「私は・・・なぜ生きている?」
「あと数W電撃が強かったら・・・ほんの首の皮一枚のところでした大統領
イェール魂の雷耐性のおかげです」
「パパは死んでも・・・死んでも僕を守ってくれたんだ・・・!」
冒頭、アメリカへと帰る搬送ヘリの中で息を吹き返したジョージ
何の素材で編まれているのか知りませんが雷耐性に優れたイェール魂がその命を救ったのだ
死して尚息子の命を繋ぎとめた父の愛。ジョージは焼け焦げたイェール魂にすがりついて号泣するのでした
パウエルだけ普通に死んでてスゲエ気の毒ですが感動的シーンです
そんな息子を天上から優しく見守るパパブッシュとグランパパブッシュがにこやかに笑ったところでカメラは戦場に戻る
「兵は神速を尊ぶか・・・なるほど道理ではある。だが我等とて負けるわけにはいかん!」
人和なしルールのおかげで助かった1300点のタンヤオ。ヒトラーに呑まれることなく、気を取り直して挑むベネディクト
東2局、ピエトロの親番で「それ」は起こった
「ロン」
なんとヒトラー第一ブロックを見ただけでいきなりの「ロン」発声
これは予告ホームランならぬ予告和了ということでしょうか
競技麻雀の公式ルールならチョンボですけどね
「なんのつもりだ?まだ配牌すら終わっておらぬ」
「全てを見るまでもない。1トンで十分
ラッツィンガー。お前の一番左端の捨て牌で当たりだ」
あまつさえ当たり牌まで予告するヒトラー。ベネディクトとしては「舐められた」という怒りもありますが、
それ以上に彼を怒らせたのは聖職者としての運命観だった
「配牌は天の采配。言わば神の意思
それを否定することは神を否定することと同じ・・・それだけは
歴代265人の全教皇が許さぬ!目にもの見せてくれる!」
ベネディクトの配牌と第1ツモ
二二三四四四五六ABCCD Eツモ
ヒトラーの言った「左端の牌」は二萬。これを切れば1−4−7の平和確定の3面待ち
ヒトラーの言葉を警戒するなら、三萬切りでタンヤオ確定で2、4−7の同じく3面待ちです
しかしヒトラーをギャフンと言わせたいベネディクトは、敢えてそのどちらも拒否する
「狭き門より入れ!ダブルリーチ
さぁどうだヒトラーこれが読めるか?」
二二三四四四五ABCCDE 六切ってリーチ
なんと中ぶくれの四萬と二萬のシャボ。前述の2つと比べて圧倒的に受けの少ないダブりーです
「どうだこれでも当たれるか」と意気込むベネディクトでしたが、ヒトラーはゲラゲラ大笑いながらその手を倒した
「甘いぞ。余のアガリには読みなど無用
帝国電撃戦!ライヒスブリッツクリーク」
一一一三四五六678發發發
ヒトラーの待ちは2、3−6の3面張!
つまりベネディクトは、聴牌に受けようとすればどれを切っても砲銃するしかなかったのである
ってちげえ!四萬切りで2−5待ちがあるな。四萬切りなら助かったのか
>改革のレビュー四萬ぎりでもテンパイ取れますけど・・・疲れているんですね体を大切に
>突っ込みが既に死ぬほど入ってると思いますが四切りテンパイとれると思います
更新した直後にツッコミがきたので光の速さで直しますた。つ、疲れてるから見落とs(ry
發のみ1600点とはいえ、予告通りの第一打和了を見せたヒトラー。この驚くべき能力は一体なんなのか?
「ラッツィンガーよ。麻雀のアガリとは読みや流れで形作られるものではない
ましてや統計上の屁理屈で計れるものでもない
そんな下らぬ戦術もどきを語るうちは安い博徒にすぎぬ
麻雀の勝利を決するものは”未来への洞察力”よ
注意深く見れば見えてくる時の息づかい
神学の真髄を極めたお前になら見えるハズだ!
ロン!!!!」
更に間髪入れず「ロン」発声。しかも今度は第一ブロックすら手に取らず
サイの目が出た瞬間にアガリを宣言したヒトラー。およそ正気とは思えぬ行動ではあったが
今回はベネディクトの脳内にも”それ”がハッキリと見えた
「ぐっ・・・1−4−7の3面張か!」
ヒトラーの平和に刺さるベネディクト。無論観戦している周りの人間達には何も見えていない。彼らに見えるのは
サイコロを振っただけで、ベネディクトが1000点を失って電撃を浴びるというシュールな光景だけだ
ヒトラーとベネディクトだけが見えている未来の卓上で
東3局が決着したのである
そんなオカルトありえません!
思わずのどっちが叫んでしまいそうな超能力麻雀ですが、実際に起こっているのだから仕方がない
更に続く東4局も同じくサイを振っただけでベネディクトが失点
ヤムチャ視点で悟空の戦いを見るような光景が展開します
>無駄ヅモ読んでるとヤムチャの気持ちがよくわかる
>ツモすらしないヒトラー麻雀はまさにムダヅモ無き改革!
>ラグナロクが目隠し将棋みたいで噴いた。大和田先生は何かが確実に壊れている
>今週のムダヅモを読んで麻雀をはじめようと思いました
どれくらい経験値積んだらサイコロ振っただけで相手を撃沈できますか?
>「また騙されたな」「全く気付かなかった」
「暇を持て余した」「神々の」「「麻雀」」
モンスターエンジンだろこいつら
「まさかこれがあの・・・?いやそんなハズは!」
「何言ってんのよ。第一打前に振り込むなんて常識じゃあり得ないでしょ
これはアレに決まってるでしょ」
「サイを振った瞬間に勝敗が決する・・・まさに神速。間違いないこれがあの伝説の
神々の麻雀ラグナロク・・・!!!」
小泉から漏れる「ラグナロク」の単語。第二部のタイトルともなっている神々の黄昏がここでようやくの登場です
麻雀牌すら必要としない、まさに字の如く神域の麻雀。ラグナロクとは一体なんなのか?
