ミート外道

世の中で一番大切な言葉なんだ
それは”友情”という言葉さ
それが火爺隊の残した最後の言葉
我が身を呈して友を救ったバリはん&イリューヒンに、残された新世代超人達は人目もはばからず涙を流して嗚咽します

カオスの泣き声がヘンテコだなぁなどとツッコミたいが、それ以上にミート。なんで半笑いだテメェ
『最初会った時はクールで人情味のない連中だと思ってましたけど、この姿を見てわかりました
この新世代超人の友を思いやる気持ち 友情パワーは
レジェンド達にも決してひけは取りませんよ!』
あぁ新世代の友情パワーに感心してたのか・・・でも少しは哀しそうな顔しろ。犠牲はどうでもいいんか


火爺隊に感動して大泣きするカオス。万太郎にも気合を入れられ、奮起しそうな感じではありましたが
二人の自己犠牲が両親の姿とダブったのか、再び例の発作を引き起こして
ブッ倒れてしまいます。ダメぽ
そんな最中、
火爺隊殺しの当事者(ていうか火爺隊死んでません。超人病院に運ばれました)のこの台詞!

お前が言うな下等生物
剥がした顔の皮とか喰おうとしてんじゃねえよ。この恐竜脳みそのケダモノが
「オラつくづくイクスパンションズを組んでよかったと思ってるだ」
「はははよく言ったぞセイウチン!さあ褒美にこいつをやるぞ」

「光ファイバーに欠かせないフッ素がたっぷり含まれた”蛍石”だ
これで俺の放つ光ファイバーパワーを受けるお前の牙をますます進化させるのだ!」

フローライトばりばり喰ってますセイウチン
「フッ素が多く含まれてるからコレ喰って光ファイバーパワーが強くなる」てなんて短絡さ。流石はゆで

そんなこんなで波乱の間引きバトルロイヤルは一切合切が終了。本戦トーナメントは1時間後に組み合わせ抽選との事
進出を決めた12チームはそれぞれ選手控え室に戻り、抽選開始の時間までゆっくりと身体を休めます






こちらはマッスルブラザーズ・ヌーヴォーの選手控え室
ベッドの上で目を覚ましたカオス。辺りを見渡しおよその状況を理解すると、すぐ傍にいるであろう万太郎に声をかけます
「万太郎。さっきは悪かっ・・・・」
おお第一声が詫びの言葉。どうやら火爺隊の最後に焚きつけられ、男として奮起したようですが・・・
その耳に飛び込んできたのは、万太郎とミートの会話だった

「言わんこっちゃない!だから僕は反対したんですよ!
あんな素人の人間を究極の超人タッグのパートナーになんて。正気の沙汰じゃありません」

「だ、だって・・・初めて見世物小屋見たときからピーンとくるものが・・・・」

「フンッ お眼鏡違いもここに極まれりですね
僕が見たところ、彼は到底”間隙の救世主”の器には思えません」
直感的にカオスに何かを感じた万太郎に対し、ミートは「あんな人間がモノになるものか」と実に冷淡な意見を述べます

ミート・・・・・・・・
























殺すぞこの眼鏡ガキ
お前の目こそ節穴か。そのデカイ眼鏡は飾りか。ええコラ?”超人界の頭脳”が聞いて呆れます
先週の火爺隊特攻に感動した全国読者の恨みを買いました

「シスターやガキんちょハウスの子供達を泣かすような事にならないうちに
一刻も早くカオスとのタッグを解消すべきです!」
「・・・・・たしかに・・・ミートの言う通りかもしれない」
ついたてを挟み、二人の会話はベッドの上のカオスに丸聞こえ。ボロボロと溢れてくる涙が止まりません
「ウッ・・・・ウッウッ・・・・!」
グレートマスクを脱ぎ捨てて泣くカオス。火爺隊の二人はこんな自分を救うために犠牲になってくれたというのに・・・
自分はその期待に応えることも出来ないのか!?

自暴自棄になって窓から飛び出したカオス。物音に気付いた万太郎とミートが駆け寄りますがもう遅い
「まずいなァ・・・会話を全部聞かれたみたい」

「ウワアア〜〜〜ッッ!」
号泣して街を激走するカオス。どうなるマッスルブラザーズヌーヴォー!次号へ続く!


