16話

「どーいう事ですか斉藤コーチ。俺達は脱落じゃなかったのかよ?」
「脱落ですよ。ですが・・・勝ち残り組と差を広げられたくないと思った方のみ
この崖を登ってみてはいかがでしょうか」

脱落組25人の前に現れた斉藤コーチは、目の前に聳え立つ崖を指差し「まだ諦めてないならこれを登れ」と提言
何が待っているのかは解りませんが、何やら光明が見えたことは間違いない。負け組達の目が輝き出します

「HAHAHAHAHAHA!」

岳人のポーズなんぞこれあいきゃんふらーい
忍者のような動きで崖を駆け上る3人にいきなり腹筋崩壊。アクロバットが身上の岳人はわかりますが、
それに負けじとついていくのが
リチャード坂田と田仁志ってところがスゴイ。HAHAHA
もう岳人はこいつら同様ネタキャラ枠なのか。焼肉の王子様の時も酷い扱いだったし氷帝のギャグ要員だな

更には帰りのバスに同乗していた財前とユウジまで崖登りに参加。負け組チームは27人となります

召集を断っていた財前はともかく、呼ばれなかったユウジ超ちゃっかり
こうなるとカツオ・壇きゅん・しい太の1年解説トリオも参加してもいいんじゃないかと思いますが、
残念ながら彼らはバスに乗っていなかったのか、今月号でその姿を確認することはできませんでした
そういやカツオ
リョーマに渡す為に持ってきたバッグ渡してねえ
壇きゅんは亜句津にちゃんとお守り渡せたのに何やってんだアイツは

「・・・乗れ」
「バカ!おめーにおぶってもらうくらいならリタイ・・・」
「這い上がるんじゃねーのか!」
鬼先輩に壊された手首のせいで崖登りもままならない桃城。リタイヤと思われた彼に手を差し伸べたのは海堂だった
桃城をおぶって崖を登る海堂の姿は
トキを抱いて片手で崖を登ったラオウを彷彿させます
「樺地。桃城を担いでやれ」
海堂に限界が訪れると、仁王が跡部の声色を使って樺地に命令してバトンタッチ。これ便利だな

なぜか跡部を「様」付けで呼び、ポーズの真似までするバネさんがよくわからない。密かに憧れてたりするんでしょうか
というか樺地の扱いマジ動物並み
別に跡部の命令じゃなくても、3年の誰かが命令すれば桃城助けるくらいは快く引き受けてくれたと思うが
もう逆にこれだけされると
跡部の命令ならフェラチオでも何でもしそうで怖いわ
犬猿の仲のライバルを背負った海堂、自慢のモノマネで樺地を動かして彼を助けた仁王
更には足を踏み外して落下した小春とユウジを真田とタカさんが助けるなど、学校を超えて団結する27人
「一人の取りこぼしも許さん!」
メンバーの(勝ち組も含めてだが)まとめ役・真田の号令のもと、誰一人欠ける事無くついに崖の頂上へと辿り着くのだった





17話

どこの虎の穴だ
崖の頂上にあったのは、岩肌にロープを張っただけのテニスコートと、そこで特訓に励む数十人の高校生達だった
虫の息でコートに転がり、バケツの水を顔面にぶっかけられている男はどっかで見たような・・・・・?
そう、
鬼先輩を「兄貴」と呼んでいたジャイアンキャラの佐々部です
どうやらここにいる連中は中学生のせいで合宿から押し出された高校生みたい。地獄の再生特訓場というワケか
他にも第1話でチラっと登場していた轟吾郎、村田ヒコマサも姿も確認することができましたが
マグナムサーブの松平先輩だけがいませんでした。彼は帰ってしまったのでしょうか
「残ったんならちぃとは根性みせんかいボケが!」

そんな高校生達をしごく鬼教官はU-17裏コーチ三船入道
「整列が1秒遅れたぞ」と言ってボールを崖下に蹴飛ばし、「全員で取ってこい」とぬかすムチャオヤジ
男塾三海巡りの鬼蛸入道とか乱坊少佐を思い出します
前述の男塾の三鬼みたいなただの始末の悪いオッサンなのか、
それともワイルドリーガーの赤井コーチみたいな実は優しい人なのか、彼の「中身」が気になるところです

ラストはその崖下に落ちたボールを全て打ち返して、颯爽と中学生達が現れたところで引き
負け組IN地獄!果たして彼らは這い上がることができるのか?次号へ続く!





>ペアプリ見ました?跡部様のオマケ漫画が個人的に最高でした
11月4日に発売されたテニスの王子様ファンブック「ペアプリ」
これから毎月、5回に渡って発売されるキャラクターガイドで、タイトル通り2人ずつの特集になってます
記念すべきVol1は真田弦一郎跡部景吾
作品を代表する人気キャラであり強キャラ、炎と氷という対象的な象徴と相まって第一回に相応しいチョイス
各キャラの細やかなパーソナルデータなどはまぁ、今までもファンブックで紹介されてきたので今更なんですが
メインはこのカオス極まりないオマケ漫画

