41話

爽やかライダー佐野満

闘い終わって。すぐさま携帯で奥さんに連絡を入れる香川教授
「勇人は?勇人はそこにいますか?」「ええ」 ああ良かった。真司のおかげで奥さんも息子さんも無事でした
安堵に胸を撫で下ろす教授を「なんだかなー」という目で見つめるキモガキ東条
「先生も・・・やっぱり家族が大事なんですね・・・」
「当然でしょう?東条君、勘違いしてはいけませんよ

英雄になるという事は
命に対して鈍感になるという事ではありません」

そう、香川教授は断腸の思いで先週の決断を下したのです。アホの東条とは違うのです
「偉そうなこと言うなプー。お前は家族を見殺しにしようとしたんだちょりそー」
のこのこやってきて嫌な事を言う蓮。来んなバカ。お前は教授の心境がわからんのか
「先生は多くを救うために自分の大切な物を犠牲にできる人なんだよ」
「大切な物があるなら!どんな犠牲を払ってもそいつを守ればいい
・・・・それが・・・人間じゃないのか!」

あー蓮の言うことも正しいなー(コロっと) そう、真理はどちらにもあるのです。だからライダーは闘う
相変わらず話は平行線でバイバイキーンなライダー達でした



北岡弁護士事務所。吾郎ちゃんお手製のシーフードスパご賞味中の北岡さん
そんな平穏をぶっ壊すドカンドカンと激しいノックの音。浅倉様の頭突きノック炸裂です
「よぅ」
「来ると思ってたよ・・・お前、相当俺を恨んでるようだからな」

「お前は後回しだ・・・まず東条とかいうヤツをブッ潰す
あんなにイライラさせるヤツは久しぶりだ・・・言え。ヤツは何処にいる?」

「俺も知らないんだよね。最近新人が増えてゴチャゴチャしてるみたいだし
なんなら城戸に聞いてみな。多分知ってるぜ」

「はッ・・・なら城戸の居場所を教えろ」

言うなりスパゲティを奪い取り貪る朝倉様。あー
ムール貝そのまま食ったー!
バキッボキボリッバキボキボリッ プッ!からんからん
あぁ。焼きそばに続いてスパゲティでもネタを作ってしまいました浅倉様。「食い物=浅倉」は龍騎の基本なのか
嵐のような来訪者が去ったあと、スパゲティを作り直してもらう北岡さん
「しかし浅倉もこういう時には役に立つな。小者ライダーをヤツに倒してもらって・・・
やっぱり闘いは少数精鋭でいきたいもんねぇ」

浅倉様のOREジャーナル急襲は特に見るべきシーンがなかったのではしょります




令子さんの付き添いで香川研を尋ねた北岡さんは暴走するキモガキと対決
こともあろうに令子さんの命を狙った東条に怒り心頭です
「変身!」   「変身!」
で、戦闘。EOWで一気に決めようとしたゾルダでしたがフリーズベントであっさり失敗
逆にクリスタルブレイクを決められ殺られる寸前。ぎりぎりでナイトに助けられ事なきを得ました
「し、信じられるか? 俺が・・・あんなワケのわからないヤツに・・・
ヤツが強いのか・・・俺が弱くなったのか・・・?」
意識を失ってぶっ倒れた北岡さんは病院へ。連はその病気を初めて知ります
「しかしわからないな・・・なんで俺を助けた?」
「お前に貸しを作っておくのも悪くないと思ってな・・・デカイ貸しだ。返してもらうぞ」
「はははははっ・・・・ヤな奴だな」
「ふ・・・お互いにな」




場面は再び花鶏。ニコニコ爽やかな笑顔を浮かべながら真司に名詞を出す男
「俺、実はこういうモンなんすけど!」
”仮面ライダーインペラー 佐野満”
どうでもいいですが「佐野満」てキャプテン翼の佐野と同姓同名ですな。消費ガッツ160で次藤とコンビプレイしそうです
「よろしくお願いしまっす!先輩!」
「せ、先輩?」
「先輩達の戦いを見てて気付いたんです!ライダーにも派閥があるって!
そんで、俺も仲間に入れて欲しいなーって!」

「俺達の仲間になりたいってわけか?」
「ええ、条件さえ合えば。ライダーと言えども食っていかなきゃならないワケで
何ていうか
契約金みたいな物をもらえないかなーって。俺強いっすよ!お買い得ですよ!」
守銭奴ライダー佐野満。なかなか異色のキャラクターです
無論本人に悪気があるわけではなく、東条や須藤、芝浦のような小悪党とはちょっと違う感じ(テレ朝HP人物紹介参照)


蓮が怒っちゃったので交渉は決裂。今度は香川陣営に売り込みに行く佐野。たくましー!
で、タイミングよくモンスター警報
「丁度いいや!俺の腕見せますよ!俺強いんですから!
・・・・・変身ッ!」

こっからBGM「レボリューション」スタート!燃えるシチュエーションで今週の戦闘シーンへ突入
モンスターはヤゴ型のシアゴースト。劇場版にワラワラと登場したアレです。いよいよ佳境に入ってきた感じがしますね
1匹は龍騎サバがメテオバレットであぼーん。もう1匹の前にインペラーが立ちはだかります
「コイツは俺に任せてよ先輩!爽やかすぎ
いきなり華麗な空中6連蹴りが炸裂!インペラーはムエタイライダー。バイザーも膝に装備されてます
『ファイナルベント』
びょンびょんびょんびょんびょんびょん!ゼールいっぱいキター!一斉にシアゴーストに襲い掛かる!
そして一番最後にインペラーが自身が飛び込み、渾身の飛び膝蹴り!

インペラーファイナルベント
”ドライブディバイダー”
(AP5000)

ぼがーん!モンスター木っ端微塵。見物していた龍騎・タイガ・オルタを振り向いて爽やかに一言
「どうです?俺強いでしょう!お買い得ですよ!」
新人ライダーインペラー、衝撃のデビュー戦でした
ラスト、東条が卑怯にも龍騎の背後から襲い掛かったところで
次回へ続く
多分教授が止めるんだろうなーと、ごくごく普通に予想


42話

香川教授死す

龍騎に襲い掛かったタイガ。ばきーんばきーんとタコ殴り
ピンチの龍騎を眺めるインペラーは
「頑張って先輩!」とどこ吹く風。ドライなのね
トドメに振り下ろされた斧は予想通り香川教授がストップ
「もう十分でしょう・・・命を奪う必要はありません」
冒頭終了。さー今回は見所多いですよ。順番にいってみよう

花鶏にやってきた佐野。なんか優衣見て「すげー可愛い人っスね!」とか言ってんですけど
佐野の苦労話とヨイショ攻撃に転がされた真司は佐野を仲間にすることを決断。で、呈示した契約条件は・・・・
「花鶏での飲み食い自由ってのはどうよ?」
「はぁ?」
その場は渋々承諾した佐野でしたが目は完璧に真司を蔑んでます
「コイツ全然ダメだわ」
速攻で香川研に足を運ぶ佐野。めでたくこちらとの契約を取り付けましたとさ




その頃浅倉様。焚き火パチパチ何かを焼いてます。今夜の晩飯でしょうが・・・って!
ヤモリの黒焼きだー!ワイルドー
ガブッ ぶちぃッ ムシャムシャムシャ・・・・・ごくん 豪快に食らう浅倉様。なんか美味そうね
そこにキィーンキィーンとお兄ちゃん登場、香川研の場所を教えて「戦え!」とけしかけます
「はッ・・・そいつはありがたいな・・・・食うか?
・・・・・・ま、食わんだろうな」

出ました『食うか?』
浅倉様=飯はもはや龍騎の本体つーか他はオマケつーか

北岡弁護士事務所。例の件を問いただす令子さん。それを激しい口調で否定する北岡さん
「そんな事あるワケないじゃんかプー。目ぇ覚ましなよちょりそー」
怒って帰ってった令子さんはバッティングセンターで特打ち。なかなかナイスバッティングです
「良かったんですか?あんな言い方して」
「令子さんは最近ライダーの秘密に近づきつつあるからね・・・あれくらいは言わないと
もっともあれで引き下がる人じゃないけどね」
「・・・先生のそういうトコ好きですよ」
「よしてよ・・・こんなだから弱いんだよ俺

でも・・・このままじゃ終われない!」

花鶏。勝手に佐野を仲間にした真司にブチ切れの蓮「お前はバカか?ヤツが信用できるとでも?」
香川ともう一度話をつける、と蓮&真司も出発。これで4人ライダーが401研究室に集まることに。まー研究室は既に空だったんですが
「ほう・・・4人揃うってのも珍しいなァ」



ミラーワールドを閉じようとする香川一派はある意味真司と一緒だろうと指摘する北岡。同意する蓮、否定する真司
「多数決で決めようぜ。城戸真司はヒドイ奴だと思う人、手ぇ上げ」 北岡・蓮 挙手
しかし浅倉様は微動だにせず。予想外の結果にはにかむ真司 
「あ・・浅倉?お前・・・」
「バカか?俺は興味がないだけだ」
「ぐぅ・・・」
「じゃあ次。城戸真司がバカだと思う人、手ぇ上げ」 北岡・蓮 挙手
そして浅倉様、不安におののく真司を見つめにっこりと微笑む(必見) ・・・・すいっ
浅倉威 挙手
「うっうっうっうっ・・・」
ガクリと膝から崩れ落ちて嗚咽をもらす真司。全員一致で
「城戸真司はバカ」確定です
その頃キモガキ東條は香川ファミリーと一緒に食事してました。人として大事なものを学ばせたいという教授の配慮でしたが・・・




さて今週の戦闘シーン。ミラーワールドに引き込まれた優衣にインペラーの凶刃が光る!
間一髪で助けに入った龍騎。佐野コノヤロウ!もう怒り心頭です
「仲間になったんじゃなかったのか!」
「いやーそれがさ、向こうの方が条件が良くってさ
ホラ、俺にも生活があるから!」
タイガとオルタもやってきて3対1。龍騎は完全に優衣と分断され優衣にはモンスターが襲い掛かります
絶体絶命のピンチ!その時、
優衣の謎の力が覚醒する!
ピキーン。モンスターの攻撃がピタリと止まり、更には優衣がス・・・と指差すとなんと!
優衣の意のままにオルタとインペラーに襲い掛かったではありませんか!こりゃスゲー
「おのれ、化物めッ!」
サイコローグの攻撃をかわし優衣に斬りかかろうとしたオルタ、その瞬間!
「先生・・・・」
ガキィンッ!
タイガ、オルタを攻撃!やっぱこういう展開になりますかー!
「と・・・東條くん・・・何故・・・・」
「僕・・・ミラーワールド閉じるのが嫌になっちゃって
ライダーの戦いに生き残るのが真の英雄かな・・・って」

