センチュリースープの意志

小松の叫びは自らの非力さを嘆くものであり―それは同時に
スープ入手の失敗を告げていた
「せっかく見つけたのに・・・最後の一杯のセンチュリースープ・・・・
小さなハエに乗っかったロボが急に襲ってきて・・・奪われました・・・!
みなさんが命懸けで闘ってくれたのに・・・僕は肝心のスープを守りきれなかった
情けないです・・・本当に・・・・本当にごめんなさい!」

>ハエが巨大に映るほどに小さい物体を一瞬のやり取りでロボと見切る辺り小松にも格闘センスがあるんでしょうか
各勝負を全勝で飾りながら、突然の伏兵によって喫した逆転サヨナラ負け。皆の前で号泣してスープを奪われたことを詫びる小松
朋友コメの
小松の動体視力に関するツッコミがのせいで、真面目なシーンなのにちょっと笑ってしまう。小松目よすぎ
しかし泣き崩れる負け投手・小松に対し、トリコは一切責任を問うことなく優しく声をかけその労をねぎらった
「小松・・・大自然へ食料の調達に向かい・・・失敗に終わる・・・
よくあることだ。俺らプロでもよくある・・・お前が恥じることじゃない
それより命が無事でよかったな。生きてりゃいつかまたチャンスもくるさ
ま、俺らの命が助かったのは鉄平のおかげだけど。いてて・・・凄い技編み出した反動だな」
「スゴイ技?てか腕ないですよトリコさん!」
「うん、吹っ飛んだ」

>トリコの腕に関する小松とのやり取りが軽すぎるんですがwこれは案外簡単に治っちゃうフラグ?
屈強の美食屋揃いの中、素人の身で奮闘した小松を誰が責められよう。食材調達は常に失敗の可能性をはらんでいるのである
あとこの台詞の中でトリコが「鉄平」という名を出してることから、やはり二人は顔と名前を知ってる程度には知己だったみたいです

二人のそんなやり取りを眺めていた鉄平は、今回の仕事を師匠に言い渡された時のことを思い出していた

「なぁ〜鉄平よ。今回の依頼はあのセツ婆からなんだよなぁ〜
わかんだろ?美食人間国宝直々の依頼だ。失敗は許されんぜ〜
あ、あとこれは俺の勘だがもうグルメショーウインドーはダメかもしれん
それと現場にトリコがいたら少し気にかけてやってくれとさ〜」
「いやプレッシャーかけないでくださいよ師匠!そんな不吉なこと言うのも!師匠の勘は当たるんだから!」

>鉄平の師匠は別にいる 朋友予想当たりましたね
ということはセツ婆のアシスタントは別にいるってことですよね
>鉄平の師匠、次郎じゃありませんでしたね。一流料亭の跡取りなんかも板前修行は他の店に行くようなものか
>鉄平の師匠は次郎じゃなかったのか・・・っていうかなんで服が血まみれなんだろうか

なんか豪拳みたいな師匠出た
既に前回までの考察により、次郎と師匠は別人の可能性が高いとは思っていましたがズバリその通りでした
トリコのように木の枝を直接咥えたタバコをくゆらした、ボロボロの衣服に顎鬚をたくわえた粗野そうな大男。実にワイルドな風貌です
そして朋友コメントにもありますが、なんか服が
血みたいな黒いシミですげえ汚れてます
画像だと解りにくいですが決して服の模様ではなく、間違いなく何かの液体をぶっかけたようなシミ。どういうアレなんでしょうか
「そしてもしショーウインドーが死んでいたら・・・
最後の一雫は食材のおもむくままに」

というワケで明らかになった鉄平参戦の概要。依頼主はセツ婆で、トリコ達を助けるように動いてくれたのもその取り計らいおかげ
そしてスープが十分な量がなかった時は、
無理に奪い合ったりせず自然な流れに任せろ
という念押しだった。激流に身を任せ同化する・・・・!





『この大陸で朽ちゆく命。そして生き抜く命・・・!
最後にスープが選んだ者は美食會!本当にそうなのか?なぁセンチュリースープよ』
今一度この結果を踏まえ、師匠の言葉を思い出す鉄平。美食會の手に渡ることが本当にスープの意志だったのか?今自分がすべきことは?
ていうかトミー、バリー、ボギー!
”朽ちゆく命”ってハッキリ言われちゃった!

>ちょw美食會の3人・・・「朽ちゆく命」って言われてるんですが時忘確定?
>トミー死亡扱いかよ。鬼の生命力で蘇るんじゃないのか

勇次郎の健康状態透視インサイトじゃありませんが、鉄平の「生き死にを見定める目」に間違いはないハズ。この発言が覆るとも思えません
前回トミーがガン無視されていたのはもう死んでいたから?パラサイトエンペラー産んで絞りカスみたいになった、アレが最後だったのかよ
バカな・・・簡単すぎる・・・あっけなさすぎる・・・!

『見届けなければ・・・再生屋として食材の終りを!』
美食會が持っていったスープが本当に最後の量ならば仕方ないが、まだそうではないかもしれない
鉄平はショーウインドーを補強しているプロテクトツリーを収縮して氷を締め付け、雑巾絞りように最後のダシを抽出することを発案
「運が良ければまだ数滴スープが出るかもしれない」という最後の賭けだった。これでスープが出れば、それこそが食材の最後の・・・・
「祈れ!そして見るがいい!これがショーウインドーの最後だ!」
砕け散る白銀の柱とともに
希望の一滴は零れ落ちた
死んだグルメショーウインドーの生まれ変わりのようにオーロラが煌めき、天井からその神の贈り物たる水滴が落ちてくる
それぞれが落下地点に走ろうとした時、鉄平はそれを制して大声で彼らに指示を飛ばした
「全員その場を動かないで!量はほんの一雫!
自分のところに落ちてきたら大切に受け止めてやるんだ!」

食材の最後は食材のおもむくままに。この雫を受け止めた者こそが、スープの意志が選んだ最後の行き先である
これで誰もいないところに落ちたらすごい笑うが
それは読者の予想通り、勇気ある料理人の手の平に降り注いだ
>『食材のおもむくままに』セツ婆が言っていた、「食材が客や料理人を選ぶ」とは正にこの事ですね
>スープが小松を選ぶとは!セツ婆の言っていた「食材の気分しだい」の話に感じるものがありますね
>スープはこのまま小松が飲んで、味を再現するという流れか
センチュリースープはそれ単品の食材ではない。複数食材の旨味エキスがブレンドされた、いわば天然のダシである
スープの味は小松が再現する
元々このシリーズはそういう導入だったので、この結果は最初から解っていたことではありますが。それでも感動的なシーンです
美食會3人はどうもアレで死んだという考察が濃厚になってきた為、
あと残っているのは崩れる寸前の洞窟からの脱出と、二大怪獣決戦の行方、そして船がなくなった今どうやって大陸から生還するかくらいか
奇跡を呼ぶ男ゾンゲ様のミラクルに期待したい。センチュリースープ編もいよいよ大団円まで秒読みになってきた次号へ続く!


顔面チンコ男登場

その行動は反射的なものであった。まずはトリコ―次いでマッチ
「の・・・の・・・
飲みてぇ!!」
>イイ男二人による小松争奪戦ですね、わかります
>小松にがっつくトリコ&マッチ…腐れ女垂涎のシーンですな
>そうか、カップリングが絞れないなら乱交すればいいんだ
>「飲みてえ!」のコマがどうみても理性を失ったホモ2人にレイプされる直前です。本当に(ry

トリコ・マッチ・小松のくんずほぐれつ3P!そういうのもあるのか!
前回ようやく手に入れたセンチュリースープに全員が最高の笑顔を浮かべたのも束の間、その匂いをかいだ途端理性を失うトリコとマッチ
完全に我を忘れて獲物に飛びかかる野獣のごとく小松に襲いかかります。センチュリースープの美味そうさ加減がよく伝わってくる演出ですが
一番近くで匂いをかいでる小松が真っ先に理性を失わないのは矛盾してる気が・・・野生本能が薄い小松には効果が薄かったってことかな

「気持ちは!わかるが!冷静になれよ二人とも・・・」
小松と3Pしたくて発狂した♂どもを制したのは、流石に場数か落ち着いている鉄平。ここでようやく二人とも正気に戻ります
ちなみにこの鉄平がマッチを止めるシーン俺は普通に読んでたんですが、一通の朋友コメントを見てから読み直したら凄い卑猥でした

>マッチの手を止めるシーンが股間より伸びた竿を握るように見えてしまう

マジで超勃起したチンコに見える罠。マッチ巨根にも程があるだろと。全国の女子読者は股を濡らして大歓喜
そしてその勃起チンコを
鉄平の手が鷲掴みにしていると想像すると恐ろしいウホッシーンでのっけから腹筋がヤバイ
「最後の一滴を誰が飲むか・・・正気を失っては決められんだろう?
四天王トリコか、グルメ騎士か、ヤクザか、料理人小松くんか・・・そして
俺か」
「あんたも入ってんのか!」
「あとペンギンか」
「こいつは
いーだろ!」
自分はともかくウォールペンギンの子供もスープを飲む頭数に入れる鉄平の天然発言と、それにすかさずツッコむトリコとマッチ
前回まで長く続いた緊迫バトルの反動か、いつにも増してキレ味のあるしまぶーギャグが思わず読者の頬を緩ませます。いいなぁこの緩急

そんなこんなで5人の話し合いの最中、小松は意を決して「是非自分に飲ませてください!」と皆に直訴する。それに対する皆の応えは・・・
「ダメだ。俺が飲む」
「ト、トリコさん・・・」

「ただしこれっぽっちじゃダメだな!もっとたらふく飲みてえ!
だから俺が飲むスープは小松、お前が作れ!
今それを飲んでちゃんと味を覚えるんだぞ。いいよな?再生屋鉄平」
「口は災いの元だがここはハッキリと言おう。超賛成だ!
最初から答は出ていた・・・スープは小松くん目がけて落ちてきたからな
スープが小松くんを選んだのさ。最後の客として」

当然ながらの満場一致。わずかなイザコザもわだかまりもなく、全員の同意の下スープを飲むのは小松に決定しました
皆の思いを受け止めた小松は決意の瞳で鉄平を見つめ返し、その言葉尻に対してこう答えるのだった
「最後じゃありませんよ。僕で終りには絶対にしません!絶対に作ってみせます!」
瞬間、小松の想いに呼応したかのようにセンチュリースープがまぶしく輝き、更なる神々しさを放つ
目の当たりにする奇跡を前に、鉄平は確信した。小松がその手で必ず新しいセンチュリースープを作り出すことを
これは食材の終りなんかじゃない―誕生だ!
新たなるセンチュリースープの!





