第四一話

部・活・崩・壊

「これでホロスコープスのスイッチも残り2つ。フォーゼとメテオも学園に適度な刺激を与えてくれている
だがその背後の協力者が未だわからないのは少々不愉快だねヴァルゴ
君は私にとって特別な存在だ。この計画は君と2人で練った・・・なぁ江本」
「はい」
彼は私にとって特別な存在!ヴェルタース・オリジナル!
冒頭。悲願達成を目前に、17年間結託してきた江本教授への信頼を改めて口にする理事長。その関係たるや野望の王国の橘と片岡のようなものか
「ヴァルゴ」ではなく「江本」と呼ばれたその男は配下としてではなく盟友としてこの言葉に応え、理事長室では初めてとなる変身解除する
『江本教授がヴァルゴ・・・!?し・・・知らなかった・・・!』
>あんたもしらなかったんかいw 素で「えぇ!?」って声がでちゃいましたよw
>お前知らなかったのかよw

ここで初めてヴァルゴの正体を知り
たいそうビビる校長がイカス。一人だけ知らされてなかったとか流石のみそっかすぶりです
友への全幅の信頼を寄せながらも、計画の最終段階にさしかかった今どんな些細な障害も残してはおけない。理事長は配下達の前でその力を誇示する
「だが君の力が及ばない時は・・・私自身が動くことになる。覚醒の日は近い」

「おお・・・我望様が真の姿を!」
逆光の中のシルエットながら、ついにその姿を現したラスボスと思われる存在。
サジタリウス・ゾディアーツ
頭部の特徴的な造形も然り、他のホロスコープスと比べてなにかこう、より神話的な雰囲気が強いデザインでボスの風格に溢れています

「残念だが・・・・野座間君はホロスコープスに狙われた可能性が大きい。いや、野座間君だけではない
これからは君達1人1人がターゲットになると思っていいだろう
敵の計画は最終段階に入った。ここから先はフォーゼとメテオ、開発者の歌星君以外は手を引きたまえ」

一方、行方不明になった友子を探していたライダー部のメンバー達は、タチバナさんから衝撃の的な報せと勧告を受けていた
これらかの敵は今までのように甘くなく、非戦闘員である部員達も容赦なく排除にかかってくる。それ故の勇気ある撤退勧告だった

「んなことできっかよ!友子のことだって放っておけねえ!」
「コズミックステイツは絆の力だ。仲間達がバラバラになるワケにはいかない」
「フム・・・そうだったな。では如月君には絆の力無しでもコズミックになれるようになってもらわねば」
「おかしなことを言う。それでは順番が逆だ」
「君達にはっきり忠告しておこう。友情は危険だ
友情はその甘さ故に道を見誤る。全員死にたくなければよく考えたまえ」

「友情が危険だと・・・?なら俺がタチバナさんのダチになって友情の大切さを教えてやらあ!」
あくまで全員で戦うと意志を強くする部員達に対し
「友情は危険だ」とまで言うタチバナさん。友情バカの弦太朗は憤慨する
メテオのパワーアップに友情の試練を与えた人物とは思えない冷淡な台詞ですが、裏を返せばそれだけヤバイ状況という事の現れでしょうか





「は・・・・はひいいいいいい!ヒャいいいいいいッッ!!」

>近頃めっきり出番の減っていた大文字先輩が起死回生のヌード披露!!!
・・・なんか落ち目のグラビアアイドルみたいで余計イヤンですけどw

翌日。タチバナさんの忠告通り、
ヴァルゴは次々とライダー部員達を直接強襲
大文字さんは浴室で視聴者興奮のセクシーヌードを晒し、JKはビルから吊り下げられ、
暴力に屈しない芯の強さを持つ美羽にいたっては、チアリーディング部の後輩にして親友であるジュンを人質に取られてこう脅迫される
「これが最後の警告だ・・・おとなしく去れ。次に姿を見せたら消す!」
これヴァルゴ普通に良い人だろ
本当の悪人ならば友子をそうしたように有無を言わさずダークネビュラ送りにしていいのにこの寛容さ。やはり彼の本質は善モンくせえ
これまで怪人からの直接攻撃を受けたことなかった部員達にこの勧告は相当効いたようで、その日の放課後にはメンバーは結論を出した

「ゴメンなさい弦太朗・・・私はこの件から降りるわ。ジュンの命まで危険に晒すワケにはいかない」
「いやぁヘタれるのは俺だって思ってたんスけどねぇ。美羽先輩が口火切ってくれて助かりました」
「スマンなみんな・・・さ、行こう美羽」

「仮面ライダー部は今日で解散だな。これ以上生徒達を危険な目に遇わせるワケにはいかん
残った連中が何をしようと俺は関知しないが・・・
絶対に死ぬな。それは校則違反だ」

「そんな校則ないでしょう」
「たった今俺が作った。わかったな?校則は絶対に守れよ!」
美羽、JK、大文字さん、そして顧問大杉先生が次々と退部を表明しラビットハッチを後に。弦太朗達に彼等を引き止めることはできない
顧問になってからも正直存在感ゼロだった大杉先生がここにきて急に先生っぽいぞ
そして4人が去った後おずおずと震える声をあげたのは、この娘だけは抜けないだろうと思っていたユウキだった
「みんなゴメン・・・私やっぱり宇宙飛行士になりたい!
せっかく特待生になれたんだし・・・夢を諦めたくない!」

かくしてメインヒロインも去り、残ったのは弦太朗、賢吾、流星の3人だけ。図らずもタチバナさんの言葉通りになってしまいます
ラビットハッチ・・・まこと広うなり申した

「オッスオラタチバナ!いっちょやってみっか!
フム・・・随分静かになったね。私の言葉を理解してくれたようで嬉しいよ。直接会うのは初めてだね」
「た・・・タチバナさん!?うわあああ本物のタチバナさんだ!」

と、意気消沈する3人の前に現れたのはなんと生タチバナさん
これまでM-BUSに篭って正体を隠し続けてきた男が直接生身でラビットハッチに降臨します。なんだろうこのRPGで言うところの
主力のPTメンバーがイベントで抜けて、代わりに
鬼ステータスの強NPCが仲間になるような
「私の存在は極秘だからね。これまでは直接の接触を避けてきたが・・・」
「今はそれだけの緊急事態という事・・・ですか」
「よろしくなタチバナさん!直接会えたんだから今日からアンタも俺のダチだ!」
「私には必要ない。友情は危険だと言ったはずだよ如月君。コズミックステイツに変身してみたまえ
これで解っただろう?今の君に必要なのは友情ではない・・・非情だ
さあ行こう。特訓だ」

タチバナさんが現れた目的。それは冒頭でも触れた「絆の力なしでもコズミックステイツに変身できるように」弦太朗を強化することだった
そしてその方法はスイッチの改良ではなく古典的な使用者のレベルアップ。すなわち「特訓」
「タチバナさんの特訓」は言うまでもなく、昭和ライダー名物「立花藤兵衛の特訓」のオマージュ。これはいい流れです

「立神。お前はヴァルゴが江本教授だと知っていたか?」
「ああ。それがどうしたか?」
「なら”覚醒の日”については?具体的には何が起こる?なぜ我望様は我々に何も教えてくださらない?」

その頃。目前に近づきつつあるホロスコープスの悲願「覚醒の日」を控え、今更ビビり始めた我等の校長
ヴァルゴの正体も知らなかったみそっかすですから、覚醒の日に何が起こるのかも当然知らなかったようで。めっちゃ不安がってます
「あの方に対して疑問を抱くな!それすなわち反逆だッ!」
>ヴァルゴがヴァニラ・アイス化したと思ったら、やっぱりレオの方がヴァニラ・アイスだった
そんな問いに対して即キレる立神。彼も内容は聞かされていませんがヴァニラ・アイス級の忠犬なので微塵も疑ってません
いきなりキレられてビビった校長はリブラに変身してダスタードを召喚するも、
立神は生身のままこれを全滅
このままでは殺されると思ったリブラは恥も外聞もすてて命乞いします
「ご、ごめん・・・私が悪かった!」
「・・・・フン。ちっぽけな疑念ですぐに心のバランスを崩す。だから天秤野郎はダメなんだ!」

粉々に砕かれたクルミを頭からパラパラかけられるという屈辱的行為にも、下を向いて押し黙るだけのリブラ
立神がのしのし去っていった後、その後姿に
「この忠犬獅子公め」などと小さな声で言い返すのが精一杯のいじめられっ子ぶりです
ジャイアンとのび太か。初登場時が頂点で、回を重ねる度に扱いがギャグになっていく校長。最終回に期待したい
>ダディの転落は予想を裏切り期待を裏切らない
>校長がなんかもう本当にウヴァさんロード超えて琢磨くんロードぶっちぎりだよ最終回で工事現場はもう確定か
>校長はすっかりヘタレキャラとして安定しましたねw何だかんだで最終回まで生き残りそう
>校長とレオの確執があからさまになってきましたが、逆にあの忠犬ぶりから
「全てのスイッチが手に入ったからお前は用済みだ」「そ、そんな、これまであなたのために仕えてきたのに!」
と殺されるパターンもひしひしと

 





「ホロスコープスにはヴァルゴ以上の存在もいる。奴等を倒すには自分一人でフォーゼの力を引き出す強さが必要だ
如月君、その手に力を掴め。何者をも凌駕する力を!この命がけの特訓で!

さぁ、私からこの壺を奪ってみたまえ。変身はして構わん」

タチバナさんの特訓だけに鉄球をぶつけたりするのかと思いきや、なんとタチバナさんが持っている壺を奪うという
なにやら一昔前のカンフー映画によく出てくる特訓のような内容
「おいィ!?M−BUSからの砲撃はやりすぎだタチバナさん!弦太朗を殺す気か!?」
「やめろ流星!俺はむしろ嬉しいんだ!タチバナさんの本気を感じれて!お前も遠慮なくかかってこい!」
ところがタチバナさんときたらジェットランドセルで空を飛ぶだけでなく、フィールドに仕掛けた様々な罠に加えてM−BUSからのレーザー砲撃
更にはその銃弾の中、メテオとパワーダイザーまで引っ張りだしての同時攻撃と、まさしくその内容は
命がけのハードコア
カンフー映画の特訓とはおよそ程遠い大爆発の中、追い込まれた弦太朗は懐から切り札を取り出した

「・・・・なでしこ・・・・!」

>予告で出てくる事はわかっていたロケットステイツですが、「なでしこ」というつぶやき演出にグッと来ました
>MEGAMAXと本編繋がってましたね。しかしロケットステイツの出番あれだけじゃないだろうな
>フォーゼ、MEGAMAXとリンクしてたんですな。すると京都編の弦太郎の「彼女、いないよ」がせつない・・・
なんとロケットスイッチ!劇場版仮面ライダーフォーゼにおけるヒロインの忘れ形見
あの映画はTV本編とは異なるパラレル設定だとばかり思っていましたが、意外にもきっちり本編の中にリンクさせてきました
今はなき「彼女」の名を呟き、フォーゼはロケットステイツにチェンジ。その超機動力で見事タチバナさん捕獲に成功します
「ぬう見事だ!だが・・・注意力が足りないようだな如月君」
「あ、あれ!?壺を持ってねえ!いつの間に?くっそぉ今度こそは・・・・!」

どっこい肝心の壺はタチバナさんの手にはなく、メテオの手の中。一杯食わされた弦太朗は今度こそ!とワンモアゲームを求めます
が・・・!
「ちょっと待った!その特訓はそこまでだ!」
そこに乱入してきたのはなにやら険しい表情を浮かべた賢吾。ただならぬ様子ですが一体何があったのでしょうか

「タチバナさん・・・貴方は何者だ?貴方の手にはコズミックエナジー反応がある
それは俺がヴァルゴ追跡の為に送り、そして破壊されたツナゲットのもの・・・答えろ!
ヴァルゴが破壊したツナゲットの反応が、なぜ貴方から出ている!?」
ヴァルゴがユウキを襲った際、賢吾はその追跡にツナゲットを送ったが即時破壊されてしまっていた。だがこれはどうしたことか
タチバナさんの拳から出ているのは、その破壊されたツナゲットの反応
それはつまりどういうことかと言うと、答えは1つしかないワケで
「フ・・・流石は歌星緑郎の息子といったところか。いかにも私は
ヴァルゴ・ゾディアーツだ」


ゲェー?どういうことだキバヤシ!
>一週間前も驚愕したんだけど、今回それをぶっ飛ばすレベルでサプライズが……予想した奴いるんかこの展開
>蟹座退場の時に、乙女座とタチバナさんが通じているという推測はあったけどまさか本人だったとは
>ついに明らかになったタチバナさんの正体には驚きました(;・∀・)。普通に歌星父と思ってましたので
しかしキャンサーがDN送りにされた事実をいち早く知っていた事や、
レオなら暗殺に出ているところをヴァルゴはあくまで警告にとどめた事などすべてつじつまが合ってとても納得
友子の見る目は正しかった
>タチバナさんヴァルゴの能力で江本研究室と人工衛星を行ったり来たりしていたのか・・・便利だ
つーかラビットハッチの通路のワームホール自体がヴァルゴの力で作ったものなら
最初にあそこを通ったのは月から地球へ帰還する歌星父だったとか?
>まさかの江本教授=タチバナさんでしたが、落ち着いて考えると月面移動やら最初に渡されたのが空間系のスイッチだったりと
ヴァルゴの能力と多少は関係しそうですが、あの仮面とスーツなんで実はもう一人出てきてそっちが歌星のような気がします
なんとタチバナさんはおもむろにソディアーツスイッチを取り出し、弦太朗達の目の前でヴァルゴゾディアーツに変身したではないか
ヴァルゴは江本教授だった。では江本教授がタチバナさんだったのか?
やはりやたら善玉フラグを立てまくっていたヴァルゴはフォーゼ達の味方だった?しかしそう思うのは俯瞰視点で見る視聴者だけで、
当の本人達からすれば目の前の怪人は仮面ライダー部を解散「追い込んだ恐るべき強敵。そんな考えが回るハズもなく
「タチバナさん・・・あんた敵だったのか?ナズェダマッテルンデス!友子ちゃんを返せ!」
>ダディャナザァン!オンドゥルルラギッタンディスカー!
>友子事で一番激昂していた流星。気にかけていてホッとしました

特にれまでずっと信頼してきた流星の動揺と怒りは激しく、
友子のこともあってか即ブチ切れ
ヴァルゴの弁解も待たずにいきなり攻撃を仕掛けるも、そこに割って入ってきたのは最近ヴァルゴの様子を伺っていたリブラだった
「リブラ!?なぜお前がここに?」
「オンドゥル語と聞いて!ここは手助けさせてもらいますよヴァルゴ」
「何人でこようが構わん!まとめて倒す!うおおおおおおおおおおお!!!」
怒りのあまり半ば狂乱気味のメテオはリブラとヴァルゴの双方を相手に暴れまくるが、ここでようやくヴァルゴが反撃にでる
「チッ、消えろ!そおい!」
一撃必殺ダークネビュラ送り!為す術なく暗黒の穴へと引きずり込まれてしまったメテオ
友子に続き、頼れる2号ライダーまで失ってしまったフォーゼ。これからの戦いは・・・いや、今この2対1の危機をどう乗り越えるのか?
そしてヴァルゴの、否、江本教授の真意は?風雲急を告げる超展開で次週へ続く!
>次回予告のセリフからしてヴァルゴはやっぱあえて苦境に立たせて弦太朗パワーアップさせるのが目当てのようですね
「友情なんかいらない、一人で強くなれ!」「いいや俺はみんなの絆で強くなる!」うん、王道だ


第四二話

射・手・君・臨

「退くぞ。リブラ」
メテオをダークネビュラ送りにしたヴァルゴ。そのまま2対1でフォーゼを襲うかと思いきや、乱入者のリブラをとっ捕まえて即退散してしまう
タチバナさん衝撃の正体からメテオ戦線離脱まで、およそ数十秒
まさに嵐のような一瞬の出来事です。
あとに残されたのは、信じがたい現実に呆然と立ち尽くす弦太朗と賢吾の2人だけで・・・・
「メテオをダークネビュラに送ったそうだねヴァルゴ
しかしその背後に居る支援者の正体が掴めていない・・・まだ泳がせておくべきだったのではないかな?」

「いえ・・・その支援者が判明いたしましたので。相手は反ゾディアーツ同盟・タチバナと名乗る男でした」

一方。学園に戻ったヴァルゴはすぐさまホロスコープスの招集を受け、メテオをダークネビュラに送った件について追求を受けていた
リブラが目撃したのはヴァルゴとメテオが戦闘になる直前で、彼がタチバナとしてフォーゼを特訓していた件に関しては見てないみたいです
「タチバナの件は私にお任せください。ではこれで・・・」
「・・・解っているとは思うが。友情などというくだらないモノに引きずられると進化の道を閉ざすぞ
あの時言ったね。私は矢だ。常に真実を射抜く矢だ
今も的は見据えているよヴァルゴ・・・・いや、江本」

「なぜ今更そんなことを?もちろん承知しております」

「んじゃ報告は済んだのでこれで」とばかりにそそくさと部屋を出ていこうとする江本教授。これを呼び止め、一言釘を刺す我望理事長
どうやら理事長は部下の・・・否、
親友の心の中に隠された真意に気付いてる様子。やはり江本教授は・・・