「フフ一本場。この点棒があと7本積みあがった時・・・世界は総統閣下に平伏すのよ」
そして東4局はヒトラーの親。イゾルデの口振りからすると、八連荘した時なにかドエライことが起こりそうですが・・・
そんなことよりイゾルデえろい
>イゾルデのスカートの裏地で3発抜けました。これ以外の今週のムダヅモの内容覚えてません
>イゾルデたん立ち絵で出てきただけなのにテラカワユス
>俺は無い胸を張って傲慢に立つイゾルデたんと結婚するぞJoJo−−−ッ!!
どうなってんだこの娘のセックスアピールは。コケティッシュすぎる
近麻という男むさい雑誌の中での萌え成分を一手に引き受ける底知れないポテンシャルを感じます
実際ラグナロクのトンでも具合よりもイゾルテのエロさのほうが今週最大のインパクトだったってどういうことなの
イゾルテの更なるサービスカットに期待して次号を待て!
「そういえばあの時の礼をまだ言っていなかったな。大儀であったぞラッツィンガー
褒美を取らせよう。余からお前に贈るものは―お前の愛する平和ピンフだ」
人知を超えた神々の麻雀。東4局一本場もサイを振っただけでヒトラーに砲銃してしまうベネディクト
アガリは相変わらず1ハンを超えませんが、イゾルデが先週ラストに引き続き恍惚の表情でポツリと漏らす
「フフフあと6本」
「あと6回・・・?そうかあと6回アガると・・・八連荘エイトセンシズ!」
塵も積もれば役満になる。速度がそのまま破壊力に化ける、まさに「兵は神速を尊ぶ」を体現した戦術・・・・って
ルビのセンスがすげえ。達成したら究極の小宇宙に目覚めそうです
イゾルデは「あと7回で世界がひれ伏す」と言ってましたが、何かとてつもない超常現象でも発現するのだろうか
「まだ私は倒れるわけには・・・倒れるわけにはいかんのだ・・・!
そう、戦いが始まったあの日から・・・!」
手も足も出ないながらも闘志は微塵も翳らないベネディクト。なぜ彼はこれほどまでに打倒ヒトラーに燃えているのか
いよいよ60余年前の二人の因縁について回想シーンが入ります
「包帯の交換終わりました。お加減は如何です?シックル・グルーバーさん」
「少々苦しいが問題ない」
1945年 オーストリア―イタリア国境付近
全身包帯でグルグル巻きの男を献身的に介護する、朗らかで温厚そうなイケメンの青年
ヨーゼフ・アイロス・ラッツィンガー。後のベネディクト16世です
シックル・グルーバーなる人物はナチスにガソリンをかけられて生きたまま火あぶりにされてしまったそうで、
皮膚移植手術を受けるためにローマへ向かう彼を、ヴァチカンが人道的立場から支援しているのでした
「・・・今の私はまるでエジプトのミイラだな
こんな人間が何者なのか、私なら好奇心を抱かずにはおれん。君は違うのかね?」
「ヤコプの手紙にこんな言葉があります
”行いの伴わない信仰は死んでいるのと同じである”
困り果て、死の淵にいるあなたを見捨てて神に仕える者と言えましょうか?
私は当然のことをしているだけです」
シックル氏の素性や火あぶりにされた経緯など、ラッツィンガーは一切聞こうとしなかった
ただ聖職者として困っている貴方を救いたいだけだ、と。流石は後の教皇だけあって、溢れんばかりの慈愛の精神です
こうしてラッツィンガーとシックル氏、そしてこの一行の引率であるベルガー司祭の3人は数日間の旅を共にし・・・
ベネツィアでそれは起こった
「こんなところになんの用ですかベルガー司祭?ここから船にでも?」
「ああそうだ船に乗る。お前だけ天国行きの船にな
お前は見てはならぬものを見た。それゆえ死なねばならん。悪く思うなラッツィンガー」
人気のない桟橋で車を止めたラッツィンガーは、突如として尊敬するベルガー司祭から銃を突きつけられていた
イミフな事態に混乱するラッツィンガー。何が起きているのか理解する間もなく銃声が鳴り響く
しかしどうしたことか。鮮血とともにその場に倒れたのはラッツィンガーではなく、ベルガー司祭のほうであった
「知りすぎたのはお前のほうだベルガー司祭
ラッツィンガー、お前の働きのおかげで傷も癒えた」
硝煙の立ち上る銃を構えてそこに居たのはシックル氏。ここにきてラッツィンガーにもおおよその事態が飲み込めた
ガタガタ震える声で、この旅初めてシックル氏に聞く。「貴方は何者なのですか?」と
お前には明かしてやろう。我が名は・・・
アドルフ・ヒトラー!
運河をさかのぼって来たUボートに華麗に飛び乗ると、ただそれだけ告げて男はラッツィンガーの前から消えた
ナチス高官の南米への逃亡をヴァチカンが手引きしていた
漫画ヘルシングでもネタになっていた世界史の闇の部分。諸説ありますが、実際のところかなり信憑性が高い説です
「ヒ・・・ヒトラーを世に解き放ってしまった・・・あぁ・・・
私はなんということをしてしまったのだ・・・!」
青年はその人物をユダヤ大虐殺の狂気の指導者と知らず、手厚く看護して逃亡を手助けしてしまったのである
世に魔王を解き放ってしまったという罪と、その凄まじい後悔の念。この日は聖職者ラッツィンガーの忘れえぬ日となった
「そうだ。あの日から・・・私がヒトラーを追い求める日々は始まったのだ
あの日のケリをつけるために」
「素晴らしいぞラッツィンガー!
60年も余を追い求め亡き者にしようとするその執念!素直に賞賛する!」
明かされた60余年前の真実。これがベネディクトが打倒ヒトラーに執念を燃やす理由だったのか
しかしヒトラーが「俺を殺そうとする執念!ナイスネイチャー!」と賞賛した瞬間、
ローマ教皇ベネディクト16世はその言葉を真っ向から否定した
「亡き者にする・・・?違う、違うぞ。確かにお前は許されざる大罪をいくつも犯した
何度地獄に落ちようとも、人々は決してお前を許しはしないだろう
しかしなアドルフよ。神の祝福、慈愛の心はこの地球に満ちている
その光はお前の元にも届いているのだ。例外ではない
私はお前の息の根を止めるために来たのはない。私は
お前を救済するために来たのです」
神の愛は全ての罪を許し給う。まさに聖人と言わざるを得ないベネディクトの真意
彼は天下の大罪人であるヒトラーを始末するためではなく、そのカルマから救うべく60年間も追い求めていたというのだ
「余を救う・・・だと・・・!?」
ここまで子供を相手するかのように余裕綽々だったヒトラーから笑みが消え、一筋の汗が流れる。その言葉は魔王に届いたのか
次の瞬間、突然ギアナ高地に突風が吹き荒れた。まるで勝負の流れが変わったかのように
そしてこのイゾルデのパンチラである
>やっとベネディクトに反撃の目が・・・でも負けそうだなぁ
>イゾルデのパンチラの破壊力は異常
>また最後ページで今回の内容が吹っ飛んでしまった
>イゾルデのパンチラ!!!大和田先生あなたが神か?
