11話
復讐のV/感染車
「はひィ〜!い、命を狙われてるんだ!頼む!助けてくれよ!ひゃいいい〜」
ある夜、鳴海探偵事務所に緊迫した依頼が舞い込んできた
既に依頼主の男は夜叉猿に襲われた栗木拓二状態で、電話ではまともな会話もままならない
まずは直接会わねばと急いで男に指定された埠頭へとやってきた翔太郎。なんとか電話の依頼主・青木と落ち合いますが・・・
「うわああああ来た!アイツだ!アイツが・・・ウボァー!」
突如として現れた黒い車が猛スピードで突っ込んできたかと思うと、翔太郎の目の前で青木を轢いてしまった
しかしどうしたことか。車はまるで幽霊のように青木の体をすり抜けたではないか。なにこれゴーストカー?
顔を紫色に変色させ痙攣した後、ゆっくりと息絶える青木
彼の身に何が起きたのかは解らないが、その死因があの謎の幽霊カーとの接触であることは確定的に明らかです
冷たくなった青木の亡骸を呆然と見つめ、翔太郎は走り去った黒い車を睨みつけるのだった
「検死報告によるとガイシャの青木って男はウイルス感染で死んだらしい」
翌日。重要参考人として警察にしょっ引かれた翔太郎は、刃さんから青木の意外な死因について聞かされていた
あの車との接触が致死性のウイルスを感染させたというのか。ならばあの車はいったい「何」だ?
跳ね飛ばしたと思ったらすり抜けたり、およそ常識では考えられない車。これはドーパント事件の匂いがプンプンです
「昨日の依頼主さん死んじゃったんだ・・・じゃあこの件からは手を引くしかないね」
「目の前で依頼人を殺されたんだ。このまま引き下がれるか
それに・・・あの車は泣いていたんだ」
「はぁ?車が泣くわけないじゃない。大丈夫?風邪うつしちゃったかな?」
翔太郎は1円の得にもならないこのヤマに首を突っ込むことを決意。依頼人を守れなかったこともそうですが、
それ以上に気になるのはあの黒い車。翔太郎にはあの車が泣いているように見えたのだと言う
風邪引いて死にそうな亜樹子がギャーギャー騒ぐのも聞かず、翔太郎はさっそく捜査を開始する
「根津君、君が売ったメモリが1つ無駄になったそうだね・・・?
そう、バイラスのメモリだ。責任は取ってもらうよ」
同じ頃。我等の霧彦さんはミュージアムのメモリ販売員、根津という気の弱そうなメガネを問い詰めて凄んでいました
バイラスというメモリが無駄になったと言ってますがどういうことなのか。売ったならいいじゃんよ
売る前にワヤにしてしまったっつーんなら怒られるのも解るけどさ。ねぇ?これはつまりこういうことでしょうか
ミュージアムはハナっから後で回収するつもり満々でメモリ売ってるってことか。あくどいな
「ま、待て俺は悪くない!あれはアクシデントだったんだ!それに・・・
バイラスのメモリに関しては今、想定外の事態が起きている!」
「想定外の事態?詳しく聞かせてもらおうかな」
根津の弁解からなにやらただ事ではない匂いを嗅ぎ取った霧彦さん。ひとまずお仕置きを勘弁し、事情を聞くことに
しかし根津君はボスの娘婿に対して普通にタメ口を利いてますね。多分同期社員だったんでしょう
>博識なはんぺらさんには不要かもしれませんが 「virus」は英語読みでバイラスに
ドイツ語だとヴィールスに、ラテン語風味ではウイルスになるようです
「死んだ青木って男は、風都じゃ有名なストリートギャングのメンバーだよ
特にリーダーの黒須って男は父親が財界の大物と繋がってるとかで、武器を横流ししてる」
ウォッチャマンから情報を得た翔太郎はギャングのリーダー・黒須から話を聞くべく、行き着けのバーへ向かう
単刀直入に「アンタら黒い外車に心当たりない?」と聞いてみるや否や、早速三下のチンピラが過剰反応を示した
「く、黒い外車・・・そいつが青木さんを殺った犯人だってのか?
ヤバイっスよ黒須さん!きっとあの雨の日nウボァー!」
「バッキャロウ!あのことは二度と口に出すなっつたろうがァ!
おい探偵!話はここまでだ!殺されたくなきゃとっとと出て行きな!」
テンパった手下をブン殴ったかと思うと、今度は翔太郎に拳銃を突きつけて出て行けと喚く黒須。怪しさ100点満です
その場は大人しく引き下がった翔太郎は黒須の部下を尾行しますが、なんとそこにあの黒い車が現れたではないか
速攻で轢かれて青木のようにウイルスで死亡するチンピラ
せめて2人いたうちの1人だけは助けようとする翔太郎ですが、その邪魔をするかのように我等の霧彦さんが現れます
「やぁ翔太郎。ようやく馬鹿は風邪を引かない理由に納得がいったよ
馬鹿は何も考えないからストレスがたまらない。その分免疫力が高まるんだ
しかし新たな問題が発生した。馬鹿が高い所が好きというのはどうして・・・」
「んなことどーでもいいから!行くぞフィリップ!」
馬鹿は風邪を引いてもそれに気付かないだけだろ!
ゴチャゴチャうるさいフィリップを黙らせWに変身すると、いきなり先手必勝のジョーカーエクストリーム!
転落人生著しい今の霧彦さんでは一発KOも免れない・・・と思いきや、どっこいそこはナスカのメモリか
あのひらひらのマフラーで急降下キックをあっさりキャッチ
逆にぐうん!と引きつけてサーベルの一閃を見舞う。輝いてます。久々に霧彦さんが強キャラとして輝いてます
「ジョーカーエクストリームが返された!?そんな馬鹿な!」
「ガイアメモリに発現した想定外の特性・・・これは間違いなく私にとってのチャンスだよ」
ギャア―――ン!!!(荒木風擬音)
>ライダーの必殺技を破る、怪人にとっての王道展開ではあるけど、それがまさか尻彦さんだなんて
……登場直後なら素直にそう考えられたんだろうけど今となっては意外中の意外でしかない
>ゲェーッ、尻彦さんが強い!?前回の転落っぷりが嘘のようだ・・・!
>霧彦さんの見せ場が!今後巻き返しなるのか?
>霧彦さん、今日は決め技防ぐ活躍を!でも、次回でサンプル壊されてまた折檻の予感・・・
第11話にしてライバルポジションの敵幹部にヒーローの必殺技が破られるという、特撮的王道展開
ここでWはナスカドーパント相手に手痛い敗北を喫してしまうのか?・・・と思ったら
含み笑いを浮かべたまま帰ってしまう霧彦さん。なしてさ
もはや平成ライダーの名物ともいえる「特になんの理由もないのにお目こぼし」がここで炸裂してしまいました
このままW倒してメモリも奪えばいいのに。この辺が霧彦さんと言わざるをえない
霧彦さんに邪魔されたおかげで残り1人の黒須の部下も殺されてしまい、黒い車も逃げ去ってしまった翔太郎
しかしそこは探偵の手腕。あの戦いの最中、バットショットで車の運転席を撮影することに成功していたのでした
「検索は終了したよ。車を運転していたのは山村康平18歳・・・
一週間前に姉が轢き逃げ事故に遭っている」
「轢き逃げ?それじゃあその犯人が・・・」
「黒須達だろうね。山村康平はそれを目撃していたんだ。しかし警察は証拠不十分で逮捕できない
それで自らドーパントになって復讐することを思いついた・・・しかも連中と同じ黒い車を使ってね
山村康平の姉・山村幸は今も意識不明の重態らしい」
あっという間に辿り着いた犯人とその殺害動機。轢き逃げされた姉の仇討ちという、1人の少年の復讐劇だったのである
でも姉さん意識不明でまだ死んだワケではないのに既に3人も殺害て。報復にしてはちょっとやりすぎ感
まぁ回想シーンの黒須達は「やっちまったモンはしゃあねえやな!」とか言って笑ってたので殺したくなる気持ちは解ります
残る復讐対象は黒須本人を残すのみ。翔太郎はなんとか康平の凶行を止めようと本人を訪ね、直談判を試みますが・・・・
「君を止めにきた。あの黒い車・・・君がドーパントなんだろう?
もうこんなことはよすんだ。姉さんだってきっと望んじゃいない」
「アンタに何がわかる!俺はあいつらだけは絶対に許さない!」
もう3人も殺してるのに「最後まで殺したいんDAー!」と説得など微塵も聞き入れずトンズラする康平
翔太郎はこれを追いますが、偶然現場に通りかかった湯島という知り合いに邪魔されたせいで彼を逃がしてしまう
「湯島さん・・・画家さんですか」
「売れない貧乏画家ですよ。幸とは三ヵ月後に式を挙げる予定でした
彼女と二人で選んだ教会でね。康平君もその日を楽しみにしていてくれたのに、あんな・・・・」
「康平君は犯人を心の底から憎んでいるようですね」
「当然でしょう。両親を早くに亡くした彼らはお互いが唯一の肉親ですから」
素性を聞いてみれば湯島さんは幸の婚約者。康平とはもうすぐ義兄になるはずの関係であった
当然ながら婚約者の湯島さんも康平と同じく轢き逃げ犯には敵意剥き出し。いつものケースだとこの人も事件に噛んでるなこりゃ
「来るなら来いやこのクソガキャアーッ!返り討ちにしてやんよォ!」
3人の部下を立て続けに失い、残るはいよいよ自分だけとなった黒須。チンピラらしく半ばヤケっぱちの行動に出ます
マシンガンで武装して廃工場に立て篭もり、黒い車を逆に撃退するつもりみたい
ホラー映画の中盤あたりで死ぬヤツの典型的パターンです
そこへ康平の運転する黒い車が待ってましたとばかりに登場。予想通りマシンガンの弾などものともせず、仇を追い詰めます
「ねえ翔太郎、黒須って男は僕らが助けてやる価値があるのかい?
だって彼はこの街にとって害以外の何物でもない
山村康平の事情を考えれば、復讐させてやるのが自然だと思うけどね」
「確かにな。だがどんなクズでも風都の人間だ。この街でもうこれ以上人は殺させねえ
それに・・・復讐なんかで康平の心の傷は癒えやしない」
「やれやれ・・・ハーフボイルドだねまったく」
>フィリップ、ちゃんとチンピラを守ることに一言突っ込んでいたな・・・・・・視聴者としてはわかりやすい
>翔太郎の言うことが偽善的すぎてフィリップの方が正しいとしか思えない
主人公が人を殺されるところを見過ごしては彼のハーフボイルドを曲げることになるのはわかるんですけど
「あんな悪党むしろ死んだほうがよくね?」というフィリップのもっともな疑問に、実に綺麗ごとで答える翔太郎
しかしこれは「あんな悪党でも一応守らなきゃ」という綺麗ごとではなく、
「これ以上康平に罪を重ねさせまい」とする翔太郎の優しさではないだろうか
かくしてすんでの所で廃工場に到着したWは危機一髪で黒須を保護。康平の操る黒い車と戦闘に突入する
「まただ。ヤツはあの状態になった時、接触した相手をウイルスに感染させる・・・
このまま突っ込めば俺達もやられるぞ。どうする?」
「君なら大丈夫だよ翔太郎。馬鹿は風邪を引かない」
「あぁなるほど!っておいィイイ!?メタルブランディング!」
ビビる翔太郎を尻目に突っ込むフィリップ。そのまますれ違い様にばごーん!
その言葉通りメタルブランディングで見事黒い車を吹き飛ばし、Wの身体もウイルスに感染していません
「ドーパントを形成しているのがウイルスなら熱に弱いハズ。そこに賭けたのさ」
「なるほどな。流石だぜ相棒」
近づけない相手ならルナトリガーでいいじゃん
「賭けてみたのさ」とかリスキーにも程があるだろと。賭けに負けてたらどうするつもりだったんだと言いたい
しかし万事解決してめでたしめでたしと思われた瞬間、フィリップはいつもとは違う犯人の倒れざまに気付く
「・・・・ガイアメモリがない。ドーパントが倒されれば体外に放出されるハズなのに
ドーパントは山村康平じゃない!」
やっぱりきた想定通りの展開。車をウイルスの塊に変えていたのは康平とは別人物!
混乱する翔太郎達に更に追い討ちをかけるように、バイラスドーパントの本体が姿を現したところで次週へ続く!
>まともに考えたら画家が犯人だろうけど…これ、スタンドみたいにガイアメモリが一人歩きしてるのでは?
>次回のタイトルから察するに、あのドーパントは誰かの怨念で自律行動してるのか?
>被害者の女性の怨念がドーパントの媒体となったんだと思います
>あのバイラスドーパント、中身は婚約者と意識不明のお姉さんのどちらかですかね?
弟君が巻き込まれてるのでお姉さんとは考えたくないですが、
ガイアメモリの所為で復讐心オンリーになってたりとかも・・・・
怨念がヴァイラスのメモリに入ってるとして 人間の怨念って何バイトなんだろうか?
まぁ、地球の記憶が入ってるガイアメモリなら余裕で収納できるのかもしれませんが
そういえば、グリッドマンという作品でラスボスがフロッピー1枚に収納されてた事がありましたっけ
容量少ないのかカーンデジファー様
バイラスドーパントは普通に湯島さんでしょう
その上で、お姉さんの残留思念みたいなものが憑いてるって予想、これも当たってると思います。でも怨念じゃない
なぜなら冒頭で翔太郎が言ってましたね。「あの車は泣いていた」って
翔太郎が感じ取ったのは、弟と婚約者の凶行を嘆く幸の心に違いありません
姉の優しき想いは康平と湯島に届くのか?これがたぶん次週の見どころではないでしょうか
12話
復讐のV/怨念獣
「ひいいい!?ば・・・っ化もnウボァー!」
ドーパントの正体は山村康平ではなかった。驚くWの前に現れたバイラスドーパントは一瞬の隙を突いて黒須を殺害する
先週ラストでは「ヒャッハー助かった!化物ざまあ仮面ライダーありがと!」と全身で喜んでいたのに速攻死亡
まぁ悪党なので死ぬ分には何の問題もないんですが。助かったと思ったら即殺されるあたりには流石に哀れさを感じます
すぐさまバイラスドーパントをとっ捕まえようとしたWでしたが、何故か翔太郎は動きに精彩を欠きこれを逃がしてしまう
「どうしたんだい翔太郎?キミらしくもない」
「俺にはあのドーパントがまだ泣いている気がするんだ」
狐につままれた気分で事務所に戻った3人は改めて今回の事件を整理する
康平は黒須達を殺そうとはしていたがドーパントの正体ではなかった。ならば他に殺害の動機がある人物は?
「そうか、湯島紀之!山村幸の婚約者だ」
必然的に残された答はそれしかあり得ない。翔太郎は早速美術教室を行っている彼のアトリエに向かうが・・・
予想外の展開。なんとそこでは湯島がバイラスドーパントに追われあたふたと無様に逃げ惑っていた
すぐさまWに変身してこれを食い止めるも、またもバイラスドーパント撃破には失敗。走り去った湯島も見失ってしまう
「どういうことだ?湯島はバイラスドーパントの正体どころか狙われる側の人間だった」
栗木拓二のような逃げっぷりから見ても、湯島が捜査から逃れる為に打った偽装とも思えない
振り出しに戻ってしまった犯人探し。しかし犯人は必ずいる。バイラスのメモリを買い、黒須達に一番復讐したいと思う人物が
「それってやっぱひき逃げされた本人じゃない?」
「あぁん?アホか。幸さんは事故以来ずっと昏睡状態で・・・」
「いやその可能性を見落としていた。亜樹ちゃん、やっぱキミ天才かも!」
天然の亜樹子ならではの意見。常識で考えれば出てこない発想だが、事実は小説よりも奇なり
翔太郎らは幸の病室を訪れると体を調べ、その腕に生体コネクタを発見する
>姉が犯人でしたね。良く見たら先週の予告に湯島が襲われてるシーンがありました
>はんぺらさんの予想大外れで吹いた。ついでに俺の予想は大当たり!
>なにが「ドーパントは湯島さんでしょう」だ!クン二しろオラァ!
>「バイラスドーパントは普通に湯島さんでしょう」(前回感想の赤太字)
これを踏まえて、今のお気持ちをどうぞ
>はんぺらさんの的外れな犯人予想は言うなれば壮大なる前フリ…そう、ダチョウ倶楽部のようなもの
もうやめて!はんぺらのライフはゼロよ!
「状態から見てメモリは体内に埋まったまま。やはりドーパントの正体は彼女だったんだ」
「でもどういうことだ?彼女はいつからドーパントに?メモリも自分で差せないのに・・・」
「それについてはメモリを売った根津という販売員から聞いている
彼女は轢き逃げされる直前、身を守ろうとしたのか咄嗟にバイラスのメモリを使ったらしい
そして体内にメモリが埋まった状態で昏睡状態となった彼女の怒りや怨念・・・
そういった憎しみの感情が肉体から抜け出し、精神のみのドーパントとなった
凄いと思わないかい冴子?これまでのメモリの常識を覆すドーパントの誕生だよ!
このデータを集めて更に研究を重ねれば・・・」
「私達夫婦の強力な切り札になる?」
「そうだとも!そうすれば私の失態も全て帳消しになる。名誉挽回だ!」
その頃、翔太郎達の疑問は園咲邸にて霧彦さんが満面の笑みを浮かべて解説していました
>霧彦さんせっかくキャラ固まってきたんだから、「汚名挽回だ」「返上よ」と冴子さんに突っ込んでほしかった
コメントにもありますが、ここはやっぱネタ的に「汚名挽回だ!」と大声で叫んで、
「汚名は返上するものよ。挽回するなら名誉にしておきなさい」と冴子にたしなめられる霧彦さんが見たかったなぁ
しかしメチャクチャ嬉しそうな霧彦さんに対し、その報告を聞く冴子の表情にはまるで興味の色が見えませんが・・・?
「しかしなぜ彼女は自分の婚約者だった湯島まで狙ったんだろう?」
「さあな。とにかく俺は湯島を探す。これ以上彼女に誰かを殺させやしない」
「フッ・・・キミらしいね。じゃあ僕は彼女を説得してみよう
メモリの力で特殊な状態にある彼女の精神を、地球の本棚に呼び出してみる」
なんかサイコダイバーきた。地球の本棚の都合のいい能力で、幸の心とコンタクトを試みるフィリップ
やがて本棚に髪はバサバサでボロボロのワンピース、全身に痣だらけという事故当時の姿をした山村幸が姿を現す
これ普通に怖えよ。リングの貞子的な恐怖
これは小さい子供にはリアルにトラウマになるんじゃなかろうか。「仮面ライダー観てたのにオバケが・・・」みたいな
「・・・私を呼び出したのは誰?」
「山村幸さん、キミを心から救いたいと奔走している男がいる。僕はその代理人だ
教えてくれないかな。なぜキミは婚約者である湯島を襲ったんだい?」
「あぁ湯島ぁ?知ってるよ、あの女たらしでしょ?」
「絵のモデルにならないかって何人もの女の子に声かけてる最低の男だよ
なんか最近じゃ結婚詐欺まで始めたって噂だよ」
フィリップが幸と対話している頃、クイーンとエリザベスから情報収集していた翔太郎も真実に辿り着いていた
湯島の正体は女を食い物にする最低の結婚詐欺師
自分が騙されていたことを知った幸は、彼に対する復讐のためにバイラスのメモリを買っていたのである
彼はまた狙われる。翔太郎は湯島の身柄を保護すべく、すぐさま彼が潜伏している愛人のマンションへと向かう
>私的な予想ですが画家は浮気などで姉と別れようとし、その事から姉はガイアメモリを使用して
画家を葬ろうとしたが、その矢先に轢き逃げにあいメモリを使う前に昏睡状態になったのでは?
次回予告で画家が襲撃されたのを見ると彼がドーパントというのは考えにくいかと
ちなみにこの朋友のコメントは先週の月曜に送られてきたもの。ほぼ正解と言える予想ですね。お見事です
はんぺらもこのコメントにはすごい説得力を感じてはいたんですが、
「でも日曜朝の子供番組でそんなエグイ脚本放送するかなぁ」
という放送倫理に則った観点により、候補から排除していました。それをたやすく覆したWの脚本はマジ半端ねえ
「メモリを買ったのは・・・湯島を少しだけ懲らしめてやるつもりだった
でもそんな事は空しいだけだと気付いて、弟と2人でやり直そうと思い直した矢先
あの事故が起こって・・・私の心は、化物になった
あいつらは殺してやった。残るは私をもてあそんだあの男だけ1人だけよ」
「幸さん、キミはメモリの力に飲み込まれている。これ以上罪を重ねてはいけない」
本来優しい性格の幸はちょっと懲らしめる程度のつもりでバイラスのメモリを買ったようですが
その時バッドタイミングであの事故に遭い、黒須達に対する強烈な怨念で精神のみのドーパントに変化
メモリの力に飲み込まれて復讐鬼と化し、今では「ちょっと懲らしめるつもり」だった湯島も殺す気満々だそうです
「うわあ化物!はひィぃぃ〜ッ!ひゃいィ〜!」
「待て湯島逃げるな!幸さんに謝るんだ!