学校に遅刻しそうになって自家用ステルス戦闘機から華麗にダイブする跡部様
これだけで既に出オチですが更にトドメのオチが「日曜日だった」というもの

「なるほどSUNDAYじゃねーの」
ほとばしるバカ。やっぱ許斐先生は天才だな

真田は真田で朝からこの奇行
Vol2は手塚と白石の2人だそうなので、今からこのオマケ漫画が楽しみでしょうがない
最後のVol5が
リョーマ・金ちゃんで締めなのは確定として、3と4の特集が誰になるか気になるな
真田跡部手塚白石リョーマ金ちゃん。実にそうそうたる顔ぶれなので、ランク的には幸村くらいしかパッと出てこない
はんぺら個人的に大好きなキテレツを期待したいが果たして・・・


18話

「負け組諸君地獄へようこそ。ワシはここのコーチの三船じゃ!
このクズ共も含めキサマら中学生の面倒も見ることになった!
逆らうヤツは容赦なく崖から突き落とす!
まず手始めに穴を掘れ。深くな。一時間後に戻る
高校生は滝昇りじゃーっ!来い!」

「逆らうヤツは崖から突き落とす!」風貌もそうなら言動まで男塾のノリな三船コーチ
更に高校生達は目の前の中学生達のせいでここに来るハメになってせいもあり、めちゃくちゃ睨んでます
さながら鬼教官と敵意剥き出しの雑魚二号生といった図式。実に男塾的
で、どんな男塾名物を突きつけてくるかと思いきや、一号生達の初仕事は穴掘りという拍子抜けの内容
「負け犬どもに道具は必要ない!素手でやれ!」とか言うならわかりますが、スコップも与えてくれたし楽勝な仕事です
なんか猛烈に嫌な予感がするのう
あと一見普通に読み飛ばしてしまいそうですが、さらっと書かれた二号生の特訓内容が
リアルに男塾級
こんな危険なトレーニングに悲鳴も上げずに従ってるところから、彼らはもう随分このシゴキにも慣れた感が伺えます
「酔っぱらいおじいどんな特訓かと思えば穴ふいなぁ」
「余裕ちゃい」
「ウチ腕がパンパンやわ弦ちゃん♪」

あまりにも余裕な内容に談笑も漏れる一号生達。先週真田に命を救ってもらった小春の猛烈アプローチも飛び出します
げんちゃんの響きがいい感じ。あの真田が吹き出しに汗の漫譜などつける相手は幸村くらいと思ってましたが
ようやくこのドリームチーム編の醍醐味である
他校キャラ同士の絡みが頻繁に出てきました
あと前回一緒に崖登った時点で今更言うことでもありませんが、ユウジと財前もしっかり負け組面子に加わってますね

しかしそんな和気藹々の雰囲気も、滝登りから戻ってきた三船コーチの行動によって一瞬で凍りついてしまう

「もういいぞ。埋めろ」
「な・・・あの穴は小便をする為に?」

1時間かけて掘らせた穴は小便用だった。しかも用をたした直後、即埋めろという傍若無人ぶり
でも小便ってところがやや中途半端で個人的に残念。許斐先生実に惜しい
これが野糞だったら伝説になれたのに
「あれ?俺達のジャージがないぞ?まとめて置いておいたのに」
憤慨しつつも、逆らえば崖から落とされる&復活への道が絶たれるので渋々穴を埋めなおす一号生達
これだけでも十分すぎる洗礼ですが、三船コーチの本当の冷酷さはその後に理解することになる

穴掘り前に「負け犬どもにはコレがお似合いだ」と手渡された無地のジャージを着ていた彼ら
着替えて置いておいた、各校のレギュラージャージがいつの間にか見当たらなくなっていたのだった
なんか猛烈に嫌な予感がするのう
「あるじゃろ。貴様らの足元に」
ドッギャアアアーン!(荒木風擬音)
>ジャージが埋まったってことは・・・オッサンがジャージに小便をかけたってことですよね
なんということか。彼らの誇りでもあるレギュラージャージは、なんと三船コーチが小便をした穴に捨てられていたという
彼らはそれと気付かず、自分達のジャージを
自分達で埋めてしまったのである
全員が殺意ある目で三船コーチを睨みつけたところで19話終了。こいつは実に解りやすい外道な憎まれ役です

前回も考察しましたが、この人の立ち位置は男塾の鬼蛸入道とか乱坊少佐みたいな真性のクズ親父なのか、
それともワイルドリーガーの赤井コーチのような
敢えて憎まれ役を演じてる良い人なのか
はんぺら的には今回のこの
あからさまなやりすぎ感から見ると、後者の演出ではないかなぁと
全ての特訓が終わったあと、去ろうとする中学生達に「ほれ。忘れ物だガキ共」とか言って
キレイに洗濯されたジャージを返してくれる(埋めたというのは嘘で、ちゃんと保管してある)
そんなツンデレ親父なんじゃないかと予想

逆に前者だった場合は、このおっさんの最後のシーンがありありと予想できるな
自分の小便穴に落とされて埋められる。これね
「お、お前らーっ!ワシにこんなことしてタダで済むと思っちょるんかーっ!」
などという鬼ヒゲ的な台詞まで飛び出せば尚完璧。はたしてどっちだ