「なるほど・・・遅いので迎えに来てみたらそういうことでしたか」
「マサカ鉄平ガコノ島ヘ来テイルトハ誤算デシタ
サラニコノミクロ型ノ操縦難度ト力ノ弱サ・・・人間1人殺セナカッタノハ何ゲニショックデシタヨ」

「それは仕方のないことです。今のところミクロ型はあなたしか動かせませんからねユー
とにかくスープのゲットご苦労様でした」

「アリガタキ御言葉デス。アル様」

その頃。二大怪獣大決戦の下でユーのミクロロボが、忽然とこの氷の大陸に姿を現した1人の男にスープを手渡していた
まがりなりにも美食會支部長が敬語で接する「アル様」という男、副料理長でも料理長でもないし・・・一体何者なのか?
「うるさいですねぇ。あの二匹・・・皿手裏剣!」
アル様と呼ばれた人影は上空でギャーギャー騒ぐ怪獣に苛立つと、その懐から無数の円盤を二匹に向かって投げつけた
支部長より上のキャラですから相当な実力者なんでしょうが、たかだか地上から皿をブン投げたくらいでこんな巨大な怪獣が・・・


ってうわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ヘルボロス!ぱら再エンペラー!(号泣)
>はんぺらさんが「パ、ぱら再エンペラーッ!(号泣)」と叫ぶのに今週のジャンプ代を賭けたぜ
>捕獲レベル81瞬殺かぁ・・・もはやインフレという言葉も薄っぺらくみえるな
>折角生み出したのに瞬殺って・・・これじゃトミーが報われないよ・・・
>側近がすごいこと以上にトミーが憐れでしかたなかった
>みんな大好きスタージュン様のランクがどんどん下がっていく件
>それにしてもパラサイトエンペラーのやつ一ミリも役に(ry
>ガララワニとは何だったのか
ずんばらりんと空中分解するヘルボロスとパラサイトエンペラー
捕獲レベル72と81が、皿を投げつけられただけでまとめて汚ねえ花火に
首を落とされたくらいでは即刻再生したヘルボロスも全身を細切れにされては復元できないらしく、敢え無く氷の大陸の残骸と化します
ブーメランのように戻ってきた皿を受け止めた男の腕は、
アシュラマンを越える8本腕。まるで蜘蛛の化身のようです
しかし真に恐ろしいのは腕ではなく
顔面にチンコがついてることだと思う。マッチの勃起といい今週性的すぎる

美食會ギャルソン(ウェイター)
【ボスの側近】アルファロ
おおおなるほど。ボスの側近は料理長でも副料理長でもなく給仕!読者も思わずポンと手を打つしまぶーのセンスに感心
「ボスは馬車馬のように食うので作るほうも大変」とクロマドがこぼしてしましたから、その給仕ともなれば腕が8本あるのも頷けます
きっとボスの食事中はこの腕フル稼働で料理をせっせせっせと運ぶのでしょう。働き者やのう
>アルファロの鼻が卑猥すぎる件
>アルファロ「チンコですが何か問題でも?」
>料理を主人に運ぶ役割という事は、料理人より主人に近い役割な訳で……料理長より上の地位なんだろうか
>ギャルソン…ウェイターがいるということはソムリエもいるんだろうか
>専属メイドも居たりするんでしょうかね?ボス
>アシュラマンより腕の多い人を久々に見ました
しかし食材調達班から仕込み班に料理人、ギャルソンまでいるとは、ボスってホント何もしないで食ってるだけなんですね
なんだかもはや人間なのかすら疑わしくなってきた
>グリンパーチや今週出たボスの側近のように腕が何本もある奴が居るんだし、
トリコが左腕失ったのは大して深刻な問題じゃないかもしれませんね

大体バトル漫画でボスの側近キャラっつーと2人いるのが定番なので、もう一人いるとしたら多分
ソムリエでしょう
ウェイトレスも捨てがたいですが、3人だと副料理長の数とかぶっちゃってアレだし。トミーがここで死ぬにしても生還するにしてもね
「なんだ。彼ら中にいたんですね」
「おわあっ!アルファロ様あ!」
「あなたたち何ですかそのザマは・・・トミーはどこです?」

そして細切れになったヘルボロスの肉片からバッチリ生還したボギーとバリー
ボギーのキモイ特技も、修哲トリオを嬲ったバリーの残忍さも今はどこへやら。このたった3週だけですっかりコミカルが板について・・・
こいつらもうマジでポジション的に美食會のボヤッキーとトンズラー決定





「な・・・なんだこの顔!?どーした小松!正気を取り戻せ!」

「す・・・すみません・・・ついみだらな顔を」
「パーフェクトににやけてたぞ小松!どーだった味は?」
「こんなにおいしいスープ・・・忘れたくても忘れられませんよ」
一方その頃、地下ではスープを飲み終えた小松の新たな顔芸が炸裂していた
小松の言葉が「だらしのない顔」じゃなく、「みだらな顔」ってところがしまぶー的台詞回しのセンスを感じて笑えます
たけしでも
「俺性欲とかスゴイから」とかおよそ子供向けとは思えないような台詞があったしな
しかし小松とトリコがそんなしまぶー漫才をやってる間、鉄平は地上からビンビン伝わってくる強者の気配を感じ取っていた
『な・・・何だこの気配は・・・ヘルボロルじゃない・・・もっと強力な存在!
相当な実力者だ・・・2人いる!』
「みんな!すぐここを脱出しよう!嫌な予感がする急げ!」

鉄平もビビるアルファロの実力。トリコ世界の戦闘力格差止まりません
鉄平は怖い人が来る前にすぐさまトンズラこくことを決断、それにしてもアルファロは以外にもう一人・・・?
>ヘルボロル…これ、このまま載せたら、またはんぺらさんが誤字したみたいに思われちゃいますね
そしてこの担当編集の誤植である。○ヘルボロス×ヘルボロル。うーむ親しみを感じざるを得ない
『直接上に出るワケにはいかねーな・・・どこか他の出口を見つけないと!』
「おーい!いい加減ノッキング解きやがれー!いいこと帰り道教えてやるぞー!」
焦る鉄平の前にミラクル★ゾンゲの天の声。流石は奇跡を呼ぶ男、ここであの隠し通路が役に立つ展開とは
ああでもこれは最初に予想していたメタンハイドレートで大爆発はなさそうね。
ちくしょう流石は俺予想だ

「なんてことでしょう。まさかあのトミーまでもが」
「あ、アルファロ様どちらへ?」
「決まってるでしょう。トリコ達にトドメを刺すんです。一人も逃がしませんよ」

ラスト。冷静沈着なアルファロが報告を聞いてまずしようとしたのは、まだ生存しているであろうトリコ達にトドメを刺すこと
こいつに本気で追走されたらゾンゲ様の隠し通路を使おうがどうしようが、簡単に追いつかれてしまうのは間違いなく・・・
と、その時。トリコ達を追おうとした美食會3人の前に、小さな人影が立ちはだかった
「うっふっふ。まぁ待ちなさい小童ども・・・」
人間国宝節乃、氷の大陸へ直接推参!
>鉄平ですら遭遇回避を選ぶアルファロに対して真正面から行くセツ婆かっこよすぎる・・たけしのばーちゃん思い出した
「美味いものを食えば食うだけ強くなる」というグルメ細胞の特性上年寄りほど強いのは道理なワケで
鉄平が気配だけで青ざめたアルファロに対し、「小童ども」と呼んでのこの余裕ハンパありません。マジたけしの婆ちゃんだこれ
セツ婆でこれだと本気の次郎やその兄と推察されるIGO会長はどんだけ強いんだろうか。人外すぎる
セツ婆、その力を料理以外でも披露するか?注目の次号へ続く!


アイスヘル編大団円〜癒しの国ライフへ

「へへ、お前等せいぜい一生かけてこの大恩を俺様に返すんだな!」
「隠し洞窟!これが大陸の出口に繋がってんのか!
死霊のはらわたーっ!お前ってやつはー!でかしたぞはらわたー!」
「は、はらわた?」

「これはお礼だはらわた」
「む!さっそくか!何だこれは?」
「ヘルボロスのウンコだ」

>ゾンゲ様なんで「死霊のはらわた」とか呼ばれたの?はんぺらさん心当たりあります?
>ゾンゲ→ゾンビ→死霊のはらわた・・・さすがしまぶー!
>死霊のはらわたってチョイスが渋すぎるww

ゾンビからはらわたに成り下がったゾンゲ様に導かれ、隠し通路へと案内されたトリコ達一行
ヘルボロスのウンコも飛び交うしまぶーギャグで小学生読者の掴みも完璧。やんややんやの大騒ぎで一路脱出を目指します

「うっふっふ寒いねぇ〜ここがアイスヘルかい。思わず白い息が出てしまうわ・・・」
「白い息・・・それはつまり体がなまっているという証拠では?節乃さん
美食人間国宝がこんな場所に一体何の用で?」

「偉そうになったのうアルファロ。あの暴食バカは今も元気かえ?」
一方、前回ラストで衝撃登場したセツ婆はアルファロと対峙
どうやらセツ婆は
アルファロがまだペーペーだった頃から知ってる様子。流石の貫禄です
もしかしたら若い頃に一時節乃食堂で働いていた事があるとか、そんな間柄なのかもしれません。そして「暴食バカ」とは勿論・・・

「我々のボスをそのように呼べるのは世界でも数人でしょう
節乃さん、あなたがウチの厨房に入っていただけたらボスもさぞやお喜びになると思いますが」

「うっふっふ。あいにくあたしゃの食材はあのバカを求めてはおらん。お客は食材が決める
なぁに・・・あたしゃがここに来たのはトリコ達を迎えに来ただけ。おぬしらに用はない
わかったら下手なことを考えずおとなしく帰るがよい
スープを手に入れたのならな」
>ボスはやっぱり三郎なのかな?節婆とも親しかったみたいだし。つうか美食会の幹部は
ほとんどIGOのお偉いさんと顔見知りか。民主党執行部が元自民党のやつばっかみたいなもん?

未だアルファロは敬語を崩さず、セツ婆は終始笑顔のままですが水面下では臨戦態勢になっていることでしょう
そして当然というかなんというか、美食會のボスとも知己の仲らしいセツ婆。なんども使用しますがこのシーンの3人のシルエット

やはり
一郎(イチちゃん=IGO会長)次郎ときて、美食會ボスが三郎の三兄弟でしょうか

トリコ達を始末したいアルファロに対し、「おかしなことを考えず帰れ」と釘を刺したセツ婆は背中を向けてその場から去っていく
「なんかなまってるみたいだし、あの隙だらけの背中に攻撃したら倒せるんじゃね?」と、マントの下で一瞬皿を握りしめたその時
しまいなさい・・・・

後ろも振り向くことなくセツ婆がとてつもないプレッシャーを発散。同時にアルファロの皿が粉々に砕け散ったではないか
セツ婆の顔がまんが日本昔ばなしのホラー系の話のタッチみたいでスゲー怖い
>節之「(顔面のチンコを)しまいなさい」
>セツ婆怖ぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・(((( ;゚Д゚)))
>セツ婆TUEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!
>アルファロの皿が割れたのはセツ婆のプレッシャーが強すぎて自分で握りつぶしたって解釈ですかね?
「アルファロ様!」
「フフ・・・何だちっともなまっていないじゃないですか。
行きましょう相手が悪い
トミーを連れて帰りますよ。あのバァさんがこのスープを欲しがったらとても守りきれない」

捕獲レベル72と81を瞬殺した男
に「相手が悪い」と言わしめるセツ婆
主人公の すごい ヤムチャ状態
トリコがただの美食屋からスタートしてれば何とも思わないんですが、今となっては「グルメ四天王」という肩書が空しく響きます
かくしてトリコ達にトドメを刺すことを諦めたアルファロはトミーを回収して撤退することに。うーんトミーはここで死なないのかー
バトル後半からキャラが立ってきて魅力は出てきたと思うけど、個人的にやっぱあの外道はここで死んで欲しかったなぁ。残念
>ただでさえチートなアルファロをして、セツ婆がスープを欲しがったら「とても守りきれない」とかセツ婆マジチート
『とてもじゃありませんが』ではなく『とても』と断定してるところがさらに
>バアさん>>>>ボスの側近>>>>>>>鉄平>トミー>トリコ>>>>ヤクザ
節バアとか捕獲レベル1000あってもおかしくないな
>グルメ四天王とは何だったのか





「出れたぁーっ!外だぁーっ!」
「どうだあー!俺様を神と呼べー!」
「でかしたぞゴッドゾンビーっ!」

ゴッドゾンビのおかげで洞窟を抜けたヤムチャ達。しかし彼等を待っているハズの船はなくなっていた
鉄平から盗聴器の話と自分達の置かれた状況を聞かされた一行は一気にテンションダウンしますが、そこに謎の未確認飛行物体が現われます

空中に浮かぶ巨大なクラゲの中に見えるのは、キッチンやベッド等の居住空間。えらいメルヘン生物ですが
考えてみたらトリコの家なんてお菓子の家だし、これくらいはアリか
「リ・・・リムジンクラゲ!まさか・・・?」
「おおーい迎えに来たぞーい!ほれさっさと乗りなさい
みんなお腹すいとるじゃろ?おいしいごちそうがたくさんあるぞ」

「すごーい・・・これ生きてるんですかねトリコさん?」
「知らんこんな生き物見たことねーよ。人間界の生物じゃないかもな」
「リムジンクラゲじゃ。ちゃんと生きとるぞ」
>リムジンクラゲは品種改良か何かでしょうかね?
謎のドリーム生物・リムジンクラゲはセツ婆の常用飛行機
セツ婆がそれ以上は何も言わないのでよく解りませんが、トリコの推察通り
グルメ界の生物じゃないでしょうか
こいつの捕獲レベルがスゲー知りたいところですが今回は表記なしで残念。次号あたりで生態解説がほしいところです

