第1話

その名はファイズ


深夜。大企業「スマートブレイン」社の特殊科学研究室。なにやら謎の研究が行われています
そこへガコーンガコーン!と扉をブチ抜いて謎の怪人が乱入。ふおおおおおおお!(変態仮面風に)
研究員達を皆殺しにし、培養液につかっていたベルト状の物体を奪ってトンズラします。これが冒頭



東京
病院のベッドで眠り続けるのは2年間ものあいだ昏睡状態青の青年・木場勇治
笑顔の爽やかなハンサムで家は裕福、美人の彼女とラブラブのまさに絵に描いたような幸せ男でありましたが
両親を乗せて車を運転中、居眠り運転の大型トラックに衝突され両親は即死、自分は植物人間に。不幸もいいトコです
そんな勇治でしたが容態が急激に悪化。2年の昏睡の末ついに彼は帰らぬ人となってしまいました
って!
遺体安置所で突然息を吹き返し、ナースの腕を掴む勇治。ゾンビー!どうやら意識もしっかりしているようですね
死人が生き返るという謎の展開で第1話の出だし上出来。視聴者のつかみもバッチリです


九州
バイクで旅を続ける少女・
園田真理。美少女なんですが少しほっぺたの肉がたぷたぷしてるというか何というか、下ぶくれです
しかし美少女なので当然モテます。旅の途中で出会った3人の男に付きまとわれる真理。いや悪い奴等じゃないんですがザイ
定食屋に入った真理。ぶっかけ飯を30秒ほどでかっこむワイルドさを見せますが、背後から彼女を睨む1人の男が。キラーン
しばらくナンパ男3人組と一緒に行動していた真理でしたが、一行に不気味に近づく黒い影
小便帰りのナンパ男の1人。そこへひゅーんと空を飛んできたのは
オコゼの怪人です。キシャキシャー
なんか触手を口から突っ込んで心臓を消し去ってしまいました。しゅぱーと。なんかスゲー
絶命した男を最初に発見したのは真理。慌てて残りの二人を連れて現場に戻りますが、そこに死体がありません
むう。怪事件です。連れ二人は極めてのん気ですが真理は奇妙な胸騒ぎを感じていました




再び東京
2年間の昏睡から目覚めた勇治。自宅に帰るとそこは既に他人の家となっており、叔父の家を頼ります
「叔父さん・・・どうして家が?この2年間に何があったんです?」
叔父さんが言うには両親の死後、親父さんの会社が多額の借金を抱えて倒産。そのカタに家を取られたとの事
ああなんてこった。ガックリとうなだれて街へ繰り出す勇治でしたが、ここで彼の感覚に異変が起きます
なんと遠く離れた叔父さんとその息子(勇治の従兄)一彰の会話が聞こえてくるではありませんか。
超聴力です
「これからどうすんの勇治?アイツ家に住まわせるなんてヤだよ俺
つーかさぁ、ヤバイんじゃないの?会社が倒産したなんてウソついてさ」

「わかっている・・・まさか生き返るとはな
あのまま死んでくれれば良かったんだが」

愕然とする勇治。会社の倒産など真っ赤なウソ。木場家の財産は全て叔父が勝手に売り払ったのでした
許せませんこの外道親子。とりあえずコイツ等は
死に”確定

しかしながら勇治にもまだ希望の光が残っていました。恋人千恵の存在です。ちなみにタイムピンクだったりします
”交際1周年記念日。付き合い始めた頃みたいに、また自転車デートがしたいな”
2年前、最後に交わした彼女との約束通り 彼女のアパートにチャリで駆けつける勇治。チリンチリーン
「ゆ・・・勇治・・・・」
「や、千恵」

自分の帰りをずっと待っててくれていたと信じて疑わない勇治。しかし現実はあまりにも非常でした
「勇治は昔のままかもしれない・・・でももうあたしは2年前のあたしじゃないの。ゴメン」
「千恵・・・?」
その時でした。アパートのドアが開いて中から現れた男―ああ信じられません。クソ従兄の彰一です
「勇治、コイツはもうお前の彼女じゃない
お前が寝てる間に変わったんだよ。色々とな」

千恵の肩を抱いて部屋に戻っていく一彰。ただ呆然とそれを見つめるしかない勇治。なんでしょうかコレは
彼は己に一片の非なくして人生のどん底に叩き落されたのです
なんかもう可哀想すぎて見てられません。とりあえず一彰殺す。俺はコイツを殺す




また九州。ファイズ序章は東京と九州の2つの舞台で話が展開するのでレビューしにくいなぁ
夜。焚き火の前の真理と男二人。消えた男を心配真理、「大丈夫だよ。すぐ戻ってくるさ」と野郎二人
と、そこへ消えた男が無事にバイクで戻ってきたではありませんか。ぶぉーん
「ちょっとあなた!一体ドコに・・・!」
詰め寄った直後。うッ!と後ずさりする真理。なんとメットを取った男の顔がサラサラと砂のように崩れていきます
ざー!ついに全身塵と化す男。するとさっきまで一緒いた連れの男の1人も崩れ出したじゃありあませんか。ざー
「何よこれ・・・何なのよ!」
パニックに陥る真理。そこに謎の男がゆらりと現れました。定食屋で食い入るように真理を見つめていたあの男!
キムタク風のイケメンなんですが、なんかもうスゴイ棒読みで真理のバッグを奪い取ろうとします
「バッグをよこせ。それは俺のだ」
「あなた・・・?あなたが!?」

”コイツだ!コイツが犯人だ!”
そう確信してダッシュでトンズラする真理。しかし袋小路に追い詰められてしまいます。お約束
でもそこへ連れの男の最後1人がタイミングよく登場。真理、少し安堵し彼に駆け寄ります
「アイツよ!アイツが犯人よ!」
「イヤ・・・それは違うな」

!?
男の口元がつり上がったかと思うと顔面に浮き上がる謎の紋様。そして異形の肉体へと変化していく体
オコゼ怪人!そう、犯人はコイツだったのです。力ずくで真理のバッグを奪い取ろうとするオコゼマン
「野郎!それは俺のだ!」
目の前でワケのわからん怪人が変身したというのに驚きもせず、「俺のバッグ取んな!」と果敢に飛び掛る男
変ですコイツ。少し頭のネジがゆるんでるとしか思えません
真理も驚愕の表情。
『コイツが犯人じゃなかったの!?つーかコイツアホ!?2重に驚いてると思います
怪人からバッグを奪取したイケメンはすぐさま中身を確認しますが・・・
「違う。俺のじゃない」
これがまったくの別物。真理と同じバッグだったので勘違いしただけだったのです
『コイツアホだ!』確信しつつバッグを奪い返した真理は中のベルトを取り出し、変な携帯をピッポッパ

ピピピ・・・・ 『スタンディングバック』

「変身!」
携帯をベルトにがちゃこん!ぎゅいーん!と激しい閃光。しかし!直後衝撃とともに吹っ飛ぶ真理
「ふはは・・・お前ではベルトの力を引き出せないようだな」
ニヤリと笑って近づくオコゼマンでしたが、真理はすぐさま起き上がりアホ男のもとへ。そして彼にベルトを装着させる!
「おい!何だよこれは!」
「ものは試しよ!」

『スタンディングバック』

がちゃこん! ぎゅいーん!!!!

『コンプリート』
ゴバッ!
夜の闇を切り裂く眩い閃光。光がおさまった時、アホ男の全身は謎のスーツで覆われていました





またまた東京。場面転換忙しいなぁ
どしゃ降りの雨の中、彰一の車の前に立ちはだかる勇治。雨ガッパ着ててなんか哀れさに拍車をかけています
「なんの用だ」と車から降りた彰一に、焦点の合ってない虚ろな瞳で話かける勇治
「俺・・・何かしたのかな・・・・なんで俺がこんな目にあわなくちゃいけないんだ・・・」
「チ・・・いいか?お前は一度死んだんだ。生き返ったお前が悪いのさ」
なんて言い草でしょうかこのカス男。コイツは人間として生かしておけません。ぜってー殺す
「俺が・・・悪い?・・・・・・それは違う・・・・違う!」
「なんだよ?俺が悪いってでも言うのか?

「うん・・・・多分そうだよ」

勇治の顔面に浮かび上がる紋様。あっとこれは先のオコゼマンと同じ現象であります。しゅぱあー!
勇治の身体が異形の怪人へと変貌していく。あまりの恐怖におののく一彰!ひいいいい!
ホースオルフェノク(馬怪人)降臨
半人半馬の化物へと変身した勇治。憎き従兄に天誅パンチ!死ねやオラー!ばきー!
命からがら車に乗り込み、アクセル全開で逃げ去る一彰。しかし馬マンこれを追走。パカランパカランパカラン
先回りして車を停止させると運転席から引きずり出し、胸に剣を突き刺す!
ドスッ!
剣は心臓を一突き。しゅぱーと消滅する心臓。一彰絶命。やったザマー見ろ!




はいラストは九州で締め
謎のボディスーツ”555(ファイズ)”を装着したアホ男。化物相手に果敢に格闘戦を挑む
怪人に対する恐怖心も、変なスーツに対する驚きも特に無いようで、まったくもって普通にケンカしてます
終始化物を圧倒する555。最後は渾身の力を込めた蹴りをボディに打ち込む!
ドッ!ぼしゅうううううううう!
蒼い炎を出しながら崩れていくオコゼマン。勝負あり!
アホの勝ちです
化物VS戦闘スーツの凄まじい戦闘を目の当たりにした真理。ポツリと一言呟く
「これが・・・ベルトの力・・・」


仮面ライダー555第1話。なかなかに良いカンジで引き
第2話の展開に注目せよ!


