第21話

歩く完全ライダー図鑑

「どういうことだ・・・?この世界はまだ救われていないということか?」
「ククク・・・クヒャハハハ!この世界が救われる必要などなァい!
それにお前はここに住むに相応しい人間だ。いずれ我々の力を受け継ぐ事になるだろう」

黒く変色してしまったカードに呆然とする士に対しどっから見ても悪人の狂気じみた笑いを見せる音也
やはりダークライダーを束ねるこの音也は普通の悪キャラなのだろうか。どうひっくり返っても良い人間には見えません
音也が去った後、この世界について大樹に聞いてみる士。大樹は意外にもこの問いに対して即答するのだった
「あの男の目的は解らないけどこれだけは解る。この世界は”ネガの世界”だ」

一方その頃、戻ってきた同級生男子達3人とTGクラブの昔話に花を咲かせる夏海
彼らが先週なんの罪も無い男女をブッ殺した恐ろしいターミネーターであることなど、彼女には知る由もありません

TGクラブの儀式として学校の名盤をかっぱらおうとしてガードマンから逃げた懐かしい思い出
これ
実際に盗んだらニュースとかになっちゃうレベルの窃盗なのでシャレになってません
「捕まれば退学になっちゃうぞ!」と必死に逃げたその時、彼らは自分達のやっていた事がただの遊びだった事を知る

「TGクラブなんて言ったって・・・退学になるのが怖いんだな俺達」
「結局、ただ甘えてただけなのかも」
「学校がつまらないとか、生きてるのがつまらないとか・・・それってつまり
自分達自身がつまらない人間だからですよね」
「よく気付いたなみんな。これは授業だったんだよ、キミ達自身によるね
大丈夫。
キミ達の欠席は全て出席扱いにしてるよ」

ようやく自分達の痛さを自覚したDQNどもは自主的にTGクラブの解散を決意
彼等が不登校を繰り返していた間、全て出席扱いにしていたという田中先生があまりにもPTA的にアレで不適切です
>名板取るって本当に犯罪だよ、ニュースになるくらいの
>文化祭とかで盛り上がるという選択肢は無かったものか、TGクラブ
というか、そっち方面に燃え上がるように導こうよ先生
>盗難行為と器物損壊を良い話みたいに演出するのはよくない
>出席にするとかこの先生ちょっと頭おかしくないか?
>なんで朝からこんな寒いものを見る羽目に。先生職権乱用にもほどがあるわ

井上御大これイイ話とでも思ってんのか?
最後の儀式としてそれぞれの持ち物を入れた缶をタイムカプセルとして埋めたメンバー達。成程これが「お宝」か

しかしそんなお宝を埋めた場所は既にコンクリートで舗装され、もう掘り返すことができなくなっていた
ショックを受ける夏海だったが、青柳らによるとお宝は舗装前に千夏が掘り返し、今は別の場所に埋めてあるとの事
「・・・だから今、お宝の場所を知っているのは千夏だけなんだ」
そんなワケで未だ現れぬ千夏を待ち続けるTGクラブメンバー。彼等に化けたダークライダー達の狙いは何なのか?





「いつまであの女を生かしておくつもりだ?
人間を生かしておくことはこの世界のルールに反する」

千夏がやってくるのを待ちながら街をブラブラする夏海を襲おうとしているのは、田中先生ことオルタナティブ
そしてそのオルタナティブを制して夏海を守っているのは音也だった。こいつは悪人なのかイイ奴なのか
「おいおい、もう一つのルールを思い出せ
お前達は俺達ライダーに管理されているという事をな
聞き分けのない奴には・・・お仕置きの時間だ!」

ダークライダー達はこの世界における怪人達を管理する存在だそうな。つかオルタナティブ怪人扱いかよ
言うなりダークキバに変身した音也は、お上に口答えしたオルタナティブを容赦なくボコボコにしてしまいます。可哀想ね

「士くんがいきなりアイドルだなんて。なにかの冗談みたいですね」
「ああまったくだな。この世界は何かがおかしい・・・よく聞け夏ミカン
ここはお前の世界じゃない。何もかもそっくりだが違う世界だ」

突然芸能界スカウトされ、半日も経たずに人気アイドルになってる士。どういう時間経過だ
何もかもが自分に都合よく回る世界と、大樹の「ネガの世界」という言葉からこの世界の違和感に気づき始める
「何を言ってるんですか?そんな事あるハズありませんTGクラブのみんなもいたし・・・」
「その友達とやらも怪しい。気をつけたほうがいいぞ」

士は夏海を心配して青柳らTGクラブメンバーも怪しいと警告するが、これを聞いた夏海はたちまち激怒
思い出を汚すような物言いが気に入らないのは解りますが
不自然なまでにキレまくります
「士君は嫉妬してるんでしょう?私が自分の世界に戻ってきたのに
士君は自分の世界が見つけられなかったから!
鳴滝さんの言った通りですね!士君が世界を壊すって!」

どんだけキレてんだこのアマ
9つの世界を巡って幾多の苦労と生死を共にしてきた士より、鳴滝の言葉を信じるかのような夏海の物言い
いくら30分番組の尺の中で収めなければいけないの脚本とはいえ、この夏海の言動には無理がありすぎます

>いきなり人が変わったみたいに士を責める夏みかんに、ヤンデレ化した深央を思い出した
>夏みかんが嫌なやつにみえてくるぜ
>夏みかん・・・ちょっと前まではいい子だったのにな・・・
>自分、普段脚本が誰とかそういうのは気にしない(というかわからない)んですが・・・
流石に先週今週のディケイドはちょっと・・・





「ここは私の世界・・・平和な世界・・・!」
「いいえ違うわ。驚かないで聞いてちょうだい
ここは影の世界・・・あなたの住んでいた世界の裏側の世界
写真にポジとネガがあるようにね」

ブチ切れて走り去ったものの、士の言葉が気になり必死に自分に言い聞かせる夏海
そんな彼女の前に現れたのは、前回ラストでちょこっとだけ登場した「この世界の光夏海」だった
突然現れたもう1人の自分に戸惑いを隠せない夏海を、この世界の夏海は懸命に説き伏せていく
「ネガの世界・・・?そんなの嘘!TGクラブのみんなも私と同じ思い出を持ってたわ!」
「そうね。でもその思い出はあなたのものとは全く別物よ
この世界は人間が生きることを許されない世界・・・
あなたが会った彼等はダークライダーが成りすましている偽者よ
本物のみんなはもうとっくにダークライダーに殺されてしまったわ」

この世界は全ての人間がダークライダーによって殺されているという
意味不明に恐ろしい世界
本物の青柳らは前回の写真でもあったように、高校時代にダークライダー達によって殺されていたのである
っていうかこの夏海は高校時代から何年間もこうやって生き延びてたのか。すげえサバイビリティだな
「じゃ、じゃあ千夏は?今どこにいるの?」
「千夏も殺されたわ。奴等の大切な宝を命懸けで奪って」

そして未だ姿を現わさない千夏もまた、既にこの世の人ではなかった。合掌
彼女は死の間際にダークライダー達の大切なブツを盗み、それを夏海に託して息を引き取ったのだという
「そういうことだ。お前はこの女をおびき出す為の餌だったんだよ」
そこに現れた青柳らは本物の夏海を人質にとると、ネガの夏海に盗んだ宝物返せやゴルァと要求
ダークライダー達が夏海を殺さないで泳がしていたのは、ネガ夏海が彼女とコンタクトを取るの瞬間を待っていた為でした

異世界の自分を人質に取られ、仕方なくダークライダーの宝物を掘り起こすネガ夏海
掘り起こされたそれは
最強ライダーの変身ユニット【ケータッチ】だった
「ご苦労だった。これで我等ダークライダーの宝が戻ってきたワケだ
そして・・・これを受け継ぐ者は士!お前だ
最強のライダーとしてこの世界に永遠に君臨するがいい!」

目的を達成したダークライダー達。その長である音也はようやく戻ってきたケータッチを早速士へ手渡そうとする
おそらく
「お前はダークライダーの王になれ」的なことなんでしょうが士はこれを拒否
更にそこへ乱入した大樹がケータッチを奪ったことから音也がブチ切れ、なし崩し的にバトルに突入します
「士、こちら側に来い。この世界でならばお前は好きに生きられるぞ?
お前の望むモノはなんでもくれてやろう・・・あらゆる快楽!巨万の富!」

士を誘惑する音也の甘い言葉。しかし士はそれらを真っ向から完全否定し、いつもの決め台詞タイムへ
しかし直前までアイドルでチヤホヤされてたり、夏海とも音也とも絡みがないので何か薄っぺらな印象が・・・
「違うな!人は誰でも自分のいるべき世界を探している・・・
そこは偽り無い、自分だけの陽の当たる場所・・・
そこに行く為に人は旅を続ける!その旅を怖れない!
それを汚したり邪魔する権利は誰にもない!」

「貴様・・・何者だ?」
っておいィ!?お前が聞くのか音也。どこの馬の骨とも解らん奴を祭り上げようとしてたんかと
士の演説は普段と比べて無理矢理感漂うわ、音也の言動はアレだわで
ちぐはぐすぎ。盛り上がらねー
「やはり俺は・・・通りすがりの仮面ライダーだ!変身!」
士がこの世界と決別し、音也と戦う覚悟を見せると力を失った9枚のカードが一斉に復活
前回カードが力を失ったのは、この世界のぬるま湯に浸かった士の心に反応していたのかもしれません





「士くん!これを!」
前回に続いて敵は4人のダークライダー+オルタナとあとザコ怪人いっぱい。流石にディケイドとディエンドだけは多勢に無勢
ディエンドが落としたケータッチを拾った夏海は、これを士へと放り投げた
ダークライダーのお宝っつーんだから
もう少し警戒してもよさそうなものですが、士は迷わずこれを使用する
『クウガ・アギト・リュウキ・ファイズ・ブレイド・ヒビキ・カブト・デンオウ・キバ
ファイナルカメンライドゥ・ディケイド』

ピッポッパとタッチパネルのライダーアイコンを全押しするディケイド。その姿が新たなる戦士へと進化を遂げる
出ました。頭に1枚と胸に9枚、ゴテゴテとカードをはっつけた
斬新(わらい)なデザイン
仮面ライダーディケイド・コンプリートフォーム!

>ディケイド「通りすがりのデュエリストだ。覚えとけ!」
>ディケイドコンプリート、見ていた母が一言「何このかっこわるいの?」 ですよねーーー(涙)
>6歳の弟が「なにこのでぃけいど〜!かっこわるいよ〜!」って嘆いてた

今回のサブタイトル「歩くライダー図鑑」そのまんまの壮絶なダサさ!これ肩動かせんのか?
しかしながらカッコ悪さに反比例して「最強のライダー」の名に恥じないそのチート臭い能力を速攻でお披露目します

『カメンライドゥ・リュウキ・サバァイブ』
いきなりディエンドばりに龍騎サバイブを召喚
そう、このコンプリートフォームは各種ライダーの最強形態をも好き勝手に使役することができるのだ!
龍騎サバイブはディケイドの影法師のようにその動きをトレースし、傍に立つ姿はさながらスタンドみたいです

ばごーん!
まずはドラゴンライダーキックを放ったリュウガを、必殺技ごと真正面から切り払って難なく撃破
『カメンライドゥ・ファイズ・ブラスター』
ちゅどーん!
横薙ぎに放たれたオーガスラッシュも、2人並んだファイズブラスターの一斉射で余裕の粉砕
『カメンライドゥ・カブト・ハイパー』
ぼぐしゃー!
ダークカブトのライダーキックもWライダーキックで蹴り落とし、瞬く間のダークライダー3人瞬殺です
最強形態ライダーの戦闘力を倍がけで使用するというワケわからん強さ
>最終フォームのライダー達が、オプション扱いか・・・・
そう、要するにグラディウスのオプションみたいな感じです
形勢不利と見た音也はとっとと変身を解除してトンズラこいてしまいました
お前ホントに一体なんやねんと。
ただイタズラに士を強くしただけか?
終始よくわからない世界でしたが、一番よくわからないのは音也の立ち位置でした
目的自体は士をこのネガの世界に留め置くことだったのかもしれませんが(鳴滝もそれっぽかったし)
わざわざ自分達のお宝をやってまで、敵になるかもしれない(実際なった)士をパワーアップさせる理由がわかりません
音也にどうしてもケータッチの力を引き出したい理由があって、それを使用できるのが士だけだったということでしょうか
>今週のディケイド、何となく音也がオリジナルっぽいけれど別物、ネガの音也なんじゃないかと思ったり
ダークライダー達がやられて逃げる姿は音也らしくないです
>音也の小物ぶりに泣いた。不倫はするけどカッコいい男だったのに
>おとやん悪役なんでしょうか。逃走シーンは若干の小物臭が
>ネガ世界の音也と第一話の渡、2人ともオリジナルとは別物なんだろうか・
>紅音也のネガ音也。見届け役でしたね

そもそも、どう見ても俺達の知る紅音也とは似つかないこの音也
今週の彼の言動を見ても、TVオリジナルの紅音也と同一人物とは思えません。名前が同一でもパラレルはパラレルなのか
第1話に登場した渡とどんな関係なのか気になるところでしたが、案外なんてことない無関係かもしれません
何にせよ音也は逃亡したので、再登場した彼との決着があるハズ。その時に語られることを期待しましょう

「あなたは・・・これからどうするんですか?」
「生きていくわ。この世界で」
「でもこの世界にいたらいずれあなたも・・・!」
「私は明日を信じてこの世界で生きていく
だからあなたも明日を信じて。見つけて。あなたの世界を」

ラスト。ダークライダー3人と怪人数匹を倒したとは言え、この世界はなんら変わらず人類にとっての地獄
夏海はネガ夏海を連れて行こうとしますが、彼女本人がこれを強く拒絶する。さっきの士の演説のように
この世界こそが自分の世界なのだと。
訪れる明日に陽が射すのを信じていると
ネガ夏海を助けるどころか、彼女に「お前こそ頑張れよ!」と叱咤激励された夏海。思いも新たに家路につくのだった
>なんか救われない話でしたね、ネガの世界
これまでの9つの世界はディケイドが修復してきてるのに

「それにしてもネガの世界か・・・驚いたね。まさかこんな世界があったなんて」
「世界は9つだけじゃなかったってことだ。俺達の旅はまだ終らない」

>OPの「九つの道はいつか重なぁって〜」の伏線が破壊されましたな
旅する世界は9つだけではなかった。例によって垂れ下がった撮影幕には新たな世界の図柄が現れていた
そこにはディエンドのマークが大きく描かれて・・・
第11の世界はディエンドの世界!
大樹の設定が色々と明らかになりそうな次週へ続く!


第22話

ディエンド指名手配

「ディエンドの世界か・・・」
「やっぱり海東さん指名手配されてます・・・いったい何をしたんでしょうか?」

田園広がるのどかな田舎の風景に、愛想のいい村人達
一見して何の問題も抱えてなさそうな平和な世界に見えるが、その風景のいたるところには
前回ラストで出現した撮影幕と同じく、大樹の顔写真とディエンドのマークが指名手配されていた
大樹はこの世界を追われて他の世界を旅していたのか?いったい彼はここで何をやらかしたのか?
「とりあえず俺はこの会社に行ってみる。何か解るかもしれん」
「いってらっしゃい。そんじゃ俺達は・・・まずは腹ごしらえかなぁ」

この世界での士の役割は普通のサラリーマンらしい。懐に入っていた名刺に従い、自分の会社に出社します
飯にしようとした腹ペコユウスケでしたが、そこに現れた幼稚園児が突然笑顔で弁当を差し出したではないか
「お兄ちゃんこれあげる!」
「ええ?い、いいの?おいひィ〜!おいひィ〜よぉ〜!」
大きな腹の音を鳴らしたユウスケを哀れに思ったのか、自分の弁当を施してくれた優しい幼児
遠慮なく受け取ったユウスケと夏海は、その優しさと弁当の美味しさに
人目も憚らず狂喜乱舞
一方今にも潰れそうなボロ会社に出勤した士は新人にも関わらず意味不明な大歓迎を受ける
飛び込みの営業マンとして電動歯ブラシを売りに行けば、
最初の一軒目で50本も買ってもらって
「お仕事ご苦労さま」などと食食事まで振る舞われる始末。この世界は明らかに何かがおかしい
人々が異常に親切すぎる。一見平和に見えるこの世界の異常性が徐々に見えてきました





「おい危ないぞ気をつけろ!」
「スイマセン!遅刻しそうなんです!ごめんなさーい!」
順調に営業を続ける士だったが、途中あわてて学校へ行こうとする自転車の少年とあわやぶつかりそうになった
実際に激突したワケでもなく、少年が本当に急いでいるようだったので士は特に怒りもしなかったのですが・・・
「忘れたのか?この世界のルールを!」
急ぐ少年の眼前にダークローチが登場。少年を「ルールを破った者」としていきなり襲い掛かったではないか
士は少年を助けようと身構えるが、それよりも早く2人の若い男女ダークローチに飛びかかった!
「この世界のルールなら私達が変えてみせる!いくわよ慎!」
「おっしゃあああああ!」
「変身!」  「変身!」
出た。仮面ライダーランス&ラルク!
劇場版ブレイド「ミッシングエース」に登場した
嫌な連中にしてやられ役の新世代ライダー
変身した若者の名は
慎と春香。キャストもオリジナルと同じ杉浦太雄と三津谷葉子が演じています
敵がダークローチなことも考えると(劇場版ではアルビノローチだったが)、この世界はディエンドの世界というより
ミッシングエースの世界という一面が色濃く出ているような気が。これはブレイド活躍の予感
士もワケがわからないながらもディケイドに変身し、とりあえずランス&ラルクとともにローチを撃破
しかしどうした事か。今度はさっきまであれほど温厚だった村人達が、殺気立った目で近づいてきたではないか
「仮面ライダー・・・仮面ライダーだ!敵だ!敵だ!敵だ!」
危ないクスリをキメたような目つきと言動で群がる村人達の不気味さは、さながらホラー映画のゾンビのよう
「どういうことだ?なぜ人を助けたのに敵扱いされなきゃならん?」
「その前にアンタは何者なのよ」
「俺は通りすがりの仮面ライダーだ」
「だったらとっとと通り過ぎとけよ
この世界では仮面ライダーは社会の敵だ。ウロチョロしてると命はねぇぞ」

捕まったら犯されそうな雰囲気なので会話もそこそこに即刻トンズラする3人
どうやらこの世界の人々はダークローチに管理されているらしく、仮面ライダーはそれに敵対する存在らしいですよ

>ラルク&ランスオリジナルキャストで登場、つーか相変わらずむかつく態度ですねこいつら
>ランスが相変わらずのDQNぶりを発揮してウザいことこの上ないですね
>「ウロチョロしてると命はねぇぞ」ランスの人が言うとすごく説得力あるな・・・





「やぁ、こんな格好で失礼します。ようこそいらっしゃいました
貴方達の知っている海東大樹の情報をお聞かせください」

翌日。大樹について聞き込みを行っていたユウスケと夏海は、逆に大樹の情報を知りたがっている人物に会う事に
プールでの登場シーン、
ビキニパンツ姿で現れたやたらニコニコ笑顔の怪しい男
一歩間違えば放送禁止直前のその男は、紛れもなく仮面ライダーグレイブ
志村純一黒田勇樹だった。鼻野郎!
しかもプールのシーンはそのワンカットだけで、すぐに着替えて場面は応接室に。
プールなんの意味が
「俺達もアイツとずっと一緒に居たわけじゃないんでな。アイツはただのコソ泥だ」
「コソ泥ですか。はははアイツらしい」
「で、それを聞くアンタは何者なんだ?」
「申し送れました。私こういう者です」

刺し出された名刺には
【エリア管理委員会次官・海東純一】という名が記されていた
「海東?それじゃあアンタは・・・」
「はい。大樹は私の弟です」

この世界の純一の苗字は志村ではなく海東。
そしてなんと大樹の実の兄であった
ミッシングエースではアルビノジョーカーの人間体だった純一ですが、こちらでは普通の人間のようです
>純一の役の人、あいかわらず恐ろしい笑顔
>海東兄の笑顔は何かとてもクるものがありますな
>海東のお兄さん、なんか・・・・・ホモっぽいです

実の弟を指名手配犯として掴まえようとしている兄。いったい大樹がこの世界でしでかした罪とは何なのか?
「大樹はこの世界を壊そうとしたんです。つまり反逆者ですよ」
どんな思いでそれを口にしているのか知りませんが、終始ニコニコ笑顔を絶やさない純一がリアルで気持ち悪い
江戸川筆頭代理を彷彿とさせます。ごっついのう〜