「おあーっ!スンゲえごちそうだ!!」
ダイニングに上がると、そこにはセツ婆が腕によりをかけて作ったごちそうがテーブル狭しと並べられており、一行は早速その味に舌鼓を打つ
例によって
3ページ渡ってスゲエ美味そうに飯を食らうある意味戦闘以上のこの漫画最大の魅せ場です
飯を食いながらその美味さに涙を流し、今ここに互いの命があることを喜び合う仲間達。
この見開きがかなりいい感じ

>今週の食事シーン見て食べられる事の尊さを感じた。しまぶーいい仕事するなぁ
>小さなコマでもちゃんと「頂きます」をしているトリコと小松に「食」の漫画であることを再確認
>トリコ達が美味そうに飯を喰うから、こっちまで幸せな気持ちになってしまった
>多分テーブルに乗ってる料理一皿でゾンゲ様のフルコースの捕獲レベルの総数を遥かに超えるに違いない

なんていうのかな、全員笑顔なんですね。それで読者も思わず嬉しくなってしまう
ただ飯を食ってるだけなのに読んでて心が温まるシーンというか、素朴で飾らない感動があります。うーん大人数で飯食いたくなってくるな
そして小松は当然のように子ペンギン連れてきてました。アイスヘルの生物だから置いてくるという選択肢もあったのにな
オブサウルスのような準レギュラー入りを果たしたと思われる子ペンギンですが、これはトリコの家に預けるんじゃなくて小松が自分で飼うんでしょうか
大人に育ったら食費がハンパないことになってしまうと思うんだが。成長速度はどれくらいなんだろう





「あたしゃがショーウインドーの調査を依頼した与作が出発しとらんと聞いて、
わざわざ迎えに来てみたら・・・
鉄平なんでおぬしがおるんじゃ?」
「い、いやあの・・・師匠は今大事な食材の再生で手が離せないらしくて代わりに俺が」
「大事な食材?あたしゃの依頼を弟子任せで優先する食材って何じゃ?ん?」

セツ婆と鉄平の会話で明らかになった事実。セツ婆は鉄平ではなく、あの剛拳みたいな師匠に直接依頼していたという事
師匠の名は与作である事と、そしてその場にいたメンバーと読者を最も驚かせた最後の事実は・・・
「セツ婆にウソはつけない・・・
美食神アカシアにまつわる食材です。俺はそこまでしか知りません」

アカシアにまつわる食材キタコレ
口ぶりからしてGODではないようですが、その手がかりとなるモノであることは間違いないでしょう。いよいよ本筋も動き出しました
そしてショーウインドーが枯渇していたことをセツ婆に報告すると、彼女の口からトリコの腕についての良安が出されます

「なるほどのぅ・・・それは修羅場じゃったなみんな・・・トリコ、おぬしのその腕治るかもしれんぞ
ライフという国に行けばわずかじゃが可能性はある
他にも重傷者がおるしすぐに向かったほうがいいかもな。丁度腕の立つ再生屋もおる事だしのう」
「いや〜へっへっへ」
「って
今笑っとる奴の師匠じゃ。その国におる」

朋友予想ズバリ的中のライフ編導入です。愛丸を助けたい滝丸は勿論、部下3人を助けたいマッチにも行く理由があるため
パーティー解散はしません。このメンバーのままライフ行き
頼れる鉄平も外れないばかりか、
まさかのゾンゲ様まで同行という破格のサービスぶりですヒャッハー
そして驚くべきことにライフは
鉄平の師匠・与作の本拠地らしいです
アカシアの食材再生にし行ってんだったら不在なんじゃね?と思いましたが、これはその食材はライフにあるって事なのかな?
じゃあライフ編は
トリコ達の治療とアカシアの食材同時進行ってことか。これは密度高そう
「その間に小松くんはスープを作る。そうじゃろ?」
「はい!必ず作ってみせます!本物のセンチュリースープを!」

ただ一人、小松だけはセツ婆とともにセンチュリースープを作る為にパーティーから離脱することに。これは展開上納得です
「では早速出発するじょ!あたしゃがこのままリムジンクラゲで送ってやるわ!
目指すは癒しの国ライフじゃ!」

かくして氷の大陸の冒険はここに幕を閉じ、新たなる舞台「癒しの国ライフ」へと向けて物語は動き出した
GWを挟むので次号ジャンプは5月10日発売!首を長くして2週間待て!


ワンピースのキャラみたいな師匠登場

「完全に死んでいた俺の部下3人もライフに行けば生き返るのか?」
「そこにいる滝丸くんもそうだが・・・みんなアイスヘルという場所に救われた
まず圧倒的な寒さが瞬間的に血液を凍らし出血を防いでいた
更に心配停止してから身体はカチコチに凍っている・・・つまり
身体の組織が死滅するより早く細胞は冷凍保存された状態だったのさ。脳細胞すらな
あの場所が極寒地獄だったことに感謝することだ」
ライフへ向かうリムジンクラゲの中、マッチと鉄平の会話から3人の蘇生確率に関する医学的検証が補足されます
なるほど3人の身体は極寒の環境によってうまい具合に冷凍保存された状態になっているとのこと
前回ラストの「ありがとうアイスヘル」というモノローグがしみじみ伝わってきます
ちなみに鉄平がメンバーの治療に使っていた包帯の草はドクターアロエといって、1m数十万するブツだそうな。たけえ
「フフ・・・ヤクザが再生屋に助けられるとは思わなかったな」
「そーか?俺もグルメヤクザは過去に何人か捕えたが殆どは過激派だった
リュウさんのとこはまだ一人も捕まえたことはねーよ」
「組長
オヤジを知ってるのか?」
「リュウさんと俺の師匠は古い友人なんだ。リュウさんが傷を負った時はよくライフにきてたしな」

マッチの組長の名前はリュウ。なんか波動拳が得意そうな名前ですが、しかも与作とは旧知の仲だということまで発覚
言わずもがなですが
組長も与作級に強いと思われます。トリコ達のヒヨっ子ぶりに更に拍車がかかるというもの
「別に珍しいことじゃない。再生屋は別に正義の味方でも何でもねえからな
言わば食材の味方。捕まえるのは食の秩序を乱す者さ
少し前だがIGOの依頼で美食四天王の1人をひっ捕らえたばかりだし」

「それってまさかゼブラのこと!?スゲェ!ゼブラ捕まえたの鉄平だったのか!」
「ま・・・師匠の手もちょっと借りたけどね」
>ゼブラを捕まえたのは鉄平だったとは、ますます四天王って一体・・・
>鉄平ゼブラ捕まえてたんだ…なんかすごいやつ先に出すぎて登場遅いのにゼブラの株下がった…
>ゼブラがついにとっつぁんと同じ境地に達したようです。0コマ負けは真の強者の証!!
>鉄平と与作2人がかりで逮捕ってゼブラ強すぎだろ、ゼブラと他の3人を四天王として同格に扱って良いのか?
>鉄平がトミーを圧倒するのを目の前で見ていたマッチが驚くということは、
ゼブラの戦闘力はトミーよりも上なんでしょうかね?
>ジュエルミートなどで四天王揃い踏み時代から格段に腕を上げたトリコ
その今のトリコより強い鉄平が師匠の手を借りて捕まえたというゼブラ
投獄前、四天王の間でもどれだけ差があったのか・・・

ゼブラを捕まえたのは鉄平だったことが判明。この事実に関しては朋友の達のゼブラの評価が真っ二つに割れたようです
「師匠と二人がかりで」ではなく、あくまで「ちょっと手を借りた」と言ってるので鉄平1人でもやれない事はなかったようなニュアンスですが
それでも与作の手を借りたという事実は
「鉄平単身ではやや面倒な相手」だったことに違いないワケで
手負いだったとは言えトミーを完封した鉄平の実力を物差しにすれば、ゼブラの桁外れの戦闘力が知れるというものです

「ゼブラ!あの化物を・・・!再生屋鉄平・・・やはり相当な実力者だ」
今更ながらに鉄平の実力にビビるマッチがTシャツ姿で前髪垂らしてて今風の兄ちゃんぽい
初登場時のヤクザヤクザしたイメージはその優しい性格のせいもあってすっかり無くなり、今やこの漫画きっての萌えキャラポジションです

そうこう話しているうちにリムジンクラゲはあっという間にライフへ到着
小松は一刻も早くスープを作りにホテルへ戻りたいと意向を示し、ライフの大地を踏むことなくここでメンバーと別れます
節乃食堂の厨房でセツ婆と一緒に試行錯誤するのかと思ったら、完全に小松1人だけで挑戦するのね。2人でやればいいのに

そんなこんなで癒しの国ライフ。その景観は実にケガ人とジジババだらけのスパリゾート
最先端の科学医療ではない天然の癒しだけを結集したこの街には、この世界観ならではの面白施設が目白押しです。俺も回ってみてえ
「はぁー気持ち良かったぁ〜」


>「はぁー気持ち良かったぁ〜」←なんか卑猥
>トリコの反応は鍼治療じゃなく風俗店から出てきたみたいなんだが

ちなみにこの風俗から出てきたみたいな台詞と表情のトリコ
サボテンドクター(神奈川県・龍崎翔理くん考案)鍼治療を受けた後。つうか
龍崎翔理くん少年漫画の主人公みたいな名前ね
そして東京都・支倉尚樹くん考案の「温泉鮫」の背中には、多種多様な効能を持つドクターフィッシュが放たれています
細い口を毛穴から刺し込み、余分な脂肪を吸い取ってくれる
ダイエットフィッシュ(入浴料:1時間1万円)
目に見えないほど小さく、直接血管内に入り詰まっている血栓などを食べて体外に出て行くブラッドテトラ(入浴料:1時間5万円)
体内に入り込み悪性の腫瘍だけを食い尽くす腫瘍フィッシュ(入浴料:1時間20万円)
などなど、トリコ世界の醍醐味とも言える面白生物のオンパレード。やっぱこの漫画はバトルよりもこういうシーンの方がワクワクするな





そしてこのサニーである

ふくしま政美ばりの際どいパースの全裸筋肉
巻頭カラーの冒頭にてその引き締まったヒップを披露してくれました
もはや女子読者はその筋肉美と股間の湯気に釘付け。恐ろしいまでの読者サービスです
>のっけからサニーの美(つく)しすぎるケツで吹いちまった
>巻頭×しまぶー×サニーの尻=破壊力!!
>巻頭カラーで男のケツ・・・!しまぶー相変わらず剛腕・・・!
>この読者サービスは読めなかった。流石はしまぶー
>いやーあざといな、流石しまぶー超あざとい!
>サニー登場…トリコの腕の再生時等に、触覚使って細かい作業アシストするんじゃないかと拙い予想

「―リコぉ!?」
「サニー!まさかお前とこんなところで逢うとはな。どっか怪我でもしたのか?」
「ライフは別にケガや病気を治すためだけに来るトコじゃねーし
こやって美容に良い食材がわんさかあんだ。十分来る価値MAXじゃね?」

かくして偶然にもライフを訪れていたサニーと温泉でバッタリ遭遇したトリコ。やんややんとメンバーを交えて店に入り飲み食いします
>キューティクルベリー超欲しい! そう思った読者は俺だけではないハズ
ここで登場する栃木県・PN青金魚さん考案の「キューティクルベリー」は食べると髪の毛がツヤツヤになるというイチゴ
発毛や育毛の効果もあるということで
最近頭頂部が気になるはんぺら垂涎の逸品。俺もライフ行きてえ
しかし「目的はエステ」とはぐらかすサニーに対し、鉄平だけはその真の目的を看破してみせた

「本当にそれだけが目的か?俺は何人も美食屋を見てきたからわかる。サニーお前の目は・・・
完全に何かを狩りにきてる目だ」

「お前誰?嘘だよ知ってるよ鉄平てっぺは有名だかんな」
後ろで結い上げた髪が新鮮なサニー。鉄平とは初対面だったようですが、やはり有名人なので互いのことは知っていたようです
これを見るにトリコも鉄平とは知己だったワケじゃなく、名前と顔は知ってたけどアイスヘルで初めて会ったんでFAみたいね

