「月面攻撃ミサイル全て大気圏内で撃墜!繰り返します!大気圏内で撃墜!」
「大統領閣下に打電・・・作戦は失敗したと。やはり託すしかないのか・・・
ギアナ高地で戦う5人の戦士に!」
冒頭、アメリカ国防総省が発射した惑星間ミサイルを余裕で大気圏撃墜する第四帝国のハウニプー編隊
ジョージの指示で月面への直接攻撃を試みたワケですが、なにせ相手は宇宙がホームグラウンド。科学力の差は歴然です

5人の戦士に託す!っておヒキの5人をないがしろにしてるみたいでちょっと嫌ね
エレオノーラなんかはまぁ何もしてないからいいんだけど、メドベージェフの最後が見事だっただけになぁ
「Jrよ。月にミサイル攻撃命令を出したそうだな・・・
お前は余計な事をするな。全ては私に任せておけばいい」
『全てはパパの言う通りに・・・か・同じだ・・・何もかもあの頃と』
スタンディングプレイが父にバレるも、特に怒られるでもなく「余計な事はするな。自分に任せておけ」の一言
己の行動など全てが父の掌の上にすぎず、その矮小さをまざまざと感じさせられるジョージ
しかし彼が父に対してこの思いを抱くのは今回が初めてではない。物心ついた頃から今まで、ずっとである

〜 1965年 コネチカット州イェール大学 〜
「イェールで好き勝手してくれるじゃねェかドサンピンが
本来ならてめえら三下に言う名前じゃねェが特別に名乗ってやる
第64代イェール総番ジョージ・ブッシュ!夜露死苦!」

まだ若かりし日のジョージ・ブッシュは特攻の拓に出てきそうなゴンタクレ
武丸さんにワンパンでのされそうな顔してますが以外に腕っぷしの方も強く、
屈強なアメフト部の大男5人を相手に1人で立ち回り、これを半殺しにして留置所にブチ込まれてたりしてます。やるじゃん
ドラマにありがちな、偉大な父を持った息子故の反抗心。この頃の彼は近づく者全てを傷つけるナイフのような若者だった
しかし・・・

「上院議員選に出ようって人の息子がブタ箱入りじゃカッコつかないかい?
じゃあ今度こそ勘当かな。へッ・・・」

「勝ったのか?」
見受けにきた父に対し、斜に構えて「勘当でもなんでもしなよ」と言うジョージ
だが父は息子の言葉など最初から聞いていないかのように、逆に問いただした

「勝ったのかと聞いている」


特攻の拓なら絶対”!?”がつく名場面です
有力政治家である自分にとって、息子の素行不良アキレス腱とも言える汚点のハズ。しかしパパはそれを咎めない
ただ一言喧嘩に勝ち負けだけを聞き、ジョージが「勝った」と答えると満足げな笑みを浮かべるのだった。カッケーな

「・・・怒らないの?」
「負けたのならな。いいかJrよ負け癖のついた者はブッシュ家には要らぬ
お前はどんな手段を使ってでも勝つことだけを考えろ
その後のことは私に任せておけばいい」





『かなわねェ・・・どれだけ尖ってみせても結局はパパの掌の上・・・今と同じだ』
回想終了して現代。世界のトップたるアメリカ大統領となった今でも、自分と父の関係はあの頃となんら変わりない
アメリカ大統領ジョージ・ブッシュは所詮、親の用意してくれた庭の中でしか自己を確立できない張り子の神輿なのか

対局中にそんなことを考えていたジョージは更にその隙を突かれ、スコルツェニーに満貫砲銃
ついに残り1000点まで追い詰められ、己のみならず
パパをもピンチに晒してしまう
※(おヒキがハコを割った場合、その超過点は相棒から引かれるというルールの為。ダブロンでも食らえばパパも飛ぶ)
ドイツコンビに幻惑され、狙い打たれている自分。ジョージは懇願するような目で父に救いを求めます
「僕はもうダメだ・・・パパお願い・・・」
「情けない声を出すなッ!この期に及んで命乞いか!」
この期に及んで見苦しくうろたえる息子を叱咤するパパであったが、その直後ジョージが吠えた

「違うッ!命乞いじゃない・・・!
今まではパパの言うなりだったさ・・・でも今は違う・・・あんたに反旗を翻す!
僕はバカだ。今のでつくづく解った。僕にはこの戦いは無理だ
でも人類はこの戦いに負けるワケにはいかない!
だから誰かが戦い続けばきゃいけない!そうだろ?
僕以外の誰かがッ・・・!」
その双眸からボロボロと涙を流しながら、アメリカ大統領ジョージブッシュは生まれて初めて父に盾突いた
しかしその瞳に宿るは死への恐怖ではなく
一国の指導者としての覚悟だった
「よくぞその結論に辿り着いた。その覚悟確かに聞き届けた」
息子の言葉を「よくぞ言った」と受け止める父。この会話のなす意味がわかるだろうか
自分のせいで父を危機に晒しているジョージが「この戦い、僕には構わずパパが勝ってくれ」と言っている
つまりジョージは父に介錯を求めたのだ
自分がナチスコンビからダブロンを受ければ父まで飛んでしまう
だから父の安手に自ら振り込むことで枷である自分をゲームから排除し、父を守るジョージの自己犠牲ファインプレイである