お前が幸さんの心をあんな化物にしてしまったんだぞ!」
「は?さ、幸?あれが幸だってのか?」
「だが今ならまだ間に合う!お前が心から彼女に謝罪すればな」
一方こちらは翔太郎が駆けつけたマンション。悲鳴をあげる愛人を盾にして逃げ出す湯島マジ最低すぎる
迫り来るバイラスドーパントに対して「お前が謝れば万事解決だから!」と翔太郎は湯島に促しますが・・・
「ふ、ふざけるな!俺は関係ない!」
お前がふざけるなこのゲス
>転がり込んだ先の女を盾にして逃げる。外道というよりも下種ですな
>女たらし+結婚詐欺+捨て台詞と、今回は男が見事なDQN・・・本当、先週のフィリップの言葉が沁みるわ
自分勝手な湯島には幸の心の傷も、彼女を救おうとする翔太郎の優しさも微塵も届かなかった
先週の黒須達に引き続き、日曜日の朝っぱらから気分が悪くなるほどのクズ男。お前の血は何色だー!
「フフ・・・貴方達の気持ちは嬉しかったけど・・・もう手遅れよ
もう私の心には憎しみしか残っていない!
もう誰にも私を止められない!」
堪忍袋の緒が切れた幸はついに完全にメモリの力に飲み込まれて暴走。フィリップを拒絶して暴れだした
裏切られ、捨てられた救われない女心。哀しき復讐者を止める手立てはもう残されていないのか?否!
風都を守る仮面の騎士がここにいる!
「止めてやるよ・・・この俺が」
「それを言うなら俺”達が、だろ?」
「変身!!」
うおおお。これは久々に超カッコいい変身演出
クソ悪党を倒す為の変身もいいけど、可哀想な人を救う為ってのもまた格別な感じあっていいな
先週は黒須達を守ることに疑問を感じたフィリップが、今回は自分から協力を申し出るところも良い感じです
「悪党を守る為」ではなく、「彼女にこれ以上罪を重ねさせない為」という相棒の心意気を理解してるってことね
「残念だけと今回の件で貴方の名誉は挽回できないわ
精神エネルギーのみのドーパントは肉体が変化したものに比べ、能力が著しく劣化するの」
「なっ?そんなハズは!僕はバイラスがウイルスで人を殺すのをこの目で確認している!」
「1人ずつが精一杯、でしょ?本来のバイラスは
街ひとつ一気に滅ぼすこともできるガイアメモリよ
そもそも、そんな研究はもう済んでいるのよ」
>町一つ壊滅できるメモリを三下売人が一般女性に売りつけるとか軽率すぎる
>そんな物騒なものを買っちゃう姉さんは間違いなくヤンデレ
>そんな危険なメモリー市場に出しちゃ、らめぇぇぇぇぇぇぇぇ!
>街ひとつ滅ぼせるメモリ買っておいて「懲らしめるつもりだった」ってどんだけ無駄な買い物
>バイラスメモリが街一つ毒殺可能て購入者がその力を風都に向けたらどうするんだよ?
>街一つを即死ウィルスに叩き込めるメモリが使用される寸前だったって・・・
見方によっては、あのDQNどもが街を救ったってことに・・・?これは苦いな
>メモリって、あの状況のお財布の中身で買えるお値段なのか?それともカードローンか・・・?
まさか、後払いで売ったんじゃなかろうな販売員
そんな危険なメモリ一般人に売んなよ根津くん!アホかお前は
大体値段いくらで売ったんだよと。普通そんな強力なメモリなら億単位じゃないと買えそうにないもんだが
姉一人弟一人で生きてきた幸が「ちょっと懲らしめる」程度の気持ちで買えたんだから、100万もしなかったっぽいな
というかコメントで朋友も突っ込まれてますが
街ひとつ殺せるメモリで「ちょっと懲らしめるだけ」って無理ありすぎるだろ
冷静に考えれば考えるほどゆで作品的なツッコミどころ満載ですが、まぁ子供番組なので寛大な目でスルーしましょう
それにしても親の七光りの無能社長と思っていましたが、存外にキレ者だった冴子
ガックリとうなだれる霧彦さんの情けなさとの対比で、尚更デキる女に見えます
霧彦さんの報告になんの興味も示さなかったのは、既にガイアメモリの特性として彼女の知るところであったから
これまた気付いている朋友達は気付いてると思いますが
「精神だけが分離する」という事象は第1話から登場してます
>考えてみたら「精神だけのドーパントが物(者)に取り憑いた存在」って第一話から登場してますよね
フィリップはなぜ幸さんと会話できたのか、なぜ冴子は精神だけのドーパントを研究していたのか・・・
>精神だけがドーパント化・・・・ダブルドライバーと似てますね。冴子さんが知ってるのも当然か
そう。それはつまり、Wの変身におけるフィリップの状態
Wの6つのメモリを研究・開発していたのが冴子と考えると、彼女の言う「もう済んでる研究」とはその事を指すと思われ
そう考察するとよく辻褄合ってて脚本のレベルたけえな。バイラスメモリ売った根津とかのくだりはムチャなのに・・・
「ガイアメモリの力は憎しみで増加し、もう幸さんの意思ではどうにもできなくなっている」
「だとしたら俺達にできることは・・・」
『トリガーマキシマムドライブ』
「トリガー・エクスプロージョン!!」
ぼおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
前々回お披露目されたヒートジョーカーの「ジョーカーグレネード」に続き、今回はヒートトリガーの必殺技が炸裂
>ヒートトリガー「汚物は消毒だ〜!!」
>バイラスドーパントの最後 「汚物は消毒だ〜っ!!」ネタ多数の予感
銃口からものすげー威力の火炎放射を浴びせるという、これまた地味な技でバイラスドーパントを焼き払う
相手が精神エネルギーのドーパントなせいか、大爆発せずに「ブシュッ!」という感じで消滅する所に哀愁を感じます
これしか彼女を救う方法がなかったとはいえ、苦い思いに唇を噛む翔太郎とフィリップでしたが・・・
「ハハッ!やった!やったぞ助かった!跡形もなく焼け死んだ!
ざまあ見ろ化物!アンタすげえな!誰だか知らんがありがとう!」
翔太郎と視聴者の神経を逆撫でする、この湯島の喜び様。台詞とか前回の黒須のまる被りです
しかしそんなトチ狂ったようにゲラゲラ笑う湯島を思い切りブン殴ったのは、変身を解除した翔太郎だった
「お前の罪を数えろ」
「え?」
バキャアッ!!!
「お前を殴ったのは俺の拳じゃない・・・幸さんの心だ」
たったそれだけ。呆然とする湯島にたった一言だけ怒りの言葉をぶつけて去っていく翔太郎。その背中が泣いていた
これは放送開始以来もっともハードボイルドな演出でなかろうか
>決め台詞ないなぁと思ったら湯島に一撃して使うとは思いもよりませんでした。しかし痺れる使い方だった
>今回のWを見て、ライダーはかくあるべしと思いました。仮面ライダーは異形の暴力に対する正義であり、
その為なら一般の正義はひとまず横へ置いておく
だから変身を解いて湯島を殴ったあのシーンは、翔太郎がライダーだからではなく、
一人の人間として怒っていたということが伝わってきて凄く良かったです
カッコいいなー憧れちゃうなー
幸さんは今も病室で眠り続けている。でも俺は信じている
いつか必ず彼女が目覚める日がくると
その時、そこには彼女を待っていてくれた優しい笑顔があると
>今回の事件は後味が悪いと言うか・・・結局湯島がどうなったのかも分からないし、お姉さんの意識も戻ってない
解決ではないと思うのですが、いかがでしょうか?
ラスト。報告書を打つ翔太郎の台詞から、幸さんは未だ意識不明であることがわかります
たしかにゲス湯島は反省してないし、幸さんはひたすら可哀想で、救いがないラストと言えばそうかもしれません
しかし意識が戻れば彼女は4人も殺害した連続殺人犯
として罪を償わなければなりません。今回の話でそこまで描かなかったのは、ある意味では救いという解釈もできます
>今回のWはスッキリしないですね、相手が酷いとはいえお姉さんは4人も自分の意思で殺してるわけだし
その辺をうやむやにする為の昏睡継続なんだろうけど・・・翔太郎は罪を憎んで人を憎まずって感じなんで
キレイにまとめたけど・・・うーんやっぱりスッキリしないわぁ
>やり捨て野郎が最後まで反省もせず生き延びるところは「ぼくらの」を思い出しました
まさか結婚詐欺師だったとはなぁ・・・30分前と併せて子供向けとは思えない重さのSHTでした
まぁなんにせよ今回の脚本は完全に大人の視聴者向けで子供置いてけぼりでした
我々が見る分には「Wは面白いなぁ」ですけど、肝心の小さな子供達が今回の話をどう感じたかは気になるところです
ちょっと真面目な感じでまとめて次週へ続く!
13話
レディオでQ/狙われたプリンセス
「若菜お嬢様お願いです!僕と結婚してください
僕は貴女のお姉様に取り入った須藤霧彦などよりも優秀な男です
きっと貴女の最高のパートナーとして・・・!」
「汚らわしい!触らないで!」
「・・・お高く止まりやがって・・・何がチッだよ!クン二させろオrウボァー!?」
>次鋒、マスカレイドドーパント、逝きます!
>ちゃんとメモリブレイク技で倒さないとドーパントごと使用者が死んでしまうようですね…
>マスカレイドドーパントの扱いの悪さが酷かったですね・・・って消滅してたって事は死亡確認でしょうか
>マスカレードドーパントはWにおける戦闘員にあたるポジションらしいです
若菜にしつこく求婚する小太りハゲ気味のとっつぁんボーヤ。どうやら霧彦さんと同期のミュージアム平社員のようです
告白をにべもなく拒絶された男は激昂しメモリを使って襲いかかりますが、火炎弾一発で返り討ちに
ちなみにおっさんが使ったメモリは「マスカレイド(仮面舞踏祭)」
コメントにもあるように、これで変身したマスカレイド・ドーパントは「簡易ドーパント」と呼ばれ、戦闘員的なポジションとのこと
メモリの中でも最低ランクの代物ってことね。そりゃ火炎弾の一発でもあっさり死ぬってもんです
「今日も始まりました園咲若菜のヒーリングプリンセス。まずは私のデビューシングル
風都ヒットオングルーヴ三週連続第一位です!『ナチュラリー』、聴いてください♪」
人一人サクッと殺してきたにも関わらず、いつもと変わらぬ調子でラジオの収録に入る若菜
そのデビューシングルは風都ヒットチャートで三週連続第一位ということで、彼女のローカルアイドルとしての人気が伺い知れます
事務所で二人並んでラジオを聞いていた翔太郎とフィリップも、曲がかかるや否やこんな感じで大喝采
「キタキタキター!若菜姫ぇー!」
「うーん不思議だ。なぜ彼女の歌声にこんな心惹かれるんだろう」
>それにしてもこの探偵2人、ノリノリである
二人ともノリノリで歌を口ずさみ、振り付けまで完璧。まさにヘヴン状態の至福の時を堪能しますが・・・
番組中、リスナーからの生電話に若菜が答えるコーナーで、その状況が一変する
「俺の名はMrクエスチョン。なぁ若菜姫教えてくれ。好きな数字はなんだ?
最高のプレゼントをしてあげるよ」
「?・・・7ですけど。なんだか変な電話ですね。何をプレゼントしてくれるのかな?」
気味の悪い「Mrクエスチョン」の問い。訝しげに思った若菜ではあったが、とりあえず好きな数字を答えてみると・・・
ズゴゴゴゴゴゴ・・・ゴォオン!
直後ラジオ局の目の前にある、風力発電用の巨大風車が謎のドーパントによって「7」の形にへし曲げられてしまった
崩れ落ちる鉄筋コンクリートに、暴れるドーパントに危害を加えられる一般都民。辺りは瞬く間に大惨事と化してしまう
ラジオの生本番中に起きた未曾有の破壊事件。すぐにラジオ局にはマスコミが殺到し、若菜を責め立てます
「犯人はMrクエスチョンって男ですよね?若菜さん今の心境は如何ですか!?」
自分は何も悪くないのに酷い言われようの若菜。まぁ視聴者的には若菜ざまあな感じですが
そんな若菜を見かねたように、番組の先輩DJである佐伯素子が助け舟を出してくれます
「やめてください、その子は何も知りません!でも私なら少し答えられるかも
以前私の番組にも同じような電話がありましたから・・・若菜!(チラッ)」
頼れる姉御肌っぽい素子さんはそう言ってマスコミの注意を引きつけ、若菜にこの場を逃げるよう目で合図を送る
そこへ若菜を心配して駆けつけた翔太郎も到着。以前に笑顔で名刺を受け取ってもらっている為、馴々しく近づきますが・・・
「チッ、探偵なんて呼んだ覚えないわ。目障りよ」
「あ・・・あはは。いや例え依頼でなくとも探偵は自ら危険に飛び込む時があってですね
それはつまりか弱き乙女の涙・・・・あ、ちょっと待っ・・・!」
不機嫌ゲージの振りきれた若菜の「素」状態で対応を受け、激しくショックを受ける翔太郎。ガックリと肩を落として事務所へ戻ります
「あああああああ・・・若菜姫があんなにタカビーでおっかない女だったなんて・・・
完璧にイメージが崩れた・・・そして俺のイメージも・・・」
「翔太郎、やはりこの事件は僕達が介入すべきだ
相手はドーパントだし、なによりもこの街を泣かせている。我慢できるのかい?
それに君は勘違いしている。園咲若菜は天使のような存在だよ」
「オラ見てはいけねえモノを見ちまっただ」と椅子の上でもだえる翔太郎に対し、フィリップは本格的な捜査を提言
彼から若菜の本性を聞かされてもなお盲信しているあたり、いかに若菜を神格化して見ているかがわかります
「何か面倒なことに巻き込まれてしまったようじゃないか、若菜」
「そうなんですよお義父さん。マスコミときたらまるで若菜ちゃんが悪いかのように・・・」
「チッ」
「辞めちゃえばいいのよタレントなんて
お父様、そろそろ若菜にもガイアメモリ流通の仕事を教える頃合ではなくて?」
>一番妹想いなのに喋っただけで舌打ちされる霧彦さん…
その日の園咲家の晩餐。昼間の事件から「もうタレントは辞めるべきそうすべき」という家族会議にまで発展
まだタレントを続けたい若菜は変身して姉に噛み付きますが、冴子はそんな妹を情け容赦なくぶっ飛ばします
「おい冴子!なにも本気で・・・」
「あらこれくらい平気よ。このコは死なないから」
いつもクソ生意気な義妹を思わずかばう、優しい霧彦さんに対し
思いっきり壁に激突した妹を見下ろし「死なないからおけ」とぬかす非情な冴子。霧彦さんの良い人っぷりが際立ちます
冴子の口ぶりからすると、クレイドールドーパントの能力は「不死」?それは随分と凄そうというかチートな能力ね
「二人ともいい加減にしなさい!・・・若菜、私もこれはいい機会だと思っている
もしこの件が解決しなかったら、その時は潔く今の仕事を辞めるんだ。いいね?」
「お父様・・・この件は私が自分自身でキッチり決着をつけますわ!」
琉兵衛も考えは冴子と同じようですが、こちらは姉よりは良心的に「この件を解決できなければ」という条件を提示
若菜はキッと父の目を睨み返し、意地でもタレントを辞める気はないという意思表示をぶつけるのでした
「昨日のプレゼントは気に入ってもらえたかな若菜姫?2つ目の質問だ
好きな色はなんだ?あぁ言わなくてもいい・・・赤だろう?
今日は綺麗な赤い色をプレゼントしてあげるよ」
翌日、再び収録中にかかってきたMrクエスチョンからの電話。今回は警察が逆探知を仕掛けてます
できるだけ電話を引き伸ばせと言われていた若菜ですが、そこにフィリップの指示で翔太郎が乱入する
「おい、なぞなぞ野郎!お前はファン失格だな
本当のファンなら3つ目と4つ目の質問も合わせてするハズだ!」
「なんだと?ふざけるな貴様。俺だってそうするつもりさ!」
意味不明な翔太郎の言葉でしたが、Mrクエスチョンにはその真意が通じたのか。なにやら怒って電話を切ってしまう
おかげで逆探知成功するには時間が足りず、若菜はこの招かれざる乱入者に怒りをぶつけます
「アナタ一体どういうつもり!?もう少しだったのに邪魔をして!」
「いや俺は相棒から言われた通りに・・・ホラきた相棒です。どうだフィリップ?」
探偵のクセにふざけやがってよ〜!何がクニだよ!クン二しろオラァ!と叫ぶ寸前だった若菜でしたが
ここでフィリップからの電話が。なんとさっきの会話だけで犯人の次に狙う場所を特定できたという
「謎は解けたよ翔太郎。ヤツは真っ赤な火をつける
場所はサザンウインド・アイランドパーク!
あそこの地下にはガスのパイプラインが通っている。それを破壊するつもりだ」
すぐさまラジオ局を飛び出した翔太郎は現場へ急行
かくしてフィリップの推理通りドーパントはそこにいたが時既に時間切れ。おいィ!?
サザンウインランドパークは地面から吹き上がる紅蓮の炎でデコレーションされていました。なんてこったい
逃げ惑う人々を更に殴りつける暴虐非道のドーパント。てめえの血は何色だぁー!
全身ムキムキの筋肉を搭載した、見るからにパワータイプ。その名もバイオレンスドーパント
その見た目通りにサイクロンジョーカーのパンチやキックはまるでダメージが通らず、オリバさんを彷彿とさせます
トリガーの射撃でなんとかまともなダメージが通りますが、それを受けるやバイオレンスドーパントは背中を丸め
巨大な肉団子のような形態に変化したではないか
>マッスルで頑丈だったり丸まってみたり、今回の敵はオリバ・ドーパントですか
>今回のドーパンとはオリバさんを参考にしてるに違いない
完全にオリバさんだコレ
肉団子の体当たりを食らったWは派手に吹っ飛び、その間にまんまと逃走を許してしまう
結局サザンウインランドパークと多数の怪我人という大きな犠牲を払ったにも関らず犯人は捕まえられず、
都民からは番組の中止を求める声があがるなど、窮地に追い詰められる若菜。翔太郎達の立場がありません
「フィリップって探偵はどこ!?出てきなさい!
教えなさい!どうしてあの電話の会話だけで犯人の狙いが解ったの?」
「す、すみません若菜さん!お話はここで聞かせてもらいますから」
その夜、鳴海探偵事務所に直接若菜がやってきた。しかし昼間の件に対して落とし前を求めているワケではなく
フィリップの超推理からその才能を見抜き自ら依頼人としてやってきたようです。ほほうこれはちょっと感心
条件反射で思わず扉の陰に隠れてしまったフィリップは、顔を直接合わせないまま声だけで若菜と対話することに
ここで互いに顔を見せないのは、若菜がフィリップの顔を見るとその面影に気付くからだろうか。むむむ
「最初の問が好きな数字、次が好きな色・・・
若菜さんがこの順番で答えたインタビュー記事が過去にありました。月刊ウインドライフ8月号です
Mrクエスチョンはこれにそって質問していた。その記事には三問目と四問目があって・・・
Q3 最近ハマっているものは? A「アロマキャンドル」
Q4 休日よく行く場所は? A「サザンウインドアイランドパーク」
つまりロウソクのような真っ赤な炎をその場所で、と推理できます」
「すごい・・・あなた凄いわ!警察よりよっぽど優秀!
