第21話

ラプソディー・指輪の行方

1986年
「次狼・・・これは・・・?」
「婚約指輪だ。初めて会った時から決めていた・・・いつかお前を妻にするとな」

前回以来、ゆりも音也の持つ本当の優しさに気付き始め2人の仲は良い雰囲気に。当然次狼は黙っておれません
ややフライング気味にゆりに婚約指輪を手渡しプロポーズする次狼。焦りすぎです
ゆりも次狼のことは嫌いではありませんが、なにぶんあまりに突然。困惑した彼女は友人に相談することに
そこへ現れた次狼を一目見た友人は、そのカッコよさにすっかりメロメロになってしまう
「ちょ・・・最高にカッコイイ人じゃない!ねぇ、ゆりの幸せ私にも分けてよ!」
話の流れから、突如合コンのセッティングを頼まれてしまうゆりと次狼。なんでやねんな
かくして3対3の合コンが段取りされ、女性はゆりとその友人、更にもうの友人1人
男性は次狼と音也(お前等やっぱ仲良いだろ)、そして次狼の友人として力(ドッガ)が狩り出されることに
ちょっと
力がイイ男すぎてヤバイです。この人もっと前面に出してほしいなー





2008年
「おおっ居た居た師匠!この間の活躍、ジンジンきたでー!
最高のライブやった!キバもいいけど、今はアンタが最高や!
お願いします!俺を弟子にしてください!」

我等の放送禁止男にバカ弟子が1人増えました
前回の啓介と恵の戦いに感動した健吾。「名護さんサイコー!」と、弟子入りを志願。まるで危険な宗教団体です
渡も一緒に頭を下げて頼み込みますが、当の啓介は「月謝はどうする?」などとこれを真っ向から拒否
そんな金のない健吾は、ある別のカタチで見返りを提供しようとします
「わかりました師匠!では合コンなどいかがでしょう!
月謝代わりにめっちゃ可愛い子揃えますわ!」

「合コン?噂には聞いたことがある・・・
盛りのついた男と女が身体に悪い飲み物を飲み、不道徳な行為に及ぼうとする不埒な会合だと」
「そういえば聞いたことがある」とテリーマンのようにブツブツ言い出す啓介。どんな噂だよと
しばし熟考したあと、思い立ったようにガタン!と席を立って答えるのでした
「よし。行く!」
何か思うところがあったのか、合コン参加を承諾する啓介。コイツは本当に1秒先の行動が読めんな
メンバーは男性人が啓介・健吾・渡、女性陣が恵と、健吾がセッティングした女の子2人の3対3です
奇しくも1986年と2008年、同時進行で行われることになった合コン。うーん面白いなー今回の脚本は





「紅音也と愉快な仲間達でーす!
あぁお前等は自己紹介しなくていいぞ?どうせ女達は全員俺の魅力の虜になるんだからな」
「フン。考えてみたら俺とゆりはここに居る必要もないな。婚約者同士どこかへ行くか」
「ぬかせ。
ゆりは婚約なんてしてない。そうだなゆり?」
「あ、あぁ・・・・」
「おおっと?この指に嵌っているのは婚約指輪だな!間違いない、うん

ハハハハハハハハハハ!」
「ハハハハハハハハハハ!」
1986年
レストランに顔を合わせた合コンメンバーですが、当然のように音也と次狼は最初から一触即発状態
他の女性の手前、笑顔はふりまいてますがニコニコ笑いながらテーブルの下で蹴りを打ったりして戦ってます
なんでそんなに仲がいいんだお前等は。10年来のマブダチみたいだぞ
バチバチと火花を散らす2人をよそに、一人黙々と手づかみで料理を口に運ぶ力が可愛くて萌えます
「あなたよく見ると男前で素敵ね・・・無口な男って好きよ」
「・・・お前・・・俺の子孫、産め!」

「は?なに言ってるの?」
ドッガの勇次郎的求愛出たコレ
これにはさすがに女性もドン引きしますが・・・トイレに席を外した彼女を追って席を立つ力。う、これはまさか・・・?
「いただきもす」
なんと力はトイレ前の廊下でドッガに変身、ゆりの友人を食べてしまう。いただきもすてなんだよ
次狼もそうだけど、やっぱ人間を躊躇わず殺すシーンを見るとコイツ等が人間の味方でないことを再認識します

「あれ?あゆみは?」
「ウ・・・俺・・・食べちゃった」
「嘘ぉ!早っ!」
「ハハッ!おいおい、
お前やるなぁ!」

「食った」という言葉を性的な意味で捉えているメンバーは、まさかトイレで彼女が死んでるとは夢にも思いません
ドッガは「まだ足りない」と言い残し、一人だけ先に帰ってしまいました。残されたのはゆり、次狼、音也ともう一人の女・久美

「あらあなた・・・もしかして桜井幼稚園パンダ組だった紅音也くん?」
「おお?お前は砂場の女!約束思い出したぞ!早くチューしろチュー!」
なんの偶然か、音也と幼稚園の同級生だった久美。幼い頃の思い出に大いに盛り上がります
途端に不機嫌な表情になるゆりを見て、「これはしめた」と思った次狼は状況を利用して一気に畳み掛ける

「ほう幼馴染みと再会とは運命的だな。めでたいことだ
コイツはなかなか良い男だぞ?お似合いかもしれんな」
「ふん。野良犬に褒められるとは気分が悪いな」
「奇遇だな。俺もお前を褒めるのは気分が悪い」

ガシィン!!!
言うなりがっぷり四つに組んで相撲を始める2人。だからなんでお前らはそんなに仲良いんだと(ry
しかしそんな次狼の願いが通じたのか、とりあえず合コンお開きの時点で久美は音也にすっかりなびいた様子・・・って
「音也くんにお願いがあるの。聞いてくれたらチューしちゃおうかな」
なんか明らかに裏がありそうなこと言ってますが。アホの音也は別段疑いも持たずにホイホイついて行ってしまいます
そんな2人に目を細める次狼に対して、ゆりは不快な表情を露にするのでした。うーん三角関係いい感じだな

「ウウウ・・・ファンガイア・・・倒す!」
一方、「食い足りない」と店を出たドッガは、女を襲おうとしていた今回の敵・カメレオンファンガイアと遭遇。これと交戦します
21話目にしてようやく披露されたドッガの本体は、カメレオンファンガイアの攻撃などまるで受け付けぬ堅固な鎧
繰り出すパンチの威力は
マジ花山さん並みで、まったくもってカメレオンファンガイアを相手にしません
カメレオンファンガイアはその特性を活かし、姿を景色に同化させて逃走。戦いに勝利したドッガは・・・ああっやっぱり!
「ウウウ・・・いただきもす!」
カメレオンファンガイアが襲おうとしていた女性を食ってしまいました。こいつらマジでこえー
「敵の敵は味方」にはなり得ない、闇の住人達。平成ライダーでもこれだけダークな設定の仲間がいる作品は異色だよな




2008年
「特上骨付きカルビ、タン塩、ハラミ、レバ刺し、特上ハツ、それからビビンバとクッパとわかめサラダね」
「俺はキムチ。激辛でな」
「最後にサンチュでサンキューや!」

こちらの合コン会場は焼肉屋。やたらキッとした表情で激辛キムチをオーダーする啓介が面白すぎる
食い気に走る恵に、自分に言い寄る女に得意の説教ばかりかます啓介、喋れない渡。既に雰囲気はカオス十二分です
「ええっと・・・ご注文繰り返します。上ロースと・・・」
「違う!特上骨付きカルビ、タン塩、ハラミ、レバ刺し、特上ハツ、それからビビンバとクッパ
わかめサラダ、激辛キムチに
ンチュでサンキューや!」
「流石です師匠!」
さて、このオーダー確認でいきなり初っ端から間違えたダメダメウエイトレスの深央
仮面ライダー555のヒロイン・通称「ぷに」こと真理を演じた芳賀優里亜さんです。久しぶりにテレビで見たな
我等がパーフェクトハンターの天才的記憶力で最初のミスを指摘されたと言うのに、そこから先も失敗の連続
頼んでもいないものばかりをテーブルに持ってくるわ、杏仁豆腐を渡と啓介にぶちまけるわでどうしようもありません
「・・・・店長を呼びなさい!」
啓介でなくともキレざるを得ない、見事なダメ店員ぶり。店長にこっぴどく叱られた深央は、泣きながら店を飛び出してしまう
そんな深央を放っておけなかった渡は彼女を追いかけ、その悩みを親身になって聞いてあげます
「私・・・ダメなんです。すごい人見知りで人前に出ると何がなんだかわからなくなっちゃって
人の頼みも断ったりできなくて・・・
新聞も5誌取ってるし」
「あ、あのっ!僕もです!僕も新聞5誌取ってます!」

聞けば深央も渡と同様、人見知りするタイプで人前だと上がってしまうのだと言う。シンパシーを感じた渡はすぐに彼女と打ち解ける
「自分以外にもこんな人がいたんだ」という安心感に、思わず笑い合う渡と深央。なんだかすごい良い雰囲気です

「ファンガイア・・・その命、神に返しなさい!」
ラスト。2008年にもカメレオンファンガイアが出現。現場へ駆けつけた啓介はイクサに変身して攻撃を仕掛けます。が
不利を悟ったカメレオンファンガイアはやはり擬態を使ってスタコラ逃走。逃げた先にはキバが待ち構えていましたが、
やはりダークネスムーンブイクを放つ寸前に余裕で逃げられてしまいます。今回の戦闘は「消える敵」をどう倒すかという話か
果たして渡は消える敵をどう捉えるのか?22年前の三角関係は?
次週へ続く!


第22話

序曲・運命の交差点

「実は私の兄さんが足を骨折して働けなくて・・・このままじゃ会社をクビになっちゃうの」
「ほう、なるほど話はわかった。この俺に任せておけ!」

1986年
次狼のプロポーズに心揺れるゆりをよそに、音也はといえば前回の合コンで再会した幼なじみの久美にかかりっきり
誰がどう聞いても子供騙しな久美の嘘を真に受け(本当は気付いてるのかもしれませんが)、代わりに土木アルバイトを始めることに
「さあ、兄さんのぶん働いたぞ。これで約束のチューをだな・・・」
「ありがとう音也くん。兄さんおかげで腕の骨折は治ったんだけど今度は尾?骨折っちゃって」

舐めんなこのアマ

音也が数週間汗水流して稼いだ金を受け取ると、いけしゃあしゃあとこんな事をぬかす久美。こいつは生かしておけません
俺だったら間違いなく
渾身のキャメルクラッチかけてますが、フェミニストの音也は言われるがままにバイトを続行
そんな折、次狼とあるブティックへやってきたゆりは、そこで25万もする服を「買いに来るから売らないでね」と店長に頼む久美を発見する
言わずもがな音也はこの服の為に働かされているだけ。しかし事実を知ったからといってゆりにはどうする事も出来ず・・・・






「どないでしたか先生!俺のセッティングした月謝は!」
「くだらないな。あんなモノに参加してしまったせいで、少し私が汚れてしまった気がする」
「そんなぁ〜」

2008年
結局合コンはお気に召さなかった我等のパーフェクトハンター。凹む健吾ではありましたが、彼なりの収穫はあったようです
「渡・・・お前あの合コンで好きなコできたか?俺はできたで!
あのドジッ娘ウェイトレスの深央ちゃんや!」

前回、渡がいい感じになった深央に一目惚れしてしまったという健吾。まぁ芳賀優里亜ちゃんは可愛いから無理もあるまい
モヤモヤする胸中に困惑する渡ですが、とりあえず親友である健吾の恋を応援します
さて。そんなワケで深央とのデートを取り付けた健吾ですが、生来の天然バカさを容赦なく発揮
お好み焼き屋では
ジャイアント白田もあわやという量をムリヤリ深央に食わせ
更にその状態でボートに乗るという暴挙を実行。デートじゃなくて拷問だコレ
「はははどうや深央ちゃん!楽しいやろ!?」
「は・・・はい・・・・ウプッ!」

