第十一話

消・失・月・戸

「お願いだからこういうのやめて牧瀬君!
手紙だけじゃない、電話もメールも!これじゃストーカーだよ!」
「だって城島君、最近まったく天文部に顔を出さなくなったじゃないか」
「元々部員じゃないし。ちょっと見学しただけなのに、牧瀬君が強引に部員にしたんでしょ
そんなことだから部員が一人もいなくなるんだよ?とにかく、もうこういうのやめてよね」

大量の手紙とプレゼントをドサドサと机の上にぶちまけ、
キモメンの天文部部長・牧瀬に突っ返すユウキ
牧瀬はその外見通りに性格もキモメンで、一度天文部を見学しに来ただけのユウキを勝手に部員登録していたという話の通じないストーカータイプ
普段誰に対しても人当たりのいいユウキがこれほど強い口調でキレるあたり、そのただごとじゃないキモさ具合が視聴者にもよく伝わってきます
1秒でもここに居たくないといった様子で部室を後にするユウキの背中を呆然と見送る牧瀬だったが、すぐさま階下のユウキの姿を望遠鏡で確認
ニタッと気持ちの悪い笑みを浮かべると
懐から取り出したゾディアーツスイッチを押すのだった

「逃さないよ・・・ユウキ」
>始まってすぐに新たな鼻の穴要員が!こんどの鼻はストーカーかぁ

「おっし!腹も減ったしラーメンでも食いに行くか!」
「ラーメン?美味しいの?」
「えっ?まさか部長ラーメン食ったことない?どんだけお嬢様なんスか」

「青春の塩味が涙がなら青春の醤油味はラーメンだ!仮面ライダー部ラーメン屋へGO!賢吾お前も来い!」

「俺は仮面ライダー部じゃない。まだこのスイッチの微調整も残ってるしな」
「まーたお前はそんな事を・・・・うりゃ!鞄は預かった!先に行って待ってるぜ!」

「やれやれ・・・・フフ。まったくあの男は・・・」
その頃。ラビットハッチのライダー部面々はいつもの如く、高校生の放課後の溜まり場といった雰囲気で和気藹愛の大はしゃぎ
相変わらずただ一人部を認めようとしない賢吾ですが、
弦太朗の背中を見つめる表情はほっこり顔
以前の自分には想像もできなかったこの空気を悪くは思っておらず、それを作った弦太朗には感謝の気持ちを抱いているようです

「おい城島、お前なにしてんだ?そこは使われてない部室だろう。勝手に入って何をする気だ」
「ゲゲェーッ!?大杉先生!こ、これはその・・・そ、そう!園田先生に頼まれまして!
使わなくなったロッカーを廃品回収に出してほしいとのことで。なんか呪われてるらしいですよ!」

一方、みんなの待つラビットハッチに向かおうとしたユウキは運悪く部室前で大杉に見つかり、しどろもどろでその場を取り繕っていた
ロッカーの中では扉を開けかけた弦太朗達が、息を潜めてなりゆきを見守っているが・・・・

「何ィ?園田先生の使っていたロッカーだと!
ちょ、ちょっとどけ!俺が中を確認する!」
「だ、ダメです!呪われちゃいますよ!」
「俺の人生なんかもうとっくに呪われてる!このくらいで怯むか!どけ!」
変態のクセに変なとこだけ男らしい大杉先生
あわや仮面ライダー部存亡の危機という場面でしたが、ここで駆けつけた大文字さんが「園田先生が呼んでますよ」とナイス嘘
大文字さんのクレバーな機転により、ひとまずこの窮地を切り抜けるのでした





「でもさ、よく考えたらもうユウキの宇宙飛行士の夢って叶ってるよな。だって毎日月行ってるぜ?俺達」
「うーん・・・それはそうなんだけど、やっぱり夢とは別。自力で行かなきゃ行った事にはならないよ
ホラ。この本見てみて」

すっかりキモを冷やしたユウキは「宇宙分を補給する」という意味の解からん理由で弦太朗を連れてJAXAへ
弦太朗との会話の中で夢の話になった彼女は、宇宙飛行士を目指すバイブルとしていつも持ち歩いている一冊の本を取り出してみせた

「遥かなる銀河の呼び声・・・・?誰これ?」
「知らないの?ウチの学校の理事長だよ。
我望光明さん

宇宙飛行士で科学者。宇宙開発の未来の人材を育成するために天ノ川学園都市を作ったの
今でもNASAや宇宙航空局に太いコネクションを持つ、日本で一番宇宙に近い人よ
だから私は天高に入ったの!」
ついにその素性が明らかになった赤い目の男。理事長の名は我望光明
日本で一番宇宙に近い著名人であり、天ノ川高校は宇宙開発の人材育成のために作られた学校だという。なるほどだからJAXAのすぐ近くなのね
ていうかそんな学校なのに、宇宙オタクのユウキが変人扱いされてるのおかしいだろ!クイーンフェスのはやぶさ君なんか絶賛されるべきじゃん!
ここらへんは設定にかなりの矛盾を感じますが、
まぁゆで御大的なものだと思ってスルーしましょう

「見つけたよユウキ・・・僕は羅針盤だ。望むモノは何でも見つけられる
どこに隠れようと、どんなモノでも!このダウジングホーンが見つけ出してくれる。もう逃げられないよ」

そんな二人の前に、羅針盤座ピクシスゾディアーツが現れた。先週の次回予告からウヴァさんに似てると評判だったデザインに注目です

>なにこの青いウヴァさん
>お前ら角が生えてればなんでもウヴァさんとか…ウヴァさんだコレ!

たしかに青いウヴァさんだこれ!
ピクシスの正体はもちろんキモメンストーカーの牧瀬君。変身を解いた彼はニタニタ笑いながら懐から出した日記帳を開いてみせた
「見てごらんユウキ。これは僕と君の未来ダイアリー。今日は今から二人で天体観測だ」

>生存戦略な日記と大して変わらないのに牧瀬君のキモさがすごい
>今週のストーカーの子いい演技してるなぁ、ホントに気持ち悪rゲフンゲフン

キモメンにキモ行動が合わさり最強に見える
およそニチアサキッズタイムには似つかわしくない、
子供にはちょっと理解の難しいキャラの牧瀬君
怯えるユウキを見てこのまま牧瀬君を地上波に流しておく危険性を感じた弦太朗。フォーゼに変身してピクシスゾディアーツとの戦闘へ
「汚物は消毒だーっ!」
キモメンに触りたくない故か。ファイアーステイツの火炎放射と、駆けつけたパワーダイザーとの連携攻撃でピクシスを圧倒するフォーゼ
一気にトドメを見舞いますが、ピクシスがダウジングホーンで指し示した自動車がスーッと動いて両者の間に乱入。この攻撃を防ぐ盾になります
「!?なんだ、今の」
「ふぅ〜・・・・ユウキ・・・・こんな男とつるんでるとはガッカリだ。見損なったよ」

お前らつくづくだよ!(出川風に)
形勢不利と見たピクシスは、一方的にユウキを蔑む言葉を投げ捨て逃亡。とりあえずその場を凌ぐことには成功しますが・・・
その直後。顔面蒼白の賢吾からかかってきた通信は、仮面ライダー部のみんなを仰天させるものだった
「困った事になった。ラビットハッチから出られなくなった」





「なんてこった・・・確かにロッカーが消えてる・・・ゲートもねえ!」
「その場所が鍵穴、ロッカーが鍵のようなものだ
そこにロッカーを設置して初めて月と地球のゲートが開く。頼む、ロッカーを探しだしてくれ」

賢吾がラビットハッチから出られなくなったのは、廃部室のロッカーが撤去されたせいだった
直前に大杉先生にあれだけ怪しまれたのに何の対策もしないで放ったらかしにしてたとか
うーん天ノ川高校の設定といい、ちょっと脚本に無理を感じるな・・・これは弦太朗達がボンクラという他ありません。賢吾マジ被害者
「あぁ、あのロッカーなら廃品回収に出しておいたぞ」
「は、廃品回収!?業者は解りますか?」
「そ、そんなの知らんよ。た、たまたまトラックが通ってさ・・・うん、うん」

というワケで真っ先に怪しい大杉先生を直撃。廃品回収に出したと言ってますが返答がシドロモドロで超グレー
JKの情報網を使った聞き込みでも、野座間のネット検索でもロッカーを持っていった業者は見つからず、メンバーは途方に暮れる
「ゴメン賢吾君、まだロッカーは見つからないわ。ねぇ・・・どうしてゲートはあのロッカーなの?」
「・・・・去年の誕生日のことだ、俺は差出人不明のプレゼントをもらった」
何かの手がかりになるワケでもないだろうが、気を紛らわせる為にあのロッカーが誕生した経緯を話し始める賢吾
それは1年前の夏、正体不明の送り人からもらったアストロスイッチ1個と、それに添えられた一通の手紙によってもたらされたものだった

【そのスイッチが新たなる扉を開く。自分の運命を知りたまえ
パスワードはFOURZE。その運命を掴むかどうかは君次第だ】

まったく意味不明な文章。首をかしげながらもとりあえずスイッチを押した賢吾は、ここで部室に入ってくる人の気配を感じ、
咄嗟にスイッチを隠す為にロッカーの中へ投げ入れた。そおい!
その瞬間ロッカーから不思議な光が溢れ、地球とラビットハッチを繋ぐワープゲートと化したのだという
>賢吾にプレゼント贈ったのはお父さん?それとも第三者?
ちなみにその時部室に入ってきた人物がユウキ。彼女はこの時賢吾と一緒にラビットハッチを発見し、
父の意志を継いでゾディアーツと戦うことを決めた賢吾を助けるため、以後行動を共にするようになったのである

賢吾の父は地球外文明の研究家であり、宇宙オタクにとっては我望理事長と同じくらいの名士だったらしい
気になるワードです。アストロスイッチは地球の科学で作られたものではなく、地球外文明からもたらされたモノなのでしょうか
我望理事長の赤く光る目から
彼の正体は地球人ではないという考察も成り立つ為、背景がうっすらと見えてきます
「こんなに静かだったか・・・ここは・・・」
>賢吾「このラビットハッチまこと広うなり申した」
彼にとっても最近の賑やかな雰囲気が常となっていたのか。通信を切ったあと、シーンと静まり返ったラビットハッチに佇む賢吾の背中が寂しい
そんな賢吾を助け出したいと奮起したのは、やはり一番付合いの長いユウキ。意を決して向かった先は、二度と近づきたくなかった天文部だった





「僕に頼み事?へえ・・君もようやく僕の素晴らしさに気付いたということか」
「大切な友達の命がかかってるの!お願い!あなたのゾディアーツ能力はどんなモノでも探せるんだよね?」
「ああいいよ。ただし条件がある。君があのバッドボーイ達と縁を切り、僕のものになるのならね
フフ・・・どうする?友達の命がかかってるんじゃなかったのかい?」
所在不明のロッカーを探し出すためにユウキが頼ったのは、ピクシスゾディアーツのダウジングホーン。なるほどいい着眼点
しかし牧瀬君はキモメン全開で下劣な要求を突きつけ、ユウキは賢吾を助けるためにこの要求を渋々受け入れます
「流石はユウキだ。さあ僕のツノを掴んで、捜し物を強くイメージして・・・そう・・・うっ!」
ツノをユウキに握らせる牧瀬君の言葉がすごく・・・淫猥です。これ絶対狙ってるだろ
「不良品」と書いた張り紙をくっつけた、古ぼけたロッカー。ユウキがイメージすると、すぐにダウジングホーンが反応を示した

かくしてピクシスの能力はロッカーをすぐに感知。二人がゴミ収集場に向かうと、そこに探し求めていたロッカーがぽつんと立っていた
>今回のゾディアーツの能力は他人でも念じれば探せるって普通に使うために残したいスイッチですね
>絶対にロッカーは田中が自宅に持ち込んでクンカクンカしていると思ったのに、普通に廃品回収に出してて・・・
何だか凄い、申し訳ない気分になっちゃいました
>大杉先生のいいかげんな返答で、絶対あのロッカーを自分のメモリアルコレクションに持っていったと思ったが・・・
「すごい!本当にあった!牧瀬君ありがとう!」
これで賢吾が帰還できる。喜ぶユウキだったが、その様子を見ていた牧瀬はユウキよりも更に嬉しそうに笑い出したではないか
「いや礼には及ばないよ。だって・・・僕が見たいのは君の泣き顔なんだからねェ!
もうお前なんかに興味ない!あんな男と一緒に居る女なんか汚れている!
ただ僕は僕に屈辱を与えたお前だけは許さない!」
処女厨だった牧瀬君。可愛さ余って憎さ100倍で、ユウキを憎悪するようになっていたのだ。めんどくせえなコイツ
ユウキの心からの絶望を見たいがために、ロッカーを破壊しようとするピクシス。しかしここで弦太朗が到着
牧瀬の卑劣さに怒り心頭フォーゼは、テリーマンのナックルパートの如くピクシスをフルボッコ。一気に勝負を決めようとします
「やれやれ・・・助かった・・・」
駆けつけたライダー部部員と、カメラを通してロッカーの無事を確認した賢吾はホッと安堵に胸を撫で下ろしますが・・・
「曲がれ!」
「何!?」
ぼっがあああああああああんん!
なんとトドメに放ったミサイルランチャーが、ピクシスに着弾する寸前で直角に方向転換
その先にあったロッカーを直撃してしまう

>ロッカー見つけてほっとする賢吾→爆破の流れ見ててボギーウッズの仙骨思い出した
「おいィィィ!?何をやってる如月ィ!!」
「言ってなかったね、僕の能力はもうひとつあるって。指し示したモノを思いのままに操れるのさ」
>「僕のモノを握って」とか「挿した(指した)相手を自在に操る」とか、ウヴァさんモドキ座随分卑猥な怪人だなオイ
Aパートの戦闘で自動車を動かした力。あれこそがピクシスのもうひとつの能力だったのである
ミサイルの直撃を受けたロッカーはひとたまりもなく大破。炎を上げる鉄クズの残骸を、部員達は茫然自失の表情で眺めるしかない
そして部員達以上に呆けた顔で、月の賢吾は力なく呟くのだった
「俺はもう・・・月から還れない・・・」
破壊された月へのゲート!賢吾帰還の手段は失われてしまったのか?
>張り紙がやけにクローズアップされていた、ような・・・
つまり誰か(心当たりが一人いるけど)がロッカーをすり替えておいたのか?
>たぶんダウジングで追跡したのはユウキがイメージした『不良品』の張り紙で、
それが張ってあったのは別のロッカーだと予想

このロッカーが本物じゃない偽物だったとかいう展開だとしたら、
やっぱり大杉先生が怪しいと思う次週へ続く!


第十二話

使・命・賢・命

「おっとぉ、気をつけなよ。今度はロッカーじゃなく・・・君の大切な仲間まで傷つけることになるよ?フフフ
さよならユウキ。そんな男達とつるんでいる女の顔なんて見たくもない。もう二度と僕の前に顔を見せるな
まだまだ僕の輝く星座はたくさんいるんだ」
ミサイルの直撃を受けたロッカーは木っ端微塵のバラバラに大破。あまりの出来事に仮面ライダー部のメンバーは声を失って立ち尽くすしかない
激昂した弦太朗は火炎弾を撃ち込むが、それすら方向変換させられて部員達を危険な目に遭わせてしまう。つえーっフォーゼが相手になんねーっ
まさにキチガイに刃物。キモメンストーカーにゾディアーツスイッチ
これまでのゾディアーツと比べ、かなりチート気味な能力を持つなピクシス。怒りの部員達を前に、散々好き勝手言って悠々と引き上げていきます

「ロッカーが壊れただと?うっおーっ!くっあーっ!ざけんなーっ!
何が仮面ライダー部だ!肝心な時になんの役にも立たない!こんなのごっこ遊びじゃないか!
出せよここから・・・ッ!俺を出してくれよ!早くッ!!」
そして当然ながら最もブチ切れたのは当事者である賢吾。流石にこの状況下にあってはいつものクールでクレバーな立ち振る舞いは鳴りを潜め、
自分の為に頑張ってくれている仲間に当たり散らし、醜く取り乱す賢吾
朝の子供向け番組なのに、この辺の生々しい台詞回しのリアルさ。視聴者にも賢吾の切迫した状況がよく伝わってきます。フォーゼの台本いいな
弦太朗はダイザーによる打ち上げで月に直接向かってみるも、マッシグラーの推進力では地球の引力には勝てず失敗に終わってしまう
仮面ライダー部員達だけで賢吾を救い出す術は皆無。しかし、もしある人物の助力を得られる事が出来れば可能性はゼロではない
一縷の望みを賭けユウキが向かったのは、学園の理事長室だった

「知っているかね?宇宙は創世と消滅の連続だ」
「若い銀河が生まれた瞬間、年老いた銀河は消えていく・・・理事長が書かれたこの本の書き出しです」
「ほう。これを読んでくれたのかね」
「はい!百万光年読みました!」
「違うね。光年は距離だ」
「「時間の単位じゃない。ましてや回数でもない」」
「フフ・・・いやぁよく読み込んでいるね。君のような生徒がいてくれて嬉しいよ
改めて、天ノ川学園高校理事長の我望光明だ。ところで私に何の用かね?」

著書「遙かなる銀河の呼び声」が自身のバイブルであることのナイスアピール
ファーストインプレッションで見事に理事長のほっこり顔を獲得したユウキだったが、土下座と同時に発せられた要件には理事長も目を丸くして驚くしかない

「月への有人探査を大至急を行なってほしいんです!
理事長はNASAやロシア航空宇宙局に太いコネクションがあると聞いています!
無茶なお願いなのは解ってます!でも友達の命が・・・!」
そりゃもう残された方法がこれしかないのは解りますが。
これはお願いされた理事長も困るよな
しかし人命がかかっているとなれば人道上、そして学園の理事長という立場上無視はできないハズ。世界も世論に押されて動いてくれるかもしれない
ユウキは仮面ライダー部の秘密を全て打ち明けるつもりで事の経緯を説明しようとするが、慌てて乱入してきた美羽に連れ出され阻止されてしまう
「園田先生、あなたは実に面白い生徒を受け持っている。彼等の個性、伸ばしてあげてください」
「はい。理事長のお考え通りに」
二人が出ていったあと、理事長室に残った園田先生との会話があからさますぎ。やはりスコーピオンゾディアーツの正体は彼女なのか?
>園田先生がスコーピオン臭い演出が・・・やっぱり彼女が?それとももう一捻りある?
>校長室での園田先生の顔、明らかにもう隠す気がなくなってますね。そろそろライダー部にばれるかな?
>先生サソリほぼ確定かな

「いくらなんでも無茶すぎよユウキ!先生達に学校とラビットハッチが繋がっている事がバレたら大変な事になる
もうゾディアーツ退治もできなくなる!」

いやいやゾディアーツ退治より賢吾の命が優先だろ
美羽に突っ込んだ視聴者は俺だけではなかったと思いますが。ユウキはその言葉に反論を失うと声を殺して泣き出し、美羽はその肩を優しく抱くのだった
「だって・・・このままじゃ賢吾君死んじゃうんですよ?私・・・私のちからじゃ何もできない・・・・」
「父さん・・・あなたはここでたった一人、フォーゼドライバーを造りあげた・・・
何故そんな事ができたんです?怖くはなかったんですか?
俺は怖い・・・こんな所で死ぬのは嫌だ!」

その頃。絶望に打ちひしがれた賢吾は静寂に包まれたラビットハッチの中で、今は亡き父に向かって問いかけていた
まだ死にたくない。地球に帰りたい。いつもの大人びた余裕のない、等身大の高校生としての弱音。なんとかして彼を救う手立ては残っていないのでしょうか

>賢吾気付いてないな。一人でいることが怖いってのは、一人じゃなかったことの証明だって





「本格的にヤバイっすよ、あの牧瀬ってヤツ!これを見てください」
「学園の可愛い女子すべて目をつけていたのか・・・なんてヤツだ」
牧瀬の同行を追っていたJKからの連絡で天文部の部室に突入した弦太朗と大文字さんは、ホワイトボードを見て思わず戦慄する
「僕の星座達」という見出しの下、学園の美少女達数十人の顔写真とリスト
牧瀬は単にユウキに対するストーカーではなく、学園の美少女全てに対して異常な執着を持つ正真正銘のキチガイだったのである

