250話
史上最強の親子喧嘩
「う・・・旨ァァ・・・ッ スゴイねこれ・・・旨い・・・」
俺達親子の”宴”は当然のこと 静かに時が流れた
単なる外食なのだから当然のことだ
親父の振る舞いはここでも見事だった
こういう場所での手慣れた様は 真っ直ぐに誇らしかった
思えばあれが 開始まりだった
「親子喧嘩ついに開戦」の謳い文句は果たして真実なのか?
4週間の休載を挟み、一挙60P掲載という大ボリュームでの再開となった冒頭。父との初めての外食に舌鼓を打つ刃牙
しかもレストラン等の他の客がいる空間ではなく、高級ホテルの一室での親子水入らずというとてつもないシチュエーションです
説明を聞いても何言ってるか意味不明な豪華料理の数々
フルコースを食い終えた後、「今日はご馳走様親父」と言って別れれば単なる親子の外食で終わるところでしたが
刃牙は4年間ずっと胸に抱き続けてきた疑問の真相を父に問いかけた
「・・・なぜ・・・それを今訊く?」
「なぜって・・・聞いておきたいからだよ。どうしても。おかしいかな・・・
父親が母親を手にかけた理由を知りたがること。俺は一度だって聞いちゃいない。なんで・・・?
なんで親父はお袋を殺したの?」
【いい女だったから思い切り抱きしめたらついうっかりと】
などといううっかりな理由ではなかったであろう、勇次郎が江珠を殺害した動機。だったら刃牙が浮かばれません
いや連載当時の勇次郎ならばそれでも通用したかもしれませんが、今のインテリジェンスの満ち溢れた勇次郎には当てはまらない
なぜ母は最愛の男に殺されねばならなかったのか。なぜ父は自分を愛した女を殺さねばならなかったのか
「小僧っ子の理解力では踏み込んではならぬ領域がある。身の丈をわきまえろ」
「理解力の問題じゃない。知ることは息子としての権利だ」
返答に窮し言葉を濁す勇次郎に対し刃牙の反論は実に正論。勇次郎には父として答える義務があります
無言の威圧感を放ったまま黙して語らぬ勇次郎。すると刃牙はそのプレッシャーをものともせず父に詰め寄った
「なァ親父。どうしったら教えてくれるのかなァ・・・こうすりゃいいのかい?それとも・・・こうか?」
>刃牙は容赦なく勇次郎の心をえぐりますね、なぜ母さんを殺した?とかもっと聞き方があるだろうに…
親子喧嘩したいのは分かるけど、母の死を喧嘩をふっかけるネタにするのはいかがなものか
サービスを担当した当ホテルのマネージャー野中三夫は後述している。いつもの「目撃者は語る」きたこれ
あの光景だけは一生忘れません。我が目を疑う恐るべき光景を
日本国は無論、大国でさえ恐れると云われるお方
勇次郎様の胸倉をひねり上げ、あまつさえ首を・・・
なんと勇次郎に対して襟締めを敢行する刃牙。こいつはだいぶチョーシに乗ってるな。この場にゼブラがいたら殺されそうです
しかし江珠殺害の理由を答えられない勇次郎は刃牙に負い目を感じているのか、怒りの形相を見せるも抵抗は見せません
と、その時だった。勇次郎の鬼のような形相に呼応するかのように背後の窓ガラスに大きな亀裂が走り
震度7はあろうかという大きな地震がホテルを襲ったのは。しかし・・・
不思議な光景でした。立っているのもやっという揺れの最中
揺れていないのです。あの二人だけが
まるで二人の足元だけが静止しているかのように
凄まじい揺れの中、それを微塵も感じさせぬ親子の組み合い。背伸びしながら勇次郎の首を締める刃牙がなんか絵的に面白い
「お父ちゃんあのオモチャ買うてえな〜」とねだってる子供みたい
やがて我慢も限界の勇次郎が気合とともに脚を踏み下ろすと、刃牙の体はブンブンブンと空中回転して座椅子へストン
同時にさっきまの凄まじい揺れはピタリと収まるのだった
これは勇次郎の怒りがこのビルを揺らしてたとかそういう意味の演出でしょうか
>四年前の戦いの際は地震を拳で止めたのに対して、
今回は地震を自分で起こしたかのような描写が勇次郎が成長し続けている証拠なんでしょうか
>バキ休載は東日本大震災に対する自粛だったんですね。地震ネタが来るとは予想外
でも今回の勝負では、明らかにまだまだ差が埋まるようには見えないのは私だけでしょうか?対決するにはしたけど・・・
3週間待たせたのはあくまで地震ネタをやりたかっただけで、
再来週にはじゃんけん回のようにバキか勇次郎が上手い事を言って、丸く収まってしまいそうな気がします
「出来が悪いとはいえ・・・俺の身体に手をかける意味。ワカらぬワケじゃあるまい」
「手をかける?へ・・・あんなもんどうってこたァねえ。通用するなんて思っちゃいないよ
天下のオーガに立ち締めなんて・・・ただの戯れに決まってる」
怒れるお父ちゃんを前にしても尚、「あんなの親子のスキンシップですしおすし」と悪びれた態度を見せない刃牙
なるほどこいつはだいぶチョーシこいてんな。この場にゼブラがいたら(ry
「貴様は・・・俺との立ち合いを親子喧嘩と表現しているそうだな」
「ダメかな」
「いいやそれでいい・・・刃牙・・・かしこまれいッッ!!」
響く怒号に、思わず言われるがままに直立不動になる刃牙
眼前に迫る父の顔、ハッと気付いて逃げる身体、そして衝撃
バシャアン!
