美食會のボスマジ勇次郎

「センチュリースープをお持ちいたしましたボス」
高台のテーブルに腰掛けたボスに向かって恭しく頭を下げ、センチュリースープを持ってきたことを伝えるアルファロ
髪の毛がメデューサのように広がったボスの後ろ姿は否応なしに
勇次郎を彷彿とさせます
>美食会のボスがオーガリスペクト入りまくってて吹いた
>ボスの髪形なんという範馬勇次郎
>美食会のボス勇次郎すぎてワロタw消え方とかまんまだろ

と、ここでボスがスープをすする音に驚くアルファロ。ズビズバー
視線を落としてみれば、いつの間にかその手に抱えていたスープ皿がなくなっているではないか。目にも留まらぬ早業です
催眠術だとか超スピードだとか!そんなチャチなもんじゃあ(ry
いやまぁ実際は超スピードなんでしょうが。アルファロの目にも捉えられないスピードとか人知を超えてます。このへんも勇次郎だなぁ
「アルファロよ。グルメ界ここへ出入り可能な者は現在本部に何人いる?」
「料理長クロマドを筆頭に副料理長スタージュン・グリンパーチ・トミーロッド
更に第一支部長エルグと、ソムリエールリモンがもう少しかと」
>前回エルグが出なかったのはグルメ界にでも踏み込んでいたからかな?
多分現時点のトリコたちと同等程度の実力なんだろうな
>副料理長もグルメ界へ入れましたね。クロマドはグルメ界をある程度自由に歩きまわれる実力で、
各副料理長はまだ近場しか難しいってことなんでしょうかね。
ドラクエ3でいうとバラモスが統治していた世界では強い副料理長だが、
アレフガルドではラダトーム城周辺しか歩き回れないってことなんでしょう
ソムリエールってことは美食会初の女キャラが出てくる!
>グルメ界が人間界より春香に危険な場所ってのは散々既出ですが、
なら地続き&海続きな人間界とのバランスが保たれてる理由は何でしょうね?
まさかグルメレベルA級以上は通れない結界でも張ってあるんでしょうか

前回の時点で解ってたことですが、ボスの居城は「世界の果て」。つまりグルメ界にあります
そして今回公式設定として美食會側の「グルメ界に出入できるレベルの人達」が発表。気になる副料理長の3人はOKでした
するってーとやっぱり奥地まで足を踏み入れられるクロマドに対し、3人はまだヤバイ区域は歩けないといったところでしょうか
そして予想通りソムリエは居たワケですが、意表をついて「ソムリエール」ときました。
すなわち女性です
黒髪ロング、そしておそらくは若くて美人であろうことが後姿から解ります。これで年取ったババアだったら嫌フェイントすぎる
そして支部長の中で一番強いのは
第一支部のエルグと判明。包帯ぐるぐる巻きのミステリアスなビジュアル
支部長はナンバリングの若い順に実力序列になってるんだろうか
参謀っぽくて静かな実力者って感じのユーが第2、一番若くてアホそうなセドルが第6支部長なのを見るとそう考えてよさそうね
「センチュリースープ・・・なかなかの味だ。人間界にもまだこれほどの食材があったとはな
だが私の狙う食材はあくまでグルメ界の食材
このスープは他の者に飲ませるがよい。そしてグルメ界に入れる者を増やすのだ
これからはグルメ界の食材のみを狙う。入れぬ者はGTロボを使うがいい
我々の最終目標はあくまでGOD。忘れるな」

センチュリースープを一口飲んだボスは「美味いけどこれは他の奴に飲ませろ。だって狙いはグルメ界の食材だし」と席を立ってしまう
暴食バカというから
皿まで食っちゃうようなバケモノかと思ってましたが、なかなかどうして理知的です
しかも「これからはグルメ界の食材のみ狙う」と命令したということは、人間界はもう美食會の乱獲の脅威から脱したという事じゃないか
割といい人だったボス。しかし人間界の食材にもう手を出さないということは小松誘拐フラグは立ち消えたのか?
それともセンチュリースープを美食會メンバー全員に飲ませる為に、やっぱり小松誘拐という流れになるのだろうか。むむむ
「幸福の笑みが止まらなくなるというセンチュリースープですらボスの表情を崩すことは叶わなかった
ボスを満足させる食材はやはりGOだけか・・・それとも・・・」

そして普段どんだけ美味いモン食ってるのか知りませんが、ボスはセンチュリースープを飲んでも表情を変えませんでした
この世にボスを満足させる味はもはやGODしか残っていないのか。アルファロの「それとも・・・」のくだりは一体何を意味するのだろう





「虹の実ワインだ。アルコール度数は85%!土産としては地味だったかな?会長オヤジ
「どこが地味じゃ。虹の実もアルコール度数も派手すぎるわ」

その頃。トリコが南の島に訪ねたのは、アロハシャツとグラサンの似合うファンキーな爺さん
誰あろうIGO会長、一龍さんです
>会長の名前がラーメン屋みたいに見えたのは俺だけでいいっす

ようやくその名前とビジュアルが明らかになったIGO側のトップ(権威でも、実力でも) なんかラーメン屋みたいな名前してます

早速土産のボトルを開けると、松尾象山のようにコルクを喰いながら嬉しそうに話を続ける会長
「フフ・・・活躍は聞いとるぞトリコよ。虹の実にフグ豚、不思議の肉にG1コーン・・・
そしてこのあいだのエメラルドスープだっけ?お前の活躍を聞くとワシは嬉しくてな
酒がカパカパ進むんじゃ
ぶゃー!アルコール強っ!」
虹の実以外の食材名を全て間違った挙句、酒の強さに「ぎゃおー」と叫ぶ会長
ギャグでやってるのか、リアルにボケてるのかワカりませんが愛嬌たっぷりの愛すべき爺さんです。いいキャラ立ちだ。ぎゃおー
今日はトリコが自分の意志で寄ったワケではなく、会長から呼び出されたそうですが。一体何の用事なんでしょうか
「で、一体何の用で呼んだんだよ会長。捕ってきてほしい食材でもあんのか?」
「フフフ一丁前だなトリコ。お前にワシの望む食材を捕獲できるとは到底思えんが」
「ちなみに会長は今何が欲しいんだ?」
「GODとか・・・いやいい、今のは忘れてくれ」
冗談のように笑って言った会長だったが、トリコの表情が一変すると自分もその笑いを潜め視線を外した
「会長もそれを・・・・?それってつまり・・・つまりだ会長
ここ数年内にGODが現れるって情報は真実ってことだな!」





