第21話

還ってきたT/女には向かないメロディ

「そこまでだ氷室刑事!超常犯罪捜査課の照井だ
警察の捜査情報をリークする内通者がいると知り、アンタをマークしていた」
「お、同じく真倉だぁー!お前ら全員逮捕する!」
警察の捜査情報をミュージアムへ流していた悪徳刑事と、現場で彼に金を渡していた三下達を追い詰める照井と真倉
三下達が全員マスカレイドに変身すると、テンパった真倉は
一人で勝手にすっ転んで気絶
照井は「これで心置きなく暴れられる」とアクセルに変身する。こいつ自分が変身できるってことは部下に隠してるのね
メモリを取り締まる立場の人間が堂々とメモリを使うワケにもいかないので、仕方のない配慮といったところでしょうか
「絶望がお前達のゴールだ」
ジャキーンジャキーンと赤い閃光を引くアクセルの斬撃。周囲3方向に引かれた直線が「A」を形成すると同時に大爆発
哀れマスカレイド達は
アクセルの小規模マップ兵器一発で全滅してしまいました
一方、マスカレイド達が時間を稼いでくれたおかげでなんとかその場から逃げ出した悪徳刑事の氷室は・・・
「こ、この口笛はまさか・・・溝口か!?バカな!お前は死んだハズじゃウボァー!」
「まず・・・一人」
なんと逃げた先に待ち構えていたドーパントに殺害されてしまう氷室。「溝口」と名を呼んだことから、正体とは旧知と思われます
ようやく追いついたアクセルはその場を目撃し、「口封じの為に消したのか」とドーパントに戦いを挑みますがトンズラされてしまう
ガッカリしながら真倉刑事を介抱していた照井は、油断していたところを生き残りのマスカレイドに襲われそうになりますが・・・
バキューン!どこからか放たれた銃弾がマスカレイドを狙撃。見事に一発でこれを仕留めたではないか
>マスカレイドの弱さに泣いた。ドーパントになる意味あるの?
>ドーパントに銃・・・効くんだ

物陰から現われた人物は・・・出ました木下あゆ美。「特捜戦隊デカレンジャー」でデカイエローことジャスミンを演じ
毎回風呂に入るウメコよりも脱がないジャスミンの方がエロイ
と男性ファンから高い評価と支持を受けたお方です。近年ではTVドラマ版「怨み屋本舗」の主演の他、
遊戯王5D'sのヒロイン、十六夜アキの声優として知ってる朋友も多いでしょう
「九条綾です。本日付けで風都署超嬢犯罪捜査課に配属されました。ナイストゥミーチュー」
気になる役どころはロス市警帰りの敏腕女性刑事という才女才媛。これはファンは注目です
>「ジャスミンは地球署からロス市警、風都署に移動になりました」このコメントだけで今週何件来ましたか?
>ジャスミンさんのへっぽこイングリッシュがエセ外人キャラっぽくて笑う
>綾さんがちょっとルー大柴っぽい





「頼む!俺に力を貸してくれ翔ちゃん!翔太郎さん!いや翔太郎先生!」
「真倉刑事が翔太郎に頭を下げるなんて興味津々だね。話だけでも聞く価値がある」
翌日。鳴海探偵事務所を訪れた真倉刑事は、あれほど毛嫌いしている翔太郎に土下座してまで仕事を依頼
翔太郎は乗り気でありませんが、フィリップの勧めもあってとりあえずは話を聞いてみることに。こっから真倉刑事の回想
「綾さん・・・ふつくしいなぁ〜・・・」
ちなみにこの回想は格闘術の訓練のシーンで、タンクトップ姿の木下あゆ美の華麗な殺陣が見れるのですが
>ジャスミンのおっぱいがしぼんだように見えるが気のせいか
>ジャス子綺麗ー、でもペタンコ
>照井警視殿、是非ともその組手、私めに代っていただきとうございます
>綾さんのおへそエロいよハアハア
> ジャスミンのおヘソのせいで朝勃ちが治まりません

コメントにもあるようにやたら
おっぱい控え目に見えます。なぜだろ。グラビアとか見ると全然大きいんだけどねぇ

「ソーリー。ロスにいたのでファーストネームで呼ぶクセが・・・でも
これからも名前で呼んで構いませんよね?竜」
「好きにしろ」

訓練中、照井と綾がなんかイイ雰囲気になったのを見た真倉はこれに激しく嫉妬。どうということはない
要するに綾に一目惚れしてしまった真倉刑事が、彼女にイイ所を見せるために照井を出し抜いて手柄を挙げたいという話だった
あまりにも俗な理由にフィリップはゲンナリして興味を失うが、逆に翔太郎は「照井を出し抜く」の部分で乗っかってきた
「わかるぜぇ真倉刑事・・・照井には一度ガツンと思い知らせておく必要がある」
かくして互いの利害が一致した二人は、普段の犬猿の仲を翻してタッグを結成。超常犯罪捜査課とは別行動で事件を追うことに

綾の情報によれば冒頭で殺された氷室は窓口役にすぎず、ミュージアムへ内通している悪徳刑事はもう一人いるという
ウォッチャマンの情報から阿久津という刑事に目星をつけた翔太郎達だったが、当然有能なる照井達も彼に辿り着いていた
「うおー阿久津ぅー!逮捕だー!」
綾の姿を見て功を焦りいきなり大声を上げながら突貫する真倉刑事マジ無能。これをむざむざ逃がしてしまう
照井は人で混雑する階段を前宙して飛び越えたりジャンプして飛び降りたり
やたら無駄なアクションでこれを追走
なんとか阿久津を追いつめますが・・・そこで再び冒頭の口笛の音が聞こえたかと思うと、あのドーパントが現われた
阿久津もまたドーパントの正体である溝口という男を知っている様子。どうやら溝口が彼らに復讐しているようですが・・・
「み、みみみみ・・・溝口か?お前は死んだハズじゃあ・・・!」
「地獄から戻ってきたのさ。お前達を迎えにな」
「おっとそこまでだ。どんな悪党でも目の前で殺させるワケにはいかねえよ」
アクセル変身前の隙を突かれぶっ飛ばされてしまう照井でしたが、阿久津がドーパントに殺されそうになったところでWがギリギリ到着
激しい戦闘の末、右足をメタルシャフトで思いっきりブッ叩かれたドーパントは
びっこを引きながら退散
阿久津もまんまと逃がしてしまいましたが、彼が残した「キャサリン」と書かれたキーホルダーを入手。一行は鳴海探偵事務所へと向かう





「あなたが噂のフィリップくんね?九条綾です。ナイストゥミーチュー」
「右足・・・怪我してるんですか?微妙に庇ってるように見えますが」
笑顔で握手を求める綾に対し、いきなり今週の犯人を当ててしまう空気の読めないフィリップ
もうあのドーパントの正体が誰なのか視聴者モロわかりですが、ここからその犯行動機も明らかになる背景解説です
「氷室も阿久津もあのドーパントを”溝口”と呼んでいたが。その名に心当たりは?」
「元風都署捜査一課の刑事・・・私とは同僚でした」
「あ、思い出した!半年前に裏金を巡る汚職で懲戒免職になった男ですね
世間やマスコミに追い詰められ、最後は投身自殺した最低な刑事ですよ!」

「溝口は汚職に手を染めた挙句自殺した最低な刑事」と、やたら大声で力説するアホの真倉に綾が噛み付いた
「NO!違うわ!溝口はとても優秀で尊敬できる刑事だった!
ロス市警に行きたいと言った私を後押ししてくれたのも彼!今の私があるのは全て彼のおかげ
彼は・・・連中に濡れ衣を着せられたんです!」

「溝口は無実の罪をかぶせられ、阿久津達に消された・・・と?」
「だが溝口は生きていた。そしてドーパントになって復讐を始めたってことか」

想像以上に悪党だった氷室と阿久津。彼らは自分達の悪行を無実の溝口に着せ、あまつさえ殺害したと言うのである
水を打ったように静まり返る事務所内だったが、やはりこの静寂を打ち砕いたのは
真倉の大声だった
「やっぱり最低の刑事じゃないですか!優秀な刑事なら犯人逮捕し、法に委ねるべきだ!
それをドーパントになって復讐だなんて
ウボァー!?」
「お前に何がわかるッ!」
照井の裏拳を顔面に食らって吹っ飛ぶ真倉。復讐者たる自分には溝口の心情と重なる部分があったのでしょう
いや溝口の心情というより・・・彼女の心情、か
フィリップが漏らした「正論は時として暴論以上に人を怒らせる」という台詞が深い。理屈を頭で割り切る事と感情は別なのだ
熱くなった頭を冷まそうと外に出た照井は、そこで綾に自分も家族を殺された事とその相手に対すtる復讐心を語るのだった

「若菜・・・あなたどうして会社にミックを連れてきてるの?」
「あら?いけなかったかしらってウボァー!?」

「遊びじゃないのよこの仕事は。あなたはまだ何もわかってないわ
ガイアメモリの本当の力も。その恐ろしさも」

場面変わって冴子の会社の社長室。今まで霧彦さんがいたポジションには若菜が収まり、仕事の勉強中なワケですが
会社に家の飼い猫を連れてきた妹に対し
いきなりビンタを見舞うというスパルタ
驚いた顔で姉を睨み返す若菜ですが、正直いつにも増して恐ろしいその迫力に敢然にビビり、反論も出てきません
>冴子に打たれても、「ちっ」と言わず、ミックを抱きしめて耐える若菜に成長を感じる
しかしながら
「ガイアメモリは怖いのよ。遊びじゃないのよ」と怒るのは、妹を心配しているからこそのようにも見えます
Mrクエスチョンの時も何気に手回ししていたり、この人は妹のことが憎いのか大事なのかよくわからないところがあるな
そんな冴子の元に一本の電話が。かけてきたのは照井達から命からがら逃げおおせたあの阿久津刑事で・・・





フィリップの検索により、「キャサリン」は阿久津の所有するクルーザーの名前であることが判明
早速一行がそのクルーザーへ向かうと、潜伏していた阿久津をアッサリと発見。難なく身柄を確保することができた
「お前が”仕事をやる”と言って連れ去った人間達はどうしたんだ?」
「実験台にされたらしいぜ。ガイアメモリのな。いい商売だったぜェ〜
行方不明になっても誰も捜さない人間なんて、警察にいりゃいくらでも目星がつくからな」

「それを溝口刑事に知られたんだな?」
「あぁそうだ。あの野郎正義漢ぶりやがって・・・だから氷室と2人で殺ってやった
あそこから落ちて生きてるワケねえのに・・・化物になって戻ってくるなんてよォ」

コイツはくせえーッ!ゲロ以下の臭いがプンプンするッ!
およそ視聴者の想像を越えていた阿久津と氷室の悪行
彼は警察という立場を使い、ホームレスらに「仕事を斡旋する」と騙り拉致。その身柄をミュージアムに売っていたのだという
一介の刑事がクルーザーなんて持てるくらいですから、相当な数の命を売り渡したという事。考えただけで虫酸が走ります
あまつさえその罪を溝口刑事に着せて殺したにも関わらず、まるで自分が逆恨みされたかのようなこの物言い。救えません
「・・・テメエの命は刑務所で守ってもらうんだな」
「ヒヒヒ・・・いいや俺を守るのはあの化物さ!」

汚物を見るような目で阿久津に吐き捨てる翔太郎だったが、ここで阿久津の切り札が姿を現した
冴子に頼んで派遣してもらったボディガード。
スミロドンドーパントのミックである。にゃごー
「コイツは幹部だ。強いよ」
「なんだろうとドーパントは倒すのみだ!」

>ルナトリガーのチート追尾を回避するだと!霧彦さんでもレベル2でやっとだったのに
ルナトリガーのホーミングレーザーでも追尾しきれないスピードで襲いかかるミックに翻弄される二人だったが、
アクセルのスチームで煙幕を張り、目標を消失させたところで上空から斬りかかるという奇襲によりなんとかこれを撃退
完全にアクセル1人だけの活躍で、Wはクソの役にも立ってません
せっかくのダブルライダー共闘なんだから2人の連携攻撃でミックの超速度を捉えるとかやってほしかったな。ちょい不満
しかしミックの相手をしている隙に、阿久津はキャサリンに乗ってまんまと海へと逃走。お前らいい加減何度も逃すなよ・・・
と、視聴者がツッコンだ次の瞬間。阿久津を乗せたキャサリンが
突然爆発四散。外道は海の藻屑と消えました
見ればいつの間に現われたのか、埠頭にはあのドーパント。爆発はコイツのブン投げた槍一撃によるものだった
「溝口・・・!」
地獄から蘇った復讐者に身構える翔太郎だったが、フィリップと照井はその正体に気付いていた
「いいや溝口じゃない。君なんだろ?九条刑事」
「やはり気付いていたのね・・・竜」
その照井の言葉を受けた瞬間、正体を隠すこともなく変身を解除したドーパント。そこに立っていたのは紛れもなく九条綾
”復讐者”は溝口本人ではなく、彼を奪われた恋人!
照井と違い、阿久津の殺害によって彼女の復讐劇は達成されたワケですが。果たして後編はどんな展開になるのか?
>真倉刑事も言ってましたが、やはり復讐は正義ではないと思います
ジョニーデップ主演の映画「スウィニートッドフリート街の悪魔の理髪師」を見なければ
俺もそうは思わなかったかも知れませんが、あの映画を見て俺は復讐の虚しさを感じました
>綾さんはある意味、Wが止めなかった照井さんなのでしょう。復讐の為に人を殺してしまったら
それはただの殺人者ですよ。彼女を見て照井さんの復讐はどうなるのでしょうか?

もうワンシーンくらい木下あゆ美のサービスカットが欲しい次週へ続く!


第22話

還ってきたT/死なない男

「竜・・・いつから気付いてたの?」
「フィリップが右足の怪我を指摘した時に」
「アイシー。でもあなたは見逃してくれたのね。私が復讐を遂げるのを」
Wがドーパントの足を思いきり叩きつけた時、照井は現場にいませんでしたが。その辺は状況推理で補完したのでしょう
つまり彼女からメモリを取り上げるチャンスがあったにも関わらず、照井は敢えてその復讐劇を完遂させたのだった
前々回で丸くなったと思いましたが、まだここらに関しては
復讐者の気持ちを尊重するという
刑事らしからぬ理解力というか融通の利くところが見受けられます。「ライダー」の自分と、他人の復讐は別ってことか
そんなワケで照井お目こぼしもあって彼女の復讐は幕を閉じたワケですが・・・

「さあメモリを渡せ。もう復讐は終わった。これ以上罪を重ねるな」
「ノー。まだ渡せないわ・・・今解ったの、溝口を殺した本当の仇はまだいると
私は復讐する。このメモリの力を使って」
「ガイアメモリを街に流通させている組織のことか。だが綾さん・・・っておい照井!」
「そうか。なら仕方ない!」
まだメモリは渡せないと言う綾に
速攻でキレて容赦なく斬りかかる照井
この極端な感情の振り幅に吹く。冷静な状態から突然キレるというかなんというか
綾の一刀両断にしようとした斬撃は翔太郎が食い止めましたが、その隙に彼女は逃走。二人は睨み合って別れます

「今回に関しては照井竜が正しい。キミはせっかく見つけた猛獣を再び街に解き放ってしまった
キミも今まで見てきただろう?メモリの力に飲み込まれた人間がどんな変貌を遂げるのかを」
「彼女は違う。彼女は強い意志で組織と戦う決意を示した
彼女ならメモリの力にもきっと打ち勝てる」

メモリが使用者の精神を汚染する力がどれほどなのか解りませんが、綾ならばそれを押さえ込めると断言する翔太郎
しかしフィリップはそんな翔太郎の精神論を鼻で笑い、冷静に現状と真実だけを告げる
「ハーフボイルドだね・・・そもそもキミは忘れてないか?
既に彼女は法で裁くべき人間を2人もその手にかけている」

それこそが既に精神侵蝕されている兆候ではないのか?というフィリップの指摘に翔太郎は何も言葉を返せない
「それでも俺は綾さんの強さを信じる!」とでも言って、正面から突っ張ればそれはそれで別ベクトルでハードボイルドなのに
「・・・・照井より先に綾さんを探す。ひとつだけ彼女が行きそう場所の心当たりがある」
結局不安になって彼女を確保しに行く翔太郎マジ中途半端
これこそハーフボイルド。こうなるとフィリップの言う通り、あそこで彼女を逃がしたツケは大きくなって返ってきそう





『照井竜だな?俺が誰だか解るか?お前の家族の悲鳴はなかなかよかったぞ
特に妹は最後までお前のことを呼んでたなぁ”助けてお兄ちゃん!”ってな』
同じ頃、照井も翔太郎と同じく綾の捜索を開始。溝口刑事が投身自殺したという風吹岬の場所を調べていたが
突然携帯にWのメモリの主が電話をかけてくるという超展開に見舞われていた
>「泣きわめくのがうまかったなお前の妹はよ…」
>Wのメモリの持ち主は・・・意外っ Jガイルの旦那!