「どうだ?私のカンもたま〜には当たるだろ」
高層ビル最上階の展望個室の窓ガラスが激しく吹き飛んだ時、その部屋を地上から見あげてどや顔の菅総理
なんとこの親子喧嘩勃発を野生のカンで感じ取り、既にビルを取り囲むように自衛隊を展開させていたのでした。生意気な
光ちゃんに30億もらってフェードアウトしただけの鳩山と違い、なかなかに有能な菅。現実でもこのくらいキレ者だったらな・・・
「け・・・尻・・・叩いたな・・」
窓縁に咄嗟に掴まって落下を免れたものの、勇次郎の一撃によって危うく死にかけるところだった刃牙
刃牙の身体をロケット弾のように吹き飛ばした勇次郎の攻撃の正体はおしりへの平手一発
「範馬刃牙」の序盤でがいじめられっ子の少年ルミナに与えた一撃を、この終盤で今度は自分が父から食らったのである
4年間待ち焦がれた父との対決。刃牙は葛藤していた
後ずさりたい。駆け出したい。逃げ出したい
父の恫喝にやってしまった不動の姿勢
踏み込む父にやってしまった緊急避難
そして臀部ではじけた人類ならざるモノの衝撃
飛び出しながら、護身ながら否応なく刻まれる実感。モノが違う!
ついに迎えた勇次郎との最終対決。勇次郎が飲み屋で独歩に語っていた夢の内容もあり、
二人の実力差はもう遜色ないところまで詰まっているのかと思っていましたがそんなことはなかったぜ!
この描写を見るに、それこそ刃牙とルミナくらいの差があると言っても過言ではなさそうです
「貴様は悪くない・・・だが・・・父に手をかけるこの手が悪い!」
ついげきのグランドヴぁいぱ!とばかりに刃牙に攻撃をしかける勇次郎だったが、その攻撃はいずれも急所を狙っていない
最初は尻、そして次は「悪いのはこの手か!」と手の平。刃牙は瞬時にこの勇次郎の不思議な行動の意味を理解する
これは闘いではない。”仕置き”なのだと
>予想通りの最終決戦詐欺でしたとさ
>刃牙、本当にこれでラストバトルなんでしょうか?どうも勇次郎に以前あった猛々しさ、荒々しさがないような…
>親子対決なんて派手に予告しちまったどうしよう烈とかあるのに→そうだ!仕置き、躾を激突ってことにしよう
うん!完結とは言ってないからな!なんてことでやり過ごそうなんて考えてはいないですよね・・・?
このまま素直に仕置きじゃなく本気になって激突してもらいたいんですが
>勇次郎の躾が一段落しない限り、烈の門には戻れないんだろうな…
>まだ烈先生対ボルトとか極上のマッチメークとかも残っているので本当にこれが最終決戦なのか気にかかりますが・・・
あと地震ネタに菅ネタとかこのご時世で板垣先生怖れを知らなすぎる
>バキとオーガ、散々煽ってきた割には一方的に躾けられてるし・・・安西先生の「何も成長していない」てレベルじゃない
>極上のマッチメークとか、死にかけてる光ちゃんとか、戦いたがっている独歩とか、
戦いたいのかそうでないのかわからない渋川さんとかほったらかしで刃牙対勇次郎やるのかと思いましたが、
今回の刃牙と勇次郎の激突は、まだ「戦い」に達していない「しつけ」の範疇にすぎないということで、
また後日改めて仕切り直されるということでしょうか。でも、「しつけ」という衝突する者の関係性が面白かったです
範馬刃牙18歳、父から初めての躾を受ける!といったところで親子対決開幕と相成りました
この通り勇次郎側には刃牙を本気で倒そうという意志は感じられず、あくまで「お仕置き」ということでのファーストアタック
ここから刃牙の抵抗によって「本気の親子喧嘩」へと発展するのでしょうか。つーかそうならなかったらまた詐欺だしな
しかし烈の門が放り投げられてるだけに、この闘いが最終対決になるとは考えにくいのもまた事実
いやでも案外範馬刃牙本編はこれを最終対決として、烈の門はスピンオフ作品になるという展開もアリか
いずれにせよ、ようやく始まった親子対決。次回も大増60P掲載の来週号に続く!
251話
真・親子喧嘩
「皆の衆・・・お楽しみのところお騒がせした
ご覧のとおりこの出来の悪い倅に仕置を・・・躾をほどこしている最中でな」
個室の壁をブチ破り、レストランのホールへと吹っ飛ばされた刃牙。これを追って現れた勇次郎は迷惑をかけた客達に優雅に謝罪する
ただドアから現れただけなのに、一連の騒動・・・もしかしたらさっきの地震ですら「この男の仕業」と観客に認識させる勇次郎の存在感
先週までは滑稽に見えたジャケット姿も、今週はなんか暗黒街のボスみたいに見えて雰囲気あります
「親と子・・・父と息子・・・繰り返される対立の構図。越えんとする息子。越えさせてはならじと父親・・・
慶ばしきかな・・・喜ばしきかな・・・悦ばしきかな・・・・邪魔をした」
嬉しむべし!
反撃に転じた刃牙の顔面を無造作にワンハンドキャッチすると、ハンギング状態のままズンズン展望窓へ歩いて行く勇次郎
そのまま刃牙をガラスに押し付けると、「どうもお邪魔しました」とガラスをブチ破りました
男塾名物直進行軍か。うーん面白い。格闘漫画としてでなく、まさしく初期の男塾的な脳筋ギャグというかなんというか
かくして地上150mからダイブする範馬親子。刃牙は「死んDAー!」と目をパチクリさせるだけですが、勇次郎は余裕の表情
ラダー翼の要領で手足の角度を微調整し、ビル風を掴まえて落下軌道を巧みにコントロールする
「刃牙・・・着地の準備だ」
『ちゃ・・・着地って・・・・ウボァー!!?』
ガシャアアアアアン!と範馬親子は菅首相の高級車の上に落下
目を白黒させる菅ざまあ。車は木っ端微塵に大破しますが、白煙あがる車内からゆっくりと勇次郎が立ち上がってきた
「大して役に立たぬ高級車だが。こんな時にはクッションがいい
さァ飯も食った、茶も飲んだ。いつまで甘えている
この程度でくたばるタマかッッ!!」
この人にとってどこまでが「この程度」なのか解りませんが。地上150mから落下した息子に即立ち上がれと命令し、上着を脱ぐ勇次郎
居並ぶ自衛隊員達は全員自分は夢でも見ているのかと呆けますが、すぐさま息子が返事を返すものだから二重に驚きます
「起こしてよ・・・動けないんだ」
「チッ」
自力で立ち上がれない息子の手を取って引っ張り上げる厳しくも優しい父。しかしその瞬間!
