「ヒトラーはニュートリノ異常を感じ取っている!?」
地球サイド、種子島宇宙センター。アシモから送られてきたデータを解析した科学班はスーパーアーリア人の強さの秘密に辿りついていた
遺伝子操作や改造手術、etc・・・あらゆる手段を使ってヒトを人為的に異常進化させ、ニュートリノを感知できるようにまでさせる
ニュートリノを”感じ取れる”ようになった存在は結果として時空の過去と未来が見えるようになり、
麻雀という遊戯において無敵の存在と化す。これがスーパーアーリア人の正体だったのである
この解析データをすぐに月の小泉に送ってやりたいところだが、前回ハコを割ったアシモはシステムダウンし交信は不可能となっている
絶望的な雰囲気がその場を包むも、ただ一人毅然とした態度でこの静寂を打ち破ったのは湯川博士だった
「能書きはそんぐらいにしようや。時間がもったいねぇ。時は金なりって言うじゃねえか
俺達は俺達にできることをすりゃいい。物理屋は計算をするぜ
例え虚空に向けて発信し続けることになってもよ。バカみてえにデータを送り続けるしかねえだろ
アイツらを信じてよ」
「ちげえねェや。最大出力で電波送信!
発電所が飛んでもこの麻生が全責任を取る!行けッ!」
月で闘う小泉とアシモのことを信じ、今自分達ができることをする。湯川博士の言葉に浮き足立っていたチームが奮い立つ
ファイナルファンタジーWの最終決戦イベントのような光景が繰り広げられる中
月ではイゾルデのパンチラが炸裂していた
>しかしイゾルデさんの素晴らしいパンチラは安定供給ですな
前回双子の弟を亡くしたばかりなのにいつもと変わらぬ笑顔を浮かべてるのがちょっとナンですが。パンチラが存在意義なれば致し方無し
勝負は小泉がヒトラーのメンホンチートイに放銃し、更にこの局ヒトラーのリーチが入ったばかりの崖っぷちの状態です
「悲しい・・悲しいな人間よ。私の事をもっと注意深く見ていれば發単騎の息吹を感じたハズなのに
なぜお前達はそんなにも愚かではかない存在なのだ?ねえ?人間よ
先程のアガリもこのリーチも・・・余一人で作ったものではない
一人の第四帝国民の献身的な忠誠によってもたらされたのだ!
私は宣言しよう!必ずやこのリーチをアガり・・・
我が第四帝国の生存圏を必ずや地球圏にもたらすことを!」
トリスタンの亡骸を抱え涙を流しながら演説するその様は、ガルマ追悼のギレン演説を彷彿とさせます
その演説に動かされ、避難していた第四帝国の軍人達が一斉に集結。月をも揺るがさんばかりの「ジークハイル」の大連呼が巻き起こる
「うるわしいわ・・・それに比べてHerr小泉のなんと惨めな事・・・
彼はたったひとり月に打ち捨てられた宇宙の孤児よ」
トリスタンという犠牲によって心身ともに一体となった月の民に対し、アウェーで味方も失い孤立する小泉ジュンイチロー
その小さな背中に哀れみすらかけるイゾルデだったが、その優越感を切り裂くように謎の異音がヴァルハラ宮にこだました
ヴオオオオオオオオオ・・・・ヴオオオオオオオ・・!!
「なんだこの地の底から響いてくるような音は・・・音源を探れ!」
「見つけました!音源は・・・バカな!奴のバッテリーは既に尽きている!動けるハズが・・・!」
イゾルデが蔑んだように、小泉ジュンイチローは月に独りか?
否!断じて否!
希望を繋ぐ鋼鉄の戦士はまだ死んでいない
その瞬間
マシンは野生の咆哮を上げた
背中のランドセルが吹き飛び、剥き出しになったエンジンから爆音を轟かすアシモ
圧倒的迫力に気圧された博士は、思わず震える唇でその姿をこう形容した
「魔神マシン・・・!」
>そうだよな、HONDA制でエンジン積んでないほうが不自然だよなっ!!
>俺には確かに聴こえたぞ。 V12、HONDA MUSIC!
アシモ、最後の能力発現!
しかし再起動したとしても、点数はハコ割ってるので闘牌には復帰できないワケで。いったい何をするんでしょうか
ガンオタ大和田先生の手腕に期待したい次号へ続く!
