21話

睦月、橘さんの弟子になる

センチピードアンデッドを封印したカリスは橘さんを見る否や、かつてギャレンとピーコックアンデッドに倒されたことを思い出し襲いかかった
「やめろ!俺は無駄な戦いをしたくない!」
やむを得ずギャレンに変身し、カリスの攻撃を受ける橘さん。そんな戦いを目の当たりにした睦月は感情を抑えきれずレンゲルに変身する!
途端にレンゲルへ矛先を向けるカリス。今回は互角の戦いを繰り広げる両者だったが、またしてもレンゲルは苦しみながら睦月へ戻ってしまう
「何をしている貴様ァ!戦え!」
「・・・この子はカテゴリーAの力を制御出来ないんだ」

ギャレンから睦月の状態を知らされたカリスは変身を解除。始は
「真の力を手に入れたときは必ずぶちのめす!」と言い捨て去っていきました
やはり自分ではカテゴリーAの力をどうすることもできないのか?助けを求める睦月を放っておけない橘さんは、彼をどこかへと連れていく




カプリコーンアンデッドことエキセントリック矢沢を撃退した一真、虎太郎が危ないことを始から知らされたことを告げます
「アイツが・・・僕を助けてくれた?」
驚きを隠せない虎太郎。そしてみゆきが虎太郎を狙うアンデッドだと思っていた一真は、思い過ごしだったことにホッと胸をなでおろす
そのみゆきにマジ惚れしたらしい虎太郎はすっかり
浮かれポンチ。一真らにからかわれ、牛乳7本を一気飲みするのでした

その頃橘さんは睦月の話を聞き、彼が赤ん坊のころに何者かに誘拐されたらしい過去に悩まされていることを知る
つーか
誘拐されたのかよ!じゃあコインロッカーベイビーだったわけじゃないんだな。何だよもう。紛らわしいったらない
コインロッカーの闇から助けられたとき見た人々の笑顔。頭の片隅に残っているその笑顔を何としても守りたいという睦月
橘さんはそんな睦月の思いに深くうなずくと、意を決して切り出すのでした
「俺が戦い方を教えてやる」
「えッ!」

「わかったんだ。君からベルトを奪い取ることは出来ない・・・・ならば
君自身が本当に強くなって、カテゴリーAの力を押しのけるしかない」

なんか強引な展開で
いきなり師弟の契りを結んだ二人。かくして睦月の猛特訓が始まります
バッティングセンターで行われたそれは「150kmで飛んでくる球に書いてある数字を見極める」という漫画特訓だった
「動体視力の特訓だ」
そういうレベルじゃないトレーニングのような気がしますが。橘さんはお手本で見事に当ててみせました。
この人すげえ





さて。うかれポンチ虎太郎の前に再びみゆきが現れデートのお誘いです。バカなのでこれをあっさりOKしてしまう虎太郎
ハカランダでアンデッドを感知した始は、虎太郎を狙うアンデッドがみゆきだったことに愕然。弾丸のような勢いで店を飛び出した
同じ頃栞もコンピュータの修理を完了。起動した途端にアンデッドサーチャーが反応した。しかも家から20mの近さ!?
外へ飛び出した一真を待っていたのは
エキセントリック矢沢。矢沢は一真をどこかへと誘うように車を走らせます

後を追った一真はみゆきとデート中の虎太郎を発見。それを見た矢沢がニヤニヤと笑いながら一真を脅迫します
「ベルトを地面に置きな。さもないと大切なお友達が絞め殺されるぜェ?」
途端にみゆきがオーキッドアンデッドに変身!長く伸びたツタで虎太郎をギリギリと締め上げたではないか
やはり彼女の正体は上級アンデッドだったのだ。虎太郎を人質に取られた一真はやむを得ずベルトを地面に置く
「やめろ剣崎くん!僕はどうなってもいいからコイツらを蹴散らしてくれ!」
絶体絶命の一真&虎太郎。しかしヒーローは絶妙のタイミングで現れるもの。
カリス見ッ参ッ!!
「今のうちに早く逃げろ!」
「な・・・なんでキミが僕を助けるのさ?!」
「別にお前を助けるつもりなどない!俺はコイツを倒しにきただけだ!」

カリスはオーキッドを攻撃し虎太郎の解放に成功。虎太郎はそのまま一真のもとへ駆けつけ、ブレイバックルを投げ渡す!
ブレイド変身!虎太郎を人質にとる卑怯な敵に怒り心頭の一真は、怒涛の猛攻でカプリコーンをボコボコに
「絶対に許さない・・・俺の友達を・・・虎太郎の気持ちを利用しやがって!」

『キック』   『サンダー』   『マッハ』
『ライトニングソニック』

ぼがーん!!呆気なくカプリコーン封印。コイツ一応上級でしょ?伊坂と同格でしょ?
戦いを終えて、始が再び虎太郎を救ったことを知る一真。一方の虎太郎は己の情けなさにただただ涙するのでした
「何やってんだろ僕・・・情けない・・・ホント情けないよ・・・!」
始はそんな2人を遠くから確認すると、何も告げずに静かにその場をさっていく




「ウフフ・・・ブレイド・・・それにカリスか。これは面白くなってきたわね」
ラストシーン。カリスに邪魔され打倒ライダーに失敗したみゆきだったがその口元には不敵な笑み。一体次は何を考えているのか
バッティングセンターで一人特訓を続ける睦月を遠目から観察する妖しき瞳。これから先この女は色々と暗躍するのか?それともせいぜい2週?
来週ゴルフで中止なので再来週の次回へ続く!


22話

ヘタレ睦月とナイスガイ師匠橘さん

みゆきの正体はアンデッドだった。虎太郎はあまりのショックに得意の料理もままならず、くそ不味いスパゲティを作って居候達をげんなりさせる
うつろな目でいつもの牛乳ではなくお茶など飲むありさま。みゆきに裏切られた事もそうですが、それ以上に始に助けられたことが悔しいみたいです
一真と栞がフォークを置いて虎太郎を励ます中、
一心不乱に不味いスパゲティを食らう橘さん。ズビズバー
「俺はもう少し睦月を育ててみる。俺はアイツのことを信じたいんだ・・・・ところで
コレも俺食っちゃっていいかな?」
爽やかに笑う味オンチ橘さんサイコー。とても少し前までヤク中でおかしくなってた人とは思えないナイスガイぶりです





ヘッポコ虎太郎を横目に一真ははみゆきの封印を、橘さんは睦月の特訓をとそれぞれに活動を開始。動体視力訓練を終了した睦月も徐々に成長
棒きれでの攻撃をかわし、それを奪うという組手を何度も繰り返す。流石に特訓の成果もあってなかなかの動体視力と体さばきを見せてくれます
一方。始はかつて遥香(山口香緒里)の夫の助手だったカメラマン令さんのアシスタントをすることになりました・・・って
藤田瞳子キター!
「仮面ライダーアギト」の小沢さんを演じたあの方です。あの頃より少し痩せましたかね?令とともに出かける始に、天音ちゃんは激しく嫉妬するのでした
 動物園で写真を撮る令を手伝う始。その彼の前に
怪しさ100%全開男、高原が姿を現し、ワケのわからんことをブツブツほざきます
ファイズの琢磨逸郎っぽいインテリ崩れ。気に止める始に
「また会いましょう」と意味深な言葉を投げかけ去っていく高原。この男も上級アンデッドなのか?