第2話

超人類オルフェノク


OP曲が初お披露目の第2話。歌うはなんとダパンプのISSA。まーなかなか良い出来のOPであります
さて本編、前回心臓を消された一彰でしたが、心臓を消された人間はバイク男のようにすぐに死にはしないようです
むくりと起き上がって千恵のアパートへと戻りますが、ここでざー!目の前で彼氏が砂になったらそりゃコワイわな
「きゃああああああああああああああああ!!」
はいおつかれー。勇治を捨てた女にはこのくらいの罰は当然なのです



九州
オコゼマンを仕留めて変身を解いたアホ男。真理から旅の同行を求められますがこれを無視
「俺のバッグを探しに行く。3日前に盗まれたんだ」
「ちょ・・・そんな場合じゃないでしょ!?あなたさっきの見て何とも思わないの!?」
「驚いてるさ。十分な」

だったら一緒についてけよ!と視聴者全員がツッコミたくなるほどマイペース野郎です
とりあえずこのアホを一緒に連れていかん事にはどうにもなりません。ホットコーヒーなぞ出してなんとか説得を試みます
「なんで?普通もっと聞かない!?あのベルトは何だとか、あの化物は何だとか
何で変身したんだとか・・・まぁ・・・聞かれてもあたしは何も答えられないけどさ・・・・
あのベルトは東京のお父さんが送ってきたの、このバイクと一緒に。これって何かのメッセージだと思わない?
だからあたし、お父さんに会いに行こうと思って・・・・ちょっと聞いてる?
って、いつまでふーふーしてんのよ?あんた猫舌?猫舌の男って頼りないんだって」

「お前うるさいよ。俺はお前の話に興味はない。俺を巻き込むな」

なんつーかこの男は危機感というかなんというかが欠落してます。やはり真性のアホか

直後、警察からバッグが見つかったと電話が入り速攻で向かうアホ。付いていく真理
「えーと、一応中身の確認を」
「赤と黄色のパンツ。シャツとタオル」

ぶー!そんなバッグを取り戻すために怪人に飛び掛ったのかこの男。ある意味スゲエ!
「へーアンタ乾巧っていうんだー」
第2話でようやく主人公の名前が判明しました。この猛烈なアホ男の名前は乾巧とゆーそうです
バッグを返してもらった巧をなんとか説得しようとする真理。でもアホに言葉は通用しません
終いにゃ口論の末に真理のバッグと間違え自分のバッグをぶん投げ、真理のバッグを盗まれてしまう始末
一見無口でクールっぽいですが平成ライダー4人の中でもっともアホです。翔一を超えてますな




東京
「俺の身体・・・一体どうちまったんだよ・・・」
従兄の一彰を殺した勇治。ビルの屋上ではらはらと涙を流し自分の不幸を嘆いていました
”生き返ったお前が悪いんだよ”
『そうかもしれない・・・俺は・・・生き返るべきじゃなかったんだ・・・』
屋上から身を投げた勇治。どん底の人生に自ら幕を引こうというのか。お前は悪くないぞー!
ドシャッ!
高速で地面に激突。普通なら飛び降り死体はグシャグシャになるはずですがいたって大丈夫っぽいです
怪人の強靭な肉体のおかげでそう簡単には死ねない体になってしまったようです。難儀なことやなー
再び目を覚ました勇治。そこはえらく高級なマンション。キョロキョロ辺りを見回す彼の前に1人の女性が現れます
スマートブレイン社のCMガールです。公式サイトの人物名では「レディ」となってますが
演じるはなんと
栗原瞳さん。前作「仮面ライダー龍騎」で島田を演じた人ですね
前回はいわゆるメガネブス役だったわけですが今回は謎の美人という役柄です。このギャップ・・・なんだかなー

「貴方はもう簡単には死ねませーん♪なぜならオルフェノクとして覚醒したからでーす」
「オルフェノク・・・?」
「オルフェノクというのは人間を超える存在の事です。貴方のようにね
でも貴方はまだその力にまだ適応できていません。そんな人達のケアが私の仕事です♪」
「人達・・・俺の他にもいるんですか・・・こんな人間が」
「みんな自分の力を楽しんでますよー。貴方も早くそうなってね♪




「あなたはなんで旅してるの?」
「夢がないんだよ・・・だからそれを探してるのかもな」

はい九州。あーもう場面転換だらけでしんどー。とりあえずバッグをなくされたので強気に巧を連れまわす真理
ベルトを探して街を徘徊し、ついに質屋にて発見します。腹巻として売られてました。5000円です
買い戻すためにお金が欲しい一文無しの二人。ここは美容師志望の真理の特技で稼ぎます
「青空散髪」と看板を立ててチビっ子達の散髪にいそしむ真理。すぐに資金は貯まり無事に買い戻す事ができました

「もうなくすなよ」
「よく言うわよ・・・そもそもあなたのせいじゃない」

もう一蓮托生っぽい感じなので一緒にいればいいものを、どうしても1人で立ち去りたいようですこのアホ
結局真理がトイレに行った隙にトンズラしてしまいました。あーコイツ好きになれねーなー



東京。勇治の前に現れたのは元カノのタイムピン・・もとい千恵。憔悴しきってますねこりゃ
一彰の死に加えて警察の事情聴取。もう心身ともに疲れきり、心のよりどころを求めて復縁を持ちかけに来たのでした
勇治のとっては願ってもないイベントだったのですが、ここで思わぬハプニング
木陰で張ってる刑事を発見する千恵。彼女は容疑者としてマークされているのです。ここで壊れてしまいます
「何よあいつら・・・あたしは何も知らないのに!もう嫌ぁ!」
半ばノイローゼ気味になっていた千恵、脱兎のごとく逃走。刑事これを追走。勇治も追走。だだだだー!
ようやくとっ捕まえて話を聞こうとする刑事。ここで錯乱した千恵がとんでもない事を口走る!
「アイツです!あの男が犯人です!あの男が一彰に嫉妬して!」
ギャアーン!
(荒木風擬音でショックを受ける勇治)




逃げた。彼は逃げた。目からはとめどなく涙が溢れてくる。何でだ。何でだ千恵!

目の前を走る二人乗りの自転車で楽しく笑う2年前の自分達。もうあの頃には戻れないんだな千恵

だったら俺は・・・・・・・俺は!




なんとか刑事をまいて街をさまよう勇治とバッタリ遭遇する千恵。しどろもどろになって言い訳します
「ゆ・・勇治!さ さっきはゴメンなさい。あたし何が何だかわからなくなって・・・」
「千恵・・・言うとおりだったよ。もう千恵は2年前のままじゃないんだな・・・
でもね・・・・・実は俺も変わったんだよ」
「な・・・何?何を言ってるの勇・・・きゃあああああああああ!」
変身・ホースオルフェノク




九州。エレファントオルフェノクに襲われる真理。何だかんだ言っても助けに現れる巧。最初から一緒にいろよ
「変身ッ!」
『コンプリート』
変身!仮面ライダー555!さあ第2話の戦闘シーンスタート。BGMが楽しみなところであります
つーか象オルフェノクいんちきすぎ。下半身の大きさが実際の象サイズです。踏み潰すぞオラー!
通常攻撃が通用しないのを見た真理がヘンテコなアタッチメントを555の右足に装着しました
「何してんだ!?」
「それでキックを!早く!」

ちゃらららー♪とここからBGMスタート!ああっいつも新ライダーのこのシーンには胸が熱くなるのう
空中高くジャンプし、象オルフェに向かって急降下する555!右足に装備したポインターが照準を合わせる!
555の足の先に形成された異相空間のようなものがドリル状に象を貫く!
これがッ!仮面ライダー555必殺キック
クリムゾンスマッシュだッ!!!
ひゅいいいいん!と光の粒子に姿変えた555が象を貫通。開けた風穴に
Φ(ファイズ)の文字が浮かび上がる!
ぼばしゅー!と塵に帰る象。2体目のオルフェノク撃破であります。クリムゾンスマッシュ燃えー




締めは東京。怒りに任せ千恵の心臓を消し去ったホースオルフェノク
このオルフェノクによる心臓抹消を「使徒再生」というそうです。今後のキーワードになるかもしれません
で、元カノを殺して過去と決別した青年の前に現れたレディ。妖しく微笑む彼女に黙って歩み寄る勇治でした

次回へ続く!


第3話

善人バカと不幸少女


元カノに使徒再生食らわした勇治くん。迎えにきたスマートレディの車に乗ってどっか連れてかれます
例によってむくりと起き上がった千恵の死体でしたがすぐにサラサラ灰になっちゃいました。ざざーっ
それを目の当たりにして特にショックを受けるでもない勇治。オルフェノクとして生きる覚悟はできたようです
連れて行かれたのはスマートブレイン社。なんか社長に引き合わせようとしたみたいですがあいにく入れ違いで逢えません
メッセージカードが残されてたのでスパートパックにピッピッピと。・・・えーなになに?
【王の眠りは深い】
ワケわかんない文章が1行だけ。なんやようわからんまま引き。なんやねん王て




象を倒した巧。この後に及んでも真理との関わり合いを嫌がってトンズラしようとします。本当のアホかこいつ
「ちょっと!アンタあの化物が何なのかとかベルトが何なのかとか知りたくないの?
好奇心が欠如してるんじゃない?そんなだから夢も見つけられないのよ」
まったくもって言うとおり。つか巧マジでムカつくんですけど。こんなに感情移入できない主人公でいいのか
しかし真理の「腕ケガしたー!アンタが助けにくるのが遅かったから」という脅迫まがいの仮病が炸裂
とりあえず一緒に行動してはいたのですが、ラーメン屋で再び口論勃発。巧マジ切れして結局トンズラしてしまいます




東京。娘の成績が上がったとやらでニコニコ和やかな朝食を取る家族の1シーン
娘を褒めちぎるバカ両親「よーし今夜はお祝いに3人で豪勢な外食にでも出かけるかー」と、ここでリビングのドアが開く
入ってきたのはオドオドした暗めのお姉ちゃん。褒められてるコのお姉ちゃんのようですが、3人はまったく無視
「おはようございます・・・・」
家族に敬語で挨拶するオドオド娘。察するにこの家の本当の娘じゃないのかな?もう無視にも慣れているみたいだし
それにしてもドンくさいこの娘。味噌汁をよそおうとして椀ブチまけてしましました。バシャー!
大人気なくブチ切れる親父。ふきんを顔面に投げつけ「何やってんだゴルァ!」と怒鳴り散らします
「・・・・ゴメンなさい・・・」
少女は哀しそうに表情を曇らせてただ謝るだけでした

