屋台ラーメン!?

万太郎渾身のローリングバックドロップはカーペンターズの脳天同士を激しくカチ合わせ
「どうしてUボートが止まったの?」と不思議がる凛子達に、ここから5ページに渡ってカオスの解説が
理解してない読者なんて誰一人いないからとっとと試合進めてくださいゆで先生
というワケで解説パート中略
「なるほど。それでお前は動力部であるリングロープを切断したってわけだ」
「その通りだ万太郎」
「ち、ちくしょう〜っまさかあんな泣き虫毛虫にぃ〜っ!」

ミートのバックドロップを喰らったミキサー大帝の如く
木っ端微塵にぶっ壊れるUボート。バックドロップの衝撃はプラモマンに致命的なダメージを与えていたのだ




「サ、サブマリンモデル・・・撤収ーっ!」
リングの寒天海もろともUボートパーツを体内に納めるプラモマン。元に戻った姿はこの通りの満身創痍です

「ゴホッゴホッ!ゲホッ!」
おぎょっおぎょっと、ゲロ吐く酔っ払いの如くプラモコレクションを吐き出すプラモマン
ラーメン屋台のプラモでどう戦うつもりだったんだお前は

あと右端の「ヘコック」もスゲエ気になるぞ。多分ズゴックのパロディだよな・・・チクショウ見てみたかった
プラモマン、棟梁ともにグロッキー状態のカーペンターズ。ついにヌーヴォーに勝機が巡ってきました。一気に決めろ!




「海は怖いけど純白のマットならボクの庭だ!
さあグレートV!一番大事な場面フィニッシュタイムだぜーっ!
ボクは棟梁にいく!お前はプラモマンだー!」

「あ、
ああ!」
棟梁の最後の気力を振り絞ったハンマーパンチも軽く回避し、その股に頭をこじ入れて担ぎ上げる万太郎。そのままジャンプ!
華麗にフィニッシュへ向かう相棒を見て、右往左往しながらカオスがアドバイスを求める
「ワ・・・ワチキはどうすればいいのーっ?」
「ボクがお前を初めて見た時のあの得意技をやればいい!」
「得意技・・・あ・・・ああ〜〜〜っ!」

そう。万太郎がカオスを初めて見た見世物試合。あの時カオスが決めた得意技は・・・
「そうかわかったぞ万太郎!ふん〜っ!!」
全てを察したカオスはプラモマンを抱え上げ、万太郎を追いかけるように空中へ大ジャンプ!
”あの技”の体勢へと入りますうおー燃える
「ようし!そのままボクの真上に落ちて来いーっ!!」
「グ・・・グアア〜〜〜ッ!!」
ゴアアアアアアアアアアアア!!

ここまでくれば全ての観衆もヌーヴォーのフィニッシュホールドが何であるかに気付く。ミートが思わず叫ぶ!
「む・・・無謀すぎます!人間であるカオス・・・いやグレートVに
その技は〜〜〜〜ッ!?」

決めろ!マッスルドッキング!
伝説のツープラトンでヌーヴォー一回戦突破なるか?強烈に燃える引きで次号へ続く!


血脈の証明

「な、なんで初めて組むカオスとの合体技をよりによって難度Aのマッスルドッキングに?」
「・・・難度Aだからこそでしょう。万太郎さんはこの技を成功させることによって
未だ20世紀に認知されていない新世代超人の存在を一気に知らしめようとしているんです
しかし・・・理想的にはそうでも
これは危険すぎる賭けだ!」
「ツープラトンの芸術」とまで称される超難度の大技・マッスルドッキングに挑むヌーヴォー。しかしミートはこれを危惧する
キン肉スグルの実子である万太郎はともかく、素人のカオスにはあまりにも・・・そしてその悪い予感は現実になってしまう

「何をやってるグレート!早く軌道修正しろ!」
「ワチキも必死でやってるよ!でもその前にバスターのバランスが上手く取れなくて
今にも右肩のプラモマンを落っことしちゃいそうだよ〜っ!」

「ウワァ!グレートお前左足のフックが外れてるぞ!ああっバカ!
足のフックは取り戻したけど
一番重要な首が外れてるじゃないか!」
「ええっ?首・・・・ギャア〜!!」
首のフックが外れたプラモマンは、凶悪にもカオスの頚動脈に噛み付き攻撃!あっという間に技を脱出
そしてカオスに気を取られた万太郎もまた、棟梁をキン肉ドライバーの体勢から取り逃がしてしまいます
「死に物狂いの恐ろしさを見せてやるーっ!印籠継固め〜っ!」

「ランナー弔い絞りーっ!!」
ゲェーッ!?なんてザマだヌーヴォー!
勝利目前から一転してカーペンターズの反撃を浴びる顛末。先週の燃え引きが台無しになる萎え展開です




