285話

息子、父、そして・・・

嗚呼・・・この感じ・・・出てんだろうな・・・脳内麻薬・・・
ムズ痒い・・背中・・・出てるんだろうな・・・ちっちゃい鬼・・・
そう・・・全部やった。出せるものは全て出た
持てる全てを吐き出した。もういいや・・・もう十分だ

もはや「死んだか」と思われた先週ラストのブッ倒れ具合でしたが、しっかりとした思考でよいしょと地面に手をつき、ヨロヨロと上体を起こす刃牙
なんだ割とダメージねえじゃん。勇次郎のパンチマジでしょぼくね?
と全国の読者が思ったであろう冒頭。しかし全身に刻まれたダメージは見た目より遙かに深刻。膝はついたままで立ち上がることはできません
「続けるか?」
「ホント・・・誇らしいほど強い父親・・・」
そんな息子を悠然と見下ろしながら、「まだやるかい?」と問う勇次郎。見上げる刃牙の目からはもう闘志の炎が消えかけていた
既に心では勝てないことを認めている。あとはそれを口にするだけ
>母の「お父さんを喜ばせなさい」をフラッシュバックした後のアクションが諦めとは…なんかバキにがっかりです
「続けるのか手放すのか。通じなことは百も承知。でもさ・・・それを直接親父の口から聞かれると流石に・・・・」
なのになんかグダグダと前置きが長い刃牙。続けるのかやめるのかハッキリしろと読者が突っ込んだ瞬間
刃牙の後方に立つ「それ」を見た勇次郎が総毛立つ。その驚愕の表情はまるで幽霊でも見たかのような・・・
否。それはまさしく

「親父・・・・」
「え?誰?」
刃牙の背後に立っていたのは郭爺様の若い頃のような筋肉ダルマの巨漢。パンイチ姿のせいか、アロハかぶれのオッサンに見えます
震える唇で勇次郎が紡ぎ出した名は、この漫画の読者が劇中で初めて聞く、
しかし何度もその名を口にした事があるであろう人物だった
「迷ったか!範馬勇一郎ッッ!!」


先週ラストで現れた謎の幻影は、推察通りの新キャラにして範馬一族の祖先
唯一の考察との違いは、古い祖先じゃなくて一代前だったこと
範馬勇次郎の父・勇一郎、迷い出る!
>迷ったかッ 板垣ィ!

「お・・・お爺ちゃん・・・?か・・・肩幅広・・・ッ」
気が動転して、幽霊が現れたことよりも祖父の肩幅にビビる刃牙

コントの台詞みたいでおもろいな。そんなテンパった孫を前にし、祖父の幽霊はニンマリと笑いながら気さくに話しかけた

『フフ・・・変わらん。我が子相手に手こずる我が子・・・
刃牙ちゃん、勝てるぜお前』
祖父から送る孫へのエール。そしてその短い言葉から、
勇次郎もかつて父と戦い、苦戦の末に勝利を収めた事が解ります
もしかしたら勇一郎の死因はその時の戦い?歴史は繰り返すと言いますが、刃牙がその手で勇次郎を殺めてしまう決着は見たくないなぁ
>範馬祖父が刃牙に勝てるぞって言ったのは勇次郎もまた勇一郎と戦って勝った、と言うか
引導渡した事を示唆してるんでしょうね。範馬一族マジ三島一族

「見えたか?野多・・・・勇次郎以前にアメリカに勝った男じゃ」
この現場で「範馬勇一郎」を知る者は息子勇次郎以外にいないかと思いきや、これまた大きく目を見開いて驚いているのは光ちゃん
曰く「勇次郎より前にアメリカに勝った男」だそうで
完全に江田島平八男塾塾長
>まさかのじいちゃん幽霊登場!勇次郎より前にアメリカに勝ったとか、勇次郎の凄みがまたひとつ削られたような
>アメリカに勝ったという台詞から見て勇一郎爺さんは本当に江田島塾長クラスの事をやらかしたんでしょうな
>作中の時系列、第1話が1991年頃とするなら勇一郎は戦時中活躍した江田島平八と同世代でしょうか
このあたりの回想で単行本1巻分くらいいきそう……。ベトナムのアレみたいに
>いままでの勇次郎誕生エピソードからして勇次郎父がそんな化物だった感じしなかったですよね・・・
夫があのレベルなら勇次郎母出家とか覚悟なさすぎだろっていうね・・・
>勇次郎の「最強である事の自負」って何の後ろ盾もなく最初から自分が絶対だと思っての事なのに
勇一郎の存在でそれさえも揺らいで来た気がします
「昔から続く最強血筋だから勇次郎も強い」じゃどうも今までより強い印象がなくなります
勇次郎は他に例のない突然変異の化け物だと思っていたのに
>地上最強のブランドは勇次郎ただ一人だから価値あったのに代々地上最強でいっぱいいたんだと薄れるなぁ
>今さらアメリカに勝つとかどーでも・・・・
刃牙世界のアメリカなんて噛まれすぎて強さのブランド的にはトリコで言えばガララワニみたいなもんでしょうに
実際、彼がどんな人だったか興味ないわけじゃないんですが、このタイミングはKYすぎる
父と子の厳粛な儀式の真っ最中にお爺ちゃんの武勇伝なんかはさまれちゃ
これまで後付でなんとか貯蓄してきた勇次郎の父親としての威厳が大暴落ですよ・・・
勇次郎は「勇次郎だから強い」というのがこれまでの刃牙読者の常識というか見解でしたが、
勇次郎が強いのは「親父が強かったから」という遺伝子の仕業にすぎず、その勇一郎もまた・・・という
往年の読者としては萎え気味な事実が明らかに
なんか「人類最強」っていうよりは、そもそも生物としての種が違うって感じがするよね範馬一族。あぁだから地上最強の「生物」なのか・・・
来週からは数週かけて光ちゃんの口から語られる爺ちゃん武勇伝?
正直決着の展開が思い浮かばないから、斜め上の手段で時間稼ぎしてるという印象しか・・・ちゃんとまとめられるのか不安な次号へ続く!