長田結花。それが彼女の名。家族にも友人にも愛されない哀しい少女です
親の前では猫かぶってるが実は不良の妹。朝っぱらからその妹になけなしのバイト代を絞り取られガックリと凹む
部活はバスケ部のようですが練習中に仲間から一斉にボールをぶつけられるという集団リンチ。心休まる場所がありません
そんな彼女の唯一の拠所が携帯メールで知り合った啓太郎という男性
”啓太郎さんお元気ですか?
今朝はお父さんもお母さんも私の成績が上がったので大喜びでした”

結花はメールの中で理想の自分を作り上げ、辛い現実から逃避しているのでした。しかし誰が彼女を責められましょう




”結花さん頭良いんですね。結花さんとはまだ会った事はないけど・・・もっと君の事知りたいです
それに僕の事ももっと知ってもらいたいなって。僕の夢聞いてくれますか?笑われるかもしれないけど
みんなに幸せになってほしんです。世界中のみんなに!
九州。クリーニング屋のバイトにいそしむ爽やか系の青年菊池啓太郎。結花のメール相手
絵に描いたような善人で、コイツに比べれば「いい人」のゆーじさえも裸足で逃げ出しちゃいます
で、配達中に事故ってしまい(原因は巧のバイク)途方にくれる啓太郎。なんかすごい落ち込みようね
「もうダメだ・・・みんな不幸になっちゃう。店長も、お客さんも、俺も・・・
みんなまっサラな服を着てパーティーやデートをしたいのに。こんな・・・」

あまりに気の毒なのでバイクで配達を手伝ってやる事にした真理。当の巧はどっか行きましたが

配達中、啓太郎の善人パワーを目の当たりにして口がふさがらない真理
なんと配達先の奥さんに頼まれて買い物に。これだけなら理解できますがなんと代金までコイツが払ってます
「ちょ、ちょっと!?代金まで貴方が払うワケ!?」
「うん。別にいいでしょ。人助けだし」
「それは人助けとは違うよ!貴方利用されてるだけだってば!」
「ハハ・・・・おかしなコだな君は」

イヤお前がおかしい
こいつの「いい人度」を計測したら間違いなくスカウターがぶっ壊れると思います




配達中に汚してしまったシャツを洗うためコインランドリーに寄った真理と啓太郎。ここで巧と再会します
しかしながらアホが二人揃えばいらん誤解が発生するわけで。ちょっとした勘違いからシャツを引き裂いてしまう巧
すぐにトンズラする元凶男、それを追っていなくなっちゃう女の子。半泣きになって凹む啓太郎。もう可哀想で見てられません。
外に飛び出した真理はグッドタイミングでオルフェノクに襲われます。これまたお約束で戻ってくる巧。最初から一緒にいろって!
そんなわけで今回のバトルシーンに突入。相手はオックスオルフェノク。牛怪人ね
鉄球を振り回すパワーに苦戦555。尻餅ついたところにドドドドドド!と牛突進。轢いちまえー!
しかし慌てずにファイズフォンを取り出す555.慣れた手つきでピッピッピとコード入力。
「103」
ここから戦闘BGMミュージックスタート。相変わらずこのタイミングが絶妙。燃え

『シューティングモード』
パキューン!腹を穿つレーザー光線!よろよろと後ずさりする牛。結構効いてるっぽいです

携帯変形銃
【ファイズブラスター】
単発のシングルショットと連発のバーストショットの2種類が撃ち分けられる高性能武器

「あーかったりぃ」といった感じに起き上がる555。再びコード入力ピッピッピ。「106」
『ブラストモード』
こっちが連発銃ですね。バキューン!バキューン!バキューン!牛メッタ撃ち
ひるんだ牛にトドメを刺すべく、腰のアタッチメントを取り出し拳に装着!ガシッと

【ファイズショット】
本来は高性能デジタルカメラであるが、戦闘においてはパンチングユニットと化す
材質はスマートブレイン社の開発した新素材ソルグラス。対象にヒットした際、高エネルギーを放出し直接叩き込む強力な武器だ


ドドドドドドドドドドドドド!!
「はああああああああッッ!!」
ドゴッ!
牛の鉄球をかいくぐってカウンターのボディブローを叩っ込む!ぼしゅうう!と牛消滅!
555、戦闘3回目にして既に各種ギミックを使いこなす見事な闘いぶり。アホのくせにやるな巧
それを物陰からずっと目撃していたのは啓太郎。来週はコイツが何かやらかしちゃいますよ




ラスト。雪降りしきる中、トボトボ歩道橋を歩く結花。なんかもう人生に絶望した顔してますね
”啓太郎さん。私の夢聞いてくれますか?一度行ってみたい場所があるんです
そこに住んでる人はみんな優しくて、誰かを傷つける人なんて1人もいなくて
みんなが正直で暖かい・・・私・・・そんな場所に行ってみたい・・・”

ドサッ
自らの意思なのか、単に足を踏み外したのかはようワカりませんが階段を転げ落ちてしまう結花
耳から血なんか出ちゃってるので脳内出血してるっぽいです。つーか即死っぽいです。南無ー
しかしながらオープニングのカットでも周知のように、彼女は鳥オルフェノクになるのが決定してるわけでして
息を引き取ってから暫くしてカッ!と瞳を開いたところで
次回へ続く




うむむ・・・・結花可哀想ね。勇治との邂逅により彼女の運命も大きく変わっていくようです
他にもファイズドライバーを持ち出した啓太郎がハチャメチャやったりなど、来週は見所多し


第4話

少女覚醒す


オックスオルフェノクをあぼーんした巧。相変わらずすぐさまその場をトンズラしようとします。いい加減にしとけよコイツ
腕をおさえてうずくまる真理を見かねて啓太郎が呼び止めます
「彼女を病院に送っていかないの!?」 むぐう、と巧
真理の診察中にさっきの出来事を根掘り葉掘り尋ねる啓太郎。しかし巧も何もわかりませんわな
「あの怪人は何なの?あのベルトは?なんで変身するの?」
「だから俺もわからないって言ってるだろう」
「でも・・・あのベルトがあれば人助けができるね!」
「だったらお前がやれ」
「なんでそういう態度とるの?お腹痛いの?名前聞いていいかな?俺、菊池啓太郎」
「なんで男同士で名前教えなきゃいけないんだ・・・気持ち悪い」
「・・・あのコの言うとおりだね。キミ友達いないでしょ」


その頃ちょいと離れた場所のガソリンスタンド。給油代が惜しいのか、何の罪もない店員に使徒再生かますオルフェノク
が、直後連れのオルフェノクに顔面パンチを食らって吹っ飛ぶ。「何すんだテメエ!」
「バカかお前は。大っぴらにやるなと言ったろう。誰かに見られたらどうする」
「・・・ち・・・わかったよ」

オルフェノクにも理知的なヤツと後先考えないヤツとがいるようです。と、ちょうど二人の携帯に着信が
「ハーイ元気ですかぁ?ベルトの位置が変わったので連絡します♪
ベルトは現在宮崎方面に移動中。まだ寒いけど頑張ってねー♪」

プツッ つーつー
「・・・・しかしなんとかならんのか。あの女の喋り方」




真理のケガも大した事はなく、とりあえず行動を供にする3人。まったくもって事なかれ主義の巧に啓太郎は辟易です
「なんでさ。関わるのが怖いの?」
「私わかるな。きっとコイツずっとこうやって生きてきたのよ。面倒な事から全部逃げ出してさ」
「はっくしッ!・・・う。俺アレルギーなんだ。汚いものが近くにあるとクシャミが・・・
汚い心のヤツとかさ」
「・・・・お前ケンカ売ってんのかよ」

険悪な雰囲気になるも頑として引かない啓太郎。「俺は真理さんと人助けするんだ」とのたまいますが
「え?私は別に・・・お父さんに会えれば・・・」
「そ、そうなんだ?人助けはしないんだ?」
ガックリと落ち込む善人バカ。なんだかなーコイツら




東京。一回死んでから蘇った結花は特におかしなところもなく帰宅。家では妹・道子がまだ帰らないと両親が心配してました
で、洗い物中の結花に突如として妙な感覚が。
「痛い・・・助けて・・・」道子の声です。オルフェノクの超聴力ですな
意地悪な妹なぞほっとけばいいものを、心優しい結花はまっさきに家を飛び出し助けに行きました。後を追う両親
道子はというと下の木に座り込んでました。暴走車両のせいで土手を転げ落ち、足を挫いてしまったようです
溺愛する娘をハケーンして喜ぶバカ親。母は結花の手をとってと感謝しますが、姉を毛嫌いする道子はそれが気に入りません
そして事もあろうか自分を助けにきた姉に対してこんな狂言を!
「やめてよお母さんそんなヤツに!私を突き落としたのはそいつなんだよ!?」
ドッギャァア―――ン!!(荒木風擬音)
「み・・・道子・・・」
なんでしょうかこの妹。死んじまえよっつーか俺が殺してやらあつーか激しくムカつきます。生かしておけません
バカ親父はこの言葉を鵜呑みにして結花を家からおん出してしまいました「お前のような奴はウチから出ていけ!」
誰かこの家族皆殺しにしてください。お願いしますホント




九州。朝起きた真理ビックリ。なんと啓太郎がベルト持ってトンズラしてしまいました。人助けマンになるらしいです
で、元々実家は東京なので東京に戻るつもりのよう。早速愛しの「結花さん」にメールを打つ
”結花さん。今日から僕の新しい人生が始まります。多くの人々を助ける人生です
それから・・・もうすぐ結花さんに会えるかもしれません。今まではただのメル友だったけど
早く貴女に会いたいです”

”啓太郎さん。私も早く貴方に会いたい・・・私本当はとても嘘つきな女の子なんです
ずっと寂しくて・・・だから早く会いたい・・・会いたい・・・会いたい・・・会いたい”