「ねえ隼、あれってゾディアーツスイッチじゃない?」
「本当だ!・・・いや・・・違った、ただの松ぼっくりだ」
「へへ・・・スイッチが落ちてないか気にしてると、どうしても見間違えちまうよな
よっ、元気そうだな隼、美羽!でももういいんだ。あとのことは心配しないで俺達に任せとけ」

戦いから身を引き部を去った大文字さんと美羽だったが、考えまい考えまいとしても無意識のうちに頭をよぎるのはライダー部のことばかり
そんな2人の前に現れた弦太朗は、ライダー部への復帰を求めるでもなく懐かしそうに笑顔で声をかけて去っていくだけ
「よおJK。やっぱお前のダンスはすげえな。本気でやってみたらいいトコ行くんじゃねえか?」
「頑張れよユウキ。お前ならきっと夢を叶えられるさ。
俺は応援してるぜ!」

同じようにJK、ユウキの元にも訪れ、「ライダー部のことは忘れて自分の夢に邁進してくれよな!」とその背中を押す弦太朗
爽やかすぎて逆に嫌味だろこれ。もちろん弦太朗がそんな性格でない事は視聴者の誰もが知ってますが
恨みつらみの一言も吐かずに笑顔で去っていく弦太朗に、元・部員達は正直困惑の色を隠せません
「よっしゃ。それじゃあタチバナさんの特訓の続きにでも行くか!
あれをやり切ることができればあの人ともダチになれる」
「特訓の続きだと?キミの馬鹿さ加減はブラックホール級だな!
彼はヴァルゴゾディアーツだったんだぞ?野座間と流星を消し去った”敵”だ!
友達になんてなれるハズがない!なる必要もない!ないないない恋じゃない!(シブガキ隊)」

元・部員達への挨拶回りを終えた弦太朗は、なんとヴァルゴだったことが発覚して尚タチバナさんの特訓んp続きを受けようとする
その発言を聞いて「きみはじつにばかだな」と、のび太に落胆するドラえもんのような気持ちでがなり散らす賢吾

しかし弦太朗は、メテオが残したメテオストームパニッシャーが未だにその回転を止めないのを指差して賢吾に反論する
「いいや流星は生きてる。コイツが回り続けてるのがその証拠だ
友子も同じだ。こいつを通してあいつの気持ちが感じられるんだ」
「たしかに・・・ヴァルゴは2人を消していないという事か・・・わかった。地獄まで付きあおう」
「へっ、ダチを地獄になんて行かせねーよ。俺がいる限りな」

アストロスイッチは人の心を繋ぐ鍵。スイッチを通じて2人の心が感じられる以上、流星と友子は間違いなく生きている
そして2人を殺していないのならば、ヴァルゴの真意はどこにあるのか
やはりヴァルゴはただの敵ではない。その正体を見極める必要を感じた賢吾は、弦太朗とともに再びタチバナさんとの特訓へと赴くのだった





「フム・・・これは驚いた。まさか本当に待っていたとはな・・・・いいだろう、特訓の続きだ
この壺を壊してみたまえ。
ただしここからは本当に命懸けだぞ」
「上等。本気でやりあって初めて本音がわかる。行くぜ!」
特訓の再開を希望した弦太朗と賢吾も大概だが、律儀に特訓場へ戻ってくるタチバナさんも良い人すぎ
「敵」からの特訓という奇妙な関係の下、フォーゼは持てる力を全て駆使してヴァルゴに変身したタチバナさんの持つ壺を破壊しにかかります
だが逃げるだけだった昨日とは違い、ヴァルゴに変身している今日はタチバナさんからの攻撃もあり。フォーゼはコテンパンにされてしまう
「どうした?この程度か如月弦太朗」
「アンタたしかにホロスコープスだ・・・だけど・・・・
やっぱり良い人だな
この特訓からは本気でフォーゼを強くしたいという思いがビシビシ伝わってくるぜ
それに・・・・流星と友子も生きてるんだろ?」

拳は言葉。何も語らずとも、本気で戦えば相手の真意のある程度は伝わるのが少年漫画的王道というもの
ヴァルゴはたしかにゾディアーツだったが、しかし同時に自分達の味方であることも弦太朗は強く確信するが・・・
「友情など捨て去れ!信じれば裏切られる!心の弱さになるだけだ!
人間の絆など・・・強大な力の前では必ず屈する!
かつての私がそうだった!そのことに悩んだ!
だがそれを振り切った時、この力を手に入れたのだ!」

友情など強大な力の前では無力。かつて力に魅入られ友を裏切った人間の体験談
だがそれはまるで、認めたくない自分に必死にそう言い聞かせているような。誰かに助けを求めるような悲痛な叫びだった
「そうかい、それでわかったぜ。アンタがその力を振るう時・・・
どこか悲しそうだった理由がな!」
ずばっしゃー!ぼっがーん!
激昂したヴァルゴが半ばキレて本気の攻撃を繰り出すも、彼の本質を理解した弦太朗に恐怖はなかった
フォーゼは慌てることなくコズミックに変身。超銀河スラッシュでこれを切り裂き、更に壺まで破壊する

「見事だ如月弦太朗。君は友情を捨て、独りでコズミックステイツに変身する力を手に入れた」
単身でのコズミック変身を見届け、「よくぞ友情を捨て去った」とフォーゼを褒めるヴァルゴ。だが弦太朗はそれを受けて首を横に振った
「いいやそれは違うぜタチバナさん。俺はやっぱり友情の絆でコズミックになった」
「なんだと?」
「こないだコズミックになれなかったのは、
俺自身がみんなを信じていなかったからだ
あいつが一緒に居てくれなければ絆が崩れちまうんじゃないかって。でも違った。会ってみてわかった
みんな一緒に居なくてもいい。それぞれが道を信じて進んでいれば・・・
俺はその絆を信じられる!」
言われてみればそりゃそうだ。コズミックステイツは絆の力
例えその身は離れ離れになろうとも。心が繋がっていれば絆が切れる道理はない。「部」が解散しても「友達」は解散できないのだ
「私達もわかったよ弦ちゃん!死ぬのは怖いけど・・・逃げるのはもっとヤだ!
ライダー部もやる!宇宙飛行士にもなる!両方やるのが私の一直線だよ!」
「お前達・・・来てたのか!」
そして弦太朗の啖呵に呼応するように、ユウキ、JK、大文字さん、美羽が登場
友情を否定したヴァルゴを睨みつけ、「俺達の絆はこんなものじゃ壊れない!」と胸を張る
「へへ・・・ズルいっすよ弦太朗さん。あんな風に応援されちゃあ逃げるワケにはいかないじゃないッスか」
「ジュンに叱られたわ。あんな怪人の言うことに屈するんじゃなく、早く叩きのめすのが風城美羽だって」
「俺も天高のキングと呼ばれた男だ。美羽を守る。お前も守る。それくらいやってやるさやりパンサー!」

「あなたは俺達をフォーゼと弱点だと言った。だが如月は俺達の甘さも弱さもひっくるめて強さに変える
これが如月弦太朗・・・これがフォーゼの強さなんだ!」
「友情は弱点なんかじゃねえ。友情はダチだ
怖がって避ければ何の力にもならねえ。だが信じて受け止めれば、こんなに頼りになるヤツはいねえ
だから友情は俺にとってダチなんだ!」

「友情」と言ったら昔はキン肉マン、今はフォーゼってくらいのキーワード
友情が服着て歩いてるような男が如月弦太朗。そんな男に「友情を捨て去れ」などと、ハナから通じるハズのない見当違いな話だったか
この少年は友情の力でどこまでも強くなる。そう確信したヴァルゴは穏やかな声で負けを認めるのだった
「私の負けだ如月君。君達の言う友情・・・私ももう一度信じてみるとしよう」
そう言って杖をかざすと、上空に空いた穴からメテオと友子が無事に帰還。負のコズミックパワーの墓場にいた割には何の影響も見られません
それもそのはず。ヴァルゴは変身を解いてタチバナさんの姿に戻ると、そのカラクリを明かしてくれます





「2人にはM−BUSで眠ってもらっていた。ダークネビュラに送ったフリをしなければ処刑されていただろう
私がこれまで処刑した幹部スイッチャー達もそこで眠っている」

これまでダークネビュラ送りにされた人間は、全てM-BUSにて無事
やはり完全な善玉だったタチバナさん。しかしなぜ敵であるヴァルゴが味方をしてくれるのか?ライダー部員達はその疑問をぶつけます
「教えてくれタチバナさん。何故俺にゲートスイッチを送った。フォーゼドライバーを見つけさせた?」
「俺も聞かせてもらうぞ。なぜ俺にメテオドライバーを渡した?」
「答えてください。江本先生」
ホロスコープスのヴァルゴにして、反ゾディアーツ同盟のタチバナ
二つの顔を持つ謎の人物。そしてただ一人もう1つの顔を知る友子がお願いすると、タチバナさんはその仮面を脱いで素顔を晒した
「江本教授!そうかあなたが・・・!」
「私はホロスコープスの裏切り者だ。メテオの支援者であることが彼等に知られてはならなかった
だからタチバナの仮面を被った。賢吾君にフォーゼシステム、流星君にメテオドライバーを送ったのは・・・」

「一緒に戦う仲間が欲しかったから、だろ?」

ホロスコープスの中にあって、常に側近中の側近として我望理事長を支えてきた参謀。そして・・・
その計画を阻止する為に、たった一人で孤独な闘いを続けてきた男
さっきの半切れカミングアウトでも告白したように、彼は一度は自分の欲望に負けて親友をその手にかけてしまった拭い去れない罪を持つ
だがその後良心の呵責から再び人の心を取り戻し、もう一人の親友である我望の野望を止めるため水面下で戦ってきたのでしょう
それが江本教授の正体。彼は共に戦う仲間として賢吾と流星の才能をを見初め、彼等にゾディアーツと戦うための力を与えたのだった
「如月君、何があっても友達のことを守ってやってくれ。何があってもだ」

「おう。約束するぜ。そして今日からアンタも俺のダチだ!」
かつて欲望に負けて友を裏切ってしまった愚かな自分。だがこの少年ならばきっと
弱い自分にはできなかったことを弦太朗に託し、笑顔でガシピシグッグを交わす江本教授。最高に爽やかな和解シーンです
が、次の瞬間!

ピチューン!う、うわあああああああ!!
江本教授の胸を貫く一筋の光の矢。ゴボリ、と赤黒い血を吐いて男は力なく膝から崩れ落ちた。な、なにをするだァーッ!ゆるさんッ!
和気藹々とした雰囲気が一転して凍りつき、怒りを体現したような燃え盛る炎とともに粛清者はその姿をライダー部の前に現した





「残念だよヴァルゴ・・・私が宇宙の真理に到達するパートナーは君だと思っていたのだが
しかし君がこうして裏切ることは星の宿命によって決まっていたのだな」


「サジタリウス・・・・ッ!なぜここに!そおい!
ハァ・・・ハァ・・・大丈夫・・・彼等は安全な場所に送った。賢吾君、君は私と一緒にきてくれ」

致命傷を負いながらもライダー部員達を安全な場所へ転送するヴァルゴ。そして賢吾1人だけを連れて自分もこの場から逃走します
弦太朗と流星はこれを食い止めるために変身。2人がかりで怒れるサジタリウスに挑みますが・・・もう
見た目超強そう
どこから見てもスーパーマン。スペースオペラの主役になれる
危機一髪も救える。ご期待通りに現れそうなサジタリウスです

「来い若者よ。遊びに付き合おう」
>脚本を除いて考えても、サジタリウス登場の演出は、その造形も芝居も、火薬やCG、
カメラワークに音楽等と、大ボスに相応しい重厚な画面作りだった

「ハァ・・・ハァ・・・賢吾君私は・・・どうしても君に伝えなければならないことがある・・・
私は友情より力に屈した男・・・
歌星緑郎を殺したのは・・・私だ・・・!」
「・・・・あなたが・・・・父さんを・・・・」
賢吾を連れてワープした江本教授は、そこで自分こそが賢吾の父を殺した犯人であることを告白。その罪を謝罪する
衝撃を事実を突きつけられた賢吾ではあったが、致命傷を負いながらも罪を悔やむ目の前の人物を責める気持ちは沸かなかった
「心して聞いてくれ賢吾君、歌星は君の・・・・」
「おっと。逃しはしませんよヴァルゴ」
「よくもあのお方を裏切ったな・・・貴様だけは許さんッ!」

と、ここで江本教授は
更に何かとてつもなく重要な事を賢吾に伝えようとするが
タイミング悪く2人を追ってきたレオとリブラに見つかってしまい、そこから先の言葉は失われてしまいます。うわー気になるー
「賢吾君!奴等の目的は12個のホロスコープススイッチを集めることだ!
君達は仮面ライダー部はなんとしてもそれを防いでくれ!頼む!」
「待ってくれ江本さん!江本さあああああああああああん!!!」
ヴァルゴは最後の意志を伝えると、賢吾を守る為にリブラとレオを捕まえて離れた場所へワープ。未来を少年達に託すのだった

「若者よ。解ったかな?それが君達の力だ。いや・・・力と呼べる程のものでもないか」
サジタリウスの圧倒的なパワーにまるで赤子扱いされて敗れたフォーゼとメテオ。レオもテキトーに強いですが、この強さはまた格別
そして同じ頃、もう一箇所での戦闘も・・・・
「フフン。結局最後に生き残ったのは私の方でしたねぇ?ヴァルゴ」
命の炎尽きた江本教授を侮蔑するように見下ろし、ヴァルゴスイッチを回収していく我等の校長。だが江本教授の顔は穏やかだった
いい・・・最後にまた・・・
友達が・・・できた・・・・


自分の心が弱かったせいで失ってしまった友。だが最後の最後に、再び友達を得ることが出来た
既に意志は少年達に託した。もう思い残すことはなにもないとばかりに、江本州輝は笑顔でこの世を去るのだった
>キッグナスの回での「正義のゾディアーツなど存在しない」今思うとこれは自分に対する自虐だったのですかねぇ
>なにが「正義の心を持ったゾディアーツなどいない」だ。ちゃんといるじゃないか(号泣)
>かつていた二人の親友のうち一人を自らの手にかけもう一人は畏怖する対象となってしまった江本教授にとって、
ほしかった『仲間』とは共に戦う『同志』よりも今を互いに支えあう『トモダチ』だったみたいですね
カプリコーンとJKの回といい今回といい、作品のメインテーマを扱う場面では本当に丁寧なシナリオ運びだと思います
これで意味のない見逃しが無くなってくれればなあ
「・・・・・・・江本」
友の裏切りと死を受け止め、理事長室でひとりその名を小さく呟く我望光明。
その表情はとても寂しそう
彼にとっても唯一の心許せる相手が江本教授だったのでしょう。歌星緑郎に続いて2人めの友を失った哀しみやどれほどのものか

>江本教授(´;ω;`) しかし理事長も本当に辛そうな顔をしてましたから、友人として信じていたのでしょうね
>理事長の悲しそうな顔を見ると彼もまだ友情を捨てきれていなかったみたいですね

>タチバナさんが居なくなっちゃったらあの人工衛星どうするんでしょうか!?
メテオへの変身はまあ大丈夫として、あの中で眠っているという過去処刑された人たちは!?

「タチバナさん。俺はメテオを続けるよ・・・あなたの遺志を継いで」
「先生・・・さよなら・・・」
「江本さん・・・父の眠るこの月でもう一度友情を紡ぎ直してください」
「ダチのアンタとの約束だ。俺は何があっても自分のダチを守ってむせるぜ」

ラスト。江本教授の亡骸を月へ埋葬し、最後の言葉を手向ける弦太朗、賢吾、流星、友子の4人
賢吾に江本教授に対する憎しみが微塵も残ってないところが視聴者にとっても救いでしょうか。どうか安らかに眠ってください
『しかし・・・あの時江本さんは何を言おうとしていたんだ?』
そして1つだけ残された大きな謎。
江本教授が最後に賢吾に伝えようとした言葉とは?
歌星緑郎殺しの犯人とタチバナさんの正体も判明し、いよいよ残された謎解きもあと僅か。あっと驚く展開に期待して次週を待て!
>歌星は君の、、、の言葉に続くのは「体内にコアスイッチを、、」ということなのでしょうね
ユウキもゾディアッーツとなれば、選抜生が歌星除いて幹部ということになるので、何か無い訳がない
>「歌星は君の…」って「本当の父親ではない」でしょうか?だとしたら、緑郎=弦太郎父・我望様=賢吾父もありかもしれませんね
もし子が父の野望を止めるだとしたら超燃える展開ですね!!


