３１話

クソ睦月ムッ殺したい

夜の繁華街。警察に事情聴取を受ける少年・・・おっと出たぞ睦月！いきなりレンゲルに変身すると事情聴取する警官を力でねじ伏せます
結局カテゴリーＡに負けたのか。ダメじゃんコイツ
嶋さん無駄死に。犬死にとも言います。この作品最大の敵は間違いなく睦月だよな・・・
「へェ・・・ついにそのコの身体も意識も乗っ取ったんだ？カテゴリーＡ」
と。その暴力シーンを携帯のカメラに収める謎の少年が登場。彼の存在に気付いたレンゲルは身構えるが、少年は「争う気はない」と姿を消すのだった

丁度その頃。一真は橘さんと一緒に始を訪ね行方不明の睦月を探して欲しいと相談を持ちかけますが、始はにべもなくその頼みを跳ね除ける
「行方不明なのはカテゴリーＡに乗っ取られたからだろう。俺はヤツを倒すだけだ」
冷酷な一面を見せる始。橘さんから「お前の戦う意味は何だ？」と改めて聞かれた始は、すべてに勝利したあとの自分を想像します
破壊され尽くされた東京。滅亡した人類。街を彷徨う始はその中には天音と遥香の遺体を見てつけて・・・ウボァー！
　自らの想像に激しく動揺する始。挙動不審この上なし。「本当の理由を言えない男とは組めないな」と橘さん退散
始を信じる一真は「お前の秘密を話して欲しい。一緒に戦おう」とあくまでも説得。しかし始の口は堅く閉ざされたままで・・・

あくる日。「仮面ライダーは本当に人類の味方か？」といった扇情的な見出しが躍るサイトを発見する虎太郎＆栞
一体誰がこんなものを？一真らは手分けして制作者を捜索、ついに虎太郎と栞がとあるネットカフェで画像をアップする少年を発見する
「このサイトを作ったのはキミか！」
更新を止めようとした２人だったが、少年の超能力に手も足も出ない。遅れて駆けつけた一真が見たモノは・・・なんと
椅子に座った栞が空中に浮き、虎太郎が地面で突っ伏したまま彫刻のように動きを止めているという、シュールな光景であった
「虎太郎！？栞さん！？」
「あぁ、無駄だよ？彼等の時間は止めてある」
少年の従えているナンバーカテゴリー・スカラベアンデッドの能力は時間停止。おいおいどう考えても、コイツ最強じゃね？
「お前・・・いったい何者だ！」
「キングって呼んでよ」
「キング！？カテゴリーキングか！」
「僕が一番強いってことさ」
変身しようとした一真だったがここでスカラベアンデッドの時間停止炸裂。止まってる間にライダーシステムを奪われてしまいます

少年からカードとバックルを奪い返そうと追いすがる一真。そんな２人の前にアンデッドの気配を察知した始が現れた
「やあ。これはこれはジョーカー」
「・・・・俺をその名で呼ぶな」
始はカリスに変身するが、ここでまたもやスカラベの時間停止！さすがのカリスもなす術ありません。やっぱコイツ最強だってば！
スカラベに一方的に痛めつけられると、どこかへと連れ去られてしまうカリス。拉致られたー
「ジョーカーはもらったよ。それじゃあね」
「ジョーカーだと・・・！？それはいったい何だ！」
「５３番目のアンデッド・・・この戦いを影で支配する残酷な殺し屋」
そんな少年の言葉が信じられない一真。すると少年は一真にライダーシステムを放り投げ、ならばかかってこいと挑発する
上等だ小僧！と変身して突っかかるブレイドだが、その強大な力の前に軽くいなされてしまう
すごいよ。なんか何もない空間にいきなり盾出現させたりしてるし。技カッケーなぁこいつ

一方、橘さんはカテゴリーＡに支配された睦月と再会を果たす。なんか暴力で手に入れた怪しいクラブのオーナーになってます
ここで相川始の正体「ジョーカー」について説明を受ける橘さん。睦月はカテゴリーＡに取り込まれたのでその知識を共有してるみたい
「ジョーカーがどんなカードの代わりにもなるように。どんなアンデッドにも化けられるアンデッドが存在します
ジョーカーはどのカテゴリーにも属さない。だが封印したアンデッドはそのままジョーカーの力になる・・・」
「放っておけば全てのアンデッドの力を手に入れ・・・最強の敵になるということか」
「心配いりませんよ。ジョーカーは俺が倒しますから」
すべてアンデッドの力を手に入れ、最悪の敵になるという５３番目の存在ジョーカー。それを倒すと不敵に笑う睦月
「待て睦月」と一言かける橘さんだったが、そんなかつての師匠をバカ弟子は冷ややかな目で睨み返す
「ジャックフォームを手に入れたようですね・・・ここで闘りますか？今の俺は強いですよ」
もはやカテゴリーＡに完全に取り込まれてしまったクソガキ。もう橘さんにこの暴走を止めることができないのか

ラストシーン。カテゴリーキングの少年に敗れた一真は特にダメージを負うでもなく白井邸に戻っていました
なんとしても始を探さなくては。１人アンデッドサーチャーを操作するが反応は無し・・・と！そのとき目の前に突然アンデッドが出現！
「そんな！サーチャーは反応してないのに！？」
驚きながらもブレイドに変身し、ライトニングソニックでなんとかこのアンデッドを倒す一真。封印のカードを投げて・・・・・・
あれェ！？なんと謎のアンデッドは封印されるどころか、カードを吸収し再び立ち上がったではないか！
「オ前ハ・・・許サレナイ」
不可思議な言葉とともに襲い掛かる謎のアンデッド。サーチャーに反応しなかった事といい、果たしてその正体は！？
次週へ続く！

３２話

カテゴリージョーカー

突如現れた謎のアンデッドを封印できず苦戦するブレイド。駆けつけたギャレンが援護してくれますが、なぜかアンデッドはギャレンを見るや撤退
「ギャレン・・・お前ではない」
先週の「ブレイド、お前は許されない」に続き、謎の言葉を残して去っていくアンデッド。はたしてその正体は？
戦闘終了し、一真はキングの少年から聞いた「ジョーカー」に関する話を報告。同じくその話を睦月から聞いていた橘さんは顔色を変えて叫びます
「ジョーカー・・・だと・・・あの相川始が”ジョーカー”だと言うのか？」
ジョーカーについて調べる一真と橘さん。しかし栞が持ち出したボードのデータにもジョーカーの情報は一切ないという
現在わかっていることは、封印したアンデッドの力と姿を使うことができる特殊な個体という事
確かに。始はカードを使ってカリス以外のアンデッドに変身していた。ならば相川始という人間の姿も仮の姿に過ぎないということになる
つまり「ハートの２」（チェンジ）のカードに封印されているのは・・・・人間？
始を自分が最強になるためにアンデッドを封印しているだけの敵、と冷酷に決め付ける橘さん。始を庇う一真に冷たく言い捨てるのだった
「剣崎・・・ヤツは人類の敵だ。助けに行こうなどと思うな」