「バカ・・・・な・・・」

『ファイナルベント』

ズゴォッ!ガガガガガガガガガガガガ!ガスッ!
「ッ・・・・!!」
クリスタルブレイク炸裂。粉々に砕け散るバイザー。ガクリと崩れ落ちるオルタ
オルタナティブ・ゼロ 香川秀行・死亡
「先生は僕にとって一番大事な人でした・・・
だから犠牲になってもらわないと 僕が英雄になるために
ゴメンなさい先生・・・ゴメンなさい・・・・」

教授の亡骸を抱えカツーンカツーンと通路を歩く東條。頬に伝う涙は彼に残された最後の良心か
覚醒モードに入った優衣はまだ元に戻らず
次回へ続く


さーいよいよ物語も佳境入ってきました
優衣がモンスターを操作したのには燃え。劇場版を見た人は優衣の力が何なのかお分かりと思いますが
来週はキモガキが最後っぽいカンジでドゥームズデイ炸裂の予感。マーベラス
コイツは絶対見逃せないぜ


43話

東條ボコボコ

なんかモンスターを操る力に覚醒した優衣。トランス状態にあるらしく、龍騎もボコボコにしちゃいます
なんとか現実世界に戻った真司は花鶏に帰りますがやはり優衣は帰ってません。まだミラーワールドに残ってるみたい
優衣捜索にミラーワールドを奔走する真司と蓮。しかし優衣は一向に見つかりません
主を失って野良モンスターになったサイコローグが出てきたのでとりあえず殺しておきました


その頃。香川教授の死によりパトロンを失ってしまった佐野。キモガキ東條と交渉してみますが無論決裂
「もうキミには用はない・・・ボクは英雄になるんだ」
「どうでもいいけどおたく目が死んでるよ」
腐った魚の目。捨て台詞を残して去る佐野、その足で向かった先は・・・

「お帰りなさい先輩!勝手にやってましたよ。たしか飲み食い自由でしたよね」
「お前ッ!!」
ガシャ――――――ン!!
花鶏。なんと再び真司側に取り入ろうとのこのこ戻ってきました。温厚な真司もイキナリぶち切れます
胸倉掴んで壁にバシーン!そして渾身の顔面パンチ!カン高い悲鳴をあげながらヘコヘコ逃げ帰ります
「うああ・・・ゴメンなさい!ゴメンなさい!やっぱダメか〜!
なんかちょっと可哀想ね

「いやースゴイ事務所ッスね!それに先生みたいにカッコいい人初めてお会いしましたよ!」
「たしかに俺は金持ちで天才でカッコいいけど?それが何か?」

北岡弁護士事務所。3人目のパトロンとして北岡さんを訪ねる佐野。懲りないなーコイツは
交渉は当然決裂。じゃあ他のライダーを紹介してくれないかとお願いしてみる佐野。承諾する北岡さん
宛先はもちろんあの人。佐野に合掌




屋台ラーメンで東條を捕らえた浅倉様
「探したぜ・・・」と言いつつラーメンを奪い取りスープをすする。登場の度必ず何か食らう浅倉様万歳
「来いよ・・・食後の運動ってヤツだ」
「楽しそうかも
つーわけでAパート戦闘、王蛇VSタイガ。デストワイルダーとメタルゲラスのコミカル怪獣大決戦に燃え
ベノスネーカーをフリーズされるも攻勢を弛めない王者、間髪入れずにハイドベノン!やっぱモンスター3匹もいると強いよね
直撃は避けたものの大ダメージを負ってぶっ倒れるタイガ
「どうした・・・その程度か・・・・英雄なんだろオマエ?
もっと俺を楽しませろぉッッ!!」
倒れたタイガを何度も執拗に斬りつける王蛇様。死ね!死ねやゴルァッ!ガキーンガキーンガキーン!
命からがら逃げ出した東條、川にダイブしてなんとか命を繋ぐことができました。今日もドゥームズデイ拝めずか・・・
「ハァ・・・ハァ・・・今日は・・・調子悪かったかも・・・」

というところで戦闘終了し、ニコニコしながらたったったーと浅倉様に駆け寄る佐野
よりによって獲物に逃げられてイライラしてるとこに声をかけるという命知らずな暴挙
「こ・・・これ!北岡先生からの紹介状です!あ、お疲れでしょう肩揉みますよ!」
律儀に紹介状に目を通す浅倉様。案外冷静ね・・・って
「なんだ・・・コレは?」
封筒の中身はデカイ文字でたった3文字書き殴られた紙切れが
”まぬけ”
ものすごいメンチを切られてすくみあがる佐野。殺られます。一歩、二歩と後ずさり
「ご ご・・・ゴメンなさい!ゴメンなさい!うわあ〜!」
脱兎の如く逃げていきました。コイツ今週謝ってばっかだな




翌日
「あなたも英雄にはほど遠いね・・・あの女の人を襲ったのを怒ってるんでしょ?
くだらない・・・まったくくだらないな」
「令子さんは関係ない。これは俺自身の問題さ。それに・・・
俺は英雄になんてなりたいとも思わないしな」
大学のキャンパスで対峙する北岡さんと東條。昨夜に続いて連戦の東條にちょっとだけ同情
Bパート戦闘ゾルダVSタイガ。己のプライドをかけて挑む北岡さん、果たしてリベンジなるか
って、
僅か30秒も闘わずにタイガチェックメイト!はやー
倒れたとこをギガランチャーの照準合わせられてしまいました。北岡さんがトリガーを引けば決着です
「よ・・・よせ!」
「命乞いか?英雄なんだろオマエ」
死ぬか?死ぬか東條!(克己VS花山っぽく)と、そこへ颯爽と乱入する王蛇様!きたでー
北岡さんを吹っ飛ばすと猛然とタイガに斬りかかります。ガキーンガキーン!まるで昨夜のリプレイ
「ハッ・・・昨夜の続きだ」
ガキーンガキーンガキーン!そんな二人を絶好の位置に捕捉するゾルダ。さーいつものパターンです

『ファイナルベント』

「二人仲良くあの世に行きなよ」
ゾルダファイナルベント
”エンド・オブ・ワールド”

ドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
炸裂。しかし相も変わらず絶対直撃しない大技。二人とも大ダメージは負いましたがキッチリ生きてます
えへへえへへと薄ら笑いを浮かべて逃走するキモガキ。ドクドク血ぃ流しながらも北岡さんに突っかかる浅倉様
「所詮ヤツは小者だ・・・」
「ああそうだな」
「やるか・・・?」

頭から血流しててもやる気満々の浅倉様。しかしダメージは深刻らしく意識を失ってしまいました
トドメを刺すことなくその場を去る北岡さん。なんか普段の3割り増しくらいでカッコよく見えます。燃え
あ、そうそうキモガキのほうは佐野に助けられて事なきを得ました。やっぱコンビ組むみたいです



ラスト。未だミラーワールドでトランス状態の優衣
お兄ちゃんが現れて
「ここはお前のいる所じゃない、元の世界に戻れ」と説得してみますが効果なし
モンスターぞろぞろ呼んで士郎と対峙したところで
次週へ続く
来週、親父の跡を継いでスーパー金持ちに変身する佐野が要チェックや


44話

佐野満。哀しき結末

冒頭。ミラーワールドでトランス状態の優衣はお兄ちゃんとの接触中に失神してダウン
捜索中の真司に見つけられて事なきを得ました。つーかお兄ちゃん現実世界まで連れてってやれよな
一方、父の死亡で家に戻った佐野。大会社の社長であった父の遺言により跡を継ぐことに。
なんか重役達の傀儡っぽいですが
2年前に勘当されて以来1人で生きてきた佐野ですが、お父さんは大変息子思いの人物だったようです
あ、東條は負けたショックで軽い鏡恐怖症になってガタガタ震えてました



一旦家に戻った佐野は東條と少し世話話
「アンタ英雄になりたいって言ってたけど・・・なんで英雄になりたいのさ」
「そうすれば・・・皆ボクのこと好きになってくれるかもしれない」
あーなんつーかこのキャラの根底が見えたつーかなんつーか。苛められっ子が捻くれ曲がって闇に落ちたつーか
「そっか・・・結構アンタも苦労したんだ。でも
もしライダーの闘いが終わる前に願いがかなってしまったら・・・
そうなったらライダーでいたって意味ないよな」

そう
振って沸いたような跡目相続で彼の願い良い暮らし(=金)は既に叶えられました。もうライダーでいる必要はなくなったのです
翌日。士郎と接触した佐野はインペラーのデッキを返しライダーを辞めると直訴。しかし・・・
「闘わないのはお前の自由だ。だが・・・・
それが何を意味しているのかお前もわかっているはずだな」

鏡の中にキシャーキシャー現れるゼール達!「腹減ったー!飯を食わせてくれなきゃお前を食う!」って事ですね
”一度ライダーになった人間は最後の一人になるまで闘い続けなければならない”
苛酷なライダーの運命は彼を深遠へと引きずりこみ逃がそうとはしないのでした




花鶏。なんの前触れもなしにゴスロリなメイド服に身を包んだ優衣登場
優衣たんハァハァ層を狙った演出でしょうが極めて少数と思われ。少なくともからくり龍騎チャットでは一様にブーイングの嵐
「なんじゃこりゃああ!?」「神聖なメイドを愚弄するなァ!」「うげー!」←ヒデえ
みんな杉山彩乃に個人的な恨みでもあるかのような糾弾ぶり。ちょっと言いすぎだろ