「あの仮面ライダー、ちょっと目が純一に似てたわね」
「春香・・・やっぱり純一の事が忘れられないのか?」
「アンタもそうでしょう?私達はずっと3人でひとつだった
そんな大切な仲間を忘れられるワケない」

「あぁ、アイツは最高の仲間だったよ。絶対に取り戻す
こんなことになったのも全て大樹のせい・・・チッ!追ってきたか!」

その頃、春香と慎の2人が過去の回想をしていた。やはり彼等はミッシングエース同様、純一を含めた3人組だったらしい
どうやら大樹が何かをしでかしたせいで純一が敵側に寝返ってしまい、彼を再び取り戻す為に闘っているそうな

そこに彼等を追ってきたダークローチがわらわら群れをなして登場。ラルクとランスの2人だけでは苦戦を強いられる

「変身!」
と、苦戦する2人の前に颯爽と現れた助っ人は誰あろう大樹。驚く2人を尻目に圧倒的な強さで敵を全滅させます
「大樹、あなたいつのまにライダーの力を?」
「んなこたぁどうでもいい!テメエよくも今更戻ってこれたな」
「よしてくれ。キミ達と戦う理由はない
僕は兄さんを救う為・・・元に戻す為に戻ってきたんだ!」
>「いつの間にライダーの力を」って・・・既にディエンドの写真が貼られまくってるにもかかわらず?
>海東にこんなシリアスな背景があるなんて。最初のDQNぶりはなんだったんだ
>海東が各世界で宝を集めてた理由がフォーティンに対抗するための力を集めてたというなら
今までの海東の行動が納得いくんですが





「お婆ちゃん大丈夫ですか?私が荷物持ってあげますね」
「夏海ちゃんは優しいなぁ」

一方。大きな荷物を背負ってフラフラ歩いていたお婆ちゃんを助けてあげる夏海と、それをボーッと眺めていたユウスケ
夏海と2人で荷物を持つなり、お婆ちゃんをおぶってあげるなりすればいいのですがニタニタ笑ってるだけで何もしません

「お前の優しさはどうした?」
「え?ウボァー!」
ドスゥ!
いきなり背後に現れたダークローチに不意打ちのボディブローを喰らったユウスケは一発で気絶
そのまま抱えられて管理エリアの実験室へと連れて行かれてしまいます。もうユウスケこんな役ばっかかよ・・・
>腹パン一発でのされるクウガ・・・
>ゴキブリのパンチ一発でのされるヒーローってどうなの……
>井上「クウガ? アマダム? 一体何の事です?」

「この世界はローチによって支配されてるわ。人間は羊のように奴等に飼いならされて生きている
”優しさ”というルールを強制されてね」
「なるほどな。今までのは全て造られた優しさという事か・・・道理でおかしな世界だと思ったぜ」

ユウスケがそんな面白い事になっている頃、大樹達と合流した士はこの世界について詳しい説明を受けていた
やはりこの世界の
異常な親切は人間が怪人に強制されていたものであり、不自然な姿であるという
「少しでもルールを犯した者は管理委員会に拘束され・・・意志を奪われる
14
(フォーティーン)の意のままに動く操り人形にされてしまうのよ」
「14?何者だ?」
「ローチ達のトップ・・・この世界の実質的な支配者だ」

なるほど、どうやら純一は敵の手に落ちて14の側近として洗脳されてしまったと思われます
ちなみに14とはミッシングエースのボスとして登場した
あの古代の邪神の名前
今回、純一が恭しく頭を下げている男が14として登場しており、この世界の14は人間体と怪獣体を自在に変化できるみたい
「異世界から来た男を1人捕獲しました14様。すぐに貴方様の意のままに動くようになります」
「なにをするやめろー!せっかくこの世界が好きになってきたのに!」
というワケで手術台に乗せられ、
いきなり脳に謎の注射をブチ込まれるユウスケ
怪人に拉致されて、今まさに改造手術されそうになってるのに「この世界が好きだ」もないもんだろと。呑気にも程がある
なんか
ミクロサイズの蟲のようなモノを直接脳内に注入され、非常に見た目グロい洗脳手術です
>真っ先に脳改造!どこかの悪の秘密結社へのあてつけですか?
>クウガが敵に、敵になったら強くなるんだろうな・・・
>アルティメットフォーム登場への振りか!?
>おめでとう、ユウスケ!これがアルティメットフラグだ!!

ラスト。士達の前に再び大群のダークローチと、それを率いるビートルアンデッドが現れた
しかしながら今度はこちらの戦力も4人。ザコ怪人が何匹集まろうとも
三国無双状態で瞬殺です
特に苦戦もしてないのにコンプリートフォームになったり、「ザコにはザコだ!」とライオトルーパーを出したり無駄に戦闘長し
>すげえ・・・ライオトルパーズが活躍してやがる・・・
>ライオトルーパーTUEEEEEE
>ライオさんが初めて活躍した! そのライオさんに蹴散らされたローチに気絶させられるクウガ・・・

ようやくこれを全滅させる4人ライダーでしたが、なんとランスが突然無防備なディエンドに斬りかかってきた
「やっぱり信用できねえなお前の事は。俺達を売ったんじゃねえのか?」
「ち、違う!」
大樹が信用できないのも無理はない慎。なぜなら大樹はかつてローチの仲間だったという
純一は愚弟・大樹を正気に戻す為に戦い、その末に敗れて敵の手に落ちてしまったのでしょう
視聴者としては「兄貴を救いに来た」って言ってんだから信じてやれよ!と思うんですが、やはり慎の立場からすれば
いつ後ろから撃たれるともワカらん奴と一緒にいれるかとなるでしょう
ランスの怒りの一撃がディエンドを吹き飛ばしたところで次週へ続く!
>海東(もしもの時はこの川に飛び込もう)
>近くに川があるからディエンド大丈夫だな
>大樹「よし、湖発見、退路確保!」


第23話

エンド・オブ・ディエンド

「やめて慎!」
「なぜ止める春香!コイツのせいで純一は・・・!」
絶対川落ちだろうと予想されていた大樹フルボッコですが、春香の仲裁で攻撃を止める慎
「純一を救いに戻ってきたんだもの、彼を信じるべきよ。それに目が純一に似てるわ」
「またそれか。
兄弟なんだから似てて当然だろアホ女!」

まったくもって慎の言う通りなので春香がちょっと頭イタイ子に見えますが。慎の短絡さも大概なので五十歩百歩です
そんなところへまたゾンビ村人達が猟銃を持って押し寄せてきたので、とりあえず慎達と別れてトンズラする士と大樹
「ユウスケが怪人にさらわれちゃいました!」と2人に助けを求めにきた夏海と合流します
「不味いな・・・おそらく小野寺クンは14の操り人形にされているだろう」
「その通り、彼はもう14様の忠実な僕だ。やあ久しぶりだね大樹」
「兄さん・・・ッ!」
「不思議なモノだね。昔は逆の立場だったのに
私は仮面ライダーで、お前は14様の僕としてローチ達を従えていた」

と、そこにぐったりしたユウスケを放り投げながらダークローチを引き連れた純一が登場
元は14の手先だったという大樹の気になる過去と、どういう経緯で2人の立場が逆転したのかが明かされます

かつて14の僕として、それに反逆する3人の仮面ライダー達の捕獲任務に当たっていたのが大樹だった
しかし大樹は別に14に洗脳されていたワケではなく、
「例え支配され、管理されている世界だとしても
秩序と平和の保たれた世界の方がよかろうなのだァ」

と極めて理知的にこの世界を受け入れ、14の支配を利用して自分の立ち位置を確立していたようです
そんなある日、ついに反乱分子仮面ライダーのアジトを突き止めてリーダー各のグレイブを捕獲する大樹
そこで彼は初めて兄・純一がグレイブであったことを知り、更に自分が14に騙されていたことを思いしらされる
「どういうことですかこれは?兄は更正施設に送ったハズでは?」
「お前にもそろそろ教えておいてもいい頃か。更正施設なんてものは存在しない
もちろん
お前が作った教育プログラムなんてものも機能していない」
「そんな!今すぐやめてください!やめてくrウボァー!」
大樹は捕獲した反乱分子は更正施設に収容され、そこで自分の作った教育プラグラムを受けると聞かされていた
しかし実際に行われていたのは、先週ユウスケがされていた
脳にキモイ蟲を注入する洗脳手術
そしてその手術を受ける兄の映像を笑いながら見せつける、およそ人とは思えぬ14の恐ろしさを知るのだった
この日から大樹は一旦この世界を離れ、洗脳されてしまった兄を救う為の反撃の機会を待ち続けていたのである





「私はお前に感謝しているんだ。お前のおかげでまっとうな人間になれた
今度は私がお前を救ってあげよう。仮面ライダーの力を手に入れたそうじゃないか
その力、私が試してあげよう」

ドボォ!
ニッコニコ笑顔で顔面10cmくらいまでの至近距離まで近寄ってくる純一。これだけでもビジュアル的にホラーですが
その距離から
笑顔のまま無言のボディブローを放つあたり神懸かってキモイです
>笑顔変身マジ怖えええええ!ここまで来るとこの笑顔は芸ですね
>平成ライダー放禁顔ランキング個人的ベストは 1位:草加雅人 2位:カイ 3位:海東純一 になりました

「どうした?変身しないのか?」
「僕の力は兄さんを倒す為のモノじゃない・・・兄さんを救う為の力だ!」
「いい台詞だね。泣かせるじゃないか。でも無意味だ」

言うなりダークローチ達を2人にけしかけ、夏海を連れ去ってしまう純一
呆然としながらも士は気を失っているユウスケを担いで光写真館へ帰宅します。このユウスケが埋服の毒になるのか?

「どうしたの?今日のユウスケとっても優しいわぁ」
「俺はいつも優しいじゃないか。可愛いよキバーラ」
おいィ!?ただ優しくなっただけかよ!
先週「ユウスケ敵に洗脳された!これは士VSユウスケの予感!」 → 今週「ユウスケはやっぱりユウスケでした」
洗脳されたユウスケが士達を窮地に追い込んだりする展開かと思ったら全然そんなことはなかったぜ!
当然ながらライジングアルティメットのフラグなんて
カスリもしませんでした。なにこの酷い扱い
ユウスケは本当に本筋に絡まない空気になっちまったな・・・キバの世界のワタルとの会話とかすごい脚本良かったのに
>ユウスケが洗脳されてアルティメットの伏線・・・そう考えた時期もありまりました
>ユウスケ「洗脳されたけど、別に何の伏線でもなかったぜ!」
>ユウスケ覚醒フラグじゃなかったんディスカー!?
>やっぱりユウスケは僕らの仮面ライダークウキだ!!
>ユウスケがさらわれた意味は………?

「ただのコソ泥だと思っていが昔は信じるものがあったんだな。だがそれに裏切られた・・・
お前は自分で自分を信じることができない
お前がお宝を集めるのも、そんな自分を誤魔化そうとしていたからだ。違うか?
お前は変わってしまった兄を元に戻すことで失った自分を取り戻そうとしている」
「わかったような口を聞かないでもらえないか?キミに何がわかる!」

「黙って聞いてれば自分達だけで盛り上がっちゃって・・・私達も行くわよ」
「春香に免じて一度だけ信じてやんよ。テメエのことをな」

翌日。兄を元の姿に戻すことで自らを取り戻そうとする大樹の真意をズバリ言い当て、夏海奪還の為共闘を申し出る士
更にそこに慎と春香も現れ、
少年漫画的展開で4人のライダーが集います
>海東さんは兄を助ける力を求めて宝探ししてるもんだと思ったら
>海東が宝を集めてたのは純一のためだと思ったけどそんなことはなかったぜ!
>正直海東がお宝を集める理由が弱い、とゆいか過去とつながらないと思う

それにしても大樹がお宝を集める動機が抽象的でよくわかりません。
自分を誤魔化す為ってなんだよ
「断る!これは僕の問題だ。キミ達の手は借りない」
「何を意地張ってるのよ!4人で力を合わせれば14を倒すことだってウボァー!」
と思ったらいきなり有無を言わせず慎と春香を殴り倒す大樹
「キミ達は関係ない」ことはないだろうと。士はともかく慎と春香は当事者じゃん。自分勝手な理屈で無茶苦茶やるな大樹
更にそのまま士もKOしようとしますが、士はそのパンチを力強く受け止めると真正面から大樹の目を見据えてこう言った
「俺はお前を信じている。なぜならお前の弱さを知ったから
俺と組めばお前は自分を信じることができる
その気持ちは・・・
お前の好きなお宝だ」





「14様、例の異世界のライダーから申し出がありました
大樹を差し出す代わりに夏海という女を返して欲しいと」
「ほほう、それは面白いな」

士の要求は100%罠と知りながらも「面白そうだから行ってみるか」などと
呑気なことを言って赴く14
案の定、腕を縛った大樹と夏海を交換した瞬間、ゆるく結んでいたロープを解いてディエンドに変身しようとする大樹
しかしその変身モーションを邪魔したのは、後ろからこれを羽交い絞めにした夏海だった
「残念でしたね。その女性はもう14様の意のままです」
当然ながら洗脳されていた夏海。ユウスケの洗脳に
何の意味もなかったのでこっちが今回のバトルの要素か
と思ったら
即夏海の腕を振り払ってディエンドに変身する大樹。じゃ、邪魔した意味がまったくねえー!
このあと士達が14に攻撃する時に人間盾として間に割って入るなどの仕事もなく、洗脳夏海の役目はこの羽交い絞めだけで終了
ユウスケと同等に洗脳の意味ありません。なあにこの脚本
>純一「チッ!結局1ミリも戦力にならなかったな、洗脳夏海」
「大樹!テメエせっかく信じてやったのに仲間外れにしてんじゃねえよ!」
「私達も戦うわ!変身!」
更にそこへ大樹に気絶させられていた慎と春香も合流。これでこいつら気絶させてた事にも
意味ありません
4人ライダーとローチ軍団を率いるグレイブの壮絶な乱戦の中、ついに14がその恐ろしい真の姿を曝け出した
古代邪神14フォーティーン
4本の腕と蛇の下半身を持つ巨大な異形の神。劇場版ブレイドではレリーフに封じられていた「太古の力」という設定の大ボスです
「愚かな人間どもよ。私がこの世界に平和をもたらしてやったのに」
「違う!キサマが作ったのは地獄だ!」
「その通りだ!お前は人間の目を閉じ!耳を塞ぎ!心を消した!
人は自分の意思で生きなければならない・・・
どんな世界ではその意志は変わらない!」

ずばっしゃあー!!!!!
士の演説とともにコンプリートフォームのアームド響鬼ファイナルアタックライドが炸裂。この巨体を一刀両断に切り裂いた
おお、これで大ダメージを与えてディエンドでトドメかな・・・・と思ったら
ぼがあーん!!ってええええええ?
響鬼のファイナルアタックライドで即死んだ!
>フォーティーンYOEEEEEEEEEEEEEE!!! つーか呼ぶならキングフォームにしてくださいよぉ
>ブレイド「あ・・・?あ・・・?」
>響鬼「鍛えてますから」

ディエンドの世界なんだからトドメは大樹か、もしくは燃えるシチュエーションでのWライダーキック・・・
そうでなかったとしてもせめてキングフォームでロイヤルストレートフラッシュぶっ放すのがスジだろうが

なんで響鬼に一刀両断よ。バケガニは倒されるのにもあんなに豪華だったのにあんまりすぎる
かくして支配者14の消滅により、ユウスケと夏海、そして洗脳されていた村人達は皆元の自分を取り戻すのでした





「やったぜ!おーい純一!」「純一・・・・え!?」
ガキィン!
呆然と立ち尽くすグレイブの元に駆け寄ったラルクとランスだったが、なんと次の瞬間グレイブは2人を攻撃したではないか
どうして純一だけ洗脳が解けないのか?と皆が困惑する中、純一は狂気の笑いとともに真実をカミングアウトする
「俺は最初から自分の意志で14に仕えていたんだよ。大樹、お前と同じようにな
ライダーとして動いていたのは反乱分子をあぶりだす為だ
ライダーに協力する人間を一網打尽にする為の・・・まさに餌を演じていたワケさ
俺が14の後を継いでこの世界を支配する!」
「ウソダ・・・ウソダドンドコドーン!」
な、なんだってえー!?
なんと仮面ライダーとして活動したいた頃から善人面はフェイクで、ハナっから14側の人間だったという純一
僕が新世界の神になる!突然はっちゃけてしまいました
ここまで騙し通してきたんだから最後まで騙して隠密に裏切ればいいのにな
なんで
4対1という不利な状況でわざわざカミングアウトしてんでしょうか
多くの視聴者がイミフすぎる展開についていけない中、大樹と純一の一騎打ちというクライマックスの流れに
そして・・・・
「なぜ撃たない?甘いな大樹」
「兄さんこそ。どうして剣を止めたんだい?」

互いに決定的なチャンスが一度ずつありながら、その一撃を打ち込むことのできなかった2人
互いの道は違っても。やはり2人は兄弟だったのである
「お前は新しい14にはなれない。海東大樹は自分の意志で動いている
そんな弟を殺すことができなかったのは、
お前が人間の自由な意志を認めているからだろう?」

その士の言葉には答えず。海東純一はわずかに憂いの表情を残してその場を去っていく
慎も春香も、そして大樹さえも彼を引き止めることはしなかった。彼はこれからこの世界でどう生きていくのか

「兄を救う」という大樹の目的は結果的に果たせなかった。だがしかし
兄を救う為に戦い、友を信じ、そして兄を信じた大樹
士が指摘していたように、その行動によって彼は失っていた「自分を信じられる自分」を取り戻したのだった
>ネガの世界から締めがテキトーで酷いって言うか・・・まったく何の感動もないんですけど
>今回は何かオチが薄味でしたね
>最初から14側だと身を挺してライダー逃がしたり職務に忠実な海東さんにこっちこいよって説得したり
手術シーンで名演技見せて裏切らせる意味がさっぱりわからないんですが・・・
>海東兄はネガの世界の音也と同様、イマイチ何がしたいのか分からないキャラでしたね
半端に去る敵キャラが流行ってるのでしょうか・・・?
ライダー達をハメる為に一緒に行動してた割に、一番最初にとっ捕まってるし
>結局ランスたちは馬鹿兄弟2人に振り回されていただけだったということですか
>前回のディケイドコンプといい今回のディエンド過去話といい、一番外せない所が一番つまらない…

本当にテキトー感バリバリだったねディエンドの世界・・・
「これでもうお宝を求める必要もなくなったな」
「やめてくれないか。そういうそれっぽいことを言うのは
次の世界もお宝は僕のものさ」

なんか無理矢理いい話っぽくして格好つけたような終わり方ですが。「コソ泥はやめねーよ」の言葉通り
シンケンジャーの世界でイカ折神盗んでました
いよいよ次週、話題蒼然の仮面ライダー×戦隊コラボ!特撮史に残る記念すべき放送に続く!