一方、キングの少年に拉致された始はボコボコに痛めつけられ、ハートの２（チェンジ）以外のカードを全て奪われてしまっていた
少年は始を殺そうとはせず「本来のジョーカーの姿を見せろ」と脅迫。始にジョーカーとしての力を出させようとする少年の真意とは？
「メチャクチャにしたいんだよ・・・この戦いを！
僕は他のアンデッドの精神を支配できる。アンタを手駒にして何もかもメチャクチャにしてやるのさ
綺麗は汚い。汚いは綺麗・・・わかるかい？馬鹿馬鹿しいこの世を全部ぶっ壊してやるんだ！」
まー先週もアレ気味だったので今更言うことじゃありませんが。なんか相当サイコくんな小僧ですよ。めちゃくちゃー
頑なに拒否する始だったが、流石に少年は脅迫の仕方を知っている。始＝カリスであることを示すムービーメールをハカランダへ送ろうと・・・
「やめろォッッ！！！」
ついに怒り頂点！ブチ切れた始は腰に現れたベルトを発光させると・・・ぼが―――ん！
少年のアジトから巨大な衝撃波が発生する！途方もないエネルギーに恐れおののく人々。これがジョーカーの真の力だと言うのか？

自室に戻った橘さんは、そこで栞の父・広瀬と再会する。死んだんじゃなかったのかよ？
「久しぶりだね・・・・橘くん」
どうやら広瀬は今もアンデッドの不死の秘密を解明しようとしているらしい。ていうかさァ・・・この人が全ての元凶なんでしょ？
そして広瀬はジョーカーが危険な存在であること、一真がジョーカーに呑み込まれる運命にあることを橘さんに忠告して去っていく
ボードすべての記録にアクセスできるキーワード「ブラック＆ホワイト」で、橘さんはジョーカーの恐るべき秘密を知ることになるのだった
ちなみにこの栞父が冒頭の謎アンデッドの産みの親のようです。なるほどアレは人間が作り上げた人造アンデッドなんですなー

一方その頃。虎太郎と栞に励まされた一真は、橘さんの命令にそむき始の救出に向う
その始はジョーカーの力でなんとか少年のもとから脱出するが、弱りきった彼の前に今度はカテゴリーＡに支配された睦月が現れた
「上城睦月・・・完全にカテゴリーＡに取り込まれたか」
「ああ、今の俺は闇の中にいる。最高の気分さ・・・・変身！」
容赦なく始に襲い掛かる睦月。カリスに変身できない始はただ攻撃を受けるだけだったが、ここでグッドタイミングの一真到着
「邪魔をするな剣崎！コイツは最期の一匹までアンデッドを殺す戦闘マシーンだぞ」
「今は君がそう見えるぞ！悪いが相手はできないな」
レンゲルをバイクで弾き飛ばすと、始を連れて脱出に成功。ていうか一真呼び捨てかよ睦月！生意気にもほどがあるぞガキ
無事逃げおおせた二人は、改めて始に「「ハートの２」に封印されているのは人間ではないのか？」と聞いてみる
徐々に心を開きつつある始はついにカードの秘密、そして自らの正体をポツリポツリと明らかにし始めるのだった
「あのカードに封印されているのは・・・１万年前のバトルの勝者だ」
「それは俺達人類の祖たる・・・ヒューマンアンデッド？」

約２年前
人間（栞父）の手によって封印を解かれたアンデッド達。ジョーカーである始は、本能の命じるまま次々とアンデッドを封印し自らの力にしていった
そして１万年前のバトルファイトの勝者、ヒューマンアンデッドを発見する。しかし、ヒューマンはまったく抵抗せずジョーカーに封印されたという

「何故ヤツが俺に封印されたのかはわからない・・・だが
ヤツをを封印して以来、俺はジョーカーの姿に戻ることを忌まわしく感じるようになった・・・
そして・・・・そして俺は人間のことを・・・」
と、もの哀しげな始の表情で回想終了。あーなるほど・・・・これはもしかしてアレかな？
ヒューマンアンデッドは嶋さんと同じ事ををしたんじゃないでしょうか
自らを取り込ませることにより、相手を変えようとした、と。その効果があって彼は人間に対する興味と慈愛の心を持つに至った・・・？
すべてを知った一真は始の気持ちを思いやり、また一歩その親睦を深めるのだった

そんな二人の前にキングの少年とスカラベアンデッドが現れた。戦いを挑むが一真だが、やはりスカラベの時間停止攻撃になす術もない
だが始は戦闘の最中、キング少年が止まった時の中を動いていることに注目。「なぜアイツは動ける・・・？む、あれは！」
少年の手首に巻かれたスカラベとお揃いの薄汚い包帯。時間停止の影響を受けない秘密があれか！
秘密を看破した始は無理矢理スカラベから包帯を奪い取りブレイドにパス。時間停止のトリックから逃れたブレイドは見事に形勢逆転
「お前に俺の時間は・・・止められない！！」
うおおセリフ超かっけー！そして森本亮治の歌う新BGMに乗せてブレイドの猛攻。今週最大の魅せ場だぜ！決めろ必殺！
『ライトニングソニック』
ぼがーん！とスカラベ封印。いまだ始のカードは少年に奪われたままですが、とりあえずの危機を脱します
痛めつけられか弱っている始をいたわる一真。わずかずつだが友情が芽生える・・・が、そんな２人の前に今度は橘さんが現れた
「どけ剣崎。敵は・・・まだそこにいる」
「ジョーカーが生き残ったときに全ての生命は滅びる」　驚異の事実を知った橘さんは、この場でジョーカーを封印しようとする
だが一真は「今はジョーカーを忌まわしく感じる」という始の言葉を信じ、身をていしてそれを阻止する。互いにJフォームをラウズ！
ブレイドジャックフォームVSギャレンジャックフォーム！
対峙した二人のジャックフォームは始の目の前でついに激突してしまう。どうなる次回！？

３３話

狙われた一真

「どけ剣崎。ジョーカーは人類を、世界を滅ぼす！」
「あいつは世界を滅ぼしたりしません！」
「ジョーカー」である始を危険視する橘さんと、信じる一真。それぞれギャレンとブレイドのジャックフォームに変身し激突する
二人の直接対決は橘さんが伊坂に操られていた時以来ですが。なんとブレイドは強力なパワーで先輩・ギャレンを圧倒！
空中でライトニングスラッシュを食らってノックアウトを喫した橘さん。一真は必死に説得を試みるが、やはりその意志は変わらないのだった
戦闘終了。しかし始は突然苦しみだし倒れてしまう。ジョーカーのシルエットが一瞬重なりましたが・・・なんかカミキリムシみたいな顔ね

家に戻った一真は栞と虎太郎に始の事を話す。勝ち残れば人類を滅ぼす「ジョーカー」であること、しかし始がその事実を忌まわしく感じている事・・
そんな始の気持ちを信じたいと訴える一真。、始の「ハートの２」には人間が封印されているのでは？と不安を抱いていた栞と虎太郎だったが、
「封印されているのは1万年前の人類の始祖ヒューマンアンデッドであり、彼は人を傷つけてはいない」という一真の言葉に力強く頷くのだった

その頃、広瀬のアジトへとやってきた橘さんは研究機材の中から現れたアンデッドと驚異のご対面。なんと一真を襲った謎のアンデッドではないか！
広瀬がアンデッドの細胞とヒトのデータから作ったという人造アンデッド、トライアルＤ
「今のところジョーカーは危険性が少ない。彼はしばらく放置したところでかまわないだろう
むしろ危険なのは剣崎くんなのだよ。彼がこのままが変身を続ければ大変なことになる
橘くん、このトライアルＤとともに剣崎くんを保護して欲しい」
「なぜ一真を襲わせたのか」と抗議する橘さんに、広瀬はトライアルＤとともに一真を保護して欲しいと言う。その真意は今一つ理解できません
いや絶対保護とかウソだろ。間違いなく殺す気だってば。気付いてよ橘さん！

