11話

橘さんもうダメぽ

正体を現し襲い掛かる伊坂。上級アンデッドの恐るべきパワーの前にブレイドは苦境に追い込まれる
そこへギャレンが合流。ブレイドとともに伊坂を攻撃するかと思いきや、ギャレンは伊坂の命令のままにブレイドに攻撃を仕掛けたではないか
仕方なく応戦せざるを得ないブレイドだが、ギャレンの圧倒的な力に手も足も出ずに打ちのめされてしまう
「橘さん!?一体どうしたんだ!?」
「変わった!俺は変わったんだァッ!」

みなぎる力の感覚に一人酔いしれる橘さん。この
アホちんめ。しかしここで虎太郎が二人の間に割って入り戦いを中断させる
虎太郎を攻撃できずに動きを止める橘さん。どうやら伊坂の命令は何でも聞くというワケではなく、ちゃんと自我を持ってるようです
「フン・・・・所詮は人間ということか。使えんヤツめ」
ギャレンとブレイドの共倒れを狙っていた計画は失敗。苛立ちを露にした伊坂は一発衝撃波を投げつけるとギャレンとともに去っていきました
研究所に戻った伊坂はふがいない橘さんに再び施術。カプセルから出てきた橘さん、より一層おかしな目つきになってて怖いです
「本当にこれでもっと強くなれるんだろうなぁ?俺は・・・
俺は戦うことで俺の価値を証明するんだッ!」

なんかもう完全にダメ人間だ




さてその頃、橘さんを探しにかつてのボード研究所へとやってきた一真。そこで同じく橘さんを探していた小夜子さんと出会います
小夜子さんから橘さんの身体に付着していた植物の話を聞かされる。なんとそれは既に地球上から絶滅した植物だという
伊坂はその植物を使って橘さんを再生し操っていたのか。小夜子は植物の効用などさらに調査を進めると気丈に語るのでした

一方、栗原母娘を思いながらもストリートミュージシャンの仁と行動をともにしていた始。アンデッドの気配を感知して戦闘シーンへ
カリスに変身してジャガーアンデッドとガチンコ。始を追いかけてきた仁は二人の戦いを目撃するが、まさかカリスが始だとは知る由もない
しかもジャガーを退散させたカリスが始に戻るシーンを
都合よく見逃すというお約束男ぶり。なんだかなーコイツ
翌日、そんな仁の父親現れます。ミュージシャン志望の仁、なんとその父は
超有名な敏腕音楽プロデューサー
「仁・・・お前に音楽の才能はない。黙って私と一緒にこっち側の仕事に就け」
「うるさい!なんでアンタにそんな事が言える!俺は操り人形じゃないんだ!」

父に反目する仁は聞く耳持たず、といった体でこれを追い返す。仁には仁なりに暖めてきた一つのプランがあったのだ
それは廃船を直しての船上ライブ計画。未だかつて行われたことのない画期的アイディアだと自画自賛する
「一緒に海へ出よう兄貴!俺たちだけの世界を作るんだ」
仁の言葉にわずかに心動かされる始。どうせもう栗原家に戻れない・・・コイツと何かやるのも一興か




ジャガーアンデッドが再び出現し小夜子を襲った。現場に急行した一真は危機一髪で彼女を救うことに成功、そのまま今週のバトルへ
なんか最初だけ苦戦しましたがすぐに動きを見切ったのか。一発食らわせて体勢を崩すと流れるようにライトニングブラスト一閃!
「はあああああああああああああああああああッッ!!」
ぼがーん!
見事ジャガーアンデッドの封印に成功した一真。しかし同じ頃アンデッドサーチャーにはもう一つの反応が!
 
「ほう・・・・これはまさかカテゴリーA(エース)か」
別の場所に出現した蜘蛛型のアンデッド。伊坂はそのアンデッドを「カテゴリーA」と察知する。ゆらりと部屋に入ってくる橘さん
「お前の探している相手か?」
「ブレイドよりも面白い相手だ・・・そっちに行ってくれ。それをコレを持っていけ」
ヒュン!と橘さんにに特別なカードを与え現場に向わせる伊坂。サバイブカードみたいなモノでしょうか?非常に気になります
つーか
伊坂とタメ口聞く橘さんけっこう燃え。言いなりの手下って感じじゃないトコがいいですな
ニヒルに笑ってみせる表情もなかなかだし。コイツは中途半端に善人よりも悪役に徹したほうがキャラが立つ男らしい

蜘蛛型アンデッドと戦うギャレン、その現場へ向おうとするブレイド、そして仁と新たな旅へ出ようとする始
3人のライダーはそれぞれの場所でそれぞれの運命と戦おうとしていた。
次週へ続く


12話

見逃してしまいますた。申し訳ない


13話

3枚コンボ初登場

伊坂の目的。それはカテゴリーA(エース)のスパイダーアンデッドを使って新たなライダーを作ろうというモノであった
そんな伊坂の手下に成り下がって戦う橘さん。一真は
「目を覚ましてください!」と戦いながらも訴えかけますが聞く耳持たず
とりあえず毎度のパターンでスパイダーアンデッドは逃走。橘さんもターゲットをロストしたのでトンズラしてしまいました

戦闘終わって虎太郎宅。小夜子さんが橘さんを再生している謎の植物、
「シュルトケスナー藻」について色々と研究してきました
これは対象に対して激しい戦闘意欲高揚を促しますが効果は一時的なもので、やがては細胞・神経を破壊する危険があるとのこと
この驚くべき真実に顔色を変えるメンバー達。説得しようにも橘さんは
人の話を聞かない人なので到底無理です
その小夜子もまた昨夜伊坂から襲撃を受け、
「橘の邪魔をするな」という警告を受けていますがそのことは誰も知りません
献身的にバカ男を救おうとする小夜子を見て、虎太郎は思わず栞を見つめて漏らすのでした
「いいなぁ橘さん。俺もあんな風に愛されたいなぁ〜・・・・誰かに」
「な、なんでアタシのこと見てそんなこと言うのよ!冗談よしてよね
「大丈夫。虎太郎は世界中の牛乳に愛されてるよ」
一真のアホ発言はともかくとして。
虎太郎×栞はカップリング確定ぽい