第24話

見参侍戦隊

「この世界のお宝、折神は僕がいただいたよ」
「あァん!?なんだテメエは!」
「通りすがりの仮面ライダーってトコかな」
「かめんらいだー?なんじゃそりゃあ?」

ネガの世界、ディエンドの世界に続いて訪れた12番目の世界はシンケンジャーの世界
仮面ライダーと戦隊のコラボという夢のお祭企画ですが、いきなり何も悪くない源太から大樹が窃盗を働くという
出来の悪い子が人様に迷惑をかけてしまったような、仮面ライダー側のファンとして非常に恥ずかしい開幕です
そこは
「通りすがりのコソ泥です」って言い直せよ。やはりこのDQNさが大樹の本質か
>久しぶりに大樹が盗みに力を注いでいる姿になぜかホッとするのはなぜでしょうか?
>海道がまたDQNに・・・。ま良い面と悪い面の中でで前回は良い面が出て
今回は悪い面が目立ってた事なんだろうけど

「ぷくく・・・なんですか士君、そのカッコ」
「歌舞伎とかで見たことあるな。そう、黒子だ黒子」

「この俺様の役割を黒子に振るとはな・・・一体この世界は何なんだ?」
一方、大樹よりやや遅れてこの世界にやってきた士。この世界での役割はなんとシンケンジャーのAD軍団・黒子の1人
と、ちょうどそこへ烏賊折神を盗んだ大樹がクーラーボックスを抱えて逃げてきた
「やぁ遅かったね士。僕はもうこの世界で一仕事終えたところだよ
ま、君にはコレが何なのかさえわからないだろうけどね」
「フン、ジュースでも盗んだのか?いずれにせよ大体わかった」
「わかるワケがないよ。この世界ほどキミを拒絶する世界はないんだから
ここはね・・・ライダーのいない世界さ
おっと、まだ追いかけてくる。アイツしつこいな・・・それじゃまたな士!」

頭から湯気を出しながら追いかけてくる源太に追われながら、会話もそこそこに去っていく大樹
ライダーのいない世界。士とユウスケは「まぁそういう世界もあるだろうな」というくらいにしか感じてませんが
何故か夏海だけは
バカ姉弟のおねいみたいな物凄く不機嫌な顔をしてナーバスに
何がそんなに面白くないのかと思っていると、3人を取り囲むように外道衆がわらわらと沸いて出てきました

「仮面ライダーはいなくても化物はいるようだな」
ディケイドに変身しようとする士だったが、そこに鳴り響く太鼓の音と現れた大人数の黒子達
黒子の馴れた手際によって瞬く間に陣幕が組みあがると、その中からこの世界の主役達が姿を現した





「なんだあいつらは・・・あの化物達と戦うつもりか?」
「書道フォン!一筆奏上!」
現れたのは日本刀を携えた袴姿の5人の若者。彼等こそが仮面ライダーの代わりにこの世界を守る戦士である
何百年の昔から人間界を恐怖に陥れようとする化物・外道衆。だがいずれの時代も人間界を守り、これを退ぞけてきた者達がいた
志葉家の当主と、それに仕える4人の家臣。5人の侍である
外道衆と戦う為のモヂカラと呼ばれる文字に宿る不思議な力。それは彼等の子から子へと代々受け継がれ
この現代において外道衆と戦っている現役世代が彼等なのだ
シンケンジャーを知らん朋友の為に、変身の口上に合わせて簡単なキャラ紹介も添えることにします

「シンケンブルー!池波流之介!」
家は厳格な歌舞伎役者の家系で、幼い頃から両親に侍精神を叩き込まれて育った超がつくほどクソ真面目なイケメン
そのクソ真面目さ故の天然ボケで
ギャグ担当を一手に引き受けており、
毎週やらかすカオスな行動とイケメンのギャップが相まって、劇中の一番人気というか萌えキャラと化している

志葉家への忠誠心は強く、当主である丈瑠に心酔している為ネットではもっぱらホモ扱いされる
モヂカラは「水」 尚、キャストの相葉弘樹はミュージカルテニスの王子様で不二周介を演じている

「シンケンピンク!白石子!」
モヂカラは「天」 2人いる女性のうち、年上の方。美人でやや気が強く、頭の回転も切れる頼れる姉後肌
そのくせ子供が好きで、平和な世界になったら幼稚園の保母さんになりたいという優しさまで備えたイイ女
しかし
漫画のような殺人的メシを作る味覚音痴という欠点も備えており、侮れない
自身が完璧人間タイプなので理想の男性像も高いかと思いきや、以外にも放っておけないようなダメ男がタイプらしい
第四話で流之介と1枚の毛布にくるまってベンチで寝るというラブいシーンがあり、
×がはんぺらのジャスティス

「シンケングリーン!谷千明!」
なんかあんまり書く事がない可哀想な不人気キャラ
軽い性格でお調子者、短絡的でよくトラブルを起こすという、所謂そういう役
というか流之介と丈瑠がキャラ立ちすぎてるので、相対的に個性が薄く見えると言ったほうが正しいかもしれない
決める時は決めるタイプだが、メイン回を振り返ってみてもやはり青や赤ほどのインパクトはない。モヂカラは
「木」

「シンケンイエロー!花織ことは!」
モヂカラは「土」 女性2人のうち年下の方で、チーム最年少。美人で頼れる子のことを姉のように慕っている
基本ドジッ娘だが何事にも純粋で、一生懸命の頑張り屋さんという清純ヒロインタイプ。特技は笛
子の料理を「美味しい」と言って食える味覚音痴

「シンケンレッド!志葉丈瑠!」
志葉家現当主。シンケンジャーのリーダーであり、5人の中でも最強の実力を持つ殿様
最近はそうでもないが、放送開始からしばらくは「他の4人要らないんじゃね?」というくらい段違いの強さだった
ここ近年の戦隊ではボウケンレッド以来となる
「めちゃくちゃ頼れるレッド」である
4人の家臣を束ねる身である為、厳格な姿勢を貫いているが実は優しい男。つまりツンデレ殿
青・金との絡みは腐女子にはたまらない素材だと言えよう。モヂカラは全てを焼き尽くす最強の力「火」

「天下御免の侍戦隊!シンケンジャー!
参る!」
唖然とする士達の前でシンケンジャーは外道衆を圧倒。アヤカシもいなかったのであっという間にこれを殲滅します





「どうやらこの世界では仮面ライダーの代わりに奴等が怪物と戦っているようだな
シンケンジャーか・・・しかし今どき殿って・・・」

シンケンジャーの撤収に合わせ、士は彼等の情報を得るため黒子軍段に紛れ込んで同行。黒子の格好が早速役に立ちました
光写真館に戻ったユウスケと夏海でしたが、なぜか前述の通り不機嫌な夏海は栄次郎にまでキツく当たってしまいます
「仮面ライダーのいない世界なんて!!
こうして士君までいないと、まるで士君の存在まで消された世界みたいじゃないですか」

>夏みかんがキレやすくなったのは井上のせいかと思ったらそんな事はなかったぜ
真面目に考えるとこの心情の変化も伏線なんでしょうか?
鳴滝の言葉や死神博士の孫という事を考えると夏みかんラスボス説とかが浮かんでしまう
>戦隊ものに興味のないライダーファンの夏みかん
シンケンジャーの面白さをはんぺらさんがじきじきに教えてあげて下さい
>ユウスケ「えーと、俺もライダーなんだけど」

どうやら夏海は仮面ライダーのいない世界が気に入らなくてキレていたみたい
この辺の理解しがたい心理はやはり
夏海の隠された設定にあると思われます
ライダー大戦の夢の中でも彼女は打ち倒されたライダー軍団のなか最後に残っており、特別な存在である事が確定的に明らか
そんな心境の中で士までいなくなってしまったので、その不安感に更に拍車がかかってしまったのでしょう
クウガがすぐ隣にいるのに。夏海にとってユウスケの存在って・・・

「コノヤロー!返しやがれ!」
「返せと言われて返す泥棒がいるか。キミのしつこさも大概だな。変身!」
「な、なんだテメエ!外道衆だったのか!?」
一方、烏賊折神を抱えて逃げ続ける大樹だったが、しつこく追ってきた源太にキレてついにディエンドに変身
コソ泥ならまだ可愛いモンでしたが強盗です
はるばる戦隊の世界までやってきて窃盗、挙句何も悪くない相手に逆ギレして強盗とか。仮面ライダーの恥晒しすぎる
ディエンドはカメンライドでシザースとライアを召還。これに対抗する為源太もシンケンゴールドに変身します

「一貫献上!シンケンゴールド梅盛源太!」
若き屋台寿司職人・梅盛源太。戦隊モノには恒例の6人目の戦士で、モヂカラは「光」
彼のみ侍の家系ではなく、子供の頃に志葉家の近所だった寿司屋の息子で丈瑠とは幼馴染みの間柄である
「大きくなったら俺も侍になってタケちゃんを助けてやるよ!」という子供の頃に交わした約束を守り、
我流の剣術と自ら開発した電子モヂカラでシンケンゴールドに変身する熱い男。でもバカキャラ
丈瑠と幼馴染みで固い友情で結ばれている為、ネットでは青・赤・金のやおい三角関係がネタにされる

というワケで開始まもなく普通に斬られただけで呆気なくブッ倒されてしまうシザース。流石です
>海東「ちっあの蟹1ミリも戦力にならなかったな」
>寿司職人に魚介類ぶつけるって最悪の相性だろ・・・・蟹瞬殺されてるし・・・

残されたライアは「俺はアイツとは違う!」とばかりに奮戦しますが、そこに外道衆のアヤカシ・チノマナコが現れた
「お、俺、お前らつっついてこい言われたからつっつく!」
どうやらディエンドというこの世界に異質な存在を察知したシタリから、斥候として放たれたようです
ボガーン!とチノマナコの爆裂散弾を浴びたライアはあっさり爆死。ディエンドとゴールドも吹き飛ばされる
「なんだぁコレぇ?」
>チノマナコ「いい銃だな、少し借りるぞ」
更にディエンドライバーまで奪われてしまい、いきなり大ピンチになった大樹を仕方なく助けてやる源太がカッコイイ
例え相手が泥棒だろうと、外道衆から人間を守るのはシンケンジャーの勤めなのである
ところがぎっちょん。散々迷惑をかけた相手に命を救ってもらったのに頭を下げて礼を言うでもなく
あまつさえ烏賊折神のクーラーボックスを抱えたまま逃走する大樹
ダメだ・・・コイツはマジでもうダメだ・・・せっかく真人間に近づいてきてると思ってたのにまたDQNに逆戻りか





「ずっと気になっていた。そろそろ正体を現したらどうなんだ?」
「へぇ流石だな。しかし殿って言うわりにはジイさんと可愛い喧嘩とか・・・結構普通だな
ま、俺はただの黒子見習いってトコさ。よろしくな殿様」

そのころ志葉邸。ジイの体を気づかうあまりにケンカをしてしまった丈瑠であったが、流石にそこはシンケンレッド
黒子の中に紛れ込んでいた士の存在には最初から気付いていたようで、主役同士の渋い会話がなされますが・・・
そこに
空気を読まず登場したのは、いつのまにか黒子に扮して潜入していたユウスケ
「いやあ夏海ちゃんがナーバスになってるからさ」というユウスケを引っ張り、とりあえず丈瑠の前から一旦下がります
そんな2人の前に現れたは全身傷だらけで、チノマナコに追われながら逃げる情けない大樹だった
「おいおい、なんだお前。まさかアイツにディエンドライバー奪われたのか?
ぶっははははは!泥棒が泥棒されるとは傑作だな!
おいユウスケそいつ助けとけ!後でこの恩を高く売ろう!」

「・・・・・ぐぐっ」
>士「m9(^Д^)プギャー 」
>ようやく海東の今までのツケが一気に巡りかえってきましたね
>G3、ギャレン、威吹鬼、ドレイク、バッシャー「君も我ら銃ライダーと同じ運命だったね」

士の痛快な物言いは視聴者の代弁。恥晒し極まりないDQNを一刀で斬って捨てました
しかしながらディエンドライバーを手に入れたチノマナコの強いこと。明らかに銃の力だけでなく何かが強化されています
「おかしいねェ・・・?そろそろ※水切れのハズなのに・・・・」
戦いを眺めていたシタリも、一向に水切れする様子を見せないチノマナコに首を傾げる

※三途の川からこの世にやってくるアヤカシ達は、三途の川の水が切れると活動できなくなる。ウルトラタイマーのようなもの
コンプリートフォームになって電王ライナーフォームのファイナルアタックライドまで撃ちますが、チノマナコはこれを回避
そのまま三途の川に帰ることもなく、どこかへと逃走してしまいました。事の顛末を終始監視していた鳴滝が忌々しげに呟く

「始まった・・・この世界も・・・仮面ライダーによる侵食が」
>コンプリートフォームの攻撃を初めてかわした相手が外道衆とはw
>チノマナコってフォーティーンより強くね?ファイナルアタックライド避けるとか
>鳴滝「始まった・・・・・・へタレ銃使いが・・・」

ラスト。高層ビルの屋上に立つチノマナコはついにディエンドライバーの変身ボタンを発見
アヤカシ素体の異形のディエンド変身態と化してしまう
その体からは
大量のナナシ連中が溢れ出し、マナコディエンドの下僕として街中にわらわらと降りていく。なんという光景か
「誕生してしまった・・・この世界にもライダーが」
シンケンジャーの世界を襲う崩壊の危機。鳴滝の言った「ライダーの侵食」とはこういう意味だったのか
仮面ライダーのいない世界に生まれた最初のライダーは、この世界に破滅をもたらすイレギュラーの存在だった
士と丈瑠はこのピンチをどう打破するのか?いよいよ
2大ヒーロー共闘の次週へ続く!
>外道衆がライダー入りwwwすげえね
>今週はただのお祭り回かと思っていたのに、なんか話が良く出来てますね。関心しました
>思ってたより面白いじゃないかシンケンジャーの世界。赤以外は活躍しそうにないけど
>アームド響鬼とキングフォームは逆の方が両世界のイメージ的にもピッタリだったと思うんですけどねえ
「殿」に対する「キング(王)」という感じでしょうか?


第25話

外道ライダー参る!

「見ろディケイド!お前のせいでこの世界もライダーによって侵食され始めた
本来この世界に存在するハズのない”ライダー”が生まれてしまったのだ
この世界は異物たるお前を排除しようとしている。いやこの世界だけではない・・・
お前が旅をしてきた全ての世界でだ!まだ解らないのか?
もう旅は終わりにするんだディケイド。お前は消えることでのみ世界を救える」

どう考えても原因は士じゃなくて海東だぞ鳴滝。殊更に士に罪をなすりつけるのも伏線なんでしょうかね
久しぶりの出番が嬉しいのか、せつなとラブ同居展開にヘブン状態なのか
長台詞を饒舌に語って上機嫌の鳴滝。どう見てもこの事態は大樹のせいですが彼には関係ないようです
「世界を破壊するというのは本当か?お前は一体なんなんだ」
「・・・世界を破壊するかどうかは知らんが、ライダーってヤツさ。通りすがりのな」
「ライダーってことはお前もあの泥棒野郎の仲間か!?俺のイカちゃん返せ!」
チノマナコディエンドを
タイマンで追い払った丈瑠に問いかけられるも、肯定も否定もできない士
>殿一人でもTUEEEE!!
>殿様!お美事!お美事にございまする!

そこへ未だ烏賊折紙捜索中の源太も合流。怒り心頭で士に詰め寄りますが、その行為に逆ギレしたのは夏海だった
「やめてください!士くんは泥棒なんかじゃありません!
泥棒の居場所は教えてあげますから」
一瞬の躊躇もなく速攻で大樹を売る夏海GJ
勿論あんなコソ泥なぞ庇ってやる筋合いありませんが展開が速くて助かります。夏みかんカッコいいなー憧れちゃうなー

「もう逃げられねえぞこの泥棒野郎!さあイカちゃん返しやがれ!」
「やだ」
「なんだとこの・・・!」

光写真館。黒子達から連絡を受けた流之介達も集まり、シンケンジャー6人に囲まれて烏賊折神返還を迫られるコソ泥
しかしこのコソ泥、一体親にどういう育てられ方をしたのかこの期に及んでも盗んだモノを返そうとしません
「落ち着け源太。ここは取引といこう
聞けばお前は大事な物をあのアヤカシに盗られたそうじゃないか
俺達がそれを取り返してやるからそれと交換だ」
血気にはやる源太をたしなめ、丈瑠が理知的に譲歩。流石に殿様は度量が広くて下郎相手にも寛容です
DQNのコソ泥相手にこんな五分の条件をつけてやることないのにな

「いやだ。それじゃあ僕はそろそろこれで」







本来無条件で返さねばならないところを、破格の譲歩までしてもらってるのにそれをキッパリ断る大樹
しかもこの状況で
ヘラヘラ笑いながら写真館を出て行こうとします
もう大樹殺せばいいのに
ディエンドライバーも無くて変身すらできない身分なのに、何を勘違いしてるんでしょうかコイツは
>今回のサブタイトル『外道ライダー、参る!』どう見ても海東の事です、本当にありがとうございました
>前回はみんなが言うほど思わなかったけど今回はさすがに海東の駄目ぶりにムカつきました
>自分のせいで街が破壊されてるのにニヤニヤとそれを見ている海東こそ真の外道衆
>シンケンジャー他多数に囲まれタコ殴りにされてもおかしくないのに海東の余裕は何さ
>海東はライダーに執着も未練もないのかな

6対1でボコられないとでも思ってるのか?いやむしろシンケンジャーは
サムライ集団なんだから
こんなバカ問答無用で斬り捨てていいのにな


慎之介は死に間際にそんな自分の浅はかさを恥じ、慶次にそれを謝罪して逝きましたが。大樹は多分反省しねえと思う
響鬼の世界でかなり上った好感度も、このシンケン世界で
マイナスゲージ振り切った感が
本来の魅せ場のハズのディエンド世界でも大した活躍してなかったし、コイツ本当になんやねん
士のカメラを「世界破壊爆弾だ」など言ってその場を大騒ぎにさせ、結局大樹は首尾よくトンズラに成功
大樹には逃げられるわ世界破壊爆弾は出てきたわでやんややんやになる中、冒頭に続いて再び夏海が大爆発する
「いい加減にしてください!士くんが何をしたんですか!
そんなにディケイドが・・・士くんがこの世界に居ちゃいけないんですか?
ううん、この世界だけじゃない・・・今までの世界だっていつもそう・・・
じゃあ士くんはどこに居たらいいんですか!」

どうしてこうも行く先々でディケイドが、士が否定されなければならないのか。彼は自分が何者かさえも知らないのに
ただその答えを知りたいが為に旅を続けているだけなのに
ネガの世界では
「鳴滝さんの言ったとおりですね!」などと大概な台詞まで吐いてキレてたクセに、めっさ士を擁護する夏海
夏海の剣幕とどこにも行き場がないという士の境遇に、思わず押し黙ってしまうシンケンジャー達
そして誰よりも当人である士が何も言うことができなかった。やはり自分はこの世界に居てはいけない人間なのか?





「士、俺達は行かないでいいのか?」
「この世界はシンケンジャーが守っている。俺達が行く必要はない
・・・もしかしたら今までの世界もそうだったのかもな」

「士・・・ごめん、俺やっぱ行ってくるわ!」

ディエンドチノマナコが再び出現し、シンケンジャー達はこれを退治するために出陣
普段なら皮肉を言いつつも現場に向かうのが士ですが、今日は流石にナーバスになったのか動こうとしません
そんな珍しく落ち込んでいる士の様子に後ろ髪を引かれながらも、ユウスケはシンケンジャー達の助っ人に向かう

「手伝いにきた!要らないかもしれないけど!」
「いや助かる!ありがとう!」
カメンライドで強力なアンデッドとファンガイアを召喚するディエンドチノマナコ。この恐るべき強敵を前にSHT共闘が実現
クウガが颯爽と戦場に駆けつけると、シンケンジャー達もこれを快く受け入れ7人で力を合わせて戦います

心は伝わるもの。仮面ライダーは決して忌み嫌われるだけの存在ではないのだ。はたして士はそれに気付けるか?
>カメンライドならぬカイジンライドとは!
元々出来たのに使わなかったのか、素体がアヤカシだから出来るようになったのかが疑問ですが
>ユウスケの「いらないかもしれないけど」と言った事にやけに説得力を感じました
>ユウスケが!ユウスケが活躍したー!!ありがとう小林脚本!
>小林靖子さんはひどい扱いをする事はあっても、ユウスケをちゃんとクウガとして扱ってくれるから好きです
>クウガがマイティキックで怪人倒した!我慢してきた甲斐があったなユウスケ・・・ッ!
>やったぜユウスケ!!ゴキブリにワンパンでのされたのが嘘のようだ!!