場面変わってハカランダ。始は自室でジョーカーに戻ろうとする自らの体と戦っていました。まるで重い病にうなされるようにベッドで苦しむ
懸命に看病する天音と遥香ですが、手の尽くしようがありません。始を見舞ったは軽く声をかけると、そっと１枚のカードを置いて部屋を立ち去る
その帰り道、一真は何かから逃げてくる望美と出くわします。聞けば不良に絡まれたところをひ弱そうな少年に助けられたという
その少年が心配だという望美の言葉を受け、一真は少年と不良たちがいる場所へ。あれ？ひ弱そうな少年って・・・あの自称キングだ！
「なんだブレイド。君が来ちゃったのか・・・その後ジョーカーの様子はどうだい？」
「・・・！？始の身体の事を何か知ってるのか！？」
「奴はジョーカーに戻りそうなる自分と戦ってるのさ。今までは封印したカードの力でそれを抑えてたけどね」
なるほど。今まで始は封印したアンデッドの力でジョーカーに戻らずにいられたが、カードを奪われた今ジョーカーに戻ろうとする力が強くなり苦しんでいるという
ならばカードを取り戻せば始を救える！一真はブレイドに変身し向っていくが、キングもついにその正体を現す！
変身！コーカサスビートルアンデッド（コーサカスオオカブトムシ怪人）！
黄金に輝くイカス奴です。すげーカッケーなー。平成ライダーシリーズのカブトムシモチーフ怪人の中では一番カッケーなー
「それでいいのかいブレイド？人類の敵であるジョーカーを救うために僕を倒そうだなんて。不純だなぁ」
キングの吐く言葉を重く受け止めながらも、始のために攻撃を続けるブレイド。しかしライトニングソニックもあえなく跳ね返されて崖から落下してしまう

「くっ・・・なぜ・・・勝てないんだ・・・」
ラストシーン。ダメージを負った身体を引きずり、ぐるぐると考えを巡らす一真。頭の中にリフレインするのはさっきのキングの言葉
人類の敵であるジョーカーを救うために僕を倒そうだなんて。不純だなぁ
ジョーカーを助けても人類は迷惑するだけだ
キミも間違ってるかもしれないって思ってるんだろ？だから弱いのさ
ヤツの言葉が真実だから勝てないのか。自分は間違ったことをしているのだろうか？しかしそうしなければ始は・・・と
「剣崎一真・・・お前は許されない。捕獲する」
迷う一真の前にトライアルＤが現れた。自分を倒すまで追ってくる、倒しても封印できず復活する謎の敵。初めて戦うことへの恐怖を感じる一真
車で駆けつけた虎太郎と栞に一時は助けられるものの、それもつかの間。車ごとトライアルＤに襲われて虎太郎と栞を傷つけてしまう結果に
そんなホラー映画の主人公のごとく逃げ惑う一真の前に、我等の騙され王橘さんが現れました。すがるように泣きつく一真
「た、橘さんヤツです！あの封印できないアンデッドが現れました！」
今にも泣き出しそうな後輩を前にして。橘さんはすべてを悟ったような冷たい目で見返しながら言い放つのだった
「奴の名はトライアルＤ。お前を追うために生まれた」

キングフォームTV初登場の次週へ続く！震えて待て！

３４話

最強変身！ブレイドキングフォーム！

橘さんはトライアルＤを一旦帰すと、一真にこれ以上戦ってはならないと告げる。変身すればトライアルＤが現れ、周囲の人間に被害が及ぶという
「なぜ自分が？」疑問を口にする一真だが、橘さんはお前はライダーになってはいけない人間だ、と言うだけ。そんな理由で納得できるはずがない
ばたーん！「ぐわぁっ！」
「俺と来い！」と手を伸ばした橘さんを思いっきり投げ。そのままトンズラです。うわー橘さん超カッコわる
しかし橘さんが言うとおり、栞と虎太郎は自分を助けに来たがために傷ついてしまった。ならば自分の取るべき道は・・・
一真はアンデッドサーチャーを自分のパソコンにコピーすると、栞と虎太郎にわざと冷たい態度をとり、家を出て行くのだった

一方、ハカランダにアホたれ睦月が現れます。ずっと待っていた望美は睦月に抱きついてし喜びますが、アホたれは冷たい態度
あまりのそっけなさに怒った望美はいきなりビンタ！しかしこれにキレたアホたれは、なんとグーで望美を殴ろうとする！このアホ！
「やめろ。用があるのは俺だろう」
と、そんなアホを止めたのは半病人の始。睦月を外へ連れ出し戦闘になりますが、カリスになれないままで勝てるハズがありません
「人間の姿なんて興味がないんだよ！さあジョーカーに戻れ！」
強烈な攻撃を始に加えるレンゲル。ここで始は一真が置いていってくれたワイルドＪのカードをラウズ！ウルフアンデッドに変身
自らを「最強のライダー」と謳うレンゲルに対し、始の脳裏には自分に写真を託した栗原、自分を庇ってくれた一真の姿がよぎる
「お前は何もわかっていない・・・本当に強いのは・・・
本当に強いのは！人の想いだッッ！！」
鬼気迫るウルフの攻撃にレンゲルボコボコ！このままアホ仕留めて欲しいところでしたが、残念ながら体力の限界が来てしまいます

で、殺られる寸前まで追い込まれた睦月の耳に望美の声が。わずか残っていた睦月の心に引っ張られるように、その場をトンズラ
その様子を離れて見ていたのはあのキングの少年だ。どうやら望美のピンチに睦月がどう反応するかを窺っていたらしい
「なーんだ。まだ甘いなぁ・・・人間の心残していちゃ、ジョーカーには勝てないよ
ほら、コレあげるよ。コレがあれば今度はジョーカーと戦っても負けないさ」
なんとキングはカリスが封印してきたカードをすべてアホに手渡してしまったではないか。カードを拾う睦月を残し、どこかへと消える
「なぜこのカードを俺によこす？」
「別に理由なんてないよ。ただ・・・メチャクチャにしてやりたいだけさ」

白井邸を去りたった一人キングを追っていた一真でしたが、トライアルＤに狙われる恐怖と戦いながら孤独感は募るばかり
心配して探しにやってきた栞と再会するが、自分が戦うことで人が傷つくならキングを追うこともあきらめるべきか、と意気消沈
そんな一真に栞怒りのマッハビンタが炸裂！ぴしゃーん！
「剣崎くん。あなたの仕事は？」
「・・・・仮面ライダー」
「仮面ライダーの目的は？」
「アンデッドを封印すること」
「あなたは自分１人で戦ってるんじゃない。戦えない私達の代わりに戦ってくれてる
だから他の誰が否定しても私達だけは言えるわ。あなたは仮面ライダーだ。って」
栞の言葉に元気付けられた一真は、改めて「仮面ライダー」として戦う自分を自覚するのだった

栞の機転でキングの居場所が判明した。現場へ急行した一真は新たな自信を胸にブレイドに変身！始のカードを取り戻そうとする
しかし変身したコーサカスは圧倒的な強さでブレイドからすべてのカードを奪ってしまう。攻撃の切札を失い、絶体絶命のピンチ！
だがなんと、ブレイドは無手のまま特攻！コーサカスの分厚い盾へ素手でパンチをぶち込んでいく。一発！二発！三発ッ！！
「たとえカードが１枚もなくても！お前を封印できるはずだ・・・俺に・・・
俺にライダーの・・・ライダーの資格があるならッッ！！」
一瞬の隙をついてコーサカスアンデッドの剣を奪うと、その剣で盾の破壊に成功！ドラゴンの聖衣かよ！
素早く自らのカードを取り戻すと、ブレイラウザーとコーサカスブレードの二刀流！めったクソのナマス斬りだオラー！
最後は空高くジャンプして急降下！ブレイラウザーで頭のてっぺんから垂直斬り！！これで終わりだァ―ッッ！！
どばっしゃ―――！！！！！
「フフ・・・気をつけるんだねブレイド。レンゲルのように僕に支配されないようにね」
見事この強敵を撃破するも、封印される直前不気味な捨てゼリフを残すスペードキング。しかし一真は迷わずこれを封印する