息子、卑怯にも不意打ち!
失礼なマナーとされる左手での握手で息子を引っ張り上げようとした父ではありましたが、それにしても人の好意を裏切る刃牙の奇襲
しかし不正で得た初ヒットは悔恨や負い目といった感情も刃牙に去来させ、初ヒットの達成感と同時に失った物も多く・・・・って
「こ・・・の・・・・無礼者がッッ!!!」
怒りの形相極まった勇次郎は渾身の平手打ちで息子に報復。刃牙は弾丸のように吹っ飛ばされ、ホテルの玄関ガラスをブチ破ってロビーに転がります
目は焦点定まらず、両手足は意識とは関係なくビクンビクンと痙攣
うわぁ。完全に放送禁止だこれ
止めに入ろうとした自衛隊員達が裸足に逃げ出すほどの怒りのオーラを放ちながら、勇次郎は息子の頬をつねり上げて言った
「小僧っ子の分際で・・・急所を外した平手打ち
この勇次郎に手心をくわえたそのツケ・・・高くつく!」
勇次郎が怒ったのは不意打ち自体ではなく、その攻撃が手加減してあったことだった
刃牙としては不意打ちという負い目から無意識に急所を避けてしまったのでしょうが、勇次郎にとってはとてつもない侮辱行為だったようです
親子喧嘩勃発から二週目、刃牙いまだ一切いいとこなし!次号へ続く!
252話
仕置き
ピンチ力という言葉がある
”摘む力”を表す言葉だ(以下略)
刃牙の場合はむしろ「ピンチ(窮地)になる力」ではなかろうか
お父ちゃんの常軌を逸したパワーによるほっぺた抓りによって空中に浮く身体。もはや刃牙のほっぺたは千切れる寸前です
レックスなら「気持ちいい!スゴクいい!」って喜ぶところですが、見ての通りめっさ痛そうに声にならない悲鳴を上げてます
「あるのか?この俺に対し手加減する資格・・・貴様にあるのか?
答えるおおおッッ!!」
若本ばりの巻舌咆哮とともに腕を捻り、刃牙をブン投げる勇次郎。ぶうううううるあああああああああああ!!
しかし「答えるお」ってテキストにして書くと「答えるお( ^ω^)おっおっ」 みたいに見えて笑ってしまう
「い・・・・いってえだろバカっ!」
「フフ・・・長い夜になりそうだな」
受身も取れずに尻から床に落下した刃牙は、父の問いには答えず「お父ちゃんのアホ!」と憎まれ口だけを返す
顔面の皮膚に手を突っ込まれて投げられた劉海王が顔面ウボァー、
唇を噛まれたままピクルに投げられたジャックは顔の下半分ウボァー
過去2人のケースに習うならば刃牙の頬肉がグロテスクに千切れ飛ぶ飛ぶところですが、赤く腫れ上がってるだけで無事で済んでます
流石の勇次郎も息子の肉体を破壊するには抵抗があったのか。案外甘いな、と読者が思ったところで刃牙のモノローグが入る
そうさ親父・・・答える必要なんてない。これは決闘じゃない
俺達2人が向きあう以上・・・どこまでいっても親子喧嘩!
だから急所は狙わない。親子喧嘩とはダメージを狙わない
>親子同士で行われる真のガチだからこそ急所は狙わない。この展開、熱い以上に深くて好きです
親子喧嘩は文字通りあくまでも親子の喧嘩にすぎない。相手の肉体を破壊するような決闘ではない
目的は相手を完膚なきまでに打ち負かすことではなく、腕力でもって己の言い分を相手に認めさせることなのだ
勇次郎が息子のほっぺたを千切らなかったのも、刃牙と同じ思いがあって故の手加減だったのでしょう
かくして再び間合いを開けた仕切り直し。刃牙はスニーカーを飛び道具に使う姑息な奇襲で、得意の上段回し蹴りを見舞いますが・・・
「聞き分けのないガキだ」
けれど急所を狙わないとは云え
ダメージを狙わないとは云え
相手は範馬勇次郎!
で、出たー!古今東西、親子喧嘩といえばやはりコレです
”親父のゲンコツ!!!!”
まさに泣く子も黙るフェイバリット。親子喧嘩の最終兵器。鉄製のハンマーに等しい勇次郎のゲンコツが刃牙の脳天を直撃!
まったくもって急所を狙った攻撃ではありませんがその威力たるや規格外。刃牙は瞬く間に意識が飛び、背中を父に晒してしまう
その無防備なケツを再び叩きつける父の蹴り!
またもやロケット弾のように吹き飛ばされる刃牙で引き。「親子喧嘩」のルール内で闘っても無敵の勇次郎
むしろ絶対的な攻撃力において劣る刃牙にとって、急所を狙えないこの親子喧嘩は圧倒的な不利ルールとも言えます
どこまで続く勇次郎のターン?そろそろ刃牙も親父にダメージを通す攻撃を放ってほしい次号へ続く!
>あれ?むしろ13歳の時より差が広がってね?