286話

勇一郎

【太平洋戦争沖縄戦】
1945年4月1日米軍による沖縄上陸から9月7日嘉手納での降伏文書調印まで。この地獄の半年間を沖縄戦と呼ぶが・・・事実はそうではない
調印後も続いていた、歴史に隠された戦いがあった
沖縄本島北東約12km、周囲1kmにも満たない地図にも載らないちっぽけな孤島で
なんと米軍は延べにして1000tを超える弾薬を使用している
対象は帝国陸軍でも、ましてや地元民でもなく、ただ一人の人間

海上からの艦砲射撃、上空からの爆撃。島の形状が変わるほどの攻撃を加えた後、海兵隊達が島へ上陸
隊員に与えられた任務は攻撃対象の遺体の確認のみ。「なんなのこの任務?ラクショーじゃん!」とピクニック気分も束の間
そこに立っていたのは、遺体として運ぶハズだった日本人
その右手には不自然に首を折り曲げられた隊員がブラ下げられていた

>勇一郎、ベトナムで爆雷下から生き延びた勇二郎そのままですね
ただ勇一郎のほうが砲撃も込みで爆撃の密度が高かったようですし・・・

というワケで冒頭から光ちゃんが仰々しく語る勇一郎の武勇伝ですが、ベトナム戦の時のいかにも「傭兵!」って感じの勇次郎と違って
パンイチ姿と、なんか眠たそうな表情も相まって異様にシュールな絵面
勇次郎とは別の意味で戦場で会いたくないオーラ出てます。こっちくんな
米兵の銃口が振り向くよりも早く吹っ飛んでくる、味方の身体という名の巨大な肉弾。その威力は凄まじく、勇一郎の一投げで最低三人が死んだという
まさに
「ちぎっては投げちぎっては投げ」を体現する勇一郎のテキトーな強さに、米軍の犠牲者だけが積み重なっていく
ブチ切れた指揮官・ジェームス少将はマッカーサー元帥に核爆弾の使用許可まで申請するも、当然ながらこれは却下されてしまう
そしたらその夜、少将は甲板に頭から突き刺さって犬神家死に
その一部始終を偶然目撃した兵士がこう語ったという。悠然と立ち去る男の背中に、凶悪なONIの顔を見た

おわりデデーン
うん・・・なんかもう普通というか・・・「まぁ勇次郎の親父ならこれくらいやるんじゃね?」っていう内容の話で・・・別に今更驚くことは何もない感じでした
先週引き合いに出した塾長の武勇伝と比べた場合、確かにやってることは勇一郎のほうが規格外でメチャクチャ凄いんだけど、人間的スケールで言うと

子供達の為に観衆の前でマッカーサー元帥と殴り合いした塾長
のほうが遙かにカッケーよね
こんな今更驚きもしないような武勇伝で一話丸々使われた読者としては、この回想が今週で終わりなのか来週もまだ引っ張るのかのほうが気になって戦々恐々

「レビューみじかっ!」とわれても今週の内容ではこれが精一杯。次は考察し甲斐ある内容だと期待したい次週に続く!


287話

戦艦内

甲板の厚さが233mmを誇る旗艦アイオワ。木製の部分とはいえ弾薬から守る為に作られた甲板
乗員達は恐怖したという
いったいどんなパワーで叩きつけたのか?いったいどんな技術で?

もはやただの暗殺ではなく、何かの怪異現象の類ではないかとすら思わせる異様な司令官の死に様
突如として振って湧いたミステリーに甲板に集まった2000名を超える乗員達が騒然とする中、更なる驚きと未曾有の恐怖体験が彼らを襲う

恐ろしいONIは立ち去ったのではなかった。彼等全員が甲板に集まるまで身を隠していたのだ

異様な肩幅と極太の腕ッ!脚ッ!首ッ!
「この男こそがONI!」誰が説明するでもなく、その場にいた2000名が一目で理解したという
まるで海上ホラー映画の怪物的に描かれる、米兵達から見た勇一郎という「化物」の描写がいい感じ
初登場の時から肩幅の広さをやたら押すだけあって、その後姿はもはや人間の骨格には見えません
マーブルヒーローのハルクのよう。肌は全身緑色のほうがしっくりくるな
「その船上で勇一郎は・・・ある不思議な技を使ったらしい」
一投げで3人を殺傷する人間弾幕を放つ怪物。だが怪物の真の恐ろしさはその規格外のパワーではなく、
彼が船上で使用した、摩訶不可思議な技にこそあったという

「フフ・・・・半世紀以上も昔の出来事なのに思い出すだけでこのザマさ。あれを見ちまったらもう終いだ
あれを見ちまったため、好きだった格闘技が見れなくなっちまった
ジョー・ルイスもルー・テーズも俺の目からはマラソンや球技・・・スポーツ選手にしか見えなくなっちまった」
当時の乗員の一人、ジョン・ヘイズ氏(86歳)はその時の様子をこのように語る
そして毎度お馴染みの「目撃者は語る」手法が炸裂
カウボーイハットをかぶった爺さんが、恐怖に震える手でコーヒーをバシャバシャこぼしながら語る「あれ」
ボクシングとプロレスリングの神様というべき2人の名を挙げ、「格闘家ではなくスポーツ選手」と言わしめるその技はいかなるモノだったのか
「ワシも見たわけではないが・・・2000名を超えるアイオワの乗員が
雪崩打って海へ逃げ出したという事実を見てもその凄まじさが解ろうというものじゃ
ものの数分で乗員全員が米国を代表する旗艦アイオワを捨てたのじゃ
”アメリカに勝った”と言われたところでいたしかたあるまい」
第二次大戦の勝者アメリカ合衆国。その軍事力の象徴・旗艦アイオワと、2000余名の乗員達を単身で戦闘不能にさせてしまった勇一郎
それが彼を「アメリカに勝った男」と言わしめる武勇伝だった
えええええええええ。イヤやってる事はすごいと思うけど・・・戦艦一隻の戦意喪失させた程度で「アメリカに勝った」は言い過ぎだよねコレ・・・
そのまま乗員を人質にアイオワを乗っ取って、アメリカ本土まで奇襲した
くらいのことはやってるもんだと思ってたので、読者としては拍子抜けです。アメリカじゃなくて「アイオワに勝った男」にしとけばよかったのにな
>勇一郎の話結局ショボ…そんなもん勇次郎でもオリバさんでもやろうと思えばできるじゃん