お願い!あのストーカーを捕まえてちょうだい!約束よ!」
あの高慢ちきな若菜が思わず子供のように飛び上がって喜ぶ、フィリップの名推理。これは確かにシビれるな
その時、ドアの隙間から差し伸べられた若菜の手にぎゅっと手を握られたフィリップに、電流走る・・・っ
一瞬フラッシュバックする、子供の頃の思い出
その小さな手を優しく掴んでくれた、あの暖かい手は誰のものだったか
なぜ若菜に手を握られてそんなフラッシュバックがよぎったのかも理解できぬうちに、彼女は嵐のように去っていった
やっぱりフィリップは園咲家の嫡男で間違いないみたい
1話冒頭を見る限り彼を幽閉していたのは冴子と思われますが、その事を若菜と琉兵衛は知っていたのでしょうか?
翌日。今日のヒーリングプリンセスは市街ロケの特別収録とあって、これに同行することになった翔太郎
出発前、例の素子先輩がわざわざ局の玄関先まで若菜を見送って激励の言葉をかけてくれます
「若菜、特別番組はウィンドウェブNo1DJの証よ。頑張ってきてね!」
怪しさ100点満点です。あからさまにも程がある感じの素子先輩の激励。やはりこの人が・・・?
その一方、若菜のマネージャー(愚鈍)も同行する翔太郎の事を事前にスタッフを言い忘れていた為
彼女の怒りを買い、足の甲を思いっきり踏みつけられて「あら大変!早く病院へ行ってきて」とロケから外されます
こっちも怪しい。素子先輩かこのマネージャーのどっちかが犯人で、視聴者に推理させるって手法か
>今回の犯人は、本命マネージャー、時点でニュースキャスターでしょうかね
ドーパントの目的が愛ゆえのストーキングなので、ニュースキャスターの場合はガチレズになってしまいますが、
Wの女性キャラの爛れ具合からすればそれもありうると思えてしまうのがなんとも、ですが
>はんぺらさんは、犯人マネージャーと先輩どっちだと思います?バイラスのときの汚名返上チャンス2択ですよ
>フヒヒッ、今週も名推理お願いしますよ、は・ん・ぺ・らさん
う、うるせえバカヤロー!(泣)やってやんよチクショー!汚名返上してやんよ!えーと俺は・・・えーと・・・
せっかくだからこの素子先輩を選ぶぜ!
キチンと理由付けして考えてしまうなら、バイオレンスドーパントの一人称が「俺」なので女性は除外できます
が!だからこそきっとそこがミスリードの引掛けなんだよ!
なんか俺が力説するとそれだけでハズレフラグビンビン丸のような気がしますが
「園咲若菜のヒーリングプリンセス!今日は風都の甘いものベスト3を紹介しちゃいます!」
最初のロケは風都風花まんじゅうの元祖、和泉和菓子店。あのミリオンコロッセオ編で出てきたお店ですね
DQN全開だった優子はすっかり憑き物も落ち、再び店の看板娘として満面の笑顔を振りまいていました
>今回のような過去キャラ再登場は嬉しいですね
>過去にライダーが守った人のその後を見られるってのはイイですね
でも饅頭屋の娘さん改心してがんばってるのに「昔はぐれてた」なんて言うのはヒドイよ、翔ちゃん・・
過去に登場した人物がこうして再登場するのは「風都」というエリア限定で物語が展開するこの作品らしくていい感じ
次回予告でチラっと映ってましたが、甘いもの食べ歩きということで次週はスイーツの時の浅川麻衣さんも出るみたいよ
そしてここでそんな和気藹々の空気を凍りつかせるかのように、三度目となるMrクエスチョンからの電話が入る
「さあて。ヤツと勝負だな」
「やぁ若菜姫。今日はキミの好きな景色を教えてくれないか
答えなくてもいい。今日からはいつでもその景色が見れるようにしてあげよう」
前回たったあれだけの会話で場所を突き止められた事を警戒しているのか、今回は更に短く電話を切ってしまう犯人
流石のフィリップもこれだけのキーワードから検索を絞ることは難しいと思われましたが、その推理力は容易く打破してしまう
「確認させてください若菜さん。あなたの好きな景色というのは?」
「風都タワーよ」
「どの角度から見る風都タワーが一番好きですか?」
「自宅の・・・自分の部屋」
「その景色は今でも見ることができますか?」
「いいえ。2年ほど前から見れなくなったわ」
「なるほど。最後のキーワードは”2年前”か・・・これで謎は全て解けた
犯人の狙いは第三風都ビル!
2年前、風都タワーと若菜さんの自宅の間に建った建物です」
冴え渡るフィリップの推理。Mrクエスチョンの狙いは、園咲邸から風都タワーを見るのに邪魔になる建造物の破壊だった
翔太郎はすぐさま現場へ急行。今度は昨日のようにはならず、バイオレンスドーパントの破壊行為の前に間に合います
「邪魔をするな!俺の若菜姫への想いを!」
「勝手なこと言ってんじゃねえぞこの野郎!」
先日の経験を活かし、今回はヒートメタルで対峙するW。このフォームならバイオレンスドーパントにも力負けしません
見た感じこのままなら勝てそうな流れでしたが、なんとここでクレイドールドーパントが乱入
そう。怒り積もったMrクエスチョンを自らの手でブッ殺そうと辛抱たまらずやってきたのでした
クレイドーパントはお得意の火炎弾で憎きバイオレンスーパントを一蹴。更にイライラを発散するかのようにWにまで襲いかかる
「バイオレンスドーパントに仮面ライダーとはね・・・
心配してやってきてみれば凄いことになってるじゃないか若菜ちゃん」
そしてこの霧彦さんである
あれだけ普段イヤミ言われてる義妹なんて放っておけばいいのに、心配して様子を見に来てくれるという良い人ぶり
家族の誰が認めてくれなくても視聴者は貴方を認めてます。頑張れ霧彦さん!超頑張れ!
ラスト。そんなワケで三つ巴となったバトルだったが、クレイドールのパンチを右手で受け止めたWに電流走る・・・っ
『この感覚は!?いやそんなまさか・・・!』
フィリップの右手に伝わってきたのは、昨日若菜に手を握られたあの感覚だった。なぜこのドーパントが?
考えられる可能性にかぶりを振るフィリップ。しかしその時だった!志村うしろー!
なんと背後から襲いかかってきたバイオレンスドーパントに気付かず、そのハンマーパンチをまともに脳天に食らう若菜
哀れ土偶人形のその身体は、完全に粉々に粉砕されてしまいます。えええー
「ちょ、若菜ちゃん!?」
>若菜は死なないってガチで不死身っぽいですが、家族なのに教えてもらえない自慢の婿って一体・・・
ちゃんと心配する霧彦さんマジいい人
>なんだかんだで義妹を心配する尻彦さん
まさかシスコンとかツンデレ好きではないかと勘繰ってしまうのはキャラゆえか
様子を伺っていた霧彦さんも思わず鼻水吹く展開。まぁ若菜の能力に関しては今週既にネタバレされたので誰も驚かないでしょうが
はたしてバイオレンスドーパントの正体は何者なのか?次週へ続く!
14話
レディオでQ/生放送大パニック
若菜KO★NA★GO★NA!クレイドールの破片に「ざまあ!」と吐き捨て、ご満悦なバイオレンス
しかしWには適わないと思ったのか、気分は晴れたとばかりにとっととその場からトンズラしてしまいます。逃がすなよと
展開上仕方ないとはいえ、一度ならず二度までもアホみたいに取り逃がしちゃうWに無能な印象を受けるのは禁じ得ない
フィリップは推理だけじゃなく犯人を逃がさない事前策を練ることにもその頭脳を使うべきだよな・・・
「あー油断したわ・・・アイツ次は絶対に逃がさないんだから」
「復活した!?って、おいィ!?ちょっおま・・・」
そして粉々のクレイドールドーパントは視聴者の予想通り、破片が全て合体すると元通りに復元
驚くWを尻目に、何事もなかったかのようにスタスタ歩いて帰っていってしまいました。だからWはドーパントを逃がすなと(ry
そんなクレイドールの後ろ姿に、あるひとつの疑念を抱いたフィリップ。今はただその仮説が間違いであることを祈るしかない
『さっきの感触はまさか・・・いや・・・きっと気のせいだ』
「やあ若菜姫。さっきは思わぬ邪魔が入ってせっかくのプレゼントが台無しになってしまった
キミがあれほど見たがっていた景色だったのに・・・
次こそ最高のプレゼントをしてあげるよ。今回はノーヒントだ!」
何食わぬ顔で取材に戻った若菜は、浅川麻衣のスイーツ店でMrクエスチョンから本日2回目の電話を受けることに
ほんの僅かの会話から二度も襲撃場所を推理されたことを警戒し、今回はノーヒントという慎重策を取ってきました
さしものフィリップもノーヒントでは手がかりを得ることはできないかと思われましたが、どっこいそうじゃありません
「ヤツは致命的なミスを犯したよ
好きな場所『風都タワー』という質問は、過去のどんな雑誌にも掲載されていない
それなのにヤツはキミがあれほど見たがっていた景色と言った。つまり・・・
犯人はその事を若菜さん本人から聞いている彼女の身近な人物だ」
風都タワーの質問をできたのは、若菜の身近な人物だけ
フィリップの推理に愕然とした若菜だったが、すぐにその驚きは耐え難い怒りへと変化。またもや収録を抜けだします
「犯人が私の身近な人間だって推理したんでしょう?お願い教えて」
「その前に・・・ひとつ聞いてもいいですか若菜さん
誰かに殺されそうになったことはありますか?」
殺意の波動をまき散らしながら再び鳴海探偵事務所へやってきた若菜
犯人を聞き出したら即殺しそうな勢いですが、扉越しのフィリップは一旦彼女に対してカマをかけてみた
その質問の意図は言うまでもなく彼女がクレイドールドーパントであるかどうかを確かめるものであったが、
返ってきた答えはフィリップの予想とはまったく別方向のものだった
「何度もあるわよ。自分の実の姉にね
フフ・・・昔から嫌われてるの。私の家はちょっと特殊でね・・・
私が幼い頃から父は仕事にかかりっきりで、姉は早くからそれを手伝わされていた
でも私は自由に遊ぶことを許されていて・・・きっとそんな妹が気に入らなかったのね
姉はよく私に意地悪をしたわ。私もこんな性格だから反抗しようとするんだけど・・・
そんな私を決まって止めてくれたのは弟だった」
若菜の回想シーンに出てくる琉兵衛はかなりスパルタで、当時女子高生くらいの冴子に思いっきりりビンタとかしてます
長女に生まれたせいでそんなツライ目に遭う自分と、次女に生まれたおかげで自由に遊ぶことを許された妹
そりゃあ冴子としては苛々も募るってもんでしょう。で、その怒りをぶつけられる若菜もたまったもんじゃないという負の連鎖
「どうして私を怒らせるの?」というお得意のフレーズはこの頃に生まれたらしく、姉にも噛み付く気性の激しさを見せますが・・・
『ダメだよ!そんなの
本当の若菜お姉ちゃんじゃない!』
そんな若菜をいつも止めてくれたブレーキのような存在。それは彼女の弟だったという
「不思議とその言葉に私の怒りは消えて、優しくなることができた
今はもういない弟なんだけどね・・・やだ、私ったら何でこんな話を・・・」
「弟さんですか・・・今の若菜さん、とても優しい声をしていましたよ
きっと今の姿があなたの本当の姿なんですね」
「・・・どうしてかしら。あなたと話しているととても素直になれるわ」
弟の「本当の若菜お姉ちゃん」という台詞と、フィリップの「それが本当のあなたです」という台詞のクロスっぷり
どう見ても姉弟です。本当にありがとうございました
いつものDQN女っぷりはどこへ消えたのか、自分の過去を素直に打ち明ける若菜。いつのまにか2人は心を通わせる
「さあ若菜さん。一緒に犯人を見つけましょう」
その頃。若菜が失踪した現場は大騒ぎになり、代役として素子先輩がが呼ばれていました。キタコレ
と、ここでギリギリ若菜が帰還。素子は彼女に振り回されたカタチですが嫌な顔もせず、素直にマイクを渡します
「麺に絡まる生クリームとチョコチャーシューの絶妙なハーモニー!うまぁーい!」
「というワケで、興味と勇気のある方はスイーツラーメンに挑戦してくださいね!
話題のぐる麺からスイーツラーメンをお届けしました!園咲若菜でした!」
風都甘味巡り、最後の屋台ラーメンも無事収録を終え、なんとか番組は成功させた若菜
スイーツラーメンがえらいキワモノに見えますがマウンテンの甘口スパに比べたら普通に美味そうに見えるよね・・・
と、そこへミスター・クエスチョンからの最後の電話がかかってきた。しかし若菜はもう微塵も動じていない。当然である
もうその正体をフィリップから聞いているのだから
「とぼけたって無駄よ、上尾。あなたの負けよ!」
まずははんぺら推理の第一段階正解。Mrクエスチョンの正体は、
若菜の愚鈍マネージャー上尾
ちなみに「かみお」ではなく「あげお」と読みます。なんかマダオ的なダメ男の響きがある語感だな
「八八八・・・やんなっちゃうなァ・・・これまでずっと尽くしてきたのに」
上尾はバイオレンスドーパントに変身すると、例のパックマンモードで若菜をパックン。完全にオリバさんだこれ
しかし男の肉で女を包み込むってなんかエロくね?若菜がー!的な
船の上をジャンプし立体交差点を飛び越え逃走するバイオレンスドーパントを、ハードボイルダーで追走するW
陸・海・空とモード換装の大サービスでこれを容易く追い詰めると、スパイダーネットで肉球を捕縛
中に若菜がいるのに思いっきり地面に叩きつけます
見てて思わず吹いた。幸い若菜は傷ひとつ負ってませんでしたが普通に考えて無茶すぎるだろと
「てめえ仮にもマネージャーだろうが!そんなに彼女が憎いのかよ!」
「勘違いするな!姫は確かに怖くてワガママだけど憎いなんて思ってない
むしろずっと好きだった・・・僕はそそのかされたんだ!
『強いオトコにしてやる』ってこのメモリを貰って
それからはもう自分で自分を抑えられなくなって・・・うおおおおおああ!」
「そんな・・・ガイアメモリを他人からもらったの!?」
上尾自身の動機は若菜に対する歪んだ愛情。それは解る。しかし生来気弱な彼が1人でそんな大それた事ができるワケない
やはりいたのだ。気弱な彼を焚きつけた、もう一人の人間が
Wは若菜を逃がし、バイオレンスドーパントとバトルへ。必殺のルナトリガーバーストでこれをテキトーに撃破するのだった
「あった。バイオレンスのメモリ・・・なるほど購入者はこいつか。しかし冴子、
キミも意外に妹想いのところがあるじゃないか」
「ふん・・・そんなんじゃないわ。ただの気まぐれよ」
その頃。霧彦さんと冴子はメモリ販売のデータベースを調べ、バイオレンスの購入者を特定していた
霧彦さんは勿論のこと、あの冴子も若菜の為に奔走してくれていたのである
この鬼嫁でもやっぱり根の部分では妹が可愛いということでしょうか。園咲家って敵役なのに人間的魅力あるよなぁ
「可哀想にあの女・・・きっと今頃・・・フフフ・・・」
風都ラジオ局ウインドウェイブ。そこに上尾をバイオレンスドーパントに仕立て上げた張本人がほくそ笑んでいた
それは園咲若菜がいなくなって得をする人物。必然的にこの人しかいない
その醜悪な笑みを打ち消すかのように、カスリ傷ひとつ負っていない若菜が”彼女”の目の前に現れる
「残念でした、私は無事よ
素子先輩。あなたが上尾をそそのかしたのね」
黒幕は先輩DJ素子!う、うおーん!(号泣)
散々ネタにされていたはんぺらの迷推理がついに正解。しかも動機から何から完璧で名誉挽回となりました
>おめでとう迷探偵はんぺら!ついに推理が当たったね
>私は前からはんぺらさんの推理力は凄いと思ってました/(A・S)
>ま、まさかはんぺらさんの推理が当たるとは!? お、終わりだっ! 世界はもう終わりだぁぁぁぁぁぁぁっ!!
>はんぺら推理が当たるなんて…どんなチート使ったんです?
>はんぺらさんの予想が当たっただと・・!?
>・・・推理で汚名挽回しないなんて、そんなのはんぺらさんじゃない!
>はんぺらの癖に舐めやがってェェ!何が正解だよ!クンニしろオラァァ!!
>おめでとうございます。マネさんはガイアメモリの影響で半ば暴走していたようですがそれは些細な問題ですね
>今週のWは展開が二転三転して面白かったけど、
一番すごかったのははんぺらさんの予想が逆転大勝利したことだと思いました。GJ!!
>翔太郎「…かくして、はんぺらの二重推理という汚い手段で屋敷の平和は守られた」カタカタ
>予想が当たって喜んだはんぺらが誤植をプレゼントしてくれると期待
まぁ今回は容疑者2人に絞り込まれてたし、こんなん自慢できる推理ではないですが
「うwはwまたはんぺらの迷推理w乙w」とか憎たらしいコメントがこなかっただけで嬉しいよ!よかったよかった
「クッククク・・・あーそうだよ!オメエが悪いんだよ若菜ァ!
後輩のクセにNo1だった私の仕事を全部奪いやがって!
上尾の奴、お前に好かれたいから簡単に怪物になっちまったよ
私に騙されてなぁ!アッハハハハハハハ!」
>W最大級のDQN女じゃないだろうか・・・・流石にあの末路には同情できねえ・・・
>先輩の豹変っぷり超KOEEEE!
>女先輩の豹変っぷりが「クンニしろ〜」みたいでワロタ
当然ながら彼女の動機は、自分の人気を奪った若菜への嫉妬と憎悪。そのためにここまでするか
14話まで終わって、誰も文句のつけようのない最強のDQN女の座に躍り出ました
「品のある大人の女性」という化けの皮が剥がれ、醜い本性を曝け出す素子先輩マジヤバイ。演技すごいなこの人
「・・・どうして私を怒らせるの?」
ブチ切れた若菜は彼女の眼前でクレイドールに変身。火炎弾で自ら幕を引こうとします
『ダメだよ!それは本当の若菜お姉ちゃんじゃない!』
『きっと今の姿が本当の若菜さんの姿なんですね』
瞬間彼女の脳裏をよぎったのは最愛の弟と、顔も知らぬ若き探偵の言葉
その言葉に踏みとどまった若菜は「アンタなんて殺す価値もない」とばかりに素子を見逃し、楽屋を後にする
フィリップの言葉じゃありませんが、踏み止まった若菜こそが「本当の彼女」なのかもしれません
若菜のお情けで九死に一生を得たクソ女。心から反省して警察に自首でもしてくれるといいのですが・・・
「ア・・・アハハ!園咲若菜の正体は化物!これをマスコミに報せれば・・・」
ダメだこいつ・・・早くなんとかしないと・・・
感謝するどころか「ヒャッハー助かった!あのアホめこうしてくれる!」とばかりに電話に飛びつく素子
当然こんな放送禁止女、生かしておけません
「残念だけどそれは出来ないな。園咲家に対する不安要素は全て取り除く」
「ひいいいいいいいい!?ばっ・・・化物ウボァー!」
なんと我等の霧彦さんがここで登場!若菜が殺せなかった素子を代わりに始末してくれました。ウヒョー
人を無感動に殺すという行動自体は紛れもなく悪役ですが、何せ相手が相手。こんなにスカッとすることはありません
落ちて行く一方かと思われていた霧彦さんも、今回は視聴者に対して大きく株を上げる回となりました。よかったね
>霧彦「ようやくまともに働けた」
>尻彦さんGJ!あのクソ女に天誅下したシーンでそう思った奴は多いはず・・・
>はんぺらさんの推理が当たった!と思ったけどそのあとの霧彦さんのかっこよさでぶっ飛んでしまいました
>今回のWレビューのタイトルは「尻彦さんとはんぺら名誉挽回!今週のW」 これで決まりだ!
>霧彦さんが「悪の組織の怪人」っぷりを見せてくれるとは思いませんでした
>素子先輩の末路、霧彦さんGJという声と霧彦さんがこんな黒いことするなんてという声で二分されると思います
「随分とご機嫌ね若菜。結局タレントは続けるのかしら?」
「ええお姉様。私ある人に気付かされたの。自分らしく生きていればいいんだって」
ラスト。今回の一件を経て憑き物が落ちたかのように生まれ変わった若菜。姉の嫌味も爽やかに返します
そんな彼女の携帯に、「気付かせてくれた人」からの電話が入ります。おお・・・こいつら携帯番号交換したのか
「あ、フィリップくん!どうしたの?」
「若菜さん、どうしても気になることがあるので1つだけ教えてください
あなたはガイアメモリを持っていますか?」
フィリップは気づいていた。上尾と対峙した時、彼女が「ガイアメモリ」という単語を口にしたことに
一般人には知られていない単語である。それを知るのは、ガイアメモリを売る人間と買った人間だけ・・・
心を許した相手からの思いもかけぬ質問。しばしの沈黙の後、若菜は努めて明るい声で答えた
「いいえ、持ってないわ。それよりこの間の約束覚えてる?