そんな中新たなアンデッドが出現。現場へ急行した一真でしたが、すでにアンデッドは人間をさらって消えた後
アンデッドが人間を殺さずにさらっていく?虎太郎によると最近その手の事件が多くなってきたらしいです。アンデッドにそんな知能があるのか
現場を調査中の一真の前に始が現れた。
「まさかお前!」詰め寄った一真ですが、始はカテゴリーAの適合者を探す伊坂の仕業だと断定
最後のカテゴリーA、スパイダーアンデッドは無数のクモを吐き出し、適合する資質を持った人間にくっつくらしい
伊坂に使われているライオンアンデッドはその蜘蛛の子を目印に人間をさらっているのだ。カテゴリーA適合者を探すために
しかしながらこれまで捕まえた人間の中にも適合者はいない。部下・塚田からの報告も芳しくない一方で伊坂は苛立ちを募らせる
「所詮は人間・・・最強のアンデッドに適合できる者などいないのか・・・」

で、そのライオンアンデッドが出現。狙われた少年の名は
上城睦月。彼こそ「金色のクモ」に選ばれし適合者なのだ
「な何だよあのバケモノ!なんで僕を追っかけてくるんだよ!」
と、そこに一真到着。ブレイドに変身するとアンデッドを撃退する。一真は睦月の肩についていた小さなクモを払い落とした
「怪我はないか?これでもう君は襲われないはずだ。じゃあな」
「あ、ありがとうございます!あの・・・あなたは?」

ニヤリと黙って微笑んだ一真は名乗ることなく去っていく。睦月はそんなブレイドに憧れを抱くのだった
「あれが・・・・仮面ライダー」




さて場面変わって今日は天音の誕生日。ささやかなパーティーに出席した一真、虎太郎、栞でしたが天音の思いはいまだ始に
「始さんきっと近いうちに戻ってくるわ!あたし予感がするの!」
満面の笑みでそう言う天音。そしてそんなパーティーを外からこっそり見つめる始の姿に誰ひとり気付かない・・・・・

翌日カテゴリーAが出現。伊坂の命令を受けた橘さんは封印へと向います。そして同タイミングでもう一体街中に別のアンデッドが現れた
カテゴリーAの出現位置は人気のない山中。一真は襲われている人間を救うため、カテゴリーAではなくライオンアンデッドのもとへ急行
一方、スパイダーアンデッドを倒しに向かったギャレンの前に現れた予定外の邪魔者。それはなんと相川始!
「お前達にカテゴリーAは渡さない。ヤツを封印するのは俺だ」
カリス変身!ギャレンは刃を交えながら伊坂とテレパスで会話して助けを求めます
『どうした橘?スパイダーは仕留めたのか?』
『いや。邪魔が入った。アンタの言っていたカリスってヤツだ』
意外な答えに驚いた伊坂。ここですかさずブレイドの戦闘シーンに場面転換!

『キック』  『サンダー』  『マッハ』
『ライトニングソニック』
うおおお!?ラウズカード3枚コンボだと!?3枚抜いても相変わらず演出は地味この上ないですが
とりあえず3枚使ったってだけでカッコイイのでこのへんは評価してあげましょう。この技でライオンアンデッドをあっさり瞬殺です
戦闘のエフェクトがもっと良ければ文句ないですが。まぁそれでも少しはマシになってきましたかね戦闘シーン

再び場面戻ってカリスVSギャレン・・・ってあれぇ!?いつのまに援軍に来たのかピーコックアンデッドとなった伊坂の姿が!
ピーコックとギャレン二人の同時攻撃。さしものカリスもたちまち窮地に追い込まれてしまう。ここでギャレンが必殺攻撃に出る!
「俺が・・・・最強だ!」
『ドロップ』  『ファイアー』  『ジェミニ』
『バーニングディバイド』
うおおおお!?なんとこっちも3枚コンボだ!どんな技かと期待しましたが、分身してバーニングスマッシュ撃つだけかよ!
地味なことこの上ない必殺技を食らったカリスは崖から転落。崖下を見下ろしながら伊坂は満足げに呟くのでした
「伝説のアンデッドもついに息絶えたか。くっくっくっく・・・・!』



ラストシーン。崖下で横たわってピクリとも動かない始。何故か目の前にはくるくる回る天音の思い出がよぎる
「天・・・・音・・・・ちゃん」
 
一瞬、微笑みを浮かべた始は、そのまま微動だにしなくなった。次週へ続く


14話

小夜子死す

サーチャーに現れたアンデッドを追って現場にやってきた一真、そこでギャレンとピーコックアンデッドに倒された始を発見
一真は始を近くの山小屋へ始を運び、ケガの治療をしたりおかゆを作ってやったりと介抱。まったく人のいい男です
意識を取り戻した始は相変わらず素っ気無い態度をとりますが、飯を用意されると素直におかゆなどを食べ始めるのでした

で、それから数時間後。連絡がとれなくなったバカ一真を心配して虎太郎と栞が山小屋へとやってきます
始を助けたことがわかったら何を言われるか・・・・懸命に隠そうとする一真でしたがあっさりバレてしまい虎太郎から責められる
「でも、あいつは何度も天音ちゃんを助けてくれたんだし」
「バカな。そもそもアイツのせいで姉さんや天音ちゃんが巻き込まれたりしたんじゃないか」
懸命に説得する一真でしたが、納得できない虎太郎は大人げなく怒りを露にするのでした




スパイダーアンデッドが出現。橘さんは伊坂の命令に従い現場へ急行、その途中小夜子から植物の危険性を指摘されるが耳を貸そうとしません
流石は人の話を聞かないことにかけてはこの番組No1
なんとかして橘さんにかつての優しさを取り戻して欲しい小夜子は、思い切ってここでその想いを告げます。愛だよ。愛!
「道ばたの花みたいにひっそりとでいい、私はあなたとそんなふうに生きていきたい」
さすがに心を痛める橘さん。しかし・・・・・・・・
「・・・・・生き方が変わったんだ。もう君とは一緒に生きられない」