「この中に知り合いが何人かいるんで電話してみたけど、誰も出ませんでした。多分その・・・
バス旅行かと」

>牧瀬君まじキチガイ。ほかのはともかくとして、こいつはスイッチなくても確実に犯罪やらかすだろ…
>処女厨通り越してただの変態。自分は浮気性なのに女側は許さないって身勝手どころちゃう。しかも殺そうとするし
JKがおずおずと開いたのは、先週も視聴者をキモがらせた牧瀬の「未来日記」。そこにはとんでもない内容が書かれていた
【今日は僕の星座達と楽しいバス旅行。
みんな星になっちゃえ】
「なんてこった・・・こりゃ犯行声明じゃねえか!」
ギジェ!イデのゲージはどうなってるの!?
キチガイ牧瀬、なんと女の子達を全員バス詰めにして海に沈めるつもりの様子今までのスイッチャーとは本格的にモノが違うガチモンです
そんなワケで学園のクイーン美羽を筆頭に、三度登場の広田玲子など学園の美少女達をバスに詰め込んだピクシスゾディアーツ
死出の旅に出発進行したバスを、弦太朗はマッシグラーで決死の追跡。途中ですれ違ったユウキに声をかける
「バスは俺に任せろ!ユウキは賢吾を頼む!
アイツがどう思おうと、俺達仮面ライダー部は賢吾のダチだ。
それを伝えてくれ」

「賢吾君、身体の調子はどう?具合悪くとかしてない?」
「今更そんなことを聞いてなんになる。時間の無駄だ」

ユウキからの通信に、リストラされて家で酒浸りの亭主のような返事を返す賢吾。すっかりヤサグレてます
次の瞬間、プツンときたユウキは「甘ったれんな!」とアル中の旦那を叱り飛ばした。賢吾に伝えなくてはならない。みんなの気持ちを
「無駄なんかじゃないよ!気持ちだもん!心配しちゃいけないの?
弦ちゃんだってすごく賢吾君のこと心配してるんだよ?でも今はそれを我慢してる
ゾディアーツを止める事のほうが先決だから。それが賢吾君の望んだことだから!」
「・・・俺が・・・望んだこと・・・」
「ゾディアーツから人々を守る。賢吾君の望みを叶えるために弦ちゃんは身体を張って頑張ってる
賢吾君の願いを、みんなが叶えようとしている!」
フォーゼはバスからピクシスを引きずり出し、戦闘に。そのフォーゼをへっぴり腰ながらも必死にフードロイドでサポートするのはJK
バスの中の美羽は止まらないバスをなんとかしようとその細腕でハンドルにかじりつき、何かに気付いた友子が向かった先は・・・

そして安心と安定の大文字さんINダイザー大活躍

子犬を守る為に新幹線を止めたテリーの如くギリギリのところでバスの転落を阻止します
「ギリギリセーフだったな・・・無事か美羽?」
「止めた・・・やったぞ!」
賢吾の目の前で、仮面ライダー部の仲間達が力を結集してゾディアーツの暴走を食い止めている。「ごっこ遊び」となじった仲間達が
貧弱ボウヤの自分の代わりに、みな身体を張っている
今まで当たり前だと思っていたことも、離れてみると見えてくることがある。彼等はいつも笑顔で、無償で自分の仕事を手伝ってくれていたのだ
賢吾は静かに両目を瞑ると、今まで取り乱していた自分を恥じるように大きく深呼吸。再び目を開けた彼は、いつもの彼に戻っていた
「父さんは・・・このラビットハッチに一人取り残された。そして死んだ
でも父さんは絶望する事なく、ここでフォーゼシステムを造り上げた
その息子の俺が弱音を吐いていたら・・・
父さんに笑われるな。如月!聞こえるか?」

「賢吾か!待ってたぜ!」
仮面ライダー部の頭脳、再起動!
どこぞの超人界の頭脳とはワケが違う、正真正銘チームのブレインがピクシスの攻略法をフォーゼに伝える





「新しいスイッチは持って行ってるな?そいつを使え!10番から21番までの連携だ!」
21番ステルスモジュール。光学迷彩により5秒間だけフォーゼの姿を消すことができるのだ!
敵に姿を消されたピクシスは大慌て。彼の能力は対象を指し示して初めて発動するものですから、見えない敵には何もできません
あっという間に自慢のダウジングホーンを叩き折ると、完全無力化したピクシスをフルボッコした挙句リミットブレイクするのでした

「う・・・うわあああ!ご、ゴメンなさい〜っ!!!」
「へへっ、まぁアイツの後始末は美羽達に任せるか」
>ピクシスゾディアーツYOEEEEEEEE!!! と思ったけど青いウヴァさんだと考えれば仕方ない
>ゾディアーツ倒されてもピンピンに走り回ってるとかアイツ格が違いすぐるだろうと……
>牧瀬君シャレにならないレベルの大量殺人未遂だったのにあれで終わりはいいんだろうか
>牧瀬の件は美羽たちに任せるって・・・洒落にならんだろ・・・Wのガイアメモリもそうでしたが、
悪の力であるスイッチを授かって罪を犯してしまうのがほぼ100%未成年の子供たちっていうのが地味にヘヴィですね
次回はそのことに対するフォローが入るのかな?

意識の戻った牧瀬は鬼のような形相で自分を睨む女生徒達に追いかけられ、悲鳴を上げながら逃走。その姿を見て弦太朗が笑う
その処置はどうなんだ。コイツは警察に引き渡すべきだと思うんだが
しかし弦太朗の笑い声は賢吾には届いていなかった。この時彼は地球を眺めながら月面にライダー部の旗を突き刺していたからだ
「父さん・・・見えるかい?俺にも仲間ができたんだよ
父さんの志を継いだ仲間が。これはその旗だ」

これまで頑なに「俺は仮面ライダー部じゃない」とメンバーとの繋がりを拒否してきた賢吾が、初めて彼等を仲間と呼んだ
彼等に感謝し、そしてまた彼等と共に戦いたいと強く願っていた
「父さん・・・教えてくれよ地球に帰る方法を・・・俺は帰りたいんだ。みんなの待つあの星に」
しかしそれは叶わぬ願い。自分はこのまま誰もいない孤独な世界で一人寂しく死ぬ宿命なのか
と、その時。間髪入れず帰ってきた何者かの「返事」。聞こえるはずのない声に賢吾は我が耳を疑った

「じゃあ早く帰ろうぜ賢吾。みんなで一緒によ」
「如月・・・どうして月に!?」
賢吾の前に立っていたのは見紛うことなきフォーゼ。そう、前回の朋友コメントとはんぺらの推察の通り
大破したロッカーは、ゲートのロッカーではないダミー
犯人は言わずもがな牧瀬に劣らぬキモメン変態クソ野郎・大杉先生
園田先生のロッカーだという嘘を真に受けて私物化し、それがバレないよう代わりのロッカーを置いていたのである
最初に違和感に気付いたのは友子の直観。ドアの裏側に描いた彼女の落書きがなかったのを見逃さなかったのだ

>先週、田中がロッカーを自分の物にしてクンカクンカしていないと思ったのに・・・
裏切られたっ!見直したのに裏切られたっ!やっぱり田中は田中だった!

「すまなかったな賢吾。心配かけさせちまって」 「賢吾くーん!!おーい!」
「一緒に帰ろ」
 「よっ!」 「ナーイスプレー」 「きたよー」
フォーゼに後ろから、宇宙服を来た5人もやってきた。全員揃って自分を迎えに来てくれたのだ
あまりのことに言葉が出てこない賢吾だったが、すぐに我に返るとすっと右手をフォーゼに向かって差し出した

「いや大したものだよ。俺の・・・友達は・・・!
もう一度君に逢えたら、これをやろうと決めていた」

>良いですよね、友情。良いですよね、仲間。もはや隔週(解決編)の恒例行事ですが、泣ける泣ける
最近の少年漫画が今ひとつ「友情」しきれないのは、専ら主人公が強すぎて「助け合う」部分が足りないからかも、
とかいろいろ考えてしまいました。ところでクイーン&ユウキが、なんだか姉妹みたいでホッコリ

キタ――――――!!!!
ライダー部全員が見守る中での、賢吾と弦太朗のガシピシグッグッ。12話にして本当の意味で二人が友達になった瞬間です
「よし!学園と地球の正義と平和を守る仮面ライダー部!
ここに正式スタートだ!!」


>そろそろ敵から「何だお前は」とか「白いの」とかじゃなく、「ちっ、仮面ライダー部の連中か」とか浸透してもよさそう
仮面ライダー部正式発足を宣言し、ノリノリで仕切りだす賢吾
仮面ライダーフォーゼ第12話。ちょうど1クール終了というキリのよさで、完璧な締めと言う他ない見事なこのラスト
母なる地球を眼前に、メンバーは歓喜の雄叫びをあげて友情と誓い合うのだった。橘さん登場の次週へ続く!
>今週のフォーゼはマジ神がかってましたね、牧瀬の狂気とか、賢吾の自暴自棄からの復活〜ライダー部認める流れとかラストの握手とか
胸熱展開で予告でオリオンの子再登場とか戦闘員登場とか橘さん登場とか橘さん登場とか?橘さん登場とか!?
橘さん登場だと!
>次回フォーゼにダディャーナザン登場!ダディャーナザン登場!!ザヨゴ━━━━━━(0M0)━━━━━━ッ!!!
>来週のフォーゼに天音ちゃんに続いてダディヤナザンが!ブレイドのレギュラーばかりじゃないすか!次はダレが来ることやら
>フォーゼの校長先生ってダディナァザンですよね?!バーニングサヨコから幹部だとしたら火の獅子座なのかな?
そういえばWikiで12宮の欄を読んだんですが、4属性だけじゃなく雄雌の区分まであるんですね
>ぜひとも橘さんゾディアーツには銃を使ってほしい
>次回登場の校長がダディヤナさんと聞いて、もう斜め上方向の期待しか出来ない件。楽しみだ・・・!
>感動の余韻をダディャーナザンに全部もっていかれた
>ダディキタ-----(0M0)/-------ッッ!!!
出演した記念とかでいいから、フォーゼとギャレンのダブル変身のポーズとかしてくれたら胸熱だな・・・(;_;)
>天音ちゃんがグレたのも納得です、校長があの人の学校じゃあな・・・・・

完璧な12話だったのに次回予告の反響のほうがスゲエ罠。橘さん人気者すぎる


第十三話

学・校・拒・絶

「説明してちょうだい!この怪物騒ぎはどういうことなの?」
「アンタじゃ話にならないわ!責任者を出しなさいよ!」

相次ぐゾディアーツ騒動に天ノ川学園高校のPTAの怒りが爆発。不登校児動も続出とあって、モンスターペアレントが徒党を組んで学校に押しかけてきた
オバちゃん達の猛烈な勢いたるやまさにオバタリアン。大杉先生をゴミのように踏み潰し、若くか弱い園田先生ももみくちゃにされてしまう
見かねた弦太朗がこれをなんとかしようと動こうとしたその時、猛スピードで赤いスポーツカーに乗って現場へ駆けつけたのは

臙脂色の革ジャケットにグラサンをかけた、怪しさ満点の若い男

「重いね・・・・生徒達を預かる我々の責任は・・・実に重い」
この男こそ天ノ川学園高校校長・速水公平。若くて二枚目、更に物理学の博士号まで持っているという全てを兼ね備えた学園内外のカリスマ
そしてサングラスを外したその御尊顔は
我等の橘さんこと、仮面ライダーブレイドで橘朔也役を演じた天野浩成さんです。みんな!寿司があるぞ!
>橘さんが出てるのを見るだけでニコニコしてしまう。なんという人徳
>校長先生、役者はダディでも笑顔は志村って感じですね。胡散臭すぎて偽装にすらなってないあたりが特にw
「校長の速水です。まずはひとつ信じていただきたい。この学校の生徒は何者にも負けないという事を
この学校は宇宙時代を生きる若者達の為の学校です。
宇宙に夢を。星に願いを

彼は庇護者ではありません。学校の主役なんです。どうかお子さん達と私を信じていただけませんか
警備予算は理事長が3倍にしてくれましたし、生徒の不登校問題もじきに解決するでしょう」

韓流スターのおっかけババアの如く黄色い声を上げ、「校長先生がそう仰るなら」と納得して帰っていくPTA達。橘さんマダム殺しです
その見事な立ち回りにポーッとした顔で校長を見つめるのは園田先生。どうやら彼女もまた彼の熱烈なファンの一人であるみたい
「うおおおおおおお今の話感動したッス校長先生!俺決意しました!怪物騒ぎに巻き込まれたダチを救うんです!
先生が信じてくれた通り、俺達生徒の問題は俺達で解決しますから!じゃ!」
そんなオバちゃん達以上に校長の言葉に感動したのが単細胞の弦太朗
ゾディアーツになったが為、いまだ学校に復帰できないでいる生徒達を救い出すと宣言すると雄叫びを上げて走り去ってしまう

「なるほど。彼が噂の如月弦太朗か」
ニコニコ笑顔で弦太朗の相手をしていた校長だったが、小さくなっていく背中を見送ると同時にその視線が冷たいものにと変わる
そして校長のオバちゃん達に対する演説を聞いていた友子は、言い知れない不安を感じてガタガタと肩を震わせるのだった
なぜなら校長が口にした「星に願いを」というフレーズは、あの・・・
>ダディやっぱり敵サイドっぽい!名前に「平」とかあるけど、水平かどうかで重さを計るあの星座だろうか
>速水「公平」という名前、「重い」「軽い」という口癖からして、校長先生はやはりてんびん座の幹部でしょうか
>校長の「重いねぇ…」や「軽いねぇ…」は重さを量る天秤とかけた台詞だったりするんだろうか

「一度ゾディアーツ化した生徒達の学校復帰か」
「ああ!あいつらを立ち直らせて元気にしてやろうぜ!それも立派なライダー部の活動だ!」
「あ、俺はパスで。登校しないだけなら別に問題ないっしょ」
JKマジゴミカス野郎
>今週のジェイクにはんぺらさんがキレることは確実。JKクズ過ぎだろjk
>美羽の場合は自力で頑張れって感じだから手を出さないのも納得です。だがJK,テメーはダメだ!
>新田「如月…おれはJKを殺す!」

今回のミッションを意気揚々とメンバーに伝える弦太朗に対し、あっさとこれを拒否するJK。お前新田に謝ったのかよと
5・6話はフォーゼの脚本の中でもかなり展開に無理があるというか微妙な話でしたが、今回のJKの態度で更に視聴者の不快感がマッハに
なんで弦太朗はあの経緯でコイツをライダー部に入れたのかマジで謎
どう考えても友達思いで情に厚い新田のほうをスカウトすべきだったと思うんだが
しかし乗り気でないのは美羽と友子も同じようで不参加。結局ユウキの賢吾、そして後輩三浦に対して責任を感じている大文字さんが参加する
「写真部の山本万里。三浦の彼女だ」
「へぇ−、あいつこんな可愛い彼女がいたのか」
「あっイイ顔!(パシャパシャ)ウフフ・・・・私、元気な表情を見るとついシャッター切っちゃうんです!
俊くんも・・・以前はこんなにいい顔で笑ってたのに・・・・うっうっ・・・・
うええええええん!」

三浦説得の為の助っ人として大文字先輩が連れてきたのは、彼女の万里。いかにも元気ハツラツ娘といった感じで登場したと思ったら
三浦の最高の笑顔を見つめて速攻で泣き出すという、実に感情を素直に出すイイ娘です
かくして四人は登校拒否を続ける三浦を説得するため、写真屋さんである彼の自宅へ向かう。万里は幼馴染なので彼の家から影響を受けたのね





「よお三浦!約束通りダチになりにきたぜ!俺と一緒に学校に行こう!」
「三浦、あの事は俺が悪かった。お前の気が済むまで何度でも謝る。だから・・・!」
「いえ、そうじゃないんです・・・解ったんです。俺なんかいくら頑張っても良い事なんかないって
学校なんか灰色だ。全てがつまらない。もう二度と行きたくない」

弦太朗と大文字さん、そして大切な彼女の説得にも死んだ魚のような目でネガティブ発言を繰り返す三浦。いったい何が気に入らないのか

ていうか1・2話ではパシリのイメージが先行して気づかなかったけど
三浦かなりイケメン。この角度なんか要潤っぽく見える
髪型なんかは別に変わってないんですが・・・私服のせいでしょうか。
やっぱ天高の青ブレザーはダサすぎる
「そんな事本気で言ってんのか?さあ俺を飲み込んでみろ!恐れるな!良薬は口に苦い
最初は苦いかもしれんが俺は絶対体にいい!さあ飲めー!!」
ハイテンションだがワケのワカらん説得で三浦を揺さぶる弦太朗。しかし三浦は「俺は精飲の趣味なんかねー!」と逃げるように家を飛び出してしまう
>弦太朗の説得がアッーな意味にしか聞こえなかったのは自分だけじゃないはず。彼女も呆気にとられるわけだ
>「俺を飲み込め、最初は苦いぞ」とかこれはガチホモですね… 日曜の朝からたまげたなあ
>朝っぱらから主人公仁王立ちで弱った男に「俺を飲め!」とは
座薬ライダーなんてあだ名もありましたが、801スイッチでもだしかねない展開でしたね

「オリオンの若者よ・・・星の宿命からは逃げられない。レッツプレイツー!もう一度やろうぜ!」
「このサソリ野郎!俺のダチに手を出すな!変身!」
そんな三浦の前に現れたのは、もう一度彼にスイッチを与えようとするコーピオンゾディアーツ。追いかけてきた弦太朗はフォーゼになってこれと戦闘に
でもオリオンスイッチは2話で消滅したハズですが、スコーピオンの口ぶりからすると今渡そうとしているのも別スイッチじゃなくオリオンっぽいですよね
敵サイドにはいくらでもスイッチを作れる力があるという事?このへんの設定は気になります
「こ・・・コイツ・・・強くなっている!」
初対決の時はスコーピオンゾディアーツの方が遙かに格上だった力関係ですが、幾多の戦いを経験してきた今のフォーゼはあの頃とは段違い
レベルアップした弦太朗の戦闘テクニックはもちろん、新たに使用可能になったスイッチやステイツチェンジの力でスコーポンを逆に圧倒する
「へッ!見たかこの野郎!これでトドメだ!」
か、かっこいいタル〜!