第四三話

双・子・明・暗

「我望理事長主催のNASA研修旅行の申し込み用紙だ。歌星君にも渡しておいてくれたまえ
言っておくが、行けるのは君達のうちのどちらか1人だけだぞ?」
「ふおお夢のNASA研修旅行ぉおお!行きたい行きたいい!
・・・でも選ばれるのは賢吾君で決まりだろうなぁ。なんとか私が行ける手段はないかなぁ
宇宙の声よおおおおおお〜!」

「・・・なんだって?今「宇宙の声」と言ったかね城島君?それはどういう事かな?」
冒頭。校長からNASA研修旅行の申込用紙を受け取り、
いつにも増してエキセントリックに騒ぐユウキ
普通の人間ならば眉を顰めて見て見ぬフリをするところですが、ユウキの発した単語に食いついたのは他ならぬ我望理事長その人だった
「あ、理事長!えっとこれ誰に言っても笑われるんですけど・・・私、小さい頃に宇宙からの声を聞いたんです
『聞こえたのならおいで。私はここで待ってるから』って
”ああ、私を待ってくれてる人が宇宙にいるんだ”って・・・その時から理屈じゃなく宇宙が好きになって

ふふ・・・これ誰にも言わないでくださいね。なんせ両親すら信じてくれなかったくらいで・・・」

今明かされるユウキが宇宙バカになったルーツ。それは幼い頃に聞いた「宇宙の声」に起因するという
にわかには信じられないヨタ話を校長は華で笑うが、隣で聞いていた理事長のユウキを見る目が急速に変わっていく。これはもしかして・・・?
「それはまぁそうだろう。そんな馬鹿げた話が・・・」
「いいや。私はその話信じるよ、城島君」
「えっ?あ・・・あ・・・・ありがとうございます理事長!」
今まで誰に話しても信じてもらえなかった話をこの世で一番尊敬する人物から「信じる」と言ってもらい、飛び上がって喜ぶユウキ。よかったね
ばたばたと廊下を駆けながら去っていく後ろ姿を見送る理事長は彼女から目を離すことなく、隣でボーっと突っ立っている校長に声をかけた
「リブラ。彼女をラプラスの瞳で見なさい」
「は?彼女は選抜試験の時に既に見ています。間違いなくハズレで・・・」
「いいからもう一度見てみろ」
「ひゃ、ひゃいッ!」

>校長「この前ちゃんと見ました。間違いなくハズレでした」 理事長「いいから(ハトよめ風に) 」
いいからドーピングだ!「ユウキは外れ」という答に対し、いつもの穏やかな口調ではない威圧的態度で再確認を命ずる理事長
ビビった校長は栗木拓次ばりにテンパりながらリブラに変身し、ラプラスの瞳を発動。するとその瞳に映し出されたのは紛れもなく・・・・

「私が賢吾君の申し込み用紙をビリビリに破った!?そんな事するワケないじゃない!」
「俺だってユウキを疑ってるワケじゃねえけど・・・あの後ろ姿は間違いなくお前だったぞ」
放課後ラビットハッチ。あらぬ疑いを弦太朗からかけられて憤慨しているのは、さっきまで幸せの絶頂にいたユウキ
なんと
預っていた賢吾の申し込み用紙を破って捨てたところを目撃したのだと言う
「それを疑ってるって言うんじゃん!あーもう知らないよ!例のチケットの話だって無しだかんね!」
「・・・・例のチケット?悪い、なんだっけそれ?」
「忘れたの?酷いよ!それでも友達!?バカ!バカ!まんこ!」

自分が代表に選ばれるために競争相手を嵌める。ユウキがそんなキャラでないことはTVの前の視聴者も全員解っている事なのに
この期に及んでそれを疑う幼馴染みの弦太朗。ホントこいつは友情バカのくせに毎回・・・
更には幼い頃に2人で交わした大事な約束まで忘れていたようで、ユウキの怒りは火に油を注いだ状態。手がつけられなくなってしまう

しかしここでユウキの凶行を裏付ける目撃報告が全校生徒の口から発生。なんとユウキが学校中の壁にスプレーで落書きしまくったのだという
「私は何も知らないってば!本当に私にそっくりだったって言うなら、それはきっとゲンガーさんだよ!」
全校生徒の前に犯人として突き出されたユウキは頑なに無実を主張。「犯人は私のドッペルゲンガーだよ!」などとのたいまいます
ていうか
「私のゲンガー」って言うとユウキのポケモンが犯人みたいだよね





「あははははははは!あははははははははは!」
そんな中、大杉先生やライダー部員が次々いたずら被害に遭う。高笑いしながら現場から逃げる女生徒の後ろ姿はどう見てもユウキ
だが水をかけられたJK、小麦粉をかけられた大文字先輩まではいたずらで済むも、美羽が高所から突き落とされるともういたずらとは呼べないシロモノ
フォーゼがなんとかキャッチして難を逃れたが、そうでなければ命を落としていた。部員全員が怒りの目で高所の女生徒を睨み上げると
なんと彼女は、彼等の目の前で11人目のホロスコープスに変身する
「嘘・・・ユウキさんが十二使徒?」
「バカな・・・おい!お前本当にユウキなのか?」
「弦ちゃんなんか大っ嫌いだよーう!あっはははははははは!それー!」

明らかにユウキとしか思えない口調で攻撃を仕掛けてくるゾディアーツに、弦太朗は反撃することができずやられるがまま
事情を知らないメテオが遅れて参戦するも、フォーゼがその攻撃を止めようとしたため2人揃っていいようにやられてしまう

「双子座ジェミニゾディアーツか
赤いカードは投げてすぐ爆発する爆弾、青いカードは任意のタイミングで爆発させられる爆弾。厄介な相手だ」


ユウキのエキセントリックでとらえどころのない言動を反映してか、ビジュアルは道化師タイプのジェミニ
2種類のカード爆弾を使い分けるという、
格ゲーキャラみたいな戦闘スタイルでフォーゼらを蹂躙します
>某所で知りましたが、ユウキがジェミニなのは城島ユウキ(Joushima yuki)を並べ替えると
I am soujikyu(私は双児宮です)になるからなんだとか・・・どこのヴォルデモート卿だよ
>道化キャラって無条件に強そうに見えますねwキラークイーン&ガンビットって感じのトリッキーなスキルも相まって、
単に強いというか闘いにくい、厄介だといった敵に仕上がってる印象

「まだ足んない・・・4割くらいかなぁ。また今度ねー♪」
なにやら意味有りげな台詞を残して退散するジェミニ。なぜユウキが?残された部員達はあまりの展開に唖然として立ち尽くすしか・・・
と、思ったらそんな部員達の前に
身でノコノコ現れるユウキ。すぐさま全員に飛びかかられ簀巻きにされる事に

「もうみんなしっかりしてよ!私が美羽先輩を突き落とすワケないじゃん!」
「たしかにスイッチは持っていないようだが、だからといってゾディアーツでないという保証はない
それにユウキ君が何者かに操られている可能性もある」

「ジェミニ・・・双子座か。そうだ!ユウキもしかして双子の姉か妹がいるってことは・・・」
「一人っ子だよ!幼馴染みだから知ってるでしょ!もう弦ちゃん最低!
いっそ流星君みたいにストレートに疑ってくれたほうがまだマシだよ!」
「少し落ち着けユウキ。如月は君のことが大事なんだ。昔からの友達なんだろう?」
「そうだぜユウキ!お前の疑いはこの俺が絶対に晴らして・・・」

「最初に疑ったのは弦ちゃんだよ!?
それに昔からの友達も怪しくなってきた!
大切な約束も忘れちゃってるし!」
部員の誰もが信じてくれない状況に、もはやすっかり「自分以外は敵だ!」と噛み付くユウキ。とりわけ弦太朗に対する不信感は半端ありません
やはり幼い頃の大事な約束をコロッと忘れているのが相当頭にきているようで。マシンガンのように一方的がなり立てて家に帰ってしまいました

「今日はフランス料理だよユウキ〜って・・・あれ?ノリが悪いな。フレンチの気分じゃないのかなママン?」

「そうね・・・どこか具合でも悪いのかしら?パパン」
そしてこのユウキの両親である
>ユウキのウザ変人っぷりは血筋だったのか
>ドクター真木がユウキのお父さんに…テンションの高いコスプレってのもオーズの知代子さんを連想してしまいます
>ユウキんち変態過ぎる・・・はじめの一歩の板垣家とクスクシエ仮装フェアがフュージョンしたような・・・w
完全にクスクシエIN自宅。しかもお父さん役はオーズで真木博士を演じた神尾佑さんです
もしもオーズで真木博士と千代子さんが結婚するIFルートがあったなら、その時はきっとこんな家庭を築いていたに違いありません

「ああクソ・・・思いだせねえ・・・例のチケットってなんだろう・・・どうしたらいいかなぁ賢吾」
「忘れてしまったものは仕方ないだろう。素直に謝って本人に直接聞くしかあるまい」
「やっぱそれしかねえかぁ・・・って、大杉先生。どうしたんだ?そんなに慌てて」

「歌星に言われた通り、学校の監視カメラをチェックしてみたら・・・これを見ろ!」
弦太朗がユウキとの約束を思い出せずに一人でもがいていると、そこに息を切らせて走ってきた大杉先生が到着
監視カメラの映像からプリントアウトした写真を見て、部員達は思わず息を呑む。そこに写っていた「ユウキ」の姿は・・・・





「ひっ!?あ、あなたね!学校で悪さをした私の偽物は!」

「あははは!偽物じゃないよお!私も城島ユウキ・・・あなたは光。私は影
私達はゾディアーツスイッチで2つに分かれたんだよ。あなたにはその記憶が無いだけ」

>闇ユウキマスク怖すぎるだろコレ。子供確実にトラウマもんだよ
>まさかの女版スケキヨ・・・これは子供たちのトラウマ間違いなし

その頃。ユウキは自分の部屋にいた偽物・・・否。「影の自分」と対峙していた。仮面マジきもくて怖い
ユウキは理事長と別れたあと、リブラとレオによって無理矢理ゾディアーツスイッチを押されジェミニスイッチを発動
その能力によって光と闇の2人格に分離してしまったのだという
「私はあなた。だからあなたの欲望を叶えてあげたの
賢吾君を出し抜いてアメリカに行きたい。学校に宇宙を流行らせたい。邪魔な会長達に仕返ししたい
それをするたび
”私”はどんどん濃くなっていく!ほら見てもうこんなに!
もうすぐあなたのモノぜーんぶもらうよ・・・夢も。友達も。癖も。思い出も。未来も!
そして存在が薄くなったほうが消えるの・・・あなたがね!」

そして2人に別れた人格はより優れた人間になるため淘汰しあい、
最終的には存在が薄くなったほうがこの世から消滅するという
無表情の仮面の顔だった「影」の顔がゆらぎ、少しの間ユウキとまったく同じ顔に変化する。もう「影」はここまで濃くなっているのだ
これは素で怖い。俺なら恐怖で発狂してしまいそうな状況ですが、激昂して果敢にも自分に掴みかかるユウキ
「こんちゃーおばさん!失礼します!って・・・・ユウキが二人!?」
「弦ちゃん!コイツが偽物だよ!お願い早くやっつけて!
コイツ変なこと言ってた・・・自分も私だって!もうすぐ私が消えるって!」

と、ここで監視カメラの映像を見てユウキが犯人でなかったことを知った弦太朗・賢吾・流星の3人が到着
恐怖に怯えるユウキを見てケラケラと笑いながら影ジェミニゾディアーツに変死。仲間を守るため弦太朗達は奮起しますが・・・

「ジェミニは私のものだ。私は彼女とともに宇宙に飛び立つ
ジェミニはやっと見つけた私のパートナーだ。同じ”星からの声”を聞いた・・・ね
やはり闇の君が真の君かな?」

「ジェミニがパートナー?」
「星からの声だと?いったい何を言ってやがる!」

そこに現れたのは危機一髪も救えるスーパーマン。サジタリウスです
ジェミニを抱き寄せ優しい言葉をかける様は、さながら
女子高生と援交してるスケベ親父のよう
>ジェミニの肩を抱く我望が年下に手を出したおっさんにしか見えない
>まさか朝っぱらから紳士な理事長に絶望じゃなくてNTR感を喰らうとは思いませんでした
カワイイ双子座の声もあってヘヴィだぜ・・・

「二人に別れた人格は淘汰しあい、存在の薄いほうが消滅する
あと12時間で新しい城島ユウキの誕生だ」

新しい城島ユウキの誕生だよッ!!ナッピバースデイ!
鴻上会長のような台詞を吐いてライダー部に衝撃と不安を与えるサジタリウス。その恐怖心が最初の引き金となったのか
ユウキの身体に・・・否。まずは顔から。異変が起きる

「嘘・・・嘘・・・私・・・私の顔が・・・・っ!」

近くに停めてあったバイクのバックミラー。そこに映った自分の顔を見てユウキは激しいショックを受ける
さっきまで「影」の顔だった白いマスクが今は自分の顔に!
正直こええ。日曜朝からホラー展開すぎてビビる。これは低年齢層にはトラウマになるんじゃなかろうか
もはや光と影のバランスは影のほうが強くなってきているという事か。このままだと消えるのは本当に自分のほう・・・
「わ・・・私の顔がこんな・・・これじゃみんなの傍に居られないよ!」
恐怖にテンパったユウキはヨタヨタとおぼつかない足取りでその場から一人走りだしてしまう
 一方のジェミニは超新星の力で2体に分身。その1体が
サイバイマンのようにメテオにしがみつく
「いかん離れろ!それは爆発エネルギーの塊だ!」
「ヤムチャ−!!!!じゃなかった流星!」

ちゅどーん!!!!!!
>ジェミニの自爆でメテオがヤムチャに!
ジェミニの自爆攻撃を受けたメテオは派手に爆発。弦太朗の悲痛な叫びが響いたところで引きです

ライトホラージェミニ!このまま本物のユウキは消えてしまうのか?次週へ続く!


第四四話

星・運・儀・式

「ぐふッ・・・あ・・・危なかったな弦太朗・・・ウボァー」

「流星ーッ!完全にヤムチャだこれ!」
フォーゼの身代わりとなってジェミニ・ゾディアーツの分身爆弾をまともに浴びた流星は見事ヤムチャ化してダウン
サジタリウスはジェミニの急成長ぶりに満足しながら、高笑いして退散します
「あと12時間・・・止められるものなら止めてみたまえ
私とジェミニが”プレゼンター”に会いに行くことを」

「プレゼンター・・・だと・・・?」
サジタリウスが捨て台詞に残した
プレゼンターという新単語。劇中では初登場となる言葉ですが、賢吾は何か知っている様子
とりあえず2体のゾディアーツが居なくなったので、重傷の流星は賢吾に任せ、弦太朗は錯乱して逃げ出したユウキを追いかけますが・・・
「うっうっ・・・・もう遅いよ弦ちゃん・・・遅いんだよ・・・」
顔がスケキヨマスクになってしまったユウキは顔を仲間に晒すこと拒絶。その身を隠してしまいます

「ジェミニ。新しい君の誕生の祝う儀式を行おうじゃないか」
「本当ですか我望様。嬉しい・・・一緒に見ましょう!古い私の最後を!
愚民どもを切り捨てて星に昇る・・・私達の前途を祝して」

「フッフフ頼もしいね。選ばれた人間はそうでなくては」
「やれやれ大変なご寵愛ぶりだな」
「プレゼンターの声・・・か。私にはまったく覚えがない」
「リブラ!まだピスケスは見つからんのかね?急ぎたまえ!
まったく・・・これだから声の聞こえぬ者はな」
理事長室。カリスマボスの膝に顔をうずめてうっとりした表情の闇ユウキと、その頭をナデナデしながら可愛がる我望理事長
一歩間違えるとおっさんとJKの援交フェラシーンに見える危うい絵面
もはや理事長には「プレゼンターの声」を聞いたユウキのことしか入ってないようで、それ以外の部下の価値は大暴落です
これまでロクな結果を出せないながらも頑張ってきた校長に対し、あからさまな
「使えない奴」発言を放つ有様
『我望様が必要しているのは私ではなく・・・私のスイッチだけなのか』
視聴者としては「今更気付いたのかよお前!」という感じですが。ここにきてようやく自分の立ち位置を理解し始めた我等の校長

これまで少しずつ積み重ねられてきた造反フラグがそろそろONになりそうな予感です

一方。居なくなったユウキを全員で捜索するライダー部ですが、依然その行方は知れず。責任を感じた弦太朗は自分を責める
「くっ、どこにいるユウキ・・・俺のせいだ・・・普段「友達友達」言ってるクセに・・・
そいつが一番苦しい時にはいつもこうだ!」

正直ホントそうだよお前は!友情バカの設定のくせに、ここ一番という時に頼れない脚本多すぎる

弦太朗にはこの家康の言葉を深く噛み締めてもらいたい

「あまり気にするな如月、お前だけのせいじゃない。それよりプレゼンターという言葉についてだが・・・
”人類に対して働きかける宇宙からの意志”
命名者は江本さんだ。特定の条件を満たした人間にだけ届く、宇宙からのメッセージなようなもの
もしかしたらゾディアーツになる人間は多かれ少なかれその声に導かれているのかもしれないな
星の声に魅入られた人間・・・それがゾディアーツなんだろう」
宇宙からの呼び声。それは未熟な人類を更なる進化へと導く、大いなる意志なのか。はたまたもっと別の・・・?
ゾディアーツを生み出した大元とも言えるプレゼンターという存在。ビビるライダー部だったが、ここで城島家からユウキが帰宅したとの連絡が
「よかったとりあえずは安心だ」と安堵する部員達。しかし当然そんな簡単に事態が収束するワケもなく・・・