さて今週の怪人はモール(もぐら)アンデッド。橘さんは睦月とともに現場へ急行し立ち向かうが、レンゲルはアンデッドに土中へと引き込まれてしまう
気が付いた睦月は倒れている人々を発見。しかし地底の闇でコインロッカーに閉じこめられた記憶が甦ってしまい、その恐怖で激しく混乱
「うわああ暗いよ怖いよー!!!
(神谷明)
ギャレンが救出に来てくれたものの、睦月は恐怖からモールアンデッドとの戦いを放棄し、その場からマッハの速さでトンズラ
モールアンデッドに逃げられた橘さんはそんな睦月の弱い心を責め、それが面白くない睦月は戦う意思を失い自暴自棄になってしまいます





その頃。仕事を終えた始は、ふとした弾みで令に遥香の夫が持っていた家族の写真を見られてしまう
「これは栗原先生が肌身離さず持っていた・・・?遺体発見現場からも見つからなかった写真。なぜ貴方が?」
問いただす令。言葉を失う始。まさか本当のことを言うわけにもいくまい・・・どうする?と、そこへ現れたのはなんと上級アンデッドみゆきだ!
「この人と二人っきりで話がしたいの。よろしいかしら?」
「すいません。この人とはいま私が大切な話を・・・」

ドバキィッ!!!
問答無用で令に裏ビンタをくらわすみゆき。10mほど吹っ飛ばされてぶっ倒れる令。死ぬぞ普通
始はカリスに変身、令を建物の中に避難させるとオーキッドアンデッドと戦闘に入ります。そこへ一真も到着、戦いに参加しようとする・・・・と!
突如上空から現れた第3者!
イーグルアンデッドがオーキッドに襲い掛かかったではないか!すごいデザインかっけーイカス奴です
「カリスに触れるな!」
うおー?イーグルすげー強え!オーキッドの攻撃をまったくよせつけずに追い払うと、カリスに向かって一言
「1万年前の約束を果たそう」
「一万年前の・・・・約束?」
キョトンとした表情を見せるカリス。その言葉には彼自身も覚えが無かった。そしてイーグルは返事も聞かずに颯爽と飛び立っていく
はたして二人のアンデッドの「一万年前の約束」とはいかなるものなのか?





戦う理由が見出せず悩む睦月。悶々と悩んで一真らに相談するが、答えを見つけることができない
「剣崎さんや橘さんはいいですよね・・・助けられなかった両親や守れなかった恋人
戦うための大きな理由があって」
ざけんなこのガキ。言っていいことを悪いことがあるぞ
「ちょっとアンタ!まるで不幸なほうがいいようなこと言わないでよ!」
 思わず栞もキレかかります。このガキ少しはマシになってきたと思ったら・・・・やっぱりどうしようもないカスなのか

そして再びモールアンデッド出現。現場へ急行する一真を見送りながら、アンデッドサーチャーでギャレンの戦いを見守る睦月
と、そのときギャレンの反応が消えてしまう。変身が解けただけならばまだよいが・・・最悪の場合は・・・まさかあの橘さんが?
「橘さんッッ!」
ウジウジ悩んでいる場合ではない。睦月は現場へ急行。そこで地下に閉じこめられた人々と、瓦礫に挟まれて動けない橘さんを発見する
「橘さん!よかった・・・」
「睦月、俺は動けん。アンデッドが戻ってくる前にこの人達を地上に逃がすんだ
今、お前にしかできないことだ。さあ早く!」

「そうだ、今は俺がこの人達を守らなければ!」使命感に燃える睦月は暗闇にパニックになることもなく、見事全員の脱出に成功

「ありがとうございます」

多くの人々から感謝された睦月は、ついに自分が戦うことの意味を見つける。もう少年の心に迷いはなかった
この人たちの笑顔を守りたい
睦月はモールアンデッドと戦うブレイドを発見すると、臆することなくベルトを装着する。さっき助けた女性の言葉が脳裏をよぎる

『本当にありがとうございました・・・・あの・・・お名前を教えてください』

「俺の名は・・・・・・・・



















俺の名はッ!


仮面ライダー!レンゲルだ!!」
変身!仮面ライダーレンゲル!
大切な人を守るために。人々の笑顔のために!少年は今、その運命を戦いの海へと投じた!
次週へ続く!


23話

冒頭、ブレイドとともにモールアンデッドを追い詰めるレンゲル。おっといきなり2枚カード抜いたぞ?レンゲルのコンボ初披露だ
『バイト』 『ブリザード』
『ブリザードクラッシュ』
素早くジャンプして、なんか
妙な具合に身体を捻りつつ冷気をまとった両足で敵を挟み砕く!
必殺の2枚コンボで見事モールを撃破。初めて自分の力でアンデッドの封印に成功した睦月は笑顔をもらすのであった
「橘さん、剣崎さん。ありがとうございました」

さてカリスの旧知らしいイーグルアンデッドこと高原でしたが、みゆきの指摘によってカリスが本物か疑問を抱くようになります
「あれは本物のカリスかしら?封印したアンデッドの姿を借りるアンデッドがいると聞いたことがあるわ」
「・・・・・真偽は自分で確かめる。お前は手を出すな」





翌日。始は令から栗原が最後に撮影した写真に映っていたと指摘されいた。証拠を突きつけられては嘘で誤魔化す事もできない
「始が栗原を殺したのでは?」、と疑念を抱く令だが、その一方でなぜ自分をアンデッドから守ってくれたのか理解できなかった
そんな2人を見つめていた一真は、令が去ってから事の真相を問いただしてみた
「俺は以前、ある人間の死に際に立ち会った・・・その男は自分の命よりも家族のことだけを心配していた
なぜだ?なぜあの男は自分のことよりも家族のことを・・・」

人間の気持ちが理解できない始。一真はただ一言こう答えるのだった
「家族を思うのは当たり前のことさ。人間ならな」

そんな折、高原が令を襲った。異変を察知した始は現場へ急行。高原は気絶している令を示し、「邪魔者だから殺してしまえ」と始に迫る
敵意も露にカリスへ変身しようとカードを手にした始・・・だが。その動きを見た高原は羽毛手裏剣を叩き込み、そのカードを奪う
そのカードにはうごめくマンティスアンデッドが!
「カリスはこの中に封印されている・・・では、お前は誰だ?」
怒りとともに襲い掛かるイーグルアンデッドに対し、始は別のカードを取り出すとなんとドラゴンフライアンデッドに変身!おおー
しかしドラゴンフライの力は弱くイーグルには歯が立たない。遅れて駆けつけた一真も目の前の光景を理解できずに呆然と見つめるだけだ
結局、イーグルはマンティスのカードを持ったままに飛び去ってしまう

カードを奪い返すためイーグルに戦いを挑むという始。カリスに変身できずにイーグルに勝てるとは思えないが、始は一真の制止を振り切り去っていく
意識を取り戻した令は
「一真に栗原を殺したのは始かも」と一真に告げる。栗原が死んだとき始がそばにいたから、というのが理由だ
それを聞いた一真は、始が言っていた「死に際に家族のことを思っていた男」が栗原だと察知する。だから始は栗原母子前に現れたのだと
「アイツは・・・遥香さんや天音ちゃんを命懸けで守っている。それだけは信じてください」





