そんなものは虚構にすぎぬ!ここに誓おうじゃねえか!
俺達の間にも友情なんてものは微塵もねえと!」

お前も俺と同じ天涯孤独の身か・・・

何かの縁だ、俺と一緒に組まないか?

ガッシリと腕をクロスさせて誓いの言葉

「俺達に友情はねえ!」
>「ガシィ!」と腕を組みながら「俺たちの間に友情はねぇ〜!」というライトニングにどうか思いっきり突っ込んでください
>サンダーをめっさ励ましてるライトニングの優しさに吹く。こいつらも友情パワーじゃねえか

ツッコミどころ満載の桃園の契りです
「悪魔にだって友情はあるんだーっ」はキン肉マン屈指の名台詞ではありますが。どう考えてもこいつら無意識下では友情感じてるだろ
あの日完全否定したハズの
絆の力。ゾンビのように何度も立ち上がる坊ちゃんズを見て、サンダーはそれを否定できなくなってしまう

「ラ・・・ライトニングよ、やっぱりあるんじゃねえか?俺達はただの妄想と言っているが・・・
科学でも証明できない不可思議なパワーがこの世には・・・」
「馬鹿を言うな!やつらは死体同然!幽霊が根性で立っているだけにすぎん!
この幽霊共にトドメを刺してくれる〜っ!
ツーフォーティーファイブクラッシュ!」
2時45分砕き!

先々週使ったトゥエルブ・オクロッククラッシュで味を占めたのか、技の完成形を時計の長針と短針に見立てたツープラトン技が炸裂
互いの足を四の字固めでホールドされた状態で、ブレーンバスターに捉えられてコーナーポストに叩きつけられる坊ちゃんズ
流石にこれで起き上がってこれまいと勝ち誇る時間超人でしたが・・・・
「言ったはずだぜ・・・倒され傷つくほど・・・僕達の闘いの炎は燃え上がるって〜!」
時間超人のベホマ連発はたしかにチートですが、坊ちゃんズのこのゾンビぶりも大概です
倒しても倒しても起き上がってくる坊ちゃんズに威圧され、優勢にも関わらず精神的にビビり始める時間超人
「サンダー!トロフィー球根はもう俺達の片手に触れてるんだぞ〜!俺達はノーダメージ!
あんな根性だけで立っている超人に負けるワケがなかろう!いけーっサンダー!フィニッシュだーっ!」

「ヌ・・・・ヌワアア〜ッ!」
まるで自分が感じてる恐怖を振り払うかのように、サンダーをけしかけ最後の攻撃に出るライトニング。いくらお前達でもこれを受けては立ってこれまい!
死時計の刻印!
万太郎とケビン、2人をまとめてクラッチして世界五大厄最大のツープラトンが唸る!
万太郎とケビンはこの窮地をどうやって脱するのか?正直特に気にもならないし予想もしようと思わない次号へ続く!
>最近のII世がネームだけ無駄に長くて話進まなさすぎる件。これだったらすぐ読み終わるバキのほうがまだ良心的
>サンダーの回想をみてふと思ったんですが、究極の超人タッグ編ってもう始まって6年目なんですよね
北斗の拳やるろうに剣心よりも長い連載期間なのに、この中身の薄さはなんなのでしょう…