>ファイヤーステイツが仮面ライダーゾルダみたいに!
>フォーゼ灼熱の重武装!こういうガジェットを自由にチョイスして楽しめるのが懐かしの『変身サイボーグ』みたいで楽しい
>ファイヤーとランチャーとガトリングが合わさり最強に見える。いやこれは良いエンド・オブ・ワールドですね、燃ゆる

ランチャー・ガトリング・ファイアーの3スイッチ同時使用による、ガンダムヘビーアームズばりの一斉射撃
攻撃性能特化スイッチの重複とか燃える。こういうスイッチコンボは今後も色々見せてほしいぜ。ってことでスコーピオンウボァーかと思われましたが
絶え間ない銃弾がスコーピオンに着弾したかに見えたその瞬間。彼の気合とともに空中から無数の人影がわらわらと発生。銃弾を弾き返したではないか
「ええええええええ何あれ!?忍者!?」
「クククこれは我が星屑達。ダスタード」
「な・・・これは・・・幹部の分身体か!」


なんかシンケンジャーに出てきそうな人達が出てきました
幹部ゾディアーツが生み出す分身体。おそらく仮面ライダーシリーズで言うところの戦闘員的存在でしょう。今後何度もお目にかかる連中と思われ
ダスタード達はスコーポンを守るようにフォーゼに牽制を仕掛けると、閃光弾を放ってトンズラ。せっかく弱らせたスコーピオンを取り逃がしてしまいます

「やぁ大杉先生、ちょっと園田先生と二人きりになりたいので席を外してもらえますか?」
「ふ、二人きり?失礼ですが何のお話を・・・」
「外しなさい」
一方その頃、職員室では校長が園田先生と二人きりで何やらお話を。大杉先生を一発で黙らせた時の凄みからしてやはり只の優男ではないみたい
流石橘さんは格が違った!
「是非聞かせてほしいのですよ。三浦俊也君のことを」





「俺の前で楽しそうにすんなよ!おせっかいなんだよお前ら!」
「あなた・・・本当は学校に行きたいんじゃないの?だからイライラするんでしょう」
三浦の心を解きほぐそうと、ユウキ脚本の三文芝居を演じる弦太朗ら。途中、クサいセリフに耐えかねた賢吾が怒りを爆発させて芝居は終わってしまうが
そんなハチャメチャなライダー部のやり取りを見せられた三浦は苛立ちを募らせる。その様子を見て気付いた美羽は彼の本心を看破する
ていうか
自分はノータッチって言ってたのに三文芝居手伝ってくれる美羽やさしいな
「ああそうだよ!好きだよ!行きたいよ!でも行けないんだよ!
だって学校には・・・・スイッチがある!」
「学校には行きたいが、スイッチがあるから行けない」という三浦の本音。それが彼が登校拒否を続けていた理由だった
「心配すんな、スイッチなら俺が潰してやる!」と更に説得を続けようとする弦太朗だったが、そこへ再び現れたダスタード達が三浦を連れ去ってしまう

「ぬうおおおお健吾!こいつらつえーぞ!どうしたらいい!」
三浦を追いかけてダスタード達と交戦したフォーゼは、その以外な強さの前に完全に防戦一方。幹部の分身だけあって戦闘員のクセに侮れない強さです
新スイッチハンマーで対抗するも忍者の素早い動きには対応できず、もう一個残っていた新スイッチを試すと
足にでかい蛇口が出現
「いやいやコレは流石にないだろ・・・って水TUEEEEEEEEEEEEEEE!!!!」
>蛇口TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
>外れスイッチかと思ったら広範囲攻撃でなかなか強いな蛇口。濡らしてから感電とか、泥で足場を悪くするとか応用性高い
N023ウォーター。なんともコミカルな外見とは裏腹に、強力なジェット水流を噴射する攻撃系スイッチ
以外なスイッチの活躍でダスタード殲滅に成功したフォーゼだったが、消え去ったダスタード達の塵を見た三浦の様子がなにやらおかしいことに

「あ・・・あ・・・消える・・・消えていく・・・星の力が・・・・」
「三浦?おいどうした!三浦!」
「だ・・・ダメなんだ・・・
学校に行って気が付くと・・・またスイッチを探してる・・・
それを止められない自分が怖いんだ。怖いのは学校でも怪物でもない」

「ゾディアーツスイッチに魅せられたのか・・・!」

スイッチ中毒。これこそが三浦が学校を恐れる本当の理由だった
彼は目のツライ現実から逃げていたワケではなかった・むしろ再び恐ろしい力に手を染めようとする自分を必死に抑えていたと言うべきだろう
しかしそんな意志をも簡単に屈服させてしまうゾディアーツスイッチの引力。いかに人を変えてしまう魔性の力かがよく解ります
いったい如何にして彼を救えばいいのか。弦太朗も流石に言葉を失い、三浦に対して何もしてやることができません

ラスト。肩を落としてトボトボと夢遊病のようにさまよう三浦が一人で川を眺めていると、その背中に声をかける女性が現れた
学園の良心・園田先生・・・
と思ったがなにか雰囲気がおかしい。やっぱりきたでー
「先生うれしいわ三浦くん。とっくに気づいていたのね・・・
自分の星の宿命に」

妖艶に微笑んだ園田先生の両手には2つのスイッチ。一つはオリオン、そしてもう一つは言うまでもなく・・・
「さあオリオンの若者よ。星に願いを」
 変身!スコーピオンゾディアーツ!
>やっぱりスコーピオンは園田先生でしたね。レビューを見てからは自分もきっとそうだと思ってましたが、
これを3話の時点で考察した朋友達はすごいと思います
>スコーピオン予想ピタリでしたね。個人的には名前のアナグラムもミスリードでさらに別人が…というのでも面白かったかも
>思いのほか正体明かすのが早かった蠍回・・・
だったはずなのにスポーツカーで登場したダディの姿しか印象に残ってないから困る
「そのださりな」→「さそりなのだ」の考察は見事的中。しかしこれを3話から看破していた視聴者達はたいした推察力です。感心するわー
スコーピオンゾディアーツが差し出すスイッチにおずおずと手を伸ばす三浦。やはりその魔性の魅力には抗えないのか?もう今更な今週へ続く!


第十四話

毒・針・猛・襲

『ラストワン』
「フフ・・・流石に一度到達しただけの事はある。さあスイッチを・・・む。邪魔しに来たかフォーゼ」
スコーピオンが手渡した瞬間、
三浦の手の中で即座にラストワン形態に変化するゾディアーツスイッチ
どうやら一度ラストワンに到達したスイッチャーは、そのスイッチに対する適応資格のようなものを得る様子。「星の宿命」とはその適性を指す言葉か
「だがもう遅いフォーゼ。お前がこなければ彼は自らの意志でスイッチを押していた。そうだろうオリオン?
スイッチが欲しければ明日の放課後取りにきたまえ。君に初めてスイッチを渡したあの場所へ」

すんでのところをフードロイドで阻止したフォーゼだったが、スコーピオンは三浦の心がスイッチに惹きつけられていることを勝ち誇ってさっさとトンズラ
弦太朗は三浦を揺さぶって「スイッチに負けるな!」と説得しますが、三浦は死んだ魚のような目でその言葉にまったく耳を傾けようとしません

「フム、冬の星空にオリオンは映えるね。三浦俊也の心を闇に呼び戻したんだねスコーピオン」
「彼は幸せ者です。偉大なる救世主・我望光明先生に選ばれて」
「ふふふ・・・フォーゼもまさか教師がゾディアーツだとは思うまい。だがまだ油断してはいけない
フォーゼが私の見立て通りの男ならまだ一波乱ある。これは用心の為の君へのプレゼントだ」

場面変わって天井にプラネタリウムが映る部屋で理事長と談笑する園田先生。これまでの良い人善とした笑顔とは似ても似つかない悪人の笑顔してます
理事長は三浦を再び誘惑した彼女の仕事ぶりを賞賛しつつも
だがフォーゼは俺の認めた男(キリッと弦太朗の力を警戒
なにやら手の平からエネルギー体を生み出すと、それを園田先生の胸にズブリと埋め込みます。なんかエロいぞ

「十二星座の使徒のみに使える究極の力『超新星』だ。君には期待しているよスコーピオン」
「あなたは太陽。私はその一番近くにお控えする十二星座の使徒。全ての障害は打ち砕く・・・フォーゼ!」


>誘う言葉や乱れ髪、朝から園田先生ちょっとエロス出しすぎですね(困るのは一緒に見てるお父さんか)
何かヤクザにシャブ漬けにされた女みたいな顔で笑う園田先生が怖い。謎の力「超新星」とは如何なるものなのか

「如月君、三浦君のことを調べてるんですって?私、1年生の時の彼の担任だったから力になれるかも」
「ホントか園ちゃん!アンタ天使だ!女神だ!
・・・んー見当たらねえな・・・ホントにここにあんのか園ちゃん・・・あれ?園ちゃんどこ行った?」

三浦が初めてスイッチを手にした場所とはどこのことなのか?弦太朗が手がかりを探して学園中を奔走する中、いけしゃあしゃあと声をかける園田先生
たしか三浦に関する資料が残っていたハズ、と言われるがまま薄暗い資料室で一緒に棚をしらみ潰しに調べますが・・・アッー
ズブリ
「いいのかいホイホイついてきて。俺は闇討ちだって躊躇しないホロスコープスなんだぜ
最も強力で最も苦しみが長時間持続する毒を打ち込んでやった。後悔にまみれながら地獄へ行け」

「ほ、ほろすこーぷす・・・?ぐあああああああ!」
「にゅ・・・にゅうじぇねれ?」と聞き返すアホのブロッケンJrのようにオウム返しする弦太朗
見失った園田先生と入れ替わるように現れたスコーピオンの
長くてぶっといのを挿されてしまいます
力なく倒れこんだ宿敵を気分良さげに一瞥すると、スコーピオンは意気揚々とその場を去るのだった。つーかここでトドメまでさせばいいのになコイツ・・・・

>遅効性の苦しみ続ける毒ってので思っちゃいました「スカーレットニードル!!!」と。蠍座だけに
>蠍座の能力がどう見てもスカーレットニードル





「ホロスコープスか・・・どうやらそれがゾディアーツ幹部達の名称のようだな
この毒はただの毒じゃない。生体組織を腐食させるコズミックエナジーに満ちている
打つ手はある。生命活動の異常を治療するNo24メディカルスイッチ・・・だが・・・」
「あ・・・そうか。スイッチを使えるのはフォーゼだけだから・・・」

理事長から特別なゾディアーツスイッチを与えられた12星座の黄金聖闘士達、ついに判明したその組織名はホロスコープス
スカーレットニードルの毒に冒され危険な状態の弦太朗。一刻も早く治療を施さないと生命に関わるが、そのスイッチを使う為にフォーゼになれない有様
朋友の疑問に同意。弦太朗しかフォーゼになれない設定なんてあったっけ?
こんなん大文字さんでも賢吾でもフォーゼになって、弦太朗にメディカルスイッチを使えばいいだけの事だと思うんですが。なんかすごい悩んでます
と、ここでハッと何かに気付いた友子がアストロコンピューターを操作。そこに映し出されたプランに賢吾が感嘆の声をあげる

「なるほど・・・この方法なら変身しなくても右腕から直接メディカルスイッチのエナジーを引き出せる
すごいな君は。俺はこんな方法思いつきもしなかった」

賢吾も見落としていたフォーゼを介さずメディカルスイッチを使う方法。それは
なんか
懐かしのパワーグローブみたいなのを装着し、このグローブから直接ベルトのエナジーを引き出すものだった
賢吾と友子がインテリキャラ全開のやり取りをしてるトコ申し訳ないんですが、弦太朗以外の人間がフォーゼになれないことにも頭を傾げているトコに
これまた初めて見る変なグローブまで出されて視聴者置いてきぼり感がすごい
「思いつかないのも当然・・・だってこれ・・・・命懸けだから」
「ああそうだな・・・如月風に言うなら・・・
上等だ!っていねえし!」

この方法は使用者に相当な危険が伴う賭けだったが賢吾は臆することなくベルトを手に取る。しかしメンバーはここで忽然と消えた弦太朗にようやく気付く
JKの情報網で得た三浦が初めてスイッチを手にした場所、学校の屋上へと毒に冒された身体で向かったのである。無茶しやがって・・・・

「ハァ・・・ハァ・・・折れんな三浦!俺がついてる!」
「うるさい!もう俺に構・・・・?お、おい如月・・・お前すごい具合悪そうだぞ・・・大丈夫か?」
「ははっ、なにちょっとサソリに刺されただけだ」

「なっ!?お前ホントに死ぬぞ!」
「結局同じだ!ダチを助けられなかったら俺の心が死ぬ
俺バカだから・・・ダチを守ることしか自分がねえんだ・・・!」

友達を救えなかったら俺のレーゾンテートルが崩壊すると朦朧とした意識の中必死で説得する弦太朗
その時弦太朗の手から一冊のアルバムが落ちる。それは万里から預かっていた、三浦が生き生きと笑っていた頃のベストショットの写真だった
震える手で自らの写真を拾い上げる三浦。この頃の自分に戻れたら・・・と心が揺れ動いたその時、そうはさせじとスコーピオンゾディアーツが登場する

「ここは俺に任せろー!(バリバリ)」
変身できない弦太朗を助けるように、ナイスタイミングで駆けつける大文字さんのパワーダイザー。その頼り甲斐は最早お馴染みになりつつありますが・・・
「愚かな。我が王から授かった力を見よ!超・新・星!」

ゲーッ!スコーピオンが巨大化したーっ!?(キン肉マン風に)
>なんかフォルムがゲルズゲーとか龍騎のクモみたいっすね。サソリ同士神代家の坊ちゃんや伊達さんのメカサソリと対決させてみたいw
超新星による二段階変身スコーピオンノヴァ!どうやら超新星を与えられたホロスコープス達は、中ボスらしく巨大な怪物に変身する模様
持ち前のパワーで敵を圧倒するのがパワーダイザーの戦闘スタイル。自分よりもパワフリャーが相手ではまったく為す術なく叩きのめされてしまいます
更に先週に引き続き現れたダスタードに三浦も連れ去られ万事休す。しかしここでこの状況を打破するべく賢吾が駆けつけた。例の
変なグローブをつけて
「メディカルスイッチで君を救う。如月、俺に賭けてくれるな?」
「よくわからねえが・・・もちろんだ。ダチだからな」
「行くぞ!
ぐあああああああああああああああ〜!!!!!」
「賢吾!このバカヤロウ!なんて無茶しやがる!」
「バカヤロウは心外だ!三浦の為にそこまで体を張った君には言われたくないな!」

生身の身体を突き抜けるコズミックエナジーの負荷。貧弱ボウヤの賢吾にとってはまさしく命に関わりかねない暴挙です
以前の自分ならばこんなことをしただろうか。賢吾がこの時どんな心境だったかは解りませんが、苦痛の中にあってその表情には確かな笑みが溢れていた





「さあオリオンよ。もう一度星に願いを。願いを!」
「俺の願い・・・俺の願いは・・・・!」

さあ!さあ!とゾディアーツスイッチを突き出して願いを迫るスコーピオン。恐怖に怯えて後退りする三浦だったが、後がなくなったところで覚悟を決める
>ギリシャ神話のオリオンはサソリに刺されて死んだそうです。だからオリオン座はさそり座から逃げるような動きなのだとか
「俺の願いはたったひとつだけだ。また昔みたいに笑いたい!
こんな物に負けない心になって、また学校に来たい。如月達と笑いたい!」

万里の写真が、弦太朗の言葉が勇気をくれた。毅然とした態度でスイッチの誘惑を振り払う三浦
思わぬ反応に逆上したスコーピオンは激情のままに三浦を手にかけようとしますが、ここで颯爽と現れたのはメディカルの力で完全復調した弦太朗
「これほどのチャンスを与えながら星の力のありがたみがわからん虫ケラめ!許さnウボァー!?」
「虫ケラはお前だサソリ野郎!よう三浦!イイ顔になったじゃねえか」
>虫けらはお前だ!・・・あれ、なんか緑色のデジャブがw
ツッコミと同時に放ったドロップキックでスコーピオンを吹っ飛ばしつつ、三浦とガシピシグッグと交わす 

おお。これライダー部だけの挨拶だと思ってたら一般キャラともやるのね
新田ともやってくれよ新田とも!

「パワーが暴走しているのか?規模は小さいが恒星爆発と同じだ。街ひとつくらいは吹っ飛ぶぞ!
如月!宇宙でやれ!」
復調した体力と、スコーピオンに対する怒りで漲りまくりのフォーゼは通常形態のスコーピオンを圧倒。たまらず超新星を発動するスコーピオン
やはり強力なパワーを無尽蔵に使えるという都合のいいことはないようで、この力を多用すると暴走して小規模の恒星爆発を起こしてしまうみたい
「消えてなくなれフォーゼェエ〜ッ!!!」
「やなこった!明日も学校だ!三浦と一緒にな!」

ぎゅおーん!!どっっごおおおおおおおおおおおん!
第二話の時と同じように、マシンマッシグラーの打ち上げ体当りでスコーピオンノヴァを大気圏外まで押し出すフォーゼ。そのままロケットドリル宇宙キック!
しかしそこは流石に幹部怪人の意地か。フォーゼの必殺キックを
気合と根性でなんとか耐え切ります
「どうだ見たか!これが超新星の力d」
「うおおおおおおおお!もう一発!
ロケットドリル大宇宙キィック!!」

しかしスコーピオンがどや顔を見せるよりも早く二発目の必殺キックを速射するフォーゼ
地球から打ち上げの勢いで放った一発目に対し、今度は背面から回り込んで地球に向かってのキックです。敵に間髪与えない折り返しの一撃!

滝沢国電パンチだこれ!!
>技使った!→効かん!→もう一度使った!→やられた!
・・・スパロボとかでもボス戦での必殺技って基本最強技連発しますもんねw妙にリアルw
・・・でも爆発したらやばいから宇宙に上げたのに、なんでまた蹴って地球に落とすんだよ

「バカな!王の力をいただいたこの私があああああああ!!!!」
まさかの必殺キック二連発。これには流石の超新星もたまらずあぼん。大気圏に落下していきながら、その巨体を摩擦熱で焼き尽くします





「っしゃあ!ついにサソリ野郎を倒したぜ!早速正体を拝むとするか!」
見事強敵を打ち倒したフォーゼ。地表に着陸して真っ先に確認すべきはスコーピオンの正体です
落下の衝撃でできた巨大なクレーターに目を凝らすと、もうもうと立ち込める煙の中に横たわる人影。それはまさしく・・・・
「え?俺?サソリ野郎の正体は・・・俺だったァ〜ン。さっきまで戦ってたのに〜」
>「サソリ野郎を倒したら正体は俺だった」何を言ってるのかry
それはともかく超新星状態の幹部と同じ状態になったオリオンって実はすごく強かったのかなぁ

どうしたことかクレーターの中心でヤムチャになっているのは園田先生ではなく、弦太朗自身の姿
DIOのザ・ワールドを体験したヌケサク状態ですが、無論倒れている弦太朗は本人ではありません。その後ろにスーッと現れるもう一人の影
「まだ明かせんよ。スコーピオンの正体は」

手に錫杖を持ち、編笠をかぶったような頭部と、袈裟を着たような服装
実に坊さん然としたデザインのこの怪人が、幻術で弦太朗の視覚を惑わし園田先生の姿を見せないようにしているのだ
坊さんスタイルで幻術使いとか神拳寺で助っ人にきた王大人みたいね
おそらくコイツもこの錫杖振り回して空を飛んだりするに違いない
>これ地球に向けてキックしなかったら、園ちゃん先生お陀仏してますよね・・・
>リーブラのゾディアーツ、最初見たときはカネゴンみたいですね。声がないと判別しにくい
>スコーピオンは体術が多かったですが、リブラは幻術を使うんでしょうか
>ライブラのゾディアーツ、笠かぶってたり杖持ってたりするのはやっぱり聖闘士星矢の老師を意識してるようにしか見えないです
それだけ言い残すと坊さん怪人は園田先生を回収してトンズラ。仮面ライダー部は強敵を打ち倒しながらも、その核心は逃がす結果に終わります
「彼女には再教育を施します」
「スコーピオンスイッチは一旦没収か。致し方ない。以後は君に一任するよ。リブラ(天秤座)」
「重いですね。その責任」
園田先生を抱き抱えた坊さん怪人は我望理事長へスコーピオンの敗北を報告。彼女には再教育を施すとか、なんかエロいこと言ってますが・・・
変身を解除したその姿は言わずもがな。速水校長
朋友の考察通り、「重い・軽い」の口癖は天秤座怪人であることのキャラ付けでした
我望理事長の言葉から察するに、一度ぶっ壊されたスコーピオンスイッチはしばらく使い物にならない模様。でもそのうち直るのね
園田先生はその間なにもできないので、今後生徒達にスイッチを与える役目は校長が引き継ぐようです。「星に願いを」はこっちの方が本職ぽいしな

>校長ッ再教育ってエロい事ですかーーー!!!

