123話
アリガトウ
―神心会空手本部道場医務室―
包帯グルグル巻きでベッドに横たわる長身の男
一命を取りとめたドイルです
そう
走行中のバイクを掌打で潰し、10mの川を水面をも走りきった烈先生。見事彼の命を救ったのでした
やわらかな日差し、そよぐ風
長い昏睡状態からようやく目を覚ますドイル。ちょうどそこへ烈が入ってきました
「二昼夜・・・・・そんなに眠っていたのか」
烈から事の詳細を聞かされたドイル、ここである事に気付きます
「ここは道場の医務室だと言ったな病院でもない医務室などに輸血の用意があるとは思えんが・・・」
「門下生達が名乗りを上げたのだ
君に輸血が必要と判ったとたん次々と・・・・」
くうっ!なんたること
イイ人だッ!!
神心会の人達みんなイイ人達ばっかだ!
しばらく目を伏せたドイル、ポツリと一言
「そうか・・・・」
うう・・・良いシーンやのう
ここで持って来た料理を差し出す烈
「少林寺に伝わる回復料理だ・・・」
烈先生の手料理ッ!!
しかし何でもこなしますな、この男。薬膳料理の類なそうなので味のほうはどうかわかりませんか
「君が作ったのか」
「ウマくはないぞ」
しかしスープを一口飲んだドイルの感想
「・・・ウマい・・・」
烈先生料理上手ッ!!
俺も烈の料理食ってみてえモンだ
「人間は水の上を走れるのだな」
「意識があったのか」
「あんだけ揺れりゃあな・・・」
満面の笑みを浮かべて部屋を出ようとした烈を呼び止めるドイル
「アリガトウ」
黙ったまま部屋を後にする烈。その顔はとっても嬉しそうです
料理をキレイにたいらげ窓の外を眺めながら食後の一服
今彼の胸中を去来するものは一体何か―
数十分後
食器を下げにきた烈、部屋に入って静かに呟く
「たしかにな・・・・・
いつまでも居られるわけもない・・・・」
ドイル、風の如く去る
まだ安静が必要な身体だろうに。カッコイイぜドイル!
そしてとっぷりと日も暮れた神心会空手本部
「蹴るのは手首じゃない 刃だ!
こうッ!そしてこうッ!!」
道場に響き渡る克巳の声。黒帯門下生達を集めて研究会の真っ最中
刃物を相手にした場合の対処法もレクチャーしています・・・あれ?
道場入口に人影を発見した克巳・・・・って!
ドイルッッ!!!
「靴を脱がんかァ〜〜〜ッッ!!!」
まるで夜叉猿のような表情で怒鳴り散らす克巳。一体ドイルはなにをしに道場へ?
次号へ続くッ!
124話
ドイル再び
「靴を脱がんかァァッッ!!!」
えらい剣幕で怒鳴りちらす克巳!一色即発の様相か?
しかしどっこい。意外にも素直に靴を脱ぎ始めるドイル
「失礼をした 気を悪くしないでくれ
東洋の習慣は無知なこと故・・・・すまなかった」
「・・・・・・で なんか用かい?」
「1つはみなさんに礼を言いたい。私に輸血をしてくれたと聞いている
心から礼を言う アリガトウ」
むう、紳士ですドイル。なんと神心会の皆さんにお礼を言いに来ましたよ
「礼には及ばねェよ 他にもまだなにかありそうだな」
克巳のこの問いかけに対し、ゆっくりと口を開くドイル
「実に・・・言いにくいことなのだが・・・・」
「この場であなたたちを葬ることにした
スマナイ」
あんですと―――!?
やっぱりケンカ売りに来てましたこの男!この言葉を聞いて思わずうすら笑いを浮かべる克巳
「オイ聞いたかよ ほーむるときたぜ」
「対立する者同士決着は必然・・・納得してくれ」
「おあつらえだぜアンタ」
かくして克巳VSドイル臨戦態勢!