「なんだこの管楽器のような音は?ヴァルハラで交響曲でも流してるのか?」
「いや違うぞ・・・これは楽器じゃない!これは・・・・DOHC48バルブの奏でる
HONDAミュージック!!」
それはさながら再起動したエヴァ初号機の咆哮のように
月にHONDAミュージックを轟かせながら再起動を果たしたアシモ。トリスタンは無駄死にだったのかと思うとアレですが熱い展開
アシモのグリーンシグナルを受けた小泉はヒトラーのリーチに怯むことなく追っかけリーチ。直後一発でこれを打ち取ります
「ロン!大竹林パワーオブドリームス!!!」
「なん・・・だと・・・!?」
「大竹林・・・!?裏が乗って役満だから意味はないけどあれは失われし古代の技・・・
あんな技を使うなんてまさかHerr小泉は・・・!」
小泉がヒトラーから当たったアガリは22334455667788のメンチンピンフリャンペーコー。おやこれは・・・?そう
これはローカル役満で言うところの「大竹林」(大車輪の索子版)です
もっともリーチ一発と裏で数え役満になってるので意味はありませんが、イゾルデは何かを感じ取った様子。むむむ
小泉が三巨頭との特訓で最後に得た謎の力。あれはもしやローカル役に関係があるのか?
「アシモホームラン、アシモカウボーイ・・・・アシモ七大兵器は全て使用不可能でございます
申し訳ありませんジュンイチロー様。せっかく再起動したのですが・・・
私にはもう戦う武器が何ひとつ残されておりません」
>ホームランにカウボーイ・・・ガイナオタにはビンビン来るぜ
エヴァかと思ったら宇宙怪獣数億匹と渡り合えそうだったアシモ
しかしながらその兵器は全てシステムダウンし使用不可能。やはりトリスタンの命を賭した道連れは無駄ではなかったのである
「せっかく再起動したけど自分役立たずでまんすー」と詫びるアシモに対し、小泉は微笑を浮かべてこう応えた
「何を言う。まだ残ってるじゃないか
オヤジさんの残したスピリッツがな」
「・・・残念ですジュンイチロー様
私に泣く機能があればその言語で滂沱の涙を流していたでしょうに」
>ホンダ全盛期を知るおっさんにはたまらない展開
>ホンダスピリッツのとこでアシモの代わりに号泣・・・コンビニなのに
>ASIMOー!おまえが涙を流す機能が無いのなら、俺が代わりに泣いてやる!
小泉の言う「オヤジさん」とは言わずもがな。アシモを造った科学者達ではなく本田宗一郎の事であろう
故にホンダスピリット!
地球を遥か飛び出し、この月でも「世界のホンダ」の精神を見せつけてやれ!弱気になっていたアシモはこの言葉に奮い立つ
「私めの活動限界まであと10分あまり。あと数局と思われます。お急ぎを」
「それだけあれば十分!ゆくぞ!」
アシモ活動限界まであと10分。いよいよ1人と1機、地球最後の切り札は全てを賭けて最後の戦いへに挑む
何故だ?何故この男は倒しても倒しても
余に向かってくるのだ!?
と、ここから数局は小泉とヒトラーが周囲を衝撃波で吹き飛ばしながらアガりまくり
互いにバリバリ電撃を受けながらも大技を繰り出すという、完全にバトル漫画のラスボス対決のノリに
その闘いの中、アシモもついに爆発して機能停止。アシモー!(号泣)
せっかくホンダミュージックと一緒に再起動したのに、最後に別れの言葉とか何かないのかよ!と最初見たときは思いましたが
これ破壊されたモビルスーツみたいで下手に会話とかで締めくくるよりも物悲しくていい演出かも
そんなこんなでアシモを失ったものの小泉は役満を連続してアガり、点数的には劣勢からほぼ互角のところまで盛り返します
「互角・・・ここまではまったくの互角・・・ッ!」
「互角?Drあなたアカデミーの成績は優秀でも目は節穴のようね
見て。肌ツヤも美しい総統閣下に比べてHerr小泉はトビ数回分のダメージで生ゴミ同然
常人なら死んでるところを堪えてるのは流石だけど・・・あの方、そう長くはもたないわよ」
常人なら25000無くなれば絶命するほどの電撃。小泉とヒトラーは役満を取ったり取られたりしてるので、それを何回も浴びてます
スーパーアーリア人2という超人たるヒトラーはともかく、小泉はもう余命幾許もないハズ。イゾルデは「互角」と言ったDrを笑う
本当にそうなのか?否!その時、卓上のヒトラーに戦慄走る
なんだこの感情・・・今余がこの男に抱いた感情・・・これはまさか・・・
恐怖・・・・!!!!