「や、やっぱり一回戦突破は無理なの?」
「いえ。万太郎さんがキン肉スグルの子息なら持っているはず・・・
21世紀にも
あのパワーが受け継がれているなら勝つ望みはあります」

手から零れ落ちた勝利に目を覆う凛子。だがしかし、この状況下でも尚ミートは万太郎の起こす逆転劇を予見する
これがキン肉王家2代に仕える臣下の信頼というものか。ならばその思いに応えてみせろ!万太郎!
「グレート・・・!プラモマンの左腕をアームロックに極められるか?」
「え・・・?た、たぶん出来ると思うけど・・・」
「たぶんじゃない!ボク達の勝ち負けは人類の未来にも関わってくるんだ!
”絶対に出来る”と言え!!」

「ヒャア!わ、わかったよ!うおおおお〜っ!」

互いにストレッチ技に捉えられたヌーヴォーでしたが、何かを閃いた万太郎はカオスにアクションを指示
リーダーに厳しい喝を入れられたカオスは、渾身の力を込めてプラモマンの左腕をアームロックに捉えます
「プラプラプラ〜ッ!そんな苦し紛れのアームロックなど屁でもないわ!」
「プラモマンよ・・・たしかにお前にとっちゃ屁でもないかもしれないけど・・・
棟梁にとっては屁になるんだぜ!グレート!もっと強く絞れ!」

「こ・・・こうか〜っ!」

ブシュー!!
「カコーッ!ンガンガァー!」
「し、しまった!棟梁!」
狙いはプラモマンへのダメージではなかった!その左腕の接着剤を棟梁の顔面に噴射するという頭脳プレイ!
面食らった棟梁に隙が生まれると、反撃のニールキックを食らわして再びその身体を抱え上げて万太郎が飛ぶ
今度はカオスではなく、万太郎のキン肉バスターです。見ていた観客達は「またサル真似か」と呆れますが・・・




ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
「そうたしかにキン肉バスター!しかし20世紀の観衆よ
これはバスターはバスターでも21世紀のバスターだ!
本来なら34年経たないと見られない代物だけどね・・・
今日は特別にお披露目でござ〜い!!
火事場のクソ力〜〜っ!!」

ミートはたしかに見た。キン肉万太郎が”キン肉マンU世”である事の何よりの証を!
「マッスル・グラビティーッ!」

棟梁派手にブッ裂けた!マッスルGすげ
「な・・・なんだこの技は・・・」
「なんてすげえ技なんだ・・・!」
未来のスーパーフェイバリットホールドを目の当たりにした観客、そして2000万パワーズはそのあまりの凄まじさに騒然
万太郎はついに20世紀の観衆を実力でねじ伏せたのだ。カッケー

「コカハァッ!」
棟梁は血反吐を吐いて失神KO。残るプラモマンを倒せばマッスルブラザーズヌーヴォーの勝利です。いけカオス!
「グレート決めろ!プラモマンを倒すチャンスだぞーっ!」
「よ、ようし!テヤアア!!!」

カオス渾身のパワーボムはプラモマンをマットに沈めるか?
次号決着!


カーペンターズいい奴等

プラモマンをパワーボムの体勢に捉え高高度から落下するカオス。このまま見事フィニッシュを決められるか?
しかしカーペンターズとてむざむざやられはしない。マッスルGを喰らって虫の息の棟梁がプラモマンに檄を飛ばします
「み、見せてやれい・・・オ、オレっち達・・・
バイキングの血を引く・・・北欧超人の・・・い、意地を!」

あー。そういえばカーペンターズってノルウェー出身だったっけ
大工の棟梁とプラモお化けがなんでノルウェー超人なんだよ
ゆで御大マジ異次元脳。常人には理解できん

ビッケは海の子バイキング!見ててくれハルバル父さん!
相棒のハッパで息を吹き返したプラモマンは、残る力を振り絞ってパワーボムのバランスを崩し反撃へ移行する
マッスルドッキング失敗の悪夢再び?思わず目を覆う凛子達。だがその時!もつれ合う二人に向かって万太郎ジャンプ!

カオスの身体を正面から抱きかかえるように掴み、
崩れていたパワーボムの体勢を補助した!

「ホワァ〜〜〜〜イ!!」

”ズゥン!!!”
なんか変な掛け声とともに補助付きパワーボム炸裂!低く呻いて動かなくなるプラモマン
誰が見ても10カウントを待つまでもない、勝負有りの一撃。キン肉大王が試合終了のゴングを打ち鳴らします
カンカンカンカンカンカン!!!
「究極の超人タッグトーナメント」勝利チーム第一号は我等のマッスルブラザーズ・ヌーヴォー!やったぜカトちゃん!