散々ジョジョネタの多さを指摘されてるWですが、この妹の最後を持ち出しての挑発はマジJガイル
三条先生自身
意識して視聴者に解りやすいネタを折り混ぜてる風に思えます
「くそッ!どこだ!出てきて俺と戦え・・・ってウボァー!?」
電話で指定された工事現場に場所にやってきた照井だったが、挑発で頭に血が上った彼は持ち前の冷静さを欠いていた
突然頭上から落下してきた大量の鉄骨の下敷きになる照井。普段なら掛からない単純な罠にまんまとかかってしまったのである

「よくここが解ったわね。なかなかの名探偵だわ」
「自首してください。メモリを捨てて自分の犯した罪を償ってください
綾さんが考えてる以上にメモリの力は危険です。それで破滅した人間を
俺は今まで何度も見てきた・・・でも今ならまだ間に合います」

一方。溝口刑事の亡くなった風吹岬にて綾を発見した翔太郎は、ガイアメモリの恐ろしさと危険性を解き自首を勧告
ここで素直に応じるくらいなら冒頭で逃げるハズもないので無駄な勧告だと思いますが・・・
「わかったわ。でもお願い明日まで待って
ようやく組織の幹部への手がかりが見つかったのよ。それを突き止めたら自首するわ
後のことはあなた達に任せる・・・仮面ライダーにね」
「わかりました。約束ですよ綾さん」
怪しさ満点の期限付き快諾。どう見ても嫌な予感バリバリですが、それを信じるアホの子翔太郎
かくして翔太郎は約束を信じて彼女と別れ、綾はその夜ガイアメモリ流通の元締めである冴子のビルに足を運びます

「園咲冴子。あなたがガイアメモリをこの街に流している張本人ね
驚いたでしょう?人の恨みの力の大きさに」
「・・・私を殺すつもりかしら?」
社長室に押入った綾は警備の黒服達を難なく排除し、タブーのメモリを使おうする前に冴子を床にねじ伏せてしまう。つえー
まさに恐るべきは恨みの力か。これで綾が冴子をサクッと殺してくれれば、いきなり主要幹部消滅ということになりますが
そうはならない超展開。いやさ勘の良い視聴者には読めていた展開、か
「殺す?まさか。そんなことしたら取引きができないじゃない
私に阿久津の仕事を引き継がせてほしいの。幹部待遇で頼むわ

私は仲間にも信頼されてる。後は探偵事務所の3人を始末すれば誰も疑わないわ」

エエエエエエ(´Д`)エエエエエエ
>風都の女って………どいつもこいつも(涙)
>三条先生は過去に何かあって極度の女性不信なんじゃないかと本気で思い始めた今日この頃

キン肉マンU世でネプチューンマンが悪側だと判明した、あのチェックメイトの顔を剥がした回のような衝撃
なんと「私にも甘い汁吸わせなさいよ」という自らの売り込みです
恋人の復讐の為にメモリを手にした綾がどうして。もしやそこから既に嘘だったのか?メモリの侵蝕にしてもあまりにも・・・

「あなたの言葉が本物という証拠が欲しいわ。超常犯罪捜査課に刃野って冴えない刑事がいるでしょ?
アレを血祭りに上げてきたらあなたを幹部にしてあげる」
「フフ・・・ノープロブレムよ」
野心に溢れる綾を気に入った冴子は、刃さんの首を取ってくるという条件付きでこれを承諾する。なんという悪女同士
つうか一介の刑事のクセに冴子に知られてるのね刃さん
そりゃ超常犯罪捜査課はミュージアムにとって邪魔な存在なので、冴子ならそのメンバーの名前くらいは知ってるでしょうが
「冴えない刑事」と称するあたり、
その人柄となりまで知ってるってことじゃん。すげえ研究熱心だよな





「な?やっぱり来ただろ?これで事件は無事解決だな」
翌朝。風都署に綾がやってくるところを見届けた翔太郎と亜樹子は、彼女が自首したものと勘違いしてひと安心
クイーン、エリザベスらとカラオケへ行ってしまう
見事な浮かれポンチぶりを披露
綾はまっすぐ超常犯罪捜査課に向かい、哀れな刃さんを始末しようとしますが・・・ここで颯爽とフィリップが現れる
「残念だよ九条刑事。翔太郎はあなたのことを信じていたのに」
「本当に鋭いわねあなた。でもその鋭さは命を落とすわよ」
>綾さんがドーパント化する際の脚がよい!とてもよい!
>太股にコネクタとは、分かってらっしゃる
>ジャスミンの生足変身を見た時・・・なんといいますか・・・その・・・下品なんですが(ry
>九条刑事の生足・・・ゾクゾクするねぇ
>あゆ美たんのフトモモちらりは破壊力抜群だったぜ


綾の生脚サービス変身を受け、フィリップもファングジョーカーに変身
翔太郎は眼前に広がる光景に自分の目を疑い綾の裏切りを糾弾するが、彼女は悪びれることもなく答えるのだった
「阿久津を始末した時に私は気付いたのよ。私が真に復讐すべきはこんな小者じゃない
この街、風都そのものだって
溝口はこの街を心から愛し守ろうとしたのに・・・風都は彼を守ってくれなかった
いいえそれどころか彼の誇りをズタズタにして蔑んだ!
こんな街なんてなくなってしまえばいいのよ!」

すごい理論の飛躍で復讐の最終対象を風都にしてしまった綾
恋人を失ってしまった悲しみから、彼が守ろうとして裏切られた街を逆恨みする気持ちは理解できますが
諸悪の根源であるミュージアムに取り入っちゃダメだろと
どんな理屈をつけたところで、これじゃ溝口刑事が浮かばれません。この支離滅裂な思考もメモリの侵蝕の影響なのか

「お姉様、本当にあの女を幹部として迎えるつもりなの?」
「ええキチンと約束を果たしてくればね。でも、きっとそれは無理だわ
彼女もうだいぶ”混じってた”から」
「まじる?」
ちょうどその頃、冴子のオフィス。視聴者の疑問に答えるように挿入される冴子と若菜の会話
聞き慣れない
「混じる」という言葉は、メモリによる精神汚染のことを指すのでしょうか
「ガイアメモリの強力な毒素は怒りや悲しみといったマイナス感情に反応し・・・
心まで完全な化物に変貌させてしまうのよ」

概ねそういう意味のようです。普通こうなってしまえば、後は麻薬と同じように廃人になる末路しかないでしょうが
この段階から”次”に進化したのがWメモリの持ち主なのだろうか
冴子が「メモリが生んだ突然変異の化物」って言ってたし、この場合の「化物」とはシックス並みの悪意のことでしょう
今更ですが翔太郎や照井、そして園咲の人間が正気を保っているのはドライバーを介しているからなのかな
だとすると「園咲家も元は普通の人達で、メモリのせいでああなってしまった」という仮説が崩れてしまうことになるが・・・

>負の感情と結びつくガイアメモリ。幹部がドライバーを使ってるのは精神を守る為なんですかね?





「邪魔者は消してやる!お前達も竜のようにね!」
「照井に何かしたのか!」
「騙し討ちにしてやったわ。家族の仇になりすまして罠にハメたら簡単に引っ掛かった
あんなに警戒心の強い男が。絶対に死にそうにない男が!」

照井を呼び出したWの持ち主の正体は綾だった。先週照井が綾に身の上話をしたのはこの為の伏線だったか
知りあってからまだ間もない人間にも「殺しても死なない男」と評価される照井。その凄さがよく解るシーンです
そして殺しても死なない男ですから、やっぱり死んでません
「よく解ってるじゃないか九条刑事。俺は死なない!成すべきことを成すまではな」
と、ここで照井が登場。魔雲天戦から帰還したテリーのようなボロボロの風貌がカッコイイ
うろたえる綾を前に照井は憤怒と憎悪ではなく、深い哀れみを湛えた目でこう告げるのだった
「復讐に因われた哀れな女・・・俺が救ってやる。変・・・身ッ!」
>自らの仇を騙られたにも関わらず、それを恨むではなく「俺が救ってやる」と言葉を投げかける竜
マジこの人漢の中の漢ですね

「竜、今からこの街のシンボル風都タワーを破壊するわ。見ていなさい」
Tレックスやアノマロカリスのように、巨大化してアクセルを圧倒するトライセラトップスドーパント
先週の時点で書くべきだったのに今更で恐縮ですが、
綾のメモリはトリケラトプス

同じ恐竜系でも
酷フォルムだったTレックスとは大違いのデザインね。なんだこの差は
Wの時はジェットハードボイルダーの航空能力と火器で対抗した巨大化ドーパントですが、アクセルにはそれがない
為す術なくやられトドメの一撃を食らいそうになったところで、彼を救う
鋼鉄の救世主はやってきた
トライセラの放った破壊弾からアクセルを護り、キズひとつつかない頑強なボディと重厚なフォルム!
「シュラウド!これが俺の新しい力か!」
照井が見上げたビルの上から、無言でスッと指を指すシュラウドがカッコよすぎる。「蹴散らせ」
【ガンナーA】
シュラウドが開発作成した、自立型AIを搭載したアクセルのサポートドロイド
単機でもその火力と装甲で頼りになる他、ハードボイルダーの換装システムと同規格のドッキングポイントを持ち
アクセルのバイクフォーム及び、ハードボイルダーのフロントユニットと合体することもできる万能兵器である!
早速ガンナーAとの合体形体、
アクセルガンナーとなる照井。主砲ガイアキャノンをぶっ放します
ずぎゅうううううん!!!ぼがーん!
ええええええええなんか凄い波動砲撃った!
ガイアキャノンはアクセルメモリから得た「地球の記憶」のデータを砲撃エネルギーに転換するスーパーウェポン
その破壊力は巡洋艦の主砲クラスに匹敵するのだ(公式設定より)
かくしてアクセルガンナーの超必殺技で巨大ドーパントも一撃粉砕。鮮烈なデビューを飾りました
中盤以降まったく出番がなくなってしまったパワードイクサーみたいな末路を辿らないことを祈ります
「お前の心は・・・俺が背負って生きよう」
メモリを砕かれ変身解除した綾は、この照井の言葉を聞くや微笑み、安心したように倒れ込むのだった

照井マジ2週連続で主役
>翔太郎「おいスタッフ集まれ!」
>左・・・ハーフボイルドどころかノンボイルドじゃないか
>翔太郎がハーフボイルドというよりハーフボンクラに……

照井導入脚本とはいえ、翔太郎の脇役ぶりの凄い回でした。ハーフボイルドって言われても仕方ないなこりゃ
カラオケで女子高生とナチュラリー熱唱してる場合じゃないよ!主人公として照井に負けないようもっと頑張れ
水木一郎登場の次週へ続くゼエエエエエエエット!!!!
>満を持してアニソンの帝王、Wに降臨
>来週は笑ってはいけない仮面ライダー!お楽しみに!
>来週は仮面ライダーZですねゼェエッット!!!
>「なんで次回のサブタイがZじゃないんだ!?」的なコメント大量到来の予感


第23話

唇にLを/シンガーソングライダー

「依頼よ翔ちゃん!私達の名誉の為にフーティックアイドルの審査が不正だって証明して!」
クイーンとエリザベスが半ギレで鳴海探偵事務所へやってきた。聞けば二人は人気番組である「フーティックアイドル」に出演
「3週勝ち残れば無条件でCDデビューが約束される」という美味しいシステムの3週目まで勝ち残っていたのだという
知っての通りクイーンとエリザベスを演じる板野友美と河西智美はAKB48。流石に歌のシーンはなかなか決まってます
スタジオの観客達の盛り上がりは上々で、二人は栄えあるCDデビューを確信して浮かれますが・・・
「クズだね、クズ」
「あなた達はそこらへんに吐いて捨てるほどいるクズよ」
「その程度のシャウトじゃ俺の心は揺さぶれないゼェェット!」
どういうワケか会場の指示と審査員の評価は真逆。異様なまでの酷評を浴びて敗北してしまう
勝ったのは挑戦者のジミー中田というストリートミュージシャン。実際に相手の方が上手かったのなら二人も納得しようものですが
「絶対不正だよ。翔ちゃんもジミーの歌聴いてみればわかるって。死ぬから」
とりあえず事の真偽を確かめるべくジミーの歌を聴きに行った翔太郎と亜樹子は、そこで地獄のジャイアンリサイタルを聴くハメになる
ボエ〜〜〜♪♪♪
空を飛ぶ鳥が歌のせいで落下するという、もはやジャイアンをも超えた演出
これはどう聴いても正当に評価されるべき代物ではない。やはりフーティックアイドルの審査に何かあった事は間違いないみたい

ちなみに審査員の3人は「ゼエエエット!」でお馴染みアニメファンのカリスマシンガー、我等の兄貴こと水木一郎
仮面ライダーWの主題歌を歌う
上木彩矢とTAKUYA。今回のOPは二人のPVが流れる特別仕様でした
番組主題歌を歌うアーティストをこういう形で劇中にコラボさせる試みは非常に斬新でグッド。W制作スタッフのセンスが光ります





「あ〜えーと・・・聞いていいか?今の音楽は何だ?聴いたことのないジャンルというか・・・」
「スピックです。”スピニング・トゥ・フォーク”の略
フォークをベースにロックやラップの高揚感をブレンドしてます。センスの古い人には理解し辛いかな」

>「スピック(スピニング・トゥ・フォーク)」というのは、スピニング・トゥ・ホールドの親戚かなにかでしょうか
>先生 テレビはこれくらいにして スピニング・トゥ・フォークの歌い方をおしえてください

なにそのテリーマンの得意そうな歌。そりゃディッキーマンも思わず突っ込むってもんです
翔太郎が遠まわしに「酷い曲だな」と言ったにも関わらず、「センス古いですね」などとニコニコ笑顔で答えるジミーマジうぜえ
「ジミー君の言う通りよ。ロックだってなんだって最初は理解されなかったわ
彼の曲を理解したいならもっと勉強してきて。あ、ジミー君今日もサインもらっていい?」

ここで彼を擁護するように話に割り込んできたのは、
ゆきほというアラサー女性。穴掘りが得意そうな名前ね
蓼食う虫も好き好きとはよく言ったもの。彼女はこの風都で唯一の彼の熱烈なファンらしく、年甲斐なくおっかけに命賭けてるみたい
つまり彼女の存在が
ジミーを勘違いさせている原因ともいえます。大迷惑と言わざるを得ない
>ゆきほ「こんなダメダメなアラサーは、穴掘って埋まってますぅ〜」
『ち・・・なんでコイツが気に入らないのか気付いちまったぜ。コイツ俺に似てやがるんだ』
そんなジミーの事がどうにも気になる翔太郎は、その理由が自分に似ているからだと気付く。むむ、どのへんが似てるんだろか
「傍から見て半熟なクセに自分の中ではハードボイルドを気取ってる」とか、おそらくそういう部分だとは思いますが・・・果たして

「さて今日の飛び入り参加者は・・・よーしそこの赤いスカーフのキミだ!ゼエエット!」
「フフ・・・検索の通りだ。大貫一朗太は赤い装飾物を持った人間を高確率で指名する
さあ行くよ翔太郎!僕達は2人で1人の仮面シンガーだ!
ジミーの酷い歌は何故審査員の好評を得たのか?
その秘密を探るべくフーティックアイドルの収録スタジオへ向かった翔太郎らは、成り行きから飛び入り参加で歌を披露することに
ノリノリのフィリップと慌てふためく翔太郎でしたが、ステージにあがるや2人息の合ったハーモニーでスタジオをおおいに沸かせる
ちなみに2人が歌った曲は、ルナトリガーのテーマ曲
「Finger on the Trigger」なかなかイカしたラップです
イケメン俳優2人のデュオという女性視聴者へのサービスシーン。冒頭といい、今回は演出面素晴らしいな
「あっ!この人あの時の探偵・・・じゃあこっちの男の子がフィリップ君なの?」
その頃家でTVを見ていた若菜は翔太郎に気付き、隣の少年こそフィリップであると看破。乙女チックに胸をときめかせていた
フィリップは快傑ゾロのような目元を隠すマスクをしてますが、それでも随分見た目的に若菜にバレたことに。今後の展開に関わるか?

「ククク・・・どれだけ盛り上がろうと誰も勝てはせん。ジミー中田は天才だからな」
そんな二人のステージを屋根裏から眺めている一匹のドーパント。どうやらコイツがイカサマ審査の犯人みたい
シミーを天才視する台詞からすると、
正体はあのゆきほという女であろうことがだだ漏れですが・・・
「そこまでだ。お前が”電波塔の道化師”か」
ジャーンジャーンげえっ照井!そのドーパントの前に孔明の如く現われたのはなんと照井竜
どうやら超常犯罪捜査課も別件でこのドーパントを追っていたようで、変身したアクセルはこれを圧倒しあっけなくメモリブレイク成功
本体を逃がしてしまう失態こそ晒してしまいましたが「メモリが壊れてしまえばもう悪事は働けんだろう」ととりあえずその場を離れます
しかし・・・・
「今週の勝者はジミー中田!」
ステージでは翔太郎&フィリップがジミーのクソ歌の前に敗退していた。大ブーイングに包まれる会場が審査の不正を証明している
メモリブレイクされたのならドーパントの能力も効果が消えそうなものですが、結果はこの通り。ドーパントは本当に力を失ったのか?
尚、今回の照井は赤のレザーではなく
赤のインナーに黒皮のジャケットという新しいコスチュームでした
赤皮だとゲストの水木一郎と完全に被ってしまうので、それを配慮した変更かもしれません

>照井「何故だ、今日は赤いジャケットを着てはいけない気がする・・・」





「おい照井・・・頭大丈夫か?それのどこがガイアメモリだよ」
「ゲェーなんぞこれ。俺は確かに破壊したメモリを回収したハズ!」
「どうやらキミは何かの暗示をかけられたようだね。ドーパントは無事だよ」
”電波塔の道化師”は連続詐欺事件の指名手配犯。あの辺りに出没するという情報を得て張り込んでいたのだと言う
「見ろこれが奴のメモリだ」と、翔太郎達に
自信満々で酢昆布の箱を見せつける照井
いつから術中だったのか。アクセルはドーパントの能力により、壊れた酢昆布の箱をメモリと思い込まされていたのだった
メモリブレイクならぬ”酢こんブレイク”である
>今回のメモリ能力は鏡花水月
なるほど今回のドーパントの能力は暗示。つまり審査員達は暗示によってヘタクソな歌を上手いと思い込まされていたのだ
電波塔の道化師が今回ジミーの不正に暗躍しているのなら、その近辺を張り込めば尻尾を掴めるハズ
ストリートの兄貴分という路上詩人・沢田というおっさんから情報を聞こうとする翔太郎と亜樹子だったが、
【半人前でもいいじゃん】
【金無くたっていいじゃん】

という二人にとって一番言われたくないことを色紙に書かれてプレゼントされただけで、特に有益な情報は得られない
「つかあのアラサー女洗えばよくね?」とゆきほの存在を思い出した翔太郎は、沢田のおっさんに別れを告げて彼女の元へと向かう