19話

「次は中学生と高校生の試合じゃ!負けたチームは洞窟で野宿せい!
全員コートに入れ。ルールは簡単
ミスしたやつから外へ出ろ。
最後まで残ってたチームの勝ちじゃ」

そんな感じで20話はいきなり一号生と二号生の直接対決。まともに身動きできないほどの人数から始まり、
ミスした人間からコートの外に出て行くという、テニスとドッヂボールを混ぜたような変則ルールで行われます
しかも同時に使用するボールは3つという派手さ。この人数でも決着までにはそう時間はかからなそうです
これぞ男塾名物「輝恚擂テニス」!
なんか猛烈に嫌な予感がするのう
「HAHAHAまかせるだべ!・・・!?イレギュラーバウンド!?」

>リチャード…お前こそが出オチの王子様だ
ポジション的には松尾あたりでしょうか。速攻で脱落するリチャード坂田
嫌な予感的中。整備されていない岩肌コートのせいで、打球のバウンドが読めない中学生達は大苦戦
実力では劣ると思われる雑魚二号生達ですが、この岩肌コートには一日の長があるため幾分か優勢です

バウンドが読めないならボレーでいいじゃん!と攻める中学生達ですが、互いのラケットをぶつけてしまったり
真田が3球の集中攻撃で敢え無く撃沈してしまったりと、まったくもって奮いません
しかしここで真打ち登場とばかりに
乾と蓮二のデータテニスコンビが前に出る
「おおよその地形と反射角度はインプットできたか貞治?」
「ああ。データは十分だ。皆すまないがコートから出てくれないか?」
「バカめたった二人で何ができる!」
出ました。「ここは俺に任せてもらおうか」と「愚かなやつよ。この人数を相手に1人で何ができるかーっ!」
もう完全に男塾にしか見えない

かくして乾と蓮二は完璧なデータテニスでイレギュラーバウンドを攻略。圧倒的人数差を覆して高校生を追い詰めます
しかし高校生残り3人というあと一歩のところで、無情にも三船コーチの宣言が響き渡る
「そこまで!高校生の勝ちじゃな」
試合時間切れです。そんなのあるって事前に説明してなかったクセに
なんかかなり釈然としない幕切れですが、結果は僅か1人差で中学生チームの敗北。野宿が決定してしまいます

ラストはジミーズ東方のようやく初顔見せ(平古場に負けた時は1コマも出なかった)により、
20話にして中学生選抜全員、公式登場と相成りました
鬼教官に敵意剥き出しの二号生。この男塾での一号生達のシゴキの日々はまだ始まったばかりである。次号へ続く!


五ヶ月連続リリースファンブック「ペアプリ」。第二回は手塚国光&白石蔵ノ介

前回の
「SUNDAYじゃねーの」が神すぎた為か、今回はちょっと見るべき所がない感じで残念でした
でも次回が
忍足侑士&忍足謙也なので超期待。なるほど従兄弟コンビをもってきたか。いいチョイス
こうなると第4回が誰と誰になるか尚更気になるな。何かコンビに関連性をつけてくるのか、それとも・・・


20話

「起きんかガキ共!夜練じゃ!素振り一万本いけ!
夜中を使わずして勝ち組に勝てると思っとるのかクズ共が!
おっとそこの3人、君達には重要な任務を与える」
「なんか猛烈に嫌な予感がするのう」

疲れ果てて眠った中学生達を夜の3時に叩き起し、1万本の素振りを命令する三船コーチマジで男塾の教官
そんな中リョーマ、謙也、田仁志の3人は素振り一万本を免除され、その代わりに特命を授けられる。その内容は
合宿所に行って新品のボール100個と酒を盗んでこいというもの
テニス塾名物「喝破磊(かっぱらい)である
どういう基準でこの隠密任務にこの3人のセレクトなのかわかりませんが、なかなかカオスな組み合わせ
スピード王謙也と小兵のリョーマは適性ですが、巨漢で目立つ田仁志を指名するあたり三船コーチのイヤらしさを感じます
まぁこうして他校同士で謎のチームを組むのはドリーム編らしくて良し。今後もこういう面白チーム結成を見せてもらいたい
「前から思ってたんスけど田仁志さん結構身軽っスね」
「ぬぅーやんコラーッ!」

洞窟を奥に抜けるルートを進む途中、激流の川の中の飛び石をリズミカルにジャンプしていくリョーマと田仁志
今は敵でなく仲間同士ということもあり「アンタ結構身軽だよね」というタメ口ではなく
「田仁志さん身軽っスね」と先輩後輩の間柄で口を利くリョーマが存外に礼儀できてて新鮮です
「よっしゃ浪速のスピードスターが岩渡りっちゅーもんを・・・あうっ!」
小兵のリョーマ、デブながら身軽さに定評のある田仁志が軽く岩飛びをクリアする中
ただ一人情けない声をあげて落下するドンくさいスピードスター

でも水面を走って事なきを得ます
謙也の脚力が烈先生並みだということが明らかになりました
もうこいつらホント男塾の闘場っぽい特殊コートでテニスしてくれよ。濃硫酸コートとか剣山コートとか全然いけるよ
「くぬう手に掴まるさーっ!あいひゃ〜!」

謙也を助けようとしたナイスガイな田仁志もバランスを崩し面白い悲鳴をあげながらリョーマともども落下。あいひゃー
かくして3人は激流に流されますが、運良く合宿所の真ん前まで流されていい感じのショートカットとなるのでした
このたった12ページだけで21話終了。今更言うことじゃないけど、テニスって2話合わせても他作品よりはるかにページ数少ないよね・・・