>いい風 いい顔 いいおケツ 今回のムダヅモでした
>パンチラだと・・・!?そのうち服が弾け飛んだりするんじゃなかろうか
>ムダヅモ、最後のページで色んなものが吹っ飛びました。俺の理性とか
>イゾルデたんのあのセックスアピール・・・本当にどういう・・・ことなの・・・
>イゾルデのパンチラとスカートの裏地に、大和田先生の気合いを感じる
>ヒトラー「また最後のエロでコメント全部持ってかれた・・・」
コメントでも寄せられてますけど、今週の内容の全てがこのパンチラ1コマに全て持ってかれてしまいました。スゲエ
ベネディクトの慈愛は果たしてヒトラーに届くのか?
60年前、簡単に殺すことのできた青年を見逃したヒトラー。彼にも人並みの慈悲の心があったことを期待したい。次号へ続く!
>こりゃラスボスはヒトラーとは別人だと思い始めました。ドイツ系のカリスマ級偉人っていうと他は・・・
もうこの展開だとヒトラーは副将でお役御免確定でしょうね。当然ラスボスは別にいると思います
現在、朋友達から寄せられたラスボス予想で一番多いのはエヴァ・ブラウン
ヒトラーの23歳年下の妻。ヒトラーが「何者かの為」に動いてるとしたら、それはこの人物以外ありえません
そしてラスボスがエヴァなら、オヒキはイゾルデで確定でしょう。ウヒョー
これはほぼ正解予想と考えていいんじゃないでしょうか。それとも大和田先生がいい意味で予想を裏切ってくるか?
まぁ誰がラスボスだったとしても、オヒキがイゾルデだったら彼女に全部食われると思う
「笑止千万!余には救済されるいわれなど微塵もないわ!」
ベネディクトの慈愛の言葉に一瞬動揺を見せたヒトラーだったが、すぐにその「救済」を拒否
次の瞬間ベネディクトは見渡す限りの荒廃とした大地に、ポツンと一人立たされていた
なぁにこれぇ。マクー空間?ベム怪獣の戦闘力が3倍になりそうです
「ここは・・・ユダの荒野か?」
「そうだ。かつてイエスが試練を受けた荒野だ
イエスは見事悪魔の誘惑を断ち切りメシアとなった。フッ今更教皇に言うことではないか」
神域の麻雀・ラグナロクは時空をも超越する
麻雀という遊戯の最中。卓上に座しながら、ヒトラーとベネディクトの精神はユダの荒野へと飛んだのだった
悪魔のコスプレをした巨大なヒトラーがこれまた大きな石牌を出現させると、
ベネディクトはさながらピラミッド建設に従事した人間のように、重い石牌を担ぎながら手を進めます
「くっ・・・いくらツモってもシャンテン数が進まない・・・!」
「何度も何度も繰り返すムダヅモ・・・さぞ辛かろうなラッツィンガー
そら東だ。この石をポンで食せるようにするのだ」
悪魔はイエスに言いました
「お前が神の子なら、この石をパンに変えればいいではないか」
ゲェー!?大和田先生すげえ。これは聖書に出てくるイエスが悪魔から3つの誘惑を受ける有名なシーンの再現か
東はドラ。既にトイツで持っている為、差し出された東はまさに喉から手が出るほど欲しい牌ですが・・・・
「人はポンのみに生きるにあらず!」
ベネディクトはイエスのようにこの誘いを敢然と拒否。自力で暗刻として第1の誘惑を跳ね除けます
「今度の手だ。相手には既にリーチがかかっている
今日のお前は負けが込んでいる。人生最悪の日と言ってもいいだろうな
そのA筒を切ればテンパイだが、相手のリーチのド本命だ
通らばリーチをするのだラッツィンガー!
もし神の加護があるのなら、A筒は当たらないハズ」
悪魔はイエスに言いました
「お前が神の子なら、ここから飛び降りても無事なハズだ」
第2の誘惑。メンチンテンパイから危険牌を通すか通さないかの判断
一発逆転の口火となるメンチンテンパイ。大抵の人間なら欲望に勝てず、「通せ!」と叫んで切り出すところですが・・・
「神を試みてはならない!」
>神を試してはならぬ ベタ降り!
こんなかっこいいベタ降りを見た事が無いよ。今度麻雀打つ時に使おう
人が自らの神を試すようなことなどあってはならない。聖書の言葉に従いベタオリ
流石というべきか当然と言うべきかローマ教皇。ベネディクトは第2の誘惑も高潔な精神力で切り抜けます
聖書のワンシーンを麻雀に改変してしまう大和田先生のセンス
本来「鬼才」という言葉はこのレベルの作家に対して使うものなんだろうなぁ、と。ただひたすらに感心してしまう
「これが最後の配牌だ。この3つの牌が喉から手が出るほど欲しかろう?
余を神とあがめよ!そして仕えよ!
そうすればこの全ての牌をお前にくれてやろう!
世界を手に入れたくはないのかラッツィンガー!」
そしていよいよ最後の誘惑は、三元牌それぞれトイツという好配牌
ヒトラーは白發中を一枚ずつ見せびらかし、「どうだこれが欲しければ俺に従え」と持ちかけてきました
悪魔はイエスに言いました
「お前が私にひれ伏せば、世界の全てを与えよう」
しかしここまで悪魔の誘惑を立ち続けてきたベネディクトにとって、そんな誘いなど箸にもかからぬ愚問であった
聖職に生きる者は最初から唯一無二の存在にのみ仕える!
「退がれ悪魔よ!!!