小松を「まつ」と呼んだように、鉄平を「てっぺ」と短縮。この法則でいうと滝丸は「まる」になるんだろうか。いやそれよりも
ゾンゲ様と相対した時その醜さにどんな反応するか今から楽しみだ
「そだな・・・俺はある食材を情報を得る為にここへ来た
俺のフルコースの最後のデザートになる食材のヒントを得る為にな
トリコは何をしに・・・って
なんだお前その傷!腕ねーし!・・・・ははーん
その大怪我を治しにきたってワケか。でもいくら癒しの国といえど無くなった腕戻すのは無理くね?」

サニーの本当の目的は、フルコース最後の一品・デザートに狙っている食材に関する情報を得ること
ここでようやくトリコの左腕に気付いたサニーが「常識的に考えて無理だろ」と突っ込むと、鉄平が横からそれを補足します
「俺の師匠ならなんとかしてくれるかもしれねぇ。再生屋・与作だ」
鉄平の口から与作の名が出た途端、サニーの目の色と表情が変わる。なるほどこれはわかりやすいメンバー入り展開
「どうやらお前等の用のある人物ってのは・・・俺の知りたい情報を持つ人物らしい
美食神アカシアのフルコースのデザートと言われている
”アース”の情報を持つ男!!
赤い再生屋
通称”血まみれの与作”!まさか鉄平の師匠だったとはネ!」

与作がセツ婆直々の依頼まで断って目下再生作業中だという「アカシアにまつわる食材」の名はアース!
それはアカシアのフルコースのデザートということで、てことはGODはメインディッシュなのかな?それともフルコースとは別モン?
また与作の通り名から察するに、回想シーンでの「師匠の服血まみれじゃね?」という着眼はまんま。あの染みはモノホンの血くさい
そしてウワサをすれば影。メンバーが飯を食う隣の屋台で、なにやら赤い服を着た一人の大男が店員と揉めていた
「お、お客様・・・店内は禁煙となっておりますので・・・」
「なぬ?”禁止”されてんのか!ならばそのルール破ろう!
世界には!そうせねば見えない景色がある・・・!」


ビジュアルもセリフ回しもやたらワンピースのキャラっぽいこの男
探す手間もなくいきなりの登場!赤い再生屋・与作
>与作がワンピ的でヤバい…「ドン!!」が無いのが不思議
>与作さん、しまぶーがキャラを演出したいのは分かるけど
ああいう場所で喫煙を止めようとしないのは、(リアルで似た嫌なことがあったので)がっかりしてしまいました
店員との会話から察するに、何かを「禁止」されるとをそれを破らずにいられないポリシーの持ち主のようです。面倒な大人だ
はたして与作はトリコの右腕を治し、修哲トリオを蘇生させることができるのか?滝丸の求める薬は手に入るのか?
そしてアカシアのデザート「アース」とは?癒しの国ライフ編、初っ端から面白さMAXで次号へ続く!


敵は「時間」!20年というルールを破れ!

「がっはっは!やっぱりショーウインドーはダメだったか!こりゃ爆笑!
仕方ねーさ!食材にも寿命がある!これは定めだ!世のルールと言っていい
ただし!ワシならそのルール破っていたかもしれんな!」
「師匠が自ら行かなかったからセツ婆カンカンに怒ってましたよ」
「なぬ!?セツ婆来てたのか?
それはルール違反だろ!ダメだろ違反しちゃ!」
ルールは破るものなのか守るものなのか。冒頭からウザさ満点のやりとりで読者の興味を引く与作のキャラクター
良い意味でも悪い意味でも言葉通りの「ルール無用男」っぷりです
「頼むよ師匠。トリコ達の傷を治してやってくれ。セツ婆にお灸を据えられるよりはマシでしょ?」
「当たり前だ!セツ婆さのお仕置きに比べたらこの世の出来事すべてがマシに思えるわ!」
鉄平からアイスヘルの顛末を聞かされた与作は、セツ婆のお仕置きにビビってこの頼みをゴネることなくあっさりと受諾
鉄平よりも数段強いであろう男がこれほどに恐れるセツ婆のお仕置きって何なんだろう。体罰よりも精神的にクる系のような気がする
セツ婆が性的に迫ってくるとかそんなんじゃなかろうか
「こっちだ。これはライフのシンボル療樹ウッドマザーの内部・・・別名”食の宿屋”
多くの再生屋が宿を構える癒しの空間さ」


「へー結構名の知れた再生屋も何人かいるじゃねーか」
「彼等に弟子入りしようと新入りの再生屋も多く集まるぞ
今では世界中から食材の再生依頼が絶えない場所さ」

癒しの超巨大樹・マザーウッド
ライフのシンボルであるその幹の内部は大きくくり抜かれ、多数の再生屋達が拠点を構えるコロニーとなっています
ファンタジーRPGに出てきそうな緑と光の雰囲気がいい感じ。中盤〜終盤にかけて重要イベント起こる系の街というかなんというか
「おお!チャコ鳥にモーニングローズ!すげえ食材の再生が行われてるし!」
そんなこんなで案内された与作の再生所。居並ぶ食材を見たサニーが思わず驚嘆の声を上げますが
捕獲レベルの表示がないので読者には
どんだけ凄い食材なのかサッパリ解りません
むしろ驚いたのは、この拷問部屋と見紛うばかり凄惨な血しぶきの跡。与作の2つ名にも通じる部分です
「血しぶきは失敗の跡だ」
えええええ。これから与作の再生治療を受けようという面子に向かって、不安バリバリにならざるを得ないカミングアウト
ということは「血まみれの与作」って異名は
「失敗しまくりの与作」って意味になっちまうんじゃ・・・・
「リュウちゃんは元気か?ヤクザの兄ちゃんよ。お前等各自の目的はわかった!
簡単なのからとっとと済ませるぜ!ただし!失敗したらゴメンな
気付けショック!」

このオッサンに部下達を任せていいものかと怯えるマッチだったが、有無を言わさずいきなり治療に入る与作
3人の体を
ぞんざいに足で空中に蹴り上げ、空中コンボで鉄山靠を叩き込みます
なッ!何をするだァーッ!許さんッ!瀕死の重傷人にトドメを刺すかのような行動に開いた口が塞がらないマッチでしたが
『相変わらず荒々しい・・・ただ腕は確かだ』
「さっさと起きろ。朝だぜヤクザボーイ」
>与作の治療法を見てクレイジーダイヤモンドが思い浮かんだ人はどんだけいるだろう
いきなり息を吹き返すルイ
体当たりでブッ飛ばしただけで半死人を蘇生させてしまうワケわからん与作の腕前。一般人にはヤムチャ視点もいいとこすぎる
朋友コメにもありますが、もはや技術云々を超越した
クレイジーDでブン殴った的な現象です
「さぁ・・・とっとと傷を癒しな」
ドクターアロエの包帯は解けてパンツ一丁姿になったルイは、部屋にあった巨大なチューリップに放り投げられバクンと食われます
裸の男が花に食われるってなんか淫靡ですが
この花は”食傷植物”セラピーチューリップ。人や動物の「傷」だけを食べるという、実にファンタジーな能力を持っているとの事
ただし気を失っていたりケガがないのに入ると本人が食べられてしまうそうで、かなり取り扱い注意な一面も持っている植物です
「ちぎれた腕がまだ完全に繋がってねえな。ペーストスピトル!」
「うわっ!唾ひっかけた!」
「そのまま押さえてな。10分もすればひっつく」

「うおおおお痰だったぞ今の!きたねえ!」
「がっはっは!そのほうが接着力は強い!」

更にシンの千切れかけていた腕を粘着性の唾を吐きかけただけで完全接着。与作無双状態
今は一応くっついてるマッチの足も「完全にしといてやる」とサービスしてくれて、マッチはありがたいやら嫌すぎるやらでギャグ顔に





「さて兄ちゃんは何だっけ?あぁ、癒しの薬だったな。全ての病を癒すと言われる薬・・・
どこでその情報を得たのか知らんが・・・
それは確かに存在する!ただし!
それは人間界の病を癒す薬。グルメ界から入ったウイルスや病は治癒することはできん
それを人間界では”病”ではなく”呪い”と呼ぶ
兄ちゃんお前のその目のようなものをな!」

滝丸の「呪い」の正体は、人間界の医学がまったく通じない「グルメ界の病気」のことだった
そして愛丸を蝕む症状もまた同じ「呪い」・・・それはすなわち
滝丸が求めていた万病薬では、愛丸を助けられないという事を意味していた
「それでも譲ってほしいか?たまたま1粒だけあるぞ!値段は100億だ!どーする?」
法外な値段で薬を譲ってもいいという与作。しかし前述の説明通り、この薬は「呪い」を治癒することはできない事が解っている
賢い人間ならばその返答は決まっています。そう・・・
「ください!今はお金は払えませんが一生をかけて必ず払います!譲ってください!」
滝丸は迷うことなく頭を下げると、薬を譲ってくれと即答した
「呪いは治らんかもしれんがいいのか?」
「薬を飲むのは僕ではありません。でもその人は・・・治る可能性が0。1%でもあるならその人は
治らないという定説を!その定めルールを・・・
きっと破ってくれるはずです!!」

「よく言った!」
>「その言葉が聞きたかった」
>「与作『その言葉が聞きたかった』ってコメントが来てるに花京院の魂」ってコメントが来てるに母親の魂
>与作と滝丸のやり取り、ブラックジャックにも同じようなシーンありましたよね
定説など知ったことか!愛丸はそんなもの覆して絶対に治るハズだ!確信に満ちた滝丸の瞳を見た瞬間
与作は床を強く踏みつけると、跳ね上がった滝丸の身体をガッシと抱きしめた。まるで「頭を上げろ」と言わんばかりに
ブラックジャックのあのシーンを彷彿しない漫オタはおるまい
「気に入ったぞ兄ちゃん!そうだ!そのくだらんルールを打ち破れ!
そうしなきゃ見えない明日がある!見えない未来がある!
その未来の足跡が新しい定説ルールだ!!
薬は持っていけ!金は要らん!お前のその心意気で十分だ!」

「あ・・・・ありがとうございます・・・!」
与作の言う「ルール破り」とは規則を破るということではないのだ(禁煙所で喫煙したけど)
「定説」や「固定観念」という名の壁に屈せず、打ち砕く精神
人類の歴史において新発見や偉業を成した偉人達とは、すべからくこの精神を持った人間達であろう
彼等の挑戦の前に定説という名の壁は崩れ去り、新たな定説が作られる。こうして人類は今日まで繁栄してきたのだ
かくして100億(ハッタリか相場はともかく)の薬を気前よく滝丸にくれてやる与作。豪快で気持ちのいい快人物です
登場からたった1話でマッチの部下3人は蘇生し、滝丸も薬を手に入れて残りはトリコの左腕だけという駆け足展開ですが・・・
「トリコぉ!初めて会ったな・・・フフフなるほど。どこまでも栄える命よ
お前のその腕元に戻してやろう!20年かかるがな!」
「え・・・に・・・20年〜っ!?」
トリコの腕は確かに治るという。ただし20年かけて。それはあまりにも気の長い話であった
そして同じ頃小松をホテルへと送ったセツ婆もまた、帰りのリムジンクラゲの中でニコニコしながら呟いていた
「うっふっふそうじゃな〜・・・順調いったとしても15年・・・・いや
20年後かのう。センチュリースープの完成は」
>なるほど今回の敵は「時間」という展開か
何の偶然か、小松のセンチュリースープ完成も20年の歳月を要するであろうという先駆者セツ婆の見立て
トリコと小松、両者の前に立ちはだかる20年という時間の壁
2人はこの定説ルールを打ち破ることができるのか?
面白い展開になってきたところで次号へ続く!