「ううむ栄次郎殿も留守を守る身であったとは・・・あの平常心、見習いたいものだ
生きるか死ぬかの戦いに送り出す身・・・私などは毎回気が気でないものだ
待つことでどうにかなるものでもないのは解っているが・・・されど待つことしかできぬ」

戦士を送り出した光写真館でしきりに栄次郎を尊敬しているのは、シンケンジャーのおやっさん役である彦馬さん
「ただ呑気に待ってるだけじゃん」という士に対し、彦馬は「違うぞ若造、それこそが凄いんだ」と説く
「まぁ・・・ただ待つってのも立派なことだと思うぜ爺さん
待ってる人間がいれば、そこが帰る場所だ
這ってでも帰るモンだろ?そういう場所に」
「おぬし・・・」
「士くん・・・」

「さて、んじゃそろそろ行ってくるか。ヒーロー登場には丁度いいタイミングだろ」

彦馬の言葉に自分を重ねた士の心からモヤが晴れていく。いったい何をグジグジと迷っていたのか
自分の居場所はここ光写真館
栄次郎が居て、夏海が居て、ユウスケがいるこの場所こそが自分の居場所。迷いを吹っ切った士は戦場へ急行
そして先週・今週とピリピリしててヒステリック気味だった夏海も、祖父の偉大さを身に染みて再認識するのだった





「おいおい、いくらなんでも俺の登場を盛り上げすぎだろう」
シンケンジャー+クウガのピンチに颯爽と現れた士は主人公の雰囲気全開。今にも指先1つでチノマナコをダウンさせそう
颯爽とディケイドに変身し、シンケンレッドと主役2人並び立つ姿がカッコイイ。これぞ2大ヒーロー競演の醍醐味です

「士、俺はお前を破壊者とは思わん」
「ほう、根拠は?」
「ない。強いて言えば侍の勘だ
世界はどうか知らんが俺達はお前を追い出すつもりはない」
「フッ、こいつはありがたい申し出だが・・・あいにくこの世界に留まるつもりはないぜ
俺は通りすがりの仮面ライダーだからな!」
>殿がかっこよすぎる
>久々にユウスケが輝いてた!・・・しかし殿の漢前っぷりはもっと凄かった
>なんと言うか殿は背中で語る漢ですね。そしてことははオレの嫁!!

ディエンドチノマナコは怪人に続いてブレイドをカメンライドするなどしてこれに対抗しますが、
ディケイドは速攻コンプリートフォームになってこれを圧倒。FFRの使用で敵のブレイドを奪うという驚きの技も飛び出します
ブレイドブレードをシンケンレッドが、烈火大斬刀をディケイドが。それぞれの巨大剣を交換した主役の一振りが降ろされる!

『ファイナルフォームライドゥ・ブレイド!レッカダイザントウ!』
ぼっがああああーん!!!!
ヒーロー夢の競演によってディエンドチノマナコ完全粉砕。めでたしめでたし
アホのコソ泥も結局最後にはディエンドライバーを押さえた源太との取引に応じ、全てが丸く収まるのでした

「お・・・どうした夏みかん、こんなトコで」
写真館へと帰った士を、玄関先で迎えてくれたのは夏海であった
「私もお爺ちゃんみたいに待つことにしたんです
どこの世界へ行っても、士くんが帰ってくるのはここですから
だから・・・おかえりなさい、士くん」

「ライダーのいない世界」でも仮面ライダーとして戦い、その平和を守った士とユウスケ。二人を暖かく迎え入れる夏海と栄次郎
シンケンジャーの世界は
光写真館の絆をより一層強くする名エピソードでした
>ようやく夏ミカンの好感度が元に戻った
>よかった…TGクラブとかやたらキレたりとか色々あったけど、やっと夏海が元のいい娘に戻った…
海東の好感度は再び初期の頃に戻りましたけど
>シンケン編はコンプリートフォームのセレクトにきちんと意味があったのが良かったです
電王→小林つながり。剣→相手のブレイドを奪い、烈火大斬刀とダブル剣戟。井上に爪の垢一年分飲ませたい
>今週のディケイド面白かったですね。ユウスケの活躍、殿様のカッコよさ、士とじいのやりとり、
敵ブレイドの権利掌握からの烈火大斬刀とブレイドブレード(騎士と侍!)交換など
多くの熱いシーンが多かったですがなにより夏海の危うさと「いつか帰ってくる場所」にグッと来ました

>ああいうシーン大好きなんですよね
次週、お待ちかねRXの世界!ぶっちぎるぜェ!
>倉田てつをが予告の時点でかっこよすぎて…軽くイキかけました
>次の士の格好、霞のジョーですな。もう何もかもが懐かしすぎますわ
>歴代最強のライダーRXまでもかませにすることができるのかディケイド
それともてつをが先輩の格を見せ付けるのか。来週が楽しみです
〜コメント大多数割愛〜
>鳴滝「今日のコメント欄がてつをによって破壊されてしまったのはゴルゴムの仕業だ」

今週のディケイドの拍手で一番多かったのは本編ではなく次回予告についてでした
てつを!てつを!と狂ったように書いてきたのから、ものっそい長々と子供の頃の思い出を送ってくれて朋友まで
実に次回予告のコメントだけで100件超え。皆同世代である事がわかります
炸裂するかリボルケイン!倉田てつをの南光太郎の演技に注目したい


第26話

RX!大ショッカー来襲

「今回のファッションはまたなんというか・・・えらく昭和チックだな」
「フン、そんな服装でも着こなしてしまうのが俺様のすごいところだがな」

>霞のジョーコスの士が・・・すごく・・・アキバのオタクくさいです
>RXは平成だ!

やってきましたお待ちかねのRXの世界。先週の予告で既に解ってましたが、士の格好は
霞のジョーのコスプレです
流石に今見てみると壮絶にダサいと言わざるをえないファッションですが・・・なんだろ?こんなキャラ最近見た事あるような気が
袖なしのデニムジャケットに赤いバンダナ、皮手袋・・・ああっ?

トッシー!トッシーじゃないか!
そんなトッシーに先週からやたら優しくなった夏海。ニコニコ笑いながら話題を振ります
あと「RXは平成」とか言ってる朋友は完全に知識不足だぞ
RXは1988〜1989なので「昭和と平成をまたいでる」作品だ
無論またいでるんだから平成でも通用はするんだが。放送開始時が昭和なんだから昭和ライダーと言っても差し支えない

「今度こそ士くんの世界ならいいですね。もしそうだったら・・・士くんの家族がいるかも!」
「家族ねェ・・・記憶をなくした俺にとって何の価値がある?」
「士くんの帰りを待ってる家族がいる。それだけでいいじゃないですか!」

「俺は、
家族じゃなくたって傍にいてくれる人間が一番大切だと思う」

夏海の言葉に便乗してやたら熱のこもった視線で士を見つめるユウスケが怖い
序盤の世界ではかなりあざとくBL描写が盛り込まれていた士×ユウスケ。最近ご無沙汰だったが久しぶりに見たな

「我が名はクライシス帝国最強怪人シュバリアン!霞のジョーを始末しろ!」
>シュバリアンが「俺はクライシス最強の…」て言ってるのを聞いて懐かしさのあまりニヤニヤしてしまった
>自称最強ばかりのクライシス帝国の怪人

ここでクライシスの怪魔ロボット・シュバリアンがチャップを引き連れて登場。最強怪人つったらグランザイラスだろJK・・・と思ったが
コメントにもあるように「自称最強」の輩はやたら多いのが
クライシスクオリティなので気にしてはいけない
どうやらコスプレしている士を霞のジョー本人と間違えて襲ってきたようですが、ここで颯爽とこの世界の主役が現れます
「待ていクライシス!霞のジョーはこの俺が守る!変身ッ!
俺は太陽の子!
仮面ライダーブラック!RX!」

Wake up!ザ・ヒーロー!燃え上がれ!
>てつを登場した瞬間ほぼイきかけました
>子供「ねぇお父さん、このライダー知ってる?」
>父「ああ、お父さんが丁度おまえぐらいの時のヒーローさ」

ババーンと登場したの白服のオッサンは、言わずもがな20年前の面影を色濃く残す
倉田てつを。歳食った南光太郎です
はんぺらと同世代の視聴者が懐かしさに震える中、光太郎はRXに変身するとチャップを蹴散らしシュバリアンとの一騎打ちに





「グッフフフフ。そんな攻撃では俺は倒せんぞ」
「ロボライダー!ボルティックシューター!」
流石に自称でも最強怪人と吹くだけあって、なかなかの強さを見せるシュバリアン。RXはロボライダーに変身して応戦しますが
ここで突然招かれざる客人の乱入。突如として時空の狭間から現れたファンガイアとイマジンがRXを襲い始めたではありませんか
「ぬう?なんなんだお前らは?」
どうやらシュバリアンもこの謎の助っ人乱入は予想外だったようで、彼等が何者なのかさえ理解していない様子
とりあえず3対1は卑怯なのでディケイドがRXの助っ人として参戦。これを撃退してシュバリアンも撤退させますが・・・
「世界の破壊者ディケイド!この世界をお前の好きにはさせん!」
ピンチを救ってもらったというのに、これまでの世界の例に漏れずいきなりディケイドに襲い掛かるRX
相変わらず
状況から事態を察したり、相手の話を聞くスキルが皆無です
倉田てつをの声で「お前の好きにはさせん!」て言われると、もうそれだけでおかしくて笑ってしまう
「やめてください!士くんは破壊者なんかじゃありません!」
「士くん?霞のジョーじゃなかったのか・・・!」

割って入った夏海の静止により、互いに変身を解除して素顔を晒す士と光太郎。光太郎の発言かなりおかしいだろ
霞のジョー躊躇なく倒そうとしたのかよ。なんだかいい感じに昭和の電波が滲み出てます
>てつをはやっぱりてつをだった
>士のことを霞のジョーと勘違いするてつをがボケてしまったようで悲しい・・・・

「士くんはこれまでもライダーの世界を救ってきたんです!信じてください!」
「・・・わかった。キミのまっすぐな瞳を信じよう」

身を呈して士を守った夏海の行動と、その瞳の輝きに真実を感じ取った光太郎はこれに納得。誤解を解くのだった

「俺は南光太郎。仮面ライダーブラックRXとして世界侵略を狙うクライシス帝国と戦っている
だが最近になってクライシスとは別の勢力が現れ始め・・・
調査に当たっていた俺の仲間、霞のジョーも行方不明になってしまった」

「それがさっきのイマジンやファンガイアか・・・この世界でも融合と破壊が始まってるみたいだな」
RXの世界では既に融合と破壊がかなり進んでいるらしい。この原因を突き止め、解決するのがこの世界での士の役目か
しかしどうしたことか冒頭からやさぐれ気味の士、
「今までたくさん世界を救ってきたけど未だ自分が誰なのかも解らないし。もうかったるい」
などと
脈絡のない欝状態でこの世界を救うことを拒否します。先週夏海に「おかえり」してもらったのにな
「士くん、俺は霞のジョーを救い出す為に戦っている。君も仲間の為に戦えるんじゃないか?」
なんだかグジグジしてる若者を見て、いてもたってもいられないてつを。ここは人生の先輩としてガツンと説教を試みますが・・
「アンタはそんなことの為に一生戦うのか?俺はゴメンだね」
「そんなこと?」

「仲間の為に戦うとかバカらしいですしおすし」と特撮ヒーロー失格の暴言を吐いて去っていく士
ポツンと取り残された光太郎は
「これがゆとりライダーか・・・」と寂しく立ち尽くすのでした
>昭和ライダーらしいまっすぐな光太郎と平成ライダーらしい捻くれた士の対比が面白いなあ
>光太郎に対しても相変わらず不遜な士は流石……と思ったが、
よくよく考えてみたら昭和ライダーも結構先輩相手にタメ口きいてることは多かったな





「自分には帰る家は必要ないなんて、そんな寂しいこと言わないでください!
・・・もしもですよ?全ての世界を旅しても士くんの世界が見つからなかったら
その時はウチに来ればいいじゃないですか」

やさぐれた士を説得する為、プロポーズまがいの爆弾発言をかます夏海
しかし頑として動こうとしない士。視聴者がイライラし始めたところに先刻のファンガイアを連れた1人の男が現れます
ああ?
捜査一課の伊丹さん!捜査一課の伊丹さんじゃないか!
>捜査一課の伊丹刑事なにやってんですか
謎の男・ガイを演じるのはドラマ「相棒」で嫌味な役どころを演じる川原和久さん。特撮でこの人を見るとは思わなんだ
「お前がイマジンやファンガイアどもを操る新たな敵って奴か?」
「フフフ・・・それでは呼びづらかろう。我々の真の名前を教えてやる
世界の秘密結社が大結集した大いなる大組織・・・
それが我等『大ショッカー』だ!アポロチェンジ!」

言うなりガイはアポロガイストに変身。
巡査部長からGOD機関室長にクラスチェンジです
「我が名はアポロガイスト。キサマを消し去る為この世界にやってきた
ディケイドにとっては迷惑な相手なのだ!」
「そう思ってるなら現れるな」

お前に迷惑をかけてやるぞ!と実に可愛らしい自己紹介をかます室長が面白すぎる
変身前にディケイドライバーを撃ち落とされた士はなす術なくボコられ、アポロガイストが何やらトドメのアイテムを取り出した
>ゲエー、あれはベルト直接攻撃に並ぶ反則技「変身中に攻撃」!さすがアポロガイストさんは恐ろしいで
「ディケイド。キサマの命の炎を貰おうか」
「危ない士くん!」

アポロガイストがかざしたアイテムは、人間の生命エネルギーを吸収するというチートくさい代物でしたが
士を庇って割って入った夏海がこれをまともに受け、その場に倒れこんでしまう
ソウルスティール見切り持ってこい!先帝の無念を晴らす!
「ディケイドにクウガ・・・面白くなってきたな。また会おう」
夏海の生命エネルギーを奪ったクジンシーもといアポロガイストは捨て台詞を残して撤退。士は呆然と夏海を抱えるしかない

「士・・・夏海ちゃんの傍についててやらなくていいのか?」
「俺は破壊者だ・・・俺が傍にいれば夏海は・・・」

病院に担ぎ込まれた夏海ですが、当然ながら医学で治すことはできず危険な状態。流石に士も落ち込んでます
そんなどんよりオーラを背負った士をからかうかのように、空気の読めないボンクラこそ泥が現れます
「こんなに隙だらけの士は初めて見たな。おかげでホラ、最高のお宝を手に入れちゃったよ」
「海東・・・あのアポロガイストって奴は一体何だ?奴は夏ミカンに何をした?」
「その態度気に入らないな。ちゃんと僕のことを見てくれないか」
なぜかユウスケと同様
やたらBL臭い台詞を吐く大樹。なんのテコ入れでしょうかこれは
いつのまにギッたのか。くるくるとディケイドライバーを回してみせますが、今の士はそんな事でいちいちキレてられません
大樹によると、アポロガイストはGOD機関の技術不足のせいで
本来余命一ヶ月の改造人間とのこと
その命を繋ぐ為の処置が「パーフェクター」であり、人の命を奪って自分の命に換えているという。あれパーフェクターなのかよ
「じゃあアポロガイストを倒してパーフェクターを奪えば夏海ちゃんは・・・!」
「どうやらそれがこの世界で俺が成すべき事のようだな」

アポロガイストからパーフェクターを奪えば夏海を救える。希望を見出した士はいつにないシリアスモードでやる気満々に
「じゃあ僕はパーフェクターを奪うことにしようかな
僕は士の邪魔をすることに決めたんだ。今まで士が散々そうしてくれたみたいにね」
「お前いい加減にしろ!夏海ちゃんの命がかかってんだぞ!?」
「ただし勝負はあくまでフェアに、だ」

夏海の命がかかってるのに「士の邪魔をしたいから俺もパーフェクター狙うわ」とぬかす大樹に思わずマジギレするユウスケ
しかし大樹は持っていたディケイドライバーを士へと放り投げ、「条件は五分で」と去っていくのでした。
ツンデレか
士は一緒に行こうとするユウスケを「お前は夏ミカンの傍に居てくれ」と残し、自分一人だけでアポロガイストへと挑みます
>先週のシンケン回で帰る場所を守る大切さを語っていた事もあって、
士がユースケになつみかんを任せるのはそれだけ信頼しているから・・・というのが出てて凄くいいですね
背中を任せられる男っていう感じが、オリジナルクウガの雄介と一条さんみたいですし
>今週も海東UZEEEEと思ってたが一瞬ツンデレを見た





「士くん、キミはさっき俺に”そんなことの為に戦い続けるのか”と聞いたね」
「それがどうかしたのか?」

クライシス帝国を大ショッカーに取り込もうとアポロガイストがシュバリアンと交戦中、様子を伺う士に光太郎が話しかけてきた
「俺は霞のジョーを失ってからずっと1人で戦ってきた・・・
おかげで尚更仲間の大切さというものを思い知ったよ
あの問いに答えよう。俺は戦い続ける!仲間の為になら!」

「それも・・・いいかもな」
>やっぱりてつをの言葉には重みがあるな・・・惚れるぜ!
>士を諭したり、夏みかんの瞳を信じてくれたり、光太郎が格好良すぎて濡れる

微笑んで頷く士。今ならば光太郎の言うことが理解できる
中身の解らない自分に対し、家族になってくれると言ってくれた夏海。この命に代えてでも救ってみせる!
「話はユウスケ君から聞かせてもらった。君はアポロガイストを!」
「ああ、そうさせてもらう!」
「変身!」
   「変身!」

ディケイド&ブラックRX!新旧ライダーW変身!
「ディケイドか。返り討ちにしてくれるわ!」
燃える展開で心を通い合わせる光太郎と士。他の敵には目もくれずアポロガイストを狙うディケイド
しかしここで
この燃える流れを断ち切るのはやはりこのコソ泥
「やぁ、パーフェクター争奪戦の始まりだよ」
現れたディエンドはケタロスとヘラクスを召喚すると、事もあろうかディケイドへと差し向けたではないか
夏海の命かかってるっつってんのに
本気で邪魔してます。こいつマジシャレになってません
しかも当の自分は
早々に劣勢になって速攻トンズラするという有様
本当にただ士の邪魔しただけです
マジシャレになってません
大切なことなので2回言いました
>てつをに「君はアポロガイストを」、って言われたのに、ディエンドの召喚ライダーお守りとか萎えるわ
>ツンデレとかライバルポジションとかがスパークして海東さんが分裂気味の情緒不安定人間に
>海藤……士にハッパかけたのかと思って一瞬見直してたのに、本気で邪魔してくるとは
>もういっそのこと、大樹は大ショッカー側について一緒に倒されればいいと思った
>士のKY発言=素直じゃないだけ。大樹のKY発言=素
そらユウスケもキレていい。リボルケインにアッーされてしまえ!海東「ウボァー」
>海東の好感度株価が毎週ストップ安を更新してます
>ここにきてディエンドがどんどん弱体化している・・・

かなり本気でこの作品における大樹の価値というか役割が解らないんだが・・・次週でフォローはあるのだろうか
そんなこんなでいつも通りコンプリートフォームとなり、邪魔者のケタロスとヘラクスをイデオンガンでブッ飛ばすディケイド
アポロガイストが別時空へと逃げてしまったので、士はこれを追撃します
「RXバイオライダー!士くんここは俺に任せてアポロガイストを!
大丈夫!この世界を守るのは俺の役目だ!」
>流石バイオライダー。多対一でもなんともないぜ
>バイオライダーのCGも進化してて相変わらずのチート振りが際立って見えました

20年経ってもチート能力全開のバイオライダーで、怪人4人をまとめてふん縛る光太郎
あまりにもRXが頼れるので、士は後ろ髪引かれることもなく時空のオーロラの中に飛び込みます。光太郎ありがとう

「う・・・ううん・・・アンタは南光太郎?じゃあここはまだRXの世界?」
やや失神していた士が意識を取り戻すと、目の前には
黒い服を来た南光太郎が立っていた
確かに別世界に飛び込んだハズだったのに、また元の世界に戻されてしまったのか?
状況を把握できない士に更に追い討ちをかけるように、理解不可能な光景が目の前で展開する
黒服の光太郎は敵意に満ちた目で士を睨みつけると、その全身に気合を漲らせながら変身ポーズをとったではないか
「変身!仮面ライダーブラック!
世界の破壊者ディケイド!この世界をお前の好きにはさせん!」
「RXじゃ・・・ない!?」
仮面ライダーブラックの世界!
>このてつおはRXの過去なのかパラレルワールドなのか?
>若返って(?)も行動パターンが同じな南光太郎に吹いた
>ラストのブラック世界いきなり現れた司に向かって、「さては貴様、ゴルゴムだな!」くらい言って欲しかった
>BLACKの腕ギリギリ変身まで見られるとはまさにスーパーてつをタイム
>キュアブラック!キュアブラックRX!ふたりはてつを

オリジナル設定であればこの光太郎はRX世界の過去の南光太郎ですが。ディケイド設定だと完全パラレルかも
ともあれRX世界の光太郎と同じ台詞を吐きつつ、光太郎が士に襲いかかって来たところで
次週へ続く!
次回予告でブラックとRXが並んで立っていたシーンがあり、今からwktkが止まりません。ぶっちぎるぜェ!