人の頼みを断ることのできない深央ですから、強引な健吾とのデートは
まさに地獄の強行軍
結局デートは大失敗で終了。「私が健吾を傷つけてしまった」と落ち込んでいる深央を慰める為、恵は次に渡を指名します
「私・・・本当にダメですよね。なにをやってもドジばっかりで・・・どうしようもないです」
「そんな事ありません!人は・・・変われます。変われると思います」

恵や健吾達と出逢って成長してきた自分を重ね合わせ、深央を優しくも力強く励ます渡

その言葉に勇気づけられた深央は渡と一緒にブティックへ。いつもは店員に薦められる服を促されるままに買うだけだった彼女は
この日、勇気を出して初めて自分の欲しい服を自分で選択。まさに生まれ変わった心地で足取りも羽が生えたようです
「あ、渡さん・・・私に似合う指輪、選んでもらえます?」
「え?でも今日からは自分で選ぶんじゃ・・・」
「渡さんに選んでもらいたいんです。それが今の・・・私の自分の意思」

なんというラブコメっぷり。頬を僅かに染めて「渡の選んだ指輪が欲しい」とぬかす深央
ぷにかわいいよかわいいよぷに。ここにきていきなりのLOVEフラグ確立。二人の仲は急接近です





1986年
「これで25万だ。さぁ、約束のチューをだな・・・」
「ありがとう音也くん。兄さんの尾?骨は今治ったわ。じゃあね♪」

死ぬ思いで25万稼いだ音也だったが、くされ外道の久美は
金だけもらって光の速さでトンズラ
勿論久美に兄などいない。「洋服を買う資金をためるために働かされていただけだ!」とゆりは怒りますが、しかし音也は笑っていた
「良かったじゃないか。怪我をした兄さんがいなかったんだろ?一安心だ」
そんな折、青空の会にとあるブティックの客が次々行方不明になっているという情報が入った
奇しくもそれは、久美が25万の服を買うと約束していたあの店である。事態を察した音也はすぐに動いて・・・・

「大変似合っていますよ。ウチでお買い上げいただいた服・・・・
私に食われるに相応しい女だ!」

今回のファンガイアの正体は誰あろう、ブティックの店長。彼は自分の店の服で美しく飾られた女達をターゲットとしていたのだ
25万の服を着た女の前に立ちふさがった店長だったが、そこで女の顔を見て驚愕に目を見開く
「ノコノコ釣られやがったわね!化けモノちゃん!」
「貴様・・・男!?よくも私の服を愚弄したな!」

なんと服を着ていたのは久美ではなく女装した音也。音也は久美よりも先に服を買い、事前に彼女を危険から遠ざけていたのだった
そこにゆりと次狼も駆けつけ、カメレオンファンガイアはたまらず姿を消して撤退します
「スマンな。あんまり気色悪くて助けるのを忘れた」
「フン・・・たまには女の気持ちを味わってみたくてな」
「ホントに馬鹿なんだな・・・お前は」
騙された女をも無償で守る、音也の優しさを感じたゆりは「馬鹿だな」と言いながらも笑顔を。次狼も苦い顔でこれを見つめるしかない

「ゴメン・・・貴方のことは好きだけど・・・今はこれは受け取れない」
「・・・それは戦士としてか?女としてか?」

「わからない」

結局、ゆりは次狼からのプロポーズを正式に断ることに。婚約指輪も音也がゆりの指から抜き取ると、池へと放り投げてしまいます
何をするだァーッ!と、涙目で口半開きになる次狼がちょっと可哀想。過去編の三角関係は暫く続きそうです





2008年
「バカヤロー!クビだ!もう二度とくるな!」
渡のおかげで明るく前向きに生まれ変わったとと思われた深央だったが、やはりドジだけはすぐに直るものではないらしく
度重なるミスのせいで深央はついにアルバイト先の焼肉屋からクビを言い渡され、前回と同じく逃げるように外へ飛び出してしまう
と、そこへチョビヒゲを生やしたブティックの店長が登場。そう。深央が服を買ったあの店は、22年前から存在する彼の店だったのだ
「よく似合ってますよ・・・私に食われるに相応しい!
・・・む!?この女!?」

あっとこれは何でしょう?深央を食おうと抱きついたカメレオンファンガイアだったが、彼女に接触した瞬間異様な反応を見せる
それはまるで、深央が今まで彼が食してきた普通の女達とは違う存在のような・・・?すげえ。ぷにゲストだと思ったら重要人物かよ
 そこへキバが颯爽と登場し、深央を救出。姿を消すカメレオンファンガイアの能力を打破する為、ドッガフォームに変身する
”ギュビィィィィィ・・・・・ン!”
ドッガハンマー中央部にギョロリと光る
「真実の目」。以前ドッガハンマーの能力をサッと紹介しましたが、
この目は
敵の魔力を破り、その動きを止める効果を持っている強力な魔眼なのだ
ぼっがあああああああああん!
擬態をいともたやすく看破されたカメレオンファンガイアは、サンダースラップの一振りの前にあえなく爆発四散するのだった

「やっぱり・・・人間そう簡単には変われませんよね。私浮かれてました・・・これももう外します」
ラスト。喫茶店で向かい合う渡と深央。すっかり落ち込んでしまった深央は、露店で買ったアクセサリーを取り外しますが・・・
「でも・・・この指輪だけはしてたいかな」
と、渡が選んだ指輪だけは渡に手渡し、
自分の右手をそっと突き出す深央
そんな深央の反応が嬉しくて、渡も笑顔を浮かべて彼女の薬指に指輪をはめてやるのでした。次週へ続く!
ウホ。
渡×深央甘ずっぱくていいな。なんてピュアな恋物語
それにしても今回の話で彼女がタダの人間ではないという事、ひいてはゲストではなく重要キャラだという事が判明しました
まずファンガイアであろうことは確実でしょうが果たして。キャラも揃ってきてなかなか面白くなってきた現在編。これは次週が待ち遠しいぜ


第23話

変奏曲・永遠の逃亡者

「お、お願い見逃して・・・」
「理解できないわ。私達高尚なファンガイアがどうして下等な人間なんて愛するのか
貴女の・・・夜が来る!」

1986年
冒頭、クイーンのお仕事である人間を愛したファンガイアへの粛清を行う真夜。腕をかざすだけで対象を粉砕する能力はまさに処刑執行人
一仕事終えても表情一つ変えず次のターゲットへと向かっていく真夜。今回のお話は彼女が絡んでくる内容の様ですよ

「誕生日おめでとうマスター」
「これは俺からのプレゼントだ」
「ああっおニャン子倶楽部!しかもサイン入りじゃないのこれ!
ありがとう・・・ボク生まれて初めて誕生日祝ってもらっちゃった」

一方、マル・ダムールではマスターの誕生日を祝うささやかな趣向が行われていました
ゆりと次狼がプレゼントを贈る中、
明らかに手ぇ抜いた演奏だけで済ます音也がセコい事この上ありません
「さぁ次は俺を祝ってもらおうか。実は俺ももうすぐ誕生日なんでな
この天才がこの世に誕生した、いずれは祝日になるであろう素晴らしき日だぞ」

あまつさえ祝いの言葉もそこそこに、自分の誕生祝いを主張し始める音也。最近は随分株を上げてたのに
久々にウゼえ
そんな調子でケラケラ笑いながら好物のオムライスを食べる音也だったが、最近彼を見直してるゆりはそのプレゼントを決めるのでした





2008年
「で?どうなのよその後深央ちゃんとは。アンタ達とってもお似合いよ」
「そ、そんな・・・やめてくださいよ恵さん。えへへへ」

どうやら前回から深央とつきあい始めたらしい渡。恵にお似合いだと言われて頬を真っ赤にしながらニヤニヤしてます
たまにでいいですから静香の事も思い出してあげてください
静香は立ち位置的にこのまま完全にフェードアウトなのか。キバットと普通に会話してたり、何気にすごい設定持ってるのになぁ
「そういう恵さんはどんな男性がタイプなんですか?」
「私?私はそりゃあカッコよくてスポーツ万能、頭脳明晰で・・・」
「それ名護さんじゃないですか」
「だっ、だだだ誰があんなの!」

「理想の男性」は啓介そのものじゃないかと言う渡に、顔を真っ赤にして否定する恵。なんだやっぱり異性として意識はしてるのか
ちょうど店に啓介が入ってくると、そっぽを向いたまま目を合わせようとしません。そんな恵をマスターも渡も微笑ましく見つめるのでした
あの奇行の数々をすぐ傍で見ていて引かないとは。ちょっと恵の正気も疑います

そんな折、恵のグラビア撮影の仕事にモデル仲間が来れなくなってしまった。困り果てる監督を見て、恵は代役の女の子を推薦する
「そんな無理です!私なんかにそんなことできるわけ・・・!」
言わずもがな深央です。やばい。純白のサマードレス似合ってて
芳賀優里亜ちゃんチョー可愛い
最初はオドオドしてどうにもならなかった深央でしたが、「楽しいことを思い浮かべて」という恵のアドバイスで渡とのデートを思い出すと
たちまちそのふんわりとした笑顔でカメラマン達を魅了。持ち前の美貌で緊急のグラビア代役を見事こなしていくのでした
深央モデルデビューか。レギュラー化するなりおいしすぎ。
たまにでいいですから静香の事も(ry





1986年
「うーん。人間社会は厳しいね」
「ウウ・・・」
「お前等には世話になったからな。ついてこい」

マッサージ師と靴磨きとして人間社会で生計を立てていた力とラモンだったが、許可無しという事で立ち退きを命じられてしまう
次狼は義理もあって彼等に新しい仕事先を紹介。お約束なことに、それはマル・ダムールのウェイターだった
エプロンドレス姿でフロアを掃除する力がプリティすぎます。お前その役はラモンだろと
そんな新入り2人の隣で珍しくフライパンを振っているのはゆり。どうやら音也の誕生祝いのオムライスを練習しているようです
「ウ・・・マ・・・イ・・・」
銀魂の妙さんが作った様な無惨なオムライスを味見する力。なんか美味いらしいですよ?
おかげでゆりに惚れこんでしまった力、ラモンと一緒にゆりへの告白の練習なんてしてます。三角関係にまさかの乱入者だコレ
「お前達なにやってんだ?」
「力に好きな人ができたから告白の練習をしてるんだ」
「ほう、そういう事なら任せておけ。百戦錬磨の俺様がレクチャーしてやろう」

力の「好きな人」がゆりとは夢にも思わず、練習につきあってやる音也。新入りの2人ともうすっかり仲良く打ち解けてます

その頃。伸二という青年が恋人の涼に別れを告げようとしていた。彼の正体はファンガイア
人間を愛してしまえばクイーンの粛清を受けることになる。伸二はなんとか涼子と別れようとしますが、彼女がまたいじらしいの何の
そんな彼女への愛を捨てきれない伸二は、やはり思いなおして涼子を力強く抱き締めるのでした
『涼子を残して死ぬものか。逃げ切ってみせる・・・必ず!』
愛に生きることを選択した伸二でしたが、そんな彼にヒタヒタと迫る粛清者・真夜の影。果たして彼の逃亡劇は上手くいくのでしょうか





2008年
順調に撮影が進むグラビア現場に、ネックレスを奪って逃げ出す物盗りの男が現れた。その男は紛れもなく伸二であった
彼は真夜の粛清を逃れ22年間無事に生き延びていたのだ。真夜が音也を愛して渡を産み落とし、その後死んだと仮定すると
人間を愛したファンガイアを粛清する「クイーン」の役職は
22年間空席だったということでしょうか?
もし真夜の没後すぐに後釜のクイーンが現れていたなら、流石に22年間も逃げ切ることは不可能だったと思われます

さて、渡に追いかけられた伸二はグリズリーファンガイアの本性を現して渡へ攻撃。渡もキバになってこれを迎え撃つと、
予想外の反撃に面食らった伸二は一瞬の隙を突いてさっさとトンズラ。渡はこれを見失ってしまいます
「涼子・・・今日も綺麗だよ」
人間の姿に戻った伸二は小さな病院へ向かうと、奪ったネックレスを見舞いにとある病室へ
そこには22年の時を経て年老いた彼の伴侶・涼子が、重い病を患い入院していた。あぁ・・・これは何か胸が痛くなる描写だ
人と人ならざるモノ。同じ時間を生きられない者同士の22年間の愛
年老いていく涼子を22年前と変わらず愛している伸二
いつまでも歳を取らない伸二が人間でないことは気付いてるだろうに、彼から逃げる事なく連れ添ってきた涼子
2人の愛が本物であることがよくわかるシーンです。でも伸二も来週死んじゃうんだろな・・・うーん今回は可哀想な話だな





1986年
「どうだ?美味いか」
「まぁまぁだな」
「せっかく作ったのになんていい草だ!」
「いや美味い!最高だ!」
「嘘だ!本当の事を言え!」
「まぁまぁだな」
音也の為に慣れない料理を頑張ったゆりだったが、当の音也はなんもそっけない反応。これはゆりも憮然とした様子
そんなゆりの気持ちに気付いてるのかいないのか、川辺でバイオリンを奏でる音也の前に殺気立った次狼が現れた
「ゆりのオムライスは美味かったか?」
「フフン。嫉妬か仔犬ちゃん?」
「最後の晩餐に美味いものが食えてよかったな。
お前は・・・邪魔だ!」

嫉妬に狂った男の実力行使キター!
ゆりの気持ちが音也に向いていることに危機感を覚えた次狼。ついに音也の抹殺を本気で実行に移してきました
あんなに仲良くてホモダチっぽかったのに!
次狼はガルルに変身。生身の音也を徹底的にに打ちのめすと、一際鋭い爪の一撃をその腹へグサリと突き立てます
「ガ・・・ハァッ!」
「ゆりは俺のモノだ・・・消えろ!」

そして平成ライダー伝統の川にドボン。ピクリとも動かず流されていく音也を見てゲラゲラと笑い出す次狼
なんでこうツメが甘い。本気で殺すなら喉笛でも噛み千切ればいいのに。余裕で音也生きてる次号に続く!


