第1話

紫紺の戦士

 さあ始まりました仮面ライダーブレイド。相川七瀬の歌うOP映像がいきなりかましてくれます。なによこのジャニーズまがい
冒頭。いきなり赤いライダー
ギャレンがバットアンデッド(蝙蝠怪人)とガシガシ戦闘中。その現場にバイクで向かっているのが青いライダーブレイドです
薄暗い洞窟で戦うギャレンのもとに壁をブチ割ってブレイドが救援に到着。一緒に戦ってギャレンを援護しますが、戦いが稚拙であまり役に立ってません
しゃきーん!と例の戦闘ツールからカードを取り出し装填。なんか認識音声出してますけどよく聞き取れません。あまつさえ
技が効かないし
「下がってろ剣崎。お前に勝てる相手じゃない」

どうやらギャレンはブレイドより実力者の模様。しゃきーん!見本を見せてやるぜとギャレンがカードを抜く。おお!?なんとこっちは2枚のカードを装填した!
カードゲームで言ういわゆるコンボってやつです。燃え。 ほあちゃあああああ!とジャンプして回転しつつ浴びせ蹴り風のダブルトゥキックを放つ!
喰らった蝙蝠はもがき苦しんでカードに封印されてしまいました。ギャレン、先輩の貫禄でバットアンデッドを撃破です
「さすがは橘さん・・・俺はまだ足元にも及ばねえや」
変身解除したギャレンはカッコよく帰還。鮮やかな先輩の戦いぶりに一人感心するブレイドの前に、突如ノンフィクションライターを自称する青年が現れます
「いやーキミ、登場はカッコ良かったけどあとはダメダメだったねぇ」
「な、なんだよお前!今の戦い見てたのか!?」

白井虎太郎。なんか喋りが妙に軽くて
ムカつきます。リアルタイムで見てたからくりチャット連中も「コイツいけ好かねえ」と満場一致で嫌われてました
「化物と戦う鎧の戦士という都市伝説!”仮面ライダー”と呼称されるこのウワサは本当だったんだ!
ねえ頼むよ!君のことを取材させてくれよ!」

目を輝かせて頼み込む虎太郎でしたがブレイドの青年は当然これを拒否。隙を見てとっとと退散です。こんな奴にかまってられるかー

と、以上が導入部でした。「仮面ライダー」という名称がいきなり出てきましたね。平成ライダーシリーズとしては異色の設定であります






1万年前、52枚のカードに封印された不死の生命体アンデッドだったが、カードを発見した何者かが封印を解いてしまい現代に甦らせてしまった

殺戮を繰り返すアンデッドを再びカードに封印するため、人類基盤史研究所(通称ボード)烏丸所長らは「変身ベルト」を開発

橘朔也剣崎一真にそのベルトを託し、橘は仮面ライダーギャレン、剣崎は仮面ライダーブレイドとしてアンデッドと戦うよう義務付けられたのだ






 さてボードに戻った剣崎と橘は烏丸所長、研究員の広瀬栞と今後の対策について話します。しかし橘は烏丸所長とウマが合わないのか反抗的な態度をとる
剣崎に
「お前も利用されないように気をつけろ」と忠告してさっさと部屋を出て行く立花。アタマの悪そうな剣崎は訳がわからないまま立ち尽くすのでした
とりあえずひと仕事終えた一真は自分のオンボロアパートへと帰宅。ところが大家のババアに2ヶ月の家賃滞納を理由にアパートを追い出されてしまいます
「こっちも慈善事業やってるワケじゃないんでね。アンタ出て行っておくれよ」
「ちょっ待っ・・・会社の寮に2ヶ月泊まるってちゃんと前もって言ってたはずですよ!?」

しかしババア聞く耳持たず。ブレイドの戦闘特訓で2ヶ月留守にしただけなのに・・・・酷いババアだね

しかし捨てる神あらば拾う神あり。路頭に迷う一真の前に再び白井虎太郎が現れ、仮面ライダーを取材することを見返りに家に来ないかと提案します
仕方がないので虎太郎の世話になることを決めた一真。行ってみたらば豪華な洋館にびっくり。親の遺産を引き継いで一人暮らしをしているんだそうな

 さっそく虎太郎は姉の遥香とその娘・天音に自慢話をしに行きます 「ふふふ・・・実はね。うちに仮面ライダーが来るんだ」
お前ベラベラ喋りすぎだ
まだ9つの天音は目を輝かしますが遙香は無視。カメラマンの夫を亡くして以来、喫茶店を切り盛りしながら娘を育ててきた母は大変ドライ
そこへ遥香母娘の家に下宿する青年が帰ってきました。相川治。どこか暗い影のある青年ですが遥香も天音も家族のように接してます
「ありがとう相川くん。キミが居てくれるおかげで俺も安心できるよ」
「いえ・・・俺、この家が気に入ってますから・・・」
 ボソッと答えて逃げるように一人部屋に入った始。ドアを閉めると同時にさっき虎太郎がもらした”仮面ライダー”という言葉を繰り返して苦しみます
突如身体の内側から湧き上がってくる力を懸命に抑えつけようと必死に耐える。その姿にダブって見えるのは・・・新たなる仮面ライダーの姿!
第3のライダー。仮面ライダーカリス




 その夜、一真は過去の忌まわしい悪夢で目を覚まします。炎に巻かれる両親を目の前にして、ただ泣き叫ぶことしか出来ない一真
両親すら助けることができなかった自分に、ブレイドとして人類と地球を守る力などあるのだろうか・・・・一真は1人思い悩むのでした
 で、ここで鳴る携帯
なんとボード本部がローカストアンデッド(イナゴ怪人)に襲われたという。施設はすべて破壊され、研究員達のほとんどが殺されてしまう
駆けつけた一真は惨状を目の当たりにし呆然とする。更に追い討ちをかけるように難を逃れた栞が信じられない言葉を彼に投げかけます
「橘さんがアンデッドを操っているみたいなのよ!」
「な・・・なに言ってんだよ!」
「さっき見たの・・・所長と橘さんが言い争っているところ・・・・」
「そんなことで橘さんを疑うのかよ!」

 「嘘だ!あの橘さんが?そんなこと信じられるか!」栞を振り切るように飛び出した一真の前にローカストアンデッドが現れた
「お前か・・・・・・お前がぁ―――ッッ!!!」
 よくもボードを・・・みんなを!怒りをみなぎらせた一真はブレイドへと変身する!!
「変身ッ!!」

『ターンアップ』

なかなかカッコよさげな変身ポーズを決めつつベルトのホルダーを回転させる一真。その身体が光に包まれ鎧の戦士へと変わる!
変身!仮面ライダーブレイド!!
イナゴマンにへと突っ込んでいくブレイドだったが敵のすさまじい攻撃に窮地に追い込まれてしまいます。速攻で劣勢かよ!コイツマジでよえー
そんなよわよわブレイドを見つめるライダーの影。なんとギャレンだ。しかし彼は一真に手を貸すでもなく、その戦いを傍観しているだけだ
「橘さん!なんで見てるんですか!?俺達は仲間じゃないんですか?
本当に・・・
本当に俺達を裏切ったんですかぁ――ッ!」