喜びを全員でわかち合う万太郎一行。カオスとハイタッチしようと、凛子&ジャクリーンが手を上げて駆け寄ります

しかしあまりの嬉しさに舞い上がったカオスはハイタッチもまともに出来ず
不思議な踊りを披露。ピーヒャララ〜

イケメンの肩を借りながらコーナーへ戻る万太郎。流石にカオスの面倒を見ながらの戦いは疲れも大きいようです
「タッグマッチはケビンとのコンビを経験済みだけど・・・
あの時はケビンという強者が相棒だった為、ボクも安心して戦えたからね
しかしこのグレートVは素人同然だから・・・・肉体的にも疲れるけど
精神的な疲れは倍以上だよ」

「肉体疲労よりも気疲れのほうがキツイ」と感想を漏らす万太郎。ってカオスまだ踊ってるし
確かにコイツのお守りは疲れるだろうなぁ

「いやしかしそうとばかりも言えませんよ
この一戦では万太郎さんの能力を持ってしても切り抜けられなかった絶対のピンチを
カオスのオタク知識とアイディアで何度も救っています」
「・・・そうなんだよな。カオスは時折ただの人間とは思えない不思議な力を発揮する
もしかしたらカオスは本当に・・・・」
この試合の勝因はカオスの機知にこそあったと指摘するミート。その力は当然万太郎本人も認めるところである
カオスの持つ潜在能力に思いを馳せる二人でしたが、なんとここでカーペンターズが起き上がって近づいてきました
咄嗟に身構える万太郎





「なにもしやしねえよ。こんなに清々しい気持ちの敗北ってやつは初めてだ」
「お、俺達のタッグもいいコンビだが・・・あんた達はそれ以上だ」
「オレっち達の分まで2回戦気合入れて頑張ってくれや」

「うん。約束するよ」
おー。試合が終わればノーサイド。実はいい奴等だったカーペンターズが今週のMVPか
万太郎とガッチリ握手を交わした棟梁が耳元でささやきます
「どうしてどうして。あの泣き虫まだまだ伸びるぜ」

戦った相手も感じていたカオスの潜在能力・・・ってまだ踊ってやがった!カオスうぜえ
かくして一回戦第一試合のBブロックはマッスルブラザーズ・ヌーヴォーが勝ち抜け。その頃Aブロックは?




「ヘイロビーン!タッチだーっ!」
ドカバキベキボス。依然ロビンボコボコ!
タッチを求めるパートナーキッドの声も耳に入らず、もはや死皇帝&ガオンの人間サンドバッグと化してます
急激に消滅が早まったケビン。それはおそらく、母親であるアリサさんの容態が悪化したという事に他ならない
妻アリサ、そして未来の息子ケビンの危機!この状況にロビンはどう立ち直るのか?
次号へ続く!


謎のデコっぱち脇役

急速に消滅の早まったケビンの肉体。その現実にうろたえて格下相手にボコボコにされるがままのロビン
それもそのはず、その頃病院では母であるアリサの容態が急変し危篤状態に。医師達の決死の手術が展開していました
「先生!心室細動です!」
「わかってる慌てるな。エピネフリン静注生食でルート確保
リドカイン・・・いやアトロピン用意。ただちに心臓マッサージに入る」

おお・・・意外にも医学専門用語が飛び交うまともな手術シーン
メスの代わりにノコギリ使ったり、手術室で鍛冶始めたりはしないようです
聞けば執刀医は大変に腕前のいい外科医だそうな。BJか朝田か木野さんか。ヒゲのおっさんのクセに生意気な

「・・・なんとかしのげたな。しかしまだ依然予断は許されん。気を引き締めるんだ
エピネフリン静注を3分おきに続けろ。それともちろん輸血が一番大事だ」

そんなチーム医龍の懸命の処置により、とりあえず危険な状態はなんとか脱したかにみえたアリサ
しかし残酷なるかな運命。死神の鎌はまだ彼女の首にあてがわれたままだったのだ。それは・・・・

「先生、その輸血ですが。実は彼女は・・・」
「な・・・何ッ!?」





「おいヘッポコ医者!アリサはどうなった!
もし娘に何かあったらこんな病院なんぞぶっ潰すからな!」

手術中のランプが消え、神妙な顔つきで手術室から出てきた執刀医
すごい剣幕でまくし立てるアリサの馬鹿親父に対し、執刀医は重く低い口調でアリサの容態を伝えるのだった
「どうぞ気をしっかりもって聞いていただきたい・・・・
娘さんは輸血を大量に施さなければ
数時間後にもショック死に至ります」
「ゆ・・輸血?何を言ってるここは病院だろう!血などいくらでもあろうが!
か・・・金か?金ならいくらでも出す!いったいいくら欲しいんだ?
ワシの血でいいならいくらでも採れ!
ワシは死んでもいいから娘を!」
「自分は死んでもいいから娘を!」と医師に懇願する馬鹿親父。一応ここは場面的には泣かせるトコです
「それは出来ません。もしあなたの血を輸血したら、娘さんは致命的な拒絶反応を起こすでしょう
娘さんの血液型はごくごく稀にしか存在しない特殊な型なのです
おそらくは母系の遺伝子から受け継いだものと思われます
さきほど奥様からかなり多めに採血しましたが・・・それでも・・・足りるかどうか・・・」