私があがめるのは主である神のみ。それ以外に仕える気はない
大三元サントリニテ!!!!」
ラス牌3つを見事にツモりあげたベネディクトは、悪魔の誘いに乗ることなく大三元を完成
かくして聖書のイエスのように3つの誘惑を全て跳ね除け、現実世界へと戻ってきます
そして再びこのパンチラである
>さあ、イゾルデへのコメントを数えろ!
>わたしがムダヅモパンチラ担当イゾルデである!
>ハーケンクロイツのマーク入りパンツ穿いてるイゾルデがかわいすぎるんですけど
>総統閣下「頑張ってコスプレまでして突っ込み所を作ったのに、またパンツによって全てを奪われました」
>かつてこれほど神々しい大三元を見たことがあるだろうか・・・と思ったが、またもやぱんつにもってかれた
>キリストへの悪魔の誘惑を麻雀で再現とか大和田先生の発想は凄過ぎます
まぁイゾルデたんの逆十字パンチラにまた内容全部持っていかれちゃうんですけども
>イゾルデかわいすぎマジやばい。の異次元バトルのインパクトすら、あの1コマで吹っ飛んだ
>キリスト教講義が必修の大学に行ってたので、今回のムダヅモの内容は少しなつかしいものがありました
イゾルデのパンチラで全部吹っ飛んじゃいましたけどね!!
>もう大将戦はイゾルデたんと脱衣麻雀で良いと思います
タイゾーのセリフが前回ラストとまったく同じなので、あのシーンの別アングルショットでしょうか
なんということ。聖書を麻雀にしてしまった大和田先生の才能だけで今回は十分に面白かったのに
またしてもこのパンチラが全て奪ってしまいました
後ろだけでは足りなかろうとばかりに前もサービスするイゾルデ。まったくこの子は天性のエロ娘やで
こりゃ来年の同人はムダヅモのイゾルデ本が多数出回るな。俺の占いは当たる!などと読者がハァハァしてましたら
ヒトラーとベネディクトも違う意味でハァハァしてました
ゲェー!?なんだこれは
まるで別人のように憔悴しきった二人の姿!まるで老人です。いや元々どっちも老人だけどさ
イゾルデがコケティッシュすぎて、思わず数発ヌイたんでしょうか
当然そんなシモネタのワケはなく、驚くタイゾーにプーチン大統領が説明してくれます
「今一陣の風が吹き抜けた間に恐ろしい攻防が行われたのだ!
魂を素手でえぐり合うような攻防がな
まさに人知を超えた戦い・・・これがラグナロクか」
神々の麻雀。それはさながら魂の削り合い
一方的優位に見えていたヒトラーも、その実は大きく気力をすり減らしながらの戦いであったのである
誘惑を断ち切り、自らのフォームを守り通したベネディクト。これが反撃の口火となるか?次号へ続く!
>ムダづもの最終コマ、点数表示が一人、一桁おかしい人がいますね。×2500 ○25000ですよね
今週ラストで映っていた電光掲示板の点数がこうなっていました。おいィ!?お前それでいいのか?
ベネディクト 18000
ヒトラー 32000
ピエトロ 25000
トリスタン 2500
トリスタンがゼロ一個足りません。完全に誤植ですな。正しくは25000で
「フフ・・・流石はバチカン教理省で教義の枢密を極めし者よ
だがなラッツィンガーよ。ここからが真の地獄と思えよ」
「地獄とな?これは異な・・・周りをよく見られい」
「なに!?こ、ここはまさか・・・」
決して折れることのない信心で悪魔の誘惑を防ぎきったベネディクトに、ここまで終始余裕だったヒトラーが怯む
いつの間にか周囲の景色は荒廃した大地「ユダの荒野」から、美しい花の咲き乱れる世界になっていた
心の在り方1つで如何様にも姿を変える精神世界。これが神々の麻雀か
『そうここはエデン。苦しみのない神々の楽園
しかし残念ながらお前に入る資格はない。後ろを見なさいアドルフ・・・
この門をくぐる者は一切の望みを捨てよ!』
でもおめーの席ねーから!
とエデンへの入園を拒まれたヒトラー。代わりに彼の前に開いたのは、戦争犯罪人に相応しい地獄の門だった
平和純チャン三色テンパイを与えられたヒトラーのツモは、哀しいかなド安目の4筒
「求めよ。さらば与えられん」
「それだッ!その牌をくれッ・・・・はっ!?」
そこに現れたベネディクトが1筒を差し出すと、ヒトラーは思わず手を伸ばしてそれを求めてしまう
ベネディクトの誘惑ならぬ「救済」に屈さんとしている自分
さっきまでとはまるで立場が逆転していることに気づいたヒトラーは、屈辱にまみれながら己が舌を噛み切った
「おのれ・・・逆に余の中に侵蝕してくるとはなッ・・・!」
心を気圧された方がたちまち劣勢となる、精神世界の闘い
飲み込まれそうになったヒトラーでしたが、舌を噛み切るという痛みで自らを戒めなんとか持ち堪えます
なんというサイキッカー同士の闘い。もう完全に麻雀してません
そんな読者のツッコミが届いたのか、ついにヒトラーが予告アガリをやめて普通に配牌を取り始めます
「あっ!フツーに配牌取った!」
「神々の麻雀ラグナロクを破ったのだ!」
ベネディクトの揺るがぬ信仰心と無限の慈悲は、ついにヒトラーからラグナロクを放棄させるに至った
これでようやく普通の麻雀牌を使っての勝負に仕切り直されます
普通麻雀で仕切り直しとなってもヒトラーの早アガリは止まらない。平和、平和とベネディクトに直撃を与えるが・・・
「ロン!ロン!」
「フフ・・・何を怯えているのだ迷える子羊よ
右の頬を打たれたなら左の頬も差し出しましょう
怖がらなくてもいい。お前のような悪党にも天国の門は開かれている」
「余は・・・余は怯えてなどおらぬ・・・ッ!」
放銃しながらも余裕の笑みを浮かべるベネディクトに対し、アガリ続けながらも焦燥していく一方のヒトラー
先の精神世界の闘いで、既に両者の格付けは済んでいた
次局ついにヒトラーはベネディクトの第1打に当たれず、逆に先制リーチを許してしまう
「お前の魂は救済しよう。とこしえにエデンの安らぎの中に・・・
だが地球は渡せぬ!肉体は滅せよ!リーチ!」
「チイイッ!追いかけリーチだ!」
一手遅れて追いかけるヒトラーに、ここまで耐えに耐え抜いたベネディクト渾身の神罰がくだされた
悔い改めよヒトラー!これが神の手だ!