トリコ乳首ビンビン丸

「はぁ〜・・・まさかこんなことになるとは・・・20年も待ってらんねーぞー
滝丸とマッチはとっとと帰っちまうし・・・」
冒頭、散髪して高校球児みたいになったトリコ。台詞通りマッチと滝丸は速攻で帰ってしまって面白くなさそうです
滝丸はすぐ愛丸に薬を飲ませてやりたいだろうから仕方ないけど、ヤクザどもは暇人そうだしもう少し付き合ってくれてもいいのに薄情ね
「短い間でしたがトリコさんと一緒に旅ができてよかったです」
「まだ終わってねえぞ。
一緒にスープ飲むまでが旅だ。あ、そだアイの奴に伝えてくれ」

別れのシーンの回想、家に帰るまでが遠足だ的な台詞を吐きつつ滝丸に愛丸への言伝を頼むトリコ
なにを言ったかまでは劇中で触れられませんでしたが、滝丸の驚いた表情を見るに次シリーズの伏線になってそうな感じです
ちなみにこのシーンでのマッチの台詞は
「小松のスープはあまり期待せず待ってるからよ」
もちろん小松に対して過分なプレッシャーをかけまいとして言った台詞なのは理解できますが、それでもやっぱ薄情者に見えてしまう罠
>あれ?そういえばゾンゲ様どこ行った??まさかもう出番無いの!?

「さぁてトリコ。さっそく治療と行こうか!取れた腕があればひっつけることは朝飯前だったがな
イモリのように”生やす”となると話は別だ
もともとグルメ細胞は再生機能に特化した万能細胞だ
たいがいの傷なら適合する食材を食べればすぐ回復するし
適当な手や足を持ってきて身体の一部にひっつける
ことも一応可能ではある
馴染めば自由自在に動くぜ。再生医療では今や一般に行われてるしドナーカードもある」

胸をレーザーで撃ち抜かれても酒を傷口にかけただけで塞がった所長。腹を貫通されてもトリコの唾液で一命を取り留めたリン
そして4本の腕を持つグリンパーチに、背中に羽根を生やしたトミーロッド。いずれもグルメ細胞の持つ再生能力によるものである
ならばトリコもドナー登録された遺体からでも左腕をもらえば万事解決できるように思えますが、なかなかそう上手くはいかない模様
「優れたグルメ細胞ほど利己的でな。トリコ、お前の細胞は別の組織には馴染まんだろう
となれば生やすしかない。自らの組織を糧としてな
再生の種―!
(大山のぶ代の声で)
こいつはお前のDNA情報を養分として記憶しながら成長する

その花からはお前の腕の元が取れる」
トリコの左腕の元を作るという再生の種。それを咲かす為にはトリコのDNA情報が必要で、短く散髪された髪はこの時切られたものだった
かくしてチョロっと水をかけると見事に咲いた再生の花。その花の中央にポツンと見える小さな種子こそがトリコの腕になる元だという
「さあこいつを傷に直接植え込むぞ。シャボン玉のように壊れやすいから気をつけろ
再生の種は希少でそう何粒もないからな・・・割れたら終りだと思
へぶしょい!」


すごい長い前振りからのドリフギャグでいきなり希少な再生の種をブッ潰す与作
「大丈夫!失敗は成功の母の友達ってよく言うだろ」
「母の友達ってほぼ他人じゃねーか!てか凡ミスだし!もう一度だーって今度は花咲かねーし!」
「もっとDNAだ!皮膚とかもってこい!あと下の毛も剃れ!」

いつものしまぶーギャグ会話をしながら2つ目の再生の種を植えますが、今度は髪の毛だけでは遺伝子情報が足りず
下の毛まで剃ってなんとかかんとか着床成功。まさかのパイパントリコ・・・だと・・・!?全国の腐女子大興奮です
>与作×パイパントリコ!!そういうのもあるのか
>与作がトリコの下の毛を剃る同人とかが出るのかな、とか考えてしまう私は思考が腐ってきている気がする
>トリコのDNA>漫画では数回しか失敗してないように描かれますが、
その裏ではそれ以上に失敗していて、その度にトリコの下の毛や白濁液が提供されてたとしか思えません





「トリコ!ここからは飯を食うことが仕事だ!
その種はお前の身体から養分を吸収して成長する。栄養が足りないと種は成長しないし
油断してると全ての養分を種に吸い取られて死ぬことになるぜ」

「食べることが仕事か。へへ・・・そいつは楽しい仕事だな
ウボァー!?」
ここから先は飯を食い続けないと種に養分を吸い取られて死ぬそうで
望むところだと喜んだトリコでしたが、台詞を最後まで言い終えぬうちにいきなり身体がミイラのように痩せ細ります

「お?おあっ・・・・お・・・オクレ兄さん!」
「な・・・早い!飯を食えトリコォ!」
あの筋骨隆々のトリコが一瞬でキャシャリンのようになってしまう再生の種の養分摂取。軽くホラーです
しかしこれがこの治療の常なのかと思いきや、なんとこの場の誰よりも驚いてるのは他ならぬ与作だった


「バカな!細胞と反応してもう腕の芽が出やがった!
通常馴染んでから細胞分裂が始まるまで早くても1年かかるが・・・・
トリコ!こいつのグルメ細胞は・・・・!」
>腕の芽が生えるコマが乳首立ったように見えるんだが
>腕の芽がビーチクに見えた。眼科行こうかな……

びょこ!というのはトリコの乳首がビンビンに勃ったワケではありません
ものすごいそう見えますけど
乳首ビンビン丸ではありません(2回言った)
常人なら発芽まで
1年かかるハズの腕の芽がいきなり左腕から生えてきたのです
これだけでもトリコのグルメ細胞の規格外さが伝わってきます。少なくとも20年なんてかかるわけないペースなのは明らか
与作の驚き具合から見ても、トリコが20年のルールを破るのは確定的ですが・・・・一方もう一人の20年ルールと戦う小松は・・・

「うん。だいぶよくなってきたぞ。でもまだまだ節乃さんのお店で頂いたスープにも全く及ばないな
節乃さんのセンチュリースープ・・・・あれはあれで完璧に近い完成度だった
本物を飲んだ今だからこそわかる。節乃さんのスープの凄さが」
小松は節乃食堂のあの巨大寸胴鍋で見た、セツ婆版センチュリースープの具材を全て覚えていた
セツ婆版センチュリースープの何が凄いって、
その具材がグルメショーウインドーの食材とは全く別物なところです
「節乃さんのスープの具材はここ100年で新発見されたものばかりだった
何故太古のスープを現在を代表する食材で作ろうとしたのか・・・
節乃さんはまぎれもなく
”今世紀の”センチュリースープを作っていたんだ」
味を再現するなら、オリジナルと同じ食材を調達するのが一番のハズ(もっともショーウインドーの食材は全て絶滅種なので不可能だが)
節婆は「味の再現」という先人に対するリスペクトを持ちながら、それと同時に
現代の料理人としてのプライドを持ってスープを作っていたのである
「ボクも・・・ボクが思う現代の食材でセンチュリースープを再現してみせる!」
その精神に共感した小松もまた、「自分が選んだ食材」でセンチュリースープを再現することを決意
どうやら
セツ婆版せスープに入ってる食材は一切使わないつもりみたいです

このトリコ世界では特別な料理にはレシピの特許権が認められているそうで、
言わばそれは料理人の知的財産とプライドをカタチにしたようなもの
小松がセツ婆の食材を真似しないのはそれも理由になっているそうな。しかしセツ婆はまだあのスープの特許は申請してません
それは無論レシピが世に割れることを嫌がっているからではなく、まだスープの再現が完成していないからに他ならない
グルメ人間国宝の料理人が何十年とかけて未だ完成せぬ味
小松とて睡眠時間を削り、魂を燃やして挑んでいますがそう簡単に作れるワケがありません。そしてある日ついに・・・・
「うっふっふ。そろそろ来る頃かと思っておったよ小松くん」
行き詰まった小松、アドバイスを賜るべくセツ婆の元を訪問
この時点で既に料理と治療開始から三ヶ月経過しているという、なかなか凄い展開で引きです
>小松の頑張りの描写が良い感じでした。バトルじゃなく、ああいう創意工夫の描写を
少年漫画で入れるのは結構難しいと思うのですが、真似をしないという心意気も描かれたせいか、グッときます
>トリコの方の時間はグルメ細胞の今までの成長で何とかなりそうですね。小松の時間の挑戦ははたして…
>トリコの20年は20年分の食料を喰いきる事と考えたら案外早く済みそう
>いつも思いますが、トリコは展開が早くていいですね…そういう所まで板垣先生リスペクトでなくて良かった
>トリコ3ヶ月も経ったわけですが・・・・・・テリーとオブサウルスどうしてるんだろう・・・・
テリーとオブサウルスが三ヶ月もトリコ不在で大丈夫なのかなぁとか、サニーはアースの件どうしたんだろうとか色々気になります
愛丸なんかは呪いを克服した頃ではないでしょうか
これはちょっとマジでトリコと小松よりも周囲の変化が気になっちゃうな。次号ではその辺触ってくれるとありがたいですが果たして?


最後のカギ

「節乃さんはあんなおいしいセンチュリースープをいったい何日くらいで完成させたんですか?」
「あたしゃあそうじゃな・・・だいたい30年くらいかの」
「さ、30年〜!?ぎゃ〜節乃さんで30年って・・・・僕はいったい何百年かかるんだーっ!」

現時点でのスープを飲んでもらい感想をもらおうとやってきた小松だったが、衝撃の事実にいきなりウボァー
なんと美食人間国宝のセツ婆ですら、あのセンチュリースープを作るまで30年の歳月を費やしたという
しかしカツオワタ感にうちひしがれる小松本人とは逆に、そのスープを口にしたセツ婆は驚きで目を見開くのだった

「小松くん忘れるなよ・・・いつでもあたしゃ達料理人は”食材に選ばれとる”という事を
そっと耳を澄ますんじゃ。食材の声を聞くことができればきっと食材が正しい答えお導いてくれる
おぬしにはもう既に
食材の方から歩み寄り、何かを語りかけておるはずじゃよ・・・
うっっふっふ。はよ行け!そして作るがいい。本物のセンチュリースープを!」

小松を激励して送り返したセツ婆は、その才能に驚かされていた。なぜならば現時点の彼のスープの出来は・・・
『既にあそこまで完成させておったとはのう・・・
あたしゃがあの段階までいくのにかるく10年はかかったと思うが
苦労して現地に行き本物の食材を現場で味わった感動は大きいものじゃ
その感動があたしゃと小松くんの大きな差と言えるな
危険でも小松くんに旅の同行を勧めてよかったわい・・・・
苦労して食材を手に入れる感動・・・か。うっふっふ・・・久しく味わっとらんのう』

何百年かかるどころではない。小松の進行状況はセツ婆のそれを遥かに上回るものだった
次郎に汲んできたもらったスープを飲んだだけのセツ婆と、生きるか死ぬかの冒険の末に皆の期待を背負ってスープを飲んだ小松
二人の差は、その「感動」という名の原動力モチベーション
>小松の短期間でのスープ完成にちゃんと死地をくぐってきたと言う理由がついてよかった
「なんかワカらんが小松がチートくさい才能発揮した」で済ますことなく、ちゃんとした理由付けがあってなかなか説得力あります
そして昔を懐かしむセツ婆の回想1コマがコレ
大抵この手の婆さんは
若い時めっさ美人だったというのが少年漫画の常というかお約束になってますが

>若き頃のセツ婆……ワイルドやなぁ。何故かダッダーンのCM思い出した
>大阪のおばちゃんルックだった昔のセツ婆
>ごめん、若いころの節のんは萌えんわ
>若せつのん、たーちゃんのキャラかとオモタ
>若かりし次郎が持ってるノッキングガン?かっこよすぎwグルメ界専用?
>若次郎の持ってるノッキングガンがバイブに見える件について
いかにもそのまんま「セツ婆の若い頃」といったイモ姉ちゃんビジュアルでなんだか安心しました
あと朋友のコメントにもありますが次郎のノッキングガンが
特殊なバイブに見えて卑猥すぎる
きっとコレを使ってセツ婆を性的にノッキングしてたに違いない





「どんだけ食っても腹一杯にならねえ・・・どんどん左腕に栄養を吸い取られていく感じだ
こんな不思議な種が自然界に存在したとはな」
「いやその種は師匠自ら遺伝子配合して作ったオリジナルの再生植物だよ」
「へースゲエな。初めてあのオッサンを尊敬したわ」
「ぶっちゃけ失敗も多いけどな・・・でも師匠は多くの失敗に感謝してる
成功の秘訣は何よりも早く失敗することだと」