輸血用の血液がない。あまりにも絶望的な医者の言葉に、頭を抱えて床に突っ伏す馬鹿親父
そのやり場のない怒りの矛先はアリサに怪我を負わせた時間超人ではなく、彼の最も身近な超人に向けられるのでした
「なんてことじゃ・・・・・・か、金でどうにもならん事があるなんて・・・・
今まで何もかも順風満帆だった我がマッキントッシュ家じゃったのに〜っ!
あの
脳みそ筋肉の鉄クズ野郎が入り込んできてから全て狂い出したんじゃ!」






ドカバキベキボス!!
「あーっとこれがあの華麗なる”仮面の貴公子”の姿なのか〜っ!?
もはや
”血みどろの敗残兵”にしか見えません!」

再びカメラ戻って蔵前国技館。心ここに在らずの脳みそ筋肉鉄クズ野郎は未だ人間サンドバッグ状態
そんなロビンに追い討ちをかけるように大会運営席に取り付けられた黒電話が鳴り、アリサ危篤の報を告げます

誰だよお前
別に委員長が直接取ればいいシーンじゃん。なんでこんな名も無い事務屋わざわざアップで使うかなぁ

愛する妻の危機を聞かされてしまったロビンは更に動揺。紅蓮隊のツインニールキックをまともに喰らってダウンしてしまう
しかしボロボロのアドレナリンズにも、まだ最後のツキは残されていた。ロビンが倒れたのは自軍のコーナーポスト付近!

「ありがたい!いい方向にダウンしてくれた!
神はまだ俺達を見放しちゃいないぜーっ!!」

いったいったキッドがいったー!
父譲りのナックルパート炸裂!フィニッシュの右腕グルグル回しまで親父と同じクセなのね

「俺はアドレナリンズのチームリーダーだ!
ここで負けるわけにはいかねえーッ!!」

死皇帝をブレーンバスターで鉄柱に叩き付け、更に飛びつき腕ひしぎ逆十字へと移行するキッド!
鉄クズ野郎戦闘不能の中、テキサスの若獅子が吼える!
しかし実質2対1!果たしてアドレナリンズ、この圧倒的な劣勢を覆せるか?次号へ続く!


依然残業地獄(挨拶)
遅く帰っきて疲れてるわ、アドレナリンズの試合は
猛烈につまらないわで更新気力も失せる罠
とりあえず先週のあらすじ。ヘタレたロビンに代わって颯爽と飛び出したキッドだったが
すぐやられた

ポッポー。死皇帝はもう皇帝なんだか鳩なんだかワカらないな。ポッポー
まったくいいトコ見せずにボコられるキッド。ケビン消失のせいで狼狽していたロビンも「こりゃ任せられねえ」と戦意復活
ロビンにやられた死皇帝が怒りの形相を見せ、その鎧を剥ぎ取ったところで引きでした



そんなワケで今週も面白くなかった今週のU世
死皇帝マジただの変人

「ポッポー。朕が何故死の皇帝と呼ばれているか見せてやろう」
死の皇帝っていうか死の鳩だろ。ロビンの鎧を剥ぎ取った死皇帝は一体ここから何をするつもりなのか?
「何を言う。ロビン王朝の名において逆に死皇帝!お前に処刑を宣言する!」
「ポポーッ!!」
ガシィッって普通に力比べ。あまつさえ簡単に切り返されてねじ伏せられる死皇帝。何がしたいんだ

ビューティフルジョー!
キッドも唸るロビンの老練なテクニック。ガッチリ決まったインディアンデスロックでしたが、ガオンがカットイン
起こったキッドが
のそのそリングインしますが(遅え。お前がガオンをカットしろ)

まるで起き上がりこぼしのような不自然極まりない直立ポーズで起き上がる死皇帝
強烈な諸手掌打からフロントスープレックスを喰らってキッドはあっさりダウン。マジ役立たずと言う他ありません
孤立したロビンをガオンが妙な態勢のクラッチ技に固め、死皇帝は天井からぶら下がって蛇腹腕を伸ばします