「ありがとうパパ。ロビンに会えるな・・・・
きっと怒ってるだろうな。埋葬の時立てて埋めてって言ったから・・「お兄ちゃんヒドい!」って」

ポーリン・ロビンソン・ブッシュ。白血病で幼くして亡くなった妹の名前を出し、あの世での再会を期するジョージ
その穏やかな顔は、単行本一巻で醜態を晒した彼と同一人物には思えません
>自分の命と引きかえに世界を守ろうとしてるんだ、馬鹿だろうが凡夫だろうがジュニア、お前は漢だ!
>おお、プレジデンテ……力強く賢明であらせられるプレジデンテ、ジョージ・ブッシュよ

『さよなら・・・パパ』
父の当たり牌である2筒をそっと卓上に差し出すジョージ。パパの手はタンピンで2000点
これを倒せばまさしく必要最低限のダメージでアキレス腱の息子を排除し、自分1人だけで試合の仕切りなおしになりますが・・・
こりゃパパは100%手ぇ倒さない展開よね
「その覚悟確かに聞き届けた」という前述の台詞からも、”その言葉を聞きたかった”展開であることが匂ってます
パパはジョージが自分の掌から飛び出て、アメリカ大統領としての覚悟を持つことをずっと待っていたのでしょう
「今までお前に何か期待したことなどない」というあの冷たい台詞は、たぶん最後の魅せ場の為の前フリ

ジョージの思いとは逆に、息子を生かす為にナチスコンビの直撃を受けて倒れるパパ
「パパ!どうして僕をトバさなかったんだよ!」と泣いてすがりつく息子への最後の台詞が

「これからのお前に・・・期待している・・・!」
とか完全にそんな流れだこれ。うーんパパ生き残ってほしいけど、果たしてどうなる?次号へ続く!


足手まといになる自分を卓から排除し、父の枷を外す。世界を守る為に己の命を捨てたジョージ決死の差込み
息子の覚悟を受け取った父はタンピン2000のその手を、そっと倒し・・・・否!倒さない!

パパブッシュはジョージの2筒を見逃して摸打。捨てた牌は手出しの5筒であった
「いかんパパブッシュ!その牌は・・・!」
「「ロン!鉄十字砲火バルケンクロイツ!」」
小泉が必死に止めるも時既に遅く、第四帝国コンビが声を上げて手牌を倒した
筒子の九蓮とリーチドラ132000と2600のダブロン
持ち点34000だったパパブッシュを無情なる光の十字架が貫いた

パパブッシュの捨て牌は手出しの5筒。つまり彼はツモアガリを放棄して敵のダブロンに打ち込んだのだ
なぜならツモあがってしまえば700-1300。持ち点1000点の息子をトバしてしまうからに他ならなかった

息子の覚悟とは逆に、父が息子を庇い自らの命を捨てたのである

「やったッ!最強の武人パパブッシュを落としたッ!
最悪刺し違えるつもりだったがなんという幸運!まさか息子を庇って自爆するとはな」
「うむ、第四帝国の勝利は近い」
スコルツェニーとルーデルさんというコンビを繰り出しながらも、パパブッシュ撃破には危惧を抱いていた帝国陣営
その強敵が役立たずの息子を庇って勝手に倒れてくれたのだから、まさにタナボタの勝利です
「パパァッ!どうして!?どうして僕を庇ったの!?」
「言っただろう・・・ワシはお前になんら期待した事はないと・・・」
「だから!なんでそんな僕を庇ったのかって聞いてるんだよッ!」

致命傷を負った父に駆け寄り、顔面蒼白になって問いただすジョージ。自分が死ねばよかったのにどうして?
パパブッシュはその大きな手を息子の頭に乗せると、今までに見た事もないような笑顔でこう答えた
「確かにお前は愚かで思慮が浅く分別の無い・・・どうしようもない息子だ
だがなJrよ。それでも・・・それでも・・・
愛さずにはおれぬのだ」

元アメリカ合衆国第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュ。希代の武人にして傑物の彼も人の親であった
世界と天秤にかけても、彼は息子の命を救ったのだ
世界で一番強い愛とは子を思う親の愛情である。みんなも親御さん大切にしろよ





「パパ・・・」
「思えばお前には何一つ父親らしいことをしてやれなんだな・・・許せ」

父は自分に無関心ではなかった。誰よりも愛されていた
その双眸から止め処なく涙を流しながら、ジョージはかぶりを振って父の言葉を訂正する
「そんなことないよ。一度だけボールパークに連れていってくれたじゃないか
ママもジェブもニールもマーヴィンもドロシーも一緒に・・・
そしてホラ!約束したじゃないか!」
「約束・・・?」
ジョージが涙を拭いてベースボールを歌を歌いだすと、パパブッシュの周囲の風景が野球場に早変わり
野球観戦を楽しむ若き日の自分と家族達の姿がそこにあった。Jrと交わした約束とはなんであったか

呆然と立ち尽くすパパの隣に、幼くして亡くした愛娘ロビンが現れる

「覚えてないの?お兄ちゃんはずーっと覚えていたのよ
その為にメジャーのチームまで買ったのに。パパったらちっとも気がつかないんですもの」

ロビンに指摘されたパパはここでようやく、あの日息子と交わした約束を思い出す
それは他愛のない、本当に他愛のない親子の約束だった
「そうか・・・そうだったのか・・・Jrお前は
あの日の約束を糧に大統領にまで登りつめたのだな」





ねえパパ、約束してくれる?