「おう園ちゃん!おはよう!」
「おはよう、如月君」
(見てなさい・・・必ず私の星座を取り戻してみせる。あの方のために)

ラスト。朝の校門前で弦太朗と笑顔で挨拶を交わしながらも、心の中では自分からスイッチを奪った憎い敵として憎悪の炎の燃やす園田先生
果たして今後彼女がスコーピオンを取り戻す展開はあるのか?注目のポイントです
>もしスイッチの力が強いほど常習性があるなら、園田先生は再教育中橘さんに
「なんでもしますからスイッチください・・」ってエロイ情況になるのかな?これは薄い本がでそうな予感
>まっすぐないいお話だった。とりあえず、蠍先生の内と外のギャップ演技にこれからも期待
「そうだ三浦!友達ついでにお前もライダー部に入れ!な?」
「ゴメン、俺もう写真部に入るって決めたんだ。これからは俺が万里の笑顔を収めようと思って」
「俊くん・・・・エヘヘ・・・・」
リア充爆発しろ!
すっかり元気になって登校を再開した三浦は、彼女持ちの本領発揮でいきなりのリア充化。テレビの前の独身視聴者をイラつかせます
「ぬおおおおお俺も熱い恋がしたいぜ〜っ!!!」
>弦太郎に恋の台詞は思いっきり劇場版の伏線っすね
そんな二人の熱に当てられ、劇場版の流れへのフラグとなる弦太朗の恋愛宣言が飛び出したところで次週へ続く。はんぺら映画今日観てくるぜー


第十五話

聖・夜・合・唱

「園田先生、あなたはまだ我々の使命を一度も果たしていない」
「そんな!使命の為に何人もの生徒をスイッチャーにしてきました!」
「やり方がよくないのですよ、仔犬ちゃん」
「ッ!・・・・やめてください、その呼び方は」
冒頭。校長室に呼び出され、「チミはこれまでなにも成果を出してませんね」と速水校長から笑顔のネチネチ説教を受ける園田先生
校長の彼女に対する「子犬ちゃん」という呼称から浅からぬ関係を感じさせる会話ですが、やはりそれ以上に視聴者が気になるのは彼等の使命とやら
理事長とその部下ホロスコープスは、何故生徒達にスイッチを与えるのか?
14話を終えても依然謎のままだった敵サイドの行動目的。今回のエピソードでようやく明らかになりそうです
「今一人、きわめて有望な生徒を育てています。それを見て私のやり方を思い出すといい」

「すまんっ!!ロケットにドリル!俺を許してくれ!」
「リミットブレイク2連発なんて無茶をしすぎだ。おかげでコズミックエナジー再チャージまでこの2つは使えん」
「じゃあこの子達の回復を願って私が舞ってしんぜよう!ロケット君とドリル君〜♪こーころやさしい〜」
>スイッチも無制限に使える便利な装置ってわけでもなさそうですね
根本的には無限のエネルギーだけど、再充填に時間がかかるってゲッターロボみたい

一方その頃。やはり滝沢国電パンチは無理があったらしく、しばらく使い物にならなくなった2スイッチについて賢吾から説明を受ける弦太朗
まだ一般生徒が残ってる教室で大声で話してんですがいいんでしょうか
ユウキがいつものテンションで意味不明な歌を歌いながら踊り出すと、それを見ていた3人の男子生徒達がズササッと駆け寄ってきた
「なんて底抜けの明るさだ!やはり彼女しかいない!」
「城島さ〜〜〜〜〜ん♪」「城島さ〜〜〜〜〜ん♪♪」「城島さ〜〜〜〜〜ん♪♪♪」
「「「お願いしまぁ〜〜〜〜〜す♪♪♪」」」

「わわっ!?天高グリークラブ!どうしたの?」
>フォーゼにトリオ・ザ・マイナーが出てた件
>グリークラブの3人がどう見てもトリオザマイナー

見事なハモりと共に現れたのは天高トリオザマイナーグリークラブの3人。お前ら30分出てくるのが早えぞ
聞けば毎年クリスマスになると各部の有志が天ノ川幼稚園を訪問し、子供達のクリスマス会で出し物やプレゼントなどを行なっているのだという
しょうもない生徒ばっかりの学園だとばかり思ってましたが、なかなかどうして立派な子達もいるもの。ですが・・・
「見ての通り今年は女性部員がいなくてね。助っ人にパワフルな女性ボーカルが欲しかったんだ」
「なるほどわかった!子供達の為に頑張るお前達の心意気に惚れたぜ!俺が力を貸してやる!」
「い、いやその、男の声はもう要らないんで・・・」
「この人バカなんですか?」

男所帯となったグリークラブの助っ人女性ボーカルとして、「キミに決めたっ!」とポケモントレーナーばりにユウキに白羽の矢を立てたのだという
話を聞いていたのか聞いてなかったのか「俺に任せろ」と喚く弦太朗に
歯に衣着せぬツッコミを返すデブがイカス
と、ここで哨戒中のフードロイドから街中で暴れるゾディアーツ発見の報告が入り、弦太朗達は現場の高層ビルへと向かう
>グリークラブ部長の阿部純太を演じている田辺季正君はアギトで美杉太一を演じていたのだとか
ちなみに阿部くんは朋友達からのタレコミ通り、アギトで子役だった子。もう11年も前になるのかと時の流れを感じます

「耐えられない!もう我慢できない!ケロッグコンボ!」
「そこまでだこの野郎!仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!」
「仮面ライダー・・・?お前も邪魔者か!我が心を乱す者は全て排斥する!全てだ!」

現場で暴れていたゾディアーツは何か大声でヒステリックに叫びながら、手当たり次第にそこら中を破壊しておりまるで手がつけられない
フォーゼに対する「お前も邪魔者か」という台詞から、
何者かに自分の目的を邪魔されてキレたようですが・・・
「ペルセウス座のゾディアーツか!如月!奴の左手には絶対掴まれるな!」
「どわああ!石になった!?厄介な能力を持ってやがるぜ!」
今回の星座はペルセウス座ということで、お約束のメデューサの石化能力完備
目隠しで戦ったり、自ら両目を潰したりするのが少年漫画のお約束ですが、
ペルセウスの能力は視線をあわせることではなく、左手に掴まれると発動するタイプなのでそういった展開はなさそうなのが残念
フォーゼはエレキステイツになって対抗。互いに最大エネルギーを込めた必殺技が衝突してぶっ飛ぶが、すぐ立ち上がったペルセウスは逃げ去っていく
「ふむ・・・強い。やはり彼は本物ですよ。ね?」
そんな両者の闘いを遠目から様子を見ていたのは校長と園田先生。校長はペルセウスのポテンシャルに惚れ込み、「コイツは世界を獲るで」と満足そう
どうやらこの「本物」であるペルセウスゾディアーツの動向観察が、ホロスコープスの行動目的に繋がっていると見て間違いないようです





「おっと、先客が居たか。お前美術部か?」
「部長の元山だ。静かにしてくれないか?うるさくて集中できない。消えてくれ」
「なんだとこの野郎。屋上はお前だけの庭じゃねーぞ。よーし決めた!お前俺のダチになれ!
俺は感じ悪い奴ほど余計にダチにしたくなる性質なんだ・・・って・・
おおっ!スゲエ!
惹きこまれそうな富士山だ!お前絵上手えんだな!ぶったまげたぜ!」

屋上にやってきた弦太朗は、そこで一心不乱に富士山を写生をする美術部部長・元山と遭遇
初対面でいきなりの喧嘩腰にカチンとくるも、その見事な富士山の絵に心から感心。褒められた元山も満更ではなさそうに少し心を開きます
「この絵・・・幼稚園の子供達にあげるんだ。去年のあの子達の嬉しそうな笑顔が忘れられなくて」
「そっか、お前も幼稚園のクリスマス会の為に頑張ってたのか。でもこの絵もう描きあがってんだろ」

芸術家にありがちな偏屈人間かと思いきや、彼もまた幼稚園クリスマス会の為に頑張っていた心優しい生徒の一人だった
ますます弦太朗の好みそうな漢ですが、絵のことについて触れた瞬間。その穏やかな表情が鬼気迫るものに一変する
「まだだ。僕は完璧に美しいものしか認めない!」
「ふーん。芸術家の考えは俺には解んねーな・・・・ん?このビル・・・」


元山の芸術家根性に更に感心する弦太朗だったが、その絵の中に描かれた傾いた高層ビルに不思議な違和感を覚える
さっきゾディアーツが破壊したばかりのビル
元山は一体いつからこの絵を描いていた?
しかしこの時はまだ弦太朗の中でこの疑問と解は帰結せず、階下から聞こえてきたユウキの歌声を聞いてその場を後にするのだった

「どうです!小惑星探査機はやぶさの素晴らしさを歌った、この「はやぶさくんソング」は!」
「これ・・・クイーンフェスの時にどヒンシュクくらった歌だよね・・・」
「あっ如月君聞いてくれよ!彼女、助っ人になる条件としてこの歌を合唱の曲目に加えろって」
「ははっ!なるほどそうきたか!流石はユウキ、おそるべし!」

一見底抜けのお人好しに見えて、宇宙の素晴らしさを広める為には手段を選ばないクレバーな女、ユウキ。やる時はやるタイプです
最初はドン引きの阿部達だったが、仕方なくコーラスを合わせてみると
これが存外に悪くなくてビビる
公式ブログでユウキの曲歌詞完成してレコーディングまでやったんですねwアルバム収録されるのかな?
グリークラブも「あれ?これ結構イケるんじゃね?」と興奮し、周囲で聞いていたギャラリーの生徒達も「よかったよー」と賞賛の拍手を送る中
ただ一人苦虫を噛み潰したような顔で眉を顰めるのは、屋上の元山
「酷い歌だ・・・もう我慢できない!ケロッグコーンフロスト!」
言うなりポケットから取り出したスイッチで異形の怪人と化す元山。言わずもがなペルセウスゾディアーツの正体は彼だったのである
と、怒り狂って階下に降りていこうするペルセウスの前にユウキ本人が登場。激情に任せて有無を言わさず斬りかかるが・・・・
「落ち着きたまえペルセウス^^
物事が理想通りに運ばないと耐えられないのはキミの悪い癖です」


「マ、マスターリブラ!すごく落ち着いた^^
でもこの絵だけは特別なんです。どうしても完璧に仕上げたい!だから邪魔をする者は・・・!」

このケンシロウのようなユウキはリブラが幻術で変化していた偽物
すぐカッとなる性格の元山を戒め冷静さを取り戻させるリブラ。マスターと呼ばせている事から、彼をマンツーマンで指導している事が解ります
なるほど、スイッチを与えてから完全に放任していたスコーピオンとはまったく異なる手法。これが冒頭の「私のやり方」ということでしょうか
「フム・・・ならば仕方ない。以前のように静かにやりなさい」
>マスターリブラ・・・お前はシスの暗黒卿か
>なぜだろう、リーブラの目が光るときにこう「グポーン」って感じの音が鳴りそうな気がするのは・・・
>リブラがジオン製のモビルスーツにしか見えなくなってきた

なにやら物騒な言葉でペルセウスを送り出すリブラ。変身を解いた校長の傍に、一部始終のやり取りを見ていた園田先生が近寄ってくる
「2年C組元山総司・・・彼が・・・」
「ええ。
あの資質を持つ者です。私は導き手としてそれをじっくりと育てる
私はそもそも可能性の低い人間にスイッチを渡したりしないんですよ。仔犬ちゃん」
「それがあなたのやり方・・・・そうでしたね」
会話から察するに、これまでスコーピオンは「資質」を持つ逸材を発掘する為に、無作為に選んだ生徒達にスイッチを与えていた様子
言わば下手な鉄砲も数撃ちゃ当る式。たしかにこれでは成果が出せないのも無理ありません
対してリブラは最初から資質を持つ者を見極め、その逸材をじっくり育成するという確実な手法。どちらが導き手として上かは明白です
それにしても彼等が求めている「資質」とは一体何の資質なのか?そして校長のやり方を見て何かを思い出す園田先生、その過去とは・・・





「歌は心の壁を壊すハンマーだ!そんじゃユウキのことよろしく頼んだぜ阿部ちゃん」
「わかったよ如月君」
歌を通じてすっかり意気投合した弦太朗とグリークラブの面々。早速教えたばかりのガシピシグッグッを交わしますが
そんな二人を冷めた視線でガン見する人物あり。元山です

「おっ元山!キミも幼稚園に絵をプレゼントするんだろ?もう描けたのかい?」
「・・・僕は・・・君達グリークラブの歌声は嫌いじゃなかったよ。なのに・・・
あんな酷い声の女を入れるなんて!僕の創作活動に乱れが生じる!」
小学校からの幼馴染みだという阿部が気さくに話しかけるも、ユウキ加入の件でブチ切れている元山はいきなりのこの物言い
「ユウキの文句は俺に言え!」と弦太朗が拳志郎の如く割って入りますが、ここでJKが血相を変えてやってくる
「ゾディアーツの手がかりが見つかったッス!今度の奴・・・・相当ヤバそうッスよ」
ただならぬ様子の元山に後ろ髪引かれる思いの弦太朗だったが、まずはゾディアーツ退治が優先。ひとますラビットハッチに戻ります

「二年生の不良が3人、一年生の女子が2人、野球部が一人・・・全員石みたいになって入院しちまったって」
冒頭のビル破壊だけではなく、もう既に生徒達から6人もの犠牲者を出していたペルセウス。「以前静かにやった」とは彼等の事か
「そんな悪魔のような奴放っておけないわね。スイッチャーの目星は?賢吾君」
「いや・・・犠牲者の共通点が皆目見当つかないんだ。それに復讐が目的なら何故ビルなんて壊す?」

理由もなく襲われた生徒達。理由もなく破壊されたビル。流石の賢吾もお手上げといったその時、弦太朗の脳内のパズルがガチりとハマった
壊れたビルの絵、ほんの僅かな騒音にも苛立つその神経質な性格
「賢吾!例えば、例えばの話だが・・・屋上で油絵を描いてる美術部員がいるとして・・・
そいつが絵を描くのに邪魔になるモノを片っ端から消してるとしたら?」
「自分の集中を妨げるモノを次々と襲っている・・・か。確かに辻褄は合うが」
「やっぱそうか!くそっ!ユウキが危ねえ!」

「その癇に障る声を永遠に消し去ってやる!」
「待て!お前元山だな?6人の生徒を石にしたのもお前か!」

見事な弦太朗の気付きによって、まさにユウキ危機一髪というところで間に合った仮面ライダー部。一緒についてきた阿部君も居ます
正体を看破させると隠そうともせず、堂々と人間体に戻って開き直る元山。俺は悪くねえ!悪いのはあいつらだ!とキチガイの論理を展開する
「ああそうだよ。あいつらは僕の創作活動を乱した。絵を完成させるのを邪魔するモノは許せない!
あのビルも富士山を描くのに邪魔だから壊したんだ!
人間を辞めればもっと完璧な絵が仕上げられる!俺は人間をやめるぞジョジョォーッ!」

>昆虫学者のファーブルが、鳥の声がうるさくて銃でバンバン射殺してたとか、
ワーグナーが自分は夜中まで他人を気にせずピアノ弾いてたのに使用人がうるさくするのは許さなかったとか逸話あるけど、
学者とか芸術家ってホント身勝手で自己中心的だよな

>今回の動機、古畑の観覧車と映画名探偵コナンの富士山遮られてビル爆破どちらを思い出す人が多いだろうか
>景色のためにビル破壊っていうので古畑任三郎の観覧車爆破の話を思い出しました
普段あまり感情を表に出さない古畑が犯人に「人の命をなんだと思ってるんだ!!」と
怒りをあらわにしたシーンが印象的でよく覚えています

あの古畑任三郎が唯一、
怒りの感情剥き出しで犯人をブン殴ったがそれでした。キムタクだったよね
それほどまでに自己中心的で、犠牲になる人間のことなど微塵も考えていない行為。これは許されざるバカモノです
ラストワンになったスイッチを躊躇なく押した元山に、弦太朗はいつもの決め台詞を返す。このキチガイをぶっとばせフォーゼ!
「そうはいかねえ!俺は如月弦太朗!天ノ川高校の生徒全員と友達になる男だ!
もちろん道を踏み外したお前ともな!変身ッ!!!」
「!如月君が仮面ライダー!?」
変身したフォーゼを見た阿部の反応が興味深い。これはもう天高生徒達の間で「仮面ライダー」の存在が浸透しているということなのか
まぁ牧瀬の回の時に、何十人という女子生徒達にフォーゼもパワーダイザーも目撃されてるから当然といえば当然のことか
「如月!左腕に掴まれないように距離を取って戦え!」
「おお!離れて強いったらコイツだ!ヒャッハー汚物は消毒だ〜!」

あぼ――――ん!!!!
おっかねえ接近戦にゃあ付き合わねーぜ!とファイアーステイツによる遠距離攻撃で危なげない勝利を収めたフォーゼ
気絶して転がっている元山の目を覚ますべく、いつものようにゾディアーツスイッチをOFFにしようとしますが・・・ここで異変発生!
なんとスイッチが空中に浮き上がると、
まばゆい閃光とともにペルセウスの肉体が復元
当然ただ復活しただけではなく、さっきまでとは比べ物にはならないエネルギーに満ち溢れています。驚く仮面ライダー部一同
しかしそれ以上に驚いていたのは、
校長と一緒に闘いを観察していた園田先生だった
「ラストワンを越えた・・・!星座の中心最輝星に光が!あれは・・・!」
「そう。あの時と同じ・・・覚えているでしょう?
君が仔犬座のゾディアーツから我々十二使徒として覚醒した瞬間を」


>「子犬ちゃん」言われてたから、こいぬ座に格下げされるのかと思ったら元こいぬ座だったでござる
>犬から脱皮して出てくる蠍・・・想像すると気持ち悪い
>子犬→サソリって進化の脈絡の無さが笑えるw
>ダディ本当に「は〜るの〜」が聞こえてくるくらい高校教師してますね、生徒を”子犬ちゃん”はパロAV出てもおかしくない
>まさか羽化は予想GUYでしたが、あの小宇宙の輝き第7感どころか第8感まで片足踏み入れてそうですね
加えて小宇宙が爆発して12星座入りとか正に黄金聖闘士
>スコーポンちゃん、ダディャーナザンに子犬ちゃんから調教されて幹部になったのか…
どうでもいいけど22歳の制服姿って何か背徳的ですよね
>ナズェミテルンディス!! とか『7年前』とか、明らかに意識してるだろスタッフェ…
>グリークラブの部長ってアギトの太一だったんですね「仮面ライダー?」とか言わせたり、
園田先生の学生時代が平成16年(剣の放送年)だったり往年のファンにニヤリと来る演出が多いですね
>恐らく三浦もあのままゾディアーツになればホロスコープスになったんでしょう。他と違って幹部以外で宇宙で破壊されたし
これは驚き。なるほど「仔犬ちゃん」という呼び名はその為か
当時女子高生だった園田先生を開発したのが7年前の速水校長本人
園田先生は元々は仔犬座のゾディアーツであり、クラスチェンジを経て上位職である十二星座のゾディアーツとなったのである
「ラストワンを超えた者こそ我らの一員となる可能性がある者・・・
現在十二使徒は4人、リブラ、レオ、バルゴ、スコーピオン
まだ見ぬ8人の使徒を目覚めさせる事が、我々の使命」
ついに判明したホロスコープスの行動目的は、自分達と同格の十二使徒をあと8人作り出すこと。ちなみにレオとバルゴは劇場で登場してます
もっとも我望理事長の目的とは
「十二使徒を集めることで出来る何か」であり、現在はその前の段階に過ぎません
十二星座が揃った時、知事長は彼等を使って一体何をするつもりなのか?
その時こそが敵の真の姿が見えてくる瞬間ですが、4人しかいない今はまだ遠い先の話か。でも20話くらいから加速して一気に増えそうだなー
「ふ〜ッ!ふ〜ッ!!カカロットォ〜!!!!」
スーパーサイヤ人の如く発光し、漲るパワーで咆哮するペルセウス。フォーゼは元山を人間に戻すことができるのか?自習へ続く!