「アカシアは晩年自らの食を後世に残すため、3人の弟子を取った・・・
一人目がワシ。二人目はノッキングマスター次郎
三人目が現在の美食會のボスだ」

「美食會だと・・・!?てか会長いったい歳いくつだよ!?」
>兄弟弟子関係ッ!そういうのもあるのかッ
>はんぺらさんのシルエット3人予想すげえええぇ!
>三人弟子、全員500年以上生きてるとかマジ亀仙人&鶴仙人
ここでふと気になったのは次郎とパートナーだった節乃も4〜500歳はいってるって事になるんじゃ・・
>500年も生きてた次郎。100年前にセンチュリースープ持ち帰ったのなんて全然大した事じゃなかった
>あの三人はアカシアの弟子というだけじゃなく、なおかつはんぺらさんの予想通り
グルメ細胞の最初の被験者ではないかと思います
それなら一龍や次郎の年齢とか、明らかにおかしいのも説明がつきますし
>グルメ細胞は寿命も延ばすんですね
ということは、500年前に老いて亡くなったアカシアさんは普通の人間だったんですかね
>『現在の美食会のボス』ってことは美食会は昔から存在したってことなんでしょうか?

実の3兄弟ではなかったようですが
やはり同じ釜の飯を食った間柄だった会長、次郎、ボスの関係
例のシルエットの時から予想していたように、おそらく3人はグルメ細胞移植者の最初の被験体でもあるのでしょう
アカシアが晩年に取った弟子ならば、
3人の年齢はいずれも500歳を超えています
「美味いものを食えば食うほど強くなる」グルメ細胞の特性上、長く生きてる人間ほど強くなるのは道理なワケですが
500年間食い続けてきたこの3人の強さがどれだけインチキレベルかは想像に難くありません
「アカシアは世界中の食材を余すことなくワシらに受渡してくれたが・・・
じゃがGODを始めとする自らのフルコースに関しては教えることはなかった
アカシアは知っていたんじゃな。戦争を止めたGODが
再び新たな戦争を引き起こす原因になることを」
「GODの奪い合いになるってことか」
そのあまりの美味さによって凄惨な戦争を止めたGOD。ならばそれが平和な時代に出現すればどうなるか?
人々はGODを奪い合い、血で血を洗う戦いが各地で勃発する
それこそがさっき会長が「いやいい、忘れろ」と言った最大の理由。そして。彼がIGOという巨大組織の長となった理由だった
「それだけは阻止せねばならん。それはアカシアの弟子であるワシにとって
グルメ時代最大にして最後の使命だと思っておる
今日はその最後の大仕事の前にお前の顔を見ておきたくなってなトリコ
ココにサニーにゼブラ・・・みんなの顔も目に浮かぶわい。なつかしいのう
お前等が次のグルメ時代を支えていくんじゃよ」
アカシアの意志を継ぐ者として、例え命を賭してでも戦争の勃発を防ぐと覚悟を決めている会長
今日トリコを呼んだのは、そうなる前に目をかけていたトリコの顔をもう一度見たくなったというセンチメンタルな理由とのこと
ゼブラはブタ箱中だから仕方ないとしても、ココとサニーも一緒に呼んでやれよと言いたい
子飼いの4人の中では
トリコだけ特別扱いしてるみたいですこの爺さん
「まったく会長ともあろうかつてのトップがすっかり隠居生活・・・腕が鈍ってんじゃねーか?
俺らはもう立派に今の時代を支えてるぜ。GOD発見が会長の使命だと言うのなら
俺が受け継ぐ。会長は休んでな!」
「わっはっは何を言うかと思ったら!笑わしてくれるわトリコ!誰がかつてのトップだって?
グルメ時代も知らんヒヨッコが生意気な口を!
言っとくがワシは隠居なんかしとらんぞ。ワシをあの酔いどれ次郎と一緒にするな
どれトリコ!久しぶりに実力を見てやろうか!
それだけの口を効くんじゃからよほど強くなったんじゃろうな!

言うなりアロハシャツを脱ぎ捨てて、とても年齢通りには見えないその筋肉美を見せつけます
「おっ!相手してくれるのか会長!手加減しねーぞ!」
「フフフ殺す気でかかっておいで。トリコちゃん」
という流れで会長VSトリコで引き
次号、0コマ負けで負けたトリコが与作×サニーの時みたいに
事後描写されてる冒頭に1万ペリカ
>与作にフルボッコだったサニーの様に、トリコも会長にボコボコにされてしまうんでしょうかね、話の流れ的に考えて

会長マジ味皇

「ふむ、この浮島なら広くて丁度ええな。おーい遅いぞトリコ」
「会長が速すぎんだよ!トカゲみてーに水面走りやがって!」
あの島ではカメハウスを戦闘に巻き込んでぶっ壊しまうので、戦いの場を別の浮島へと移したトリコと一龍
トリコがゴムボートを使ったのに対し、一龍は水面をピョンピョンと飛び跳ねてあっという間の移動してしまう
>一龍「問題はないッ 15m以上でもッッ」
>烈「会長、是非私に水上の走り方の伝授をッ」
>とどまるところを知らないしまぶーの板垣リスペクト。前回勇次郎の揺らめく髪の毛、
松尾象山のコルク咀嚼が出たと思ったら今回は烈海王の水上歩行っすよ、旦那!
はんぺら殿はお次は何が登場すると予想されますかな?