その叫びに応えることなく、ギャレンは無言でその場を去っていく。橘は敵になってしまったのか?苦悩する中ただ戦うしかないブレイドだった


次週へ続く
まぁ可もなく不可もない第1話でした。次週からの展開に期待しませう 


第2話

カリスは人間じゃないみたい

「なぜだ橘さん!オンドゥルルギッタンディスカー!!」
 尊敬する橘さんに見捨てられ怒りと悲しみにくれるブレイド。なんかイナゴは下半身だけ変形したりして初期オルフェノクみたい
なんか無様でヘタレな戦いを数分披露した挙句、最後は体当たりしてきたイナゴの勢いを利用し剣を突き立てて勝利。なんか危なっかしいです
戦い終えて栞からギャレンが烏丸所長を誘拐するVTRを見せられ、一真は更に追い討ちを受ける。やはり橘さんが犯人なのか・・・?
「ボードは何のために存在して何をしていたんだ!アンデッドはどこから来てるんだ!
俺は・・・・・俺は一体何のために闘っていたんだ!」
 一真は橘に裏切られた苦しみを吐き出し、一人絶叫するのでした
それにしてもアレだ、こんなこと言っちゃ役者さんに失礼なんですが・・・
栞さん可愛くないよね
間違いなく平成ライダーの中ではダントツの不細工ヒロインです(言い切った)もう少し可愛い新人用意できなかったんでしょうか

 



というわけで基地を焼かれた一真と栞。へこたれない栞はボードに残されたコンピューターを虎太郎邸へ持ち込み、データ解析を始める
ボードの正体を改めて調べなおすつもりです。しかしそんな栞を横目に、一真は橘に裏切られたショックから立ち直ることができません
「はは・・・俺っていつもこうなんだよ。お人よしでさ・・・・何十回も人に裏切られてバカを見てる」
「それでいいじゃない。100回人を裏切ったヤツより、100回裏切られてバカ見た人間の方が・・・僕は好きだな」

自嘲気味に呟く一真を、なかなか味のある台詞で元気付けてあげる虎太郎。見た目ほど中身カラッポでもなさそうです
そんなヘラヘラと笑う二人に栞が血相を変えて叫ぶ。どうやら新たなアンデッドが近くの天文台に出現した模様
 闘うことに疑問を感じていた一真はグダグダ思い悩んで出撃を悩みますが、怒った栞に
ビンタ一発食らって天文台へ急行
「目の前で苦しんでる人達がいるのよ?その人達を救うために戦うしかないでしょ!
それがライダーの仕事じゃないの!?」
現場へ到着した一真は凄惨な現場を目の当たりにする。と、同時に甦る幼い頃の記憶・・・・・そう・・・炎にまかれる両親の姿
怒りのスイッチが入った一真はブレイドに変身、蔦アンデッドをあと少しまで追い詰めます。が、ツメが甘く見失ってしまいます
 へっへっへ、と逃げおおせたアンデッドは偶然天文台に遊びに来ていた天音に標的を定める。天音ちゃん危うし!
ジワリと近づく蔦アンデット・・・・と、その前に颯爽と現れたのは
相川始・仮面ライダーカリスであった



「〜〜〜〜〜!!(なんだかワカらない言葉)」
「〜〜〜〜〜!!(なんだかワカらない言葉)」

これは驚きました。なんとカリスは流暢な
アンデッド語(?)を叫びながら蔦マンに飛び掛りました。どうやら奴等と会話できるみたいです
カリスは強く、蔦アンデットを難なく追い詰める。しかし戦いの最中天音を庇って腕に傷を負ってしまいます。うえ!?溢れるのは緑色の血液だ!
とりあえずそんな手傷はノープロブレムで蔦マンを追い返したカリスは天音ちゃん救出に成功。そこへ遥香・虎太郎・一真が遅れて駆けつける
「この奥で倒れているところを見つけたんです」
抱き抱えていた天音をおろすと、ボソッとそれだけ言い残して始は帰ってしまいました。そのそっけない態度に一真も虎太郎もただ無言
普通に見れば始は
怪しさ満点なんですが、バカ二人は特に彼が怪しいとかは思わなかったようです。バカだね本当に
「仮面ライダー?天音ちゃんを助けたのは仮面ライダーだって言うのかい?」
新たな仮面ライダーの存在を知らされた一真と虎太郎は首をかしげる。天音を助けたということは敵ではないらしい・・・しかし・・・
そんなことを話しながら歩いていた二人の前に再び蔦アンデッドが現れました。このやろー今度こそ逃がさないぜー!と一真変身!

『ターンアップ』

変身!仮面ライダーブレイド!
あっとしかし
ブレイドよえー!!Aパートでは互角以上に渡り合ったというのに。なんなんでしょうかこのやられっぷりは
まるで手も足も出ずに蔦マンにボコられるヘッポコブレイド。そのあまりの弱さ加減にはさしもの虎太郎も思わず叫びます
「駄目だ!まるでかなわないよ!逃げろ!」
しかし一真はその忠告を聞くことなく果敢に戦いを挑みます。どう見ても勝ち目の薄い戦い。頭に響くは栞の叱咤の言葉

”目の前で苦しんでる人達がいるのよ!
その人達を救うために戦うしかないでしょ!
それがライダーの仕事じゃないの!?”

「どうしたんだよ剣崎くん!そいつは無理だってば!早く逃げろ!」
「これが俺の仕事だ!!
今まで誰一人助けられなかった・・・・俺の・・・俺の・・・・
俺の今の仕事なんだァ――――ッッ!!」
栞の言葉とかぶるように炎の中助けを求める両親の姿がフラッシュバックします。「そうだ・・・俺は二度とあんな悲劇は繰り返さない!」
相変わらずオンドゥル語で
何言ってんだかよく聞き取れない一真ですが。とりあえずバリバリの主人公台詞で大変カコイイです
で、そこへまたもや颯爽と登場するカリス。カリスはブレイドとはケタ違いのパワーを見せつけアンデッドを撃破、カードに封印してしまう
「待ってくれ!アンタ一体何者なんだ?味方なんだよな?俺と一緒に戦ってくれるんだよな!?」
図々しいことをぬかしつつフレンドリーに声をかける一真でしたが、カリスはいきなりブレイドに斬りかかります。問答無用だー!
「・・・・・すべてが俺の敵だ!」
はん!と鼻を鳴らすように吐き捨てて去っていくカリス。ヘッポコ一真と虎太郎は豆鉄砲くらった鳩みたいにその後姿を見つめるだけでした
「いったい誰なんだ・・・・アイツ」
 しかし事態は更に急転。呆然としているバカ二人に栞からの緊急連絡が入る
栞の目の前に現れたバーチャルの映像、それは烏丸所長が痛々しく横たわる姿だった
次週へ続く


第3話

橘さんも相当オンドゥル語

コンピューターでボードの秘密を探っていた栞の目の前に、突如烏丸所長の映像が現れた冒頭。バカ二人も駆けつけて「なんやこれー!」と大騒ぎ
懸命にアクセスを試みますがパスワードがわからず交信不可能。やがてはその映像も消えてしまい、結局は失敗に終わってしまいます
 一方その頃、ギャレンこと橘さんはその烏丸が横たわる部屋で一人興奮していました。やはりこの人が所長を拉致ったみたい
「どうしても聞きたいことがある」と大声で喚きますが、やはり意識のない烏丸からは何も聞き出すことができず苛立ちを募らせるのでした



 さて。先週アンデッドに襲われカリスに救われた天音ちゃんですが、その後遥香が警察に聞いても返ってくる言葉は「調査中」だけ
怪物が現れたのは確かなのに、どうして隠そうとするのだろう?納得がいかず首をかしげる遥香母子に対し、始は妙に冷めた目でこう言う
「そういうもんですよ人間ってヤツは。理解できないモノは認めたくない。闇に葬りたい」
「始さん・・・なんか人間じゃないみたい」
「ッ・・・!」
「でも始さんならいいわ。もし人間じゃなくても・・・わたし断然愛しちゃうなぁ」
「コラ天音、なーにませたこと言ってんの!」

「ね、始さんお願いがあるの!カメラ本格的にはじめてさ、お父さんみたいな写真家になって!」
「無理だよ・・・・僕には才能が」

屈託のない少女の笑顔。それと同時に始の脳裏に天音の父親とのあるシーンが蘇ってくる

冬の雪山
遭難し、今まさに息絶えようとしていた写真家・栗原晋
彼は震える手で愛する家族、天音と遥香の写真を目の前の異形の戦士に託した
仮面ライダーカリス
写真を手渡した普はそのまま何も言わず息絶えた・・・・

えー相川始。彼は一体何者なんでしょうか?コイツは仮面ライダーですが明らかに一真や橘とは別の存在ですよね?
血液が緑色なのもそうですが、アンデッド語を喋ったことは勿論のこと。更にこの雪山の回想シーンでも違和感を感じます
そうこの人、
猛吹雪の中でものスゴイ薄着です(オッサンは防寒着完全装備でも凍死したのに。明らかに異常)
人間じゃない何か。しかもおそらくは後天的にではなく、生まれながらにして人間とは別の生命体か(はんぺら予想)
そうするとさっきの言葉、
「人間ってヤツは理解できないモノは認めたくない」も深みを増すと思うのだがどうか。皆さんはどう予想します?