「俺達はその技術をこう呼んだものさ

”ドレス”とッ」
米兵達は目撃した勇一郎の技を「ドレス」と呼んだ
そのネーミングの由来が女性服のドレスからきているのならば、優雅で流麗、きらびやかといったイメージが連想されますが・・・
ここで光ちゃんの語りと、ジョン・ヘイズ氏のインタビュー終了。再びカメラは勇次郎と刃牙の親子対決に。既に勇一郎の幽霊はいずこかへ消えてます

「消えやがった。懐かしい面を見て・・・・思い出しちまった
親父の得意技だ」
アメリカを震撼させた勇一郎の謎の技「ドレス」!その妙技は息子勇次郎にも受け継がれていた
この台詞だと「ただ親父が使っていた不思議な技を思い出しただけ」で、勇次郎自身はドレスを使えない」という解釈もできますが・・・まぁ普通に考えて前者だよね
はたしてドレスとはいかなる技なのか?お披露目に期待の次号に続く!
>前回とは打って変わってなかなか想像しがいのある回ですね。勇一郎の得意体術 ドレス
勇次郎の見せる瞬間移動まがいの移動術とはまた違うものなのか?ともあれ体術 ドレスがこの親子対決に影響を与えることは必至


288話

地上最強の孫

「俺と父・勇一郎はまったくの別人。互いが対局に位置する
人生観。生き方。そして使う技術も

そんな親父だがたったひとつだけ・・・渋々ながらも俺が誇りたくなる技術がある
アメリカが誇る巨大戦艦アイオワをたった一人でシージャックした技術
あの夜、乗員達が一目見て迷うことなく脱出を決断したあの技術
言うなればアメリカに勝った技術だ」
勇次郎の語る、父・範馬勇一郎像。それは「自分とはまったく真逆の人間」だった
ビジュアルが一環して優しそうな目してたんでもしかしてそうなのかな、とは読者も想像はしてましたが。勇一郎は強さを誇示する人間ではなかったと思われ
先週のレビューの
「アイオワを乗っ取ってアメリカ本土まで攻め込むくらいやってくれよ」というツッコミも、それは言うなれば勇次郎のやりそうな行動
勇次郎が「自分の我侭を通すため」に好き勝手に暴力を使うのに対し、
勇一郎は自分の暴力を使う場所と理由をわきまえていたといったところか

>「俺と親父は対極、全く違うもの。しかし誇れるところもある」刃牙だけではなく、勇次郎も同じだったということには皮肉を感じます
まあ、勇次郎と同じだったらそれはそれで怖いですが。
>すべてにおいて父は自分と対極という勇次郎。ひょっとしたら勇一郎は良き家人であったのかもしれませんね
あのいい人からこんな恐ろしい子供が、という思いが勇次郎の母にはあってなおのこと恐怖だったのかも、と想像していまいます

まぁ米兵はえらい人数殺してるワケだけど、あくまで専守防衛だし・・・勇次郎が真逆と言うからには基本的に戦いを好まない温和な人物だったんでしょう
そう考えると母親が勇次郎にビビって仏門に入ったのも少しだけ納得がいきます。「あの優しい人からどうしてこんな恐ろしい子が・・・」と思ったワケね

「御老公ッ!アレですッ!アレのことでs」
「黙っとれいッ!」

大事なことなので2回言おうとしたら光ちゃんに怒られる多田総理
勇次郎が台詞の中に匂わせた、アイオワの乗員2000名を逃走させた技の使用。恐怖と好奇心が入り交じり、光ちゃんの全神経が視覚に集中する
目にも留まらぬ足払いを受け、刃牙の身体が宙に浮く。地面に触れる前に、その足首を勇次郎の腕がムンズと掴み上げた
勇次郎に片手で逆さ吊りにされた刃牙。この状態から繰り出される技こそ・・・
「この技を海兵隊どもはこう呼んだという
”ドレス”」


ゲェー!?なんだこれは
まるで蛇のようにうねる刃牙の肉体
勇次郎がその膂力でもって力任せに刃牙の身体を振り回しただけですが、この様は我々がどこかで見たことがあるような・・・
さんざん振り回された刃牙の頭が勇次郎の脇で挟まれてガキッと止められたところで、独歩が我々の連想したモノを口に出す
「ぬ・・・双節棍ヌンチャク!?」
勇次郎は刃牙の肉体を巨大なヌンチャクに見立て振り回したのだ
>「ドレス」って…バキを掴んで振り回す……こんなの花山さんもオリバさんもやってたじゃないですか〜〜〜ッッ
>ドレス、なんかオリバでもできそうな技ですよね。バキと戦った時にそれに近い事はしてたきがしますし
まあ、彼も米国が拘束するのを諦めてる男(アンチェイン)なので、米国に勝った男の一人とみてよいのでしょうが
>ドレスが相手を振り回すだけの技みたいでガッカリ
それだけ無茶苦茶が出来るって事ならドイルただ振り回してたオリバさんの方がスゲーよ
>ドレスが上等な料理にハチミツをぶちまけるが如き技だったでござる
人間ヌンチャクで終わるなら鬼哭拳の方がどう考えても強いでしょ
>ドレスを見て悪い意味で「うわぁ・・・」ってなりました。力任せに振り回すだけなのに“技術”とは失笑もの
>ドレス微妙。オリバさんやピクルでもできるし、マリアが乗ったキングサイズのベッド運んでくるほうがよっぽど凄い
>ドレスの招待は期待通りでした(悪い意味で)
>ドレス・・・強かった頃のオリバさんに全力でコンクリートに叩きつけられても平気だった刃牙に効くわけ・・・
あ、あの時のシーンの焼き直しですか?
>ドレスしょっぼ〜〜
ピクルでもオリバさんでもレックスでも、もしかしたら紅葉でもバキ世界のキャラなら誰でもできそうな技出されてもねぇ
まだ続きがあるみたいだがまるで期待できんわ