21話

ドーベルマンを連れた黒服達が多数練り歩く合宿所敷地内
厳重な警備の中をくぐり抜け、なんとか目的地である合宿所敷地内のレストラン、BARラウンジへ潜入したリョーマ達
事前に三船コーチに渡されていた
赤外線スコープを使ってみると、中は赤外線が張り巡らされていました
貴金属店や銀行ならまだしも、たかがレストランのセキュリティにこんな金かけてる合宿所もイミフですが、
それを見破るアイテムを持ってる三船コーチも大概です。あの人ここに就任する前は盗みで食ってたんじゃあるまいな

「見てみ!果物や!」
「こっちにはソーセージもあるッス!」
セイザーゴルドさんのような動き赤外線エリアを突破したリョーマと謙也が
大はしゃぎで目の前の食べ物を口の中に詰め込むと、それを見ていた田仁志の食い意地が理性を突破
謎の大ゴマで赤外線を突っ切ります

今月のテニス最大の見せ場と思われるシーンがこれ。どんだけ田仁志推しよ
「もう来ましたか」
警報の鳴り響く中、這々の体で逃げる3人を警備室のモニターでずっと監視していたのは斎藤コーチ
当然ながら彼は三船コーチのやり方を全て許容しているようで、追っ手を差し向けることもせず満足そうに微笑むのでした

「待ちわびたぞバカ共。夜が明けちまうかと心配したわい」
ラウンジで偶然乾汁を見つけたリョーマ達は、仕返しとばかりに三船コーチの瓢箪にしこたまそれをブチ込みますが
コーチは平然と乾汁INの酒をかっくらって何の反応もみせず、逆に「バケモノだ」とリョーマ達を青ざめさせます
どうやらこの人性格や立場的には教官ですが、
強さ的には塾長みたいな始末の悪いおっさんのようです

「よーし全員集合じゃ!今日はワシの気分も天気もいい。よって・・・
スポーツマン狩りじゃ!」

翌日。立派な鷹を従えた三船コーチから出たスポーツマン狩りという物騒な言葉
当然ながらその鷹の獲物は中学生達?天空を舞う狩人から逃げる、恐怖の鬼ごっこという趣向でしょうか

テニス塾名物「スポーツマン狩り」
ボールもラケットも使わない特訓が更に加速する次号へ続く


22話

「もう逃げられません・・・」

1ページ目からすごい出オチ担当となった樺地
相変わらず一人だけ違う漫画から出張してきたようなリアル顔と、自分の台詞のセルフパロを晒したと思ったら即死亡です
樺地ほどのタフネスがこれほどまでに疲弊する恐怖の特訓
テニス塾名物・スポーツマン狩り
前回三船コーチの腕に止まっていた鷲が一羽だけだったのでそういう先入観がありましたが、実際は10羽以上の大放空
くじらのモノマネ
鷹匠スターシリーズに三船コーチを加えてもらいたところです。鷹じゃなく鷲だけどね
塾生達は全員腰に風船をつけられ、これに鷲の好きな匂いがつけてあるため鷲から延々と狙われるというナイスシステム
日没まで逃げ切ればすごいご褒美があるとのことで、「合宿に復帰できるのかも!と中学生高校生ともに必死で逃げます
「どうせソーセージ2本とハムとサラミさぁ」
”ご褒美”にアタリがついてる田仁志などは冷めたモチベーションですが、ハムとソーセージ貰えるならまだいいじゃない
これが男塾だったら鬼ヒゲの陰毛とか、そんなどうしようもないモノ貰って終わりだよ!

「おいアホのリチャード坂田!ジグザグに避けや!」
「ジグザグは苦手だべええええっ!」
「低めのムーンサルトでかわすぞ向日!」
「おい無茶言うな黒羽バネ!」
アホの坂田師匠にあやかってあだ名をつけられているリチャードと、バネさんを苗字でなく愛称で呼ぶ岳人
サラッと読み流すと何気ない場面ですが、中学生に学校間を超えた仲間意識が生まれていることが見えるナイスシーンです

そして今回はんぺら的ヒットだったのがこの宍戸パートである

「俺はもう逃げも隠れもしねえ。攻めてこいよ避けてやるぜ!」
気を吐いて敢然と鷲に立ち向かう宍戸。どう考えたって無理ゲーですが、「俺は逃げない!」というその勇気はカッコイイ
持てる力を出しきって壮絶に散るのかなー?とか思ってページを開くと
いきなり他キャラに場面展開
なにこの意味不明なおあずけ
許斐先生潜在的Sすぎ。このまま今月号は宍戸がどうなったか一切語られません
続くならアリだとこれも思いますが、たぶん来月号冒頭にはスポーツマン狩り終わってるよね・・・結果が気になりすぎる




23話

そんなこんなで敵は鷲にだけにあらず、高校生との仁義なき風船割りなども経てスポーツマン狩りは佳境へ突入
エデンの檻に出てきた怪鳥のように金ちゃんを掴まえて空に飛んでく鷲ヤバイ
>三船コーチの鷲を見てエデンの檻を思い出した

羽根を広げたら3m近くあるんじゃないのかこのサイズ
もう何がなんだかわからないカオス空間(いつもの事とも言う)の中、鷲の大群に1人取り囲まれてしまうリョーマ
その身の危険を感じた金ちゃんは、素早い判断力でリョーマに毬栗を武器として送る