「自分の体が砕け散るイメージ」という厄介な幻影に悩まされていた橘さん。大学時代の友人で診療内科医の小夜子さんのもとを訪ねてました
が、どんな検査をしても出てくる結果は”異常なし” 
「んなハズねーよ」と言いつつもやがて橘は安心したように深い眠りについてしまいました
「憎めないわね。こうして同級生を訪ねてくれて・・・安心して眠れるのがここだけっていうのは」
呆れつつもクスリと笑う小夜子さん。男と女の関係?つーよりはなんかガンダムWのゼクスとノインみたいな関係に近いのかな?
一方、栞はボードのデータが詰まった白井のパソコンから再びアクセスを試み、ついにパスワードを発見します
PASSは「ダブルジョーカー」さっそくアクセスすると、再び現れた烏丸の映像がアンデッドとライダーシステムについての秘密を話し始める

1万年前の地球で種の生き残りをかけた戦いに勝利した人類によって封印されたアンデッド
しかし、何者かが3年前にその封印を解いてしまった
たちまち人類を襲い始めたアンデッドを再び封印するため、烏丸らはライダーシステムを開発
橘と剣崎が、アンデッドを封印するライダーに選ばれたという

と、そこで映像が乱れ、烏丸所長は消えてしまいましたいったい誰が封印を解いたのか?
「バッキャロー!お前が余計なチャチャ入れるから肝心は事聞けなかっただろーが!」
一真ひでえ。確かに虎太郎がゴチャゴチャ喋ったせいで話をよく聞けなかったんですが。それにしたってこんな怒り方はないだろう
まぁこれ以上虎太郎を怒っても仕方がないので、一真らは改めて烏丸所長を探すことに
 かつて旧ボードだった研究施設跡で烏丸所長の手がかりを探索中、アンデッドサーチャーが反応。一真は現場へ急行し白井と栞も後を追います
鹿だ!ヘラジカアンデッド。これと相対する仮面の戦士・・・・てブレイドじゃない!先に現場へ駆けつけたのはなんとギャレンであった




戦闘開始。しかしなぜかギャレンの動きは第1話のような精彩さを欠き、苦戦を強いられる。どうやら体調が万全ではないようです
遅れて現場に到着した一真はギャレンの姿に驚きつつもともに戦おうとしますが、ギャレンは
「手出しをするなー!」とこれを拒否
しかしどう見ても苦戦しているギャレンを助けるためにアンデッドに挑むブレイド。そんな2人の戦いを遠目から冷ややかに見つめるのは人影・・・
おっと出ましたよ仮面ライダーカリス
「・・・・・遅い。所詮人間の力なんてこの程度か」
「俺は人間じゃねえぜ人間なんて雑魚だぜベイベー」発言!相川始やはり!この男は一体何者なのか!?

二人がかりで一匹のアンデッドに苦戦するWライダー。こいつら弱え。つーかこのアンデッド鹿のクセに雷とか操って生意気です
追い詰められるブレイドでしたが、ここで先週封印したイナゴのカードをスラッシュ。おお・・・出るのか必殺キックライトニングブラスト!?(期待)
『ジック』
ブレイドジャンプ!そしてそのまま鹿アンデッドへ・・・・・って
普通の飛び蹴りだぁあ―――ッ!!
ずごーん!それでも派手な爆発を起こして吹っ飛ぶ鹿。なるほど「ジック(イナゴ)」1枚では普通のキックにしかならないのか
CMで使ってる「ライトニングブラスト」は「ジック」と「サンダー」のコンボだからな・・・・あ、サンダーってこの鹿か?雷使ってるもんな。じゃあ来週からか
つーわけで見事に鹿を封印成功したブレイド
「人を守ろうとする愛・・・その時にその力は全開する・・・か」
一言呟いて去っていくカリス。変身解除した一真は噛み付きそうな勢いで橘に詰め寄ります。オラー吐けやてめー!
「答えろ!ボードを襲ったのは本当にアンタなのか!烏丸を誘拐したのも…!おい
アンデッドの封印を現代に解いたのだって・・・・・
アンタの仕業じゃないのか!?」
「俺がアンデッドの封印を解いただと?クックックック・・・・・・はははははははは!!!
バカを言うな。封印を解いたのはな俺じゃない・・・・・あの烏丸だ!!」

スコ―――――ン!!!
橘の答えに激しくショックを受ける一真。アンデッドの封印を解いたのは烏丸たちの仕業で、自分達はその尻拭いに使われていただけと言う
「そ・・・そんなでまかせ・・・・!証拠は!証拠はあるのか!」
「証拠は俺の身体だ・・・・・大慌てで作った不完全なライダーシステムのせいで・・・・
俺の身体はもうボロボロだァ!本来ならあんな無様な戦いをするものか!」
「そんな・・・・」
「お前のも身体もきっとこうなる。覚悟しておくんだな」

アンデッドを再び封印するために急遽作られたライダーシステムのため、橘の体はやがて崩壊するという
そして「いつかはお前の体も」という橘の言葉に激しくショックを受ける一真。ガックリとうなだれて絶叫する
「俺はどうなるんだ・・・このまま戦いつづけていると俺の体も・・・!」
まぁ待てお前ら。何言ってっか全然ワカんねえぞ一真はともかく橘さんまでオンドゥル喋りとは



ラスト。帰宅した始は異変を感じて部屋へと駆け込んだ。天音母子が寄り添って狼狽していた部屋には、何やら妙な銀粉に包まれているではないか。
「なんなのよ、これ!?」
 そして不思議な銀粉が消えるのと同時に、部屋中に飾ってあった写真が次々と発光して燃え上がっていく。これはいったい何だ!?
 瞬間、始はアンデッドの存在を感知する。
蛾アンデッド!コイツか・・・・コイツの仕業か?始が戦闘態勢に入ったところで
次号へ続く!