ラスト。難敵カテゴリーキングを倒しホッとしたのもつかの間。封印不可能の追跡者トライアルＤが現れた
一真は栞を安全な場所に逃がすと、２枚のカードを手にしてラウズアブゾーバーを構えた。１枚目装填！
『アブゾーブクイーン』
そして２枚目。キングの最後の捨てゼリフが一瞬思い浮かんだが。意を決してラウズしたカードはスペードのキング！！
『エヴォリューションキング』
たちまち激しい激痛に襲われるブレイド。同時に１３枚のカードが空中に舞い出し、次々にブレイドの身体に装着されていく
まばゆい光がおさまり、その中から姿を現したのは全身を１３枚のアンデッドカードと黄金で彩られた戦士の姿だった！
変身！仮面ライダーブレイドキングフォーム！

向ってくるトライアルＤをたった一発のパンチで弾き飛ばす最強形態。カメラを通してモニターしていた橘さん＆広瀬も驚愕
「カテゴリーキングと融合した・・・こ・・・これがキングフォーム？」
「いや。彼は１３体のアンデッドすべてと融合している」
むっくりと起き上がったトライアルＤ。封印不能のこの敵を消滅させるべく、ブレイドは５枚のカードを抜く
『スペード１０』　　『スペードＪ』　　『スペードＱ』　　『スペードＫ』　　『スペードＡ』

『ロイヤルストレートフラッシュ』
いきなりお目見えの最強必殺技！そしてここで次週へ続く！チクショウ燃える引きじゃないかゴルァ！

３５話

ジョーカー覚醒

キングフォームへと変身したブレイド。モニターで見ていた広瀬＆橘さんは、一真がカードに封印した１３体のアンデッドすべてと融合したことに驚く
そして強烈なパワーを発するブレイドに呼応するように。離れた場所で一人、ジョーカーに戻ろうとする自分と戦っていた始が悲痛な叫びをあげた
「やめろッ・・・・お前はその力を使うなァッッ！！」
「はああああああああああああああああッッ！！」
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオ！！！
５枚のカードを連続ラウズしたブレイドは新技・ロイヤルストレートフラッシュを一閃。剣の衝撃波が５枚のカードで増幅される一撃必殺剣だ
周囲の建物の一部を破壊、近くにいた人々をも巻き込みかねないほど強力な一撃。超ド級の新必殺技でついに難敵トライアルＤの撃破に成功する
しかし変身を解除した一真は、今までに感じたことのない強烈な疲労感に襲われ深い眠りに落ちてしまうのだった

数時間後、見知らぬビルの一室で目覚める一真。突然目の前に現れた少女・羽美によると、ここは彼女の隠れ家だそうな
どうやら眠ったあと彼女に連れてこられたらしい。一真の変身を見ていた羽美は「明日１日だけ私のヒーローになって」などと無茶をぬかす
「言うコト聞いてくれないとコレ捨てちゃうよー？大事なんでしょ？」
「ああっ！？　い、いつのまにカードを！」
一真の寝ている隙にカードを奪っていた抜け目のない羽美。カード質を取られては仕方なく、一真は１日だけ羽美に付き合うことに
しかしワザと車の前に飛び出しみたり、他人のジュースを欲しがったりと子供っぽい羽美の行動に振り回され、一真はすっかり参ってしまう
その頃、広瀬は新たな人造アンデッド、トライアルＥを開発していた。しかもコイツには橘さんのデータがインプットされているという
ギャレンとの模擬戦闘では射撃のクセから戦い方まで全てにおいて互角の戦いぶりを見せ、橘さんをひどく狼狽させるトライアルＥ
「なぜ俺のデータを？どうしてこんな必要が？」疑問を口にする橘さんに、広瀬は何くわぬ顔で平然と応えた
「高い融合係数を持つ人間遺伝子はアンデッドとの合成に不可欠なんだ・・・・それにもうひとつ
剣崎一真に対する強い憎悪を持つ者のデータが必要だった」
「・・・・俺が・・・・剣崎に対して憎悪を？バカな！」
橘さんは生まれつきライダーとしての能力が高い一真に嫉妬しており、実は心の底で一真を憎悪しているハズだ、と冷淡に説明する広瀬
その言葉に思わず口を閉ざしてしまう橘さん。好戦的なトライアルＥを目の前にし、広瀬に協力した自分の行為に不安を感じ始める橘さんであった

ジェリーフィッシュ（クラゲ）アンデッドが出現した。そのクラゲに不敵な視線を向ける謎の女・光が現れるが、更にそこへもう一体アンデッドが現れる
ああ、なんということか。その姿はまさしく伝説の・・・・・
５３番目のアンデッド！『ジョーカー』！
始は元姿に戻る自分を押さえきることが出来なかったのだ。ついに覚醒し、その本性を現した冷酷なる死神ジョーカー
その圧倒的迫力に脅えたクラゲは戦わずに逃走、追うジョーカー。その２体をさらに追いかけるカタチで謎の女・光が暗躍する

羽美に振り回されていた一真は栞から連絡を受け、とりあえずカードを取り戻す。すぐに３体のアンデッドが出現したという現場へ急行
そこでブレイドの前に現れたジョーカー！それが始が変身した姿とは知るよしもなく、覚醒した凶暴なジョーカーとの戦闘に突入する
しかし今はただの凶暴な野獣と化したジョーカー。その信じられないようなパワーにブレイドは圧倒される。が！
「だ・・・ダメ・・・だ・・・剣崎・・・・！」
そのジョーカーが突然苦しみだし、不可思議な言葉をつぶやく。そして周囲のものを破壊するとどこかへと去ってしまうのだった
「あのアンデッド・・・一体何を言おうとしたんだ・・・？」

『スピニングダンス』
ギュルルルルルル・・・・・ボガアアアアアアン！！！
ジェリーフィッシュアンデッドを発見した睦月はレンゲルに変身。手に入れたハートのカードを派手に使用し、あっという間にこれを封印する
「クラブの７ゲット・・・・・フフッ。これが最強のライダーの戦いさ」
「最低の戦いだな」
「？・・・なんだ貴様は！アンデッドか！？」
自らの力に酔う睦月の前に現れたのは謎の女・光るだった。敵意を剥き出しにして襲いかかるレンゲルだが、光に簡単にねじ伏せられてしまう
美脚キック３連発！そしてネリチャギィ！曙のように前のめりにブッ倒されるカッコ悪い睦月。トドメを刺すでもなく、光は言う
「フン。私は私の種族をこの世の覇者にするために命を賭けて戦っている！
それに比べて・・・・お前は一体なんのために戦っているんだ？」
「なんの・・・・ため・・・だと・・・？」
「カテゴリーＡに操られているだけか・・・まるで話にならないな
ジョーカーが覚醒した。お前などにかまっている暇はないんだ」
冷たく一瞥くれて去っていくクールビューティー光。ジョーカーが覚醒したことを知らされた睦月は、その封印に闘志を燃やすのだった