で、ビシッとした身なりで現れた若社長・佐野。アタッシュケースぎっしりの現ナマをちらつかせて蓮と真司を抱きこもうとします
「金で仲間が買えるか!」と突っぱねる真司でしたが蓮は食い入るような目つきで金を眺めてました。案外正直ね
その足で北岡弁護士事務所へ向かった若社長。北岡さんと契約とりつけに成功
「あの金は前金として受け取っておきますが色々と細かい問題もありますし
こちらで契約書を用意しますので正式な雇用はそれからという事で・・・」

若社長を見送ったあと、怪訝そうに吾郎ちゃんが意見
「先生いいんですか?あんなヤツと手を組んで・・・」
「言ったでしょ?契約書用意するってそういうのって時間かかるんだよねぇ。1年先か2年先か・・・・」
北岡さんダーティ。さすが百戦錬磨の悪徳弁護士は違いますな。「先生素敵です」吾郎ちゃんも改めて心酔
北岡さんが信用おけないのでキモガキ東條を弁当で手なずける若社長。しかしこの選択が彼に地獄を見せることに・・・




後日。どこぞの令嬢と食事する若社長。美人で優しそうな百合絵さんに一目惚れ
なんと百合絵さんも若社長に一目惚れじゃあーりませんか。美男美女の絵に描いたようなお似合いのカップルであります
まさに人生の絶頂にある佐野。これから先ライダーの闘いには絶対に負けられません
『俺は勝つ・・・必ず俺の人生を守ってみせる』
とか思ってたら腹を空かせたゼールが百合絵さんに襲いかかったりしてかなり危ないです。助けましたけどね
百合絵を守るため彼女の目の前で変身する佐野。「ゼールに餌食わせなきゃー」ってことで龍騎に闘いを挑む!
弁当で飼いならした東條と二人がかりで龍騎を追い詰めるも、
ここで東條いつものパターン発動

『アドベント』

ばきゃーん!と虎キター!インペラーをガシガシ引きずり回して半殺しです。ぎゃー
「お前・・・・な 何で・・・」
「ゴメン・・・君は大事な人だから。君を倒せば僕はもっと強くなれるかもしれない」
相変わらず意味不明な理論で唯一の友人をその手にかけるキモガキ。コイツ早く死んでくれよ頼むから
命からがらキチガイが逃げ出した佐野でしたが、落ち延びたと思った矢先に目の前に現れた死神
王蛇様ッ!!インペラー死んだー
「うあッ・・・・うわああああああああ・・・・・ッ」

『ファイナルベント』

王蛇ファイナルベント
”ベノクラッシュ”

ド ド ド ド バゴォッ!!
「ああああああああああああああッッッ!!!」
ヨタヨタと逃げようとしたインパラくんを後ろから思いっきり蹴飛ばす!壁に叩きつけられてデッキがガシャーン!
そしてお子様にはちょっと衝撃的な今週のラストシーンへ。PTAとか有害指定するかもしんないような重い締めです



どしゃ降りの雨の中、鏡の中に消えた佐野を待ち続ける百合絵。この娘は本当にイイ娘や・・・
そしてミラーワールドでデッキを失い現実世界に戻れなくなった佐野。鏡の向こうに見える百合絵に叫び続ける
「百合絵さん!百合絵さんッ!出してくれ!出してくれぇーッ!」
ヨタヨタと百合絵の傍まで歩いていく佐野。すぐそこにいるはずの百合絵に彼の声は届かない
「出してくれよォッ!俺は帰らなくちゃいけないんだ元の世界に!・・・ああッ!?」
シュワシュワと霧散していく自分の手を見て息をのむもう時間切れ
「イヤだ・・・イヤだァぁあああああ!!出してくれ!出してくれぇええ!!」
ついに身体中が霧散を始めました。しかし彼にはただ泣き叫ぶことしか出来ません
「うッうッ・・・何でこうなるんだよ・・・俺は・・・俺はただ幸せになりたかっただけなのに・・・
・・・・・・・・・うう
ううううああああああああああああ!!!」

断末魔とともに彼の肉体はミラーワールドの塵と化した
仮面ライダーインペラー佐野満 死亡
登場話数 41話〜44話
ライダーの苛酷な運命に翻弄された若者の哀しき最後でした

で、最後に無言で佐野を待ち続ける一途な百合絵さんと、帰るべき主人のいない佐野の部屋を映して終わり
なんかもう全国の視聴者全員が佐野に同情する内容でした。子供達のトラウマにならねばよいのですが





おまけ
インペラー変身!

佐野の冥福を祈りつつマスターしよう!変身ッ!


45話

優衣シュワシュワ

さて前回皆に惜しまれつつ壮絶な最後を遂げた佐野。残るライダーはあと9人
相変わらずライダーの死に沈む真司。「自業自得だ」スパッと切り捨てる蓮。この終盤にきても真司は甘造です

その頃。警察に追われてる浅倉様の前にズギャッと車で乗り付けた東條
轢かれそうになって「うおっ」と焦ってる表情がラブリーでたまりません
「・・・乗れば?」
おお、逃亡を手助けしてますよコイツ。なんか第20話の蓮みたいね。ぶっぷー
「何のつもりだ?」
「ライダー同士の用事って一つしかないんじゃないの」
「また逃げ出すんじゃないのか?」

「大丈夫、ボク前より強くなってるんじゃないかな。また一人倒してみたから

知ってるよね?仮面ライダーインペラー
だからちょっと君で試してみたいかな・・・って」

東條は佐野を殺ったのは自分だと思い込んでる様子。それで強くなったと勘違いしてリベンジですか。アホだな
殺った本人である浅倉様は多くを突っ込まず、とりあえずシートを倒して瞳を閉じました
「まぁいい・・・やっと少し眠れる・・・」



再び花鶏。ものすごい量の荷物を抱えてやってきた大久保編集長
なんか家賃滞納や税金、モンスター記事のバッシング等諸事情でOREジャーナル差し押さえられたそうな
「そんな!?じゃ、じゃあOREジャーナルはもう?」
「いんや、俺とパソコンが1台あれば
何時でも何処でもそこがOREジャーナルだ よいしょっと」

底抜けのポジティブ精神でニコニコ笑う編集長。ガサゴソとパソコンを取り出し仕事を始めちゃいます
「注文は?」 「あ、コーヒーを」 「すいませんねウチは紅茶専門店なので。真ちゃんお引取りいただいて」
ざけんなコノヤロウ出てけ、とババアがあしらいますがマイペースな編集長はまったく動じません
「あ、何でもいいすよ色ついてりゃ。ところでコンセントどこですかね?」
編集長最高

一方、北岡弁護士事務所。こちらには島田とめぐみとアホ女二人が転がり込みました
令子さんの指示による北岡さんの監視が任務のようですが。めぐみなんか真実見てもまた「手品でしょ!」とか言いそうね
なんでこうなるかなーといった表情で頭を押さえる北岡さん。この人ホント気の毒だな
「先生・・・帰ってもらいましょうか?」
「いいよ吾郎ちゃん。俺もうゴタゴタには飽き飽きしてるのよ

アレ・・・珍しいクリスマスの飾り物だと思えばさ」

島田&めぐみ、クリスマスの飾り物ケテーイ



買い物に出ていた優衣。なんか突然のシュワシュワに襲われます。ミラーワールドで時間切れになるアレですな
そして鏡の中に現れた子供の頃の自分が紡ぐ衝撃の言葉
「消えちゃうよ・・・20回目の誕生日が来たら消えちゃうよ」
あーようやく劇場の設定と大筋が繋がりました。このあとの展開も劇場に沿うかは解りませんがね
真司と蓮が駆けつけたら間もなくシュワシュワはおさまりましたが、存在が不安定になってるのは間違いないようです


「ねぇ起きてくれないかな?ねえってば・・・闘いたいんだけど」
場面変わって浅倉様と東條。無事人気のない場所に落ち延びたので闘いをせがむキモガキ
「眠い」
ぶっきらぼうに断る浅倉様最高
「いいよ勝手に闘うから!」と子供みたいな事言って変身しようとしますが、ここで浅倉様カミングアウト
「インペラーを殺ったのは俺だぜ」
「!? な・・・何言ってんの?彼はボクが!」
「ヤツの最後を見たのか?俺だよトドメを刺したのは」
「そんなハズない!彼はボクが倒さなきゃいけない人だったんだ!
ボクが英雄になるためにッ!」
己の”英雄になるため”の条件を満たしていなかったガキ。ひどく狼狽してうろたえてます
「諦めろ。この車は置いていけ・・・気に入った」
なんかドサクサに紛れてまんまと車をせしめた浅倉様ナイス




さて戦闘シーン。今回は大量に沸いて出てきたシアゴーストが相手。いよいよラストに近づいてきましたね
襲われそうになった子供達を助けてミラーワールドに入る真司&蓮。北岡さんも颯爽と車を出します
「言ってくるよ吾郎ちゃん。それと・・・飾り物が動いてるから戻しておいて」
尾行しようとしていたアホ女二人は吾郎ちゃんの鉄壁のブロックにより戻されましたとさ
「仕事ッス!」
吾郎ちゃん最高

龍騎&ナイト、離れた場所でゾルダ。ともに問題なくシアゴースト撃破
うじゃうじゃ固まってるトコにぶち込むEOWは実に爽快。ゾルダ一人で20匹くらい一気に倒してました
で、一息つく間もなくゾルダの前に現れたタイガ。なんかブツブツ言ってますよ
「聞きたいんだけど・・・やっぱりトドメ刺さないと倒した事にならないのかな
香川先生なら教えてくれるんだろうけど、もう倒しちゃったし・・・
佐野くんを倒したのはボクじゃなきゃダメなんだ。
英雄になるためには」

「・・・・なんかさ・・・お前や浅倉を見てると
この闘いに生き残った奴は最強かもしれないけど最悪って気がするよ」

「あんなヤツと一緒にしてほしくないかも」

ガキィンッッ!!