烈先生というより
男塾に出てくる体術ぽい。「な、なんじゃああいつ水面を跳んできおったぞー!」
「ほれトリコなつかしいじゃろ?猫じゃらし♪じゃれておいで」
「いきなり全開でいかせてもらうぜ会長」

「ワシから見ればまだまだお前など赤子同然よ」と言わんばかりに、子供の頃トリコが喜んだというヒゲ芸で挑発する一龍
元より相手は遥か格上。トリコは最初から全開宣言をすると、先手必勝でフライングナイフの連射を浴びせかけます・・・が

フライングナイフ<<<<爺さんの息
「ナイフを飛ばすとは・・・やるじゃないかトリコ」
その発想力は褒めたものの、一龍にとっては避ける避けない以前のフライングナイフの威力。手足を使うまでもありません
間髪入れず放った渾身のフライングフォークは数打ちでなく威力に特化していたようで、一龍の右腕を使わせることに成功
やはりカスリ傷ひとつつけられませんでしたが、その一瞬の隙に懐に潜り込むトリコ。この一撃が本命打です

「再生して左腕はパワーアップしたようだ・・・13連釘パンチ!」

>13連釘パンチの場面…トリコが会長の股間を激しく手で摩擦して
会長が勃起で腰を引いてる流れにしか見えません

再生を経て更に強靭に進化したトリコの筋肉は、トミー戦で無理をして放った13連釘パンチも普通に放つまでに到達
少し前まで5連が最高だったのに。この調子だと連載終盤では
100連釘パンチ実際打っちゃいそうね
あとこの2コマ目の一龍が凄く味皇様に見える
考えてみたら顔だけじゃなく、「劇中に登場する一大美食組織のトップ」って立ち位置まで同じだな一龍と村田源二郎
アニメ版味皇だったら釘パンチ食らっても死ななそうだし
そういえば海パン一丁で海面を走り回るシーンもあるじゃないか
ヤベエなこれ。もう一龍アニメ版味皇にしか見えなくなってきた。口からビームも撃てそうだ。うーまーいーぞー!




「フム・・・釘パンチ・・・・13連まで打てるようになったか」
「ちっ、少しくらいこたえろよ」
トミーロッドの顔面をメチャクチャにした13連釘パンチを食らっても、まるでノーダメージの一龍
この時点で詰んでる感は否めませんが、トリコは最後まで自分の技を出し切り、一龍にその全てを見せつけます
「ならこれはどうだ?狙いはつけにくく脚への負担も大きいが・・・・威力は抜群!
レッグフォあク!レッグナイフ!まだまだ・・・・
一点集中・・・・!アイスピック釘パンチ!」

トリコの放ったレッグフォークとナイフは浮島に巨大な穴と断層を作り出す超威力でしたが、双方とも一龍は余裕で防御
最後の切札として放ったアイスピック13連釘パンチすら、指先で軽くキャッチ。
もう完全にケンシロウ
「成長したのうトリコ。ご褒美に水面の走り方を教えてやろう」
ニッコリと笑ってごくごく軽〜く突き出した一龍のパンチはトリコの顔面にクリーンヒット
数十mもぶっ飛ばされたトリコは水切りの石のように海面を何度も飛び跳ね、隣の浮島に打ち上げられてダウンする
トリコの攻撃は一切通じず
すげえ加減したワンパンで決着。これが今の二人の実力差です
>トリコ、フルボッコではなくたった一撃で実力差を思い知らされましたね・・・会長パネェッス

「だーくそ・・・・まだ勝てねーか・・・」
「いやいや大分強くなったのうトリコ。わしゃ嬉しいぞい」
「俺の技はほぼ全て見せた。会長・・・
俺はグルメ界で通用するか?」

勝ち目が見えなくとも最後まで自分の力を披露したトリコ。それは今の自分がグルメ界に通用するかを一龍に測ってもらう為だった
キラキラと期待と不安の入り交じった目で答を待つトリコに、一龍の返答は・・・・・
「力や技は通用せんとは言わんが。グルメ界はそれだけではクリアできぬ
グルメ界の敵は屈強な猛獣だけではない。
特殊な気候や気象
それに対応できなければグルメ界では到底生きてはいけぬ・・・・
トリコよ、おぬしアイスヘルで息が白くなったか?」
「へ?そりゃあ寒かったから白くなったけど」

「あ、ムリじゃ。それじゃムリムリ。
お前はこれからもっと細胞を
様々な環境に瞬時に適応できるようにせねばならん」
なるほど。セツ婆とアルファロが対峙した時の「白い息が出るという事は云々」という会話はこういう意味だったのか
過酷な環境下において、瞬時にそれに対応する能力
高レベルのグルメ細胞なら、極寒の地では体温を体外に放出しにくくなるよう身体が変化したハズ。すなわち白い息は出ない
グルメ細胞の強化が「成長」ではなく「進化」という言葉であることに今更ながら納得です
グルメ細胞とは、これを持つ生命体を個体レベルで「進化」させることが可能なスーパーチート細胞なのだ

>滝丸に宿ったグルメ界の病気もありますし、まさに人間が足を踏み入れるにはあまりにも過酷過ぎる様ですね
それだけに人間界に逆にグルメ界の猛獣達が侵入する事も出来ないのでしょうね
>特殊な気候が問題って・・・グルメ細胞を持たない小松はグルメ界編で出番ないんじゃ・・・

「トリコよ。ワシから一つ仕事を依頼しよう。うまぁ〜い食材だぞ!しかも修行にもなる
標高数万m!天空に咲く草「オゾン草」!