同じく現場に向かうブレイドも、途中ピーコックアンデッドに邪魔されながらもなんとか到着、しかし肝心のカテゴリーAは消えてしまった
現場で小さなクモを見つけた一真はあの山小屋へ向い、始からカテゴリーAが蜘蛛の子を吐くのは単なる習性に過ぎないことを聞き出す
「伊坂はその習性を利用しているだけだ。適合者を見つけたかどうかまではワカらない」
かつては敵意を剥きだしに生き死にの勝負をした相手。その始がこんなアドバイスをくれたことに親しみを感じる一真
「なぁ、よかったら・・・・」
「俺はこれからも1人で戦っていく。だがアンタのおかげで命を助けられた
・・・・・ありがとう」
おお。「ありがとう」と言いましたよ始!かくして2人の間に奇妙な友情が芽生えつつあるのでした




トンズラしていたスパイダーが再び出現。連絡を受け現場へと向う一真だったが、一足早くギャレンがスパイダーとの戦闘に突入します
『ファイアー』  『ドロップ』  『ジェミニ』
『バーニングディバイド』
ぼが―――――ん!!
ついに逃がすことなくスパイダーアンデッドの封印に成功!クラブのAのカードを手にする橘さんに伊坂が歩み寄ってきました
「よくやった橘、そのカードを渡してもらおう」

これで伊坂は新たなライダーを作る・・・・・そして、そのライダーも自分のような過酷な運命が強いられるというのか?

「アンタの命令にそこまで従う義理はないッ!!
舐めるなよ・・・・今の俺は前戦った時とは違うぞ!」

「フン果たしてそうかな。もうすぐあの効果が切れる頃だ。それまでに俺を倒せるか?」
橘さん謀反!伊坂の命令を拒否し戦いを挑む。しかし植物の効果が失われつつあるギャレンは伊坂の敵ではなかった
ピーコックアンデッドのすさまじい攻撃をまともに受けたギャレンに変身を解除、あっさりとクラブAのカードを奪われてしまいます
橘さん超ダメぽ
ようやく駆けつけた一真は負け犬橘さんからすべてを聞かされ、これから現れるであろう新たなライダーを思い不安を抱くのでした

その頃カリスを狙うドラゴンフライアンデッドが出現。遥香と天音を人質にとって始をおびき寄せようとします。シュコーシュコー
『やめろッ!その人達に手を出すな!』
始は怒りを露にし、アンデッドの声に引き寄せられていく




ラスト。敗北感を噛み締める橘さんは今さらながら小夜子の言葉を思い出していた。もう遅いんだよテメエ
「道ばたの花みたいにひっそりでいい、私はあなたとそういういふうに生きていきたい」
無理だよ小夜子、俺には・・・・そう思った瞬間、視界に飛び込んできたのは小夜子の車。そして・・・・・・
伊坂の攻撃で傷つき倒れている小夜子を発見する
「さ・・・・・小夜子!小夜子しっかりしろ!」
「たち・・・ばな・・・くん。ゴメンね・・・・・」
懸命に助け起そうとする橘さん。小夜子が震える唇で最期に口にしたのは「ごめんね」という言葉だった

どうしてだ? なんでお前が謝るんだ小夜子・・・・・
謝るのは俺のほうじゃないか・・・・・俺が・・・・俺のせいで・・・・
小夜子ッ!!

「小夜子、死ぬなッ・・・・小夜子ッ、
小夜子おおおお―ッ!!!!」

小夜子の遺体を抱きしめる橘の悲痛な叫びはむなしく空へと響き渡った。
次週へ続く


15話

橘さん伊坂を討つ

遥香と天音を人質にカリスを誘い出したドラゴンフライアンデッド。始はアンデッドの誘いに応じて地下道へ駆けつける
「その人たちに手を出したら許さない!」
遅れて一真が到着した現場ではカリスとアンデッドが戦いの真っ最中。カリスの指示に従い、気を失っていた遥香母子を救い出す一真
そしていつものワンパターンでアンデッド逃走でとりあえず戦闘終了です。やってきた虎太郎と栞ホッと胸をなで下ろしますが、
虎太郎はどうしても始に対する怒りを隠せない。しかしカリスが彼らを助けたと一真に知らされ、その言葉を飲み込むしかありません

みんなが帰ったあと、身を隠していた始が一真の前に現れました。下をうつむきながら力なく口を開く
「すべて俺のせいだ・・・俺はあの人達の傍に居てはいけないんだ」
「それは違う。君が遠ざかっても2人が襲われるのなら・・・君が守れよ
君が傍に居て2人を守ってやれ」
一真から返って来た意外な言葉に戸惑いを隠せない始。その心は複雑な思いに揺れるのでした




一方、小夜子を殺したのが伊坂であることを確認した橘さんはギャレンに変身。ピーコックアンデッドに変身した伊坂に怒りのすべてをぶつける
「お前だけは許せない・・・・俺の手で必ず倒す!」
「フン。お前が俺に勝てるわけがない」

タカをくくっていた伊坂でしたが怒りのギャレンの猛攻撃の前に大苦戦。雑魚アンデッドのごとく、ほうほうの体でその場をトンズラです

白井邸に戻り、一真らに小夜子の死を報告した橘さんは改めて伊坂を倒す決意を固める。ふっと自嘲気味に笑う橘さん
「小夜子が死んだことで恐怖心がなくなった…。そんな自分が情けない」
「小夜子さん、橘さんを好きになったこと後悔してないと思う。恋愛した事ない私が言うのもなんだけど」
橘さんの底知れぬ悲しみに触れ、やさしい言葉をかける栞。そんな栞に橘さんも珍しく笑顔を見せて応えるのでした
「ありがとう。お前はいいヤツだな」





さて、こちらはカテゴリーAに適合すると思われる人間が新たに集められた伊坂のアジト。洗脳された烏丸所長曰く、
「一番適合数値が高い」少年、睦月をライダーに変身させようと試みます。が、カテゴリーAのパワーの凄まじさに結果はまたも失敗
改めてその桁違いパワーをを実感した伊坂は、落ち込むこともなく満足げな笑いを浮かべます
「クッククク・・・・素晴らしいぞこの力。俺は究極のライダーを手にできる」

一真の言葉に動かされた始がハカランダに帰ってきました。遥香と天音に温かく迎えられ、始は戸惑いながらも笑顔で応える
喜ぶ天音から連絡を受けた虎太郎はショック。始の正体がアンデッドであることを遥香らに知らせようとするが、一真にこれを止められます
「それで2人を悲しませるのか!?苦しませるのか!?」
一真の言葉は正論だ。始は何度も2人を守っているし、自分は何もしていない。指摘されジレンマに苦しむ虎太郎