ラスト。シュワシュワが再発してフラフラしながら道を歩いてた優衣。とうとう意識を失ってぶっ倒れてしまいました
って、そこにぶっぷーと現れたトラック!急ブレーキ踏むも間に合わない!轢かれちゃうー!
うわあオーディン出たー!ガコォン!
トラックをぶん殴って方向をそらしたオーディン。トラックは壁に激突。そして運転手は即死です
妹を救うためには他人の命なぞどうなっても構わないというバカ兄貴。よくよく考えてみると劇場版でのコイツの末路は当然かな
あ、優衣のシュワシュワは士郎が手を触れたら直りましたとさ

最後、離れた場所で大量のシアゴーストが200匹くれえ沸いて出てきて次回へ続く
優衣の秘密にも迫った来たし、ボチボチまとめに入ってきた龍騎。いい加減来週あたりタイガ死んでほしいですね


46話

英雄になった青年

「お前さ・・・絶対英雄になれない条件ってのがあるんだけど教えてやろうか?」
ゾルダVSタイガの死闘。時間切れになったのでトンズラしようとする北岡さん、間際に捨て台詞です
「へぇ。そんなのあるんだ・・・聞きたいかも」
「英雄ってのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ
お前いきなりアウトってわけ」
「・・・・ッ!」
ひどく狼狽するキチガイ。的を射た言葉に反論もできず「うおー」と叫んで襲いかかる
しかし北岡さんにはあっさり逃げられ、金網を引っ掻いて絶叫してましたとさ。以上、今回の冒頭




花鶏
ライダーの闘いが優衣を救う為に仕組まれたという事を知った二人。優衣は助けたいが闘いを止めたい、という真司は悩みに悩む
「優衣を助けるために他の人間を殺してもいいのか?」死んだトラックの運転手の事も納得がいきません
しかし蓮はさして動ずることもなく、真司の問いにこう答えるのでした
「誰かを守るという事は 究極はああいう事なんだ」


翌日。キチガイ坊やから各ライダーへ呼び出しがかかりました。「全員で決着つけようや」って事らしい
北岡さんや浅倉様も来るらしく、蓮も戦闘準備スタンバイであります
「行くのか蓮」
「当然だろう。お前はどうする?」
「わからない・・・優衣ちゃんは助けたい!でもそのために他の誰かを犠牲にするなんて!
どっちが正しいのかどうしてもわからないんだ!」

「お前はそうやってずっと悩んできた・・・それで今まで誰か一人でも救えたのか?
俺は恵理のために闘う。そう決めている」
「で・・・でも蓮、この闘いは神崎が優衣ちゃんとために仕組んだんだぞ
もし騙されてたらどうするんだ?」
「どうもしない。どちらにせよ恵理か優衣は助かる」
蓮の言うことがまったく正しい。しかし本当に強い男やねコイツは




集まったライダーは蓮、北岡さん、浅倉様の3人だけ。なぜか主催者のキチガイ坊やが来てません
「肝心の呼び出し主はどうした?」
「知るかよ・・・俺は3人でも楽しめるぜ」

「ま、ある意味これがベストメンバーかもね・・・やりますか」

各々デッキを取り出しガラスに向かって変身ポーズを取る。全員ハモって仲良く掛け声
「変身!」   「変身!」   「変身!」
3人が鏡の中へ消えたあと、物陰からコソーリと覗き見ていた男がひょこっと顔を出しました
あっと東條です なんか手にガソリンのタンク持ってますよ!?
それを浅倉様の車(元は自分の)にガバガバぶっかけるキチガイ坊や。なんか目がイッてますね
「ライダーなんて最低な奴ばっかりだ!あんな奴らに何言われても気にする必要なかったかも!」

3人ライダーの闘いに乱入する大量のシアゴースト。なんか50匹くらいいましたが王蛇とゾルダ二人だけであっさり殲滅
いつのまにかナイトがどこか行っちゃったのでサシの勝負で決着を・・・って
ガオー!
ワンパターンの不意討ちでタイガ登場。しかしクリスタルブレイクを外し、王蛇の攻撃目標にされちゃいます
ゾルダをベノスネイカーで牽制し、タイガをメッタクソにボコる!タイガ弱えー
とどめを刺そうとしたその時。すぐそばでベノスネイカーの酸をサッと避けるゾルダ。その先にいた王蛇様に
ビチャッ
ジュウウウウウウウウウウウウウ!
「ぐうううおおおおおッッ!!?」
自滅

この隙にまんまと逃げるタイガ。悶絶しながら現実世界に戻る王蛇。ゾルダも追って帰還

左目をおさえながら鉄パイプで北岡さんに殴りかかる浅倉様。しjかし颯爽と現れた吾郎ちゃんに阻まれます
コンチクショーやってらんねえ、てめえら轢き殺してやるぁ!と車に飛び乗りエンジンをかけた
その瞬間!
ドッグォォォオオオオオオオオオン
爆発炎上!東條の卑劣な罠にかかり猛火に包まれる浅倉様。なんという事でしょうか
車のすぐ脇に立ってた吾郎ちゃん。おわあ!と炎から離れようとしましたが・・・ガシィッ!
ひいい窓から伸びる浅倉様の腕!まだ生きてるううう!
ゾンビのような唸り声をあげる浅倉様。怖い。マジで怖い。物凄い力で離しません
北岡さんが駆け寄り、二人掛かりでようやくこれを引き離す!炎に包まれる車をただ呆然と見つめる二人でした
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・




その頃。左腕をおさえながらヨロヨロ町を歩く東條
「ふふ・・・今頃キーを回してドカーン・・・・先生、ボクまた英雄に近づきました」
『東條君・・・キミにはもっと多くの事を学んでもらいたいのですよ
キミならばきっと素晴らしい英雄になれるでしょう』

「ボクも・・・そう思います」

あーなんか幻聴が聞こえてるようですが大丈夫でしょうか。もう頭おかしくなってきましたかね
交差点で見かけた仲の良い親子。その姿が香川教授&勇人くんにオーバーラップします
「先生・・・」
キュキキキキィィィィィィッッ!!
信号が変わった直後の出来事でした。横断歩道を渡ろうとした親子に強引に左折してきた暴走トラックが!
「危ないッッ!!」
瞬間、彼の身体は考えるよりも早く勝手に動いていました


”ゴッ”











『英雄ってのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ』


















じゃあボク・・・・どうすればいいのかな・・・・










香川先生・・・教えてください・・・・










次はボク・・・・誰・・・を・・・・












翌日の新聞。隅のほうに小さく掲載されていたニュースにはこう記されていました
【 親 子 救 っ た 英 雄 】
彼は最後の最後、己の命と引き換えにその望みをかなえたのでした。なんと皮肉な運命か
イヤ英雄と言うよりも・・・彼は最後にようやく”人間”になったのかもしれません
仮面ライダータイガ・東條悟  死亡
登場話数 35〜46話



ラストシーン。1人でモンスターと戦ってたナイトの前に現れる龍騎
「蓮・・・俺やっと答えを出した。闘うよ
優衣ちゃんを助けたい。お前の言うとおり迷ってても誰も救えないのならきっと闘ったほうがいい
重さとか辛さとか・・・そんなのは自分で背負えばいい事なんだ!
自分の手を汚さずに誰かを守ろうなんて・・・甘いんだ」

「お前がそう決めたのなら俺は俺のために闘うだけだ」

シュッ              シュッ
『サバイブ』   『サバイブ』

対峙する二人のライダー。辛い事、楽しい事も供にしてきた間柄。今彼等の胸に去来するものは何か
ドラグランザーとダークレイダーが咆哮し
次回へ続く


47話

真司パープー

ミラーワールドで繰り広げられる龍騎VSナイトの死闘。勝負は拮抗しついに龍騎はファイナルベントを抜く
しかしいざとなると過去に倒れたライダー達がフラッシュバックし手が震え、ガクリと膝から座り込んでしまう
「決めたのに・・・優衣ちゃんのために闘うって決めたのに!結局俺・・・・まだ迷ってるのか・・・
うううおおおおおああおおあああああああッッ!!」
いきなりヒステリックに絶叫して金網に八つ当たりする真司。同時にわらわら沸いてくるシアゴースト
「逃げるぞ」「やだプー。お前一人で逃げろちょりそー」「ナメんなこのボケ」
なんか頭おかしくなっちゃった真司。蓮に腕を引っ張られながらいやいやミラーワールドを脱出します
大量のシアゴーストはというと
オバケのQ太郎の「おまんじゅう」みたいに丸まって動かなくなりました。以上冒頭



花鶏
なんかキマっちゃってる真司。変です。異様なハイテンションで無理に元気出して気味悪がられます
真司の様子を気にする優衣。「あまり度を過ぎるなよ。優衣が心配する」と真司に釘を刺す面倒見のいい蓮でしたが・・
「別に普通さ。もう難しい事考えないでバンバン闘ってくよ俺は!蓮も覚悟しろよ」
満面の笑みを浮かべながら答える真司。もう完全に壊れたっぽ。蓮も気味悪がって後ずさりしました

次の日。吾郎ちゃんの誕生パーティーで盛り上がる北岡弁護士事務所
そこへ現れたキチガイ気味真司。ニタニタ笑いながら北岡さんを闘いに誘います。やっぱ変だ
「本気か?いつ宗旨替えしたワケ?」
「ん?昨日。つーかみんな闘いたくて闘ってるワケだし?
今まで止めようとしてた俺がバカだったっていうか」

「・・・悪いけど遠慮しとくわ。一つは今そういう気分じゃないってのと、あと一つ
何があったのか知らないけど・・・今のお前、見てらんないよ」

一目で真司の変調を感じ取った北岡さん、ここは闘いを避ける事にしました。そして蓮に電話
「こないだの借りを返そうと思ってさ。・・・・城戸真司、ヤバイかもよ?」
つかなんで蓮の携帯番号知ってんだよ北岡さん




優衣と二人で旧神崎邸にてその幼少時代の秘密を探っていた蓮
色々と過去の手がかりを得て謎の核心に迫ってましたが、北岡さんの電話を受けて真司を探しにいきます
ようやくハケーンしたバカ真司。なんか顔に傷つくってヘラヘラ笑ってました。何やってんだコイツ
「北岡が闘わないからさ。浅倉探してたんだけどさ。へへ・・・ちょっと絡まれちゃって」
人探し中に他人と喧嘩した模様。ほんと何やってんだろうコイツは
見つかるわけないだろう、と止めようとする蓮と優衣。その手をを強引に振り払う真司
「なんでだよ・・・・俺が止めろって言う時は誰も止めないクセに・・・・
なんで俺が闘おうとすると誰も闘わないんだよ!」
まー今までの事を考えれば心の叫びであろう。真司がキレる気持ちはわからんでもないですが