今から会わない?今度はちゃんと顔を合わせて・・・」
「若菜さん。僕達、もう少しこのままの関係でいましょう」
はたして彼女が「持っている」と答えていたら、フィリップの応答は変わっていただろうか
この返答によって、フィリップは彼女がクレイドールドーパントであることを確信したのだろう
しかし決してこれは彼が彼女を嫌悪したということではない
フィリップは若菜の優しさを誰よりも理解しているのだから
「そ・・・そう。その方がスリリングでいいかもね。それじゃあまた、名探偵さん」
「ええ。また」
残念そうに電話を切った若菜はクレイドールのメモリをその場に捨てた
「メモリは持っていない」と
彼にそう言ったからである
イイハナシダナー(号泣)おいおい14話・・・ちょっとクサイけど神回だろ
ここで若菜のシングル曲「ナチュラリー」が挿入歌としてスタート。まるで生まれ変わった彼女を象徴するよう
そして娘がガイアメモリを捨てる瞬間を目撃した父・琉兵衛は、
これを叱ることもなく、穏やかな表情で微笑むのでした
ええええなにこれ琉兵衛カッコいい。まるで若菜が園咲家の枷から外れたのを喜んでいるように見えます
冴子にはあんなに厳しく家業を継がせようとしていたのに・・・やはり家督かそうでないかの差なんでしょうか
>若菜に対するイメージが変わった回だった。フィリップは妄信ではなく感性でそれが分かっていたのかも
>若菜は予想以上の良キャラだったでござるというかあのDQNさは大体冴子のせいか
>ストレス解消とばかりに虐められてたらそりゃ嫌いになりますよね
>琉兵衛さんの、若菜へ「一皮むけたな」って感じの笑みが良かったです
>最後のパパさんのいい笑顔。真意は果たしてどうなのか・・・
>お父様の最後の笑顔。これがどんな意味を持ってるのかが気になるところですね
若菜姫とフィリップ、どう転んでもハッピーエンドに収まらないのがなんとも…
>霧彦さんの見せ場といい、フィリップと若菜の内面といい、
最後の琉兵衛さんの父親らしい仕草といい、今回は不満なく面白かった回でした
>若菜の改心は素直にいい話でしたけど、これ絶対死亡フラグ立ってますよねぇ・・・
今回は妹思いの冴子と霧彦さん、生まれ変わった若菜、それを見て喜ぶ琉兵衛と、園咲家全員がいい感じでした
ガイアメモリの総元締めだし、口封じの為に簡単に殺人もやっちゃうワケだから紛れもなく悪役なんですが
それでもこの家族はどうも憎めない
フィリップの家族ということもあるし、最終的には「打ち倒す」のではなく和解するという展開ではなかろうか
そんな大団円を期待したくなる神回でした。次週へ続く!
第15話
Fの残光/強盗ライダー
「フフフ・・・知らないのかい翔太郎?これはボクシング名物、減量地獄さ
あと10kg減でモスキート級に減量成功だ・・・ウボァー!」
「おいィ!?何やってんだフィリップ!亜樹子水持って来い水!
まったくお前は知識の暴走特急だな・・・そのうち死んじまうぞ」
冒頭。素人のクセに突然力石達並の減量を始め、脱水症状であえなくブッ倒れるフィリップ
「ラジオでボクシングについて聞いた。気がついたらこうなってた」という理由が笑えません。なぜそうなったし
二人に介抱される中、フィリップは朦朧とする意識の中で視界の端に一瞬だけ何かを捉えた
素早く動いてすぐに消えてしまった「それ」は、ムービー大戦を見てきた人なら何か解るでしょう。そう・・・
『アレはまさか?いやそんなハズはない・・・減量のせいで幻覚でも見たんだろう』
「麻生冬美さん。職業は風都銀行窓口勤務・・・で、ご依頼は?」
「仮面ライダーを探して欲しいんです」
そんな折事務所にやってきた美人依頼人。依頼内容を聞いた翔太郎と亜樹子の顔が思わずニヤけてしまう
「依頼即解決だね!「俺達も有名になったもんだな」と喜ぶ2人だったが、直後の彼女の言葉にその笑みが凍りつく
「仮面ライダーはこの風都の敵!憎むべき犯罪者です!
私見たんです!バイクに乗った仮面の怪人が銀行を襲って現金を奪って行くのを
あのクズ野郎・・・お願いします!私、仮面ライダーを告発したいんです!」
当然翔太郎らにとっては狐に鼻をつままれた気分。どうやら悪党がWの姿形を借りて犯罪を繰り返しているいるらしい
思わぬところからとんでもない話を聞かされた翔太郎は烈火の如く怒り狂います
「僕達の偽物・・・・しかし誰が何のためにそんなことを?」
「理由なんざなんだっていい。フザけた真似しやがって・・・絶対とっ捕まえてやる!」
>も、、森下悠里・・・ゴクり
俺もコメントもらうまで気付かなかったんですが、麻生冬美役はエログラビアアイドルの森下悠里
職業は銀行の窓口嬢ということですが、彼女の発した「クズ野郎」という汚い言葉に亜樹子は首をかしげます
またしても恒例のDQN女でしょうか
これはコトミさんのようなエロ暴走を期待せざるをえない
「さぁ俺の名前を当ててみなァ!」
「か・・・仮面ライダー・・・?」
「Exactly!正解だよヒャッハー!」
ズドドドドドドドドドドドドド!!!!!
止まらない偽ライダーの連続犯行。刃野さんから情報を得た翔太郎は、そのやり口の外道さに唇をかむ
偽物はわざわざ目撃者達に自分の名前を言わせ、仮面ライダーであることを強調して犯行に及んでいるという
>お前のような仮面ライダーがいるか!!!
>ジャギのメモリだろこれ
>あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは仮面ライダーを見ていたと思ったらいつのまにか北斗の拳を見ていた』
>アームドーパントとの最終決戦は、ヘリポートだといいのに(世紀末的な意味で)
>アームズドーパントからあふれる世紀末(主にジャギ)臭。しかしExactryはダービー弟
>イグザクトリィ・・・ダービーさん!ダービーさんじゃないか!!
>今週のWでジャギとダービー弟関係のコメがいくつ来ることやら…
>さあ、ジャギ様のコメントを数えろ!
完全にジャギだこれ
そして「Exactly(その通り)」はジョジョ三部のダービー弟。コメントは双方合わせて70件以上きたよ
流石は三条先生というべきか。元ジャンプ作家だけあっていい具合にオマージュネタを仕込んできます
更に怒りを強めた翔太郎はついに偽ライダーの動きを捕捉。真正面から本物様として対面する
なんか顔もジャギのマスクに似てます。ていうか全然Wに似てねえ!
背中にクラウドの大剣みたいなの背負って、いかにも武器武器しいこのドーパントのメモリは「アームズ」
メイン武器はショットガンじゃなくマシンガンですが、明らかにビジュアルはジャギをイメージしてるでしょう
「お前が偽物か!なんで俺達の名を語りやがった!」
「おおっと早かったな本物さん。そんじゃアバヨ!」
そして例によって犯人にあっさり逃げられるW
前を走るアームズドーパントに軽く銃を乱射されただけで、決死の追走はあえなく失敗に終わってしまいました
もうお約束とはいえ、いい加減学習してほしいもんです。リボルキャリーと挟み撃ちとかすればいいのにな
しかしながら奴が逃げ去ったあと、何かの金属片を手がかりとして入手した翔太郎。これが解決の糸口となるか?
「冬美さん、あなた銀行員じゃないわよね?
それにしては随分口汚い言葉を使ってたからおかしいと思ってたのよ」
「冬美さん、俺達にもどうしても奴を捕まえたい理由がある
だからアンタも包み隠さず話して協力してくんねえか?」
一方珍しく頭の働いた亜樹子は冬美の素性を調査し、彼女の職業詐称という事実ににたどり着いていた
どっかのトレーニングジムでウォールクライミング中の冬美はタンクトップにホットパンツというエロ装備
エログラビアアイドルという本職を活かしたサービスシーンを入れてくるあたり、Wのスタッフは侮れません
>今回の依頼者、役の人がグラビアアイドルだからタンクトップがエロすぎるな(*´д`*)
>冬美さんのロッククライミングおっぱいがけしからんすぎて内容が頭に入りません
>クライミングをする2つの林檎が余りにララクロフトしていたのでさっそく例のツールで禁断の果実を味わいました
> しかしおっぱいもだけど太ももやお尻のむちむちもヤバイ冬美さん
>おっぱい、ふともも、おっぱい、ふともも、そして唇。麻生冬美が良かった
「・・・ツインローズって知ってるかい?」
「有名な神出鬼没のコンビ怪盗だろ?しばらく前にワイドショーでニュースになってた」
「その一人がアタシだよ。そして相棒の名は倉田健二・・・
犯行予告カードを出し、一滴の血も流さずにお宝を奪うのが私達のスタイルだった
でも健二は変わってしまった・・・アタシ見たんだ。あいつの正体は健二だ!
あんな酷いことをする奴じゃなかったのに・・・アタシどうしても健二を止めたくて」
なんと冬美の正体はキャッツアイ。そしてアームズドーパントはその片割れの相棒だという
おそらく彼女は倉田を愛しているのでしょう。だから相棒として、そして女として彼を止めようとした
結果彼が逮捕されることになろうとも。当然自分にも猜疑が及ぶ行為ですが、彼女はそれも覚悟している
DQNと見せかけて案外まともな女でした。まぁ泥棒の時点で犯罪者だけどさ
「残念だけど今回はここまでかな。流石に指名手配犯の依頼を受けるわけには・・・」
「いや俺は受けるぜ亜樹子。冬美さん、俺がアンタに希望する報酬は
捕まえたヤツと一緒に警察に自首すること
依頼人なんてみんなワケ有りだ・・・いちいち気にしてたら探偵なんてできやしねえよ」
倉田を捕らえたら2人で自首しろという翔太郎の提案。その条件を快く受け入れた事からも彼女のキャラがわかります
「フィリップまだか?」
「倉田健二、ツインローズ・・・あまり減らないな。何かもう1つキーワードがあれば・・・」
犯人もその素性も解ったが、未だその所在を突き止めるには最後のキーワードが足りない
なかなか進まぬ検索に珍しく苛立ちを顕にする翔太郎。たしなめようとする亜樹子にも噛み付く有様です
「亜樹子!仮面ライダーってのはな、この街のみんなが俺達につけてくれた名なんだ
結構愛着湧いてんだよ!それを面白半分で汚すようなヤツは絶対に許さねえ!」
>「仮面ライダーは人が自然に付けてくれた名前だから守らなければならない」
結構感動した。仮面ライダーという名前をこれほど大事にしたライダーは初めてかもしれない
翔太郎の怒りももっともか。「仮面ライダーという名を汚される」ことは自分達を汚されるというのは勿論のこと
その名をつけてくれた人々の気持ちまで踏みにじる行為
拡大解釈かもしれませんが、少なくとも風都を心から愛している翔太郎にとってはそう感じても仕方ないでしょう
やはりさっき拾った金属片が手がかりと思われますが・・・・さあ出るか。困った時の天然頼み
「うーんこのカタチは・・・解った!リンゴのおしりの部分だ!」
「ビンゴだ亜樹ちゃん!その金属片はロッカーキーのプレートの一部だよ
風都でリンゴをシンボルマークとする建物はたった1つ、西鈴鳴地区シャーウッドビル」
もう亜樹子とフィリップいればなんでも解決できんじゃね?
的中率どんだけだよ亜樹子のインスピレーション。こうなってくると天然のまぐれというより、父親譲りの直感力という感じがしてくるな
かくして倉田のアジトを突き止めた一行は、冬美と共に彼の凶行を止めに向かう
「冴子・・・昨日、見るからに品のない男が君に面会を求めていたね
あれは誰なんだい?ここ数日のキミはなんだか様子がおかしい」
「それはあなたもでしょ?気がつけば姿がないじゃない。サボタージュでもしてるのかしら」
その頃園咲邸。なんだかここ数日様子がおかしい妻に
「あの男は誰かな?」とオドオドしながら聞く夫
どう見ても妻の浮気を疑う気の弱い亭主ですが、鬼嫁冴子はそんな旦那の勇気を真正面から木っ端微塵に粉砕
逆に「アンタこそサボってんじゃないわよ」と冷たくあしらって背中を向けてしまいます
何か言おうとして口を開くも、結局何も言えずに口を閉じる霧彦さんが可哀想すぎる。あんなに頑張ってるのになぁ
>浮気の心配をしているようにしか見えない霧彦さんがラブリーすぎる
>尻彦さんと冴子の場面が浮気を疑うけど強く出れない旦那にしか見えなかったです
>尻彦さん離婚の危機でハラハラドキドキ
>霧彦さん夫妻が昼ドラなことに・・・
「もうこんな事はやめてくれ健二!元のアンタに戻っておくれよ!」
「元の俺か。そいつは無理だな。もう自分自身を止められねえんだ!
ガイアメモリという禁断のリンゴを食っちまった時からな!
メモリを捨てるくらいなら・・・俺は人間を捨てるぜ!」
ラスト。冬美は久しぶりに再会した倉田を必死に説得するが、すでに彼の心はメモリの力に飲み込まれていた
ちなみに倉田健二役の西興一朗さんはアバレンジャーのレッドを演じた方。正反対の役柄ですがハマってますね
>今週のドーパント、アバレッドでしたね。天然で優しいレッドという印象があったので、
あんな狂気がかった演技も見せてくれるとはお見事でした
欲を言うならむしろ彼をTレックスドーパントにしてほしかった
>アームズ「俺は人間をやめるぞJOJOォーーー」
>ジャギ様「俺は人間を止めるぞ翔太郎ーッ!」
>倉田は絶対ジョジョフリーク
俺は人間をやめるぞ冬美ィー!とアームズドーパントに変身し、今週のバトルへ突入
両腕を剣や銃といった武器に自在に変化できるという、極めて実戦向けの能力を持つアームズのメモリ
強敵ではありますが今回はそれ以上に翔太郎の怒りの方が強く、みなぎるパワーでこれを追い詰めます。オラオラオラ
が・・・・
『いつまで遊んでるの倉田?早く終わらせなさい』
「おっとぉ、すまねぇな。クライアントからお叱りの電話が入っちまったよ
というワケでこっからは本気だ
残した手がかりからここを突き止めてくれるあたり、聞いてた通りの優秀さだな」
携帯に「クライアント」からの電話が入ると倉田の雰囲気が一変。合図とともに大量のマスカレイド達が出現したではないか
言わずもがな、倉田のクライアントとは冴子のこと。彼の背後には冴子がいた。つまり組織の大掛かりな罠だったのである
手がかりのキープレートからアジトを突き止めるであろうという、フィリップの優秀さを見越した上での策。冴子なかなかやるな
亜樹子と冬美を人質に取られたWは抵抗することもできず変身解除。勝ち誇った倉田の号令が飛ぶ
「さぁ〜て、お目当ては車の中にいるかな」
冴子の狙いは当然Wと6つのメモリではない。いや勿論それも入ってるだろうけど。彼女の狙いはただ1つ・・・・
「フィリップ!早く逃げろ!」
>リボルギャリーで逃げろよフィリップ ひき逃げアタックのチャンスだったじゃないか
放送開始以来の絶望的大ピンチ。Wに変身できない中、相棒の叫びを背中に受けながらわたわたと走り出すフィリップ
今にも泣き出しそうになりながらも、マスカレイド達からはなんとか逃げのびますが・・・その目の前に1人の女性が現れた
「誰だあなたは?・・・まさかあなたがこの事件の首謀者か」
「そうよ。全ては私が目論んだこと。あなたをもう一度手にするためにね
さあ・・・いらっしゃい来人(らいと)」
>左翔太郎と来人(ライト)、二人で左右ということですね。わかりやすい
冴子の口から明らかになったフィリップの本名は来人。なるほど翔太郎の左に対して右か。これは解りやすい
ついに接触するフィリップと冴子。若菜と違い、弟に対して愛情が気迫に思われる姉の心底やいかに?
そして次回予告で登場する新形態・ファングジョーカー!
風雲急を告げる展開で引きですが、来週は休みで次回放送は1月3日!
首を長くして2週間待ちましょう。こいつはデンジャラスにときめくぜ
第16話
Fの残光/相棒を取り戻せ
「来人・・・それが僕の名前?」
「そうよ、あなたは運命の子。あなたを手にした人間が地球の勝者・・・さぁいらっしゃい」
「僕はモノじゃない!
あなたが誰かは知らないが・・・その冷たい目だけで敵と判断するには十分だ!」
努めて優しい口調でフィリップを招き入れようとする冴子だったが、それはまさにうわべだけの作り笑い
自分をモノ扱いしている冴子を一目見るなり、フィリップは敵と認識。嫌悪感を吐き捨てながらこの誘いを拒絶する
「生意気に育ったわね・・・まぁいいわ
どうせ要らない記憶はまた消えるんだから」
「お前の記憶なんかまたすぐ消えるんですしおすし」と、軽くキレながらタブードーパントに変身する冴子
この口ぶりからすると、フィリップから過去の記憶を奪い去ったのは彼女らしいということが推察できます
>冴子お姉さまがああ言うってことは、フィリップの記憶を消したのってタブーメモリの能力なんですかね?
彼の記憶を「思い出してはいけない禁忌」にしたってところでしょうか
朋友の予想コメントにもありますが、もしかしたらタブー(禁忌)のメモリはただの高位戦闘系メモリではなく
「●●を禁ずる」って感じに、対象の何かを制限してしまうスタンド的な能力を秘めているのかも
絶体絶命と思われたフィリップでしたが、リボルキャリーを自動運転させて冴子の攻撃を防ぐとそのまま無事に逃走する
ていうかリボルキャリーマジ万能。今までどんな攻撃食らってもキズひとつついてないし。ずっとコレ乗って戦えばいいのに
>リボルギャリー頑丈すぎワラタ もう全部ひき逃げアタックでいいのでは
「早く戻ってきなボウヤ。もうすぐお前の仲間参加の残酷ショーを始めるからよ」
「駄目だフィリップ来るな!もし来やがったら俺達の仲もそこまでだと思ウボァー!」
「しょ、翔太郎ぉー!(号泣)」
命からがら事務所へ戻ったフィリップの元に、翔太郎と亜樹子を人質に取った倉田からの電話が入る
2人を助けに行きたいフィリップだが、このまま何の策もなく向かえば何も出きずに組織に捕まってしまうことは必至
そんな放送開始以来の大ピンチを助けようとするかのように、フィリップの前に小さな救世主が現れる。あの機械生物である
しかしフィリップは劇場版で既にその正体が知られている彼の名前を叫び、物を投げつけてこの助けを拒絶するのだった
「消えろファング!僕はもうお前の力なんか絶対に使わない!」
仮面ライダーW 第7のメモリ『ファング』
この絶望的な状況を打破するにはまさにうってつけの力なのに、何故フィリップはこれを拒絶するのか
どうやらこのメモリにはただ強いだけではない、一筋縄ではいかない設定が用意されているようです
「ふぁん・・・ぐ?なにそれ」
「ファングは簡単に言ってしまえばW第7のメモリだが・・・あれは普通のメモリじゃない
意志をもって自分で動き回ってる。それに・・もし現れてもきっとフィリップが認めない」
視聴者の疑問に答えるかのように、場面転換された廃倉庫では拘束された翔太郎が亜樹子にファングの解説をしてした
翔太郎曰く、あのビギンズナイトの脱出後、ファングの変身を解いたフィリップは言い知れぬ恐怖に怯えていたのだという
『僕はもう二度とファングは使わないよ。あれ以上は僕が僕でなくなってしまう』
「ただでさえ検索にハマると暴走するだろアイツ?ファングはフィリップの中の何かを失わせる
そうなったらもう・・・Wじゃねえ」
ファングはWに絶大な力を与えるが、それは精神に大きく作用し理知的で温厚なフィリップを血に飢えた狂戦士と化してしまう
暴走つきのリミッター解除装置とも言うべき存在
ほんの僅かの脱出シーンにもそれだけの恐怖を抱いたのならば、その力を長く使えば一体どんなことになってしまうのか
フィリップの立場になってみれば、なるほどおいそれと使うワケにはいかない禁断の切り札。躊躇するのも無理ありません
「倉田の弱点に繋がるような情報を教えてほしいんだ。どんな些細なことでもいい」
「あれはもうアタシの知ってる健二じゃない・・・でも今度こそ必ず説得して見せる」
フィリップは逃げおおせていた冬美から倉田の詳細な情報を得ようとするも、残念ながら釣果はゼロ
そもそも冬美は何を言ってるんだ。フィリップの質問に対して答えてねえじゃん
長年相棒だったなら些細なことでも全部話せば、フィリップならその中から何か策を見出しそうなもんだが・・・
つうか冬美には怪我もさせず解放してるあたりに、倉田に残された最後の人間性のような物が見て取れます
冬美を人質にとって交換を交渉してみたらいいんじゃなかろうか
まぁ倉田にとって冬美は利用価値もないし、殺したところで得もしないから解放したと言えばそれまでかもしれませんが
なんの勝算もないのに「もっかい会って説得する」などと無謀なことを言う冬美をなんとかなだめるフィリップも大変です
「彼はもうメモリの力に飲み込まれている。無意味な危険をなぜ犯す?」
「理由なんてない!相棒だからだよ!