第27話

BLACK×BLACKRX

「世界の破壊者ディケイド!お前の好きにはさせん!」
「俺は敵じゃない!チッ、言っても無駄なら解らせるしかないか」
「ライダーパンチ!ライダーキッ・・・バキューン!ウボァー!」

相手の話を聞かないことに関しては定評のある光太郎
攻撃をやめないブラックに士がやむなく応戦しようとした時、突如として現れこれを救ったのはディエンドだった
「ブラックは堅物だから女の子の相手はしにくいでしょ」とファムを召喚し、士を連れてその場をトンズラします
無事に落ち延びた士は大樹からこの世界がブラックの世界である事、光太郎がRX世界の彼とは別人であることを聞く
「なるほどな・・・大体わかった。で、お前はなぜ俺を助けた?」
「言っただろ。勝負はフェアじゃなきゃつまらないって」
「だったらアポロガイストを見つけるまでは俺と手を組め。時間がない」
「そこまで馴れ合うのはどうかなァ?それじゃゲームにならないでしょ」

コイツにとっての”フェア”の定義がよくわかりません
人の命がかかっているというのに「ゲーム」という単語を使ってお遊び気分を強調する大樹。DQN具合もいい加減極まってるな
ブチ切れた士が
その顔面を思い切り殴りつけ視聴者をスカッとさせるも
すぐに士の腹を蹴り返してきたりしてやはりイライラを増大させます
「俺はゲームのつもりはない!」
「なんかこういうの青春ぽいね・・・僕は嫌いだけど
そんなに夏メロンが大事かい!」
夏メロンとかすげえ巨乳っぽいネーミングでエロス
夏海を救う為にテンパってる士と、そんな士を見て楽しんでるかのような大樹
ぶっちゃけ士は
ここで大樹を殺しても許されると思うんですが二人は平行線のまま別れてしまう





「ミラーワールドをかけずり回ってやっと見つけたぜアポロガイスト!パーフェクターを渡して貰う!」
「フフン。欲しければ私を倒して奪い取ってみるがいい」

龍騎の能力を有効活用して、大樹より先にアポロガイストを発見した士。喜び勇んでこれを倒しにかかります
「私を倒してみるがいい!」などと格好つけたくせに、速攻で不利なって
幼女を人質に取る情けないアポロガイスト
しかしここで空気の読めないコソ泥が登場すると、
「人質の幼女なんて別に死んでもいいじゃん」と銃のトリガーを引きます
こいつアホか。いくらなんでも幼女見殺しとかありえん。良いライダーか悪いライダーでいったら絶対後者だろ
これ一応子供番組なのに、こういう頭おかしい輩を味方側のキャラとして動かすのは正直脚本としてどうかなと思うぜ・・・・
咄嗟に割って入った士がその身を盾にして銃弾を浴びたからよかったものの、そうじゃなければ確実に人質幼女死んでました
「やれやれ・・・また僕の邪魔をするのかい士?」
「子供は世界の宝だ!それを傷つけることはお前の流儀にも反するだろう!」

「とおう!キミは世界の破壊者じゃないのかもしれないな!」
話は聞かせていただきました!と、ここで一部始終を見ていたブラックが士を助ける為に乱入
流石に3対1では分が悪いのでさっさとRXの世界へと逃げていく室長。時空の狭間が閉じると同時にゲラゲラと笑い出します
「ハッハッハディケイド!もうお前はこの世界から出ることはできん!」
どうやら士はブラックの世界に取り残されてしまったみたい。はたしてこの世界から脱出する術はあるのか?

「そうか・・・キミは仲間の命を救う為にアポロガイストを追ってこの世界へ」
人の話を聞かない事には定評のあるものの、一旦聞けば
アホみたいに信じる事にも定評のある光太郎
世界の破壊者という誤認を解くと、この世界も大ショッカーが現れゴルゴムを吸収合併して大変な事になってると伝えます
「敵の戦力は強大すぎる・・・俺はいったいいつまで戦い続ければいい?」
「アンタに一緒に戦ってくれる仲間は居ないのか?」

RX世界と比べ、やや弱気が見え隠れする光太郎の発言。士の問いかけに光太郎は笑顔で応えた
「いるさ。この世界に閉じ込められながらも、俺と一緒に最後まで戦うと約束してくれた男が」
「この世界に閉じ込められた?今の俺と一緒だな・・・そいつの名前は?」
「いつかRXの世界の光太郎に伝えたいと言っていたよ
他の世界にも戦い続ける仲間がいるということを。
霞のジョーだ」

な、なんだってー!?思わずMMRっぽく叫んでしまうほどの凄い偶然
RXの世界で行方不明だった霞のジョーは、この
ブラックの世界に迷い込んでいたのだ
そしてRXの世界に戻れなくなった彼は、この世界の光太郎と共に戦うことを選んだ、と。そういうワケだったのである





「我こそは大ショッカー最強の怪魔ロボット・シュバリアン!
ディケイドにブラックよ、偉大なる大ショッカーの力を見るがいい!」

会社が吸収合併されて名乗り口上も改めたシュバリアンが2人の前に登場。なかなか順応の早いヤツです
RX世界の空間を開いて大量のチャップを呼び出し調子こいてますが、逆にそれは士にとってはRX世界に戻る大チャンス
RX世界からこっちに来た時と同じように、光太郎がチャップとシュバリアンを引き受けて士の背中を押してくれます
「キングストーンフラーッシュ!ここは俺に任せて行け!士!」
「あぁ、そうさせてもらう!」
キングストーンの力でベルトから拡散メガ粒子砲を放つブラックなんぞこれ。お前はサザビーか

「フッフッフ。もうディケイドはこの世界には戻ってこれない!
RX!まずはお前から始末してやるのだ〜!
む、戻ってきたかディケイド」
一方、RXの世界で対峙する光太郎とアポロガイスト
「もうディケイドはアテにならんぞ」と勝ち誇っていたまさにその瞬間
目の前にディケイドが帰還
これだけでもギャグなのに、「貴様どうやって戻ってきた?」とか驚く反応を一切見せず普通にしてるアポロガイストに吹く
「フン今更1人増えたとて同じ事。貴様等に我が大ショッカーの力を見せてやろう・・・どうだ?
この圧倒的な戦力で全ての世界のライダーどもを片っ端から抹殺していくのだ!」

アポロガイストの言葉とともに、屈強な怪人達がゾロゾロ出現。あらゆる悪の組織の怪人を無尽蔵に繰り出せるその戦力はまさに底なし
圧倒的な物量での世界征服を目論む大ショッカーに対し、それと戦う各世界のライダー達はたった1人
それは例えるなら大津波に立ち向かう蟻のような絶望的な戦力差かもしれない。しかし・・・だがしかし!
「勝ち目がなくとも戦わなくてはいけない時がある
この男はそうやって1人戦ってきた。大切なモノを取り戻す為にな」
「そういうのは無駄な努力と言うのだ」
「確かに1人では無理かもしれない。だからこそ助け合い、支えあう相手が必要なんだ
世間ではそれを・・・”仲間”と言うらしい」

「仲間の為になら一生戦い続けることができる」と。霞のジョーを奪還するため一人戦い続けてきた光太郎
夏海の命を救う為に戦っている今の士にとって、その心の内に秘めた強さは誰よりも感じ取るところであった
「偉そうに・・・キサマ何様のつもりだ?」
「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えとけ!変身!」

いつもの口上を決めてディケイドに変身すると、士が持っていた図柄のないカードにブラックの絵が浮かび上がった
うん?このFFRはどう使うんだ?と視聴者が思った所で、いけしゃあしゃあとDQNコソ泥が現れてカードを奪います
「このカードはキミには使えないよ」
『カメンライドウ・ブラァック!』
大樹がブラックのカードをカメンライドすると、
なんとブラックの世界の光太郎を召喚
RXの光太郎とブラックの光太郎、二人の光太郎はお互いに視線を合わせると一切の言葉を交わすことなくコクリと頷いた
「変身!」    「変身!」
「俺は太陽の子!仮面ライダーブラックRX!」
「仮面ライダーブラック!」

白と黒の倉田てつを、横並びでのW変身!
二人はプリキュア!
最初からブラックではなく、生身で召喚してからのW変身。直前の目と目で交わす会話がまた渋くて良い演出になってます
この演出に必要だったのが
アホの大樹ということのみ気に入りませんが
>BLACKまさかのディエンド召還ライダーとは・・・なんか悲しいな(TT)
>てつをなら自力で世界の壁を越えてくれる。・・・そんなふうに考えていた時期が俺にもありました
>ブラックはカメンライドじゃなくても……。次元の壁こえてきちゃだめなの?
自称最強ロボットもきてるんだし、組み合ってたら一緒に来たとか何とかで

「ハァ・・・ハァ・・・行かないで・・・行かないで士くん・・・」
「夏海ちゃん!夏海ちゃんしっかり!」
一方その頃、容態の急変した夏海はうわごとで必死に士の名前を呼び続けていた
宙を彷徨う手をきつく握り夏海を励ますユウスケだったが、やがて無情にもその心拍が停止してしまい―





WブラックとDQNコソ泥、コンプリートディケイド。列強の4人ライダーが揃えば相手が怪人軍団とて怖れるに足らず
自称大ショッカー最強のシュバリアンはシャイニングアギトのコンプリート攻撃で速攻死んでました。乙
4人は瞬く間にこの大軍勢を撃破し、士は最後に1人残ったアポロガイストからパーフェクターを奪うことにも成功しますが・・・
「フフッ、甘いよ士。勝負は僕の勝ちだね」
「ま、待て海東!パーフェクターを返せ!」
やはり自重しないDQNコソ泥は士の手からパーフェクターをぶん盗って逃走
夏海の命とかマジおかまいなし。もうコイツ死ねよといい加減視聴者がウンザリした所に、にユウスケが血相を変えて現れます
「大変だ士!夏海ちゃんが・・・うぅ・・・夏海ちゃんがぁ・・・・!」
「なん・・・だと・・・?」

「士!ここは俺達に任せてすぐに彼女のところへ行ってやれ!
アポロガイスト!お前が1人で戦うと言うのなら、こちらも1人で戦おう!」

事態を察したWてつをは士に病院へ行けと指示。自分達2人で残ったアポロガイストの相手をすることに
強敵とはいえ1人を2人がかりでボコるのは光太郎の矜持にでも反するのか、正々堂々のタイマンを申し出ます
「面白い!受けて立ってやるのだ〜!」
「ふふんバカな奴」とばかりに受けて立つアポロガイストでしたが、
すぐ劣勢になってサイ怪人を召喚
それを見たブラックがすかさずカットに入るとライダーパンチ一発でこれを爆殺。サイ何もしてねえ!
マシンガンズばりの阿吽の呼吸を見せたWてつをも流石ですが、サイの死にっぷりは芸術の域。登場時間5秒くらいしかありません
>アポロガイスト「チッ!結局1ミリも戦力にならなかったな、サイ怪人」
>アポロ「つ、次出ろ!」 サイ怪人「次鋒サイ怪人行きます!グオゴゴ」
ブラック「ライダーパンチーッ!」 サイ怪人「ギャアアアァァァァ!」

「ブラック!」  「RX!」
「とおう!Wライダーキック!」
最初に「1対1」の約束を破ったのはアポロガイストの方ですから、そりゃあ何も文句は言えませんが
前言撤回のWライダーキックでアポロガイストをブッ飛ばすWてつを
マジ容赦なし

大ダメージを浴びたアポロガイストはほうほうの体で逃げ出し、見事Wてつをはこの強敵を退散させるのだった
やがてカメンライドのブラックは消滅し、RXの南光太郎は別世界の自分との共闘の余韻にしばしの間立ち尽くしていた

BLACKのダブルライダーキックで死なないとかアポロガイスト硬すぎでしょ…

「夏海ちゃん・・・最後の最後までお前の名前を呼んで・・・”行かないで”って・・・うぅ・・・・」
「夏海・・・」
一方病院で物言わぬ夏海と対面した士は、押し潰されそうな悲しみと己の無力に対する怒りに打ちひしがれていた
まさかここでヒロイン死亡とは・・・予想外の劇的展開に視聴者が困惑する中、やはり空気を読まずに大樹が登場
「君達のお宝ってそんなものかい?つまんないね仲間がお宝だなんて」
自分のせいで人が1人死んだのにまったく自重してません
ダメだこいつ・・・早くなんとかしないと・・・
流石にプッツンきた士とユウスケがタコ殴りにしようとした瞬間、大樹はパーフェクターをその眼前に突きつけた
「受け取りたまえ。ただしこれからはちゃんと僕を見ていてくれよ」
そしてこのホモ発言。もう意味解りません
士に意識してもらいたいなら夏海を救うために手を貸してやったほうがよっぽどいいだろうに。この支離滅裂さ加減

>今回も海東非難のコメントが大量に来る!!キャラがブレすぎて脚本家も相当手を焼いてるのでは
>鳴滝「ディケイド!貴様のせいで海東の性格も破壊されてしまった」
>海東・・・お前結局何がしたいんだ?
>正直もう海東さんを見続けるのはツライんですけど
>大樹が何がしたいのか解りません。もう死んだらええやん・・・
>海東は寂しがり屋なところがあるんでしょうかねー。セリフだけ聞くとBL的な愛の告白ですけど
>ウザホモライダーとはまた新しいな
>大樹を見て、南斗聖拳のシンを思い出した。大樹「僕が欲しかったものはたったひとつ 士だ!」
>今年のコミケは大樹x士で決まり! なんなんだボクを見てくれとか…たまげたなあ
>海東のやっていることが『好きな子に対するいやがらせ』みたいで邪魔すぎる
>海東の801テコ入れ…今年の夏コミはこれで決まりだ!…ってなるかぁあーーボケーー!!
>夏ミカン「米村さん、わたしホモ台詞のために一度死んだんですか?」
>大樹はツンデレかと見せかけて最早ヤンデレですね。復活したとは言えついに人死にまで出すとは
>結果的に士が命を賭けて助けたけれど、夏みかんの命がかかったパーフェクターを
「僕を見てくれ」なんて理由で弄んでいいわけがない。海東は大概にしてほしい
>海東のキャラの変遷。困った奴(登場時)→嫌な奴(アギト〜)→ツンデレ(響鬼)→分裂症(今ココ)

好きなコに意地悪したくなる小学生の心理か
こいつ本当に毎回
キャラの軸がブレまくってて全然安定しねえな。失敗キャラにも程がある
「命を吸い取ることが出来るなら与えることもできるハズ・・・ユウスケ、夏海には黙ってろよ」
士はパーフェクターに自分の命を半分くらい吸い取らせ、それを夏海に注入
言葉通り自らの命をもって夏海を蘇生させます
「夏海ちゃん!よかった!よかったよー!」
正面から夏海を思い切り抱き締めるなどして全身で喜びを表現するユウスケに対し、
士はただただ優しく、愛おしそうな目で夏海を見つめて微笑む
そして抱きついてきたユウスケには如実に嫌な顔をしたクセに、士の笑顔にはニッコリと微笑む夏海
なんぞこのラブい空気は。まぁこの二人の絆は恋人というより家族愛的なものに近いと思いますが
士の命まで与えられて更にその絆が深まった感がある主人公とヒロイン。この二人を待ち受ける未来に幸あらんことを願いたい
そういえばアポロガイストは
パーフェクター奪われたから余命一ヶ月なのかな?
>最後の瞬間に大切な人を送り出した八代の姐さんと、逆に求めた夏美、
RXの世界はディケイドとクウガの女性キャラ対比もあって面白かったですね
ユウスケをその場に配置したのもまた上手いというか
>夏ミカンに命を分け与えるのは良いんだが、あぁいうシーンって倒れそうになるモヤシをユウスケが支えて
「二人分なら……!」とか、海東が出てきて「君が死んだら僕が困るんだよねっ!」とか
そういう友情アピールしてもいいんじゃねぇのかな? ユウスケはもう空気のままなのかな





「霞のジョーからの伝言だ。ブラックの世界でも戦い続ける仲間がいるってな」
「そうか。アイツはブラックの世界で戦う道を選んだか」
「アンタはそれでいいのか?一人で戦う事になっても」

ラスト。RX世界の光太郎に、ブラック世界に閉じ込められてしまった霞のジョーのことを報告する士
仕方がない事とはいえ、これから1人で戦うことになってしまった光太郎。しかし彼は笑って士の問いに答えた
「一人じゃないさ。遠く離れていてもずっと仲間だ
士、もちろんお前ともな」
このシーンの倉田てつをの笑顔の素晴らしいことといったら

>光太郎の笑顔が眩し過ぎて直視できないw やはりスーパーヒーローの条件は如何に笑顔が似合うかだな
>ラストの笑顔が、当時の光太郎と全く変わっていなくてとても嬉しかったです
ライダーファンの記憶の中の、20年前の南光太郎と見紛うばかりのまぶしい笑顔
やはり直撃世代のヒーローのカッコよさは格が違った!カッコイイなー憧れちゃうなー
偉大なる先輩ライダーの含蓄ある言葉を胸に刻み、新たなる世界へと向かう士達
次なる世界はまさかのアマゾン!

>次回のアマゾンは・・・え、アレ小島よしお?
>あーまーぞーんー(棒読み
>「でぃけいど、あまぞん、ともだち(棒)」
>アマゾンが野生のかけらもない声でショック 外人さんかよ
>ディケイド、次回予告のアマゾンの大根さに激しく萎えました…
>なんだこの貧相かつヘボ演技のアマゾンは・・・(汗

顔と声が小島よしお似の山本大介役が大根演技すぎて見てられません。これは不安感バリバリだな
>来週は高校野球の世界か・・・
>来週から関西特撮ファンにとって地獄の高校野球が始まってしまう・・・・
仮面ライダーが1週もしくは2週お預けを喰らいます。この辛さ、解ります?
>関西では高校野球のせいでしばらくディケイドやりません
打倒大ショッカーより先に打倒関西のTV業界でしょうディケイドさん

関西の朋友は見れない次週へ続く!


第28話

アマゾン、トモダチ

「イー!」 「イー!」 「イー!」
「ここが高校野球の世界か・・・」
>今日の野球ユニフォームは甲子園絡みというわけですね
ディケイド製作陣は何かにつけてネタを絡めてくれるので好感が持てます

ディケイド2週休みの関西の視聴者に対する当て付けか
野球のユニフォーム姿にコスプレした士が夏海らと街を歩いていると、道往く人々が皆一様にヘンテコリンな挨拶を交わしていた
近づいてきたオバさんに挨拶を強要されるも、キョトンとした反応しかできない一行。激昂したオバさんがヒステリックに怒鳴る
「あなた達、大ショッカーの挨拶はどうしたの?」
「え?大ショッカーは俺達の敵ですよ」
おかしな挨拶と会話の流れから察しがつきそうなものですが。口裏を合わせればいいのに
バカ正直に答えるユウスケ
たちまち3人は通行人達に取り囲まれ、反乱分子呼ばわりされてしまう。ここは人々が大ショッカーに支配された世界だったのだ
「お前!そのユニフォームはどこで手に入れた?」
「おいボウズ、年上に向かってお前呼ばわりはないだろう」
「ボウズではない!僕はショッカースクール4年2組、
岡村マサヒコだ!