ここでタイミングよくモンスター警報。取り込み中ですがすぐにミラーワールドへ赴くダブルライダー
今回のモンスターは前回主人を失って野良になったデストワイルダー。しかしまぁ2対1です
二人がかりでボコボコにされた挙句、最後はドラゴンファイアーストームで木っ端微塵にされてあえなくジ・エンド
で、トラ殺したあとナイトを睨む龍騎。冒頭でファイナルベント使えなかったクセに再び対決を挑みます
がきーんがきーん!(斬り合う音) ずびゃびゃびゃ!どぱーん!(ダークアローとメテオバレットの音)
泣き叫んで闘いをやめてと訴える優衣。激突の末、相打ちっぽく吹っ飛ぶダブルライダー
むくりと起き上がりナイトに歩み寄る龍騎。手に光るドラグサーベル。対してナイトはダメージが大きく起き上がれない
『決めたんだ・・・もう迷わないって決めたんだ』
ガバッと剣を振りかぶる龍騎。しかしやはりというか当然というか振り下ろすことが出来ずにプルプルしてます
「真司君!あたし・・・そんな風に助けてもらっても全然嬉しくないよ!」

”カシャーン”

優衣の言葉についに剣を落とす龍騎。やはり彼に人の命を奪うことはできませんでした
「同じだよ・・・どうやっても結局俺は・・・ッ優衣ちゃんゴメン・・・」



その頃。北岡弁護士事務所では北岡さんが死にかけて吾郎ちゃんが絶叫してました
「センセ・・・センセ・・・・!?先生!目ぇ開けてください・・・・
ちょ・・・センセ・・・・目ぇ開けてくれよッッ!
先生ぇぇえええええッッ!!!」
まー死んでないでしょう。
この人が最後の決めゼリフもなしにくたばるはずがありませんから

あー死ぬと言えば前回ぼーぼー燃えた浅倉様。当然生きてました
あれだけ派手に燃えたにもかかわらず顔がちょっとだけ煤けただけ。なんでやねん
「おまんじゅう」になってたシアゴースト達は次々に脱皮して成体に。ウーウーウー
そんな所で色々振りを散りばめつつ
次回へ続く。こりゃ楽しみやでー


48話

真司、令子さんに正体バレる

冒頭。半ばキレ気味に旧神崎邸に「出て来いこのバカ兄貴!」と乗り込み騒ぎ立てる優衣
「あたしゃどうなってもええねん!だから闘いを止めろっちゅーねん!」 しかし兄貴おもいっきり無視
つーかホントに闘いを止めたいなら兄貴の前で手首かっ切るぐらいしてみせろよ優衣

その頃
残ったライダー達を廃墟の教会に召集するお兄ちゃん。召集されたメンツは真司・蓮・浅倉様の3人
劇場版では華麗なパイプオルガンの腕前を披露してみせた士郎ですが・・・
「タイムリミット?何だそれは」
「ライダーの闘いはこの3日のうちに決着がつかなければ全て終わると言う事だ
お前達は願いをかなえる事ができない。残ったライダーはオーディンを除いてお前達3人だ」
「3人?」
「待てよ。北岡はどうした」

「ここに来なければ
脱落とみなす。さあ始めろ・・・3人いれば十分だろう」
「あの北岡が脱落・・・」
北岡さん脱落告知に動揺しながらも促されるままに闘おうとする3人。そこにバターン!とドアを押し開け優衣乱入
闘いをやめろ!と叫ぶ妹。やだプー!と聞く耳持たない兄。ここでついに妹が爆発。堪忍袋の緒が切れます
ビルの屋上に立ち
「飛び降りて死んでやらー!」と脅迫。「わかった!わかったからよせ!」と士郎
とか油断させといて鏡の中からいきなりモンスター出現。優衣をかっさらって消えていきました。ずりー
真司は優衣を取り戻そうとしますがこれを止める蓮 「優衣はヤツに預けておいたほうが安心だ」
興をそがれたといった感じの浅倉様、捨てゼリフを残して去っていきましあた
「北岡が脱落だと?・・・・・・・させるかよ」




病院の一室。ベッドに横たわる北岡さんと傍に立つ吾郎ちゃん。手にはめぐみと島田の見舞いの品
また
プリモプエルのぬいぐるみかよ!というツッコミはさておき、島田の脳内で解かれていく記憶の糸
そう。島田と北岡さんは第10話でチラッと会ってるのです。そしてその時看護婦の立ち話を耳にしている島田
「あの患者さんってもう長く生きられないんでしょう?」
北岡秀一は不治の病に侵されている
その事実に打ちひしがれる島田&めぐみ。吾郎ちゃんから入院の話は令子さんには黙っとけと釘を刺されている両名ですが果たして・・・

一方その令子さん。編集長と一緒にOREジャーナルオフィスにて談議中
アメリカから持ち帰ってきた留学中の士郎が記したという極秘ファイル
それには”ミラーワールド”の文字と鏡の世界に巣食うモンスターの事、そして
”仮面ライダー”なる鏡の中に入ることの出来る人間に関する研究がビッチリの書き込まれていました
いよいよ謎の核心に迫ってきたOREジャーナル。最終話まであと2話と迫り更なる展開はあるか




時同じくして。やはり優衣を奪還しようという真司と反対する蓮は口論に
「連れ戻してどうする!さあ好きに飛び降りろとでも言うのか!?」
「そうじゃない!けど無理矢理黙らせて新しい命与えればそれでいいのかよ!」
「無理矢理でも!生きているほうがいいに決まってる!
生きてさえいれば・・・・新しい道だって見つかる」

「そうだけど・・・・でも・・・
やっぱり決めるのは自分だって!
今日の優衣ちゃん見ててそう思った。今のままじゃ・・・優衣ちゃんが可哀想だ」
「・・・・」
「神崎が相手だし・・・ホントはお前にも手伝ってもらいたいけど・・・」
「・・・力づくで止めないだけでもありがたいと思え」
「言ってる事はわかるよ。だからお前は恵理さんを助けようとしてるワケだし
俺はそれを否定するつもりはないから」

クルリときびすを返して原チャリを走らせようとした真司に背後から声をかける蓮
「お前はそうやってッ!・・・何でも飲み込もうとするから迷うんだ」
ブロロロロロロロロ・・・・・




旧神崎邸の一室に監禁された優衣。ドアをバンバン叩いて士郎を責めますが相変わらず聞く耳もたないお兄ちゃん
つーか
舌噛むなり机の角に頭を打ちつけるなり自殺する方法はいくらでもあると思うんだが?
しかし部屋に閉じ込められた事により優衣にある変化が。なんと徐々にの幼少時代の記憶が呼び覚まされてきたではありませんか
今の自分と同じように部屋に閉じ込められて育った幼年時代。傍にいてくれたのは優しいお兄ちゃんだけ
二人で描いた鏡の中に住むモンスター達。彼等は自分を守ってくれる存在達。そして・・・・
自分の・・・・・死?
「嘘・・・何これ・・・・・イヤァアアアアアアアアアアア!!!」

優衣がいつもの無様な演技で絶叫かましてるその頃。北岡さんを見舞に病院を訪れる蓮
「神崎が北岡は脱落だって言うんでな。くたばったかと思ったが・・・違うらしい」
「そりゃ残念でした。そう、城戸は元に戻ったか・・・やっぱバカは立ち直りが早いね」
「・・・・ヤツは確かにバカだが」
「俺やお前よりはマシな人間。だろ?・・・ま、認めてやるけどね

あいつがライダーだったのは俺達にとって良かったのか悪かったのか・・・」
「・・・・さあな」
蓮が立ち去ったあと、自嘲気味の表情で吾郎ちゃんにポツリと呟く北岡さん
「聞いた吾郎ちゃん?脱落だってさ・・・俺」




神崎邸を強襲した真司。鏡の前でデッキを取り出し変身ポーズを取る!しかし物陰からそれを見つめる人影
士郎の足取りを追って神崎邸を捜索に来た令子さんです。やばい!変身するな真司!
「変身ッ!」
ズキューン!と変身、仮面ライダー龍騎。あーあー何てこった。バッチリ目撃されてしまいました
鏡の中へ消えた真司をただ呆然と見つめる令子さん。目を見開いて絶句です
「何よ今の?まさかこれが・・・・・・”仮面ライダー”・・・・?」
で、BGMスタートして戦闘シーンへ。オーディン相手に苦戦する龍騎サバイブ。カードの応戦が見物です
そしてピンチにグッドタイミングで駆けつけるナイトサバイブ。お約束。しかしそれだけに燃える
「蓮!来てくれたのか!」
「勘違いするな。俺は闘いに来ただけだ」
ファイナルベントを抜くダブルライダー。バイクにまたがりオーディンに特攻するところで
次回に続く


第49話

城戸真司最後の闘い


ついに己の禁断の秘密を知ってしまった優衣
十数年前、神埼優衣という少女は確かに一度死んだ。しかしその時信じられない現象が起こる。なんと鏡の中の優衣が語りかけてきたのである
「あたしそっちに行ってもいい?でも20歳の誕生日になったら消えちゃうよ」
あるいは「俺を独りにしないでくれ」という兄の想いが起した奇跡だったのかも知れない。士郎がこの申し出を断るはずがなかった
かくして鏡の中優衣は現実世界へやってきて倒れた優衣の身体と同化する。これが全ての始まりだったのだ


回想が終り場面は現代へ。秘密を知った優衣はギャ―ギャ―泣き叫んでシュワシュワ気化していきます。慌てまくるお兄ちゃん
「落ちつけ優衣!大丈夫だお前は消えない!意識をしっかり持て!
俺が必ず助けてやる!この闘いの最後に生き残った命をお前にやる!」
「もういいよお兄ちゃん!・・・これでいいんだよ・・・そうでしょ?」
しゅわしゅわー
「ダメだ・・・ダメだ優衣!行くな!」
「お兄ちゃん・・・もしもう一度絵が描けたら・・・・二人きりじゃなくて・・・モンスターなんかいなくて
みんなが笑って暮らしてる世界で・・・お兄ちゃんと一緒に・・・」