「お前等は見学してろ いい機会だ・・・対武器の闘い・・・よーく見てろ」
なんか勝つ気マンマンです克巳
そりゃそうでしょう体調万全の状態ならいざ知らず、今のドイルは半死半生のケガ人。それこそよほどの油断がなければ負ける道理がありません
と、ここで突然ドイルが妙なコトを言い出します
「カラテのフリーファイトということなら・・・私もカラテ着に着替えたいのだが」
「アンタ空手で俺と勝負するつもりかよ」
ますます勝つ勝算が高まった克巳。顔がおもいきりニヤけてます
空手着を持ってこようようとした門下生を制し、「着替えは自分で持ってきた」とバッグを用意するドイル
あっと?これは様子がおかしいですよああもう 気付けよ克巳ッ!
バッグの中に両足をつっこみ一気に服を引き上げるドイル・・・・って!
空手着じゃないよコレ!
消防の耐火服!!!
克巳戦慄!
”空手じゃないッ 先手を・・・・ッッ!”
猛ダッシュで間合いを詰めますが、ドイルの行動のほうが速い!バッグから取り出した薄力粉の袋をブン回す!
ぶわ――――――・・・・・っ
「な ゲホゲホッ粉・・・!ゲホッ」
ここですべてを理解した克巳! しかし時すでに遅し
粉 塵 爆 破
ドイルがライターを取り出し・・・・・・着火!
”ドワッ”
やっちゃったー!!!
粉々に吹っ飛ぶフロア!道場にいた人間はひとたまりもありません
ていうか死ぬだろコレ?間違いなく
ああ
ああ板垣先生
この「バキ」という作品
克巳=ザコ確定ですかッ!?
キャラクター別 対ドイル戦成績表 | |
対戦相手 | 内容 |
烈 | 烈、終始ドイルを圧倒。鬼のような強さを発揮 |
昴昇 | かなり善戦。ブレストファイアーに敗れ去るも、魅せるトコは魅せた |
克巳 | 一撃焼却!っていうか闘ってない |
烈>昴昇>克巳という図式が確定!
それにしても克巳の扱いヒドすぎ
「なんだァッ!?」「テロか!?」「ガス爆発!?」「119番!」
「すげえ音だったな!」「どこだ!?」「神心会だってよ!」「空手の!?」
野次馬の喧騒と消防車救急車のサイレンが響く中。なにくわぬ顔で現場を去ろうとするドイル・・・・
しかしドッコイ!
行く手をさえぎるかのように現れた謎の男
ああっ!帽子を目深に被っていて顔はわかりませんが!この姿は間違いなくあの人ッ!
「あ〜あ ひでェことしやがる オイラの首吹っ飛んじまったぜ」
「首?」
「兄ちゃん・・・・てめェで火ィつけといてどこ行こうってんだい」
独歩ちゃんだーッッ!!!うおー
やっぱりというか当然というか生きてました
さすがに顔の傷跡が生々しいですが、まったくもってピンピンしてます
次号!武神の拳が唸る!!
独歩VSドイルッ!!こいつはデンジャラスだぜ
125話
バカヤロウ
颯爽と復活!武神・愚地独歩!
神心会空手ビルを爆破したドイルとばったり遭遇です。とりあえずフレンドリーに話しかける独歩ちゃん
「てめえン所のビルに火ィつけられちまうわ 犯人にすぐ出会っちまうわ・・・
運がいいンだか悪いンだか・・・・なァ若えの・・・もういいだろ・・・・」
いい加減そろそろ決着じゃねえかって言ってンだよ」
「・・・・なんのことだ」
「聞くところによるとおめェさん、オリバとかいうアメリカ人とうちと関係する烈・・・
この二人にヒデぇ目に会わされたんだって?」
「決着ではない」
「決着ではない」そう、”俺はまだ負けていない”と主張するドイル
しかしそれを聞いた独歩ちゃんは鼻で笑います
「カッコ悪いなお前さん」
「侮辱する気か・・・私を・・・」
怒り心頭といった感じのドイル。スゴイ目つきで睨みつけますが
このあと独歩ちゃんが意外な言葉を紡ぎます
「オイラが決着つけてやろうかオリバと烈、この二人とおめェの勝負・・・
死んじまったぜ二人供」
!?