第24話

皇帝・ゴールデンフィーバー

「ウウ・・・俺・・・オマエに言いたいこと、ある・・・聞け!」
「なんだ?」
1986年
「オマエは地上に降りた天使・・・でも今は飛ぶことが出来ない。俺がオマエの翼になってやる
そして2人で飛ぼう。愛という名の大空へ!」
「ハァ・・・それ、誰に教えられたから当ててやろうか?音也だろ」

「ウ・・・・違う」
冒頭、前回音也から受けた手ほどき通りにゆりへ告白する力。可哀想に
1秒で斬り捨てられます
「まったくフザけた事ばかりして」とゆりは音也を探してとっちめようとしますが、そこにいつもとは雰囲気の違う次狼が現れる
「ヤツの名はもう口にするな。お前を幸せにできるのは俺だけだ」
「どういうこと?音也はどこ?」
「元々雲のような男だったからな・・・どこかへ消えてしまったよ。おかしくあるまい?」
「・・・音也は居なくなったりしないわ。私を愛してるもの」

次狼のただならぬ雰囲気から直感的に音也の身に何かが起きたことを察知するゆり
「いなくなったりしない」根拠は彼が自分を愛しているからか。それとも無意識のうちに彼女も自分の気持ちに気付いているのか
その感情を感じ取った次狼は、苛立ちを露にして大きな声で彼女に”真実”を告げる
「わかった本当の事を言おう。ヤツは死んだ!ファンガイアに殺された!」
「嘘だッ!」

やはり
1秒で否定される次狼。どう見ても次狼の態度は怪しすぎるのでゆりが疑うのも無理ありません
「次狼言え!いったい何を隠している!?音也はどこに・・・・”ドスッ!”うぅッ!」
半ばキレ気味で次狼に詰め寄るゆりだったが、逆に渾身のボディブローを喰らって失神。そのまま連れ去られてしまいます
ゆりが好きな力は一応「どこへ行く!」とこれを止めようとしますが次狼はどこ吹く風。力をガン無視して行ってしまう
「紅音也の事などすぐに忘れさせてやる」
なんか次狼の台詞がやたら性的です。まるで「俺無しでは生きられない体にしてやる」的なニュアンスね

その頃。傷だらけで川辺に打ち上げられていた音也は伸二と涼子に介抱され、ゴキブリ並の生命力で復活してました
丁度その時、伸二はアパートの前で自分を粛清しに来た真夜と遭遇。グリズリーファンガイアに変身して対峙していた
「クイーン・・・僕は消されるつもりはないよ。必ず涼子と一緒に逃げ延びてみせる」
「バカね。もし私を倒せたとしてもこの力は次のクイーンに引き継がれる
クイーンから永遠に逃げ続けるなんて不可能よ」

やはりクイーンの力というのはその代が滅しても、すぐ時代のクイーンへと引き継がれるシステムになっているようです
だとすると伸二が22年間生き延びたのは、そのあいだクイーンの座が空位だったということを意味していると思われます
真夜が伸二を葬り去ろうと右手をかざしたその時、猛ダッシュで走ってきた音也が椅子でグリズリーファンガイアを殴打
予期せぬ事態に真夜が呆気に取られている隙に伸二は逃走するのでした
「無事か?運命の女よ」
「フフ・・・白馬の王子様が助けてくれたってわけね?でも・・・!」

パァン!
音也は真夜がファンガイアに襲われていると思ってこれを助けたのだが、彼女にしてみれば余計なことをされただけ
笑顔でビンタをくれてスタスタ去ってしまう真夜。わけがわからず目をパチクリさせる音也だったがめげずに彼女を追いかける
「ウ・・・見つけた」
と、そこに現れたのは音也を探していた力。ほほう、ゆりが好きな力は次狼の暴走を止めるために音也と結託するのか?





2008年
「なぜこんな盗みを?奥さんは知っているんですか?貴方がファンガイアだという事を」
「いいや妻は何も知らない。僕は22年間妻に何もしてやれなかった・・・
せめて最後くらい妻の為に何かしてやりたくて」
前回のネックレスに続き、不治の病に冒されている妻・涼子のために今度は貴金属店から指輪を盗んできた伸二
目撃して後を追いかけてきた渡に見つかり、22年間の逃走劇とそれを支えてくれた妻がもう長くないことを打ち明けます
「私は何も要らないわ・・・ねぇ覚えてる?22年前、2人で一緒に植えたあの木・・・
お願い、最後にあそこに連れてって」

そんな話を立ち聞きしていた涼子は、22年前夫婦で一緒に植樹した合歓の木が見たいと言いだした
渡は丁度アルバイトで弁当配送していた深央を掴まえ、弁当屋の車を使わせてもらって4人でその場所へ向かった

「すごい・・・・」
「あぁ・・・こんな立派な樹になってたなんて・・・
涼子・・・実はずっと黙ってたことがあるんだ」

思い出の合歓の木は22年の時を経て立派に成長していた。22年という年月の重みを感じた伸二はカミングアウトを決意するが
「ふふ・・・わかってたわ。今までありがとう・・・私は・・・貴方と居れて幸せでした」
伸二の正体に気付いていた涼子。まぁ22年間若いままなんだから
気付かないほうがおかしいですが
22年間の夫婦生活を感謝し、涼子はそんな伸二の背負われたままその生涯を閉じた。その死に顔はとても安らかで・・・
と、悲しみに打ちひしがれる伸二の前に、彼を追っていた
我等のパーフェクトハンターが登場
最愛の伴侶を失った伸二は、半ば自暴自棄になってグリズリーファンガイアに変身。その溢れ出す悲しみをイクサにぶつける
両者の戦いに巻き込まれ、吹き飛ばされるた渡と深央。その時だった
深央の手の平に、なにやら紋章のようなものが現れたのは
「その紋章は・・・ッ!そうかお前達・・・僕を騙していたのか!?」
「・・・・」
「な、何を言ってるんですか?」

キター。やはり深央の正体は真夜の次代のクイーンのようです
彼女が22年前からこの姿のまま生きてるのか、渡みたいに22年前に生まれたのかは解りませんがともあれクイーンは確定
伸二は自分が騙まし討ちされるところだったと思い込み、激怒。啓介そっちのけで深央に襲い掛かってきました

 





1986年
「くっ!次狼・・・いったいこんな事して何を!?」
「ゆり・・・お前はここで俺と2人で暮らすんだ。フハハハハハ!」
ザンキさんの大暴走キター!なんか人里離れた山の奥深くにゆりを連れ込んだ次狼
蔦で両腕の自由を奪い
、どう見てもレイプ寸前の性犯罪者にしか見えません
哀れゆりは本能のまま暴走した次狼にその貞操を・・・・と、その時!そこに颯爽と現れたのは言わずもがな音也
どうやら力は音也に次狼の暴走をチクったようです。っていうか力は言うだけ言って自分はこないのかよ!
生きていた恋敵を見て次狼の怒りは頂点に。ゆりが見ているのも気に留めず、目の前でガルルに変身します
「ガハアアア!音也ァァァアアアアッ!」
「じ、次狼・・・そんな本当に!?いやあああああ!」

「ヤツは狼の化物だ」これまでずっと冗談だと思っていた音也の言葉を、ついにその目で確かめ悲鳴をあげるゆり
今度こそ殺してやる!と容赦なく音也を痛めつけていくガルルだったが、その間にゆりが割って入った
「どけ!ゆりィッ!!」
「どかない!
私は・・・紅音也を愛してる!」
次狼さん焦って逆効果。決死の状態に追い込まれ、ゆりは初めて音也への気持ちを自覚
まさに次狼、結果的に恋敵を応援してしまった
マヌケな恋のキューピッド状態です
「ゆりィ・・俺のモノにならないのなら・・・ッ!」
必死で瀕死の音也を庇うゆりにを掴み上げ、ブルブルと震える爪を突きつけるガルル。だがしかし・・・・・
ガルルの両目に灯っていた狂気の色が次第に落ちてゆき、ついに人間の姿へと戻る次狼
音也に抱きついて彼を守るゆりを哀しげに見つめると、やがてトボトボとその場を去っていった
次狼とて男。
愛した女を殺すことなどできなかったのだ

「よぉ・・・ゆり。ここは天国か?」
「音也・・・よかった・・・音也・・・ッ!」

次狼が去った後、意識を取り戻した音也はゆりの髪をやさしく撫でその体を抱き締めた
音也の無事を確認したゆりもまた、歓喜の涙を流しながら強く強く音也を抱きしめるのだった





2008年
狂ったように深央だけを狙い続けるグリズリーファンガイア。深央を守りながら必死に逃げる渡
我等のパーフェクトハンターは一体何をしているのか。
既に画面のどこにもいません
渡も流石に逃げ切れず、やがてグリズリーファンガイアの攻撃が深央にヒット。吹き飛ばされて気絶してしまいます
「深央さん!・・・・許さない!」
大切な女性を傷つけられ、未だかつてないほどに激昂する渡。その思いに呼応するかのように、ドラン城が激震する
ドラン城の天井を突き破って飛び出した小さな金色の魔物は、目にも留まらぬスピードで瞬く間に怒りに燃える主の下へ
「テンションフォルテ〜ッシモ!」
ゴルディワイバーンの
タツロット。キバの鎧を拘束するすべてのカテナ(鎖)を断ち切り、
キバを
ファイナルウエイクアップ(究極覚醒)させる禁断のキーである
ちなみにCVは石田彰さん。やたらカン高い声がムカつきますが、子竜だそうなので大目に見てあげましょう
タツロットの能力によって真の王の力を発言させるキバ
その身体が金色に光り輝き、血のような真紅のマントをたなびかせる
変身!仮面ライダーキバ・エンペラーフォーム!

覚醒した魔界皇帝の力はグリズリーファンガイアを圧倒。片手でその巨体をハンギングし、高速の蹴りを連続で叩き込むと
一切遊ぶことなく、いきなり必殺技でトドメを刺します。渡こええ。伸二に同情してたクセにキレたら微塵も容赦ありません
必殺キック・エンペラームーンブレイク!
ズッドオオオオオン!
両脚で放つダークネスムーンブレイク。ぶっちゃけダセエですが威力は折り紙つき。屈強な伸二を一撃で沈黙させました

ラスト。渡に致命傷を負わされ、息も絶え絶えの状態で合歓の木のもとまで這い戻ってきた伸二
木に寄りかかって息絶えている涼子のもとへなんとか辿り付き、最愛の妻の手に自分の震える手を重ねます
「涼子・・・俺たちはいつまでも一緒だ・・・」
まるで寝顔のような安らかな涼子の死に顔に若かったころの笑顔を重ねる伸二。瞬間、その体はガラスのように砕け散った
最後の瞬間を愛する妻と迎えられて、伸二はきっと幸せだったであろう。彼ら22年の夫婦愛はここに幕を閉じた
そんな様子を遠くから
冷ややかな視線で見つめるのは、紛れもなく深央で・・・・次週へ続く!