第4話

燃える!所長さん

「封印を解いたのは烏丸達だ。俺達はその尻拭いをさせられていた!」
 橘さんの言葉にショックを受ける一真。急遽開発されたライダーシステムのためにやがては体がボロボロに崩壊するという
それは一真にとっても同じこと。動揺しておののく一真だが烏丸を信頼する栞は信じようとはせず、しまいには言い争いになってしまいます
「戦うのが怖くてそんなこと言ってんでしょう!」逆ギレした栞は一真をなじって虎太郎宅をトンズラ。なんて女だよコイツ!
ひとりになって、改めて烏丸と出会った当時を回想する栞

「私は飢餓、貧困、病苦、政治不安などを解決するために人類基盤史を研究している」
「それって・・・」
「あぁ。この謎を解明できれば世界中の人々が幸せになれる。争いのない世界が訪れるんだ」
「すごい!素晴らしいです所長!」

その崇高な志に共感し、いまは亡き父のように烏丸を慕っていた栞。 だが橘は封印を解いた犯人を「烏丸達だ」と指摘した
その言葉を信じたくはないが、否定することもできない。栞は自分の悪い仮説を振り払うかのように旧ボードの研究施設へと足を運ぶのだった




さて
目の前で写真立てが溶けるという不思議な現象が起きた栗原家。連絡を受けた虎太郎は一真と駆けつけますが、何ら手の施しようがありません
役に立たない男二人を前に不安を口にする遙香。すると黙って話を聞いていた始が静かに口を開きます
「なんとかしますよ、俺が」
「あぁ!?何ふざけたこと言ってんだアンタ!なんか手がかりでもあるのか!?
そんなことを安請け合いするなよ!気休めにもならない」

「・・・・・アンタらのようにただ驚いてるよりはマシだろう?」

一真がすげえムカつく。なんでいきなり喧嘩腰なんでしょうかコイツは。始は二人を一瞥して部屋を出て行きました
バイクを走らせながら感覚を研ぎ澄ましアンデッドの気配を探る。あの銀粉を降らせた相手を探し出し、いち早く封印するのだ
『どこだ・・・・どこにいる・・・・出て来い!』




使われなくなってから久しいのか、旧施設は既に廃墟と化していた。だが・・・人っ子ひとり居るはずのない廃屋で栞はある人物と出会う
それは誰あろう、烏丸所長を拉致した張本人。
橘朔也! なんと烏丸所長はここに居ると言い、栞を案内する
通された一室に烏丸所長はいた。駆け寄って抱き起こそうとする栞だったが橘さんがこれを制止します
「よせ、触るな。いまは生命維持装置でやっと生きている状態だ」
「なっ・・・なんてことするのよ!どうしてこんなッ!」
「俺じゃない。たしかに俺は所長を恨んではいたが・・・あの時・・・」

詰め寄る栞に橘さんは「俺じゃない」と否定。あの夜、橘さんは卵から孵ったイナゴ達に気付き、それを全て撃ち殺していた
だが数匹生き残ったイナゴがアンデッドとして成長し、ボードはあの惨劇に見舞われたのだった
栞が見たビデオに映っていたのは、施設を捨てて脱出すべきだという橘さんがそれを拒否した烏丸を力ずくで黙らせた場面だったのだ
逆に橘さんとしてはアンデッドの封印を解いた人間を知るために、烏丸に死なれては困るという

「俺はこの男が意識を取り戻す時を待っている。お前も烏丸に会いたければいつでもここに来い」
「そう・・・話は本当だったのね。あなたの身体は・・・!」

やはり橘朔也は悪人ではなかった。真実を突きつけられた栞は激しく動揺する

と、そこまで言った橘は栞の父親がボードにいたことを思い出す。「何か知らないか?」栞は知らないと答えるが、脳裏に浮かぶあるイメージ
それは数年前・・・不治の病に侵され、死を待つのみの母。そのそばで何度も
「助けてやる。俺が必ず助けてやる」と繰り返す父の姿
・・・・・・まさか・・・・・

まさか父は、母のために不死の力を得ようとしてアンデッドの封印を!?
 
 





その夜。自分の身体のこと、ライダーシステムのことで滅入っていた一真は虎太郎に弱音をブチ吐きます
「俺はどうすればいいんだ?このまま戦い続ければ俺の身体は橘さんの言うように・・・」
「でもそれってカッコよくない?人々のために戦って、自分は傷ついて・・・正義のヒーローだよ!」
「バカ言うなよ!」
「そんなことないってば!」
「お前・・・心配・・・・しれくれてんのか?」
「剣崎くん?」
「へへ・・・嬉しいな。俺不器用でさ、今まで友達もロクに出来なくて。心配してくれる人もいなかった
でも虎太郎はこうして俺のことを心配してくれてる」
「心配するよ。キミは僕の大切な友達じゃないか」
「へへ・・・サンキュー!!」
二人のバカが熱い友情を交わしあっていた頃、山中でモスアンデッドが出現。これを探していた始はすかさずカリスに変身して戦いを挑みます
当然、虎太郎宅のメインコンピュータにもアンデッド出現のアラームが鳴り響く。一真は現場へ向おうとしますが、責任を感じる栞は彼を引き止める
「君に関係のない人間が封印を解いたのよ!?そのために君が犠牲になることない!」
 しかし、一真はそんな栞の言葉に満面の笑みを浮かべてこう応えた
「心配してくれんの?へへ・・・二人目だ!サンキュー!
よほど今までマトモな友達がいなかったんでしょうか
まるで南国少年パプワくんのアラシヤマみたいだ。鉄砲玉のようにすっ飛んでいくとカリスとモスアンデッドが戦う現場に合流します




で、今週の戦闘パート。ブレイドに変身した一真は先に戦っていたカリスに驚きつつも、物怖じすることなくアンデッドに立ち向かう
「・・・・お前がヤツと戦え!」
それを見たカリスは一歩後ろへさがりブレイドに戦いを任せ、自分は敵の弱点を探るのに集中。なかなか冷静な戦略家です
ブレイドの攻撃からモスアンデッドの弱点を見抜いたカリス。攻撃時に展開する胸部だ!反撃に転じるやいなやあっさりこれを撃破
「アンタ・・・・俺を囮に使ったのか!」
気付けバカ。怒りを露にしたブレイドはカリスに挑みかかるりますが、言うまでもなく実力差は歴然でボコボコにやられてしまいます

 一方その頃、栞は虎太郎をつれて再び研究施設を訪れていました。当然目的はひとつ、烏丸所長を連れ出すこと
いくら橘さんが敵でないとわかっても、所長をこんなところに置いておくワケにはいかない・・・・と。部屋に入った二人
ここで突然謎の超常現象が!なんと!
烏丸所長の身体が突然自然発火した!

ぼーぼーぼーぼーめらめらー
「何コレ?所長!所長!いやああああああああああ!」
うわあー!燃える!所長がぼーぼー燃えてるー!どんどん燃え広がる炎を、栞も虎太郎ももただ見つめるしかありませんでした

次週へ続く


第5話

天音ちゃん顔射体験

栞と虎太郎の目の前で派手に燃える烏丸の体。慌てふためく2人になすすべはなく、見る間に燃え尽きて消失してしまいました
誰もいなくなった現場にひとり佇む栞は、亡き父がかつて病気の母に「絶対に死なせはしない」と語りかけていた情景を思い出していた
「そうなの・・・?だからお父さんはアンデッドの封印を解いたの?」
が、そこへ現れた橘さんは現場を見るや否やその炎がマグネシウムと立体映像によるトリックだと見抜き、所長を激しく罵る
「立体映像を使ったトリック・・・烏丸め。どこまでも薄汚い野郎だ
自分がアンデットの封印を解いた責任から逃れるために・・・!」

「違うわ!アンデッドの封印を解いたのは!」言いかける栞ですが、怒り心頭の橘にその言葉は届いてません。人の話聞けよ
ちなみにブレイドとカリスの戦いは虎太郎が駆けつけたところで水入りとなりましたとさ




翌日。栗原家では天音が有名な心霊スポットへ行きたいと駄々をこねていました。「呼子の洞窟」といって、なにやら亡くなった人の声が聞こえるとか
死んだ父の声を聞ききたい、と訴える天音でしたがが遥香は猛反対。やはり母親としては亡くなった父の事をいつまでも引きずってほしくないのです
「ひとりでも行くもん!」と言い張る天音。気持ちを思いやった虎太郎は一緒に洞窟へ行ってあげることに。このやり取りを聞いていた一真もこれに同行
「俺もさ、父さんと母さんの声が聞きたくなった」
 一真らが出かけようとすると、心配した始が天音を迎えにやってきました。しかし今回ばかりは天音も始の言うことに耳を貸しません
「相川くん、だっけ?よかったらキミも一緒にいかないか?」
「好きじゃないんです・・・人とつるむのは」
「あぁそうかよ!悪かったね俺達はつるんでばっかりでさ!