高め大三元字一色!
中ツモならトリプル役満まである一撃必殺手が、まさかの直撃でヒトラーを断罪する
「やった!教皇様がヒトラーを倒した!」
「地球連合が勝ったのね!」
爆発とともに吹き飛ぶヒトラーを見て勝利の雄叫びを上げる地球側陣営だったが、
ベネディクトの元に駆け寄ろうとした仲間達を彼が大声で制した。その表情からはまだ緊張が抜けていない
「まだ来てはならぬッ!・・・・打ち損じたか」
ヒトラーのリーチ宣言牌は南。つまりベネディクトの手は大三元はつかない字一色のみのシングル役満
まだ闘いは終わっていない
次の瞬間。椅子にもたれ掛かったヒトラーの周囲に突風が渦巻き、含み笑いを浮かべながらその鎌首が持ち上がった
「なるほど・・・これが人にアタられるという感覚か。じつに新鮮だ
余にアガリをブチ込んだのはラッツィンガー、お前が初めてよ」
機能停止したエヴァ初号機が暴走再起動するかのごとく
起き上がったヒトラーの姿にさっきまでのダメージは微塵も見られず、まるで若返ったような生命力に満ち溢れている
「み、見てください!ヒトラーの姿が!?」
「何言ってんのよ。あれはヒトラーじゃないわ。あれは・・・」
スーパーアーリア人!
>ヒトラー「スコルツェニーの事かーっ!!」
>残念だったな オレは…スーパーアーリア人 だ!!
>スーパーアーリア人になったときの衝撃でもう一回パンチラが出ると思ったがさすがに3回目はなかった
>このクライマックスに堂々と超有名作であるドラゴンボールのパロとは・・・大和田先生の度胸・胆力は異常
ええええええええええええええええ
なんと復活したヒトラーは髪が金色に逆立つ、某DBのあの戦士の姿!
このクライマックスシーンでとんでもないパロディを持ってきた大和田先生。この人の方こそ神をも恐れぬお方と言う他ない
「バカな・・・実在していたのか?
伝説のスーパーアーリア人が!」
あまりの展開に小泉もノリノリです。ついに真の姿を現した第四帝国総統アドルフ・ヒトラー!
伝説のスーパーアーリア人とは何なのか?その恐るべき能力とは?空前絶後の引きで次号へ続く!
「ヒトラーの親を流せば我々の勝ち・・・
このまま一気に終わらせましょう教皇様!地球に平和をもたらすのです!」
まさかのドラゴンボールパロによって爆現したスーパーアーリア人
いったいどんな超常麻雀を見せてくれるのか興味津々ですが、何故かまったく動きを見せません
ピエトロ、ベネディクト、ピエトロと三局連続で地球側が和了り、闘いはついにヒトラー親のオーラスを迎えてしまいましたが・・・
「君達の・・・?勝ち・・・?あ!あぁ〜ハイハイ、そういうことね
ゴメン!もしかしたら勝てるなんて思わせちゃったみたい・・・ホントゴメン・・・」
ふんどしを締めてかかりましょう!と気合を入れるピエトロを見て、スーパーアーリア人となったヒトラーが初めて反応を見せる
意外なことにその口調は変身前の総統然としたものではなく、まるで女子高生のようなフランクさだった
「余の思わせぶりな態度が誤解させちゃったんだよね・・・
余ったらラッツィンガーくんの優しさに甘えてたみたい・・・ホントゴメン」
恥ずかしげに視線をそらし、頬を赤らめながらひたすら謝るヒトラーなんぞこれ
>前回のシリアスから一転少女ヒトラー・・・。もはや大和田先生の才は鬼才という言葉にも収まらぬ
>ス−パーアーリア人面白すぎて困る
男子に告白され、それを傷つけないよう断ってる女子じゃねーか!
くそっ。この台詞と表情はイゾルデに言わせるべきだろ常識的に考えて。だったら萌え萌えキュンだったのに
「余ってホント悪い独裁者だよね・・・ホントゴメンね・・・あとそれロン」
「くっ、まだ一回打ち込んだだけ・・・まだ点差は十分にある・・・!」
スーパーサイヤ人のコスプレをしたおっさんのJK喋りというこのカオス
しかし倒されたヒトラーの手はさっきまでと変わらず、平和のみ1500点というクズ手。特に高くなったりしてません
スーパーアーリア人とは、ただ見た目と口調がキモくなるだけの変身なのか?と読者の誰もがそう思った次の瞬間
「一回・・・?何をおっしゃるのですか教皇様。4回も連続で打ち込むなんていかがなさったのです?」
「な・・・何!?4本場!?」
ベネディクトに電流走る。いつの間に出されていたのか、なんと場には積み棒4本!
それだけなら「なんのイカサマだ」で済む話ですが、電光掲示板の得点もベネディクトが失点しヒトラーが加点された4本場の成績
そしてなによりも、同卓で戦っているピエトロや勝負を応援してくれている小泉らが「南4局の4連荘」をしっかりと認識しています
自分だけがキング・クリムゾンに攻撃されている
己が置かれた状況を把握したベネディクトに冷たい汗が流れる。身に覚えのない失点が重なるのだ。まさに防御不能の攻撃です
「これがスーパーアーリア人の力だと言うのかヒトラー!」
「ね?絶望したでしょ?」
>「絶望したでしょ?」のヒトラーが、モテモテ王国のファー様に見えた
>スーパーアーリア人うぜぇw
そしてヒトラーのこの顔である。思いっきり顔面パンチしてえ
前回までのボス然とした雰囲気から一転し、人を小馬鹿にしたピエロのようなキャラになってしまいました。どうしてこうなった
『ダメだ奴の攻撃の正体が掴めない!ならばせめて・・・せめて後に続く者に伝えねば!』
「シニョーレ小泉ッ!この一打しかと目に焼付けられよ!」
なにせ攻撃を受けていることを理解しているのが自分だけなのだから、誰にも助けを求められないベネディクト
まだ点差はあるものの、このままでは負けは必至。そう判断すると大将である小泉に対してメッセージを残すことを決意する
ベネディクトが摘んだ牌を見て思わず止めに入ろうとする小泉を、更に制したのはプーチンだった
「待たれよ小泉!教皇は我々に何かを伝えようとしている!