そこへ丁度アンデッドサーチャーが伊坂と思われる影を発見した。一真と連絡を受けた橘さんは現場へ急行
「剣崎に伝えてくれ。余計な手出しはするな、と」
やはり橘さんは自らの死を賭けても伊坂を討つつもりだ。ブレイドは橘さんより早く伊坂らの前に到着。が、そこで伊坂と行動をともにする所長を発見
マインドコントロールされた烏丸所長はブレイドの問いかけにも反応しない。伊坂と対峙している間に、車に乗って去っていきました
「橘さん!所長が!」
「お前は所長を追え!ここは俺に任せろ!」

やってきた橘さんは烏丸所長の救出をブレイドに託すと自らはギャレンに変身。いよいよ伊坂との最終決戦に臨みます
「変身ッ!!」





翻る剣と唸る銃弾。激しい戦いの中、小夜子の懐かしい笑顔を思い出すギャレン
その1つ1つの思いが、紅き鎧の戦士にこれまでにないパワーを与えていく!


小夜子・・・

君との思い出は数えるほどしかないが

君を思い出させるものは数え切れないぐらいある


そしてなにより・・・・・

なにより君の笑顔が忘れられない




遅いかな・・・今頃言うのは

俺は・・・・・

俺は・・・・・・・




劣勢に立たされたピーコックアンデッドが必殺の羽根ファンネルを放出
だがギャレンは大きく後ろに飛び退きながらこれをすべて銃で狙撃する!なんという強さだギャレン!




俺は君が好きだった

君のことを大切に思っていた――





『ドロップ』   『ファイアー』   『ジェミニ』

ギャレンラウザーに3枚のカードがスラッシュされた。砕け!必殺!

『バーニングディバイド』

「小夜子ぉおおおおッッ!!!」

溢れる思いとともにギャレンは宙に飛んだ。その迫力に射すくめられたのか、ピーコックアンデッドは一歩も動けない!
振り下ろされた怒りの一撃は、見事に憎き仇の肩口にめり込んだ
ばが――――ん!!!
強烈な爆発。吹き飛ばされた伊坂がヨロヨロと立ち上がるが、もうその身体に戦う力は残っていない
「な・・・何故だ・・・・何故・・・俺がやられる・・・!?」
バタリと倒れこんだ伊坂に近づくギャレン。死にゆく仇に何の言葉をかけることなく、封印のカードをひらりと落とした
ピーコックアンデッドのカード・封印完了
白い波が打ち寄せる浜辺で、ギャレンはただ黙ってカードを握り締めながら1人立ちつくしていた

次週へ続く


16話

レンゲル出現

ついに伊坂を倒した橘さんですが、愛した小夜子はもう帰ってきません。「自分が伊坂の言いなりになどならなければ・・・・」
後悔の念を消せない橘さんはギャレンのベルトを烏丸所長に返却。一真の制止を振り切り、戦いからひとり身を引いていくのでした
「お返しします所長。剣崎・・・お前は頑張れよ」
あ、ちなみに所長は伊坂が倒れたことでマインドコントロールを脱して元に戻りましたとさ

さて白井邸。一真らの前には主を失ったギャレンのベルトと、烏丸所長が作らされたというカテゴリーAのベルトが
戦う力がほしい虎太郎は新しいベルトで変身したいと言うが、烏丸所長はこれを即座に制止
「やめたほうがいい。このベルトはブレイドやギャレンの物とは違う」
ベルトにはスパイダーアンデッドの
邪悪な意志とやらが潜んでいると感じているからだ。要するに危ないってことね
思わず身を固くする虎太郎でしたが、このとき既にカードの中でうごめくクモの魔性に取り憑かれてしまっているのでした




 深夜、眠っていた烏丸所長の脇に置かれたカテゴリーAのベルトとカードを盗む人影・・・・・・蜘蛛に魅入られた虎太郎です
異変に気付いた一真らはベルトを探し、外でフラフラしていたバカを発見。しかし虎太郎は操られるようにカードをベルトに挿入してしまう
「虎太郎ッ!!」
「・・・・・あうっ?」

一真の大声に我に返った虎太郎だが、ベルトから現れた青白い光に引きずり込まれそうに!身をていして虎太郎を守る一真!
光に入った瞬間、おぞましい蜘蛛のイメージに苦しむ一真。圧倒的なパワーをまともに受けて弾き飛ばされてしまいました
特に怪我をすることもなく一真は無事でしたが、ベルトは忽然とどこかへと消えてしまう。まるで自らの意思で主を探すかのように

翌日。一人悲しみに沈んでいた橘さんは、街でひょんなことから睦月がカテゴリーAのベルトを手にするのを目撃する
はやりベルトは黄金の蜘蛛に認められた睦月を主に求めたのだ
「キミ、ちょっと待て。今なにか拾わなかったか?」
「い・・・いえ!なにも!」

ベルトの力に胸騒ぎを覚える橘さんは詰め寄るが、睦月はこれを振り切り逃走。一真に憧れる彼はベルトが何なのか知っていたのだろう
これで俺もあの人みたいに・・・・「仮面ライダー」になれる!
だが、睦月はスパイダーアンデッドの邪悪な意志に操られ・・・・・・




ハカランダに戻った始は栗原母子とかつての平穏な日々を取り戻していました。が、その一方で常につきまとうアンデッドの影に気を緩めません
で、始からアンデッドの情報を得ようと一真ら3人がハカランダへやってきました。始が気に入らない虎太郎ですがなんとか平静を装います
そのとき始を挑発するドラゴンフライアンデッドの使者が。すぐさま外へ飛び出す始。直後にアンデッドサーチャーが反応、一真もこれを追う
カリスとドラゴンフライアンデッドの死闘。空中戦から落下した2匹は窓ガラスをブチ破って
ファミレスに突っ込む!
当然周囲には一般客がいっぱい。このままでは戦いに巻き込まれてケガ人が出てしまいます
「やめろ!ここで戦うのはよせ!」
「邪魔をするな!」