「優衣!」
「優衣!」
「優衣ちゃん!」

しゅぱぁー
ひときわ強い光を発し、”神埼優衣”であった存在は無に帰った。ショックに打ちひしがれるお兄ちゃん&真司&蓮
「まだだ・・・まだ2日ある!優衣はまだ助かる!闘え!最後の一人を決めろ!」
すぐさま自分に言い聞かせるように騒ぎ立てる士郎。半分ヤケっぽいですがこれを聞いた真司がさすがにキレます
「神埼!お前は兄貴のくせに優衣ちゃんの気持ちがわからないのか!
優衣ちゃんはお前の為に戦いを止めようとしてたんだぞ!お前が幸せそうじゃないからって!
優衣ちゃんは・・・優衣ちゃんはもうこんな闘いなんて望んでいないんだ!」

真司の力説も空しく、バカ兄貴は「うっせーバーカ」とぼやいてトンズラ。更には蓮さえも「まだ闘いは有効ってワケか」とか言って去っていく始末
なんやねんなーとガッカリして神埼邸を後にしようとした真司。待ち構えていた令子さんに捕獲されてしまいますた
城戸くん貴方・・・”仮面ライダー”なの?」




翌日。吾郎ちゃんと談笑する北岡さん。どうも本格的にライダーを辞める決意をしたようです
「別に病気のせいじゃないよ。疲れたっていうか・・・空しくなったっていうか・・・
それにホラ永遠の命がなくたってさ、結構面白おかしく暮らしてるじゃない俺?どう思う吾郎ちゃん」
「俺は先生が満足して暮らせるならそれが一番いいと思ってますから」
「フッ、満足してるよ。吾郎ちゃんのおかげでね」

かくして脱・ライダー決定。では記念という事で令子さんを食事に誘おうとする北岡さん。このへんは劇場版と同じくだりですが・・・
カターン!カラカラ・・・
手から携帯を落として動きが止まる。そう、もう彼には携帯電話を握り締める握力さえも残っていないのです
気まずい空気が流れるも、「紅茶を入れてきます」と吾郎ちゃん見てみぬフリ。北岡さんは一人窓を眺めて呟くのでした
「・・・・・・・結構持ったよなぁ・・・」


その頃OREジャーナル。一晩かけてこれまでの経緯を全て編集長に打ち明けた真司
「俺・・・全然答え出せませんでした・・・今だって・・・」
「上等だよ答えなんか出せなくたって。今までずっと考えてきたんだろ?この中身足りない頭で必死によ
それで充分なんじゃねえか?少なくとも俺はそう思うぜ。 ・・・ただしだ、
何が正しいのか選べないのはいいが・・・その選択肢の中に自分の事もちゃんと入れとけよ?」
「え・・・」
「お前が信じるものだよ。お前もキチンとしたもの胸に持ってねえと
話合いにもなんねえし、誰も言う事なんか聞いてくんねえだろ。な?」

「俺が・・・信じるもの・・・」

あー編集長やっぱカッケーなー、と男と男のお話はここで終了。女性陣が出社してきましたオハヨーございます
令子さんの携帯が鳴る。北岡さんのお誘いですがここで島田やめぐみの反応から北岡さんの異変を感じ取った真司、
島田から北岡さんの身体の事を聞き出します。初めて知る北岡さんの秘密に動揺を隠せません
『じゃあ北岡さんがライダーになった理由は自分のため・・・自分が生きるために・・・
それだって・・・闘う理由としては間違いじゃない・・・・』

”お前はそうやって何でも呑み込もうとするから迷うんだ”
あの時の蓮の言葉が再び真司の脳裏をかすめるのでした






さあBパート。ここから最後までずっと今週のヤマ場
溢れ返るシアゴーストの成体達。行き交う人々は無差別に襲われ、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図と化す街
駆けつけたダブルライダー、蓮はすぐさま変身してミラーワールドへ突入。しかし真司は逃げ遅れた少女を助けようとして・・・
”ズドッ”
肉に硬い物がめり込む嫌な音。真司の背中に深々と突き刺さるのはシアゴースト爪です。なんてこったい
なんとか少女を逃がした真司、変身しようとしますがデッキを落としてその場にぶっ倒れてしまいます。口から赤黒い血をごぼりと吐き出す
どっからどう見ても致命傷です。なんかもう絶対助かりそうにありません。マジかよこれ
気力を振り絞り立ちあがると龍騎に変身してミラーワールドへ。うう・・・すげえカッケーよ真司!死ぬな!死なないでくれ!
いつ死んでもおかしくないダメージを負いながらドラゴンライダーキックやらドラゴンファイアーストームをブチかまして大暴れ
ついに大量のシアゴースト撃滅に成功するダブルライダー。現実世界に戻り、ここでようやく真司の怪我に気付く蓮
「やっと答えらしいものが見つかったかもしれない・・・でも・・・俺もうダメかも」
「城戸!しっかりしろ!」
「俺さ・・・昨日からずっと考えてて・・・答え出なくて・・・でも・・・・さっき思った・・・
俺やっぱり闘いを止めたい。ミラーワールドなんか閉じたいって・・・
きっとすげえツライ思いしたりすると思うけど・・・それでも止めたい・・・
それが正しいか間違ってるかとかじゃなくて・・・俺もライダーの1人として・・・・
かなえたい願いが・・・それなんだ・・・!」
「・・・・ああ!だったら生きろ!生きてその願いをかなえろ!
死んだら・・・ッ!死んだら終りだぞッ!!」
「へへ・・・そうなんだよな・・・蓮・・・お前は・・・なるべく生きろ・・・」
「お前こそ生きろ!城戸・・・死ぬな城戸!」
「・・・お前が俺に・・・そんなふうに言ってくれるなんてな・・・・」

最後にパクパクと口を動かした真司。何を言おうとしたのか。蓮にその言葉を聞き取ることはできませんでした

す・・・・・

「・・・・おい城戸・・・城戸・・・・
城戸ぉおおおおッ!!!!!」











仮面ライダー龍騎 城戸真司
死亡















「先生、今日の令子さんとのデートはどちらのスーツを・・・」
「吾郎ちゃん・・・やっぱさ、浅倉とは俺が決着つけてやらなきゃいけないと思うんだよね」

吾郎ちゃんの笑顔が凍りつく。ライダーを辞める決意をした北岡さんでしたが彼にはまだ最後のケリが残っていました
― 浅倉 威 ―
その頃浅倉の潜伏先に配備される特殊機動隊員達。今回は最悪の場合射殺命令が出ています
最終話までもつれこんだこの二人の闘い。果たしてどのような形で結末を迎えるのでしょうか

そして真司の手を握り締めたまま呆然とヘタリこんでいた蓮の前にきーんきーんと現れるバカ兄貴
「もう時間がない。オーディンと決着をつけさせてやる
最後のライダーとして」

前代未聞、最終回1話前にして死んでしまう主人公。最後の闘いに挑む蓮。そして北岡VS浅倉の行方は?
いよいよ次週「仮面ライダー龍騎」最終回!





「デッキ・・・出してくれる?」
ゆらりと立ちあがったはいいが足元がおぼつかない。すぐガクンと椅子に座りこんでしまう北岡さん
「先生・・・やっぱり無理じゃないですか」
「行かせてよ吾郎ちゃん・・・このままじゃ俺、何かひとつシミを残していく感じで嫌なんだよね
それにしても今日は天気が悪いね・・・吾郎ちゃんの顔が見えないよ・・・
「・・・先生」

えー窓から明るい陽射しこむ思いっきり良い天気なんですけど。もう北岡さんは視力さえ失ってる模様
こんな状態で浅倉様とタイマンなぞ張ろうものなら一方的サンドバッグ攻撃で惨殺ケテーイです。果たして・・・

そして真司の最後の言葉を胸に刻み、オーディンとの最終決戦へ赴く蓮
『お前が最後に信じるものを見つけたように俺にも信じるものがある・・・
ライダーの1人として


自ら消えることを選んだ優衣
自分が本当に願うことを見つけ、その選択ゆえに命を落とした真司
命が燃えつきる前に、令子とのデートよりも、浅倉との決着を選ぶ北岡
狙撃チームに包囲される中、脱出よりも、北岡と戦うことを選ぶ浅倉
そして、互いに最後の望みを賭け、“最後のライダー”としてオーディンとの最終決戦に進む蓮。

“仮面ライダー”という名の人間たちの戦いは───いま、終末を迎える


最終話

Alive A life



潜伏先の廃工場でたたずむ浅倉様。大好きな北岡さんが戦線離脱したせいでやる気ナッシング状態
おっとしかし?ここで突然すっくと立ちあがり笑い出す浅倉様。そう、待ち焦がれていた相手のご到着です
「ハハハ・・・会いたかったぜぇ北岡!」
なんとそこには颯爽と立つゾルダの姿が!あんですとー!?北岡さんの身体はもう限界のはずですが・・・
襲いかかる王蛇に正確な射撃を撃ち込むゾルダ。まるでハンデを感じさせない闘いぶり。これはもしや?

そして神埼邸に到着する蓮。あれ士郎とオーディンが別々に居るんですけど?中身士郎じゃないの?
「オーディンてのは大量生産らしいな」
「実体を持たない俺の代わり・・・操り人形といったところだ
それでもお前がオーディンを倒す事は不可能だろう」

不可能かどうか・・・やってやるぜやりパンサー!とナイト変身。ついに最後の闘いへ
いきなりサバイブ化してエンジン全開で挑みますがまるっきり敵いません。以前のようにボコボコにされまくり
「もう少しだ優衣・・・もう少しでお前に新しい命を・・・」
オーディンがファイナルベントカードを抜く。 出るか?AP10000の最強技
”エターナルカオス”



『ファイナルベント』
『ユナイトベント』

その頃ゾルダVS王蛇は最終局面を迎えていました。エンドオブワールドのためにマグナギガを召還するゾルダ。ぎゅいーんと牛キタ―
しかしトリガーを引く直前、ジェノサイダーのエネルギー弾がゾルダを撃つ。一瞬ひるんだその隙―――逃がさない!
『ファイナルベント』
王蛇のドリルドロップキック炸裂!吹っ飛ばされたゾルダはジェノサイダーの胸部にシュゴー!と吸引されてしまいます。どかーん
王蛇(ジェノサイダー)ファイナルベント
”ドゥームズ・デイ”
名称は20話以前から知られていた幻の大技。最終話にしてようやく日の目を見ました。これによりゾルダついに撃沈
「北岡・・・おい北岡!」
現実世界に戻った浅倉様。倒れているゾルダに何度か話しかけますが反応なし。柱をガシンと蹴ってウーと唸る
殺したいほど憎んでいた相手。でもいなくなってしまうと寂しい。簡単に”ライバル”という言葉では表現できない間柄
周りの人間はすべて敵。誰からも理解されない浅倉にとって、唯一自分をさらけ出せる相手が北岡さんだったのかも知れません
浅倉様は北岡さんが好きだったのです
今年の龍騎やおい同人は
「北岡×吾郎」をおさえ「北岡×浅倉」で決まりっぽ(浅倉様が受け)
だがしかし。しかしでした。舌打ちして場を去ろうとしたその時、待てよ?と何かに気付いた浅倉様
「・・・・お前?」
パリ―ン!ゾルダの変身が解ける。倒れていた男は北岡秀一ではなかった
その秘書―
由良吾郎!