ラスト。ジョーカーの驚異が去り一息ついた一真は、羽美の荷物の中から羽美が家族と楽しそうに笑う写真を見つけた
「家まで送るよ。こんな優しそうな家族が居るんじゃないか」
途端に曇る羽美の表情。聞けば彼女の家族は地震のため皆死んでしまったという。しかも自分を助けるために、目の前で
それは火事で目の前にいる両親を助けられなかった一真の境遇とあまりにも酷似していた
羽美の「ヒーローなんていない、誰も助けてくれない！」という頑なな心が理解できる一真は優しく説得しようとする
が、そこへ現れるトライアルＥ！一真は羽美の心を開くためにも、彼女を庇いつつトライアルＥに果敢に立ち向かう
「キミは俺が守る・・・・！変身ッッ！」

そして始に戻ろうと苦しむジョーカーの前にクソたれ坊や睦月が現れた。睦月はレンゲルに変身すると、ハートのＡのカードを抜き・・・
『リモート』
封　印　開　放
カテゴリーＡマンティスアンデッド！
解き放たれたのは”本物のカリス”マンティスアンデッド！レンゲルはこの二人をジ戦わせようというのだ
「さあ見せてくれよ。昨日までの自分にやられる姿ってのをさ」
おーこれはいい引きだなー！猛烈に続きが気になる次週へ続く！

３６話

ジョーカー暴走

冒頭、トライアルＥと戦うブレイドジャックフォーム。そして一方ジョーカーはレンゲルが解放したカリスと激しい戦いを展開
ジョーカーはカテゴリーＡでるカリスを終始圧倒！レンゲルが焦りを覚え戦いに加わるが、２対１でも尚あざ笑うかのようにあしらう
ザシュンッッ！！！ボバァ！
カリスを両断するジョーカーの凶刃！そしてカリスを封印したジョーカーは、奪還したばかりのカードでカリスに変身する
「キサマが持っていたのか・・・」
ぶっ飛ばされて変身を解除していた睦月は、カリスの放つ威圧感に足の震えが止まらないほどの恐怖を感じるのだった
そんなヘタレ小僧は殺す価値もないと思ったのか、カリスは睦月を見逃しハートの２で始の姿に戻ると、フラフラと歩き出した
「こ、これで・・・帰れる・・・あそこへ」

苦戦を続けるブレイドＪフォームは、トライアルＥの攻撃に変身を解除してしまう。必死に羽美を庇いつつ、なんとかその場から逃走
携帯で栞に連絡を取りケガをした羽美を病院に連れていく手はずを整えるが、その羽美が突然不自然に吐血
これは悠長に虎太郎の助けを待ってはいられない。トライアルＥの驚異を省みず羽美を背負って病院へ向かうことを決断する一真
「どうせ私を守ってくれる人などいない」と自棄になる羽美に、一真は火事に巻き込まれた父母を助けられなかったと語る
「だから俺は・・・人間を一人残らず守りたいんだ」

ジョーカーに対する恐怖を克服できず苛立つ睦月。クイーンのカード欲しさにクールビューティ光姉さんに戦いを挑む。が
タイガーアンデッドに変身した光はレンゲルを華麗に圧倒（弱すぎだろ）　封印したアンデッド達を解放しろと迫る
「これは神聖な戦いなんだ。１万年前はライダーシステムなど存在しなかった」
するとレンゲルは言われるままにハートのアンデッド５体を解放。ええええー？
「ハハ・・・あいつらにはジョーカー探索を命じた。早くしないとあいつらがジョーカーを倒してしまうぞ」
「キサマ・・・・・正々堂々と闘うことはできないのか？」
あくまでも卑怯な手段を使う睦月にあきれる光。こんなクソはこの場でぶっ殺せばいいのに、やはり無視して去っていきました
「はッ。俺は最強のライダーなんだよ」

その頃。ハカランダの近くまでやってきた始はレンゲルが解放したアンデッドの気配を察知。やむなく道を引き返し戦いの場へ
始を発見した虎太郎は止めようとするが、始は謎めいた言葉を残して消えてしまう。一体彼の身に何が起ころうとしているのか
「新たな強大な力が生まれようとしている。ジョーカーはそれと呼応して・・・」
「新たな力？呼応？」
「今度ジョーカーに戻ってしまったら・・・もう天音ちゃんでも見分けがつかないだろう」

余りに真っ直ぐな一真の思いに自分を恥じた羽美は吐血がニセモノだったことを暴露し、そのままどこかへと走り去ってしまう。が
そこへ現れたトライアルＥが卑怯にも羽美を人質に捕え一真を脅迫。怒り心頭の一真は変身しないままトライアルＥへと歩を進める
「抵抗するな剣崎一真。次は威嚇では済まない」
一歩一歩と歩み寄る一真に対し、トライアルＤは無慈悲な銃弾を撃ち込んでいく。足、肩口・・・・・飛び散る鮮血に羽美が泣き叫ぶ
「例え今はキミ１人守るのがやっとでも・・・諦めない！負けたくないんだ！」
「もうやめてー！！！」。
傷つきながらも自分を守ろうとする一真を見て、羽美は夢中でトライアルＥに飛びつきその攻撃を阻止
一真はその隙をついてブレイドに変身。同時に森本亮治のＥＤテーマスタートで非常燃える演出だ
エヴォリューションキング！仮面ライダーブレイドキングフォーム見参！！
トライアルＥの連続射撃。避けようともせず全身に銃弾を浴びるキングフォーム。その装甲にはカスリ傷１つつけられない！
『スペード１０』　『スペードＪ』　『スペードＱ』　『スペードＫ』　『スペードＡ』
『ロイヤルストレートフラッシュ』
ゴッバァアアアアアアアアア！！！
必殺剣ロイヤルストレートフラッシュ炸裂！！見事にトライアルＥを消滅させた一真はダメージ大きくその場に倒れこんだ
戦闘終了後すぐに栞が到着し一真は病院へ搬入。人々を守るヒーローたらんとする一真の真摯な思いを理解し、羽美は晴れやかな顔で去って行った

アンデッドサーチャーがレンゲルが解放した５体のアンデッドを感知。一真はまだ傷の癒えぬ身体を押して現場へ急行する
途中フラフラと歩く始を発見し驚いてこれを止めようとするが、始は酷く苦しみながら言葉すくなに語る
「剣崎・・・もうすぐ俺はアンデッドを倒すことしか考えられない獣に戻る・・・」
どうやら取り戻したカリスのカードでもジョーカーの力を抑えることができないらしい。何故？瞬間、悶絶とともにその姿が変貌を遂げる
ジョーカー変身！！一声唸りを上げてその場を飛び去るジョーカー。一真は驚きながらもこれを追う

で、あっという間に現場到着。底知れぬパワーを見せ付けながら５体の次々とアンデッドを封印していくジョーカー
瞬く間に５匹全員を封印した死神のその凶悪なる目は、始を探しに偶然そこに来ていた天音へと向けられる
「た・・・助けて始さん！」
それが始の真の姿とも知らず脅える天音。これを守るため前に割って入る一真が悲痛な表情を浮かべる
「始・・・もう天音ちゃんのこともわからないのか。変身ッ！」
一真は怒りと悲しみを抱えたままブレイドに変身。ラウズアブゾーバーへと手をかけた。次週へ続くッ！