カリスを止めようとするブレイドですが、遥香らを人質にとった卑怯なドラゴンフライに怒り心頭のカリスが攻撃をやめるハズがありません
それでもいつのまにか戦闘場所はファミレスから屋外に移ってますけどね。カリスが2枚のカードを抜いて勝負をかける!
『ドリル』   『トルネード』
『スピンアタック』

シュツルム・ウント・ドランクみたいな自分竜巻アタックが見事に炸裂。ヘロヘロになったトンボを更に連続で斬りつける
バシュザシュ!ドスッ!ズシャ!ドバシャ!
うわカリスひでえー!あまりの残虐さに思わず「もうやめろ!」と叫ぶ一真。斬るだけ斬ってようやくカード封印。戦闘終了です




戦いは無事終えましたが、多くの人々を巻き込んで戦った凶暴なカリスにブレイドは激しく失望
「俺にはキミがわからない。一緒に戦えると思ったのに!」
「俺は・・・・誰とも組まない。俺のやり方しか知らない」
一度は友情が芽生えかけた2人でしたが。やはり人間とアンデッドは相容れることが出来ないのか?だがその時
暗雲を呼んで新たなライダーが姿を現した。カテゴリーAスパイダーアンデッドのベルトから生まれた仮面の戦士!
第4の仮面ライダー レンゲル
コイツは何者だ!?不穏な空気に身構えるブレイドとカリス。そしてその不安は的中!
新たなライダーレンゲルは猛然とカリスに襲いかかってきた!速い!その圧倒的なパワーに吹き飛ばされるカリス!
そしてレンゲルはそのままブレイドにも蹴り!これまた反応できずに吹っ飛ばされるブレイド!まるでパワーが段違いだ!

レンゲルの目的は何か?いや睦月に意思はなく蜘蛛に動かされているだけなのか?次週へ続く!


17話

レンゲルの力

ブレイドとカリスの前に現れた第4のライダーレンゲル。その正体はライダーに憧れる少年睦月。その圧倒的力に一方的にやられるカリス
「これがカリスの力か・・・弱すぎる」
レンゲルの言葉に屈辱を覚えるカリス。ブレイドとともにカリスはカードをラウズしようとするが、レンゲルはここで謎のカードを使う
ぴかーん!ずぎゅーん!
なんと!ブレイドとカリスが手にしたカードからセンチピードアンデッドとボアアンデッドが解放されてしまった。なんじゃこりゃ!
封印解除のカード!コレずるくねえ!?
逃げるセンチピードを封印し自分の戦力とするレンゲル。しかし突然身体に変調をきたし、頭を抑えながらバイクでトンズラしてしまいました

レンゲルに圧倒された始は心身ともに傷つくが、心配する一真の手を振り払い去っていく。「アイツがあそこまでやられるなんて・・・」
一真もまたレンゲルの底知れぬパワーに震撼していた

一方。フラフラになって変身を解除した睦月はレンゲルに変身した後の記憶がなかった
「俺は何をしていたんだ?たしか変身・・・・変身・・・したよな?俺」
変身した記憶だけは間違いない。ライダーに憧れを抱く睦月は身体が慣れればブレイドのように自分もアンデッドと戦えるはず、と希望を抱く
しかしその夜。コインロッカーの中から赤ん坊の泣き声が聞こえる夢にうなされていた睦月は汗びっしょりで跳ね起きる
「また、あの夢か・・・・」
「悪夢にうなされる苦しみも・・・・きっとベルトが解決してくれる・・・」 そんな思いからか、ますますベルトへの執着を強めていく睦月であった





白井邸に橘さんががやってきた。レンゲルのベルトは「睦月」と呼ばれていた高校生が持っていった可能性があるという
「いっしょにその高校生を探しましょう」とギャレンのベルトを差し出す一真。だが、橘さんの心はまだ戦いへは向かえない・・・・
その頃。睦月はバスケット部の試合で人間離れしたジャンプを見せて七面六尾の大活躍。これもベルトの力の影響なのか
自らの変貌ぶりに驚く睦月。ガールフレンドの望美も大喜びだが、先輩たちはそんな睦月の目立ったプレイが気に入らない
「これからは自分勝手なプレイには気をつけるんだな。わかったか?」
「睦月!なんでアンタそんな簡単に謝るのよ!」
「いいじゃないか。俺が謝れば丸くおさまるんだからさ」
文句を言ってくる先輩達に望美は反発するが、争いを好まない睦月はあっさり謝ってしまう。望美はそんな睦月が歯がゆくて仕方ない





睦月を探す一真はその睦月と再会。しかし以前助けてやった高校生がレンゲルのベルトを持っている睦月本人だとは知る由もない
高校生に飯をおごってもらいつつ、仮面ライダーの苦労話を始める一真。なんて
生活感丸出しのヒーローなんだろう
「給料は安いし。残業手当は出ないし」
「でも・・・ライダーになれば・・・イヤな夢も見なくて済むかもしれない」

同時にフィードバックするコインロッカーの映像と赤ん坊の泣き声。 あーそうかこの夢。睦月は捨て子だったのか
こういったトラウマ、というか・・・・心に抱えた闇、のようなものもベルトに適応した要素の一つだったのかもしれません

一方、聞き込みを続けていた橘さんはとある事件現場に遭遇する。そこで見たのは凶悪犯に電流処刑を食らわす謎の男であった
「キサマに生きる資格はない!」
バチバチッ!どぱぁ!
ケンシロウのような台詞を吐きつつ、容赦なく凶悪犯を感電死させた謎の男。橘さんはその男に見覚えがあった
「桐生さん!?」
それは橘さんの前にギャレンの適合者とされていた桐生という人物。行方不明になっていたあの人がいったい何をしているのか?
真意を確かめようと彼のバイクを追いかけますが、結局その姿を見失ってしまう橘さんでした。ぬう、何者なんだよ桐生さん!