イケメンリターンズ

「こ・・・このびびりで泣き虫のワチキが
ようやく勇気を振り絞って戦いの渦へ挑もうとしていたのに〜っ!」

ミートのダメ出しが相当ショックだったらしいカオス。溢れる涙を拭わず、大声でわめき散らしながら街中を爆走します

そこら中に張られている究極の超人タッグのポスターを引き剥がしたり
超人カードを買って一喜一憂する子供達を吹き飛ばしたりと
すごい傍迷惑です

それにしても3人がウォーズマン、キン肉マン、ロビンと当たったのに1人だけカニベースとは可哀想だ
「あーあ超人カードが泥だらけになっちゃったよ」「あの泣き虫に弁償させようぜ」
む、これは・・・・・・この子供達は今週だけのチョイ出役ではない予感。どうやらカオス復活のためのフラグか?


その頃、突然のカオス蒸発により右往左往する万太郎達
なにせ組み合わせ抽選会はわずか20分後。それまでにカオスが戻ってこなければ失格になってしまうのです
と、そこへやってきたのはすっかり忘れられていたキーマン。
イケメン・マッスル
「てめえがタイムシップを離れたせいでケビンが時間超人に強奪されたじゃねえか!
どうせ競馬で大儲けしてきたんだろうがーっ!」

ブチ切れたジャクリーンの責め苦に遭うも、その大きなバッグから札束は現れず。破られた競馬新聞がドサドサ
「こ、これは・・・・?お兄様?」
「わかったんだよ・・・ケビンマスクの肉体の消滅がますます進み
味方であるはずのセイウチンがまさかの完璧超人入り。火爺隊の間引き・・・
この新世代超人最大のピンチに宇宙超人委員会委員長たる私が
ギャンブルなどにうつつをぬかしている時ではないと」

だから競馬をやめてお前達を助けにきた!」

威張んな。当たり前だから
恩着せがましく言うなボケ。そもそも競馬引き上げてきたのも未来の金が使えなかったからだしな

「聞けば万太郎。パートナーが逃げてしまって抽選会に出れなくて難儀しているそうではないか
この抽選会だけなんとかしのげるよう、私に名案がある」
「エエ?どんな〜ッ!?」

戻ってきたところで何の役にも立たなそうなイケメンでしたが開口一番。なんと抽選会を切り抜ける名案があると言う
驚く万太郎とミートを横目に、グレートマスクに手を伸ばすイケメン

「まぁ私に任せておきなさい」
なるほど抽選会だけの入れ替わり大作戦。イケメンにしてはなかなか冴えたアイディアですが・・・
多分
抽選会後、そのまますぐに一回戦開始とかイケメンの予想しなかった展開になると見た
んでイケメンが半殺しの目に遭ったところで戻ってくるカオスとチェンジ・・・ってのがお約束だが。試合中だとチェンジできないな
一回戦はイケメングレートが戦うのか、それともカオスが早く戻ってきて初っ端からカオスグレートか。一回戦の焦点になりそうだ


かくして始まった抽選会。運命の組み合わせを決めるのは・・・・
このマシーンだ!バーン!

でっかいガチャガチャ
以前超人オリンピックで巨大パチンコ台による組み合わせがありましたが。それと同じような発想か
気になる一回戦の組み合わせは果たしてどうなる!?次号、いよいよ抽選開始!


イケメンすごいおなか

ついに始まった本戦トーナメント組み合わせ抽選会。巨大ガチャガチャはさておいて12チームの紹介から入ります
宇宙超人タッグチャンピオン キン肉マン&テリーマン 
ザ・マシンガンズ
読者人気はNo1か モンゴルマン&バッファローマン 2000万パワーズ
伝説&新世代混合タッグ ロビンマスク&テリー・ザ・キッド
 ジ・アドレナリンズ
新世代超人イケメンコンビ ジェイド&スカーフェイス スーパー・トリニティズ
外道街道一直線 ネプチューンマン&セイウチン ヘル・イクスパンションズ
やはり最後の敵はコイツらか ライトニング&サンダー 
世界大五厄ファイブディザスターズ
マッスルブラザーズ・ヌーヴォー以外の主要チームがこの6チーム。ここ加えて「やられチーム+α」のニューフェイスチーム
モアイドン&オルテガ 
カーペットボミングス
死皇帝&ザ・ガオン
 鬼哭愚連隊
マイケル&ベルモンド ヘルズベア1号2号
スプートニックマン&メテオマン 
チーム名なし
デーク棟梁&プラモマン 
チーム名なし