「ここは私の家よ!私の家族よ!返して!返してよ!」
「イヤ。もう私のモノだもん。私が偽物だって説明しても、その顔じゃもう誰も信じてくれないよ?
仮面ライダーが来る前に早く逃げたら?アハハハハハ!」

「なんで私が逃げなくちゃいけないの・・・偽物はあなたなのに!」

言わずもがな、城島家に帰宅していたのは存在の濃くなった闇ユウキの方
忍び込んだ本物ユウキが泣きながら「私が本物なのに!」と闇ユウキに食ってかかるが、そんな反応を見て更にケラケラと笑う闇ユウキ
「存在が濃いほうが本物なんだってば。もう記憶も能力もほとんどが私のモノ・・・勝ちは動かない
それに・・・”コレ”持ってる方が濃くなるに決まってるしねぇ」

「私が濃くなってるのはコレのおかげ」と、ポケットから取り出したジェミニスイッチを見せびらかす闇ユウキ
「コレを持ってればまた濃くなれるの?」瞬間的に本物ユウキはこれを奪い取って逃走するが、闇ユウキは慌てもせずクスクスと笑い・・・

「見つけたぞ偽物!覚悟しやがれ!」
「この偽物め!もう逃げられんぞ!」

「ちっ違うよ・・・ああ・・・名前・・・名前が出てこない・・・大切な仲間なのに!」
家の外に飛び出したユウキを取り囲んだのは仮面ライダー部一同。ユウキは本物だが顔はスケキヨ、手にはゾディアーツスイッチ
しかも弁明しようにも存在が希薄になっているせいでメンバーの名前すら出てこないという完全な詰み状態。闇ユウキはこれを狙っていたのか
恐怖と動転のあまりテンパってしまって、ジェミニスイッチを押してしまったものだからもう弁明の余地なし。本物は「偽物」と見なされてしまう
かくして仲間達から罵声を浴びせられ、容赦無いリンチを受けるユウキ
悲鳴をあげて逃げ惑うユウキを執拗にボコボコにするフォーゼがマジ酷い。偽物だと思ってるから仕方ないんだけど。マジ酷い
>先週もスケキヨで子供のトラウマ状態でしたが、味方が「偽者!」と心身に攻撃をしかけるってきっついですね
イジメ問題もいまだ強い情況でこれは二週続けてトラウマ回

と、このままユウキが仲間達に殺られるのは時間の問題かと思いきや、本物を装った闇ユウキが調子こいてリンチに参加します
「いいぞ〜弦ちゃん!早くその偽物をやっつけちゃって!」
『!?ユウキ・・・?おかしい・・・如月とは喧嘩していたハズなのに・・・・』
「待て如月!そのユウキは本物の可能性がある!
おそらくそっちのユウキが偽物だ!」
そのタイミングと言動の不自然さに違和感を覚えた賢吾は、彼女が偽物でリンチを受けているほうこそが本物だという事実に到達する
ちなみに弦太朗はといえば
偽物を応援を受けて本物を殺る気満々でした。ほんと駄目だこいつ
「アハッ!流石は賢吾君あったまいい〜!あなた達に昔の私を始末させるの面白いと思ったんだけど・・・
でもいいわ。どうせあと10時間・・・打つ手無しよねぇ」

奸計は失敗したもの、「逆転した立場を覆す手段はお前らにはなかろう」と捨て台詞を吐いてトンズラする闇ユウキ
本物ユウキもこれで疑いが晴れたのだから保護されればいいものを、また逃げ出してレオとリブラに拉致されてしまいます。めんどくせえな
「はっ!?ここは・・・間違いねえ!子供の頃のユウキとの約束!思い出した!」
と、ここでえらい唐突に「例のチケット」の約束を思い出す弦太朗
そこはユウキがレオとリブラに拉致された現場だった。彼女は記憶が曖昧になりながらも、わずかに残された思い出にすがったのだろう
なぜあんな大切な思い出を忘れてしまっていたのか。約束を思い出した弦太朗は、それこそがユウキを元に戻す切り札になると確信する

「アレさえあればユウキを元気にしてやれる・・・ユウキを元に戻せるかもしれねえ!」





「それではこれより誕生と消滅の儀を執り行います。星に願いを!」

黒のドレスを着てしゃなりしゃなりと歩くユウキがエロカッコイイぞ
明けて翌日早朝。ついに始まったジェミニの消滅と誕生の儀式。これは終わった時、光のユウキは消滅し闇が「本物」となってしまう
「そんなことはさせん!」と駆けつけたライダー部は儀式を邪魔しようとするが、サジタリウスの力で金縛りにされてピクリとも動けない
「ぐくっ・・・しっかりするんだユウキ!そんな偽物なんかに負けるな!」
「偽物・・・?ううん、違う・・・アイツも私なの・・・わかるの・・・
私にも仲間を蹴落としてでも宇宙に行きたいって願望があって・・・それも私だって」

「偽物に負けないよう心を強く持て!」という仲間達の励ましに対し、いやアレも自分なんだと「己の中の闇」の部分をを認めるユウキ
闇ユウキが生まれたのは自分の中にそういう素養があったからだと諦めムード満点のユウキ。もうどんな言葉も届かないほど凹んでます
「何言ってんスか!そんなの部長らしくないっすよ!弦太朗さんが来るまで諦めないで!」
「弦太朗・・・弦ちゃん・・・弦ちゃんて・・・誰だっけ?」
「お前のダチだ!ユウキ!
すまなかったユウキ・・・俺は本当に駄目な奴だ。こんな大切な約束を忘れちまってたなんて
俺とお前の・・・絆だ!」
デデーン!とここで頼りないダチ登場。しかしその手にした小箱を見た瞬間、ユウキの記憶がフラッシュバックする
それこそはまさしく、幼き日の二人が交わした約束の証。
幼馴染みの2人を未来永劫を繋ぐ絆だった

「聞こえないな。宇宙の声」
「嘘じゃないんだよ。本当に聞こえたんだよ弦ちゃん・・・」
「なぁユウキ、近くに寄ると声ってハッキリ聞こえるよな?
宇宙に言ったら宇宙の声もよく聞こえるんじゃないかな」
「そっかぁ!弦ちゃん、私大きくなったら宇宙飛行士になる!
そしたら弦ちゃんも一緒に宇宙に連れてってあげるね!
これはその約束!」

小箱に入っていたのは、手作りの宇宙旅行チケット
「このチケット一生有効なんだろ?絶対に俺を連れてってくれ!」
前回ユウキは理事長に、星の声を「両親でも信じてくれなかった」と言っていたので、信じてくれたのは理事長だけだと思ってましたが
彼以前にユウキのことを信じてくれたのが、他ならぬ弦太朗だった
そして幼い弦太朗の発した何気ない一言こそが、ユウキの「宇宙飛行士になる」という夢のきっかけだったのである
「私を一番最初に信じてくれた友達・・・それは弦ちゃん!」
「な・・・そんなバカな!?」

幼なき日の約束をハッキリと思い出し、弦太朗との固い絆を取り戻すことで自らの存在を確固たるものとするユウキ
途端に闇ユウキが苦しみ始め、二人の存在は土壇場で再び逆転する

本物ユウキは白いドレスを着てるせいもありますが、黒ユウキとの表情演技分けが素晴らしい。清水富美加ちゃん頑張ってるなー
もう少しで自分が「本物」になれるハズだったところを邪魔された闇ユウキは激昂してジェミニに変身。戦闘シーンへと雪崩れ込みます

>儀式がこれなんてエロゲ?って感じでした
普段制服のユウキしか出てきませんが、ドレス姿も白黒両方似合ってていいですね





「おのれよくもおおお!闇の方が強いハズなのにいいいいい!」
「そりゃ人間誰だって黒い部分はある。でもな、それをお互い乗り越え合うためにダチはいるんだ
打ち砕いてやるぜジェミニ!ダチの力で!」

第一話以来となるユウキとガシピシグッグッを交わしたフォーゼはいつもの説教語りも絶好調
例の分身爆弾をくらいそうになるも、怪我を押して駆けつけた流星からメテオストームスイッチを借り受け爆発力を吸収。ジェミニを圧倒します

同じく怒りの立神はレオではなくカプリコーンスイッチで変身。フォーゼではなく脆弱な仮面ライダー部員達をターゲットに襲うが・・・
「くらえい!ロックンロール!・・・なにィ!?」
パキィイイイイイイイン!!!
「ぬう?今の力は・・・まさか・・・・」
部員達を襲った音波は、その寸前で何かの見えない力に相殺されるように消滅
その「見えない力」は最前列に居た賢吾から発せられたように見えました。理事長も何か気付いた様子だし、やはりこれは・・・
>賢吾コアスイッチ保有者フラグどころか確証レベルで証拠が出てきてる
やぎ座で共振してるし、体調崩す時の効果音が鳴るし
OTOME教授の最後のセリフは「歌星はキミの体にコアスイッチを隠したんだ」でしょうか
>賢吾がやはりコアスイッチ持っているようですね。フォーゼも残り一か月、どう終わるか楽しみです
件の「コアスイッチ」は賢吾の体内にあると見て間違いなさそうです
「ぎぃいいいやああああ!!!」
あとはいつもの流れの超銀河フィニッシュでジェミニを撃破し一件落着。メンバーは全員笑顔でラビットハッチへと戻るのでした

「ありがと弦ちゃん。このチケット、必ず使えるようにしてみせるからね!
・・・というワケで、みんなにも1枚ずつ配布しまーす!」
「あれ?ユウキ君、俺のチケットは?」
ラスト。今回の件で深く噛み締めた仲間への感謝を込めて、部員全員の分の宇宙旅行チケットを配布するユウキ
自分だけチケットを手渡されない流星は怪訝な顔になるが、隣に座っていた友子がグッと腕を抱き寄せて持っていたチケットを見せる

「これ。ペアチケットにしてもらったの」
>流星×友子が加速…! 圧倒的最後に向かって巻き…!
>友子×流星公式化キター!これはニヤニヤが止まりません!

友子の手にはハートマークのついた2人分のチケットが。流星×友子公式カップリングキタコレ
「あちゃーついに掴まっちゃったかー」と一瞬引いた表情を見せるも、部員達からヒューヒュー冷やかされるとまんざらでもない様子の流星
友子勝ち組すぎ。つまはじき者のゴス少女からイケメン彼氏ゲットとは・・・ライダー部に関わって人生180度変わったな

「回収しました。ジェミニスイッチです」
「ふぅ・・・結局私一人か・・・先駆者は孤独なものだ
人類の代表たりえるのは私のみ、という事なんだろうねぇ」

ラビットハッチがそんなピンク色の雰囲気に包まれている頃、理事長室には逆に重苦しいムードが立ち込めていた
その重いオーラを発しているのはもちろんこの人。我等の校長です

『ピスケスを発見したら最後・・・私は・・・』
ようやく自分が使い捨ての駒にすぎないという事を理解した校長。最後の十二使徒を覚醒させたら最後、その時がお払い箱になる時である
そうならない為に、校長はここである重大な決断を下したのだった
>ユウキの人の演技分けすごいなーとか近接系スイッチ4種のリミットブレイクおっそろしいなーとか良い話だったなーとか
いろいろ思ったのにこの予告にすべてを持っていかれた感、さすがダディと言わざるを得ない
>もう今回はユウキがどうよりも、ダディヤナザンが完全に死亡フラグ立てた事に全部持って行かれた件。次回が楽しみでしょうがねえ
>次回は我らが校長が活躍!?ダディが出るか、はたまた漢校長が見られるのか。どっちにしても楽しみだ!
>次回校長がやらかしてくれるようですが死なないでほしいなぁ、でも変に改心されても嫌だしなぁ
生き残るために校長のとった決断とは?視聴者抱腹絶倒の展開が炸裂する次週へ続く!


第四五話

天・秤・離・反

「歌星賢吾君お誕生日おめでとー!はい!これはライダー部からのプレゼント!
賢吾君一人暮らしだから鍵失くしたら大変でしょ?これでみんなが見張ってくれるから安心だよ!」
「手作りのキーホルダー・・・ありがとうみんな。こんなに賑やかな誕生日は生まれて初めてだよ」
「おお、賢吾が素直に礼を言うとは。随分と丸くなったもんだ」
「初めて会ったときはなんて生意気な後輩だろうって思ったけど」
「そうそう、感情よりも理屈先行ってカンジで」
「なんか・・・人間らしくなった」
「フッ。これだけ我の強いメンバーに囲まれていれば必然的に感化もされるさ
だが・・・人間らしいというのも悪くない」

>「人間らしくなった」てことは逆に賢吾は人間じゃなかったってことでしょうか?
一人暮らしなのは母親は最初からいなかったのを隠すためで、実はコアスイッチが人の姿をしているとか

今日は賢吾の誕生日。ライダー部のメンバーは食堂の一角を我が物顔で陣取って誕生パーティーを開くことに。ラビットハッチでやれよと
物語序盤と比べてだいぶ人間的に丸くなったことを仲間達から指摘され、「こういう自分も悪くない」とそれを肯定する賢吾の反応が微笑ましい
と、ここで和気藹々とした雰囲気に「俺も混ぜてくれよ」と入ってくる人物が。なるほど会場がラビットハッチでない理由はこの人の登場の為か
「ほほう。今日は賢吾君の誕生日かね?ちょうど良かった、君達に新メニューの味見をお願いしよう
栄養のバランスを考えた特製野菜スープだよ」


「うぇえ理事長!?なんでそんなカッコ・・・え?もしかしてこれ理事長が?」
厨房から声をかけた人物は給食のオッサンではなく、学園理事長・我望光明その人
聞けば理事長はこの学食のメニューを全て自分自身で考案しているのだという。それは完璧人間である彼自身の性分によるものだった
「学園は私の宇宙だ。それを構成する君達の可能性を限界まで伸ばす・・・その為の労力は惜しまない
しかし私はなんでも1人でやらないと気が済まない性分でね。どうしても人には任せられなくて」

「感動したぜ理事長!でも頼れる仲間がいないってのは寂しい!よし今日から俺がアンタのダチだ!」
例によってタメ口全開の弦太朗。いつもならこの無礼千万の友情バカの物言いなどテキトーに相槌を打って受け流しそうな理事長ですが
この申し出には真正面から弦太朗の目を見据え、キッパリと拒絶する
「如月君・・・若いということは素晴らしい。自分の価値観だけが絶対だと思いこめる
人間には友達を必要としない人種もいるのだよ」
ポンと軽く叩かれた肩の凄まじいプレッシャーを感じ、ゴクリと息を呑む弦太朗。和気藹々としていた雰囲気が一瞬にして凍りつきます
と、何かヘンな空気になって全員が気まずくなったその時。またもや賢吾が発作を起こして倒れてしまう。咄嗟にこれを抱きとめる理事長

するとどうした事か。何故かその瞬間、理事長の脳裏には20年前の思い出が鮮明に蘇るのだった
「ついに見つけたぞ。これがプレゼンターからの・・・・」

「そうだ。人類を変え、宇宙へと導く”コアスイッチ”だ」
20年前、2人が発見した「コアスイッチ」とはプレゼンターが人類に送った最初の贈り物
フォーゼの40個のスイッチやゾディアーツスイッチ、全てのスイッチの親とも言える始まりのスイッチ。同時にこの物語の始まりでもある
理事長はなぜ20年前もの思い出を突然思い出したのか?これでもはや賢吾とコアスイッチの関係については疑う余地はありません





「怪物になるスイッチを学校でバラ撒くなんて絶対に許さない!絶対許早苗!
如月先輩、私も仮面ライダー部見習いとして一緒に闘いますから!」
「ははっ勇ましいな蘭。頼りにしてるぜ・・・ってあれ?校長?こんなところにどうして」
翌日。ムスカゾディアーツになった影響からいまだ入院している仮入部ライダー部員・ハルを見舞った弦太朗とユウキ
幼馴染みの蘭も合気道の技に磨きをかけ、「いつでも戦力になれますよ!」とやる気充分です。ていうか
蘭だけでいいよね
と、そこに血相を変えてやってきたのは我等の速水校長。なんと蘭が急遽アメリカへ特別留学することが決まったとかで探していたそうな
戸惑う蘭を半ば強制的に車に乗せて走りだす校長。怪しさ120%です
>ダディヤナザン・・・初登場の時は確かポルシェ乗ってたのにいつのまにかレクサスにグレードダウンして・・・(ほろり
と、いくらも走らないうちに車の前に立ちはだかったのはレオ・ゾディアーツ。なんと仲間である校長に対して攻撃を仕掛けたではありませんか
「裏切ったなリブラよ。まさか貴様がピスケスを連れて逃げるとはな!」
実は蘭こそが十二使徒最後に1人、魚座ピスケス
ホロスコープススイッチが全て揃えば処分されてしまうと我が身を案じた校長は、彼女を理事長らの目から隠すことで保身を図ったのである
様子がおかしいと思って追ってきた弦太朗達はこの状況に出くわして右往左往。もはや隠す必要もなくなったとばかりに校長は共闘を申し出る
「こうなっては仕方ない・・・如月弦太朗!その子を守りたくば私と共に戦え!」