「ふーん。失敗の証であるこの血しぶきを消さないのも感謝の表れってワケか」
「いやこれは今も失敗しまくりという跡で
この再生の種も治るかどうかは
最終的には運次第ということで」
「運なの!?」
治療が始まって三ヶ月も経ってから「最終的には運次第」とか酷いカミングアウトを受けるトリコ。それは流石に最初に言えよと
拭き取る暇もなく新たな血しぶきで染まる再生部屋といい、血まみれならぬ「失敗しまくりの与作」の異名は伊達じゃありません

与作「この食材を再生する薬はこれだ!ん?間違ったかな?」
ピプーコりコリコリブシャアアアア!!!
きっと与作は毎日アミバみたいな再生治療を行ってるんだと思う

「鉄平はなんで与作の弟子になったんだ?
次郎という偉大な美食家の血を引いてんだから美食屋になろうとは思わなかったのか?」
「ジジイのことは尊敬してるよ。子供の頃はよく狩りに連れて行ってもらったし、俺も美食屋に憧れた
だがある日ジジイと一緒に行った場所で見た光景にショックを受けてな
土地の枯渇・・・死んだ食材・・・だがショックを受けた光景ってのはその景色じゃなく
ジジイのあまりにも悲しそうな表情だった
昔の仲間との思い出の場所だったらしい
いつも酔っ払ってニヤけてるジジイが落胆したところを初めて見たよ
その景色を・・・その食材を・・・よっぽど俺に見せたかったんだな
その時思ったんだ。俺は食材を狩るんじゃなく、保護ろうと
俺の目的はひとまず偉大なる酒飲みジジイが発見した食材の保護と・・・
ジジイが酔っ払ってノッキングしたままの生き物を麻痺から解放してやることかな」

幼い鉄平が一番最初に「守りたい」と強く思ったもの
それは食材ではなく、人々の笑顔だったのかも知れない
なかなか感動的なエピソードです。ていうか鉄平さりげなく「ジジイがノッキングした生き物を解放する」て言ってますね
アイスヘルでヘルボロスをノッキングから復活させた動機が
いまいちイミフでしたがこれが理由だったのか
あと次郎が推定年齢100歳超なだけに鉄平は孫と曾孫のどっちだろうと思ってましたが、「ジジイ」って呼んでるから普通に孫かな?

「ははそうか。たくさんいそうだなノッキングされたいきも・・・ウボァー!?」
そんな昔話で互いのことを語り合っているうちにトリコが突然の吐血。与作曰く再生の種がもたらす副作用だそうです
「こっからは様々な症状が表れる・・・その症状に合ったクスリバチを選び出し治療していくぞ
気合入れろよトリコ。こっちも全力は尽くすがお前の体力と気力が頼りだ
ちょっとでも気ィ抜いたら死ぬぞ」

だからそういう大事なことは治療前に言っとけと。全身の骨が軋み、筋肉が悲鳴を上げ、幾度と吐血を繰り返すトリコの凄絶な症状
苦しみっぷりもシチュエーションも秘孔・心霊台を突かれたレイのようです。今週北斗率たけえ
「死んでたまるかよ・・・小松がセンチュリースープを作って待ってんだ!」
「お待たせ。ワリ!スゲ時間かかっちまった。こんだけいれば足りる?クスリバチ」
「サニーでかした!踏ん張れよトリコ!もう少しだぞ!」
トリコのピンチにサニーも土まみれになりながらこれを援護。ていうかサニー半年もおとなしくずっと治療に付き合ってたのね
アースの件はトリコの治療が終わるまでひとまず我慢するつもりなんでしょう。何年かかるか解らないのに友達思いすぎるぜサニー

>綺麗好きのサニーが汚れだらけになってハチ採って来たのが何気に熱い
>アースとはいったい何だったのか




「あっ出汁ペリカンの口から出汁が出た!すごい!一度にこんなたくさん出汁が出るなんて
こいつの旨味エキスは少量ずつしか出ないハズなのに・・・

入荷したのがたまたま群れのボスだったのか?こいつは数百羽に一羽の当たりだぞ!」

「えっ?シチューワインが手に入ったんべすか?ハイ今すぐ向かいます!
やった!なかなか市場に出ない幻のワインだ!スープの味が一気に深まるぞ」

「あっホルモンねぎ!ください!」

「新発見!こうすればポークポテトのデンプンが早く抜けるのか。これで出汁が取れる!」
>天が小松にセンチュリースープを作らせてるような偶然の連続ですね。これが食材に選ばれるという事か
一方その頃小松は、欲しい食材がグッドタイミングでバンバン舞い込む大フィーバーを引き当てていた
ていうかこれは既に先週からあった流れですが、なるほど小松がセツ婆に速攻で追いつけたのはこの追い風のせいもあるのか
センチュリースープを作る為、食材達の方から小松のもとに集う
これこそがセツ婆の言う「食材が料理人を選ぶ」ということなのでしょう。運命力のようなものを感じます
そして・・・

節乃さんのセンチュリースープにやっと追いついた・・・
ここからだ勝負は!スープの仕上げの一品を!
最後の具材を探し当てなきゃ・・・!
調理開始から僅か半年で美食人間国宝・節乃の30年に並ぶ小松
食材が味方してくれているとは言え、その大器がうかがえるチートぶり。いや大器だからこそ食材は彼を選んだのか
しかしここまではきたものの、やはり最後の決め手の食材だけがどうしても見つからず再び作業は暗礁に乗り上げ・・・・
たかに見えたその矢先、
パズルの最後のピースは唐突に姿を現した
「ゴメンねいつも待たせちゃって・・・・まだ完成してないんだ
いい所までは言ってるんだけどね。飲んでみるかい?」
「ユンユン!」

子ペンギンに現時点のセンチュリースープを飲ませようと彼の前に容器を出したその時、彼のヨダレがポトリと一滴
瞬間、スープから立ち上るオーロラの光に小松とペンギンの動きが止まった

>ヨダレ当たった!屋敷住人の予想SUGEEEEEEEE!
>予想的中すごいですね。さすがレビューサイトの管理人は格が違った すごいなーあこがれちゃうなー
>大方の予想通り、子ペンギンのヨダレでしたねえ。子ペンギンのダシ汁じゃなくてよかったよかった
>子ペンギンのヨダレ予想が本当に合ってた。後は小松がむしゃぶりつくか、どうかですね
>ヨダレ来ちゃった!来週は獣姦か!?
>はんぺらぁぁぁ? どうして予想を当てる? お前ははんぺらなんだぞ
駄目じゃないかぁぁ、はんぺらが予想を当てちゃ!はんぺらは予想を外さなきゃあああ!

食材が料理人のもとに集うというのなら。彼がアイスヘルからついてきた時から既にそれは始まっていたのかもしれない
あからさまな伏線に特に捻りを加えることもなく、最後の食材は大方の予想通り・・・

ウォールペンギンの唾液!
すごいイイ引きなんだけど、子ペンギンの顔がなんかシュールで笑ってしまう
小松の驚き顔も、スープを見てるんじゃなく子ペンギンの表情を見て驚いているように見えてくるから困る。じわじわくるな
>センチュリースープからオーロラが出てるシーンのペンギンがシュールすぎる。まるで魂が抜けたようだ
>小松のスープがオーロラを放っているコマ、ウォールペンギンの表情からすごいオーラを感じた


小松、このままセンチュリースープ完成か?次号へ続く!
>これセンチュリースープ飲んでトリコの治療が完了すんのかな
>小松の真センチュリー汁を飲んだトリコの左腕がフル勃起!という展開でしょうか?


完成・センチュリースープ

「で・・・出来てるぅ〜!!」「な・・・治ったぁああ!!」
小松のセンチュリースープとトリコの左腕、奇跡のシンクロニシティで同時に「再生」完了!
互いに20年ルールを破っての結実だけに、この二人を強く結ぶ運命力のようなモノを感じます
料理人と美食屋はパートナーとはよく言ったもの。この二人ならきっとグルメ史を塗り替えていくことでしょう
余談だが「20年ルール」って言うと
3秒ルールのスゴイ版みたいに聞こえてなんか面白いな
「まさか最後の具材がお前のよだれだなんて思わなかったよ
ウォールペンギン・・・アイスヘルで何世代もセンチュリースープを餌にして育ったのかも
それでスープの味の一部が身体に染み込んでいるんだ
そのスープの一部がまさか唾液として出てくるなんて・・
ツバメの巣みたいに高級な唾液だねお前のよだれは・・・・とにかく
僕を選んでくれてありがとう」


>小松×ウォールペンギンとは!しまぶーの腐女子レベル高すぎる!
>小松争奪戦にウォールペンギンまで参戦とは・・・
>ペンギンにもガチで惚れられる小松w

小松に抱きしめられた子ペンギンが性的に感じてるように見えてなんか獣姦エロス
センチュリースープの味が身体に染み込んでいたという、ウォールペンギンに隠された脅威の秘密
涎が味の「一部」だと言うなら肉とか内蔵はもっと美味そうな気がする罠
トミー親ペンギンを殺した時に「食うワケねーじゃんこんなゴミ」とか言ってたけど、食ってみればよかったのにな
【ホテルグルメシェフ小松による「センチュリースープ完成】
かくしてこの大ニュースは瞬く間に世界中に広がり、小松は一躍時の人として世間にその名を知られることに
一介の料理人から
名実共に「トリコと釣り合う」パートナーになったと言えるでしょう





「通してくれ。センチュリースープをテイスティングしに参ったぞ」
「こ、これはG7のパッチ殿!小松シェフ!すぐにスープの用意を!」
グルメ記者達のインタビュー攻めにたじたじの小松の元に、「スープ飲みにきてやったぞ」と偉そうに現れたヒゲの人パッチ氏
G7とはIGO加盟国から選出された
神の舌を持つ7人の味覚マスター達のこと
25mプールに溶けたわずか1粒の砂糖すら見分けるという
変態的味覚を持つ脅威のメンバーで、
ホテルやレストランの星の数や料理人のランクを査定する役割を担う、このグルメ時代における超絶VIPの一人だそうな
ホテルの支配人は浮かれてパッチ氏をもてなしますが、小松は恭しくこの超絶VIPに頭を下げて断りの返事を返した
「誠に申し訳ありませんが、今すぐにはスープをお出しできません
先に飲ませたい人達がいるので」

「なんと。この私よりも優先すべき客がいると?」

パッチ氏が訝しげに聞き返したその瞬間。ざわめきと共に記者達の群れが割れ、小松の待っていた客が姿を現した
「飲みに来たぜ小松。センチュリースープをよ!」
極寒の地獄を共に駆け抜けた仲間達と、その旅を与えてくれた恩人
トリコ、鉄平、滝丸にマッチとその部下3人。そしてセツ婆。アイスヘル編のキャストが再び終結して小松の元に・・・って
ゾンゲ様と部下二人いねええええええええ!!
>小松は忘れてしまったのか…崩れゆくアイスヘルから脱出する為の道を教えた我等が英雄を…
>ゾンゲ樣とはいったい何だったのか
>ゾンゲ様どっこいってしまったんだ 脱出できたのとかゾンゲ様のおかげなのにスープ飲めないとか可哀想

そりゃ最後に抜け道教えてくれたくらいで小松と接点はありませんでしたが。あのいい雰囲気の晩餐を一緒に味わった仲じゃない
結局ゾンゲ様一行は
ライフで完全に音信不通になった様子。次の再登場はいつでしょうか
「トリコさん腕治ったんですね!僕ついにセンチュリースープ作りましたよ!」
「ああウワサになる前から知ってたよ。
俺は何故か気づいてた」

再生の種の副作用で瀕死だったトリコを生還させたもの。それこそが小松のセンチュリースープ完成の察知だった
すなわち「トリコの腕再生の決め手はセンチュリースープになるのかな?」という予想はハズレではなかったのである
>なるほどスープを飲んで治るよりも、遠くで完成しただけで治る方が
スープも細胞もはるかにブッ飛んでいることを表現できる…こまけぇとこだけど、さすがだよなしまぶー

実際に飲むまでもなく、
完成したことを察知しただけで反応を示したトリコのグルメ細胞
たしかに口にするよりも「感じただけで治った」と言われると、スープの格も、トリコのグルメ細胞の力も互いにより引き立ちます
ちなみに小松はサニーがトリコの腕治療に付き合っていたことを知っていましたが、サニーは一緒にはついて来ませんでした
トリコ曰く「与作に用があるから来なかった」とのことで、サニーはどうも単身でアースゲットに動く模様。トリコ達とは行動しないのかな?