「過労ですねぇ。栄養剤と熟睡できる薬を出してあげましょう」
「いいえ要りません。薬のお金も、休む時間も私にはありませんから」
ゆきほの働く工場を訪ねた翔太郎達だったが、彼女はその目の前で過労でブッ倒れ病院に担ぎ込まれてしまう
聞けば睡眠時間も惜しんで肉体的に限界ギリギリのバイトスケジュールを組んでいるという。なぜそこまでして金が必要なのか
「なぁ正直に答えてくれ。ジミーを合格させたのはアンタか?」
「やめてちょうだいなんの言いがかりよ。ジミー君は天才なんだから」
「嘘で合格させたからってどうなる!アイツの為になると思ってるのか!?」
「うっさいわね・・・彼の為じゃないわ!私の為よ!
私には他に何の楽しみもないの!私の人生にジミー君が必要なの!」

最初こそシラを切ろうとしたものの、
激昂してつい関与をカミングアウトしてしまうゆきほ
ジミーを日の当る場所に出すことは彼女の生き甲斐になっているらしく、そこに彼本人の気持ちなどは一切考えてないみたい
クソ動画を工作でランキングに載せるかのような身勝手な所業です
今回も「風都の女はDQNの法則」に漏れないアイタタ具合。どんな背景があって歪んでしまったのか知りませんが救えません
しかしトンズラした彼女を取っ捕まえるべく追いかけた翔太郎は、そこで彼女と相対する”電波塔の道化師”の姿を目撃する
「約束のお金を持ってきました!どうかこれで次もお願いします!」
ドーパントの正体とゆきほは別人
彼女は電波塔の道化師への依頼者にすぎず、身を削った過酷なバイトはその法外な報酬を支払う為だったのである





「全然足りねえなぁ〜。人生舐めてんのか?」
「の、残りのお金はどんな事をしても用意しますから!あと一週だけお願いします!」
「あと一週どころか今週分にも足らねえんだよ!お前との契約はここまでだ!」
ところがどっこい。ゆきほが過労でブッ倒れてまで必死に稼いだ金は、契約の金額にまるで届かないはした金だった
「じゃあ足りない分は体で払って貰おうか」などという下賤な事は言わず
泣いてすがりつくゆきほを足蹴にして即座に契約破棄を告げるドライなドーパント。外道ですがゆきほを可哀想とは思わんな
「人生舐めてんのはどっちだ!テメエは許さねえ!」
しかし正義のヒーローたる翔太郎は怒りを露にし、颯爽と彼女の為に介入
そこにフィリップの検索によってメモリの特定を終えた照井も駆けつけ、2対1の戦闘シーンへと突入します

「聞け!【俺はお前のご主人様だ】!ってああっ?」
「くだらん嘘をつくのも大概にするんだな。左、こいつのメモリは『ライアー』だ」
「ライアー・・・嘘つきか!審査員達もこうやって騙していたわけか」

電波塔の道化師のメモリは「ライアー」。言葉にした嘘を針にして相手に突き刺すと、その嘘を信じ込ませることができる能力
喋った言葉が
ほわほわーんとフキダシになる演出が面白い。この言葉を相手に貼り付けるワケです
>ドドドドド。 今週のスタンドはコイツだッ! ズギャ ̄ ̄ ̄ ̄Z____ン 『エコーズACT1』ッ!!
戦闘力に秀でているわけでもないので種が割れてしまえばどうということはなく、針を警戒されると何もできずにボコられます
とっととメモリブレイクで終わらせようとしたWでしたが、そこでライアードーパントを守るように立ちはだかったのはゆきほだった
「待ってお願い!この人がいなくなったらジミー君が勝ち残れない!」
「お兄ちゃんどいてそいつ殺せない!」の逆パターンとでもいうか。悪党を必死に守るDQN女という実に酷い絵面
あんな目に遭わされてもまだこの外道にすがってジミーに偽りの合格をあげたいと言うのか。流石の翔太郎もゲンナリです

「いい加減にするんだ。ジミーには本人の実力で挑戦させればいいだろ」
「無理に決まってるじゃない!私がどれだけ彼を見てきたと思ってるの?
あの子は信じられないくらい才能ないんだから!」
ゆきほが本音をブチまけたその時、彼女の背後でギターケースが落ちる音がした。ぎゃいーん
そこに呆然とした表情で立ちすくんでいたのは誰あろう、ジミー中田本人であった。彼は会話の全てを聞いてしまったのである
自分の二週勝ち抜きが不正によるものだった事。そして
唯一の理解者だと思っていたゆきほですら、自分を馬鹿にしていた事

バッドタイミング・・・ではない。ゆきほの報酬が遅れていた罰として、電波塔の道化師が最初から彼をこの場に呼び出していたのだ
「嘘だ・・・ボクは・・・自分の実力で・・・」
「残念だったなぁ、嘘はお前の合格のほうなんだよ!」
>ジミー「ウゾダドンドコドーン!」
>はんぺらさん……あんたは次に ジミー「嘘だ……嘘だドンドコドーン!」と書く!

「ウソダドンドコドーン!!!!」
ショックを受けたジミーはパニックに陥り大絶叫。思いもかけぬ展開に、ゆきほはただオロオロと狼狽するしかない
大切な人の気持ちも考えず、自分の都合だけでついた嘘のツケが回ってきたというお話。ゆきほは自業自得だけどジミーはちょっと可哀想ね





「冴子はまたWのメモリの彼の所かね?よほど魅力的な人物らしいな」
「私はあまりにお近づきにはなりたくありませんわ。あの方」
「新しい恋か
・・・少し早すぎる気もするがまぁ、冴子も大人だ」

ラスト。このところ、例のWのメモリの紳士に所へ連日通いつめている冴子の様子が琉兵衛と若菜の会話から見て取れます
前回は「冗談よ」とか若菜に言ってたクセに、
もういきなり股を開く気満々みたい
いくらなんでもビッチすぎるだろコイツ。霧彦さんの視聴者人気を考えると、冴子は到底マトモな最後は迎えられそうもないなぁ
で、当の冴子が足を運んだ場所はというと・・・・あれ?ここって
さっきゆきほが運ばれた病院?
「今日の診察はもう終りましたよ。園咲のお嬢さん」
「あら、裏の診察はこれからでしょう?伊坂先生」

>"裏の診察"で、エロい想像をした人は素直に挙手を。(゚∀゚)/ハイッ!
>夜の診察ですね、わかります
>裏の診察ってなんかやらしいぞ
>裏の診察!子供番組にはエロ過ぎる台詞だ・・・

白衣を脱いでフォーマルに着替えた男は、紛れもなくさっきゆきほを診察した医者。そしてその手に握られたメモリは・・・
ウェザーのメモリの男、早々に顔見せ登場
その正体は風都の内科医・伊坂医師!

>Wのメモリの持ち主、ウェザー・リポートだと思ったらチョコラータだった
>好青年の皮を被った外道医者・・・完全にチョコラータだコレー!!?

>井坂先生を演じておられる檀臣幸さんはVガンダムのクロノクル・アシャーの声優さんでしたね
まさかの展開にも驚きましたが、やはり多数のコメントと同じく裏の診察という言葉に何か卑猥な響きを感じてしまう
いったい何の診察だよ。ライアードーパントの正体が解りにくいように思えて実はモロバレな次週へ続く!

>うそつきメモリの所持者・・・あの色紙書いてた人ですかね?
>みつを風のおっさん、こいつは臭うプンプン臭う。ストーリーからの推測もありますが、
それより何よりモロ師岡さんをこんな端役でわざわざ出す訳がない

>はんぺらさんはお気付きでしょうか?次回予告でモロ師岡が運転してる車に
照井が掴まされたのと同じ酢昆布があるということに
ライアードーパントの正体は路上詩人の沢田ですね。モロ師岡なだけにモロバレです(誰が上手いこと言えと)
ストーリー上特に必要もない場面でわざわざ翔太郎達との会話があったりするのも勿論ですが、
「ジミーを現場に呼び出していた」というのも地味にポイントかも。つまりジミーと顔見知りの人物ではないかと推察が立ちます
まぁそんな推察なんぞ最後の朋友が見つけた
酢昆布という物的証拠の前にはクソにもなりませんがね
しかしよく次回予告のワンシーンからこんなとこ目ざとく見つけるなぁ。その洞察力にはマジ感心するぜ



第24話

唇にLを/嘘つきはお前だ

「うっうっ・・・何がスピックの唯一の理解者だ!もう顔も見たくないよ!」
「じ、ジミーくウボァー」
合格が不正だっただけでもショックだろうに。ずっと心の支えになっていた唯一のファンですら、本心では彼の曲を認めていなかった
ゆきほがジミーに拒絶させるのはまったくもって自業自得。しかし信じていたものに裏切られたジミーは純粋に可哀想です
「キッヒッヒいい色だなぁ〜青春に挫折した若者の色・・・私はこれを集めるのが大好きでねぇ」
ダブルライダーに包囲され絶体絶命のライアードーパントでしたが、Wにアクセルを敵と思わせる嘘をついて難なく窮地を脱出
人目もはばからず号泣するジミーの涙を小さな紙きれに吸い取ると、上機嫌で笑いながらその場を去っていってしまう
なんという腐れ外道。”電波塔の道化師”が詐欺を行う目的は金ではなく
若者の夢を叩き折って、その挫折の涙をコレクションすること
知ってるか?夢ってのは呪いと同じなんだよ。夢を叶えた人間は(ry うーんコイツは巧と木場に倒してもらいたい
そんなワケでライアードーパントも逃がしてしまったので、茫然自失状態のゆきほを連れて一旦事務所へ。彼女を落ち着かせます
「何もない空白だった私の人生に初めて笑顔で応えてくれたのが彼だったの
彼の喜ぶ顔が見たくて私・・・・ねえ、私のしたことは間違ってたのかな?」
「ジミーはアンタの玩具じゃない。一人の人間なんだ」
前回掲載しなかった朋友からのコメントの中に、
「ゆきほをDQNの一言で切り捨てるのはちょっと残念でした。アラサー女の唯一の生き甲斐に多少なり理解が欲しかったです」
という意見が数件ありました。解らなくはないよ?彼女が個人的にジミーを応援するのはすごく良い事じゃないですか
でもね。だからって不正に手を染めてしまったら、結局翔太郎が言ってることが全てなんですよ
ゆきほは自分の勝手な思いだけでジミーの人生も狂わせた、と
ましてやその被害はジミー本人だけでなく、彼女のやった不正のせいで脱落したクイーンやエリザベス達にも及んでます
動機は理解できても
同情する要素は一切ナッシング。こればかりはDQNと呼ばざるを得ないのだ
自分の浅はかな行動のせいで、結局一番大切なジミーを傷つける事になってしまった。翔太郎の一言で諭されたゆきほは号泣
ジミーとゆきほ、二人の関係を狂わせた電波塔の道化師に対し、翔太郎は言い知れぬ怒りを募らせるのだった

「あぁ・・・キミの肉体は完璧だな・・・人間の可能性に満ちている」
一方その頃、井坂診療所では井坂医師と冴子の裏の診察シーンがまさかの大爆裂していた
日曜の朝っぱらからエロイあえぎ声を出す冴子と、彼女の肢体を舐めるように撫で回す井坂医師の変態的な・・・って

「そう・・・でも複雑な心境だわ。変身前の私にはちっとも興味がないなんて・・・あァン・・・」
「人間の風体に興味はない。私はドーパント専門のDrだからね
おお素晴らしい爪だ・・・これならばあの”恐怖の帝王”にも勝てるかもしれないね

そしたらキミがミュージアムのトップだ。おっと本音を当てすぎたかな?」
「っ!」
冴子の姿は人間体ではなくタブードーパント。そして井坂医師はその異形の肉体に興奮しているのだった。なんぞこれ
そして腹に一物持つモノ同士のシンパシーか
冴子の野望を一発で看破
やはり彼女は隙あらば父を亡き者にし、ミュージアムの実権を握ろうと画策していたのである。大した野心家ですが・・・
「私はキミの力になりたいと思っている。また身体を見せに来なさい」
「ハイ・・・井坂先生・・・んっ、あぁン」

冴子は井坂を利用すべく彼に近づいたのでしょうが、逆に彼の危険な魅力にKOされて完全に言いなり
井坂医師のほうが冴子を取り込んだようなカタチになりました。凄いなコイツ。琉兵衛との直接対決はあるんだろうか?
>今週の仮面ライダーWが深夜32時特撮だったでござるの巻
>今週のW見てたら不覚にもおっきした
>クールな紳士かと思っていたらば…とんだ変態紳士だよ!!
>診察シーンの冴子さんの喘ぎ声におれの股間のメタルシャフトが(以下略
>裏の診察がやっぱエロかった件
>裏の診察内容が卑猥いや、変態だー!!Dr.ぺロンチョとその表情、冴子の喘ぎやらと・・・ご馳走様でした
>井坂医師「違うよ僕は変態じゃないよ。ただちょっとドーパントの体に興味があるだけなんだ
仮に変態だとしても変態という名の紳士だよ」
>夜の診察が本当に夜の診察でした(AV的な意味で)
それにしても悶えるタブードーパントには萌えてしまいました。冴子には全く萌えなかったのに
>冴子はやっぱりミュージアムの頂点を狙っているのか。なんとなく555のロブスターオルフェノクを思い出しましたが
そういえばロブスターの正体も影山「冴子」でしたね




フーティックアイドル三週目。失意のジミーはスタジオに向かうことなく、砂浜にギターを突き刺し音楽との決別を決意
しかしそんな彼の前に
おいィ?お前それでいいのか?と現われたのは翔太郎だった
「なんで追いかけてくるんですか!?僕のことはもう放っておいてくださいよ!」
『チクショー!なんで男ふたりで砂浜追いかけっこしてんだ俺は
それにこの白いギターに空飛ぶたくさんのカモメ・・・ああ恥ずかしい!恥ずかしいぞ!』

なんぞこれ。ジミーに白いワンピースが見える
早朝の砂浜を駆ける二人の姿を、青春ラブストーリーのワンシーンのようなスローモーションで魅せるというギャグ演出
先の裏の診察シーンといい、今回はやたらブッ飛んでるシーン連発でえらくカオスな回になってます
「ハァ・・・ハァ・・・僕は・・・もう音楽は辞めるんです。信じていたファンにも裏切られたし
才能があるだの、新しい音楽だの・・・でも結局全てが彼女の嘘だった」
「ジミー、一番の嘘つきは彼女でもドーパントでもない。お前自身だ
お前は自分の弱さを彼女のせいにして逃げているだけ

思い出せ。あれだけヘタクソなお前がこれまで音楽を続けてこられたのは誰のおかげだ?」

既に前述してますが。不正にさえ手を染めなければ、ゆきほは彼の支えであったことは間違いない事実
彼女のおかげで音楽を続けてこれたのに、今彼女のせいにして音楽を辞めるのはあまりにも男らしくないのではないか?
翔太郎の言葉に揺り動かされたジミーは、自分はどうするべきかアドバイスを求める
「自分で決めな。男の仕事は8割が決断だ。俺の師匠の言葉の受け売りだがな」

「最後のキーワードは”和紙”だ。ヤツがジミーの涙を拭った紙がこれだった」
「凄い、ビンゴだよ照井竜。なるほどたしかにコイツなら和紙を使うだろうね
しかもストリートでいつでも若者に目をつけることができる・・・ライアーの正体は
路上ポエム作家、沢田幸男だ」

先週の考察通り、ライアーの正体はモロ師岡演じる路上詩人のおっさん沢田だった
しかし既に沢田は捜査から逃れるために広場から姿を消しており、その消息はまったく掴めない。はてさてどうしたものか
沢田のよく使うフレーズから彼が若菜のファンと推察したフィリップは、彼女に沢田を罠にかける協力を要請することに





「やあ初めまして若菜姫!僕が電波塔の道化師だよぉ〜ん!」
『な、なんだあの見るからにアホみたいな格好は!ふざけやがって・・・!』
若菜のラジオで「今噂の電波塔の道化師と会うことになっちゃいました!」というニュースを聞かされた沢田
大ファンである若菜と自分の名を騙る偽物が会うとあって、いてもたっても居られず対面場所にノコノコ現れた
そこで見たのは
青々としたホモヒゲを生やした怪しいピエロ姿の男。キモさ満点です
「どんな願いでも叶えてあげるよ〜。詩集だって出したんだ。全然売れなかったけどネ!」
「や、やめろォ!あんな詩集だってなあ!俺ぁ一生懸命書いたんだよ!
聞いてくれ若菜姫、あれは偽物なんだ!俺こそが本物の・・・ハッ!?」

偽物に
自分の黒歴史を暴露された沢田は半泣きで飛び出し、必死に弁解しようとしますが
ここでアホっぽいピエロがメイクを拭って正体を現した。言わずもがな翔太郎である。全てはフィリップの仕掛けた罠
「現われたな嘘つき野郎。騙すのは得意でも騙されるのには慣れてないか」
若菜付きの運転手とマネージャーの黒服は照井と亜樹子。そして若菜はフィリップの変装だった
「ちょっ!アタシ聞いてない!それって普通アタシの役じゃん!?」
「いや俺は亜樹子にやらせるつもりだったんだけどな」
「俺が却下した。所長では無理だ」

お前も若菜ファンなのかよ!
硬派な照井はタレントなんかにうつつをぬかす奴じゃないと思っていた時期が俺にもありました
ショックを受けて崩れ落ちる亜樹子をよそに、フィリップ・翔太郎・照井の3人が横並びでの変身シーンに入る
「変身!」 「変身!」 「変・・・身!」
>左翔太郎 改め 保毛尾田保毛男です
>Wとアクセル、二人揃っての変身・・・しかもフィリップまでいるのに、何だこの締まらなさは・
>W視聴者「どうしてこうなった」
>青髭変なおじさんが翔ちゃんで若菜姫がフィリップで・・・今回は笑いどころが多すぎるがこれは特に酷い