さて今週のラストシーン。街中に出現したボアアンデッドを撃退するため現場へと急行する一真だが、なぜか睦月がついてくる
この前に一真が
オロナミンC2本万引きした濡れ衣を着せられるんですが。このシーンって必要あったのか?謎だ
というワケで戦闘。ボアに苦戦する一真を見て、睦月はレンゲルのベルトを使う!
「剣崎さん、おれも戦いますよ・・・・・変身!」
レンゲル変身!驚くブレイドを尻目に蹴り一発でボアアンデッドを軽く撃退する。やはりコイツの強さは規格外だ
「睦月って高校生はお前だったのか?」
「違う。俺の名はレンゲル。最強の仮面ライダー!」
ブレイドの問いに返ってきたのは、睦月のものとはまったく違う恐ろしい声だった。やはり変身中睦月の意識はないのだ
おそらくはベルトの中にはスパイダーアンデッドの意識が生きていて、変身すると身体の主導権が取って変わるのだろう
「よせ!やめるんだ睦月!」
制止もきかず襲いかかるレンゲル。やむなく応戦するブレイドはラウズカードを抜くが、またしてもレンゲルは封印解除のカードを使う
キック、サンダー、そしてマッハ!
よりにもよってブレイドの主力カード3枚がその封印を解かれてしまった!絶体絶命の次週へ続く!


18話

イカスぜイカスぜ桐生さん

意識をベルトに乗っ取られたレンゲルは、反撃しようとしたブレイドのラウズカードからローカスト、ディアー、ジャガーの3体を解放してしまう
ブレイドを追い詰めたレンゲルだったが、突如体に変調をきたし変身を解除。変身してからのことを何も覚えていない睦月に一真は怒りを露にする
一方、橘さんはようやく桐生さんと再会再会。聞けば彼は烏丸所長から「ギャレンを捨てた橘の力になって欲しい」と頼まれていたと言う
「だが俺はお前を助けたりはしない。ついて来い・・・今の俺の仕事を見せてやる」
警察無線を傍受していた桐生さん、橘さんを連れて少女誘拐犯をとっちめに向かいます
「キサマに生きる資格はない!」
バチバチッ!ぼしゅーん!またしてもケンシロウ台詞とともに悪人を問答無用で処刑してしまう桐生さん
俺ジャッジメントで犯罪者をアクメツするのは仕事とは言いませんよ?
かつて桐生さんはギャレンに変身する実験で右手を失い、ギャレンになることをあきらめました。今の彼の右手は鋼鉄製の義手になっています
しかしどうしても正義への憧れが捨てきれなかった桐生さんは、今ではこうして自分の力だけで犯罪者に制裁を加えるようになったという
「桐生さん・・・貴方は間違っている!これは正義じゃない!」
「お前に俺の気持ちがわかるものか!ギャレンの力を棄てたお前に!」

桐生さんのやり方は許されるものではない。異議を唱える橘さんでしたが、一方で彼のやりきれない気持ちを思うとそれ以上は何も言えなかった





白井邸に睦月を連れ帰り、虎太郎や栞の前で説教する一真。何も覚えていないとはいえ、もう平謝りするしかない睦月
「で、でも今はまだ慣れてないだけかもしれないし。ベルトに慣れてくれば自分も仮面ライダーとして・・・」
まだそんな甘っちょろい事を言う睦月に一真もいい加減半ギレ。その甘い考えを言下に否定すると、さっさとベルトを没収してしまいます
ションボリと帰路についた睦月でしたがあらビックリ。なんと机の上にベルトが戻ってきてました。白井邸では
「ベルトが消えた」と大騒ぎです
「戻ってきてくれたのかお前!俺頑張ってお前の力を必ずものにしてみせる!」
ベルトこええ。瞬間移動で戻ってくんなよ。ひとり喜ぶ睦月はベルトを前に誓いますが、既にベルトの邪悪な意志に取り憑かれて・・・・

翌日、バスケットの試合で相手選手達を突き飛ばす反則プレーを見せた睦月。5ファールで退場です。たちまち先輩たちに叱責される
望美も今回ばかり睦月を庇うことができない・・・が!なんと睦月はその先輩たちを逆に殴り飛ばしてしまう。なんてヤツだコノヤロウ!
さらにベルトを追ってやってきた一真に対しても素っ気無い態度をとる睦月。その変貌ぶりは望美を唖然とさせる
「あの・・・睦月に何かあったんですか?」
睦月を心配する望美。一真はそんな彼女と少し話し込みますが特に役に立つ情報は得られない。ただ望美は最後に一言こう添えた
「ただ・・・前に一度聞いたことがあります。”自分は闇の中から生まれた”・・・って」





更に翌日。望美との下校途中身体の変調に苦しみ始めた睦月。やがて洋服から多数の蜘蛛が現れると、睦月は望美に襲い掛かってしまう
「や・・・・やめて睦月!」
「ッ!? の・・・望美・・・」

望美の悲鳴に我に帰った睦月。こんな事態になって初めてベルトの恐ろしい力を初めて知り、レンゲルのベルトを川へ投げ込んだ
ところが
ドッコイ、たった今川に投げ込まれたベルトは一瞬にして睦月の目の前に現れ、その不気味な声でささやいてきた
「俺を受け入れろ・・・・・俺の力を!」
ベルトおっかねえー!そして無理やり睦月の腰に張り付いてレンゲルに変身、バイクでどこかへ走り去ってしまう

同じ頃。先週逃げたボアアンデッドに加え、レンゲルがブレイドのカードから解放した3体が街で暴れていた
ブレイドよりも先に現場に到着したレンゲルは4体のアンデッドを相手に激しい戦いを展開。遅れて一真と始が合流し、戦いは乱戦に突入
4体のアンデッドはともかく、レンゲルの圧倒的パワーの前に次第に押されていくブレイドとカリス
「やめろ、正気に戻れ睦月!」
一真の叫びにレンゲルの心は一瞬睦月へ戻る。ハッと手を止めたその隙、逃がさない!くらえブレイドキーック!
ブレイドの攻撃をまともに受けたレンゲルは変身を解除。と、そこへ現れたのは・・・・・うわあ
桐生さんだああああーッッ!!
桐生さんはレンゲルのベルトとカードを拾い上げると、
なんとレンゲルに変身!適応しやがった!
どんな力を使ったのか、4体のアンデッドを家来のように操るとブレイドとカリスに攻撃を仕掛けてきた!何者なんだアンター!?

次週へ続く!