「処刑準備整いました死皇帝殿ーッ!」
「おおーっ待っておったぞその言葉!」

この会話から鬼哭紅蓮隊の関係が見て取れます。チームリーダーは明らかに死皇帝で、ガオンが部下って感じね
「古代中国には数々の処刑方が存在するがその中でも特に残酷とされるのが”陵遅刑”だ
罪人を一瞬で殺すのではなく、
身体の表面を少しずつ細かく切り刻み
その傷を止血しながら長らく生かし、
時間をかけて死に至らしめるというもの」

エグい。苦しめて苦しめて、死ぬ直前まで苦しみぬかせて殺す恐ろしい拷問刑
「ロビンマスクよ。今からこの死皇帝流の陵遅刑を見せてくれるわ〜っ!
超人陵遅刑ーッ!ポパーッ!!!」

天井からぶら下がった状態で、振り子のように大きく動きながらロビンの身体を切り刻む死皇帝
息もつかせぬ連続攻撃に、まもなくロビンは出血多量で意識混濁。このままやられてしまうのか?
「ポポ〜ッどうだ〜っ!出血多量で意識が遠のいていくだろう
陵遅刑の作法通り 今止血してやろう」

って止血してくれんのかよ。このまま攻め続けてロビン気絶すれば勝ちなのにな

げーなんかキモイの出した
何でしょうかこれは。死皇帝の身体から何かポコポコと膨れ上がってきました。これで止血すんの?
まったく続きが読みたくない引きで次号へ続く!


ケビン気合で腕生やす

死皇帝によってロビンの全身が切り刻まれる度、消滅スピードが加速していくケビンの肉体
母のみならず、父まで瀕死状態になってしまったのだから消滅に拍車がかかるのは自明の理です
ここはパートナーであるキッドがすぐさま救出に入らなければならない場面ですが・・・
先週のフロントスープレックスのダメージが大きく、鼻血ドボドボ出して場外ダウンから起き上がれないキッド
このボンクラ小僧まるで役に立ってません
あまりの駄目っぷりを見かね、駆け寄って息子に激を飛ばすテリーが熱い

頑なにニュージェネレーションを認めないスグルとは違い、キッドが息子であることを半ば確信しているテリー
思わず手をさし伸ばしてしまいますが、それはルール違反でアドレナリンズの負けになるとナツコが止めます
うーん家族の絆。それに比べて
キン肉王家の絆の薄っぺらさと言ったら酷いモンだ




「ポポラーッ!ロビンマスクよ簡単には死なせんぞ〜っ!
じっくり生き地獄を味わうがよい〜っ!」
さて気になる止血方法です。前回ラストで身体中にボコボコ浮き出てきた水膨れに手を伸ばす死皇帝
なんと
パカパカ音を立ててもぎ取り始めました。なんじゃこりゃ
両手一杯になった水泡を今度はロビンに向けて投げつけると、そのひとつひとつが傷口に付着していきます
「み、見て!貼りついた水泡が血を外に出さないように防いでる!」
「これで余計な出血が抑えられ、ロビンマスクはすぐには死に至らない
これぞ死皇帝流超人陵遅刑の全貌なりーっ!」

至極単純。傷口を球体で塞いだだけ。別にこんな球、リングサイドとか懐からササッと出せばよかったわけで
わざわざ身体から生み出す意味がサッパリわかりません
試合のつまらなさにいい加減ウンザリきてる読者にとっては、トドメの一撃に等しいです

止血処置が済むや否や、すぐさままだ傷つけていない空白部分を切り刻み始める死皇帝。惨忍さを極めます
「秦の始皇帝は生涯をかけて不老不死の霊薬を探し求めたが見つけられなかった
だが驚くなかれ!その不老不死の霊薬こそが
伝説のトロフィー球根よ!
始皇帝が手に入れられなかった球根を朕はなんとしても手に入れるのだ!」

更には始皇帝が求めた不老不死の薬こそがトロフィー球根であるという事実をカミングアウト
一回戦やられ役キャラの参戦目的なんて
どうでもいいよ。もうマジ勘弁してください
ゆでテイスト全開すぎる展開で読者のフラストレーションも最高潮




しかしここで一度カメラが病院に移り、アリサの容態が再び危険な状態に

「血液さえあれば・・・アリサさんに合致する型の血がぁ〜っ!」
血液さえあれば何とかなるのにと絶望的な状況を嘆く意思。その時、遠く離れた母の窮地を察したのか
命燃え尽きようとしていたケビンの目に光が宿る!