チーム名のない2チームは瞬殺のやられ役確定

スプ「ピキピキィー」 メテオ「ゾッゾッゾッゾッ」
プラモ「プラプラプラー」 大工「コカコカコカー」
揃いも揃ってなんて雑魚まるだしの笑い声なんだろう・・・しかし今回はオルテガの立ち位置に突っ込みたい

なんでモアイドンの股の下だ。普通お前が上だろう
それにしても意外だったのは各個にちゃんとした名前があったヘルズベア1号2号。ベルモンドォ!




さて12チーム目。トリを務めるのは我らがマッスルブラザーズ・ヌーヴォー
失踪したカオスに成り代わってグレートマスクをかぶったイケメン。果たしてうまく観衆の目を欺けるでしょうか
さあスポットライトオン!

1秒でバレますた。すげ

「イケメンよーっ そのモーツァルトヘアーは隠しとけって言ったろ」
「この髪型はわたしのチャームポイントであるからして」

お前正体隠す気あんのか
どうにもこうにも脳に虫が湧いてるとしか思えないイケメン思考。あまつさえ腹筋の緊張がもたず、
その醜いボテ腹を曝け出します

そしてこれを見たアドレナリンズの反応が面白すぎ









「すごいおなか!」

「あ、あれは・・偽者だ!」とか「おいアイツ替え玉じゃないのか?」とか。そんな言葉が出るよりも先に
「すごいおなか!」
不二子漫画的な反応。「すごいおなか!」ってアドレナリンズピュアすぎる

ラストはステージに出現した噴射口から液体状の塩化ビニールを大量噴射され、塩ビ人形にされてしまうヌーヴォー
まさに文字通り
等身大のキン消しになってしまったところで次号へ続く


記憶の鍵

今週は前半パート中身スカスカ(挨拶)
前号ラストで液体状の塩ビを全身に浴び、等身大キン消しにされてしまったマッスルブラザーズ・ヌーヴォー
それを皮切りに残り11チームにも同じ処理がなされ、あっというまに12チームのキン消しの出来上がりました
ちなみにグレートVの偽者疑惑はこのドサマギで
どうでもよくなったようです。なんてザル
次々にカプセルに詰められていく等身大キン消し達。全員で委員長に浴びせかける暴言が大変イカシてます
「おまえ〜っ!その出た腹に思いっきり蹴りを入れるぞ〜っ!」
大会委員長の尊厳ゼロ。実際に蹴り入れられた場面を想像すると笑える

と、12個のカプセルが出来あがったところでミートもようやく趣向を理解
「そ・・・そうかわかったぞーっ!」
しっかりしろ超人界の頭脳。読者はガチャガチャマシンが出た時点で気付いたぞ
12個のカプセルがすべてガチャガチャの中に納まると、仕上げとばかりに委員長が何やら機械のスイッチをON
ゲゲェーッ!?これはー!?








結局パチンコかよ!!
わざわざこんな大掛かりな趣向を凝らしておきながら結局は超人オリンピックの時の2番煎じというオチ。なんやねん
しかもここまでで
15ページも消費。まさにゆでクオリティの本領発揮です




一方その頃、ガキんちょハウスに戻ったカオスは自分の部屋で大泣きしながら手当たり次第に暴れまくっていました
「なんだぁ〜っこんなもん!こんなもん!超人なんて大嫌いだ〜っ!」
あれほど大切にしていたフィギュア達をバットぶん回して吹き飛ばすカオス。見かねたマザーが止めにやってきます
「カオスや入るわよ」
「マザー。鍵がかかってるから無駄だよ」
「カオス!シャンとなさい!」