「カテゴリーA・・・ライダーシステムはこのアンデッドの力で人間を変身させる
そしてそれ以外のカードを手に入れればそのアンデッドの力を使えるようになる
だがお前の場合・・・
『リモート』。アンデッドの封印を解除するこのカードだけは絶対に使うな」
「はい」

一方その頃、橘さんからカードの使い方などについてのレクチャーを受ける睦月。つーか
リモート没収しとけよ
「橘さんは上級アンデッドも封印したんですよね?」
「ああ、このカードだ」
「うわあカッコいいなぁ
・・・俺も上級アンデッドを封印できますかね?」

特訓を受け、初勝利も経験した睦月は、より強い力を持つ上級アンデッドを封印したいと思うようになる。マズイ。危ういぞコイツ

そんな睦月の前にみゆきが現れた。彼女の狙いは「リモート」。しかしながらみゆきは上級アンデッド。睦月にとっても獲物だった
『上級アンデッドか・・・コイツを封印してやる!』
なかなかいい具合にオーキッドと渡り合うレンゲル。、ブリザードとモールのコンボで技を出そうとした瞬間、橘さんがこれを制止します
「待て!カードの組み合わせは慎重に選ぶんだ!」
その言葉に動きを止めたその隙に、まんまとオーキッドに逃げられてしまいました。その不満を露に橘さんに食ってかかるバカ睦月
「橘さんが余計なこと言うから逃げられちゃったじゃないですか!」
「いや今の攻撃でヤツは倒せなかった。何を焦ってる?戦いはカード集めじゃないんだぞ」
「でも強くなるには強いカードの力が必要じゃないですか!」
舌打ちしてその場を去っていく睦月。コノヤロウいい加減にしとけよ
先週のラストで大分マシになったと思ったらすぐにコレかよ・・・・・やっぱりコイツは最後までこういう役回りなんだろうか





始の思いを知った一真は、令から奪ってきた写真を始に返し、ともにカードを取り返す決意を固める。そしてご都合主義ですぐやってくる鷲
空を自在に駆けるイーグルに苦戦を強いられるにブレイドに、
「これを使え!」とドラゴンフライのカードを手渡す始
『フロート』
うおおお。カードをラウズするやいなやイーグルを追って空へと飛び立つブレイド!飛べるのかよ!
奇襲とも言える一撃でイーグルの翼を蹴り抜くと、取り戻したカリスのカードを始に投げて渡す!早速変身しようとする始!
が、その瞬間を狙う予想外の人影。
令だ。令がカメラを構えていた。「この女に正体がバレるとマズイ」その動きが止まる
しかし苦戦するブレイドを目の当たりにし、始は深く息を吸い込んだかと思うと・・・・・・・
静かに その言葉を発した
「変身」
変身!仮面ライダーカリス!も、燃えー

容赦なく切られる令のシャッター。しかしカリスは彼女を消すどころか、令を狙って飛んだ羽根手裏剣から身を挺して彼女を守る
「わ・・・・私を守ってくれたの?どうして・・・」
「ここは危険だ!早く逃げろ!」

無事に令を避難させたカリスは戦闘に参加。その姿を見て一瞬ひるんだイーグルを、ブレイドのライトニングソニックが襲う!
ぼがーん!!!
あっさり爆発するイーグル。うわ終わりかよ?と思ったらヨロヨロと起き上がり、人間体になって最後の語りモードに入りました
「ふふ・・・参ったな・・・違うとわかっているのに。カリスの姿を見たら油断してしまったよ」
「ひとつ教えろ。一万年前にお前がカリスと交わした約束とは何だ?」
「もちろん
戦うことさ。他のアンデッドを全て倒した後、好敵手として雌雄を決しようと・・・
お前達も同じだろう?人間とアンデッド・・・今は手を取り合っていても
いずれ戦う運命」

「運命・・・だと?」
最後に不気味な言葉を残し、イーグルはブレイドの手によって封印された

ラストシーン。始がカリスへと変身する一部始終を己がカメラに収めた令。やはり相川始は人間ではなかった。でも―
カリスに命を助けられ、彼らの戦いを目の当たりにした彼女。最後にはその頑な心を捨て、フィルムを夕陽に感光させるのだった
ぬう・・・・・藤田瞳子はこれで出番終わりか。残念だ。 とにもかくにも睦月が腹立つ
次週へ続く


24話

謎のアンデッドハンター

遊園地でデート中の睦月と望美の前にカッコ悪い狼人間が現れた。望美を逃がすと睦月はレンゲルに変身してあっさり狼人間を倒す
が、なぜか封印できない。こいつらはアンデッドではないのか?次々に現れる狼人間に身構える睦月。それを見ていたみゆきが現れ、助っ人に入る
「手を貸してあげましょうか?私にもこいつらは邪魔なのよ」
どうやらアンデッドにとっても狼人間はイレギュラーな存在らしい
と、どこからか戦闘服を着た集団がやってくると狼人間を攻撃。続いて
「アンデッドはもう一匹いる」とみゆきに狙いを定めた。ガガガガガン!
「T細胞活性弾」というワケのわからん特殊弾頭によって、アンデッドの動きを封じることができるという

状況不利と判断してどこぞのプールサイドへと逃走するみゆきだったが、今度はそこでウルフアンデッドに狙われる。コイツが狼人間の元凶だ
2人が戦いを始めると、プールサイドにいた謎の男・大地がのっそりと立ち上がった。どうやらこの男も上級アンデッドらしいが・・・
「ま・・・待ってくれ」
「あなたのテリトリーを侵すつもりはなかったの!」
おーすげー。ウルフもみゆきも大地を前にして激しく動揺しているではないか。この男の実力はこの2匹より遥かに上だと言うのか
そしてここでアンデッド出現の報に駆けつけた一真、橘さんが睦月と合流。3匹の上級アンデッドに対し、初の3人並びで変身だ!
と思ったら戦闘始まってすぐにウルフとオーキッド逃走。残った大地もエレファントアンデッドに変身するや否やトンズラしてしまいました
お前等もう少し闘えよ!と突っ込みたいところで前半戦闘パート終了です





アンデッドの行方を追っていた一真は、狼人間に襲われそうになったところを戦闘服集団に救われる。彼らが睦月が言っていた連中か
「俺達はアンデッドハンター」
リーダー
新名という男は「アンデッドハンター」と名乗った。一真からこの話を聞いた橘さんも「ボードでも聞いたことがない」と首をかしげる
翌日、新名からサーキット場に呼び出された二人。こんなところで一体何を・・・?そこで二人を待っていたものは漆黒の戦闘バイクだった
かつてボードで開発中のまま、未完に終わっていた最強のマシン
『ブラックファング』 その開発に着手しているという
ほぼ完成しているファングの雄姿に一真は大興奮、試乗してみた橘さんも改めてそのパワーの凄さを実感する

ブルースペイダー、レッドランバスに組み込まれたラウズカードシステムをファングに加えたい」
新名らを頼もしく感じる一真とは違い、まだ不信感を覚える橘さんはこの申し出にも躊躇する
が、一真の「やりましょう」という言葉に促され、結局橘さんも新名のファング完成プロジェクトに協力するのでした





一方、みゆきの「あなたを呼んでる男がいるの」という言葉におびき出された始。まんまとだまされて謎の男大地のもとへ向かいます
夜のプールサイドで対峙する二人。つーかこいつ
1日中プールサイドにいるのかよ!どういう人なんだ
「やぁ・・・君のウワサは聞いているよ。でも俺は戦いは好まないんだ」
「自分から呼び出しておいてよくも言う・・・・・変身!」