大ショッカーに入団していない者は皆粛清する!イー!」
今回はアマゾンの世界ということで、外せない重要キャラであるマサヒコ少年がここで登場
どうやら大ショッカーの尖兵としてすっかり洗脳が行き届いているようで、「粛清してやる!」などと物騒な台詞を吐いてます
いかにも”子供ショッカー”という感じの
アイシャドウメイクが何かオカマっぽくて吹く
見る限り士のユニフォームに何か思い入れがあるようですが・・・この事からも彼がこの世界のキーパーソンである事が解ります
居合わせたマサヒコの姉も大ショッカーに洗脳されており、反乱分子を粛清する為に頼れる怪人達に通報します
「しょこまでです!あたなたちはにげるんです!
あぁーまぁーぞぉーん!!」

と、ここで
めちゃモテ委員長の金髪も真っ青の棒読みで謎の青年が乱入すると
まるで気合の入っていないフニャチン掛け声とともに異形の戦士に変身した
仮面ライダーアマゾン!
>今日のアマゾンを見てBlack&RXファンはどんだけ幸運だったか良く分かった
>今までの世界→クウガが空気。アマゾンの世界→アマゾンが不純物
>アマゾンどっかで見たと思ったら鶴フェノクのおっぱい揉んだプリクラ流出のエンリケじゃないですか
>アマゾン エンギ ヘタクソ


アマゾンの役者さんはエンリケさんという外人の方で、カタコト喋りにはもってこいという起用だったのかもしれませんが
あまりにもフニャフニャの棒読みすぎてどうしようもありません。これはアマゾンファンがTVのリモコンを投げつけたくなるレベル
何故か流暢な敬語で喋ってるのもいただけません。これは脚本にかなり責任があるんじゃないかなぁ
「ここ、俺が戦う!お前達、逃げる!」でいいじゃんかと。なんで「あなた達は逃げるんです」なんだ。全然野生児っぽくねえよ
「ディケイド、あなたもライダーですか?」
「メイビー」
士もディケイドに変身。アマゾンと
バイリンガルな挨拶を交わし、二人で共闘して怪人をやっつけますが・・・
「世界の破壊者仮面ライダーはこの世界から出て行け!」
街人達が怪人を庇って仮面ライダーを猛非難。 人間を相手に戦うわけにもいかず、やむなく士らはその場からトンズラします

>海東なら容赦なく町の人間も蜂の巣にするよなあ、と真っ先に思った





「で、これはどういうことなんだ海東?」
「嬉しいね士。僕の存在を感じてくれたんだ」
逃走途中、士に気配を感付かれてニヤニヤしながら出てくる大樹。今週もホモっぽさ自重してません
大樹とアマゾンから聞いた話によると、十面鬼率いるこの世界の悪の組織・ゲドンも大ショッカー参加に加わったとの事
そして連中は仮面ライダーが世界を滅ぼす悪であり、大ショッカーこそがそれを救う正義の集団であると人々を洗脳
やがて人々は皆大ショッカーの団員となり、従わない者は反乱分子として粛清される世の中になったのだと言う
「でも、いっしょにたたかうなかまとあえて、アマゾンとてもうれしいです」
大ショッカーと戦う士達と出会えたことをニコニコ笑顔で喜ぶアマゾン。ここらへんは純朴な青年の雰囲気が出てていいな
「ふふふ・・・僕も仮面ライダーだよアマゾンくん」
「ほざけ。お前はコソ泥だろ。さしずめこの世界での狙いはコレか?」

「見くびらないでほしいな。僕の狙いがギギの腕輪よりも更にレアなガガの腕輪さ
僕がガガの腕輪を手に入れたらアマゾンくんのそれもいただくよ」

「どうせアマゾンのギギの腕輪を狙ってんだろ?」という士に対し、
「ちげーよガガの腕輪だよ。
でも後でギギの腕輪も貰うけどさ」と即答する大樹。こいつマジコソ泥

「つきました。ここがアマゾンのあじとです」
「わーどっかで見た事あるような場所だなぁ」
「って、ここウチじゃないですか!」
「そうだね。光写真館だね」

人々から身を隠すために案内されたアマゾンのアジトはなんと光写真館
ユウスケと夏海が軽い漫才でツッコミを入れたところで、
狂ったように飛びはねながら栄次郎が現れた
「チューチュー!この世界での私はアマゾンさんを助けるモグラ獣人なのです!チュー!」
鼻にヒマワリくっつけてチューチュー騒ぐ爺さんヤバイ
ちょっと映像的に放送コードギリギリです。完全にボケ老人だこれ





「やれやれ拒絶されるのは慣れてるが・・・こんなにしんどい世界は初めてだな」
栄次郎の姿を直視するのがツラかったのか敵情視察の為再び街に出た士達
またすぐに人々に発見されて逃げ惑うハメに陥ってます。だからしばらく家で大人しくしてりゃよかったのに
「ユウスケからききました。つかさもじぶんのせかいをさがしてたびをしてるんですね
アマゾンもあんじゅうのちをさがしてたびをしています
アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ・・・でもみつからなかった。アマゾンはどこのくににもなじめない
まちも、ひとも、すべてがぼくをきょぜつしています」
「お前・・・」
「それって・・・まるで・・・」
聞けばアマゾンもまた、自分の安住の地を求めて世界中を旅してきたのだと言う
「どこに行っても自分を受け入れてくれる場所が無い」と寂しく言うアマゾンに、夏海は士の境遇を重ね見る

「わあーたすけてぇたすけてぇ」
と、ここでショッカー戦闘員に追われて逃げている子供が登場。それはあの冒頭のマサヒコ少年だった
とりあえず困ってるっぽいので戦闘員をブッ飛ばしてから事情を聴いて見る事に

「僕、大ショッカーを抜けたんです。そしたら裏切り者は消すって」
言わずもがな大ウソです。大ショッカースクールの成績優秀生徒であったマサヒコ
十面鬼とアポロガイストの命令を受け、アマゾンのアジトを突き止める為のスパイとして彼らに近づいたのである

「僕、大ショッカーよりもアマゾンのほうが信じられるって思って・・・」
「ほんとうですか?ありがとうマサヒコくん。アマゾンうれしいです」
疑り深い士は「お前には姉ちゃんがいたハズだが、大ショッカー脱退について相談したのか?」などと
御剣検事のごとくマサヒコを追求してさぐりを入れ、自白寸前くらいまで揺さぶりますが、
人の良いアマゾンは士の追求を制し、マサヒコのことを頭っから信用してアジトへと案内してしまいます

「マサヒコくん、あたたかいですね。アマゾン、ひととふれあうのひさしぶりです」
「・・・・・僕のお父さんも同じ事言ってた」
逃げる途中に足を怪我したので、アマゾンにおんぶしてもらったマサヒコ
アマゾンの言葉を聞いて彼の脳裏をよぎったのは、リトルリーグの帰りにお父さんにおぶってもらった記憶だった
「そうなんですか。おとうさんはげんきですか」
「もう死んじゃったよ。一年前に」
「・・・・ごめんなさいマサヒコくん。アマゾン、いけないことをきいてしまいました」

野球好きで優しかったマサヒコの父は、1年前に返らぬ人となっていた。己の迂闊な言葉を責めるアマゾン
ちなみに回想シーンのお父さんが着ているのは、士が冒頭で着ていた野球チームのユニフォーム。なるほどそういうことか





「あ、アポロガイスト様!十面鬼様!僕はまだここにいます!攻撃をやめてください!」
「マサヒコくん。キミはここで名誉の戦死を遂げるのだよ」
かくしてマサヒコを連れて帰ったせいで大ショッカーの急襲を受ける光写真。雨あられと破壊弾が打ち込まれてデストロイ
「僕がまだここにいますよ!」と必死に攻撃中止を訴えるマサヒコですが、悪党相手にそんな話が通じるワケありません
尚、ここで吹き飛ばされた夏海が
ほぼパンツ見えそうなほど生足を披露してて最高でした
>今回、色々不満がある人が多いと思うが、夏みかんのスカートの中が見えたのでよしとする
>夏みかんのフトモモ!フトモモ!久々エロ!
>夏みかんエロスw
>夏みかんの いい おみ足とパンツ

「わかりましたかマサヒコくん、これが大ショッカーのやりかたなんです!」
当然ながらマサヒコは捨石であり、その冷酷非情なやり口に怒りを覚えるアマゾンと士達
襲いくる怪人軍団を前に
3人横並びでのトリプルライダー同時変身キタコレ
「変身!」 「変身!」 「あーまーぞーん!」

「ディケイド!私のパーフェクターを返すのだ!」
「聞いてるぜ。お前はこれがないと長く生きられないんだってな?」
「その通り。私は全人類にとって迷惑な男なのだ」
やはり余命一ヶ月だったアポロガイスト。パーフェクターの奪還に必死です
「全人類にとって迷惑な男」と自称するアポロガイスト面白すぎる。番組序盤から出てたら人気キャラだったろうに勿体無いな
バキューン!
「それじゃあコイツはこうだな」
「き・・・・きっさまぁ〜よくも!」

アポロガイストの眼前でパーフェクターを破壊する士マジ冷酷
こんなモンとっくに破棄しておくべきだったのに、わざわざ持っていたのはこの為だったんでしょうか。だとしたら鬼だな
>人の命を吸うとか即死攻撃とかあるにしても生命維持に不可欠なアイテムを目の前で粉々とかヒーローの所業じゃねえ
「だいせつだーん」
>「だいせつだぁ〜ん」……何だ、この脱力感は……
昨日、劇場版ディケイドで「大っ切っ断っ!」を聞いたから余計にそう感じる
>だいせつだーん(はぁと)。そんな感じの大切断でしたね・・

叫んでんだか寝言なんだかワカらんほどに気合の入らない声で大切断を決めるアマゾン
しかし戦いの最中、流れ弾がマサヒコに当たりそうなのを見ると彼を守る為にその身を盾にして銃弾をまともに浴びてしまう

アマゾンの優しさのおかげで難を逃れたマサヒコが駆け寄ってくる。これできっとアマゾンのことを心から信じる気に・・・
「うう・・・ま、マサヒコくんいったいなにを?」
「大ショッカーが僕を見捨てるはずない!
このギギの腕輪を持っていけば、きっと僕をもう一度受け入れてくれる!」

マジかこのクソガキ。ありえん
>腕輪をもってかれたアマゾンがチップをとられたウォーズマンとダブった
>先週の幼女の代わりにマサヒコが人質だったらそんなに非難されなかったかも…ディエンド
>鬼畜度  子供ごとライダーを倒そうとするアポロ<<アポロの目の前でパーフェクター破壊するディケイド
<<<<どさくさにまぎれて腕輪かっぱらう子供
>ギギの腕輪って確か奪われると死んじゃうんじゃなかったっけ…
>確かギギの腕輪取れたらアマゾン死ぬんじゃ・・・

なんとマサヒコは身を呈して自分を守ってくれたアマゾンからギギの腕輪をかっぱらって逃走。大ショッカーに戻ってしまう
自分よりも大ショッカーを信じて去っていくマサヒコの後姿を見て、アマゾンは心身ともに深く傷つけられるのだった

「クウガにはクウガ返し!ファイズには・・・ファイズ返しだ!」
オリジナルとはまるで別物にデザインが一新されたディケイド版十面鬼は、その戦闘スタイルまでも斬新
ボディに散りばめられた9つの顔にはそれぞれ
クウガ〜キバまでの力を宿しており、
さながら怪人版ディケイドとでも言うべき、多様な戦い方が可能なスーパー強敵に生まれ変わっています

マサヒコに裏切られ傷を負ったアマゾンと、十面鬼とアポロガイストの猛攻に追い込まれる士とユウスケ
仮面ライダートリオ絶体絶命のピンチで次週へ続く!
>デザイン一新で10のライダーに対応してるから十面鬼、ってのはうまいことやったと思う


第29話

強くてハダカで強い奴

「海東!」
「キミを助けたなんて勘違いするなよ士。僕の狙いはあくまでガガの腕輪さ」
冒頭、アポロガイストと十面鬼にボコられ追いつめられた士を颯爽と助けに入る大樹。相変わらずのホモっぷり
関係ないなら
士を見殺しにしてからガガの腕輪狙えばいいのに
「か、勘違いしないでよね!」
などとツンデレな台詞を吐くあたり、腐女子層に対するあざといアピールを感じます
無事に士を逃した大樹の前に現れたのはものっそい不満顔の鳴滝
「ディケイドとディエンドはいずれ争う運命なのだ!」とか序盤で言ってたクセにこのザマでは無理もありません
「ディエンド・・・キミの狙いはガガの腕輪ではなかったのかね?」
「どっちかって言うと士の邪魔をするほうかな」
邪魔するどころか助けてます
言葉の通じないホモを相手にして哀しい顔になる鳴滝。これには視聴者も同情せざるを得ない
「邪魔だけではモノ足りない。ディケイドを倒してくれるのならこれをキミにやろう」
「これは・・・ディエンドのパワーアップカード?わかった、やってあげるよ」

お宝に弱い大樹は鳴滝の餌に食いついてホイホイ士抹殺を承諾。ニコニコ笑ってご満悦の鳴滝ですが・・・
お前
相手が言葉の通じないアホだってことすっかり忘れてるだろ。ご愁傷様です
>大樹は何か薬ヤッてるんでしょうか?

「ショッカースクールの保健室で手当てだなんて大丈夫でしょうか」
「灯台元暗しってヤツさ・・・ん?おおユウスケにアマゾン、お前らも無事だったか」

ショッカースクールの保健室で夏海に傷の手当をしてもらう士。同じ思考に行きついたユウスケとアマゾンも合流します
ちなみにユウスケは傷を負ったアマゾンを助けながらタイタンフォームで華麗に怪人を切り捨ててました
クウガ単体で怪人を仕留めたのは2話以降初めてのことです
>ユウスケが、クウガが単独で怪人倒した・・・約三十話ぶりに、しかもタイタン活用して・・・あれ?目から汗が
>カマキリ怪人をタイタンで倒す!オマージュが効いてていいですね
>ユウスケ大活躍だと!これは夢か…?
>ユウスケ久しぶりに単独フォームチェンジ&敵撃破!これはもう見出しで言いレベル

>しかしふと思ったけど…なんでクウガが雑魚怪人を倒したぐらいでいちいち大喜びしなけりゃいけないんだ
>変身して敵を倒してくれるだけでこんなに嬉しいヒーローはたぶんユウスケが史上初
しかしアマゾンは肉体的なダメージはもちろんの事、マサヒコに裏切られたことによる心の傷ですっかりしょぼくれ状態
「アマゾンがマサヒコくんをしんじれば、マサヒコくんもしんじてくれるとおもってました・・・
でもそうじゃなかった。もうアマゾン、だれもしんじられません」

 中国から出稼ぎにきて中華飯店で働くオッサンのように
自分に冷たい社会に絶望して塞ぎこむアマゾン。さしもの士らも気の毒すぎてかける言葉が見つかりません
と、そこへこの学校ので養護教諭でもあったマサヒコの姉・リツコが登場。前回に続き4人を批難しまくります
「アマゾンは悪い奴です、ライダーはみんな敵よ」
「この写真を見てみろ。今のマサヒコはこんな笑顔では笑わないな」
「・・・・・!」

机の上に飾ってあった写真立てを見せてそう言う士。父親と一緒に写っているマサヒコは、満面の笑みを湛えていた
「アンタ達に何がわかるの!」と士の説得に耳を背けて大ショッカー戦闘員を呼ぶリツコ
逃げていく士達の背中を見つめながら、核心を突かれた彼女の心は僅かながらに揺らめくのだった





「マサヒコよ。ギギの腕輪を手に入れたのなら何故すぐに持ってこなかったのですか?」
「ふ、不安だったんです!大ショッカーがまた僕を同志として迎え入れてくれるか・・・!」
ギギの腕輪は盗んだものの、流石に前回殺されかけてるだけに組織に戻るのも怖くてそこらをウロウロしていたマサヒコ
アポロガイストに見つかって強引に十面鬼の前に連れて来られてました。ビビりまくるマサヒコざまあといった感じです
「勿論受け入れますとも。あなたは我々大ショッカーの大切な同志なのですから
確かに本物のギギの腕輪・・・
これで全人類怪人化計画を実行できる」
「ええっ!?全人類怪人化!?」
「まずはお前から怪人にしてやるのだ〜。連れて行け!」
「いやだ!いやだ!僕は怪人なんかになりたくありません!うわあ〜!」

ギギの腕輪はガガの腕輪と揃うことで超古代文明の神秘のパワーを無限に引き出すことができるオーパーツである
十面鬼はその力を全人類の怪人化に使おうというのだ。栄えある第一号に選ばれたマサヒコ
自業自得乙

「こいつは酷いな・・・」
「お爺ちゃんとキバーラがどこにも居ません!」
「こいつは爺さんとキバーラ探してとっととこの世界からオサラバしたほうがよさそうだな」

光写真館に戻った士達だったが、屋内は大ショッカーの手でメチャクチャに荒らされ栄次郎とキバーラの姿も見えない
もう詰んだこれと諦めムードの士などは、早くもこの世界からスタコラサッサすることを決め込みます
「アマゾンはどうすればいいですか?
ゆいいつのアジトもうしなってしまい、もうこのせかいにアマゾンのいばしょはありません」
「俺達と一緒に行こう。この世界に居場所がないのなら探せばいい」

俺をこんな世界に1人置いていくのかと言わんばかりのアマゾンのか細い呟き
優しいユウスケは当然アマゾンも一緒に連れて行くつもりだったようで、もしそうなれば視聴者的にも楽しかったのですが
「でもそれでいいんでしょうか?みんなマサヒコ君の写真見ましたよね・・・
あの笑顔を取り戻すことがこの世界で私達のやることじゃないんですか?」

空気の読めない夏海がこれに待ったをかける。言ってることはそりゃあ正義の味方としては正しいんだけどさ
なんか話の流れ的に
「アマゾンついてくんのヤダ」って言ってるみたいで凄い嫌な感じするな





「これより大ショッカー改造手術を行う!何怪人にしようか」
「ナマコ怪人なんていいんじゃね?」
「いやだぁ〜!ナマコ怪人なんていやだぁ〜!」

>貴様は555のシーキュカンバーオルフェノクをディスってんのか?ナマコ怪人の何が悪いんじゃぁ
>シーキュカンバーオルフェノクは強いんだぜ? 弁当食いながら皆殺しだぜ? そんなに卑下しなくても
>ナマコ怪人ってなんて嫌なチョイスなんだwミミズ男とどっこいどっこいだな
>ナマコ獣人にされたら映画でボスキャラレベルで登場できたと思う

手術台にくくりつけられ、ミョーに軽いテンションのショッカー医師から「ナマコ怪人」に決定されてしまったマサヒコ
自業自得とは言え
ナマコ怪人は確かにちょっと同情。カッコイイ系ならまだしもなぁ
しかしそこへ大樹から連絡を受けた士とユウスケが颯爽と登場。すんでのところでマサヒコを救出します
「ナマコは俺も勘弁なんでな。さぁマサヒコ、ギギの腕輪はどこにやった?」
「そ、それが大変なんです!」

かくかくしかじかと十面鬼の人類怪人化計画について説明するマサヒコ。士はこれを食い止める為単身移動
マサヒコは厚かましくもアマゾンにまで助けを求めようとしますが、それに首を振ってユウスケが答えます

「アマゾンは闘わない。俺達と一緒に別の世界に旅立つことにしたんだ」
「ええっ?そんな!なんでなの?」
天然で気づいてないマサヒコ。これは流石に引く。子供だからって許されると思うなよ
「アマゾンは・・・もうこの世界の誰も信じることができなくなったんだ」
「僕のせい・・・僕がアマゾンに酷いことをしたから・・・!」
そこまでユウスケに説明されて、ようやく自分の行動がアマゾンを深く傷つけたと理解したマサヒコ
しかし少年の純粋な心というのは恐ろしいもので、真実を悟った彼は周囲が思いもかけない行動に出る

>「なんでなの?」という発言にイラッときたりもするけど、子供にとっての「悪い事」っていうのは
「駄目って言われてる事」であって、なぜそれが悪い事なのかは二の次になってるもんですよね
ここで初めてマサヒコは誰に言われるでもなく自分の意思で自分の行いが他人に与える影響や責任に気づき
誰に言われたでもなく初めて自発的な良心に目覚めたいいシーンだと思います

「大変だ!マサヒコくんがたった1人でギギの腕輪を奪い返しに行ってしまった!」
「マサヒコくんが?どうしてそんなことを」
光写真館にリツコとユウスケが血相を変えて駆け込んできた。なんとマサヒコが単身腕輪を奪還しに行ったのだという
「マサヒコは・・・あの子は
”裏切ってしまったアマゾンさんの信用を取り戻しに行く”と

私達姉弟は1年前に父を亡くしてからぽっかりと心に穴が開いてしまって・・・
その隙間に入り込んできたのが大ショッカーでした
私達は大ショッカーを信じることで心に開いた穴を埋めようとしていたんです

お願いしますアマゾンさん!どうか弟を助けてください!」
亡くした父の変わりに何かに依存したかった姉弟にとって、大ショッカーはまさに救世主だったのだろう
姉の口から語られる大ショッカー妄信の理由と、その組織を裏切ってまでアマゾンの信用を取り戻そうとする弟の行動
涙ながらに訴えるリツコの願いを聞いた時
矢車さん並にやさぐれていたアマゾンの魂に、再び熱い炎が宿るのだった





「フフフ・・・この力・・・これで世界中に人間を怪人に変えることも可能!」
「うむ、全人類にとって迷惑な存在なのだ〜!」
ギギガガの腕輪の力により、ショッカー幹部候補生の1人を瞬く間に怪人へと転生させる十面鬼
なぜマサヒコの改造もこの方法でやらなかったし!
全国の視聴者のツッコミと同時に士が乱入すると、問答無用で十面鬼にライダーキックの奇襲を敢行
十面鬼はディケイドパワーライダーキックでこれを相殺し、互いに大ダメージを受けて動けなくなる
「う?な、なにをするきさまー!」
ころしてでもうばいとる!と、このチャンスに雪崩れ込んできたのがマサヒコ
勇猛果敢に十面鬼に突進すると、アマゾンからそうしたように素手でギギの腕輪を剥ぎ取るのでした