>アースはどうなった?次の章なのかそれとも次の次の章なのか
「パッチ殿誠に申し訳ありませんでした」
「いやいいさ。トリコに再生屋鉄平、更に人間美食国宝が先客では仕方あるまい
私はまた来るが・・・今回の件でひとつ忠告しておこう
スープの完成によりあのシェフの名は一気に世間に知れ渡る
これからはボディガードをつけることを勧めるぞ」
「むきーワシはG7だぞー!今すぐスープ飲ませろー」などとVIPキャラにありがちな我儘は言わず、おとなしく引き下がったパッチ氏
それどころかこれから先小松を待つであろう危険を予測し、保身の為のアドバイスを残して帰っていきました。強面だけどいい人ね
>これは小松が誘拐される展開ですかね
>スープは飲めなかったが小松誘拐フラグはきっちり立てていったパッチ氏
>美食会も小松を狙う 公式でこの関係を作り上げたしまぶーマジすげえw
>なるほど、小松の腕やレシピを狙う輩がいてもおかしくないですね
これからますます小松争奪戦は激化していくと。料理人的な意味でも性的な意味でも
>美食會(特にスタージュン様)やスープを狙っていたカーネル・モッコイとかも小松を狙いそうな予感がしてきました
場合によってはホテルの料理長を辞めないといけなくなるかもしれませんね

世紀のスープを作れる料理人となった小松を狙う人間は多いでしょう。当面の敵である美食會は勿論ですが、
センチュリースープを欲する人物と言えば
あの外道カーネル・モッコイ氏あたりも再登場しそうな感じ
GTロボ何十体と所持してたり、ただの一回登場きりの金持ちキャラでないことは明らかなので是非出てきてほしいところです





「それでは皆様。センチュリースープどうぞお召し上がりください!」
「おおっスゲエ!オーロラが出たぁ!」
「これが本物のセンチュリースープ!」

というわけでシリーズ締めとして毎回のお楽しみ、実食シーン
立ち上るオーロラのファンタジックな美しさを目で楽しみ、その香りを鼻で頬張り、ついに口へとスプーンを運びます
”もぐっ”
え?何だ噛んじまった!味が濃厚すぎてハンバーグステーキを口に入れたかと思ったぞ
”旨み”の種類がハンパなく詰まっている・・・だがあっさりと飲みやすい
太古より積み重なった美味しさのブ厚い層がだんだんほどけて広がっていく感じだ
太古の味なのになんて新鮮。なんていう満足感
これがセンチュリースープか!
目尻が下がり口角が上がってゆく・・・笑顔になろうとする顔を止められねえ・・・!
美味しすぎて・・・満足すぎて・・・ニヤけちまう〜
読者にその超絶の美味さを知る術はありませんが、「美味しさのブ厚い層がほどけて広がっていく感じ」とか上手い表現だと思う
しまぶーは何気にこういう形容にすごいセンスあるよね

「わ――――っ!!みんなみだらな顔にーっ!」

そしてこの顔芸である
>やっぱり美食會の連中もみだらな顔になったんでしょうか
>この顔芸スープがリアルに出回ったら怖いな……
>サニー…上手い具合に顔面キャラ崩壊避けたな
>マッチさんがスープを持ち帰ったら、ネルグ街が
みだらな顔をした子供が世界一多い街としてギネスに認定されるんじゃ・・
>トリコのみんなでみだらな顔こっちまでみだらになりましたね
今回の説明だとウォールペンギン一族もみだらな顔しっぱなしだったみたいですけど

ギャグ要素の強い鉄平はともかく、滝丸とマッチまで容赦ないみだら顔に
美食會もこの顔になったのかと思うとマジで微笑ましいな
皆が互いの顔を見て大爆笑の渦になる中、トリコはやや真面目なトーンに戻って小松に声をかけるのだった
「小松!このスープ俺のフルコースに入れてもいいか?」
デザート虹の実、前菜BBコーンに続き、トリコのフルコース「スープ」は小松のセンチュリースープで決定か?次号へ続く!
>でもここで引くって事はセンチュリースープはトリコのフルコースに入らないのかも


トリコのフルコース「スープ」決定

「いいんですか?僕なんかが作ったスープを・・・光栄でしゅ!」
「何泣いてんだ。こっちがお願いしてんだよ小松!
こんなうめえスープ初めて飲んだよって泣きすぎだお前!スープ飲めスープ!
泣きながらニヤけてる!気持ちわる!」
>小松が名実共にトリコのパートナーになれた展開に胸熱
前回ラストはトリコのお願いで引いた為、「何らかの理由でフルコース入りは流れる」前振りのでは?という予想もありましたが
そんな深読みを吹き飛ばす破顔一笑で了承する小松に読者も一安心
ここでホールにトコトコ入ってきた子ペンギンを見ると、セツ婆は彼こそが最後の鍵の食材であったことをあっさり看破する
「ハイ。ウォールペンギンのある物が最後の具材だったんです」
「しょうかしょうか。それはきっと小松くんのスープにのみ合う具材だったんじゃな
あたしゃのスープにはおそらく合わんじゃろう」
あと「最後の決め手」だけで完成するのはセツ婆のセンチュリースープも同じでしたが、二人のスープは具材が全て異なります
つまりセツ婆のスープにウォールペンギンの唾液を入れても、完成形のスープの味は再現できないだろうとの事。なるほどなー
まさにそういう意味でもセツ婆のそれを凌駕し、
完全小松オリジナルとなったセンチュリースープではありますが
小松はこの世紀の偉業の特許申請を見送るつもりだそうです
「特許を取るとレシピを公開しなければなりません
ウォールペンギンは絶滅危惧種ですから乱獲されると困りますもんね。それに・・・
トリコさんのフルコースの一品ですもん!僕が大切に守ります!」
「オードブルのBBコーンでテンション上った胃袋の期待にいきなり応えてくれそうだ
ありがとよ小松。乾杯だぁあ!!」
美食屋トリコのフルコース、3品目は「スープ」
小松のセンチュリースープに決定
虹の実、BBコーンと「食材そのもの」の名前だった2品に対し、「完成した料理名」としての登録となったセンチュリースープ
前者2品との違いは、トリコが食材を用意しても
小松がいないと作れないという点。レシピ公開してないしね
本来なら次郎のフルコースとセツ婆のフルコース的な関係になるハズなんですが、そこは「こまけぇこたぁいいんだよ!」という事で
虹の実もBBコーンも、腕のある美食屋ならば他人とかぶる可能性がある食材ですが、このセンチュリースープだけはまさに
「トリコだけのフルコースメニュー」という事になります。トリコはマジで最高のパートナー見つけたな
後日、センチュリースープはG7から正式に認定を受け、ホテルグルメは5ツ星から6ツ星へ昇格。パッチ氏スープ飲めてよかったね
ネルグ街の孤児達はVIPも予約待ちのその奇跡の味を噛みめ
みだらな笑顔を浮かべるのでした
万事めでたしめでたし!





「滝丸さんはスープ持ち帰りませんでしたね。病気を治したいって言ってた方はどうなったんでしょうか」
「グルメ騎士のリーダー愛丸・・・病気だったのさそいつは。俺も古い仲だ
グルメ時代では食肉主義や菜食主義はもちろん、海産主義や食虫主義など様々な偏食や教えがあるが
愛丸は更に変わり者でな・・・・
”病食主義”いや主義と言うと言いすぎだが
病原菌やウイルスなどを食っちまう特殊体質の持ち主で
病気の原因を食って、そのまま治しちまう奴なのさ」

>愛丸「いいのかい、俺はウイルスだって構わず喰っちまう男だぜ?」
>愛丸は保健室の死神だったのか

病原菌やウイルスが主食という、驚愕の体質の持ち主だった愛丸。でもそれって腹は膨れるんだろうか?満腹感とか絶対ないよな
霞食って生きてる仙人みたいなモンだと思う
尚、トリコの台詞で食虫主義なんてのが出てますがトミーロッドは多分これでしょうね。少なくともグルメ細胞適応食材は虫だろうし
「その体質とグルメ教の施しの精神が相まって、愛丸は病気で苦しむたくさんの患者を治療するようになった
滝丸もその中の一人だったらしい。子供の頃から未知の病気に冒されていた滝丸は、
それが人間界の病気ではないと分かると行く医者全てがさじを投げ、周りの人々にも捨てられた
得体の知れない病気は呪いと呼ばれ、うつったら絶対治らないという理由から滝丸は一人ぼっちになった
悲しいことは死ぬことじゃない
最後まで一人で過ごすことだ
一人で泣いてた滝丸を、そっと抱き寄せてくれたのが愛丸だったらしい・・・」
まさに「そんなんされたら惚れてまうやろ!」という男前だった愛丸と滝丸の関係
滝丸にとって愛丸は単なる「病気を直してくれた命の恩人」ではなく、人生の絶望から救ってくれた恩人だったのである

>愛丸が滝丸を食ったってなんか性的に聞こえる
「それで滝丸さんの病気を愛丸さんが・・・」
「実際は愛丸でも完全に治すことはできなかった。ウイルスの一部が左目に残ってしまったそうだ
それでも命の危険は回避したらしいがな・・・ところがだ
長年病原菌やウイルスを食べ続け、身体に蓄積された毒についに愛丸自身が冒されたってワケだ」

特異体質と言えどもキャパがあったようで、ついに病気のツケが自分に回ってきてしまった愛丸。それが今回の経緯だったようです
「病原菌とウイルス食い過ぎて病気になりましたwフヒヒサーセン」と書くと
完全にバカの自業自得なんですが
病気で苦しむ人々を救い続けての結果なので、悲劇の救世主といった感じです。流石はグルメ騎士のリーダー
で。滝丸が持ち帰った癒しの薬もギリギリまで飲むのを拒否し続けていたそうですが、滝丸がトリコの伝言を伝えると反応が一変
「・・・それはもう少し生きてみる価値があるかもしれんな・・・」
自然の成り行きのままこの世を去ろうとしていた愛丸を思いとどまらせたトリコの伝言。それは一体いかなるものだったのか?
「美食神アカシアのフルコースのメイン
GODがここ数年中に現れるという情報を教えてやっただけさ」

粗食の教えのあるグルメ騎士にGODはあまり興味ないように思えますが、それは若き日のトリコと愛丸が交わした約束だったのである
二人のどちらが先にGODを見つけるか競争する、という

筋肉は今と変わらずムキムキのトリコですが、その顔にはまだあどけなさの残る二人。高校生くらいの年齢でしょうか
トリコが今25歳なので、見た目からざっと計算して10年くらい前の約束でしょう
トリコといえば
かつてチェインアニマルだったという結構シリアスな過去があるワケですが、
この頃にはもう既に研究所の監視下にはなく、人間として自由を与えられていた事がわかります
パッと流して読んでしまいそうなシーンですが、トリコの時間軸が推察できる貴重な回想シーンと言えるかもしれません

つうか結局薬を飲んだ後の愛丸の病状経過に何も触れてねえんだが
愛丸今どうなってんだよー!しまぶーそこんとこちゃんと読者に教えておくれよー!