カリス変身!話に噛み合わない部分を感じた大地だったが、こちらもとりあえずエレファントアンデッドに変身して火花を散らす
「ウフフ・・・あの二人が潰しあえばどちらもタダでは済まない。そこを私が美味しくいただいてあげる」
二人の戦いを傍観しながら邪悪に微笑むみゆき。が、戦いの最中みゆきを発見した大地はすべてはみゆきに仕組まれた罠だと悟った
「なるほどそういうことか」
本気を出したエレファントは圧倒的な力でカリスを軽くいなすと、隠れて戦いを見ていたみゆきに目を移し・・・・・・

ラストシーン。ブラックファングのチューンアップに熱が入りすぎた一真と橘さん、夜を徹した改造作業にいつのまにか居眠りをかます
そして目を覚ました二人は愕然。なんとファングがなくなっている。そしてその周囲には新名の部下たちの遺体が!
一体何が!?突然の惨劇に唖然とするとする二人の前にウルフアンデッドが現れた
彼奴が乗っているマシンはまさしく
ブラックファング!そう、ブラックファングはウルフの手によって強奪されてしまったのだ
ファングに鋭い爪を突き立て、何やら気合を込めるウルフ。すると見る見るファングが禍々しい邪悪なフォルムに変形していくではないか!
つーか
ほとんどバギブソンじゃん!ゴ・バダー・バだよこいつ!!
異形のブラックファングを駆るウルフが牙を剥く!危うしダブルライダー!ってなところで次週へ続く


25話

狼と花ダブルあぼーん

完成したブラックファングを駆り、ダブルライダーに襲いかかるウルフアンデッド。ファングの強大な力はダブルライダーを圧倒する
「マシンから降りろ!」というギャレンの目の前で、更にパワーを得て強力になっていくウルフ。マシンがアンデッドに力を与えているのだ
フフン、とダブルライダーに一瞥くれて逃走するウルフ。二人は必死に追うが、あまりの機体性能差にすぐに見失ってしまうのだった

その頃、アンデッドサーチャーがオーキッドアンデッド出現を感知した。近くにはもう一体のアンデッド(エレファント)、さらにはカリスもいる
一真らに報告しようとする栞だったが、二人はウルフを追跡中で手が放せない。そんな事態に虎太郎は「僕が行く」と家を飛びだしていく
「貴方が行ったってどうにもならないでしょ!」まさしくな
「でもじっとしていられないんだ!これで相川始がやられちゃったら・・・謝れないじゃないか!」





カリスとエレファントを戦わせることに失敗したみゆきは果敢にエレファントに挑んでみたが、その強大な力の前に圧倒される
そこへカリス登場。オーキッドを無視してたちまちにらみ合う両者。二人にとってはオーキッドなどアウトオブ眼中の小者でしかないらしい
「フン・・・・相手の手の内を知らないうちは戦わない主義でね」
しかしながら食えない男・大地。すぐさま人間体に戻り、こう言い残してその場を去っていきました。うーんやっぱコイツは別格って感じだな
そんな二人の隙をついて逃げ出したみゆきでしたが、エレファントの攻撃を受けた体は既にボロボロ。ついには力尽きて倒れ込んでしまう
そこにグッドタイミングで現れたのが
”Mr善人バカ”虎太郎。なんと人のいいことに傷ついたみゆきを介抱してしまいます
ケガ人を放ってはおけない、しかしみゆきは人間ではない。自分を襲ったアンデッド。ならば当然見捨てるべきだ
「・・・・なぜ私を助けた?」
意識を取り戻したみゆきの問いに、虎太郎自身も理由を上手く説明することはできなかった
「もう人間は襲わないと約束して欲しいんだ」
自分が勝手に助けたクセに
なんか調子こいてる虎太郎。恩着せがましくこんな提案を申し出ました
ここでみゆきが口約束しても、絶対に守るという保証はない。しかし、それでも虎太郎は信じたいという
「アンデッドを信じてみたい」それはどうやら始への思いを重ね合わせているようであった。そしてその始が静かに現れる
カリスの接近を察知したみゆきは、虎太郎の首に手をかけ失神させオーキッドに変身。最後の決戦へと挑む





その頃、一真がファングを押しながら歩く新名を発見した。どうやら新名がウルフアンデッドから取り戻してくれたらしい
無邪気に喜ぶバカ一真。気づけよ!新名こそがウルフアンデッドの正体だ!
「最初からファングを完成させるために俺達に近づいたのか・・・・
アンデッドハンターなどというのも人間社会に潜りながら他のアンデッドを駆逐できる格好の隠れ蓑」
「すべて嘘だったのか・・・ッ許せない!」
「ヒャハハハ!お前等のおかげでオレは最強になれた!礼を言うぜ!」

駆けつけた橘さんに正体を看破された新名は、一真を殴りとばしてファングで走り去ってしまう。怒りに震える二人
夢のマシン・ファングを悪用されたことが何より許せないダブルライダーは、決意も新たにファング奪還を誓い合うのだった





逃げるファングはレーサーの
山口辰也※(本物のロードレーサー・山口辰也氏特別出演)が出場するレースの中へ乱入
レース中のバイク達を
最後尾からゴボウ抜きにしていくブラックファングはえー!
更にそれを追走するブルースペイザーとレッドランバス。選手達は突然の
着ぐるみ乱入者に目を白黒
しかしトップを独走していた山口選手だけは
ブラックファングと渡り合っているではないか!
山口選手はファングの真後ろにつき、スリップストリームを利用していたのだ。かっけーぞ山口選手!流石はプロレーサーです
ま、煙幕など食らいまして結局山口選手もファングには勝てなかったんですが、これを見ていたダブルライダーは光明を見出した
「今のを見たか剣崎?
スリップストリームだ!」
「はい!やってみます!」
その作戦がみごとに功を奏し、ブレイドはファングを抜き去るとウルフをファングから叩き落すことに成功
ギャレンは苦い思いを噛み締めながらギャレンラウザーの照準をファングに合わせた。トリガーに指をかける
『このマシンが世の中を、人々を守るんだ』
そうさ・・・・・自分が烏丸所長と作ろうとしていたブラックファングは人々を守るための力!邪悪なマシンは要らない!
ドッグォオオオオオン!!!
炎上するブラックファングを背に、ダブルライダーはラウズカードを抜く!

『サンダー』 『キック』             『ファイアー』 『ドロップ』
『ライトニングブラスト』    『バーニングスマッシュ』

ちゅど―――ん!!!
燃えテンションのダブル必殺技でウルフアンデッド撃破。二人で倒したのに、橘さんに断りなくカードを封印する一真。どうなのよ





ラスト。激しい戦いを繰り広げるカリスとオーキッド。虎太郎が意識を取り戻した丁度そのとき、カリスの最後の一撃がオーキッドを貫いた
「やめろぉおおおおッッ!」
虎太郎はあわてて駆け寄るが、カリスはそれを無視してオーキッドを封印してしまう
「やっぱり・・・・キミはアンデッドなんだな」
助けたみゆきが「人間を襲わない」と約束してくれれば。そうすればアンデッドを・・・・始のことを信じられると思ったのに
そしてウルフを封印したブレイドとギャレンの前には謎の男・エレファントアンデッド大地が現れる
「いいぞ。もっとそうやってアンデッドを倒してくれ。俺は戦いが嫌いなんでね」
人を食ったような大地の物言いにすぐさま戦闘態勢に入るブレイドとギャレンは、果敢に戦いを挑んで・・・・
次週へ続く!