「アマゾン、これまで酷いことしてゴメンなさい・・・
お願い!僕の世界を救って!」
「マサヒコくん・・・アマゾン、トモダチ!」
駆けつけたアマゾンにギギの腕輪を手渡し、信用を裏切ったことを詫びて改めて頭を下げるマサヒコ
自らの危険を顧みずに信頼を回復しようとした小さな友人の覚悟に、アマゾンはその罪を許すのだった

「フン、どうせまた裏切られるのオチよ。大ショッカーの世界に安住していればいいものを」
「お前達の世界は最悪だ。人が人を疑い、誰も信じることができなくなった世界・・・
だがこの男は違う!この最低な世界で人を信じることを忘れなかった!
だから本当に信じられるのトモダチと出会えたんだ!」
「キサマ・・・何者だ?」
「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えとけ!変身!」
「あーまーぞーん!」
ディケイド&アマゾンW変身!十面鬼&アポロガイストとのタッグ戦に突入します

ガシャア!!
「だいせつだーん!」
「うぐぐ・・・!お、覚えているのだ〜!」
例によって
まるで気合の入っていない大切断がアポロガイストを盾もろとも切り裂く
ダブル黒キックに耐えたこともそうですが、ライダーのフェイバリット技を食らって致命傷にならない室長マジタフ
「ガガの腕輪は僕がいただくよ。新たなカードの威力を試させてもらおう」
アポロガイストが撤退した後にディエンドまで駆けつけ、
戦いは3対1のリンチに
鳴滝との約束など当然の如く無視して士を救う大樹
>鳴滝「成功した時に報酬としてカードあげればよかった・・・」

ただカードを奪われただけの鳴滝が哀れすぎて、もはや視聴者にはまともなツッコミの声も出ません
『アタックライドゥ・イリュージョン』
鳴滝からもらったカードを使うと、4体のディエンドの分身が姿を現して一斉に攻撃を!スゲー!って
>ディエンドコンプリートフォームかと思ったけどそんなことはなかったぜ!!
>イリュージョンかよ!
>ディケイドはデフォで分身できるのにパワーアップカード使ってしかもスリって

イリュージョンじゃねえか!ディケイドが標準装備で持ってるカードだよ!
今回の鳴滝と大樹のこのカードに関するくだりって必要だったんだろうか・・・マジで意味不明すぎるな
寄ってたかって十面鬼に攻撃をしかける5人のディエンドは、首尾よくガガの腕輪をぶんどることに成功
瞬間、ディケイドの持っていたこの世界のカードが力を取り戻した
『アタックライドゥ・ガガのウデワ』
「行くぞアマゾン!最後はお前が決めろ!」
「OKディケイド!」
ディケイドのカード使用に合わせ、ディエンドからディケイドへ、ディケイドからアマゾンへと瞬間移動するガガの腕輪
アマゾンが一際高くジャンプすると、その腕に悪を断つ黄金の光が宿る!
切り裂け!必殺!
『ファイナルアタックライドゥ・アマゾン』
「すーぱーだいせつだーん!」
ずばっしゃあー!!!!
アマゾンの超必殺技で
アストラルフィニッシュ!見事強敵十面鬼を撃破するのでした





「アマゾンさん、やっと安住の地を見つけたみたいですね」
「この世界での戦いはまだ続くだろうが・・・アイツがいれば大丈夫だ」

ラスト。ユ二フォーム姿でマサヒコとキャッチボールをするアマゾンと、それを幸せそうに見守るリツコ
どうやらアマゾンは長い旅路の果てに、ようやく自分の安住の地を見つけたようです。めでたしめでたし
「マサヒコ君やリツコさんがいる限り、アマゾンは戦い続ける・・・
俺も戦い続けるよ。士と夏海ちゃんがいる限り」
「士君は?」
「フ・・・とりあえず行くぞ」

信じられる友がいることの大切さ、素晴らしさ。この世界は士達に仲間の絆を再認識させるものとなった
思いも新たに写真館に戻った士達を大樹と栄次郎、キバーラが出迎え、久しぶりにメインキャスト勢揃いに
つうか栄次郎とキバーラどこに居たんだよ!
当たり前のように
一切触れてません。子供番組だからってテキトーすぎるだろ・・・
「おい、なんでお前がここにいるんだよ」
「いてあげてやってるんだ。感謝したまえ」
「私にもいつか安住の地が見つかるのかしらぁ〜ん」

「思うんです、私達のこの旅には何か大きな意味があるんじゃないかって」

「うん、確かにね。俺達はこの旅を通じて色んな経験を積んできたもんな」

「旅の答えは旅の中にだけ存在する・・・なーんちゃって」

5人と1匹。不思議な縁で結ばれた旅の仲間
そんな彼らの旅も、いよいよ終点を迎えようとしていた
次なる世界の背景ロールが現れた図柄は・・・全てのライダー達がディケイド1人に向かって戦いを挑んでいる絵
夏海の予知夢で幾度となく見た、ライダー大戦の世界だった
仮面ライダーディケイド、最終回まであと2週!サプライズゲスト総登場のクライマックスを見逃すな!
>剣崎!それにぷに!予告からクライマックスとはこのことか!
>次回剣崎キターーー!オンドゥルルラギッタンディスカー!!
>俺の剣崎一真キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!
>剣崎一真来ましたね!果たして剣に変身してくれるのか、ジョーカーになっちゃうのか
単なる人物としての登場なのか、気になります
>王子が復活してmixiのオンドゥルコミュが賑わいだした
>自分は昨年夏にオンドゥル語にハマり、剣崎が出ると思いディケイドを見始めライダー好きになりました
そして次週、椿さん演じるブレイドが見れるという事なので本当に幸せです


第30話

ライダー大戦・序章

「なぜかは解らんが・・・俺達の旅はこの世界で終るような気がする」
新たな世界を探索する為、浜辺をブラブラと歩く士達一行。士は何か予感めいたものを感じているようです
夏海はと言えば今朝も観てしまったライダー大戦の夢に心を乱していた。「士が世界の破壊者のハズがない」
必死に自分に言い聞かせて士を守ろうとする夏海だったが、ここで目の前に現れた光景に3人は息を呑んだ
そこでは
イクサVSレンゲルサガVSギャレンが夢のドリームマッチ中
そしてあの少年ワタルと会社員カズマが睨みあったかと思うと、キバとブレイドに変身して激突したではないか
更にそこへファンガイアとアンデッドの一団まで雪崩れ込み、それぞれの怪人軍団と激突。これではまるで・・・

「これじゃまるで・・・キバの世界とブレイドの世界の戦争だ」
「ライダー大戦の世界・・・か」

「イクサ!よくも・・・!」
「レンゲル!くそぉっ!」

イクサはブレイドに、レンゲルはキバにそれぞれ殺られて両軍死者数1。双方痛み分けといったところでブレイド軍が引き上げる
まぁ中身は別人でしょうが
登場して速攻で死ぬ名護さんは最高です!
>ジョジョってかっけーな。でもイクサがブレイドに殺された
>あーん名護さんがしんだ
>あーん、753が(ry
>名護さん「負けたのは俺じゃない、イクサだ」
>『チッ!1ミリも戦力にならなかったな、あのイクサ』
>ライジングイクサ爆滅に俺が泣いた

「よう。久しぶりだなワタル」
「教えてくれ。何が起こっている?なぜライダー同士が戦っているんだ」

とりあえず事情を聞くためにワタルと接触する士達。久しぶりの再会に笑顔を浮かべるでもなく、ワタルは渋い顔で答えた
「・・・キバの世界とブレイドの世界が融合し始めたんだ
そして1つの世界にキバとブレイドは共存できない
どちらか片方しか生き残れないんだ

僕達は自分達の世界を守る為に、ブレイドの世界を打ち倒さねばならない」
「その為にファンガイアとも手を組んだってわけか」
いよいよ本格的に始まってしまった世界の融合。まず最初の被害者となったのがキバの世界とブレイドの世界であった
1つになろうとしている世界に対し、双方の共存は不可能で
片方だけが生き残れるという酷いルール
彼らは相手の世界を滅ぼす為に、ライダーも怪人も一致団結して戦っているのだという。まさに名の通りのライダー大戦である
というかキバ世界はワタルが王になって人間とファンガイアの共存の道を選んだんだから、ファンガイアが味方なのは当然なのに
「ライダーのくせに怪物と手を組むとか」とでも言いたげな士の台詞はどういう事なの・・・
>「しかもファンガイアがキバの仲間になっている…」
人間との共存がテーマのキバ編ガン無視ですかそうですか
>なんでファンガイアとの共存が主題だったキバ編をないがしろにする
「それでお前達はどちらにつくのか聞かせてもらおうか。中立などという答えは認めんぞ」
ワタルと一緒に戦っていたファンガイアの女王・ユウキも会話に加わり、士達に「キバ世界の味方になれやゴルァ」と脅迫する
ユウキ役はオリジナルキバでもクイーン・深央を演じた
芳賀優里亜
今回はクールビューティーかつワイルドな雰囲気たっぷりで、まさに女王様の貫禄十分。もう「ぷに」などとは呼べません
「フン、くだらんな。俺は帰るぞ」
「待てキサマ!ブレイド側につくつもりか?」

双方の世界を旅し、ワタルともカズマとも心を通わせた士がどちらか片方につけるはずもありません
ユウキの脅迫を無視して家路につこうとする士。激昂したユウキは部下のファンガイアに背後から襲わせますが・・・
俺の後ろに立つんじゃねえ!とばかりに廻し蹴り一発。文字通り一蹴する
「俺はすべての破壊者だ。俺に触れるものはすべて破壊する」
珍しく攻撃的に感情を出して、逆にユウキを威嚇する士がカッコイイ。はたして士がこの世界で成すべき役目とは何なのか





「私達、これまで色んな世界を旅して、救ってきたつもりでしたけど・・・」
「世界の融合か・・・根本的な問題は何も解決してなかったんだな・・・」
写真館に戻った士達はこの絶望的な状況に頭を抱えていた。これまで自分達がしてきたことに意味はあったのか?
暗い雰囲気に包まれる一行だったが、ここで鳴滝が現れると珍しくフレンドリーに話しかけてきた
「ディケイド・・・キミと馴れ合うつもりはないが、見ての通りもう猶予が無い
この世界の融合を加速させているのはアポロガイストだ
頼む、大ショッカーを倒して世界の融合を止めてくれ」

敵の敵は味方という事でしょうか。世界の崩壊を阻止する為、情報を提供して大ショッカー撃滅を依頼する鳴滝
最終話1つ手前まできてまったく正体が謎のままなのに、この土壇場でディケイドに協力する鳴滝もナンですが
それ以上にアポロガイストがいったい何者だよ
世界の融合を加速させたりとかマジ神の所業。悪の組織の一幹部ごときが何故こんな創世の力を・・・
>自力で世界を統合しちゃうスーパーアポロガイストさん、マジパネェっす
>なんでただの幹部怪人に世界の融合の権限があるのかが不思議

「とにかく今はライダー同士の戦いを止めさせよう。俺はワタルを説得してくる。士はカズマを頼む!」
なんとかライダー大戦の未来を回避したい士達はワタルとカズマを説得することを試みる

「おお士!よく来てくれた!早速だがお前の力を俺達に貸してくれないか」
「久しぶりだなカズマ。その事だが・・・単刀直入に言うぞ
双方すぐにこの戦いを止めろ。そして俺達と協力して大ショッカーを倒すんだ」
「世界の融合は大ショッカーの仕業なんだよ。奴等を止めないと!」
四条亡き後、どういう繰り上がりかボードの社長に就任していたカズマ。美味しい男です
ユウスケに連れてこられたワタルを交え、両陣営の頭に大ショッカーの存在を伝え腹を割った話し合いをさせてみる士
しかしこれまで骨肉の争いを繰り返してきた勢力が、第三者の仲介で「はいそうですか」と剣を引っ込めるワケもなかった

「にわかには信じられないな。大ショッカーを倒しても世界の融合が止まる保障はない
それにキバはレンゲルを倒した憎い敵だ」
「こっちだってブレイドにイクサを殺された」

互いに仲間から戦死者を出してるだけに相手は憎い仇。最初から喧嘩腰でまったく話し合いになりません
「落ち着け2人とも。今は全体のことを考えろ。自分の世界のことは一旦忘れるんだ」
「それはあなたが自分の世界を持ってないから言える台詞でしょう」
「お前には自分の世界を守りたい俺達の気持ちは解らないよ」

正論で2人を諭そうとするも、売り言葉に買い言葉で酷いなじられ方をする士
好きで記憶喪失になったワケでも世界放浪をしているワケでもないのに、この言い方はあまりにも士が可哀想
ショックを受けた士は
死んだ魚ような濁った目になってフラフラとその場を去っていく
「つくづく解った・・・旅をしてきて仲間ができたつもりなっていたが・・・
仲間なんて作るもんじゃないな。俺一人でやってくる」

「あっ待てよ士!俺も一緒に・・・くっ、ワタル!カズマ!お前らそれでいいのかよ!」
「友達だと思ってたのは俺だけだったようだ」と気の毒さ満点の精神的ダメージ具合
あの士がこんなに弱々しく見えるとは・・・優しいユウスケは親友を傷つけたワタルとカズマを怒鳴りつけるのだった






「あぁなんてことでしょう・・・キバとブレイドだけじゃなく響鬼までが・・・
早く大ショッカーをなんとかしないとこの世界は・・・!」
「アキラさん!トドロキさぁん!」

時間と共に状況は更に悪化していく。世界の融合はさらに進み、この世界に響鬼の軍勢までが現れてしまった
ワケもわからずキバの一団から攻撃を受けた響鬼勢力は、いきなりアキラとトドロキの2人がサガによって討たれてしまう
>ここは「ぼくらの」の世界か・・・
>あきらさーん!爆発する前に変身解除してくれー!
>轟鬼はいいとしてアキラまで・・・貴重なおっぱいが・゚・(つД`)・゚・
>今回のディケイド死にまくりですね・・・名護さんとあきらが死んだ!なぜだ!!

そんな凄惨な現場に遭遇しても、呆然と戦いを眺めることしか出来ない無力な夏海。その時、彼女の前に一人の若い男が現れる
ジャジャーン出ました。
オリジナルブレイドの剣崎一真役・椿隆之さん
劇場版ブレイドの橘さんのような、黒ずくめの服装にサングラスという怪しさ満点の格好で登場です
「お前達は何か勘違いしてるようだ。本当の敵は大ショッカーではない」
「え?あなたはいったい・・・?」
大声でオンドゥル語を喋ってほしいところでしたがとりあえずこのシーンでの台詞はこれだけ
夏海が聞き返した時には、既にその姿は煙のように消えてしまっているのだった
さてカメラ戻って。残されたアスムもサガの猛攻の前に絶体絶命に追い込まれますが、そのピンチを颯爽と救う一陣の風が吹いた
「やあ、久しぶりだね少年クン」
「し、師匠ぉ!」
さながら悟飯のピンチに登場するピッコロのごとく
響鬼の世界では良いキャラ度120%でアスムと絡みのあった大樹だった。ヒビキさんとの口約束だけでも一応「師匠」のままなのね
師匠の援護とハッパをもらったアスムは見事サガを撃破。この世界の状況について大樹から詳しく聞かされます
「世界の融合・・・ライダー大戦・・・そんな事の為にアキラさんとトドロキさんは・・・
うく・・・すみません涙なんて流してしまって・・・2人とも大切な仲間でしたから・・・」

「仲間・・・か。そのお宝はまだ持ってないな」
今まで仲間なんて「それは僕の一番嫌いな言葉さ」とか言ってたクセに、いきなりのお宝発言
なんだかんだでコイツは士と友達になりたいだけのホモ野郎だったか・・・パプワくんのアラシヤマだな

「参列者の諸君、よく来てくれた。この契りの日を境に君達は永遠のモノとなるのだ
見たまえ!これがファンガイアの力だ!」
ファイガイアの女王ユウキがアポロガイストと結婚することになった。大ショッカーの庇護に入る為の政略結婚である
更にこれはアポロガイストにとっても願っても無い話であった。パーフェクターを壊され余命一ヶ月の命だった彼は
ファンガイアの力を得ることで
人間のライフエナジーを吸うという新たな能力を身につけたのだった
教会に単身殴りこみをかけた士だったが、相手はパワーアップしたアポロガイストにファンガイアの女王とその手下達
戦力差は絶望的・・・・と思われたその時、やさぐれていた士の心に光明が差すように頼もしい仲間達が駆けつける
「士!無事か!」
「カズマ!」
かつての士の言葉を思い出し考えを改めたカズマと、あと台詞一切無いけどギャレン!
華麗にソーンファンガイアに銃弾を浴びせてカメラ目線をくれるギャレンの自己アピールに吹く
菱形さんは最高です!
>役者も台詞もないのにあそこまで出たギャレンはやはり平成ライダー一愛されてるライダーだと思う
>まさかのギャレンの魅せ場に全国のダディファンが歓喜した
「お前は俺に大切なことを教えてくれた・・・
俺達は励まし合い、助け合い、共に進化していく仲間だ!」
「その言葉・・・覚えていてくれたんだな。行くぞカズマ!」
「変身!」  
 「変身!」
変わっていなかった友情を確認し、感動に打ち震えながらのW変身。士よかった・・・カズマが良い奴で本当によかった
つうかここはワタルも一緒に来るべきシーンだと思うんですが
アイツはカズマのように思い直さなかったんだろうか。せっかくの感動的なシーンにちょっと影を落とす残念さです

「キミがアスム君か」
「・・・?なんですかあなたは」
「俺の名は剣崎一真。本当にこの世界を救いたいか?」
一方その頃。夏海に続いてアスムの前に現れた一真が、気になる台詞とともにコンタクトを試みていた
「大ショッカーが本当の敵ではない」のならば、本当の敵とはやはり”世界の破壊者”ディケイドなのか?
そしてそれを伝える人物として、アスムを選んだ一真の真意とは?最終話目前にして謎が謎を呼ぶ展開です





「士に手出しするヤツは・・・僕が倒す!」
>大樹はツンデレ通り越してただのガチホモだったでござる
>ガチ☆ホモ発言自重
>ついに秘めた思いを打ち明けた大樹。果たして士の返答は?最終回、二人の愛ついに決着!