「バカな・・・・」
あまりの事に茫然自失状態のドイル。レーゾンテートルを失ったフランケンシュタインのようです
「可哀想になァ 二人供・・・」
「オリバは道歩いてたら隕石に当たり
烈は大地震に巻き込まれ地割れに落ちちまった」
え――――――――
ジョーク!イッツァジャパニーズジョーク!HAHAHA!てなモンです
そう、独歩ちゃんのホラ話でした
ブチ切れたドイル、激昂して襲いかかりますがそれよりも速く寸止めの正拳をピタリと顔面に合わせる独歩ちゃん!
「いいかい兄ちゃん勝負ってのは1回1回の決着だぜ。途中で尻尾巻いといてよォ・・・・
敗北を知りてぇとかゴタク並べてんじゃねぇやバカヤロウ
・・・この先に広場がある そこで決着だ」
かくして独歩VSドイルの運びに
夜の公園で対峙する二人、上着を脱ぎながら独歩ちゃんが前置きです
「隠し武器を使おうが堂々と素手でやろうが自由だ 爆薬もね」
「老人相手に・・・・私が武器を使うとでも・・・・」
「ああ使うだろうね そういう男だからおめェさんは」
独歩ちゃんの挑発に拳を震わせるドイル
なんからしくないですね、「勝つ為に必要なら迷わず使用うべきだ」って言ってたクセに
「なんならブン殴り合ってみるかい? かわりばんこに
空手も使わねェ 武器も使わねェ
男同士腕力だけで思いっきりよォ
・・・あ、ゴメンゴメン困らせちまった。いくら空手使わねえと言っても信用できねェよなァ
なァ?」
あからさまな挑発!これにはドイルもカチンときました。受けてやろうじゃないのさ
「オモシロイ・・・・」
「はァ?」
わざともう一度聞き返す独歩。相当ムカつきますねコレ。なかなか人を怒らせる術を知ってますな
「やると言っているのだッッ・・・・堂々と・・・・」
半ばキレ気味に答えたドイル。しかし独歩ちゃんの言葉責めはまだ終わりません
「イヤ・・・やらないだろうね
アンタこの老人相手に武器を使うよ。空手を使わないというオイラの言葉を信用してねェだろう」
ドイル、ここでついにキレたッ!渾身の右ストレートで殴りかかるッッ・・・・て、
ああッ!?
回し受けッ!!
”ガッゴッビッバキッべシッ!”
独歩の回し受けに驚いた一瞬の隙、そこに一閃!
顔面から金的蹴りまでの正中線5連撃!まともに全弾くらってしまいました
歯は吹き飛び、鼻血を噴きながらブッ倒れるドイル
「へッ」
「空手家が空手使ってどこがワルいンでェ・・・・」
独歩ちゃんお見事!まずはダーティに先制です
果たしてここからドイルの逆転はあるか!?
次号へ続くッ!!
126話
認めるかい?
死刑囚のお株を奪う独歩ちゃんの騙まし討ち
昏倒から目覚めたドイルがゆっくりと瞼を開けます・・・おや?ここは・・・
「!」
ドイルの前に現れたのは帽子を目深に被った謎の(正体バレバレ)男!
どっかりと腰を下ろし、コンビニのおにぎりをほうばりながらドイルを睨みつけています
口の周りのご飯粒を取りながら立ち上がる謎の男
「よう 待ってたぜ・・・お前さんが目覚めるのをよォ・・・」
「・・・ここは?」
「空手道神心会本部道場・・・・火は消しとめた
ただし俺のほうは・・・ほぼ全身第二度火傷
いい男台無しになっちまったがな」
克巳だ――――――!
「昴昇より弱い」ままでは終われないッ!
空手界の最終兵器・愚地克巳、ドイルにリベンジです
「ここに俺ら二人が居る事を知るのは一部の道場関係者のみ
どうよ・・・・敗北・・・・・認めるかい?」
まだ状況が呑み込めないといった感じの表情で、ポカンと克巳を見上げるドイル
次の瞬間ッ!!
強烈な中段回し蹴りッ!
座っていたドイルの顔面にモロヒット!
盛大に鼻血を吹いてぶっ倒れるドイル。再び昏倒してしまいます
しかし何故かトドメを刺そうとしない克巳
「”僕の負けでちゅ”と這いつくばるまで
何十回だって繰り返すぜ」
〜数時間後〜
再び目を覚ましたドイル。そして目の前にはやはりこの男、愚地克巳!