過去編はついに三角関係に決着、現代編は深央がクイーンと判明と面白くなってきました。来週が楽しみだなー


第25話

ファンファーレ・女王の目覚め

「なんだまたオムライスか」
「せっかく作ったのにそんな言い方はないだろ!もういい!要らないなら私が食べる」
「ダメだ。
お前が作ったものは俺が食べる。一生な」

1986年
前回三角関係にピリオドを打ち、晴れて相思相愛となった音也とゆり。冒頭から
甘々にも程があります
「お前が作ったものは一生俺が食べる」に股間大洪水。これは女性にはたまりません。チクショウ俺もこの台詞言いてえなぁ
すっかり音也にゾッコンLOVEになったゆり、これまでのお礼とお詫びに音也ぬに高価な腕時計をプレゼントします
文字盤には
From YURIの文字。音也は運命の女からの初めてのプレゼントを、にっこり笑って受け取るのでした
「俺は物持ちが悪い。すぐ無くしたり、人にやったりするからな
だがこれだけは一生大切にする」

「まさか本当に次狼が化物だったとはな。我々としては彼に代わり、君を青空の会に迎え入れたい」
後日。イクサナックルを嶋さんに返して街から姿を消した次狼に代わり、音也は正式に青空の会のメンバーに
イクサナックル持ったままトンズラしないあたり、最後まで次狼はゆりと音也に情けをかけてくれたのね
しかし嶋が音也とラブラブのゆりを見て「幸せそうだな」と何気なく口にしたところ、何故かゆりは途端にしょぼくれてしまう
「私・・・これでいいのかしら。まだ母さんの仇も討っていないのに・・・」
母の仇を討つまで戦士として生きると決意していながら、女の幸せを見つけてしまった自分に戸惑いを感じているようです
母親との思い出がある海に行きたいと言うゆり。聞けば、かつてその浜辺で母からもらった指輪をなくしてしまったのだという
「わかった。じゃあ俺がその指輪を探してやろう」
「そんなの無理よ」
「無理じゃない、俺が奇跡を見せてやる。愛の奇跡だ」

とうの昔に海でなくした指輪を見つけてやるという音也。そんなことは誰が考えても常識的に不可能。できたらまさに奇跡ですが
しかし音也の自信満々の笑顔を見ると、ゆりはその奇跡を信じずにはいられないのでした





2008年
絵に描いたようなドジっ子の深央ですが、今の弁当屋でのアルバイトは順調らしく、それを聞いた渡は自分の事のように喜びます
「今はまだ配達だけですけど、いずれは厨房にも立てるようにと思って」
「頑張ってください。僕も深央さんの作ったお弁当食べたいです」

チクショウなんでしょうかコイツ等。父子揃ってラブラブです。俺もお弁当作ってくれる女の子ほしいよ!
しかし2人がイチャイチャしているその頃、恵は嶋さんから衝撃的な話を聞かされていました

「イクサの更なるバージョンアップ?でもなぜその話を私に・・・装着者は名護君じゃ?」
「それはそうなんだが・・・この際だからキミにだけはハッキリ言っておこう
最近の名護君の行動は目に余る
自分の弱さを知る者が本当の戦士だ。彼にはそれが欠けている」

「目に余る行動」吹いた。嶋さん一見放任主義のようで、見てるトコはちゃんと見てるんだな
自分の敗北を認めない頑固さや
妖怪ボタンむしりのありえない暴走行動等、啓介の適性を疑問視する嶋さん
最悪の場合啓介をイクサの装着者から降ろすことまで視野に入れてるようですが、こんな事本人に聞かれたらエライ事に…って
ギリギリギリギリギリ・・・・・・・!
ヒイイイー。なんと物陰から2人の会話をバッチリ盗み聞きしていた我等のパーフェクトハンター。盗聴スキルも完璧です
大豪院邪鬼のよう指から血が出るほど拳を握り締め、屈辱にわなわなと全身を震わせてます
素晴らしき青空の会内部分裂フラグ…イヤイヤそんなモンじゃない。誰が見ても
名護さん大暴走フラグ

さて再びカメラ戻って弁当屋のバイトに励む深央。しかし彼女の周囲で次々と人間が死んでいく不可思議な現象が発生する
最初は配達先のお客さん。次は職場の先輩達。何が起きているのか理解できずに逃げ回る深央ではあったが、
おそらくその原因が自分にあるのだろう、ということだけは察していた
「もう会えないってそんな・・・どういうことですか?」
「ゴメンなさい・・・渡さんは何も悪くありません。私の都合なんです」
自分の周りにいる人間が危険に巻き込まれると思った深央は、誰よりも大切な渡を守る為に彼から離れることを決意
愛しているが故に離れねばならないという、恋する乙女にとってはあまりにもツライ選択。深央可哀想だなー・・・って
「ちょっと渡、この人誰?黙って聞いてれば随分勝手じゃない?
あなたみたいな人こっちからお断りです!ねえ渡?」

静香自重しろ
典型的な「主人公とヒロインの恋路を邪魔する嫌な幼馴染」だよコレ
久々に登場したと思ったらこんな役回りかよ!静香役の子が可哀想。これならまだフェードアウトしたほうが救いがあったぞ
静香な辛辣な言葉を浴びせられた深央は、何も反論せずうつむいたまま屋敷を飛び出すのでした





1986年
「あら?あなた・・・また会ったわね。これで4回目よ」
「一度目偶然、二度目が奇跡、3度目必然、4度目は運命だ
でもスマンな。俺の運命の女はもういるんだ」

真夜と4度目の遭遇を果たす音也。実際真夜の方が運命の女になるっぽいんですが、ゆりとラブラブの音也は自制が効いてます
今までだったら手を取って口説いていたところでしょうが、軽く挨拶して別れようとします。ところがバットしかし、そこにルークが登場
花を持ってる人間を狙うタイムプレイ中だったルークは、胸にバラを挿していた音也を標的に襲い掛かってきました
「逃げるぞ!早く来い!」
「え?」
ターゲットは自分なのですが、真夜が狙われていると勘違いした音也は
彼女の手を引いて逃走。フラグキタコレ
おおよその状況を理解した真夜は、目をパチクリさせながら音也に問います
「どうして私を守るの?自分が死ぬかもしれないのに」
「男ってのはそういうもんだ」

ウホッ!いい男これは惚れざるをえない。口説こういう意識はなくても音也は天性のホスト気質みたい
手を引かれて走る真夜の表情はなんだか嬉しそう。どうやら彼女はこの不思議な男に興味を持ってしまったようです





2008年
渡に別れを告げ、深い悲しみ沈む深央の前に一人の男が現れた。彼の口から彼女がクイーンである事が正式に視聴者に明かされます
「彼らを殺したのは貴女ですよクイーン
貴女は無意識のうちに人間を殺したのです。抑えても抑え切れないクイーンの力によって」

男はチェックメイトフォーの1人ビショップ。ちなみに役者さんは響鬼で童子役を演じた村田充さんです
なんと深央の周りの人間が死んだのは、彼女が無意識のうちに自分の力を暴走させていたからだと言う。しかし本当でしょうか?
「無駄な抵抗はやめて貴女の仕事を遂行してくださいクイーン。これが裏切り者達のリストです」
デスノートみたいな黒皮の帳面を押し付けて去るビショップ。人間を愛したファンガイア達のリストのようですが…
『ダメ・・・やっぱり私には出来ない・・・!』
クイーンの仕事を否定する深央は、すぐさまノートをぼーぼーメラメラ焼いてしまいます。割と行動派だな
そこへ現れたのは、どうやらビショップから彼女を見張るように言われていたらしいスパイダーファンガイア糸矢。久々の登場です
「みぃ〜たァ〜ぞォ〜!役立たずのクイーンなら・・・死ねぇ〜ッ!」
おお、なかなかにファンガイア世界の掟は厳しい。仕事をしないのならクイーンと言えども仲間から粛清されるようです
一緒にやってきたシャークファンガイアと一緒に、2匹がかりで襲い掛かるう糸矢。必死に逃げ惑う深央
ていうか深央クイーンなんだから雑魚なんて
右手かざして一発で灰に出来るんじゃ?
それができないという事は、あのクイーンの粛清の力は人間を愛した「裏切り者」のファンガイアにのみ通用する力なんでしょうか
このへん割と気になるんですが、ここで深央はあることに気付く
シャークファンガイアの攻撃の跡が、弁当配達先で死んだお客さん宅に残っていたものとまったく同じ
配達先のお客さんを殺したのはシャークファンガイア。自分ではなかったのだ
ビショップの言葉が100%嘘だったのか、いくらか真実を含んでいるのかは解りませんが。しかし安堵を覚える深央
「おおっ!会いたかったよ恵ぃ〜っ」
そこに駆けつけた啓介と恵は無事に深央を逃がすことに成功。恵を見てニコニコしながら走り寄ってくる糸矢がなんか可愛いぞ
で、戦闘シシーンに入るんですが、あろうことかイクサナックルとベルトを糸矢に奪われてしまう
ドジッ子啓介
「うひょお〜ッ!コレは俺のモノだぁ〜っ!」
「返せ!」
「ヤダ」
イクサシステムを手に入れた糸矢は速攻トンズラ。かつて啓介にはボコられて
手下にされたのでいい仕返しです
一方、なおも深央を追いかけていたシャークファンガイアでしたがこちらにはキバが登場
エンペラーフォームにパワーアップすると難なくこれを撃破してしまいました。哀れシャークは2週生き残れない短命キャラでした





1986年
「驚いた。まさか一緒に逃げていた女がクイーンだったとは。なぜこんな事を?」
「知りたいのよ。なぜ人間を愛するファンガイアが後を絶たないのか。人間とは何なのか」
一瞬音也とはぐれた隙を突いて、ルークと会話する真夜。やはり人間を理解するために音也を観察するつもりみたい
と、そこにはぐれていた音也が戻ってきて、彼女を守る為ルークの真夜の間に割って入ります
「大丈夫か?そういえばまだ名前を聞いてなかったな」
「真夜よ」
「紅音也だ。変身ッ!」

『この男・・・!』
真夜を守る為、身体に多大な負荷をもたらすイクサに変身する音也がカッコイイ。まさかの展開に真夜も驚きます
しかしながらかつてガルルとの2人かがりでも勝てなかったライオンファンガイア。1人ではどう頑張っても勝てるハズなく
結局音也はその圧倒的なパワーに打ちのめされ、意識を失ってしまいます

「しっかりして。大丈夫?」
ラスト。真夜に介抱され気絶していた音也が目覚めた…が、ここで必殺の
井上脚本18番が炸裂します
「お前・・・誰だ?いや・・・俺の名前は・・・?思い出せない・・・!」
記憶喪失だコレー!(ガビーン)
井上脚本の平成ライダーには絶対欠かせない鉄板ネタです。「困った時はコレだ」的な魔法の展開
「何も思い出せない・・・いや、たった一つだけ覚えてるぞ・・・
俺には愛する女がいた。そう、”ゆり”だ」

腕時計の文字盤を見つめ、
From YURIの字を指でなぞる音也。大切な愛の記憶だけかろうじて残っていたようです
それを聞いた瞬間、真夜はふっと怪しく微笑み音也の耳元で囁いた。優しく、妖艶に
「ええそうよ音也。
私が・・・ゆりよ」
なるほどこうくるか。音也の記憶喪失を利用して、彼の恋人になりすました真夜。こいつは次回デンジャラスにときめくぜ