パァン!
次の瞬間。咽び泣くカオスにマザーの平手が飛んでいた
部屋には鍵をかけていたハズなのにどうして?不思議がるカオスに、マザーはおもむろにある物を取り出します

やたらでっかい鍵。その柄の部分には・・・・

Chaos’s MEMORY KEY
ボクの名前と同じだ!」

「この部屋の扉の鍵穴はね もともとこの鍵に合わせて作ったものなの」
マジか。カオスの部屋の鍵穴デカすぎないか
と、そんな無粋はツッコミはさておいてここからマザーの回想シーンに入ります

「7年前のあの雨の日・・・野ブタにくるまれたあなたを玄関で見つけたとき
あなたは小っちゃな手にしっかりとこれを握っていたわ」

あーやっぱり。アタマに鍵型の大穴
大方の予想通り、カオスの正体は時間超人に間違いないようです
そして記憶を失っていた彼が握り締めていた「カオスの記憶の鍵」。これは一体いかなる・・・・って
ババア阿呆かと。その鍵カオスに刺して回してみろよ
ううむ・・・これであっさり超人としての記憶が戻ったりするんだろうか。話は早くていいけど盛り上がりには欠けるな
カオスの過去とは?気になるトーナメント組み合わせは?
注目の次号に続く!

オマケ。今週のジェイド

「ウホッ!」いい男


再起

「あ・・・頭の左側面に・・・か・・・鍵穴・・・?」
己の身体の秘密に驚くカオス。なんと彼のヘッドギアの下には鍵型の穴が開いているらしい
すぐに近所の医者を呼んで応急手当をしてもらい、その甲斐あって2週間が経った頃には意識も戻ったカオス少年
粥が食べられるまでに回復した彼だったが、自分や両親のことを何一つ覚えていない記憶障害が残ってしまった、と

「でもそれよりも私がショックだったのは・・・2週間も経っているというのに
頭の鍵穴型の傷口がまったく塞がっていなかったことなの」

2週間も経ってまったく自然治癒しない頭部の大穴。これはおそらく後天的についた傷ではない。ならば・・・
「私は思い出したわ。あなたが握り締めていたChaos’s MEMORY KEYのことを・・・
”記憶の鍵”という刻印がなされていることを考えれば・・・
頭の鍵穴にこれを差し込めばきっとこの子の記憶は甦ると」
どうやらさほどバカではなかったようですマザー。7年前、彼女は一度鍵を差し込むことを試みた模様

「・・・しかし私には出来なかった―
ガキんちょハウスの前で捨てられ、泣き疲れて腫れあがったあの小さな瞼・・・
この子は私なんかが想像もできないような酷い目にあったに違いない
なら記憶を呼び覚ます事がこの子にとって本当に幸せな事なのかどうか・・・」

さすがに優しい人ですマザー。彼女は忌まわしい記憶を呼び覚ます事がカオスの為にならないと判断し、
頭の傷を隠すヘッドギアをつけさせると、他の孤児達と同じように普通の子供として育てる決心をしたのでした




「身勝手だったかもしれない・・・でも私にはどうしても話すことができなかった」
「こ・・・このヘッドギアにはそんな意味が・・・」
カオス・・・頭洗ったことないんだろうか。自分の頭に穴開いてることくらい気付けよ
「カオス、この鍵はあなたの物よ。今度こそ返します
記憶の扉をこじ開けるのか、ここで子供達と今まで通りの生活を続けるのか・・・
決めるのはカオス。あなた自身です」

突然人生の選択を迫られてしまったカオスですが、しかし彼とて男の子。腹は決めた
「ワチキの異様ともいえる超人好き・・・それが嵩じてのプロレスショー出演・・・
そして何よりも
今回の究極の超人タッグへの参加要請
これはもうタダのオタクに降って湧いた偶然では片付けられない・・・そうだ
これは紛れもないワチキの運命なのかもしれない!」
震える手でおずおずと頭部の鍵穴にメモリーキーを差し込もうとしますが・・・・・