そう
既に北岡秀一はこの世の人ではありませんでした。吾郎ちゃんは先生の意思を継ぎ、彼の最後の仕事を代行したのです
事務所のソファーに横たわる北岡さんの亡骸。胸に組まれた手には花一輪。静かに眠るその表情は安らかでした
そして待ち合わせのカフェ佇むは待ち人が既にこの世の人でなくなった事も知らず、ひたすら待ち続ける令子さん。あーん哀しいシーンやー
『先生・・・また・・・美味いもん買って帰ります・・・・』
ポツリと呟いて吾郎ちゃんも彼の後を追いました。うう・・・吾郎ちゃんさようなら。あの世に行っても北岡さんの面倒見てくださいね
って言うか「その男ゾルダ」欲しいんですけど見つからねえよ

仮面ライダーゾルダ 北岡秀一
死亡

北岡秀一秘書 由良吾郎
死亡






「何故だ・・・何故だ・・・何故だ・・・何故だッ!!
「北岡・・・何故現れない。何故俺と闘わない!?」 いや。おそらくは彼にもおよその見当はついているのでしょう
因縁の好敵手、北岡秀一がもうこの世にいないという事に・・・・ 「うおおー」と絶叫して工場を出る浅倉様、ここでニヤリと笑う
辺りは特殊機動隊の狙撃班により完全包囲されていました。袋のねずみ。無論鏡を使えば脱出はワケないはずですが・・・
なんと鉄パイプ一本握り締めて自嘲気味にほくそ笑む。どうやら特攻かますつもりのようです。死にますよ?マジデスカー?
「うおおおおおおおおおおッッ!!!」
あー特攻いったー!いったいったテリーがいったー!!
世の中の全てを敵に回し、己の力で屈服させて生きてきた人生。唯一興味を持った男も先に死んだ。これで死すもまた一興か
「修羅の刻」3巻、土方歳三の最後を彷彿とさせるシーンです
ターン!
無数の銃口が一斉に火を吹いた。糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちる身体。彼が二度と目を覚ますことはありませんでした
さようなら浅倉様。爆笑の食い物ネタをありがとう。シャンゼリオンDVDは予約して初回限定版を買います

仮面ライダー王蛇 浅倉威
死亡





オーディンがナイトを仕留める寸前なその時、薄暗い部屋でグダグダ悩んでる士郎が居ました
”あたしはそんな命なんていらない!”
「お前はきっとまた拒む・・・拒み続ける・・・またダメなのか優衣!また!」
ん?
『また』?今『また』って言いましたかコイツ。するってーともしかしてこの世界は・・・・
「ううううううおおおおあああッッ!!!」
劇場版の最後みたいな大絶叫かます士郎。やはり劇場版よろしく鏡という鏡が砕け散る演出が。そーれガシャ―ン!
戦闘中のオーディンにもすぐに異変が現れました。なんとシュワシュワ消えていくではありませんか。え?なに?これで終り?
「ぐううううう・・・・・・お・・・お前が・・・最後のライダー・・・だ!」
ばしゅー!とオーディン消滅。つーかナイト美味しすぎます。何もせんでラスボスを倒し最後のライダーになっちゃいました
オーディンが消え去ったあと、そこにふわふわと浮かぶ光り輝くエネルギー体が現れます
ブルブルと震える腕を伸ばすナイト。棚ボタで最後のライダーとなったナイトでしたが既に彼の身体はボロボロ
って言うか実際致命傷で
もう死ぬ寸前です。いつぶっ倒れてもおかしくありません
「これが・・・新しい命・・・」
―――――恵理!



















OREジャーナル編集長 大久保大介の手記







――――以上が原因不明の失踪事件の真実であり




”仮面ライダー”と呼ばれる男達の闘いの記録である




この闘いに正義はない




そこにあるのは




純粋な願いだけである











その是非を問える者は――――














病院のベッドで目を覚ます女性――名は小川恵理。数ヶ月間に及ぶ原因不明の昏睡から奇跡的な回復をとげたところであった
病室を見まわした彼女は部屋の壁にもたれかかって眠る男を見つけて優しく微笑む
「蓮・・・そんなところで眠ってると風邪ひいちゃうよ」
しかし彼に彼女の言葉は届かない。何故ならその眠りは二度と目覚めることのない眠りだったから

”君のすべてをこの手で守るためなら
世界を敵に回しても勇気をつらぬける
僕が命に換えても悲しませない
希望に満ちて目が覚めるその日を信じていて”

(秋山蓮テーマ曲「Lonely Solder」より)

己の命と引き換えに愛する女を救った蓮。彼は願いをかなえたのだ。最後に生き残ったライダーとして


(挿絵・朋友ぼさんお絵描き掲示板)

仮面ライダーナイト 秋山蓮
死亡












再び場面は神埼邸の薄暗い部屋へ。ガックリうなだれてる士郎。コイツ消えたんじゃねえのかよ
「お兄ちゃん・・・また繰り返すの?最初から・・・もう終りにしよう?」
鏡の中に現れる優衣。あーやっぱりそうでしたか。
この闘いは過去に幾度も幾度も繰り返し行われていたのですね
その度結果は失敗に終り、士郎は何度も何度もリセットボタンを押しつづけた・・・そう、
”タイムベント”
我々が見てきた龍騎の物語はタイムベントで修正された何回目かの物語だったワケです
「お前を失いたくない・・・俺を独りにしないでくれ」
「あたしはここにいる。お兄ちゃんの傍にいる。新しい命なんてなくっても
絵を描いてた時みたいに・・・ただ願えば・・・」

鏡が割れるように次々と消えていく背景。くるくる回る割れた破片の中に映るのは主要人物達。あーコレはなんですかね
この世界が消えていくイメージですわな。士郎の心が折れた事により、タイムベントで作られた世界が崩壊を始めたって感じでしょうか

閉ざされた部屋でひたすら絵を描く幼い神埼兄妹。そこに大人になった神埼兄妹もやってきて、四人で楽しくお絵描き
優衣が笑う。士郎も笑う。小さい優衣も笑う。小さい士郎も笑う
瞬く間に部屋の壁は四人で描いた絵で埋め尽くされ、哀しき兄妹の魂はついに天に召されました
あの世では優衣の描いた絵のように、ずっと兄妹二人で一緒にいられるといいね。さようなら



















そして――――――











今日もOREジャーナルは朝から大忙し。編集長は電話の対応に追われ、島田はHP作りでめぐみとケンカ、
令子さんが大手企業汚職事件の取材に出掛けようとした時、ドアが勢い良く開いて元気な声が響く
「オハヨーございます!城戸真司、ただいま出社しましたぁッ!」
「コノヤロー真司!てめえ遅刻なんだよ!さっさと取材行って来い!」

で、ここからスタッフロールとエンディングテーマ。神埼優衣テーマ曲「INORI」歌うは山彩乃さんです

汚職裁判の弁護士に取材を敢行する令子さん。相手はカメラ映り右斜め45度が決まってる若手イケメン弁護士
「裁判で勝てる自信はおありですか?」
「スーパー弁護士ですから」

そんな自信家の先生を取材陣から守る若い秘書。格闘術に長け、料理、家事全般こなすスーパー秘書です
ガス欠おこしたスクーターを手押しで歩く真司。自転車の大学生と激突して愛車にキズが
「あ、ゴメンね。大丈夫だよね?」
ロクに謝罪の言葉もなく青年は去っていきました。きっとこれから尊敬する教授の所にでも行くのでしょう
なんだよチクショウ、とスクーターを立て直した真司。そこにイケメンの赤ジャケット男が声をかけてきます
「アンタ今日の運勢は最悪だな。俺の占いは当る」
そこへ通りかかった目つきのワイルドな金髪の男。目の前にあった真司の愛車にいきなり蹴り。ガシャ―ン!
「邪魔だ。俺をイライラさせるな」

酷い目にあった真司は目についた喫茶店へ。出てきた黒のロングコート男と入口でぶつかります
お互い避けようとする方向に動いて立ち往生する二人。見事に鏡映しの動きで笑えます
「・・・どけ」
「どけって・・・あんたこそ」

ひょい、と力ずくで黒コートにどかされる真司。悔しいのでずっと相手を睨む。黒コートも睨む
でも・・・なんだろこの感じ・・・俺は前にコイツと会ったことがあるような?
その不思議な感覚は黒コートも感じているようで。相手が視界から消えるまで見つ合う二人でした

”カラン”

「コーヒーください」
「コーヒーはない。紅茶だけ」

出迎えたのは無愛想なババア。どうやら紅茶専門店のようで。ババア少し怒ってますねこりゃ
「お・・・お姉さん・・・お紅茶を」
卑屈にオーダーし直す真司。カウンターの脇にはとても仲の良さそうな兄妹の写真が飾ってありましたとさ



おしまい











えーそういうワケで
ラストは死んだライダーみんなが生きてるという世界でハッピーエンドな締めと相成りました
つーか皆はどう見たよコレ?
では掲示板に寄せられた朋友達の見解を見てみましょう

騎最終話スレ 投稿者:新世紀覇者 投稿日:2003/01/19(Sun) 18:51 No.2454  
賛否の分かれそうなラストでしたがひとまず完結。
という訳で龍騎最終回について語りませう。

自分は吾郎ゾルダが激しくツボな演出でした。
それだけにあのラストはスルーしたいものが・・・(苦笑)


Re: 龍騎最終話スレ イア - 2003/01/19(Sun) 19:24 No.2455  

隠しダマがあると白倉Pがなんかの雑誌で言ってましたが吾郎ゾルダだったのれすねw
ドゥームズデイがデビルマンのドリムーンと同じだったのはショックですがw
浅倉様の終わり方は、萩野さん本人の希望らしいです。鉄パイプイカス!!