4回連続で振り込んだのも何かとてつもない理由があるハズ!
今の我々ではヒトラーに勝てぬ何かが!」
「だからと言って見殺しにできるものか!放されよ!やめろおおおおッッ!!」
小泉の絶叫が響き渡る中、ベネディクトの手は躊躇することなく1索を卓上に叩きつけた。決して勝負を捨てた一打ではない
未来を切り開く、勝利への一打だ
「ロン。八連荘エイトセンシズ!!!」
>ヒトラー「四倍界王拳だ!!」
>ドラゴンボールの次は聖闘士聖矢とウルトラマンのパロを同時に・・・大和田先生、ノリに乗ってるなあ
>ドラゴンボールだけじゃなく、聖闘士星矢までっwwww
デュワッ!とウルトラマンの変身ポーズですっ飛んでくるおっさん
これがスーパーアーリア人の力か。やはりヒトラーの和了は4回の場をキング・クリムゾンした八連荘であった
まばゆい閃光に身体を貫かれながら、ベネディクトはヒトラーの謎の攻撃の正体を看破する
『そういうことか・・・ッ!いけるか?まだ私に伝える力は残っているか?
未来を頼んだぞおおッッ!」
そしてイチローのレーザービームで地球滅亡
もうコレ麻雀漫画じゃねえ(今更突っ込むことでもないが)
ギアナ高地から天空に向かってそびえ立つ光の柱がようやく収まった時、そこで小泉達は信じがたい光景を目の当たりにする
「教皇様あああああっ!!!」
帽子だけ残して完全消滅してしまったベネディクトの肉体
エイトセンシズ半端ねえ。マジ黄金聖闘士同士の闘い。もうコレ麻雀漫画じゃ(ry
エスカレートもここまでくると気持ちイイというかなんというか、「ビッグバンの起源が麻雀だった」とか言われても驚かないな
最後の瞬間、ベネディクトは何に気付いたのか?花京院ばりに小泉にメッセージを託すことができたのか?いよいよ大将戦の始まる次号へ続く!
>あれだろ、エヴァのセカンドインパクトもコイツらが南極で麻雀してたんだろ
>ヒトラーが八連荘する所までは予測出来たが・・・。あんなの誰にも予想できるか!!
>「ヒトラーからの攻撃の正体がつかめない!」・・・「にげる」の代わりに「うたう」があるからそれを選択すれば勝てるぞ!
・・・と、ここまで書いて不安になったのですがはんぺらさんは「MOTHER」はやった事ありますか?
フライングマンの墓を大量生産してしまったのは、少年時代のほろ苦い思い出だ
そういえばこの展開だとラスボスはやっぱヒトラーってことでいいんだな
「第四帝国大将は誰だ」予想は結構な数の拍手コメントが寄せられてましたが、どれも当たることはなさそうな流れです
イゾルデがおヒキになるかどうかだけが大将戦の焦点だ
「うっうっうっ・・・・ラッツィンガーが・・・ラッツィンガーが消えてしまった・・・ッ!
余の八連荘の直撃をモロに受けていってしまった・・・でも彼は死んだのではない
彼の愛したこの星とひとつになったのだ
見よ!地球は以前にも増して美しい星となったではないか!
そう思わずには私・・・正気を保てそうにない・・・!」
前回のうさんくさいキングクリムゾン八連荘により、ベネディクトを光の中に消し去ったヒトラー
エシディシか殺し屋イチかというくらい人目もはばからず号泣してその死を悼んでます。なら殺すなよと
金髪化し逆立っていた髪の毛が元に戻った3コマ目、めちゃイケのコント加藤家の食卓の親父役の加藤に見える
「総統閣下の悲しみが痛いほど伝わってくるわ。私の小さな胸が張り裂けそう・・・」
ヤバイ。すげえ興奮する
誰にも頼まれてないのに突然自分の貧乳を読者にアピールしだすイゾルデなんなの
パンツとか見せなくても喋るだけでエロイいとかマジ性的。100人いる俺の嫁の中でもかなりの上位に位置するな
「しかし・・・何かおかしいわねこの八連荘・・・・胸に広がるドス黒い不快感
ヒトラーの手は1234待ち。ベネディクト16世は何か知らせようとしていた」
1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 7 | 7 | 8 | 8 | 9 | 9 |
ヒトラーの和了形は4面待ちの索子メンチン。ベネディクトは1索を打って、高目の平和純チャンリャンペーコーに放銃
わざわざ最高目を打ったのがベネディクトのメッセージだと言うなら、それにはどんな意味が込められているのか?
「何かって何スか?」
「探すのだ。ベネディクト16世が残してくれた勝利の鍵を
この卓・・・いやこの大地地球のどこかに必ずある。それを見つけねば・・・
先に行った者達に冥土で会わせる顔がない」
怒りと悲しみに唇を噛み、拳をわななかせる小泉。帰らぬ人となったメドベージェフ、パパブッシュ、そしてベネディクトの為に
生き残ったメンバーはなんとしてもそのダイイングメッセージを解き明かし、ヒトラーの八連荘を打ち破らなければならない
一方その頃。岐阜県神岡町ニュートリノ検出装置「スーパーカミオカンデ」が異常反応を計測
研究員達は「超新星爆発でも起きたのか」と複数の天文台に問い合せますが、いずれの答えも「NO」であった
「おかしいじゃねえかよ!地球の裏側で超新星爆発でも起こったってのか?
・・・待てよオイ・・・なんだこりゃ・・・これは・・・神の手・・・?」
中性子検出装置に表示された波長の形を見て、研究員は思わず息を飲んだ。それはまるで巨大な人の手のような・・・
>KAMIOKANDE! 小柴昌俊先生のKAMIOKANDEじゃないか!