「グッ・・・・グウウウ〜ッ!!」

なんと上腕二等筋まで消えかけていた両腕を気合と根性で復元させるケビン
この方法で全身復元できるんとちゃうか
ほどなく両腕を生やしたケビンは生命維持装置をブチ破り、か細い声で言葉を搾り出します
「ド・・・ドクターはいるか・・・?
オレの血を採ってくれ!」

そう。アリサと同じ血液を持つ男がここに!
なるほど当たり前の事なのにこの展開は考えつかなかったな・・・なかなかどうして考えてんじゃんゆで御大
母を救うケビンの機転は果たして実るのか?次号に続く!


凄惨さで磁場が!

瀕死の母・アリサに輸血するため、自らの腕をガラス片で傷つけるケビン。それを見た紅蓮隊が誇らしげに笑います
「この朕のあまりの恐ろしさに気が動転して異常な行動に出たようだな〜っ!」
「死皇帝殿の超人陵遅刑を見た者はその凄惨さに磁場が狂い

失神する者!絶叫を繰り返す者!そしてケビンマスクと同じように己の肉体を傷つける者
どんな冷静沈着な者も心が乱れる!
これぞ”死を呼ぶ皇帝”のなせる技」

日本語おかしいぞガオン
凄惨さで磁場が狂うてどんな超現象だよ。久々に読者の脳を掻き混ぜるゆで理論炸裂です
その解説のあまりの意味不明さに
客席の磁場も狂いまくる!ウワアァ〜ッ

しっかりしろ。名もない一般人が2コマも使いやがって。誰なんだお前は




観客を震え上がらせていい気分になってる紅蓮隊に対し、ケビンはそれを一笑に付して斬り捨てます
「フン・・・たしかに並みの超人なら恐怖で我を忘れるかもしれんがな
俺は悪行超人と正義超人・・・ふたつの世界でトップの地位を掴み取った男
お前らの残虐殺法など屁でもねえ!」

流石は元d.m.pトップ。ひと睨みで死皇帝に冷や汗をかかせるケビン燃え。超人としての格の違いを感じます
ほどなく委員長と一緒に超人ドクターがやってくると、ケビンは輸血の件を依頼。しかし当然ハイそうですかとはいきません
「バカなことを。アリサさんの血液型はごく稀にしか存在しない特殊な型だ
お前の血など輸血したらアリサさんは致命的な拒絶反応に陥ることになる」

「拒絶反応は起こらない・・・何故なら俺とアリサは同じ血液型だからだ」
「だまされるなー!そいつらは悪行超人と同じ穴のムジナだろう!
アリサさんを亡き者にしてロビン王朝を壊滅させようとしているのだー!」
この期、この状況に及んでまだこんなボンクラな事を言えるスグル超絶萎え。いい加減読者もウンザリです
「ハラボテ・・・お前こそロビン王朝を崩壊させるつもりか。もう時間がないんだ!
俺を信じろ!俺とアリサはお前らにはわからない絶対の絆で繋がっているんだ

もしも血液が合わなかったらその時は・・・

お前ら全員で俺を煮るなり焼くなりすればいいだろう!」
あのクールガイがこうまでして採血を懇願する。母を救うために恥も外聞も捨てる息子。シーン的に泣かせる場面です
そして。そんなケビンの必死の思いは、
妙に渋いドクターにバッチリ伝わるのでした
「キミのその目を信じよう。すぐに採血じゃ」





血を採り終え、救急ヘリでアリサの病院へと向かった医師。それを見届けたケビンは安心して力尽きてしまいます
気合で生やしていた両腕も再び消滅し、物言わぬ危険な状態に逆戻りです
「ケ、ケビン・・・お前ってヤツはそんな身体で・・・お前の新世代魂見せてもらったぜ
俺のテキサスブロンコ魂にも火がついてきやがったぜ〜ッ!」

ケビンの壮絶な行動を目の当たりにし、ヘタレ小僧キッドもようやくエンジンフルスロットル。ダウンから立ち直ります
死皇帝が再び陵遅刑を再開しようとするのを見るや、
ロビンの鎧を思い切り蹴り飛ばす

散弾流星脚ーッ!!(違
だったら面白かったのにな。キッドの蹴っ飛ばした鎧はロビンを襲おうとした死皇帝にモロヒット!

瞬間!ガンダムが起動するかのように目に反撃の光が宿るロビン!
息子の勇気ある行動は父を奮い立たせた!アドレナリンズ大反撃の次号へ続く!