満身創痍の小泉が発するただならぬ気迫に、蛇に睨まれたカエルの如く射すくめられるヒトラー
Drの目もイゾルデの目も節穴!真実はヒトラー劣勢!
小泉ジュンイチロー、わずかに残された命の炎を燃やして最後の闘いへ!そろそろ大団円の近そうな次号へ続く!
ヴァルハラ宮にいる誰もがわかっていた。勝負がつくのは一瞬
そしてこの南3局が最後の闘牌になるであろう事を
と、いきなり冒頭から最終局宣言。どうやら地球存亡を賭けた闘いはオーラスまで行かず、この南3で決着のようです
この土壇場で小泉ジュンイチローの配牌は・・・やはり来ましたライジングサン。2トンまで取って被り無しの一九字牌
「総統閣下が負ける・・・?いやそんな馬鹿な。ありえないありえないありえない
そんな事ありえありえありえうわああああああああああ!!!」
その時小泉の手配にビビった1人の若い将校がトチ狂って卓上に乱入。唾を飛ばしながら拳銃を取り出します
予期せぬキチガイ乱入者によって地球の勝利は水泡に帰してしまうのか?と思った直後、白い閃光が将校に向かって飛んだ
「鉄山靠!」
「がはァッ!キサマ武器はもう無いと・・・・」
「本当の切り札というものは最後まで取っておくものでございますよラインハルト様
しかしいささか無理が過ぎたようです。お急ぎめされませジュンイチロー様」
>ASIMOTUEEEEEEEE!!! てかラインハルトが小物すぐる。モデルがラインハルト・ハイドリヒとは思えんw
某エロゲではカリスマ溢るるラスボスやってたのにハイドリヒ卿ェ……
>アシモが躍歩頂肘→鉄山靠コンボってΣ⊂(゚Д゚ ) なんでやねん
>これ八極拳でヒトラー殺った方がてっとり早かったんじゃ…
何故かアキラばりのコンボでキチガイ乱入者・ラインハルトを吹き飛ばすアシモ。なんの繋がりで八極拳なんだろう
つーか先週爆発してライフゼロになったのに普通に無事だったのか
流石はメカだ!人間と違ってなんともないぜ!といったところですが。でもこうなると命を捨てたトリスタンがちょっと哀れすぎるな
予想外の凶刃から小泉を守ったアシモでしたが、それも最後の力を振り絞ったものだったか脚部がバーストして大破
しかし頼まれた小泉の残りの配牌は無情にも九五27とライジングサン不発。しかも三向聴という遠さです
「小泉ジュンイチローほどの雀士であればこの場合99.8%の確率でライジングサンが入る計算です
肉体へのダメージが予想以上だったという事でしょうか」
「ここで終了か。熱く長く続いた戦いほどあっけなくケリがつくというが・・・
その通りであったな。カン!」
対して第一ツモを引いたヒトラーは勝利を確信して涙を流す。それもそのハズ、ヒトラーがいきなりカンしたのはこともあろうか白
国士無双のアガリ目を潰されたのである。しかもそのリンシャンで四暗刻までテンパイ
同時にその髪型がハーケンクロイツに変形する
なあにこれえ
「この闘牌気は間違いないわ。スーパーアーリア人の最終段階!
とうとう辿りついたのですね閣下・・・!」
>イゾルデさんのパンチラも最終段階に…ってパンチラじゃないなモロですよ
>総統閣下パワー全開、ついでにパンチラも全開
>麻雀力の爆発を測定する役目を持っていたイゾルデのスカートが限界まで!(+恍惚とした表情)
次回小泉がこれ以上の行動をしたら一体どうなってしまうんだ!はんぺら師匠はどう思われますか!?
どうやらヒトラーはこの局面でスーパーサイヤ人3に覚醒した模様。恍惚の表情を見せるイゾルデがエロい
多分パンツの下はめっさ濡れてるに違いない
しかしなるほどイゾルデのスカートが麻雀力測定器代わりとは言い得て妙
言われてみると彼女のパンチラは確かに今までずっとこの手の場面で使われてたか。今回のパンモロはまさにそれを証明しています
小泉が覚醒したら・・・・うーん・・・・これ以上の演出・・・・そうだな・・・・
パンツが破れて飛び散るというのはどうだろうか
ラストはまさかのノーパンイゾルデ様で締めですよ。す、素晴らしい!(拳を握り固めながら)
次順小泉、1索を引き入れ二向聴に。白がカンされたとはいえ小泉の轟盲牌があるため、まだアガリの可能性は残されてます
が。ヒトラーはこの巡目でそんな最後の希望も潰してしまう。暗カン、暗カンと晒して一巡目と合わせて怒涛の3槓子。そして・・・
「よ・・・4枚目の9索・・・これは豪盲牌でもどうにもならない・・・!