アタシ達はずっと二人で一人だったんだ!」
しかしここで出た冬美の言葉にハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けるフィリップ。彼女と話をした意味はあった
「ありがとう。ひとつ結論が出た」
策がなくとも。理由がなくとも。自分が成すべきことはひとつ
吹っ切れた表情で冬美と別れたフィリップの前に再びファングが現れる。フィリップは彼を力強い瞳でじっと見つめ返し・・・
「もういい、放せ亜樹子。俺・・・お前と会えてよかったぜ・・・」
「そんなこと言うなぁバカ!それ死ぬ人間の台詞だから!」
「ヒャッハハハ!結構頑張るなぁ〜。でももうそろそろ限界かな?」
その頃。人質になっている翔太郎と亜樹子は廃倉庫でのっぴきならない状況に立たされていた
床に置かれた剣山の真上に吊るされた翔太郎と、
翔太郎が落ちないようロープを必死に掴む亜樹子
なぁにこれぇ(遊戯の声で)
>アームズドーパント…処刑のやり方が…すごく…北斗の拳です…
>さすが仮面ライダージャギ、拷問も世紀末風だぜ!
>まさか仮面ライダーで男塾的な拷問が出て来るとは
>倉田ー、てめえの血は何色だーっ!!
>翔太郎が宙吊りで、あわや串刺しのシーン、北斗の拳を思い出しました
その後のフィリップの「後悔するなよ〜」のセリフは凄いかっこよかったです
実に世紀末的というか、男塾名物的というか、マイナーなところだと闘将!!拉麺男的な拷問
このへんのセンスもやはり、三条先生がジャンプ作家だった時代に身についたものでしょうか
いったい何時間こうしていたのか。既に亜樹子の手のは皮がズル剥けロープは血が滲み、顔が苦悶に歪んでいます
てめえの血は何色だー!と視聴者がキレた瞬間、ついにその手からロープが滑り抜けてしまう
が、間一髪で落下する翔太郎を掴み止めたのはなんとファング。小さなボディに力持ちの頼れるヤツ
「バカヤロウが・・・なんできやがった」
「絶交でもなんでもしたまえ。させないけどね
後悔するなよ倉田健二・・・僕はもう、知らないぞ」
同時に爆音が鳴り響き、ハードボイルダーに乗ったフィリップが颯爽と現場に現れた。雰囲気十分で超カッコよす
この一連の台詞だけで倉田オワタ感がビシビシ伝わってくる、圧倒的な勝ち演出です
「何か策はあるのか」
「策なんて・・・動いてから考えればいい。翔太郎!
地獄の底まで悪魔と相乗りしてくれ!」
考えるのは後回しだ!今は動け!
その言葉はいつもフィリップが否定してきた翔太郎の言葉。この瞬間、二人は再び本当の意味での相棒となった
覚悟の咆哮とともにファングメモリを突き刺し、フィリップの姿が超戦士へと変化する。同時に倒れこむ翔太郎
そう、ファングのメモリを使用した変身は通常と異なり、フィリップの肉体がメイン・翔太郎が精神となるのだ!
変身!仮面ライダーWファングジョーカー!
白と黒に別れたボディ。トゲトゲしい刃の装飾はありますが近年のライダー強化形態と比べると圧倒的にシンプルなデザイン
あまり劇的にパワーアップを遂げているようには見えませんが・・・・・
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
雄叫びをあげるフィリップは翔太郎の危惧通り、ファングの力を自制できず狂戦士と化してしまう
シャキーン!と腕からカッターを生やし、襲いかかるマスカレイド達を時代劇の雑魚のようにバタバタと斬り殺します
>これがファングジョーカーだ!そいつに触れることは死を意味する!
>ファングジョーカーが、一般怪人を「消し」まくっていましたね……いいのだろうか
>ザコ共全員皆殺しにしているわけだけど良いのか探偵? Wは殺しをしないライダーだと思ってたのに
>さりげなくマスカレイド大虐殺ですね
”そいつ”に触れることは死を意味するッ!
これがッ!
ファングジョーカーだッ!
完全にバオーだこれ。バオー・リスキニ・ハーデン・セイバー・フェノメノンで近寄る者全て破壊するフィリップ
離れた場所の車の中から様子を伺っていた冴子も、その強さと鬼気迫る恐ろしさに思わず身震いする
「そうか・・・あのファングというメモリは来人を守るためにあるんだわ
来人を守るためには手段を選ばず、あらゆる敵を排除する戦士にWを変える・・・!」
ファングの正体はフィリップの絶対的護身ツール
それこそ守る対象であるフィリップの気持ちなど微塵も汲み取らず、ただひたすらに彼の身の安全だけを追求する
だからファングの変身は翔太郎ではなく、フィリップになるワケか。一番安全なのはファングジョーカーの「中」だから
しかしこうなると気になるのはファングを造った人物。普通に考えれば来人を愛する人物ということになるでしょう
だとするとそれはやはり両親?そして琉兵衛でないとすれば、消去法で母親という可能性が・・・
>ビギンズナイト観て思ったんですが、フィリップの救出依頼したのってまったく出てきてない母親ですかね?
おやっさんがガイアメモリとダブルドライバー持ってた理由になるし
圧倒的強さでマスカレイドを全滅させ、アームズドーパントも追い詰めるファングジョーカー
ビビった倉田は亜樹子を人質に取りますが、暴走中のフィリップはそれを理解できず亜樹子ごと斬り伏せようとする
『やめろおお!!相棒おおおおおおおおおお!!!!』
「なんてこった・・・ここがフィリップの意識の中か・・・・アイツは今、
自分の知識と理性が全て燃え上がっているような恐怖に襲われてるんだ」
相棒の暴走を止めるために心の底から叫んだ翔太郎は、その意識をフィリップの心象世界へとダイブ
そこは業火に包まれる地球の本棚という、実に凄惨かつ痛々しい光景だった
地球の本棚と言えばフィリップの心の拠り所。それがこれだけ破壊されていることを考えれば、
今現在彼の心がどれだけズタズタにされているか想像するに難くない。早く助けてやっテ!
かくして翔太郎が炎の中を探しまわると、ほどなくして本の中に埋れているフィリップを無事に助けだします
「やあ・・・信じていたよ翔太郎。必ず僕を探し出してくれると」
「あったりまえだろ。俺達はなんだ?」
「フフ・・・そうだね・・・僕達は・・・
二人で一人の仮面ライダーだ」
二人が手を取り合った瞬間、燃え盛る炎は跡形もなく消え去りいつも通りの整然と並んだ地球の本棚が復活
亜樹子の首筋めがけて放たれたアームファングは、触れるギリギリのところで寸止めされていた
「ごめんよ亜樹ちゃん、もう大丈夫だ。さあ、お前の罪を数えろ!」
>一人では乗り越えられない苦難をパートナーと協力して克服する、というシナリオはすごく好感が持てます
電王でもそうでしたが、やはり王道ですね
>改めて仮面ライダー【W】が強調された回でしたね
>翔太郎がフィリップの意識に入り込んでフィリップを救い出すというのがおやっさんを彷彿とさせて…
ビギンズナイトを見ているとかなりグッとくる、いい演出だったと思います
>ライダーの新フォーム回でこんなに面白かったのは久しぶりの気がする
翔太郎の助けでファングの力を制御することに成功したフィリップ。まさに二人で一人の仮面ライダーに相応しい演出
ヘコヘコ逃げようとするアームズドーパントにトドメを刺すべく、マキシマムドライブを披露します
『ファングの必殺技はファング・ストライザーでどうだ?』
「フフ、名前はキミの好きにしたまえ。ファング・ストライザー!」
レッグファングがシャキーンと伸びた状態で上空高くジャンプし、敵に向かってグルグル回転しながら急降下して斬撃を叩き込む
急降下式の竜巻旋風脚というか、横回転のブロッケンの帰還です。ずばっしゃー!
>どうみても竜巻旋風脚です。本当に(ry
>仮面ライダー的には竜巻旋風脚よりもスピニングダンスでしょうか
>ファングジョーカー「ブロッケンの帰還ー!」
>マキシマム・ドライブ技ベルリンの帰還じゃないかー!!
ばっごおおーん!!!!
ファングジョーカーの最初の犠牲者となったアームズドーパントは、虫けらのように吹き飛びメモリブレイク
倉田は人間の姿に戻ったところを冬身に抱きしめられ、安堵の中意識を失うのでした。チクショー俺にもそういう女くれよ!
完全な形勢逆転に「こいつはヤベー」とその場からトンズラした冴子。逃がすかとこれを追走するW
フィリップは疲労困憊なのでメモリを入れ替え、いつも通り翔太郎のWがハードボイルダーでこれを追い詰めます
「ルナトリガー・マキシマムバースト!」
「う、ウボァー!?」
ファングジョーカー相手だと勝てないと思って逃げたんでしょうが。通常W相手にも逃げの一手でやられ放題のタブー
ビクシオマをまともに浴びてあわや敗北と思われたその時、目にも留まらぬ速さで飛来した影が彼女を救い去った
「霧彦さん・・・あなたナスカの高速移動に覚醒したのね」
「僕にも意地というものがあってね。訓練を重ねていた。キミのために」
前回、鬼嫁に「アンタ最近仕事もしないでサボってんじゃないの?」と勘ぐられた霧彦さんだったがその理由が判明
彼はあれだけ辛辣に責められながらも、妻の為にひたすら己を磨いていたのだ
>尻彦さんの活躍でファングの活躍がぶっ飛んでしまった件
>あんなに冷たくされても嫁のために黙々と訓練してたとか霧彦さんマジ良夫
>霧彦さんに濡れた
>霧彦さんKAKKEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!! さーて今度のカッコいいモードはいつまで続くやら?
>翔太郎とフィリップ、倉田と冬美、霧彦と冴子、「相棒」がテーマだったわけですね
>冴子の「霧彦さん・・・」の台詞、そして冴子の為に密かに鍛えていた霧彦さんに敵ながら感動
やっぱり魅力ありますね園咲家は
最高のマスオさんだよ霧彦さんは!(号泣)
旦那の優しさに触れた冴子は流石に感動したようで、皮肉の言葉も出てきません。次週からは少し優しくしてあげてね
ラストのカーチェイス中に、崩れたコンクリートからあわやのところで少女を救ったW
更に偽ライダーを語っていた倉田健二も逮捕され、Wの風評は再び風都のヒーローとして輝きを取り戻した
冬美は翔太郎との約束通りキャッツアイの相方として自首し、この事件は幕を閉じることとなった。しかし・・・
『一年間姿を見せなかったファングがなぜ今頃現れたのか。あまり良い事とは思えない』
翔太郎の抱いた一抹の不安は的を射ていた。冴子の見立てによれば、ファングはフィリップの護身ツール
つまりファングがやってきたということは、これから先二人の前に更なる危険が訪れるという予見にも等しいのだ
「ってうわあああああああ!なんじゃそらあフィリップ!」
「リバウンドだよ。減量の後に新しい知識に没頭してしまったのが良くなかった
キミは知らないだろう?餅という食べ物を」
そしてそんな心配をよそに、減量からリバウンドで満腹太みたいに太った姿を見せるフィリップで締め
フィリップファンの腐女子達がモニターの前で悲鳴をあげたことでしょう。いやむしろ「カワイー」とか喜ぶのかな?
新フォーム披露回としては近年稀に見る良回でした。次週へ続く!
第17話
さらばNよ/メモリキッズ
「こんな風向きの悪い日はサッパリしたくなってね。ついここに足を運んじまう」
「私も同じだよ。風が悪い日はいつもここに来る。ねぇマスター?」
「へぇ〜、バーバー風のファンとは・・・アンタなかなかの風都通だな」
行きつけの理髪店「バーバー風」で二人並んで仲良く会話しているのは、なんと翔太郎と霧彦さん
互いに蒸しタオルで顔が見えないため敵同士とは露知らず、風都を心から愛する者同士として意気投合しちゃってます
ブルジョワになったのに高級美容室などには行かず、昔から馴染みの床屋に通い続ける霧彦さんがナイスガイすぎる
「フッフッフ風都通もなにも・・・風都くんは勿論知ってるよね?風都のマスコットキャラクター
実はあれ私がデザインしたんだよ!小学三年の時コンクールで優勝してね」
「マジかよすっげー!尊敬するよ!」
「ハッハッハそうだろう?今度キミに特製の風都くんキーホルダーをプレゼントしよう
I★LOVE★風都!限定生産50個の激レア物だよ」
「是非!是非!いやあ、やっぱ風都は最高だよなぁ〜ってお前はァァァ!?」
「ハッハッハまったくだ・・・・ってキミはァァァァ!?」
>冒頭のコントワロタ。「この街が好き」って点は一致してるんだし、出会いさえ違えば仲良くなれただろうなぁ
>Wと霧彦さんは、敵同士というよりライバル同士という感じですね
ハイテンションで子供の頃の自慢話を始める霧彦さんと、それにガッツリ食いつく翔太郎
放送開始1分でいきなり視聴者をニヤニヤさせてくれるこのやりとり
翔太郎と霧彦さん。同じ風都好きの若者でありながら敵同士という、魅力的な設定を際立たせる名場面と言えます
ここでようやくタオルが取られた二人は互いの顔を見て仰天。「表へ出やがれこの野郎!」と戦闘シーンへ突入する
あとこれはまったく本編に関係ない余談ですが、デザインコンペで思い出したオタクトリビアを一つ紹介
ダッシュ!四駆郎に登場したマシン「流星(シューティングスター)」は
シャーマンキング作者武井宏之先生(当時中学二年生だった)のデザインが原型
最近武井先生をWikiで調べる機会があって知ったばかりなんですけどね。やはり才能ある人は流石だなと思った
「残念だなファングジョーカーはなしか。ならば・・・キミの負けだ」
前回覚醒した高速移動に自信満々の霧彦さんは、妻から聞いていたファングジョーカーとの対戦を熱望するも
あれ以来ファングメモリが行方不明になっている為どうしようもなく、普段通りのサイクロンジョーカーでの対戦に
宣言通りナスカドーパントの圧倒的優位で決着しそうになりますが、何故か霧彦さんは決定的チャンスで剣を引く
「フッ、命拾いしたな」
「流石にマスターを闘いには巻き込めねえか」
翔太郎を追いかけてやってきたバーバー風のマスターに気付き、彼を戦闘に巻き込まない為に休戦したのだ
敵役でありながら「悪役」ではないTPOをわきまえた紳士ぶり。霧彦さんのキャラが光ります
その場を去っていくナスカドーパントの背中を見送る翔太郎も、彼がただの悪党でないことを感じ取ったみたい
運命の悪戯か・・・この偶然の出会いが
決して忘れられない別れの始まりだったんだ
そしてこの翔太郎の不吉なモノローグである。ゲゲェー!?
過去形で語られる霧彦さんとの出会いと「忘れられない別れ」。サブタイトルが「さらばNよ」とあって嫌な予感しかしない
これだけ視聴者に愛されてるキャラが18話という序盤でリタイヤするとは思えませんが・・・・?
「翔ちゃん、茜が一昨日から家に帰ってないんだ。探してくれないか?」
マスターが翔太郎を追ってきたのは、探偵として依頼する為だった。聞けば愛娘の茜ちゃんが帰ってきてないという
ちなみにマスターの顔どっか見た事あるなーとか思ってたらあご勇です。この人久しぶりにTVで見たな
快く依頼を引き受けた翔太郎はクイーンとエリザベスの情報提供により、さして時間もかからず彼女を発見する
昔から翔太郎によく懐いていた素直な娘ですが、今はその目を合わせようとせず見るからにDQNな友達とつるんでます
「茜ちゃん、お父さんが心配してるぞ?早く家に帰るんだ」
「オッサン探偵だって?あーマジめんどくせーし・・・・やっちゃうかァ有一!」
統馬といういかにも頭悪そうなリーダー格の少年がそう言って取り出したのは、なんとガイアメモリ
翔太郎が驚いて取り上げようとするのをあざ笑いながら、有一というもう一人の少年がバードドーパントに変身する
>バードドーパント「やあ、僕は鳥人だよ。人間の胴体に鳥の頭がついてるだろう?」
>きみにこの見えないガイアメモリをあげようね
とりじん!とりじんキタ!
笑い飯好きの特撮ファンの多くが思ったに違いない。この目に見えないインコをあげようね
「お前達、それがどんなに危険なモノかわかって使ってるのか?」
「知らねーよ!俺達はこいつの力で楽しみたいだけだ!」
「やれやれ・・・こいつはお仕置きが必要だな」
視聴者の気持ちを代弁するかのように変身し、クソガキ鳥人を気持ちよくボコるW
茜以下友人達に正体を知られることになりましたが、前回の冬美などボチボチ正体を知る人物も増えてきたし問題ないのかな
有一はたまらず変身解除して降参するもメモリを統馬にパス。今度は統馬が鳥人に変身したではないか。目ヤニをあげようね
「何!?1つのメモリを使い回しているのか?」
『バカな・・・メモリの使用にはコネクタ手術が必要だ。多数での使い回しは不可能のハズ』
翔太郎以上に驚いたのは、物陰から事の一部始終を見ていた霧彦さん。本来メモリの使い回しはできないそうです
統馬は茜を抱いてその場をトンズラ。とりあえず残された有一を締め上げようとすると、彼が腕を押さえて苦しみだしました
見ればコネクタ部分が真っ黒に焼け爛れ、いかにも痛そうなことに
本来できない用法をした副作用でしょうか?霧彦さんすら知らなかったり、今回の件はなにやらキナ臭い匂い
病院に運ばれた有一は幸い大事にはいたらず、もう一人の女の子友達・弥生もこの事態に怯えて翔太郎に真実を話します
最初のうちは「これで空を飛ぶとサイコーだぜ!」と子供らしく無害に遊んでいたそうですが、しばらくするとあのDQN統馬が
「これで空から人とか襲ったら愉快じゃね?」としょうもない事を発案
最近は彼女の茜が止めるのも聞かずにあちこちを襲っていたそうな。メモリの副作用で死ね!