その味は一口で天にも昇る爽快さが得られることから、別名「天空草」!
フルコースのサラダにいかがじゃ?」
「へぇ・・・オゾン草か・・・・いいね!」
極寒地獄の次なるステージは超高度!
薄い酸素と急激な気圧の変化、アイスヘルにも劣らない低温。過酷な環境下における修行としてはもってこいの食材です
ボスがもう「グルメ界の食材だけ狙う」と言っている以上、今回は美食會が敵として絡んでくることはなさそう
久しぶりに純正「美食屋」としてのトリコの活劇が拝めそうなシリーズです。これは次号からの展開に期待したい

>トリコ自身が納得すればそれでいいんですが、現代の食材の数%は自分で発見してるのに
フルコース入り(予定)してるのは全部先人の見つけた(遺した)ものですね


牛豚鳥マジブタホタテドリ

「ホラ、焼けたぞ小松」
「わぁーいただきます!おーいしぃ〜!こんなおいしい焼肉初めて食べましたよ
ありがとうございますトリコさん。まさかグルメタワー上層階の店を紹介していただけるなんて」

>焼肉屋のトリコと小松がネイチャーとコマツに見える件
>今週のトリコは前半ネイチャーで、後半はBL漫画だな
>今回のトリコ前半はネイチャージモンっぽかった

ネイチャージモン読者なら全員が思ったであろう冒頭シーン。相手の名前も「コマツ」だしな
グルメタワー273階 7ツ星焼肉「へるスィ〜」
どっかの神社の健康の神様がオーナーぽい焼肉店で仲睦まじく肉を食らうトリコと小松
最上階320Fからなるこの一大グルメスポットは、200F以上はほぼ一見さんお断りの超絶有名店ばかり
更に300階から上の20フロアは飛行船でしか入れない会員制オンリーだという。最高ランクである10ツ星とかの店なのでしょう
当然ながらトリコはそこにも入れるとのことで、次の機会にでも小松を連れて行くことを約束してくれます


「いえいえ十分です!最高級の牛豚鳥が食べれて幸せです!
しかも地上273階の特別展望個室!肉に夜景に目が忙しくて!」

牛と豚と鳥の旨味を併せ持つ牛豚鳥チョー美味そう。このシュールなビジュアルどっかで見たことあるなーと思ったら
ブタホタテドリじゃねーか。個性的なCMが当時印象的だったんだが若い世代は知らんかなこれ

「小松、この店は焼肉屋だが肉よりも有名なメニューがあるんだ。それは野菜だ
ほれスナックサンチュ。カルビを包んで食べてみな」
「すごい!何だこの快音は!新鮮なキュウリやゴボウをかじったような食感!
サンチュの爽やかさが肉のジューシーな旨味を更に引き立てる!
ていうよりサンチュの味が脂でより増した!肉が野菜の味を引き立ててるぞ!」

「へるスィ〜の主役は肉じゃねえ。このヘルシーな野菜達なのさ
ほれベーコンの葉。生でも新鮮だが焼けば更に旨味が増すんだ」
サッパリとしたサンチュに肉のジューシー部分がからみつく美味さだッ!
カリカリ音を立てる独自の食感と肉との相性。小松の台詞だけでも読者に伝わるスナックサンチュの美味そうさヤバイ
あとベーコンの葉って肉じゃなくて野菜だったのね。葉の部分がベーコンなら肉でいいと思うんだが・・・
そんなこんなで肉よりも美味い野菜達に舌鼓を打つトリコと小松。腹一杯食い終わったところでトリコが本題を切り出します
「フフ・・・野菜恐るべしだろ?
小松、お前野菜の王様に興味はねーか?
標高数万m・・・雲の上にあるという天空の野菜畑”ベジタブルスカイ”
辿り着いた人間はまだ数人だが、一度行った人間はほとんどベジタリアンになって帰ってくるそうだ
それ程新鮮で美味しい野菜が取れるらしい。その中でも絶品なのが野菜の王様「オゾン草」
一口食べれば地上の野菜がすべて賞味期限切れに感じるほど
天からの恵みを直に受けた瑞々しさと旨みが味わえる野菜の頂点
味わってみねーか小松?野菜が主役になる瞬間を!」
「そんなスゴイ野菜が・・・・行きます!味わいたいですオゾン草!」
>オゾン草を食べたら、ほかの野菜がみんな賞味期限切れに感じるようになるとありましたが、
それは料理人にとってはたしてプラスといえるのでしょうか
>一度食べたら他の野菜が賞味期限切れのように感じるってのも不幸だよなぁ

ボスがGODを狙ってるのも、最上級の食材ばかり食べて人間界の食材では満足できなくなってしまったからか
行った者はほとんどベジタリアンになる天空の野菜畑
とてつもなくファンタジックで荒唐無稽な文章でありながら、まったくそういった違和感を感じさせないトリコ世界の世界観
ホント完成されてるよな。「グルメ+バトル+冒険ファンタジー」という組み合わせを思いついたしまぶーはマジで天才だと思う
かくして導入部終了。例によって「思い立ったが吉日」ということで、二人は翌日にはベジタブルスカイへと向かいます。はえー





「まさかIGOが捕獲専用機を貸してくれるとはな」
「スゴイ・・・初めて乗りましたよ僕。会長さん直々の依頼って嘘じゃなかったんですね
「信じてなかったのかよ!大体今回お前を誘ったのも会長がだな・・・」
IGOが用意してくれた猛獣捕獲用の戦闘機で目的地へと向かうトリコと小松。こんなのあんのね
どうやら今回トリコがこの過酷な冒険に小松を誘ったのは、一龍からそう促されたからだそうで。その回想シーンがこちら
「トリコよ、おぬしいい料理人に巡り会うたと見えるな。とぼけても様子でわかるわい
ええか、食材を調達する美食屋にとって料理人は何より大切な存在じゃ
特に自分の食材のレベルに見合った調理をこなす料理人を見つけたのなら
すぐにコンビを組めい!そして常に一緒に旅をするんじゃ!」
「いくらスゴイ食材を調達する美食屋がおっても、
それを調理できる者がいなければ何の価値もなくなる。
ワシみたいにな」

>会長に料理人がいないのはアカシアの弟子三人でせつのんを取り合って次郎が勝ったってことなんでしょうか?
>会長は料理人と死別したんですかね。アカシアの三弟子は百年単位で生きてるからありそう
そう言う意味では次郎は恵まれてるなあ
>会長の台詞が生涯独身だった爺さんみたいでなんか切ない
>茄子の花と親の言葉に千に一つも徒は無い、とは言いますが、今週の会長の言葉はえらい含蓄ありますな
500年分か。うぅむ