やった!粗糖閣下がライジングサンを完全に潰したぞ!!!」
ヴァルハラ宮にナチス将校達の歓喜の声が響き渡る。ヒトラーが引いた牌は9索
白の他に小泉が国士を成す為にどうしても必要だった牌の4枚目
白以外の牌は豪盲牌で作り出すことは出来ない。つまり小泉のライジングサンが完全に死んだということを意味していた
「さあ。仕上げと参ろうか・・・」
ラスト、ヒトラーが呟いたところで次号へ続く。これはヒトラーこの9索もカンして四槓子四暗刻で決めるつもりでしょうか?
でもさ、これってヒトラーが9索カンしようとすると、
小泉はその刹那、手牌2つに豪盲牌かければ国士完成だよね
これむしろ役満手が死んだのはヒトラーの方に思えるのだがそこらへんどうなんだろうか。果たして?
イゾルデのノーパンに期待したい次号へ続く!
7筒は北欧神話の神ヘイムダルが角笛を吹く姿を模して作られたという
それゆえゲルマン圏では神聖な牌とされている
有史いや宇宙開闢以来7筒の入った四暗刻四槓子をアガった者はいない
なぜならそれがアガられた時は世界の終末―
ラグナロクの到来を告げると言われているのである
>今週のムダヅモの最初の解説が無茶すぎて民明書房思い出した
初っ端から民明書房も裸足で逃げ出す解説にビビるクライマックス。宇宙開闢とか終末の日とか麻雀スケール大きすぎる
7筒がヘイムダルの角笛を象徴していたとは金子一馬も気付くまい。李筴振(りばしぶる)と呉竜府(ごりゅうふ)なんか屁みたいなもんですよ
そのラグナロクの呼び水となる7筒入りの四暗刻四槓子をアガるべく、ヒトラーは4枚の9索に手をかけ高らかに宣言した
「カン!」
「ロン!」
ってですよねー!小泉刹那のカウンターで国士無双を栄和!
前回ラストの考察通り、国士二向聴なのだから9索が出たと同時に手牌2つに轟盲牌をかければ問国士完成です。なんだってヒトラーはそれに気付かなかったんでしょうか
「血迷ったか小泉ジュンイチロー。既にライジングサン十三面待ちの芽は絶たれた
シングル役満程度では余に来ておる流れを止める事はかなわぬぞ」
あっと気付いててやったようです。なるほど、今更ですがムダヅモ無き改革では国士十三面待ちはダブル役満のルールだったのね
四暗刻単騎や国士十三面待ちを普通の役満にするかダブル役満にするか、人和を役満にするか満貫扱いにするか・・・ここらへんの特殊なルールはあくまでローカルの「決め」
ヒトラーはこの場面シングル役満ならばアタられても自分の流れは変わらず、次局で再び圧殺できると踏んでいるようです。まぁそれならラグナロク試してみたいと思うわな
しかし次局はこない。先週の冒頭でも、この南3局が最終局面であると既に先打ちされています。読者は奇跡を目の当たりにする
「私は諦めが悪い男でな。勝負が完全つくまでは終わらせはせんよ!轟盲牌ウボァー!」
全身全霊の轟盲牌が炸裂すると右腕から噴水のように血を吹き出して卓上に倒れこんでしまう小泉
2牌のうち、2索牌は白に変わったものの、親指が添えられた一番端の牌・7索には竹の模様がまだ見えたまま
7索は白に変えることができなかった。轟盲牌この土壇場でまさかの不発である
「気が済んだか?何か言い残すことは?」
勝利を確信し空中から小泉を見下ろすヒトラー。だがその時、小泉の全身に謎の青白い光が宿る。それはあの三巨頭との特訓でも見せた・・・・
「O3の発生を確認しました。おそらくコロナ放電の類・・・いわゆるセントエルモの火現象と思われます
古代ギリシャでは船の守り神と崇められた火。この火がマストに灯ると嵐が止み海が穏やかになると言われていました
しかしそれらは迷信。実際は異常な静電気による発光現象に過ぎません。原因は不安定な大気と激しい摩擦」
ついに小泉スーパー日本人化でイゾルデの全裸が拝めるのか!