まぁオリバさんの振り回しが「ブンブン」って感じだったに対し、こっちは「ピュピュン!」って感じだからスピードはまるで違うんですけどね
呆然とする刃牙の鼻から勢い良く鮮血が飛び散る。あれだけの超スピードで振り回されれば全身の血液が全部頭部に上がっちゃいます
加えて縦横無尽に頭を振られたことによる強烈な脳震盪と、
人体構造を無視したメチャクチャな軌道によって膝関節と靭帯は粉々&ズタズタでしょう


「直訳するならさしずめ―”装い”とでもしておこうか」
>勇次郎が徹底的に武器の使用を拒否しているのに対して、勇一郎は他人を様々な武器化して戦うエキスパートっぽいですな
>人を獲物として戦う対集団体術がドレスの一旦なのでしょうか?
確かに自分の四肢で相手を壊すのが大好きな勇次郎とは違ってきますね

あーおーそうか。先週は「ドレス」を婦人服のカテゴリとして捉えてしまいましたが、「ベストドレッサー賞」とか「ドレスアップ」って言葉あるもんな
ドレスの正体は「装い」の技
それはすなわち対象とした人間を武器として使用する技という事か?
そう言って再び人間ヌンチャクを振り回し始める勇次郎。刃牙の鼻血が辺り一面に飛び散り、観客も目を背ける凄惨な光景が展開する
『皆の衆・・・俺の教育はやりすぎかい・・・?』
恐るべきドレス!しかしその真の恐怖はまだこれから・・?と煽りがついて引き
ドレスの本当の姿はただの人間ヌンチャクでは終わらない?その最終型はどんな姿を見せてくれるのか気になる次号へ続く!
>「勝てるぜ、バキちゃん」って雰囲気が一切無いんですが・・・


289話

双節棍

ムンムンムンムンムンムンムンムンムン
ムンムンムンムンムンムンムンムンムン


勇次郎の膂力によって超高速でブン回される刃牙。その様はまさに人間ヌンチャク
ゆで御大でいうところの「ミスミスミスミス」のような擬音が笑える。ムンムンムンムンムンムン
このじわじわくる擬音と勇次郎の笑顔、残像を残す刃牙の3つの顔が相まって超シュール。本編なのに一瞬バキどもえと見紛う面白い見開きになってます
これまで18年間の人生の中でありとあらゆる技に耐えてきた刃牙の肉体も・・・否、人間という生物がおよそ耐え切れるものではない常軌を逸したG
前号の技考察通り
全身の血液は一瞬にして頭部に集められ、スプラッタなことに

目・鼻・耳・口。頭部の穴という穴から血を吹き出す刃牙
今週からチャンピオンで漫画版バイオハザードが連載開始しましたが、刃牙もこのままノーメイクで出演できそうな状態になってしまいました
マシンガンの弾のような勢いで周囲に撒き散らされる刃牙の血液と、人間ヌンチャクの生み出す圧倒的パワーを前にギャラリーは一目散に後退
瞬く間に勇次郎の周囲半径100mは光ちゃんを除いて誰もいなくなってしまいます
「フン。逃げおった」
「ナルホド・・・アイオワが空になるワケだ」
痩せ我慢してその場を動かない光ちゃんも、高層ビルからその凄惨な風景を眺めるオリバさんも全身に冷たい汗をかくドレスの恐怖

ところがバットしかし
この人間ヌンチャクはまだヌンチャクたる所以を見せていない
「ヌンチャクたる所以・・・ヌンチャクの本当の姿とは?」と煽りが打たれたところで引き。これはもう予想もクソもない、誰でも簡単にワカる謎掛け
ヌンチャクは上手く振り回すところを人に見せる玩具ではなく、立派な「武器」
何かを殴って初めてその機能を成すもの

というワケで今週の時点でも既に死にかけてる刃牙ですが、次号はこの状態でおもいっきり壁なり地面なりに叩きつけられると思われます
これトマトピューレの詰まった壺みたいに頭蓋骨砕け散るんとちゃうか
なるほどアイオワの甲板に頭から突き刺さっていたジェームズ少将の死体は、人間ヌンチャクのこのフェイズによってあの状態になったのね
刃牙、恐怖のドレスから脱出なるか?どう頑張っても致命傷を免れない次号へ続く。また補正くるよー

あと今週のバチバチの虎城の「見事だ」が凄い良い演出だったと思う。クソ嫌な奴だけど、あの二人の戦いを認められるあたりはやはり角界の人間なんだなと
いや本来はあれだけ腐った人間にすらその言葉を言わせた二人を褒めるべきなんだけれども。「悪人がたまに良いことするとやたら良い人に見える」のロジックだわな


290話

ドレス

ビュバババッ!ボバッ!ゴオッ!
>今週の刃牙を読んでて、ジョジョの5秒だけ巻き戻せるスタンドを思い出してしまったのは自分だけですかね
だから勇次郎はずっと刃牙を振り回してるんですかね・・・