ガオン焼身自殺

「ロビンよーっ!お前はやはりその鎧を身につけないと完璧じゃねえぜ!」
キッドの散弾流星脚(違)によってロビンに向かって飛んだ鎧だったが。そうはさせじとこれを叩き落す死皇帝
「ポポ〜ッ!テリーザキッドよ。奮い立つのが少しばかり遅かったようだな!
あと一撃・・・朕の蛇腹手をくらえばロビンマスクは間違いなくあの世行きよ!」

死皇帝の言う通りキッド奮起も僅かに手遅れだったか。しかしこの窮地の最中、突如ロビンに反撃のパワーが漲る!
この力はまるであの・・・・
「ま・・・まだ死ぬワケにはいかない・・・!しょ・・・将来・・・・
ケビンという名のベイビーをこの手に抱くためにも!
ブラッドファウンテン
(血の噴水)ーッッ!!」
全身に力を入れたロビンは死皇帝の血粋椀をブチ破り、血の噴水で目潰し。ガオンのクラッチからも脱出
突然のスーパーパワーで反撃に転じたロビンに、パートナーであるキッドも驚きを隠せません
『あんな深手を負っていながらどこから湧き上がってくるんだあのパワーは!
やはりパワーの質はケビンと激似だ。血は争えない・・・!』

「メ・・・大渦パワー・・・!」
父の雄姿に瀕死のケビンも思わず唸る。そう、まさしくこれは火事場のクソ力と双璧を成す大渦パワー!
ケビンが必死の特訓で身につけたあの力を、父であるロビンマスクもやはり内包していたのだ。カッケーじゃないか親父




ついに超人陵遅刑から脱出し、再び鎧を装着するロビン。その途端に瀕死だった肉体に生気が戻ってきます
「この鎧はヒストリーアーマーと言って
ロビン家代々の家督達が装着した鎧の破片を少しずつ集めて創り上げられたもの!
だから深手を負ってもこれさえ着ればご先祖様に抱かれているようで

どんな薬や包帯より止血効果もあるし痛みも和らぐ!」
鬼太郎のちゃんちゃんこのようなモノか。なるほどこの鎧はまさにロビン王朝の魂そのもの
「そしていずれこのアーマーは我が子ケビンに譲ることになる!」
『ダ・・・ダディ・・・!』
「この鎧はお前に譲る」 だからその過酷な運命に負けるな、と。息子を強く激励するロビン。その言葉に涙ぐむケビン
うーん。ロビン父子、テリー父子はこんなに通じ合ってるのになぁ。キン肉王家の馬鹿父子
マジボンクラ




「フン!調子に乗るなロビンマスクよ〜ッ!お前がロビン王朝を思う気持ちよりも
朕がトロフィー球根を手に入れたいと思う気持ちのほうが遥かに勝っておるわ!
くらえ〜っ!血煙牙怨竹蜻ーッ!!」

紅蓮隊のへっぽこツープラトン攻撃「血煙牙怨竹蜻」再び。しかも今回は摩擦熱でガオンが発火
しかしそうは言ってもロビンにラリアット叩き込まれただけでアッサリ敗られた技
今更火なんか吹いたところであんまり強そうに見えないのが哀しいところね

「ヘイロビン!」
「オオ!」
火炎竹蜻を見るなりロビンに向かって大ジャンプするキッド。そしてロビンはなんとこれをタワーブリッジに捉えます
味方に技をかけるという暴挙に思わずナツコがロビンをなじりますが、肉読者ならば何が起きているかは周知の通り

「違うナツコさん。ロビンはキッドを攻撃しているんじゃない
あれこそ超人師弟コンビ珠玉のツープラトン攻撃
タッグフォーメーションAだ!」
珠玉かどうかは甚だ疑問ですがまさしくこれは超人師弟コンビのタッグフォーメーションA!
ツープラトンにはツープラトンで対抗だ!いっけェー!!
「タッグフォーメーションA!」
横回転の牙怨竹蜻VS縦回転のタッグフォーメーションAが激突する!吹き飛ぶのはどっちだ!?

やっぱり竹蜻弱えェーッ!!
顔面に肘を叩き込まれたガオンは派手に吹っ飛んでリングアウト。全身ぶすぶす焼け焦げてるのが笑えます

あの炎自分にダメージ与えてたのかよ!本当にどうしようもねえ技だ
アドレナリンズ大逆転。孤立した死皇帝の両脚をクラッチし上空高くジャンプするキッド。ロビンがそれを追う
「見せてやろうぜ全宇宙の人々に!

ジ・アドレナリンズのオリジナルツープラトンをーッ!」
フィニッシュホールドキター!!散々つまらなかった一回戦第2試合ですが最後の盛り上がりはグッド
次号!アドレナリンズツープラトン披露で決着!コイツは見逃せない!