と読者が期待した矢先、科学的観点からすぐさまマリエルが小泉の発光現象についての解説が入る。チクショウなんだよイゾルデの服弾け飛ばないのかよ!
だがその解説を最後まで聞いた途端、勝利の笑みを浮かべていたヒトラーの表情が一瞬で強張った
「ジュンイチロー・・・貴様この期に及んでまだ・・・・!」
「ヒトラーよ。私が貴様に言い残す言葉はただひとつよ・・・・もう一度言うぞ。”ロン”だ!」
そう言った小泉が右端の牌から親指を離すと、そこにはなんと7索ではなく9索の姿が!デデーン!
ライジングサン国士十三面待ち!ダブル役満!
しかしこれはどうしたことか。青山広美先生のバードなら余裕のすり替えでしょうが、小泉は一体どんなマジックを使ったのか。大和田先生種明かしお願いします!
「まさか・・・轟盲牌で2索の図柄を削り取り
7索から9索を創造したのか!?」
えええええええええこれちょっと酷くね?
>削った2ソーを7ソーにくっつけて9ソー作るって・・・・
>残念ながら今週はひろ>>>>>小泉だったな。しかしHERO面白いな
うーんなんといったらいいんだろうこれ。アシモのイカサマにしてもホログラフ投写装置とかすごい凝っててリアル志向だったと思うし、
轟盲牌という技自体も「尋常ならざる指の力で図柄をこそぎ取る」って単純だけどもそれだけに物理的に可能な感じがあったんだけども
2索の竹削って7索に貼りつけたとか急に子供騙しになったというかウソ臭くなったというか
正直え?この大勝負の決着手がこれでいいの?って思うのは俺だけか
「信じられん!赤は己の血を使って染めたのか!?どう見ても元からの9索にしか見えない!
なんという工作精度!これはもうただの轟盲牌ではない!新たなる牌の創造!
いわば神の行為!神に最も近い盲牌!これは・・・
神ゴッド盲牌!!!!
神きちゃった。所詮イカサマなんだけども
スーパーアーリア人という超常の存在を破る為として小泉が身につけたのは、結局のところ超精度のイカサマだったという
三巨頭との戦いで見せた河のすり替えも創った牌だったということか。個人的にはハイゼンベルクストライクに対抗するような超常の力であってほしかったが・・・
でも一介の博徒が超絶のサマで超常の存在を打ち破るこの展開のほうが作品のカラーとしては正しいのかなぁ
ここらへんはちょっと人のセンスによって賛否両論分かれるトコのような気がします
余談だが和田アキ子がこの盲牌やったら”ゴッド姉ちゃん盲牌”だな。指の力的にも可能そうだし
「滅せよ!ヒトラー!」
そしてこのBIG★BANである
宇宙開闢にも匹敵する値千金のアガリで小泉ジュンイチロー、ヒトラーを撃破!?
小泉の生死は?地球の運命は?イゾルデの全裸はないのか!?
いよいよもって大団円近づく次号に刮目せよ!
>近代麻雀もう出てましたね。ムダヅモは・・・論ずるに術がござらん
よくアレにGoサイン出たなあと関心はするがどこもおかしくはない。多分単行本で見れば収まりがいいんでしょうけど
>今週のムダヅモ無き改革がバキ越えをやらかした件
>今回のムダヅモは別の漫画で似た見開きものがあった気がするけど・・・。それと比べるとワクワクして読めたのはなぜだろう・・・
>見開き…26ページ…だと…?(先日の「ひろの方が面白い」発言について焼き土下座しながら)
>2ページぶち抜きで国士無双を一牌ずつとか…と思ったら、よく見たら26ページ全部つながって一枚絵になるとかぶち抜きすぎです
>天地創造以来の贅沢にページ使ったアガリキター!と思ったら漫画が終わっていた。何を言っているのか(ry
>はんぺらさん……これからファイナルライジングサンを1枚に繋げるんだ。やってくれるな? こうしなければウォルスタに明日は無い
フグ!ではない
「ファイナルライジングサン!」である
漫画史に残るであろう掟破りの大技を見せた今週のムダヅモ
26P全部繋げようかとも思いましたが、途中で心が折れたので何が起こったのかは拍手コメントと画像で察せよ。でもって次号最終回です
やはり神盲牌の正体は博士が推測したまんまの技だったみたいね。「本当は超常現象」展開を期待していた朋友達にとってはやや残念かな
「余・・・!?余の肉体があんな遠くにッ!?いかん早く戻らねば!」
禁断の28Pぶち抜き国士無双が決まった直後の冒頭。月ごと消滅でもしたかと思いましたがそんな事はなかったぜ!