次郎にはセツ婆という最高のパートナーがいたワケですが、一龍にはそういった存在がいなかったのでしょうか
自嘲気味に笑った一龍の笑顔はとても寂しそうで、切なそうで
トリコはその表情だけで一龍の言いたいことを全て汲み取り、それ以上余計な詮索はしないのでした。以上回想終了
テンションの上がったトリコは「今なら言える!」とばかりに隣に座る小松の顔をじっと見つめます

「なぁ小松。お前・・・俺と・・・」

>今週のトリコがすごく…告白でした
>トリコ「俺とコ・・・婚約してくれ!」 小松「・・・はい!(泣き笑い)」 っていう電波を受信しました
>なぁ小松・・・俺とけっk(ry どうみてもプロポーズです、本当にありがとうございました

目と目が合う瞬間好きだと気づいた
なんという見つめ合い宇宙
脳内BGM「目と目が合う瞬間」が流れる中、トリコは「コンビになってくれ」と言おうとしますがここで思わぬ邪魔が入ってしまう
『トリコ様!猛獣です!』
「心配すんなただのトドバードだ!捕獲網発射!すぐに追いかけてくるぞ!全力で振りきれ!」

捕獲機を襲ってきたトドバード(捕獲レベル18)のせいで話を途中で切らねばならなかったトリコ
パイロットへの的確な指示で危機は脱したものの、絶好の告白タイミングというか勢いを逃がしてしまうことに

「トリコさん、さっき僕に何を言おうとしたんですか?」
「何でもねーよ!気にすんな!」
「え〜!?気になりますよ〜教えてくださいよ〜!」

なんだこのラブコメ王道テンプレ
告白しようとしていいところで邪魔が入るとか、その後の「なんて言おうとしたの?」「何でもねーよ!」とか完璧すぎだろ
腐女子フィルターを通さなくてもあからさまにあざとい二人のやり取り。しまぶーの仕掛けはマジ半端ないでぇ・・・

>格闘マンガでもありグルメマンガでもあり冒険マンガでもあり、恋愛マンガでもあったんですね。女キャラいないけど
>眺めのいいレストランで焼肉デート、もうコンビに誘うのを口ごもるところなんか丸っきり告白じゃないか
>今週のトリコ、なんて少女漫画ですか?
>トリコの腐女子層への猛アピールが止まらない、もはやリボーンやぬらりひょんでは太刀打ち不可能か
>夜景のきれいなレストラン(焼肉)で食事→旅行→パートナーになってくれ→しかしトラブルで伝えきれない
なんだこのラブコメみたいな流れwせっかく料理人の重要性がはっきりした回なのにww





「な・・・何ですかあの空から垂れたドデカいつるみたいなものわーっ!」
「あれはスカイプラント。通称”天からのいざない”
ここから更に上空数万m・・・ベジタブルスカイへの入り口だ」


そんなこんなで捕獲機はベジタブルスカイの入り口に到着って・・・なんぞこれ
ラピュタは本当にあったんだ!
なんと地上から天に向けて生えているのではなく、「天空の野菜畑」の名の通り
宙に浮かんでます。これは斬新
地面から生えてるとBBコーンの時と微妙にかぶるところを、読者をあっと言わせるインパクト。壮大さもBBコーンの時とは桁違いです
「ここを登ればオゾン草はある!さあ早速行くぞ小松!」
「ええ!?素手で登るんですか!?」
まさにリアルジャックと豆の木!空に向かって木登り開始!
つうかコレ猛吹雪でヘリが飛べないという理由があったアイスヘルの時と違って、
もっと捕獲機で高度上げてから飛び移ればいいと思うんだが
それができない理由は来週の冒頭で説明されるのかな?そこらへんがちょいと気になって次号へ続く!

>今回トリコは小松にパートナーになってくれと告白しそこなったわけですが、
今までの伏線からして、小松今回のエピソード中に拉致られそうな感じがしますね


出現・龍の巣

「トリコさん待ってくださいよ!ちょっと登るの速いですよ〜!」
「お前が遅すぎだろ。ちゃんと立って歩け」
「無理ですよこんなトコ!風も強いし!何げに揺れてるし!
ってかなんで飛行機で向かっちゃダメなんですか〜?」
「そりゃあ風も強いし。何げに揺れてるし」
「僕と同じ理由!?」

「それに上空は怪鳥の棲み処だ。飛行機では近づけん」
上空は怪鳥の棲み家なので飛行機では近づけないという、極めて普通の理由だったスカイプラント登り
巨大とはいえ空から垂れ下がった蔓は風に吹かれて揺れてるらしく、一歩足を踏み外せば地上へ真っ逆さまの命がけ
なのに小松を置いてスタスタ先に行くトリコマジスパルタ
そりゃこれから先も相棒として冒険を続けるつもりなワケですから、甘やかすことなく小松を鍛える方針なのは解ります
でも手は貸さなくてもいいからせめて近くにいてやらんと。何か不測の事態が起きた時に対応できんと思うんだが

「地上の気温は30℃近くあった。ここは体感温度約23℃・・・しっかり食べてエネルギー補給しとけよ
高所では更に気温が下がり体力を奪われるからな」

そんなこんなで木登り開始。最初の休憩ポイントでまだ標高1000mです
オゾン草が咲いているのは数万mとか言ってましたから、今回のチャレンジがいかに大変なものかがよく解ります

「ホラよ小松、水分補給しとけ。高所の空気は水蒸気の量が減って乾燥する
こまめに水分を摂取して脱水症状に気をつけねーとな」

標高3000m。「コマツ水分補給しとけ」というトリコ台詞がすごくネイチャージモンっぽい
なんか今にもクワガタ探し始めそうで笑ってしまう。この辺から小松に疲労の色が見え始めてきます
「気温マイナス2℃・・・酸素濃度は地上の50%・・・寒くねーか小松?」
「はいアイスヘルに比べたらくれくらい。念のためライタースーツも持ってきてますし」
「たくましいな。ほらチョコでも食っときな。酸素が薄いと体内の消化機能が低下する
少量でたくさんのエネルギーが摂れる食品が好ましい」