253話
4年ぶり・・およそ1500日ぶりに喰らう父のまともな打撃
急所を外したものとは云え 刹那脳裏をよぎる己の無力感
大きすぎる父勇次郎との差
20mくらいブッ飛んでエスカレーターで2階まで搬送される刃牙
こうなれば面白かったのに
前回ラストのキックは刃牙のケツを狙ったたのばかりと思ってましたが、被弾箇所は脇の下というピンポイントでした
勇次郎が本気で蹴り上げたら肩から先がもげると思うので、これでも相当加減していると思われます
”蹴った”というよりは足の甲に刃牙の身体を乗せて、脚力でぶっ飛ばしたという感じでしょうか
もはやグロッキーの息子を追う勇次郎は助走もなしにたった二足だけで二階へ到達
噂に聞いていた以上の勇次郎の怪物ぶりを目の当たりにした神崎首相。大抵の人間ならば何も出来ずの立ち尽くすところですが・・・
「すぐにです!ただちにです!」
【20:09 陸上自衛隊第一空挺団出動】
>現実の総理もこのくらいの決断力があれば良いのに・・・・・・
>今の展開にとりあえず期待してることは、自衛隊が出動する展開になったことで
「狙撃に敗北した」という勇次郎最大の黒歴史に対してリベンジ展開来るかもってことですね
もしまた勇次郎が同じ方法で取り押さえられたら、マジに全巻捨てるだろうけど
なんとこの状況下において狼狽えることなく空挺団の出動を視差する菅。現実と違って大した決断力です
もっとも駆けつけた空挺団の精鋭達がどうなるかまでは予想できないようですが。しかし朋友のコメントにもあるように勇次郎には
かつてライフル狙撃であっさり捕らえられたという板垣先生にとっては無かった事にしたい黒歴史があります
強さのインフレが進み地震すら起こす存在となった勇次郎に今更狙撃が通用するとは思えませんが、空挺団の健闘には期待したいところ
「頭はたとえボンクラでも身体の反省は早い・・・フフフ。かつては女子供の技と貶めたものだが
こういう時には都合がいい。殺傷力は低く・・・苦痛は絶大・・・」
『やる気だッあれをッ・・・どんなだ!?範馬勇次郎の鞭打・・・ッどんなだ!?』
>ゲンコツに続いてビンタというのが子供へのお仕置きに過ぎないということを感じさせますね
>話が一向に進まないのはおいといて勇次郎が鞭打を使った理由はなんか納得
>板垣先生鞭打好き過ぎだろ…
>ま た 鞭 打 か !
標的は肉体各箇所の芯ではなく、その表皮自体!
親父のゲンコツに続いて勇次郎が繰り出すは、これまた親子喧嘩における父のファイバリット。親父の平手打ち
痛みは激しくとも相手を打ち倒す攻撃ではないことから、「女子供の技」として父から教えられていた「鞭打」です
絶対的タフネスを誇るピクルすら泣き叫ばさせたその技を、自分よりも数段使い手として格上であろう父が使用する
そんな状況で恐怖よりもまず好奇心が先に立つあたりは格闘家の血か。ゴクリと覚悟の唾を飲み込んだ刃牙にその一撃は放たれた
”ベチィッッ!!!!”
タンスの角に足の小指を強打する。その衝撃が教える、後に襲いくる痛度
数瞬後約束通り訪れる、予測を下回ることのない本痛
神が与え給うた確かな猶予
背中に受けたかつてない衝撃の直後。刃牙は本来ならば反撃に費やすはずである数瞬を、やってくる痛みへの覚悟に費やすしかなかった
はじめの一歩なんかでもよく言ってますが、もらうとわかってる打撃ならば相応の覚悟と気合を持って受ければ耐えられるものです
しかしそれはあくまでもその一撃が受ける側の想定内のダメージであったらの話
当然ながら範馬勇次郎の鞭打の痛みは当然ながら刃牙の予測を遙かに裏切り・・・
もはや闘うところではなく・・・ところではなく・・・ところではなく・・・なぁにこれぇ
「闘うところではない」ことをやたら強調するナレーション。大事なことなので3回言いました
なんでしょうかこの演出は。音響効果でリフレインしてるんでしょうかしょうかしょうかしょうか(岩をも砕く残響音)
刃牙、女子供の技一発くらっただけで戦闘不能!
>自衛隊が割って入って水入りになりそうですね。それまでに少しくらい良い所を見せてほしい
>「親子喧嘩ついに勃発!」って散々煽っておいて結局お仕置きでしかないような
マジ刃牙が一方的に躾の体罰を浴びてるだけで、およそ親子喧嘩などとは呼べないこの内容
空挺団もうすぐ到着しちゃうし、勇次郎もそろそろ「興がそがれた」とか言っちゃいそう。刃牙そろそろ何かまともな反撃してくれよと
ちゃんと親子喧嘩になるのかこの戦い。後日改めて再戦の展開だけは勘弁してほしい次号へ続く!
254話
窮鼠
俺ってこんなにも痛がりだったのか?
鍛錬とは苦痛の連続だ。単純なロードワーク1つを取っても(中略)
苦痛をくぐり抜けてきた18年・・・
痛いことが日常。痛いからこそ安心。普通ではない苦痛への免疫
があったハズ・・・苦痛い!痛い激痛い苦痛い辛苦い!
俺、痛みとか免疫あるから大丈夫ですしおすし
自らの肉体を限界まで追い込むハードトレーニングと、数々の強敵達との凄惨な闘争を思い出し痛みに耐えようとする刃牙
そのモノローグ、実に冒頭から12ページ。今週の総ページ数のほとんどをこれだけで消費してしまいました
しかし勇次郎の鞭打が刃牙に与えた痛みはそんな自負を粉々に打ち砕いてしまうレベルで・・・更に間髪入れず右大腿部へ第二撃!
「本日二度目の”気を付け”だな」
ダッチワイフのような口から「どひゅ」と息を吹きビーンと飛び上がる刃牙。ビーン
その様はさながら空気でピョコピョコジャンプするカエルのオモチャのようです
裏切られた痛みへの耐性。そして鞭打の標的は人体最大面積の器官である皮膚そのもの。どうやっても防御できる攻撃ではありません
ならばこの状況で刃牙が取るべき行動はたった1つだけ
放つしかなかった。父からの手ほどき・・・女子供の護身術!
攻撃は最大の防御!目には目を!ハニワ好(ハオ)!鞭打には鞭打!