「で、できない・・・記憶の鍵を開ける勇気はまだワチキにはない・・・」
直前でヘタレました。なんやねん

「でも万太郎と一緒に超人として戦っていくうちに
記憶の鍵を開ける勇気をもらえるかもしれない!」

と思ったらいきなりポジティブに絶叫
閉ざされた自分の扉を開く為に!その勇気を!
へたれカオス、ここに新たな意思とともに闘志復活。再び「究極の超人タッグ」のリングへ上がることを決意します




その頃。トーナメント抽選会のほうは・・・
「お金だー!巨大な100円硬貨がどっさりてんこ盛りだーっ!」

ああもうゆで!こういう無駄な描写要らないから。とっととハンドル回してってば
かくして巨大100円が投入され、運命のハンドルが回ります。次々と射出されるドデカカプセル達
注目の時間超人コンビ・世界五大厄はボスキャラらしく
一回戦シード枠をゲット
そして対戦が決まった一回戦が早くも登場!

ヘル・イクスパンションズVSスーパートリニティズ!
トリニティズ噛ませ確定かよ!
スカー裏切りフラグは一体なんだったのかと。これぞまさにゆでクオリティの真骨頂!
そしてラストはマッスルブラザーズ・ヌーヴォーのカプセルが射出されたところで次号へ続く!
今週を見る限り、ヌーヴォーの一回戦の相手は
デーク棟梁&プラモマン組の可能性大


トーナメント表決定


「さすがボクは運がいい〜っ!シード権ホールに一直線だ!」
「いやいや運がいいのはこのイケメンのおかげ〜っ!」
打ち出されたマッスルブラザーズ・ヌーヴォーのカプセルは、首尾よくシード枠をゲットできる軌道に乗る
誰が聞いてるかもしれないのに、
大声で自分の本名を叫ぶイケメンがどうしようもありません
しかし主人公チームがトーナメント戦シードスタートなど。そんな都合の良い事が漫画のお約束としてあるハズもなく
邪魔をするように割り込んできたマシンガンズのカプセルに体当たりされ、あまつさえ屁をくらって弾かれてしまう
「ザマー見さらせニセ息子!」
「このわからず屋のクソ親父〜っ!」

かくしてヌーヴォーはE番ホールへ。一回戦の相手は予想通りデーク棟梁&プラモマン組に決定
対してまんまとヌーヴォーを蹴落としたマシンガンズは、ディフェンディングチャンピオンらしくシード枠をゲットしました




カプセルが次々に打ち出され、ひとつ、またひとつとトーナメント表が埋まっていくその頃。東京下町を疾走する人影あり
「ハァ・・・ハァ・・・行かなくちゃ・・・ワチキが何者で・・・
なんのためにこの時代にいるのかを知るためにも!」
先週、かなりテキトーにポジティブに吹っ切れたカオス。再び万太郎と一緒に戦うため、後楽園ホールへとひた走ります
前日
泣き喚きながら走って子供達に迷惑をかけた駄菓子屋に差し掛かると・・・
「少年達この前は悪かったーっ!
これはワチキからの詫びの品だーっ!!」

なんと自分の宝物であろう超人カードを惜しげもなく子供達にプレゼント。イカス!
もはや今の彼は昨日までのただの超人オタクではない!男として目覚め、過酷な戦いへと身を投じる勇者!
昨日までのへっぴりカオスをただのカオスとするのなら・・・・今のカオスはそう!
”カオス2”だッッ!!(炎の転校生風)




再びカメラはトーナメント抽選。3つ目のシード枠に迫る2つのカプセルは、ヘルズベアと2000万パワーズだ
このままの軌道だとヘルズベアのほうが僅かに先にゲットか?と、会場中の誰もがそう思った瞬間!

なんとヘルズベア、自らシード枠を拒否するかのようにカプセルの軌道を修正
その隙をついて2000万パワーズがシード枠をゲットし、ヘルズベアは一回戦Fホールへ!
ヘルズベア1号2号VSスプートニックマン&メテオマン!
「運のねえやつらだぜ〜ピキピキーッ!」
「そのヌイグルミをぶち破って中の綿を抜き取ってやるぜゾッゾッゾッ」
運がねえのはお前らだよ
どのチームでも欲しいであろうシード枠を自ら回避して一回戦スタートを選んだヘルズベア!彼等の目的とは?