「がっはっは!なかなか強いな!このワシに血を流させるとは流石四天王サニー!
だがその程度の実力じゃあまだグルメ界には入れんぞ!」

一方その頃ライフでは、センチュリースープも飲みに来なかったサニーが与作にボテくり回されていた

>なんかサニーが倒されてるシーン、与作にレイプされたみたいに見える・・・
>サニーが与作にてごめにされてますね。しかも事後に一服という…
>倒れたサニーと満足げにタバコを吸う与作がどう見ても事後の男女です。本当にありがとうございました
マジ事後の男女に見えるからヤバイ。与作×サニー!そういうのも(ry
「アースは・・・グルメ界にあるんだよな?
俺がグルメ界に行ける力を身につけたら案内してくれるんだよな?」
「ああ約束しよう!ワシはルールは破るが・・・約束は守る男だ!」
アースの所在はグルメ界!与作はサニーにアースの在処を教えること自体はやぶさかでないようですが、
まだまだサニーのレベルがひよっこ故に、彼の身を案じて門前払いをしている状況のようです。なるほどなー
以前の推察でも、美食會でもグルメ界に行けるのは
クロマドくらいのもの(今ならチンコ顔も)と考えられている為
※(あのスタージュンでさえ「料理長に聞いたことがあるが、グルメ界では〜」という台詞を吐いていることから、
グルメ界には行っていない、もしくは行っていても奥地までは足を踏み入れられないという事が推察できる)
サニーがまだまだそのレベルに達していないのはある意味当然と言えます。逆にこの会話から読み取れるのは与作の凄さ
与作はアースの所在を知っている=グルメ界に行き来してるという事
多分美食會の3人の副料理長よりも実力的には上であろうことが伺えます。まぁ今のトリコですらトミーとほぼ互角だったからなぁ

力強い約束の言葉を聞くと、サニーははやる気持ちを押さえて納得。今はその実力を積み重ねることに専念することを決めるのでした
>アースの件が停滞してる理由が実力不足とは。単純明快過ぎて逆に盲点だった
>アースを後回しにしてたのはレベル不足だったからか。グルメ界に行くとさらにインフレ進むんだろうなあ
「おーいサニー!与作ー!完成したセンチュリースープ持ってきたぞー!
俺ら電車の中で先に少し飲んじまったけどなー!」

「な・・・なんだそのお下劣な顔面わーっ!!」
ラスト。そんな決意のサニーと与作の元に、わざわざスープを持ってトリコと小松が来訪。腕のお礼も兼ねているのでしょう
早速その美味さに舌鼓を打つ与作でしたが、3人のみだら顔を目の前で見せられたサニーの反応は・・・・
『オーロラは美しい・・・それのみ褒めておこう。あと全部キモい』
みだら顔になるのを嫌がってスープを飲むのを拒否。やっぱそうなっちゃうかー
>己の美のために、トリコがコースに認めたスープを飲まないとは…サニーはぶれませんね
>みだら顔がイヤだから伝説のスープであっても飲むことを拒否するサニーの信念マジパネェ
>サニー強くなりたかったらセンチュリースープ飲むべきじゃね?グルメ細胞の成長=能力限界突破なんだからさ
ところでセンチュリースープでグルメ細胞の壁を乗り越えるという設定はどこへ・・

といったところで「センチュリースープ編」今回で堂々完結。次号から新展開へ突入!
最後のコメントの朋友にもありますが、元々美食會がスープを求めたのは「グルメ界に行く為の壁の突破」が目的だったハズ
もう1、2ケースくらいは挟むとは思いますがアースの件もありますし、ボチボチ舞台も人間界からグルメ界へと移っていくのでしょうか
次号、連載100回記念巻頭カラー。つうかこの作品がまだ100回いってなかった事実に驚きます
もう随分と長いこと冒険とバトルを繰り返してきたような気がしますが・・・いかに密度濃いかってことだよな。しまぶーマジ凄いぜ


しまぶー連載100回おめでとう


>おしり虫!おしり虫じゃないか!
>お、おしり虫がカラーで復活なんて!!

連載100回記念巻頭カラーとなったトリコ。敵味方主要キャラ全員集合の扉絵が大変いい感じでした
おしり虫の破格の扱いにビビる。やはりしまぶーもお気に入りだったのか
テリー、キッス、リッキー、子ペンギンとそれぞれペット達がいるのに
ハブられてるオブサウルスが涙を誘います
また、IGO側にたった1話登場したきりのシゲさんがいる所がポイント高し。多分しまぶー本人的にかなりお気に入りキャラなんだと思う
美食會側はまぁ敵方なので副料理長3人のみのチョイスでいいんですが。端っこのほうにちっちゃくでいいから支部長達も欲しかったなぁ


「久々の帰宅だ。テリー達は元気でやってるかな・・・・あっ!?
家がなぁーい!どこにもねえ!跡形もねえ!」

半年ぶりの帰宅となったトリコだったが、帰ってきてみると自宅が消滅しているという衝撃の出迎えを受けてしまう
なにせトリコの家はお菓子で出来たメルヘンハウスなので、半年も留守にしたせいで動物達に食われてしまった様子
しかしガックリと肩を落とすトリコを元気付けるように、丸々と太った蟹ブタを仕留めた相棒が颯爽と姿を現した
「おおっ蟹ブタじゃねーか!うまそーっ!
ただいま!しばらく見ない間にデカくなったなテリー!!
お前もビミョーに成長してんじゃねーかオブ!?
てかお前こんなに舌伸びたっけ?ちょっとキモイ!
そうかこの蟹ブタはお前等から俺へのお帰りのプレゼントってワケか。ありがとうよ」

半年も経ってるのでトリコよりもデカく成長したテリー。逞しくなったのはいいことですが、ウリだった可愛さが失われてしまってちょっと残念
扉絵では当前のようにハブられたオブサウルスも、オブという愛称で可愛がられていて読者もひと安心です
半年ぶりの再会を喜びあった1人と2匹の家族。早速蟹ブタを一緒に食べながら、トリコは失ったお菓子の家を新たに手配することに
>テリーめっさ足長いなサルーキみたいだ
>ちっちゃかった頃からすでにスタージュン様inGTロボ相手に時間稼ぎできてたテリーだし
今なら支部長1人くらい倒せそうですね
>テリーはBBコーンじゃなくても食べられるようになったんですかね?
>テリーが普通に蟹ブタ食ってた見たいだけど人間界の食材は口に合わないんじゃ・・・

コメントでも指摘されてますが
このシーンでテリー普通に蟹ブタ食ってます
まぁ半年間トリコがいなかったので、BBコーンはきっと途中でなくなってそれ以降は生きる為に他の食べ物を食す必要があったのでしょう

「笑えるかっての!トリコ!こっちは今お菓子の遊園地スウィーツランドの建設で忙しいんだよ!」
「スウィーツランド?いいねそれ!それうちに造ってくれよスマイル!」
「できるか!仕事の規模が違うし!」
トリコが連絡したのはグルメ一級建築士のスマイルという馴染みの人物
トリコはお菓子の家なんて建ててもすぐ食べてしまうので、既に今回で数百回を超える改築依頼になるそうな。スマイル超迷惑すぎる
しかし以前もツッコミましたが、グルメヤクザだのグルメ建築士だの・・・この世界に「グルメ」の名を冠さない職業はないんじゃないかと思う
「てめー仕事の大きさで客を選ぶのか?今回は俺が材料のお菓子を揃えてやる
お前のやる気が出るような珍しいお菓子をな。それに・・・
笑顔が止まらなくなる伝説のスープをご馳走してやるぞ」
「それってまさか・・・センチュリースープのことですかい?」
若き天才建築家スマイルは、巨大テーマパークの建築を任せられるほどの売れっ子で超多忙な毎日を送っていた
それはもう、名前である「スマイル」も忘れてしまうほどに
そんな折に笑顔が止まらなくなるセンチュリースープがお礼と聞いたスマイルは、スウィーツランドを後回にしてトリコの仕事を引き受けます
>建築家スマイルのモブキャラ的デザインが逆にトリコ達の中で際立っているという…
しまぶーの計算マジぱねぇっす

至極フツーな人な感じのスマイルのデザイン。朋友コメントにもあるように、
この平凡なデザインがむしろトリコキャラ達の中では非凡に見える
これちょっとしまぶー本人に似てますね。たけしの劇中に登場するキャラじゃなく、著者近影とかの実物のしまぶー写真のほうね





「どーだスマイル。これだけあれば足りるだろ?」
「足りるよ!てか多すぎだろ!ビル建てさせる気か!」

森に群生するプリンの大群「キノコプリン」。メルヘン菓子の定番っぽい「わたがしの木」「天然チョコの噴水」etc
久々の狩りで本気を出したトリコは、あっという間にお菓子の家を作るのに必要な・・・・いやその数倍はあろう食材をゲット
早速
グルメ大工(どいつもこいつもグルメ職か!)チームが招集され、急ピッチで新トリコハウスが造られるのでした

なんということでしょう(劇的ビフォーアフター風に)
スウィーツハウス改めスウィーツキャッスルとなった新居。これならトリコの食欲でもしばらく持ちそう
そんな夢のマイホーム完成を祝し、新築祝いとしてトリコの仲間達が駆けつけます
小松を初め、ココ、所長、リンと久しく出番のなかったトム。ちゃっかり小松についてきた子ペンギン
連絡先も知らないだろうから仕方ない事だとは思いますが。
やはりここでもゾンゲ様は・・・ッ(ポロポロ)

そういえばテリーは半年であれだけデカくなったのに、子ペンギンは大きさそのまんまよね。こいつの成長速度ってどんくらいなんだろう
テリーが成長してやや愛らしさが失われてしまった分、これからこの作品のマスコットキャラポジションを一手に担うであろう子ペンギン
とりあえず早く名前つけてあげてくださいしまぶー
いつものピッコロみたいな衣装ではなく、カジュアルに決めてきたココがカッコイイ。流石は四天王一の優男
なんか見た目”イタリアの伊達男”って感じです。ジャケットはアルマーニに違いない
「サニーのアホは見た目気にしてスープ飲まなかったけど、お前は飲んでくれるよなココ!な?」
トリコキャラきってのイケメンであるココもみだら顔の犠牲になってしまうのか。見たいような見たくないような
ちなみにこのシーンの小松とスマイルの会話で判明するのですが、
あのグルメタウンのシンボルである
グルメタワーのデザインもスマイルの仕事とのこと
スマイルマジこの若さで天才すぎる。天才料理人小松といい、やはりトリコにはそういう人物を惹きつける力があるのでしょう

あ・・・ああ・・・そうだ・・・そうだった・・・
笑顔ってこうするんだった


日々の忙しさのあまり俺は本当に笑い方を忘れていたよ
トリコ・・・小松シェフ・・・笑顔を思い出せてくれてありがとう

かくしてトリコの新居完成&フルコースメニューの決定を祝う宴が盛大に行われ、スマイルは忘れていた笑顔を思い出すのだった
あんまりみだらじゃない、心から嬉しそうな笑顔でポイント高し
「忙しさのあまり笑うことも忘れていた」って、もしかしたらスマイルのモデルは本当にしまぶー本人なのかもしれませんね
しかし酔っ払った連中は新築されたばかりのスウィーツキャッスルをものっそいペースで食い荒らし、
僅か一晩であの巨大な城を食べ尽くしてしまったというオチがついて宴終了
>グルメ建築士・・・なんて諸行無常な職業なんだろうか
最高の笑顔から一転し、スマイルはたちまち不機嫌な顔に逆戻りしてしまったとさ。めでたしめでたし・・・・って
ココのみだら顔映してNEEEE!!
流石にキャラ屈指のイケメンを崩すのはしまぶーの親心が咎めたのでしょうか。読者としてはやや残念な結果に終わってしまいました
>ココの顔面崩壊が描かれない…だと…
>ココのだらしない顔が見れなかっただと? 許せん!
つうかリアルに突っ込むとお菓子の家って賞味期限的にどうなんだよとは思うんですが
まあそこはメルヘンの世界だからスルーするとして、何百回も家建てては食い尽くす
トリコの財力パねぇと思う

そして今週ラスト。時間軸は半年前まで遡り、地球の果てにある美食會ボスの居城
第5支部や本部ですら魔界みたいに荒廃した土地に建ってましたが、ここは世界の果てというだけあってなんかもう宇宙的
つうか「世界の果て」っていうことは、地理的な所在地は人間界ではなくグルメ界ってことですね。流石のラスボスです

「センチュリースープでございます。ボス」
恭しく頭を下げ、ゲットしてきたばかりのスープを差し出すアルファロ。ボスもみだら顔になるんだろうか
美食會が小松を狙う流れが出来上がったところで次号へ続く!
ここまでシリアスにしといて、次回が美食會ボスの淫らな顔から始まったら、しまぶーは神だと思う


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