先週あれだけムンムンムンしたにもかかわらず、今週も刃牙を振り回す勇次郎の描写だけでいきなり6ページを消費する冒頭
「ページ稼ぎすごいですね^^」と辟易する読者だったが、一応このしつこいほどの振り回し描写は次の光ちゃんの台詞を引き出す為のものだった

「なるほど。前後左右上下、勇次郎を覆い隠す半透明な・・・
刃牙という名のドレスというワケかい」

勇次郎の肉体スレスレを高速で飛び回る肉塊。超スピードによって刃牙の残像が勇次郎の肉体全周囲を覆うように見える様は
さながら半透明のドレスを纏ったかのよう
これこそが「ドレス」の命名の由来。・・・て結局まんま「衣服としてのドレス」って意味だったのかよ!
光ちゃんと同じくその様子を眺めていたオリバさんも、「こんなんオリバさんもできるじゃん」という読者ツッコミに答える形でコメントする
「かつて・・・腕力の差を思い知らせるためにバキをバスタオルのようにバサーッとやったっけ
とてもじゃないが出来っこねえ。タオルのように軽々とは扱えても、道具のように巧みに扱うことはできない
扱い慣れた武器のようには・・・・
武器!?
そうだよヌンチャクはただの道具ではない。武器
だとするならばこの後は―!!」

「軽々と振り回すことはできても、扱い慣れた武器の如く精妙に扱うことはできない」とドレスがただの腕力技ではない事をアッピル
そしてその自分の台詞から
未だ見せていないドレスの真の姿に気付く。誰もが予想した展開ですけどね

刃牙よ聞こえているか?
聞こえててもいい。聞こえてなくともいい

護身れ。我が身を護身れ
範馬を名乗るなら護身り切れッ!

巨大な鉄塊と化したワゴン車の前で、一際大きく刃牙を振りかぶる勇次郎。ホームランスイングです
ヌンチャクは武器。刃牙の肉体が真の意味でヌンチャクとなるのは
まさにこの瞬間であった
「死ぬなよ」

横転したワゴン車がその位置で大回転するほどの衝撃!
物理的にはどう考えても刃牙の肉体は見るも無残なスプラッタになるはずですが、マンガなので無事なんです。そんな事はどうでもいいんです
凄い技とインパクトであるにもかかわらずこの寒さというか、この異様な盛り上がらなさがヤバイ
>「生きろ・・・」一撃必殺・乾坤一擲の鬼哭拳を我が子の覚醒を信じるが故に放つ!
名シーンだったのに、ドレスで同じことやらかしたおかげで見事に薄まっちゃいましたね
>ここ何年かのバキはまるで下手くそなピアノの練習を脇から覗いているかのような出来ですね
あーでもない、こーでもない、三歩進んで二歩下がり、延々と同じ所を弾き直す・・・
本来なら舞台裏でやるはずの試行錯誤やリハーサルを本番で垂れ流されてる気分ですよ
こんな調子がまだ続くのなら代わりに板崎恵介先生の『刀 -カタナ-』でも掲載して欲しいもんです、まったく

この2件の朋友コメントが今の刃牙を全て物語っているっちゅーか構成順序のメチャクチャ感
やはり読者としては勇次郎の最大最強技は「背中の鬼が泣いて放つ全力パンチ」だと思ってるワケで、それを既に出された後に色々されてもなんかもう
取ってつけたように出てきた「範馬勇一郎」の存在はいいにしても、流れ的には「生きろ・・・」の前に出すべきだったと全国の読者が思っているのでは
刃牙のダメージや如何に?反撃の糸口は?無理ゲー臭だけが加速し、まったく先の見えてこない次号に続く

一方、本編がいつも通りのgdgdだったのに対し刃牙パロ回の面白さには定評のある浦安鉄筋家族


前も言ったことあるけど、コンビニ廉価版コミックで花園母子回の特別編集出したら絶対バカ売れするよね。てかマジ出してくれよ


>今週のバキレビューは僭越ながら私が。 「勇次郎はバキで車をぼこぼこにした」
>はんぺらさんが刃牙よりも短いテニスとか言うから・・・板垣が本気だしちゃった
>よかったですね!今週も忙しいはんぺらさんのためにバキはレビューが短く済むようにしてくれてますね!(歓喜)
>俺は予想する!今月のテニヌよりも短い今週のバキレビューっっっ!!!
>今週のバキのレビューは要らないですよはんぺらさん

290話

力の形状

父に叩かれし車輌―半回転す
使用せし凶器の名は 我が子

「車の向き変わってんじゃんッ!半周してるッ!」
「ブッ叩いたんだ・・・息子で!」
「ワゴン車の向きが変わるほど・・・」

「鬼・・・有り得ない・・・」

「我が子で叩くって・・・非道いッ!」

とてつもない衝撃音によって再び現場に戻ってきた観衆が目にしたのは、半回転したワゴン者とピクリとも動かない刃牙
一目で勇次郎が何をしたのかを理解すると、
息子を息子とも思わないその行動を激しく批難する
すると勇次郎はそのブーイングの嵐に応えるように、もはや死体も同然の我が子を再び振り回し始めたではないか。もうヤメテ!