フレンドリーに話しかけるも、にべもなく断れてしまう一真。
すかさず逆ギレです。コイツ主人公の魅力ねぇなぁ
彼らを見送り、家路につこうとする始。その耳に突如謎の声が響いてきます。いや耳というよりは・・・直接頭に響く謎の声!
『人間になりましたつもりか。カリス・・・』
驚いて周囲を見回す始でしたが、周囲には誰も人影も目に入らないのでした

呼子の洞窟に向かう車の中、一真は天音に尋ねられます
「ね、剣崎さん。もしお父さんとお母さんの声が聞こえたらまず何を話すの?」
「うん・・・・まず謝るよ。助けられなくてゴメンって
「え・・・?」
「火事で死んだんだ。俺が11歳のときにね・・・それからなんだ、俺が欲張りになったのは
みんなを助けたい。俺のこの手ですべての人達を助けたい
って、そう思うようになって・・・・・・ははは。ま、そんな能力も持ってないんだけどね
お父さんの声聞けるといいね、天音ちゃん」
「・・・・・剣崎くん」
なんか一真が主人公ぽく見えます。ドキュソな時と真面目な時のギャップが激しいなコイツ。つーかオンドゥル人だしな




さて洞窟へとやってきた一真ら。入り口には「立ち入り禁止」の立て札が。出現したアンデッドによって犠牲者が出たのです
おとなしく帰ればいいものを、
「絶対いくもん!」とほざいて洞窟へ突入する天音。バカ2人使えねえ。保護者がついていった意味がありません
案の定現れたムカデアンデッドに
変な液体を顔面に浴びせかけられられる天音
こんな子供の頃から顔射体験はどうかと思いますが。よっぽど刺激的な体験だったのか、そのまま気絶してしまいます
一真は天音と虎太郎を逃がしブレイドに変身、ムカデアンデッドと戦闘に入りますが相手はいつものワンパターンでスタコラ逃走

かくして戦闘終了。しかしアンデッドから毒液をかけられた天音が高熱で苦しみ始めます。病院にかつぎ困れましたがこのままでは命が危ない
病院にすっ飛んできた始は一真らから高熱の原因を聞かされた途端に全てを理解。外へ飛び出そうとする
「・・・・・抗体が必要だ!」
「おいちょっ・・・・・アンタ!抗体ってなんだよ!?」
「アンデッドから受けた毒は、そのアンデッドから抽出した抗体がないと治療できないんだ!」
「な・・・・・ッ!?なんでアンタがそんなことを?」
物知り始。アンデッドの毒はアンデッドの抗体から抽出した治療薬でしか治らないと言う。そこへアンデッド出現の連絡が
すでにギャレンが戦っているらしいが、もしギャレンがアンデッドを倒してしまえば、天音を救う抗体は手に入らない。最悪のタイミングだ
「抗体はアンデッドが生きているうちに取り出さなければダメなんだ!」
血相変えてバイクを吹っ飛ばす始。一真も必死にこれに追いすがる。 
「どうして始がそんなことを・・・?」 しかし今は迷うより急げ!
 




現場到着。戦うギャレンとアンデッドにカリスが稲妻の如く割って入り、ギャレンを吹っ飛ばす
「お前はコイツに手を出すな!いいな!」
「なんだと・・・・貴様は一体何者だ!」

コノヤロー!とつっかかってくるギャレンだったがここで遅れてきた一真が到着。カリスは一真に声をかける
「そいつが邪魔しないようにしてろ!まず抗体を見つけるのが先だ!」
ギャレンを止めろというカリスに始の姿をタブらせる一真。とりあえず言われるがままにブレイドに変身し、憤るギャレンを止めようとします
しかしギャレンはブレイドの行動が理解できないので怒ります。そりゃまぁ当然ですな。ギャレンを抑えながら一真は必死に叫ぶ
橘さんダメだ!あのアンデッドは倒しちゃ駄目なんだ!」
「何を言ってる!どけッ!」

だから話を聞けってば コイツ「人の話を聞かないヤツ」で決定
「俺の身体はボロボロだ・・・だがアンデッドを封印すればそのエネルギーで生命を維持できる
俺が生きるためにはアンデッドを倒し続けるしかないんだァッ!!」
げーそういう設定なのかよ!勝手なこと言ってゴメンさない橘さん。この人には生きるか死ぬかという切迫した理由があったようです
それぞれの思いがぶつかり合い、ギャレン対ブレイド、カリス対アンデッドの激しい戦いが始まった!このバトルロイヤルの行方は?

次週へ続く!


第6話

ヌッコロスぜ!始くん

顔射の余韻にあえぐ天音ちゃんを救うための抗体。カリスは見事これを手に入れムカデアンデッドを封印する
闘い終わって変身を解除した橘さんと一真。いよいよもって体に変調をきたしてきた橘さんは邪魔された怒りを一真にぶつけます
「ハァ・・・ハァ・・・!今度こんなことをしてみろ・・・絶対に許さん!」
天音を救うための抗体が欲しかったから、と懸命に説明する一真ですが橘さんは耳を貸しません。やっぱり人の話を聞かない人だよ

 


さてさて、病院に届けられた抗体のおかげで天音ちゃんは無事に回復。始がカリスだと見破った一真は直接本人に確認してみます
「君なんだろ?さっきのライダー。君が天音ちゃんのために抗体を」
「知りません。一体なんの話です?ボクは何も知りませんよ」

あからさまなシラを切る始。どうしたって状況証拠が揃ってんだから事実は明白なのですが。アタマにきた一真は売り言葉に買い言葉
「そうかよ、じゃあ天音ちゃんに言うぞ!お前がライダーだって!
もう俺と何度も戦ってるって!」
立ち去ろうとしていた始の足がピタッと止まり、錆びたロボットのように首が振り返る。グギギギ・・・・・
「もしそんな事を言ってみろ・・・・・俺は貴様をブッ殺すッ!!」
なんか酷い顔しながら叫ぶ始。かなりオンドゥルってて「ブッ殺す」が「ヌッコロス」に聞こえます
そのあまりの顔に引いてしまったのか、一真はおとなしくさがることに。 なんだかなぁもう。主人公全員オンドゥル人かよ

家に帰った一真と虎太郎を待っていたのは栞の置手紙だった。「アンデッドの封印を解いたのは父らしい。もうダメぽ」
どうやら彼女なりに重い責任を感じて失踪してしまったらしい。心配になった一真と虎太郎は栞を探しに行くことにします



その頃、アンデッドを仕留められなくて具合悪そげな橘さん。今日も小夜子さんちで睡眠とってましたが例の悪夢を見て目を覚まします
「きっと精神的なものよ」と優しく元気づける小夜子に、「うるさい俺の身体の何がわかる!」とオンドゥル語でブチ切れる橘さん。情けない
橘をそっとしといて家路につこうとした小夜子だったが、駐車場で彼女を呼び止めたのは意外な人物であった。
烏丸所長!
「・・・・なんです?貴方?」
「君は橘の知り合いだな?伝えてくれ。ライダーシステムに不備はない
ただ恐怖心が根底にある場合、適合レベルに応じて脳で増幅され、破滅のイメージを植えつける事がある
おそらくそれが内蔵や他の器官にも悪影響を及ぼしているんだろう」

「よ・・・よくワカらないけど・・・つまり橘くんの不調はやはり精神的な物なんですか?」
「そうだ」

タディヴァーナさーん!なんとライダーシステムに不備はないという烏丸所長。その切羽詰った表情から嘘を言ってるようには見えません
と。ここで謎の装甲車が乱入、それを見た烏丸は一目散にトンズラしてしまいます。どうやら何者かに追われているようですが・・・・