「コシマエーっ!受け取りやあーっ!」

>たしけがまゆたんに喧嘩売った!
>金ちゃんが栗を打つコマがすごく・・・黒龍カンフーです・・・
王子愛人キタコレ
5つ身分身する男と、ページ下部に主人公の呆け顔というレイアウトで完璧すぎる
リョーマは猛スピードで飛んできた「弾丸」を全て鷲達にぶつけ、これを退散させることに成功。見ていた周囲はざわめきます
「すげえ・・・あのガキ共同時に5つの栗を打ちやがった!」
すげえあの爺さん落ちながら戦ってる的に賞賛される2人も、まず自分が信じられないといった表情
どうやら咄嗟のことで出来た動きだったらしく、それはこの一見してバカバカしい男塾名物の数々が確実に彼らの実になっていたという事

「ほぅ・・・ちっとはマシな動きになってきたか。1つ忠告しておいてやろう
同時に10球は打てんと鬼や徳川には勝てんぞ」

ここで「ちっとはマシな動きになってきたか」などと初めてコーチらしいことを言ってしゃりしゃり出てくる三船コーチ
どうやら2人が鬼先輩と徳川先輩に敗れた事実を把握しているようで、「今やっと半分だな」とハッパをかけたってところでしょう

地獄のテニス塾に少しずつ希望の光が見えてきたところで次号へ続く!





ペアプリVol4。菊丸と仁王という地味目な組み合わせであまり期待していませんでしたが、ドッコイそんな事なかったぜ
両者ともに跡部様の
「SUNDAYじゃねーの」に匹敵するバカエピソードでした。レベルたけえ
「英二・・・俺って本当に黄金ペアなんだろうか

英二だけでいいような・・・」
読者の誰もがそこまでは思ってなかったのにわざわざ自分でそこに到達する大石

そして買い物中にジャッカルとバッタリ会っちゃう仁王のお話
「あ、それもしかして俺の誕生日プレゼントか?」と言われたため「そうぜよ」と言って買い物袋を手渡す仁王
ジャッカルが満面の笑みで帰路につき、袋をの中身を見てみると幸村変身セットだったというオチ

これ主役仁王じゃなくジャッカルじゃねーか
ジャッカル好きのはんぺらとしては最高の内容でしたが。仁王ファンとしてはどうなのよ
でもジャッカルに「それプレゼントか?」って言われて、「違うぜよ」って言わない仁王はスゲー優しいと思った
立海メンバーだと仁王以外は他の誰でも「違う」って言うよな
もし真田だったら「このたわけが!」と言って理不尽にビンタ見舞うくらいはするような気がする

そしてペアプリ最終巻であるVol5は、はんぺら予想を裏切ってリョーマ&幸村の最強ペアでした
副主人公なのにペアプリに選出されない金ちゃんマジ気の毒
せっかく本編ではその立ち位置で頑張ってるというのに。ペアプリでも支援してあげてよ許斐先生!


メニコンとのタイアップで次世代ソフトコンタクトレンズメニコン2WEEKプレミオのCM漫画が掲載された今月のテニス
普通この手の宣伝漫画はどんなに長くてもせいぜい3ページくらいなものですが、
怒涛の8ページ使用でビビる
しかもメガネキャラのみならず人気キャラほぼ総登場のえらい豪華な内容。本編のほうにももっと力注いでくださいよ許斐先生!

>テニプリのコンタクトレンズ漫画が凄くて、木曜日に読んだ他の漫画の内容忘れそうです
>広告漫画はドラゴン桜やサラリーマン金太郎なんかもやってるけど、ここまで強烈な衝撃はテニスが初めてだぜ


「このうるおいたまらねえ」と、視力悪いワケでもないのに愛用してる跡部様自重

24話

「5球同時に打てたでぇ」
「忠告してやろう。同時に10球打てんと徳川や鬼には勝てんぞ」
「10球打てればアイツ等に勝てるんだね。ねぇやり方教えてよ」
「じゃかあしーわ!甘ったれんなクソガキが」
パァァン!
自分からアドバイスしたくせに、反応された途端いきなりリョーマを殴りつける三船コーチマジキチ
殴られたリョーマもリョーマで、キテレツばりにコーチ目がけて球を打ち込むという暴挙を敢行(当てはしなかったが)

互いに肉体言語すぎる。いったいどこの蛮族だと
リョーマと金ちゃんが鷹を全て撃退してしまったのでスポーツマン狩りは中止となり、中学生達は自分達に現われた変化に気づき始める
「洞窟を降りたり鷲に追われることでテニスが上手くなってるって事ッスか?」
ただの陰湿なイジメにしか思えなかった行為の数々が、実は短所を補い長所を伸ばす特訓になっていたというお約束
最初はまともに反応することすらできなかった凸凹コートで、全員が普通にラリーを行えるようになっている事がその証拠だった

25話

『入道コーチに会うといい』
一人になって夜空を見ていたリョーマは、屈辱の敗戦を喫した徳川カズヤの言葉を思い出していた
そう。リョーマは斉藤コーチのはからい以前に、徳川の言葉によって三船コーチとの邂逅を導かれていたのだった
この台詞から察するに
徳川と鬼も元は負組で、三船コーチに再生された
という経緯の持ち主であろうことが推察されます。三船コーチが2人の事をよく知ってるのもその裏付けでしょう
ようやく再起への手がかりを掴んだというのに、ここでオッサンの教え渋りで足踏みしているワケにはいきません
思いを同じくする真田もまた
5球打ちに開眼し、進化する自分にはやる気持ちを抑えきれない様子
「俺達は強くなってここから這い上がらねばならん。しかもチンタラ時間をかけている暇は皆無だ
あのコーチ確かに荒っぽいが・・・
今の俺達にとって最大の近道かもしれん」
「でも教えてくれないッスけどね」
「だったらありったけの酒を取りに行くぞ」