もう一縷の望みでお父ちゃんの真似っこで反撃を試みる息子。絶望的な状況を打破するどころか更に酷い展開が見え見えの次号へ続く!
>実質読むの最後の1ページだけでよかった
>センターカラー貰っといてこの薄い内容…早く烈の門再開しないかなぁ
>今週の範馬刃牙:鞭打を打たれて、打ち返した。以上
>今週のバキは載ってても載ってなくてもいい話ですのでいろんな意味で「痛かった」で済ましてもらっていいと思います
>ピクルには効いた鞭打も、勇次郎には効かないんだろうな
255話
絶大なる激痛
どんなに打ち固めても。どんなに練り固めても
やっぱり痛い皮膚(以下略)
>2週も鞭打使っておいて今更鞭打の説明が必要な理由を教えて下さい
>鞭打の解説何回やるつもりなんだろう
例によって仰々しいナレーションとともに、今更鞭打の痛さを5ページかけて語る冒頭
もう既に2週かけて勇次郎の鞭打で延々と解説したものを、更に刃牙の鞭打でも焼き直すというとてつもない「もういいから」感
板垣先生のページ浪費技も堂に入ってきたというか。ゆで御大のくどい説明くらいアレな領域だな・・・
『痛がりやがれ!激痛がりやがれ!苦痛がりやがれ!辛苦がりやがれ!
あの痛みは・・・・耐え難い!全てを忘れ去る忘我の境・・・・地?』
>ばきの すごい どやがお
この俺があれほど苦しんだ痛み!!さしもの親父とて涼しい顔では耐えられまい!
ものすごいどや顔で親父の反応に刮目する刃牙
刃牙がそう確信するもの当然。しつこい程の鞭打の解説も、読者に刃牙と同じように思ってもらいたいという板垣先生の誘導です
しかし次の瞬間。父の身に起こった変化を目の当たりにした刃牙は、そのどや顔も一瞬にして凍りついてしまう
5分前までは人間だった!
刃牙が驚くのも無理がない、まるで全身剥き身になったかのような父の突然の豹変。勇次郎が行った行為は実に単純明確
目力をいっぱいに、歯を食いしばり、全身の筋肉を伸ばし、同時に引き締める・・・・
その場を一歩も動かないままでの全筋繊維駆動
右手が痛い時、左手も痛めつければ右手の痛みが気にならなくなるように
強烈な全身運動の苦痛によって皮膚に感じる痛みを分散させたのである。えー
おかげで怪物みたいな顔にはなってますが、苦悶の表情は微塵も出すことなく無表情をキープすることに成功した勇次郎
ヒヨッコ呼ばわりした息子の技を痛がるワケにはいかない、親父渾身の痩せ我慢である
>勇次郎の すごい やせ我慢
>地上最強のやせ我慢www
>雷の直撃を食らっても平然としていた勇次郎はどこへ行ってしまったのか
>勇次郎には素のままで耐えて欲しかったなあ・・・
>勇次郎なら鞭打も効かないのかと思ったら、すごい我慢的なのだった
つまり普通に受けたら普通に痛がるんですかね、彼
『痛くないのか・・・!?あの激痛が!』
「フフ・・・半人前の分際で急所を狙わぬ愚。如何に出来の悪い頭にも理解できたことだろう
狙ってこい・・・親の仇のつもりでこいッッ!』
ツッコミどころ満載の台詞で刃牙に「急所を狙え」と命令する勇次郎
空挺団のヘリがビル上空に到着したところで、刃牙が今宵初めてのファイティングポーズを取って読者の代わりにツッコミます
「言われなくてもそうするよ。実際カタキだし」
おめー普通に親の仇だから!
実際jこのままのルールでは勇次郎を倒す術が存在しない為、父に言われた通り急所狙い解禁のルール変更を呑む刃牙
ここまで勇次郎にまったく通用していない刃牙の攻撃。急所を狙うことで多少なりともダメージを与えることはできるのか?
そしてもはや次号には雪崩込んでくるであろう空挺団の乱入は、この親子喧嘩を止めることができるのか?
ここで水入りになってしまったら再び両者対峙まであと何年かかるやら。それだけは勘弁してほしい次号へ続く
256話
反撃の狼煙
親父の手はまだ開いたまま。俺は構えてしまった
そうじゃない。俺が自らの意志で構えを選択んだんじゃない
”構え”に”追い込まれた”んだ
「ふふ・・・それでいい。未熟者らしく己の全存在を賭けてこい」
どう考えても初っ端から追い込まれてましたがやっとかと一斉に入る読者のツッコミ
親子喧嘩開始から5週目にしてようやく父に対しファイティングポーズを取った刃牙。急所狙いも解禁となり、ついに100%本気での戦いです
その仕切り直しにちょうど合わせたかのように、対峙する二人の耳に聞き慣れた人物の大声が届く
「存分にやれい刃牙ッ!安心しなさいッ!
周辺住民ホテルの宿泊客!全て軍隊によって避難させとるッッ!
さっきもコイツが二人を止めようとしたと聞いて鞭打を見舞ってやったんぢゃ」
現役日本国首相にビンタかましてナイスどや顔、徳川光成!