そして最後に残ったシード枠にはカーペットボミングスが収まり(なんでやねん)
ここに『究極の超人タッグ』トーナメント組み合わせが決定しました

2回戦以降組み合わせシャッフル絶対あるね
だってそうじゃないとマシンガンズとヌーヴォーが2回戦でいきなりあたっちゃうし
(ヌーヴォーが勝つとしたら、マシンガンズが一勝もあげずに消えるということになる。あり得えねえー)
イクスパンションズはヌーヴォーと逆ブロックだわ五大厄と当たっちゃうわ
セイウチンVS万太郎の直接対決がないワケない。っていうか万太郎自らがセイウチン倒さないと元に戻らないだろうし
イクスパンションズが五大厄に勝つ可能性?ないとは断言できないが、時間超人はカオスと因縁がありそうなので
ヌーヴォーVS五大厄は絶対に外せない。なのでイクスパンションズVS五大厄はストーリー的にマズイ組み合わせ
その他諸々を加味してみても、
2回戦はシャッフルされると見て間違いない

ついに始まる究極の超人タッグ!次号!いよいよ試合開始のゴングが鳴る!


復活!マッスルブラザーズ・ヌーヴォー

ついにトーナメント表が決定した究極の超人タッグ。早くも火花を散らす一回戦の激突チーム達
「ネプチューンマンも憎いがオレが今一番ぶち殺したいのは
セイウチンおまえだ〜っ!」

一回戦第2試合ヘル・イクスパンションズVSスーパートリニティコンビ
セイウチンぶっ殺す気満々ですジェイド
およそ正義超人の台詞とは思えない物騒さですが、飛爺隊の壮絶な最後を思えばこの怒り方も当然か

ベルリンの赤い雨で威圧するジェイドに対し、セイウチンは意外にも恐れおののき、助けを懇願するような表情を

って演技かよ。この外道が!
思わず炎を消したジェイドの手を食い千切ろうとするセイウチン。ネプチューンマンが止めたので大事には至りませんでしたが
秘めていた実力に凶暴さを加え、更には
卑怯な戦法まで覚えてまさにパーフェクト超人。弱点が見当たりません





一回戦第4試合。ヘルズベアーズVSスプートニック&メテオマン組
「ねえ遊ぼう」
「このヌイグルミ野郎が。望みどおり遊んでやるぜーっ!」
ベルモンドの屈託の無い言葉に、血の気の多そうなメテオマンがいきなりの先制攻撃。片手でその首をギリギリと締め上げます
圧迫され、顔面からワタを飛び出させるベルモンド

なんか激しくグロい

顔面から綿を出したベルモンドなワケですが。コイツもしかして中身は綿の本物のヌイグルミ超人ってこたぁないよな?
しかし目ん玉が取れたのに痛がってないし、やはり綿の下にちゃんと
中身の超人がいると考えるのが普通のようだ





一回戦第三試合。マッスルブラザーズ・ヌーヴォーVSデーク棟梁&プラモマン組
「そのグレートVが替え玉であることを今すぐ証明してやるぜーっ!」
そうそう忘れちゃいけなかったヌーヴォーの危機。イケメンのせいでグレートの中身が入れ替わってることがバレる寸前
化けの皮を剥がしてくれるとばかりにイケメンに襲いかかる棟梁。
しかしその時!

カオスキター!!!
グレートマスクを剥ぎ取ったカオスは目にも留まらぬ速さでそれを装着。”グレートV”完全復活です
「チェイラーッッ!!」

イケメンをカンガルーキックで吹っ飛ばし、そのままプラモマンにローリングソバット!
「万太郎!ワチキをパートナーとして見限るのはもう少し待ってくれ!」
『カオス!』
新たなる闘志とともにリングへ戻ってきたカオス。真の「マッスルブラザーズ・ヌーヴォー」が、まさにたった今コンビ結成されたのだった
次号へ続く!