605話

『あーっと世界五大厄が坊ちゃんズにとどめを刺すために温存していた必殺技とは
数々の強豪超人を血祭りにあげてきた死時計の刻印だーっ!』
「よ・・・よく見ろいつもの死時計の刻印とは少しばかり形が違ってるぜーっ!」
死時計の刻印なら既に一本目決着のフェイバリットとして使っているにも関わらず、今試合で初めて出したかのように叫ぶアナウンサーがウザい
しかしキッドの言う通りいつもの形状とはやや異なっている死時計の刻印。今までは揃えていたライトニングの両足を左右に開いています
「その通りだ〜!これまでは相手一人にとどめを刺すバージョンであったが
これこそ敵チーム二人を同時に瞬殺するべく作り出した
スペシャルバージョンだからな!
何度もゾンビのように立ち上がってくるお前達だ!次に出す技は全身全霊を込めて息の根を止めなくてはならない!
今まではこの技を出さずとも勝ち上がってきた俺達だが
いよいよこの最終兵器を出す時がきた!」
>足を開くだけの最終兵器って一体…
>ライトニング、両足を尖らせましたが威力が半減しているように見えて仕方ないです。名前だけカッコよくなってますけど
今まで一本にまとめていた両足を、二人の敵の心臓を同時に貫くために二本に分けただけの最終兵器
二人を同時に仕留められる反面、威力面においては半減しそうだとか、命中精度も落ちそうだとかのツッコミは勿論あるんですが
そういうの一切なくて元々これが可能なのなら、普段の対一人用バージョンが
意味もなく劣化バージョンなだけな気が
「最後に俺達から一言だ!
俺達世界五大厄をここまで追い込むタッグチームがいたとは褒めてやるぜ〜っ!
サンダー今までのこともある!ここは二人に逃げられぬよう慎重の上に慎重を期していこうぜ
エボリューションマウスピースストレート!」
「エボリューションマウスピースストレート!」
>肉読者全員「いいから早く刺せよ」
サンダーの両腕にホールドされた万太郎とケビンには意識がなく、今足を振り下ろせば確実に刺さるのに
この期に及んで敵に褒め言葉を送ったり、万全を期すためにアクセレレイションを発動したりと
無駄に時間を浪費するライトニング
そんな事をしているうちに万太郎とケビンに意識が戻ります。もうアホすぎて見るに耐えません

「言っただろ・・・僕達正義超人は傷つき血を流す度に心が強くなっていくって」
「闘いをあきらめないのがヒーローだって」
>「闘いをあきめないのがヒーローだって! やってやるって!(越中風」
俺が越中詩郎だって!このシーンで思いついたネタが朋友と丸かぶりで吹く
「身体は動かないくせに口だけは達者なようだな!しかぁ〜しお前らがでかい口を叩けるのもここまでだ!
行くぞサンダー!新・死時計の刻印発動だーっ!・・・・・・!?」
口だけ達者なのは喋りすぎて千載一遇のチャンスを逃したお前の方だよ
と読者の総ツッコミを浴びつつようやく足を振り下ろそうとするライトニング。しかしどうしたことかそれができません。何故ならば・・・
『あーっとサンダーのエキゾチック物質は両足あたりまでを覆うだけで勢いがないーっ!
「見ろ!サンダーのエキゾチック物質が全身を覆う前に消え失せていくぜーっ!」
「ふざけてるのかサンダー!まだ試合が始まって35分!
時間超人ならまだ十分なエキゾチック物質を体内で生成できるはずだ!」

なんと準備万端のライトニングに対し、サンダーのほうがエキゾチック物質不足でアクセレレイションの準備ができていない
突然降って湧いたアクシデントに狼狽する相棒に、サンダーは申し訳なさそうにその理由を告白する
「すまねえ兄弟・・・今まで黙っていたが俺は100%悪行・時間超人じゃねえんだ
俺の体には半分は悪行・時間超人だった親父の血が・・・そして
もう半分は正義超人であるオフクロの血が流れている・・・!」
「なにィ〜!?」
デデーン。ここでサンダーのハーフ設定を上手く活かした展開
ハーフであるサンダーは、純正時間超人よりも
生成できるエキゾチック物質が少ない
どうやらサンダーは自分の出生を相棒には隠していたらしく、ライトニングにとってもこの瞬間が初耳だったようです
>混血ということで精神的脆さだけでなく時間超人としての能力が劣ることまで盛り込んでいたとはゆで先生らしからぬ計算
サイヤ人の場合は「え?混血の方がポテンシャル高いって都合よすぎない?」と思ったものです
>ケビンは正義超人と人間のハーフなのに強い、でもキッドは弱い。サンダーは悪行と正義のハーフで弱い
この差はどこで生まれたのでしょう?