小さくなって凹む菅がなんかかわいいぞ。読者が懸念していた空挺団は二人の戦いを止めることはせず、近隣住民の避難に従事した様子
まぁ元々刃牙がそういうふうに頼んでたワケだし、これで水が入る展開はとりあえず回避されました。それにしても間に合ってよかった光ちゃん
もしこの人が見てない所で範馬親子が戦って決着がついたなんて知ったら間違いなくショック死するトコです
逆にこの勝負を見届けることで癌が奇跡的な回復を見せるかもしれません。そんなテンション漲る光ちゃんが刃牙に激を飛ばす
「刃牙・・・・オーガなんざ建物ごと破壊してやれいッッッ」
>「建物ごと破壊してやれいッッッ」のとこの勇次郎がシュールwwwwwwww
朋友コメントの通り、このコマの勇次郎がとてつもなくシュール。ロングショットだとよくわからないので勇次郎にカメラをズームイン
誰だお前は
なんか顎はしゃくれだわ腕は短いわ手はテキトーだわで異様な雰囲気を醸しだしてます。垣ママみたい
「ありがたいや・・・肩の力が抜けた」
「肩の力が抜けた」って、実は光ちゃんの激励じゃなくこのシュールな親父の姿が要因ではなかろうな刃牙
そういうわけで左ストレートを打ち込む刃牙でしたが、勇次郎は伸びきった拳を受け止めるとそのままブン!とボールのように身体ごと押し返す
「刃牙・・・・今のが最後だ
貴様が手を抜き、その侮辱に対して俺もまた手心を加える
次はない」
バレてる・・・そりゃそうだ。目の前にいるのは
夥しい戦果に彩られた強さの結晶!
一瞥で俺の技量など隅の隅まで見渡せるハズだった
なんとこの期に及んでもまだ全力の攻撃を放っていなかった刃牙
圧倒的格下のクセにうぜーなこいつ!とイライラする反面、ここまで刃牙の攻撃が通用してないのはまだ本気でないからとも受け取れます
もっとも勇次郎も全然本気じゃないのでその差が詰まるとも思えませんが
失望した様子でそう吐き捨てた勇次郎だったが、その次に見せた表情と台詞は刃牙の思いもよらぬものだった
「なァバキィ・・・・もういい加減によォ。父さんに実力見せてくれよォォッ」
>先週の超がまんといい、今週の駄々っ子っぽいおねだりといい、最近の勇次郎がかわいすぎる
いつもの威圧的で、尊厳漂う「命令」ではなく
親密で、そしてどこか頼りなさすら感じる「懇願」
憎み、憧れ、追い続けた地上最強の生物・範馬勇次郎ではなく
父として息子の自分に頼みごとをしている。「本気で闘ってくれ」と
「わかったよ・・・・父ちゃん」
>江珠の「お父さんを喜ばせなさい」と対になってる?
次の瞬間、刃牙の全身がとろりと溶け出した。出るか?神速ゴキブリダッシュ!それは果たして勇次郎にも通用するのか?
刃牙、父の懇願でリミッター解除!いよいよ親子喧嘩も互いに本気モードに突入?次号へ続く!
257話
溶解
父が初めて見せた、おそらくは自身初の願い事
逆立つ髪をしおらせて見せた弱気の百面相
わからず屋の息子へ対し、恋人に不満をぶつけるかのようにプライドをかなぐり捨てた―(以下略
マジでかなぐり捨てンぞ!?
範馬勇次郎がどれほど息子・刃牙との対決を待ち焦がれていたか、そして今の刃牙の強さがどれほどのものかというナレーションで13ページ
ここで刃牙の台詞「わかったよ父ちゃん」が出ることにより、やっと前回のラストに繋がった事が解ります
>進まないどころか少し時間が巻き戻ったでござる
>バキ……話が進まないどころか戻りおった!
今回はチャンピオンに載せないで、単行本を買った人だけが本部さんに会えるボーナストラックにでもしておけばよかったと思います
>バキを読んだと思ったら先週号と同じだった な、なにを(ry
>バキ、今週を飛ばして先週から来週につなげてもまったく問題ないな……
>バキの話の進む遅さに匹敵する漫画は鰤ぐらいしか思いつきません先生
>いくら緩ぅ?→ゴキブリダッシュだからって、展開まで緩ぅ?ってしなくても……
>板垣先生は親切だなぁ。長々と前回のあらすじをやってくれるなんて。・・・・・・もちろん皮肉ですよ
>バキェ…本番開始直前の演出としてはまぁいいとは思うんですが、これはんぺらさんレビューしようがないだろ…
>来週は溶けると何故速くなるのかの描写に半分以上使うんでしょうね
>今週もページの消化手法が酷いのなんの…
板垣漫画って狂言・芝居じみた演出方法が魅力の一つだと思ってますが、ここ数年のバキではそれが悪用されてる気がします
今のバキは話を引き立てるためではなく、話の芯の無さを覆い隠すために派手なスモークを炊いてるだけって感じがしません?
>先週の最後焼き増ししただけじゃん・・・からくり史上最小文字数のバキレビューに期待したい
>なァ板垣ィ・・・・もういい加減によォ。読者に実力見せてくれよォォッ
でもって最後のページでゴキブリダッシュ発動。まさに今週がなくて、先週からいきなり来週に続いても話は問題なく通用する回でした
ただみんなイライラする気持ちは解るんですが、これは刃牙が初めて勇次郎に通用する攻撃を放つ演出
としては必要な描写だったと思うので、はんぺらは結構納得だったり。だって少年時代から通して、ホントに初めて勇次郎に通用する攻撃だからねぇ
チャンピオン掲載で読むとアレですが、単行本で読んだ時はいい感じじゃないでしょうか。逆にこの回がなかったら淡白すぎて文句が出ると思うぞ
まぁこれだけやって来週ゴキブリダッシュが通用しなかった日にゃあもう知りませんが
258話
時速270キロ
いかがですか父上・・・あなたの息子があみ出した
時速270キロ!ゴキブリタックル・・・ッすッッ
>バキのゴキブリダッシュがヒットした見開きは、台詞も相まって親子の抱擁のようで中々感動的でしたね
>時速270キロって克巳さんに負けてね・・・?
>北條透「たかだか270Kmで悦に浸れる過保護振りは、皮肉じゃなくて羨ましい限りです。ねぇ、克巳さん」
>板垣せんせぇえええ!!今更時速270kmとか何故マッハ突きより遅くて弱いんだよぉおおお!!
>親父、父ちゃん、父上ときたか・・・そろそろ父ちゃまとか、パパ上とか言い出しそうね
最終的には「父くん」とか「父ぃ」などと呼ぶようになるのではなかろうか。まさにリアルさくらんぼキック
というわけでついに炸裂!ゴキブリタックル!