なるほど茜が家に帰らなかったのは、アホの彼氏の暴走を制する為に彼の近くにいなくてならなかったからか
弥生から統馬の次のターゲット候補を聞き出した翔太郎は、統馬を止め茜を救う為に動きます
「若菜、こんな物を拾ったんだが。落としたことを言い出せなかったんだね?」
「え・・・ええ・・・・そうですわお父様。どうもありがとうございます」
「大切にしてくれたまえよ。これは我々家族の絆なのだから」
>いいパパだと思ったら真っ黒だったでござる メモリが絆ってことはまた捨てたら園咲家追放ってことですよね
>琉兵衛は若菜に対して放任しているのかと思ってたんですけど、そうでもないみたいですね。静かな圧力が恐ろしい
>琉兵衛の笑顔が怖い……。やはりメモリを捨てるという選択を受け入れたのではなく、
メモリを捨てることは許さないよということだったのでしょうか
その頃。園咲家では琉兵衛がニコニコ笑顔で若菜にクレイドールのメモリを返していた
「捨てた」と言えるハズもなく、顔面蒼白になって受け取るしかない若菜。当然琉兵衛は解っててやってるでしょう
どうも14話で見せたあの笑顔はとんだフェイント演出だったようで、やはり娘の勝手を許すつもりはないっぽいです
優しい父親と冷徹なラスボス、どちらが彼の本当の顔なのか。まったくもって視聴者には測りかねる琉兵衛の真意
「ところで冴子、新しいメモリの開発についてはどうなっているかね?」
「それは・・・もう少しだったのですが思わぬ邪魔が入ってしまいまして」
「そうか。来人はまだ戻らんか」
前回の失態に言葉を濁す冴子に対し、「来人は戻らんか」と答えた琉兵衛。これは視聴者としては結構意外
冴子は父に気付かれぬよう独自に動いてると思ってましたが、この会話を見る限り琉兵衛は全て把握していたようです。へー
「ですが良いニュースもあります。霧彦さんがナスカの高速移動に覚醒しました」
「ほう、ついにレベル2か。流石は冴子が選んだ男だな・・・ここまでは」
どうやらナスカは段階を踏んで強くなる特殊なメモリのようで、霧彦さんは現在レベル2とのこと
しかし気になるのはなにやら不穏な琉兵衛の物言い。それは婿養子が気に入らない舅の言い回しではなく、まるで・・・
「まだ15歳の子供にメモリが出回っていたよ。バードのメモリだ
我々がメモリを売るのは人間をより高度な生命体へ進化させる為
その為に薄汚い大人達が犠牲になるのは構わないが・・・
このケースはルール違反だ!」
>成年への流出、興味本位の使用、使い回しによる副作用、ガイアメモリの麻薬的な性質が押し出されてますね
>ガイアメモリの使い回しが、現実の薬物問題とダブって見えました
前者はフィクションなので現実の危害はまずありませんが、後者は現実に起こっている分、タチが悪いですね
>霧彦さん・・・考え方は立派だがそのメモリを買った大人によって子供に被害が出る可能性もあるんだが・・・
かっこよかったけどこの主張は平和な脳みそと言わざるをえないなぁ
>霧彦さんはガイアメモリを子供に与えるべきではないと言ってましたが、
人に販売してる時点で充分片棒担いでるよとツッコミつつも、好感が持てました
Wの中では二位三位を争うナイスガイだと思います(一位は荘吉。異論は認めん)
その夜。昼間の件に関して激怒した霧彦さんが、即刻事実関係を洗い出すようにと珍しく語気強く妻に訴えていた
I★LOVE★風都を掲げるこの男にとって、未成年者へのメモリ流通は度し難い事態です
そんな夫の怒りをなだめるように、今日は従順な妻らしく言う事を聞く冴子ですが・・・・
「それはいけないわね・・・・わかった、すぐに調査するわ
それより霧彦さん、最近身体の調子はどう?」
「勿論。見ての通り絶好調さ」
「そう、よかった・・・頼りにしてるわよ。あなた」
この冴子の台詞。先刻の琉兵衛の物言いに感じていた不穏さが何であるかわかりました。そう、これはまるで
モルモットの経過を観察する生物学者のようではないか
>冴子や琉兵衛の様子からすると、霧彦さんは身体に異常をきたすのでしょうか?
どうやら二人の台詞から察するに、ナスカのメモリは覚醒レベルが上がる毎に
使用者の肉体に何らかの負荷をもたらす危険なメモリのようです
そう言えば忘れかけてましたが、第2話で初変身する時「並みの人間では命を失う」って最初に断ってましたね
琉兵衛はともかく、冴子はちゃんと女として霧彦さんを愛してるんだろうか。モノホンの冷血女ではないと思いたいが・・・
「おい聞いたか?風都署にすげえ新人が配属されるって話
なんでも超仕事ができて超イケメンらしいぞ」
「へーマジっすか?ってウボァー!?」
翌日。風麺の屋台を襲ったアホのバードドーパントだったが、弥生の情報により駆けつけた翔太郎がこれを阻止する
ラーメンを食いながら話していた刃野さんと真倉刑事の会話に出てきた、近々配属される「凄い新人」が気になります
おそらく彼が第2のライダーアクセルでしょう。映画のラストで出たあの若者ですね
>今度来る新人刑事ってのがアクセルなんですかね
>アクセル登場の伏線も張られたわけですが
もし尻彦さんを噛ませになんかしたらと思うと心配ですな 視聴者への印象的な意味で
ちなみに前半のほうでファングを捕獲しようとフィリップが仕掛けた罠に、アクセルのツールであるビートルフォンがかかってました
>お前何やってるんだビートルフォンw
そしてフィリップ、いくらファングに気をとられていたとは言えメモリガジェットという事にもうちょっと反応しろ
でもこの様子だとこのメモリガジェット、開発者はフィリップではなく…?
「お願い翔太郎お兄ちゃん!統馬を止めて!」
「任せな。行くぜフィリップ!って・・・・なんでお前がここに!?」
「仮説を検証しに来た。僕がピンチになればファングは必ず現れる」
茜の懇願を聞き届け、DQN彼氏にお仕置きすべくWに変身・・・と思いきや、なんと現場にフィリップが登場
待てど暮らせど見つからないファングをもう一度出現させるために彼が取った行動は、自らの身を危険に晒すというもの
かくして無防備で鳥人に歩み寄ったフィリップに羽手裏剣が打ち込まれるも、その全弾は眼前で撃ち落とされていた。ファングである
「検証成功だ」
>ミックに襲われたとき、何でファングは助けてくれなかったんでしょうね。細かいこと気にしてもしょうがないか
>フィリップ「僕がピンチになればファングは現れる」
ミック「つまりファング判断では俺が襲った時は余裕だったとでもいうのかっ!」
かくして二人はファングジョーカーに変身。前回同様の圧倒的な力でDQNをボコボコにします。ざまあ
「ファング・ストライザー!」
ばっごおおおおおおおおおん!
>虎王!ファングストライザー、虎王じゃないか!
>ファングマキシマムドライブのエフェクトかっこよすぎ惚れた
インパクトの瞬間に恐竜の顎がガキィン!と相手を噛み砕くエフェクトがかかった今週のファングストライザー。先週よりカッコいいぞ
まったくもっていいところなく瞬殺される鳥人。中身がDQN中学生なので当然と言えば当然ですが・・・ここでフィリップ驚愕
「ガイアメモリが破壊されていない。メモリブレイクしたのに」
バードメモリは体外に排出されたものの、なぜか破壊されずに原型を留めたまま。そして統馬も有一のように腕を抑え苦しみ始めた
コネクタ手術なしの使い回しといい、やはりこのメモリは今までのガイアメモリとは根本的に違う代物なのか?
「おそらくメモリを使い回したせいだろう。本来そんな使い方はできないハズ」
「てめえ!他人事みたいに言ってんじゃねえ!こんな子供に売りつけやがって!
どうしてこうなった!」
「我々はッ!過去に未成年者にメモリを売ったことはない!
どうしてこんなことになったのか・・・今調査しているところだ」
>翔太郎の「どうしてこうなった」に吹いたw
>どうしてこうなったのAAを数えろ
そこに現れた霧彦さんに猛抗議する翔太郎だったが、誰よりも今回の件で胸を痛めているのは霧彦さん本人
どうしてこうなったと唇を噛みしめてますがそれはそれ、これはこれ。自分の仕事はキッチりやります
「それよりもファングジョーカー・・・まずはキミとの決着をつけねばな!」
言うなりナスカに変身すると、有無を言わさずファングジョーカーに斬りかかる霧彦さんで次週へ続く
サブタイトル「さらばNよ」は果たしてどんな結末を意味しているのか?
>はんぺらさんは「霧彦さん死亡フラグビンビン丸!」と言うッ!
>来週のWを見るのが怖いです。頼む…尻彦さんを死なせないでくれ…!
>霧彦さんが組織と決別したブチャラティとかぶって死相が消えない
>次回予告…尻彦さんはテラーの能力を視聴者に知らしめる生贄にされてしまうのか
>アクセルが新たにWのライバルになるから霧彦さん退場?
>死亡フラグビンビン丸の霧彦さんですが、ここはあえて「さらばN」は霧彦さんさよならではなく、
「ナスカメモリ」さよなら→新たなメモリ獲得というパワーアップフラグ説を提唱します
>尻彦さんカッコイイ…と思ったら次回で退場な気配。頼むから生き残ってくれ!俺たちはまた貴方の尻が見たいんだ!
>霧彦さん何かフラグ立ってないか・・・死にはしないと思うけどすぐに仲間になるって感じでもないし一時離脱するんだろうか
>次の進化で仮面ライダーナスカにならないかなぁ
>早くこの思い届けたくて携帯から初めて送ってみますキャッ
尻彦さん死にそうという意見多そうだけど、私はドーパントに取り込まれ意志を失った戦闘マシーン=ナスカ第三段階化と予想
自分の意志を取り戻し冴子を守る最期は号泣ものですよ
>風都くんキーホルダーは、霧彦の形見になると見た!(キラーン)
>で、今回の名探偵はんぺらの推理やいかに?
次回予告で霧彦さんが琉兵衛に剣を向けているという衝撃のシーンがあるため、
未成年へのメモリ流通を許可したのは琉兵衛で、それを知った霧彦さんがブチャラティと化す流れと思われます
(そうミスリードさせる次回予告という可能性もあるが。とにかく琉兵衛の真意が読めなくて困る)
そうだとするとまぁ、ストレートに霧彦さん死亡って展開が普通に妥当じゃないかと。ただし
実は生きてて、終盤に電撃最登場。これは譲れない
冒頭のモノローグで翔太郎が「忘れられない別れ」と言っている以上、翔太郎と彼の何か感動的な別れがある事は確定
コメントにもありますが、「今度あげよう」と約束している限定50個生産のキーホルダーがまさにイベントアイテムでしょう
震える手で翔太郎にキーホルダーを手渡し
「頼む。私の愛する風都を・・・キミが守ってくれ」
とか言って事きれたらベタですけど超感動。でも実は生きてて終盤再登場は譲れない(2回言った)
と、ここまで書いておいてなんですけど絶対ミスリード仕掛けてますよこの流れは
あまりにもストレートに死亡フラグ立ってるもんなぁ。しかし裏の裏は表だし・・・・うーん考えれば考えるほど読めんな
第18話
さらばNよ/友は風と共に
「どうだこれがナスカの高速移動・・・ぐっ?こ、これは・・・身体が高速移動についてこない!」
意気揚々とファングへ挑みかかった霧彦さんでしたが、ものの15秒も戦ったところでいきなりエンスト
前回匂わされていた「ナスカレベル2の負荷」がここでその身体を蝕み始めたようです。なんてタイミングの悪い人だろう
「なぜ・・・攻撃を止めた?」
「さぁな。だが言ったよなお前・・・この街を愛してるって
それが本当ならこれ以上、子供達にあんな涙は流させるな」
しかし翔太郎はこのチャンスに敢えて攻撃を止め、「子供へのメモリ流通を止めろ」と言い残して霧彦さんを見逃します
バーバー風で意気投合した「風都を愛する男」のことを信じてみたくなったのでしょう。そして本人の思いもまた同じだった
「旅行代理店、交番、歯医者、そしてラーメン屋台・・・一見バラバラに見える
バードドーパントの襲撃地だが、検索の結果これらには一定の関連性があることがわかった
江口茜の陸上競技のライバル達・・・その親の勤め先だ
そして翔太郎、この子の腕には他の3人にはなかった生体コネクタがある」
「そう、統馬は私の為におかしくなっちゃったの。そして最初にガイアメモリを貰ったのは・・・私」
病院に担ぎ込まれた統馬の命に別状はなかったが、事務所に戻ったフィリップは検索により事件の真相に辿り着いていた
バードメモリのコネクタを持つ正式な所有者は、誰あろう茜本人
陸上大会が間近に迫るも好成績が残せずスランプに苦しんでいた茜は、ある謎の女性からそのメモリを受け取ったのだという
「これを使うとアタマがスッキリして調子も上がるわよ」という女の言葉にほだされ、最初にそれを使ったのも彼女だった
その言葉通り、バードドーパントに一度変身すると身体に力が漲るようになり、高跳びの記録もグングン上がった茜だったが
そのメモリを仲間達に見せてしまったのが今回の事件の発端になってしまったのだという
「私にしか使えないものだと思ってたから・・・まさかこんなことになるなんて。ゴメンなさい」
「全てワシが悪いんじゃあああ」と号泣する茜を責めることもできず、落ち着くまで事務所で休ませることにした翔太郎達
言わずもがな回想で茜にバードメモリを渡した、諸悪の根源である女は冴子です
社長の身でありながら自ら街頭販売とはなかなか感心ですが
前回霧彦さんの追求をしれっと受け流しておきながらまさかの張本人。あの対話中、彼女は旦那のことをどう思っていたのか?
冴子の持つ非人間性がありありと伺えます。コイツはくせえーッ!ゲロ以下の匂いがプンプンするッ!
「園咲家の地下にこんな空間が・・・これはいったい何なんだ?」
「この場所で我々は地球の記憶を手にし、ガイアメモリは生まれたのだよ
ようこそ霧彦君。ミュージアムへ」
一方。屋敷に戻った霧彦さんは、偶然発見した隠し通路から地下の秘密空間で琉兵衛と対峙していた
古代文明の遺跡か何かだろうか?地面に埋め込まれた発光する円盤からは、謎のエネルギーが溢れ出ています
台詞から察するに、この場所こそが園咲家が”力”を手に入れたルーツらしい。いわば聖地ってトコね
「地球の記憶は未だ多くの謎に満ちている・・・だから実験が必要なのだよ
故に我々ミュージアムはメモリを風都に流通させているのだ
特に今注目しているのはバードのメモリだ
純粋無垢な精神と肉体により、バードメモリは急速な進化を遂げるだろう
そしてやがて使用者の肉体は限界を越える」
「・・・使用した人間が死ぬというという事ですか?いやそれよりも
お義父さん!子供達へのガイアメモリ流通はあなたが!?」
「だからなんだね?
無駄な死ではないよ。得られたデータは我々の目的におおいに貢献するだろう」
>琉兵衛!あんたはオレを裏切った!!
>人がゴミのようだってナチュラルに言えそうですねテラー流兵衛
>ムスカはやっぱりムスカだな。この外道が!!
子供達へのメモリ流通を良しとしていたのは琉兵衛だった。冴子といい、普通にド外道の悪党じゃねーか
園咲家の魅力は敵方ながら不思議な人間味があるところだったワケですが、今回はその本性暴露といった所でしょうか
その言葉を聞いた瞬間、霧彦さんの中で何かがキレた
吐き気をもよおす邪悪とはッ
なにも知らぬ無知なるものを利用する事だ!
自分の利益のためだけに利用する事だ!
街の名士が何も知らぬ子供を!てめーの都合だけでッ!
ゆるさねえッ!あんたは今
オレの心を『裏切った』ッ!
「そんな事はさせないッ!教えろ、どうすれば彼らを救える?」
「体内のメモリの場所を正確に特定し、破壊するしかあるまいな。しかしそれを聞いてどうする?」
怒りで完全にブチャラティ化した霧彦さんはナスカに変身。琉兵衛の首に剣を突きつけて凄むが・・・
「決まっている!こうなれば私が彼らを救っ・・・うぐっ!ま、また・・・・!」
「体調が優れぬようだね霧彦君。ナスカのレベル2・・・超高速の能力に覚醒したまでは良かったが
どうやらそこがキミの限界のようだ」
「ま、まさか?」
「そう。キミも実験台だったのだよ
ナスカのメモリを解き明かす為のね。もうすぐキミは死ぬ
辛そうだな霧彦君・・・すぐ楽にしてあげよう。寂しいものだね家族が一人減るというのは」
冒頭に続き再び霧彦さんの肉体を蝕むナスカの負荷と、苦しむ婿を冷ややかな目で見下ろす琉兵衛
やはり先週の考察通り霧彦さんはモルモットだったのである
しかもその身体はオデノガラダハボドボドダァ状態であり、もう既に助からないときました
バードメモリのデータの為に死ぬ子供達も、ナスカメモリのデータの為に死ぬ娘婿も。琉兵衛にとってはどちらも一緒
顔色ひとつ変えずに婿に死を告げるその様子から、この男の尋常ならざる冷酷さが伝わってきます
テラードーパントに変身した琉兵衛はあの謎のドロドロMAP兵器を使用
霧彦さんは一旦捉えられながらも、最後の力を振り絞って高速移動を発動。なんとかこれから脱出します
結局この攻撃なんやねん。前は「少しでも触れたらヤバい」みたいなこと言ってましたが
捉えられても肉体的なダメージを負っただけで精神をどうこうされたりもせず、ましてやフツーに脱出可能
なんかあんまり凄い攻撃でもないような気が。「テラー」ドーパントらしく精神汚染とか見せてほしかったな
「返して・・・私のバードメモリを返して!私はもっと飛びたいのよォォォォォ!」
その頃、泣き疲れて寝ていた茜が目覚めると同時に豹変していた。バードのメモリに対する依存症である
完全に正気を失い、フィリップや亜樹子を突き飛ばす茜。先週から「メモリ=麻薬」の描写は顕著でしたが
この茜の狂乱ぶりはまさに麻薬の禁断症状
ガイアメモリがいかに危険で恐ろしいブツであるかが視聴者によく伝わってくるシーンです。ダメ!絶対!
>ガイアメモリマジ麻薬
>前回に引き続きガイアメモリの麻薬的特徴が押し出されてますね
例えこわくなってやめてもフラッシュバックでまた手を出してしまう所とか
夢遊病者のように事務所を出た茜はそこで再び冴子と遭遇、バードメモリを受け取って変身してしまいます
霧彦さんが命を賭して子供達を守ろうとしている一方で、その嫁が子供にメモリを渡す・・・なんとも救われません
「正気に戻ってくれ茜ちゃん!くそっ!どうしてこうなっちまうんだよ!」
現場に急行した翔太郎はWに変身するも、相手が茜なので苦戦を強いられることに
前回メモリブレイクでメモリが壊れなかったという前例がある為、彼女を元に戻す方法が不明だからである
「いつものクールさが台無しですわね。霧彦お義兄様」
「やぁ若菜ちゃん助かったよ。キミには嫌われてるとばかり思っていた」
一方。なんとか琉兵衛からは逃げおおせた霧彦さんだったが、追っ手のミックにボコボコにされて大ピンチに
あわやというところでミックを止めて彼を救ったのは、他ならぬ若菜であった
スイーツの話の時に見せたおちゃめっぷりなど、不思議な人間的魅力のあった琉兵衛が悪党の本性を見せ、
放送当初からしばらくはDQNを絵に描いたようだった若菜が、フィリップとの邂逅を通じてその優しさを取り戻している
放送当初とこの18話では、まさに人物評180°真逆の園咲家と言えるのではないでしょうか
まぁ冴子だけは最初からずっと嫌な感じの女で特に変わり映えせんけどね
「若菜ちゃん。もし信じていたものに裏切られたとして・・・キミならどうする?」
「自分の心に聞いてみるわ。本当に自分がしたいことは何なのかって
・・・・お義兄様、もしかしてお父様になにか・・・・?」
「自分が本当にやりたいこと・・・か。なるほどね
ありがとう若菜ちゃん。おかげで吹っ切れたよ
さてそろそろ行かなきゃ・・・キミのラジオ、私は結構好きだったよ」
>若菜は本当に良いキャラになったな・・・姉との対比がすげえ
そう言うと、まだダメージの残る足取りで若菜と別れる霧彦さん。若菜とてバカではない
その様子から義兄に何かとんでもない事が起きたことと、彼が園咲の家から決別したことを感じ取っていた
霧彦さんのやりたいことはただひとつ。愛する風都を守る。ただそれだけだ
「バードのメモリは体内の場所を正確に特定しないと破壊できない
私がメモリの場所を見つけるからキミが破壊するんだ!」
「トリガーマキシマムドライブ・・・バットシューティング!」
茜バードドーパントを相手に苦戦するWの前に颯爽と現れた霧彦さんは、ナスカに変身してこれと共闘
まさかの助っ人の協力を得、メモリブレイクは正確にバードのメモリだけを破壊することに成功するのだった
「どういう風の吹き回しから知らねえが・・・サンキュー。助かったぜ」
「フッ、まさか君らに礼を言われる日が来るとはな・・・ぐううっ!
き、気をつけろ・・・ミュージアムという組織は・・・想像以上の闇を抱えている
この街を・・・よろしく頼む」
「風都を頼む」という言葉と一緒に放り投げられたのは、約束していた風都くんキーホルダー
彼はこの街を守るという役目を翔太郎に託したのだ
>キーホルダーを渡して「風都を頼む」までは完璧な推理でしたね
台詞とキーホルダーの流れまでは名探偵はんぺらドンピシャでしたが、ここで霧彦さんは倒れません
台詞からするにどうやらこの街を去るつもりのようなので、生存したまま一旦物語離脱、終盤再登場でしょうか?