標高5000m。読者に対する登山レクチャーを交えつつ、小松をの体調に気を使いながら逐一ケアするトリコ
この間襲ってきた怪鳥を取っ掴まえて飯にしたりするシーンがありますが割愛。標高6000mに達したところで野営を張ります
何も遮るものがない、満天の星空を二人きりでの満喫
「まるで僕らが天空の野菜畑へ行くのを星が歓迎してくれてるようですね!」

小松のクサイ台詞も男女の口説き文句にしか見えません
これが801同人なら雰囲気に流されて一発おっ始めてもおかしくないトコですが、ここで突然の頭痛を感じる小松
標高6000mでついに高山病の症状が出始めました
翌日。小松が自力で頑張れるのはここまでと判断したトリコはトロルコングの時のように背中におぶり、布でしっかりと身体を巻きつけます






「こっから先は俺の修行だ。幸いこのスカイプラントに現れる猛獣のレベルは高くない
敵はこの標高の高さだと思・・・・なんだ。
いるじゃねーか強い猛獣」
グオゴゴゴゴ!と群れをなして出てきたのは巨大で凶暴なエアゴリラ【哺乳獣類捕獲レベル40】
>捕獲レベル40のゴリラが雑魚か・・・トロルコングとは(ry
>トロルコングが最強のゴリラ そんなふうに考えていた時期が(ry
>うろ覚えだけど、トロルコングの回で「トロルコングは最強のゴリラ」って記述があったような気が
トロルコング……(´;ω;`)

こいつらの強さはともかくとして
最初のつがいがどうやってこのスカイプラントに来たのか気になる
スカイプラントは元々は地上から生えてたのに、ある時何かのきっかけで浮遊能力を得て宙に浮いたということだろうか?
思わぬ強敵の出現に身構えるトリコだったが、その直後事態は一変する
なんと周囲の蔓が生き物のように動いたかと思うと、巨大な頭部を露にしてエアゴリラを頭からばっくり捕食してしまう

北海道 川去けんしょう君の作品
邪悪な豆の木【植物獣類捕獲レベル46】
>「じゃあくなまめのき」ドラクエにいそうなネーミングセンスだ
>邪悪な豆の木とか、それなんてドラクエもしくはFFのモンスター?
と言いたくなる様な名前でしたが、その発想には驚かされました(投稿者に)
>「現れる猛獣のレベルはさほど高くない」といいながら直後にエアゴリラ40邪悪な豆の木46ですか・・・
最も高い危険度A第1ビオトープ[捕獲レベルアベレージ27]や
伝説の魔獣(笑)デビル大蛇[LV21]は一体なんだったんだろか?

じゃあくなまめのき があらわれた!コマンド?
ジャックと豆の木をかけているのは解りますが、たしかにものっそいドラクエのモンスターっぽいネーミング
蔓に足を取られてスカイプラントから吹っ飛ばされるも、特製ムササビスーツで華麗にリターンするトリコ
>トリコを読んでターちゃんを思い出したのはおれだけじゃないはず
>トリコ「ムササビ飛行!」 ターちゃん「私が教えたのだ」

その姿は玉袋を広げて空を飛ぶターちゃんを彷彿とさせます
飛行途中、愛知県:水野偉啓くん投稿のドリルバード(捕獲レベル13)に帆を穴だらけにされて墜落しかけるも、
塾長の宇宙遊泳のように平泳ぎで宙をかき、ターちゃんと男塾の合わせ技でなんとかスカイプラントに帰還する
「あいつらァ〜!落ちた分一気に取り戻すぞ小松!」
せっかく登ったのにかなりの高度落ちてしまったので、マッハで遅れを取り戻して豆の木にリベンジしようと思ったその瞬間
突如吹きつけた突風とともに、周囲の気温が一気に低下した
「寒っ!あれ?なんだろう・・・?急に辺りが暗く・・?」
「上を見ろ小松。これから俺達はアレを相手にしなきゃいけねーらしい」
「な・・・・なんですアレ?雲の化物・・・!!」
「いい修行になるだと?人が悪いじゃ済まねーぜ会長・・・・
あれは”空の立入禁止区域”積乱雲だ!」
>トリコ「龍の巣だぁ!」小松「龍の巣!?これが…」
龍の巣だぁー!!!!!(ドーラの声で)
スカイプラント自体ラピュタっぽいなーと思ってたら龍の巣的な関門まで出てきて、完全にしまぶーのラピュタリスペクトだこれ
スカイプラントが浮いてるのは巨大な飛行石のせいじゃあるまいな
次号、低温と強風、そして稲妻との戦い!トリコのグルメ細胞の適応力が求められる!


空飛ぶクラッシュギア

【積乱雲】
「入道雲」または「雷雲」と呼ばれる巨大な雲で、縦の大きさは最大で1万m
見た目の美しさに相反し地上に落雷や集中豪雨、ときに竜巻をもたらす非常に危険な雲である
また上空は強い乱気流を伴い、大型の航空機でも近づけば墜落の危険があるまさに雲の化物なのだ

「小松これを付けとけ。酸素マスクだ」
「これ酸素マスクなんですか?葉っぱが一枚入ってるだけなんですけど」
「希少な酸素の樹の葉だ。微量の光さえあれば、
お前の息に含まれる水分と二酸化炭素から光合成を行い酸素を作ってくれる」
「微量の光って・・・こんなに暗くてどこに光が?」
「この暗さはそのまま雲の分厚さを意味する・・・これだけ太陽光を遮るってことは数千mの積乱雲だな
大丈夫、雲の中は稲妻が走る。光合成には十分さ
オラ来たぞ小松!ダウンバーストだ!
マイナス50℃の冷気爆弾だ!シバリング!
・・・ダメだ・・・シバリングは体力の消耗が激しい。体力の消費は抑えねば・・・」
群れをなしていたエアゴリラ達は強風で為す術なく宙に投げ出された挙句、稲妻に打たれてあえなく即死
「光合成?稲妻の光があるから大丈夫っしょ!」「マイナス50℃のダウンバーストキター!」などと
説明もそこそこにハイレベルな地獄巡りにいきなり叩き込まれる小松。美食屋トリコの背中という心強い場所とは言え
俺らが小松だったら正直もう生きて帰れる気がしないでしょう
実際マイナス50℃と言えばアイスヘルと変わらぬ極寒。今回ライタースーツを着用していないトリコは大きく体力を奪われます
「苦しい・・・空気が冷てえ・・・ヤベエ・・・これ程までの乱気流とは・・・
どこが上下左右だ?身動きがまったく取れねえ!」