26話

変身!ブレイドジャックフォーム

エレファントアンデッドと戦うブレイドとギャレンだが、その強大な力に為す術もなくボコられる。ブレイドなんかマスクぶっ壊されてるし
「ダメだ剣崎!このままではまずい!ここは退くんだ!」
無謀にも戦おうとする一真を制止し、いったん戦いから逃れる橘さん。変身を解いた大地は口惜しそうに舌打ちです
ほうほうの体で家に戻った二人は栞らにエレファントの強さを報告。虎太郎は「戦っちゃダメだ」と二人を諫めるが、逃げ続けるわけにもいかない

と、そこへチャイム。勝手にドアを開けてズカズカと上がりこんできたのは謎の男。カナリアのカゴを下げた奇怪な風貌です
「わたしはチベットから来た嶋と言う。烏丸所長の知り合いの者だよ。よろしく頼む」
相澤一成さんだー!!!
特撮ファンには説明無用。あの
超光戦士シャンゼリオン速水を演じられた役者さんです。梅干し食ってくれよ!
チベットで烏丸所長といっしょだったという嶋昇。一真らが心を許したと見るや、嶋は
「しばらく世話になる」と居候を決め込んでしまいます





一方。クソガキ睦月は再びカテゴリーAに支配され始めていました。橘さんを呼びだすとエレファントアンデッドの件でいきなり生意気ぬかします
「聞きましたよ。アンデッドから逃げたそうですね・・・そいつは俺が必ず封印してみせますよ」
「ヤツは今の俺達では倒せない。何をそんなに焦っているんだ睦月?やはりお前はまたカテゴリーAに・・・」
「違う!俺はカテゴリーAなんかに負けない!そのために命を懸けてアンデッドを倒してみせる!」
ギラギラした目で橘さんを睨む睦月。いい加減殺すぞこのガキ。視聴者もウンザリです
カテゴリーAの呪縛から逃れる方法はないのか。橘さんは懸命に睦月を説得するが、そんな2人のやりとりを見ていた嶋さんがこれ止める
「よすんだ。無理矢理カテゴリーAの力を引きはがそうとしたら、彼の心そのものを壊してしまう」
むしろ壊してほしいですが。嶋さんの忠告を受けた橘さんは、それ以上睦月を追うことはしなかった

同じ頃、大地が始にタイマン対決を申し込んでいた。望むところだとと始はカリスに変身。大地もエレファントに変身し壮絶な戦いが始まる
エレファントの攻撃がカリスにヒットし、ひるんだカリスにトドメを刺そうとした瞬間、カリスのベルトがまばゆい光を発する。エレファントは思わず変身解除
「・・・・・そうか。貴様が“奴”だったのか。ならば勝負は預けておこう」
「何故戦わない。決着をつけるんじゃなかったのか」
「お前が”奴”であるならまだ戦う時ではない。貴様と戦うのは・・・・おそらく最後だろうな」

大地は謎めいた言葉を残して去っていった。彼は始の正体に心当たりがあるのだろうか?





白井邸。庭先で瞑想する嶋さんはさながら仙人のような風貌。なんか風の声とか聞いてるよ!
一真は嶋さんにエレファントを倒す方法を聞くが、返事は
「ない」の即答。そんな!と食ってかかる一真に嶋さんは言う
「剣崎くん・・戦うことを自分の義務とか使命と考えている限りは強くなれない
キミが戦うための力はもっと別のところにある」

キミを動かすものは別のところにあるはずだ、と一真を諭す嶋さんの言葉。しかしまだ若造の一真はそれを理解できない

そんな仙人みたいな嶋さんだったが、彼のキャリーケースの中から小さな蜘蛛がわらわら大量に現れた。ビビる栞と虎太郎
『まさか嶋さんの正体はアンデッド!?』 追った一真と虎太郎が見たのは始と接触する嶋さんの姿
嶋さんに話しかけられた始は
「なんだコノヤロウ!」と問答無用でカリスに変身。それを受けて嶋さんの姿も変貌していく
タランチュラアンデッド変身!やはり嶋昇の正体はアンデッドだったのだ
タランチュラはカリスの猛攻を難なくかわし、蜘蛛糸で動きを封じる。カリスを圧倒的に凌駕する戦闘力である
「よそう。言っただろう、わたしに戦うつもりはないと」
勝負ありの状態からと変身を解除する嶋さん。どうやら本当に戦うつもりはないらしいが・・・アンデッドの彼が始に近づいた目的は?
しかしここでタイミングよく天音ちゃん登場。
「ここはお前に任せる」と一真に場を預けて、始は天音ちゃんと帰宅する
「なにが烏丸所長の知り合いだ・・・アンデッドがいったい何のために俺達に近づいた!」
「烏丸所長と知り合いというのは本当のことだよ
キミ達と同じように人類とアンデッドの戦いが早く終わることを願っているだけだ」

そんなことが信じられるか!と憤る一真だが、そのとき嶋さんがエレファントアンデッドの出現を感知した





街で暴れるエレファントを放っておくわけにはいかない!一真は現場に急行。そこでは既にギャレン、そしてアホレンゲルが戦っていた
ギャレンが止めるのも聞かずにレンゲルは無謀に突貫。エレファントの恐るべき力の前に
ボコボコです。ざまあ見ろ
到着したブレイドもやはりエレファントにはかなわず弄ばれる。このまま全滅してしまうのか?だがその時だった
逃げ遅れた少女を発見し、自ら傷つきながらもこれを庇い逃がしてやる一真。瞬間、ブレイドの頭をよぎったのは嶋さんの言葉だった

キミが戦うための力はもっと別のところにある









ああそうか











そうだよ俺は・・・・・・!











「俺の体を動かすのは、義務とか使命じゃない!
そこに居る人を守りたいという思い・・・・・
人を愛しているから!
俺は闘っているんだッ!」

「そうだ!それだよブレイド!
さあこれを使え!烏丸所長から渡されたものだ!」

戦いを傍観していた嶋さんが叫ぶ。烏丸所長が開発したという
ラウズアブゾーバーをブレイドにパスだ!
ブレイドはアブゾーバーを左腕に装着すると、2枚のカードを取り出してスラッシュ!

『アブゾーブクィーン』  『フュージョンジャック』

まばゆい光に包まれる鋼の身体。力強く背中から生えたのは天駆ける鳳凰の翼!
変身!ブレイドジャックフォーム!
超変身!ラウズアブゾーバーはブレイドに更なる力を与えた。金色に輝く戦士はエレファントアンデッドを圧倒!
唸るブレイラウザーがエレファントを
斬る!斬る!斬る!容赦なしのナマス斬り!
なにも出来ずにグロッキーになったエレファントにトドメのコンボ攻撃だ!でもカードは
いつものだー!
『スラッシュ』      『サンダー』
『ライトニングスラッシュ』

でもアクションは今までと同じじゃねえー!翼がジャキンと開いて空に舞い上がるブレイド!
猛禽類のような猛スピードでエレファントに特攻!そのまますれ違いに
一刀両断!これが新ライトニングスラッシュだ!
「バカな・・・・こ・・・こんな力が・・・!」
ぼがーん!大爆発!新たなる力でエレファントアンデッドの封印に成功するのだった
次週へ続く!