三船コーチの指導者としての力量を認めた二人は、その指導を仰ぐために賄賂作戦を発案
するとどうだろう。その意気に呼応する者達が続々と名乗りを上げたではないか
「俺達も行くぜ。お前ら中学生選抜の可能性に賭けてみたくなってな」

なんとそれは彼らを敵視していた高校生達
展開としてイイ話だし、一気に話が進むのは読者として嬉しいんですが高校生心変わり早すぎ
前回嬉々として真田の風船を割ろうとした佐々部も普通に味方になってます
というかこの大人数全員で酒盗りに行ったのか。
もう完全に山賊じゃねーか
たった1ページのカッコイイシーンなのに、次から次へとツッコミどころが出てきてカオス。これぞ許斐ワールド





「おい中学生ども。ワシの特訓についてこれるんだな?
前からワシもエリート面してるU-17のコーチ陣がイケ好かねえんだよ
野郎共奴等をブッ倒せ!革命じゃ!」

かくしてリョーマ達の熱意と賄賂の酒に心を打たれた三船コーチはついに決起
松明を振りかざして手下どもに号令する様ときたら
マジ蛮族の長
北斗の拳の牙一族みたい。さしずめ背後でジャンプしてる岳人がマダラか。面白すぎる
蛮族達の侵略が始まる!次号へ続く!


26話

「中学生どもの勢いが止まらねぇーっ!
高校生代表相手にどんどん上位進出してやがる!しかし鬼先輩がいる限りこれ以上勝手はさせねえ!」

前回ラストで牙一族が決起したばかりですが、今回のカメラはご無沙汰だった勝ち組チームに終始密着
やはり高校生軍団は「5番コートの門番」以外は有象無象の雑魚だったらしく、5番・6番コートは既に中学生達でひしめきあってます

これだけの面子に囲まれてもビクともせず5番コートを守っている鬼先輩が流石というべきか。金ちゃん敵わなかった人だしな
しかし上位コートの面々にはこれを楽観視せず、既に中学生達のポテンシャルに注目する者達が現れ始めていた

「まだ中学生の中でも実力の半分も出してへんやっちゃ何人もおるやろ。徳川どー思う?」
「楽しそうですね種ヶ島さん」

>種ヶ島「待たせたな!」(大塚ボイスで)
ここにきて徳川以外の1番コートキャラが登場。その名前は全国のコアなテニス読者ならば見覚えがあることでしょう
1番コート 種ヶ島修二(3年)
あの幻のボツ2話プロットに名前だけ先行登場し、序盤の壮大なネタキャラとして昇華されていた種ヶ島さんです
ボツプロットではデビル化する前の赤也を完膚なきまでに叩き潰す役柄。本編では1番コート所属の強キャラとして登場してきました

「ま、言うてもここから先はコートナンバーが1つ上がるたびレベルがケタ違いやからなぁ
滅多にシャッフルせーへんやろ・・・ほうら」

種ヶ島さんが指さした先では、3番コートVS4番コートの団体戦がストレートで勝敗の決したところだった
この合宿のシャッフル戦は個人戦だけでなく、このような
コート単位での総入れ替え戦もあるとのこと
そんな裏技があるなら早く教えろよ!と喜ぶ中学生達ですが、あのオカマっぽい入江先輩はそれを聞いて一笑に付す
「あーんチームシャッフル戦?それを使えば俺達も上位と対戦できんじゃねーのか」
「キミ達にこのコートはまだ早いかな
まずは鬼を倒してからおいで。
キミ達にそれができたらね」
あの地獄の門番を倒せない限りそのチャンスは永遠にこないよ、と。それは鬼の実力をよく知るからこそ出る台詞でしょうが・・・
しかしはたして鬼の思惑までもは理解できていたか?
その日、地獄の門番は単身黒部コーチに何やら相談しに行くのだった
「そろそろ門を開けたくなりましたか。鬼十次郎」





27話

「明日5番コートと3番コートの総入れ替え戦が決まったらしいぞ!
鬼のアニキが中学生軍団を率いて入江さん達と対決なんて・・・・いったいどうして?」
「フフフ・・・鬼はこれを待っていたのか。明日が楽しみだよ」
地獄の門番、奴隷の一号達を率いてまさかの造反
「番人として下位の挑戦をことごとく退けてきはったあなたがどういう風の吹き回しですかな?」
「お前らが俺の魂ハートに火をつけちまった。それだけだ」
※意訳「俺は待っていたのだ。連中を倒せる戦士が集まる時をな!」
なんと鬼先輩中学生達を叩きのめすどころか、自らがリーダーとなって上位コートに牙を剥きました。これは目の覚める展開です
長らくgdgdな流れが続いてきた新テニですが、許斐先生やっとエンジンがかかってきた感じでしょうか。これぞまさに少年漫画
「それより5番コートは12名・・・試合出来るのは7名だぜ。どうする?血気盛んなお前らのことだ
どいつもこいつも試合に出る気満々だろ。クジにするか?それとも今から勝負して決めるか?」