速度こそ音速を超える克己のマッハパンチには敵いませんが、パンチと体当たりでは質量が違うので一概にヘッポコ技とは呼べないでしょう
朋友コメにもありますが「どうだこれが今の俺だ!アンタの息子だ!」と
刃牙が万感の思いを込めて父と抱擁しているシーンのようにも見えるところがこの場面に込められた板垣先生の演出っぽい
何の反応もできなかったのか、敢えて避けなかったのか。繰り出された刃牙のゴキブリタックルをノーガードで受け止める勇次郎
先週のこれでもかというくらいに持ち上げた演出からも解るように、おそらく現在刃牙にとっては剛体術以上のフェイバリットであるこの技
この一撃で勇次郎にダメージを与えられなれば刃牙に勇次郎を倒す手段はないという事になりますが・・・
エレベーターフロアのガラス壁をぶち破って突き進み、トイレの前の壁でようやく動きを止める2人
「フフ・・・裸足のまま夥しいガラスの破片を踏み蹴って一滴の血も流さぬとは・・並みの修行で(ry」
そして出てきた勇次郎の第一声が「お前の足の裏すげえな」である。なんぞそれ
読者はタックルの威力の感想を聞きたいんだが
そんなこたぁ聞いてないんだよ!と読者のツッコミお代弁し、刃牙得意の上段回し蹴りが勇次郎の喉元に突き刺さると、
ついげきのドロップキックでダメージは更に加速した。ばっこんばっこんばっこんばっこんばっこん!(卑猥)
トイレの個室の壁を5つブチ抜き、一番奥の壁に叩きつけられる勇次郎。ハイ今の感想は?
「あァ〜れェ〜(はぁと)」
>あれだけ引っ張って通じてなさそうなオーガとか、まるで克己マッハ拳の焼き直しのような・・・・・・
>やせ我慢してた分勇次郎には鞭打の方がまだ効いてる気がするんですが・・・・気のせいですか・・?
>勇次郎のあーれーはあるぇー?なのかヒロインのあーれーなのか
>勇次郎の最後のセリフは、お代官様にくるくるまわされる芸者みたいなやつですかね?
> ゴキビリタックル炸裂っ! 勇次郎「あ〜れ〜?」 ですよねー
>ゴキブリダッシュダメージなしっぽいですね。こうなったらまた麻酔銃持ってくるしかないなww
>ようやく全編通して勇次郎にまともにヒットしたけどダメージがあるように見えなくてどう反応すればいいのか
でも「あっれ〜?」っていうのは「ヤベェ超いてぇ予想以上だ。おいおいここまで強くなってんのかよ、
激痛で身がよじれそうなのにニヤケちまう…!」って意味だといいな
>あるぇぇぇ〜〜〜〜?の後は来週”無駄に4ページ”ぐらい使って、勇次郎にダメージが遅れてやってくる!!
そうだろ?そうだと言って下さいよ板垣先生ぇ!!
もしもノーダメならいっそ最終回にしてマンガのタイトル勇次郎かオーガにしてくれ
そうですかありがとう勇次郎すごいですね
はんぺら的にはそれなりに効いてるからこその痩せ我慢的な反応だと思いたいですが。どう見てもそうは見えません
先週あれだけ演出かけてこの一撃を引っ張ったのにこのザマか!
まぁ来週の勇次郎の反応を見ないことにはまだなんとも言えませんが。そこそこ上がったテンションが再び萎えたのは言うまでもないワケで・・・
どうせ最終的にはオリバさんやピクルの時みたいに
普通のパンチで殴り合うだけでダメージ通るクセにな
こんなふうに序盤で無駄に無敵キャラに描いちゃうもんだから説得力がなくて興醒めしちまうんだよなぁ・・・はぁ。次号へ続く
259話
都市伝説
都市伝説という言葉がある
赤城山に隠された徳川埋蔵金。人類月面未到着。つちのこ。ネッシー。心霊スポット
玉石混交の噂話の中・・・根強く語られる特殊な物語があった
『最強親子伝説』。その内容は概ねこのようなものだ
東京の地下、ある場所に秘密の闘技場が存在する
(中略)
そして都市伝説はこう結ばれている
近頃、この2人が険悪だ
>「二人の仲が険悪であると!」いやむしろ呆れるくらいに仲良し子よしじゃないっすか
>他のグラップラーの都市伝説とか凄い気になりますね、人一人背負って水の上走る中国人とか公園で戦えば無敵の男とか
>ゴキブリの中身が液体だっての自体が都市伝説な件
>今週の刃牙があまりにもヒドすぎてはんぺらが更新意欲をなくしたお(´・ω・`)
>ゴキブリダッシュ=刃牙式消力、最強の親子が近頃不仲とか・・・こんな詐欺同然の“今までのおさらい”で稿料貰ってんのか
>はんぺらよぅ・・・これでもまだ『単行本になったら読み応えが(ryとか言えるのかい?