いつかまた・・・

Take me out to the ball game
僕を野球につれてって

いいともジョージ・・・

またみんなであのボールパークへ・・・

夕焼けに紅く染まる球場。在りし日の思い出に満ちたりた笑顔を浮かべ、男はその生涯を閉じた
アメリカ合衆国第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュ
死亡

巨星墜つ
その最後の姿は、敵に貫かれても尚倒れぬ仁王立ちであった
これぞ本物の侠客立ち・・・ッ(号泣)
>「またボクを野球に連れてって」コンビニで号泣しましたよ・・まさかムダヅモで泣く日がこようとは・
>はんぺらさんも叫ぶだろうが俺からも叫ばせてもらいます。パ、パパブッシュー!!!(号泣)
>予想通り過ぎたムダヅモ。だがそれがいい。パパブッシュ最高すぎる
>パパブッシュ、音也パパに勝るとも劣らぬ漢な逝き様でありました
>ムダヅモ読みました!電車の中で泣いてしまいました!もっかい読んだらもっかい泣いてしまいました!!
>本物のブッシュ親子が今回のムダヅモみたいにカッコ良かったら日本はアメリカの属国でいいと思った




「パパァッ・・・!行かないで・・・僕を一人にしないで・・・うう・・・!」
「フン下らぬ。武人パパブッシュも所詮は人の子であったか
取るに足らぬ息子を助ける為に命を落とすとはな。存外につまらぬ最後であったわ」

父の死に咽び泣くジョージと、そんな親子の別れを見て嘲笑するミステリアスパートナー。コイツは副将でしょうか?
偉大なる父の最期を侮辱する言葉が耳に入った瞬間。その鳴き声がピタリと止まる

直後、ジョージの周囲の空気が爆ぜた
ただならぬ事態にうろたえるタイゾーの隣で、ベネディクト教皇が静かに呟く

「全て予定通りだ」
さながら初号機の暴走を観戦するゲンドウと冬月のように
ジョージの身に起こった変化を当然のように受け止めるベネディクト。この人パパの死を最初から知っていたのか?
>パパブッシュが死ぬのまで計画通りって、ベネディクト、マジ月以上の悪党。大和田先生の命が心配だ
やがて変化を遂げはジョージが再び卓へと戻って着席。豹変したその雰囲気にスコツツェニーも呑まれてます
「ブッシュ大統領・・・?いや違う。キサマは一体・・・!?」
「どうやら我々は・・・あの時と同じあやまちを繰り返したのかもしれませんね」
ジョージ・W・ブッシュついに覚醒!?
最後にミステリアスパートナーが漏らした「あの時」とは?Jr覚醒だけではおさまらない超絶展開で次号へ続く!
>第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・ウォーカー・ブッシュ、灼熱の瞬間!
>スコルツェニーとルーデルが揃って”最悪刺し違えも覚悟してた”と言わしめた
パパブッシュの凄まじさも大概ですが、ラストのパパどころか歴代アメリカ大統領が憑いたかのような
凄みのブッシュ大統領には読んでるこっちまで恐怖を覚えました
>次回はパパブッシュとドイツの因縁が語られるんでしょうね
教皇も第二次世界大戦時に因縁があるようですし荒唐無稽かと思う第四帝国が敵ってはまってますね

>水を差すようですが…先鋒、次鋒とも、おひきが残ってても第四帝国の負けになりましたよね?たしか
>ブッシュが覚醒したとしてもその力を発揮する場がない件について
>パパブッシュがオヒキだったりして
>ブッシュ覚醒で人類側ストレート勝ちフラグ!?
2ちゃんでありましたけど実はパパのほうがオヒキということにすれば続行は一応可能ですし

試合開始前のルール説明にも「対戦相手をトバせば勝ち」(おヒキはトバしても終らない)
と明確に語られてます。つまりレギュレーションに則れば、この中堅戦は地球側の敗北で決着してます
おヒキのジョージが今更「パパの敵討ちだ!」と着席したところで、闘牌は続行されないワケです
ではせっかく覚醒した彼の扱いはどうなるのか?掲載はしませんでしたが、前回朋友から送られたコメントにこんなのがありました
『最終決戦の小泉のおヒキはタイゾーでなく
覚醒したブッシュJrだと予想』

今週の展開を読むと、まさにこれが一番信憑性のある予想ではないしょうか。前回掲載しなくてスマン
でもジョージ着席しちゃってるしな・・・これはやはり何らかの理由付けで試合続行の流れだろうか?まったく読めません
大和田先生の予想は裏切り期待は裏切らない展開に期待したい


第二次世界大戦。ドイツ敗北の原因は様々な事由が語られている
しかしその中で最も重要なものの1つは・・・
アメリカの対独参戦であった
豹変したジョージのただならぬ威圧感に、アメリカ参戦によって敗北を喫した過去うぃ彷彿するミステリアスパートナー
自分達は今、再びあの大戦と同じ過ちを犯してしまったのではないか。すなわち
世界を総べる巨大な鷲を本気で怒らせてしまったのだと
「念のため奴の麻雀力を測定しろマリエル」
ビビったミステリアスパートナーに命令され、スカウターでジョージの麻雀力を測定するマリエル
流石宇宙に進出してるだけあってこんな便利アイテムも持ってます第四帝国。ドイツの科学力はァァァァ世界一ィィィィ!