19話

桐生さん散る

レンゲルに変身した桐生さん。どんな術を使ったのか4体のアンデッドを味方につけると、ブレイドとカリスに襲いかかりました
多勢に無勢で苦境に追い込まれるブレイドとカリス。レンゲルはカリスを痛めつけながら、人間のようなやさしさを持ったカリスを嘲笑する
「人間に魂を売ったアンデッドなど所詮はこの程度よ!」
「ッ!」

止めに入る橘さん。するとレンゲルは桐生さんの声でこれを一喝するのでした。桐生レンゲルは2つの意識を共有してるのか?すげえ
「ならばお前が戦え橘!ギャレンとしてッ!」

とりあえず戦闘終了し白井邸に戻った面々。ベルトを桐生に奪われその恐ろしさを知った睦月は、改めて一真に叱責され肩を落とす
すっかりヘタレて落ち込んだ彼を励まそうとする優しい彼女・望美。しかし睦月はただただ涙を流すだけだった
一方、レンゲルの攻撃で傷ついた始もハカランダに帰ってきた。ダメージ大きく倒れてしまった始を看病する遥香と天音だったが、
「人間に魂を売ったから弱いんだよボケー」というレンゲルの言葉に傷ついた始は、無意識のまま天音に鋭い眼を向けてしまう
本能。やはり始は危険なアンデッドでしかないのか。心配する虎太郎を一真は
「ケガのせいで混乱していただけさ」と諌める





橘さんは一人桐生さんと会い、ベルトを返すよう迫る。が、桐生は正義どころかレンゲルとして他のライダー、そして橘とも戦うと言い放つ
「俺は力を手に入れてわかったよ・・・正義なんてどうでもよかった。力を振りかざすための言い訳だったんだ
俺はただ圧倒的な力を振るって、それに酔いたかっただけだったのさ」

「やめてください桐生さん!あなたのそんな言葉は聞きたくない!」
「ならばお前がギャレンとして戦って止めろ!橘!」
尊敬していた人のすさんだ姿を許すことができない橘さん。桐生さんはそんな橘さんを再び一喝する。もはや相容れることはできないのか?
桐生さんが去ったあと、呆然と立ち尽くす橘さんに一真が話しかける。どうやらさっきの2人のやり取りは聞いていたようだ
「桐生さん・・・・やっぱりベルトの邪悪に飲み込まれてるんじゃないでしょうか?
俺、なんだか桐生さんの心の声が聞こえたような気がしたんです」
「心の・・・声?」
「”助けてくれ”って。橘さんに助けて欲しいって」

その頃、ベルトを手放した睦月はまたその力を求めるようになっていた。まさに恐るべきはベルトの魔性である
白井低に空き巣に入りギャレンのベルトを盗み出すと、一真らの制止を振り切って桐生のもとへと向かう

『さあ来い・・・橘!』
時同じくして街ではアンデッドを繰り出した桐生レンゲルが人々を襲っていた。これほどの無法を犯してまで橘さんとの戦いを望むというのか
いや、やはり一真の言うようにベルトの破壊衝動を抑え切れないのか。この人ほどの強靭な意志を持ってしても
と、そこへギャレンのベルトをもって突っ走ってきたバカ睦月。どうやらベルトを交換してもらうつもりのようですが・・・・
「た、頼むよ!俺のベルト返してくれよ!このベルトやるからさ!」
「無駄だ。俺にはそのベルトは使えない・・・この世にそれを使いこなせる男はただ1人だけだ」

睦月の懇願をあっさり拒絶する桐生さん。ヘタレてふにゃふにゃ言ってる睦月が
本気で腹立ちます。ムッコロすぞ
直後、現場に駆けつけた一真と橘さん。ブレイドはレンゲルに立ち向かうが、やはり桐生レンゲルの圧倒的なパワーに為す術がない
戦いを目の当たりにしながら苦悩する橘さん。一真が言うように自分に桐生を救うことができるのか・・・・?
「橘さん!戦ってください!橘さん!」
自問自答していた橘さんの脳裏をある思い出がよぎる。それは桐生さんがギャレンに不適合だと判明した事故のあと。病院の一室
尊敬する桐生さんに託された一言だった















「橘、頼む・・・俺の代わりにギャレンとして戦ってくれ。お前ならできる」














桐生さん・・・俺は!

















「変身ッ!」
『ターンアップ』
変身!仮面ライダーギャレン!
魔性に墜ちた桐生さんを救うため、橘朔也は今再び真紅の鎧をその身にまとう。ここでBGM「覚醒」スタートでかなり燃えます
「待っていたぞ、ギャレンッ!」
ついにレンゲルと戦うギャレン。迷いを振り払った橘さんの強さは、「最強ライダー」たるレンゲルのそれをはるかに圧倒する
とにかく華麗にカッコよくて強いギャレン。まるで伊坂を倒したときのあの強さそのままです。バク宙連続射撃激燃え!!
『バーニングディバイド』
ぼがーん!手も足も出ないままに大ダメージを負ったレンゲルは、反撃もままならないままその場をトンズラ
なんかもう強さに    ギャレン>>レンゲル>>>>>>>>>>>カリス>ブレイド     くらいの差が・・・

傷ついた桐生さん変身を解除、ヘトヘトになって壁にもたれかかる・・・が。地面に落ちたレンゲルのベルトを拾い上げる人影。睦月だ
魔性に憑かれた人ならざる目つきで桐生さんを睨む睦月。ゆっくりと変身ポーズを取って静かに呟く
「変身」
レンゲル変身!4体のアンデッドに桐生を襲うように指示して立ち去っていく。アンデッドに襲われ悲鳴をあげる桐生さん
そこへブレイドとギャレンが駆けつけ、ブレイドは奪われた3体のアンデッドを次々取り戻す。そして最後に残ったボアアンデッド!
取り戻したばかりのコイツをお見舞いだ!
ライトニングソニック炸裂!コイツも見事封印して戦闘終了です




駆け寄った橘さんは桐生さんにかける言葉が出てこない。もう既に彼は虫の息だった
「桐生さん・・・・桐生さんッ!」
「バカヤロウなんて顔してやがる情けねえ。俺はな・・・昔からお前に言いたいことがあったんだ
もっとバカになれ。真面目すぎるんだよお前は」
「桐生さん・・・」
「これでよかったんだ・・・結局お前には勝てなかったってことさ・・・・
ああ・・・・
なりたかったよ・・・・俺も・・・・仮面ライダーに・・・・・」