これまで「知る人ぞ知る」有名人であった刃牙と勇次郎が、都市伝説として語られ一般人にもその存在を認知されていたことが明らかになった今回
つーかこの演出自体は最終決戦を盛り上げるアクセントとして非常にケレン味があっていいと思うんですよ。でも、
普段しょうもないページ稼ぎばっかやってるもんだから、この肝心要の場面での気合入れた演出も読者からは「またページ稼ぎか」としか捉えられないっつーか
イソップ童話の「オオカミと少年」的なザマだと思うんですよね
悲しいけど、そんな風にしか読者に受け取られなくなってしまったのが今のバキなんだろうなって思ってしまう。板垣先生は「俺流」に胡座をかきすぎたんや・・・
ちなみにゴキブリタックルくらった勇次郎は「おめーの師匠すげえな。誰よ?」と言いながらバキを投げっぱなしのフロントジャーマンしてまんた。次号へ続く
>勇次郎がゴキブリを褒めて終わった回
>ゴキブリタックルが全くのノーダメではないっぽいのがわかったのと、息子の成長に父としての寂しさを感じる勇次郎はよかった
他は突っ込みどころ多すぎて「あァ〜れェ〜(はぁと)」ですけれども
>今週も2/3くらいは別に読まなくてもいい内容でしたが、勇次郎の言葉でちょっと考えてみました
刃牙の師といえば、今回のタックルに関してはGですが、それだけでなく、
地下闘技場などに代表されるのグラップラー達、リアルシャドーのカマキリとアイアンマイケル、そしてピクル……様々な生物を師としてきました
いわば、地球上の生物達が自分の師である、というのが刃牙の強さの源でしょう
逆に、地球上のすべての生物が餌、誰ひとり頼らず、完全に孤立した強さというのが勇次郎
そう考えるとこの戦いは地上最強の勇次郎vs地上全ての生物の代表という見方もできるかなと。そう考えると刃牙にも少しは勝ち目がありそうな気が…
260話
壁の先
困ったことに・・・・雄はある日勝手に目覚める
(中略)
”腕っぷし”の持つ可能性を極限まで体現した男
この闇情報に青少年達は飛びついた
仮にノーベル賞の中に”腕っぷし”を称える部門があったならこの男の受賞は満場一致だろう
そんな雄でも・・・・
驚愕おどろくことがある
例によって冒頭からいつもやってるのと同じような内容のナレーションによって語られる勇次郎の強さ
「またページ稼ぎか!」という毎度の読者の怒りが湧き上がるもラスト5ページで話は劇的に展開する
「な・・・・なんの騒ぎだ!?」
勇次郎がフロントスープレックスで刃牙をぶん投げ、馬鹿デカイ風穴を開けた壁の向こう側。そこに広がっていた光景は・・・・
「オーガ!?」 「オーガだッッ!」
「ホンモノか!?」 「オーガッッ!」
わァアアアアアアアアアアアアア!!!
「マイッちんぐ・・・」
ホテルを取り囲むように集まった群衆達。その誰もが都市伝説で知った男の名「オーガ」を興奮して叫んでいるではないか
やはり先週の都市伝説云々の流れは無駄なページ稼ぎなどではなく、今週号のこの展開を持ってくる為の見事な演出でした
都市伝説は真実!最強を夢見た者達が、最強を見るために集う!
>半分くらい都市伝説の話でも我慢しようと思ってたら9割だったでござる
>板垣先生的には演出のつもりなんでしょうが、読者はもうええ加減にせいとしか・・・・
>まいったなこりゃ…(読者が)
>一歩とバキの引き伸ばし&グダグダ対決はどっちが勝つんでしょうか
>なんか刃牙が先の気になる展開になっててワロタ
>今週のバキはまた文句も出るだろうけど演出としてなかなか良かったと思います
>想像より派手なラストバトル?演出で安心したような、なんだかモヤモヤ
今までの無駄な引き延ばしさえ無ければ素直に興奮できたのにな〜
>週のバキでまた話が進まない等のコメントが来てると思いますが、自分的には凄く燃える演出だと感じました
ここまで来ればこの親子喧嘩も中途半端に終わらずに行くところまで行ってほしい物です
>バキ、誰も予想し得ない展開になってきましたね。久しぶりに板垣節の先を読ませない展開だったかな、と
作中時間は完全にサザエワールド化しましたけど、今やゆで理論と並び称される板垣ワールドであれば全く問題ないですし、
gdgdっぷりを上手く攻勢に転じてきたなーと思いました
>勇次郎って内面は意外と普通のおじさん(お父さん)なんでしょうかね?
普段からラオウみたいな厳めしい言動の時とイタズラ好きなチンピラみたいな言動の時があって結構乖離が激しいんですけど、
あれって中学生男子なんかが『クールで知的な俺』と『ワイルドで不良っぽい俺』の全く方向性の違う『俺カッコイイ』を目指した挙句、
結局傍から見たら支離滅裂な言動になっちゃった的な感じだったりして
どうも読み手の構え方によって、受けた印象は賛否両論大きく異なったようですが
いやイイじゃないですかこれ。俺も冒頭から14ページはチャンピオン投げ捨てようかと思いましたが、ラスト5ページで持ち直しました
要するこれに猪狩VS斗羽戦の演出のスケールでかい版ですよね
「男なら誰でも一度は夢見る”地上最強の男”」アニメ版のOPナレーションが脳内再生で聞こえてきそうな、この大観衆達の血の滾り具合
プロレス最強を決する猪狩VS斗羽戦どころではない。地上最強の男を決する戦いを目撃する為に、かつてその夢を見た者達が一斉に集ったのである
ここから更に観衆達の携帯ムービーから動画がネット配信され世界中がこの親子の戦いに釘付けになるってそういう流れでしょ
これまで刃牙と戦い、高めあってきたライバル達・強敵達。アメリカではオリバさんが。キューバではゲバルが。更には刃牙を敵視し家に落書きした不良のガキどもまで
これまで登場してきたキャラ総出演状態でこの親子の決着を見届ける!ってーな感じじゃないかと
光ちゃん「おうおう映せ映せ!世界中に映せい!この親子喧嘩をッ!世界一強い男決定戦ぢゃッ!」
”最終決戦の立会人は世界人口!”みたいな
いやイイじゃないですかこれ(二回言った)
物語を締めくくる戦いとしてはとしてはまさにこれ以上ないお膳立て。内容的には最後の5ページだけありゃいい回でしたが、これは大きな進展回でした
この状態から二人の戦いに水が入る可能性はもう考えられないので、やはり「烈の門」は本編が完結してからのスピンオフ連載になるのかなぁ?
光ちゃんの「結婚相談所」もあることだし、本編を終えても刃牙スピンオフで飯のタネを残そうという板垣先生の戦略なのかもしれません
というか正直これで水入りになったらもう俺の精神力がもたない
まさか本当に近づいてるのか?「範馬刃牙」大団円の時が!関根さんにまた登場してほしい次号へ続く!