「測定完了・・・ブッシュ大統領の麻雀力は6800アーデルハイドです」

「6800アーデルハイド・・・?故障ではないのか」
「タイゾーの麻雀力は7アーデルハイド・・・ほぼ人類の平均です。故障ではありません」
「バカな。Jrの麻雀力はパパブッシュに匹敵するというのか?」

第四帝国のスカウターが叩き出したジョージの麻雀力は6800。普通の人間が7くらいだそうなので、もはやサイヤ人です
>ムダツモのスカウターこれは笑っていいんですかね?とりあえず爆発に期待ですね
>スカウターつけたマリエルは俺の嫁
>麻雀力たったの7か・・・ゴミめ

おそらくこの場合の「麻雀力」とは捨て牌読み等の雀力のことではなく、
豪運量を指していると思われます
アーデルハイドってどういう単位なのか解りませんが、
ロッテンマーヤさんの声が脳内再生されたのは俺だけであるまい

と、ここでアメリカの軍用ヘリが到着。アタッシュケースを抱えて降りてきた人物は、元・国務長官コリン・パウエルだった
「お久しぶりです大統領。これをお渡しするために参りました」
「これは・・・代々イェールズ大総番の証!
イェール魂!!!」

「パパブッシュ様に何かあった時にこれを渡すようにと」
「そうかそういう事か。パパ・・・・!」

パウエルの届け物はイェール大学総番長の証の学ランだった
それを見た瞬間、ジョージはこの戦いに自分を連れてきた父の真意を理解する





「その汚ねェ学ランがどうしたっていうんだ」
「おわかりになりませんかな?”パパブッシュ”とは
ブッシュ家を総べる者の称号なのです
イェール魂はその証・・・パパブッシュ様も、その先代もお召しになりました
そしてこの勝負が始まる前に私に託したのです」
パウエルから語られる衝撃の真実
「パパブッシュ」とは、単にジョージブッシュ父子を区別する為につけられた愛称ではなかった
”ブッシュ家を総べる者。すなわちブッシュ家の父”
家督を継いだ者の称号
そしてその証である学ランを、「この勝負が始まる前に」パウエルに託していたパパブッシュ
それが意味するところはつまり・・・・

「なんだと・・・?まさか!」
「その通り。こちらにおわすお方が・・・・
真のパパブッシュ!」

地球側中堅メンバーの名前はこう記されている パパ・ブッシュ と おヒキのジョージ・ブッシュ
誰が見ても父ブッシュと息子ブッシュのことだと思うが、実はそうではなかったのだ

「ブッシュ大統領の麻雀力、更に上昇していきます
7933・・・7980・・・
8003アーデルハイド」
「8000を超えただと!?」

「なんという事だ・・・まんまとしてやられた!」
こっちが本当のブッシュで死んだほうがおヒキだったとは!」
「グライフ作戦のお返しって事か・・・フッ。やるねェ」

名前の同じ親子だから可能なトリック!
大方の朋友予想の通り、「Jrが本命でパパのほうがおヒキ役だった」というウルトラCによって中堅戦続行です
棺に入れられ、祖国に送られる偉大なる父の亡骸に敬礼するジョージ
パウエルもまたそれを見送ると、空席となったおヒキの席にどっかと腰を降ろした
「ご心配なく。私はパパブッシュ様の代わりに座っているだけ・・・戦いには参加しません
あなたと命運をともにしましょう
これもブッシュ家に仕えた者の定め。よろしいですか大統領」
誰に言われるでもなく、命を賭けた勝負に自ら進んで同席するパウエルかっこよすぎる。アメリカ最高
「ベネディクト教皇。あなたはこの事を知っておられたのですな」
「うむ。パパブッシュは最初からこうするつもりだったのだ
誰にも認められず、類人猿大統領のレッテルを貼られた男・・・だがしかし
父だけは正しい目で我が子の潜在能力を見抜いていたのだ」

漢の魂揺さぶるボルテージMAXで、南3局からの闘牌再開となります





「ロン!三色三暗刻ドラ三スリーストライクアウト!」
「ぐはァッ!速い・・・ッそして重いッ!この打ち筋はパパブッシュ!?
いや違う!それ以上の何か・・・!」

生まれ変わったジョージの力はまさに圧倒的。60000点差あったスコルツェニーをモノともせず真正面から飲み込んでいく
それはジョージ・ブッシュという1個人の力を遥かに超越した、神懸かり的な・・・そうまるでもっと別の・・・・

わたしは誰・・・・?

わたしは陸・・・・

わたしは海・・・・

わたしは空・・・・

わたしは海兵隊・・・・

天と地を治める者

合衆国大統領・・・!

