第112話
範馬刃牙17歳、イロを知る歳
前回、禁断の奥の手ブレストファイアーを発射して昴昇を屠ったドイル
その内容が気に入らないキャプテン・ストライダム
「男の闘いじゃねえッ! 刃物 スプリング 挙句に爆薬・・・
これはファイトじゃない!」
「ファイト・・・って・・どういうのがファイトなんだ?
なぁ・・・教えてくれよファイト」
「・・・・もしここで私と君がファイトになり私が拳銃を抜いたらどうだ」
「・・・・え? 使えばいいじゃないか
勝つために拳銃が必要なのなら迷わず使うべきだ」
即答するドイル。この答にはストライダムも返答のしようがありません
「君らはカン違いしている 私はファイターではない
世界チャンプを目指したり名声を欲したりしてるワケではない
私だけが知っていればよいことだ ・・・私の最強をね」
「君にとって・・・最強とは?」
「敗けぬことさ」
「しかし君は敗北を知りたがっている」
この問いに対し、微笑を浮かべながら答えるドイル
「敗北を満喫する最良の方法は全力を尽くした末に勝利を奪い去られること
しかしそれは今日もかなわなかった。ファイターはホントに甘い・・・・
クックックックックッ」
「・・・・私がもし核ミサイルのボタンを持っていたなら
君にに向けてスイッチを押したいところだよ」
「モチロンそれもありさ。ただし私に仕留められずにスイッチを押せたらのハナシだが」
カッケーですドイル
悪の魅力というかなんというか
さて ここで場面転換チクショー!克巳出せよ克巳!
刃牙&梢江パートへ
押し黙ったままの二人。最初に沈黙をやぶったのは梢江
「バキくんのことをずっと考えていたわ・・・他のことが考えられない」
「食事をしていても 本を読んでいても・・・笑ってても 泣いてても 何をしてても
頭の中にいつも俺がいる。そうだろう?・・・俺もそうさ」
へッ
なんかもうコイツ等 死んだほうがいいね
このバカップルが
「まるで歯痛のように・・・・なにをしていても梢江が消えない」
「うれしい・・ゴメンなさい お休みおじゃましちゃって・・・
自分の気持ち伝えたら・・・少し落ちついた」
「え・・・ッ帰るのか?」
動揺する範馬刃牙17歳、イロを知る歳
「またくる・・・」
「そう・・・(泊まっていけよ!)」
焦る範馬刃牙17歳、イロを知る歳
「おやすみなさい」
バタン
すっかり肩すかしを食らってしまった範馬刃牙17歳、イロを知る歳
ガッカリしつつ布団に入りますがそこはそれ
範馬刃牙17歳、イロを知る歳 当然頭の中は
『こずえ こずえ こずえ こずえ こずえ』
悶々として眠れません
そこにゆっくりと近づく足音。そして人影
(シャンプーの香・・・ッッ こずえの・・・ッッ)
ス・・・ シュサ・・・ パサ
(服を・・・脱いでる・・・?)
息を呑む範馬刃牙17歳、イロを知る歳
範馬刃牙17歳、イロを知る歳!
このまま梢江に食われてしまうのか!?
次号へ続くッ!
どうでもええねん刃牙&梢江!それよりも
「克巳を出せ!」と言いたい
”天才”の技をもう一度見せてくれ
第113話
緊張
ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン
(梢江が裸でいるーたぶんー
俺の寝床へ入ろうとしているー裸で)
ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン
(しゃがんだ 呼吸音が近づいた くるッッ)
(き・・・・ッッ きた〜〜〜〜〜)
”きた〜〜〜〜〜” 全身にヘンな汗をかく刃牙
入っちゃったよ
フトンにッッ
触れてるっつーか
密着してンじゃん肌
(下着!? 全裸じゃない
脱がすのか!? オレが!!!)
脱がすのか!?オレが!!!
もう爆笑
”ドクン ドクン”
鼓動ー オレのッッ
なんてデカい音
これじゃ目覚めてんのバレバレじゃん
知ってンだろうなァ〜・・・ッッ
幻滅してンだろうなァ〜ッッ
起きてるくせになンにも出来ないオレのこと・・・
(知らなかった・・・こんなにも大きいの・・・?
バキくんの背中柔らかい・・・筋肉・・・まるで女性のよう・・・
幾人もの巨人を倒してきた鋼鉄の身体が
こんなにソフト・・・)
こんなにソフト・・・
もうワケわかりません
”ギュ・・・”
あなたは誰のものなの・・・バキくん・・・
あなたの母親?父親?ライバル達?敵?
今はわたしのもの
背中から刃牙の身体を抱きしめる梢江
抱き締められているッッ唇が肩に触れてる キス・・・
不自然・・・ッッ
俺が気付かずに眠り続けるのはチョー不自然ッッ
ヤッてやるさ・・・・・・・ッッ
(何を!? セックス)
刃牙のこの表情がもう。このコマを見た瞬間吹き出してしまいました
隣で立ち読みしていた兄ちゃんに不信な目で見られたし
正面から梢江を抱き締めようと振り向いた刃牙
戦慄走る
ああ!
大変です
来てしまいましたよ
もっとも来ちゃいけない人が
このままでは朋友円楽さんの予想ドンピシャの可能性が(掲示板参照)
勇次郎の目的は!?刃牙は梢江を守る事が出来るのか!?