第十六話

正・邪・葛・藤

「みなぎるァああああああ!!これがラストワンを超えた力か!そおい!」
「ゲェーッ!?奴のメデューサの力がパワーアップしている!」

スーパーサイヤ人化したペルセウスの強化っぷりは早速能力に変化をもたらす。前回は対象に接触しないと発動しなかった左手の石化能力が、
メデューサの瞳から発せられる光線に変化。これを受けてしまったフォーゼの左手が石になってしまう
これはあれでしょうかね。ギリシャ神話よろしく石化光線を鏡で反射するとか、そういうカンジの打開策で倒す流れでしょうか
「元山!お前絵はどうすんだ!幼稚園の子供達の笑顔はどうすんだよ!人間に戻れなくてもいいのか!」
「僕は人間を超えた!なんだこんなもの!デュクシ!」

弦太朗は幼稚園児の笑顔をダシに元山の人間性に訴えるが、完全にテンション上がった状態のペルセウスはまったく聞く耳を持たない
もうこんな抜け殻に未練はないとばかりに地面に転がっている自分の肉体を足蹴にすると、その場を去ってしまう。
なんで蹴ったし

「うう・・・何も感じねえ。ピクリとも動かねえ」
「その左手はペルセウスを倒さない限り戻らないだろう。石にされた生徒達も。それに・・・
ラストワン状態を長く放置すると、スイッチがOFFできなくなり精神が肉体に戻れなくなる
ホロスコープスに進化する可能性も・・・一刻も早く止めなければ
ロケットとドリルはもうすぐチャージが終わって回復する
あとは25番までのスイッチの中からペルセウスの打倒策を練ろう」
ラストワンを超えたゾディアーツの登場と、左腕が使えなくなってしまった弦太朗。これまでにない窮地に立たされ意気消沈するライダー部の面々
ユウキは「クリスマス会どころじゃないよね?」と遠慮がちに漏らすが、弦太朗と仲間達は彼女を快く送り出して残ったメンバーで対策を練る
「おお25番が使えるようになったのか!・・・ってでっかい筆ェ!?しかもなぜ足に!
いやあいくらなんでもこりゃ流石に武器にはならないだろ・・・落書きくらいにしか使い道ないぜ」


【No25ペンモジュール】 右足に装着されるでっかい筆で、墨による線を引くという用途がよく分からんモジュール
コイツは戦力になりそうもないとNo25には見切りをつけた弦太朗だったが、筆を見てアイディアピコピコリン。元山を説得する方法を思いつく

「タイマンだ元山!だが戦いじゃねえぞ!お前の土俵で勝負してやる!
俺がこれからお前の富士山よりもスッゲエ絵を描いてみせる!
俺が勝ったら人間に戻れ!負けた時は石にでもなんでもしやがれ!」

「・・・バカにしているのか?いいだろう受けてやる!僕が負ける事など天地が裂けてもあり得んがな!」

弦太朗のとった説得手段とは、自分が描いた富士山が元山の絵よりも勝っていたら人間に戻ってもらうという無謀極まりないものだった
どれほど絵心に自信があるか知りませんが、元山の絵に勝てるとは到底思えません。当然ペルセウスも余裕でこの条件を受け・・・

「できたぞ!どうだ!」
「それが富士山か?ふざけるなッ!勝負は僕の勝ちだ!」

視聴者の予想通り、クレヨンで豪快に描き殴った幼稚園児レベルの前衛絵画が堂々の完成
もはや勝負云々よりも絵をバカにされた怒りに震えるペルセウス。ひったくったスケッチブックを破り捨てようとします。が、どうしたことか
破れない・・・何故だ?こんなゴミを」
「破れるワケがねえ。出来はゴミでもその絵は”俺の全部”だ」

ペルセウスはその落書きを破り捨てることができない。困惑するペルセウスを見て弦太朗がニッコリと笑う
弦太朗は最初から元山の性根の優しさに訴えるつもりだったのだ
幼稚園児の笑顔の為に絵を描く男が、ヘタクソだからといって人が懸命に描いた絵を破り捨てるハズがないに違いないと
弦太朗の説得に心揺れる元山。これは脈アリと思われた次の瞬間、「ウチの子をたぶらかさないでもらおうか」とカンカンの保護者が現れる





「うっ俺?いや俺は・・・フォーゼはここにいる!変身!宇宙キター!!」
「・・・・宇宙・・・キタ〜・・・」
「真似すんじゃねえ!しかもテンション低っ!」
弦太朗に攻撃を仕掛けてきたのは、なんとフォーゼ。しかもやたらダウナーでやる気の感じられないニートのようなフォーゼです
困惑する弦太朗だったが、
「我ここにあり故に我フォーゼ」とデカルトのような言葉を吐いて戦闘へ
>偽フォーゼ「宇宙・・・キター・・・」・・・テンション低っ!を、本当はダディがやっていると思うと、
実はダディって結構面白い人に思えてきますね
先週はユウキになってバトルしてましたし・・・もしかしてコスプレ趣味なのかもしれません

>ローテンションフォーゼが何ともシュール。ダディはいちいち出オチしないといけない縛りでもあるのかw
大振りの攻撃を仕掛けるフォーゼに対し、最小限の動きで攻撃を回避しつつコンパクトな短打を連続で叩きこむ偽フォーゼが格好良い
昔のカンフー映画によくある
酔いどれ爺に殴りかかったら達人だったという動きで弦太朗を翻弄する
「そ、そうかコイツ・・・あの時の新幹部!ウボァー!」
「気付くのが遅いよ」
偽フォーゼが錫杖を出した時にその正体に気付くももはや手遅れ。圧倒的実力差でねじ伏せられたフォーゼは倒れ、変身を解除してしまう
「さあペルセウス。彼を石にしなさい。十二使徒になる為には消さなければならない男だ
私とこの馬鹿のどちらを信じるのかね?」

「マ・・・マスターリブラ・・・!」
最初は躊躇するペルセウスだったが、師匠から「私とこいつどっちを取るの?」と修羅場の女のような台詞を吐かれては致し方なし
メデューサの石化光線を弦太朗の全身に対して照射してしまう。
ピプーコリコリコリ
「次は星の子幼稚園だ。その絵を置いてきなさい・・・それで人間は卒業だ。君は我々と同格になる
ついでに合唱部も全員石にしてきたまえ」
元山が園児達の為に描いた絵はちゃんと幼稚園に届けさせるあたり、案外話のわかるヤツなのかなーと思ったリブラですが
その直後のグリークラブを全員石にしてこい発言はやはり悪党のそれ。人間を辞めた元山に与える最初の通過儀礼のようなものなのでしょう
ペルセウスはコクリと頷くと地面に落ちていた弦太朗のゴミ絵を拾い上げ、迷いを振り切るかのようにこれを真っ二つに引き裂くのだった

一方その頃。ラビットハッチでは、弦太朗がペンモジュールで書いた「バカ」という文字を触っていた友子がある事に気付いて・・・

「またあの歌か!もう我慢できない!ケロッグチョコクリスピー!」
幼稚園にやってきたペルセウスは屋内から聴こえてくるユウキの歌声にまたもや苛立ちを爆発させるが、剣を振りかぶったところではたと気付く
窓から見える園児達は、どの子も心から楽しそうに歌い踊っている
動揺するペルセウスが更に教室を見渡すと、壁には去年自分がプレゼントした動物の絵が大切に飾られており
その周りには元山に対するお礼のように、園児達が一生懸命に描いた動物達の絵がいっぱいに飾られていた
「そうか・・・如月の絵・・・何故破れなかったのかわかった。あれは子供達の絵と同じなんだ
あいつの絵には下手でも”僕に届けたい”という思いがこもっていた

あの女も阿部も、子供達の笑顔の為に懸命に歌っている。例え完璧じゃなくても・・・
なのに僕はどうだ?自分の満足にばかりこだわって・・・・!」

>下手でも、心が籠ってまっすぐならいい。素晴らしい。深いテーマ性に心打たれました。フォーゼ凄いなぁ
プレゼントにおいて最も大切なことを思い出した元山は、自分がいつの間にか園児達の為ではく自己満足の為に絵を描いていたことを自覚
自分の為に奔走してくれた弦太朗を石化してしまったことを激しく後悔するが、その時背後から彼に声をかけたのは誰あろう
大文字さんと賢吾に肩を貸されながらも、
しっかりと自分の足で立っている弦太朗本人だった
「如月!?ど、どうして・・・」
「考えられる理由はただひとつ
君の心に迷いがあって、メデューサの力が完全に発揮されなかったんだ」

「お前も最初はあの子達の為に頑張ってたんだろ元山
人間に戻れ。応援するぜ、ダチとして」

弦太朗が見立てた元山の性根を優しさはやはり確かだった
どこまでも自分の為に尽力してくる弦太朗の言葉に涙し、これまでの謝罪と感謝を込めてガシピシグッグッを交わす元山。感動のシーンです
>今回初めて弦太郎がタイマンで心だけ使って友達を作った感じがしました
静かな環境だったおかげで、絵をしっかりみられる元山だからこそ弦太郎の思いが伝わった気がします
それに続いてものの感じ方が変わっていくいい話でした


なんか昔のウルトラマン的なシュールな絵面ですが
というか
キャンバス持って幼稚園にトコトコ歩いてくる怪人ってもの相当面白い絵面よね
>幼稚園にたたずむ元山はなんかシュール
>絵画道具持ち歩いてたり徒歩で幼稚園まで行ったりするペルセウスの姿が妙にシュールw

しかし感動の友情シーンもそこまで。愛弟子の覚醒を邪魔されて怒り心頭で現れたのはリブラ。裏切った弟子に対してもカンカンです
「なんという事・・・最輝星の輝きが失われてしまうとは。もはや君にはこれぐらいしか利用価値がないな
最後ぐらいは役に立ってくれたまえペルセウス」

「ギャアアアアアス!お・・・・お・・・オクレ兄さん!」
リブラがペルセウスになにやらあやしい電撃を注入すると、元山の理性が崩壊。ペルセウスは暴走し見境なく弦太朗に襲いかかってきた
暴走ペルセウスとリブラの2体の強力ゾディアーツを相手にあっという間に窮地に立たされてしまうフォーゼ。絶体絶命と思われたその時
悪の闇を切り裂く、蒼き流星が現れる

なんだこれは。V-MAX発動したレイズナーか
レイズナーだったら瞬く間に2匹を倒してくれそうですが。蒼い光がおさまると、そこにはバイクにまたがった1人の仮面の戦士が佇んでいた





「何だコイツ・・・」
「あのベルトにあのスイッチ・・・まさか・・・!」

頭の形は寝癖じゃないぜ!16話目にして早くも登場の2号ライダー!
その名も仮面ライダーメテオ!
「・・・・元山総司はハズレだったようだな。俺もガッカリだ」
「貴様・・・?なぜそれを知っている」

開口一番発せられたメテオの言葉に少なからず動揺するリブラ。どうやらメテオの目的は十二使徒の覚醒者を狩ることみたいね
コイツは放ってはおけないと感じたリブラはメテオと対峙。フォーゼは暴走ペルセウスをそれぞれ受持ち、1対1のバトルが2つ発生します
しかし遠慮無く石化光線をバシバシ乱射してくるペルセウスを相手にフォーゼは防戦一方。どうしたものかと困っていたところに助けが入る
「弦太朗さんこれ!」
息を切らして走ってきた友子が放り投げたのはペンモジュール。あんな筆が何の役に立つんだと困惑する弦太朗だったが、
友子が
両手に持った黒い物体をガキンガキンとぶつけて見せると、その意図を理解する
ビッシャアアーッ!バッシャアーッ!ガキンガキン!
フォーゼがその右足で空中に墨で線を引くと、飛散した液体が瞬時に凝固。
硬質化して光線を防ぐ盾と化した
「ペンは書いた線をそのまま物質に具現化するスイッチだったのか!」
>ウォーターといいペンといいフォーゼのスイッチは見た目シュールなほど妙に使えるものが多いですね
いろいろ被り気味な鈍器類よりは遥かに活躍しているという
>今日のフォーゼのペンは完全に大神のふでしらべだw
>ペンスイッチ、書き初め用かと思ったらかなり使えるな。コエカタマリンというかワギャンというか…いやエコーズか
>ペンスイッチの効力が凄く・・・コエカタマリンです
>エコーズACT1スイッチ!むしろコエカタマルンならぬモジカタマルン?

ちょっとドラえもんの道具的匂いのする便利極まりないスイッチだったペン
闇雲に蹴りを連打するだけでも強力な防御壁を作り出せるという都合のいい武器を手に入れ、一気呵成に攻め立てます
「オラオラオラオラオラオラオラオラァーッ!!」

フォーゼが蹴りを放つ度に、墨がシュパーンとその軌道を描くのが美しい
更に飛散した墨によってメデューサの目を封じ、石化光線を完全にシャットアウト!鏡で光線を跳ね返すと思っていた時期が俺にもありました
最後はチャージが終わって使用可能になったロケットドリルキックで締め。今度は仕損じる事無く、ゾディアーツスイッチをOFFにするのでした
「今度は離さないぜ元山。ポチっとな」

「ホォ〜ウ・・・ホワァア!アタァ!ホワッチャア!!」
「ッ・・・・できる!」
一方、リブラと対峙するメテオは軽快なステップから繰り出される飛び蹴りでリブラを終始圧倒。なんとその戦闘スタイルはジークンドー!
怪鳥を思わせる掛け声と、親指でサッと頬をなぞる仕草。言わずもがな
完全にブルース・リーのオマージュ
リブラが化けていた偽フォーゼも、スコーピオンの蠍拳もそうでしたが、フォーゼのアクションはカンフー映画を意識してるように思えます
『レディ・ジュピター』
メテオが腕のスイッチを操作すると、
その右腕にでっかい木星が出現。なあにこれえ
間合いを詰めようとしたリブラ目掛け、リーチの伸びたその右拳を気合と共に突き入れる!
「ホォ〜ウ・・・・ホワッチャア!!!」
ズッドォオオオオオン!!!!!

>新ライダーがプラネットマンだったでござる
>メテオ「ジュピターとは大爆発のことだ!!」
>まさか木星のスライダー?がまんま惑星パンチなのはインパクトでかかったです。ほんとまんま召喚ってすごい
>メテオが気さくだわ!三倍気さくだわ!キラキラしてるしクンフー使うし木星出すし!なんかもっと見てたいライダーだわ!

木星発勁!!!
それまでの軽快な攻撃とはうって変わって、まるで八極拳のような重い一撃
予期せぬ大ダメージを負ったリブラはこのまま戦えば不利と判断。得意の幻術で姿をくらますと、そのままトンズラするのだった
「仮面ライダー・・・・侮り難し・・・・!」
「よお!誰だかしらねーけど助かったぜ!・・・って無視かよ」
戦いを終えメテオに例を言うフォーゼだったが、メテオは一切の反応を見せることなく無言で立ちさってしまう。一体彼は何者なのか?

ラスト。元山は無事人間に戻り、自分を心配してくれた幼馴染・阿部君との友情も新たに幼稚園にプレゼントする絵をもう一度最初から描き始めた
屋上には仲睦まじくガシピシグッグッを交わす2人の姿が!(世界まる見え風に)
それにしてもガシピシグッグッはすごい勢いで学園に浸透してますね。「仮面ライダー」の存在も多くの生徒達に認識され始めてきたし
最後の戦いでは
絶体絶命のフォーゼが全校生徒の声援で立ち上がるという熱血お約束がありそう
「俺は如月弦太朗!
天ノ川高校の生徒全員と友達の男だ!」
うーん容易に想像できるぜ最終回バトルの展開。しかしそれだけに熱く、着地でおかしな事になる可能性も少ない名作の予感。やっぱフォーゼ最高や
新たに現れた仮面ライダー・メテオ!はたして彼の目的は?次週へ続く!


第十七話

流・星・登・場

「やあ。連絡を待っていたよタチバナさん」
「どうやらメテオシステムの肩慣らしは終わったようだね
では明日から
我々反ゾディアーツ同盟の潜入員として天ノ川学園に行ってもらいたい
目的は解っているね?」
「アリエス」
「よろしい。ではまずフォーゼと接触したまえ。それと解っていると思うが・・・
君がメテオであることは誰にも知られてはならない」


冒頭。通信機で連絡を取り合うメテオと、彼の上司とおぼしき謎人物タチバナ。スターウォーズのC-3POのような仮面を被っている事もそうですが、
所在地が地球上ではなく人工衛星の中というミステリアスさと、
なにより名前がタチバナなのが怪しさ満点
>「タチバナさん」でどうしても(0M0)を連想してしまうんですがww
>まさか橘さんの他にタチバナさんがいるなんて

>最初メテオが声から性格グリードな映司っぽいと思ってましたが、
バックについてるのが”橘”って聞いた瞬間茶髪も含めてケンジャキにしか見えなくなりました
名前から凄まじいネタ臭を感じる人物ですが、メテオシステムを作った人らしいのでかなりの切れ者なのは間違いなさそうです
自分のことを「反ゾディアーツ同盟」と呼称していることから他にも彼の同志が何名かいると思われますが、彼等は我望理事長と敵対する組織なのか?
いやでも彼とメテオのたった二人きりでも同盟名乗ってる可能性もありえるか。他の協力者がいるかどうかは今後の注目ポイントのひとつになりそうね
通信を終えたメテオが変身を解くと、そこには
拳法着に身を包んだ少年が。既に戦闘スタイルでモロバレですが彼は拳法の達人の様子
少年は決意の表情で虚空を見つめると、小さな、しかし力強い意志を感じる声で呟くのだった
「やってやるさ・・・これは俺一人の戦いだ。誰にも邪魔はさせない」

「朔田流星です!半年間みんなと一緒に勉強させてください!」

「おうよろしくな流星!アッコ!ちょっと席代わってくれ!ほら流星ここ座れよ!」
「こら如月くん!そんな勝手に・・・・チッ」
(フン。コイツがフォーゼか・・・いきなり呼び捨てとは馴れ馴れしい男だな)

翌日、弦太朗のクラスに昴星高校からの特別編入生が転校してきた。テレビの前の若奥様に受けのよさそうな、爽やか笑顔のジャニーズ系ハンサムボーイ
言わずもがな彼こそがメテオ。その表面で取り繕った笑顔とは裏腹に、心の中では極めて冷静な視点で弦太朗を観察する
担任教師の自分を差し置いて勝手に流星の席を決めてしまった弦太朗に、不快感を露わにした舌打ちをかます園田先生がかなり怖い。どこぞの次女のようです

>園ちゃんが若菜姫化してる!
>園ちゃん先生がますます風都レディっぽくなってきた、というか若菜姫の面影がw
>子犬の園チャンに園咲妹の亡霊が取りついたようです

「おうお前ら!今日もあやかを盛り立ててんな!あやか!今度の路上ライブ行くからな!」
「うん!ありがと弦ちゃん!」

「・・・あれはなんですか?」
「あー。あれは友達の印!弦ちゃんの挨拶みたいなものだよ」
「へー。それにしても如月くんはすごく友達が多いんですね!」
(ハッ、いちいち確認しなきゃならない友情か)
そんなワケで弦太朗達に学園を案内される流星。通り過ぎる生徒の殆どと気さくに話しかける弦太朗の友達の多さには流石に驚いたようでしたが、
ガシピシグッグッを見ると
「カタチだけの友情か」とその繋がりを軽んじる感想を。彼には何か友情に対するポリシーがあるみたい
>弦太郎、いつの間にか学期が変わった位友達が増殖してますね
それにしても朋友のコメントにもあるように、
1クールを終えて弦太朗の学園の人気者ぶりがすごい
席を強引に代えてもらったアッコといい、弦太朗と話す生徒達はみんな笑顔で楽しそう。そのカテゴリもギークから不良、遊び人まで様々です




「余裕だな歌星。あんなリーゼントや宇宙オタクと遊んでいても学年トップは取れるというあてつけか?」
と、ここで賢吾に絡んできたのは2年生の野々村公夫。台詞から解るように、賢吾がいるせいで万年学年2位という秀才君です
ていうか賢吾は不動の学年一位だったのね。あれだけ保健室常連の問題児なのに、あまり教師から叩かれないのは成績の優秀さがあったからか
「おう!お前は勉強に燃えてんだな!こんな賢吾みたいなヤツに負けるな!応援するぜ!
今日からお前も俺のダチだ!」
「お断りする。バカと付き合うと成績にひびく」
「如月はただのバカじゃないぞ。
地球の引力すら突破する前人未到のバカだ」