27話

睦月超ドキュソ

烏丸所長が完成させたラウズアブゾーバーによりパワーアップしたブレイド。嶋さんはにこやかに笑いながら言う
「すぐに渡すことは簡単だったが・・・義務や使命などではない、戦いの意義を見出してから渡したかった」
それと橘くん。ギャレンのラウズアブゾーバーも今烏丸所長が製作中だ。じきに完成するだろう」
「・・・・どうせ俺には・・・」
自分のラウズアブゾーバーがない事にあからさまな不満を表に出す睦月。テメエいい加減マジで殴るぞこのクソガキ
そう、クソたれ睦月は再びカテゴリーAに心を支配されようとしていました。心配した橘さんが話を聞いてやるのですが・・・
「嶋さんて人・・・カテゴリーキング。”あの人を倒せ”って頭の中で声がします
でも大丈夫・・・俺はカテゴリーAなんかに負けませんよ。そんなことは絶対にしません」

「負けるんじゃないぞ睦月・・・俺に何か出来ることはないか?」
「なにも。カテゴリーAが消えるか俺が消えるか・・・・これは俺自身の戦いですから」

半ば自暴自棄気味にと橘さんを突き放す睦月。更に心配を深める橘さんだったが、彼にはどうすることも出来ないのだった




バッファローアンデッドが現れた。現場へ駆けつけたブレイドとギャレンだったが、ここで栞から緊急連絡が入る
なんとレンゲルとタランチュラアンデッドが戦闘中だと言う。やはり睦月にカテゴリーAを制御することはできないのか
ブレイドにバッファローを託し、2人が戦う現場へ急行するギャレン。マッハの速さで間に合います。はえーよ!
「やめろ睦月!目を覚ませ!!」
ギャレンが強烈な一撃を加えると、派手に吹っ飛んだレンゲルはあっさりと変身を解除。無事睦月の意識が戻ります
「く・・・くるな!くるなぁああああ〜!!!」
錯乱して橘さんを拒絶するクソ睦月。どうやら彼の精神は相当ヤバイところまで追い込まれている様子です
少し時間を置いてようやく落ち着いた睦月。世話のかかるダメ弟子をなおも優しく説得する橘さん
「睦月・・・ベルトを嶋さんに預けてみたらどうだ?あの人なら悪いようには・・・」
「うるさい・・・・俺の邪魔をするな・・・!」

うわ声が変わった!カテゴリーAに支配された睦月は事もあろうに橘さんを土手の上から突き落とし、重傷を負わせてしまうのでした

カテゴリーAの力を弱める方法はないのか。ケガをして入院した橘さんを中心に一真らは頭を痛めていた
が、そんな一同を前に嶋さんが神妙な顔で一つの打開策を提示する
「方法は・・・ない事もない。私がレンゲルに封印されればいい」
つまりこういう事だ。封印されれば嶋さんとカテゴリーAの意識はベルトの中で闘うことになる
嶋さんが勝てばその邪悪な心は消滅。しかし逆に嶋さんが負ければ、邪悪な心はより一層の力を持ってしまうという
いくらアンデッドとは言え嶋さんを封印することなどできない。それにもし嶋さんが負けてしまえば事態は更に悪化・・・・
一真らは嶋さんの唱えた方法は使わずに睦月を立ち直らせる方法を模索することにする




その頃。師匠である橘さんに怪我を負わせてしまった睦月、傷心のままフラフラと足を運んだのはハカランダ
「教えてください・・・アンデッドに取り込まれるってどんな気持ちなんです?貴方アンデッドでしょ?」
睦月はアンデッドである相川始に質問をぶつけるが、始の返事は予想外のものだった
「俺はアンデッドじゃない。そして人間でもない」
始はアンデッドではない?これはどういうことなのか。この答えに反応したのか再びカテゴリーAが顔を出した
「そうか・・・貴様が“奴”だったのか。ならまだ戦う時ではない
俺はもっともっと強くなる・・・・貴様との勝負はそのときまでお預けだ・・・」

と敵意をむき出しにしたまま引っ込むカテゴリーA。大地も始の正体には気付いたようでしたが彼は一体何者なのか
だが、我に返った睦月はそんな言葉の一片すら覚えていないのだった

翌朝早く、嶋さんがカナリアのナチュラルを残して白井邸から姿を消した。どうやらレンゲルと闘うつもりらしい
 アンデッドサーチャーで2人の居場所を突き止めた一真は現場へ向かうが、現れたバッファローアンデッドに行く手をさえぎられてしまう
「お前にかまっている時間はないんだ!」
ブレイドジャックフォーム変身!そして
いきなりライトニングスラッシュで牛封印
何しに出てきたんだよコイツ。なんか今までのアンデッドで一番扱いがぞんざいのような気がするぜ




ラスト。レンゲルVSタランチュラアンデッドの戦い。レンゲルの攻撃をかわしつつ捨て身の説得を試みる嶋さん
「カテゴリーAの力を抑えろ!そうしたら君に封印されてもいい!」
二人の戦闘力比は圧倒的にタランチュラアンデッドが上。果たして嶋さんの説得はレンゲルに届くのか?
そして
次回予告で早くもネタバレした相川始の正体とは!?風雲急を告げる次週へ続く!


28話

嶋さん封印される

タランチュラアンデッドとなってレンゲルと戦う嶋さん。睦月がカテゴリーAの力を抑えてくれれば封印される覚悟だった
しかしそんな嶋の熱い思いも届かず、レンゲルは一方的にタランチュラを攻撃するだけだ。
睦月ダメぽすぎ
駆けつけたブレイドはレンゲルを抑えきれないと判断するとブレイドジャックフォームに変身。レンゲルに強烈な一撃を食らわす
変身も解けブレイドに激しく責められた睦月は、自分でもどうしようもない思いを抱えてヨロヨロと去っていくのだった




さて戦闘終了して白井邸の一真ら。自らを封印させて睦月の中に巣食うカテゴリーAを封じるという嶋さんの暴挙を非難します
「その策はリスクが高すぎるし・・・なによりそんな事で嶋さんを失いたくありません
烏丸所長にも申し訳が立たないし、二度とこんなバカなことはしないで下さい!」

戒めを素直に受け入れた嶋さん、入院中の橘さんを見舞うと睦月に望美というガールフレンドがいるという情報をゲット!
丁度その頃、お約束でペッカーアンデッドに襲われていた望美。タランチュラに変身した嶋さんは彼女を颯爽と助け、その記憶を消す
話を聞いてみれば、望美は睦月に頼まれて橘さんの見舞いに来たそうな。久々に睦月の人間味に触れ、橘さんは頬を緩めるのだった

嶋さんは望美に頼んで睦月を呼び出した。フレンドリーに話しかける嶋さんに対して、やはり睦月はダメぽ気味です
「あんたと戦って強くなれという声が聞こえるんだ」
「カテゴリーAの言葉などに耳を傾けてはいけない。キミが聞かなくちゃいけない声はこれだ」
パアアア・・・と嶋さんの右手が光ると、風が望美の声を運んできた

『睦月、好きだよ。大好き。睦月のことがすごく心配』

きゃー。なにコレ恥ずかしい
「カテゴリーAに支配されそうになったとき、この声で打ち克て」
エライ恥ずかしい言葉に動揺する睦月。しかし最後は結局カテゴリーAに支配され、嶋さんや望美を振り切るように走り去ってしまう




そんな嶋さんを遠目から見ていた始。顛末を見届けて帰ろうとした彼を、嶋さんが呼び止めた
「もう帰るのかい?もう少しゆっくりしてったらどうだいジョーカー
「俺をその名で呼ぶな。・・・・・ヤツに封印されるつもりか?」
「心配してくれるのかい?」
「バカな・・・誰が心配など」
「だろうな。キミは誰にも負けないという強い自信を持っている・・・何故なら
キミ自信の存在が最後の切り札だからね」
始を
「ジョーカー」と呼ぶ嶋さん。始の強さを認めながら、人間に同化していっていると指摘する
「俺はお前とは違う。人間に媚びなど売っていない」
「だがキミはあの母子を愛しはじめている」

この言葉に反論できず、ただ黙るしかない始。はたして「ジョーカー」とは一体如何なる存在なのか?