本来カッコイイハズのシーンなのに、女装・ピエロ・黒服という変装のせいで凄まじくカオスな立ち絵
マジ今回ネタ多すぎ。そんなこんなで戦闘シーンへ突入した頃、ジミーはフーティックアイドルのステージに立っていた
「愛を込めて歌います。僕を信じてくれた、たった一人の為に」





「助けてくれたついでだ!このまま一気に決めるぜ照井!」
ビルの屋上から落下するWを、壁面を激走して救い上げたアクセルバイクフォーム。そのまま駆け上がって天高く飛び出します
ギュウイイイイン!と高速回転する前輪にWが足をかけ、そのスピードを利用してキックを加速・威力を倍増させる連携技を披露
>必殺技がV3のマッハキックだった今週のW
完全にV3マッハキックだコレ
ばっごおおおおおおおおおおんん!!!
弾丸のような速度で撃ち出されたWは普段の数倍の威力であろうジョーカーエクストリームで決め。見事これを撃破するのだった

「正直言って酷いの一言だ。まだ工事現場の騒音のほうが心地よく聴こえるよ
人生最悪の歌だゼェェッット!!!」

一方、ライアーの力なしで歌を終えたジミーは当然ながら審査員達から酷評を受けるハメに。工事現場のほうがマシだゼェット!
もとより勝てると思ってこの場に来たワケではなかったが・・・と肩を落とすジミーだったが、評価はその後更にこう続いた
「まったくだわ。どうして先週までこんな歌を良いと思えてたのか解らない
でもね・・・・ハートは感じたわ」
「同感。そこだけはイケてたよ」

「志ある若者を我々は見捨てはしない。また会おうジミー」

歌の本質とはメロディではなく「思い」。どんなに音痴で耳障りだろうが
その歌に込められた気持ちは、会場の人間全てに伝わっていた
やっぱり来て良かった、と。清々しい笑顔でステージを降りたジミーの前に、おずおずとゆきほが現われた
「ジミーくん・・・今日初めて気付いたわ。この歌ラブソングだったのね」
「遅いよ。ファンのくせに」

そう言ってはにかむと、ジミーはゆきほを自分の胸に抱き寄せた。ジミーかっけええええええええええええええ!
「ラブソングだって知らなかった」とう女に、「僕の気持ちに気付いてなかったの?」と返す男。めっさいいじゃないですか
なにこの・・・なに。えらいラブストーリー締め
アラサー女まさかの人生大逆転です。なんというハッピーエンドだろう。めでたしめでたし
>今週のWは人の価値は才能や成果では決まらないってことですかね 優しくもあり辛い話でした
ラスト。本来勝ち抜けるハズだったクイーンとエリザベスは番組関係者の口利きによって特別にCDデビューが決定
二人が歌う曲は若菜の「ナチュラリー」と同じように番組内発のキャラソンとして実際にCD発売もされることに。へー
>来週のW、チャッキー彷彿としたのは自分だけではないはず。コックローチ以来のトラウマ回になりそう
>来週のドーパントはエボニーデビル

次回予告の人形が怖すぎる次週へ続く!


第25話

Pの遊戯/人形は手癖が悪い

「擬似メモリと新しいガジェットの設計図だ。シュラウド・・・か」
ある日、事務所に謎の擬似メモリと新型ガジェットの設計図が送られてきた。なんて唐突
ミュージアムと敵対する謎の女性「シュラウド」に関しては、照井の過去を聞いて以来フィリップと翔太郎もその存在を認識しているのでしょう
郵便の差出人は不明でしたが、フィリップはそれがシュラウドからの援護であることを即座に理解。早速これを造ってみることにします
>強化アイテムが郵送で届く例は平成ライダーにもありますが、まさか設計図が来るとは
>覆面おばさんが夜なべして設計書を製本してる姿を想像するとなごむ

「うぐっひぐっチーン!・・・この本ホント泣けるわぁ・・・特にこの主役の少女の健気さときたら・・・
あら?あなた、この少女みたいに可愛らしいわね。お名前は?おうち間違えちゃったのかな?」

「わたしリコ!ねえお姉ちゃん、人形の声を聞いて」
その時、巷で噂のベストセラー小説
「少女と人形の家」読んで酷い顔になっていた亜樹子の前に一人の少女が現れる
一体どこから、いつの間に入ってきたのか。
タミフルに事務所の中を走り回るリコちゃん
「リコちゃんのお人形さんが誰かに盗られちゃったのかな?取り返してほしいの?」
「違うの違うの。お姉ちゃん、人形の声を聞いて」

どこぞの住所が書かれた紙切れを亜樹子に差し出すリコ。亜樹子は翔太郎に彼女を紹介しようとしたが、いつの間にか姿を消してしまっていた
もう既に軽くホラー。白昼夢でも見ていたのかと首をかしげるも、手の平の紙切れがそれが夢ではないことを証明している
リコちゃんの話を信じた亜樹子は自分一人で住所のマンションへと向かう。この「一人で行くなよ!」ってのも何気にホラー映画っぽいな

「人形?あぁ有る有る。なんか今朝宅配便で送られてきてね
差出人もわからないし気持ち悪いからさっさと持って帰ってちょうだい」

住所は文芸評論家の唐木田というオバちゃん宅。人形の話をしたところあっさり「持って行って」と言われ、要件は済んだかに思えた
しかし亜樹子が唐木田と世間話をしている時に事件は起こる
「あっ、少女と人形の家。この本の評論もされたんですか?感動しますよね」
「自分の娘を美化した親のエゴ丸出しの作品よ。その著者、娘のことなんて本当は愛してないわよ」
「そ、そうなんですか?私は親の深い愛情を感じたかな〜なんて・・・」

「っていうかなにノロノロやってるの?早くその人形持って帰っ・・・ウボァー!?」
「どっ、どうしたんですkギャアアアアアアアアス!」

亜樹子が号泣した本をオバはんが酷評したその時。なんと人形が一人で歩き出し、彼女に襲いかかったではないか
さっきまで愛らしかったその表情は、チャッキーやエボニーデビルのような恐ろしい形相に変貌している。KOEEEEEEEE!!
必死の抵抗もむなしく二階の窓から
人形の華麗なターザンキックで蹴落とされてしまうオバはん
幸い命はとりとめたものの腰をやってしまったらしく、病院へ担ぎ込まれます

>ハーーーイ!アイムチャッキィィィィ!!
>エボニーデビルこえええええええ!!
>あの人形は小さな子供が大泣きしてもおかしくない不気味さ
>今日のW、子どもの時に観んで良かったぜ。確実にトラウマになってた





「なぁお嬢ちゃん、本当のこと言ってくれねえかな」
「ほ、本当だってば!人形が犯人なの!」
「おいおい亜樹子、いい歳してお人形遊びか?」
すぐ警察が駆けつけるも状況から殺人未遂事件の犯人扱いされてしまう亜樹子。無理もな・・・くねーじゃん。なんでやねん
唐木田にも事情聞けば一発だろと。刃野さんも真倉もバカなの?バカなの?
助けを求めた翔太郎もヘラヘラ笑って自分を信じてくれない状況に絶望した亜樹子は、己で潔白を証明することを決意
リコちゃんから渡された紙切れにはもうひとつ住所があったので、そこに向かってみることにします
「こんのお化け人形がああああああああ!」
そこでもやはりあの恐怖の人形が出現。すんでのところで亜樹子が助けに入ったので今回は被害者に大きな怪我はありません
チョコマカ近づく人形をキックで何度も吹っ飛ばす亜樹子、敵わないのでゴミ袋を投げつける人形とコミカルなバトルが展開する
おいィ!?この人形顔は怖いけどあんま強くねえぞ
そんな気持ち悪いけどどこか憎めない人形を
容赦なくバイクで吹っ飛ばして照井も参戦
そのトリッキーな動きに翻弄されつつも追い詰めますが、例によっていつものパターンでこれを捕り逃がしてしまう
「竜くん!竜くんは私のことを信じててくれたのね!」
「実は同じ事件が既に2件発生していてな・・・いずれの被害者宅にも同じ空き箱があった
だが犯人は呪いの人形なんかじゃない。あれはドーパントだ」
「ドーパント?あんなちっちゃいドーパントなんてあり得るの?」

巨大化するドーパントもいるんだから、逆にちっこくなるくらい別に不思議でもないような気もしますが
それにしても状況証拠の酷似した事件が2件もあったのに、真っ先に亜樹子を犯人扱いした刃野さんと真倉マジ無能すぎる

>竜さんの「ドーパントの仕業だ」がだんだん「ゴルゴムの仕業だ」と同じ感じに聞こえてきた件について

「ドーパントの姿は使用者の感性次第で美しくも醜くもなる
冴子くん、その点キミの身体は大変素晴らしい・・・・ただ今日は完璧でないね
もしかして何か悩み事があるのではないかな?」

そんな「ドーパントの容姿」に関する視聴者の疑問に答えるように、カメラは井坂先生のシーンへ
前回に引き続きタブードーパントの肉体をエロスに撫で回す
裏の診察爆裂中で、スタッフまったく自重していません
「相変わらず人の心を見透かすのがお得意ね。悩んでるのは妹のことよ
いつまでも遊び呆けてばかりで自分の使命に気付かないでいる・・・」
「使命?」
「私の為に戦うことよ。ねえ先生、妹を治療してくれないかしら?
完璧なドーパントに」
お前姉の資格ないよ(ゴン風に)。コイツに妹を思う気持ちがあるなんて、所詮は視聴者の淡い期待だったのか
若菜の人生は自分の道具としてしか意味がないとキッパリ言い切る冴子。もはや姉どころか人の心があるかすら疑わしい
かくして冴子は
自分の妹を変態医師に差し出します。なにこの鬼畜エロゲ的な・・・なにこの(ry
「若菜くん、キミはガイアメモリを使いたくないと思っているね?私にドライバーを渡しなさい」
姉のようにその身体を隅々まで触診するのかと期待していたらそうではなく、
カウンセリング的な問診だけで済ましてクレイドールのドライバーを預かった井坂。ドライバーに何か細工をするのでしょうか?
それにしても冴子しかり若菜しかり、一見しただけで相手の心底を見抜く井坂の眼力は確かに凄い。変態だけど腕は確かってことか

>若菜姫が井坂の道具にされてしまう!(性的な)
>人形も怖いが変態洗脳医師も怖い
>今度は洗脳って、若菜姫最初の感じ悪さが嘘なくらいヒロインキャラになっているなあ
>人形マジ怖いんですけど。わざと役者の演技をコミカルにして誤魔化してるけど、普通にホラー物出れるじゃんあれ





「ドーパントに襲われた4人には共通点がある。この小説を酷評したということだ」
>最近フィリップ使うの、ずっと照井さんだよね
フィリップの検索により、人形の標的はいずれも「少女と人形の家」を批判した人物ばかりだったことが判明
照井は犯人を著者である
堀之内慶應に絞り込む。しかし成人男性があんな小さなサイズに変身できるものなのか
「ドーパントは堀之内本人じゃない。おそらく堀之内の娘だ」
「愛娘利香子と」小説の著者近影に写っていた写真の少女は、
紛れもなくあのリコちゃん
堀之内は自分の娘にメモリを使用し、作品を貶した人間達に報復していたのだろうという照井の推理
唐木田の「あの著者は娘なんて愛してない」という言葉を信用するなら、確かにそれくらいのことはやりかねません
「行こう竜くん!早くリコちゃんを助けてあげようよ!」
あんな年端もいかない自分の娘を道具のように使うなんて許せない。亜樹子はリコの保護に使命感を燃やす

「実の娘を元にしてよくあんなお涙頂戴の三流小説を書けるもんだな・・・
アンタ実は娘のことなんて愛してないんだろ?
そういえばこの小説を酷評するとアンタの娘が殺しにくるって怖い噂もあるな」

堀之内のサイン会に乱入した照井はファン達が大勢いる前でいきなり彼を辱め、自分を刑事と明かして喧嘩を売る
せめてファン達のいない所で言えと。もちろん彼を釣る為の餌なので、多少オーバーにやる必要はあるワケですが
もし推理違いで犯人じゃなかったら
とんでもない名誉毀損で訴えられますよ
そんなキチガイじみた挑発を受けたにも関わらず、柔らかい物腰で対応する堀之内さんマジ紳士。本当に彼が犯人なのか?
その帰り道、亜樹子は街中で再びリコちゃんと遭遇。「よかったよかった保護してもらおうね」と抱き抱えるも
「お姉ちゃん、人形の声を聞いて」
やはりその小さな口から出てくるのは冒頭と同じ台詞だけ。いったい彼女は亜樹子に何を求めているのか
そして冒頭の翔太郎と同じように、やはり照井に紹介しようとした瞬間彼女の姿は煙のように消えてしまうのだった
人形も怖いが正直リコちゃんのシーンの方がホラー的な気が





「ってワケで照井のヤツ亜樹子とずっとベッタリでよ・・・
あんな軽い男だとは思わなかったぜ。あ〜あみっともねえ」
「俺に言わせりゃな翔太郎、ここで俺と一緒に昆布茶すすってるお前のほうがみっともねえぜ
本当は自分が所長に頼られてえんだろ?そういうの世間じゃジェラシーって言うんだ」

>翔太郎はいつになったら主人公にもどるんですか?
超常犯罪捜査課で刃野さんにグダグダと愚痴をこぼした挙句、ズバリ図星を突かれて激しく動揺する翔太郎
照井の登場以来、どうもカッコいい場面と縁遠くなってしまった主人公。エクトリームメモリ完成まで我慢といったところでしょうか
しかも前述の「あんな軽い男だとは思わなかった」という台詞のせいで、亜樹子を取られて照井に嫉妬しているというよりは
亜樹子に照井を取られて嫉妬してるように見えるのもなんかアレです
しかし腐視点で見るとこっちが正解と言えなくもない
と、そこへ送られてきた謎の宅配便。開けてみたらば当然中身は例の人形で、照井の釣りは見事成功
九条刑事の時のように
後頭部に攻撃を受けて笑顔で失神する刃野さんが面白い
そんなワケで今週の戦闘シーンに突入。あんまり強くない人形をアクセルとWのダブルライダーでってイジメだろと思ったら
速攻でトリガーマグナムを奪われて苦戦するW。おいィ?マジ弱すぎだろ主役
そんな役立たず主人公を尻目にアクセルはさっさとメモリブレイク。見事人形をKOしますが・・・・
「メモリが排出されない。これは堀之内の娘じゃなく本物の人形だ
どうやら僕達は思い違いをしていたようだ。犯人は人形になるドーパントではなく
人形を操るドーパントだったということか」

エボニーデビルはあくまでスタンド。犯人は近くにいる呪いのデーボ。ホテルのトイレを探せ!
遠隔操作型のスタンドならばお手上げですが、操り手はすぐ近くにいると看破したフィリップはスパイダーショックを使用
人形をグルグル巻きにして引っ張り出し、その先の人形師をあぶり出します。そこにルナトリガーでばきゅーんと威嚇射撃
「ま、待ってくれ。もう撃たないでくれ」
本体を攻撃されるや否や、ビビってあっさり出てくる真犯人・パペティアドーパント。どうやら本体に戦闘力は皆無みたい
>鳥人2号現る、今週のW
ビジュアルは顔だけが怪人で
首から下はフォーマルな格好をした紳士風という
まさに
笑い飯のとりじんのようなシュールなおかしさがあります。目ヤニをあげようね
「よかった・・・リコちゃんはドーパントじゃなかったのね」
真犯人が出てきて一件落着。亜樹子はあの愛らしい女の子がドーパントでなかった事に胸を撫で下ろしますが・・・
その時、彼女の腕の中にあった人形から三度あの声が聞こえてきた
っていうか
アクセルグランツァー食らってどこも壊れてない人形強え
「お姉ちゃん、人形の声を聞いて」
「こ、この声は?」

思わず震撼する亜樹子。人形から聞こえてくるその声は、紛れもなくあのリコちゃんのものであった
事件はまだ終わっていない。彼はなぜ凶行に及んだのか。「少女と人形の家」に込められた堀之内の娘への思いとは?