賢吾には軽くスルーされた挙句、弦太朗のワケのわからんテンションに閉口した野々村は忌々しげに賢吾を睨みつけるとその場から退散
今度は大杉先生がやってきて弦太朗に学ラン登校をやめないと停学にするぞ!と難癖をつけてきます。が、ここで口を挟んだのは流星
天の校則には模範服こそあれど、服装に対する罰則はないという一文を突きつけて大杉先生の言い分は通らないと弦太朗を擁護します
「助かったぜ流星!ありがとな」
「気にしないで。友達なら助け合うのは当然じゃないですか」
(俺も友情ごっこに付き合ってやるよ。好きなんだろ?こういうの)
でも彼氏いないんでしょ?
MUGEN動画視聴者にしか通じないツッコミが思わず入る、流星の腹の中
「これでこの単純バカの信頼を得ただろう」とほくそ笑む流星だったが、弦太朗はそんな彼の予想とは裏腹に真剣な眼差しでその言葉尻を捉えた
「流星、今友達って言ったか?いいか、友達ってのは・・・うおおっ!?」
『早速ゾディアーツのお出ましか。天高に来た甲斐がある。さて、お手並を見せてもらおうかフォーゼ』
何かを反論しようとした弦太朗だったが、ここで唐突に山猫座リンクスゾディアーツが出現
リンクスの狙いはどうやら賢吾みたい。この時点でスイッチャーモロバレですが弦太朗はフォーゼになってこれを迎え撃つ
「ハンマーで動きを止めてガトリング!シールドで防いでスパイクだ!」
「了解!へへっ!今日はスイッチ使うねえ!」
『なるほど・・・司令塔は歌星か』

>ステイツもいいけど、せっかくモジュールあるんだからそれらを上手く活かして欲しいよね。今回は久々に良かった
リンクスゾディアーツの攻撃能力を素早く見抜くと、それに対応するスイッチでの応戦を的確に支持する賢吾。流星も感心する見事な采配です
まったく歯が立たないリンクスはそそくさと退散。仮面ライダー部の面々は逃げたスイッチャーの正体を割り出すためにラビットハッチに集合するが・・・

「こちらメテオ。フォーゼの基地に潜入した。信じられないがここは月面らしい
どんな魔法を使ったか知らないが、学校のロッカーと月が扉一枚で繋がっている」
「フム・・・その魔法はアストロスイッチによるものだね。君はそのまま連中と接触を続けてくれたまえ」
「ハッ!ゾディアーツ退治を部活でするような連中とか?」

弦太朗達を尾行した流星は易々とラビットハッチに潜入、タチバナに連絡を入れる。ここまで観察した内容から彼はすっかり弦太朗達を見下していた
学生が面白半分でゾディアーツ退治を行なっていると思ったのでしょう。その嫌悪具合は「もうあんな連中と関わり合いたくない」といったレベルです
「彼等と行動を共にしたほうがホロスコープスとの遭遇率も高い。君も早く逢いたいだろう?アリエスに」
「・・・・了解」
やさぐれて反抗的な態度fだった流星を一発で黙らせたのは、冒頭でも触れた「アリエス」というワード。牡羊座のことです
現行ホロスコープスはリブラ・バルゴ・レオ・スコーピオンしか居ませんから、アリエスは未だ誕生していないまだ見ぬ幹部ということになります
なるほどだから前回はホロスコープスへの覚醒に失敗した元山を見て落胆したのね。流星としては彼にアリエスになってもらいたかったワケか
流星は何のためにアリエスゾディアーツに逢いたいのか?いや、正確には
何故アリエスを誕生させたいのか?

「よう野々村。黙ってスイッチを渡してくれ」
「は?一体なんの話だ?」
「その仕草さ。リンクスゾディアーツもやってたぜ」
「ッ・・・・!そんなところまで見ていたのか」
「ダチになるって言ったろ?相手をよく見なくちゃ何も始まらない」
一方。弦太朗はリンクスゾディアーツが行なっていたツメをこする仕草がある人物の癖と同一であることに気付き、その正体を看破していた
スイッチャーはガリ勉野々村。学年トップになりたいが為、賢吾以外にも成績優秀な生徒を襲っていた卑劣漢
それにしても驚くべきは弦太朗の洞察力。勉強はからっきしのクセにこういう気付きはシャーロック・ホームズや刑事コロンボもあわやです
「そうかい・・・だったらもっとよく見るんだな!俺がお前でツメを研ぐのを!」
しかし穏便にことを済ませようとした弦太朗の説得は失敗。激昂した野々村はラストワンとなったゾディアーツスイッチを躊躇いなく押してしまう
ライバルを闇討ちして学年トップになろうなんてセコイ考えのクズ野郎ですから、クズ野郎らしくJKを人質にとってフォーゼに変身解除を迫ります
「あわわわ・・・・・げ、弦太朗さん!早く変身を解いて!そのスイッチをピピピと上げて!
そのスイッチを上げて変身を解除して!
大切な事なので二回言いました!」

 >「大事なことなのでニ回言いました」をニチアサキッズタイムで聞けるとわな…
>本当、情報集め以外何の役に立たんなJK
>JK役の土屋シオンは、「まだ何かイベントがある」と捉えてあえて視聴者に嫌われ易く演じている、と
インタビューで仰ってた記憶があります。スタッフ、ちゃんと応えてほしいな…

「俺に構わずコイツを!」などと少年漫画らしい台詞は1ミリも出てこないJK。リンクスに媚まで売って
清々しいほどの命乞い
こんな情けない弟分を弦太朗が見捨てることなどできるワケもなく、言われるがままに変身を解除。ベルトを奪われ絶対絶命のピンチに立たされてしまう
事の成り行きを遠目から見守っていた流星は弦太朗に判断に激しく落胆。溜息まじりにメテオドライバーを取り出し、腰に装着した
「安い友情の為に勝機を見逃すか・・・ヤツらじゃそれが限界だろうな
M-BUS、変身認証だ。変身ッ!」
『メテオ・レディ!』
流星が変身ポーズを取ると、冒頭登場したタチバナさんの居る人工衛星が反応。地表の流星目掛けて変身マイクロウェーブを照射する
少年の身体はまばゆい蒼い閃光に包まれ、
星の力を持つ仮面の戦士へと彼を変化させるのだ!
>メテオの変身、宇宙刑事っぽいですね
>仮面ライダーメテオが、コンバットスーツを蒸着するタイムは、僅か0.05秒に過ぎない
では、蒸着プロセスをもう一度見てm・・・え?無いの?

「仮面ライダーメテオ。お前の宿命は俺が決める」





「な、なんだお前は!コイツがどうなっても・・・ウボァー!」

「知ったことか。俺が知りたいのはお前が当りか外れかだけだ。さあ見せてみろ」
颯爽と登場したメテオは人質なんかなんのその。殺すなら殺せばいいとばかりにリンクスに顔面パンチを叩きこむ
リブラをも上回った体術のキレは流石の一言で、リンクスゾディアーツをまるで寄せ付けず一方的なフルボッコ展開に

『サターン・レディ』
前回のジュピターに続き、今回使用した惑星攻撃は脳天直撃セガサターン
放り投げた土星の輪が自動で敵を追尾し、何度もその肉体を切り刻むというでっかいチャクラム攻撃。残りのマーズがどんな攻撃か気になります

>メテオ「カッシーニの間隙!」
>木星=重質量パンチ、土星=円月輪、火星は蹴りあたりが妥当っぽいですが漢字から火拳ってのもありそうですね
そんなボロクソに打ちのめされるリンクスを遠くから見守るのは速水校長と園田先生
「私にスイッチがあれば」と歯噛みする園ちゃんを軽く諫めながら、速水校長はなぜかリンクスの劣勢にも余裕の表情です

「リンクスの長所はあの並ならぬ劣等感です。彼は追い込まれれば追い込まれるほど伸びるタイプですよ」
「リミットブレイクだ。ホオ〜ゥ・・・・ホアチャア!ホワァ!アタタタタタタタァ!」
打ち上げアッパーから空中に浮いた相手目掛け、超高速の連撃を叩きこむ3D格ゲーさながらの空中コンボ!
たまらず吹き飛んだリンクスは全身から火花を散らして爆散するが、前々回のペルセウスの如く再生してしまう。あの時と同じラストワン越えである
「嫌だ・・・こんなことで終わるのは・・・俺はまだ・・・まだあああ!みなぎるあああああ!」
「当りか!よし、行け。早くここから去れ」
「え?あ、ああ・・・」
「!?なにやってんだ!逃さねえぞ!」
リンクスのラストワン越えを確認したメテオは、なんと彼に一旦この場から立ち去ることを指示。アリエスになってもらいたい彼としては当然ですが
そんな事情を知らないフォーゼとしては見逃すわけにはいきません。逃げるリンクスの背中目掛けてトドメのロケットドリルキックを放つ!しかしどっこい!
「そいつは困るな」
フォーゼの動きを見たメテオはそう呟くや否や、再びリミットブレイクを発動。その名の如く蒼い光を放つ流星のような飛び蹴りでこれを撃ち落としてしまう
>メテオ速攻リミットブレイク連打しましたよね?衛星からスイッチの力をチャージしてるからフォーゼみたいに回復いらいのかな
「なにしやがる!お前、俺達の味方じゃなかったのかよ!」
「誰がそんなことを言った?俺は俺の為に動いているだけだ
そのゾディアーツは当りだ。お前の安い友情なんかで今倒されるわけにはいかないんだよ」
怒れるフォーゼに冷淡に答えるメテオ。瞬間、彼の脳裏によぎったのは忌まわしきあの日の記憶だった

「俺は・・・俺は新しい自分が欲しいんDA!」
「よせ!やめろジョー!!!」

震える手でゾディアーツスイッチを押そうとする拳法着の少年。それを必死に止めようとしているのは同じ道着を着た流星
だが流星の呼びかけも虚しく、少年はゾディアーツスイッチを押してしまい・・・

「お前は・・・俺が必ず元に戻してやる」
>友情を否定しているところからすると、あの植物状態の少年は友達じゃなく弟ってところか?
>アリアス探してどうするんだろ?アリアスゾディアーツに治癒能力があるとか?

場面が変わって意識不明で病院のベッドで昏睡を続ける少年と、彼を元に戻すことを誓う流星の姿が。拳法着からして二人は同門みたいね
どうやら少年はゾディアーツスイッチの事故(ラストワン状態から精神が戻らなくなったとか?)によって植物人間状態になってしまったようで、
流星は彼を元に戻すためにアリエスの力を欲していると推察するのが普通かと思われます
「メテオと言ったな。お前の目的は一体なんだ?」
「俺はアリエスゾディアーツを探している。ラストワンを超えた者だけが進化できる黄道十二星座の一人だ
リンクスはアリエスになる可能性を秘めている。
奴が進化するまで手を出すことは許さん」
「じゃあそれまで奴を野放しにしろってのか!ふざけるん!大体なんでお前は牡羊座を探してんだよ!」
「お前らに話す必要はないな」
どんな理由があろうと危険なリンクスを野放しにしていいのか?と噛み付くフォーゼに対し、やはりメテオは冷淡に答えるだけ。二人は一触即発に
己が目的の為には他人の犠牲を厭わない流星。弦太朗と激突必至!
次回予告を見るかぎり来週いきなり流星がメテオだって正体バレしちゃうみたいだけど、これってもしかしたら今週の野々村の正体看破が伏線で
弦太朗はメテオが流星だって気付いてるのかもね。どうだろ?
「友達になるって言ったろ。相手をよく見なきゃ何も始まらない」
はたして弦太朗の言葉は流星の心に届くか?メチャクチャ続きが楽しみな次週へ続く!


第十八話

弦・流・対・決

「つえーっ!フォーゼが相手になんねーっ!」
「やめて!あなたさっき仮面ライダーって言ったよね!?ライダー同志が戦うなんておかしいよ!
仮面ライダーは人知れず悪と戦う、正義のヒーローなんだから!」
「なるほど。だが誰かの正義が誰かの悪ということもある。俺とお前達の正義は違うというだけだ
ハッキリ言っておこう。俺はお前達の味方じゃない・・・敵だ!」

リンクスを逃した事を糾弾するフォーゼに対し問答無用で攻撃をしかけるメテオ。現状における二人の実力差は圧倒的で、フォーゼは手も足も出ずボコボコに
咄嗟に割って入った友子の涙の訴えでようやく攻撃の手を止めるメテオだったが、「俺は敵だ」と宣戦布告すると敵意剥き出しのままその場を去るのだった

「待ってろ二郎・・・お前は俺が必ず救ってやる」
眠り続ける友を救うことが流星の正義。だがその為にゾディアーツを放置する事は大多数にとっての悪に他ならない
フォーゼの正義とメテオの正義は相容れないのか?っていうか流星の友人は名前「次郎」だったのね。先週のレビューで「ジョー」とか書いちゃってたな

>流星の友達ってジョーじゃなくてジローですよね
>ジローと流星・・・元ネタはキカイダーとメタルダーからなんですかね

「ぼ、僕・・・歌星君達を追いかけてたら偶然ここ見つけちゃって・・・大丈夫、誰にも言ってません
お願いします!僕も仮面ライダー部に入れてください!

君達・・・あの怪物と戦ってるんでしょ?僕にも何か協力させてほしいんだ!」

逃げたリンクスと宣戦布告してきたメテオに対するミーティング中、ラビットハッチに招かざる客が現れる。ライダー部に入りたいと言う流星だった
狼狽するメンバーだったが活動の一部始終を見られたとあっては仕方ない。本人にやる気もあるようだし、これを快く受け入れようとするが・・・
ただ一人毅然とこれに反対したのは、意外にも弦太朗だった
「流星・・・お前なんで笑わねえんだ?教室で初めて会った時からずっと気になってた
お前愛想はいいけど、一度も心から笑ってねえよな?」

「ど・・・どういうことかな」

「ここにいいる連中は全員、最初は激しくぶつかりあった。ぶつかってお互い本当の顔が見えた。だから一緒に戦える
だがお前は笑顔どころか本当の顔を一度も見せていない。それじゃライダー部は無理だ」

流星の笑顔が愛想笑いであることを看破していた弦太朗。自ら「友達」と口にしながら本心を見せないヤツほど信用しがたい人間はいない
”信頼”を勝ち得なきゃ仲間じゃねーぜというパッショーネ式新人査定により、弦太朗は彼を拒絶したのである

「こちらメテオ。リンクスはラストワンを突破した。アリエスゾディアーツに進化する可能性はおおいにある
このまま観察を続けるが・・・残念ながら仮面ライダー部への侵入は失敗してしまった」
「頑張ってくれたまえ。君の友人を助けられるのはアリエスの力だけなのだから
それにしても・・・君は失敗を許さない男だと思っていたのだがね」

「・・・その通りだ。待っていろ」
リンクスのラストワン突破とライダー部潜入失敗の報告をタチバナに入れる流星。二人の会話と映像の回想から、前回レビューの考察通り
次郎がゾディアーツスイッチの事故で肉体に精神が戻らなくなった事
アリエスの能力だけが次郎を目覚めさせられる唯一の手段である事

が明らかになります。まぁこれは前回の映像を見ただけで誰でも想像がつく範囲ですが・・・
タチバナさんの怪しさを深読みすると、
「流星を復讐の戦士メテオに仕立てあげる為に、次郎の事故を誘発したのがこの人かもしれない」
というタチバナ悪展開も可能性としてはありそう。でもタチバナが立花藤兵衛をモチーフにした立ち位置である以上、やっぱ普通に協力者かなぁ
皮肉られたのがプライドに障ったのか
「まぁ見てなw」とライダー部潜入をまだ諦めていない様子の流星。どんな策があるのでしょうか
「メテオ・・・忌々しい。私の宇宙に落ちてきた招かれざる隕石だ・・・!
だが想定しない事が起こるのもまた宇宙の真理。未知の事象は観察・考察し、その上で判断すればよい」
「理事長お願いします!もう一度だけ私にチャンスを!ホロスコープスとしての誇りを取り戻させてください!」
その頃。メテオ出現の報告に珍しく苛立ちを見せる理事長を見て、彼の信頼を得たい園田先生はスコーピオンスイッチの返還を直訴するのだった
メテオは
理事長に取ってもまったく想定しなかった存在らしく、ここがフォーゼとの大きな違いと言えます





「野々村。俺はいつでもトップを取り続ける。お前がいくら足掻こうと時間の無駄だ」
「歌星・・・キッサマァ〜!ハッ!?ま、マスターリブラ!」
「かなり力が上がっている・・・憎いと思ったものを気兼ねなく破壊したまえ
その時君の星座の輝きは頂点を迎え、我等ホロスコープスと同格になる」

一方、毎週のお約束にするつもりなのかお得意の幻術で弟子を激昂させ、その実力を確かめる速水校長
リンクスの覚醒を早期に促す為、破壊衝動を刺激させてやろうと大量のダスタードを放ち彼に与えます

「もう試験に縛られることはない!気に入らないモノは全てこの爪で切り裂いてやる!」
かくして勉強なんかもうしらねー!と画太郎キャラの如く吹っ切れてダスタード達と学校を白昼襲撃するリンクス
全校生徒が逃げ惑う阿鼻叫喚の中、生身でダスタード達を圧倒する流星のカンフーアクションがキレがあってカッコイイ。映画さながらです
っていうかダスタード、
よく見るとユウキや賢吾にも余裕でボコられてんですけど
初登場の時は5人くらいいるだけもフォーゼを苦戦させたというのに・・・急にザコ戦闘員らしくなっちゃって少しだけ残念ね
というワケで戦闘ですが、ラストワンを超えたにも関わらず先週と同様フォーゼに敵わないリンクス
ペルセウスは突破と同時にメデューサの石化能力が進化するというパワーアップがありましたが、こいつにはそういうのないのかよ!
たまらず逃げ出したリンクスを、フォーゼは新スイッチ
No25・ホイールモジュールで追撃する。ギュイーン

>フォーゼがセグウェイで疾走する姿を見て、風流だな。と、思った盟友は私だけじゃないハズ
ほう、セグウェイとは風流だな
ちょっとこの画像だとキックボードみたいであれですが、左足の車輪は超高速で自走してますので勘違いなさらぬように
追いつめられたリンクスは何もいいところを見せないままロケットドリルキックを食らってあぼんする。ええええええええ終わった!
こいつのラストワン突破とは一体なんだったのか
視聴者が呆然とする中、フォーゼをヒーコラ追いかけてきた流星は目の前で友を救えたかもしれないリンクスを倒され激昂してしまう
「如月キッサマァ〜!!(ハッ!しまっt」
バキィッ!!