5番コートの在籍はコートリーダーである鬼先輩を筆頭に
手塚、跡部、白石、キテレツ、橘、千歳、師範、亜久津、クラウザーさん、赤也、ジローと実に列強揃い
ワンランク実力が劣るジローはともかくとして、他はコアなテニス好きの読者でも誰を選ぶか迷うドリームチームといえます
はんぺらなら
キテレツ&亜久津のドキサバライバルペアのダブルス1は確定だな

「アンタが決めろよ。俺達より3番コートの野郎共に詳しいだろう
そのかわり勝てるオーダーを組まなかったらただじゃおかねえぞ」

メンバー7人の選出でピリピリした空気になったその時、先輩の顔を立てて場を仕切ったのは意外にも亜久津だった
誰よりも我が強いこの男に「アンタに任せる」と言わせるあたり、鬼先輩が中学生達から信頼されてるのが伺えます。かっこいいタル〜
「あたぼうよ。では明日のオーダーを発表する!実はもう作っていたぜ!」

「おいィ!?」
>すでにメンバー決めてた鬼先輩がお茶目すぎるw
今まででも十分いいキャラしてたのに、萌え要素を加えてくるとか反則だろ・・・

実は言われるまでもなく仕切る気満々だった鬼先輩が流石すぎる
かくして頼り甲斐あるリーダーの下、5番コートは一致団結。全員の気持ちを一丸にして明日の総入れ替え戦へと臨みます

一夜明けて当日。早朝ランニング中の手塚に追走する謎の人影。手塚は後ろを振り向くこともなく、その人物の名を看破する
「やはりあなたでしたか・・・・大和部長」
「おや。メガネなしでよく気付きましたね。相変わらずですね手塚君
今日の試合楽しみにしてますよ」

元青春学園中等部テニス部部長・大和祐大!
完全に別人だコレ
あの詐欺師くさい丸メガネはともかく、高校に入ってかけたらしきパーマのせいで名前を言われなきゃ絶対気付かない変貌ぶりです
つうか序盤に言ってた「大和部長いるかもしれない」って予想当たってしまったな。
俺の予想なのに!(自虐)
しかも大和部長は3番コート在籍。つまり今日の総入れ替え戦での対戦相手となります。なんという超展開の畳み掛けだろう

>テニスようやくエンジン掛かってきましたね。前作のようなノリになってきました





「ただいまより3番VS5番の総入れ替え戦を行う!代表7名整列!」
そしてこれが両チームの代表14名のハンサム顔だッ!

D2は白石&赤也の名前紅白コンビ。異色の組み合わせですが、間違いなく主役は赤也
蓮二との重い約束もあるし、この戦いの中で更なる高みへのステップを登るを思われます。デビル化を自分の意志で押さえつけるとか
ちなみに対戦相手のパンクロッカー風の先輩の名は
松平親彦。あのマグナムサーブの松平先輩の兄弟か従兄弟でしょうか
D1は
橘&千歳の九州二強コンビ。長かった空白の時を経て両翼が備わり最強に見える
コンビネーションに関してもD2よりは遥かに上と思われますが、前述した理由で赤也が負けるとは考えにくいので彼らは黒星担当か?

>シングルス3にクラウザーさん降臨。今回こそSATSUGAI・フルバージョンを見せてくれるか
S3は金網打法の正体をそろそろ披露してほしいクラウザーさん
しかし一勝一敗で迎えたS3、次の対決が手塚VS大和なことを考えるとここでクラウザーさんが勝つのは難しいか
ちなみに対戦相手である中河内先輩の名前が
外道(そとみち)ってちょっとアレだと思った。まさに外道!
S2。手塚VS大和の青学部長対決。大恩ある部長へ恩返しなるか
ここで手塚が勝って二勝二敗。最後の大将戦にて決着という・・・・ああっ!?これはどういうことだキバヤシ!
S1!
5番コートの大将は我等がキング跡部様!それはすげー嬉しいんだけど
鬼先輩どうした。アンタ出ろよ!
最強選手である自分が出ないなんてみすみす1勝捨ててるじゃねーか。勝てるオーダー組むんじゃなかったのかとツッコみたい
まぁざっと予想はしてみましたが、テニスは結構大将戦までいかずに決着した団体戦の例が多いのでその可能性もあるな
もしかしたらS2の手塚VS大和で団体戦は3番コートの勝ちで決着して、跡部VS入江は消化試合になるのかも?
リョーマが徳川に負け、金ちゃんが鬼先輩に負けたことを考えると、それらと同格っぽい入江は跡部様よりも強そうな感じするしなー
しかし跡部様好きとしてはやはり跡部様の勝利で決着してもらいたいところです
スゲー面白い展開なのに次号休載で残念!再来月を震えて待て!