「恐怖心・・・?俺の身体には恐怖心が染み付いてるって言うのか」
すぐ診療所に戻った小夜子は烏丸の話を橘さんに伝えます。しかしながら当然にわかにそんな事信じられない
「何者かに追われていた」という話もピンときません。思い当たる節がない。そんな橘を窓の外から宙に浮きつつ見つめる謎の人影が!
黒ずくめの服装にサングラス。ちょっとマトリックス意識してるこの男の名は
伊坂(キャスト参照)
先々週カリスと念波で言葉を交わしたのもこの男です。敵役として序盤の物語を引っ張る重要な役どころなのでしょうが・・・・
おっと、ここでタイミングよくその念波が飛んできましたよ。伊坂の存在を感知した始です
『・・・・・・お前は誰だ?何処にいる!?』
『フン、悪いが私は忙しい。人間におもねるような輩と話している暇はない』
パキーン!伊坂の拒絶とともに始を襲う猛烈な頭痛。おーすげーぞ。どうやらテレパス能力は伊坂のほうが遥かに強いらしいです
「人間に〜」という台詞から、始と同じ種族かとは思いますが。はたしてこの男の正体は・・・?




一方、一真らは夜の公園で落ち込む栞をようやく発見。「あたしゃもうダメぽだから放っておいてけれ」とぬかす栞に一真は言います
「だったらその思いを力に変えろ!辛い事、悲しい事、全部バネにして生きるしかないんだ!
俺・・・ライダーになって初めて人を救ったとき、凄く嬉しかった。広瀬さんも救えよ!
俺と力を合わせて救ってくれ!それが本当の責任だと俺は思う」

励まされた栞が元気を出したその時、携帯にメールが入った。送信者はなんと烏丸所長!

【 君達に危険が迫っている。そこから早く逃げろ 】

「なんじゃこりゃあ!?」と驚いたその途端、戦闘服の男たちに囲まれてしまう。栞と虎太郎を逃がし一人男たちと戦う一真ですが多勢に無勢
最期はは特殊警棒で後頭部を殴られ、男たちに拉致されてしまいました。男の1人が上官らしい人物に通信を入れます
「ライダーシステム2号”ブレイド”を確保しました!」
「よくやった。こちらもこれからライダーシステム1号”ギャレン”を確保する」
そう。実は男たちは謎の男・伊坂の兵隊達であった。そしてその伊坂は橘さんの前に現れると何も言わずいきなり襲い掛かる
すーっと空中に浮いてから突然の蹴り。果ては手の平から火球をボンボン撃ち出して
まるでラスボス状態
「くっ!なんだコイツは!?」
ギャレンに変身し応戦する橘さん。表情も変えずにギャレンの攻撃を弾き返す伊坂。そんな2人の戦いを、始が冷静に見守っていた・・・
次週へ続く!


第7話

タディヴァーナサーン!

謎のマトリックスの男・伊坂のパワーに圧倒されるギャレン。火の玉攻撃をまともに浴びてしまったギャレンは変身解除されて吹っ飛びます
とどめを刺そうと近づく伊坂。が、橘さんは運良く通りかかったトラックに飛び移りこの窮地を脱出。逃げ延びたあと1人恐怖に震えるのでした
さて、せっかくの獲物を逃して舌打ちする伊坂の前に、相川始が現れます
「久しぶりだなカリス」

おっと、やはりこの2人は面識があった模様。比較的フレンドリーに話しかける伊坂に対し、始のほうは敵意丸出しで身構えます
「どうだ?俺と組まないか?」
「バカなことを。1万年前から俺達の間には・・・」
「戦うしかない。それはわかっている。その前に2人で雑魚を片付けようと言っているだけさ
俺とてお前とて人間の作ったライダーシステムによって封印されないとも限らん」
「人間などに俺は倒されない」
「万が一という事もある。俺は研究材料を手に入れた・・・一緒に調べてみないか?」




なるほど伊坂は自分たちがライダーシステムによって封印されることを恐れているワケです。そのために敵である始と一時休戦と
バカじゃねえの?この偽マトリックス
自分の立場が弱いのならともかく、思い通りに動かせる部下があんなにいるのに何でわざわざ敵と手を組むんでしょうか。バカだ
研究材料を手に入れたというなら独自でそれを解明して、始に対する武器として使えばいいのに。ワケわかんねえよコイツ

こんなバカの誘いには乗るにかぎります。伊坂と一緒に研究所へついていった始は、そこで「研究材料」が一真だったことを知る
研究材料が伊坂に輪をかけたバカだったので興醒めしたのか、その場を去ろうとする始。しかし伊坂は遥香の店に爆弾を仕掛けたとこれを脅迫
「キサマァ・・・・どういうつもりだ!すぐに止めさせろ!」
「フン、何故人間ごときにそうムキになる?奴等などマインドコントロールして使う道具にすぎん
堕落したなカリス。今のお前はまるで人間だ」
怒りを露にする始だが、とりあえずは伊坂に従うしか手はありませんでした

 



ボードとは違う組織が動いている事を知った栞と虎太郎は、行方不明になった一真を探すため橘さんに助けを求めてみます
しかし切羽詰ってる橘さんは
「剣崎なんかどうでもいーんじゃボケ。それよか俺は烏丸を探すんじゃ」と拒否。ほんと人の話聞かない人ね
「怖いんでしょ!このヘタレチンポ野郎!」橘さんをなじる栞。しかし虎太郎はそんな凶暴女を諫めて穏やかにこう言いました
「いいんじゃないかな臆病で。人間はさ、
誰でも頭の上に恐怖心や心配をチョコンと乗っけて・・・だからいとおしいんだ
怖さを知らない人間は一生懸命生きないよ
心配のない人間は人を好きにならない」

なかなか詩人です虎太郎。人の話を聞かない橘さんもこのクサイ台詞に動かされて協力を承諾しました




そのころ一真は伊坂らが見守る中、一匹アンデッドと戦わされるハメに。どうやら伊坂達ブレイドの戦闘データを集めるつもりみたい
「テロメア配列修復始めました。融合係数は516EH・・・・依然変化はありません」
516って数値が高いのか低いのかは知りませんが。しかし戦いの最中に始の姿を視界に捉えた一真は烈火のごとくブチ切れてしまう
「あいつ・・・ふざけやがって!この組織の人間だったのかァッッ!!」
始に対する怒りをパワーに変えてブレイドが怒涛の猛反撃に出る。数値を計測していた研究員と伊坂はその変化に驚きを隠せない
「融合係数624・・・670!?ま、まだ上昇しています!」
「なんだと・・・・これは一体どういうことだ?」

「アイツは怒りを力にする。俺に対する怒りがヤツの戦闘力を上げているんだ」
と、言うなり
なぜか始まで感情を抑えきれずにカリスに変身。いきなりなんだよオマエ!?
「俺にも戦わせろやゴルァー!」とばかりにカリスも戦いに加わり、ブレイドと激突。本当になんだんだよオマエ。キチガイめ
ブレイドの数値の上昇に引っ張られるようにカリスの数値もグングン上昇していく。それを満足そうに眺め笑みを浮かべる伊坂
更にそこへバイクで壁をブチ破って橘さんが乱入
「俺に恐怖心などない!!」