第26話

メトロノーム・記憶のキセキ

1986年
「お前がゆり・・・助けてくれ。俺はお前をどんな風に愛していたんだ?」
「焦らないで音也。あなたらしく私を愛してくれればいいのよ」

説明されるがままに真夜を愛する「ゆり」と思い込んでしまう音也。不安から今にも泣き出しそうな顔で真夜に抱きつきます
そんな仔犬のような音也に、優しく微笑んで言葉をかける真夜。彼と別れた後えらく御機嫌な様子でルークに話しかけてました
「ふふふ・・・今とっても面白いことになってるの。解るかもしれないわ。人間の”愛”の秘密が」
面白いオモチャを手に入れた子供のような真夜ですが、どう見てもミイラ取りがミイラになる展開モロ見えです。本当に(ry

「これ、あなたがいつも肌身離さず持っていた物よ。何か思い出せる?」
真夜からバイオリンを渡された音也。記憶は失っても身体が覚えているのか、いつもと変わらぬ素晴らしい演奏を披露
記憶を呼び覚ます効果もあったらしく、演奏の最中に「ゆり」と交わした記憶の断片を思い出します
「思い出した・・・お前との約束。すぐ海に行こうゆり」
「え?」
「海だよ。
なくした指輪、見つけてやるって言っただろ?」

雲を掴むようなトンでも約束を思い出した音也。
こんなん思い出したら普通ゾッとするぞ
「アホかコイツ」という表情の真夜の手を引っ張り、強引に海へと向かいます





2008年
「あなた、私を騙してたのね!」
「貴女の為を思ってですよ。クイーンの責務を果たさねば貴女が裏切り者として粛清されます
もうじき新しいキングが貴女の前に現れるでしょう
その時までクイーンとして生きる運命を受け入れなさい」

「貴女の力が人間を殺した」というビショップの言葉が嘘と解り、喰ってかかる深央。しかしビショップはアンタの為だと悪びれない
注目は
新しいキングが現れるという台詞。つまり現状では、ファンガイアの王「キング」は不在ということです
ちなみにテレビ朝日公式HPのキバ・エンペラーフォームの設定にはこんな一文があります
『キバの鎧は、元々ファンガイアの皇帝たる者のために特別につくられた専用の鎧であり、
これを着用する資質の無い者が使用すると、その先には死が待つのみである』

キバの資格を持つ者=ファンガイアの皇帝?
普通に考えるとキングはキバということになるんですが、そうするとビショップの「まだ王は現れてない」という言葉が矛盾してしまう
そりゃエンペラーは皇帝でキングは王だから直訳すれば意味は違うんだけどさ。やはり「キング」はキバとは別に居ると考えるべきでしょう

「イクサをファンガイアに奪われた?君らしくない失態だな名護くん」
「私のミスではありません。あれは麻生さんのせいです」

一方。
元・子分にイクサシステムをかっぱらわれた我等のパーフェクトハンター
嶋さんの叱責に「俺のせいじゃねえもん」と答えると、いい加減キレかけていた嶋さんがついに爆発します
「相変わらずだな君は。なぜ自分の落ち度を認めようとしない?
自分の弱さと向き合える者こそが真の戦士だ」
「自分の弱さと向き合う?そんな事になんの意味があるんです」
「それが君の限界だ
これではイクサの新しい力を君に預けることはできないな」

ついに正面切って戦力外通告を言い渡す嶋さん。啓介は先週と同じように、強く唇を噛んで屈辱に全身をわななかせます

「クイーン!掟を破ったんだ、俺はどうなっても構わない。でも彼女は見逃してくれ」
「ダメ・・・やっぱり私にはできない。早く私の前から消えて」

カメラ戻ってとりあえず殺されたくないので頑張ってクイーンの仕事にチャレンジしてみた深央
しかしやはり直前になると刑を執行することができません。そこに「あーもー見てらんねー」とビショップが現れます
「手本を見せてあげましょう・・・こうするんですよ!」
言うなり彼の手の甲の紋章が光を放ち、人間を愛したファンガイアの青年を一瞬で塵にしてしまったではないか
クイーンと似たような力持ってんならお前が粛清すればいいじゃん
彼を助けようとした深央は衝撃波の余波を浴びてしまい、ボロボロに傷ついた彼女が逃げ込んだのは渡の屋敷だった
「ゴメンなさい渡さん・・・私からもう会わないって言ったのに・・・」
そこで深央は意識を失い、渡は深く眠る深央の為に枕元でバイオリンを奏でるのだった





1986年
「本当に人間ってわからないわ・・・」

海へきた音也は指輪を探そうと延々と素潜りを繰り返していた。
絶対無理だろ。暇そうにそれを見つめる真夜
しかし退屈していた彼女の前に、偶然にも音也の名前を叫びながら彼を探しに来たゆりが登場。真夜はいきなり話かけます
「貴女がゆりさんね?」
「誰?どうして私の名前を?」
「ねえ教えて。人を愛するってどういう事?人に愛されるってどういう事?」
自分が興味を持った人間の男・音也。その彼に愛された女・ゆりならば、自分の求める答を返してくれるのではないか?
最初は
「は?なにこのキチガイ女」という表情で真夜の質問を訝しんだゆりしたが、
その言い知れぬミステリアスな雰囲気と迫力に促され、彼女なりの真摯な回答でこれに応えます
「人は・・・愛することで今日を生きる。愛されることで明日を生きる」
「・・・・」

抽象的ではありますが、とりあえず「愛サイコー!」という気持ちだけは伝わってくるゆりの言葉
と、そこでちょうど
海で壮絶に溺れた音也をゆりが発見。急いでこれを救出します

「音也!音也しっかりして!私がわかる?」
「あぁ・・・運命の女を忘れるわけがないだろゆり
ホラ・・・約束の指輪だ」

目を覚ました音也は
都合よく記憶回復してました。あまつさえ指輪までゲット
「おいおいそんなバカな」と言うなかれ、まさにこれこそは愛が起こした奇跡でありましょう(棒読み)
しっかりと抱き合う音也とゆりを遠くから見ながら、真夜は「いいもん見た」というような表情で一人つぶやくのでした
「フフフ・・・・人間って、ほんと面白い生き物ね」





2008年
「見つけたぞ裏切り者のクイーン。俺が殺してやる」
意識と取り戻した深央は渡に悟られぬよう屋敷を抜け出したが、そんな彼女の前に糸矢が現れます。ピンチ
具合いいタイミングで啓介と恵が駆けつけますが、イクサに変身できない啓介は糸矢に敵いません
「俺のイクサを返せ!」
「返して欲しいのはコレかな?んっふっふ〜
変ッ身!」

まさかの
糸矢イクサ登場に視聴者大興奮。「あの時のお返しだ!」とばかりに啓介をボコボコに
しかしここで恵が機転を働かせ、自分に好意を持っている糸矢を籠絡。口車に乗せてまんまと意のままに操ります
「強い男はいい女を手に入れるものよ。私強い男大好き・・・お願い」
「おっほぉう恵ぃ!ようやく俺の魅力に気付いてくれたか!んん〜っ」

恵が糸矢にキスをせがむと
疑いもせず変身を解除。すかさず入った金的蹴りで悶絶します
「め、恵ぃ〜っ!俺を騙したのか!?」
「その命・・・神に返しなさい!変身!」

怒りに燃える啓介の嵐のような猛攻。愛する恵にも騙され、傷心の糸矢はほうほうの体でその場をトンズラする

「チクショオ・・・お前のせいだ。お前のせいで恵に・・・!」
なんとか啓介の魔の手から逃れた糸矢は、愛する恵に裏切られた怒りの矛先を追いついた深央に対して向ける
当然ながら深央は何も悪くありません。
完全な逆恨みだコレ
場には渡も居合わせましたが、彼女の前で変身もできません。怒れるスパイダーファンガイアの攻撃で気絶してしまう
「よくも渡さんを・・・!」
と、ここで渡を傷つけられた深央の怒りが爆発。先々週の渡と一緒で
いいキレカップルです
クイーンのオーラに恐れをなした糸矢は即トンズラ。今週はずっと逃げてばっかだなコイツ
しかし糸矢の行く手を遮るかのように、いつの間にか回り込んでいたいた渡。ワープにも程があるだろと
遊びの時間もやらないぜ、とばかりにエンペラーフォームに変身すると、ガルルセイバーでこれを一蹴するのでした

「嶋さん、すいませんでした・・・イクサを奪われたのは私の責任です
私が未熟だから。弱いから。これはお返しします」

戦い終え、半ベソをかきながら嶋さんにイクサを返そうとする啓介。これはビックリの展開です
自分は糸矢に手も足も出ず、恵の機転で助けてもらったのですから流石に身に染みたのでしょうか?
「それには及ばんよ。初めて自分の弱さと向き合い・・・君は今、本物になった
イクサを持つに相応しい男にな」

ようやく自分の非を認めた啓介に、嶋さんは満足して「これからもお前がイクサだ」と激励の言葉を贈る
啓介はこの言葉を受け止め、新たに生まれ変わった気持ちで・・・・って
啓介の 邪悪な 笑顔!
思いっきり嘘泣きだコレー!(ガビーン)
この人に「反省」という言葉は縁遠いものだったか。やっぱり名護さんはこうでなくちゃな

ラスト。エンペラーフォームの必殺技を喰らったというのに、なんとか生きていた糸矢。なんてタフなやつだろう
フラフラになりながら帰路につこうとした糸矢だったが、彼の前に恐ろしく冷ややかな目をした女性が立ちはだかった
「あなた、人間の女を愛してたのね」
「ヒィッ!」

言わずもがな怒りでクイーンの性に目覚めた深央である。恐怖におののく糸矢に、無慈悲にも右手を突きつける深央
それはまさしく、
恐怖の処刑執行人・クイーンの姿であった
「あなたの夜が来る・・・!」
放たれた衝撃波は無惨にも糸矢の身体を粉々に打ち砕いた。あぁ・・・いいキャラだったのに勿体無いなぁ
深央、ついにクイーンとして覚醒す
次週へ続く!


第27話

80’怒れるライジングブルー

2008年
冒頭、トレーニングジムでベンチプレス120kgを持ち上げる我等のパーフェクトハンター
およそ細身の身体に似つかわしくないパワーに嶋さんも感嘆。その懐から改良を終えたイクサナックルを取り出します
「流石だな・・・ライジングイクサを持つに相応しい。受け取りたまえ。君の物だ」
「これが・・・新しいイクサ!」
ぽいっと無造作に投げられたナックルをキャッチする啓介。嶋さん扱いぞんざいすぎだろ
せっかくのパワーアップアイテムなんだから、戦闘シーンにカッコイイ演出つきで手渡されたりすればいいのになぁ
どうという事なく
ごく普通に冒頭で手渡されたライジングイクサ。果たしてその力や如何に?