355回・356回ダイジェスト
はんぺら引越しのため更新を落とした355話と356話。中身は無いに等しい回でしたが一応ダイジェストで振り返っておきます

いよいよトーナメント表も決まり、一回戦のゴングを待つのみとなった究極の超人タッグ
世界中が注目するこの一大格闘イベント、やはり選手も観客も気にするのはその試合会場ですが・・・
Aブロック(ジ・アドレナリンズVS鬼哭紅蓮隊  スーパートリニティズVSヘル・イクスパンションズ)
大相撲の殿堂【蔵前国技館】!おおー渋い

対してBブロック(ヌーヴォーVS殺人カーペンターズ ヘルズベア1号2号VSスプートニック&メテオマン組)
閑古鳥が乱れ飛ぶオンボロ球場
ロッテオリオンズ本拠地【川崎球場】!
ひでえ
相変わらずキン肉王家への個人的恨みから、公私混同の嫌がらせを平気で行うハラボテ委員長
道理で近い将来衰退するワケだよ超人委員会こんな馬鹿がトップじゃなぁ

平成生まれの若い読者なんかはチンプンカンプンかとは思いますが。当時の川崎球場はこんな感じだったそうです
「野球が開催される日だって客はまばらで野球なんて見てやしない!
小僧がキャッチボール!カップルはイチャイチャ!
中にはコタツを持ち込んで麻雀してる客までいるんだぞ!」

ハラボテ無謀すぎ
いくらなんでも超人界の一大イベントをこんな会場で済ますな。内部告発で更迭されたりしないんだろうか
しかし万太郎は委員長の
「Bブロックはロッテの本拠地・・・」という途中まで聞いて大喜び
「千葉マリンスタジアムか!ひゃっほーい!」
と、マヌケな勘違いをしたままカオスを連れて飛び出してしまいます。こういうパート本当に要らないから!ゆで先生!
わざわざ千葉の幕張までやってきたマッスルブラザーズヌーヴォーは、そこでこの時代のロッテ本拠地が川崎だと知る

試合開始は明日!二人は開催時刻までに川崎球場に戻れるのか?


落合信子ジャンピング二ー

ついにやってきた「究極の超人タッグ」開催当日。Aブロック試合会場蔵前国技館は入りも入った満員御礼
シード選手である世界五大厄やマシンガンズも
Bブロックは無視してこのAブロックの試合を偵察に
なにせアイドル超人の筆頭ロビンマスクにテリーマンの息子と自称するキッド、イケメンコンビのトリニティズ、
開会式での衝撃の残酷ショーを見せ付けたイクスパンションズ、とこちらのブロックはタレントが揃っています

それに加えて伝統と格式ある蔵前国技館が会場とくれば、この超満員も納得というものであります




一方こちらはBブロック試合会場川崎球場
いくらなんでこの客入りはねえだろ

入場券を10円でもいいからさばこうとするダフ屋とか。酷すぎる
タレント揃いだったAブロックに対し、Bブロックの選手たちは
自称「キン肉スグルの息子」ブタ面万太郎、間引きバトルロイヤルでは大観衆の面前で無様を晒した泣き虫グレートV
全身がプラモの超人やら手がノコギリやら人工衛星のオバケ。
果てはクマヌイグルミときたもんです
まして会場が老朽化も甚だしいオンボロ球場となれば、そりゃあ観客が入らないのも確かに当然と言えば当然か




「な、なんだぁ〜?このひどい客の入りは〜っ」
徹夜して千葉幕張から川崎まで歩いてきたヌーヴォーの二人は開催時刻までになんとか球場に到着
そのあまりの客席のガラガラぶりに意気消沈する二人。なんとあと30分で試合開始だというのに
まだ西武VSロッテの試合をやってる有様。いい加減すぎる

しかも最終回2死サヨナラのチャンスにバッター落合、ピッチャー東尾という名勝負
観客席でメガホンを振り回しながら旦那を応援する
信子夫人の姿も

野球ファンは思わず笑ってしまう名(迷?)場面
しかし落合のホームランの弾道は、フェンスから身を乗り出した万太郎の頭に当たりファールという判定に
結局落合はその後三振に倒れ、ロッテは泥沼の10連敗。
万太郎を怒鳴りつける信子夫人
「あんたーっ!西武のまわし者じゃないでしょうねーっ!」

信子夫人のジャンピング二ー炸裂
万太郎が鮮やかにKOされたところで次号へ続く。信子つええ


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