そして謎の少女リコちゃんの安否は?
哀しいお話の予感の次週へ続く!
>依頼主の少女は既に亡くなっている。その娘をモデルに描いた小説を酷評され復讐する父
それを止めさせる為に依頼でしょうか?名探偵はんぺらさん推理お願いします
>ひょっとしたらリコちゃんはとっくに死んでいて、その霊が父親が人を襲ってるのに耐えきれず
未練となって人形に残ったんでしょうか。幽霊ネタはヴァイラスの回でやってますし、伏線だったのかもしれません

朋友予想と同意見です。というかヴァイラスの時の誤推理ですねこれは。今度こそ当たれと


第26話

Pの遊戯/亜樹子オン・ザ・ラン

「どうして自分の娘の人形を復讐の道具なんかにするの!?
あんな小さな子を悲しませるなんて、それでも父親!?
アナタの娘さん、私に人形を取り返してって頼みに来たんだから!」
父親を亡くした娘としては特にそう思うのか(時間軸的にビギンズナイトはもう本編に反映されてると考えていいのかな?)
娘の大切にしている人形を復讐の道具に使うという父親の行動に亜樹子は完全にプッツン

よくもこんなキチガイ犯行を!と堀之内を強く責めたてますが、なにやら会話が噛み合いません
「何を言ってる?嘘をつくな!」
「嘘じゃないわよ!
あなた娘のこと愛してないんでしょ!だから何も解ってないんだわ!」
「なんだとキッサマァ〜!?いい加減にしろ!」

咄嗟に出た「娘を愛してないんでしょ!」は堀之内にとっては犯行動機ともなった侮辱の言葉。触れてはいけない禁句
キレた堀之内は再びパペティアーに変身して亜樹子をとっちめようとしますが、その強い眼光に射すくめられて動けません

亜樹子かっけえ。そう思うのは単純に「男前だなこの女」ではなく、
鳴海荘吉の血を感じさせるからか
一旦降参したのにまた変身したおっさんはWとアクセルに再び攻撃され、いよいよメモリブレイクされる寸前まで追い込まれますが・・・
『ウェザー』
なんとここでウェザーの電子音声と共に、1m先も見えないほどの濃霧が発生。霧が晴れた時、堀之内の姿は忽然と消えていた

「ご心配なく、ここは病院ですよ。もっともドーパント専門のですが
私の新しい治療法の為にあなたに協力していただきたいのですよ
彼女をあなたの新しい人形にして憎い相手に復讐なさい」
堀之内が病院のベッドの上で目を覚ますと、そこに居たのはやはり井坂。どうやらパペティアーの能力で若菜を操り人形にする気みたい
「裏の診察」もそうですが「彼女をあなたの人形に」ってのも何か淫靡な響きです。井坂は変態キャラが完全に板についてるなぁ
亜樹子に対する怒りがおさまらない堀之内はこの申し出を受諾。
ピチピチの肉人形で彼女への報復を決意します。エロス





「お、完成したのかフィリップ」
「ああ。録音した音声をあらゆる声に変えることができるガジェットだ」

一方堀之内を逃がしてしまった翔太郎達。リコちゃんの身を案じる亜樹子がふさぎ込む中、フィリップが新型ガジェットを完成させていた
音声変換ガジェットフロッグポッド。あおー。送られてきたのエクストリームの設計図じゃなかったのか
そのカエルモチーフのガジェットがリコちゃんの人形に乗っかった瞬間、亜樹子は思わずあっ!と声を上げて立ち上がった

「思い出した!私あの子と会ったことがあったんだわ!この人形とも!」
上京してまだ間もなかった頃、公園でリコちゃんと会った亜樹子は人形と会話できる芝居をして彼女を元気づけたことがあったのである
その時リコちゃんがカエルのポシェットをさげていた為、フロッグポッドと人形の組み合わせを見てそれを思い出したようです。うっうー!
そんなに印象深い出会いだったならもっと早く思い出せよとツッコミたい
『お人形さんとお話できるなんてすごーい!お姉ちゃん魔法使いなの?』
『ううん、お姉ちゃんは探偵さんよ。何か困ったことがあったらここに来てね』
商魂たくましい亜樹子は幼女相手にも抜け目なく事務所の名刺を渡しており、リコちゃんはそれを頼って来たのだろう
亜樹子は居ても立っていられず人形を抱え、初めてリコとであった公園へとダッシュ。すると待っていたかのようにリコが現れたではないか
「よかったリコちゃん!さあお姉ちゃんと一緒に警察に行こう。守ってもらおうね」
「おねえちゃん人形の声を聞いて!人形の声を聞いて!」
堀之内から守る為に亜樹子は懸命に彼女を警察へ連れて行こうとするが、リコちゃんは例の言葉を延々と繰り返すばかり
流石にこのままでは会話にならないので、亜樹子は一旦リコちゃんを黙らせようと思い、迂闊にも真実を暴露してしまいます
「ゴメンねリコちゃん。お姉ちゃんが人形とお話できるのはお芝居だったの・・・
本当は声なんて聞こえない。だって人形は人形だもの」

もう少し優しい言い方があるだろうに
妙にトゲのある言い方でリコちゃんの表情を曇らせる亜樹子。1行目だけでいいだろ
当然の如くリコちゃんは再び煙のように姿を消してしまい、思い通りにいかない状況にさしもの亜樹子も軽くプッツンする
「もう・・・っ何が人形よ!」
照井からの呼び出しを受けた亜樹子と翔太郎は堀之内宅へ急行。その場に人形を打ち捨てたままにしてしまうのだった

「堀之内は妻を病気で亡くして以来、娘と二人きりで暮らしていたらしい・・・一ヶ月前まではな
堀之内の娘・里香子は1か月前、交通事故で死亡している」

捜査によって判明した事実。考察通り、堀之内里香子という少女は
既にこの世の人ではなかった
ならば自分が会ったリコちゃんは誰だったのか?驚く亜樹子に、照井はそれが里香子のつけたあの人形の名前だったことを告げる
「”リコ”はあの人形の名前だ。所長、キミは疲れている。休んだほうがいい」
>所長、あなた疲れてるのよ・・・
>照井の「君は疲れているんだ」は、Xファイルのパロディですかね

照井としてはリコの為に奔走する亜樹子を安心させようとして告げた真実であったが
逆にそれは亜樹子に、あの不可解な少女の言動の辻褄を全て悟らせるものとなった
「あのリコちゃんは人形・・・そうよ!きっと人形が私に助けを求めてたんだわ!」
器物にも魂は宿る。それに思いが込められているならばなおの事、か
娘の幽霊と思いきや付喪神でしたと言う展開。予想外すぎるわい
人形には魂が宿るという。主人の少女からから妹として可愛がられていた人形ならば、それは尚更であろう
ここで公園に打ち捨ててきた人形のことをハッと思い出し、凄まじい後悔と謝罪に唇を噛みながら亜樹子は家を飛び出した
「所長を安心させるつもりで言ったんだがな・・・有り得ないことだが、仮に所長の考えが事実だとしよう
だがなぜあれほど親身になる?たかが人形の頼みだぞ」

「それが鳴海亜樹子なんだよ。相手が誰だろうと・・・
例え人形だろうと泣いていてほしくない。アイツはそういうヤツなんだ」
他の誰が認めていなくても。実は亜樹子のことを誰より認めていたのは
他ならぬ翔太郎だった
人形はちょうどゴミ収集車に回収され発進したところで、亜樹子はウォッチャマンの自転車を強引に奪ってこれを懸命に追いかけるのだった
「お願い待って!その中には・・・私の依頼者が!」
冒頭の悪人をビビらす眼光に続き、五代雄介のようなで人形を追いかける亜樹子がかっけすぎる
スイーツドーパントの時もそうでしたが、亜樹子主役回は普段のウザさの反動も相まって本当にスゲー格好良く見えるよな





「答えろ!鳴海亜樹子はどこだァ〜!」
「その声・・・堀之内か!お前の狙いは照井竜ではなかったのか!?」
「あの刑事は私を吊り出す為に言ったにすぎん。だがあの小娘は違う!」
事務所を強襲した操りクレイドールドーパント。フィリップと正面きって顔を合わせてますが、若菜の意識はないので無問題です
サイン会での照井の暴言は囮捜査の挑発だったと理解して溜飲は下がったようですが、亜樹子だけは絶対許せないみたい
唯一身を守る術であるファングも吹き飛ばされ絶体絶命に陥ったフィリップだったが、なんここでガレージからアクセルAが出現する
「こ、これは?アクセルのユニットの・・・」
ばっごおおおおおおん!!!
>アクセルのガジェットがフィリップのピンチに勝手に駆けつけるとか、着実にシュラウド=母親を固めてますね
>ファングが敗れた後、ガンナーAがフィリップを助けに来たというのは非常に興味深いですね
ガンナーAにもファングと同じくフィリップを守る本能が組み込まれているとすれば、
ファングの制作者もシュラウドなのは確実です。てことは、やっぱりシュラウドはフィリップの母親?

フィリップが台詞を言い終えるよりも早く火を吹くガイアキャノン。クレイドーパントに見事直撃して、これを粉砕★玉砕★大喝采!
ラジオの回同様すぐさま能力によって元通りに再生したクレイドールは、一度ブッ壊れたせいか操りが解け正気を取り戻してます

「ここは一体・・・?よくもこの私にこんな辱めを・・・あの男絶対に許さない!」
自分の足で戻ってるので場所が鳴海探偵事務所の地下だったという事は解ってると思うんですが
それに関しては特に疑問を抱くこともなく、瓦礫の中で腰を抜かしてるフィリップにも気付かず風のように帰ってしまいました

堀之内の狙いが亜樹子と知ったフィリップはすぐに翔太郎と照井に連絡。それを聞いた二人は大急ぎで亜樹子を追いかける
>クレイドール、怒ってた所為でフィリップの素顔見逃してましたね
『仮面ライダーの本拠地』ではなく『パペティアが恨んでいる探偵所長の住居』って認識だったんだろうか

「お姉様そこをどいて!その男だけは許せません!」
「やれやれ・・・まったく仕方ない子ね」

お姉ちゃんどいて!そいつ殺せない!
怒髪天の若菜は診療所に殴り込み井坂をブッ殺そうとするも、当然ながらその前には冴子が立ちはだかった
互いに変身して破壊弾を撃ち合う姉妹。いつもなら吹き飛ぶのは若菜の方ですが、なんとこの日は冴子が無様に打ち倒されてしまう
「はっ?お、お姉様ゴメンなさい、私・・・」
「・・・い、いいのよ。別に怪我はしてないわ」

怒りのパワーと呼ぶにはあまりにも顕著な、姉妹の力の逆転。これには互いに驚いたようで二人ども毒気を抜かれてしまいます
なんとか若菜をなだめて家に返した後、冴子はその疑問を井坂に投げかける。「いったいあの子に何をしたの?」と
「ドライバーを調整したんですよ。直挿しと同じになるようにね
怒りの感情がメモリの力とよく混ざっていた。実に素晴らしい」
「直挿しと同じになるようにですって!?で、でもそれじゃあの子の精神が・・・・!」
「ドライバーはドーパントとしての進化を邪魔している

そんなモノに頼っている限り、貴女も本当の強さを手に入れることはできない」

>直挿しって。エロスでヘンタイで、合わせてヘロスな医師ですね、彼は
>変態医師の口から出ると「直挿し」って単語がエラく卑猥に聞こえる
>直は早いんだぜ…もとい強いんだぜ、ってか
ドライバーなしだと精神汚染の危険がある代わりにそれを受け入れると飛躍的に強くなるのだろうか
>悪意と自我が一致するとあの変態医師みたいになるのか。なんだかネウロのシックスを思い出しました
>なんか姉妹が互いに心配するシーンが。冴子前回あんなだったのに、この一家はホント読めないなあ
>冴子の考えがわかりません。先週は妹の若菜を道具扱いとも取れる発言をしたのに対し、
今週は直挿しと同等の力があると聞いて若菜の心配をしているとも取れる発言をしたので
>若菜暴走フラグが立ちましたね。そういやバラバラになっても復活するクレイドールってメモリブレイクできるの?
>舌打ち姫だった頃から若菜は好きなキャラなのですが、ドライバー調整が死亡フラグじゃないことを切に祈る

井坂衝撃のカミングアウト。なんと今のクレイドールドライバーはその役目を果たしていないという
つまり今の若菜は変身する度にメモリの最大の副作用である「混じり」によって精神汚染されてしまう状態
冴子も流石にたじろぎますが、井坂に首をすーっと無でられ耳元で囁かれるとすぐに反論できなくなってしまう
こいつ妹のことなど使い捨ての道具としか持ってなさそうでしたが、たまにこういう反応するからまったく真意が見えないよな
そして井坂語録も
「裏の診察」「彼女を人形に」に続き、ついに「直挿し」ときました
「生派ですからゴムはつけません」的な卑猥さ
もうコイツには出る度に変態発言を期待してしまうな





「遅いよ翔太郎くん!」
「そう言うな所長。左がアンタを一番理解している」
「ちっ、余計なこと言うんじゃねーよ照井」

パペーティアドーパントに襲われ絶体絶命だった亜樹子の元に、すんでのタイミングで翔太郎と照井が到着
この何気ない会話の中に翔太郎・照井・亜樹子の距離感というか、雰囲気をすごく感じます。さり気ない良いシーンだ
アクセルを操り人形にしてしまうという大技に苦戦を強いられるも、早速フロッグポッドを有効活用し敵の隙を突く頭脳プレイ
「「メタルツイスター!!」」
どっばあああああああん!!
最後は本邦初公開、サイクロンメタルのマキシマムドライブでメモリブレイク。これを退治するのだった
「ううう・・・お前達に私の気持ちはわかるまい。全て失った・・・妻も・・・娘も・・・
もう私を愛してくれる者はこの世にいない・・・!」

「そんなことない。リコちゃんがいるよ。この子言ってたよ
『お父さん、もう泣かないで』って」
変身を解除した堀之内は悲しみに打ちひしがれるが、亜樹子はその言葉を否定して人形を彼に手渡した
亜樹子は確かに聞いたのだ。人形の声を
その言葉を聞いた途端、堀之内は人形を抱きかかえて号泣。亜樹子はリコのお礼の言葉を聞くのだった
『ありがとう、おねえちゃん』
>やだ、所長かっこいい……抱いて!
>亜樹子、格好良い!彼女が主役の話は名作が多いですね

亜樹子は本当に人形の声を聞いたのか?
フィリップの見解はメモリの力が人形に何らかの影響を与えたというものだった
だが俺には思える
あの人形が本当に堀之内のことを思って亜樹子に依頼にしに来たと
真実はわからない。だがこの街にはミステリアスという言葉がよく似合う
美しい謎は謎のままで。それも悪くない
ラスト。いつもの翔太郎の報告書作成も、いつもよりもしんみりとした雰囲気でまとめて締め
美しい謎に裏付けは要らない。嘘か真かは聞いた人間が判断すればいいことなのだ。次週へ続く!


第27話

Dが見ていた。透明マジカルレディ

「わあ可愛い。これ名前なんていうの?」
「で、何ができるんだ?このカタツムリは」
「デンデンセンサー。見張りや敵の探索が役目さ
あらゆる光の波長や変動をキャッチできるから、何か変化があればこんな風に・・・あれ?」

>スネイルじゃなくてデンデンなのか、名前
前回フロッグポッドを完成させたと思ったら、「シュラウドに送られてきた設計図は実はもう一つあったのさ!」という冒頭
他のガジェットが英語名称なのに、何故かコイツだけ
デンデンという和名まんまで味噌っかす的な印象を受けます
あらゆる光を感知するという索敵能力を説明していたところ、そのセンサーが事務所の何もない空間に突然反応を示した

ドサドサッ!
「あわわわ・・・ゴメンなさい!」
「あっ!?アンタは昨日の美人マジシャン!」
虚空から突如として姿を現したのは、昨日翔太郎達が照井と会食した際に出会った美人マジシャン・リリィ白金だった
役者は忍風戦隊ハリケンジャーでハリケンブルーを演じた
長澤奈央さんです。ってうわあああああああ

>朝からハリケンブルーと騎上位なんてうらやましすぎるぞ!翔太郎ーーーー!!
>完全に騎上位
>烈「キ・ジョ・ウ・イ・・・・見事な」
>あーっと!イったイったリリィがイったーーーー!!(性的な意味で)
>あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!
「長澤奈央さんが日曜朝に帰ってきたと思ったらライダー二人と騎上位してた」
な、何を言ってるのかわからねーと思うが(以下略

コレ絶対入って(ry
放送開始僅か3分で騎上位。東映もテレ朝もなにやってんの。翔太郎嬉しそうな顔自重しろ
桐山漣くんは撮影中勃起しないよう頑張るの大変だったと思う
勃起したチンポジを悟られぬよう直しつつ、「今のどうやったの?」とリリィに透明マジックの種明かしを求める翔太郎
それを受けて若き美人マジシャンは、バツが悪そうにはにかみながらジャケットを脱ぎ、腕のコネクタを指し示した
「違うんです私・・・ホントに消えちゃうんです」
「「「どっ・・ドーパントォ!?」」」

タネもクソもない透明になれるインビジブルのメモリを使っていただけだった透明マジックの正体
そもそも彼女はマジシャンの孫として生まれながらその才能はまったく無く、昨日のステージも透明マジック以外は酷いものだった

「そんな時このメモリを手に入れて”これだ!”って思って・・・
でも、出たり消えたりが自分の意志で出来なくなっちゃって。メモリも身体から出てこないんです」
「普通はメモリを挿した瞬間に超人体に変身するハズ。透明になる能力を発揮するのはその後だ
このメモリはおかしい。おそらく重大なバグが発生している

製造元を突き止めなきゃいけないな・・・これは黒服の売人から買ったんですか?」

>透明の赤ちゃんならぬ透明のマジシャン!洒落が利いてますね
>体にいれっぱなし 凄く・・・・・・エロイです
>今回のセリフの「メモリ」を全て「バイブ(もしくはローター)」に置き換えると
変態・・・もとい大変な事になる件について

意志通りに消えられないばかりか身体からバイブメモリが出なくなってしまったと言うリリィ
フィリップは原因が
膣痙攣メモリの故障品であると判断すると、リリィにメモリを譲った人物を捜索することに。その人物とは・・・・
「これは貰ったんです。物腰の柔らかそうな紳士風の・・・」





途中から照井も捜査に合流し、いつものメンバーでメモリの人物を探す翔太郎一行
リリィはここでも
照井の上に乗っかり、おっぱいを押し付けるというドジを発動
これでもかというくらいの
スタッフの長澤奈央推しを感じます。ニチアサキッズタイム恐るべし
「重い!どけ!」
「失礼な!体重は絞ってます!」
「口は軽いんだな。最低な女だ」
>おいこら照井!嫌ならその位置俺と代われ!!!
>仮面ライダーを見ていたと思ったがどうやらTo LOVEるだったようだぜ

「ドーパントの依頼なんて正気か」といきなりリリィを逮捕しようとする照井に、あっかんべーで応えるリリィ。相性最悪です
なんでしょうかこの
ラブコメなら間違いなくカップリングフラグ。今回カオスすぎる
しかし展開は無駄なくスピーディーで、一行はあっという間にメモリを譲った人物を特定。彼に会って直接問い詰めます

「照井・・・そうか、照井雄治の息子ですね君は」
「なぜ・・・父の名を知っている!?」
「会いましたから。去年の8月に」
「キサマは・・・ッ!キサマがWの!」
言わずもがな井坂医師。思いもかけぬところから家族の仇と御対面となった照井は激昂する
ウェザードーパントに変身して逃げた井坂を追うWとアクセルですが相手はボスクラスの怪人。当然ながら歯が立ちません
「マキシマムドライブが効かねえ!こうなりゃもう一本マキシマムを・・・」
『無茶はよせ翔太郎!ツインマキシマムは危険だ!』

メタルブランディングが通用しないので、
マキシマムドライブ二本挿しを試みる翔太郎。アッー!
しかしフィリップから止められ「じゃあどうしたらいいねん」と苦戦している所に、空気の読めないリリィが駆け寄ってきた
「私のメモリがおかしくなっちゃったんです!直してください!」
「ちょっ!何言ってんのリリィさん!元の身体に戻りたいんじゃなかったの?」
「ゴメンなさい!私どうしても・・・メモリが使えないと困るんです!」

彼を倒されては自分のメモリを直してもらえないと井坂を庇うリリィ。ライアードーパントを庇ったゆきほのようなアイタタさです
彼女は最初から元の身体に戻る為ではなく、メモリを直してもらう為に彼を探していたのだ
「いいですよ。ではあなたの身体を見せてもらいましょう」
例によってエロい言葉でこれを了承した井坂はリリィを連れて雲隠れ。照井はようやく見つけた仇を逃がした悔しさに咆哮するのだった

「チッ・・・お姉様また井坂医院へ・・・あんな男のどこがいいのかしら」
一方。園咲邸では前回の件で井坂への不信感を募らせた若菜が、久々の舌打ちを連発しながらブーたれていた
手が怒りで力むと同時に粉々に砕けてしまうティーカップ。琉兵衛に何か嫌な予感を感じ、何があったのかと声をかけた
「最近なんだか力の加減が効かなくて」
「・・・まるでメモリの暴走状態のような症状だな。ドライバーを使っていれば防げるハズだが」
「そういえばこの間井坂先生に少しドライバーをお預けしましたわ」
「ほう?それは聞き捨てならんな」

>若菜の異変に早々と気付いた琉兵衛が、今回ばかりは救いの神に見えた
>これは井坂がパパに粛清されるフラグ?
>ウェザーVSテラーフラグ成立!? 無理! いくらクロノクルでもムスカに勝てるわけねー!
>パパンと若菜に死亡フラグが立ったでござる

誰にも気付いてもらえないまま壊れていくのかと思われていた若菜ですが、僅か一週で一番頼もしい人に気付いてもらえました
風都を牛耳る園咲の娘に対し、命に関わるような暴挙を行った井坂。そして冴子が彼に与している事も、当然承知しているしょう

琉兵衛VS井坂。いよいよ目の前に迫ってきた大物二人の直接対決
朋友予想では井坂が勝ってラスボスに成り代わる派と、琉兵がラスボスの風格でポッと出を潰す派と分かれているようですが
果たして真のボスたる器はどちらなのか?ちなみにはんぺらは琉兵衛勝つ派で・・・っておいィ!?そこの琉兵衛派!
「うわあはんぺらさん予想したから外れるー」とか言うんじゃねえ!