そんな折り、恵が突然の強盗容疑をかけられ逮捕。さらに嶋までもが殺人容疑で掴まってしまう
もちろん2人がそんな事をするワケなく、明らかな冤罪。留置場に面会に行った啓介は2人から助けてくれと懇願される
「私の目を見て名護くん!強盗なんてするワケないじゃない!」
「なんだその目は?まさかキミも私が人を殺したなんて信じてるんじゃないだろうな
これはおそらく青空の会に恨みを持つ者の陰謀だ
たぶん君にも罠が仕掛けられるだろうが・・・頼む、なんとか無実を証明してくれ」

嶋さんをハメたのは啓介じゃないのか?恨み持ってるし
と視聴者の誰もが勘ぐったでしょうが、しかしそれだと恵まで逮捕された説明がつきません。やはり何者かの陰謀みたい
2人を助ける為、啓介は謎の犯人を突き止めようと動き出します





「というワケで人手が足りない。弟子である君にも手伝ってもらうぞ」
「師匠〜っ!ついに俺を弟子と認めてくれたんですね!」

都合のいい時だけ健吾を弟子と呼ぶ啓介。2人で捜査を開始した矢先、今回の敵・クラブファンガイアに遭遇する
クラブファンガイアの泡吹き攻撃に苦戦した啓介は、さっそくイクサの新しい力を起動させるのだった
「見なさい・・・イクサの新たなる力を!」
『ラ イ ジ ン グ』

マスクの口の部分「イクサライザー」がパカッと外れ、コードを打ち込むと見る見る変形していくイクサの姿
戦慄のブルー!ライジングイクサ見参!
「これがライジングイクサの力だコラー!」とばかりに、銃型に変形したイクサライザーを連射する啓介。ドンドンドドドドン!
弾頭は一発当たっただけでクラブファイガイアを吹き飛ばす威力でしたが、それゆえに反動も半端なく啓介も吹っ飛びます
「な、なんて威力だ」
使った本人がビビるほどのライジングの力。これくらい強くなきゃエンペラーフォームに対抗できないしな
しかし新たな力でファンガイアを撃退したのも束の間、変身を解除した啓介の前に彼を逮捕しようとする警官達が現れた
「名護啓介だな。強盗容疑で逮捕する」
「何を言っている貴様等・・・解っているのか?
俺は名護啓介だァー!」

唾を飛ばしながら、取り押さえようとした警官3人を返り討ちにする啓介。期待を裏切りません

逃げる啓介はたまたま近くに止まっていた車に飛び乗り、運転席の男に車を出すように命令。まるでDIOです
「わかりました。あなたを過去の因縁の場所へ連れて行ってあげましょう名護啓介くん」
「お前・・・何者だ?」
しかし実はその男こそ、今回青空の会をハメた黒幕
棚橋だった。しかも役者さんが黒岩閣下こと小川敦史さんだコレ
人気のない山間のアトリエに啓介を連れて行った棚橋は、そこで描きかけの絵画を啓介に見せる
なんとキャンバスに描かれているモデルの女性は
真夜。彼と真夜はどういう関係だったのか?
「22年前・・・画家だった私は自分の才能のすべてをぶつけることができるモデルと出会い
人生最高の作品を仕上げようとしていた・・・・だが・・・・・!
絵の完成を前に、私はイクサに襲われた」
「バカな。イクサが人を?」
「間違えたんですよ私を!ファンガイアと!

私は命は取り留めたものの、1年間もの昏睡状態に陥り・・・
意識を取り戻してアトリエに戻った時、もう彼女は居ませんでした
彼女と一緒に私は絵の才能も失い・・・人生の全てを奪われたのです」

聞けばなんとも気の毒な話。棚橋は一方的勘違いからイクサに襲われ、人生の目的を失ってしまったのだ
その後彼は恨みの一念から成り上がり、今は警察上層部を好きに動かせるほどの権力を手に入れたのだと言う
「私の恨みの深さを理解しましたか?君がどう足掻こうと青空の会はもう終わりですよ」
原因は22年前のイクサであって、今の会のメンバーが悪いわけではないのですが。棚橋は絶対に許すつもりはないとの事
強大な権力を前に、歯ぎしりしながら追っ手の警官達から逃げるしかない啓介。以外と弱気じゃないか
こういう時こそ
棚橋をボコボコにするくらいの凶行を見せればいいのにな





「お前に過去を変えるチャンスをやろう・・・これは時の扉
信じる信じないは勝手だが…俺は22年前に約束したんでな。青空の会を守る、と」

「バカな・・・これをくぐれば過去に行けるとでも?」
逃亡を続ける啓介の前に次狼が現れた。音也との約束なのでしょうか、会を守る為に啓介を助けるつもりみたい
キャッスルドランの内部にある「時の扉」から啓介を1986年に飛ばす次狼。ホイホイついていく啓介がちょっとアレです
普通目の前でキャッスルドラン召喚なんかされたら
「お前がキバなのか?」とか言って構えそうなもんですがね
なにはともあれ、そんな強引な流れで1986年へとやってきた啓介
なぜか降り立った着地地点がいきなり
橋の欄干の上です。なにこのアクロバット
「おいお前、何があったか知らんが命を粗末にするな!」
「な?私は別に・・・・うわっ!よ、よしなさい!」
ザッパァーン!タイムスリップ直後に身投げと勘違いされた挙句、その男もろとも川へ転落した啓介
言わずもがな、啓介を助けようとして一緒に川に落ちたこの男は・・・・

「一体何がどうなってるんだろ・・・名護さんは指名手配犯人になってるし
健吾さんも名護さんを追いかけていなくなっちゃったし」

「名護さんはともかく健吾さんは気になるわよね。渡の最初で最後の友達かもしれないし」
「酷いこと言わないでよ。僕だって健吾さん以外にも友達はいたよ」
一方その頃。啓介を心配する渡は、静香との会話の流れから過去の回想シーンへ
それによると渡がまだ幼い頃、イジメっ子から守ってくれた頼れるヒーローのような友達がいたとの事
その少年の名は
大河。回想シーンでは何故か左手に手袋をしています
もしかしてこの大河少年が”キング”か?手袋は紋章を隠している?
少年時代の思い出を懐かしむ渡。旧友との再会は戦いの場で、という哀しい展開でしょうか





1986年
「ここは・・・?」
「よぉ。目が覚めたか?俺は紅音也。こっちはゆりだ」

紅邸で目を覚ました啓介。見覚えのある屋敷に驚きますが、その主は渡ではなく川で出会ったあの男・・・音也です
枕元のカレンダーで日付を確認した啓介は、ここが本当に22年前であると認識する
「今は・・・1986年で間違いないな?」
「そう。1986年8月10日・・・ものすごくめでたい日よ。アンタも祝ってくれ
私達の記念日なんだ。今日から一緒に暮らすの」
「2人の愛の記念日だ。いずれは国民の祝日になるであろう大いなる日だ
なぁゆり、絶対に忘れるなよ。愛の指切りだ」

奇しくもこの日は、音也とゆりが同棲を始めた日。それにしてもコイツら両想いになってからバカップルさ加減がすげえな
途端に不機嫌な顔になった啓介は、2人の指切りを邪魔してこう説教するのでしたとさ
「やめなさい!結婚前の男女が一緒に暮らすなど・・・不純な!」

「あなたに演奏を依頼してよろしいでしょうか?
その昔、貴族は自画像を画家に描かせている間、退屈しないよう音楽家に演奏させていたと言います
私のモデルが退屈しないよう、あなたに演奏してもらいたいのです」

22年前の棚橋が音也の前に現れた。ヨーロッパの薀蓄を持ち出すあたり
モロ黒岩閣下です。知っているか?
最初は断ろうとした音也でしたが、モデルが真夜であることを知り、彼女自身からもお願いされると断るワケにもいきません
かくして音也は仕事を引きうけ、アトリエは棚橋、真夜、音也3人の和気藹々とした雰囲気の中で作業が進むのでした
『棚橋のアトリエ・・・ここで張っていれば22年前のイクサが現れるハズ・・・!』
「勘違いイクサ」を止める為、そんな棚橋をこっそり見張る啓介。そこへシケーダファンガイアが現れた
不意を突かれ、変身する暇もなく防戦一方の啓介だったが、颯爽と現れた男に助けられる。もちろん音也である
「やれやれ・・・お前の命の恩人になるのは二度目だな。変身ッ!」
『なっ!?・・・・この男が!?』
音也は啓介の目の前でイクサに変身。随分と慣れた戦いぶりでシケーダファンガイアを撤退させる
命を助けられた啓介ではあったが、目の前の男が22年前のイクサならば紛うことなき元凶。放っておくワケにはいきません
「イクサをよこしなさい!」
言うなり音也に殴りかかったところで次週へ続く。問答無用にも程がある。猿じゃないんだからまずは会話しようぜ
しかもこの話の展開だと、どう考えても
棚橋を襲ったイクサは名護さんってオチだよなぁコレ
どんなカタチで収集つけるんだろうか今回の話。続きが楽しみなんだけど、来週は五輪でお休み。再来週までおあずけです


第28話

リクエストD.C.時を変える戦い

「何者だお前?なぜイクサを知っている」
「俺は・・・未来を変える為にやってきた!」
1986年
有無を言わさず殴りかかった啓介の拳を、片手でガッシと受け止める音也がやたらカッコイイ冒頭
素性を問われたのでバカ正直に「未来からきた」と答える啓介でしたが、当然ながらそんな事は誰も信じてくれるハズなく
嶋さんもゆりも、必死に訴える啓介の事をただのパープーとしか扱ってくれません
でも見ててまったく可哀想には思わないトコは流石の名護さんと言ったところ

その一方、棚橋のアトリエで真夜にバイオリンを聴かせる音也は次第に不思議な魅力を感じ始めていた
「芸術は素晴らしいわ。人間が生み出したモノの中で、芸術だけは唯一価値があるわね」
「幸運の女神は俺に微笑んでるようだな。ようやく真に芸術を理解する女に巡り会えた」
「ふふ・・・可哀想な人。その口ぶりからすると、
貴方は今まで誰にも理解されてこなかったのね?」

まるでこれまでの人生を見透かすような真夜の言葉。しかしその言葉に苛立つでもなく、むしろ音也の心は穏やかだった
そんな真夜の為にバイオリンを奏でる音也であったが、そこに足音と鼻息も騒々しく乱入してきたのは我等の啓介
「イクサをよこしなさい!」
「やれやれまたお前か。しつこいな」
ウンザリした口調で音也が啓介を追い払おうとした瞬間、彼よりも先に真夜がまっさきに動いていた
”パァン!!”
「あなた・・・芸術を汚すつもり?」
初対面の女からいきなり
挨拶代わりのビンタをもらう啓介。おそらく彼の人生の中で初の体験でしょう
真夜の迫力と美しさにすっかり呑まれてしまった啓介はスゴスゴとその場を退散。また日を改めて・・・ってえええええ?
『俺は何をしてるんだ・・・?こんな事をしてる時間はないのに』
なんと真夜の美しさに心を奪われてしまった啓介はその日から彼女のストーカーに変身
序盤から期待を裏切らない超展開で視聴者を笑わせてくれます。名護さんは最高です!




2008年
「我々を陥れた人物の権力は強大だ。名護君がいくら頑張っても青空の会は終わりかもしれん」
「何を言うちょるんですか!大将がそんな弱気でどうするんや!
こうしている間にも、罪ない人々がファンガイアに襲われるんですよ?」

「・・・君は?」
「俺は襟立健吾!名護さんの弟子や!」
「そうか名護君の・・・では健吾君。君達2人を青空の会臨時会員に任命する」

事態はまったく好転の兆しを見せず、留置所へ面会に来てくれた渡と健吾に弱音を吐く嶋さんでしたがこちらも急展開
啓介の弟子として気を吐く健吾に励まされた嶋さんは、なんと会のトップとして2人を青空の会の臨時会員に任命します
「ホンマでっか!やったあ!俺頑張ります!なぁ渡!」
「ええ?ぼ、僕もですか?」

ガッツポーズして喜ぶ健吾に対し、なんだか凄まじく面倒そうな顔をする渡の反応がリアルです
かくして2人は恵が持っているのと同じ、「拳銃とガリアンソードが1つになった青空の会の武器」を手にして特訓開始
四苦八苦する渡に対して健吾は筋がいいらしく、射撃の腕前も、ガリアンソードの扱いもなかなかの適性を見せます
そんな折、何故か
堂々と街中で大暴れするクラブファンガイアが出現。人襲うなら隠れてやれよと
啓介も恵もい不在の中「素晴らしき青空の会」臨時会員である2人は、覚えたての武器を携えて現場に向かいますが・・・





1986年
「何をしてるんだボウヤ?あの女に惚れたか?どうやら図星だな」
「ふざけた事を言うんじゃない。俺は戦士だ。イクサを返しなさい!」
真夜へのストーカー行為を音也に目撃され、すっかり心の奥底を見抜かれてしまう恥ずかしい啓介
激昂して殴りかかるも、音也はバイオリンケースに仕込んだバネパンチでこれを軽くあしらうという格の違いを見せつける
「本気で殴りあえば多分お前の方が強いハズだ。だが俺には勝てない・・・何故だと思う?
お前には余裕がない。遊び心がない。張り詰めた糸は簡単に切れてしまう」
「知った風なことを・・・」
「試しに女に本気で惚れてみろ。そうすれば人の気持ちが解るようになる
お前はもっと強くなる」

ブロッケンJrに勝ったラーメンマンの如くアドバイスを残して去る音也がイカしてます
しかしそんなありがたい助言をもらっても、耳を貸そうとしないのが名護さん流
ゆりを誘拐して音也をおびき寄せイクサナックを奪おうという凶行に出た啓介でしたが、思いのほか強いゆりに大苦戦
真夜に続いて2人目となる女からの平手打ちをくらい、今週は本当にただのストーカーにしか見えません
「これがお前の遊び心か?だとしたら不健全な遊び心だな」
そんな役どころですからゆりを助けにやってきた音也にも当然敵うハズなく、
ゆりと音也のWボディブローを喰らってあえなくKO。名護さんは最高です!