驚天動地の次号へ続く!
コイツはデンジャラスだぜ
第114話
親父ッ!!
突如として出現した勇次郎
驚いた梢江が大声で悲鳴をあげそうになるのを刃牙の手がふさぎます。そのまま勇次郎を睨みつける刃牙
「趣味悪すぎるぜ倅の情事のぞき見るなんてよォ」
「クス」
「クスクスクスクス・・・・・オモシロイことを言う
挑まれた雌に背を向けて震えることを情事と呼ぶなど
生物史始まって以来のことだろうぜ」
あれま震える刃牙をばっちし見てたのねパパ
つーか一体いつから部屋に居たんだよアンタ
「伝えることがある。キサマが女と戯れる日々に・・・
もの知らぬ浅はかな者供があれこれと世話を焼きたがるだろう
毒にも薬にもならぬ駄菓子の如き助言
いらぬ世話をッッッ」
「え・・・?」
「一切聞く耳を持つなッ」
ここまで緊張して話を聞いていた刃牙・梢江、思わず呆けた顔に
『アレ?怒られるんじゃないの?』
といった表情です。まぁ無理もありません
「禁欲の果てにたどりつく境地などタカが知れたものッッ
強くなりたくば喰らえ!!!」
ものスゴイ顔だ勇次郎
浦安鉄筋家族の垣のママにそっくりです
まだまだ続く勇次郎の講釈。刃牙と梢江は黙って聞き入るばかり
「朝も昼も夜もなく喰らえッッ
食前食後にその肉を喰らえッッ
飽くまで喰らえッッ
飽き果てるまで喰らえッッ
喰らって喰らって喰らい尽くせッッ」
もう困惑を通り越して、全身に冷や汗をかいてる刃牙と梢江
スゴすぎますオーガ論
「梢江とやら・・・・自己を高めろ雌として
飽き果てるまで喰らわせつつも
『足りぬ』雌であれ!!!」
「喰らい尽くせぬ女であれ」
もはや喋ることさえ出来ない刃牙と梢江
言いたいことをすべて言い終えたのか背を向けて去っていく裕次郎
「祝福するぜ二人とも」
”フッ”と消えました
忍者かアンタは
嵐のような男が去り
あとに残されたものは茫然自失のバカップル二人
生気を抜かれたような面並べてます。無理もないですが
とりあえずこの後ヤろうって気は失せたでしょうな
大方言、勇次郎!
この男の放つセリフ・・・あまりにも独善的ッッ!!
次号へ続くッ
第115話
約束
勇次郎、言いたい事を言って去る!
あとに残された二人は茫然自失。我に返った梢江がようやく口を開きます
「・・・・・喰らえって・・・・・・喰らう・・・の?」
暫しの沈黙
「やるよ」
「君とセックスをする」
なにィ!?あんなこと言われた直後でもヤル気満々なのかッ?
流石です範馬刃牙17歳イロを知る歳
「・・・・強くなりたいから?」
「ちがうッ」
間髪入れずに答える刃牙
「したいから 俺が君としたいからする
親父の言葉ーそれとこれとは無関係だ」
「よかった・・・・」
「次」
おっ?
「次回二人が会うとき 俺は君とする」
おお。一応自制は効くようです カッコイイぜ刃牙!
その言葉が意外だったのか 驚いたような表情を浮かべる梢江
しかし少しの間瞳を閉じると、にこりと微笑んで
「うん」
爽やかに笑い合う二人。ははあ、なんとかキレイにまとまりましたな板垣先生
これにてバキ&梢江パート終了 よかった よかった
場面変わってとある中華飯店
烈先生!
「烈海王より強い」発言をした昴昇が
あっさり焼かれ死んだというのに死んでない死んでない
当の本人は呑気に飲茶です。いい御身分だなオイ
そんな烈の前をすっと通りすぎるウェイター
運んでいるのは子豚の丸焼き 。どうやら前の席に座っている大男の注文のようです
「子豚の丸焼きを1人で食するのか・・・?
大きい・・・2m・・・いや2m10cm・・・それ以上・・・」
そんな事を考えながら男の後ろ姿を見入る烈
すると突然大男が席を立ちます。その瞬間垣間見た物に烈ビックリ
「空!?子豚の丸焼きがものの10秒で!!」
瞬く間に空と化した大皿!
大食い白田でも無理な芸当です。烈の前に立ちはだかる大男
「何の用かな・・・・」
「思い出したぜ どこかで見た顔だと思った・・・
東京ドーム地下スタジアムだ・・・トーナメント」
ここまで言われてハッと気付く烈
「君は・・・・」
「ジャック・ハンマー!?
別人じゃないかまるでッッ」
なんとまぁお兄ちゃん電撃参戦ッ!
粉々になったはずの歯をギラッと光らせてナイス笑顔
明らかなサイズアップを遂げたジャック!地下闘技場での死闘の後、彼に何があったのか!?
次号へ続くッ!
というワケでついにお兄ちゃん再登場です
しかしこの時期にジャック登場とは・・・死刑囚あと柳とドイルの二人だけよ?
あ、でも オリバさんあたりと闘うって展開もあるかも?次号からは目が離せませんな