ああもう。この二人幸せになれねえのかよ!(血涙)
だってもう人間じゃねえからなー。ああなんだよもう555の脚本。なんでこの二人が結ばれねえんだよチクショウ
テレビの前で頭をかきむしるはんぺらをよそに、啓太郎はオルフェノク二人組に遭遇してしまいます
二人並んで怪人化。理知的なほうは蟷螂怪人、キレやすいほうはサボテン怪人になりました。植物もありなのか・・・
「ベルトを渡せ」
「・・・・ハァ・・・ハァ・・・へ、変身ッ!!」
ビビりつつもベルトを装着。高らかに叫んでファイズフォンを装填しますが・・・・
ゴパッ
閃光とともにベルトから弾き飛ばされる啓太郎。どうやら真理同様ベルトの力に適応できないようです
そこへ真理と巧がバイクで到着。怪人につっかかり啓太郎を助けようとしますが当然生身じゃかないません
ベルトを拾い上げたサボテンマン、一旦人間の姿に戻るとなんとそれを自分で装着!アレー?なんだこりゃもしかして・・・
「・・・・変身!」
あんですとー!?なんとサボテンマンが555に変身してしまいました。こりゃ意表突かれた
もしかしてベルトはそもそもオルフェノクの為に作られた物なのか?謎が謎を呼びますな。むむう




東京。家をおん出されてもとりあえず学校には出席する結花。ホント真面目な娘だねーこのコは
部活の仲間に廊下で捕まえられ、「部活に出ろよ」と脅される結花。コイツは預かっとくぜとばかりに押さえつけられ、上履きとソックスを奪われてしまいました
嫌がる結花から無理矢理剥ぎ取るシーンはかなりアレです
結花たんハァハァな男はその生足に釘付けの場面であります。そこはかとなくエロい
泣きそうになりながら体育館に顔を出した結花が見たものはズタズタに切り裂かれたソックスと上履き
―その瞬間、彼女の中で何かが弾けた
体育館は阿鼻叫喚の地獄と化し、十数秒の喧騒とあと舞い散る鳥の羽とともに1人その場を出る結花
残されたのはバスケットボール部女子全員の亡骸であった
クレインオルフェノク(鶴怪人)覚醒




「ククク・・・・これがファイズか・・・」
555に変身したサボテンマン。なんといきなり蟷螂に襲いかかります。どうやら殴られたのを根に持ってたようで
「お前・・・・威張りすぎなんだよ!」
サボテン555の猛攻に倒れる蟷螂。「次はお前等だ」とゆっくり巧達に詰め寄ります。万事休す
ダッシュで逃げる一行でしたが、ここで何故か巧の脳裏に真理の寝言が。んーちょっと強引な展開やなー
”卑怯者!逃げんなよ巧!”
「ちっ・・・なんでこんな時にアイツの寝言思い出すんだよ!」
バイクでサボテンに特攻する巧。啓太郎も鉄パイプ握り締めてこれに続く。ああもう死ぬぞお前等
「ダメよ巧!逃げて!もうヤだよこんなの!」
真理の悲痛な叫びとともに奇跡が起きた。なんと彼女のバイクが勝手に動き出し、人型の戦闘ロボに変形!
可変型バリアブルビークルSB-555V『オートバジン』(バトルモード)
強い強いオートバジン。サボテン555をタコ殴り!吹っ飛んだサボテン、衝撃で変身解除です
素早くベルトを奪い取った巧、自らの意思で装着しファイズフォンを装填!
「変身!」
変身!仮面ライダー555!こっから戦闘BGMスタートでめっさ燃え。さあ叩き潰せ!
さっきまでのお返しとばかりに圧倒的パワーでボコボコに。そのまま反撃を許さずフィニッシュだ!
555必殺キック クリムゾンスマッシュ
サボテンあぼーん。なんかのっそり立ち尽くしたまんまのオートバジンがマグナギガみたいね

万事解決して3人は東京行きのフェリーに一緒に乗船。いよいよ来週主要人物が東京へ集結です
甲板の上で話し込む3人。なにか巧の表情が穏やかになってますね。コイツも今回の件で一皮むけたかな?
「本当ゴメンなさい!俺なんとかしたくて・・・二人とも人助けには興味ないみたいだし・・・」
「・・・お前。まだ俺の名前知りたいか?乾巧だ」
「乾・・・巧・・・」
「それからベルトは俺が預かっとく。二度と盗まれないようにな。それと・・・
あのバイク俺にくれ。気に入った」
「そうね。考えとくわ」
いい感じに打ち解けてきた主人公サイド3人。まー今後もトラブルは絶えないでしょうが




ラスト。夜の街、人気のない通りでうずくまる結花の前に1人の男が現れました
「・・・誰?」
「キミの・・・仲間だ」

木場勇治。運命の邂逅を果たす二人のオルフェノクでした
次回へ続く!


5話

戸田の授業

ようやく東京へとやってきた巧達。早速真理の親父に会うためスマートブレイン社へ
しかしながら「アポがなけりゃ社長には会わせられない」と融通の利かない受付けに阻まれスゴスゴ引き帰します

「おい!娘が父親に会おうとしてるだけだぜ!?何とかしろよ!」
なんだコノヤロウ柄にもねえ。珍しく巧が真理のために受付けに噛み付きますが、なぜか当の真理が消極的
「いいんだよ巧。お父さんもしかしたら・・・私に会いたくないのかもしれないし・・・」
話を聞くとベルトを送ってきた親父と真理は本当の父娘じゃないそうな。その事を真理は気にしているのです
善人バカはといえば東京に来てからというものずっと携帯にかじりつき、ひたすら結花からの返事を待ち続ける状態
ウジウジしてはっきりしない真理と、メールばかり気にする啓太郎が気に入らない巧。それに付き合ってる自分にも腹が立つ
「勝手に悲劇のヒロインやってろ!」 結局いつもの如く喧嘩別れ。やっぱりコイツ全然成長してねえな


とりあえず行く当ての真理は啓太郎の家に厄介になる事に。ちなみに啓太郎の家はクリーニング屋さん
両親は外国で店を経営してるそうで、「菊池クリーニング店」九州帰りの啓太郎店長のもと営業再開であります
「真理ちゃんずっとここにいてくれていいからさ!たまに店手伝ってくれれば!」
「・・・・・へ?私が啓太郎と?二人っきりで?」
「うん。何か問題ある?」
「・・・・・・・全然ない」

つー流れで啓太郎の家に居候することになった真理。実にお約束ね






”結花さんお元気ですか。もしかして何かあったんですか?病気とか事故とか・・・
どうして返事くれないんですか?とても心配してます・・・とても・・・会いたいです”

着信メールを見て哀しそうに目を伏せる結花。勇治にどうした?と聞かれますがすぐに首を振って電源を切ってしまいます
本当は今すぐにでも会いたいのでしょうが、人の身でなくなった今の自分では・・・   ううう何て哀しいんでしょかこの二人は
つーワケで結花を連れて再びスマートブレイン社を訪れる勇治。引き合わされたのは
戸田英一という男。二人の教育係だそうな
「お前達オリジナルか?」
「オリジナル?」
「オリジナルは死を体験したあとオルフェノクとして覚醒する。誰の手も借りずにな
・・・・・これはな、戦いなんだよ。人間とオルフェノクのな
だが今は俺達のほうが不利だ。人間のほうが圧倒的に数が多いからな
しかし俺達は仲間を増やすことが出来る」

と、ここで戸田が実演。何も知らされずに部屋に入ってきた青年の目の前でイカ怪人に変身!ニョロニョロー
恐怖に震える青年に容赦なく使徒再生。青年は立ち上がりましたがすぐに灰になってしまいました。ざざーっ
「何驚いてるんだ?お前達も同じ事をしただろう?
くじ引きで言えばこいつはハズレだ。・・・俺達は人をオルフェノクにする事ができる

だが全ての人間がオルフェノクのエネルギーに対応できるわけじゃない。大抵の人間はすぐにくたばる」
「仲間を増やすって・・・こういう事ですか」
そう、使徒再生の目的はオルフェノクの繁殖。しかし今まで死んだ奴の数からいって”当たり”を引く確立は相当低いみたいです





一方スピード違反で免停食らった巧。一文無しなので罰金が払えず、結局啓太郎の家にやってきました
またもや信用云々の話で口論になる巧と啓太郎でしたが真理の仲裁でとりあえずは一段落
金を借りる条件として巧も菊池クリーニングで働くことになりました。なるほどこれで3人共同生活か。無理ない流れでグッドだ
お礼、というワケでもないでしょうが珍しく真理を誘って喫茶店に出かける巧。知り合いの店が今日で店じまいなのです
ところがドッコイ。その頃ちょうど喫茶店には戸田、勇治&真理の姿が。一晩考えた勇治達の答えはこうでした
「俺達には出来ません。仲間を増やすことにどんな意味があるのかもわからないし
憎んでもない人を襲うなんて・・・」
「余計なことは考えるな。慣れちまえばどうという事はない」
「戸田さん?」

ガタン!と席を立つ戸田。イカ怪人に変身すると、隣のテーブルで飯を食ってたGジャン男にいきなり使徒再生!
「何をするんですか!」という勇治と結花の叫びを無視し、次々と客を襲っていきます
「さあお前達もやれ!やるんだ!」
「イヤだ・・・・イヤだ!俺達には出来ない!」

結花の手を取って喫茶店から逃げ出す勇治。オルフェノクになって間もない彼等に無差別殺人は無理というもの
で、店の入り口で勇治達とぶつかりつつ入ってきたのが巧達。一目で状況を理解した巧、愕然!
数少ないであろう彼の理解者であったマスター。その彼がちょうど息の根止められたところでした
「マスターッ!!」
「偶然だな。お前が555か」
このイカ野郎!今すぐにぶっ飛ばしてやりたいところですが、運悪く今日はベルトを置いてきてしまってます
ダッシュで逃げながら啓太郎に電話。「今すぐベルト持ってきてくれ!」 さあベルトが到着するまで逃げ切れるか!?