「カカロットは俺のもんだー!」と絶叫したベジータのように。自重しないホモ台詞とともに大樹もバトルに参戦
紆余曲折ありましたが結局コイツの最終的なキャラは
ガチホモで決定。本当にありがとうございました
ディケイド、ブレイド、ギャレン、ディエンドの4人ライダー共闘により、ソーンファンガイアとその取り巻きはあえなく全滅
更にそこへワタルを連れてきたユウスケ達も合流し、単身残されたアポロガイストを絶体絶命に追い詰めます
ワタルおまけすぎ。メインスポットが当たったカズマの扱いに比べて、このテキトー感と言ったら・・・
>クイーン殺されても何のリアクションも無いワタルのドライさと来たら コレが現代っ子か
「おのれディケイド。よくも我が花嫁を・・・アポロチェンジ!」
圧倒的劣勢に立たされたアポロガイストでしたが、逃げようとはせず変身して臨戦態勢に
ちなみにファンガイアの力を得てパワーアップしているので、マスクの中央部分がステンドグラス模様になってます

「見せてやろう!永遠の命を得たスーパーアポロガイストの力を!
世界よ動け!一つになるのだー!」

世界の融合を加速させるという、アポロガイストの神にも匹敵する能力がここで炸裂
次の瞬間。ブレイドとギャレンが苦痛の悲鳴を上げたかと思うと、
光を発しながら空中へ消えてしまったではないか
「な・・・カズマ!」
「こ、これって・・・ブレイドの世界が完全に消失してしまったって事・・・か・・・?」
複数の世界の融合が加速されたのに、ワタルは消えてないでブレイド勢だけ消えるってのもおかしな話ですが
なんかとりあえずそういう事らしいですよ
「ついに始まってしまったか・・・」
そんな様子を遠巻きに眺めていたのは剣崎一真。最終話手前にして出てきた彼は、一体何をどこまで知っているのか?
風雲急を告げる超展開で、
次週仮面ライダーディケイドTV放送最終回!
真なるラストは12月の映画でという事らしいですが、とりあえず次週でどこまで明かされるのか・・・期待して待ちましょう
>ディケイドちゃんと終わるん?
>もう、どう考えてもあと1話じゃ終わらんわこれ・・・・
>ディケイドも大詰めですが恥ずかしながら最初から欠かさず見てるのに鳴滝の目的が分からないんです
彼は何がしたいんですか?
>「すべての謎は12月公開の劇場版で明らかに!」って…… 
※12月公開映画のバレ記事
※ネタバレ注意!OKな人だけクリックすれ


最終話

世界の破壊者

スーパーアポロガイストの神にも匹敵する能力で消滅させられたカズマ。まさに世界にとって迷惑な男です
アスムとユウスケもそれぞれ変身して4人ライダーで一斉攻撃を仕掛けますが、これをも余裕で退けるスーパーアポロガイスト
「ディケイドの命を授かったというこの女を花嫁とし、貴様との決着をつけてやるのだ!」
4人を蹴散らしたスーパーアポロガイストは失ったばかりの花嫁に代わり、夏海にボディーブローかまして連れ去ってしまう
>もう再婚かアポロガイスト
>アポロガイストどんだけ結婚したいんでしょう・
>アポロガイスト「美女は、すぐに嫁にするのだ〜☆」

室長嫁さんゲットに見境なさすぎだろ。
なんか俺すごいシンパシー感じるんだが
「士!一刻も早く夏海ちゃんを助け出さないと!」
「わかってる!しかし・・・何故カズマは突然消えてしまったんだ?」
「それはアポロガイストが世界の融合させたからでは?」
「違うな。アポロガイストは世界の融合を加速させただけ・・・
カズマが消えたのは士、お前のせいだ」
夏海の身を案じ焦る士達の前に、
「これも全てディケイドのせいだ」と現れた一真
この一真がキャラ的にどういう立ち位置なのかは知りませんが、台詞とか理屈が
鳴滝と丸被りです
おかげで最終回だというのにまったく出番のない鳴滝が哀れすぎる(今回の鳴滝は最後に数秒出るだけ)
「本当に世界を救いたいなら、この世界からディケイドを排除するしかない
そもそも世界が融合を始めたのはディケイドが誕生したからなんだ」

「随分と勝手なことを言ってくれるな・・・お前はなんだ?」
「剣崎一真・・・またの名を仮面ライダーブレイド。変身」

いきなり喧嘩を売ってきた怪しいグラサンにキレる士でしたが、一真もまた問答無用で変身。お前等もう少し会話しろ
しかもいきなりキングフォーム形態でディケイドを圧倒します。このへんは流石オリジナルの貫禄か
ユウスケとワタルが士を助けようとするも、これを阻んだのは誰あろうアスムであった
「いけません!ディケイドに手を貸せばあなた達もカズマさんのように消えてしまいます!」
カズマが消えてしまったのはディケイドに手を貸したから?
この言葉が真実かどうか解りませんが、一真からはそう教えられたみたい。これを聞いてはユウスケもワタルも手が出せない
そんな仲間らの目の前でロイヤルストレートフラッシュを浴び
恒例の海落ちをかます士。最終回だけに鉄板です





「カズマの写真が消えてる?それだけじゃない・・・他の世界の写真も消えかかってる
世界が融合すれば俺達が巡った世界は全て消え去るということか・・・
だとしたら・・・今までの俺達の旅は一体何だったんだ!」

ボロボロになって光写真館へ帰還した士は栄次郎の手当てを受けてなんとか持ち直すが、アルバムを見て動揺する
これまで撮ってきた世界の写真が次々と消えかかっていたからだ。今までの自分達の旅は全て無駄だったのか?
「無駄な旅なんてないよ。無駄な人生なんてないのと同じにね
この夏海の写真を見てごらん。ホラ、いい表情してるだろう?
夏海がこんな顔見せるようになったのも、士君達旅の仲間のおかげだ」
「・・・・・」

うろたえる士の落ち着きを取り戻させたのは栄次郎だった。ずっとトボケた爺さんでしたが最終回らしく真面目モードです
「頼む士君。夏海を無事に取り戻してくれ」
「当然だ。アンタも同じ旅の仲間だからな」

人生経験豊かな老人からのアドバイスにより、ナーバスになっていた心に活力を取り戻して夏海奪還を誓う士
しかしそんな士を更に孤独に追い込む哀しい展開が待っていた

「士さん、お願いです。この世界から出て行ってください!」
「犠牲は僕達だけじゃありません。僕達の仲間も犠牲になってしまうんです」
「・・・だから・・・俺に消えろ・・・と?」

アスムとワタル、ショタコンビによるディケイド追放直訴。せっかく持ち直したのにいきなり凹む士
というかアスムもワタルも大概すぎる
自分達の世界を救ってくれた士よりも、
ポッと出てきた一真の方を信じるってどうなのと
一真の言ってることが絶対に真実だっていう確証があれば解るけど、そうじゃないなら士に味方するのが普通じゃね?
どう見ても一真の方が怪しさ満点じゃねーか。似合ってないグラサンとか
と、ここで2人を洗脳した一真も登場。この世界から離れることを拒否する士に現実を突きつけます

「もはや一刻の猶予もない。これが最後のチャンスだ、この世界から出て行け
お前の気持ちはわかっている・・・夏海という娘を助けたいんだろう?
しかしお前が彼女を助けても、その夏海さえ・・・
いや、彼女の世界すら消し去るかもしれないんだぞ」

「夏海とか助けても無駄ですしおすし」と
しかしそれでも引き下がらない士に、かつての仲間であるショタコンビをけしかける冷酷な一真
言われるがままに士をフルボッコにするショタコンビ外道すぎる
「やめろ2人とも!士!ここは俺に任せてお前は行け!」
そんな可哀想な士を助けてくれたのはユウスケ。こいつには胡散臭い一真の洗脳など効かなかったようです
やはりマブダチは格が違った!

「まだディケイドに味方するのか?」
「夏海ちゃんは俺達にとって大切な仲間なんだ!だからせめて夏海ちゃんを助け出すまでは!」
「ならその後は?お前のいたクウガの世界が消えてもいいのか?
お前は自分の世界の人間達を見殺しにできるのか?」
「そ、それは・・・ッ!」
「士は世界を見捨てた。こうなれば我々が奴を消し去るんだ」
>剣崎「相川は良い奴だったから別にいいけどお前は気に食わないから消えろ」
>親友のためにジョーカーにまでなった一真に憎まれ役やらせるとかどうなのよ?

士を逃した後、一真達からめっさ責められるユウスケ。一応ユウスケも立ち位置的には一真側ってことね
夏海を助けるまでは見逃してくれてもいいと思うんですが、「一刻の猶予もない」って側からすればまぁ致し方ないことか
しかし一真のドライなこと。ジョーカーを殺さねば世界が終るという状況でも、始を生かすことを優先した男の台詞とは思えません

>士「夏みかんを助けてーんだよ!」剣崎「それはわかったからさっさとこの世界から出てけよテメー!」
相変わらず人とコミュニケーションの取れん奴らだ
>剣崎はクールな役のようで滑舌の悪さからいまいち決まらなくて笑える
>剣崎君のロレツが危うくてハラハラしますw
>剣崎さん滑舌が怪しいです
>相変わらずの滑舌
>なんでブレイドから5年も経ったのに一真の棒読みもオンドゥルも治ってないんだよ
>剣崎は元々演技がうまくないのに当時の剣崎とはまったく縁のない無感情キャラだったおかげで
すさまじい演技になっちゃいましたな・・・せめてもう少し感情の起伏が激しければ・・・

そして序盤のパートでもかなり感じていましたが椿隆之さんの演技がかなり酷い
ブレイドファンには申し訳ないですが、井上正大やユウスケとの会話シーンだと更に酷さが際立つっちゅーかなんつーか
仮にも1年間主役を演じた先輩としてかなりアレです
まぁTVシリーズの一真と正反対のクールキャラなので、もう少し感情のこもった台詞があればまた違ったかも
それにしても井上正大はディケイド開始時は随分演技を酷評されてましたが、この半年間でスゲー上手くなったよね・・・・





「アポロガイスト君から受け取った決闘状だ。「一騎打ちを望む」と書いてあるが・・・
行くな。一騎打ちなんて嘘っぱちだ。奴が甦らせた怪人達がうようよ待ち構えてる
行けば確実に死ぬことになる」
かつての仲間達に裏切られながらも単身夏海奪還の為に戦場に向かう士だったが、その戦力差は絶望的
様子を下見し、決闘状まで受け取ってきた大樹がそれを忠告する
お前そこまで行ったならインビンシブルで夏海助けてこいよと。どいつもこいつもアホばっかりや・・・
「俺は全てを破壊する。死ぬのは奴等だ」
「行くなと言っているだろう!?君を倒せるのは僕だけだ!
その最高の宝を・・・奪われたくはない!」
「アンタは私のモノなんだからね!他の誰かにやるなんて許さないんだから!」と
半泣きになって士を引き止める大樹。ツンデレホモっぷりも完全に極まりました
「海東・・・もし俺が死んだら世界はお前にくれてやる
だが夏海達の事は頼む。こんな事を頼めるのはお前だけだ」
「・・・・・!」

そんなホモを拒絶もせずに、「こんな事を頼めるのはお前だけだ」と自分が死んだ後のことを大樹に託す士
口先でアラシヤマをコントロールするシンタローのようだ
無事に生き残れたら間違いなくポイだな

「約束通り1人できた。夏海を返してもらおうか」
「そうはいかん。この女を我が花嫁とし、世界でもっとも迷惑な男になるのだ!」

決闘場で対峙する士とアポロガイスト。磔にされた夏海が純白のドレスに着替えさせられてますが、
これは気絶してる間にアポロガイストがやったのだろうか
想像するとスゲエ興奮するな(変態
一瞬の隙をついて夏海を取り戻すも、ファンガイアの力で復活させた再生怪人達がわらわらと登場
大樹の忠告していた通り、絶望的な窮地に立たされてしまう
「フンやはりな・・・一対一が聞いて呆れるぜ」
「フハハハ。ライダー達からも見限られたキサマとは違うのだ!」
「例え世界中を敵に回しても、たった1人を守る為に戦う
それが仲間ってもんだろ」
色んなゲームやアニメでよく聞く名台詞です。まぁその大抵のケースは仲間っていうか恋人だけどね
放送開始から斜めキャラで通してきた士が、こういうロマンチックな主人公してるのはなかなか感慨深いな
「俺達は仲間だ!だから守る!それだけのことだ!」
「僕も戦うよ士。世界なんてもらってもつまらない
僕達はやっぱり・・・仲間って奴かもしれないね」
「俺も一緒だ士!俺は自分の世界と仲間の命を天秤にかけて迷ってた
でもそれは間違いだったんだ。たった1人の笑顔も守れないなら・・・
世界中の人を笑顔になんてできるハズない!」
「海東・・・!ユウスケ・・・!」
「私達はそのことを旅で学んだんです!」
ここで大樹とユウスケが「俺達やっぱ仲間だから!」と士に合流。それぞれの台詞も最終回らしくてカッコイイぞ
「俺達はこれからも旅を続ける。世界の壁を越え仲間を作る!
その旅はやがて世界を変える!」

「何なんだキサマは!?」
「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えとけ!」

「自分達の旅は終らない。やがてその旅が世界を変える」今回で最後となる士の口上も最終回らしくてグッド
アマゾン世界ラストの会話の流れを生かした展開で綺麗にまとまり、ラストバトルへ突入します





「士さんの言葉、僕達の心にも届きました!」
「僕達も未来を変える旅に賭けてみます!」

「アスム、ワタル・・・!よし行くぞ!」

戦闘開始と同時に「僕達やっぱ士さんを信じるよ!」とノコノコやってくるショタコンビ
一真にホイホイついていったかと思えば、この脈絡のない変わり身の早さ。コイツら自分なさすぎだろ
しかしまぁ多少強引でも熱い展開なのは間違いなく、ディケイド・ディエンド・クウガ・キバ・響鬼の5人ライダー揃い踏み
クライマックスらしい漲るテンションで再生怪人どもをばったばったとなぎ倒します

「士!このカードを使いたまえ」
「海東!これが俺達の力だ!」

『ファイナルアタックライド・ディエンド』
大樹が渡したカードはアマゾンの世界で鳴滝から貰ってたディエンドのカード。あれイリュージョンとは別物だったのか
コンプリートフォームによるディエンドファイナルアタックは、2人並びの
Wディメンジョンシュート!
スーパーアポロガイストの放ったマグナムショットを真正面から飲み込み、跡形もなく吹き飛ばす!
「わ・・・私は・・・宇宙で最も迷惑な男として甦るのだ〜!」
>なにを目指してるアポロガイスト
ぼっがあああああああん!!!
爆発四散するアポロガイスト。断末魔まで面白い台詞だったネタキャラの鑑な最後でした

しかしこれで大団円で終るかと思いきや、まだまだ余っている尺
ついに強敵を倒して皆で喜ぶ中、夏海は周囲の風景と自分の着ている服装に気づいてハッとする
『ウソ・・・この場所はあの夢の・・・!?』
そこは間違いなく夢で見たライダー大戦の戦場。そして自分のドレスは夢の中で着ていた物と同じだった
次の瞬間、苦悶の悲鳴を上げて空中に消えてしまうワタルとアスム。前回のカズマと同じ完全消滅です
一真の言うことを信じるなら、
これもディケイドに味方したせいなのか?
うろたえる士の視界が暗転し、目の前に一人の若者が現れる。それは彼をこの旅に導いたきっかけの存在・・・
「ディケイドの存在がキバと響鬼の存在を消し去ったのです」
「お前はあの時の・・・!」

第1話に登場した、紅渡であった





”あなたは全ての仮面ライダーを破壊する者
創造は破壊からしか生まれませんからね”

「あの時の僕の言葉を覚えていますか?
あなたは仮面ライダーを破壊しなければならなかった
それなのに仲間にしてしまった・・・それは大きな過ちでした
今から僕と、僕の仲間があなたの旅を終わらせます。変身!」
「仮面ライダー破壊して来いって言ったのに仲間にしやがって。使えねえやつだな」とご立腹の渡
一方的に説明を終えるといきなりキバに変身して襲い掛かってきました
ディケイドの旅は過ちだった
最初にちゃんと会話しないからご覧のありさまだよ!
一番大切な事いい忘れてんじゃねーか渡!このうかつさ加減は間違いなくオリジナルのそれですね
>渡「お前は黙って行った世界のライダーぶち殺してりゃよかったんだよ」
>渡が第1話でちゃんと説明してればこんなことには・・・
も>っと早く言えよ!今更そんなこと言うな渡ー!
>修造だったら今週の渡にきっとこう言う。「ち ゃ ん と 言 え よ !!」
>そもそも人に話を伝えられない事に定評のある渡、人の話をきかない事に定評のある剣崎、
メッセンジャーにする人選が明らかに間違っているオリジナルライダーズにも責任はあると思う
役者のスケジュール?何の事です?

次の瞬間、ディケイドの周りにはキバのみならずアギト・龍騎・ファイズ・響鬼・カブト・電王が出現
更にトリとして一真が現れ、ブレイドキングフォームに変身する
なるほど第1話で渡が言っていた「僕達の仲間」とはオリジナル版の歴代平成ライダー達を指してたのね
>多少考察するともともとめぐってきた世界自体がオリジナルのまがい物コピーで
渡や一真の世界に影響及ぼすからどうにかしようとしたってところですかね?
>一真も渡も、最後の主人公ライダー達も、やはりオリジナルの本人なのでしょうか……?
夢見過ぎかもしれませんが、少なくとも真司辺りは、自分の世界のためでも、
簡単に「出て行け」という柄じゃないと思うのですが・・・できればまた別の存在であってほしい
「ディケイド・・・お前を倒す」
「やはりこうなるさだめか」

更にアポロガイストの攻撃で瀕死の重傷を負っていた(死んでいた?)をキバーラが何やら怪しいキスで蘇生させる
ムクリと起き上がったユウスケは邪悪な笑みを浮かべると、
目の黒いアルティメットクウガへと変身
ディケイドを包囲するライダー達の輪に加わってしまう。どうやらユウスケの理性は失われてるようです
「ディケイドは全てを滅ぼす存在・・・全ての仮面ライダーを・・・
そして門矢士自身をも滅ぼすのだ!」
>剣崎の役絶対これ鳴滝の役だったよね。無理してオリジナル出すから・・・
出た。最終回なのに出番と台詞ここだけの鳴滝。最後に一真に食われすぎ
結局このオッサンが何者なのかはTV放送では明かされませんでした。まぁ12月の映画でも絶対明かされんと思うが
「来るなら来い!全て破壊してやる!」
おろおろと状況を見守るしかできない夏海の目の前で、ついに悪夢と同じライダー大戦が正夢となってしまった
飛び交う銃弾の中、さながら悪鬼羅刹のようにたった1人で10人ライダー相手に奮戦するディケイド
もしあの夢が予知夢ならば、
最後に勝つのはディケイドということになりますが・・・
「士!」
ここまでその存在を忘れられていたかのようなディエンドが乱戦の中に突っ込んでくる
ディケイドとディエンドが力を合わせれば、9人ライダーが相手でもなんとか勝てる、と思った次の瞬間
大樹はディエンドライバーの銃口をディケイドの顔面に向けた
バキューン!!!!
至近距離で引かれるトリガー。響く銃声と夏海の悲鳴で
仮面ライダーディケイド、一旦の幕引き!
結局ディケイドとはいかなる存在なのか?ディケイドを倒せば世界の融合は止まるのか?
ならばなぜ渡達は最初からディケイドの抹殺という手段を取らず、彼に旅をさせたのか?
鳴滝は何者なのか?なぜ大樹は最後に士に向かってトリガーを引いたのか?
オールライダーVS大ショッカーは本編とリンクしているのかパラレルなのか?
(リンクしているとしたら、夏映画の時間軸は冬の映画の後と考えるのが普通)
なにもかも謎のまま12月公開の映画へ続く!
>とんでもない事に気付いてしまった・・・!ヒロインのあだ名は夏みかん
これを漢字に直すと「夏未完」。つまり、
ディケイドが夏で終わらない事はヒロインのあだ名で既に暗示されていたんだよ!!





>こうゆう最終回前にもあったよなあってギアス一期だコレーーーーーッ!
>トリコ「チッ、1ミリも謎が解決されんかったな、ディケイド」
>ディケイドは自分が初めて視聴した仮面ライダーで、エンディングも自分にとって
思い出深い物になると思っていましたが裏切られた感じがします
>えーと、あー・・・はんぺらさん、ディケイドの総評をお願いします。率直に
>やっぱり「真の最終回は年末の劇場版だよ!ゆっくりしていってね!」だったか…絶望した!
>ディケイド最終回に対するモヤモヤをどこで発散していいのか分かりません
>ディケイドは色々な物を破壊していった・・・我々視聴者の期待をも・・
>いくら映画化するにしてもあのオチは無いわ
>視聴者を弄んで! それは、一番製作者が視聴者にやっちゃいけない事なんだ!(カ○ーユ風に)
>言いたくは無いがアマゾン編を削ればもう少しマシだったんじゃないか!?
>この終わり方は、子供トラウマなるんじゃ・・
>最低の最終回でした。ここまでブン投げたのははじめてみた
>ディケイド…いくらなんでも投げっぱなしだと思うんだ…
今日の総拍手数424。うちディケイド最終回に対するバッシングが200近く
TV版である程度の締めがつくと思っていた朋友達は相当なフラストレーションが溜まってるみたいね
はんぺらはといえば、「最終回」は12月の劇場版と割り切っていたので実はそんなにイライラはしませんでした
確かに今日のディケイドは
「最終話」として見れば非常にアレな内容だったけど
「最終話の1話前」として見たら普通に良い引きじゃね?
まぁ最終話で散りばめられた全ての謎が明らかになれば、の話だけどさ
「投げっぱなしで終った」という言葉は間違ってる。ディケイドはTV放送が終っただけで、まだ最終回は迎えてないんだ
だから12月の映画を観るまでは「ディケイド最悪」って評価は下せないと思うのよね
皆がキレてるのも「最終回クソだった」じゃなく、どっちかっつーと東映のあざとい稼ぎ方に対してでしょ
だからその商法を叩く分には同意するけど、
ディケイド自体を酷評するのは12月の映画を見てからにするべき

まぁアマゾン編は絶対必要なかったよなぁ・・・


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