北斗琉拳奥義・暗琉天破!
一粒の直径が1m以上あるような巨大な雹をなんとか避わして雲の中に突入すると、そこはまさに一切の光のない完全な暗闇
更にとてつもない強風によって振り回され、流石のトリコも自分が上下どうなっているかさえ確認できないという絶望的状況に
全身の感覚が麻痺していく中、背中の小松の温もりも感じなくなったところでハッとして意識を覚醒させる
恐怖に青ざめて背後を確認すると、小松はその小さな体でしっかとトリコの背中にしがみついて必死に耐えていた
『信じていますトリコさん』
絶体絶命のピンチにカタカタ震えながら主人公に抱きつき、「信じるから」とか小松マジヒロインすぎる

>小松に抱きつかれて本気顔になるトリコに腐的なものを想像してしまった。普通のシーンなのに
そしてこのトリコのデデーン顔
いや小松の信頼を受け、「ああ任せろ!この俺が絶対に死なせない!」と気合を入れなおす普通にカッコイイ場面なんですが
なんか
小松に抱きつかれたら俄然やる気出したみたいに見えて笑ってしまう
しかもそれで文面的には何も間違ったこと書いてねーというところがなんとも。あざといトリコ×小松に腐女子も大歓喜です





「任せな小松!この気流の荒波の中・・・お前は安心して大船に乗ったつもりでいろ!」
トリコは肉体の最高のパフォーマンスを引き出すため、低酸素の中でより多くの酸素を吸い、水分と体温を逃がさない呼吸法を画策
>トリコの呼吸法の解説がなんかゆで理論ぽかった
>トリコ「激流に身を任せ同化する・・・」

呼気を凍結させる事で二酸化炭素のみを吐き出し、酸素は逃がさない
という、どこかゆで臭がする呼吸法の開眼によってその解決策を得ます。器用だなー
まだスムーズにはいかないものの、鈍っていた動きをこの呼吸法でだいぶ取り戻したトリコは体力・気力ともに復活
その流れがツキを呼んだか、最大の難敵と思われた落雷に対する防御手段も期せずしてホイホイやってきます

「おお・・・こいつはスゲェ。雷雲の中に棲むと言われる伝説の雷鳥
ライトニングフェニックス!
丁度いい、コイツの羽を一枚もらおう。稲妻からの防御に使える」


何かミニ四駆とかクラッシュギアの名前みたいなライトニングフェニックス
キン肉マン読者脳だと
ライトニングとフェニックスという二大ボスを足した名前で凄く強そうです
>故・パラサイトエンペラー「・・・・・・」
>75レベの相手の羽をどうやって……抜け落ちたのを拾ったのか?
>ライトニングフェニックスの捕獲レベル=積乱雲の中で猛獣捕まえることを加味したレベルかな…
それでもジャックエレファントの方が上か
>捕獲レベル高すぎwwwと思ったけど沼蛇みたいに環境込みでの捕獲レベルなんですよね なら納得
実際その捕獲レベルは75という超弩級。劇中に登場した猛獣の中ではジャックエレファントとパラサイトエンペラーに次ぐ次点
朋友コメントにもありますが、トリコがいとも簡単に羽を抜いているところを見るとこの鳥自体にとてつもない戦闘力があるワケではなく
雷雲の中に生息するという特殊な生態自体がその捕獲レベルを大きく引き上げている思われます

かくして体良くサンダーシールドをゲットしたトリコは稲妻の攻撃から身を守りつつ、着実にスカイツリーを爆走
いったいどれ程の時間をかけたのか解りませんが、ついに
標高数万mと言われるその頭頂部に到達します
標高5000mの時点でキャンプを張ったことを考えると、確実に丸一日以上は不眠不休で登り続けたということか
「出れたぁ!着いたぞ!ここが天空の野菜畑・・・
ベジタブルスカイ!」
過酷な状況下を描きつつも、無駄に話数をかける事のない理想的なテンポで目的地到着。しまぶーのこのサクサク感は本当に素晴らしいな
このテンポで探し求めるオゾン草と早速対面なるか?次号へ続く!


トリコと小松くそみそテクニック

「この暖かさ!対流圏を抜けて成層圏の下部へ入った証拠だ
この辺りは赤道付近だから上空約2万m・・・・
見ろよ小松、上空2万mの雲の上に陸地が!
信じられん・・・完全に草が雲に根を生やしている!

深く豊かな土壌の香り・・・これなら俺が乗っても大丈夫かな?
おお・・・スゲエ雲に乗れたぞ!小松!お前も降りてみな!」

厚い積乱雲を抜けた上空2万mの世界。なんとそこは空中に陸地が浮いているという驚異の光景が広がっていた
驚くべき事に草が根を生やしているのは”雲”そのもの
トリコの体重すら支える程の頑丈な土壌を形成してます。ラピュタと思ったらドラえもんだったというか鬼なった
「ははっどうした?まだ恐怖で腰が抜けた状態か?・・・って
お前・・・フケたなーっ小松!
ほぼジジイじゃねーか!見た目齢80だぞ!」
「そりゃあの雲の中を抜けたんですよ。あれだけの恐怖そう簡単にう忘れられませんよ
前世の人生まで何度も走馬灯のように思い浮かびましたから」
あまりの恐怖に人生の走馬灯どころか前世の走馬灯まで垣間見た小松
極度の精神的ストレスから急激に老けこみ、完全に見た目老人になってます。つかマジで前世が気になるんだが
「でもおぼろげに聞こえたトリコさんの言葉でかなりホッとしたのは覚えてますよ
ありがとうございますトリコさん」
「・・・・礼を言うのは俺の方さ」
『積乱雲の中では俺も意識を失いかけた。絶体絶命の状態でこの呼吸法を見いだせたのは
小松、お前が俺を信じてずっとしがみついていてくれたおかげさ』