公園の木陰で身を潜める巧&真理。どれくらい逃げ回ってたのか知りませんが、もう疲労困憊といった感じ
「さっきのマスター、知り合いなんでしょ?」
「ああ、でも俺は怖かった。あの人と親しくなってく自分が・・・だから店を辞めた」
「何言ってるの?」
「もう最後になるかもしれないからお前にも謝っとく
親父の話聞いてやれなくてすまん・・・俺、人と親しくなるのが怖いんだ
裏切られるのが怖いんじゃない。俺が人を裏切るのが怖いんだ」

「・・・なんでそんな風に考えるの?」
「・・・・・・・自信がないんだ・・・・自分に」
巧という人間の本音を垣間見た真理。彼が他人に対して心を閉ざすのは彼なりの理由があったようです
と、ここでバキーン!と木をへし折ってイカ登場。しかしお約束なタイミングで啓太郎も到着。さあ戦闘BGMスタート!
「変身ッ!」
555変身!マスターの仇とばかりに凄まじい猛攻。これぞタコ殴りならぬ
イカ殴り状態(笑点風)
なんの魅せ場もなくクリムゾンスマッシュ食らってイカ撃沈です。蒼い炎噴き上げて・・・・おや?消滅しませんね
最後の力を振り絞って姿を消したようです。つか何これテレポート!?オルフェノクってそんな事もできんのかよ




そしてラストシーン。逃げていた勇治&結花の前に再び現れる戸田
「最後の授業だ。オルフェノクの死をお前達に教えよう
完全なる消滅。それが俺達の・・・・死・・・だ・・・」

ぼしゅうううううううううううううううう〜!!
炎を噴き上げ崩れていく身体。最後の最後まで彼の授業は”実演”でした。なかなか骨のある奴だったわなー
凄惨な光景を目の当たりにし息を呑む二人でしたが、後ろで聞こえた足音に振り向いて更に驚きます
「まさか・・・・!」
そこに立っていたのは喫茶店でまっさきに使徒再生された
Gジャン男!
そしてその姿には異形の化物のシルエットが。どうやらくじ引きの”当たり”を引いたようです
次回へ続く!


6話

3人と3人

前回イカ怪人の使徒再生によってオルフェノクになってしまった男、海堂直也
気を失ってしまったのでとりあえず勇治のマンションに運んで寝かせます。直也を眺めながら今後の事を話す二人
「なんにせよ・・・俺は戸田さんのようにはなれない
仲間を増やすためにに人を襲うなんて・・・そんなこと出来ないよ」
「・・・好きなんですか?人間のこと」
「もちろんだよ。俺達だって同じ人間だろう?」
「でも・・・戸田さんはもう人間じゃないって・・・」
「そんな事あるもんか!人間だよ!・・・人間だよ!」

”もう人間じゃない”という言葉に過敏に反応する勇治。なんつーかもう第1話からそうなんですが
コイツ主人公だろ
この作品は初代「仮面ライダー」のパーソナリティを色濃く受け継いでいる作品だと思います。オルフェノクの方がね
人間でなくった自分に苦悩する描写などまさにそれ。そしてそのオルフェノクを狩る者としての555という存在
つまり視聴者が感情移入するのは怪人であり、それを倒しすのが仮面ライダーという実に異色な設定なワケで
勇治の背景が深く描かれてるのに対し、巧になんのバックボーンも用意されてないあたりそれを感じますね




再度スマートブレイン社に足を運ぶ勇治。社長に会わせろとレディに詰め寄りますが却下されてしまいます
と。トボトボと家路につく勇治を陰からじーっとみつめる二人の人影が。あー巧と真理です
「アイツにしよう。弱そうだ」
「そうね」

前回受付けで門前払いされた二人。社長に会うために関係者専用のIDカードを盗むつもりです。何考えてんでしょうかこいつら
車を尾行しマンションへ。勇治が離れた車の中を覗いてみると・・・ラッキーなことにIDカードが置いたままじゃあーりませんか
コイツはチャンスだ!とドライバーを取り出す巧。ピッキングでドアを開けるつもりのようでしたが、運悪くマンションの管理人に発見されてしまいます
ちょーん。かくして管理人室にしょっぴかれ勇治の前に座らされる巧と真理。さすがに神妙な面持ちです
しかしながら人間が出来てる勇治。真理の嘘八百な良い訳もあり、なんと本来なら警察に突き出すべき二人を快く許してくれました
すげえ人格者!子供丸出しの巧とは大違いです。うーんやっぱお前主人公だわ
「男として自立したほうがいいですよ」と巧に言い残して去る勇治。その姿を熱いまなざしで見送る真理でしたとさ
「素敵・・・優しい人・・・」
お約束な展開だなオイ




さて、目を覚ました直也。おお・・・よく見ると阿部寛似なカッコマンじゃないですか
「何で俺こんなトコに?・・・よく覚えてないけどなにかヘンな夢を見たような・・・」
「・・・違うんです・・・貴方は・・・」
「おっとヤバ!今何時だ?マジヤベー!っと、
よくわからんけどお嬢さん・・・また会いましょう。貴方は薔薇より美しい」

キザな台詞を吐きつつ結花の顔にす・・・と手を伸ばす直也。おおなんだ?コイツこういうキャラクターなのか?
むぎゅっいきなりほっぺたを摘み、ニタッと笑ってトンズラ。どうやらからかっただけみたい。なかなか人を食った男ね
「アディオース!」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
風のように走り去った直也を追いかけてマンションを飛び出す結花。ビラ配りをしていた男と激しく衝突しちゃいます
どかっ
「わっゴメンなさい!大丈夫キミ?」
啓太郎!なんという偶然の悪戯か。メールで惹かれあう二人、運命的な邂逅であります
しかし急いでいた結花は一言も交わさずに猛ダッシュ。ああくそ!お前等もうちょっとこう直感で何か感じたりしねえのかよ!
その後、結花が落とした携帯を渡す際に少しお話しましたがお互い相手だとは気付きませんでした。もどかしいなぁ



さて。直也は何を急いでたのかっていうと、どうやら就職の面接だったようです。小さな工場ですな
面接の質問にのらりくらりと答える直也。受け答えから見るにあんまり頭は良くなさそうです
「んーじゃあ何か特技なんか持ってるかね?」
「特技っすか?そーですね・・・・(くんくん) オジさんもしかして不整脈ってヤツじゃないすか?
それとタバコの臭いと・・・昨日から食った飯はカツカレー、天丼、それに鰻・・・」

面接中に突如オルフェノク能力が発現する直也。超嗅覚。オッサンに残った僅かな臭いをズバズバ言い当てます
「・・・あれ?それに・・・血?血の臭い・・・
オジさん何かヤバイことやってるんじゃ?」

「な、何をバカなこと言ってるのかね。ハハハハ」

冷や汗びっしょりになって狼狽するオッサン。どうやら直也は偶然知ってはいけない秘密を知ってしまったようです

己の身体の異変を察した直也。自分に何が起こったのか知るために勇治のマンションに戻ってきます
「キミは・・・もうすぐオルフェノクになるんだ」
「オルフェノク?そいつはさっき俺が変身した化物の事かい?俺が・・・化物に・・・」
「でも貴方は1人じゃない!私達も・・・!」
「・・・ハハハ!ラッキー!ただの人間でいるのは丁度飽き飽きしてたトコなんだ
こうなったらこの力で俺をバカにしてきた奴等を見返してやるぜ!」

ショックを受けるかと思いきや、まったく心配要らなかったようです。いきなりハイテンションのまま外に飛び出してしまいました
「なんて単純なヤツだ・・・」溜息まじりに後を追いかける勇治。ほんと面倒見いいなコイツ




浮かれ気分で夜の街に飛び出した直也。人通りの少ない裏路地にさしかかった時、突然背後から何者かに襲われます
ロープを首に巻きつけギリギリと締め上げる。どうやら殺す気らしいです。なんと男は昼間の面接オヤジ!
「ハァハァ・・・!お前は一体何を知ってるんだ!?誰にも邪魔させん!
せっかく工場が立ち直ったんだ!
女房の保険金でなぁッ!

ははー保険金殺人の犯人ですか。直也に何か感づかれたと思い口封じにやってきたのです
しかしながらこの哀れな男は直也のオルフェノクとしての初獲物となるワケで。さあ変身!
スネークオルフェノク降臨
ちょうどその頃、夜の配達で現場を通りかかった巧&啓太郎。グッドタイミングやなー
つーか丁度オヤジ死んだとこでしたが。この場合グッドタイミングとは言わないか
「オルフェノクッ!」
ベルトを持って飛び出す巧。アレ?巧いま『オルフェノク』って言葉使ったけどどこかで教えられましたっけ?
いや俺が忘れてるだけだったらすんません。覚えてる方は指摘してくださいスンマセン

「なんだァ?お前は」
「アルバイトさ。クリーニング屋のな・・・・変身ッ!」

555変身!おっと強い強い巧。まだ戦闘経験のないスネークオルフェノクはボッコボコにやられ放題です
そこへ駆けつける勇治。目の前に飛び込んできたのは謎のスーツ男に今にも殺られそうになっている直也の姿
「やめろぉッ!俺の・・・俺の仲間を傷つけるな!!」
ぎゅいーん!とホースオルフェノク変身。直也を救うため猛然と555に襲い掛かる!ああ
やっぱりコイツが主人公だろ仮面ライダー555
つーところで次回へ続く


7話

夢追い人達

今にも殺られそうな直也を救うため、馬に変身して555に攻撃を仕掛ける勇治。どかーんばきーん
二人がかりでつっかかりますがフォンブラスターを抜いた巧がえら強です。バキュンバキュン連射されて二人とも手が出ません
一気にケリをつける、とばかりにクリムゾンスマッシュ!それを剣で受け止める馬。ガキーン!ギギギギギギギ!
バッシャァーン!!!
凄まじい衝撃とともに弾き飛ばされる555。胸に一撃を食らった馬。でも馬は胸部に盾を装備しているのでダメージは軽減です
衝撃で変身が解けた巧は啓太郎とトンズラ、勇治も致命傷こそ免れましたがダメージ深刻。自分では立ち上がる事もできません
直也の肩を借りて家路につこうとするも、ここで直也の薄情さ加減爆発
「あ、俺やっぱお前助けるのやめた。ちゅーか俺も忙しくてさ
お前と関わってる暇はないっつーか。ま、そういうことで」
「ちょ・・・待っ・・・」
バーイ!て感じで軽〜く去っていく直也。こいつひでえ。勇治に助けられなかったら殺られてたクセに!
死にそうになりながらもなんとか自力でマンションまで辿り着いた勇治。結花の腕の中に倒れこんで意識を失ってしまいましたとさ