皆の衆・・・嘗めてはいけない

この子を。範馬刃牙を嘗めてはいけない

範馬刃牙という力の形状を

嘗めてはいけない

>板垣・・・読者を嘗めてはいけない
>ここ1ヶ月分のバキの内容「勇次郎がバキをぶん回してるだけ」

>「ドレス」ってネーミングは変だと思います。途中で残像がどう見えようが
ぶん回して叩きつけるだけの技なら「ハンマー」とかのほうがピッタリじゃないですかね。(範馬との引っかけも加えて)
てかあの技を見てドレスと名づけた連中のネーミングセンスって・・・

心中でそう唱えながら、これみよがしに観衆の前で再びワゴン車に刃牙を叩きつける勇次郎。もはや批難の声も上がらない
息子を息子とも思わない非道?否!この父にそんな考えは通用しない
「ビューティフル・・・」
「羨ましいや・・・なんという信頼関係だ」
息子だと思っているからこそ
刃牙を信頼しているからこそやれるのである

そしてラスト。父の信頼を受けて何度もワゴン車に叩きつけられる刃牙の脳になにやら異変。ついにくるか?血の覚醒!
>最後の最後にバキ覚醒の予感て、(その覚醒が来週本当に始まるのかの不安も込みで)今週もまたおあずけ食らった気分
「お前勝てるぜ」っていう勇一郎のあの言葉をどう信じたものか
>今回で親子対決一年過ぎたんじゃないですか。正直半年分ぐらいはキンクリしても良かったのかなと思っています
特に訳の分からない勇一郎が出てから、酷くなった気がします


291話

信頼の礎

「殺す気だ」 「死んでるよ・・・ッ親子かホントに?」
「もう・・・これ・・・喧嘩じゃない・・・公開殺人だ」
我が子の肉体を鈍器としてワゴン車をメッタ打ちにする勇次郎。その凄惨な光景と常軌を逸した狂気に野次馬達もドン引き
なされるがままでまったく動かない刃牙は、観客達の目からは既に絶命したかと思われていたが・・・
うん・・・やっぱりそうだ・・・間違いない・・・
持ってる・・・俺は・・・与えられている

こいつらを相手に・・・俺は対応している


護身りきっている

どっこい意識をハッキリと保ち続けていた
超高速で振り回されながらも、カッと目を見開き死中に活を見出そうとする2コマ目の刃牙の構図がカッコイイ

今まさに激突かろうとする角に ガラスに タイヤに 機関部に
事前に弾き 事前にスカし 外し 或いは破壊し
こんな目にあいながら・・・
俺は回復しつつある
あの日々があったからだ

幾度となく車体に激突しながらも、その動体視力と反射神経によって致命傷になる当たり方は一切無し
それを成し得たのは、少年期に崖から落下することで会得した「死に際の集中力」全てがスローに感じるという例のアレ
その理屈は幼年期に父から教えられていたものの、実践したのは夜叉猿との対決直前だったこの修業
なんか回想シーンでは幼年期に父から突き落とされてんですけど
>刃牙「俺は自分の意志で崖から飛び降りてエンドルフィン覚醒を手に入れたと思っていたが、そんなことはなかったぜ!!」
>崖から落ちたのは夜叉猿編の時一人でですよね。頭打たれ過ぎて記憶が混じっちゃったのか?刃牙ェ…
>板垣…そろそろバキでの過去話は止めようぜ・・・崖から落ちるシーン既にやったし
そのシーンは夜叉猿と戦闘前でその時勇次郎居ないし!
>あれ?バキが死に際の集中力を物にしたのって夜叉猿編で自分から飛び降りたからですよね?
今週の話だとそれ以前から勇次郎に落とされて会得してたってことになるんですが
>幼少の頃勇次郎に崖から落とされて生き残ったってか…じゃあなんで夜叉猿との決戦前に飛び降りるの躊躇してたんだよ!
…なーんてツッコミは野暮でしかないんだろうな
>勇次郎は過去にも刃牙を崖から突き落としたことがあるんでしょうかね?
別にあんな回想にしなくたって刃牙が幼年編の山籠りの特訓思い出すくらいで良かったんじゃないですか?

なんかもうキン肉マンで言うと、赤ん坊の頃に宇宙船から放り投げられたハズのスグルが幼稚園に通ってるレベルの設定矛盾です
でももう板垣先生は色々とゆで御大並みなので・・・うん・・・突っ込むだけ無駄かなっていうか・・・・うん・・・どうしてこうなったこの漫画

そんなこんなで見た目こそ派手にやられつつも、実際のところ甚大なダメージは全て回避していた刃牙
その頑強な肉体は次第にダメージを回復しつつあった
ぶっちゃけヤバイとこに当たらなくてもあの速度で激突したらそれだけで十分なダメージだと思うんですが、なんか回復までしちゃう刃牙

ついにはその両足で地面に着地し、ドレスから脱するに至ります。はい?
>ドレスを正攻法で破った事自体は凄いし格好いいんですが、ドレスをあんな正攻法で破れるなら先週丸々要らなかったと言うか、
余分に持ち上げた一週の分だけドレスの株が余計に下がった気がします
>ドレスは結局刃牙を回復させただけでした・・・って何じゃそりゃあ

イヤこれ単に勇次郎が振り回すの止めただけじゃ・・・だって刃牙に意識があっても勇次郎のパワーで振り回されてるから今まで何も出来なかったワケでしょうに
「意識が戻って体力も回復したから抜けられる」ってのが理由なら、
技のくらい始めが最もダメージない状態だからもっと簡単に抜けられるハズ

読者としてはどんな方法でこの技から脱出するのかが注目だったんですが、まったく理由付けのない釈然としない脱出劇となってしまいました
どうしてこうなったこの漫g(ry

「おいおい、いつまで仲良く手を繋いでる。散歩にでも出かけるか?」
というワケでようやくドレスから逃れたものの、未だ父と繋がった手を離そうとしない刃牙。まだ意識が朦朧としているのか?
勇次郎が冗談交じりにそのことを口に出して指摘したその時。死んだ魚のようだった刃牙の目に光が戻り、笑みを浮かべながらこう返した
「いいや。お礼と言っちゃなんだけど親父にプレゼントを」

刃牙の背中の鬼が吠え、繋がれた手から「チャラ」と謎の音
>やっとバキのターン!
>なんでしょうかねこれは 雷のときの勇次郎が伏線で高純度の範馬の血肉が金属質になったとかだったらどうしよう
いったいこの音はなんでしょうか。まさかこんな時に「いつでもウチに遊びにきなよ!」と家の鍵を渡すワケもないだろうし・・・
一応はんぺらの見解は、この音は繋がれた手を鎖に見立てた比喩の音ではないかなーと
つまりこっから刃牙のドレス返しです
直前に背中も発動してるし、とりあえず何かしらの力技を放とうとしてるのは間違いないと思うんですよね。だとしたらそれはドレスしか有り得ない状況
だってこのままドレス出番終了だとホント勇一郎とは何だったのかレベルで終わっちゃう技だし。もうひと見せ場あるだろうという予想
はたして謎の金属音の正体は?刃牙反撃開始の次号へ続く!