「Wの正体はウェザー。気象を自在に操るメモリ・・・その能力の一つと考えれば照井家惨殺も説明がつく
当時、他にも溺死や感電死など謎の殺人事件が多発していた」

「それ全部・・・あいつがやったってのかよ・・・」
ついに明らかになった仇の正体。井坂の犯行とおぼしき事件は冷凍連続殺人だけでなく、感電死や溺死と多数に渡るという
まるで息をするかのように人を殺す犯人の異常性に、思わずゴクリと唾を飲み込む翔太郎。無理もない
街が舞台ということで何かとジョジョ4部のリスペクトネタが出てくるWですが、まさに井坂は
風都の吉良吉影
決して野放しにしておくことはできない風都の病巣です。照井などはもう完全にレッドゾーンオーバーして殺戮モードに突入
「あの女を助けろだと?ふざけるな!
自分から悪党について行った女を何故助けなければならない!」
「一人では殺される?上等だ!俺は家族の仇を討てるなら死んだって構わん!」
「死んでも構わないだと?お前こそふざけるなよ照井
周りを見てみろ・・・お前を心配してる奴等がこんなにいるじゃねーか!」
「リリィを助けなければ」と言えばブチ切れ、「ヤツは強いから共闘しないと勝てない」と言えばブチ切れ、まともな会話が成り立ちません
久々に翔太郎が主人公ぽい台詞で説得するもまったく聞き入れず、一人でスタスタと井坂との決戦に向かってしまいます
昨日は和やかに4人で会食し、チームの絆も深まってきたと思っていた矢先。突然降って湧いた不協和音に3人は黙りこくってしまう
「竜くん・・・出会った頃に戻っちゃったね・・・」

「そんな出来損ないのドーパントが私よりも大事なのかしら?」
「怖い目だ冴子くん。これはれっきとした治療ですよ。急ぐ必要があるので少し出ていてくれませんか」
一方。嫉妬の炎を燃やす冴子に睨まれながらリリィの身体を隅から隅まで撫で回す井坂超エロス
横たわるリリィにガスッ!とペン立てをぶつける冴子が実に昼ドラ的です
>戦闘よりも触診を優先するとはけしからん
>透明なお嬢さんを触診とか、朝っぱらっからお茶の間氷点下だよ!!
>冴子「この泥棒猫!」
「不具合は直りましたよ。メモリは身体の中にあるままですが、特に問題はありません」
不完全なリリィを完全なドーパントにでもするのかと思いきや、普通にメモリの不調を直してあげた井坂。真の狙いはなんでしょうか
自在に消えたり出たりできるようになって喜ぶリリィでしたが、ここで不動明王のような形相の照井が診察室にやってきます
「け、刑事さん・・・私を捕m「うせろ!お前になど用はない!」
もはやリリィの罪などとっくに眼中にない照井。会話もテキトーに彼女を追い出すと、薄ら笑いを浮かべる井坂と対峙する
「もうここを突き止めましたか・・・流石は刑事の息子です照井竜くん」
「俺の名前まで・・・」
「照井雄治は最後の瞬間までキミの名を呼んでましたからね

まぁ照井雄治は警察でもガイアメモリの存在を知っていた部類の人間ではありましたが・・・
正直あの頃は誰でもよかった。能力の実験ができれば」

>照井『貴様…今まで何人をそのメモリで殺してきたんだ!』
>井坂『お前は今まで実験で死んだモルモットの数を覚えているのか?』

メモリの能力実験だったから殺すのは誰でも良かった
という、およそ許されざる井坂の犯行動機。綺麗な手の女を見ると殺したくなる吉良吉影のほうがまだマシと言える異常者です
こんなヤツの為に両親と妹は死なねばならなかったのか。照井の怒りゲージはついにリミッターを振りきれる
「覚悟しろ井坂・・・俺はもう自分を抑えられん!」
「自分を抑えられない?いいですねェ。私もですよ」





かなりカッコイイ入りで戦闘パートに突入した照井ではありましたが、やはりウェザードーパントとの戦力差は歴然
「照井竜!一人では無理だ!共闘しないと!」
「うるさい!ヤツは俺の敵だ邪魔をするな!」
まったく敵わないでウボァーしている所にWが助けに来てくれるも、「邪魔すんな!」と逆に斬りかかってくる始末
共闘すればまだ勝機はあるのでしょうが、頭に血の上った照井のせいであっという間に二人とも追い詰められてしまいます
「なんてメモリだ。こんなに強力な能力をいくつも同時に使用できるなんて・・・!」
「フフフ・・・人とガイアメモリは引かれ合う!
ひとつの能力で満足できない私は、多彩な力を持つウェザーに出会いました
だがまだまだ足りない!私は研究の末、様々なメモリの能力を吸収して進化できるようになりました
もうすぐ透明にもなれます。そう、彼女は実験動物です
あのメモリは最初から体内でロックするよう私が調整していたんですよ
彼女はこのまま生命エネルギーの全てを消費して死ぬ
そして私が使える仕様となったメモリが残る・・・私はそれが欲しいんですよ」
>スタンド使いは引かれ合う!
>ウェザーとデンデンが同時に出たのは狙ってるんですかね
>伊坂医師が黒ヒゲな件。こんなにタイムリーなネタを速攻で使ってくるとはまるで一体さんのようだ
>変態医師ってば、J・ガイル(家族の仇)でウェザー・リポートでチョコラータ(外道医者)で
吉良吉影(ひっそりと暮らしたい連続殺人犯)でホワイトスネイク(能力コレクター)とかどんだけジョジョ成分濃いの

スタンド使いとスタンド使いは引かれ合う!完全にジョジョラー仕様だこの番組
リリィが実験動物だったのは視聴者の誰もが予想してましたが、驚きなのはあらゆるメモリの能力を吸収できるという井坂
バカなッ!スタンドは一人一体のハズッ!と言わざるを得ない規格外のチートです
何も知らないリリィは自宅へ戻ると、彼女を心配していた祖父でありマジックの師匠であるフランク白金に笑って応えていた
「大丈夫、おじいちゃんのラストステージは必ず成功させるからね」
彼女がイメモリを手放したくなかったのは私利私欲ではなく、引退する祖父のステージを成功で飾りたい一心からだったのだ
そんな無欲で祖父思いの気持ちを利用し、あまつさえ自分の能力の為にその生命さえ奪おうという井坂。許せません
「ちなみにメモリブレイクしても彼女は死にます。つまり絶対に助かりません」
メモリブレイクすればいいんじゃね?という視聴者の発想にすぐさまダメも出し、その助からなさを執拗にアピールしてます
戦闘面でも怒れるアクセルの攻撃を難なく受け止めると、パンチ一発で変身を解除させる強さを披露。まるで相手になりません
「綺麗なメモリだ・・・そんな純正品で私に勝てるとでも?
家族と同じ死に方をプレゼントしてあげましょう」

「くそ・・・ッヤツが・・・ヤツが目の前にいるのに・・・・うおおおおおお〜ッ!」
ようやく会えた家族の仇にまったく歯が立たず、無念の涙を流しながら叫ぶ照井。その姿を見た翔太郎は覚悟を決める
マキシマムドライブ二本挿し。先の闘いでフィリップに止められた、W禁断の大技である
「何をする気だ翔太郎!?ツインマキシマムは不可能だ!
キミの身体に何が起こるか解らない!お願いだからやめてくれ!」
「もう・・・これしか手はねえんだよ!」

フィリップの制止も聞かず、ヒートとトリガーのマキシマムドライブを差し込む翔太郎。瞬間、Wの身体から凄まじい炎が吹き出した
『マキシマムドライブ』  『マキシマムドライブ』  『マキシマムドライブ』  『マキシマムドライブ』
二本同時なんてらめええええ!
壊れちゃううううううううう!!

太いのを二本も同時に挿されて壊れてしまった立木文彦の電子音声
>この街に涙は似合わない。己の信念の通りに限界に挑む翔太郎の姿にハードボイルドの片鱗を見た!
>今日のW……翔太郎が久々に格好良かったですね!ちゃんとヒーローしててひと安心ですわぁ
>ツインマキシマム…「俺が、俺たちが、仮面ライダーだ!」なフラグですかね
>来週の仮面ライダーは!「仮面ライダーダブルオー」をお送りします

ツインマキシマムドライブとか名称がアレなので
量子化したりするんでしょうか。俺が仮面ライダーだ!
だとしたらリリィのメモリもツインマキシマムドライブの光で一件落着だな。めでたしめでたし。といったところで次号へ続く

>リリィはスージーQと似た感じの方法で助けられるに花京院の魂を賭けるぜ!


第28話

Dは見ていた/決死のツインマキシマム

ぼぎゅううううううううううううううううん!!!
禁断のヒートトリガーツインマキシマム。放たれた弾丸は凄まじい炎のレーザーとなってウェザーに突き刺さった
さながら全てを焼き尽くす炎の剣、レーヴァテインである
これを直撃されたとなれば、流石のウェザーとて無傷では済まな・・・・ってうわあああああああああああああああ
「フッフッフ・・・」
完全に無傷だコレ。大ダメージとはいかないまでも、せめて少しくらいダメージ与えろよと
対してWはフィリップの危惧していた翔太郎への負荷によりウボァー。変身解除し完全に動けなくなってしまいます
鼻歌交じりに止めを刺そうとする余裕のウェザー。絶体絶命と思われたその時、助け舟は意外な所からやってきた
「お父様・・・・!」
「やあこれはこれは。一体なんの御用ですかな?」
「見てわからんかね?お茶の誘いだよ、井坂くん」
>アレでお茶会の誘いと分かる人は頭おかしいと思う。実際井坂深紅郎さん思考がアレだけど
見てわかるか。突如あの黒いドロドロとともに現れたテラー・ドーパントはにこやかに井坂を威嚇
この場で逆らうのは分が悪いと判断したのか。井坂は死にかけライダー達に止めを刺すことなく、これについていくのだった
琉兵衛のおかげで九死に一生を得たカタチになった一行。すぐさま瀕死の翔太郎に亜樹子が駆け寄って介抱する
「翔太郎くん!なんであんな危ないこと・・・」
「へへ・・・照井の泣き顔を見たら身体が勝手に動いちまったよ・・・

こいつも今じゃ俺達の大切な仲間だしよ・・・後は頼んだぜ照井。リリィを助けてやんなきゃな

俺達は・・・この街の”仮面ライダー”なんだからな」

風都の全ての人々の笑顔を守るのが「仮面ライダー」の使命。翔太郎は最後の力でそう言い残すと意識を失ってしまう
この説得によって頭に血が昇っていた照井もようやく反省して・・・・・反省して・・・・
「どこまでも甘ったるいことを・・・バカが」
してねえコイツ!自分を庇って倒れた翔太郎の犠牲を見てもこのザマな照井。フィリップもついにキレます





「さっきインビジブルのメモリの検索を終えたよ。井坂の仕掛けた罠から彼女を救う方法が1つだけある
それにはアクセルの協力が必要不可欠だが・・・彼はそれを断った・・・!」
「そんなことよりも井坂の居場所を検索しろ」
「翔太郎は君の為にこうなったんだぞ!?
君にとって仮面ライダーとはnウボァー!」
「俺に質問をするな!」
リリィを助ける方法は存在するらしいが、それを成すことのできる照井は「あんな女なんぞ知るか」の一点張りで話になりません
あまつさえ「翔太郎の言葉が届かなかったのか!」と掴みかかったフィリップの顔面を思い切り殴りつけ、完全に決別してしまう
駄目だこいつ早くなんとかしないと・・・
ちなみにガイアメモリの負荷によって受けた肉体的ダメージは普通の医療では治療不可能で、本人の回復力に頼る他ないとの事
ここらへんの設定は今後も重要な展開で出てきそうな感じね

「過剰適合者と私は呼んでいます。時折現れるメモリとの相性が異常に高い人間のことです
あのリリィ白金とインビジブルのメモリの関係がまさにそう・・・
おっと、お茶だけでなく食事までこんなにいただいて申し訳ありません。ご馳走様でした」

>井坂「俺の一日の食事・・・その総量は10万キロカロリーを下回ることはない」
>伊坂「私には常人の20倍のカロリーが必要でしてね・・・」

一方、園咲邸に拉致られた井坂はオリバさんやトリコのような量の飯を喰らい、周囲を驚かせていた
メモリが与える身体負荷に続き、「過剰適合者」という特殊な新設定まで出てきて今回は考察材料としてなかなか興味深い回です

「異常なまでのカロリー消費だな。複数のメモリを吸収する君の貪欲さそのものだ
なかなか肝の座った男だ・・・こんな状況で飯が喉を通るとはな
冴子と何を企んでいるのかね井坂君。若菜も困惑していてね
我が家族を乱す者はこの地上に存在を許さない」
遠回しには攻めず、ズバッと直球で聞いてきた琉兵衛。初っ端から「この地上に存在を許さない」ときました。カッケーじゃないか
まさに一触即発。結託している自分の名前も出された冴子も覚悟を決め、テーブルの下でタヴーのメモリを握り締めますが・・・
なんと男は目の前でツナギのホックを外し始めたのだ!
なんとここで井坂が突然ワイシャツをはだけ、その胸元を露にしたではないか。 や ら な い か
「コネクタがあんなに・・・!」
>胸に7つ(乳首込み)・・・井坂はケンシロウだったのか
>胸にコネクターが7つも!?凄げぇ!と思ったら、2つは乳首だったでござる
>井坂先生が胸のコネクタを見せた時 『井坂天候げんこつ!(テーレッテー)』 というのが思い浮かんだ

井坂の胸にあったのは7つの傷・・・ではなく、5つのコネクタと2つの乳首ビンビン丸
ウェザーのコネクタが頭部にある事を考えると、これは少なくともウェザー以外の能力を5つも持ってるという事なのか?
「私ほどミュージアムに貢献している人間はいませんよ
ガイアメモリの真実を解き明かしたいという欲求は貴方も私も、冴子さん同じ・・・
全ては貴方の為。よろしければ私を実験体に」

「フッフフフ・・・大した男だな君は。もう病院には戻れんだろう。しばらくここでゆっくりしまえ」
恐怖の帝王を前にして微塵も揺らがぬ井坂と、この局面でのハッタリに感心した琉兵衛はあっさりとこれを許してしまう
勿論今後冴子と彼には油断せず目を光らせるつもりではあるでしょうが、それにしてもあまりにも軽い判断

もう少し若菜の件とか追求しようよと突っ込みたくもなりますが、これは裏を返すと
現時点での2人の戦力差が圧倒的に
テラー>>>ウェザーであることを証明しているという事。流石の貫禄か





「ハッハッハすごい形相だな・・・まるで鬼だ。ホラ兄ちゃん、バイク好きだろ?これあげるよ
ほぉらその顔だ。我々はそういうお客さんの驚く顔や喜ぶ顔が見たくてマジシャンをやっとる
リリィもな・・・儂はそれが無償に嬉しいんじゃ。例え不正を行っていたとしても」

「アンタ知っていたのか?孫が何をしていたのか」
「いや何かは知らんがあの子が自分から「消える大魔術をやらせてくれ」と言ってきた時点でな
じゃがのう・・・マジシャンとしては嬉しいが・・・
孫娘としては心配じゃ」