「校長先生がリブラ!?ちくしょう何だか解らねえが・・・蘭は俺が守る!」
校長は弦太朗の目の前でリブラに変身。ザヨゴォー!
衝撃の展開に戸惑いながらも、蘭を守る為これに合わせる弦太朗。まさかの共闘によってこの強敵を退けることに成功します
戦いを終えた校長は蘭がピスケスであること、自分は12個のスイッチを揃わせない為に彼女の身柄を保護しようとした事を明かす
「それじゃあアンタは自分が助かる為に仲間を裏切ったのか」
「信じろって言われても・・・校長先生が生徒達にゾディアーツスイッチを配ってたんですよね?」
「ハルはアンタのせいで・・・許さない!
アンタだけは絶対に許早苗!」

「信じられないのも無理はない。だが・・・」
「いいや俺は信じるぜ!アンタは必死だ。言ってることは信用できねえが
蘭を守ろうと戦う姿は必死だった。今日からアンタも俺のダチだ!」

生徒の怨嗟にとぐろを巻かれ項垂れる校長だったが
やはり友情バカだけはいつものテンション
「アンタもダチだ!」と例によって特に考えもなしに握手を求める弦太朗。しかしここで賢吾の通信が割り込み、その握手を制止させる
「話は全て聞かせてもらった。校長、あなたを信じるに足る情報がほしい
サジタリウスゾディアーツの正体を教えてもらおうか!ダービー!」
「DIOのスタンドの秘密を教えろ」と言われたダービーみたいになって然るべき質問
なるほど。「組織のボスの正体を教える」のは演技では済まない最大の裏切り行為。これで校長の本心がある程度見えてくるハズ・・・
「サジタリウスの正体は我望光明だ」
ってなんの葛藤もなく速攻でゲロる校長。もはや彼の中では理事長に対する崇拝は失われてしまったのか
昨日生徒達の為に料理を振る舞ってくれたあの優しい理事長が?むしろこの答にショックを受けたのはライダー部一同のほうだった

「10年前、コズミックエナジーが降り注ぐザ・ホールの真下に我望光明は天ノ川高校を建てた
そこで12個のホロスコープススイッチを生み出す為に」
「Oops!天高はそんな事のために作られたの?」

「なんてこった。俺達生徒は実験動物だったってことか」

「集められた12個のホロスコープススイッチは膨大なコズミックエナジーを制御し、
ザ・ホールにワープゲートであるダークネビュラを作る。そしてそこからプレゼンターのもとへワープする」
「理事長の目的は・・・プレゼンターに会うこと・・・?」
というワケで全員招集したライダー部の面々の前で、我望理事長の目的を洗いざらい説明する校長
目的はプレゼンターに会うこと。天ノ川高校はそれを成す為の手段
でもそれだけなら別にたいして害悪じゃないっつーか、理事長の夢を叶えさせてやってもよさそうなものですが・・・
「だがワープの際に生じるダークネビュラの衝撃波により、地上には多大な被害が及ぶ
その被害は日本など軽く壊滅する規模だ」
理事長めっさ迷惑千万オヤジ
なんと理事長がワープする際、日本をぶっ飛ばすほどの衝撃波が発生するという。これはなんとしても阻止せねばなりません
「ちょっと待ってください!この人の言うことを信用するんですか?私は信じられません!」
しかしこの話を聞いてもなお校長に対する敵意剥き出しの蘭。気持ちは解りますが
もう少し危機感持てよ
糾弾された校長は敵対する気のない証としてリブラスイッチを流星に手渡すと、申し訳なさそうに頭を下げて謝罪する
「確かに私は我望に心酔していた・・・私を理解してくれるのは彼だけだと思っていた
だが我望の支配を逃れた今よくわかった。私がスイッチを配ることで
何人の生徒達を傷つけてきたか・・・どれだけの生徒の夢を食い物にしてきたか・・・
できるならばその罪滅ぼしをさせてくれ!頼む!」
>速水校長普通改心しててがっかり。もうちょっとこう自分勝手最早末期な展開期待してたのに
>校長の寝返り方が王道だった件。普通に格好いい半面、さらなる裏切りを予感させます
>校長いきなり改心しすぎで嘘くさい。何かあると勘ぐってしまう

うそくせー。なーんかうそくせー(画太郎キャラ風に
なんか「今までの罪滅ぼしをさせてくれ!」などとキャラに似つかわしくない事を言っちゃう校長
「自分の保身の為」とだけ言ってりゃまだリアリティあったのに、急に言動が嘘臭くなりました
とりあえず校長の真意はともかくとして、蘭をホロスコープスの目から隠さねばならないのは変わりありません
一同はひとまず彼女を美羽の別荘に匿うことにし、賢吾は校長と一緒にある場所へと向かいます





「江本さんは反ゾディアーツ同盟の盟主でありながら、同時にヴァルゴとしてスイッチを集めていた
この一見矛盾する行動には何か意味があるハズだ。例えば・・・
我望を倒すヒント」
「なるほどな・・・だがこの部屋は調べたが、そういったモノは何もなかったよ」

賢吾が校長を連れてやってきたのは、江本が使っていた研究室。言われてみれば確かに江本の行動は矛盾していました
もしかしたらスイッチを集める事=日本の終わりではなく、そこに
我望打倒のヒントが隠されているのではないか?
持ち前の鋭い着眼点から江本教授の真意に迫る賢吾。案の定、彼が残したメッセージを発見することに成功する
『「KENGO」・・・なんだこれは・・・俺に宛てた・・・?』

おもっくそKENGOと書かれたUSBメモリ。校長ガサ入れしたのに発見できなかったのかよ
校長のボンクラさ加減が視聴者にもよくわかるワンシーンですが、ここで別荘のメンバーからの緊急連絡が入る

「アンタたしか理事長の秘書の・・・そうかアンタがレオだったのか」
「そういえば挨拶がまだだったな。立神吼だ。覚えておけ」
先の海辺での戦いの際、アクエリアスにチェンジし蘭のポケットにその切れ端を紛れ込ませていた用意周到な立神
あっさりと別荘の場所を突き止めると、
オッスオラ立神!いっちょやってみっか!と自己紹介
これまでひた隠しにしてきた正体を気兼ねなくバラすあたり、長らく見てきた視聴者としては「ああもうすぐ終りなんだな」という実感が
フォーゼとメテオになんか鬣の生えた上位種ダスタードを差し向け、その間に蘭に強引にピスケススイッチを押させようとするレオ
「さあスイッチを押せ!先っぽだけ!先っぽだけだから!」
「イヤ!」

なんか
女子高生にえっちぃ事を強要するオッサンみたいで絵面的にヤバイ
と、そんな蘭を助けに飛び込んできたのは、リブラスイッチも持たない生身のままの速水校長だった
「速水ィ!本気で我々に歯向かうとは・・・貴様の天秤は本当に壊れたらしいな」
「立神!私の生徒に手出しはさせん!黒木!今のうちに逃げrウボァー!」

変身しても敵わない相手に生身でどうにかなるハズもなく、
めっさボコられる校長
>顔踏まれる校長は画になりますなー
>「私の生徒に手は出させない」・・・この人本当に壊れたなと思いました
>おかしいな。校長が漢を見せた。来週は絶対反動があるはず
>校長、「自分が助かるためならなんでもする」と言いつつも生身でレオに立ち向かったりと中々に熱い面がここにきて出ましたね
次回予告で火に炙られながら「アッー!」でいろいろ台無しになりましたがw
>言ってることもやってることもかっこ悪いが、ダディはかっこいいと思う

ギリギリと踏みつけられながらも「私に構わず逃げろ!」と叫ぶ校長の姿を目の当たりにし、蘭は目に涙を浮かべて謝罪する
「校長先生、私の為に・・・疑ったりしてゴメンなさい!」
「な・・・?何をするつもりだ黒木!よせ!」
「でもこれがあれば私も戦えるんでしょう?
その力があるのに見て見ぬふりなんて・・・私にはできない!」

傷めつけられる校長の姿を見ていてもたってもいられなくなった蘭は、なんと彼を救うためにピスケススイッチを押してしまう
本当に危機感足りねえなこのバカ女
「優しい子」じゃ済まされねえぞっていうか12個のスイッチが揃ったら日本が壊滅するかもしれないてちゃんと聞いてたんでしょうかこの子
いわば
核爆弾のスイッチを持ってるようなモンなのに軽率にも程がある
かくして必死の頑張りも虚しく、蘭にスイッチを押させる結果を招いた校長
彼らしいといえば彼らしい結末ではありますが、果たしてこの結果は本当にイレギュラーなのか、それとも・・・?

>我が身を守るために裏切ったせいでレオに瀕死の重傷を負わされ、蘭にスイッチを押させない為に身を挺した結果、
見るに見かねてスイッチ押した彼女に助けられる、そんな僕らの校長はいつも以上に絶好調でした
>いつも拝見してます。仮面ライダー観るようになったのチャンピオン感想めぐってここに来たおかげです。ありがとうございます
今日の蘭スイッチ押したの、馬鹿とか非難の感想が多数くると思いますが、
あれは三浦のようにスイッチに魅了されてたから、助けたい気持ちが悪い方に作用したんでしょう

「おおお・・・ついに現れたぞ最後の使徒が!」
「使徒じゃない!姿が変わっても私は仮面ラウダー部だ!」

ここで鬣ダスタードを片付けたフォーゼとメテオもようやく駆けつけるが時既に時間切れ。激突する獅子と双魚を呆然と見つめるしかない
と、役者が揃ったこの舞台に真打が登場する。ホロスコープスの親玉・サジタリウスゾディアーツ・・・ではなく、
もはや正体を隠す必要もなくなった我望光昭としての姿で登場です
「やあ、ついに揃ったね12個のスイッチが!」
「理事長!アンタが本当にサジタリウスなのか?アンタの目的の為にどんな犠牲が出るかわかってるのか?」
「ああそうだ。私は人類の進化の頂点に立ち、宇宙最高の知性プレゼンターに会う!
人類の歴史は常に犠牲を強いてきた!今回も同様だよ
残された者達にどれほどの災厄が降りかかろうと、必ず再び立ち上がり私の後を追ってくると信じている!」

「・・・なんて自分勝手な・・・!」

罪悪感を感じているのなら責める言葉も出てくるが、まったく悪びれることなくそう言い放つ理事長に弦太朗は続く言葉を失ってしまう
逆に理事長の方が自信満々の表情でフォーゼに近づくと、冒頭の食堂のシーンと同じようにその肩をポンと叩いてこう言うのだった
「自分勝手・・・?フム・・・君の貧しい価値観だとそういう言葉になるのかな
だが違う。君の価値観だけが絶対ではないのだよ」

その赤く光る眼の奥底に秘めた狂気。果たして仮面ライダー部に彼を止めることはできるのか?残りあと3話の次週へ続く!


第四六話

孤・高・射・手

「私は我が内なるフロンティアスピリッツに従って行動している。開拓者は孤独を恐れてはいけない」
「アンタにも歌星博士っていう親友が居たんじゃねえのかよ!」
「歌星か・・・確かに彼は優れた科学者だったが私に友が居たことは一度もない。過去も未来も含めてね
私は人類の進化の頂点に立つサジタリウスゾディアーツ!
平伏せ未熟なる若者どもよ!」
全ての人類を超越したという自負からか。「友」という存在を尊大な物言いで否定し孤独な俺カッコイイを主張する我望理事長
梅ちゃん先生では詐欺でブタ箱にぶち込まれたオッサンのクセになんか生意気です
フォーゼとメテオを軽く蹴散らしたサジタリウスはピスケスを連れて帰ろうとするが、蘭は変身を解いてこの誘いを拒絶する
「フム・・・よかろう。ならば少し時間を与えよう。12個のゾディアーツスイッチが揃った時、
ワープゲートであるダークネビュラが開き、我々ホロスコープスを宇宙の深淵へと誘う・・・
改めて考えたまえ。選ばれた存在になるか、私に逆らい滅ぶか

愚かな裏切り者の始末もそれまで待ってやろう。せいぜい眠れぬ夜を過ごすといい」
「待て我望!俺達は必ずお前を・・・ううっまた発作がウボァー」
大物の余裕か。無理強いして拉致すればいいものを、敢えて蘭に選択させるというカタチでその場はおとなしく退散する我望理事長
これを呼び止めて啖呵を切ろうとした賢吾だったが、途中で発作が起きて台詞の途中でダウンしてしまう始末。だが・・・・

「ピスケススイッチはまだ完全に覚醒していないようだね。青のままだったよ」
「は、ところで我望様・・・コアスイッチはよろしいのですか?」
「お前も気がついたか」
「はい。あの少年・・・」

「今はいい。アレは一度失われた力だ。ホロスコープススイッチが全て揃えば私を止められる者はいない」

理事長室に戻った我望と立神の会話。どうやら2人は賢吾がコアを持ってる事に既に気がついているようで
しかし現状においてその存在は理事長には不必要なモノであるらしく、別段それをどうこうする気はないみたい。いったいコアスイッチとは?
その頃、倒れた賢吾は不思議な夢を見ていた。それは40個のアストロスイッチが次々と自分の体内に入り込んだかと思うと
自分の右手に1つのスイッチが握られているという内容

そして賢吾が恐る恐るそのスイッチを押してみると、「オギャアオギャア」と
スイッチはまるで赤ん坊の泣き声のような音を発して・・・





「まさか月に秘密基地があったとはな。驚いたよ。道理で見つからないワケだ」
「理事長は私達ライダー部のことをどれだけ認識していたの?」
「フォーゼもメテオも基本的には容認していたよ。ゾディアーツ発生の為の刺激剤くらいに思っていたんだろう」

怪我をした校長を連れてラビットハッチに戻り、これからの作戦を練ることにしたライダー部。しかしブレインである賢吾は自宅で寝込んだままです
とりあえず敵側がラビットハッチの存在を知らない以上、ここに蘭とピスケススイッチを匿いながら抵抗を続けるのが最善策と思われますが・・・

「しかしいつまでもここに閉じこもっているワケにもいかんだろう。私にいい考えがある」
コンボイ司令のお馴染みの台詞とともに何やら作戦を提案する校長。嫌な予感ビンビン丸です
校長はあの我望とホロスコープスの謁見の間・通称「赤い部屋」に潜入し、保管されているホロスコープス・スイッチを逆に奪うことを提案
敵の本拠地とも言える場所に飛び込むなど罠にしか思えませんが、校長を信じる弦太朗はこの提案を快諾。流星とともに3人で向かいます

「ここが赤い部屋?」
「ああ。我望はここで我々幹部に指示を出していた・・・・む!?ジェミニ!?立神の仕業か!」

ところが部屋に入ってすぐに立神が仕掛けていた爆弾ジェミニが登場。さしずめ侵入者用のトラップといったところでしょうか
弦太朗と流星は素早く部屋から脱出したものの、
ただ1人逃げ遅れて爆発に巻き込まれる校長
こ、校長ー!!ここは笑うトコなのか悲しむトコなのか
しかしドン臭い校長の死を偲ぶ間もなく、弦太朗と流星を例の鬣ダスタードが襲うのだった

「聞こえるか黒木蘭!お前の幼馴染みを無事に返してほしくば1人でスイッチを持って漣海岸へ来い」
弦太朗・流星・校長が不在のラビットハッチに、ハルを人質に取った立神からの通信が入った
例によってアホの子の蘭は制止しようとした大文字さんと美羽を問答無用で投げ飛ばして現場へ一直線
日本が吹き飛べばハルも自分も死ぬんですがそういう考えは一切回らないんでしょう
「ハルを返して!」
「ならば俺と戦って勝つことだな」
「やってやるぜやりパンサー!」
ハルを救うために再びピスケスの力を必要とした蘭。絶対に負けられないというその思いが、スイッチの色を赤く染めてしまう
海辺での戦いという地形の理は水棲怪人であるピスケスに有利に働き、レオを相手に互角以上の見後な戦いを見せる蘭
更にここでフォーゼが登場。2対1ならば強敵レオが相手と言えども・・・
と思われたその時!
「あうっ!弦太郎さん!?何を・・・!!!!まさか!」
なんとフォーゼはレオではなくピスケスを攻撃。驚いて後ずさる蘭の眼前に、更なる衝撃の光景が展開される
フォーゼの姿がリブラ・ゾディアーツに変わったではありませんか
やっぱり敵だった校長キター!