>今週のバキが面白いと友人から聞きコンビニダッシュしたが売ってない!
はんぺらさんの更新頼みと思ったら更新してない!うぐぐ(´;ω;`)

292話

父への贈り物

「もらってばかりじゃ悪いからさ。受け取ってよ」

「なあにこれえ。えらく出来の悪い人形だが・・・これをいつ・・・」
刃牙が勇次郎に手渡したもの。それは家の鍵でも小銭でもなく、掌に収まるサイズのヘンテコリンな人形だった
>「チャラ・・・」の擬音は比喩というはんぺらさん予想は外れましたね
>安心のはんぺら予想だった。だが落ち込むことはない。先週のラストでこれを当てられた読者はこの世に1人もいねえ

なにやら
ブードゥー教の呪いの人形のような不気味なデザインですがそれもそのはず
刃牙の返答は、あの勇次郎に驚愕の表情を浮かべさせるに十分なものだった

「人形ってゆーか・・・オサムライ・・・・?
叩きつけられながらね。ひとつずつひとつずつ繋ぎ、ハメ込み・・・
ホントはもう少しカッコよくなるハズだったんだけどね。手足がどーも雑で・・・」
天地上下もわからず振り回され、ワゴン車に叩きつけられていた刃牙。死に際の集中力で致命傷だけは避け続けていたと思っていましたが
ところがバットしかしそうじゃない

なんと壊れたナットやボルトを選別し
人形を組み上げていた
程に余裕があった事が判明
>「ヌンチャクにされてる間ヒマだったので作った人形を親父にプレゼント」
最近の板垣先生はハグキ先生を越えてるんじゃないかと
>今週の範馬刃牙を読んでて、アライJrにボコボコにされた範海王な気分です。ワ ケ 分 か ら ね え ・・・

もはや早川健レベルの離れ業ですがやってしまったのだから仕方ない。息子の神業にさしもの勇次郎も賞賛の言葉を送るしかありません
「違うな。叩きつけながら気付いた。くるハズの・・この掌に伝わるハズの衝撃が僅かずつだが足りない
難く鋭利な着地点に対し、ハジき、スカし、壊し、我が身を守りきったという事だ
お前は・・・俺をして”叩きつけられていない”」
正確には「叩きつけられながら作った」ではないだろうと。「”叩きつけられてない”から作れた」のだろうだと
つまるところ刃牙がドレスで受けたダメージは皆無。むしろ前回刃牙自身が言っていたように、体力回復のためのインターバルにすらなってしまった事実
ドレスとは。勇一郎とは何だったのか
>振り回されながらもノーダメージ、それどころか回復、しかも人形作る余裕さえ有り…ドレスとは一体なんだったのか
>勇一郎とは何だったのか
>ドレス終了のお知らせw
まぁ好意的に考えればドレスはるろ剣に例えると「天翔龍閃に対する九頭竜閃」みたいなモンなんでしょうかね
「範馬の血を持つ人間がドレス耐えたら超覚醒。みたいな
ってか勇次郎の時も勇一郎からドレスと言う教育受けて、勝つことが出来たんだぜ」ってエピソードでも出てくるかなぁ
出てこなかったらお祖父ちゃん本当に何しに出てきたのやらw応援だけなら梢江でもお母さんでも出したほうがドラマチックだったような

「なんでお侍さんやねん」などと無粋なツッコミはせず、息子からのプレゼントを大事そうにポケットにしまう勇次郎萌え
何気ない1コマで描かれている描写ではありますが、「フンくだらぬ小技を」とか言って投げ捨てたりしないあたり勇次郎もやはり人の親か
と、ここでこのプレゼントをもらった際
一緒に添えられた息子の台詞を思い出した勇次郎。その言葉の意味を問いただします
「お前さっきなにか・・・」
「”もらってばかりじゃ”・・・だね?」
「その質問を待ってました」とばかりのしたり顔で答える刃牙。読者には何を指すのか解らないその言葉の意味。だが父は何か気付いたようで・・・
同時に切れ味鋭い刃牙のサマーソルトキック!すんでのところで回避した勇次郎の顔は
憤怒の表情に豹変していた

その通りだよ父さん。俺はもう受け取っている




















>今週のバキは高尚すぎたのか自分には理解できませんでした。はんぺら先生解説お願いします
なんか唐突すぎる勝利宣言キタコレ
ドクン!と範馬の脳が目覚めると同時に刃牙覚醒。これがアニメなら「哀believe」が流れる場面です
何を以って刃牙が勝利を確信したのかは解りませんが、少なくとも勇次郎は鬼パンチとドレスという大技を繰り出しながら刃牙を仕留めきれませんでした
端的に言えばこれは
勇次郎には刃牙を倒せる技がもうないという事になるので、確かに格付けが済んだと言えるかも
>前回「詰んだのは技が通用しない勇次郎のほう」とコメントしましたが…ホントに逆転するとは思わなかったでござる
激昂した父が増長した息子に灸を据えようと腰を落とした瞬間。その顔面にめり込むハイキック。吹き出す鼻血
出鼻をくじかれる一撃をもらったものの、「なんだこんなマグレ」と意に介せず攻撃を続行する勇次郎の顔面に再び息子の鉄拳が突き刺さる