ラストはジェネレーターガウルというか、イクサー1(古っ!)というか、ガルフォースという(ちょっと違うw)ような具合でしたが、物語のカタルシスなぞ考えるとああなるでしょう。(菅原文太の警視庁殺人課みたいな皆殺し殺伐オチにするわけにもいかんでしょうしw)

蓮の望んだのは【ミラーワールドなど元々存在しなかった世界】だったのですね。(え、ってことは北岡さんまた発病すんのか?)

心残りはオーディンのサバイブカードとファイナルベント見れなかったことかな・・


Re: 龍騎最終話スレ 赤木青山太 - 2003/01/19(Sun) 21:26 No.2456  

自分はむしろあのラストが気に入りました。
少なくともアギトの1億倍はマシかと。
実はアレはタイムベントではなく、もうひとつの世界なのでつ。
北岡先生の持っていた新聞に「平成15年1月」と載っているので。
おそらく北岡さんの病気も無かったことに…後は金色の蟹。蟹。カニ。
後、これは神崎兄妹の望んだ世界が具現化した、と解釈してます。
あの二人で絵を描いたことによってタイムベント無限ループから脱出して未来へ繋がった…と


そしてたたかいはおわった 砂漠のタヌキシザース - 2003/01/19(Sun) 23:22 No.2457   HomePage

あのラストはアレでよかったと思いますが、ラストバトルに真司の出番がなかったのがチョト寂しかったり。
まあ、幼児誌での捏造が今から楽しみだったりするのだが(最低)


Re: 龍騎最終話スレ shownen - 2003/01/20(Mon) 00:05 No.2459  

\ MSTで「秋山蓮」を名乗っている者です。
終了記念で書き込ませていただきます。

 最も具体的且つ放棄不可能な「願い」を持つ蓮が、最後のライダ
ーとなったのは必然であろう。スペシャルに於ける「死に行く蓮が
真司に願いを託す」というのは本編の蓮の性格設定を考えるとあり
えないと思われる。
 その「最後のライダー」=「最も強い願いを持つ者」の生命力こ
そが祈願成就の原動力であるわけだが、蓮は北岡、浅倉が生き残っ
ていた時点で「最後のライダー」に認定されている。これはこの時
既に恵里だけでなく、優衣、真司の命も背負った蓮の「願い」が最
も強い、と判断されたからであろう。
 そして最後の壁「オーディン」は、その本来の役目は最後のライ
ダーの生命力を刈り取る事にあると思われる。それ故に1対1であ
れば絶対不敗の能力をゲームマスター士郎から与えられ、刈り取っ
た「最強の生命」を士郎の願いである「優衣の復活」に使用するは
ずだった。つまり士郎は「最後のライダー」の願いを叶えるつもり
など無かったのではないだろうか。と、いうよりも祈願成就が最強
の生命を糧とする以上、それは即ちライダー自身の死を意味し、北
岡等の願いは絶対に成就し得ないのである。ラスト近くで恵里の覚
醒と同時に蓮が目を閉じたのも、最大の願いと己の生命を引き換え
たのだと考えている。
 さて、問題のラスト。これは蓮の潜在的な願いと、神埼兄妹がそ
の現実世界での存在抹消をかけた願いが一つになって起こった奇跡
(陳腐な言い回しだが)であると解釈している。あくまでミラーワ
ールド関係の事件がリセットされているだけで、先生の病気とか浅
倉の犯罪歴なんかはそのままではないかと。すべてが救われる世界
などありえないので・・・。(そうするとあの原チャにケリくれて
る浅倉は脱走、逃亡中・・・?)
なんかダラダラした長文で失礼しました!


Re: 龍騎最終話スレ  - 2003/01/21(Tue) 00:27 No.2463  

散々既出かもしれませんが、人類補完計画?ごめんなさい、逝ってきます。


俺の史観 ロック - 2003/01/22(Wed) 14:21 No.2474  

とりあえずSPでは蓮死んだから次は真司ね〜
みたいな会話があったような気もしますが。
SPにしても今回にしても最後の勝者は「ナイト」
なんですよね。だったらコレは
仮面ライダー龍騎、ではなく
仮面ライダーナイト、が本当の題名ではないのかと。
まぁ、最終回ですが俺は良かったと思います。(佐野が出てこなかったのがアレですが)
おそらくあの世界はタイムベントを使ったときにねじれたマルチエンドの中の一つのエンディングだったのだとおもいます。
今回はナイトが勝者だったわけですが。あくまで今回の話だけであって、本当は13人全てのライダーが勝つエンデイングがそれぞれあるのだと・・・・蟹とガイのエンディングは難易度MAXでしょうねぇ・・・

最後のシーンは蓮が望んだミラーワールドが存在しなかった未来。なのではないでしょうか。ミラーワールドが無かった事にすれば、恵理は実験の被害にもあわないし、死んでいったライダーも当然助かります。(弁護士は?ですが。)
ただ、優衣だけはミラーワールドがなければ助からなかったので死んでしまうでしょう。・・・・アレ?
優衣はミラーワールドが見えたから監禁されてたのだとしたら・・・ミラーワールドがないのだとすると・・・・


ああ、 ロック - 2003/01/22(Wed) 14:32 No.2475  

浅倉はあのあと
「髪の毛を後ろでくくったアツくるしい男」
からシャンバイザーを奪い、探偵事務所を開いたってことで。


その後 赤木青山太 - 2003/01/22(Wed) 20:13 No.2476  

>ロックさん
東條は光の巨人になって地球を守ってたりして
ちなみに最後の北岡さんが持っていた新聞の日付は
2003年、1月19(8?)日(3倍録画でしたし)になっていました。
つまり、時間はそのまま、あらたな人生をそれぞれ歩みだしたんでは。


それでは Number - 2003/01/23(Thu) 23:58 No.2481   HomePage

自サイトで書いたものですが貼っておきます。
気が向きましたらお目通りくださいまし。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~naniwaya/tegami/hito/hito0301.htm#21


Re: 龍騎最終話スレ 山ウニ - 2003/01/25(Sat) 10:42 No.2484  

少なくとも「龍騎らしい」最終回だったのは間違いないと思う。
それこそタイムベントかまして無理に劇場版へ持ち込んだり、
真司が死に際の台詞を無視して復活されても困るわけで…

んで、ラストで1番気になったのは、香川教授は何の研究をしてる事になったのかだったりw


Re: 龍騎最終話スレ ぎゃらん堂 - 2003/01/25(Sat) 12:09 No.2485  

いろんなものとバランスを取ると陳腐化ギリギリの苦肉の選択という感もしないではありませんが考えさせるラストで良かったのかなと。
>Numberたん
 お疲れでした。いろいろとありがと。
>山ウニ様
 たしかポラッツ教授が「理論物理学と言えなくもない・・」と神崎の研究を表現し、オルタのカードに「ALTERNATIVE ALCHEMY SYSTEM」とあるので理論物理学で錬金術を研究していた?チト無理がありますがw


香川教授の研究は…… 砂漠のタヌキシザース - 2003/01/26(Sun) 20:31 No.2487   HomePage

ミラーワールドがなかったとすると……
コオロギ?(サイコローグからの連想)
あるいはバイクでスピンしたときの衝突安全性とか(ファイナルベントからの妄想)




それともいっそ讃岐うどん?(斬首)


一週遅れの最終回 ガオ半田 - 2003/01/28(Tue) 00:17 No.2491  

ようやく龍騎の最終回を見ました。
個人的な意見ですが、ある意味クウガやアギトよりも煮え切らない最終回だったと思いました。
もしかしたら編集長のセリフまでが現実で、それ以降はイメージのシーンだったのだろうか?
それとも編集長のセリフ以降は蓮の願った世界なのか、あるいは神崎兄妹の願った世界なのだろうか?
クウガ等の時は自分で勝手に答えを出して納得してたりもしましたが、龍騎では何故かそれが出来ないのです。
でもそれでいいと思ったりもしました。
この番組のテーマを考えても、その辺の答えははっきりと示せるものではないのかも知れないし。
なんにせよ、龍騎という物語にふさわしい最終回でよかったです。

あ、ラストシーンで、素顔のライダーが13人全員出なかったことが、不満と言えば不満かも。
DVDあたりでそんなシーンが追加されればいいのに。


十人十色。それぞれ違った解釈&感想をもったようで
とりあえず最後のアレをただ「タイムベント?」と考える奴はダメくんかと。一応俺の解釈は
士郎の心が折れたことによる「タイムベントで作られた世界」の消滅。そして本来あるべき姿に戻ったというカンジ
「タイムベント無限ループから脱出して未来へ繋がった」という青山太さんの解釈に近いですね

個人的には佐野が出てこなかったのでちょいと不満。百合絵と仲良く出てくるべきだろー!あと手塚は雄一と一緒に出るべき!」
でもまー最終回としてはアギトよりはマシに終ったほうでしょうか
無理矢理感はどうしても否めませんがトゲのない終わらせ方をするならコレくらいしか他に方法ないかなー?という
龍騎は「最終回まで」が猛烈に面白かった作品なので、最終話でそれをキレイにまとめるためには多少の強引は仕方ないのです
むしろ最終話までのプロットを完璧に考えた脚本であったならば、設定が足枷になって中盤の物語を盛り上げることが出来なかったでしょう

つまり
『龍騎は最終回がアレ気味だったから駄作だ』
ではなく
『龍騎は最終回がちょっとアレだったが全体を見れば最高だ』
という事です

はんぺらの個人的結論!

『龍騎最高』

この一言に尽きます。あんま頭よくないので下手にうんちく語るととりとめがつきそうにありません
近年稀に見る傑作だったと思います。スタッフの方々、素晴らしい作品を本当にありがとう



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