「どうしたのあなた?こんな所に呼び出したりして」
「冴子・・・私と一緒に園咲の家を出てくれないか?
私を愛しているのなら」
とか思ってたらラスト。街を出るなら一人で出ればいいものを、無謀にも冴子を会社の屋上に呼び出しそれを告げる霧彦さん
それだけ彼が冴子を愛しているという事であり、彼女の愛を信じている
ということですが・・・もはやまともにテレビ画面を正視できない視聴者の予想はバッチリ当たってしまう
「そう、わかったわ霧彦さん・・・・
あなたがもう私にとって必要なくなったことが」
「冴・・・ッ」
ドォオオオオオン・・・・!!!!
「これは返してもらうわよ。我々ミュージアムの・・・いえ
私の崇高なる目的の為にね・・・さようならあなた」
>冴子は真性のクソ女だったか・・・はんぺらさんの先週の時点でよく気付きましたね
>冴子オオオォォッ!!テメーの罪を数えろ!!
>トミーロッドと園崎冴子。今最高にムカつく奴らです
>ホント風都はろくな女いねーな・・・若菜姫が最後の良心だな
>「私の」目的という表現からすると冴子には琉兵衛とは別の目的があるのかもしれませんね
あの父にしてこの娘ありか。冴子は霧彦さんに愛情など持っていなかった
常に傍に居ながら自分を裏切ることのない都合のいい、優秀な駒を置いておきたかっただけに過ぎなかったのである
タブードーパントの火炎弾を生身の身体で直撃した霧彦さんは致命傷を負い、あまつさえナスカのメモリも回収されてしまう
遠ざかっていく妻のヒールの音を聞きながら、しかしその表情は憤怒や怨嗟に歪むことなく穏やかであった
「ふふ・・・やっぱり風都は・・・いい風が吹くなぁ・・・・」
最後に発した言葉は妻への恨みではなく、風都への愛
そして事切れたその身体はオルフェノクのようにグズグズに崩れ、塵となって風都の空に舞っていくのだった
>あーん、霧彦さんが死んだ
>霧彦さん…あんた最後まで冴子に恨み事一つ言わずに…(泣)
>太陽にほえろの殉職シーンだコレ
>し、尻彦さんが・・・塵彦さんになっちまった・・・
>霧彦さん!! バ…バカな… か…簡単すぎる… あっけなさすぎる……
>霧彦は・・・粉みじんになって死んだ・・・
>霧彦さんが…霧彦さんが…再登場の余地なんて残んないくらいに
>霧彦さああああああああああああああああああああん 一旦退場、後に仲間入りだと思ってたのに
>身体と一緒に再登場フラグも灰になったでござる
いや、でもメモリに意思が宿ってるかもしれないからまだわからない!?
>Wやバイラスみたく精神と肉体が別々になる例からみて
霧彦さんも肉体は滅んでも精神体となって再登場する可能性はあるはず
>「こんなこともあろうかとクレイドールメモリを借りておいてよかったぜ!」とかありませんかね?
>冴子に殺されて砂になったのはクレイドールの力で作ったダミー人形とかで、
本物は若菜に助けられてどこかで生き延びている…という考えは楽観的すぎますかね?
Wがピンチになった終盤で「それでも私の、私たちの愛する街を守っているつもりか!」
とか言いながら仮面ライダーナスカ登場、とか
>尻ひ・・・じゃなくて霧彦さんが・・死んだ、完全に 終盤の復活もありえないぐらいに・・・はんぺらさんご愁傷さま
>はんぺらさんの言うとおり霧彦さんは復活するんだ〜(泣)
>はんぺらさん、また予想が外れましたね。でもこの予想は当って欲しかったのに・゜・(/Д`)・゜・。うわぁぁぁぁん
>はんぺらさんの予想が当たってしまった…でもなぜだろう、涙がとまらない…っ
>はんぺらさんのいうとおりになった今週のW・・・と言いたいところですが、
霧彦さんにあそこまで完全な死の描写があった今、後半の復帰はあり得るのでしょうか
>霧彦さーーーーん…はんぺらさんの予想が当たる事を祈りたいが、塵になった描写があったしなぁ…
ナスカの鳥の絵は不死鳥だった!!っという展開しか復活の望みがないですが、メモリー奪われたし・・・
はんぺらさんの予想はどうなんでしょうか
>霧彦さん死んじゃった…。いいキャラだったのに。しかし灰になって風の中に消えるってのはいい演出でした
>霧彦が愛した風都の風になって彼は生き続けている…と解釈すれば復活フラグもアリでしょうか?
でもあれだけ綺麗に退場されると晩節を汚されたく無い気もするし…何はともあれ、数々の笑いと感動をありがとう霧彦さん
>霧彦さんが風になってしまってショックが隠せません…
ラスト付近、ピンチで気を失った翔太郎が星の本棚で霧彦さんと出会う、とかあるといいなあと夢想するばかりです
>霧彦さん、園崎の人を家族として本当に愛してましたね…嫁より若菜姫の旦那になってりゃよかったのに
>冴子がナスカメモリを回収したので、シリーズ後半戦くらいで新たなナスカメモリの所有者とか出て来たりするのでしょうか?
>こうなったら、キン肉アタルの灰のごとく、霧彦さんの灰を最終話付近で若菜姫あたりに撒いてもらうしか、ないですよ!
>ネプチューンマン「これが園咲霧彦の灰か」
>川があれば!川があれば!!!
>なんで・・・なんで、冴子さんを川辺とか、港とかに呼び出さなかったのよ霧彦さん!!
>聞いた話では霧彦さんは役者さんの都合で「しばらく抜ける」必要があったそうです
それが言葉通りの意味なら、あの状態からでも信じてるぞっ!園咲霧彦ッ・・・!!
流石に復活は有り得ない死に方。どうしてこうなった
はんぺらと同じく霧彦さんの死を受け入れられない朋友達の声はたくさん届きましたが、それを打ち砕くこの事実
>東映公式に尻彦さんオールアップの表記が…それはすなわち霧彦の完全な死を意味する…(;;)
>東映の公式サイトには君沢さんがオールアップしたとあるので、
>霧彦さん復活の可能性は完全になくなってしまいましたね。実に残念です
>演じてた君沢ユウキさんもオールアップで完全退場とは……
>霧彦さん、良いキャラだったのに。こんなに退場が悲しいキャラって何時以来何でしょうか
き、霧彦さーん!(号泣)
東映公式でオールアップと書かれてはもうどうしようも・・・ううう・・・三条先生・・・なぜこの男をこんな序盤で殺したし・・・
それにしもこの反響。霧彦さんが視聴者にどれだけ愛されていたのかがよく解ります
統馬と有一は無事意識を取り戻し、茜ちゃんは親父さんの元に帰った
しかし事件解決の裏で―1人の風都を愛する男が消えた
ラスト。報告書を打つ翔太郎の視線の先に、風都新聞の一面記事があった
「園咲家婿、突然の事故死」
彼との共闘、そしてキーホルダーと風都の未来を託してくれたことの意味を悟り、哀しみを募らせる翔太郎
これからは自分達が霧彦さんの分までこの風都を愛し、そして守っていかなければならないと心に強く誓うのだった
>霧彦は風になった――翔太郎が無意識にとっていたのは「敬礼」の姿であった――
涙は流さなかったが、無言の男の詩(うた)があった――奇妙な友情があった
しかし時同じくして、彼らの愛する風都に霧彦さんと入れ替わるように1人の男が現れようとしていた
「嫌な風だ・・・だから嫌いなんだよこの街は」
第2の仮面ライダー・アクセル登場
>霧彦さんが風都の風になり、アクセルと言う新たな風が吹く、正に第一部完と言うべき回でした
>アクセルは風都キライなのか。霧彦さんとの対比が効いてますね
霧彦さんと対極のキャラであるかのように風都を嫌うこの男は敵か味方か?そしてその実力は?新章開始となる次週へ続く!
第19話
Iが止まらない/奴の名はアクセル
「照井竜。風都署刑事だ。謎の連続凍結事件の犯人を追っている
お前達の得意分野だろう?じゃあ早速左を借りていくぞ所長」
突然事務所に現れ、「警察だ。お前らを雇う」とぶっきらぼうに翔太郎を連れ出した強引な男、照井竜
彼が刃野さんの話していたスゲー仕事ができてスゲーイケメンの風都署新入り刑事である
偉そうな態度が気に入らない翔太郎は断ろうとしますが、現金でスパッと前払いされたので亜樹子が二つ返事でOKしてしまう
『チッ気に入らない奴だ。偉そうな態度もそうだが・・・何よりも癇に障るのは
こいつから妙にハードボイルドの匂いがするってことだ』
登場するなりナインボールをブレイクショットで全弾沈め(翔太郎は超ヘタクソ)、必要以上の言葉は語らない照井
その佇まいは翔太郎のイメージするハードボイルド像に近いようで、軽くジェラシーを感じているようです
「被害者は芸能プロ社長、池田真也42歳。この部屋で凍らされた状態で発見されました
これまでの連続凍結事件と同様の手口と思われます」
「あっ刃さん。え?こいつって刃さんより偉いの?」
「照井警視は風都署に新しく「超常犯罪捜査課」を設立しにきたエリートさんだ
言ってみりゃガイアメモリ犯罪課ってトコだな
俺と真倉はなまじガイアメモリ事件に実績があったもんだから組み込まれちまったのさ」
冷凍室のような事件現場では、既に刃野さんの真倉刑事が緊張の面持ちで照井の到着を待っていた
新入りっていうから刑事成りたてのルーキーかと思ってましたが、なんと階級は警視。新任上司だったのね
と、ここで部屋の片隅に落ちていた一輪の花に注目する照井。見る見るその表情が険しくなっていきます
「おいどうした?何か気付い・・・」
「忠告しておくッ!俺に質問をするなッ!!」
翔太郎が声をかけた途端にブチ切れ、その胸ぐらを掴んで壁に叩きつける照井。そしてこの物言いである
ハードボイルドっていうか中二病だこれ。目か腕が疼いたんでしょうか。恥ずかしすぎる
翔太郎と視聴者がドン引きする中、照井は何事もなかったかのように被害者の入院している病院へ向かう
って氷漬けにされた被害者死んでなかったのね。すげえ生命力っつーかエライ詰めの甘い犯行だなこのドーパント
「ここが・・・ミュージアムの始まりの場所・・・?」
「そう。そしてお前にとっても今日は始まりの日だ若菜
これからはお前にも組織の中核に入ってもらう」
一方。前回明らかになった園咲家地下「始まりの場所」に佇む若菜。父と姉に笑顔でガン睨みされてます
婿を亡くしたばかりなのに哀しい顔の一つも見せない2人。義兄の事故死の真相も若菜は理解していることでしょう
「わ・・・・わかりました・・・お父様・・・」
そう頷くしかない若菜。断れば自分も消されるかもしれないとなれば仕方ないことか
これはまんま「タレントを辞めろ」ということなのか?でもラジオだけはなんとか頼み込んで続けさせてもらうのかな?
「ヒィーやめてくれ!俺が何をしたって言うんだ!」
「まだ気が晴れない。自分の骨の砕ける音を聞け」
その頃、入院先の病院で再び氷のドーパントに襲われた被害者の池田。物言いからして犯行理由は怨恨のようです
しかしここでタイミングよく翔太郎と照井が到着、すんでのところで池田を保護して戦闘シーンへ突入します
照井はバイクのアクセルを引き抜き、警棒のように振り回しながらドーパントに立ち向かいますが・・・・
ズズズ・・・ズゴオオン!ガリガリガリガリ・・・!
なんぞこれ。一体何でできてるのか。エンジンブレードの謎の超質量
剣先がアスファルトの地面に軽くめり込む描写を見ても100kg以上はありそうですが
>エンジンブレードどんだけ重いんだよと思ったら公式では30kg想定なんですね
長さ的にも重めのダンベルぐらいのものがあんだけ地面にめり込むって日本刀真っ青の切れ味と剛性すな
公式設定では30kgとか全然見た目より軽いのね。ますますイミフ武器だ
何気にこのシーン、実際は軽いであろうブレードをいかにも重そうに振り回す照井役・木ノ本嶺浩さんの演技力が凄いと思う
エルフを狩るモノたちの愛理さんを思い出してしまった
「何をしている左!早く仮面ライダーになって戦え!」
「な・・・!お前なんでそれを!?」
「質問は一切受け付けないと言った!」
「いつまでも俺にこんな重いもんで戦わせるな!」とブチ切れる難儀な照井。彼は何故か翔太郎の正体を知っていた
否。知っていたから仕事を依頼したのだ。そうでなければただの探偵などにこの天上天下男が助力を求めるハズがない
どうして知っている?と聞いても食キングみたいな返事しかしないしマジコミュニケーションに困る
そんなワケでW変身。アイスドーパントの能力に苦戦するも、「こいつはコレしかないっしょ」とヒートを使ってこれを撃退
逃げるアイスドーパントを追いかけた照井は、逃がしたもののその後ろ姿と振り向いた顔をしっかり確認するのだった
「俺はいずれ”仮面ライダー”になる男だ
この街の人間はドーパントを倒す超人をそう呼ぶんだろ?なら俺が代わる。Wでは力不足だ」
アイスドーパントを逃がした2人はすぐさま事務所へ戻り、フィリップの検索で犯人を絞り込むことに
つうか池田になんの聴取もしないのか。何のために病院行ったんだよお前ら
言わずもがな竜は第二のライダーアクセルであり、ビートルガジェットの偵察で翔太郎達の秘密を知っていたのだ
「なんだと?フザけた野郎だ」
「不愉快な男だね。僕達への侮辱は許さない」
「ほう、思ったより感情的だな。ならその腕前を見せてみろ」
Wを力不足と言われて喧嘩腰になる2人。「お前に言われなくても俺達の能力見せてやらあ!」と検索を開始します
池田真也・花・氷・・・3つのキーワードだけでは対象が絞り込めませんでしたが、そこに照井が更にワードを追加する
「矢車菊と人工着色」
「絞れた!コーンフラワーブルー・・・
風都西区にある花屋の名前だ。得意先のひとつに池田の芸能プロも入っている
農園と加工場を持ち、独自の技術で様々な花を作っている店らしい」
「だろうな。この花には特殊な人工着色が成されている。高度な技術だ」
鋭い着眼点とインテリ知識で決定的キーワードを導き出した照井カッコよす。流石の手管と言うべきか
検索の結果、オーナーでありフラワーコーディネイターの片平真紀子という女性が容疑者として浮上する
雑誌やTVなどに出演したこともある風都では著名な人物で、雑誌記事の写真を見た照井は事件の全容を確信する
「俺が病院で見た女だ。Wも大したものだな・・・頭脳だけは、の話だが」
「け、警察の方ですか?うちの母がどうかしたんですか?
確かに世間ではあまり評判よくないですけど・・・母は仕事に厳しいだけですよ」
コーンフラワーブルーを尋ねた3人だったが真紀子は不在。その息子・清から彼女の居場所を聞き出す
今は遊園地ふうとえんに居るとのこと。なんでオバハンが1人で遊園地と思ったら、フワラーディレクションの得意先だそうな
早速ふうとえんに足を運ぶ3人。そこで照井は謎の女性の姿を確認すると、容疑者探しを翔太郎に任せ彼女を追う
顔を布でグルグル包んだミステリアスな女性。彼女は一言も発することなく、照井にアタッシュケースを差し出した
「やはりあんたかシュラウド。俺のドライバーが出来たんだな」
「こんにちは。一人でメリーゴーラウンドですか」
「こんなオバさんがおかしいかしら?昔、息子にせがまれてよく乗ったのを思い出してね」
一方翔太郎と亜樹子はメリーゴーラウンドに乗っていた真紀子を確保し、世間話をしていた
雑誌やTVでは評判の悪いオバハンですが、話てみると案外気さくな人です。しかし話が本題に入ると・・・
「連続凍結事件のことであなたに伺いたいことがあります。片平真紀子さん」
「・・・あなた達、警察?」
「いえ私立探偵ですが」
「街の野良犬か。なら無視させてもらうわ」
突然感じ悪いオバハンに豹変。二人の話をまったく取り合おうとせずダッシュで逃走
そして彼女が曲がり角に消えた直後、入れ替わるようにアイスドーパントが出現。Wは初っ端からヒートジョーカーで応戦する
しかし前回の戦いは本気でなかったのか、今回はアイスドーパントの能力に敵わないヒート。たちまち劣勢に追い込まれ・・・
「ご苦労だった左。あとは俺が代わろう」
そして最高のタイミングで真打ちは現れる
ズリズリとエンジンブレードを引きずりながら登場した照井。しかしそのいでたちには先の戦いと違っている点が一箇所あった
腰の変身ベルト。すなわちアクセルドライバーである
「この日を待っていた・・・最強の力を得てコイツを倒す日を!
変・・・身ッッ!!」
>デザインは平成ライダー的ですが、「変…身」の発声は昭和ライダー的溜めがあって渋かっこよいですね
>何という「これが言いたくてたまりませんでした」的な変身コール
>アクセル変身のかけ声が気合入ってて昭和ライダーみたいだった
十分にタメを作った、気合のこもった「変身」の掛け声とともに。照井竜の姿が変貌していく
「いずれ俺は仮面ライダーになる」と言った彼の言葉通り、今ここに第二の仮面戦士が爆現したのだった
変身!仮面ライダーアクセル!
「さあ、振り切るぜ」
「う、ウボァー!」
「なるほどこういう仕組みか。凄まじい戦闘力だ」
アクセルになった照井は初変身だというのにその性能をいかんなく発揮し、アイスドーパントを圧倒する
人間時はドラゴン殺しの如く引きずっていたエンジンブレードをまるで小枝のように振り回す、規格外のパワー
全身を凍結されるも、アクセルグリップを一捻りするだけで超高温を発熱し、瞬く間にこれを解凍してしまう。無敵すぎる
更に「エンジン」という立木音声と共にエンジンブレードが炎を吹き上げると、冷凍ガスなどなんのそので滅多斬りに
>人間の姿では振り回すのがやっとな重量級の剣をライダーに変身して軽々と使いこなす。この対比がいい感じ
>変身前はすごい重たそうにしていたのに変身した途端軽々扱うようになるというのは
「変身によるパワーアップ」をうまく演出していますね
>アクセルやっべぇぇぇカッコぇぇぇぇ!!
あの重厚感、あの重武装、たまんないですね。ヤクザみたいな喧嘩闘法もイカス
しかしブレードが火を噴くあたり、「エンジン」は「炎刃」とかけてるんだろうか
どう足掻いても勝てないと悟ったアイスドーパントは地面に冷凍波を放ちながら、氷のレーンの上を滑るように逃走する
ホワイトアルバムというかMrインクレディブルのフロゾンというか
すげえどっかで見たことある逃げ方でトンズラするアイスドーパントですが、アクセルは機動力においても無敵
「逃がさん」
「な、なんじゃこりゃああああああああ!?」
仮面ライダーアクセル・バイクフォーム!
翔太郎の叫びは視聴者のツッコミか。がしょんがしょんと身体を変形させたアクセルはたちまちバイク形態にチェンジ
電人ザボーガーやバイクマンのようなダサさですが、逆にダサかっこいいぞ
>アクセルのカラーリングとバイクフォーム…そうか、彼は超人バイクマンなんだよ!
最後はラーメンドーパントの九龍山落地食らって死亡かな
>ファイナルフォームライド アアアアクセル!
>やぁ、今週のスタンドのコーナーだよ!今日はコイツだっ!バァ ̄ ̄ ̄Z___ン 『ホワイトアルバム』ッ!
>仮面ライダーアクセル バイク形態 どう見ても8頭身です。ありg(ry
>仮面ライダーにギアッチョとバイクマンが出てきたのですが、どっちにツッコめば良いと思いますか?
>エンジン音がやたら鳴るのでバイクマンっぽいなあと思ってたら 完全にバイクマンだこれ
>アクセルさんのバイク形態がなんかダメな可変MSぽくて微妙にかっこよくない
>バイク形態がダサいとこまでザボーガーをリスペクトしないでいいのに
>ホワイトアルバムとバイクマンの逃走劇でしたね
>ライダーがバイクでその正体は金田?あれ?でも雰囲気はカコ(・∀・)イイ!!