アパートに帰った直也は途端に部屋中撒き散らして暴れに暴れます。なんか猛っちゃってますな
「俺はもう海堂直也じゃない・・・人間を超えたんだ!
復讐だ!ハハハハハ復讐してやる!!」

ギターを掴んで大きく振りかぶる!・・・・が。しかしどうしてもそれを振り下ろす事が出来ない直也
愛しそうに抱きしめると静かに嗚咽を漏らすのでした。どうやら彼には音楽にまつわる哀しい過去があるみたいです




翌日。馴染み客のオバちゃんから悩み相談を持ちかけられた啓太郎。ドラ息子が家に帰らなくて困ってるそうな
オバちゃんの願いを快く聞き入れる善人バカ、わざわざ息子の通ってる音楽院に足を運びます。付き合わされた巧はいい迷惑
で、当人の和彦くんに会って話を聞いてみたところ、途端に和彦の話に感化される啓太郎
「父さんも母さんも分かってないんだよ。俺はギターやりたくてこの学校入ったのに
もう音楽はやめて家を継げって言うんだ。ギターは・・・俺の夢なのに・・・!」
「そっか・・・夢なんだ・・・気持ちはわかるよ」
ところが横で黙って話を聞いてた巧が突然ご機嫌斜めに。和彦くんにとんでもない暴言を吐きます
「サッパリわからんな。お前くだらない夢なんか追いかけてないで家帰れ」
ななな、なんて言い草でしょこいつ!真性のバカじゃねえの?ほんと好きになれねえ。つーかむしろ殺したい

時同じくして学校のギター教室。チンドン屋みたいに騒ぎながら乱入してきた男。おっと直也です
「クラシックギター界の若き天才」 それがかつての彼の姿。学生達の羨望の的だった直也でしたが
ある日”不慮の事故”により演奏家生命が絶たれると、学生達は手の平を返したように彼を蔑んだのでした
「今日はいい音楽を聴かせに来たぜ・・・お前等の悲鳴だ!」
殺る気満々の直也。しかし変身しようとしたところでケンカを止めに現れる先生。途端に大人しくなる直也。どうやら恩師みたいですな
恩ある先生の前で怪人になって殺戮なんてできるハズもありません。このへん見る限りまだ人間の心をもってますねこいつ
「すみません・・・別に先生に迷惑かけるつもりはなかったんです」
その場は一旦退散する直也。暫くして再び現れ1人の学生に狙いをつけてにじり寄ります。さすが蛇。しつこいなー
ところがビックリ。なんと蛇変身する前にいきなり灰になって崩れ落ちる学生。この男は既に”使徒再生”を受けていたのです
直也を心配して駆けつけた結花も、この状況にただただ驚いて震えるしかありませんでした
「ど・・・どういう事なんですかこれ・・・」
「いるってことだろ・・・・この学校に俺達以外のオルフェノクが」




家に帰った巧と啓太郎。真理はパーマ巻き練習の真っ最中です。面接に行った美容院から条件課題にされたようで
途端にまたイライラし始める巧。 人助けに人生賭けてる啓太郎、和彦のギター、真理の美容師・・・
「うざいんだよお前ら夢、夢、夢って!夢持ってんのがそんな偉いのかよ」
コイツ最低野郎
自分が夢を見つけられないからって夢を追ってる人達に嫉妬してるのです。もう死ねよお前
啓太郎も真理もこの勝手な物言いにはほとほと呆れ果てました。二人口を揃えて巧をボロクソなじります
「レベル低いなぁ」「バッカじゃないの」
「ほんと最低」
「最低」
いいように言われて返す言葉もない巧。ざまーみやがれコノヤロウ少し反省しやがれこのバカタレが

一方勇治のマンション。学校の一件で少し話し込む3人でしたが、直也は「俺に干渉すんな」と二人を拒否します
「無意味な復讐はやめるんだ。俺も以前・・・憎しみから人を手にかけた事がある」
「ハッ、なんだよ自分だってやってんじゃねえか」
「違う!だからこそわかるんだ。オルフェノクの力に溺れたら・・・
俺達は本当のモンスターになってしまう!」
あー勇治偉い。立派。この作品の真の主人公。あんのバカ巧は勇治の爪の垢を煎じて飲めってんだ
しかしながら直也の心の闇は想像以上に深く、勇治の必死の説得もまるで馬の耳に念仏なのでした
「モンスターねぇ・・・いいじゃんそれ。俺はモンスターさ!
ひゃはははははははは!」




翌日。再び学校を訪れる直也。今度こそ自分を馬鹿にしたアイツ等を皆殺しにするつもりです
いきなり変身して構内を徘徊する蛇マンでしたが、ある一室から彼を惹きつけるギターの音色が聴こえてきました
ガチャリ。とりあえず変身を解いて教室へ入ってみる直也。弾いていたのはあの和彦くんでした
「あ。海堂先輩・・・ですよね」
「お前一年か」

聞けば和彦、直也のギターに憧れてこの学校に入ったとの事。瞳をキラキラさせながら語るその姿に直也の毒も抜けていきます
「はは・・・俺とおんなじ指してんなぁお前。俺だって・・・あんな事故がなければ今頃は・・・」
「先輩・・・・」
「弾いてみろよ。聴いてやる」
「は、はいッ!」

その頃、めげずに今日も和彦に会いに来た啓太郎と巧。キャンパス内でオルフェノクを発見
フクロウ怪人。先の学生を殺したのはこいつですな。早速555変身、今週の戦闘シーンに突入です
つかフクロウ弱え。一方的にボコボコにされたのでたまらず煙幕を焚いて逃げ去りました。今週は戦闘の見所なし
そしてラストシーン、外を歩く真理をじーっと見つめるサラリーマン風の男。しゅぴーんとオルフェノク変身!
あー!真理があぶなーい!といったところで
次回へ続く。なんか中途半端な引きでした。次回に期待


8話

夢の守り人

さて前回の続きから。真理を襲おうとするサラリーマンオルフェノクでしたがここで彼の携帯が鳴る
「何やってるんですかー?勝手な行動はNGですよー」相手はレディ。先走って行動を起こす前に制されたようです
かくして真理は自分が狙われていたことも知らずに無事家路に。その頃、音楽院の直也は・・・
「うん、まぁまぁだな。この調子で頑張れよ」
「先輩!あの、明日も色々教えてもらっていいですか?」
「あぁ、気が向いたらな」

和彦の演奏にかつての自分を見たのか。すっかり毒を抜かれた直也は笑って答えるのでした
心配してついてきた結花にも「気分じゃなくなった」と一言。うーん直也ナイスガイじゃないか!つかこれが本来の彼なんだよなー



同日、直也が去ったあとに和彦を説得しに訪れる啓太郎と巧。しつこいというか何というか。マメです
「とにかく一回家に帰ったらどうかな?夢を追うのは理解できるけど親に心配かけるのは良くないよ」
「俺だってわかってるさ。でも父さんも母さんも俺が遊び半分でやってると思ってるから・・・
俺、こいつのためなら命だって賭けられるのに。・・・それに・家にはそのうち帰るつもりなんだ
満足のいく演奏ができるようになったら・・・そしたら二人とも俺のこと認めてくれるかなって」

和彦の決意を聞いた二人は大人しく退散。帰り道、巧は啓太郎にこう聞くのでした
「なぁ、お前アイツの言ってることわかるか?夢のためなら死んでもいいって・・・
俺にはどうしてもわからないんだ。まるで全然理解できねえんだよ」
「そのうちわかるよ。たっくんにも夢ができたら」
「・・・・・・・」

ただ黙ったまま目を伏せる巧でしたとさ



夜。勇治のマンションで相変わらずブーたれる直也。自分のことに干渉するなと憤慨しています
「お前は人間が好きだからそんな甘ちゃんなことが言えるんだよ
俺がどうしてギターを弾けなくなったか知ってるか?あれは・・・タダの事故じゃなかった」

忌まわしい事故のことを語り始める直也。聞けば彼のバイクはブレーキに細工がされており、
そのせいで転倒したところを、背後から迫ってきた謎の車にピンポイントで左腕だけを轢かれたそうな
許せねえ。彼の才能を妬んだ人間の仕業に違いありません。まったく酷い話です
「これでも人間が好きだって言えるか?お前夢を持ったことあるか?
俺に言わせればな・・・夢ってのは呪いと同じなんだよ
呪いを解くには夢を叶えなければならない。だが・・・途中で挫折した奴は永遠に呪われたままだ
俺の苦しみはお前にはわからない!」



家に帰った啓太郎と巧を待っていたのはすこぶるご機嫌斜めの真理。美容院の試験でボロクソに言われたみたい
腹いせのつもりか夕飯はアツアツの鍋焼きうどん。当然巧と衝突し、終いにゃ逆切れして外に飛び出してしまいます
夜の公園で沈む真理でしたがそこはそれ、一応主人公の巧。ちゃんと迎えに行ってあげて一件落着
「お前・・・なんでそんな一生懸命なんだよ」
「夢を持つとね、時々すごく切なくなるけど・・・時々すごく熱くなるんだ」
「よくわからんけど・・・贅沢だよお前」

いい感じで仲直りです。和彦や真理を通して人の「夢」に対して理解を持ち始める巧でした



翌日、音楽院。和彦のギターを聴いているのは直也と結花です。二人ともすっかり聴き入ってますな
ジャジャン!と演奏終了。直也はすっくと立ち上がると和彦にこう言うのでした
「指・・・大事にしろよ。お前の指は黄金の指だ」
「先輩・・・!」
パチパチパチ、と拍手とともに先生が登場。満面の笑みを浮かべながら和彦を褒めちぎります
「素晴らしい演奏でした。君には才能があると思ってましたがついに開花させたようですね
昔の海堂くんに勝るとも劣らない。君に足りないのはあと一つだけだ・・・
それを達成すれば今の海堂くんと同じになれるでしょう」
『・・・?今の海堂さんと・・・同じ・・・?』
何気なく出た先生の一言。直也も和彦もその真意はわかりません。ただ結花だけは違和感を覚えたようです