ここで鬣ダスタードを倒してきた本物の弦太朗と流星が到着しますが時既に時間切れ。覚醒ピスケススイッチは敵の手に落ちてしまう

「生きてたのか校長・・・だがこれはいったいどういうことだ?」
「このピスケススイッチはスイッチャーが自分の意志で押さないと覚醒しないという厄介なシロモノでね
黒木君に押させるには手間がかかったよ」

「フッ。お前の三文芝居に付き合うのも苦労したぞ。手加減しながら怪我を負わせるなどと」
「やはりスイッチ目当ての芝居だったのか!」
「私があの方を裏切るハズがなう。私を理解してくれるのは我望様だけだ」

12個のスイッチが揃ったら自分は用済みだとビビっていた、あのラストこそがそもそものミスリード
悪には悪のカリスマというものがある。例え面白キャラに落ちぶれようとも、速水公平の主に対する忠誠心は揺るがなかったのである
「じゃあアンタが生徒達に罪滅ぼししたいって言ったのも嘘だったのか!俺はアンタを信じたんだぞ!」
「それはお前が愚かなだけだ。お前の言う友情の絆など我望様の前ではなんの意味もない!」
「サジタリウスが理事長で!リブラが校長で!ゾディアーツを作るための学校が天高なら!
そこに通う俺達の青春は何だったんだ?俺達の青春は俺達のものだ!
それを汚す奴を俺は絶対に許さない!変身!」
「速水!お前は俺が出会った中で一番最低な男だ!変身!」

怒り頂点に達した弦太朗の啖呵が熱い。流星のは笑える
怒りのパワーで攻撃力増し増しの2人はレオとリブラを相手に一歩も引かない気迫の戦闘を展開。あと一歩のところまで追い詰めますが・・・
「私の野望を君ごときが止める?ゾディアーツは生体ワープの為の超進化生命体だ
そしてこのサジタリウスはその頂点!」
ここでスペースオペラの主役になれるサジタリウス登場。相変わらずチートじみた強さで怒りのダブルライダーを瞬殺してしまいます





「君と私が相容れることはない。誰とでも友達になれるなどというのは子供の夢物語にすぎない
そこで私の旅立ちをおとなしく見ていたまえ!フハハハハハ!!!」

ついに揃った12個のゾディアーツスイッチは、上空に巨大なダークネビュラを生成。プレゼンターの元へと続くワープゲートを作り出した
なんかもう世界の終りのような光景の中、サジタリウスの身体が上空に向かってゆっくりと浮遊していく
我望の言うようにもはや彼を止める術はないのか?誰もが諦めかけたその時、颯爽と現れたのは復活した賢吾だった

「それはどうかな我望!今ならお前を倒せる!」
「何ィ?」

「江本さんの残したデータは教えてくれた・・・12個のスイッチが揃いサジタリウスがワープゲートを開く時
お前自身の攻撃力はゼロになる!
だから江本さんはスイッチの拡散に協力しつつ、その一方でフォーゼとメテオを俺達に託した
サジタリウスを倒すことができる唯一のチャンス・・・この瞬間に賭けたんだ!
行け如月!サジタリウスを倒せえええッ!」
死中に活!人類最大のピンチこそが人類最大のチャンス!
ゲェー!?急展開にしてご都合主義。江本の残した「KENGO」メモリに残されていたのはサジタリウスの打倒法
サジタリウスがワープする瞬間、その無防備なところを狙うというワンチャンゲー。死にかけていたフォーゼの身体に最後のパワーが漲る
「うおおおおおおおおおお!くらえライダー超銀河フィニーッシュ!!」
全ての力を注ぎ込んだフォーゼの一撃は無防備なサジタリウスの元へ一直線。勝ったッ!仮面ライダーフォーゼ完!と思ったその時!
その間に飛び込み、サジタリウスの身代わりとなったのは言わずもがな
「校長・・・!どうして・・・!」
我等の速水公平校長だった






















私の存在の重さを!

「ヴェアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ぼがーん!パラパラ
>さあ、速水校長への「無茶しやがって・・・」コメントの数を数えろ!」
>空に浮かぶ校長を見て「無茶しやがって・・・」のアレを思い出したのは俺だけではないはず
>校長は最期まで校長だった…本当に…
>ダディに始まり、ダディで終わる最高の神回でした
>先週校長を見直したい結果がこれだよ! ムチャシヤガッテ的な空に顔というネタとしては十分でしたがw
>校長んぞんざいな扱いっぷりに涙。これで退場だとしたらなんというか…不完全燃焼?
最後の言葉のシーンギャグにしか思えん
>僕らの校長は期待を裏切りませんでしたwところで校長の最期のセリフの演出って、感動狙いじゃなくネタですよねあれって
・・・・・はんぺらさんはどう思いましたか?
>卑怯でも小物でも間抜けでも そこまで体を張られちゃぁ認めざるを得ないぜ校長。天秤は揺らぐとも支点は折れなかった
奴もまた「立ちはだかる壁」として仮面ライダー部に欠かせない男だったのだ…!
>天野さんオールアップだそうで。あのままガチで退場とか校長のネタっぷりがやばいですね
(正直惨めに生き残ってほしかったですが)
>理事長の文字通り「架け橋」となった校長に校歌斉唱!!
日本男児の生き様は 色なし恋なし情けあり 男の道をひたすらに 歩みて明日を魁る 嗚呼男塾 男意気 己の道を魁よ




いやいやいや。なんぞこれ
「空にでっかく顔」という死にキャラのテンプレ演出でゆっくり後方に飛んでいきながら、最後は線香花火が落ちるように爆発
一応演出的には校長の最後をカッコよく飾ったつもりなんでしょうが。
絵面的に面白すぎます
かくして千載一遇のチャンスを校長の自己犠牲によって阻まれてしまった弦太朗。だが悔しさよりも先に沸き立つのは怒りだった
「我望!友達は居ないと言ったな・・・だが速水は身を呈してお前を守ったぞ!
ダチに助けられたんじゃねーのかよ!」
>RXばりに『許ざん゛!』が炸裂する今週のフォーゼ。でも弦太朗のは怒り以上に悲しみを感じますね
彼の友情がここまで真正面から拒絶&全否定されたのってコレが初めてな気もしますし、やっぱりショックが尾を引いてるのかも

「自分を理解してくるのは我望様だけだ」悪のカリスマに心酔してしまったその人生はともかく、
その相手を守って死んだその最後は、笑えたけど友情に満ちていた
「これでもお前には友達が居ないと言えるのか?」弦太朗はこれまでで最大の怒りを込めてそうぶつけるが・・・
「フン!彼は私という太陽を回る衛星だ。私を守るのは当然の事・・・友達などではない!」
「キッサマァ〜!」
「友達をなんだと思ってるんだ
あああああああああああ!!」

そんな弦太朗をあざ笑うかのような我望の返答。思わずブチ切れそうになったその瞬間
弦太朗よりも先にキレたのは、彼以上に友達の大切さを知る賢吾だった
賢吾の怒りの咆吼とともに彼の身体がまばゆく発光。なんとその光はダークネビュラの発していたエネルギーを全てかき消してしまう
「な・・?!?バカな・・・この力はまさか・・・うおおおおおおお!?」
浮遊力場を失ったサジタリウスは情けなく地表に落下。忌々しげに賢吾を睨みつけると、レオを連れてそそくさと退散する
一方謎の力を放った賢吾は精魂尽き果てた様子で昏倒し、ピクリとも動く気配を見せなかったが
駆け寄った仲間達が心配そうに寄り添い声をかけると、その肉体が再び発光
半透明になったその身体からスーッとスイッチが浮かびあがる

それはまさしく、我望の20年前の回想に登場したコアスイッチだった

>予告で賢吾の正体モロバレ来ましたね、どんな着地を決めるのか非常に楽しみですね
>もうユウキ付き合っちゃえよ〜とニヤニヤしてたのに、賢吾君がコアチャイルドとは…
賢吾君には消滅ぜずに人間化してユウキと幸せになって欲しいです
次回予告でバレちゃってるので考察もクソもなくちゃったんですが、コアスイッチは賢吾に体内に隠されていたのではなく
朋友予想にもあったように賢吾は”スイッチそのものから生まれた人間”
「コアチャイルド」なるプレゼンターの申し子
だということが次回予告で判明しました。しかも星に帰らなきゃいけないとか言ってるし。残り2話にしてこれは超展開すぎ
賢吾は仲間達と離れ離れになってしまうのか?我望の野望は?
いよいよ残すは最終エピソードの前後編2話!はたしてどんな着地を決めてくれるのか仮面ライダーフォーゼ。期待が高まります


第四七話

親・友・別・離

「地球は美しいな・・・全て理解したよ。俺が何故フォーゼになれなかったのか。時々起こる発作は何なのか
俺はこの月で生まれた”コアチャイルド”
この身体はコアスイッチがコズミックエナジーでマテリアライズされたものだ(キリッ)」

前回謎の力を発動して半透明になった賢吾だったが、意識が回復するといきなりバリバリに電波を受信した物言いを連発して弦太朗達を困惑させる
どうしたの?ついに狂ったの?と突っ込みかける部員達だったが、月面で素顔を晒しても平気な賢吾に言葉を失ってしまう
「全ては20年前・・・歌星緑郎と我望光明の手によってコアスイッチが発見された事から始まる
プレゼンターが銀河中の各地にばら撒いたアイテムがコアスイッチだ
その秘密を解ける知性と文明を持った生命体だけが彼等に逢う事ができる」
「プレゼンターに逢うための・・・選抜試験ってこと?」
「コアスイッチの共同研究をしていた歌星緑郎と我望光明だったが、やがてその研究方針から対立する事になる
フォーゼシステムによる安全なワープ航法を開発しようとする歌星に対し、
我望はゾディアーツスイッチによる人類の強制進化を主張した。それが人体に危険な方法だと知りながら」

全宇宙の知的生命体の頂点であるプレゼンターは、宇宙各地の未熟な文明に対して自分達の存在を示すメッセージを送っていた
地球では2人の天才科学者がこのメッセージを理解し、彼等と接触する為に日夜たゆまぬ研究を行なってきたが、やがて2人は衝突してしまう
フォーゼとゾディアーツスイッチは、同一目的の為に作られたシステムだったのだ

「フォーゼシステムの開発に何年かかると思ってるんだ歌星。俺達の世代では到底無理だ!」
「次の世代に繋ぐ・・・それも私達の立派な仕事だろう」

「くだらんね。ゾディアーツスイッチによる急激な肉体進化なら・・・
俺がプレゼンターに逢う事が可能だ!」

それはおそらく知的探究心ではなく。幼い頃に聞いた「宇宙の声」との約束を果さんがため
なんとしても自分の世代でプレゼンターに逢おうとする我望は、その考えに賛同した江本州輝とともに歌星緑郎とコアスイッチを排除した
・・・・かに思えたが

「だが我望は知らなかった。その襲撃の前日、コアチャイルドが誕生していたことを
歌星緑郎はそのコアチャイルドに賢吾と名付けた
そして改心した江本がその子を親戚の家に預けた・・・歌星緑郎の子供としてな」
コアチャイルドである賢吾は、あの冒頭シーンの前日に爆誕していた。かくして江本の裏切りによって我望の計画に綻びが生じ現在に至る
ここまで聞いただけでもライダー部の面々にはキャパオーバーの話ですが、更に賢吾は皆の混乱のトドメとなる言葉を続けます
「・・・俺は出発の準備だ。プレゼンターは知的生命体のサンプルを求めている
コアチャイルドは接触した知的生命体の姿形を真似、その文明を吸収しプレゼンターの母星に戻る」

対象文明の知的生物のカタチを得てその文明を吸収した後、母星へ帰る
まるで企業スパイのようなコアチャイルドの役目
地球人という生物のサンプルとして充分に情報を得た賢吾は、コアチャイルドの役目を果たすために母星に戻らねばならないと言う
「それって宇宙に行っちゃうってこと?もう二度と会えないの?」
「ああ。それが俺の役目だったんだ。そんなに驚くようなことじゃない」
「おい!ちょっと待てよ!(キムタク風に」
いきなりのカミングアウトにユウキは半泣きで賢吾の腕にすがりつきますが、賢吾はその手を冷たく振り払い、
それを咎めようとした弦太朗にはズバッと衝撃波のようなものを放出して威嚇。その目にはまるで感情が込もっていません
コアチャイルドとしての覚醒は、人間としての感情を失くしてしまったのか
賢吾の冷淡すぎる態度の物言いに言葉を失う部員達。我望の対策もないまま、最大のブレインを失ってしまうことになってしまうのか?
>コアスイッチがマテリアライズと大きなお友達が反応しそうなフレーズでしたが、
やっぱりスイッチが”体内にある”ではなくスイッチが”形を成している”でしたね
ただ、歌星の研究中あのタイミングで実体化したってことはゾディアーツスイッチは「不正解」でそれに反応した気がしました

「ぬう・・・何故だ・・・何故ダークネビュラが開かん・・・やはりコアスイッチ・・・あの力か!
あんなものとうの昔に解析済みで何の力も残っていなかったハズなのに!
歌星賢吾・・・排除せねばなるまい。超・新・星!!」

「おお我望様・・・そのお姿は・・・!」
一方その頃。せっかく12個のホロスコープススイッチが揃ったものの、前回くらった賢吾ビームの影響でダークネビュラを作り出せない我望
「お前も私を笑うのか!」などと
矢車さんぽい癇癪を起こして立神をぶっ飛ばしたりする狼狽ぶりを見せますが、
立神が「私はあなたに忠誠を誓っております!」と訴えると冷静さを取り戻します。立神は脳筋に見えてそうじゃないというホントいい腹心よね
かくして賢吾を生かしたままではダークネビュラが開かないことを悟った我望。彼を亡き者にせんがため、超新星の力を手に入れます
ただでさえダブルライダーを寄せ付けない強さなのに更に強化とか
次週で最終回だというのに、一体仮面ライダー部はこのとんでもラスボスをどうやって倒すんでしょうか。展開と演出が気になるところです





「如月、フォーゼドライバーを返してくれ
覚醒したコアチャイルドがフォーゼドライバーを使うとワープゲートが開く・・・
今まで使えなかったのはまだ帰還する準備ができてなかったからストッパーがかかっていたんだ
時折起こっていた発作覚醒のためのコズミックエナジー変化の副作用だ
この姿だって人間のサンプルという以上の意味は無い」
「サンプルなんかじゃねえ!お前は俺のダチだ!」
「友情か・・・それも学習させてもらった。君の非常識さにはプレゼンターも興味を示すだろう」

一方賢吾は突然弦太朗にフォーゼドライバーの返還要求を。まだラスボスも倒してないのに変身手段まで奪ってどうするんだというツッコミよりも
「友情を学習した」だのと
まるでウォーズマンのような物言いに弦太朗とユウキ、そして視聴者は言葉を失ってしまう

「本当そうなのか賢吾。俺やユウキやライダー部との思い出は本当にただのサンプルなのか!」
「・・・ああそうだ。コアチャイルドとして覚醒した時に人間としての感情は全て失くした」
「だったらッ!なんでさっき地球を見ていた!?
賢吾・・・俺は初めてラビットハッチから地球を見た時、泣いちまった。綺麗で・・・青くて・・・
でも宇宙の暗闇で一人だけポツンと光ってるのがすげえ寂しそうで・・・たまらなく大切に思えた
さっき地球を眺めていたお前の顔は同じように見えた。感情がないなんて思えねえ
俺はお前の全てを受け入れる!やらなきゃいけない事なら全力で応援する!だから・・・ッ
だから無理すんな!芝居はもうやめろ賢吾!」

あくまで冷淡に人間の感情はなくしたと言い張る賢吾に、弦太朗は「もう無理はするな」と涙ながらに訴える
賢吾は意識が戻ってすぐに月面から地球を眺めていた。現太朗にその表情から彼の気持ちを汲み取れないワケがなかった
その瞬間。さながらここまで必死に堪えてきたダムが決壊したかのように、賢吾の双眸から止めどなく涙が溢れ出る

「だって・・・・・そうでもしないと辛すぎるじゃないか!
俺だって本当はお前達と別れたくない。でも・・・これは運命なんだ。逆らえない・・・」
賢吾は本当は感情など失くしていなかった
まもなく訪れる別れを控え、その哀しみを少しでも軽減しようとしたちっぽけな抵抗。しかしそんな足掻きは友の呼びかけに粉々に打ち砕かれた
いつものクールな佇まいを微塵も感じさせず感情のままに嗚咽する賢吾。弦太朗はそんな親友の肩をガッシリと掴んで引き寄せた
「行ってこい賢吾・・・ただしコアチャイルドじゃなく人間として。地球代表として胸張って行ってこい!
俺達もいつか自分達の力でお前に会いに行くから。必ず会いに行くから!
別れは心の骨折だ。今は痛いが、治れば今よりもっと強くなる!俺達はダチだ!ずっと・・・ずっと!」


「うう・・・・ああああ・・・・・ああああああああああ〜〜ん!!!」

コアチャイルドというサンプルではなく、
地球代表・歌星賢吾として

決して抗うことのできぬ友の運命を受け入れ、力強い激励の言葉で送り出す弦太朗とユウキ
「いつか必ず会いに行く」という約束の言葉を噛み締め、3人は号泣の中で最後の友の温もりを惜しみ合うのだった
>1年間。Wから仮面ライダー熱が急浮上した自分ですが、JAXAの賢吾と弦太郎を見て
この期間にキャストも含めて友情が強くなるからこそ自分はハマってるんだなと実感した回でした。 賢吾お前がbPヒロイン&親友だ

「なるほどここがお前達の月面基地か・・・速水の報告通りだな。歌星賢吾はどこだ?」
だがその頃、校長によってその所在が敵にバレたラビットハッチには立神が出現。目的は無論コアチャイルドである賢吾の抹殺です
ターゲット賢吾と弦太朗、ユウキは運良く外出中でしたが、立神は賢吾を誘い出そうと部員達を痛めつけ、ラビットハッチを手当たり次第破壊する
立神VS流星の生身アクションがカンフー映画ぽくて超カッコイイ