もうハチャメチャ

 ブレイド、カリス、ギャレンの3人ライダーとアンデッドが入り乱れる乱戦。研究員はギャレンの数値も計測を始めますが
ブレイドやカリスとは逆に
ギャレンはドンドン戦闘力下がっていってます。橘さんダメぽ
最期にアンデッドから決定的な一撃を受けたギャレンは壁に叩きつけられ橘さんへに戻ってしまう。ゆっくりと近づくアンデッド
「うッ・・・・うわぁああああああああああッッ!!!」
情けない怯え顔で絶叫したところで次週へ続く。あー面白くならねえなぁブレイド
それに比べてデカレン最高だよ!グリーンあばれはっちゃくだし!ジャスミン萌えだし。日曜の朝はデカレンで決まりだぜ


第8話

タディヴァーナザーン2

謎のグラサン男・伊坂が見守る中さまじい戦いを繰り広げるブレイド、カリス、そしてアンデッドに殺られる寸前の橘さん
情けない悲鳴をあげるこの足手まといを救うため、ブレイドはカリスの相手を中断してアンデッドに必殺コンボを仕掛ける
『サンダー』 『キック』
『ライトニングブラスト』
8話まで待ってようやくお披露目したブレイド最強の大技。しかし
シチュエーションも演出も最悪
BGM「覚醒」のタイミングもチープだし、なによりライトニングブラストがビジュアル的にヘッポコすぎ。右足にパリパリッって少し帯電するだけ
普通・・・・なぁ?もっとこうさァ!?ブレイドの全身からバリバリ放電するくらいの電気纏って飛ぶべきだろうがよ!

このクソスタッフども!特撮勉強して出直してこい

ヘッポコな電撃キックを食らったアンデッドはあっさりあぼーん。再び対峙するカリスとブレイドだったが、始は伊坂が仕掛けた爆弾が気になる
「やっぱこんな事してる暇ねーわ」とカリスは身を翻してその場をトンズラしてしまいました




さて。研究所に潜入していた烏丸所長は伊坂に捕まって大ピンチ。研究所を爆破して逃亡を企てる伊坂でしたが、ブレイドが颯爽とこれを奪還
橘さんとともに爆破直前に脱出に成功することができました。とりあえず戦闘終了。その頃、始も遥香の店に仕掛けられた爆弾の処理に成功
しかしながら当然驚きを隠せない遥香&天音。なぜウチに時限爆弾が、なぜ始がその処理を?天音の質問責めに始は言葉を失うのだった

んで虎太郎宅。「所長ぉー俺の体はどーなるんのん?」と不安を口にする橘さん。所長は「恐怖心さえ取り除けば復活する」と言い切ります
しかしながらその恐怖心を取り去るのは自らの力でやるしかない。新たな課題を突きつけられた橘さんの悩みは尽きません
そして烏丸所長ははアンデッドと人類の関係の秘密についてとくとくと語り始めました

遥か1万年前、地球を支配する生物を決めるバトルが行われ人類の祖がアンデッドに勝利した
破れたアンデッドはカードに封印されていたが、ボードはそのカードの中にこそ人類が永遠の命を得る秘密があるとしてこれを研究
そしてある日、栞の父の提案もあり研究員達はついにパンドラの箱・・・・カードの封印を解いてしまった。と

「やっぱり父が原因だったんですね・・・・」
栞は激しく動揺しますが所長は「お父さんだけの責任ではない」と慰める。封印が解かれたアンデッドは1万年前と同じバトルを始めた
このままでは人類が滅ぼされるだけ・・・・そのためにボードはライダーシステムを開発しアンデッドの封印を始めたのだ
「一致団結してアンデッドを倒そう!」とはしゃぐ虎太郎でしたが、橘さんは臆病風に吹かれた自分には戦えないと去っていってしまいます
そして烏丸所長によると伊坂らの狙いは新たなライダーシステムを作ることだとか。いったい何のために?
また、研究所での戦いの際アンデッドサーチャーが確認した3体のアンデッドについて、烏丸は伊坂もアンデッドだと推測
「人間の姿をし、言葉も話せる上級アンデッドが存在するのは間違いない」
『ということは・・・・・アイツ!』
残る1体の正体を確信した一真は怒りを露にしてバイクを走らせた。アイツとだけは必ず決着をつけてやる!
烏丸は「独自に伊坂らの組織を潰す」、と白井家を後にする。栞と二人だけ残された虎太郎は元気なく呟くのでした
「みんな・・・居なくなっちゃうのかな・・・・でも。広瀬さんは居てくれるよね?」
にこっと笑って頷く栞。なんだそりゃ。お前等いつのまにデキてたんだ?

そして栗原家ではモヌケのカラとなった始の部屋で書き置きを発見する母子の姿が
『これ以上ご迷惑をかけられないので出て行きます。今までありがとうございました』
自分のせいで母子の身を危険にさらすわけにはないかない。始は自ら家を出て行く事にしたのです




そのころ橘さんは「俺はもう普通の生活に戻る」と小夜子さんとデートを。お洒落なブティックで二人仲良くショッピングです
そんな2人の前にゼブラアンデッドが出現。「逃げよう!」という小夜子だったが、橘さんはバックルを見つめながら一人葛藤する
『俺は・・・・ここまま逃げていていいのか?』
 一方、始を見つけ出した一真は問答無用でブレイドに変身して怒りをぶつけていく
そして心の拠り所だった栗原家に別れを告げた始も、また戦う相手を求めて飢えていた
「お前だけは・・・絶対に許さない!」
「俺は今誰とでもいいから戦いたい気分なんだ!」

2人のライダーの3度目の決戦が始まる。そして橘さんは戦いの恐怖心を克服することができるのか?次週へ続く!


第9話

橘さん拉致られる

「お前だけは・・・お前だけは許せないんだ!」
「貴様のような奴をこの手でブチのめしたい!」

激しく火花を散らすブレイドとカリス。なんか二人してバイクにカードをラウズしたりしてなんとか派手な戦闘を見せようと頑張ってます
が。どうにも
演出とシチュエーションがヘボすぎて燃えません。何でここまで駄目なんだ
そこへ栞からアンデッド出現の連絡が。
「今戦っているヤツを倒すのが先決じゃボケ!」とつっぱねる一真でしたが、栞も逆ギレ
「人間を襲っているほうを倒すのが先だろ!このオンドゥル野郎!」
 正論です。言い返せない一真はもう一体のアンデッドの現場へ向う
「お前とは必ず決着をつける!」とカッコ悪い捨て台詞を残してその場をトンズラ。カリスもこれを追おうとはしませんでした

さてさてこっちはそのもう一体のアンデッド。ゼブラーマンVSヘタレ王・橘さんのパート
「逃げよう」と小夜子。しかし母親を襲われ涙する少女を見た橘さんは意を決してギャレンに変身。驚く小夜子を残してアンデッドに立ち向かう
しかし戦い始めるや否や速攻例のパワーダウンでボコボコに。燃えシチュ変身台無し。橘さん駄目すぎる
遠目から戦いを傍観していた伊坂もガックリの表情です 
「ギャレンは使い物にならんな・・・所詮は人間という事か」
そこに援軍の一真到着。傷ついたギャレンを庇いつつ、アンデッドをなんとか退けることに成功したブレイド。ゼブラーマンはどこぞに消える

戦い終えた橘さんは小夜子に自分がギャレンになるまでのことなどをすべて告白
「恐怖心のため戦えなくなった」と肩を落とす橘さんに、小夜子は自分も医者を辞めるから南の島へ行こうと提案する。あーこの女ええ女や
しかし橘さんとて小夜子にそんなことはさせられません。寂しい笑顔で
「自分で解決するさ」と告げ、彼女の前去っていくのでした




その頃、一真から始がアンデッドだと知らされた虎太郎は今まで見せたことのないような狂態で取り乱します
「なんでそんな大事なこと早く言ってくれなかったんだよ!」
「そんなの仕方ないだろう?俺だって確信が持てなかったんだ!」
「もういいよ!!」