暫くして。駐輪場に停めてある和彦のバイクにガチャガチャと何か仕掛ける人影―
「また教え子の才能を潰すつもりですか?」
結花の指摘に絶句する男・・・そう、
先生!
無論半年前に直也のバイクに細工したのもこの男の仕業!教え子の才能に嫉妬しての凶行。許せません
そして外道先生はオウルオルフェノクに変身。口封じのために結花に襲いかかります。が、彼女とてオルフェノク
難なく攻撃を避けるとそのままマンションまでトンズラ。そして程なくして・・・
誰もいないはずの薄暗い教室で外道先生を待ち構えていた男が1人。さあ木場勇治キター!!
「話は聞かせてもらった・・・なぜ海堂直也の夢を潰したんだ?」
「フン・・・私より才能のある人間には罰を与えなければならん。わかるかね?
そういう人間はただ手にかけるだけではつまらない。才能を潰して惨めに生きてもらわなければな」


その頃、足取りも軽く街を歩く真理。セカンドチャレンジの美容院試験は無事合格でした。良かったね
そんな真理を背後から狙うは例のサラリーマン。変身・スカラベオルフェノク!(黄金虫怪人) ああ真理ぴんちー
と、真理と怪人の間にすっと割り込む人影が。
巧!昨夜真理を探しに行った時、彼女に付きまとう気配を感じていたのです
先を歩く真理が気付くことのないよう無言で怪人を牽制する巧。うわぁカッケーよおい!




「海堂さん、ちょっとお願い聞いてくれますか?」
「ん?何を」
「少しだけでいいですから・・・海堂さんのギター聴かせてください」

勇治のマンション。事を勇治に伝えた結花でしたが直也には教えていないようです。まぁ当然の配慮でしょうが
差し出されたギターを手に取る直也。皮手袋を外しゆっくりと弦に手をかけました

”Four Divertimentos”

直也の演奏スタートと同時に場面転換。そして巧と勇治の熱言&変身シーン!こいつはたまらん演出です



「おい知ってるかお前?・・・・夢を持つとな、
時々すごく切なくなったり、時々すごく熱くなったりするらしいぜ
俺には夢がない・・・
だがな!他人の夢を守ることはできる!
変身ッ!!」

変身!仮面ライダー555!


「知ってるかな・・・夢は呪いと同じなんだそうだよ
途中で挫折した人間はずっと呪われたまま・・・・らしい・・・・
あなたの罪は・・・重いッ!」
変身!ホースオルフェノク!



2箇所で発生するバトルシーンを直也のギターをBGMに完全二次元中継。うわあ555すげーカッケーよー
いやホント今日の放送を見逃した奴はアホです。バーカバーカ。これを観ないで何を観るってんだコンチクショーめ
スカラベと戦う555のもとに空中から颯爽と助っ人が現れます。オートバジン!オート機能で助けに来てくれたみたい
おいおい飛べるんかよコイツ!侮れませんバイクロボ。怪人をロックするとガトリングガンを斉射!555も一緒に撃たれてますけどね
「危ねえだろ!俺に当たるトコだったぞ!」
言うなりオートバジンをぶん殴る!短気ー!吹っ飛ばされたバジンはバイク形態に戻り、555はそのハンドルを引き抜く!
【ファイズエッジ】第8話にしてようやく登場の専用サーベル!
凄まじい出力のエネルギーを収束し、刃ではなく放出するエネルギーで敵にダメージを与える武器。その威力のほどは?

そして馬VS梟!こちらも555と時同じくして剣を抜くホースオルフェノク。うああカッケー
煙幕で目を暗まし襲いかかるオウルオルフェ。しかし怒りに震える勇治にそんな目暗ましは通用しない!
ズバァッ!!!
胴薙ぎ一閃!蒼い炎を噴き上げて灰になるオウルオルフェ。ざまあ見やがれ正義は勝つ!

「はあああああああああああッ!!」
ファイズエッジから放たれた衝撃波のようなものが地面を切り裂きスカラベを襲う!555それを追いかける!
衝撃波に触れた瞬間、エネルギーの力場に動きを封じられるスカラベ。ああなるほど超電磁竜巻や超電磁ボールですな
ズシャッ!ズシュッ!
左薙ぎから右袈裟の斬り上げの連続斬り!そして浮かび上がるΦマーク!
ぼしゅうううううううううう!と炎を噴き上げてスカラベ消滅。あー555の戦闘はほんとかっけーなー



ラストシーン
かつての才能をいかんなく発揮する直也のギター。しかしやがて指が硬直し演奏は途中でストップしてしまう
「はは・・・ここまでだ」
その言葉にはどこか納得の色が滲んでいた。ようやく彼にギターとの別れの時がきたのだ
マンションのベランダからギターを放り投げる直也。さらば相棒よ 
つか下に通行人いたら危ないって
ガシャーン!!木っ端微塵に砕け散った相棒。彼は己の夢を断ち切ったのです
「俺・・・ようやくギター忘れられるよ・・・・
俺の代わりに弾いてくれる奴が現れたから」


うがあ今週最高でした。555バンザーイ!次週へ続く!


9話

ドラゴンボール社長村上

冒頭、スマートブレイン社
自転車で颯爽と出社するのは第2話から物語キーマンになってる社長さんです。いよいよ今回からお話は大きく本筋に入っていきそうね
さて今日も勇治のマンションではイライラ直也が二人に当り散らしていました。しかしコイツも全然丸くならんなー
「これからどうすりゃいいんだよ。え?俺達はどうやって生きていけばいいんだよ!」
「俺は人間を守ろうと思ってる
オルフェノクは人間を襲って仲間を増やす・・・俺は人間として人間を守りたい」

うわあ勇治ー!(号泣)もうコイツ完璧に主人公。「仮面ライダーSrprits」で主役のエピソード作れるよ。いやマジで
「はぁ!?いきなり正義の味方かよ!冗談じゃない!
俺はどっちかっつーと襲う側に回りたいね。大体お前は何なんだ偉そうに。俺達のボスか!」

何言ってんだテメエ!という感じで怒り出してしまう直也。いつもの如くマンション飛び出した彼を追いかける結花
優しい彼女は夢破れて間もない直也を放っておくことができないのです。しかし直也は心無い言葉で彼女を突き返す
「あの海堂さん・・・私に出来ることがあったら何でも言ってください」
「ハッ!なんもねえよ。つか鬱陶しいんだよお前!」

傷ついた結花は重い足取りで家路につくのでした。ああもう直也めー




菊池クリーニング。馴染みのオバちゃんから最近空き巣が現れるという話を聞きつけ、新しい人助けに心躍らす啓太郎
そんな折、真理の携帯にスマートブレイン社から電話が入る。なんと社長が会いたいとの事。早速出掛ける真理&巧
通された二人は何故かフォーマルドレスに着替えさせられて社長室に案内されます。いよいよ親父様のご対面?
しかしやってきたのは真理の父ではなく、目つきの鋭い謎の男。年は30後半くらいでしょうか
「初めまして。新しく当社の社長になりました村上峡児です」
村上社長を演じるは村井克行さん。映画『黄泉がえり』で柴咲コウの恋人役やった人といえばわかるでしょうか
話を聞いてみると、真理の養父である前社長はしばらく前から行方不明になっているとの事。彼は急遽立てられた新社長だそうな
アヤシさ満点。どうせ前社長はコイツが殺したんでしょ。親父はそれを察知していて殺される前にファイズギアを真理に託したってトコですか
そんなワケで新社長村上、真理に対してファイズギアの返還を申し出ます。突然のことに戸惑う二人
「あなた方がこれでオルフェノクと戦ってきたことはこちらも知っています。そしてそれは正しい使い方だ
もともとファイズギアはオルフェノクに対抗するために開発された物です
お父様は貴女の御守りとしてこれを託されたのでしょう。しかし我々ならもっと有効に使う事ができる・・・
ご理解いただけましたか?返却してもらえますね」

有無を言わせぬ迫力に押された二人は仕方なく返却を承諾。トボトボとした足取りで家路につきます

「フン・・・・所詮は子供だな」
二人を見送りながらほくそ笑む村上社長。あーやっぱコイツ悪党みたい。当然オルフェノクなのかなー
そんな悪党社長。どうやら新社長就任の際に相当あこぎな事をやったようで、社内に多くの敵を抱えている模様
「やれやれ・・・下の下ですね」
側近から「ボディーガードをつけたほうが」と助言されますが当の本人はどこ吹く風。やっぱオルフェノクっぽいです




ガックリ気味で喫茶店に入った真理と巧は財布を忘れてレジで大ピンチ。偶然居合わせた勇治に助けてもらいます
これで勇治に借り二つ。真理にとってはまさしく理想の王子様。返金の約束をして電話番号を聞きだしましたとさ
同じ頃、菊池クリーニングに客としてやってきた結花も啓太郎と再会。ファーストコンタクトはろくに会話もなかった二人ですが今回は良い感じ
お互いメル友とは気付きませんが好印象を持ったようです。つか結花は明るく笑うとやっぱり美人よね
「長田さんか・・・いいな・・・」

さて。夜になって空き巣捕獲のためパトロールに出る啓太郎達3人。付き合わされる巧と真理はかなり嫌々そう
ところでくだんの空き巣なんですが、これが実に変った犯人なようでして
忍び入った家からは金目の物は一切盗まず、飯だけ食って去っていくそうな
しかも罪滅ぼしのつもりか家の隅々までキレイに掃除してくれるんですって。被害にあった主婦は「また来てほしい」なんて言ってますね
つーかそんな善人泥棒なら捕まえないほうがいいと思うんだが
とか思ってた矢先に「泥棒!」という主婦の叫び声!現場に急行した3人が逃げる男を追走。ようやくとっ捕まえますが・・・
なんと善人泥棒いきなり変身!
スネイルオルフェノク(カタツムリ怪人)
ベルトを持たない一行は大ピンチ!が、そこへ颯爽と駆けつけたのは仮面ライダー555!カタツムリと戦闘開始!
おおお中身は誰なんだろー!?ってところでグッドタイミングの場面転換、カメラは村上社長のほうへ