一時停止しても映像ブレまくってるこの殺陣のスピード
「生身流星のカンフーアクションもっと見たい」というのは流星が初登場した時から抱いていた感想ですが、最終回手前でようやく最後の見せ場が
立神がもう少し早く正体バレしてればもう何度か対戦機会があったのになぁ。そんでずっと勝てないんだけど、最終回では勝つっていう・・・・
仲間を守るために奮起する流星でしたが、
元ストリートファイターの立神との功夫の差は歴然
かくして仲間達は容赦なく打ちのめされ、たくさんの思い出の詰まった憩いのラビットハッチは見るも無残に破壊され尽くされてしまう

>あの野獣のような生き方と、拳法を真っ向から受けて立つ姿勢
流星との肉弾戦は勇次郎VS刃牙の最終回を補完するような激しさでとても良かったです。校長もいいけど立神さんもほんといいキャラだ

>ずっと見続けてきたラピットハッチが壊されていくのはクルものがありますね・・・ ダディのいらん置き土産でした





「理事長・・・何故こんな事を!」
「我望・・・!」
「やぁ遅かったね賢吾君。このラビットハッチは私の人類に対する絶望の結晶だ
18年前破壊したはずだったがこんなカタチで残っているとはまったく忌々しい・・・
さあ賢吾君。コアスイッチを渡してもらおうか!」
命からがら脱出した大杉先生の報告を聞きダッシュでラビットハッチに戻った3人は、すっかり変わり果てた秘密基地の姿に呆然と立ち尽くす
黒煙と炎の立ち込める奥の部屋から現れた我望はコアスイッチをよこせと要求するが、賢吾は
彼を蔑むような目でこれを拒否する
「それはできません。あなたも本当は気づいているんでしょう?
プレゼンターに会うのは俺だ。あなたじゃない」
「言うなああああああああああああああ!!!
ならば証明してみせよう!君と私、どちらが優れた存在か!」

”自分はプレゼンターに選ばれた地球の代表者”
我望光明を我望光明たらしめている自尊心を傷つけられ、激しく激昂した理事長はサジタリウスに変身するや否やいきなり賢吾を攻撃
しかしコアチャイルドとして完全覚醒を果たした賢吾は
なんかすごいバリアを張ってこの攻撃をあっさり防いだばかりか
軽く放った衝撃波一発でレオとサジタリウスをまとめてぶっ飛ばします
「無駄だ。ゾディアーツに俺は止められない」
賢吾の すごい 強キャラ感
ダブルライダーが束になってかかっても敵わない相手が怒り狂って繰り出した全力攻撃→片手バリアで無傷
流石は全宇宙最高の知的生命体であるプレゼンターの科学の結晶。地球人が背伸びして生み出した力など及びもしないということか
「さあ行ってくれ!俺が旅立てばザ・ホールは消滅する。我望は二度とダークネビュラを作れない」
なるほどラスボスもまだ倒してないのにフォーゼドライバーを持ってっちゃってどうすんだ?と思ってましたが
賢吾が旅立てば我望が地球を壊滅させられなくなるとのこと。ベストではありませんがベターな解決策と言えます
ていうか賢吾こんな強いんだから戦って我望倒していけばいいのにな
室内の空気が外に漏れ出していよいよラビットハッチともおさらばという中、賢吾は最後にユウキに声をかけ一通の手紙を渡すのだった

「行け賢吾、お前はお前がやらなきゃいけないことをやれ」
「お前と会えて本当によかった・・・弦太朗」
「へへ・・・初めて俺の名前を呼んでくれたな」


『弦太朗、ユウキ、流星、そしてライダー部のみんな・・・忘れないよ・・・』
邪魔者のゾディアーツをぶっ飛ばし、いよいよもってプレゼンターの母星へ帰還することとなった賢吾
メテオの青いオーラに包まれることで、月面ながら弦太朗も変身を解除し生身で最後の言葉を交わします
最後のガシピシグッグに涙はなく、互いに満面の笑顔
いつの日か訪れる再会の日を夢見て、2人の少年の暫しの別れ。後ろでボーっと突っ立ってるメテオがアレですが感動的なシーンです
弦太朗と流星がラビットハッチに戻り、月面に1人残った賢吾がフォーゼドライバーを装着。窓ガラスから友の旅立ちを見送る弦太朗と流星・・・
と、その時。2人の目に信じられない光景が展開する
「どこまでも私をバカにしてくれる・・・月面の塵と消えろ!コアチャイルドぉおおお!」
「我望・・・・!や・・・やめろおおおおおおおおおお!!!」
言わずもがな超新星の力で復活したサジタリウス・ノヴァです。お前らなんでトドメ刺さなかったし!
>克己「ちゃんとトドメを刺さんかァ〜〜〜ッッ!!!」
ラスボス級2人の生死確認もせずにケンゴ一人外に残すのはどうなんよ…さすがにマヌケすぎる

臨戦態勢の賢吾ならノヴァ相手でも返り討ちにできるんでしょうが、生憎今は帰還の為のゲートを開いた完全無防備な状態。絶体絶命です
弦太朗と流星の叫びが虚しく響く中、サジタリウスノヴァの
月面ライダーキックが賢吾に炸裂
サジタリウスは倒れたその手からこぼれ落ちたコアスイッチを拾い上げると、憎々しげに力を込めて粉々に破壊してしまう

「賢吾ぉぉぉおおおおおおーッ!!」
青白い光の粒子となって光の粒子となって消失していく賢吾の身体。勝ち誇ったように見下ろすサジタリウス。悲痛な叫びを上げる弦太朗
歌星賢吾死す!最後の切り札を失った人類に未来はあるのか?
次週、仮面ライダーフォーゼ最終回。
もうみんな結末知っちゃってるけどね・・・レビュー溜めてしまってホントスマン

>KENGO・・・(´;ω;`)ブワッ しかし新兵器があるわけでは無いけど来週どうやって理事長&立神の最強コンビを攻略するのか?
しかもレオのほうはまだ超新星を隠しているのが恐ろしい


最終話

青・春・銀・河

「そら君の親友とやらの形見だ。これを使って救いたいものを救うといい。だが・・・
今度目障りな動きをしたら容赦はしない」
「我望・・・・てめえは絶対許早苗!!」
「くっ!脱出するぞ弦太朗!ラビットハッチが爆発する!」
プレゼンターのもとへ旅立つことなく消え去ってしまった賢吾。友の死に号泣する弦太朗に、我望はフォーゼドライバーをぞんざいに投げつけ勝ち誇る
このままフォーゼドライバーも破壊してしまえば1ミリの隙もない完全勝利なのに、敢えて最後の反抗の力を与えるのは勝利者の余裕か。それとも・・・
ちゅどーん!!!
ボロボロになったライダー部の旗をなんとか掴んで間一髪脱出すると、直後にラビットハッチは大爆発。空間を超えて校舎の一部も派手に吹き飛びます

「これで・・・ラビットハットとは永遠にお別れになっちゃいましたね・・・」
かけがえのない友である賢吾、そして賢吾が生まれた場所であり、部室であるラビットハッチをも失ったライダー部員は敗北感に打ちひしがれる
誰もが呆然として気力を失いかけたその時。ユウキはさっき賢吾から手渡された手紙のことを思い出すと、それをみんなの前で泣きながら読み上げた

この手紙が読まれる頃、俺がどうなっているかわからない。コアチャイルドとしてプレゼンターのもとへ旅立っているか
それとも最悪我望の手によって消滅させられているか。でもだからこそこれだけは伝えておきたい

ユウキ、君は持ち前の明るさで俺の使命を支えてくれた
俺一人ではフォーゼシステムもアストロスイッチの開発も、
何ひとつやり遂げることはできなかった。
それと・・・まともな料理も作れることに安心したよ

会長、あなたはあなたのプライドを持ってどこまでも突き進んでほしい

大文字先輩、俺ごときが言うことじゃないかもしれないが
会長に相応しい男はあなたしかいない

JK、君はどこか俺に似ているところがある。本心を押し隠すことで自分を守る・・・
でもそれはもういい。君はもう充分に強いよ

野座間、君の直感には何度助けられたことか
君もライダー部をきっかけに人との交わり方を見つけた。その生き方を大切にしてくれ

朔田、君とはもっとゆっくり話がしたかった
友を思うそのまっすぐな心で弦太朗と仲間達を守ってやってくれ

そして如月弦太朗、君は俺の親友だ
宇宙の果てに行こうが存在が消滅しようがそれは永遠に変わらない
いくら言っても言い切れないが・・・ただ一言「ありがとう」

最後に。もし俺が我望に消されても我望を恨まないでくれ
人を恨むのは君達らしくない。恨むのではなく、ただ止めてくれ
我望の絶望に光を与えてくれ

美羽と大文字さんに対するメッセージがちょっとテキトーな感じですが
あの鉄面皮の賢吾が部員一人一人に宛てた心からのメッセージ。ユウキがひとつ読み上げる度に、全員の目からボロボロと大粒の涙が零れ落ちる
そんな彼等が驚いたのは「我望を恨むな」という最後の言葉だった
復讐は仮面ライダー部らしくない。最後まで人を救う君達であってほしい
友の残した最後のメッセージを胸に刻むと、弦太朗は涙を拭いてすっくとその両足で力強く立ち上がった。その願いを叶えるために
「わかったよ賢吾。お前の言葉・・・胸に染みたぜ」





「我望理事長が怪物の親玉で日本を壊滅させようとしている?ハハッ、何を馬鹿なことを」
「それが本当なんですって!信じてくださいよ」
「でも・・・如月君達が学園を守るために怪物と戦っていた事は事実です」
「それは私も知ってますよ。しかしねぇ・・・流石にそんな話は・・・ん?」
翌日。職員室で教員全員に対して我望理事長の恐るべき正体をバラし、日本の危機を訴える大杉先生
7・8話の佐竹先生、21・22話の宇津木先生など、これまで登場した先生達の再登場は最終回らしくてニヤリな演出ですが
しかし仮面ライダー部の存在を知りその活動を理解してくれている彼等ですら、流石にこの話は信じがたく・・・と。その時突然の校内放送が
「オッスオラ理事長!今日は君達に別れを告げようと思う
私はこれまで選ばれた生徒達にスイッチを配り、ゾディアーツへと進化させてきた
君達の愚かな欲望を顕現させることで、私は遂に宇宙へ羽ばたく力を得た
私の進化に貢献してくれた学園のモルモット達に心から感謝する
1時間後私は宇宙の深淵に旅立ち、その時この地上は壊滅する

残り僅かな時間を好きに楽しみたまえ。以上だ」

なんと理事長自らのマイクパフォーマンスによる正体カミングアウト
「俺は宇宙に行くからこんな地上なんてぶっ飛ばしてやるぜ!」と
つー助教授のCiv動画最終回みたいなノリです
恐怖の余命1時間宣言に騒然となる生徒達だったが、弦太朗は慌てず騒がず学食の理事長特製野菜スープを飲み干し屋上へ
そこには最後の戦いに赴くべく、
覚悟完了した面構えの仮面ライダー部の仲間達が勢揃いしていた
「さあ行こう!私達の学園をこの手に取り戻すために」
「いや待ってくれ。行くのは俺と流星だけでいい。
みんなには準備してもらいたい事がある」
既に死をも厭わない覚悟の部員達だったが弦太朗は彼等の同行を拒否。だがそれは決してハブったワケではなく、重要な下準備を任せる為だった

「ぬう。奴らめ・・・」
「やはり来たか・・・我望様、ここは私が」

コアチャイルドを排除し、再び12個のゾディアーツスイッチによってワープゲートとなるダークネビュラを開いたサジタリウス
だが今まさにその門をくぐりプレゼンターの元へと旅立とうという最中、そうはさせじと風のように現れる2台のスーパーマシン

この世に悪の栄えた試し無し!人知れず世界を守る正義のヒーロー
”仮面ライダー”推参!

>バイクシーンでWライダー変身からのバイクアクション。「これがライダーだ!」って感じがしてめちゃくちゃテンションあがる!
カ、カッコイイタル〜!
もはや特撮お馴染みの採掘場での大爆発&バイクアクションで最終回をキッチリ飾るフォーゼ。魅せてくれます
レオが生み出した大量のダスタード達をバイクアクションだけで簡単に蹴散らすと、メテオはレオ、フォーゼはサジタリウスを受け持って戦闘に
「おのれ!またしても邪魔をするか!」
「賢吾は言った!恨みじゃ前に進めねえ!
だから俺はアンタの怒りも!絶望も!全部ひっくるめてダチになる!
仮面ライダーフォーゼ、最後のタイマンはらせてもらうぜ!」

ロケットフォームからの超電磁スピンでサジタリウスをゲートから引きずり下ろし、エレキ、ファイアー、マグネット、コズミック
全てのフォームチェンジを用途に合わせて巧みに使い分け、チートの塊のようなラスボスであるサジタリウスと五角以上に渡り合うフォーゼ

「心が折れない限り勝機はある!メテオストームパニッシャー倍返しだああ!」
メテオもまた、圧倒的な実力差を見せつけるレオに押されながらも、決して折れることのない強靭な精神力で対抗
例によってベイブレードのごとく片手で軽く弾き返されたメテオストームパニッシャーを空中でキャッチすると、
ヂギール戦士のシロー・アマダのような台詞を吐いて、そのままダイレクトに倍返しで叩き込む!
「ぐふっ!貴様・・・!」
「立神。お前は我望の為なら命は惜しくないと言ったな。だが俺は違う!
弦太朗と、この天高でできた新しい友と一緒に生き抜く!
自ら滅びを認める男に負けるワケがない!」

気合とともに放った渾身の飛び蹴りは、レオの咆吼撃を真正面から切り裂いてその胸に深々と突き刺さった

炸裂した瞬間に互いの変身がズバァッと解け、生身同士になる演出が熱い
普段のちょんまげドレッドが解け、ザンバラ髪を振り乱した立神。やられ方も昔のカンフー映画の敵みたいでイカしてます
「ば・・・馬鹿な・・・なぜこの俺が・・・!」
「俺の宿命は・・・俺が決める!」

「・・・若造が・・・」
死ぬ為に戦った者と、生きる為に戦った者。勝敗を分けたのは意志の力か
膝から崩れ落ちた立髪は僅かに天を仰いで消滅。満身創痍になりながらも、流星は見事この強敵越えを果たすのだった
うーんやっぱこの2人はもう何回か生身で戦って因縁のあるライバル同士に描いてほしかったなぁ。せっかくの格闘キャラが勿体無かった感じ
一方、サジタリウスを相手にすっかり押せ押せムードのフォーゼは、いつものトドメの流れでワープゲートを開放
だがサジタリウスと一緒に突っこんだその先は、いつもの宇宙空間ではなく・・・





「・・・ここは・・・天高だと!?」
なんと2人がワープしたのは天高の体育館。ステージに目を向けると仮面ライダー部、
そして紅白の垂れ幕と
「我望理事長ありがとうございました」と書かれた卒業式のパネルが

「開会の言葉。ただいまより、我望光明理事長からの卒業式を行います
続きまして卒業生、別れの言葉」

「な・・・なんだお前達!?これは何のつもりだ!?一体何を言っている!?ってウボァー」
「俺達の思い・・・受け止めてもらうぜ理事長!」

何が起こっているのか理解できず狼狽するサジタリウスに、変身を解いた弦太朗の生身パンチが炸裂する
ユウキの司会で粛々と執り行われたのはなんと卒業式。しかしそれは天高の卒業ではなく、「我望理事長からの卒業」だった
ここでBGMはまさかの出番再びとなった仮面ライダーガールズの「咲いて」がしっとりと流れ出します
「ありがとう理事長。感謝しています。天高を作ってくれて」
「俺達はここでかけがえないのない仲間と出会えた。新しい自分に生まれ変われた」
「私達はここで自分の醜さと弱さを突きつけられた。でもそれを超える強さを見つけられた
「俺達はちっぽけな人間です。でもちっぽけな手でもみんなで掴めば大きなモノが掴める」
「それを学んだこの学園を、私達はこの手で掴み直す!
学園も地球も宇宙も!みんなみんな・・・私達は私達の手で掴む!」
「希望をずっと・・・仲間と!それが俺達の絆だ!
だから今日俺達は、アンタの支配から卒業する!」
素晴らしい出会いと成長をくれた天高。それを作ってくれた人物に対する感謝
誰一人として理事長に対する恨みの言葉はなかった。でもだからこそ自分達の青春物語には自分達で幕を引きたい
ちなみにこの間、
サジタリウスはずっと生身の弦太朗にボコられっぱなしです
「卒業キック、授与!」
>「卒業キック授与」 これは伝説になる
>卒業キック授与ワラタww
>「卒業キック授与!」に全身トリ肌が立った。 島本和彦が泣いて悔しがりそうな特撮魂が震えるセリフだぜ

やたら島本和彦テイスト溢れるユウキの台詞とともに、フォーゼに変身した弦太朗が宙に舞う
仮面ライダー部全員の掛け声を背中に押されながら、フォーゼはこれまでにない最高のパワーでのドリルキックを放つ!