>人吉の愚行権は刃牙にこそ使うべきだと切に思う
>結局「範馬の血」で解決か… 最大トーナメントの焼き直しですし、鬼の貌を持ってる今更言われても
>今週の展開にはがっかり。後半のバキターンがかっこ良かっただけに
「人形作れたお」「持ってたものが目覚めたお」の理由付けが無さ過ぎてピクルも勇一郎も救われない
>勇次郎がああも簡単にヤラれるだろうか?実は叩きつけられすぎたバキの都合のいい妄想なんじゃないかと思えてくる
>こんな舐めプレイ初めて見た>今週のバキ

それは決してマグレではない刃牙の優勢
反応!反射!音速!光速!見てくれオイラこんなにピンピン動く!ついに覚醒した範馬の血。ますます哀believe合うわー
父のワンサイド勝利で終わるかと思われていた親子喧嘩、まさかの息子の盛り返しにギャラリーもおおいに湧き上がります
「ねぇ。会話長くね?」
「教育だからッ!あれは教育だからッ!」

一体誰に対する弁明なのか。読者は「会話」は長いと思ったことありませんよ!回すだけで1話使ったりとか殆ど会話なかったし
>観戦者がグダグダさを弁護する最終決戦ってなんなの
>・・・教育だから何だよ!?
>長いのは会話じゃなくて無駄な回想とか蘊蓄なんですけどね
>今週のバキ面白かったのに最後のコマで吹いたw大事な事なので二回(ry
>「あれは教育だからw」・・・なんでお前が必死にフォローしてるんだw
たまにこういう自虐ネタ入りますけどこれってかなり女々しいからやめて欲しいんですけど
人から言われて傷つく前に自分を卑下して追い討ちをシャットアウトするっていうか。日本人らしいといえばそうなんですけど
仮にも最強をテーマにした漫画で自身もバリバリの肉体派で、『不自然主義』とか『強さ=ワガママを通す』とか
常日頃標榜してる人にはこういう姑息な真似はせず堂々と次回に続けて欲しいです

>今週の刃牙は…大方の予想通り何故か刃牙の攻撃が勇次郎に通用するようになったとかそういうのに目をつぶれば、
やっと進展したなあという感じです。それにしても謝男が斜め上の展開すぎて…
優勢の刃牙、このまま一気に悲願の父越えなるか?次号へ続く!


293話

ある男の憂鬱

そりゃもう退屈で退屈で 辟易していたんだ 人生ってやつに
いつだったか あっちこっから集まった死刑囚5名
合言葉は・・・フフ・・・
『敗北を知りたい』?
フフ・・・ああいうのって理解るよ 痛いほど理解る

いつしか”立ってる”ことに気付いたんだ。頂きへ
目指すべきものが何一つない場所だ。踏み出せる場所がない
だからと言って歩かねぇってワケにゃいかねェわな

歩み出したさ。道を探しに

>若い勇次郎カッコイイ!20歳くらいでしょうか?長髪の刃牙にも見えるのに親子を感じる
>若い頃の勇二郎ピクルそっくりですね

その男は世界の頂上に立った。「そこから先」のない場所に
「男なら誰でも夢見る地上最強の男」 アニメグラップラー刃牙のオープニングナレーションでもお馴染みの、作品を象徴するこのキャッチ
ではその誰もが憧れる座を手にれた男は、はたして誰もが羨む人生を送れたであろうか?
否。彼はこのように語る

理解んねェだろお前達 手こずるってことがないのは悲劇なんだ
強さも度を越すとよ 夢を奪い去っちまうんだ
強さも度を越すとよ 人生から光を奪っちまうんだ

富 名声 地位 この強すぎる腕っぷしが全てに届いちまう

>勇次郎が秋葉流状態になってしまった・・・ 心に吹く風を気にするタイプじゃないだろお前
>連載期間も度が過ぎちまうとよ 読者から夢を奪い去っちまうんだ
連載期間も度が過ぎちまうとよ (ry

「達成感」というのは難儀なもので、目的を成し遂げねば得ることのできない感覚でありながら
目的を成すのになんの障害もないと感じられない感覚である

「全てを手に入れる」ことは、そういう意味では
「全ての楽しみを失う」ことの始まりと言えます

故に男は辟易していたのだ。あらゆるものが簡単に手に入る、退屈すぎる己の人生に。その男の名は・・・・

理解んねェだろお前達 強すぎちまって俺は
手こずれねえんだぞ!?


男の名は範馬勇次郎。そして長きに渡るその憂鬱を払拭してくれる救いの使者の名は
範馬刃牙。彼の息子である

強すぎるが故に苦しむ父を、その悩みから解き放つこと
それこそがかつて刃牙が光ちゃんの前で涙を流して懇願した
「病気の父を治す」ということに他ならない
このまま親孝行の息子に押し切られるのか、それともまだ勇次郎が親父の意地を見せるのか。いずれにせよ決着は近い次号へ続く
>『地上最強』という虚無 勇次郎神話崩壊の序曲今週のバキ
>勇次郎が『格闘の魔人』・『地上最強の生物』という雲の上から一人の人間というエリアまでゆっくり階段を下りてきた、という感じですね
これまでも石炭をダイヤにできないとか息子と飯喰ったりとか徐々に慣らしてきた感じはしましたが
これが板垣先生の言うところの『風呂敷を畳みにかかる』ということなのかもしれません
・・・いつも通り刃牙の対戦相手弱体化補正が発動しただけっていうのは禁句でw
>次週また一回まるまる使って金的談義とかだったらキレるぞ 。正直勇次郎にはコツカケくらい使ってもらいたい

>バキの進み方がだんだんアカギみたいになってきましたね
>今週のバキは読まなくても前回から次回にそのまま繋げそうだ


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