キキキィィィ――――ッ!!!
前方からきた対向車に進路を阻まれ急ブレーキで停車する青のスポーツカー。運転席にレディ、助手席に社長が乗ってます
ガラの悪い黒服達がぞろぞろと沸いてきて社長を取り囲む。どうやら対立派閥が雇ったスジ者達みたいですね
気持ちよく寝息を立てていた社長は眠りを妨げられてひどくご機嫌斜め。まるでスラムダンクの流川のよう
「わかってますか?私は眠ってるところを起こされるのが一番嫌いなんですよ」
「ふん、すぐまた眠らせてやるよ。お前にスマートブレイン社長の座は早すぎたってことだ」
言うなり鉄パイプで殴りかかる黒服。死ねやゴルアァー!ドカッ!しかしなんと驚くべきことか!
鉄パイプは社長の身体に触れた瞬間に蒼い炎を上げて燃え尽きてしまったではありませんか!
ビビって後ずさりする黒服達。口の端を吊り上げて両手を広げる社長。なんとすーっと宙に浮いていく!神っぽい!
「下の下・・・・・以下ですね!」
ギュバアアアアアアアアアアアア!!
頭上に掲げた両手に蒼く光る巨大なエネルギー球が発生!!
元気玉だ食らえオラァー!!
ぼっがぁあ―――ん!!!
黒服あっさり全滅。何事もなかったように服の乱れを直し車に乗り込む社長。ニコリと笑ってアクセルを踏むレディでした




ラストシーン。オートバジンも飛んできて2対1でボコボコにされるカタツムリ。すげー可哀想です
殺されると判断したカタツムリは命からがらで脱出に成功。獲物を逃した555は軽く舌打ちして変身を解除します
さあ中身はどんなヤツでしょ?ドキドキ・・・・・って
アレー!?
海堂直也ッ!?
なんと555の正体はあのスネークオルフェノク海堂直也!何故彼が555になってオルフェノク狩りを?
次週へ続く!

つかテレ朝のほうにも東映のほうにも次回予告にしっかり理由書いてありますけどね。参照の事
しかしつーことはカタツムリは善オルフェノクなわけだ。勇治以外にも良いオルフェノクっているんだな
でも間違いなく来週殺されちゃうんだろうなー。つか早くもカイザ登場するみたいだしな。次週は中身濃そう。必見


10話

勇治案外容赦なし

冒頭。必死の思いで直也555から逃れ、公園のベンチで休むカタツムリマン。そこへスマートレディが現れます
「はーいわかりました?役に立たないオルフェノクは始末します。これが新社長の方針です
貴方は再三の警告にもかかわらず人間を襲ってません。そういう人には怖い555さんがお仕置きに来ることになりました
でもあと一度だけチャンスをあげてもいいですよ。ラストチャンスでーす」
「で でも・・・俺、自信がなくて・・・」
「ウフフ・・・大丈夫です。思い切ってやってみればなんてことありませんよ」



勇治のマンション。ファイズギアをひっさげてやってきたの直也が二人に今自分がやってる事を教えに来ました
「ふふん・・・コイツを使って俺が落ちこぼれのオルフェノクを始末するのさ
人間を襲わないオルフェノクや人間を守ろうとするオルフェノクをな。やりがいのある仕事だろ?
・・・・お前も考え直したほうがいいと思うぜ?」

落ちこぼれを始末する。命令が降りれば勇治や結花をも殺すということですね。しかしそれを忠告しに来るあたりまだこの男の良心が見えますな
というわけでスマートブレイン社に赴く勇治。第10話にしてようやっと村上社長と面会することができました
「木場勇治くん・・・ようやく逢えましたね。君は人間を襲うことを拒否しているようですが・・・
私が社長になった今、そんな身勝手なオルフェノクは許されません」
「なぜ貴方に許されなくちゃいけないんですか?大体この会社は何なんです」
「さてね。しかしこれだけは言える。人は必ず泣きながら生まれてくる・・・これはどうしようもないこと
だが・・・死ぬときに泣くか笑うかは本人次第だ」
「僕は・・・人間ですよ」
「・・・・・やれやれ。下の下ですね」

あくまで自分は人間として生きていくという勇治。交渉は決裂。かくして村上社長のブラックリストに載ることになりました

その頃。マンションに残っていた直也と結花
「お前はこれからどうすんだ?つーか木場のことをどう思う?俺に言わせればな・・・
ヤツは大馬鹿野郎さ。なんで人間であることにこだわる?人間なんて汚いだけの生きモンじゃねえか」
「海堂さん・・・なんだか無理してるみたい
海堂さんもホントは木場さんのこと好きなんじゃないですか?人間を信じたいんじゃないですか?」
「・・・・・ハッ!何を馬鹿な。くだらねえ」
図星をつかれたっぽい直也は逃げるように部屋を飛び出し、結花がこれを追いかけます。もうお馴染みのパターンね
で。いつもの如く追いつけなかった結花がベンチで沈んでいると、3人の頭の悪そうな男どもが周りを取り囲みました
「俺達と一緒に遊ばない?ついでにお金も貸してくんねーかなぁ?」
「いいですよ・・・どこか静かなところに連れて行ってください」
イライラしてたところにクソ人間に絡まれた結花たん、あっさりキレちゃいました。裏路地に男どもを連れ出すと鶴変身
容赦なく3人を虐殺。あーやっちゃったよこの娘は・・・実は直也よりもよっぽど凶暴な結花でしたとさ





Aパート終了前の最後のシーン。トンネル落盤事故で地下35mの謎学校に閉じ込められてしまった作業員さん
事故から何日経ったか知りませんがまだ生きてました。でももう体力、精神とも限界のようで半ば錯乱気味に学校を徘徊
ところが何か起きたのか。なんか教室を出たっきり戻ってきません。代わりに謎の人影がぬーっと教室へ入ってきたところでカメラ引き
教室の壁に飾られた絵には「園田真理」の名前が・・・どうもこのあたりが555というお話の最大の謎のようです







Bパート。依然自分をボコボコにした555・巧のことを覚えていた直也。街中で巧を見つけると単車勝負をふっかけます
後ろからテールにガスガス車輪をぶつけていく直也。なぜ喧嘩を売られたかもわからない巧はやられるがまま。なんか反撃しろよお前
しかし途中で村上社長の指令が入り、あばよーって感じで直也トンズラ。巧はその後姿を呆然と眺め呟くのでした
「あんなヤツが555かよ・・・俺のほうがまだマシだったぜ」
さて直也に与えられた新ターゲットとは当然ホースオルフェノク・木場勇治のこと。ついに戦うハメになった二人。さーどうなる
ちょうどその時、マンションにはクリーニングの配達に向かった啓太郎と真理がお邪魔してて仲良さげにお茶の最中
真理は勇治を、啓太郎は結花をボーッと見つめて夢心地。敵味方に分かれた恋愛模様も555ストーリーの魅力の一つよね
携帯に直也からの呼び出しが入り、待ち合わせの場所に向かう勇治。いよいよ両者激突であります
「用事はわかってるよな?」
「君に倒されるワケにはいかない・・・きっと君は立ち直れなくなるから」
「ふざけろ!俺はそんなヤワじゃねえ!・・・・変身」
ガチンコ対決が始まりました。一進一退の攻防ですがやや直也555が有利。激しい戦いの末、決定的なチャンスをモノにします
ファイズショットを装備して狙いを定める555。ホースオルフェノクはふらふらでヤバイ感じ。決まる!?
「俺の勝ちだな・・・・うおおおおおおおおッ!」
これを避けようともせず真正面から見据える馬!あー渾身のファイズショットが顔面にー!
ビタァッ!
寸止めッ!直也の本質を垣間見ました。やっぱりこの男は悪党じゃない!
パンチを打ち抜くことが出来ずブルブルと腕を震わせる555。途端に剣を抜いて突き刺す馬!ドスッ!
うわあ勇治案外容赦ねえー!
吹っ飛ばされた直也は変身も解けて地面にゴロゴロ。大ダメージを負って悶絶です。勝負あり!
「言っただろ・・・君には無理だって。少し頭を冷やすといい」




勇治が去って間もなく、心配してやってきた結花が直也を介抱します。彼女を車で送ってきた啓太郎も一緒ね
しかし直也は相も変らず憎まれ口を叩いて結花を拒絶。それを見た啓太郎が珍しく感情を露ににしてブチキレます
「君は正義の味方じゃない!君に比べたらたっくんのほうがまだマシだよ!」
直也は何が何やらサッパリ。一方的に喚きたてるとファイズギアを奪ってトンズラこく啓太郎。イカスぜ
たったったーと走っていると、偶然通りかかったカタツムリマンに遭遇。ふしゅ・・・ふしゅる・・・(シコ風)
人を襲うことを覚え、魔道に落ちたカタツムリの魔手が伸びる!啓太郎ピンチ!ってぶおーん
なんでやねーん!というグッドタイミングで巧キター!
「たっくん!これを!」
「お前・・・これ!?」
「それはたっくんの物だよ!やっぱ555はたっくんじゃないと!」
「・・・・・・ああ。かもな!」
最高の笑顔でそう応えた巧、ベルトを装着すると高らかに叫ぶ!
「変身!」

変身!仮面ライダー555!
戦闘BGMスタート!気合充実の555、そりゃもう強い強い。カタツムリに何もさせんでタコ殴り
必要以上にブン殴った挙句クリムゾンスマッシュで彼にフィニッシュ。気持ちのいい勝ちっぷりです
そしてその戦闘を高台から眺める謎の人影・・・ああ出ました新ライダーカイザ!
注目の新キャラ登場で
次週へ続く!


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