コイツも話聞かない奴だな
姉と姪の命が危ない!焦って騒いで転げまわって栗原家に急行する虎太郎。始が危険人物であることを告げに行きます
が。始の失踪を心から悲しむ天音と、優しくなぐさめる遥香を前に本当のことが言い出せない
『もしかしたら・・・・本当は悪いヤツでもないのか?』
かつて天音を2度も救ってくれたことを思い出した虎太郎は、懸命に自分にそう言い聞かせるのだった

一方、その始は街で仁というヘタレ気味な青年と知り合いになる。「死んだ兄貴と似ている」、と言う仁は始を兄貴と呼び始めます
「兄が死んだと言ったな・・・教えてくれ。
家族を失うってどういう気持ちなんだ?」
始のあまりにも無機質な問いかけ。それは仁を唖然とさせるのに十分なものでした




そして。今やMrヘタレの称号を欲しいままにする橘さんの前に再び伊坂が現れる。不気味な笑みを浮かべ意外な申し出
「橘朔也・・・・私が君の体を治してあげよう」
しかし人の話を聞かない事にかけては天下一品の橘さん。その言葉をさえぎるようにギャレンに変身して問答無用で突っかかります
仕方がないな、と伊坂もピーコック・アンデッドとして正体を現し、その底知れぬパワーを容赦なくギャレンに見せつける
圧倒的実力差の前に走馬灯が流れる橘さん。ちょっとこれはヤバイっぽい。最期に強く思い浮かぶのはやはり小夜子の姿だった
『これが俺の最後の戦いになるかも知れない・・・でも後悔はしていない
キミと出会えたこと・・・・・ギャレンになったこと・・・・!』

ライダーなんて辞めちゃって南の島へ行こうよ
私も一緒に医者辞めるから!ね?そうしよう?

『あぁそうだな小夜子・・・平和になったら・・・必ずッ!!』
悲痛な思いとともにアンデッドに突っ込んで行くギャレン。その最期の一撃の結末は!?




さあ気になるラストシーン。ギャレンとアンデッドが戦う現場に駆けつけた一真であったが既に2人は姿を消していた
「橘さん?!どこですか橘さーん!」
 懸命に探す一真。だが空しいかな。返ってくるのは水を打ったような静寂だけ
そう、橘さんは伊坂に敗れていたのだ。その身体は何処かの研究施設で奇妙な液体の中に浸かっていた
「フッ・・・これでギャレンは生まれ変わる」
 伊坂はそんな橘を見ながら不気味な笑みを浮かべていた。次週へ続く

・・・と、まぁ。デカレンおもしれーなぁブレイド無視かよ
センちゃん最高。日曜朝はデカレンジャー!ブレイドはどうでもいいや


第10話

橘さんもうタダの変な人


さて冒頭。先週伊坂に敗れ、謎の液体に漬けられて何かしらの改造を受けたと思われる橘さん
用が済んだらすぐに解放されたようでフラフラと外を歩いてしました。 と、ここで突然頭の中に響く伊坂の声!
『気分はどうだ橘朔也。キミはもう恐怖心を取り除かれた・・・その力を早速試してみるがいい』
「なんだって・・・・・?本当に戦えるのか!」
すぽーん!と目の前に降って沸いたゼブラアンデッド。半信半疑ながらもギャレンに変身して立ち向かう橘さん
「読める!相手の動きが読める!身体が軽い!」
自らの復活を喜びながら伊坂に疑問を投げかけるギャレン。なぜ自分を治したのか?だが伊坂はそれには答えず去っていく
ギャレンは絶好調でゼブラマンを追い詰めますが馬は2体に分身、片方を犠牲にしてまんまとトンズラかましてしまいました




分身したゼブラマンに惑わされ止めを刺すことが出来なかった橘さん。菊池家に戻ると戦いのデータを栞に分析してもらいます
「フェイクのほうを攻撃すると本体が光る」という、どうしようもない弱点を発見した栞。それを聞いて自信満々に戦いに再戦に挑む橘さん
「戦えるようになったんですね!一緒にアンデッドを倒しましょう橘さん!」
完全復活を心から祝福する一真ですが橘さんは逃げるように去ってしまう。伊坂との戦いの後どこへ行ったのかと聞いても言葉を濁すだけ
恐怖心をあっさり克服したことを不思議に思った虎太郎は、そんな橘さんの不自然な態度にも首をかしげるのだった

で、そんなことしてるうちにアンデッドサーチャーが反応。再び現れたゼブラアンデッドに果敢に向っていくギャレン
ブレイドも合流し助太刀しようとしますが、ギャレンが手を出させません。なんかどうしても自分でケリをつけたいみたい
「コイツは俺にやらせろ!本当に身体が治ったのか確かめたいんだ!」
2匹に分身したゼブラマンにギャレンラウザーを連射。右のヤツを撃った瞬間、左のヤツの身体が光った!本物はこっちだ!
『ファイアー』       『アッパー』
「はああああああああああああああッッ!!」
ボガ――――ン!!
謎のバーニングアッパー1発でゼブラマンを撃破。封印に成功します。かつての強さを思い起こさせる見事な攻撃に一真は大喜び
しかしどうやって恐怖心を克服したのか尋ねても、やはり
「自然に治った」と言葉を濁して答えるだけ。さすがの一真も不審を抱きます




一方その頃、別れたままの栗原母娘が気になる始。舎弟にした仁使って様子を見てきてもらうことにしました
「戻ったよ兄貴!どっちもすごく元気だったよ!でもどうしてあの母娘が気になるんだい?」
「・・・・あの家族の父親は・・・・俺の戦いに巻き込まれて死んだんだ」
遥香の夫が自らの戦いに巻き込まれて死んだことを告白する始。なんだ、遭難して凍死したんじゃなかったのかよ!
今際の彼から2人の写真を託されてた始は、彼がなぜ死ぬ間際に家族のことを思うのかが理解ができなかったと言う
「そんなの家族だもん当然でしょ?・・・・・・兄貴ってかなり変わってるよねぇ」
始の正体がアンデッドだと知る由もない仁は、そんな始を不思議がるだけである

そして菊池農場で牛乳ビンを片付ける一真と栞の前に突如1人の男が現れた。一真に目をつけている伊坂である
「剣崎一真。もっと強くなりたいと思わないか。あのギャレンのように
「何だと!?」
「ギャレンの身体を直したのは私だよ。どうだ?君にとっても悪い話ではあるまい」

 いったい橘さんに何をッ!怒りに駆られた一真は伊坂の話など聞くつもりなど毛頭ないとブレイドに変身して戦いを挑む!




その頃。戦えるようになって自信を取り戻した橘さんは小夜子を誘って改めてデートすることに
「治ったんだよ小夜子!喜んでくれ!」
「た・・・・橘クン。本当に大丈夫なの?」
脳に花でも咲いたんじゃないかというくらい満面の笑みを浮かべる橘さん。小夜子もちょっと引きます
しかし楽しいデートの最中、小夜子を後ろに乗せバイクを走らせる橘の耳に伊坂の不気味な声が響いてきた
「ギャレン・・・さぁ来い。私の仕事を手伝うんだ」
その言葉に抵抗できない橘さんはバイクを急ブレーキ!人が変わったように血走った目で小夜子を睨みつける!
「降りろ!オリロー!!!」
唾を飛ばしてオンドゥル気味に絶叫する橘さん。
これじゃもうタダの危ない人
仕方ないので黙ってバイクを降りる小夜子。突然の変化を不審に思い、、橘さんの身体に付着していた不気味な植物を思い出す
そう、これはあの謎の培養液の中に浮かんでいた植物である。はたして一体どのような代物なのか・・・・・
不安に押し潰されそうな顔で改めて植物を手に取った小夜子、ってとこで
次週へ続く。うーむ今週もイマイチだったな


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