「やめて音也。貴方の手は音楽を奏でる為にある手よ。暴力なんかで汚さないで」
そこへ現れたのは真夜。彼女の言葉に促された音也はゆりと一緒に退散、啓介は期せずして彼女と2人きりに
「貴方・・・私の事好きなの?尾行してたでしょ
ねぇ教えて。人を好きになるってどういう事?」
「ふ・・・ふざけた事を言うんじゃない。俺は女を好きになったりしない」
ストーカー行為モロバレです
単刀直入に愛について聞かれるも、恥ずかしくて言葉を濁す啓介。お前は好きな子に素直になれない小学生男子か
啓介の反応が面白くないので、つまらなそうにその場を去ろうとした真夜。その時ようやく啓介が勇気を振り絞ります
「待って!・・・・ください
これは俺がバウンティハンターとして初めて手に入れたボタンです
縁起が良い。きっと貴女を守ってくれるでしょう」
「・・・やっぱり人間って面白いわ。ありがとう、大切にするわね」
彼の宝物であろうボタンコレクションの中でも、特に記念すべき第一号。それをお守りとして真夜にプレゼントです
不器用な男の精一杯の好意の印しをニコニコしながら受け取る真夜。啓介至福の瞬間でしたが、しかしその直後
「クイーン、人間との戯れはいい加減になさいませ。貴女には仕事があるのですから」
「キミは・・・ファンガイアだったのか・・・?」
真夜の部下であるシケーダファンガイアが登場。彼女がファンガイアと知った啓介は激しくショックを受け立ち尽くすのだった
『さよなら・・・俺の初恋・・・・』
初恋だったのかよ!





そんな事があって、少しだけ人間として成長した(したのか?)っぽい我等がパーフェクトハンター
いよいよ棚橋がシケーダファンガイアに襲われ、そこにイクサが居合わせるという”運命の場面”に遭遇
『そうか解った。イクサは棚橋をファンガイアと間違えて攻撃したんじゃない
ファンガイアだけを狙って倒したが、その爆発に棚橋が巻き込まれたのか
なら俺のすべきことは・・・!』

状況から棚橋負傷の真相を一瞬にして看破する啓介。なんかかなりご都合主義ですがツッコんではいけません
啓介は今まさに放たれようとしていた音也の必殺技を妨害。シケーダファンガイアをその場から退散させる事に成功する
「おいお前!いったいどういうつもり・・・・ん?」
「これで・・・未来は変わる」

文句を言いかけた音也ビックリ。達成感に満ち溢れた表情の啓介の姿が、眩しい光の中に消えていくではないか
なんという事でしょう。全国視聴者の予想に反し
名護さん普通にミッションコンプリート
「よくやった。これで青空の会は救われた
だが代わりに、22年前に倒されたハズのファンガイアが今も生きている」
「・・・フッ」
見事役目を果たして戻ってきた啓介に状況を伝える次狼。啓介は「倒せばいいんだろ?」と言った感じでニヤリと笑います

2008年
つーワケで健吾と渡が頑張ってた戦闘シーンにカメラ移動。未来が変わったのでブタ箱に入ってたハズの恵も駆けつける
渡は2人の目を盗んでキバに変身、クラブファンガイアを追い込みますが、未来が変わったのはファンガイア側も同じ事
シケーダファンガイアの乱入で2対1の劣勢に立たされるキバ。そこに満を持して我等のヒーローが参上
「ファンガイア・・・その命、神に返しなさい!」
聞きなれた決まり文句もちょっとカッコよく見える今日の名護さん。いきなりライジングフォームで全力全開です
必殺!ファイナルライジングブラスト!ぼがーん!
「どうだ!これが俺の遊び心だ!」
ええええ。いきなり必殺技で瞬殺しておいて遊び心も何もないもんです。やっぱり名護さんの言動はイミフだな
一方、キバもエンペラーフォームになってクラブファンガイアを撃破
ちなみに今回はガルルセイバーが
炎を吹き出す双剣になるという、非常にカッコイイ技を使ってました
フィーバーすげえ。これのドッガハンマーとバッシャーマグナムバージョンも早く見てみたいな





青空の会存亡を賭けた長い戦いを終えて、ようやくマル・ダムールで一息をつく啓介と渡達
そこで財布の中身をブチ撒けてしまった渡を見て、啓介は目が飛び出るほど仰天するモノを発見する
「それは・・・どうして君がそのボタンを?」
「え?これですか?小さい頃母が持たせてくれたんです
縁起がいいからお守りになるって」

渡が「母からもらった」と言ったそのお守りは、まさしく啓介が真夜にプレゼントしたあのボタンであった
真夜=渡の母親正式に確定しました
啓介は真夜がファンガイアと解ってるんだから、息子である渡もファンガイアかもしれないと疑ったりするんだろうか?

そしてラスト。1986年
「大牙様・・・お母様がお見えになられましたよ」
あどけない表情で笑う赤ん坊に臣下の礼を取っているのは、22年前のビショップ。彼は確かに赤子を「大牙」と呼んだ
渡の少年時代の回想で登場した頼れるヒーローの大牙少年とは、どうやらこの子の事のようです
そしてその大牙を笑顔で抱き上げる女性は・・・・
紛れもなく真夜ではないか
渡は真夜の子供。父親は紅音也
この太牙も真夜の子供。
父親はおそらく、ファンガイアの「キング」
つまり渡と大牙は異父兄弟。そして現代の「キング」は大牙か
30話を目前にして一気に人物相関図が埋まってきた感のあるキバ。来週からの展開は目が離せない。次週へ続く!


第29話

聖者の行進・我こそキング

2008年
「深央さん前に僕に言ってましたよね。もう会えないって・・・どうして?
あ、いいんです!言いたくないのなら」
「ゴメンなさい。でも私、決めたんです!
渡さんに会いたいから・・・会うって」
「深央さん・・・」

冒頭。なんか
いつの間にかヨリを戻していた渡と深央のめっさラブラブなシーンが炸裂
そんな2人を表向きは笑顔で祝福しつつ、裏では般若のような顔で凄まじい憎悪の炎を燃やす静香が怖すぎる
「あぁ深央さん?いま渡はちょっと手を離せなくて。用件伺います」
「えっと、映画のチケットが2枚あるので・・・よかったら渡さんと一緒にと思って」
「解りました。伝えておきます」

静香は嫉妬心から深央の渡へのデートの誘いを隠蔽。
やっちまったなァ!(クールポコ風に)
ついに幼馴染みキャラとして堕ちるところまで堕ちてしまった静香。演じてる小池理奈ちゃんが不憫でなりません
プレイボーイのグラビアで「仮面ライダーキバヒロイン役」などと紹介されていたのが、今となっては涙を誘います
そうとは知らずデートに履いていく新しいミュールを手にしてウキウキの深央の前に、ビショップが現れる
「嬉しそうですね。しかし自重してください
貴女はいずれキングと結ばれるの宿命なのですから」

どうやら「クイーン」は裏切り者の粛清という役目の他に、キングの伴侶となることが義務付けられているようです
そうするとやはり真夜の1人目の夫で「大牙の父親」は、22年前のキングということで間違いないみたい

「紹介しよう。麻生光秀さんだ。今回青空の会に多額の寄付をしてもらった」
「げぇミツ!?何しにきたのよアンタ!」
「迎えにきたんだよメグミン。僕と一緒に実家に帰るよ」

その頃。青空の会に恵の弟・
光秀が突然現れ、寄付したことを条件に恵を実家に連れ帰ると言い出した
聞けば恵は家族の反対を押し切り、「3年間だけ自由にして」という条件でと実家の呉服屋を飛び出したのだと言う
その3年という期限がやってきた為、弟自ら連れ戻しにやってきたのだ
「嫌よ!私はまだ母さんの志も果たしてないのよ!?」
「母さんは娘が戦士になることなんて望んでない。女の幸せを掴んでもらいたいハズだよ」

どう聞いても弟の言う事が正しいと思うんですが頑として跳ね除ける恵
このズボラな性格の姉に対し、弟が世話好きでしっかり者のようです
それにしてもこの弟・光秀の登場は22年前のゆりの行く末を色々と補完する設定です
ゆりは恵の下にもう1人子供を産んでいたこと。そして実家が割と裕福そうな呉服屋という事
恵&光秀ともに「麻生」姓である事から、
ゆりは嫁いでいない事がわかります
やはり気になるのは恵と光秀の父親が誰かということでしょう。音也だと恵と渡は異母姉弟になるので、可能性は低そう
音也と死別(2人が結婚して子供を得られなかった理由として、これが一番可能性高い?)した後に
現在はまったく劇中に登場していない第三者に巡り合うのでしょうか。ここらへんは終盤まで解りそうもありません

時同じくして阿鐘という西部劇のガンマン風ファッションをしたファンガイアが、よく当たると評判の占い師を襲った
占い師のライフエナジーを吸い取った阿鐘は、吐き捨てるようにこう呟くのだった
「違う・・・ハズレか」





1986年
「いいのかな・・・私・・・こんなに幸せで」
さて、こちらはその恵の母であるゆり
音也とのラブラブ生活に幸せを噛み締めながらも、母の仇を倒す前に自分だけが幸せになっていいのかと迷いを感じていた

「ルーク!一族の仇討たせてもらう!」
「ふんまた貴様か!サングラスとは都合がいいな!」
そんな中久々に現れた次狼がルークと交戦。音也達と会わないよう街から離れたと思ってましたが、普通に近郊に居たみたい
丁度サングラス狩りのタイムプレイ中だったルークは
これをボコボコの返り討ちに
例によって
無意味にトドメを刺さず去ったルークのおかげで命を拾った次狼は総力戦を決意します
「お前達の力を貸せ。ルークを倒す」
力、ラモン、そして音也を呼び出した次狼は、4人で力を合わせてルークを倒すことを提案
お前ら今も普通に連絡取り合う仲だったのかよ
女を争って、本当に殺される寸前までやりあって、その末に離れたってのに。
仲が良いにも程がある
ドッガとバッシャーの正体も音也に明かした次狼は、これにイクサが加われば勝てると断言
最初は「化物は化物同士で戦え」としぶった音也でしたが、「ゆりの為だ」という次狼の言葉に促されこれを承諾します
「いいだろう組んでやる。だが1つだけ条件がある・・・この事は絶対ゆりには言うな」

後日
「・・・で?具体的にはどうやって倒すんだあの化物を。仔犬ちゃんプランを聞かせろ」
「策はない。力と力の勝負だ。俺達4人が一斉にかかればルーク1人を倒す事はできるだろう」
「なるほど単純明快だ。それに卑怯っぽいところもいいな。小さい脳味噌でよく考えた」
「待て。俺のほうがお前よりも賢い」
「いや俺のほうが賢い」
2人で作戦会議中にいつも通り始まってしまう音也と次狼。お前ら本当に仲が(ry
キバ最強のカップリングは次狼×音也。コレね
と、そんな事そいている2人の前に運悪くルークが登場。4人揃ってないところを襲われる形になってしまいまいsた
「チッ・・・お前がキャンキャンうるせーから見つかっちまったぞ。どうする?」
「今は勝てん。逃げるぞ」
「なるほど。単純明快だ」

逃げるんだよォ〜!スモーキー!と、迷わずスタコラサッサかます音也と次狼
しかしあえなく追いつかれると次狼はブン投げ捨てられ、音也はイクサに変身に向かっていくも力の差は歴然
ついには音也も変身解除されてグロッキーになったところでたゆりが駆けつけます
「ルーク!今日こそお前を・・・!」
怒りに燃えるゆりは果敢に攻め立てますが所詮敵うハズもなく、女にも容赦ないルークの反撃をモロに浴びることに