アメリカを”背負う”のではなく。アメリカとなる
もう覚醒ってレベルじゃねーぞこれ
はたして今のジョージに勝てる男がこの世にいるだろうか?いや居はしない(反語
スコルツェニーの必死の抵抗は、さながら大津波に立ち向かう蟻のよう。歯が立たないとはこのことである

ついに60000点あった点数は残り5000に。泣く子も黙る第四帝国特務大佐も風前の灯です
「クソッたれ・・・やっとの思いでパパブッシュを倒したと思えば・・・
もっとやっかいなヤローがいたなんてよ・・・ったくアリかよ
まともにやっちゃ勝ち目はねェ・・・か」

正攻法でこの麻雀の現人神の如きジョージを倒すのは無理と判断したスコルツェニー
まともにやって勝てない相手ならば「まともじゃない」方法なら・・・?
「だが俺もオットー・スコルツェニー!ヨーロッパ1危ねェと言われた男!
一世一代最後の大博打を仕掛けるぜ」
このままジョージの圧勝では終らない!スコルツェニーに秘策あり!?

中堅戦決着(?)の次号へ続く!次号は見逃せない!


「始める前に言っといてやるブッシュ大統領
この西一局、サマ仕掛けるぜ
アンタは今や先代を凌ぐ麻雀力を身につけた。まともにやっちゃ勝ち目はねェや
こっちも必死でね。悪ィがやらせてもらうぜ」

覚醒したジョージの力に追い込まれたスコルツェニー。なんとここで次局イカサマを使うと事前宣言
使うなら黙って使えばいいものを、ワザとそれを伝えるあたり心理戦の揺さぶりも兼ねています。流石の曲者
「どうした?まさか今更サマがどうだと謳うつもりじゃねェだろうな?」
ポカンとした表情で口を開けて話を聞いていたパウエルに「文句あんのかゴルァ?」とガンたれるスコルツェニー
しかし返ってきたパウエルの返事はまったく真逆のものだった
「とんでもない。むしろ感銘を受けました
東西問わず、古来よりギャンブラー達はこう言います”見抜けなければイカサマではない”と
しかしバレれば裸にされ打ち捨てられるもまた博打の世界
それを承知でイカサマ宣言をする勇気・・・いやはや感服いたしました
何かあれば黙ってやるつもりでしたが。あなたの勇気に免じてお見せしましょう」
「バレばければイカサマではない」とはつまり、「イカサマの現場を抑えられたらブッ殺されても文句言えない」ということ
賞賛と同時に、
スコルツェニーの全身にレーザーサイトが照射される

「他のテーブルマウンテンから狙撃手が狙っております。イカサマが見破られれば蜂の巣
その覚悟がおありでしたらどうぞ」
「ヘッ上等・・・!」
穏やかな口調は変えず、クールに脅しをかけるパウエルかっこよす。なんというインテリヤクザ
「最初は何も言わずに殺るつもりだった」とか、その物腰に似合わぬ苛烈な物言い。流石は元アメリカ合衆国国務長官です
>イカサマがバレたら射殺って、あのー、じゃあ次鋒戦は…?
>ゾーリンゲン轟盲牌や2の2の核分裂の後で、つばめ返しで銃殺ってのもなんか納得いかない気も・・・





「風・・・?いや気のせいか」
いよいよ対局開始。4人が牌を取り終えた瞬間、卓上に風が吹いたような気がして周囲を見張るパウエル
なんの異常も見受けられないので気のせいかと勝負を再開するも、その悪い予感はやはり的中していた

「ツモ!地和!」デデーン
「やったな!これはイカサマだッ!狙撃班・・・・な、なんだとッ?!」
なんと注目の西一局はスコルツェニーの地和。これはイカサマ以外の何者でもないと叫ぶ、パウエルだったが
狙撃手たちのスコープにも、軍事衛星からの映像解析にもスコルツェニーの動きに怪しいところは見られなかったという返答

見抜けなければイカサマではない。事前の問答があっただけに、パウエルはそれ以上何も言えません
8000−16000ですがハコを割ったおヒキの失点は相棒が請け負うルールなので、ジョージのトータル失点は24000点
「バカな・・・確実にイカサマをしているハズなのに・・・USAの最先端科学でも防げんのか
ヤツは間違いなくもう一度サマを仕掛けてくる!次局までになんとしても破らねば・・・・!
どこだ・・・?どこだ・・・?どこなんだウボァー!」
パウエルが目を皿のようにしてスコルツェニーの一挙動を見張るも、何も発見できぬまま配牌終了
このままでは再び地和が炸裂するは必定。ジョージの残り点数は16400なので、24000食らえば敗北決定です

「SHIT!私は何の為に・・・!」
自分の無力を嘆くパウエル。しかし彼を責めることなどできようか
場に居並ぶ小泉やプーチンを初めとする列強の雀士達が、揃いも揃って誰一人として見抜けないサマである
そう、ただ1人。ただ1人だけ気づいた男が
”それ”を息子に伝えた