「ぶべら!」

頭で考えるよりも先に、感情で手を出してしまった流星
渾身のパンチで弦太朗を殴り飛ばしたあと、この行動をどう取り繕うかと狼狽するが・・・そんな流星に返ってきたのは意外な言葉だった

「へへ・・・やっと本当の顔を見せてくれたな流星
お前が何考えるかワカんねえけど・・・今のゲンコは本物だったぜ。そんなに俺に腹立ったか?
怒れば殴れ。お前のゲンコも痛えけど、それでおあいこだ
お前の本気が見れて嬉しいぜ。本気が見れればダチになれる!」

殴られたことに恨みや怒りといった感情は一切見せず、「やっと本当の顔を見せてくれたな」と流星の剥き出しの感情を喜ぶ弦太朗
うろたえる流星に、更に弦太朗は言葉をこう続けた

「昨日な、スッゲエ嫌な奴に会った。そいつはスッゲエ強くてコテンパンに叩きのめされたけど・・・
そいつのパンチは本気だった。俺、殴られながらコイツとならダチになれるって、そう思ったんだ
流星、さっきのパンチはそれと同じぐらい本気だったぜ」

『コイツは・・・あの時殴られながらそんな事を考えていたのか・・・』
拳は肉体言語。メテオともきっと解り合えると確信していた弦太朗
あまりにも愚直で、そして熱い弦太朗の言葉に、流星はその氷のハートがゆるやかに溶かされていくのを感じるのだった
ちなみに弦太朗がわざわざ流星にメテオの事を言ったのは、お前がメテオだろというカマかけだと思いましたが別にそうではなかったみたい
こんなすごい洞察力持ってんのにどうして流星がメテオというのは気付かないのか。ここらへんはやっぱ子供番組のご都合主義なのね
>メテオの正体がバレると思ったか?ところがどっこいバレません!
「フォーゼめ。またしても・・・ほう?ようやく理事長のお許しが出ましたか園田先生」
「ええ。今度こそ仕留めましょう」
と、ここで一部始終を見ていた校長と園田先生が登場。理事長から返してもらったスコーピオンスイッチでホロスープス2人揃い踏みです
素早く流星を逃して一人で立ち向かうフォーゼだったが、幹部2人を同時に相手するのは流石に絶望的であっという間にボコボコの血祭りに
戦場から見えない位置まで逃げおおせた流星は、一方的に殴られるフォーゼを見て
面白くなさそうに吐き捨てた
「殴られたらダチだと・・・?本当に大馬鹿野郎だな・・・
M-BUS!変身認証だ!」
誰かの正義が誰かの悪であることは確かにあるだろう。だが
正義漢の熱い心だけは不変である

自分を「本当のダチ」と呼んだ男を助ける為に、三度青の流星は現れた





「現れたなメテオ。お前の相手はこの私dウボァー!?」
「そいつはどうかな。お前の宿命は俺が決める」

理事長の信頼を得たいスコーピオンはメテオにロックオン。視聴者は蠍拳VSジークンドーの華麗なカンフーアクションを期待しますが・・・


スコーピオンいいとこなくボコボコ!
>スコーピオンの 物凄い やっつけ噛ませ臭
>メテオとのタイマンで濃密な拳法勝負が見られるかと思ったけど
無残なくらいにワンサイドゲームでちょっとかわいそうでしたね
>メテオ火星の奥義は灼熱の無寸勁!!・・・余談ですが、
古来東洋では火星がさそり座のアンタレスに接近することを『?惑守心』と称し、不吉の前兆として忌み嫌ったといいます
今回敗北したことで園田先生が辿った末路を思えば、確かに彼女にとってメテオは最悪の凶星だったと言えますね

人間体の功夫の差がモロに出たというか。スコーピオンの攻撃は全て捌かれ、メテオの攻撃は全てクリーンヒットするという圧倒的実力差
やはり一度やられた幹部なんて再生怪人に等しい噛ませやったんや!
かくしてメテオ百裂拳くらってあっさり爆散するスコーピオン。りじちょうん1信頼を得るどころか、更に失態を上塗る結果となってしまいました
ちなみにマーズの能力は予想通りの
火炎パンチ。今後メテオの強化で他の太陽系惑星は登場するのか気になるところです
「おのれ・・・覚えていろ。このままでは済まさない」
スコーピオンがぶっ飛んで変身を解除してしまったので、リブラは慌ててこれを抱きかかえてトンズラ
人間体が女性であることは遠目から見ても全員が気付きましたが、残念ながらそれが園田先生であることまでは確認できませんでした。気付けよ
「おい待ってくれよ!助かったぜ!これで俺達ダチかな?」
「ふざけるな。俺の友情とお前の友情が同じとは限らない」
去り際のメテオは再びツン期に突入。こうやってツンデレを繰り返しながら次第に仲間になっていくのでしょう

「お、お許しくださいドクターヘル!」
「園田君・・・残念だが君はもうこの学園には居られない。ダークネビュラ行きだ!」
再び敗北したことを報告した園田先生は平謝りに謝るが、我望理事長の怒りは収まらなかった。理事長の怒りが有頂天になった!この怒りは(ry
ダークネビュラという言葉を聞いて顔色が真っ青になる園田先生。その背後に音もなく現れたのはヴァルゴディアーツ
ヴァルゴが杖を振ると、園田先生の頭上に異空間へのワームホールが出現。助けてくれと懇願する彼女を容赦無く吸い込んでしまう
「そ、それだけは!お願い待ってヴァルゴ!
それだけh
ギャアアアアアアア!!!!」
身の毛もよだつ断末魔の叫びと共に、
園田紗理奈の肉体は理事長室から完全に消滅した
残されたスコーピオンスイッチを無表情で拾い上げる理事長の後ろ姿に、流石の速水校長も恐怖に怯えた顔を浮かべるしかない

すなわち「失敗すれば自分もこうなる」という事である
しかしただでさえ4人しかいないホロスコープスだったのに簡単に減らしちゃうのね。12人揃えるのは大変そうだなこりゃ

>なのだ先生退場!先生を飛ばしたバルゴの技は六道輪廻かアナザーディメンションか!
>ヴァルゴゾディアーツの技、アナザーディメンションか、積尺気冥界波か・・・、多いのはどっちだw
>ダークネビュラ・・・暗黒星雲は名前に反して星の母胎となる塵やガスの集合体で、その中では星が次々と生まれてくるのだとか
・・・フォーゼ的にいえば「コズミックエナジーが生まれいずる場所」となるのはないのでしょうか?
>園田先生退場。再起はあり得るのか?
普段怜悧冷徹なダディがかなり狼狽してる様子から、飛ばされた先はよほど恐ろしい場所のようですが
>園田退場。でも、スイッチは残ってるから、ラスト辺りでスイッチャー変えて十二宮揃い踏みはありそうですね
>園ちゃん先生オールアップだそうです・・・でもスイッチは残っているからスコーピオンゾディアーツは再登場するのかも?
スイッチャーと声が違うのも蠍座だけですし
>園田先生が中の人含めてオールアップで完全退場してしまいましたね…
去年のグリードが終盤まで生き残ってたのとは対照的に順々に退場していく路線みたいですね
はんぺらさんは敵幹部が話の途中で順番に退場していくのと、終盤で一気に倒していくのとどっちが好きですか?

そして朋友コメでも補足されてますが、園田先生役の虎南有香さんが今回の撮影でオールアップしてるので
園田紗理奈が以後最登場することはありません。これっきりです
悪女化してからのキャラがいい味出してたので、これからの演技に期待していただけに残念至極。脚本も勿体無いことするなぁ

「みんな紹介するぜ!見習いライダー部員の朔田流星だ!」
「よ、よろしくお願いします!頑張ります!」
ラスト。本心を見せてくれたという事で、流星のライダー部入部を許可した弦太朗
屈託のない笑顔を浮かべながらメンバー全員に挨拶し、基地の中をはしゃぎ回る流星だったが、心の中では不敵な笑みを浮かべるのだった
『とりあえずは潜入成功か。いろいろ利用させてもらうぜ仮面ライダー部』
メテオの存在は仮面ライダーにとって埋伏の毒となるか、それとも・・・
園田先生退場&新たな仲間加入で新章突入って感じで次週へ続く!次回からのOPは彼女がいなくなってメテオが入るようになるのかな?


第十九話

鋼・竜・無・双

「28番ハンドは超高性能マニピュレーターのようですね
フォーゼが何かにかかりきりの時、精密かつ正確な動きで別の動作をやってくれます」

「朔田流星・・・これは君がやったのか。新スイッチの調整は俺の役割のハズだが?」

いつもと同じラビットハッチに、いつもと違う風景。なんと新メンバーとなったばかりの流星が賢吾に無断で新スイッチをロールアウトしてしまった
部員達は「こいつは期待のルーキーだ!」と流星の才能を賞賛するが、自分の仕事に無断で手を出された賢吾は心中穏やかでありません
「スマン賢吾、俺が流星にやらせたんだ。新入部員には何か役割が要るだろって思ってな
お前に一言なかったのは謝る。でもここはひとつ、俺に免じて流星にやらせてみてくれよ」
「ッ・・・・・別に構わん。優秀な部員が増えるのはありがたい事だしな」
「凄いんだよ流星君!あっという間にいくつかのスイッチを調整しちゃって!
今は30番と31番を調整中なんだ!」

「30番と31番!?マグネット・・・NとSが合わさり最強に見える
だが暗黒が持つと頭がおかしくなって死ぬ!」
メンバー全員が流星を歓迎しているのに自分だけ怒るのも大人気ないと思ったのか。まだモヤモヤは残るものの、ぐっと怒りを飲み込む賢吾
しかし30番と31番を調整中だという言葉を聞いた瞬間、大声を張り上げ調整作業を中止するよう命令すると、ケースの電源を落としてしまう
賢吾の恐れる謎のスイッチ・
マグネット。SとNでペアとして機能するというこのスイッチには、一体どんな秘密があるというのか?
「如月!マグネットは使うなと言っただろう!」
「流星がロールアウトできたんだって!大丈夫だって!越中詩郎だって!」
冒頭賢吾があれだけ真剣に「絶対やめろよ絶対だぞ!!」と念押ししたのに、へらへら笑いながらマグネットを持ち出してしまったボンクラ弦太朗
ダチョウ倶楽部でも崇拝してんでしょうかコイツは
血相変えて飛んできた賢吾が雷のように怒鳴り散らしますが、弦太朗は「流星が大丈夫って言ったから大丈夫」などとまったく根拠のない反論を返す

「賢吾!俺は流星の可能性を信じたいんだよ!」
「・・・ッ君は・・・俺の言う事を信じていないじゃないかッ!もういいッ!君とは絶交だ!」
いきなり絶交宣言をかます賢吾も大概短気ですが、これはキレるのも当然でしょう
他の事ならともかく
スイッチに関して賢吾より流星を無条件に信じてる弦太朗なんなの
>今週のフォーゼは印象が変わる回でした、特に弦太郎
多分賢吾の負担を減らすためもありそうですが、先週の鋭さが全く見えず賢吾の言葉にも耳をかさない
友達だと思ってた人間が我を押し付けるだけで自分の話が全く届いてない情況と、
自分の父親の形見とある種自分の家のスイッチと月面基地を勝手に弄られたら一方的な土下座されても絶交もしますね

勉強はからっきしでも人との真摯な向き合い方には定評のあるのが弦太朗なのに。これは流石に今回の脚本にはやっつけ気味の強引さを感じます
ここらへんの喧嘩の理由付けはもっと自然なものを考えてほしかった・・・朋友コメントと同じく、なんか今まで築かれてきた弦太朗像が一気にダウンした感じ

「理事長の信頼厚い貴女が出向いていくるとは・・・いよいよ私の尻にも火がつきましたかね?ヴァルゴ」
「それは君の今後の働き次第だ。私は裁判官であり、処刑人」

その頃。校長室には先週園田先生をアナザーディメンジョンした処刑人ヴァルゴが、未だ成果の出せぬ速水校長にハッパをかけに来訪していた
「私の尻に火がつく」って普通の台詞なのに、橘さんが言うと本当に尻が燃えて悲鳴を上げてる絵面が浮かんで笑ってしまう
「今度覚醒する私の教え子は最高傑作です。強い・・・それはもう強い!
彼に課題を与えました。フォーゼとメテオ・・・二人の仮面ライダーを撃滅せよ、と」

強い!絶対に強い!と校長が太鼓判を押す今回のゾディアーツ。マントを羽織った黄金髑髏が来たら勝負有りですが果たして・・・?





「くそっ、如月のヤツ・・・ん?あれは江川留美。彼女らしくないタイムだな・・・」
一方。弦太朗のクソッタレーとぼやきながら外に出た賢吾は、一人だけ遅れ気味にトラックを走る陸上部の選手に目を止める
江川留美は女子陸上部の秘蔵っ子と呼ばれたエースだが、今の彼女の走りは誰の目から見ても本調子でないのは明らかだった

>おっぱいがユッサユッサ。いやあ陸上部って良いものですね
>おかしい・・・たしかに今日のフォーゼ見たはずなんだけど陸上娘のおっぱいしか記憶に残ってない

決してぶるんぶるん揺れるおっぱいに目を奪われたのはないと思いたい
「あ、賢吾君久しぶり!」
「久しぶり。また背が伸びたようだが・・・」
「う・・・うん」
「あぁ、それでか。お前の不調の原因が解った」
「え?私の不調の原因って何?教えて!」
男子の賢吾と並んでも背が高い長身の留美。陸上選手としては恵まれた体格ですが、女の子としては少なからずコンプレックスを感じてる様子
「また背が伸びたな」という言葉に苦笑した留美を見て、賢吾はすぐに彼女の不調の原因を看破するが・・・・
「江川、今日はもう終わりだ休め!・・・・そこのお前!俺は陸上部部長の野本だ
部外者が余計な口出しをしないでもらおうか?
それにウチの部は恋愛禁止だ」
「彼女とは一年の時の級友だ。そんな仲じゃない」
声を荒らげて二人の間に割って入ったのは部長の野本。なんか本人は「陸上部部長として」怒ってる口ぶりですが、
コイツは留美が好きで、仲よさげに喋ってる賢吾に嫉妬してるようにも見えます
「友達なら彼女の心を乱すようなマネはよしてもらおう」と釘を刺して去っていく野本。賢吾が不快感を感じながらも家路につこうとしたその時、
校舎裏の駐車場で爆発音が轟き、速水校長自慢の最高傑作というゾディアーツ・
ドラゴンゾディアーツが爆炎とともに現れた
「俺は龍座ドラゴンゾディアーツ。我が師マスターリブラの命によりお前らを倒す!廬山昇龍覇ーッ!」
なるほど天秤座の師匠にドラゴン座の弟子ときたか。これは確かに強そう
>てんびん座の弟子である竜座……はて、どこかで聞いたような
>ライブラの黄金聖闘士に育てられたドラゴンの聖闘士と聖闘士星矢臭がぷんぷんしますが、
まさか流星→流星拳→洗脳されて射手座のスイッチャーになったりして

駆けつけた賢吾と弦太朗達は現場で合流。絶交宣言をした直後なだけに、賢吾はフォーゼに対して一切指示を出そうとしない
鋼のように強固なドラゴンのボディにまったく歯が立たないフォーゼのパンチ。このへんの堅固な防御力はドラゴンの聖衣のオマージュか
更にエレキはおろか、ファイアーのエネルギーさえ吸収し、それを自分の拳に乗せてフォーゼに倍返しする。
強い!絶対に(ry
>高物理耐性に、属性攻撃吸収。なんというチートポテンシャル……辰年だから優遇されてるのか
打撃は効かない、電撃も炎も吸収して自分の攻撃に変える
まさに速水校長言葉通りの最強怪人現る。もはや現行のフォーゼの攻撃手段ではコイツに通用する武器がありません。となれば・・・

「如月君マグネットです!こうなったら実戦でテストを!」
「なんだと!?駄目だ!よせ如月!」
マグネットを使えと言う流星。使うなという賢吾。当然冒頭からの流れで弦太朗は流星の指示を実行する
その結果がご覧の有様

「うわあー!なんかエライことになってんぞオイ!」
フォーゼがマグネットスイッチ2つを装着した瞬間、右手と左手がガチンと強力な磁力でくっついて手錠を嵌められたような状態になると
更にはフォーゼから発せられる強力な磁力が周囲の金属製のものまで吸い寄せ、全身の動きまで封じられてしまう
バステト女神のマライヤと戦った時のジョセフ&アヴドゥル状態です
>マグネットスイッチ、どう見てもJOJO第3部のバステトです本当にありがとうございました
>マライアを思い出した。味なマネしおってこのビチグソがぁ?

「チッ、自滅か。最悪だな」
そんなフォーゼのザマを見たドラゴンは、吐き捨てるように呟くとフォーゼにトドメを刺すことなくその場から立ち去ってしまう
このシーン、ドラゴンが標識のポールを掴んでて、まるで
フォーゼの磁力に耐えてるように見えます
鋼のように硬い肉体なだけに、もしかしたらコイツのボディは金属製なのか?だとしたら確かにマグネットは強力な武器になるかもしれません
しかしそんな強力な武器も、制御できなければ役立たずどころか
自分の身が危険になってしまう諸刃の剣
駐車場の大型トラックに挟み潰されそうになったフォーゼだったが、間一髪助けに入ったパワーダイザーのおかげでなんとか九死に一生を得るのだった

>二号ライダーが出たからってパワーダイザーの安心安定は崩れないぜ
>大文字先輩はもう「こんなこともあろうかと」みたいにダイザスイッチでも持ってるみたいに登場しますね
>最近影が薄いけど、ここぞという場面で活躍する大文字先輩かっけーっす!!






「・・・で、どうなの?このスイッチはモノになるの?賢吾君」
ラビットハッチに戻った部員達だが、賢吾は「それ見たことか」と言わんばかりに弦太朗とは口を聞こうとしない
しかし現在ドラゴンゾディアーツに対抗できるスイッチが、このマグネットだけであろうという事は賢吾も十分に理解していた
「朔田、キミの意見を聞こう」
(そうきたか。フン、既に答は出ている・・・さっきの戦闘データをタチバナさんに送ったからな)
「この2つのスイッチだけは制御端末をつけるべきだと思います
携帯端末のような情報機器か、あるいはこのようなコントロールレバーを!(どやぁ)」

マグネットを使用可能にするためには、専用の制御装置が必要だという流星の・・・
否、タチバナの見解
流星がどや顔でタチバナが作った設計図を取り出すも、賢吾は涼しい顔でそれを肯定。それより更に一歩踏み込んだ設計図を提示する

「俺も同意見だ。NSマグフォン・・・
ラビットハッチに残されていた、この星間連絡用の携帯端末を改造すればいけるハズ」
(歌星賢吾・・・この男はやはり利用価値が高い・・・!)
流星も認めざるを得ない、賢吾のブレインとしての才覚
これで打倒ドラゴンの突破口が見えたと歓喜する部員達だったが、流星がスイッチに手を出そうとすると再び賢吾の怒りが再燃する
「駄目だ朔田。キミには父さんのスイッチを触ってほしくない」
「お、おい待てって賢吾!流星を許してやってくれ!こいつは確かに読めねえ男だけど・・・」
「君は自分を傷つける人間と友達の区別もつかないのか?こいつは君を実験台にしたんだぞ!」
「そんな!危険性を認識していなかっただけです!次は絶対に失敗しません!」
「そうだぜ賢吾!
みんなで力を合わせるのが俺達仮面ライダー部だろ!