2008年
「嶋さん、母さんが倒そうとしていたルークというファンガイアの話を・・・」
「・・・ルークを倒そうというのか。やめておけ」

タンカをきったものの、やはり光秀の言うように母は自分が戦士になったことを悲しんでいるのではないか?
迷う恵だが、自分としては母のゆりがやり残したことをやり遂げたい。それは祖母の仇であるルークを討つ事
しかし嶋さんはそんな恵に
「やめとけ」と一言。単純実力差を考えての台詞だとは思いますが
もしかしたら他になんか理由があったりするんでしょうか。まさかルークが恵の父親とか・・・いや無い無い

「渡さん遅いな・・・あれ?どうして・・・?」
その頃、渡との映画デートの待ち合わせ場所でニコニコしていた深央は信じがたいモノを見ていた
静香の買い物に付き合わされている渡である。静香は深央のデートの誘いを渡に伝えなかっただけでなく、
あまつさえ
自分とデートしているところを深央に見せにきたのだ
静香オワタ\(^o^)/
もうコイツはどう挽回しても汚れキャラ確定です。小池理奈ちゃんマジ可哀想
「あら深央さん、ゴメンなさい。言いそびれてたけど私と渡は許婚なの」
渡にアイスを買いに行かせた隙に、サシで深央にこんなことまで言っちゃう静香。救えません
深央のクイーン化を促すキャラとして堕ちるトコまで堕ちた静香の、明日はどっちだ

「無から有を生み出すその力・・・本物か?」
阿鐘が今度は路上パフォーマーの手品師を襲った。どうやら彼のターゲットは「不思議な力を持ってる人間」みたい
ファンガイア出現を感知した渡は静香をほっぽって現場へ急行。静香ざまあ!と言わざるを得ない
しかし阿鐘が変身したウォートホッグファンガイアはべらぼうに強く、エンペラーフォーム相手でも互角に戦います
「つ・・・強い!」
「当然だ。俺はいずれチェックメイトフォーのキングになる男だからな」
僕は新世界の神になる!ばりに「ファンガイアのキングになる!」と抜かす阿鐘。身の程知らずキャラです
なるほど彼が「不思議な力を持つ人間」を襲っているのは、未だ未覚醒の『キング』を見つけ出して抹殺するつもりか

「よし、次のタイムプレイはサングラスを・・・いや、これは昔やったか
虚しい・・・もはや
やるべきゲームが見つからない」

長年タイムプレイを続けた結果、ついにネタを出し尽くしてしまったルーク
なんだか右肩が黒く変色して、それを抑えて苦悶の表情を見せます。なんなんでしょうかコレは
丁度その時、ベンチで小さな子供に絵本を読んで聞かせていた母親の言葉を聞き、ルークは目を輝かせます
「・・・・というわけで、セバスチャンはたくさん良い事をしたので天国に行ったの」
「そうか良い事をすれば天国に行けるのか。きっと素晴らしい所に違いない
よし、俺は天国行くぞ!その為にはまず
良い事をしなければ!」

えええええええええ。なんだこの展開。ここに来てルークまさかの大ちゃん化
右肩の変色は彼のファンガイアとしての死期が近づいてるという事か?それ故に天国行きを意識したって事かな
そんなワケで良い事をする為に街をブラブラ歩くルーク。偶然彼のすぐ近くに恵が通りかかったその時、それは起きた
坂道に停車していたトラックの輪留めが外れ、下で遊んでいる子供達に向かってバックしてしまう。子供大ピンチ!
ガシィィィィン!!とこれを受け止めたのは言わずもがな、良い事をしたがってるルークでした
子供達を助けてくれたのはありがたいですが、目の前のファンガイアは放っておけない恵。ルークに攻撃を仕掛けます
「無駄だ。俺はチェックメイトフォーのルーク!こんな攻撃など効かん」
「ルーク!こいつが母さんの倒したがっていた・・・!」

母の仇敵であるルークを偶然発見した恵は果敢にも戦いを挑が、当然ながらその力に敵うハズもなくボコボコに
1986年、2008年
母と娘、2代にわたるルークとの戦い、次週決着なるか?


第30話

開演vib.キバの正体

2008年
「ハハハハ!俺はもっと良い事をするぞォーッ!」
恵をいい感じでボコボコにしたルークは
例によってトドメも刺さず大満足
「俺は人間をやめるぞジョジョォーッ!」のDIO的なテンションで騒いで意気揚々と去ってしまいました。うーん面白い
この戦いで右腕を骨折した恵を見て、弟の光秀は「言わんこっちゃない!」と大激怒。姉の代わりに辞表を書いて嶋に突きつける
「・・・解った光秀君。これは受理しよう」
「ルークは私に任せて君は実家の呉服屋に戻りなさい」

「ミツ!勝手なこと言わないで!嶋さんも嶋さんです!
うやむやにしてくれるって約束したじゃないですか!」

嶋さんと啓介は弟の気持ちを汲み、恵に引退を勧告。
約束を簡単に反古にする嶋さんマジ外道
しかし何としてもルークを自分の手で倒したい恵はそんな話受け入れられるハズもなく、憤慨して飛び出してしまう

「おっかしいなぁ・・・深央さんどうして出ないんだろ?」
「あらぁ。深央さんも冷たいわね。きっと渡のこと本気じゃなかったのね」
一方。深央をデートに誘おうとした渡はなぜか電話に出てくれない彼女に頭を捻っていた。無論
静香のせいです
そんな中で渡は、怪我をした健吾の右手が完治せず以前のようにギターが弾けない事実を病院で聞いてしまい更にブルーに
健吾には「またすぐに弾けるようになりますよ」と事実を伏せていた渡であったがついにある日、本人がそれを知ってしまいます
「渡・・・どうしてウソついてたんや?・・・・・俺の右手がもうギターを弾けないって事!
わかっとるやろ?ギターはわいの命なんや!ギターが弾けんようになったらわいは!」
「健吾さん、それは・・・」
「もうお前の顔も見とうない!絶交や!」

相変わらずまったく成長してない健吾。14話と同じく、渡の行動は親友・健吾の為を思ってこそでしたが問答無用の絶交宣言です
お前は絶交マニアか
弁明の余地もなく健吾に絶交されてしまった渡は、深央の件に追い討ちをかけられたように落ち込んでしまうのだった

「違う・・・コイツもキングではなかったか
今回のキングは
人間に育てられ、人間として生きていると聞いている
だがキングである以上は特別な力を発揮しているハズ・・・」
「なるほど。貴方の目的はキングを倒し、自らが王となることでしたか阿鐘
貴方はたしかに強いが、その野心も強すぎる。だからチェックメイトフォーになれなかったのです」
「フ・・・強さこそ全てだ」
阿鐘の不可解な行動の目的を理解したビショップは、チェックメイトフォーとしてこれを忠告しますが阿鐘はガン無視
そして会話の中で重要な設定が飛び出しました。どうやら大牙は人間に育てられ、人間として生きているようです
以前ビショップが深央に「いずれキングが現れるでしょう」と言ったように、現在その行方はファンガイアサイドも掴めていないみたい






1986年
「その傷でどこへ行くつもりだ?」
「決まってるだろう!ルークを倒す!止めても無駄だからな!」
包帯姿も痛々しいまま病室で喚き散らすゆり。やはりこちらも恵同様、前回ラストでルークに敗北を喫してました
そこにルーク出現の情報を持って次狼が現れると、ゆりは2人の制止も聞かずに飛び出してしまう
久々に会う次狼にまったく無反応のゆりが凄く冷たい女に見えます
正体化物なんだからもう少し怖がるとか、「あの時音也を見逃してくれてありがとう」と礼を言うとか。色々あるだろがよ
しかし実はコレは、ゆりをルークから遠ざけようとした音也と次狼の打った芝居だった。ふたりともいい男です
「これでよかったんだな?」
「あぁ、お前に借りができちまったな・・・まだゆりの事を愛しているのか?」
「フン。それも含め貸しだ。俺が特別に身を引いてやったんだからな」
「何が身を引いただ。俺の男の魅力でゆりを勝ち取ったんだろうが!」

そして
今週もスキンシップ全開でじゃれあう音也と次狼
萌えるってレベルじゃねーぞこれ。ノーマルの人間が見てもそう思うんだから腐女子にはさぞかし至福の時間でしょう

「ルークじゃない・・・力!?何してんの?」
「ウゥ・・・音也と次狼に頼まれた・・・ごめんなさい」
追いかけてくるゆりを誘導していたのは、ルークに変装していた力だった
息切れして休んでいたところを背後からゆりに殴られ、
額からダラダラ血を流して謝る姿が可愛いぞ

というワケでそれからしばしの時間の後、音也達はゆりを遠ざけ本物のルークをおびきだすことに成功
ガルル、バッシャー、ドッガ、そしてイクサの力を結集してルークに挑みます。4対1、流石のルークと言えどもこれなら・・・
”ぼっがああーん!!!”
「タイムプレイは終了した。フッハハハハ!」
なんという事、4人がかりも屁ともせずこれを撃退してしまうルーク。主人公連合弱いにも程がある
やや遅れて現場に駆けつけたゆりは、4人総がかりも歯牙にかけなかったルークの実力に慄然として震えるのだった





2008年
「彼は今、恋の事、友の事で大きく悩んでいる
このままずっと風呂から出てこない可能性もあるな」
『そんな・・・私・・・やりすぎちゃった?ゴメンなさい渡!』
深央と連絡がとれず、健吾にも絶交されて失意の底に沈む渡
風呂に引き篭もった彼を裸の付き合いで連れ出そうとする我等の啓介。腐女子大興奮のサービスカットです
しかし渡のダメージは思いのほか大きく、ここにきて静香はようやく自分の嫉妬が渡を追い込んだ事を懺悔する
それにしても
バスローブ姿で扇風機の前から動かない啓介超ラブリー
名護さんは最高です!

『仕方ないかぁ・・・やっぱり私は渡の”お母さん”なんだな』
かくして反省した静香は深央にすべてを打ち明け、渡とのデートまでセッティング。やっぱりこの娘はいい娘でした
そんなワケで誤解が解け、仲睦まじく落語を鑑賞していた2人でしたがここで渡がファンガイア出現を感知
イチャイチャさ加減もそこそこに「ちょっとトイレに」と深央に伝え、現場へと向かいます

「おい!何か俺に手伝えることはないか!」
「ルーク!今度こそお前を倒す!」
テンパり気味の恵の前に今日も今日とて善行を積むルークが現れた。イイ人すぎて吹く
骨折した右腕も癒えぬままルークに戦いを挑む恵だったが当然敵うハズもなく、あっさりと叩き潰されて気絶
更にそこへ阿鐘が現れると、ウォートホッグファンガイアに変身してルークと一触即発になります
「チッ、こいつも違ったか・・・む?お前はチェックメイトフォーのルーク」
「キサマか・・・話はビショップから聞いているぞ・・・・
キングの座を狙う身の程知らずがいるとな!」

おー。チェックメイトフォーとして、反逆者阿鐘を排除するつもりのルークかっこよす。真面目にしてるとイカスなこいつは
激突する2体の超級ファンガイア。流石にキング殺しを目論むだけあって、阿鐘の戦闘力はルークに引けを取りません
そこに渡と啓介がほぼ同時に駆けつけ、イクサは阿鐘と、渡はルークとそれぞれ相手を入れ替えてバトルロイヤル状態に
大乱闘スマッシュブラザーズ!いい加減大暴れした後、ファンガイア2匹はいつも通りトンズラ
強敵との戦いを終えて変身を解除した啓介は、そのとき
今まさに変身を解いたキバを目撃してしまう
「紅・・・渡・・・くん・・・?」
激しくショックを受ける名護さんですが、取り乱したりしないのはやはり
「ファンガイアだった女性・真夜」の「息子」とおぼしき渡にも、ある程度の心構えがあったからでしょうか
その反面、渡はあまりのことに言葉もなく佇むしかないのでした。
次週へ続く!うーん・・・

何をボーッとしていたのか知りませんが、さしたる理由もなしに迂闊な変身解除してしまう渡なんやねん
30話という節目で大きな動きがあった回でありましたが、もう少し説得力のあるバレかたしてほしかったなぁ


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