Dont Think FEEL
考えるな 感じろ

>ブッシュ親子の すごい 李小龍
偉大なる荒鷲ジョージ・W・ブッシュ
死して尚彼の魂は息子とともに闘っていたのだ
「そこかッ!!」

親子の爪はスコルツェニーのサマを文字通り”鷲掴み”にして白日の下に曝け出した
ハイスピードカメラのスロー再生映像にすら映らない
超・神速のツバメ返し

それがスコルツェニーのサマの正体。前局でパウエルが感じた風はその所作が引き起こした旋風だったのである
そんなスピードでツバメ返しを行うスコルツェニーも、それを手で掴み止めるジョージももはや人間じゃありません
腕を振っただけでウラン牌を吹き飛ばしたパパブッシュもそうでしたが、こいつらなら
ピクル余裕で倒せそう
余談だが、スコルツェニーが固めた山牌があまりにもカチッとしていてチューレン君を思い出した


※ワニ蔵のイカサマアイテム「チューレン君」。同シリーズに「スッタン君」も存在する
尚、チューレン君は中に鉄棒が入ってるので相手を殴り倒す武器としても使用可能





「で、でもどうやって積み込みを?コレって全自動卓ですよね?」
「全自動卓ではツバメ返しは不可能・・・
そのこと自体が盲点だったのです
全自動卓とはいえ万能ではありません。時として揃ったまま洗牌してしまう事もあるでしょう
スコルツェニーは驚くべき正確さと素早さでそのスイートスポットに牌を流し込み
自らの山へ牌をたぐり寄せたのです!」

>全自動卓で積み込みって相変わらず大和田先生の発想は常人の脳を逸脱しておる
自動卓での積み込みという概念で思い出すのは青山広美先生の「バード」
麻雀漫画史上初、理詰めで全自動卓の天和の方法を描いた漫画で
恐ろしい敵キャラ「蛇」の異質さも相まって、近麻読者ならば強烈なインパクトとともに覚えている作品でしょう

画期的なアイディアやトリックは後のギャンブルフィッシュの原型になったとも言える隠れた名作。未読の朋友は是非どうぞ
蛇は自分の指に磁石を埋め込み、バードはマジック用の細いネットを使ってそれぞれ成功させていた自動卓での天和
スコルツェニーの方式はといえば

驚くべき正確さと素早さでスイートスポットに牌を流し込む
という着眼点もクソもないもの。スタープラチナ並みの精度と速度が要求される超絶の手技です
きっとスコルツェニーならダービーの指をヘシ折ったり肉の目を除去するのも余裕でしょう

「イカサマは防衛しました。最後に何か言い残すことは?」
現行犯で取り押さえられたイカサマ現場。アメリカ国務長官を舐めたらいけません。殺ると言ったら絶対に殺る男です
遺言はないかと尋ねるパウエルに対し、スコルツェニーは最後の一服をつけながら不適に言い放った
「クソくらえ だ!」

直後彼の身体を貫く銃弾の雨。最後まで敵に屈しないその姿は雲のジュウザを髣髴とさせます
「決着・・・ですな」
糸の切れた人形のように座席に座り込んだスコルツェニーを見て、パウエルは静かに呟く。しかし・・・
『決着・・・?フッだから甘えって言われんだよ坊や!』
もはや命の炎燃え尽きたかと思われた目に反撃の光が宿る!まだ彼の策は終っていない!
>スコルツェニー、こりゃ自分を囮にしてルーデル閣下(現在空気)に決めさせる気ですかね
いったいこの状況でどんな手が残されているのというか
やはり一番に考えられるのは、卓上メンバーにも関わらず今週1コマたりとも描かれなかったルーデルの存在
ありがち予想するなら、
今週のこの一連のドタバタこそがデコイであり
この間、本命のルーデルが超高速でツバメ返ししてる
という線だろうか
「自分がイカサマするぞ!」と宣言することで相手の目を囮である自分に引きつけ、ルーデルから外させる策です
これなら今週ルーデルが1コマも描かれてないのにも演出的な説明がつきます。かなり可能性は高いと思われ
最後の最後までもつれた中堅戦、決着(?)の次号を待て!


『どうやら弾丸は心臓を外れたか・・・最後の最後に幸運の女神が微笑んでくれたぜ
これならあと30秒は生きられる。死んじまったらそこで負けだからな
俺の人生残り30秒・・・だが
その30秒が第四帝国を勝利に導く』
ツバメ返しの現行犯によって狙撃されたスコルツェニー。その傷は致命傷であったが即死だけは免れていた
そして即死しなかった事により、彼の命を賭した策は成就する
”ゴォッ!”
卓上に吹く一陣の風。それはまさしくスコルツェにーがツバメ返しを行った時に発生した衝撃波と同じモノだった
瀕死のスコルツェニーにあんな神業ができる体力は残っていないハズ・・・その瞬間、パウエルは彼の仕掛けた罠に辿りつく

「ジーザス!大統領スコルツェニーは囮です!
ツバメは・・・
ツバメはもう一匹いる!」

キタアー!!大方の予想通り、やはりこれがスコルツェニー最後の策!
敢えて自らが派手に動いて囮になることにより、本命のルーデルを完全に敵の意識から隠させていたのである

風を切り裂くルーデルさんの鋭い眼光に超シビれる。まさに獲物狩る天空の覇者!
「ちぃッ!そこかぁッ!」
突風の壁を抜けてジョージの腕が伸びる。現行犯で捕まえてしまえば今度こそアメリカの勝利・・・しかし