まさか麻雀漫画でスーパーカミオカンデを見るなるなんて…余談ですがこの設備、さるやんごとなきお方も支援されたとか
「いつまでも悲しみにくれているあけにもいかぬ。さぁ最後の大将戦を・・・ん?」
ヒトラーの八連荘の謎は何なのか。教皇のメッセージの解けぬまま、決勝戦が始まろうとしたまさにその時だった
カッ!
「ヴィングスコルニルが!」
「何事かッ!?」
突然天空から降り注いだラピュタの雷が、ヒトラーの乗ってきたUFOを貫通。轟沈して派手に炎上したではないか
慌てふためきながら月面へ連絡を取るイゾルデとトリスタンだったが、返ってきた報告に更に慌てふためくことになる
『叛乱です!月で叛乱が起きました!
グスタフ砲は敵の手に落ちました!閣下を狙っています!一刻も早く・・・・ギャアッ!』
ゲェー!?なんだこの超展開
ラピュタの雷の正体は、例の月面から地表を狙い撃てるレールガン!
なんと月の第四帝国で反ヒトラー体制によるクーデターが発生。その砲でヒトラーを亡き者にしようとしているのだ
これまで台詞も殆どなく、表情らしい表情もまったく見せなかったトリスタンがこの通りのビビリ顔である
ベネディクトも瞬殺できるとか言ってただけに規格外のモンスター達かと思っていたムーンチャイルドですが、存外に年相応の反応です
「い、いったい誰が・・・」
「決まっておろう。余に対して叛乱を起こせる者などあの男をおいて他にない」
超新星爆発にも匹敵するエネルギーを発生させるヒトラーをして、「余に叛乱できる唯一の男」と称させる首謀者。それは・・・
>砂漠の狐キターーーーー!!!(゜∀゜)
>砂漠の狐というFCゲームが有りましたよね
>ロンメルが反乱を起こすとは…てっきり副将とかの位置で出てくるかと思っていたのに!!
>ここで元帥による裏切りか… この後展開されるのは…まさかの大宇宙麻雀!?
出た。”砂漠の狐”こと
エルヴィン・ロンメル元帥!
チャーチルに「ナポレオン以来の戦術家」と言わしめた連戦連勝の軍神
また騎士道精神に溢れた精錬な性格&ナチス親衛隊ではなく国防軍であったことから、国内外問わず人間的評価が高い好人物
晩年はヒトラー暗殺未遂事件に関与したとされ、一切の弁明をせず服毒自殺という最後を遂げた非業の英雄将軍でもあります
『お察しの通りです総統閣下。既に我が月の狐戦車部隊モンデンフォックスが全てを掌握しました
グスタフ列車砲も静かの海のヴァルハラ宮殿もです。今度こそチェックメイトです』
ヒトラーが月を離れ、その周囲が無防備になる一瞬。天才軍略家ロンメルはこの絶好のタイミングを逃さなかった
鮮やかな手並みでクーデターを成功させ、月面レールガンの照準をヒトラーに合わせての勝利宣言
敵の敵は味方、と考えればロンメル元帥の行動は地球側にとっては降って湧いた幸運
彼の清廉潔白な性格を考えれば、ヒトラー更迭後はその悪魔の砲を地球に向けて使用することもないでしょう
読者予想のはるか斜め上を行く展開により、地球VS第4帝国の闘いは決着ということになりますが・・・・しかし
「すまぬな小泉ジュンイチロー。ヤボ用ができたようだ
月にて待つぞ
ロンメルを片付けた後・・・最後のケリをつけようじゃないか」
>最後の見開きのヒトラーも小泉もかっこよすぎでしょ!
月へと戻るヒトラーの表情には、焦燥も恐怖も微塵も見えない
「ちょっと家に帰ってロンメルぶっ殺してくる」という感覚の落ち着きと、押し殺した怒りを感じさせる無言の迫力があります
ついに超人麻雀の舞台は地球を離れ月まで!
孤立無援の独裁者ヒトラーはこの窮地をいかにしてひっくり返すのか?そして月での決着を約束した小泉の動向は?ってトコで次号へ続く!
>次回はスーパーアーリア人・ヒトラーvsロンメルか…そうなると、ロンメル側のオヒキはルントシュテットか?
>ムダヅモの内容が濃すぎて5回分ぐらいまとめて読んだんじゃないかと錯覚しました
>ムダヅモは月での反乱より、イゾルデたんの可愛いさが気になって仕方ない
「エヴァ様達ご婦人のいるツェツィーリン宮は狙うな。命を落とすのは軍人だけでいい」
周到に計画されていたロンメルのクーデターは、水も漏らさぬ手際であっという間に月の第4帝国都市を制圧。成功をおさめる
ヒトラーがスーパーアーリア人化した今となっては過去の考察ですが、ラスボス予想もあったエヴァ婦人らは無血で保護されたみたい
ロンメルが完全に善玉ポジションなので、まさにヒトラーにとっては攻めと守りがひっくり返る超展開ですが・・・
「月へはいつ着くか」
「小型機ですので16時間ほど」
「そうかでは少し眠らせてもらおう。今日の戦いは・・・タフだっ・・・た・・・」
敵地と化した月へ戻るヒトラーの寝顔には微塵の不安も焦燥もなく。我が家へ帰る子供のような笑顔
このシーンをもって第4帝国VS地球連合の闘いは一旦水が入るカタチで中断、怒涛の新章を迎えるって感じの今週の冒頭です
余談だがこのコマのイゾルデがゆっくりみたいな顔で吹く。ゆっくり寝ていってね!
一方、地球連合の戦士達はベネディクトが最後に残したであろうメッセージを求めてヴァチカンの「使徒座ネット」※を検索
(世界中で起こっている”奇跡”のリアルタイム報告と、それを認定するためのシステム)
クリスチャンである麻生タロー総理の導きにより、前々回もチラッと登場したスーパーカミオカンデに集まります
「おう。よく来たな」
「手・・・これが”奇跡”なのか・・・?」
「知るかっつーのクソ忙しい時にゾロゾロとよォ。コンピュータ使うのだって金かかんだぜ?
ただでさえ予算削られてヒィヒィ言ってんだよ。女はヒィヒィ言わせてっけどな」
文句たらたらで登場したえらくガラの悪いオッサンは、ここを取り仕切っている宇宙素粒子物理学者の湯川ヒデキ博士
ってコイツ湯川秀樹博士かよ!