ギューン

死皇帝をテキサスクローバーに固めて大ジャンプしたキッド。それを追いかけてジャンプするロビン・・・
と思ったら、ロビンはキッドを遥かに追い越して上昇。もしや技に入るタイミングを誤ってしまったのか?
「ポポ・・・笑わせる。何がアドレナリンズだ。お前達の動きを見ている観客は
アドレナリンが出るどころかストレスが溜まる一方だ」

死皇帝の嫌味が完全に読者の代弁。この試合は終始つまんなかったからなぁ
しかしキッドはこの死皇帝の言葉を鼻で笑ってロビンに声をかける
「はっ!俺達の息が合ってないだとよロビン!」
「これは我等の必殺ツープラトンを出すために必要なムーブなんだーっ!」
ここでロビンが上空から加速をつけて落下。その両脚で死皇帝の頭をガッチリ挟み込みます。おーこれは
「テキサスクローバーホールドとロビンスペシャルの夢の競演だーっ!」

「アドレナリン・ブリッジーッ!」
ついにその全貌を観客の前に現したアドレナリンズのフィニッシュホールド。意外にも普通に凄いツープラトンじゃないか
バリはんが乗り込む意味がまったくわからないTOKKO・ATTACKなどとは違い
ロビンスペシャルの首折りとテキサスクローバーホールドの両脚破壊に加え、背骨折りまで盛り込んだ見事な複合技
哀れ死皇帝は
腹から血の噴水を撒き散らして壮絶に死にました。えらい派手な技やなー
「ふ・・・不老不死・・・トロフィー・・・バル・・・ブ・・・!」

花山さんに敗れたスペックのように一瞬で老化する死皇帝。これが彼の本来の姿だったのか
仮面が割れて骸骨顔が出てきたネプチューンキングの最後とちょっと被る演出だな





カンカンカンカンカンカンカン!!!!

「どうだい観客のみんなー!俺達の試合はアドレナリン出まくりだろー!?」
いやあんまり(素
一回戦Aブロック第一試合、ジ・アドレナリンズ勝利。割れんばかりのアドレナリンズコールに揺れる蔵前国技館
そして同時に、今までは消滅する一方だったケビンの身体が僅かに復元。輸血されたアリサの容態が安定したのです
稀な血液型であるアリサとケビンの血液が合致した事。そしてその結果によるケビンの肉体の復元
もはや彼等が未来からきた超人という事は疑う余地もなく、ブロッケンJrやジェロニモなどもキッドにコールを送ります
『見てくれたかいパパ!俺のチームリーダーとしての活躍!
これで俺のことを実の息子と認めて・・・・』

頑なに新世代超人を認めようとしなかったレジェンド達の軟化。キッドは他の誰よりもまず父の反応を確認しますが・・・
「血液型なんてたまたま合っただけだ!私は絶対にあいつらを認めないからな!」
これだけ確証を見せつけられてもまだボンクラな事を言い続けるスグル。相方であるテリーもリングに背を向けてしまいます
「やはりまだ信じてもらえないのか・・・」落胆しかけたキッドでしたが、まさにその時会場を去るテリーからメッセージが!

無言のサムズアップ!かっけー!
「ナイスファイトだったぞマイサン!」と背中で語る父。イカスぜテリー父子!返す返すもキン肉王家ときたら(ry





「息子の消滅に動揺したロビンのせいでアドレナリンズの自滅というシナリオが・・・
まさか逆にケビンが己の血を与えて母を助けるとは計算外だった」
「そうそうこちらの思惑通りに事が運んでは面白くない
これでこそレジェンドも新世代超人もますます倒し甲斐があるというもの」

セコい策を弄した時間超人にとっては裏目の結果。しかしボスキャラらしく余裕の態度を見せてます
おもむろに席を立つと、二人がかりでケビンのクリアーベッドをがっしと掴む
「ケビンマスクよ。お前にはまたひとまず消えていてもらおう」
って
思いきりブン投げたー!!!!
バキャア!天井を突き破る半死人。すごい絵面だ

ギューンてどっかに飛んでいきました。シュールすぎる
「ケビ〜ン!」というロビンの絶叫もツッコミにしか見えません
3コマ目の一瞬の空白の間とか、何から何まで絶妙すぎます。ゆで御大は神か
読み返せば読み返すほどその異様なシュールさに惹き込まれる珠玉の1ページです





さてケビンがそんな面白い事になっていた頃、Bブロック会場川崎球場は第2試合開始直前
第一試合開始時は閑古鳥が鳴いていた球場も、ヌーヴォーの好試合が客寄せになったおかげで現在は大入り
まずはスプートニック&メテオマンの
「チーム・コースマス」が入場です・・・ってああっ!?
なんとチームコースマスの真紅のロングガウンにはソビエト連邦の国旗が。コイツらソ連出身超人か!
展開的にクマの中身はウォーズマンで99%確定しました
推察すると密航超人Bがウォーズマンで、この時代のウォーズマン自身と組んだ同一人人物コンビ?
クマの全身着ぐるみは対消滅を防ぐための手段か?むむむ・・・

そのヘルズベアーズがファンシーに入場したところで次号へ続く!
この試合はクマの動向に注目だ


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