３７話

変身！ワイルドカリス

人間の心を失い暴走するジョーカー。一真はキングフォームに変身すると、近くにいた天音ちゃんを庇いながらジョーカーに訴えを続ける
「やめろ始！俺はお前を封印したくない！」
だが野獣と化したジョーカーに通じるはずもなく。やむなく一真は下位のカード５枚の中クラス技「ストレートフラッシュ」でジョーカーを倒す
傷つき倒れたジョーカーに始の姿を重ね合わせる一真は、いざ封印のカードを使うことができない
モタモタしている間に立ち上がったジョーカー。再び襲い掛かろうとするが、その時タイガーアンデッドが２人の間に割って入った
「変身を解け。ブレイド」
思わぬ邪魔に姿を消したジョーカー。一真は言われるがままに変身解除。アンデッドの言うこと素直に聞くなよ
タイガー姉さんは人間体に戻ると一真に説教を始めます。聞けばジョーカーの覚醒はキングフォームの力の呼応しての事だという
「キングフォームの力に・・・？じゃあ俺のせいで始は・・・」
ショックを受ける一真だったが再び眠気に襲われその場に昏倒。一部始終を見ていた広瀬と橘さんはますます危機感を募らせるのだった

さて、そんな懲りない広瀬は改造実験体トライアルFを開発。今回はカテゴリーキングの細胞を使った自慢の一品だという
それにしてもこのオッサンはどこからアンデッドの細胞を手にしてるんでしょうか？疑問を口にした橘さんに”あるモノ”を見せる広瀬
ハートのキングのカード！
２年前に自らがアンデッドを封印から解き放ってしまった時、解放を免れた僅かなカードのうちの１枚だったのだ
カードに秘められた力に震撼する橘さんは、トライアルＦを使う前に改めて一真を説得させて欲しいと広瀬に申し出る

一方、虎太郎と栞に救出された一真はようやくお目覚め。烏丸所長から届いたキングフォームに関する見解を聞かされる
『１３体のアンデッドとの同時融合などあり得ない』
それがラウズアブゾーバー開発の見解である。烏丸が考えていたキングフォームはあくまでもカテゴリーキングと融合することだけ
ならばブレイドのキングフォームの力とは一体何なのか？衝撃の事実に、当人の一真も言葉を失ってしまう
「そういえば・・・橘さんや睦月もそろそろカード１３枚揃うよね」
何気ない虎太郎の言葉になにか閃く一真。なるほど、もし橘さんや始が１３枚のカードを揃えればどうなるのか？
「そうか待てよ・・・・始も１３枚のカードを手に入れたら・・・・
自分のように新たな力を得てジョーカーの力を押さえ込むかもしれない」
まったくもって都合のいい展開を期待する一真
普通に考えたらジョーカーが更に凶悪な存在になりそうなもんだろ。栞＆虎太郎もこれを指摘しますが一真は跳ねのけます
「確証はないけど。今はそれに賭けるしかないんだ！」
かくして始を救うため、まず一真はハートのカードを持っている睦月のもとへ向った

で、その睦月の居城であるバー。いつものようにカードを並べてニヤニヤしているアホ睦月、その傍に居るのはなんと光姉さんだ
「あの程度のことで視力を失う・・・人間とは脆弱だな。やはり地球の支配者は我等の種族こそ相応しい」
「ふん・・・虎の惑星か？」
「おかしいか」
などと談笑する二人。オイオイいつの間につるんでんだよ！バーの片隅で震えてるのは天音ちゃん
冒頭のジョーカーVSブレイドの戦い。激しい土埃が目に入り視力を失ってしまった彼女を、睦月がアジトに連れ帰ったのだ
劇場版ブレイド「ミッシングエース」で天音が盲目だったという話は聞いてないので、おそらく一時的な失明だと思われます
「ジョーカーに対する餌にする」などと言ってますが。今のジョーカーは天音かどうかの判断もつかないから意味ないよなぁ
で、バーに突然やってきた一真。始のカードを返して欲しいという要望に「ラウズアブゾーバーと交換だ」という条件を提示する睦月
しかしどうせ今はキングフォームへの変身は自重している。一真はラウズアブゾーバーを手渡し、睦月からハートのカードを取り戻す
「・・・本当にいいのか」
予想に反してアブゾーバーをゲットした睦月。ニヤニヤ笑ってますがお前、クイーンがないとそれ使えないんだぞ

これで残すハートのカードはキングのみ。カテゴリーＫを捜して疾走する一真の前に、真面目な顔つきの橘さんが現れました
「剣崎・・・なぜ相川始を助けようとする。ヤツはジョーカーだ。アンデッドなんだぞ」
「でも始はジョーカーに戻るのを拒否していた！アイツは運命と戦っているんです！」
「・・・カテゴリーＫを捜しているのなら無駄だ。ハートのキングは既に封印されている」
ピッ！と橘さんが取り出したカードは、まさしく一真の求めるハートのキング！　そう、広瀬に黙って拝借してきたのだ
「なんとしても始を助けたい」という一真の真意を理解した橘さんはカードを差し出す。ただひとつの言葉を添えて
「だがカードを渡すには条件がある。１３枚のカードを相川始に渡したら・・・
お前は俺と一緒に来るんだ。いいな？」

で、ラボに戻った橘さんでしたが。勝手にカードを持ち出した件で広瀬のオッサンにこっぴどく怒られます
「大丈夫です。剣崎には約束を取り付けました。その証拠に・・・コレを」
橘さんが机の上に置いたモノ・・・それはブレイドの変身ベルト！　一真は完全な丸腰でジョーカーのもとへ向かったのだ
「変身もできない状態でジョーカーと接触するなどと・・・正気の沙汰ではないな
トライアルFを迎えにやっておいて正解だったようだ」
抜け目なく既にトライアルＦを放っていた広瀬。橘さんは慌てて止めますがこのオッサンには「約束」なんて言葉は通用しません

ラスト。山深い森の中でジョーカーに再会した一真。ハートのカードを手渡そうとするが、ジョーカーは容赦なく襲い掛かってくる
「始・・・俺が憎いのか。俺がアンデッドの力を使うから・・・
俺が・・・お前をジョーカーに戻してしまったからッ」
そこへ再び現れるトライアルＦ。ブレイドに変身できない一真はその攻撃をかわしながら、持っていたカードをジョーカーに投げつける
「これを使え始！俺を信じろッ！！」
その決死の叫びが始の人間の部分に届いたのか。ジョーカーは痛めつけられる一真に目をやりながらハートのＡをラウズ！
カリスに変身した始は意識を取り戻し、更にハートのキングをラウズした
『エヴォリューション』
たちまち１３枚のカードが空中に浮かびあがり、カリスの姿が光に包まれ進化していく。現れたるは真紅のボディの新たな姿！
変身！ワイルドカリス！
唸れッ！醒鎌ワイルドスラッシャー！
腰の双鎌を抜いたワイルドカリスがトライアルＦへ向って疾駆する！一瞬で叩き込まれる目にも留まらぬ斬撃！
今ここに”ジョーカー”は消滅し、相川始は蘇った！次週へ続く！

３８話

広瀬義人その正体

ワイルドカリスへと変身した始は一真を襲うトライアルＦに対し突貫。圧倒的なパワーでトライアルFの攻撃を寄せ付けない
『ワイルド』
ばっきゅーん！ボシュウウウウウ！
１３枚のカードを１枚に合体させたワイルドカードをラウズ！必殺ワイルドサイクロンでトライアルＦを撃破する
爆風で意識を失った一真を介抱しようと近づくカリスだったが、丁度そこにやってきた橘さんは激しく勘違い
ギャレンに変身するとワイルドカリスを攻撃しつつ一真を救い出し、そのままバイクでトンズラです
カリスはそれを静かに見守ると、始の姿へ。ジョーカーの力に苦しんでいた頃とは違う、清々しい笑顔を浮かべる
自分を取り戻した始は睦月に拉致されていた天音の救出へ。気配を感じて飛び出してきた天音と無事再会を果たすのでした