ヒトラーの魂は一撃で肉体から吹き飛ばされ、遙か上空から自分の身体を見下ろすという臨死体験に恐れおののいてます
すぐさま肉体に戻ろうとしたヒトラーの魂だったが、そうはさせじと彼の前に立ちはだかったのは3人の女神だった。恐山のモイラ達である
「久しぶりだなボヘミアの伍長よ」
「座ンなよ。先は長いぜ」
「さァ心行くまで打とうじゃないか」
召喚された三巨頭を前に、まるで蛇に睨まれた蛙の如く固まるヒトラー
かつて敗れた相手というトラウマも勿論だろうが、今ヒトラーが感じているのはもっと根源的な恐怖。あの世からのお迎えである
「ウボァー!!!!!!!」
亡者達に地獄へ引きずり込まれたデスマスクの最後の如く。ヒトラーの魂は三巨頭に捕まり、二度とその肉体に戻ることはなかった
第四帝国総統アドルフ・ヒトラー 絶命
主の命が尽きたのと同時に崩れ出すヴァルハラ宮。居合わせた将校達は我先にと逃げ出し、崩落した瓦礫の山に1人と1機だけが取り残される
「美しい・・・美しいなこの星は」
「左様でございますねジュンイチロー様」
青く輝く宝石のような地球を見つめ東方先生とドモンの最後の会話のようなやり取りを交わすアシモと小泉
アシモが地球をしばらく眺めてから再び小泉に視線を戻した時、満足そうな笑顔を浮かべたまま小泉ジュンイチローは帰らぬ人となっていた
地球連合代表日本国元総理大臣・小泉ジュンイチロー
絶命
アシモは涙を流さない。ロボットだから。マシンだから。ダダッダーッ
ただこの一世一代の大仕事をやり遂げた偉大なる指導者に敬意を表し、その瞼をそっと閉じた
ここからラストにかけて5ページに渡り、地球の勝利に歓喜し、小泉の死に涙する人々の映像に合わせ
モノローグ風に大文字である歌の歌詞がかぶせられる演出が入ります
曲は町田義人『戦士の休息』
今週号の近代麻雀が手元にある朋友は、是非ともこの曲を大音量で流しながらムダヅモを読んでほしい
ありがとうぬくもりを ありがとう愛を
かわりに俺の生命を置いてゆけたなら
男は誰もみな無口な兵士
笑って死ねる人生 それさえあればいい
ああ夢からさめるな ああ美しい女よ
頬に落ちた熱い涙 知られたくはないから
この世を去る時 きっとその名呼ぶだろう
近代麻雀読者が無意識のうちにとっていたのは”敬礼”の姿であった
涙は流さなかったが無言の男の詩があった。奇妙な友情があった―
西暦2008年。この戦いは第四帝国の敗北で幕を閉じた
後に近代史において初めて麻雀のみで集結した戦争として記録されることになる
尚、この時はまだ
月で地球の命運をかけた戦いがあった事を知る者は少なかった
国防総省刊「第一次ラグナロク大戦報告書」より
ラストは月面に寂しく佇む1筒が大きく描かれ締め。さながらダグラムのOPのような哀愁です
最後はもう一週くらい使ってエピローグをきっちりやってほしかったとかイゾルデの全裸が結局なかったという不満はありますが
一人の男の壮絶な生き様を見事に描ききった最終回だったと思います。演出の妙とはまさにこのことか
でも煽りに「連載復活は今春?乞うご期待」とか書いてるんですけどウボァー!?
月の帝国と戦ったのこれ以上の敵出てくんのかよ!宇宙人か?宇宙人なのか?
来るべき対話なのか!?劇場版OOなのか!?
アシモクアンタなのかー!?
と、かなりツッコミどころ満載の続編掲載予告つきでムダヅモ無き改革ラグナロク編完結です。うーん正直続編はレビューするかどうか解らんな・・・
ともあれ大和田先生、とりあえずの完結お疲れさまでした。単行本6巻(完結)は3月発売予定!