>あのガラの悪いオッサンが湯川博士だったとは…
>湯川ヒデキ登場で飛ばしまくってますね。下品なセリフを華麗に連発するヤツに嫉妬せざるを得ない
あと、物理の流れになったのでアインシュタイン登場が現実味を帯びてきた
ロンメルのオヒキってのが一応の予想ですが、もしヒトラー側だったら神
>スパコンの予算削減とか、大和田先生はチクチク民主党を攻撃してますな
120年の時を越えて蘇ったワーグナーはともかく、スコルツェニーらナチス将校が若い姿のまま健在な漫画ですから驚きませんが
第4帝国側以外では初となる、時を超えた人物の登場となります。この世界はこんな感じで今も健在な偉人が沢山いるんだろうか
「この手の画像はな、まったく別の情報が複合してできてるんだよ
量子力学でいう”重ね合わせSuper Position”ってヤツだ
コイツを波動方程式で分解してやると・・・「父」「子」「精霊」この3つ文字が現われたのさ」
「これは・・・奇跡です」
感動に打ち震えるピエトロ。この大いなる神の手こそ、ベネディクトの残したダイイングメッセージに違いないと確信する一同
早速「父・子・精霊の3つのワードを重ねた」そのメッセージの意味の謎解きに入ります
しかし「量子力学でいう〜」という前置きがつくとどっかの超人界の頭脳のせいで胡散臭く感じてしまうな
>今週のムダヅモ読んで何故か「超人界の頭脳」という言葉が頭をよぎりました。不思議なこともあるもんですね
「こりゃいったい何に使うモンだ?コーツ?シュンツ?」
と、ここで迷える子羊達を導いたのはなんと麻雀のマの字も知らない素人の湯川博士だった
ルールはおろか麻雀牌を見ることさえ初めての湯川博士でしたが、そこはやはり天才物理学者の脳ミソといったところか
たった一度簡単なルール説明を受けただけで全てを把握し、更にはベネディクトのメッセージの意味も解き明かしてしまう
ではベネディクトが1索で放銃したメンチン平和純チャンリャンペーコーの手牌もう一度見てみましょう
「この状態の時のこの牌。コイツは面白ェ存在だ
雀頭の一部でもあり、刻子の一部でもあり、順子の一部でもあり
同時には存在できない3つの状態が重なり合っている
つまりコイツは量子力学でいうところの
”重ね合わせSuper Position”ってヤツだ」
テンパイ時、この手格好の1索は雀頭・刻子・順子の全ての要素を満たした不確定状態で重なり合っている
これこそがベネディクトが残したダイイングメッセージ「重ね合わせ」の意味。そして肝心のヒトラーのアガリの謎は・・・
「そこに打った教皇さんの一打がコイツ
これで不確定原理の海を漂っていた全ての要素が確定・・・したかに見えたがここで問題だ
ブチ当たったのは雀頭か順子か。さァどっちだ?」
「!!!」
アガリの最終キーとなった1索はどちらの鍵穴に入ったのか。ここまで誘導されて、ハッとその恐ろしい能力の正体に気付く小泉達
麻雀知らない朋友は何がなんだかサッパリだと思うが雰囲気でついてきてほしい
「そうさ。どちらも正しくてどちらも同時に存在する
シュレディンガーの猫のケツもクソまみれだぜ!いったいどうやったか知らねェけどよ
奴は同時にアガったんだ
いくつものアガリをな!」
ちょうどこの前、一体さんの感想コメントでキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグの名前を出した朋友がいましたが
麻雀と型月の両方知ってる朋友ならば感覚としてなんとなくしっくりくるのではないでしょうか。さながらこのアガリは
並列世界同時和了とでも言うべき大魔法
つまりヒトラーは1索を雀頭に見てロン、1索を順子に見てロン・・・と1つのアガリを重複カウントしたのである
「ハイゼンベルクストライクか
モスクワ科学アカデミーでも理論上は提唱されていたが・・・ナチスでは実用化されていたとはな」
なんかプーチンはその理論と学術名だけは知ってたそうですが、あまりにもトンデモすぎてどうでもいいです
「か、勝てるワケないっスよ!だってこれじゃ八連荘アガリ放題じゃないっスか!」
「それは違うぞタイゾー。確かに攻撃の正体が解らなかったら手も足も出ぬ
だが今はヒトラーの尻尾を。例え僅かな先端にすぎなくとも掴んだのだ
可能性はゼロではないッ!湯川博士、引き続き協力を頼む」
ヒトラーのチート能力に恐れおののくタイゾーを鼓舞し、命を賭けてこれを伝えてくれてベネディクトの為に勝利を誓う小泉
「俺にできることはもうねえだろ?さっさと帰りな」と非協力的な湯川博士に対し、教皇の尊い死と地球の危機を伝えて土下座する
「我々だけではヒトラーには勝てぬ。湯川博士に頼る他ないのだ
この通りだ。頼む」
元首相の土下座である。否、立場は関係ない
恥も体裁もなく頼れるものには頼り地球を守ろうとする覚悟と、志半ばにして亡くなった仲間に報いようとする気持ち
小泉の姿に心を打たれた湯川博士はすぐに前言を撤回する。今地球を守るために、自分にしかできない事があるのだと
「みっともねえから頭上げなよ。まったくメンドくせぇ・・・
国中のスパコンを確保しろ野郎どもッ!ヒトラーの麻雀を解析すんぞ!」
「そ、そんな急に無理ですよ!第一予算が・・・」
「そんなモン女房を官僚に抱かせてでもブン取ってきやがれ!テメエのケツでもいい!
命がけで伝えてくれたヒトラーの謎・・・
解いてみせなきゃ物理屋の名が廃るってモンだぜ」
頼もしい湯川博士の言葉に拳を震わせ、涙を流すピエトロ
ベネディクトが最後に成した奇跡。それは素粒子の重ね合わせによるダイイングメッセージ自体ではない
彼の思い・意志を力ある人々に伝え、受け継がせること
それこそが、ベネディクト16世が成した神の奇跡だった
伝わっていた―
教皇様の思い。慈しみの心が
素粒子となって地球の裏側へ
はたして地球の天才物理学者と最先端科学の粋は第4帝国のテクノロジーに届くのか!?次号へ続く!