「貴方が・・・貴方のせいでアンデッドが・・・俺達はこんな戦いをッ！」
「剣崎・・・たしかに広瀬さんは過ちを犯した。だが人の過ちを許せるのは同じ人だけだ」
意識を取り戻した一真は、ついに橘さんから広瀬父を紹介されます。初対面で思い切り怒りをぶつける一真
病気の妻を救うためアンデッドを解放した事、研究の結果一真がライダーに変身し続けると、もう一人のジョーカーになってしまう事・・・
「これ以上キングフォームの力を使えばキミはもう１人のジョーカーになってしまうだろう」
「俺が・・・もう１人のジョーカーになる？」
突然意外な事実を突きつけられた一真は戸惑いを隠せないのだった
一真をジョーカーになどさせない。橘さんはさっそく始まった広瀬の作業の手伝いに俄然張り切りますが
広瀬はそんな橘さんに気付かれぬよう催眠ガスで一真を眠らせると、ひとりで広い実験場へと運んでいきます
そこへ現れたのは、なんと広瀬から呼びつけられたアホ睦月だった
「さあ睦月くんキミの獲物だ。彼を倒し封印すれば、ジョーカーの力が手に入るぞ」
そう、正直者はバカを見る。橘さんはずっと騙されてたのです
広瀬の甘い言葉に戦意も露にするアホ睦月。一真を眠りから叩き起すとレンゲルに変身し戦いを強要するのでした
「なってみろよキングフォームに。ジョーカーの力を見せろ」
突然のことにワケがわからない一真だが、むざむざやられるわけにはいかない。ブレイドに変身して攻撃を受け続ける
　しかしそんな我慢もいい加減限界に達したに達したのか、一真は突きつけられたアブゾーバーでキングフォームに変身してしまう

同じ頃、天音を病院へと送り届けた始は、一真がキングフォームで戦っていることを察知。一真を救うべく広瀬のアジトへと駆けつける
その始の前に立ちはだかるのは何も知らないおめでた男・我等の橘朔也です
「なぜ剣崎を変身させた？」
思いもよらない始の言葉に初めて自分が騙されていた事に気付く橘さん。めでたい人や
広瀬は一真をわざとジョーカーにさせ、その変貌のシステムを調べることで永遠の命の源となる細胞を手に入れようとしていたのだ
ライダーシステムで封印できないトライアルシリーズを送ったのも一真を守る為などではなく、キングフォームへと変身させるため
すべての事実を知らされた橘さんはギャレンに変身、一真の救出へと向う

しかし哀しいかなその行動は一足遅く、既にブレイドキングフォームはジョーカーのように凶暴化していた
不気味な笑い声をあげながらレンゲルをボコボコにする一真。視聴者も気分すっきりの爽快シーンです
それは一真の魂など微塵も見られない、まさに暴力の化身。このまま一真は力に取り込まれジョーカーとなってしまうのか？
だがそこへカリスが登場。アホの睦月が「邪魔するな！」と突っかかってきますがテメエこそ邪魔だよ
ワイルドカリスのつっこみチョップ一発で倒されて笑わせてくれます。どこまで墜ちるんでしょうかこのガキは
ワイルドカリスはキングフォームに訴える。お前はこんなことで自分を失うような男ではないだろう！
「どうした剣崎、お前はそんな弱い人間か」
ブレイドは苦悶の声を上げながらキングラウザーをカリスの脳天めがけて振り下ろした！その場を動こうとしないカリス！
だがキングラウザーはカリスの血を浴びることはなかった。その切っ先は寸前で止まっていたのだ
始の決死の説得で自分を取り戻した一真は変身を解除。その思いやりにただひたすらに感謝する
「俺はジョーカーを押さえ込んだ・・・お前にもできると思っていた」
「始・・・・ありがとう」
始もまた、新たな力を得たことに自信の笑みを浮かべる。そんな２人を橘さんはただただ見守るしかなかった
「剣崎、お前はもう戦わなくていい。すまなかった・・・広瀬さんに騙されていたとはいえ俺は」
「人の過ちを許せるのが人間・・・でしょ？大丈夫ですよ
俺がジョーカーの力に負けなければ、キングフォームは戦力になる
俺は仮面ライダーです」
気持ちも新たにアンデッドとの戦いを決意する一真＆橘さん、そして始の３人
アホの睦月はなんか負け惜しみを吐いて逃げていきました。来週は更にヘッポコな目にあう模様

ラスト。どさくさに紛れてアジトから脱出した広瀬は身体に変調を訴えながらとある場所へ。そこに現れた謎の男
元・ボード理事長、天王路！
往年の特撮ファンには嬉しい。あの「ウルトラセブン」でモロボシダン役を演じた森次晃嗣さんです
「はぁ・・・はぁ・・・私の体に何をしたんだ・・・天王路さん」
「それがキミの本当の身体だよ」
バッ！と上着を開いて胸を見せる広瀬。そこにあったのはなんと、黒光りする金属製のボディだった
「バカな！私は人間だ！」
狼狽する広瀬に対し、天王路は不気味な笑みで答える
「人間、広瀬義人は死んだよ。君はその記憶をもった・・・トライアルＢじゃないか」

明かされた広瀬の真実！そして謎の男天王路の目的とは？次週へ続く！

３９話

睦月ザコ街道まっしぐら

永遠の命を得ようとした広瀬義人の正体はトライアルＢだった。ということは、本物の広瀬はすでに死んでいるのか
では現在の広瀬＝トライアルＢは誰作ったのか？激しく動揺する広瀬の前で、天王路は冷ややかに言うのだった
「そんな事はどうでもいい・・・君は広瀬義人のすべきことを続けるのだ」

そんな事を知らない一真＆橘さん・逃げ出して以来行方がわからなくなった広瀬を探し出し、栞と再会させようと奔走していた
手分けをして広瀬の捜索を続ける一真の前にトライアルＢが現れた。その正体こそが広瀬と知らず、応戦するブレイド
すさまじいパワーに苦境に追い込まれるブレイドだったがそこにギャレンが合流、なんとかブレイドを救い出す

ハカランダに戻った始は視力の戻った天音とデート中。そこへバッタリ遭遇したアホ睦月と一触即発に。しかし
「さいってえ」
割って入ったのは天音。デートの邪魔すんなと言いたかったのか、睦月を「最低」の一言で斬りすて始の腕を引いて去っていきました
「あっはははは。さいこー」
一部始終を見ていた虎姉さん大ウケ。少女に睨まれ最低呼ばわりされる睦月はもはや５５５の琢磨逸郎ポジションです
そんなどうしようもない落ちぶれ街道を突き進む睦月は栞のもとへ。父・広瀬義人がどこに居るか教えろと言う
「あの人は俺を強くしてくれるハズなんだ」
自分も一真や橘さん、そして始のようにパワーアップしたいと思ったわけだ。栞はこの言葉に初めて父が生きている事を知る
これまでの経緯を説明する睦月。栞は戸惑いながらも、睦月に案内されて広瀬のアジトにあった実験場へと向った
そして栞と睦月の前に現れる広瀬。死んだと思っていた父の出現に驚きを隠せない栞
「お父さん！生きていたんだったら、どうして連絡してくれなかったの！？」
しかし、広瀬はそんな娘の叫びに耳を貸すことなく、睦月を人間とは思えない力で連れ去ろうとする
睦月はレンゲルに変身に抵抗するが、広瀬は娘の前の前でトライアルＢへと姿を変えた。息を呑む栞
レンゲルの反撃を軽々と跳ね返し、パンチ一発でこれをＫＯ。気絶した睦月をどこかへとさらって行ってしまいました
「最強のライダー」というかつての設定はどこに行ってしまったのか。もはやレンゲルはやられる為に変身してるとしか思えません