もう少しで届くと思われた牌山は無情にもその手から逃れていった
ルーデルのツバメ返しがスコルツェニーのそれよりも速かったのかもしれない

しかしやはりそれを成しえたのは、ジョージの反応を遅らせたスコルツェニー・オットーの囮作戦と・・・
そしてなによりも、己が命を賭した彼の執念であろう

「気をつけな。ナチスのツバメはジェットで飛ぶぜ」





かくしてナチスのイカサマを止められず配牌終了し、ここに中堅戦の勝敗は決した
無念のジョージとパウエルが覚悟を決めて瞳を閉じる。後のことは残された仲間達に託すのみである

                                  ノ ー ズ ダ イ ブ ボ ン バ ー ツ ヴ ァ イ

「ツモ地和!急降下爆撃U」

ジョージ&パウエル共に死亡
父を超える覚醒という熱すぎる魅せ場を作ったジョージではありましたが、やはり団体戦の展開上敗北と相成りました
任務を遂行したルーデルさんが笑顔で相方を振り向く

「やったぞスコルツェニー!これで2対1・・・・」
そこまで言いかけ、ルーデルさんは言葉を飲み込んだ。既に相棒には彼の言葉は届いていなかったから
オットー・スコルツェニー死亡
”ヨーロッパ1危険な男”の最後は、全身に無数の銃弾を浴びながらも作戦を成功させるという、実に彼らしい凄絶なものだった
>ルーデルさんのスコアに「アメリカ大統領」が追加された…が、代償が重すぎた
>事切れるまではどこまでも『ヨーロッパで最も危険な男』にはさすがだなと
そしてここでブッシュ死ぬということはオバマ登場フラグでしょうかね

「月へ帰ろうスコルツェニー。この星はけがれに満ちている」
ハンス・ウルリッヒ・ルーデルは涙を流さない。「早くこの星から友の亡骸を月に返してやりたい」と。ただそれだけ切に願った





「半荘一回で死者4人か・・・なんと凄絶な戦い。主よこれがあなたの望みなのですか?
ならばそれに答えねばなりますまい

最初から全力でいかせてもらおうか」
ブッシュ親子とパウエルという犠牲と、手痛い一敗を喫した地球連合。しかし2対1でリーチの状況には変わりはない
志半ばで敗れ去った仲間の尊い犠牲に報いる為にも、なんとしてもこの副将戦にて全ての決着をつけたいところ
第265代ローマ教皇・ベネディクト16世、満を持して出陣
なんか両手両足に嵌めていた「ゴルゴダの枷」というパワーリスト&アンクレットを外し、初っ端からトップギアです
「すごい・・・まるで大気が震えているようだ」
「これがヴァチカンの真の力・・・フッなるほど
あの時はまだ
本気の十分の一も出していなかったということか」

味方もビビるベネディクトの圧倒的なオーラ。小泉曰く、彼が敗れたあの勝負でさえ1/10程度の力だったとの事
聖闘士星矢の一輝、銀牙のベンのような。正直一人だけ次元が違う強さです
このプレッシャーを受けて、第四帝国側の副将もついにベールを脱ぎ捨てる。気になるその正体は・・・?
「流石は歴代最強とうたわれる男よ。相手にとって不足はない
我らがお相手いたそう!」

ナチス国家元帥へルマン・ゲーリング!
ナチス副総統ルドルフ・ヘス!

ここで出てきたゲーリング。そして結構意外だったルドルフ・ヘス。まぁ階級と立場的には妥当と言えるかもしれませんが・・・
二人とも高慢でニヤついた笑みを浮かべており
権力の上に胡坐をかいた醜いブタって感じ
正直今のベネディクトの前では指先ひとつでダウンさせられる雑魚にしか見えません

と全国の読者が思った次の瞬間。突然二人を撃つ天雷
>ヘ、ヘルマンとルドルフーーーーーー!!!(泣
>お前らかよと思ったら完全に出オチのヘス&ゲーリング、まあコイツらの器じゃ仕方ないか

こんなに晴れた空から落雷?驚いたタイゾーが空を見上げると、そこには信じがたい光景が広がっていた
『下がれ!その男にキサマらでは力不足よ
余が相手をしてやろう!』
ハーケンクロイツの描かれた巨大な円盤と、そこから聞こえてくる威圧感漂う声
ナチス国家元帥と副総統を相手に頭ごなしに命令できる人物はこの世にたった一人・・・・・!

アドルフ・ヒトラー総統!
>教皇はボスの強さの引き立て役みたいですね。大丈夫でしょうか、この連載
なんとラスボス副将戦に降臨。なるほど闘牌シーンが大将戦だけでは、敗れてしまうが為にその強さがイマイチ伝わりません
この副将戦でベネディクト教皇を寄せ付けずに勝利してこそ、その神にも匹敵する強さが読者に伝わるというもの

次号、ヒトラーVSベネディクト!その恐人知を超えた戦いに活目せよ!ヒトラーのオヒキは誰だ?