スイッチを掴んでも揉み合いにながら、流星を責める賢吾と擁護する弦太朗
自分の言うことはまったく聞いてくれないクセに「みんなで力を」などとぬかすボンクラ発言に、ついに賢吾の堪忍袋の緒が切れる

ブチッ!
「もう限界だ!こんな部俺から出てってやる!」

「くそっ!如月のバカッ!・・・江川、すまないがその看板は君が隠れるには少し小さいな」
「えへへ・・・バレちゃった。そうだよね、私身体おっきいもんね・・・男の子も私みたいな大きい女嫌だよね」
荒れる賢吾の心を慰めるように現れたのは、陸上部の留美だった。看板の陰に隠れてるつもりなのに、でっかい身体が丸見えなのが可愛いぞ
冒頭同様、長身のことを言われて表情が曇る留美だったが、賢吾は爽やかに首を振るとさっき言えなかった彼女のスランプの原因を告げる
「いや健康的で素晴らしいと思うよ。俺からしたら羨ましい
君はその体格からくるコンプレックスでフォームを崩していただけだ
もっと胸を張って蹴り足を大きく伸ばすようにすれば、タイムは上がる」

まさにその分析力は天賦の才能。陸上競技という畑違いの分野でも、いかんなくその才覚をみせつける賢吾
言われるままにフォーム修正してみると一発でタイムは急上昇。留美は大喜びして砲丸や槍も指導してほしいと賢吾に教えを請う
「部長から部外者は口を出すな」と釘を刺されていることを告げるが、「じゃあ陸上部に仮入部したらいいじゃない」とグイグイ押してくる留美
巨乳陸上少女とときメモ。ちょうどライダー部を退部してきたばかりの帰宅部にとっては、断る理由もない申し出である
「駄目かな?賢吾君、なにか部活やってたっけ?」
「・・・・いや。そんな部は無い。
わかった、俺のできる範囲で君の力になろう」

脳裏をよぎる部員達の心配そうな顔をを吹っ切るかのように、賢吾はその頼みを聞き入れるのだった





「さすが賢吾君のコーチね!良い感じ!ちょっと水飲んできていい?」
「ああ・・・・って!?」
「よォ。確かフォーゼの仲間だったよなァ。お前がメテオか?」
翌日。留美のコーチとなってマンツーマンでメモりあう賢吾だったが、水を飲みに消えた彼女と入れ替わりでドラゴンゾディアーツが現れた
タイミング的には完全に留美=ドラゴンとしか思えない入れ替わり
一見いい娘に見える彼女が実はスイッチャーという
黄金の風都パターンなのか、それとも部長の野本なのか?
留美が賢吾から砲丸投げのコーチを受けた直後、ドラゴンも鉄球の投擲攻撃を行うなどあからさまに彼女がドラゴンにしか見えないんですが
冒頭の速水校長がハッキリと
「彼」って言ってるので、それを考えると男性ということになるワケで・・・うーんまだ今週では断定は難しいか
>ドラゴンゾディアーツは江川留美だとあからさまなので、部長ですかね?
>今週のフォーゼの部長と賢吾のやり取りは何か意味があったのかと考えてハッとしました
陸上部の新人として入った賢吾が自分の部員のコーチをしている
つまり部長側からすれば賢吾は賢吾から見た流星と同じなんですね。これは部長がゾディアーツの可能性高いな

というワケで賢吾のピンチにフォーゼ登場。メテオも参加して2人がかりでドラゴンゾディアーツに挑みます。が・・・・
「やっと現れたなメテオ!これでハードルが上がった・・・・そそるぜェ!」
「フン、それはどうかな?お前の宿命は俺が決め・・・ウボァー!コイツ強えー!」
なんとこれまでホロスコープスを相手にしても優位に戦っていたメテオですら、ドラゴンの鋼鉄ボディにはまったく歯が立ちません
2号ライダーが強いのは登場から数週まで。平成ライダーのお約束ですがメテオも例外ではなかったか
>G3「さぁ」カイザ「早く」レンゲル「こっちに来いよ…」ガタック「楽になろうぜ…」
「おい!何か新作はないのか?」
「ああ、あるぜ!NSマグフォンだ!」

メテオの弱音にフォーゼが自信満々で取り出したのは、完成したNSマグフォン。賢吾の設計図を元に流星が完成させた一品です
しかし完成したNSマグフォンを見て喜ぶ賢吾ではない。やはりこれまで通り、その無謀さを糾弾する
「早い!もう完成させたのか!早い!これで勝つる・・・
じゃなくてまだ早い如月!実験もせずにいきなり使うのは危険だ!」

「いいや必ず成功させてやる!お前と仲直りするためにもな!」
「賢吾との仲を修復するためにも、絶対に失敗はしない!」とカッコイイ啖呵をきる弦太朗。気合とともにマグフォンを取り出します
しかしどうした事か。NとS、二つにパカッと割れてドライバーに刺すハズのマグフォンがどんなに力を入れても一向に割れません
「わ・・・割れねえ!?なんでだ!?」

『バカな・・何故うまくいかない!?』

これには弦太朗のみならず流星も唖然。確かに設計図通りに完成させたハズなのにどうして?激しく動揺するダブルライダー
それでも力任せに2つに割ろうとするフォーゼだったが、マグフォンはまるでそれを嫌がるかのように遙か上空へと飛び上がってしまう
おそらく強力な磁力の反発によって飛んで行ったのでしょうが、
>マグフォンが空中に吹っ飛んでいったシーンがすごいギャグ漫画的で鼻水吹いた
携帯が空に消えてポカーンとするダブルライダーが絵面的に超シュール
「朔田なんか信用するからだ!自業自得だ如月!君は宇宙一の大馬鹿野郎だッ!」
そしてこの絶体絶命のピンチにおいてもまったく消えない賢吾の怒り
賢吾の性格なら、この状況においてはまず糾弾よりも的確な指示を送るもんだと思ってましたが。まぁそれだけキレてるって事でしょう

弦太朗と賢吾、完全決別!?マグネットフォーム登場の次週へ続く!


第二十話

超・絶・磁・力

「バカな・・・なぜ分離しなかったんだ!?くそ、こうなったら同時攻撃だ!
フォーゼ!お前のリミットブレイクを俺に合わせろ!」
「お、おう!わかった!」
「チッ、これはまた超え甲斐のあるハードルだ・・・あばよ!」
どこかへすっ飛んで行ってしまった切り札に呆然と立ち尽くすフォーゼ。合わせろや刃牙ィッ!とメテオに促されてリミットブレイクを放つ
さしものドラゴンゾディアーツもリミットブレイクの同時攻撃には怯んだようだが、それでも致命的なダメージは追うことなく余裕でその場から逃げさってしまう
「け、賢吾!俺・・・無我夢中で・・・賢吾が作ったマグフォンで挽回しなきゃって思って・・・だから・・・」
「朔田が作ったマグフォンだろう?俺の話はまったく聞いちゃくれない。君にはほとほと愛想が尽きた」

変身を解除した弦太朗はばつが悪そうに賢吾に声をかけるがその返答はとりつくしまもない完全な拒絶
「俺はもう陸上部ですしおすし」と冷たく言い放って去っていく賢吾を引き止めることができない弦太朗。流星はそんな二人のやり取りを侮蔑して呟くのだった
「やることなすこと全部裏目に出やがる。最悪のコンビだな。俺一人であのドラゴンに勝てるか・・・?」

「はい!そういうワケでチームを2つに分けるわよ。マグフォンを探すチームと・・・
賢吾君を説得して連れ戻すチーム。弦太朗、あなたは本当にこっちでいいの?」


「ああ、まずはマグフォンを見つけてからじゃねえと・・・賢吾に会う資格がねえ」
マグフォンを探す組と賢吾を説得する組の二手に分かれるライダー部の面々。やはり弦太朗はどこかズレてます
その気持ちは解らなくはないですが、本当に誠心誠意すまないと思ってるならまずはマグフォンより賢吾に頭を下げることを優先すべきでは・・・
それはともかくSDイラスト超うめえ。劇中でこれを描いたのが部員の誰なのか気になるな
>ライダー部員が可愛くデフォルメされてていいですね。ガチャガチャ辺りで出るといいんですけど
>仮面ライダー部員のデフォルメが可愛過ぎるw是非商品化して欲しい
>仮面ライダー部ステッカーのセンスの良さは商品化の話が来てもいいレベル
>今週チーム分けしたときのシールは必ず商品化される そしてはんぺらさんは必ず全種買う 俺の占いは当たる
>班分けの図解で作られた仮面ライダー部のSDイラストが凄く似てる&カワイイイイイイイ!
公式でグッズとか販売しないもんだろうかw?

「やったあー!ねえ賢吾君見た見た?今の記録!」
『鉄球か・・・そういえばドラゴンも鉄球を使っていたな。何か如月の力になれる対策が練れれば・・・
いやそもそも何故マグフォンが使用できなかった?・・・って俺は一体何を考えてるんだ!
もう陸上部の人間だというのに如月のことばかり・・・!』
フォーゼの真のヒロインが賢吾に見えてきた件について
一方その頃、アドバイスで記録が伸びた江川の声にも完全にうわの空の賢吾。気が付くと弦太朗の事を考えてる自分に一人ツッコミ入れてます
本命の男子と喧嘩して他の男子と付き合い始めた少女漫画のヒロインか
そこへお願い賢吾君隊が到着しライダー部へ戻ってくれるように嘆願するが、江川は優秀なコーチである賢吾を奪われまいと間に割って入る
「賢吾君を連れ戻しにきたの?駄目!賢吾君はもう陸上部の人間なんだから!」
「でも世界中で一番賢吾君のアドバイスを必要としてる人間が他にいるの!賢吾君も解ってるでしょ!」
「如月は俺の忠告を無視した。何度も何度も止めたのに
俺の気持ちも知らないで・・・あんな奴、もうどうなってもいい」

江川に抑えられるまでもなく頑なに弦太朗とヨリを戻すことを拒絶する賢吾。しかしこの返答に対し、意外にも感情を剥き出しに反応した人物がいた
賢吾の肩をガッシと掴み、真剣な眼差しをぶつけたのは流星。そこには潜入員として被った仮面の剥がれた、素の彼の表情があった
「駄目だよ歌星君。「どうなってもいい」なんて言っちゃあ
それだけは言っちゃいけない。その言葉は必ず君を不幸にする!」
「朔田・・・!?」

『俺の気も知らないで!
お前なんかもうどうなってもいい!』

それは流星がスイッチの魔性に魅せられた次郎を説得した時、ついカッとなって売り言葉に買い言葉で放ってしまった言葉
そして次郎昏睡以来、彼を後悔させ続けさせている呪いの言葉だった
>今週は弦太朗と賢吾より流星の方がカッコよく見えた、ポロっとこぼしてしまった情というかなんというか





「そこのジャージは違うと解った。お前達のどっちがメテオだ?」
と、ここで説得をうやむやにするかのようにドラゴンゾディアーツが登場。江川がドラゴンではないかという推理はこれで消え、容疑者は一人に
一目散に人目につかないところまで逃げた流星はメテオになって部員達を守るために戦闘。ユウキは弦太朗を呼ぼうとするが・・・・
「よせ!如月は呼ぶな!」
「バカヤロウこんな時まで!どうしてお前と弦太朗はそうなんだ!?離れたきり近づこうともしない!」
「違うッ!俺だってアイツの為に!」
この期に及んでも弦太朗を呼ぶことを拒む賢吾を思わず怒鳴りつける大文字さんと、それを受けて負けじと反論する賢吾
ドラゴンと闘いながら背後の二人の会話を聞いた流星は全てを悟る。賢吾と弦太朗は最悪のコンビなんかじゃない。いやむしろ
『なるほどな、そういう事か・・・』
やはり単身でドラゴンに勝つのは無理と判断したメテオ。部員達を逃すと自らも素早くその場をトンズラ
この強敵を倒すにはフォーゼの、SNマグフォンの力が要る。その為には・・・
「そっか・・・賢吾のやつ、俺を呼ぶのをそんなに嫌がったか・・・」
ユウキからの連絡を受けてガックリと肩を落とす弦太朗。そんな後ろ姿を見かねたマグフォン捜索隊のリーダー美羽は指令を下した
「はぁ・・・弦太朗、あなたここに居ても役に立たないわ。戦力外通告よ
さっさとユウキ達のチームにでも行くのね」
「ここは俺達だけでラクショーっすよ!」
「こんな時のための蛇の抜け殻よ。このパワーで!」
「あ・・・・ありがてえみんな!行ってくる!」
弦太朗が本当は賢吾説得チームに行きたかったのを美羽は最初から解っていた。マグフォンを失くした負い目からそれを押し殺していただけ
相変わらずいい女すぎる美羽。他の部員のように一芸は持っていないものの、部長としての役割は完璧だな

>寒空の中弦太郎に行けと言った美羽はやっぱいい女だと思いましたが、
友子の蛇センサーはライダー部に必要な女だと思いました。(まさか咥えるとは)

「歌星君、単刀直入に言います・・・如月君に謝ってください」
「俺が?ハッ、俺が悪者か?」
一方、流星は再び賢吾に接触。今度はユウキ達とではなく単身でコンタクトをを取ると、歯に衣着せぬ物言いで切り出した
悪いのは俺じゃないのにどうして俺が!とキレかかる賢吾だったが、その反論を遮るように流星はポケットから二つの磁石を取り出した
「君達はまるでマグネットだ。同じ力だと反発しあう
さっき「アイツの為に」って言ったよね。如月君もまったく同じ事を言ってた」


賢吾の奴、身体弱いクセにいつも無理ばっかしてんだ・・・
お前が少しでも負担してやれれば、その分賢吾がラクになる
流星、スイッチ開発にトライしてみてくれねえか?賢吾の為に

「・・・・・アイツが・・・そんなことを・・・・」
弦太朗が流星にスイッチを触らせたのは、決して賢吾をないがしろにした為ではなかった。真実はその逆
賢吾のことを第一に考えたが故に、流星にスイッチ調整をやらせたのだ
「それが君のプライドを傷つけることになるとは思わなかった
でも如月君の罪はそれだけでしょう。君の気持ちがほんの少しだけ変われば・・・・


ホラね、結び合う」

か、かっこいいタル〜
少女漫画の主人公に間違っていることを諭す親友のような流星の見事な説得
流石イケメンは臭い台詞もよく似合う。これがブサメンだったら「何言ってんの?キモッ」とか言われてもおかしくないトコです
流星のロマンチックな説得に心揺れる賢吾。と、そこに陸上部首相の野本が現れる
「江川・・・お前よくも俺を差し置いて部外者のアドバイスなんかで記録を伸ばしたな
陸上部は俺がここまで強くしたんだ。あんな素人の助言で成績がよくなるお前は間違っている」
「そんな・・・部長の言ってることはメチャクチャです!」
本当にメチャクチャな言いがかりをつけて江川を糾弾する野本
ちょうど現場に駆けつけた弦太朗一行もどの酷いイチャモンに憤慨。同じ運動部部長として大文字さんが一言言いますが・・・
「よう大文字じゃないか。お前がメテオか?そこで見ていろ江川、俺のハードルの超え方を!」
言わずもがな江川留美がシロだった以上、スイッチャーはこの男。驚く面々の眼前で野本はドラゴンゾディアーツに変身する
>陸上部の部長が言ってることは無茶苦茶に思えるし実際そうなんですが、
自分のやり方と違う方法で成功されると自分が否定された気になってしまうとか、
それが怖くて失敗しろと願ったり成功を妨害したり、実は結構誰でも陥りがちな心理だと思うんですよね
その辺の描写がなくてただのDQNになってしまってたのが少し残念でした
江川さんのタイムが伸びて他の部員まで部長より賢吾にアドバイスを求めるようになるとか、
そういうシーンがあると印象も違ったと思うんですが
>大文字さんと陸上部部長は同じ部長で仲が良さそうでしたが、
同じハーフってことで撮影外でも仲がよかったそうですね





「賢吾すまねえ!本当にすまなかった!俺には謝ることしかできねえが・・・
ここを切り抜けたら俺の土下座で地面を叩き割るからな!」
「最輝星が輝いている!?こんな時に当りに出くわすとは・・・
ホワァアア!!」
瀬戸発も真っ青のスーパー土下座
の約束をしてドラゴンゾディアーツに特攻するフォーゼ
メテオもドラゴンゾディアーツの異常性だけは放っておけないと判断したのか、求めている「当り」にも関わらず共闘でこれを倒しに行く

>流星が丸くなってきたというか場に染まってき始めましたね
>流星さん、ホロスコープス探しより弦ちゃん賢吾の友情優先とはやっぱり根は良い奴だな
友情を断絶してしまった経緯がある故の苦悩か

しかしやはりドラゴンの力は絶大。二人がかりでもそのパワーの前に圧倒され、瞬く間にピンチに立たされてしまう。が、
ここで地中に埋まっていたマグフォンを見つけ出した美羽達が泥だらけで帰還。なんで地中に埋まったし
>何故空に飛んで行ったスイッチが地面に埋まってるのかと……自由落下で埋まった?
「待たせたわね弦太朗!見つけたわよSNマグフォン!」
「きた!SNマグフォンきた!これでかつる!しかし調整に時間が必要だ!」
「その時間は俺が稼いでやる。お前のエレキスイッチを貸せ!」
前回使用出来なかったマグフォンを使えるようにする為、この場にて自らの手で最終調整を行うという賢吾
その時間稼ぎ役を勝って出たのはメテオ。「俺はお前達の敵だ!」と仮面ライダー部に宣言してたくせに
冒頭の「俺に合わせろ!」といい、
スゲエ普通に仲間として共闘連携してます
エレキスイッチによりその四肢の打撃に電撃の力を付加するメテオ。メテオドライバーがフォーゼのスイッチにも対応しているのが解ります
>フォーゼ⇔メテオのスイッチの互換性が拡がりを感じて面白かったです
Wでアクセルがサイクロンメモリを使って技を出したことの発展形って感じ

「賢吾!俺・・・」
「もう何も言うな如月。俺達はお互いを想うが故に反発した。そうだろう?
お前が俺の身体を気遣ってくれたように、俺もお前に傷ついてほしくなかった・・・
だから危険なマグネットは絶対に未完成ではお前に使わせたくなかったんだ
・・・朔田が全て気付かせてくれたよ
アイツに居場所を取られたような気がして妬ましかった。悪いのは俺だ!許してくれ如月!」

「許すも許さねえもあるか!じゃあ・・・ダチでいいんだよな?俺達!」
「ああダチだ!お前がそう認めてくれるなら!」
「当たり前だバカヤロウ!賢吾のバカヤロウ!うおーんうおーん!」
『そっか・・・・この人が賢吾君の助けを必要としてる人・・・』

同じ力で反発し合うことも多いが、ほんの少し向きを変えるだけで強力に結びつく。まさに二人はマグネット
雨降って地固まるで二人は再びその友情を確認し合い、そしてナイスタイミングでマグフォンの最終調整が終了する

「今度こそ割れる・・・俺のダチが!俺の為に仕上げてくれたこのSNマグフォン!
俺に割れねえ道理がねえ!」
弦太朗の気合とともにマグフォンは二つに分割された。それはさながら伝説の名剣を鞘から抜き放つが如く
刮目して見よ!これが二人の少年の友情の結晶!
フォーゼ・マグネットステイツだ!

だ、だせえええええええー!!!
盛り上がりに期待した視聴者が思わずズッコケるほどにカッコ悪いこのフォルム!これがッ!フォーゼマグネットステイツだッ(バオー風に)
「オラオラオラオラァー!!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!
両肩に装着された二門のリニアキャノンからダカダカ火砲を叩きこむマグネットステイツ
これまでまったくダメージの通らなかったド鉄壁ボディをも貫く超火力に、たまらず距離をとって鉄球攻撃にチェンジするドラゴン

しかし投げつけた鉄球は空中でマグネットステイツの磁石に吸着され、自分に跳ね返されてしまう。つえーっ!ドラゴンが相手になんねーっ!
「マグネットモジュールの磁力で反発させた。そしてあれは強力な超電磁砲でもある!決めろ如月!」
「おおよくらえ!これが俺達の青春の磁力だ!
ライダー超電磁ボンバー!!!」


ピプーぼがーん!ってビーム砲だこれ!
>ドラゴンの鋼のボディを磁石の特性で攻略かと思ったら、そんなことはなかったぜ!
>マグネットステイツ、ロボコンぽい感じがしますが、鉄球反射しちゃったし
某禁書といいレールガンをビームにするのが流行なんですかね・・・

朋友の指摘通り。兵器に詳しくないと勘違いしてる人も多いと思いますが、レールガンは光学兵器ではありません
弾丸を火薬ではなく強力な電磁誘導によって撃ち出す兵器がレールガンであり、弾はビームではなく実弾なのです。覚えておきましょう
かくして友情の磁力で強敵を撃破することに成功した仮面ライダー部。抱き合って喜ぶ面々を見つめつつ、メテオは去り際に呟くのだった
「フッ・・・なかなかのコンビだよ、お前らは」

「野本仁も病院送りにされたそうだね。もう彼の最輝星は輝くまい・・・当然次の駒もいるんだろう?リブラ」
「は・・・はい!それは当然」
「ペースを上げてガンガンやりたまえ。なに生徒など代わりはいくらでもいる」
>校長も結果出せないなぁ、ますます橘さんに見えてくる
>次の駒いるかと聞かれた時のダディの怯えた演技ww

>理事長怖っ。これって実験動物はいくらでもいるって意味と、
お前の代わりだっていくらでもいるって意味だから校長ガクブルだろうな

強い!絶対に強い!と太鼓判を押していたドラゴンが敗れ去り、いよいよ本格的に後がなくなってきた校長
「次の駒もいます」とは言ってますが、ドラゴン級の逸材はそうはいないハズ。この人もあと4週くらいでダークネビュラ行きでしょうか
ラスト。賢吾は毛mンライダー部に復帰し、江川留美は大会で優勝。賢吾のおかげだとそのトロフィーを彼に渡した。ヒューヒュー!
あのロマンチック説得で流星のことも認め、今後スイッチ開発は賢吾と流星の共同でやっていくことになりましたとさ。めでたしめでたし
>来週は長澤奈央ちゃんがでるぞーーー!しかもアクションが豊富らしいですよ
あと4時間で始まっちゃうけど次週!園田先生に代わる美人女教師現る!
ハリケンブルー長澤奈央さんのエロに期待したい


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