「超銀河!大!大!!大!!!
ドリルキックだぁああああ!!!」


万感の思いを込めたドリルキックはサジタリウスの防御をたやすく貫通
着地を決めて変身を解いた弦太朗がリーゼントの乱れをサッと撫でつけるのと同時に、サジタリウス・ノヴァは派手に爆散するのだった
「卒業生代表、仮面ライダーフォーゼ・・・
如月弦太朗」

かくして尾崎豊ばりに「この支配からの卒業」を成した仮面ライダー部。変身を解除して負けを認める理事長に笑顔で声をかけた
かける言葉は相手が誰であろうと変わらず決まっている
「ダチになってくれ理事長。賢吾も、賢吾の親父さんもきっとそれを望んでる」
「・・・・・!キミは・・・一体何者なんだ・・・!?」
「俺は如月弦太朗。天ノ川高校の全員と友達になる男だ!」

弦太朗は最後の最後まで弦太朗。半ば強引にガシピシグッグを交わすと、流石の理事長も笑顔を浮かべるしかない・・・と!ところがぎっちょん
このまま和解してハッピーエンドとはいかないのが残念なところ。なんと理事長の肉体が消滅しかかっているではありませんか
「フフ・・・これも自業自得・・・強制超進化の無理がきたということだ・・・如月君・・・最後の頼みだ
君達がプレゼンターに遭って・・・私ができなかった事を成し遂げてくれ!」
「わかった・・・約束するぜ」
ゾディアーツスイッチによる超進化は肉体に多大な負担をもたらす。歌星禄朗がこのシステムを良しとしなかった最大の理由
もはや自分に残された時間は幾ばくもないと悟った理事長は、
その夢を信頼する生徒達に託したのだ
弦太朗の返事に満足し、ヨロヨロとふらつきながら体育館を後にする我望理事長。弦太朗たちはそんな背中に深々と頭を下げるのだった

その夜。公園の遊具に一人寝そべり、子供のころのように星空を見上げる我望。懐かしそうに呟いてその手を宙へと伸ばす
「約束は果たせなかったな・・・
だが私の生徒達が必ず行く。その時はよろしく頼むよ」


「私に友達はいない」と言っていた我望。だがそれは違う。彼がプレゼンターに会いたかったのは宇宙学者としての知的探究心ではない
幼い頃に約束した”友達”に会いに行きたかったのだ

孤高の天才が心の奥底で求めていたのは宇宙の叡智ではなく、共に語り合い笑い合える自分と対等な存在だったのでしょう
我望光明は天空の友に一言別れを告げ、誰にも看取られることなくその人生に幕を閉じた。否、天空の友が彼を看取ったと思いたい

>最初弦太郎にドライバーを返す理事長につい「おいおいw」って思ってしまいましたが、
心のどこかで自分を止めてほしいという思いがあったのかもしれませんね
>理事長自身(我)の理想の望みを叶える事はできませんでしたが、
最後には理事長の友の想いが詰まったフォーゼと友になり、そして彼らに後を託していった
理事長は表はフォーゼを否定しながら、どこかで弦太郎達に後を託せる事も望んでいた、そんな気がしました
それを認めさせる為には倒すしかなかったんでしょうね…プレゼンターの声が聞こえてしまったゆえの暴走だと思うと非常に切ない
辛い道を選んで歩んできた理事長の幸せな最期だったのかもしれません





「賢吾・・・お前のことは絶対に忘れない。でもこの手紙を持ってると毎日泣いちまう
だから・・・悪い」

ラスト。戦いは終り全てに決着はついたが、ただ一人親友だけは帰ってこない。弦太朗は哀しみを吹っ切る為に賢吾の手紙を川へ捨てようとする
が、その時。手紙を投げ込もうとしたその腕をガッシと掴み止める男が現れた。その男はどこかで聞いたような説教を繰り出して・・・

「捨てるヤツがあるか。人からもらった手紙はちゃんと読め。相手の思いはキチンと受け止めろ」

「賢吾!お前生きてたのか!?」
第一話の弦太朗の台詞をそっくりそのまま使って
消滅したハズの歌星賢吾、まさかの爆現です
なんと弦太朗に敗れて改心した我望光昭は、消え去る前にアクエリアス・ゾディアーツの能力でコアスイッチを元通りに復元していたのだ
そのおかげで賢吾の肉体も復活し、目が覚めた時には自室のベッドに横たわっていたという。しかも奇跡はそれだけに留まらず・・・・
「だがコアスイッチはどこにも見当たらず、いつもの頭痛もなくなってる」
「それって・・・普通の人間になったってこと!?」
「こまけぇこたぁいいんだよ!」

なんか普通の人間になったこれ!
ご都合主義と笑わば笑え。だがこれくらいの奇跡やってこそのハッピーエンド
帰ってきた親友をガバッと抱きしめると、弦太朗、ユウキ、賢吾の3人は人目もはばからず「宇宙キター!」を絶叫するのだった
「今度は人間の力で宇宙に行こう!プレゼンターに会いに!」
ここでOPテーマ「switch on!」がスタート。エンドロールに入ります

理事長と校長不在の中、力を合わせて学園を盛り立てていこうとする教師達。大杉先生のサスペンダーが激しく荒ぶります
交換留学の期間が終了し昴星高校へと帰ることとなった流星は、友子と最後の会話を交わす
「また昴星にも遊びにおいで」
「でも・・・彼女さん・・・居るでしょ?」
「・・・?あぁ白河くん?違うよ、彼女はそんなんじゃない」
「え?」
一瞬呆けた顔になる友子に、ニコッと最高の笑顔を浴びせて去っていく流星。そこはチューしてもいいのよ!?
既にユウキのペアチケットでカップリングは公式化していた2人ですが、最終回でもこうして2828が描かれたのはGJです
「美羽、これを受け取ってくれないか?」
「Oops!隼、これってまさか・・・・」

ポケットから取り出した小箱を恭しく開き、その中身を美羽に見せる大文字先輩。そこには何百万もしそうなダイヤのリングが
思いがけぬプロポーズに頬を染める美羽でしたが、ちょうどそこに通りかかったイケメンの左手を見るとそっちに興味が移ってしまう

「イヤァ〜ン!あっちのほうがステキ!」

オーズ最終回の同様、バトンタッチの演出としてちょっとだけ出演の仮面ライダーウィザード
仮面ライダー41年目の魔法使いライダーははたしてどんな作品になるのか。今から期待です
そして仮入部だった蘭とハルも正式に入部し、装いも新たに新生仮面ライダー部がスタートすることに
ゾディアーツも居ないのに何の活動をするのか謎の部ですけどね
「よーし行くぞ宇宙仮面ライダー部!
次は宇宙人とダチになるぜ!」


弦太朗の叫びとともに元気いっぱいの雄叫びをあげる部員達。その声は彼らを待つプレゼンターにも届くかのように、果てしなく響き渡るのだった

仮面ライダーフォーゼ・完!
>良い最終回でした。オーズが「手を繋ごう」と訴え、その後を継いで「皆で掴もう」へ昇華させた絆
敵であった理事長とさえダチになる弦太郎の懐の深さ、その友情に応えるかのように賢吾を甦らせる理事長…
最期までのわずかな時間でも、ダチの暖かさを知ってから逝けたのだとすれば浮かばれる事でしょう
そして賢吾が「思いを受け止めろ」と言い返す、一年前の出会いを繰り返す演出にはしびれました
そして賢吾の「キター!」はもしかして最終回で初めて?
>徹底的に友情を描いた点でフォーゼは王道ど真ん中を突き抜けた素晴らしい作品だったと思います
しかしある意味仮面ライダー部で一番人生が変わった二人である流星と友子の甘酸っぱいカップルっぷりも見納めかと思うと感慨も一入ですな
あと、「卒業キック、授与!」で吹いたのは自分だけではないはずだ
>満腹、満足。フォーゼはほんとやって欲しいことを全部やってくれた作品でした。これほど終りを迎えた達成感がある作品は初めてでした
弦太郎なら地球人全員と友達になってプレゼンターとも友情のシルシを交わしてくれる絵がはっきり想像でますね
>MEGAMAXもそういう評価が多いみたいですけど、この最終回の見所はとにかくアクションですね
劇場版もかくやというバイクアクション!全ステイツメドレー!!そして原点に戻った「ライダーキック」!!
特撮番組というのは物語の盛り上がりと反比例して終盤は予算かつかつで(何せ次回作が控えてますからねw)
ラスボス戦もしょぼめになってしまうことが多々あるんですが、フォーゼは最後までバトル大満足でした
やっぱドラマに凝るのもいいけど、特撮ヒーローはかっこよく戦ってなんぼですよね
>フォーゼ終わりましたね。最初はオーズの様なシリアス系が好きな自分にとってコレはどこまで観れるのだろうか、
と思ったりしましたが予想以上に良かったです。特にラストの盛り上がりは平成ライダーでも上位に入るのではないでしょうか?
個人的には一番好きとまではいかなるけど、「仮面ライダーフォーゼ」は40周年に相応しい名作だったと思います
スタッフの皆さん、一年間楽しませてくれてありがとうございました。そしてはんぺらさんのレビューのおかげでフォーゼが何倍も楽しくなったと思ってます
お身体に気をつけて無理をせずに。長文失礼しました
>仮面ライダーフォーゼ素晴らしい最終回でした。主人公の清々しい真っ直ぐさ・理事長の大物ぶり・大文字さんの笑いと男気を兼ね備えたキャラ立ち
弦太朗と流星に友情が生まれたエピソード・そして我らが校長と、密度の濃い作品でした
テーマは「友情」舞台は「学園」初物尽くしを見事に料理しきってくれた出演者、スタッフの皆様ありがとうございました!宇宙キターーー!!!
>初めて書き込みます。オーズレビューから入りオーズとここで楽しませていただいてます
やはり中島かずきさん。ぶれてないと言うか。最終回はグレンラガンでしたね。最後は生身でタイマン殴り合い
とどめ技のあとは顔アップの背景でラスボスウボァー。で、ラスボスに一言、あとは任せろ
自分としてはも少し最後は盛り上がってほしかったとこですが、しかし、周年記念ライダーとして素晴らしい作品で楽しませてもらいました
はんぺらさんのレビューなかったらこんなにもドはまりしてませんでした。ありがとうございます
ところで弦ちゃんの両親の件はどうなったのでしょうか?
>もろにグレンラガンな最終回だったけど、フォーゼは良作でしたね。w以降本当にレベルが高いッス
>とても30分番組を見ているとは思えないようなアクションの連続で最高でした
特に最強フォームを押すのではなく、今までの力を使い切ってあえてコズミックの変身を省いて、
唯一マグネットも割って挿すを言わずに抜いて挿すを強調したのも凄く良かったです
何よりメテオの戦い方が生き続ける限り本当に強くなっていく様には痺れました
両者力を出し切って蹴り勝ったシーンはライダーベストアクションって位かっこよかったです
屋敷の皆さんの楽しそうな雰囲気に背中を押されてフォーゼを見始めました。平成ライダーシリーズ自体初めてでしたが、面白かったです
屋敷もROMだけだった自分が、いつの間にやら毎週コメントを送るようになってしまいました
はんぺらさん推薦の龍騎やオーズも時間を作ってぜひ見てみようと思います
>平成ライダーはどこか煮え切らない終わり方になる そう思っていた時期が俺にもありました ライダー部一年間ありがとーーーー!!
>理事長も特異体質なのかよとか、アクエリアスって無機物も治癒できるのかよとか、理事長あっさり改心しすぎじゃないかとか、
賢吾の復活の理由がもともと敵だった奴のおかげなとこまでフィリップリスペクトかよとか、いろいろ言いたいです。が、
それを差し引いても、最後には理事長と友達になる弦太郎という王道展開や、終わりを感じさせないラストは自分的にとてもいいんじゃないかと思いました
今年冬のMOVIE大戦でまたライダー部一同に会えることを楽しみにしつつ、次のライダーに期待することにします
最後になりますが、面白い番組を作ってくださったキャスト、スタッフの皆様に、ありがとう
一年間面白いレビューを書き綴ってくださったはんぺらさん、拍手コメで楽しませてくださった盟友の皆様もありがとう。また次の一年間もよろしくお願します
>最後に生身で戦闘とか良い演出でしたね
欲を言えば理事長が体育館から出たら天高の生徒全員が見送りとかあったら感動だったんですかこれはこれでおもしろかったです
いい最終回だったけど去年のオーズがよすぎたからちょっと見劣りした感があった気がします。でも本当にいい最終回でした
>理事長とレオが急に弱体化したようで、もっと猛威を振ってもらいたかったし、理事長の動機や絶望というのも掘り下げて欲しかったのですが・・・
でも、すっきりした後味で終わり、最初から最後まで明るく楽しめた良作だったと思います
出演者・スタッフの皆さん、そしてはんぺらさんレビューお疲れ様でした!
>フォーゼ最終回・・・・・力技全開でしたが、フォーゼらしい終わり方だったと思います(特にケンゴくんの手紙のシーンなんかは涙が出てきました。)
贅沢をいうなら、エムバス組の復活と仮面ライダーの都市伝説をだしてほしかったです
>サジタリウスさん超新星になってむしろ超弱体化じゃないですかーーー!!!
>レオさんはともかく、理事長のデフレが酷いような……二人とも最期は良かったのだけれども
>あ、あれ?ダークネビュラ送られた人達が戻って来た描写がないな

>化けると信じて一年間見続けてきたフォーゼですが、個人的には最後まで化けませんでした
流星が出てきてからの賢悟、また賢悟が話のメインに戻ってからの流星の存在感の無さは異常
コアチャイルドは弦太郎じゃダメだったんですかね?コアチャイルドとして地球人を観察・評価するためのあの変人っぷり及び
友情にこだわる性格の関連付けとか、いくらでも話膨らませられた気がするんですけども・・・
>フォーゼの最終回は…「今までのライダーは終盤迷走してた」なんて言った挙句にこれですか、中島さん
卒業式もこれなに?って感じですし
>最終回を見て思った。私のフォーゼは、天野校長が死んだときに終わってたんだと

意外にも最終回の流れに関しては、フォーゼ感想サイトの多くで賛否両論になったみたいね。屋敷コメントだけで言えば比率としては肯定8否定2くらいだけども
はんぺらの感想はと聞かれると、
「概ね肯定ですがちょっと不満点あり」くらいでしょうか
まず否定派が一番気に入らない点として考えられるのは、
先週までWライダーも歯牙にもかけなかったサイキョーのラスボスが、いきなり生身の弦太朗相手ににボコられまくるという

「あのサジタリウスの理不尽な強さはいったい何だったのか」
という点しょう。まぁ本来なら「そんなもん演出重視だろ!アホか」と言ってしまえばそこまでなので議論にもならないんですが
サジタリウスの強さはあまりにもチート級にも強く描きすぎた為、視聴し者としては「どうやって倒すんだろうなー」とすごい楽しみにしてたと思うんですね
それが卒業式の演出パワーで生身にいいようにボコられたでは流石にちょっと説得力が足りません
生身にボコられるならボコられるにしても、それだけ弱体化した理由付けが欲しかったかなーと。正直刃牙の補正くらいの理不尽さですよ

あと卒業式のシーンは何故仮面ライダー部だけなのか
ここは演出的にも全校生徒を出すべきシーンでしょ
っていうか理事長の校内放送はその流れの為のフラグだと思ってたけどな。それが全然関係なかったという意味不明さにビビる
仮面ライダー部だけで秘密裏に処理するならあの放送要らなかったよね
んでピンチになった弦太朗が全校生徒の声援を受けて、超パワーアップして我望を倒すってのがまぁ王道の流れでしょうか
コズミックスイッチは絆の力。仮面ライダー部だけの絆であれほどに強さなら、全校生徒の声援を受けたらその強さたるや想像に難くありません
チートの塊だったサジタリウスを圧倒する理由付けとしても説得力充分です。っていうか、最終回なんだから弦太朗には
「俺は如月弦太朗!天の川学園の全員と友達の男だ!」
って言ってほしかったなと。第一話から主人公がずっと使ってた台詞が、最終話の見せ場で実を結ぶってお約束の演出だと思うんですが
最後まで「友達になる男」のままで終わっちゃったんですよね弦太朗・・・これってかなり残念じゃないですか?
そして理事長の心の動揺や改心に至る流れがほとんど皆無だった点も残念
否定派が気に入らないのもここの比重が大きそう。先週あたりからじっくりかけて描いてくれればよかったんですけど、なんか急すぎてねぇ
・・・とまぁ、ちょっとこんなん書くとはんぺらも否定派に見えますが、
前述の通り概ね肯定派ですので
メテオVSレオの決着のカッコ良さ、問答無用のご都合主義で生き返った賢吾、そしてなによりも賛否両論の最大の焦点である
ラスボスを卒業式で倒すというこの大胆な演出は大変に好評化してます
あくまでもこの作品が「学園モノ」だということをテーマに据えての最終回ということでしょう。そういう意味ではこれ以上ない良演出じゃなかったかと
スタッフ、キャストの皆さん1年間楽しませてくれてどうもありがとうございました


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