のんびりと小説なんか読んでます
「よォ・・・・」
パタン、と本を閉じて立ち上がる克巳
「敗北・・・・・認めるかい?」
な・・・・
な・・・・
なんか克巳カッコイ―――!!!
先々週のザコっぷりはどこへやら あのドイルが威圧感に冷汗を流しているッ!
半ばガムシャラ気味に突っかかっていくドイル
”ガシャンッ”
必殺スプリングマッハパンチを放つ!が!
あえなく返り討ち!なんか弱ッ
マッハパンチは余裕で肘ブロック!返す刀で膝、金的、胸、喉と4連蹴り!
スゲエぜスゲエぜ愚地克巳!
まるでいつもの克巳じゃないみたいだッ!
ドシャァッ!三度昏倒するドイル(可哀想・・・)
またもや克巳はトドメを刺さず、どっかりとその場に腰を下ろします
のんびりと小説を拾い上げ・・・・
「さ〜て・・・続き続き」
余裕ッ!
ドイルが敗北を認めるまでコレを繰り返すつもりのようですが・・・
しかし板垣先生のこと、このままで終わらないのは間違いなし
果たして次号ドイルの運命は?
と、ここで終わってればキレイにまとまった今週のバキでしたが・・・・
最後に場面転換が待っていました。あ〜あ・・・・きちゃいましたよ・・・・梢江様が
次回二人が会う時――
俺は 君とする
あの夜の刃牙の最後のセリフ
頭の中をグルグル回り、悶々として眠れない梢江
「明日・・・・・・二人は会う」
ハッ!(鼻で笑って)
勝手に会えやバカップルがって感じですかね
それは再来週のヤンチャンでやってくれよ!頼むから!
次週のバキをお前等の青臭いシーンで潰すのだけは勘弁してくれ
なにやら嫌な予感バリバリの
次号へ続くッッ!
127話
奔る
えー、このお話は番外編
「刃牙はじめてのセックス」
のエピソード0に相当する内容です
なのでそっちのほうにログ補完しておきます
128話
意地
神心会空手本部道場
診療台に横たわり点滴を受けているのは我等の克巳
そう、前々回の強さを目の当たりにして忘れかけていましたが今の彼は全身第二度火傷の重症患者
本来ならば戦闘など出来る身体ではないのです
「すまねェな・・・・ドクター」
「いたしかたないでしょう・・・・
医師は人の身体を治すことが仕事
武道家は人の身体を壊すことが仕事
私も神心会の専属医である以上、あなたのやりかたを尊重する立場です」
「オス師範!」
若い門下生がドイルの目覚めを報告すると
「よっしゃあ」
ミラーワールドに向かう龍騎のように起き上がる克巳
もう何度目になるかわからないドイルへのお仕置きタイムです
「オハヨウ・・・・ なァ腹減ったろう飯にしようや」
わあ克巳優しいのう 飯なんぞ食わせなくてもいいものを・・・
ドイルにはわざわざ口にあうよう洋食を用意してあげました
「たいしたゴチソウでもないけど・・・戦争中だしな・・・」
数分後・・・きれいに食事をたいらげた二人
うー食った食った、といった感じでげっぷをしながら天井を見上げる克巳
当然その隙―逃がすハズがない!
”バンッ”
克巳に先んじて立ち上がって構えを取ったドイル。この対決、初のイニシアチブを握りました
「へぇ・・・・・フォークもナイフも皿もあるのに素手かい?らしくねェなおい」
”ボッ”
凄まじい前蹴りッ!
しかしこれを読み切っていた克巳、攻撃に合わせて鋭い足払いを放つ!
ガッ!軸足を狩られて宙を舞う身体
まさにすってんころりんといった感じで後頭部からまともに落下するドイル
すぐさま起き上がろうとしたその視界を克巳の正拳が塞ぎます
「手品が通用しねェことがワカってきたようだな
いいかい? 俺の下段突きは
コンクリートブロック3枚を破壊するぜ」
敗北を
認めるかい?
しかしドイルは眼前の正拳を見据えたまま何の反応も示しません
この後に及んでまだ隠された奥の手でも持っているのでしょうか?