リリィの自宅を張っていた照井は、彼女の祖父でありマジックの師匠でもあるフランク白金にそのささくれ立った心を癒されていた
インチキには気付いていたものの、マジシャンとしてそれを見逃していた彼であったが、やはり祖父としては彼女が心配だと言う
マジックの癒し効果があったのか、冒頭よりも随分と落ち着いた照井はやれやれといった感じでリリィの説得を試みます
「もうメモリを使うのはやめておけ。使い続ければ死ぬらしいぞ」
「お願い!おじいちゃんの最後ステージだけでいいの!安心して引退させてあげたいの!
その為なら私はどうなってもいい!死んだって構わない!」
「そう思ってるのはお前だけだ!少しは周りを見ろ!
心配している家族がいるだろう!
…ハッ?」
頑固なリリィに対して思わずブチ切れた瞬間、照井の脳裏に先週の自分と翔太郎の会話がオーバーラップした
あの時、翔太郎はまさに自分と同じ気持ちで諭してくれていたのか
自分のことを家族のように大切な仲間だと思っていてくれたのか
「フッ・・・俺が左と同じ言葉を言うとはな・・・」
ようやく自分の暴走を客観的に見れた照井は今までの行為を深く反省。リリィの肩をガッシと掴んで一言だけ告げるのだった
「ワンステージだけだぞ。それが終わったら俺の処置を受けるんだ
俺の仲間達が見つけた、君を助ける為の処置をな」

バキィッ!
「これは殴られた後の仲直りの儀式さ。翔太郎から教わった」
「フフ・・・左も粋なことを知ってるな」
>「それは仲直りの握手の代わりだ、ポルナレフ」と言うレスは一体何件来ているか・・・
>仲直りの握手のかわりが肘鉄だと思っていた時期が俺にもありました
>翔太郎は仲直りの方法を花京院とポルナレフに学んだに違いない

フランク白金のラストステージ当日。青春ドラマのようなワンシーンでフィリップとも仲直りし、
照井・亜樹子・フィリップの3人はステージが無事終わるのを祈りながら固唾を飲んで見つめていた
が、そこへやってきたのはそろそろ死ぬリリィからメモリを回収しようとやってきた井坂。最悪のバッドタイミングです
再び理性の吹っ飛んだ照井がリリィそっちのけでウェザーに突っかかるのでは・・・とフィリップと視聴者が危惧した瞬間
「お前などに構っている暇はない。俺はリリィを助けに行く。彼女はマジシャンの端くれ・・・
そして俺も仮面ライダーの端くれだからな」

井坂の挑発に乗せられることなく、自分の仇討ちよりもリリィの救出を優先する照井
床に伏せる大切な仲間から託された、”仮面ライダー”の仕事
初登場から2話目にして既に自覚のあった彼ではありますが、今回のイベントを経て更にその意識を強めたようです
アクセルAをウェザーにけしかけて時間を稼ぎつつ、照井はリリィの元へ。彼女は既に死ぬ寸前で身体が消えかけていた
「さようなら・・・ちょっと怖いけど・・・・・カッコイイ刑事さん」
「君は俺が守る。変・・・身ッ!」

どばっしゃー!!!!
ええええ「守る」と言いながら、いきなりリリィに斬りつけたアクセル。リリィの身体はひらひらと崩れ落ち、メモリが排出されます
王大人「死亡確認」
完全に死にまんた。フランク白金が悲鳴を上げる中、しかし照井は冷静にリリィの身体に剣先を当て、エレクトリックを流す
すると彼女の身体はビクン!と跳ね上がり、すぐにその目を開けたではないか。そう、これはAED(自動体外式除細動器)!
「こ・・・これはどうした事です!?死ななければ排出されないハズのメモリが!」
「フフ・・・何もおかしくないよ。彼女は死んだんだ。逆転の発想さ
死ななければ摘出できないメモリなら、死なせて取り出せばいい

一時的に彼女の心臓を止めてメモリに彼女が死んだと認識させ、その後蘇生させたのさ」

一発目の斬撃は峰打ち。電撃で彼女の心臓を止めた後、更なる電撃によって再びその心臓を動かしたのである
ていうかAEDって本来
停止した心臓を動かす装置ではないんですけどね
「ちょっとした大魔術だろう?井坂」
「持ち主を殺すほどの力を宿したメモリ!我が身に挿すのが楽しみだったのに・・・許せん!」
すっごいの挿したかったのに!とアッー的な台詞を吐いてブチ切れる井坂。戦闘へ突入です




「左!意識が戻ったのか!」
「僕も驚いたよ。大丈夫かい翔太郎?」
『そう思うならとっとと片付けて休ませろ』
怒れるウェザーに襲われピンチに陥るアクセルだったが、ここで翔太郎の意識が戻りフィリップがファングジョーカーに変身
先週は連携がバラバラだった為にまったく敵いませんでしたが、今回は見事なコンビネーションでこれと互角以上に渡り合う
1+1を10にも20にもするのがタッグマッチ。流石は正義超人タッグと言えるでしょう
追い込まれたウェザーは気合の咆哮とともに一際巨大な竜巻を作り出し放出。格ゲーで言えばゲージ消費技と思われます
しかし軋轢を乗り越えた仮面ライダーに恐れの色は微塵も見えない。立ちふさがる悪はただ蹴散らすのみ!
「行くぜ照井!タイミングを合わせてライダーツインマキシマムだ」
「今こそ呪われた過去を・・・振り切るぜ!」
Wが単独で行ったツインマキシマムは暴挙であったが、2人の仮面ライダーが力を併せた時、真のツインマキシマムが生まれる
それすなわち、伝統と信頼のダブルライダーキック!
「「「ライダツインマキシマム!!」」」
ぼっがああああああああん!
必殺のライダーツインマキシマムは巨大竜巻を真正面から蹴り返し、メモリブレイクの力を上乗せしてウェザーに倍返し
例によって逃がしてしまったものの、見事この強敵を退けることに成功したのだった
「井坂は逃がしてしまったがリリィ白金は救えた。君のおかげだよ照井竜
あの危険なメモリ摘出法を躊躇無く、しかも正確に行うとは・・・凄い男だよ」
「ちっ、俺が寝てる間にまたお前らだけで仲良くなりやがって」

なるほど「アクセルじゃなきゃ出来ない」ってのは、スタープラチナの肉の芽抜きのような照井の力量あってのことか。納得
かくして翔太郎・フィリップと照井は改めて互いの力を認め合い、仲間意識を強くするのだった
「強くなってきた・・・いいわよ竜。・・・・来人・・・・」
そしてそんな一行を遠くから見つめるシュラウドの口からこぼれたのは、フィリップの本名・来人
やっぱりこの人の正体は母親で99%間違いなさそうね

「危なかった・・・もう少しでメモリブレイクされるところでしたよ。仮面ライダーも侮れないな」
「ああ無事で良かった井坂先生・・・もう一人で無茶しないで」
一方。退散した井坂は結構ギリギリだったらしく、自分を追い込んだ仮面ライダー達の力を認めたようです
井坂が帰ってくるなり甘えた声を出して抱きつく冴子。
もう完全にただのメス猫だこれ
しかし美人に官能的に抱きつかれたというのに井坂に反応はなく、虚ろな目でミックを見つめながら心の中で呟くのだった
『それにしても腹が減ったな・・・』
>ミック逃げてええぇぇぇぇぇ
>井坂『それにしても腹が減ったなぁ・・・(デザートは冴子)」
>冴子と井坂の関係が霧彦と冴子の関係とほとんど同じですね…
因果応報とはよく言いますがこれは冴子が実験台にされて捨てられるフラグとみた
>井坂「あーカレー食いてえな」
>飯>>>越えられない壁>>>>>冴子
>腹が減ったって思いながらミック眺めてるシーンは井坂先生ミック食動物フラグか、
パパは監視をつけてますよってだけなのか・・・
>最後の井坂の台詞「腹が減ったな」は、性的な意味よりも
「絶対に分かり合えない隔たり」を感じさせますね
人間同士というよりは、寄生獣と人間との関係的な

このシーンは「あれだけ食ってもう腹減るとかすごいカロリー消費だ」とか「性的な〜」とか「ミック逃げて」とかいう事じゃなく
最後の朋友のコメントが井坂の本質を射ているんじゃないかと
まさにこの男はメモリが産んだ”怪物”。まだ人間である冴子とは、本当の意味での意思疎通もままならない存在なのだ
最後のミックは井坂が食いたそうにしてるワケじゃなく、ミックが井坂を監視していると思ったほうがしっくりくるのではないでしょうか

「竜さん!貴方は命の恩人です!私のハートが逮捕されちゃいました!チュッ」
「か・・・軽い・・・やはり軽すぎる・・・」

ラスト。やはり前回のToLOVEるはカップリングフラグだったらしく、照井にベタ惚れになってしまうリリィ
おしかけ女房的に事務所に現れると、いきなり照井に抱きついて頬にちゅーします。いいなーいいなー羨ましいなー
「興味深い。今の行為はいったいどういう意味なんだい?」
「お、俺に・・・俺に質問するなぁ〜!!」
キスの意味が解らないフィリップに詳細を聞かれ、思わず大声で怒鳴る照井で引き。照井はホントいいキャラだなぁ
次週、夢の中の世界での戦い!
どこまでもジョジョラー仕様だぜこの番組は!
>変身しながら眠りに入るあたり、完全にデス13だw
多分「あらかじめ変身していれば夢の中でも変身状態でいられる」んだろうなー
>花京院の名セリフに承太郎の心臓停止技でお腹いっぱいだったんですが、
最後に死神13とか3部好きな俺に嬉しすぎる
>ああ、まただこの時代劇セット……なんでライダーで時代劇やるかというと、
もう東映時代劇作ってないから他に使い道ないのだと聞いたことあります


第29話

悪夢なH/眠り姫のユウウツ

「助けてください。眠れないんですぅ〜
私と同じ大学の研究室の男の子が6人、次々と夢の中の怪物に襲われて起きなくなって・・・
私怖くて、もう何日もまともに寝てないんですぅ〜」
「それってまさか・・・夢の中に現れるドーパントってこと?」
「だとしたら実に興味深いね。夢の中に入り込めるなんて不条理な存在だ」
「わかった安心しな。俺が必ず守ってやる」
「ああん感激ですぅ〜。貴方、もしかして私の運命の王子様?」
やたらイライラする語尾口調で事務所に駆け込んできたのは、夢について研究しているという大学生・姫香
翔太郎が頼もしく依頼を受けると、その首に手を回して抱きつき「運命の王子様」などぬかす
メルヘン脳です
>ヒメカリン役の麻生夏子さんはバカテスのopとか有名な人ですね

「ライオンが現われたと子供が言った。「闘ったのか?」と父親が聞いた
怖かったので逃げたと子供が答えると、父は次は逃げずに闘えと言った。どうしてか解るかね?
”夢の中で恐怖に打ち勝て”それがセマイ族の夢を操るための心得だからだァ!」

翔太郎と亜樹子が姫香の研究室を訪ねると、ドアを開けて勢い良く飛び出してきたのは、
上半身裸でライオンの被り物をかぶったエキセントリックなおっさん

このどこから見ても気の触れた大西ライオンが姫香達の研究室の主、赤城教授だという
>赤城教授「心配ないさ〜」
>赤城「しーんぱーいないさーーーーー!!」

「赤城教授ですね?眠ったまま目覚めない学生6人はあなたの教え子だとか」
「その通り、彼らは私のと共に明晰夢について研究していた。”ルシッドドリーム”
自分が夢を見ていると自覚できる夢のことだ
睡眠中の脳波を調べる装置で明晰夢の謎を解き明かそうとしていたんだ」
ここで同じく事件の調査にやってきた照井も加わり事情聴取開始。姫香の研究室は明晰夢について研究しているそうで、
赤城教授がこんなキチガイじみた格好をしているのは
明晰夢を自在に見れることで有名な
マレー半島にすむ原住民・セマイ族をリスペクトしているからだと思われます。なるほど
目覚めない6人は「疲れて眠っているだけだ」などと楽観的な意見をぬかす赤城教授ですが、
6人の被害者はいずれも額に「H」という文字が浮かび上がり、苦しそうな顔で唸されてるのでただ寝てるだけのワケがありません
「わかりました。ではその装置を我々に貸してください」
「だ、ダメですぅ〜。夢の中で怪物に会ったらみんなみたいに目覚めませんよ〜」
「ご心配なく。怪物は真正面から叩き潰してみせます」
「ああん素敵・・・もしかしてあなたが運命の王子様?」
夢の中に出てくるという怪物を直接ブッ倒すという、極めて単純なスピード解決をはかる照井と翔太郎
照井のことも「王子様」と呼んで抱きつく姫香。計算してやってるクソ女ではないようですが、
真性の天然みたい
「あのコ誰にでもアレ言ってるんじゃないの?」
「ええ。あれが姫香りんの優しさなんですよ」
憮然とした表情の亜樹子にそう答えたのは若い学生福島くん。この研究室の学生は姫香を含めて全員で8名
うち6人の男子が眠り病になってしまったので、現在無事なのは姫香以外はこの福島くんだけ。
怪しさ満点じゃん





「きっと犯人は赤城教授に間違いないわね!
いわゆるマッドサイエンティストってやつで、研究の為に学生達を実験台にしてるんだわ!」

亜樹子や照井らの見立ては赤城教授を犯人と見ているようです。そりゃまっさきに疑うべき立場の人物ではありますが
教授と同じくらい怪しい福島くんをガン無視する理由が解らん
その夜、それぞれの寝室で装置をつけて横になったと翔太郎。照井は刃野さんと妹が結婚するという悪夢を見せられます
しかしそれが明晰夢だとすぐに認識すると、直後に現われたナイトメアドーパントをアクセルに変身してあっさり倒しますが・・・・
「お前が学生達6人を眠らせたドーパントか。絶望がお前のゴールだ!」
「ウギャアアアアアアアア!・・・・なァ〜んちゃんって」
「何!?」

やはりというか当然というか、ここは夢の中の世界で相手は夢のドーパント
あらゆる事象がナイトメアドーパントの思うがままというチートな能力を所持していました
あっという間に復活すると、今度はアクセルになにもさせずに完封勝ち。照井を眠り病7人目の犠牲者にしてしまう
ちなみに照井は保険として、刃野さんと真倉刑事に
「俺の様子がおかしくなったら起こせ」と言って枕元に待機させていましたが
二人とも豪快に爆睡してて苦しむ照井に気付きませんでした。
こいつらの無能ぶりときたら異常
「くそ・・・結局朝まで観ちまったか」
一方、なかなか寝付けなかった翔太郎は「興味ないモノ見てりゃ眠くなるだろう」と巷で人気の時代劇「風の佐平次」のDVDを鑑賞
しかしいざ見てみると
その面白さにすっかりハマってしまい朝までぶっ通して見てしまったという顛末
ある意味DVDに助けられたと言えます。おそらく眠っていたら翔太郎も8人目の犠牲者になっていたことでしょう
ここで真倉刑事から照井敗北の報が入り、翔太郎は湧き上がる怒りを抑えながら再び姫香のいる風都大学へと足を運びます

「ウフフフ・・・・ウフフフフ・・・・キャハハハハハ!」
「・・・どうした若菜、えらく楽しそうだな」
「だってぇお父様、
ミックが丸まってるんですもの〜!キャハハハハハ!」

その頃。園咲家では若菜が目も当てられないパープー状態になっていた
酸素欠乏症になってしまったテム・レイのように、ただ床で寝ているだけのミックを指さしてケラケラと笑う若菜
明らかなメモリ直挿しの副作用による精神汚染。井坂曰く、この状態は順調にメモリに順応している証拠だそうですが・・・
「井坂くん、これだけは言っておこう。父親にとって娘は宝だ
もし若菜に何かあったらその時は覚悟したまえ」
>「娘になにかあったら」 既に若菜姫おかしくなってるよお父様ー(ガビーン)!?
それともあれが落ち着く前のいつもの若菜姫だったとでも言うのか
>うあああ若菜がぁぁぁー、これ元に戻れるんですかね?
>若菜姫がすでにアウトな件。麻薬でいえば、絶対後遺症残るレベルだと思う
>箸が転がってもおかしいお年頃の若菜姫……じゃなくてあれ汚染ですよね?
しかしパパはまだ静観……先が読めないなどうにも

ギロリと井坂を睨みつける琉兵衛。もう十分に何か起こってるだろというツッコミはその通りなんですが
若菜に何か起こってるだけに、迂闊に井坂を殺せないとも言えます。おかしくなってしまった若菜を治せるのは井坂だけだからです
井坂にとって若菜の改造は琉兵衛に殺されるかもしれない暴挙でしたが、同時に若菜を人質に取っているとも言えるワケです。成程な





「検索の結果、作戦がひとつだけ見つかった。キミの枕を持ってきたよ翔太郎
Wに変身した状態で眠れば、僕の意識を翔太郎の夢の中に飛ばせるかもしれない」

スタンドを出したまま眠れば夢の中にスタンドを持ち込める!
デス13を破った花京院の策と同じような理屈で、フィリップの意識を翔太郎の夢に潜り込ませるという作戦です
翔太郎と亜樹子を追って大学へやってきたフィリップは枕持参は、そのままグラウンドで二人横になってしまいます
なぜわざわざグラウンドで寝たし!事務所に戻らなくてもいいからせめて屋内で寝ろと
この軽率かつ意味不明な行為が、あとで大ピンチを招くとは夢にも思わない二人であった
>事務所で眠ればいいのに、何故にグラウンドで
>何故あんなグラウンドの真ん中で寝るかな・・・

誰かのむせび泣きが聞こえる時、名推理が冴え渡る
俺はこの町の”はあどぼいるど”な岡っ引きでい

「おう、そんなに慌ててどうしたい!ふぃりっぱち!」
「親分親分てーへんだてーへんだ!・・・って翔太郎、なんだいこの格好は?」

というワケで徹夜で「風の佐平次」を見た影響で、翔太郎の夢はベッタベタな捕り物時代劇
ふぃりっぱちどうにかならなかったのかというツッコミはともかく、目論見通りフィリップの意識も夢に入れたようです
というワケでナイトメアドーパントが登場すると、二人はWに変身。メモリが漢字の木の札になっているのが芸細です
【疾風】 【切り札】
疾風www切り札www 変なとこで芸コマだな
>メモリが日本語だけでなく変身音楽や顔のメイクに桜吹雪・・・徹底してるけど、なにもそこまで