白井邸。遅ればせながら嶋さんの歓迎パーティーを開こうとバーベキューの準備をする一真達
そこへ嶋さんからカナリヤのナチュラルを預かった始が訪ねてきた。そう、嶋さんはまたレンゲルとの戦いに向かったのだ
なんとしても止めなければ!一真達はアンデッドサーチャーに張り付いて嶋さんの行方を探索する
一方、病院を抜け出した橘さんは睦月のもとへ。だがカテゴリーAに乗っ取られた睦月はタランチュラアンデッド封印しか目に入らない
止めようとする橘さんの前にお約束のペッカーアンデッド出現。ケガが癒えぬまま変身する橘さんは思わぬ苦戦をしいられる
すぐさま電話を取り出した橘さんは睦月を一真に託してペッカーとガチ勝負に移行
でも
すぐにバーニングスマッシュ決めましたが。雑魚アンデッドの扱いぞんざいすぎ





ラスト。嶋さんと睦月最後の対峙。タランチュラアンデッドとレンゲルに変身して戦いの火蓋が切られた
『睦月、好きだよ。大好き』
再び風を操り、
望美の恥かしウェーブ照射で睦月の心に訴える嶋さん
しかし強靭なカテゴリーAの心は睦月から離れようとしない。凄まじいレンゲルの攻撃を懸命に受け止続けるタランチュラ
駆けつけたブレイドはレンゲルを止めようとするが、カテゴリーAに乗っ取られたレンゲルはブレイドを寄せ付けない
冒頭みたいにジャックフォーム使えよ!と言う視聴者の突っ込みも一真には届きません
  『バイト』    『ブリザード』
『ブリザードクラッシュ』
レンゲルが2枚コンボを発動。しかしまさに技放たれるその瞬間!睦月の心が一瞬戻ります
「・・・・ッ望美!?」
その一瞬の変化を見逃さなかったタランチュラは甘んじてブリザードクラッシュを正面から被弾
致命傷をを負いながらもゆっくりと起き上がり、命を賭した最後の説得を睦月に解きます
「さぁ・・・私を封印しろ。チャンスを逃がすな!世の中を平和にしたいんだろう?
正義のために戦いたいんだろう?早くッ!」

ヒュヒュヒュン!シュカッ!

嶋さんの魂の叫びを受けてレンゲルはタランチュラを封印する。はたしてカテゴリーAの邪悪な心は封じられたのか?
カードを手に静かに去っていくレンゲルの後ろ姿を、ブレイドとギャレンはただ黙って見送るしか出来なかった
次週へ続く!


29話

なんかヘンテコな話(前編)

ついにタランチュラアンデッドこと嶋さんはレンゲルに封印された。これでカテゴリーAの邪悪な心は抑えられたのか?
しかし1人行方をくらました睦月の表情からは、どちらの意思が打ち克ったのかは読み取れないのであった
その頃。始の前に突如サーペントアンデッド・あずみが現れ、問答無用で攻撃を仕掛けてきた
始はカリスに変身して立ち向かうが、突然現れたサーペントの手下、トータスアンデッドに二匹がかりで攻撃され反撃できない
「ジョーカー、貴様が勝ち残れば全てが滅ぶ・・・生かしておく訳にはいかない」
意味深な台詞とともにとどめを刺そうとするサーペント。しかしそこへブレイドとギャレンが駆けつけてカリスを救出
ところが戦闘終了と同時に、始はどこかへと姿を消してしまう




場面変わって露店でタコ焼きを焼く青年なんと森本亮治二役です。始とは正反対のナンパで軽い性格
今日も今日とてまた女性客に手を出し、恋人の未知にカミナリを落とされてあわてて逃げ出す始末です
その了が始とバッタリ出くわしてしまったからそりゃもう大変
「な、なんなんだお前!なにもんなんだ、え?」
「分からない・・・思い出せないんだ、何も」
なんと始は記憶喪失!自分のことを一切覚えていませんでした
とりあえず了の部屋に連れてこられた始は、そこで恋人の未知に了と勘違いされてしまう
二人はタコ焼き屋の息子と鯛焼き屋の娘で、親父同士のいがみ合いに苦労しながら同棲している様子
未知を連れ戻しにやってきた鯛焼き屋の若い衆を派手にぶっ飛ばす始。記憶はなくとも腕っぷしはそのままのようです
「アンタいつのまにそんな強くなったん?惚れなおしたわぁ〜」
始の強さに驚いた了。未知がいなくなって二人きりになると、お互い人生を交換することを提案する
「俺は今日からお前、お前は今日から俺だ。な?」
この日から始は了として、了は始として生きることに。記憶が戻らない始はお調子者の了の言葉に従うしかない

「どこ行ってたの始さん!帰ろう、虎太郎にはちゃんと謝らせるから!」
そんな了の前に始を探す天音がやってきた。天音は喜んで了を白井邸に連れて帰るが・・・・・・
「はじめまして!おれ、皆さんと仲良くやりたくて・・・よろしくお願いします!」
異様に腰が低くなった始に一同大困惑。中身が別人と知らない一真らは目をパチクリです
早速自慢のタコ焼きをみんなに振舞って打ち解ける了。特に虎太郎とマブダチみたいになっちゃってるよ!
「うーん変われば変わるもんだな。きっと僕の説教が効いたんだ」




 一方、了となった始はたこ焼き屋の父親と、恋人・未知の鯛焼き屋の父親との抗争に巻き込まれていた
子分のふがいなさに
「今日限りたこ焼き屋の看板を下ろす」、と宣言する了の父蛸三郎(なんて名前だ)
未知と一緒に家に戻っていた始、蛸三郎が発した「これじゃ勝ち残れねえ」という言葉に僅かに残った記憶が反応する
「勝ち残る・・・・俺は・・・勝ち残る」
「なんだって・・・了おめえ・・・俺の跡目を継いでくれるってのか?」
「ああ。それが勝ち残るために必要なら」

かくして
たこ焼き屋を継ぐことになってしまう始
そんな始を了と信じきってる未知は激しく感動。了と結婚して真剣に店を持とうと決意する
「カッコええであんた!うちも一生ついてくわ!な、ええやろオジさん?」
蛸三郎も快く賛成し、善は急げと
すぐさま結婚式を挙げることに。一体どういう流れだ




その頃、虎太郎とマブダチになった了は二人仲良く買出しに。和気藹々といった感じの二人の前にあずみとトータスアンデッドが現れた
無論
人違いなのですがこれだけ似てたらどうする事も出来ません。サーペント&トータスとともに了に襲い掛かる!
「ひっ!ひいえええええぇ〜!!」
突然化物に襲われてワケがわからない了。彼に出来るのは情けない悲鳴を撒き散らしつつただ脅えて逃げる事だけ
虎太郎の連絡ですっ飛んできた一真と橘さんがすぐさま変身して戦闘に突入
そして一方、結婚式の最中にアンデッドの出現を感じた始は、本能の赴くままに外へ飛び出していくのだった
なんとも妙チクリンな展開で次週へ続く!