ギュウ・・・・
拳を強く握り締めながら克巳、最後の勧告
「そうやって死ぬまで・・・・意地を張り通すつもりかい」
ニィ・・・・僅かに両端を吊り上げるドイルの口元
バカだぜあんた
メキャッ
克巳の正拳、炸裂!?
ついにドイル”敗北”を知る!?
次回へ続くッ!
うーん・・・どーでしょうね克巳。おそらく今週の蓮と同じでトドメは刺せないんじゃないかと思うんですが・・・
でもドリアンにはアッサリ火ぃつけてたしな・・・殺す覚悟はできてるのかな
めっちゃ次回が気になる引きなんですがなんとまぁもどかしい事に次号はバキお休み あぁ、なんてこったい
再来週(6/13)を楽しみに待ちましょう
129話
それぞれの敗北
さて2週間ぶりのバキです
前回のラスト、ドイルの顔面めがけて打ち下ろされた克巳の必殺下段突き
大方の予想は「打ってないと思う」でしょうがはたして真相や如何に?
どれどれ・・・・・・
ああッ
なんてことだ
打ち込んでました
それはもう思いっきり
グボ・・・って・・・・
これ即死じゃないですか?
顔面陥没してるし
ゆっくりと立ちあがり拳をおさめる克巳
「センセイ・・・・お願いします」
『10年以上空手やってるけどよ・・・・本気で下段突き入れるなんて見たことねェよ』
その凄まじい一撃に、ただただ黙って立ち尽くす医師と門下生寺田
そして約5時間後―――――
顔面包帯グルグル巻きのドイルが目を覚まします
”ダンッ”
素早く跳ね起き、辺りを見回すドイル。しかし目の前にいるのは門下生寺田ただ一人
「オハヨウございます ドイルさん師範はもうおりません」
驚くドイル。そんな彼を更にたたみかける寺田の次の言葉
「師範の言葉をそのまま伝えます
この勝負 あなたの勝ちだと・・・・・」
・・・へ!??
以下回想シーン
―5時間前―
「センセイ・・・・武道家は人の身体をブッ壊すのが仕事とおっしゃいましたが
だとしたら・・・自分は才能が無いかもしれません
もうこれ以上――― そいつを壊せねェ
負けでいい」
黙って克巳の言葉に聞き入る医師と寺田。ああなんてこった
克巳カッケー
何言ってんだよ!才能無くなんかねえよ!お前最高だよ!
かーつーみ!かーつーみ!(怒涛の克巳コール)
「寺田・・・奴が目覚めたら伝えておけ。この勝負アンタの勝ちだと」
「オ・・・オス」
伝言役を仰せつかった寺田。克巳の心中を察してか何やら哀しそうな表情
道場を出ていく克巳、最後にポツリと一言
「いつもこうなんだよなァ・・・・肝腎なとこでいつも甘ェんだ 俺は」
”バタムッ”
と扉が閉まって、ここで回想シーン終了
「オメデトウございます
あなたの 勝ちです」
伝言をしっかりと伝えた寺田「〜〜〜ッッ」と背伸びをしながら彼も家路に
誰もいなくなった道場に、ただ一人放心状態で立ち尽くすドイル
なんかエライ寂しそうな背中ね
そして翌日―――
マンションの自室から外出する克巳。と同時にナレーションが
足下に何か落ちてるのを発見し、足を止めます
初めて受け入れる敗北――
視線がすーっと先を追います
心に去来したものは
その先に克巳が見たもの――――
それは意外にも
解放という名の歓喜だった
ドイル推参ッ!!
なんと上着を床に敷き、「どうぞお通りを」のポーズ!
彼なりの最大級の尊敬の証!
ドイル、ついに敗北を認めるッ!!
ドイル編堂々決着!
板垣先生バンザーイ!バンザーイ!
今年のバキ同人はドイル×烈×克巳の3Pが大氾濫の予感!(ヤだなそれ)
そしてまたしても次回掲載が再来週という罠
どうやらヤンチャンで例のアレをやってる期間は1週交代という事らしいですな
うーん残念、個人的に例のアレはどうでもええんだが・・・・・・
首を長くして再来週を待ちましょう