「ついに姿を現しおったな・・・20世紀最大の独裁者にして
ヨーロッパに悪夢をもたらした暴君・・・・奴の名は・・・
アドルフ・ヒトラー!」
>マインフューラー!! しかも……マインフューラーだわ!!
巨大なUFOから降り立った人影は、やはり第四帝国総統アドルフ・ヒトラー本人であった
タイゾーは気温が一気に下がったように感じた。ヒトラーから流れてくる冷気・・・いや瘴気とでも言えようか
ともかくタイゾーは瞬時に理解した。「この世のものではない!」と。本能がタイゾーに告げる
『見てはいけない!見ては・・・・!』

ほっこり
なんと意外や意外。20世紀最大の魔人が見せたのは他者を威圧する帝王の貌ではなく、
友愛に満ちた聖人のような笑顔だった
>タイゾー「奴を本当に恐ろしいと思ったのはその時だった
奴の笑顔を見てると・・・心が安らぐんだ!」
>ヒトラーが素敵過ぎて魂抜かれました
>ヒトラーの 五代雄介より いい笑顔
「・・・ヒトラー総統・・・!総統閣下・・・・!
「気をしっかり持て!魂ごと持っていかれるぞ!」
その笑顔に溶かされたように敵対心を失い、総統閣下と叫んで駆け寄ろうとするタイゾーを殴りつけて引き止めるベネディクト
人心をたやすく惑わす規格外のカリスマ!それはまさに肉の芽いらずの吸血鬼のよう
「なんて温かな眼差し・・・抱きしめて頬ずりすたくなってしまう・・・」
タイゾーのみならずエレオノーラも頬を赤らめてドキドキしてます。くそ!俺にもそのカリスマくれよ!

「久しぶりだな、ラッツィンガー」
ヒトラーが笑みを浮かべながらドイツ人男性の名前を呼ぶ
名前を呼ばれた男は、魔人の威圧感に怯むことなくその目を睨みつけながら毅然と言い返した

「我が名はベネディクト16世。第265代ローマ教皇である」

「なるほど・・・あの時の神学徒とは違うという事か」
そう。265第教皇ベネディクト16世の本名はヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー
かつてナチス青少年組織ヒトラーユーゲント(通称ヒトラー「青年団」)に参加していたドイツ人
つまり2人は元・崇拝対象と学徒兵という関係
ベネディクト16世のこの特異な経歴から、
「もしかしたら教皇は副将戦で第四帝国側に寝返るのでは?」
といった意見が多く寄せられていましたが、この敵対心を剥き出しにした反応を見るとその展開はなさそう
むしろヒトラーに対して浅からぬ憎悪を抱いているように見える。どうやらこの副将戦は因縁の対決となりそうです





「総統閣下ここは我らにお任せを。おん自ら出るには及びません」
「トリスタンの言う通りです。この者どもの麻雀力はせいぜい9000アーデルハイド
我らなら数秒で片付けられます」

そんなヒトラーの脇を固める謎のナイスショタ&ナイスロリ。顔立ちからして双子でしょうか
ベネディクトの推定麻雀力は9000だそうで、覚醒ジョージが8000だったことを考えると無敵に近い数字ですが
それでもこのショタロリなら
「数秒で勝てる」とのこと。なんかもうドラゴンボール級の麻雀力です
「うぬら2人は月で生まれた純粋な月の子モンデンキントゆえ知らぬであろう
余とこの男には浅からぬ因縁があるのだ」
「いえ我ら兄妹は祖父ゲッベルスの代からお仕えする身。この男の功績は存しております
ですが・・・」

「イゾルデ。これ以上の議論は無用だ」

双子の正体はゲッベルスの孫!
月で生まれた純粋なアストロノーツであり、ショタのほうはトリスタンきゅん、ロリのほうはイゾルデたんと名前も判明
「閣下の手を煩わせるまでもない」と兄妹での出陣を直訴するイゾルデたんですが、ヒトラーはこれを一瞥して棄却
副将戦にて第四帝国首領と直接対決という流れに

「ハンデをやろうラッツィンガー。この半荘、人和は無しだ」
この勝負にあたり、ヒトラーから「ハンデ」として提案されたのは人和なしというもの
これは
「第1打出アガリを連発するぞ」という宣言でしょうか。まさかいくらなんでも・・・
「ロン!帝国電撃戦ライビスブリッツリーク!」
と、いきなりベネディクトの代1打をヒトラー出アガリ。人和無しルールなのでタンヤオのみの1300ですが、
もしこれが人和ありなら32000直撃でいきなり決着でした。イゾルデたんの言っていた「数秒」とはこういうケースだろうな

「遅い。遅いぞラッツィンガー!
スピードこそ命。”兵は神速を貴ぶ”だ」

この時動いた点数はわずか1300
しかしそれは大いなる嵐の前ぶれにすぎなかった

>ヒトラーは八連荘すると予想
20世紀最大の魔人の初手は、超スピードながらも拍子抜けな1300。しかしそれは破滅への序章!
スピード重視のヒトラーの闘牌の真髄とは?ベネディクトとヒトラーの因縁とは何なのか?
そしてヒトラーがここで出るということは、
第四帝国大将戦は誰が闘うのか?
良い感じに気になる謎も散らばり、盛り上がってきたところで次号へ続く!イゾルデたんは俺の嫁
>イゾルデは闘わないんですかね?大将戦のオヒキを彼女がやりそうな感じがします


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