ひどく重苦しい雰囲気の白井邸。一真と橘さんは広瀬の存在を内緒にしていたことを、ただひたすら栞に詫びる
しかし当の栞は「買物に行く」とだけ一言呟いて部屋を出てしまう。直後、ＰＣに勝手に送られてくる映像
それは意識を失った睦月が縛られ、吊り下げられている映像だった。お笑い担当ここに極まる
こんなアホは死んだほうがいいので放っておけばいいものを、人の良い一真と橘さんは睦月を救うため現場へと向う
出発前、一真は始にも助力を求める電話を入れますが始は「栗原母子とパーティー中だからパス」と速攻で却下
まったくもって正常な反応です。なんだって一真と橘さんはあのアホを助けたいんでしょうか

現場に到着したダブルライダーの前に現れるトライアルＢ。その様子をモニターを通して冷然と見つめる天王路
彼の前にあるもう一つのモニターには、新たに開発が進められているトライアルＧの姿があった

トライアルＢは強いが、息の合った連携でこれと渡り合うブレイドとギャレン。と、その時トライアルＢから聞きなれた広瀬の声
「橘君・・・キミには色々と目をかけてやったのに。それが私に対する態度かね？」
すぐにトライアルＢは変身を解き広瀬の姿に。あまりのことにショックを受けるダブルライダー
「ひ・・・広瀬さん・・・あんた、自分の身体に何をしたんだ」
栞の父・広瀬が自分たちの敵・トライアルだったとは・・・衝撃の事実に言葉を失い、変身を解く一真と橘さん
「橘君・・・キミならば私の気持ちが解るだろう。永遠の命が手に入れば愛する者を・・・」
「そんな・・・ッそんな事より栞さんに会ってあげてください！父親でしょう！？」
が、そこへ栞登場。広瀬のアジトにあったＰＣで自分と両親の思い出が保存されていることを確認してきたのだ
「二人ともだまされないで！
そいつは父の記憶を盗んで父になりすましたニセモノよ！」
栞の言葉にはじかれるように、再びブレイドとギャレンに変身する二人
「キサマァ・・・よくも広瀬の気持ちを！！！！」
その怒りに火をつけたダブルライダーは広瀬に・・・否、トライアルＢへ突撃するのだった

次週へ続く！でも来週は駅伝で休み。再来週を待て

４０話

父娘

「だまされないで！そいつは父の記憶を盗んで、父になりすましたニセモノよ！」
トライアルＢに戦いを挑むブレイドとギャレン。が、トライアルＢは形勢不利と見るや卑劣にも栞を盾にとる。オイ娘じゃねえのかよ！
だがその時、宙吊りにされていたアホ睦月が隙を見てレンゲルに変身。人質など気にしないレンゲルは猛然とトライアルＢに襲い掛かった
人質を失い、更には怒り狂ったレンゲルの迫力に気圧されたトライアルBはほうほうの体で逃亡。冒頭の戦闘シーン終了です
激昂したアホ睦月はブレイドとギャレンにも襲い掛かりますが、息の合ったコンビネーションの前にあっけなく返り討ち。あまつさえ
「俺はアンタ達に助けられたなんて思わないからな！」
と吐き捨てて逃げていきました。いや思いっきり助けられたってばお前。だって宙吊りにされてたし
一方、天王路はトライアルＧの開発を完了。その様子を窺っていた光だったが天王路に見つかってしまい、さっそく初戦闘のターゲットに
トライアルＧのパワーに圧倒されるタイガーアンデッド。なんとか逃亡に成功した光は、攻撃を受けながらその独特の動きからあるモノを連想していた
『くっ・・・・まさかあのトライアルの動きは・・・！？」

栞のもとに広瀬から「会いたい」というメールが入った。これはトライアルＢの罠なのか、それともまさか本物の栞の父が生きて・・・？
緊張走る白井邸。だが栞は一真らの心配をよそに「私も会いたい」と返信。改めて一真らに「あのトライアルＢを消して」と懇願するのだった
「栞・・・・会いたかった」
待ち合わせ場所。一人待つ栞のもとに、本物の父のように現れた広瀬。先の戦闘で思い切り人質にとっておいて今更父親面もないだろう
「近づかないで！」と一定の距離を保とうとする栞。その制止を無視してズンズン近づいてくる広瀬。そしてついにその姿はトライアルＢに変化する
様子を窺っていた一真＆橘さんはすかさずは変身、トライアルＢに向っていく。が、その戦いに割って入ってきた影・・・トライアルG！
独特の動きでブレイドとギャレンを圧倒するトライアルＧ。あっという間に窮地に追い込まれたダブルライダーは、その動きからある人物を感じていた

そんな戦闘を遠目から目撃していた男が１人。光姐さんにに連れてこられたアホ睦月だ。愕然としながら震える唇を開く睦月
「ま、まさかあの動きは・・・・」
「どう？自分のコピーを見る気分は。ブレイドに恨みを抱くアナタは格好の素材だったワケね」
睦月を拉致した天王寺の目的。それはレンゲルのデータを元にしたトライアルＧの制作。つまりトライアルＧはレンゲルのコピー体だったのだ
なす術もなく圧倒されるブレイドとギャレン。２人の窮地に思わず栞が飛び出してきた。出てくんなよ！その栞めがけてトライアルＧの攻撃が！

頼む。栞を・・・守ってくれ

”ズガァッ！！！”
栞にトライアルGの攻撃は当たらなかった。広瀬の記憶に動かされたトライアルＢが栞を庇ったのだった
衝撃をまともに受け倒れこんだトライアルＢは広瀬の姿へ。運動機能は停止し、まともに動くことは出来ない。致命傷である
「し・・・栞・・・」
「お・・・・お父さん！お父さんッ！！」
思わず声を上げて駆け寄る栞に、広瀬は自分が本物の広瀬によって作られた事。その目的が死に行く自分に代わって娘を守ることだったと告げる
目の前に横たわる父の姿は、死んだ本物の父が私のために作ったもの。すべての事実を知った栞はただただ涙を流すしかなかった

そんな父娘の気持ちをよそに、尚も攻撃を仕掛けてくるトライアルＧ。怒り心頭のブレイド＆ギャレンに加え、自らをコピーされ怒り狂うレンゲル乱入
更には駆けつけてくれたカリスまでが加わってトライアルＧボコボコ。そしてブレイドキングフォーム＆ワイルドカリス変身！
ロイヤルストレートフラッシュ＆ワイルドサイクロンのW必殺攻撃でこれを撃破。オイオイここまで全力で攻撃しなくてもいいんじゃないか？
だって後頭部に一撃で機能停止させられるんだろ？トライアルシリーズ
【ライダーシステムで封印できない→キングフォームとワイルドじゃないと倒せない】　って設定がまったく無駄になったよなコレ・・・

戦闘終了。そして広瀬の姿をしたトライアルＢは、愛しい娘に見取られながら穏やかな笑顔を残して姿を消していく
「お父さん・・・」
「栞・・・無事でよかった。これで・・・お母さんのそばにへ行ける・・・・」
しっかりと握られた栞の手に結婚指輪を残し、トライアルBは消滅・・・いや、父は母のもとへと旅立っていった

しかし、黒幕・天王路は一枚のラウズカードを手に轟然と笑いを浮かべるのだった。果たして彼の目的は何なのか？
「フフ・・・終わったのではない。始まったのだよ。本当の戦いが・・・フハハハハハ
ハァーハッハッハッハッハッハ！！！」
次週へ続く！

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