28話

「おい、なんで俺を選ばなかった?」
「自分で解っているハズだ。お前にはもっといい死に場所を用意してやる
それまでブランク埋めてこいや」
冒頭試合開始前。鬼先輩に「アンタが決めろ」と言った本人のクセに
入れ替え戦のメンバーから外された不満を堂々とぶつける亜久津。さすがヤンキーにまっとうな理屈は通りません
鬼先輩は「そりゃ弱いからだよ。自分でわかってんだろ?」と容赦なく切り捨てますが、しかし同時に
「次の試合までブランクを埋めとけ」と示唆。どうやらこの口ぶりからして鬼先輩、
今回の3番コートだけにとどまらず、更に2番、1番コートの奪取まで視野に入れているようです。かっこいいタル〜

『第一試合S3。5番コート”冷酷無比なアイスマン”
リリアデント・蔵兎座!』

『対するは3番コート”極妻泣かせのテニスロボット”
中河内外道!』
ワケわからん二つ名キタコレ
そんな感じでいよいよ第一試合シングルス3開戦。試合開始前からいきなり読者の腹筋を壊しにかかる許斐先生
クラウザーさんのほうはともかく、外道先輩の
「極妻泣かせ」の意味不明ぶりが神懸かってます
だいたい誰がアナウンスしてんだこれ。才能ありすぎだろ
残りのメンバーも全員こんな二つ名用意されてるんだろうか。ヤバイ今から楽しみすぎる
「十次郎よ。自分との対決を避けてパツキン坊やか。どう落とし前々つけてくれんだ?」
「外道お兄さんいつもより怒ってますね。落とし前の前だって」
「外道よ!試合終わってからもう一度同じ台詞言ってみんかい!」
鬼先輩を苗字ではなく名前で呼び捨てにし、「俺との対決を避けたな」と怒を露にする外道先輩
どうやら二人はちょっとしたライバル関係にあるみたい
大和部長が「外道お兄さん」と言ってるのが笑える。きっとテニスのみならず、老け顔的な意味でも鬼先輩のライバルなのでしょう
「そのパツキン坊やに少しでも期待しているお前の希望を打ち砕いてやろう」




29話

『ゲーム中河内!3−0!』
「お前等は走り込みが足りんからすぐバテる」
流石鬼先輩をライバル視してるだけあって、クラウザーさんをまったく寄せ付けない強さを披露する外道先輩
普通のテニスで敵わないクラウザーさんは、お馴染みの必殺ショットで外道先輩を
SATSUGAIしようとします
「打球が地面スレスレでホップしただと?
こいつあぁ驚きだ・・・まだそんなパワーを隠し持っていたとはな
だが何遍やったってお前のHBはアウトなんだよ。日本語通じてねえのか?」

ガシャアン!ガシャアン!!ガシャアン!!!
バウンドを想定している相手に対し、地面スレスレで浮き上がってその身体を強襲する弾道のライジングショット
それがクラウザーさんのSATSUGAIショットの正体でしたが、弾道を見切った外道先輩はヒラリヒラリと余裕の回避
もはや打つ手無しかと、応援していた赤也も絶望しかけたその時。クラウザーさんは英語で静かに呟いた

「Your gravepost has completed」

「柳生先輩、今アイツなんて言ったんスか?」
「”もう完成した”と」
「完成・・・って何が?」
「対戦相手の墓標ですよ」

なにこの男塾的な。なに(ry
なんと外道先輩の背後の金網には、ここまで衝突した6球によって十字架の形の大きな凹みが!

読者がたまらず吹き出したその瞬間、「お遊びはここまでだ!」とばかりにクラウザーさんの本命弾が炸裂する
『また懲りずにHBか。避けりゃアウトに・・・!?避けらんねえ!』

浮き上がった球は十字に分裂して外道先輩を直撃
これまで赤也やリチャード坂田がそうなってきてように、外道先輩の巨体もまたたやすく吹き飛ばされ金網にめり込みます
「Bear the cross and suffer」
(十字架を背負って生きろ)
そしてこのおよそテニス漫画とは思えぬクラウザーさんの決め台詞
今回の内容一切アレンジ無しのこのまんまで一体さんのネタとして通用しちゃうよ。テニス漫画なのに
許斐先生マジで斜め方向に天才すぎて尊敬してしまう。この人の頭の中どうなってんだろう
「だ、大逆転勝利だー!!!」
>やっぱりテニス最高や!負け組の修行パートなんて最初からいらんかったんや!
>テニスって場外KOが正式ルールだったのか…
何が凄いって、テニスの試合なのに最初からKO決着狙って戦ってるのが凄い
もうそういうルールの新スポーツを作ったらいいんじゃなかろうか。剛Q超児イッキマンのバトルボールみたいな

しかしクラウザーさんが祝福する仲間達のもとへ戻ろうとした時、
背後から聞こえてきた信じられない声にその足が止まってしまう
「あ〜痛ぇ・・・さぁて・・・どう落とし前々つけてくれんだ?」

恐るべし”極妻泣かせ”中河内外道!
クラウザーさんの必殺技をものともせず!
流石は鬼先輩とタメを張る(と思われる)キャラ。やはり勝敗考察通り、シングルス3は黒星になってしまうのか?
外道先輩の すごい キャラ立ち。鬼先輩以外にもこういう濃い高校生出てくるのは嬉しいな
最終的な全日本Jrメンバーは鬼さんや徳川除いてほとんど中学生だらけになるかと思ってましたが、なかなかどうして
大和部長は出てきたし、外道先輩みたいな人も今後チラホラ出てくると思うと、高校生達も一発キャラでは終わらなそうです
クラウザーさんこのまま敗北か?それとも更なる覚醒なるか?次号へ続く!


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