30話

変テコな話(後編)

トータスアンデッドとサーペントアンデッドに襲われた虎太郎と了。突然の化物来襲にワケもわからず逃げ惑うばかり
あまつさえ2人の危機に駆けつけてくれたブレイドの足にしがみつき、泣き叫ぶ。思いっきり
戦闘の邪魔
しかしすぐに了が始でないと気付いたサーペントは無駄な戦闘を切り上げて撤収。冒頭の戦闘終了とあいなりました

先の戦闘と、虎太郎の「君は人間じゃないんだからさ」というタダならぬ発言にすっかりビビってしまった了
どうやら自分はトンでもない男と入れ替わってしまったらしい。あまりの恐ろしさに了はついに自分の正体を皆に告白する
「スンマセンでしたぁッ!俺、本当は始って人じゃないんです!」
「いきなり何言ってんだよ。戦うのがイヤになったのか?まぁでも・・・無理だろ?
なんかお前アンデッドに狙われてるみたいだしさ」

しかしまるで信じない虎太郎&一真。改めて自分が化物に狙われていると知った了は、恐ろしさのあまり失神してしまうのだった




いろは組の露店。若い組員が始に「久しぶりに若の腕前見せてくださいよ!」などとぬかします。いや無理だから・・・って?
およそ人間業とは思えない離れ業で華麗にたこ焼きを仕上げていく始。いったい何者だコイツ!
そのパフォーマンスに周囲は感嘆の声を上げる。どうやら味のほうも絶品らしく、戦闘とカメラ以外の才能を垣間見せます
そんな始の前にこっそりやってきた了。うまく二人っきりになると「元に戻ろう」という提案を持ちかけます・・・・が、
「フーンそういうことやったんか。道理でおかしいと思ったわ。アンタが急に男らしくなるワケないもんな」
おっと、
しっかり聞いてました未知。あまりに情けない了に未知は三下り半を突きつけ、これからも始と一緒にやっていくという
当の始はと言えば相変わらず記憶喪失なので、未知に流されるがまま。このままではマジで自分の居場所がなくなってしまう
流石にあわてた了は父・蛸三郎の前で自分が実の息子の了であることを必死にアピール
「な、父さんなら目を見てくれればわかるよな?本物の息子がどっちか!」
「うーむ・・・わかった!こっちが本物の了だ!」

親父ダメすぎ。始を息子と信じて疑わない父にガックリくる了
やがて蛸三郎のもとに鯛次郎からはたし状が舞い込んだ。たこ焼きと鯛焼きでどっちが多く売り上げるかで勝負したいとの事
華麗なるたこ焼きテクニックを持つ始という切札があれば勝ちは堅い。鯛次郎の申し出を受けた蛸三郎でしたが・・・・・




一方、橘さんのもとに烏丸所長からラウズアブゾーバーが送られてきました。あとはクイーンのカードさえあればジャックフォームに変身可能
確かサーペントアンデッドがカテゴリーQだったはず。これはグッドタイミングです。なんとしてもヤツを封印したいところ

時同じくして、たこ焼きと鯛焼きの勝負が始まりました。いろは組の代表職人は当然始。ほへと組は?・・・・・な、なにー!?
ガっション ガッション ガッション ガッション
「紹介しよう。うちの代表・・・鯛焼き名人アルティメットフォームだ」なんだそれ
なんと全身ハリボテスーツの了だ!
「俺は自分を取り戻すんだ・・・これで俺が本物の了だと証明してみせる!」
かくして露店対決勝負開始。始のたこ焼きテクニックは前述の通りですが。さすがに了の腕前はそれをも上回ります
「アルティメットフォーム・ターボモード!」
ワケのわからん高速モードを発動させ、目にも留まらぬ速さで焼き上げていく了。しかしここで招かざる客!
「アハハハハハ!いつからたこ焼き屋になったのかしら?ジョーカー」
勝負が白熱する中、なんとアーペントアンデッド・あずみが始の前に現れた!サーペント変身で現場は大パニックに
変身することも忘れた始はただやられる一方。しかし壁に強く頭をぶつけ・・・・・・・・
『そう・・・・だ。俺は53番目の存在・・・・!』

”始さん!始さん!”

頭の中で弾けた天音の声とともに。ついに始は記憶を取り戻した
「俺は何をしていたんだ・・・・・変身ッ!」
変身!仮面ライダーカリス!サーペントと激しい戦いを繰り広げる中、未知を傷つけられたことに怒った了が男を魅せる
「このバケモンがー!よくも未知をッッ!!」
バキィッ!!じゅううううううううううううう!
熱くなった鉄板でサーペントの顔面を攻撃。予想外の横槍に形勢は逆転、ついにカリスはサーペントの封印に成功するのでした

「未知!未知しっかりしろ!大丈夫か!?」
「了!アンタやればできるやないの!すごくカッコよかったで!」
「よくやった了!さすがはワシの息子だ!」
「何を言ってる!了くんは俺の義息子だ!」

愛する未知を助けるために奮迅した了。その男意気は両家のバカ親父の心も溶かしたようで




一方。サーペントが現れた現場に駆けつける途中、トータスアンデッドに邪魔されたブレイドとギャレンは二人がかりでも苦戦中
そこヘサーペントを封印したばかりの始がやってくると、なんと惜しげもなくギャレンにカテゴリーQを投げ渡したではないか!
「それを使え!」
「このカードは!」
せっかくの申し出、断る理由はどこにもなし!迷わず2枚のカードをラウズするギャレン!
『クイーンアブゾーバー』  『フュージョンジャック』
変身!ギャレン・ジャックフォーム!
ナンバーカテゴリーごときに時間をかけてる番組構成じゃありません。さあ必殺コンボで一気にカタをつけろ!

『バレット』  『ラピッド』  『ファイアー』
『バーニングショット』

バキン!と開いた背中の羽はまるでゴッドガンダム。空中に舞い上がりギャレンラウザーを構え、
連射!連射!連射!連射!うへえすげえ地味だー!
ドドドドドドドドッ!ぼか――――ん!
ギャレンジャックフォームの初陣、地味この上ない3枚コンボで見事にトータスアンデッドを撃破です。微妙な技だなー
ギャレンの新たなる力を見届けた始は、一言漏らすと静かにその場をあとにするのでした
「そうだ・・・その調子だ。お前達が強くなれば・・・
お前達と戦うことによって俺ももっと強くなれる」




ラストシーン。いろは組の前をバイクで通りかかった始。折りしもその日は了と未知の結婚式であった
かつてあった「いろは組」の看板は降ろされ、そこには替わりに
「いろはにほへと組」の看板が
横目でそれを確認した始はふっと笑ってバイクを走らせるのでした。
次週へ続く


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