>アクセルは仮面ライダーというよりモビルスーツのほうが正しい気がします
たぶんアクセルは量産型ライダーで竜のアクセルは通常の3倍なんですよ
>アクセルの人が乗ってたバイク、ドゥカティでした。かっけー
けど、それをほっといて、自分がバイクに変形しちゃうアクセルさんまじかっけーっす
>思っていたよりアクセル格好良かったですね。バイクマン変形とかウルトラダイナマイトとかネタもたっぷりで
最終的にアクセルにWが乗ったりするんでしょうか
>いかにも上にWが乗れそうな変形でハードボイルダーさんが心配です
その名の示す通りの超加速でこれを追走し、苦もなく捉えてしまいます。そして必殺技初披露タイム
『アクセル・マキシマムドライブ』
アクセルの必殺技「アクセルグランツァー」は今までありそうでなかった飛び後ろ廻し蹴り
氷の防壁をものとものせず、真紅の旋風が悪を断罪する
「絶望がお前のゴールだ」
ぼっがああああああああん!!
中二くさい決め台詞が決まるのと同時に爆裂四散するアイスドーパント。見事なデビュー戦となりました
が、しかし・・・・
「くっ氷の分身体を作って逃げたか。小賢しい真似を」
敵もさるもの。アクセルが打ち砕いたのは、寸前にアイスドーパントが作り出した氷の等身大ダミーだったのだ
だがまだ遠くには逃げていないハズ。そう思ってアクセルが周囲を探すと、はたして片平真紀子はすぐに見つかった
ガタガタと恐怖に震え、その手にはアイスのメモリを大事そうに握りしめている。もう戦意は喪失しているようだ
「やれやれ、あとは警察に連行して終わりかね」
あとはオバハンにワッパをかけて事件解決。そう考えていた時期が俺にもありました(翔太郎談)
ところがどっこい照井はアクセルの変身を解かず、エンジンブレードを振り上げたままオバハンの眼前に立ったではないか
「ちょ・・・待てよおい!まさか変身解除した人間に攻撃を加えるつもりか?」
「貴様・・・貴様だけは生かしておかん!」
攻撃を加えるどころか殺す気満々です
変身時の台詞にも見てとれましたが、どうやら照井はアイスドーパントに対して個人的な恨みがあるみたい
翔太郎の制止も聞かずにエンジンブレードを振り下ろしたところで次週へ続く!Wが止めるんだろうなこれ
>アクセルは、昭和ライダーというより正統派石ノ森ヒーローっぽいシルエットのダブルに対し、
平成ライダーらしいデザインだと思いました。一見(以下長文なので割愛させてもらいます)
そして竜にドライバーを渡した謎の女シュラウドですが、可能性としてはミュージアムに属する人物で、
ドライバーの開発に携わっている辺り、彼女こそが鳴海荘吉にロストドライバーとスカルメモリを渡した
ビギンズナイトの依頼人で、ドーパントとの戦いを支援するミュージアムと相対する人物なのかと考えました
ならフィリップや冴子、若菜の母親という可能性も予想していますが…
個人的には予想が当たるよりも、予想を裏切って期待を裏切らない方が好きなので、
ダブルには自分の予想を遥かに上回る展開をこれからも期待したいです
>犯人は息子な気がします。平井は庇っているだけでは
声が女声なのが気になりますが、そんなのスイーツで通った道ですし。
そこを翔太郎が気付き、竜が見直すような展開? 考え過ぎですかね
>今回の犯人は息子じゃないでしょうか?母親の方は怪しすぎて犯人だとは思えないんですが・・・
竜が間違ってるならそこから改心フラグにもなりそうですし
>息子、こいつは臭う、プンプン臭う。しかし、母親の行動が謎だ・・・
息子を庇ってるのかな。名探偵はんぺらの推理を伺いたいな
>今回のドーパント、変身シーンが出ていないだけに、おばさん=ドーパントはミスディレクションぽいですな
というワケで、いたって普通予想ですんませんがアイスドーパントは息子で間違いないんじゃないかなと
コメントにもあるように彼女が変身するシーンは描かれていないし(最後のシーンでメモリを使おうとしないのもコネクタがないから)
メリーゴーラウンドのくだりで、息子がただのチョイ役ではなく彼女の行動背景に密接に関係している存在であることが伺えます
息子の犯行を必死に庇っていると思われます
>メモリの形状を見る限りWの開発もシュラウドがやったんでしょうか
W関連のメモリはフィリップが最初から詳細を把握してないことから考えてミュージアム製ではなさそうですし
>十中八九アクセル含めWとスカルのドライバー作ったのはシュラウドさんで、フィリップの母親もこの人でしょうね
>シュラウドはフィリップのお母さんじゃないですか?
公式曰くダブルドライバーもアクセルドライバーも性能は同じそうですし
そしてシュラウドもやっぱフィリップの母親でしょう。だって顔隠してる女性ってだけでもうそうとしか
映画の考察でもありましたが、おやっさんにフィリップの救出を依頼した人物=Wのメモリを造った人物とすれば彼女以外ありえません
正直これで母親じゃなかったら結局星矢の姉じゃなかった魔鈴さんくらいアレだと思うんだがどうか
第20話
Iが止まらない/仮面ライダーの流儀
何やらアイスドーパントに対してただならぬ怨恨があるらしい照井
完全にレッドゾーンオーバーしたキレ方してます
無抵抗で震えるオバハンの脳天に容赦なく剣を振り下ろしますが、すんでのところで割って入ったWがこれを阻止する
「なぜ止めるキサマ!コイツは俺の全てを奪った”W”のメモリの持ち主だぞ!」
「ふざけるな!何だか知らねえが・・・アンタ”仮面ライダー”になるんじゃなかったのか?
罪を憎んで人を憎まず!
この街の人々が仮面ライダーに望んでいるのはそういう心だ」
「何を甘い事を・・・甘ったるい事を言うなッ
この街は腐っている!だから人の心も腐るんだ!
俺はこの街が大っ嫌いだ」
「なん・・・だと・・・照井ィィィアアアア!!!」
翔太郎のおかげでオバハンは命からがらその場から逃走しますが、怒りのおさまらない照井は真っ向対峙の様相
風都のヒーローとしての「仮面ライダーの在り方」を説く翔太郎に対し、「そんなだからこの街はクソなんだ」と吐き捨てます
愛する風都をけなされてブチキレる翔太郎の絶叫が気合入りすぎてて面白い。照井ィィィァァァ!
それにしても無抵抗の人間を有無を言わさず斬り捨てようとする照井の憎しみはただことではありません
彼が咄嗟に漏らしたWのメモリとは言うまでもなくWの所持する6つのメモリの事ではなく、頭文字が「W」の事
どうやら照井はアイスドーパントのメモリがそれであると確信しているようですが・・・・
「『ウィンター』・・・『ホワイト』・・・頭文字がWの氷のメモリでは検索を絞り込めないな
本当にあのドーパントのメモリはWなのか?」
事務所に戻ったフィリップは早速「Wのメモリ」を検索するも対象が絞り込めず、照井の確信に対して疑問を持つ
翔太郎は照井のやり方に反目し、傷ついた身体をおして単独で片平真紀子を追うことに
『街が悪いから人も悪くなる・・・?そうなのか?』
「いいや照井は間違っている。俺達は俺達でこの事件を追うぞ」
「母さん!何考えてんだよこんな無茶して!俺がどんだけ心配したと思ってるんだ」
「何言ってるの清・・・私だってどんな覚悟で・・・」
「はぁ・・・これからどうするつもりなのさ。もういいよ、俺は知らないからね」
なんとか警察の目から逃れ、公園で息子の清と落ち合った真紀子。しかし人生最大のピンチの母に息子は冷たい反応です
困り果てた表情の母親をあっさりと見放し去っていく息子。そんな彼女に更に追い打ちをかけるように恐怖の追っ手が現れる
「母親を庇う孝行息子にもついに見放されたか」
>公園でのアクセルの登場の仕方マジ怪人
またもや無抵抗のオバハンに斬りかかろうとする照井の目がイッてて普通に怖い。マジホラー映画の怪人
しかしまたもやのタイミングで翔太郎&フィリップが到着するとファングジョーカーに変身。戦闘の末これをなんとか制止させる
「なぜ邪魔をする!俺は法の番人として当然の正義を行っているだけだ!」
「キミの行為は正義ではない!個人的な復讐だ!」
「ッ!調べたのか…お前に何が解る検索小僧!俺の心の痛みが解るとでも言うのか!」
過去に風都で起きた凍結事件を検索したフィリップは、照井がアイスドーパントを憎悪する理由を突き止めていた
1年前のある日、謎の凍結ドーパントの手によって彼は両親と妹を殺害されていたのである
>「俺を仮面ライダー(V3)にしてくれ」
>父よ、母よ、妹よ。赤い仮面もV3のリスペクトなのかアクセルさん
>父と母と妹を殺され復讐の為に仮面ライダーになる……なんというV3
>父よ母よ妹よ……竜は風見志郎モチーフなのか。いや、真っ赤な復讐者だしどっちかっていうとズバット?
なんという風の唸りに血が叫び力の限りブチ当たる設定
一体さん2にV3モチーフのキャラを出した翌日だけに、はんぺらとしても妙にタイムリーです
そんな怒りと哀しみに暮れる照井の前に現われ、アクセルのメモリとエンジンブレードを授けたのがあのシュラウドという女性だった
「私もあなたと同じ苦しみを味わった人間。犯人が憎いなら力を与えましょう」
声は若くない。銀河鉄道999のメーテルみたいな落ち着いた声ね。「自分も同じ境遇」と言ってますが、これは真実なのか嘘なのか
言葉の通り「ドーパントに家族を殺害された」という意味ならば、正体フィリップの母親説は消えてしまいますが
「ガイアメモリに家族を奪われた」という意味に捉えるなら、逆にその信憑性を高めることになるのでは
メモリの力が使用者の人格を侵蝕してしまうという設定はもはや周知の通り。ならば園咲家も元は普通の平和な家族だったのではないか
琉兵衛や冴子がメモリの力によってああなったのだとしたら、家族をガイアメモリから奪い返す為に暗躍する彼女が母親という可能性大
おやっさんに「フィリップを保護してほしい」と依頼し、スカルと6つのメモリを渡したのも彼女であると考えると全ての行動が当てはまります
「凍りついた父が事切れる寸前に残した言葉・・・
それが”Wのメモリを持つドーパント”だ
これで解ったろう。風都は・・・この街は悪魔の巣だ
何と言われようと俺は片平真紀子を消す!君達などに俺を止める資格はない!」
Wのメモリは家族の仇。つまりハサミジャガーです。忌まわしい過去と自分の復讐の正当性を力説する照井
激情を全て吐露してその場を立ち去ろうとしますが、翔太郎とフィリップの突き止めた真実がその背中を呼び止めた
「お前の気持ちは痛いほど伝わったぜ照井。だがな・・・そのせいでお前は
間違った人間を殺めるところだったんだぞ。片平真紀子は犯人じゃない」
「なんだと!?」
「コイツが・・・ドーパントだったのか」
「そう、片平清・・・片平真紀子の息子。ウォッチャマンの情報通りだったようだな
評判が悪いのは彼女じゃない。母親の金で派手に遊び歩いている息子の方だってな」
犯人は…お前だ!(弥子風に指さしながら)
見るからに頭悪そうな仲間達とクラブで踊り狂う青年のもとに、翔太郎と照井が現われた。やはりドーパントは息子だったのだ
クラブを貸切にしている事からも解るように、母親の稼いだ金をアホみたいに散財してるどうしようもないカスだったようです
追い詰められた真犯人ですが、まったく悪びれることなくケラケラ笑いながら犯行の動機をカミングアウトする。ネウロっぽいな
「どいつもこいつも俺のことを親のスネかじってるバカ息子って笑いやがってよ・・・
だからこのメモリの力で思い知らせてやったんだ。人を凍えさせるのは楽しかったぜぇ〜」
親のスネかじってるバカ息子じゃねーか!
世間評通りの自分をまったく自覚していないようです。すげえなこのDQN。今までで最強かも
「だからムカついた奴を片っ端から凍らせた」という、とてつもない身勝手な犯行。まさにキチガイに刃物ならぬガイアメモリ
「片平真紀子はこいつを庇っていただけだ。捜査の目を自分に向ける為に花まで撒いてな」
「俺は・・・ッ危うく別の人間をこの手にかけるところだったのか」
>お母さん、「犯行現場に花を置いて容疑を自分に向けようとした」って・・・
もともと証拠がなくてフィリップでも犯人が特定できない状況で、捜査の方向を正しい方向に向けさせてるよ
コメントにもあるように、オバハンが余計なことしたせいで事件解決の足がかりになってる気もしますが。ここでその真紀子が乱入
息子は自分が自首させますから!と涙ながらに懇願するが、カス息子はそんな優しい母を突き飛ばしてトンズラしてしまう
もう照井にスカッと殺してほしいところですが翔太郎は真紀子にこう声をかけるのだった
「彼は俺達が止めます。もうアンタを一人でメリーゴーラウンドには乗させはしない
あの時のアンタの切なそうな表情が忘れられなくてね」
なんだこのマダムキラー。そういうシーンじゃないのに口説き文句に聞こえてしまう罠
「甘いな・・・甘ったるすぎる。だがコイツの甘さがなければ今頃俺は・・・ッ」
「フフ・・・ハーフボイルドだからね、あいつ」
あまーい!とスピードワゴン井戸田の如くツッコミつつも、その表情からスーッと怒りが消えていく照井
亜樹子に微笑みながらそう言われた時、照井はようやく気付いた
感情のままに無実の真紀子を殺めてしまうところだった自分と、あくまでもその心情を察して彼女の為に動いた翔太郎の差
『罪を憎んで人を憎まず
風都の人々が”仮面ライダー”に求めているのはそういう心だ』
それは”仮面ライダーの気概”。冒頭の翔太郎の言葉を再度噛み締め、照井もその後を追う
>劇場版でも思ったけど亜希子が男前でいい味出してすね
最初の頃からは考えられないぐらい本当にいいキャラになって・・・(ホロリ)
「振り切るぜ!」
前回同様ヒートをメインにアイスドーパントに挑むも、まったくいいところなく苦戦を強いられるW。ヒート涙目です
そんなへっぽこWを助けに入ったアクセルは、「スチーム」「エレクトリック」等の新能力を次々披露しこれを追い詰めていく
>何気にアクセルって、「対氷結能力ドーパント戦に特化したメモリ」ぽいですね
『エンジン・マキシマムドライブ』
前回は「アクセル」のマキシマムドライブとして、必殺キックアクセルグランツァーを放ちましたが
今回はエンジンブレードに内蔵されているメモリ「エンジン」でのマキシマムドライブ発動です。こちらは剣が触媒なので当然剣技
剣先から発せられた衝撃波が「A」の形状となって敵を貫く!
名称不明なのでナパームストレッチと名付けます
>アイスドーパント「俺の胸に醜きAの字を!」
「絶望がお前のゴールだ」
ばっごぉーん!!!
ちなみに「エンジン」はガイアメモリではなく、シュラウドが作った「擬似メモリ」という代物だそうな
メモリブレイクされて変身解除した清に無言で歩み寄るアクセル。やはりSATSUGAIする気満々なんでしょうか
真紀子と翔太郎が「やめろー!」と叫びながら駆け寄るも距離が遠すぎる。哀れDQN息子は正義の刃の前に・・・と、思いきや
「行き先を変えよう。お前のゴールは・・・刑務所だ」
とどめを刺すかと思われたアクセルは寸前で変身を解除、剣の代わりに取り出したワッパをDQN息子にかけたではないか
「ハーフボイルド・・・とかいうらしいな。キミの流儀。この街にいるうちはその流儀に合わせよう
俺も仮面ライダーだからな」
そしてこのカッコよさである。復讐心だけに因われた融通の効かない男かと思ってましたが、なかなかどうして
彼はあくまでも確固たる「正義」の信念と、その体現者である「仮面ライダー」に対する強い挟持を持ち併せた強い男だった
この瞬間、Wと供に風都を守る第二の仮面ライダーが誕生した
その名は仮面ライダーアクセル!か、かあっこええ(山隆風に)
>照井になら掘られてもいい
>照井竜、「仮面ライダー」になる今週のW 今日の見出しはこれで決まりだ
>霧彦さんいなくなったけど、今週の放送を見て改めてWのキャラ作りに感心しました。竜もいい!!
メモリブレイクされたことで精神汚染度も低下したのか。息子もようやく自分の罪の重さを認め、心配をかけたと母親に謝ります
だが万事めでたしめでたしと思われたその時、落ちていたアイスドーパントのメモリを拾い上げた照井の表情が強張った
『アイスエイジ』
アイスドーパントのメモリは「アイスエイジ(氷河期)」。当然そのイニシャルはIであり、彼の仇であるWではありません
聞けば清がアイスエイジのメモリを手に入れたのは僅か2週間前である事が判明。1年前に家族を殺した犯人であるハズがない
照井は血がでるほど唇を強く噛み締め、見えない真犯人に対する復讐心を再び熱く燃やすのだった
「Wのメモリは・・・俺の家族を殺した犯人は・・・別にいる」
一方その頃、珍しく二人揃って会食に出席していた冴子と若菜の姉妹。相手の顔は見えませんが身なりのいい紳士風です
「にこやかだけど怖い人ね・・・冷や汗が出ましたわ」
「特殊な男よね。言ってみればガイアメモリが生み出した突然変異の化物
私に・・・いいえ園咲の家に相応しい男・・・フフフ冗談よ若菜
彼は誰にもなびかない。大事なのはミュージアムの敵に回さないこと」
どうやら紳士はミュージアムの取引相手のようですが、あの冴子をして「化物」と言わしめる怪人物
メモリが生んだ突然変異ということは、それこそネウロのシックスみたいに
悪意の侵蝕が一定レベルを超えて次の段階に進化した人間というか、そんなニュアンスの存在でしょうか。気になります
>園咲姉妹(また全裸男じゃなくて良かった・・・)
園咲家でさえ敵に回してはいけないと警戒するその男。彼の持つガイアメモリのイニシャルこそ「W」であった
>やあ、よゐこのみんな!今日はこれからWに登場するスタンドを紹介するよ
> バアァ ̄ ̄ ̄ ̄Z____ン 『ウェザーリポート』ッ!
>「W」のメモリーって何だろう。「ウェザー」?最近のWは新設定が続々出てきてゾクゾクするねぇ
>今週のW 陽光、雨、雷、台風で描かれた“W”eather…件のWメモリは早速正体わかっちゃいましたね
>Wは「weather」のメモリ。場合によってはカエルを降らせるんですね、分かります
>毒蛙の雨 虹カタツムリ 酸素濃度コントロール 出来そうな『W』
>敵は天候を操るウェザー・リポートですか
>Weatherのメモリ・・第二段階で、一週した世界になってしまうのか
陽光、雨、雷、風で構成されたロゴセンス溢れるデザインでも解るように
Wはウェザー(天候)の頭文字!
まんま熱・水・雷・風、それに照井の家族を殺害した雪といった具合に複数属性を自在に操れるメモリなのでしょう。これは強そうです
掲載コメントは「weather」を読み取れた朋友達だけを取り上げましたが、この倍以上の朋友達が読み取れなかったらしく
「ウインド」「ワイルド」「ワールド」ですかね?といった予想コメントも沢山送られてきてました
まぁeatherは小さいしそこを読めないのは仕方ないかな。解った人の多くもロゴデザインでピンときた人が殆どだったみたい
「で・・・ひとつ質問だ。怒らないで答えてくれよ照井。なんでお前が
自分の事務所みたいな顔してコーヒー炒れてんだ?」
「キミの炒れるコーヒーが酷すぎるからだ。せっかくの豆が泣く
なんならフィリップの相棒も代わろうか?彼の能力はキミには不釣合いだ」
ラスト。すっかり鳴海探偵事務所に入り浸り我が物顔でコーヒーを炒れている照井
彼の炒れたそのコーヒーは超絶に美味いらしく、フィリップと亜樹子がアホ面で固まるほど。俺も飲んでみてえ
しばらくは翔太郎と反りが合わないままライバルライダーの立ち位置になると思われた彼でしたが、
初登場から僅か2話で完全デレ化。愛すべきキャラに化けました
>照井は絶対ツンデレのメモリ持ってる
>照井→てるい→テリー とっととデレ化するのは最初から決まっていたんだよ!
>来週はジャスミンこと木下あゆ美さんが出演。イヤッフォォォォーーーーー!!
>来週の女刑事はデカイエローことジャスミンさんじゃないですか!
個人的には今、遊戯王の声優やってるという印象が強いかなあ
風都を守る2人の仮面ライダー。彼らを待ち受ける次なる事件は?木下あゆ美登場の次週へ続く!