「だ・・・だから俺はお前のように大量のエキゾチック物質は生成できない・・・」

”ボキ”
と、ここで落ち込んだサンダーから「ボキ」という擬音。万太郎かケビンがその腕をへし折ったのかと思いましたがそうじゃありません
「聞こえたか万太郎?」
「ああ聞こえた。サンダーの闘いの心が折れる音が」

心の折れる音だったのかよ!
心の折れる音が物理的に相手に聞こえるのもすごいですが、その音が「ボキ」っていうのもすごい。ゆでテイスト全開です
>戦いの心が折れる音が聞こえるってわざわざ擬音書いてまで現さんでも・・しかもボキってえらい無骨な音だ
心の音ってなんかこうピキピキ・・パリーンッってイメージしてるもんだから余計に面白いわ
>マンタもケビンも全然関係ないとこで心が折れるサンダー(しかも豪華に擬音付きでw)
>サンダー「いやー、私の腰骨は鳴りやすくてねー」ボキベキ

「もうお前には頼らねえ!俺一人でも新・死時計の刻印発動だーっ!」
「ライトニング!いくらお前が加速したってパートナーがそのスピードについてこれなければ意味がないぜ!」

サンダーがアクセレレイションを発動できないことが解ったので、仕方なく現状のままで足を振り下ろすライトニング
しかし万太郎とケビンは言葉通り
余裕でサンダーのクラッチを切って脱出
直前で標的を失った二本の針は、そのまま勢い余って台座であるサンダーの胸に深々と突き刺さります
「ヌグワアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「バカめ〜!お前がエキゾチック物質を出さないから〜っ!」

>自称・最終兵器を深々と喰らってヌワアア!っとすぐ戦えるサンダーマジタフガイ
パートナーを大きく傷つけてしまったにも関わらず、侘びの言葉もなくその無能を糾弾するライトニング
時間超人で改心するのはやはりサンダーだけで、ライトニングは最後まで悪行超人として外道のまま死にそうね
深手を負ったサンダーは自身の迷いを吹っ切るように万太郎を捕まえようと突進するが、もはや万太郎にその攻撃は怖くなかった
「一度心の折れた超人には負けやしないぜ〜っ!」
「メイルストロームパワー!」
額に肉のマークが浮かび上がり、火事場のクソ力発動。この巨体をキン肉バスターに捉えて大ジャンプ!更にこれを追ってケビンも飛ぶ!
火事場のクソ力と大渦パワーの共演!
今再びあのツープラトンが読者の前に姿を現す!
「あ・・・あれは48の殺人技のひとつキン肉バスターと・・・」
「ロビン王朝秘伝奥義OLAPの合体技ではないか〜!?」

「「NIKU→LAPーッ!!!」」
新世代超人最強ツープラトン、
34年の時を遡りここ20世紀でも爆現!

>待ってましたのNIKU?LAP! 「もうサンダーには頼らん!」つったんだからカットすんなよライトニング!
>NIKULAPキター!マッスルエボルシオンが決勝で見れなかったのは残念だけど、やはりこの技は最高にカッコイイ!
>やっぱりこのツープラトンは美しい

>NIKU→LAPはやっぱかっこいいな
これでサンダーをKOして何週間か後にライトニングをマッスル・スパークでKOするのか、ライトニングがカットに入るのか
>サンダーが倒れたとしてケビンも倒れたら完全に万太郎VSライトニングさんという2世一部最終戦と同じ展開である
>サンダーの最期は「動けないサイヤ人は必要ない」のパターンだろうか
>これはライトニングがサンダー見捨てる展開かな。あの2人には最後まで仲良くあって欲しかったんだけど・・・
サンダーはもうエキゾチック物質切れでアクセレレイションでの脱出はできないし、ライトニングがカットに入らない限りKOは確実
更に今回の件で時間超人のチームワークも瓦解したとあって、2本目の後も3本目も坊ちゃんズ一方的に取る展開でもおかしくありません
マッスルスパークはやはり最後の3本目か。長かった戦いにもそろそろ決着が見えてきた次号へ続く!


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