サイクロンなら疾風じゃなく「旋風」のほうがしっくりくると思うが。ジョーカーを切り札と訳すのはセンスあってカッコいいな
照井の時と同じく、互角以上に戦ってるように見えながらも結局はナイトメアの手の平の上で遊ばれているだけのW・・・
と思いきや
「な・・・なぜお前は消えない!?」
「フフフ・・・僕もキミと同じでこの世界では特別な存在だからさ」
「バカな・・・他人の夢に入れるのは私だけのハズだ!」

>ナイトメア「ほっ本物のフィリップ!このフィリップは俺の作った偽物じゃあねーっ!」

いつもの
事件解決テーマソングとともに、ナイトメアドーパントの能力を無効化するフィリップかっこよす
フィリップはあくまでフィリップ本人の意識のため、翔太郎の夢の影響を一切受けることがない存在なのである
「さぁ答えたまえ。キミは何者だ?赤城教授なのか?」
「赤城?違うよ。アイツならもう眠らせてやったさ」

亜樹子らの推理をキッパリ否定するナイトメア。確かにその頃現実世界では、赤城教授も額にHの文字を浮かせて唸されていた
もう犯人福島確定じゃねーか。こんなあからさまだと何か裏があるのかと勘ぐってしまうが・・・
わざわざ自分から探偵事務所に依頼しにきてるんだから姫香本人てのはないだろうし。今回は推理性に乏しい脚本でちょい残念
もはやナイトメアドーパントフルボッコ寸前というその時、風都大学のグラウンドでは亜樹子が恐怖に慄いていた
「おやおやナイトメアに会いに来てみれば・・・こんなところで仮面ライダーがお昼寝とは
なかなかシュールな光景ですね
じっくり身体を隅々まで調べたいところですが、君達この間私の楽しみを台無しにした・・・
私は楽しみを邪魔した人間を決して許さない主義でしてね!」
>今回ばかりは井坂先生に同意せざるをえない。何から何までシュールすぎる
>なんてシュールな絵柄、と思ったら変態医師に先に言われてしまったでござるの巻
>かつて敵の前でこんなに無防備だったライダーがいただろうか

なんとナイトメアメモリの持ち主を訪ねてきた井坂です。こんなトコで寝るからごらんのありさまだよ!
前回の恨みを引きずっている井坂は、寝てる相手にも容赦せずいきなり落雷で攻撃。たまらずフィリップが跳ね起きます
「井坂深紅郎・・・・!」

「フィリップ!くそっ、一体何が起こってやがる!?」
「ハハッラッキー!邪魔者は消えた!ゆっくりお前を始末してやるよ!」

フィリップが起きてしまったので再び夢の世界で無敵の力を取り戻したナイトメアドーパント。Wは為す術なくボコボコに
そして
桜木花道ばりのファングのディフェンスで落雷を避けていたフィリップも遂に一撃を浴びてしまう
「フィリップくん!フィリップくんしっかりして!」
ウェザーの雷に打たれて意識を失い動かなくなってしまったフィリップ、夢の中で無敵のナイトメアに翻弄される翔太郎
亜樹子の叫びがグラウンドに響き渡る、W最大のピンチで明日へ続く!


第30話

悪夢なH/王子様は誰だ?

「ええいチクショウ!これは夢だ!起きろ俺!」
「ククク無駄だ。俺の支配する夢の中ではお前の意志で目覚めることはできない・・・ん?
え?掃除?後でいいよ・・・お、おい!勝手にドア開けんな!
くそっ、ヘンなヤツは紛れ込んでるしお前の夢は最悪だな。二度と入らないぞ」

夢の中で対抗できるフィリップがいなくなって絶体絶命のWでしたが、何故かそのチャンスに自らトンズラしてしまうナイトメア
どうやら現実世界の彼の近くに人間が現われたようで、その場を取り繕う為に逃げたようです。翔太郎の強運はハンパないでぇ
「フィリップ!こ、これは一体どうなってやがる!」
「ようやくお目覚めかな?今キミの片割れにトドメを刺すところですよ」

目を覚ました翔太郎の視界に飛び込んできたのは、フィリップが井坂に殺られる寸前という夢の中よりも更に絶体絶命の状況
しかし井坂が稲妻を落としたその瞬間、フィリップを守るように
1羽の鳥型ガジェットが颯爽と現われた
ジョジョ第五部の亀のようにその体内にフィリップを収納すると、その場を飛び立とうとする鳥
「逃がすか!」と井坂が特大の竜巻を打ち込みますが、鳥は真正面からこの竜巻を弾き返し逆にウェザーを吹き飛ばします
鳥TSUEEEEEEEEE!!!
ライダーツインマキシマムで弾き返した竜巻をこんな小さな鳥が単体で弾き返すとは・・・もうこいつ1羽いればいいんじゃないかな
謎の乱入者によってなんとか事無きを得た翔太郎と亜樹子。フィリップの安否は気になるところではありますが
翔太郎が精神を研ぎ澄ますとフィリップの意識を感じ取ることができた為、とりあえずひと安心してあの男の元へと向かいます

「姫香ちゃん、キミはその「王子様」という言葉を研究室の男全員に言った。そうなんだろう?
その言葉を真に受けて怪物になってしまった人間がいる・・・・
恋敵達を眠り病で排除しようとした王子様が」

「僕になんの用ですか?今すごく眠いんで出来れば後にしてもらいたいんですけど・・・
あっちょっと!そこ勝手に触らないで!」
「じゃあ単刀直入に言おう。キミがドーパントなんだろ?」
というわけで赤城教授が眠った今、容疑者候補はこの福島くんただ一人。動機もわかりやすくて疑いの余地がありません
研究室では清掃のオバちゃんがせっせと掃除しており、ナイトメアドーパントが撤退した状況にもピタリ当てはまりますが・・・
「おい!聞いてるのか?黙ってるってことは認めると・・・・何!?」
な、なんだってー!?
後ろを向いて黙ったままの福島を強引に振り向かせると、彼は額に「H」の文字を浮かび上がらせ眠りに落ちていた
福島がナイトメアではなかったのか?翔太郎と亜樹子は再び捜査に行き詰まってしまう

「鳥のメモリですってお父様〜ウッフフフ・・・・おかしい〜アハハハハハ!」
「まるで仮面ライダーを守るように現われました。おかげで酷い目に遭いましたよ」

一方その頃園咲家。大皿に山のように盛られたスパゲティをスビズバ食いながらフィリップの窮地を救った鳥について報告する井坂
こいつ今後園咲家での出番は全部食事シーンのような気がする
「エクストリームのメモリか・・・そうか・・・あいつが動き出したか」
鳥のメモリと聞いて「面白くなってきた」とばかりに不敵な笑みを浮かべる琉兵衛。あいつとはシュラウドのことを言ってるのでしょうか
言わずもがなあの鳥は
W最強フォーム・エクストリームのメモリ。再来週あたりパワーアップクルー?
ちなみにエクストリームの名を聞いた冴子が「それは何ですのお父様?」と聞きましたが、
琉兵衛ガン無視
井坂同様、この油断のならない長女に対してもいずれはキツイお仕置きを食らわすつもりでいるのでしょう





「やっぱりまた夢の中でドーパントと直接話するしかないよ。今度は私が行く!」
「無茶だぜ亜樹子。だいたい夢の中で解ったことをどうやって俺に伝えるつもりだ?
ヤツに捕まったら二度と目を覚まさないんだぞ」
「大丈夫!寝言で伝えるから!」
すげえクリアな寝言を喋るという驚愕の特技を活かし、ナイトメアとの接触を図る亜樹子
その夢は翔太郎の時代劇をも遥かに凌駕するカオス極まりないものだった

ウチは鳴海亜樹子
お父ちゃんはめっちゃハードボイルドな探偵やけど、滅多に帰ってこんへん
せやからウチもこうして働いてるワケや

「おう亜樹ちゃん、今日も昼間っから精が出るな。そない稼いでどないすんねん」
「ほっといてや。ウチ働くのが趣味やねん」
「ほーそら感心するわ」
「フィリップくんこそ最近検索のほうはどうなん?」
「ボチボチやな。最近ゾクゾクせえへん」
「竜くんは?」
「俺に質問するなや」
変な被り物を頭に被ってたこ焼き屋をやってる亜樹子に、チンピラ風の照井とフィリップ
亜樹子役の山本ひかる、フィリップ役の菅田将暉は大阪出身なので関西弁はお手の物。照井だけ残念な感じで浮いてます
ナイトメアドーパントが現れると亜樹子が
浪速の美少女仮面Wに変身して戦という、まさに夢の世界
>亜樹子の夢が面白すぎた。こういうスタッフのやりたい放題ぶりは好きだ
>これが二十歳過ぎてる女性が見る夢か・・・いろんな意味で悪夢だ。しかも美少女て。大人ちゃうんかい

各種フォームを見事に使いこなして戦う亜樹子Wだったが、やはり夢の中ではナイトメアは無敵。アクセル同様最後はやられてしまう
「アンタいったい何者なのよ!どうせ姫香さんに好かれてると勘違いしてるストーカーなんでしょ!」
なんだと?いいだろう教えてやる
どうせ言ったところで誰にも伝えられないからな。僕の正体は・・・・」

「よかろう冥土の土産だ!」とあっさり正体をゲロってしまうナイトメア
ストーカー独自の思考のせいでしょうか、亜樹子の挑発がよほど我慢ならなかったようです
勿論、寝言でそれを伝えるなんて思いもよらないので無理もないと言えば無理もないのですが。このあっさり感なんか吹く
亜樹子の寝言から犯人の名を聞き出した翔太郎は、額にHの文字を浮かべて苦しむ彼女を労いたった1人事務所を出るのだった
「なるほどな、そういうことか・・・・よくやった亜樹子。すぐに助けてやるからな」

一方その頃。エクストリームメモリの中ではシュラウドと、雷の傷が癒えたフィリップが運命の邂逅を果たしていた
おそらくは10数年ぶりであろう母子の感動の再会シーンであるが、フィリップにそれを知る由はない
「あなたがシュラウドか。助けてくれたことには感謝します
でも僕はすぐに戻らなくてはならない。翔太郎が僕を待っている」
「行ってはいけない。左翔太郎・・・あの男はあなたにとって不吉な存在・・・
来人、あの男とは別れなさい。でないと大変なことになる」
>「彼とは別れなさい」 息子がBLの道に走れば母親としてこうも言いたくなりましょう
>シュラウド「同性愛はダメよ 非生産的な」
>あの男とは別れなさい…娘離れできないカーチャンみたいだ

再会するなり息子の交友関係にダメ出しする厳しいお母さん
「あの事務所とは」と言わず、翔太郎を名指しということはホモはダメだけど亜樹子との交際は認めるということでしょうか
というツッコミはさておき、どうもシュラウドは翔太郎がフィリップのパートナーであることを懸念している様子
まるで翔太郎の存在がフィリップにとって災いになるかのような物言いですが・・・彼女は一体何を知っているのというのか?

>本来シュラウドは、おやっさんとライトがWになる事を想定していたんじゃないかな?
>シュラウドの発言からすると、翔太郎以上にフィリップと相性の良い(フィリップのポテンシャルに耐えられる)
パートナーも用意されてるのかな?
>シュラウドが「来人、これがあなたの能力を最大限に引き出すパートナーよ」って
女の子を連れてきたらすごく面白そうw性格も嫌味とか天然とかじゃなくてシンケンジャーの姫様みたいなの





「き、貴様・・・どうしてここが?」
「おっと、その前に俺に質問させな。被害者達の額の「H」の文字・・・
あれはお前のイニシャルか?福島一!」

「・・・違うよ。僕と彼女のイニシャルさ」
>やった! はんぺらさんの予想がまた外れたぞ!・・・あ・・・あれ?
>途中:はんぺらさんの推理また外れたか……  終盤:なん……だと……正解じゃないか!!

大学に足を運んだ翔太郎は、病院で寝ているハズの福島と対峙していた。なるほどそういうことだったか
「亜樹子から正体を聞いた時は驚いたぜ。お前はあの時、俺達の目の前で眠り病になったハズだからな
だが病院に問い合わせてみたらすぐにわかったよ。最後の1人はすぐに意識が戻って退院したってな!」
「フン。疑われてるのは解ってたからね。偽装したのさ」
翔太郎と亜樹子に詰め寄られた際、彼は二人に悟られぬように額にHのシールを貼付け狸寝入りを決め込んだのである
自分を被害者に偽装することで捜査の目から身を隠す基本的な策。
かまいたちの夜の美樹本です
「なぜ彼女を怯えさせた?好きなんじゃないのか?」
「わかってねーな。好きなのは彼女のほう。彼女が僕を運命の王子様だと思ってるワケ
なのに彼女ときたら俺以外の男共にも笑顔を振りまく・・・あの刑事やお前、あんな変態教授にまで
それがツラくてさぁ・・・僕は何日も眠れない夜を過ごしたよ
だから彼女にも同じ思いを知ってもらいたくなったんだ。
眠れないツラさをさ!」

で、出たー!心底キモいストーカーならではの一方的な逆恨み思考
まったくもって許されざる男ではありますが、しかし今回のケースに限っていえば姫香の自業自得と言わざるを得ない
本人に悪気がないとは言え、不特定多数の男に勘違いさせるような言動を振りまけばいずれ男達の間で一悶着起こっていたのは明白
今回はそれがたまたまメモリを手に入れた福島だったにすぎません。姫香はもう少し痛い目を見て反省するべきだよなぁ

「可哀想なやつだな、お前」
「おいおい、なに見下してんだよ?スゲエむかつく・・・今度こそ消してやるよ」

Wに変身できない翔太郎をナイトメアドーパントが襲う。この相棒のピンチにフィリップは・・・・

「行ってはいけない来人!」
「僕は行くよ。相棒がピンチなんだ」
ナイトメアドーパントの破壊弾を跳ね返してエクストリームが駆けつけると、光の中から笑顔のフィリップが登場する
シュラウドの言葉を頭から無視したワケではない
心に留めつつも、それでも彼は相棒と共に生きることを選んだのだ

「やあ翔太郎、再会の挨拶は後回しだ。今はこいつを倒してみんなを目覚めさせようか」
「へへ・・・そうだな相棒。いっちょやるか!変身!」
「き、貴様ら・・・本物の仮面ライダーだったのか!?」
「はっ、今頃気付いたのかよ」
「夢の中でなければ負けはしない!」

ナイトメアドーパントの強さは夢の世界を自在に操れる能力あってのこと。それが使えない現実世界では並以下のドーパントである
いわばアクセレレイションの使えない時間超人のようなもの
ルナメタルのメタルシャフト・ウィップモードで散々ブッ叩かれた挙句、初披露となる月鋼マキシマムドライブの餌食になります
「メタルイリュージョン!!」
メタルシャフトをブン回して形成した八つ裂き光輪を多数射出するという、非常にビジュアル性の高いイカス技
ザムジードの必殺技・カッシーニの間隙や、ビクシオマに続くパンツァードラグーンのバーサーク・ザムクレートを彷彿させます
>ルナメタルのマキシマムドライブのカッコよさに濡れた
>今週のWの必殺技がカッシーニの間隙に見えた
>ルナメタルのマキシマムドライブは連続気円斬か

ぼっがあああああああん!!
かくして絆を深めた名コンビの猛攻により、ストーカー野郎は敢え無く爆散。目覚めた照井の手によりお縄になるのでした





多くの学生達の目に晒されながらワッパをかけられ、警察へと連行される福島。うなだれた姿は流石に凹んでいるようです
しかしその時、パトカーに駆け寄って彼に暖かい声をかけたのはなんと他ならぬ姫香だった
「待ってください刑事さん!ゴメンなさい福島くん・・・私待ってるから!
運命の王子様じゃなくて、福島んんが帰ってくるのをずっと待ってるから」

「ええええ。ちょっ・・・どういう展開あれ?」
「さぁな。でもまぁ、悪くないラストシーンだぜ」
あれだけ自分に恐怖を与え研究室の皆を酷い目に遭わせた男を許し、あまつさえ「私も好きよ」とも取れる意味合いの捨て台詞
なんでしょうかこれは。今回の件で福島がどれだけ自分を深く愛しているかを知って、彼に傾倒してしまったとか?キモイな
大どんでん返しの結末に翔太郎と亜樹子が驚いていると、そこに意識を取り戻した6人の学生と教授がドタバタと走ってきた
「ええ?姫香ちゃんが一番好きなのは俺だろ?」
「いいや俺だ!」
「何を言う!私だ!」
ジジイ自重しろ
「喧嘩はやめて!姫香、みんな同じくらい大好きですぅ〜」
ダメだこいつ、早くなんとかしないと・・・
>風都の女はなんでこんなのばっかりなんですかね
>姫香が痛い目を見なかったのは納得のいかないラストだった

結局福島にかけた言葉は、今まで通りこの
脳に花の咲いてる女が何も学んでなかったというオチか
人間、犯してしまった過ちは直せばいい。しかしその意志の感じられないこの女は
いつか刺されるべき
ホンマに風都の女はこんなんばっかりやで・・・翔太郎はため息をつくと、帽子を目深にかぶって疲れたように呟くのだった
「やれやれ・・・お前の罪を数えろ」

「フィリップ、お前いったいあの鳥と何処に行ってたんだ?」
ラスト。無事事件解決し事務所に戻った面々だったが、この翔太郎の問いにフィリップは表情を曇らせる
前述したように、フィリップはシュラウドの言葉を頭から否定はしていない。翔太郎に告げるべきかどうか迷っているのだ
「今はまだ言えない・・・でも、これだけは言える
僕のパートナーは翔太郎、キミ一人だけだ」

結局言葉を選び、「自分が信頼しているのはシュラウドよりもキミだ」ということだけを伝えるフィリップ
翔太郎もそれ以上は追求することなく、自分を信じてくれている相棒との絆を再確認するのだった。次週へ続く!


戻る