そのまま眠るように息を引き取る桐生さん。彼の最後の言葉は、男ならば誰でも持っている願望ではないだろうか
仮面ライダーになりたかった
溢れ出る涙をぬぐわずに、橘さんも一真も、ただ静かに立ち尽くしていた


20話

睦月迷走

さて。先週桐生さんをブッ殺したクソガキ睦月、今日も鞄の中にレンゲルのベルトを忍ばせて彼女の望美と帰宅中です
「ベルト・・・返してくれないかな。君が持っているんだろ」
現れた一真の申し出。しかし睦月はスッとぼけると脱兎のごとくトンズラ。あまつさえ逃走中にムカデアンデッドを解放!
変身したブレイドはこれを難なく撃退するが、ベルトを悪用する睦月に腹立たしさと不安を覚える一真であった

一方、レンゲルに痛めつけられ自尊心を傷つけられた始は、虎太郎からなぜ遥香や天音の前に現れたのかと問い詰められる
雪山で遥香の亡き夫から写真を託されたことを言いかけた始だったが、やはりその事実を口にする事は出来ない
「やめて虎太郎!始さんをいじめるなら出て行って!」
苦悩する始は懸命に庇う天音に救われる。つーか姪に「出て行け!」言われる虎太郎可哀想。叔父の心、姪知らず
遥香にも「そっとしておいて」と言われ、落ち込んで帰路についた虎太郎。そんな彼の前に故障した車を修理中の女性・みゆきが現れる
修理を手伝ってやりながら、みゆきの美しさに魅せられていく虎太郎。そんな様子を遠くから窺う不審な男が・・・・・
ちょうどその時、始がアンデッドの気配をキャッチした。あわてて外へ飛び出るが、虎太郎もみゆきも、そして謎の男も姿を消していた
実は謎の男、
矢沢は人間に化けられる上級アンデッドだった。始は矢沢の狙いが虎太郎であることを直感的に感知する




迷走を続けるクソガキ睦月の前に今度は橘さんが現れました。ベルトを返せという橘さんに睦月は愚かにもレンゲルに変身して対抗
現時点最強ぽい橘さんに勝てるつもりかこのクソガキ。ところがレンゲルは睦月の意に反して戦闘中に突然変身を解除
睦月はあっけなくやられてしまいました。どうやらカテゴリーAは睦月をもてあそび、自由には変身できないようにしているらしいです
改めてベルトの危険性を告げる橘さんですが、睦月は
「うっせー俺は強くなりたいんじゃボケー!」と言い放ち走り去っってしまいました
「強くなりたい・・・・か」
そんな睦月にかつての自分自身を重ね合わせた橘さんは、苦い思いを噛み締めるのでした
このまま無理やりベルトを奪い返しても、きっとベルトは睦月のところに戻ってしまうはず
そう感じた橘さんは話に聞いた「心の闇」から睦月を救ってやりたいという。そんな橘さんの思いには一真も賛成せざるを得ません





ナンパヤロウ虎太郎はみゆきを連れて帰宅。パソコンで自ら書いた原稿を彼女に披露する。一応フリーライターだからな
「ちょっ・・何やってんのよ!パソコンにはアンデッドサーチャーが入っているのに!」
勝手にパソコンを操作させる虎太郎に栞は不安ブーブー。まーアンデッドサーチャー云々は建て前で多分8割はヤキモチだと思いますが
しかしながらみゆきに心奪われてしまった虎太郎はまったく意に介さないでヘラヘラ笑ってます。恋は盲目とはよく言ったもの
浮かれポンチ全開の虎太郎がみゆきとデートに出かけると、ほどなくして橘さんからアンデッド出現の連絡が入りました
が、
何故かパソコンのアンデッドサーチャーはまるで反応しませんあーあー、やられたね
とりあえず一真は現場へ急行するが、途中で出会った始から虎太郎を狙うアンデッドの話を聞かされます
「アンデッドは俺の得物だ。それよりお前は早く白井のところへ行ったほうがいい
奴はアンデッドに狙われている・・・
人間に化けられる上級アンデッドにな」

途端に一真の頭の中で、バラバラのパズルのピースが組み上がっていく。 そう・・・・・みゆき!―アンデッドはあの女だ!

一方、橘さんは制止を聞かずにくっついてきた睦月とともにアンデッドが現れた現場へ向う
「ダメだ!レンゲルの力は危険だ!お前は来るんじゃない!」
「で、でも!俺の解放したアンデッドのせいで人が襲われてるんだ!俺がなんとかしなきゃ!」
「・・・・ついてくるだけだぞ!お前は変身しないで俺の戦いを見ていろ!いいな!」





虎太郎とみゆきのデートに乱入するべくすっ飛んできた一真は2人を発見。よかったまだ無事だ・・・虎太郎!その女から離れ・・・
と、傍へ駆け寄ろうとしたその時!行く手を遮るように立ちはだかる謎の男、矢沢
「オイオイ、無粋はいけないよォ〜。2人はデート中なんだからさァ〜フォーウ!!」
「・・・!まさかお前が虎太郎を狙ってるエンデッドか!」
「オホッ!ほっほぉ〜大当たりィ〜!フォーウ!!!」
マイケルジャクソンのように絶叫しながら矢沢変身。カプリコーンアンデッド!
こんなヤツに虎太郎はやらせない!。一真はブレイドに変身してに立ち向かう

ほぼ同じ頃、カリスはセンチピードアンデッドと戦闘。もともと一度封印した相手です。
「とっととくたばりやがれボケェ!」とカード三枚!
『フロート』   『ドリル』   『トルネード』
『スピニングダンス』
ぎゅあああああ!!!と自ら激しく回転したカリス、そのまま竜巻と化して敵に突っ込みつつ最後に
ドリルキック!
ぼがーん!!
うわあ・・・スピンアタックとほとんどかわんねー。まーブレイドとギャレンももそうだけどさ
そこへ遅れて橘さんと睦月が到着。かつてピーコックアンデッドと一緒に自分を痛めつけた相手を見てカリスは激昂します
「・・・・・ギャレンッ!」
うわー始くん怒ってますよー!このままギャレンVSカリスの対決に雪崩れ込むか?睦月がムカつく次週へ続く


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