小松の信頼に応え、彼を絶対に死なせまいと覚悟を決めたからこそ開眼できた暗琉天破破り
彼の存在は決してお荷物ではなかった。小松なくしてはトリコもこのベジタブルスカイを踏破する事は叶わなかったのである
「どうしてトリコさんが僕にお礼を?」
「何でもいいじゃねーか。
とにかく旅の道中は俺がお前を守るからよ」
照れ隠しにいつもの爽やか笑顔でニカッと笑い「お前の事は俺が守る」などとイチャつくホモカップル
しかしこの約束は逆に小松を守れないフラグの予感ビンビン丸
これはやはり近うちに小松が誘拐される展開が間違いなくきそうです





「なるほどな・・・灰の匂いがする。この雲は地上から舞い上がった火山灰を大量に含んでるんだ
灰が氷結して雲を形成してると言っていい。そのミネラルを吸収してこの草は育ってるワケだな
この辺りの地表は活火山が多い。確かウール火山も近かったしな。火山灰は栄養満点なんだ」
「そういえばここについてから酸素マスクをしなくても平気ですね」
「これだけ緑が茂ってるんだ。光合成で酸素が作られてるんだろう
それに成層圏に入って気流も安定した。少し暖かく感じるのはその為だ」
「いいですね過ごしやすくて!まさに天空の楽園!」

天空に浮かぶ土壌の正体は、火山灰が氷結した雲に植物が根を生やしたものだった
いったいどんな密度の雲だよ!と至極真っ当なツッコミは入れたいところではありますが、
メイン読者層であろう小学生達はそんな小難しいこと説明されなくても「トリコは面白いなー」という感想しか抱かないだろうに
雲に根を生やした植物がなんでこんな栄養を得ているのかとか、暖かさや酸素マスクがなくても平気な理由とか
これだけファンタジーな世界観ながらも、キッチリと科学的な観点からの解説を入れるのがこの漫画の丁寧なところだと思う
「な・・・なんですかこれーっ!見渡す限り野菜のジュータン!」
そんなこんなで天空の大地を少し歩くと、程なくして二人の目の前に奇跡のような光景が現れる
ラピュタは本当にあったんだ!

雲の土壌に隙間なくビッチリと生い茂る野菜達。白黒漫画だと言うのに、キラキラと輝く表面の光沢がバリバリ伝わってきます
もしこれが巻頭カラーだったら
色とりどりの巨大な宝石の庭のような美しい光景だったことでしょう
「これが野菜の香りだと!?強い・・・!
焼いた肉や魚に負けないくらい強く、深く、濃い緑の香り!

それでいて決して青臭くない。新鮮で瑞々しい葉の爽やかな香りだ・・・!
うまいっ!!!!
おいおいマジかよ・・・俺が今まで食ってた野菜は何だったんだ?腐ってたのか?
信じられん瑞々しさだ!これが天空の野菜!」

言うが速いか早速近場にあった大根を引き抜き、桂剥きにしてから輪切りにするトリコ
一口食べてトリコに電流走る・・・っ
それまでの彼の人生で食べたどんな野菜とも一線を画した味。その表情がトロトロになります。そしてこの小松である
「わーっ!顔テッカテカじゃねーかお前!
さっきまでジジイみてーだったのにどうした!!?」

「それは多分このキュウリを食べたからですね!凄いですよこのキュウリ!
普通キュウリはほとんどが水分で味もアッサリしてるハズなんですけど
これは味が濃厚で何もつけなくても程良い塩味と旨みがグングン口の中に広がります
食感もカリカリと爽快で病みつきになるし。こんなキュウリ初めて食べましたよ!」

>サニーがベジタブルスカイに行ったら二度と帰って来れない気がする・・・
ストレスで老化した小松の肌が一瞬で瑞々しくなったのを見ると
>天空の野菜畑はサニーが一番相応しそうに思える。もち肌モヤシとか栄養価はどうなるんだろう
太くて長くて反り返ったモノを口に含んだ途端ツヤツヤしだす小松
なんていやらしい・・・そんなことを言われてしまったらトリコも黙っていられません
「俺が食った大根もスゲエぞ!さっぱりシャキシャキだがおでんのダシが染みたような
深い旨みがあとからゆっくり顔を出すんだ!」
「スゴーイ!僕にも食べさせてください!」
「じゃあキュウリと交換だ」

「うひょーっ!大根うまーっ!」
>小松がキュウリで疑似フェラだと…!?
>たくさんある野菜からきゅうりを選ぶとは、小松さすがです
>小松『うひょー大根うまーっ!!』 ヤオイなぁ実にヤオイ・・・
>このサイトのせいかおかげかトリコと小松の絡みは全ていやらしいものにしか思えなくなってた

お互いの太くて長いモノを交換するトリコと小松
今後作られるトリコのBL同人にはこのへんがネタでふんだんに使われそうな予感。なんてことだ
「どうだ小松?ベジタブルスカイのキュウリより立派だろう?」





「おーっ見ろ小松!マシュマロカボチャが実ってるぞ!」
「すごい!初めて見ましたよ僕!うまーい!」
「ブロッコツリー発見!でっかいブロッコリーの樹だ!
美味いぞ!樹の中からサウザンドレッシングも染み出してきた!」
「一口食べたら止まりませんね!」
「マジか!これはポテトの泉じゃねーか!既に天然の塩味が効いて絶品だぞ!」
「すごーい!これ全部フライドポテトですか?食べ放題ですね!」
「巨大ネギだ!」
「生でも全く苦くないですよ!むしろ噛むほどに甘みが出てくる!」
秋田県・PN29さんのマシュマロカボチャ 神奈川県・木間塚網大くんのブロッコツリー 愛知県・深見燦太くんのポテトの泉
珍しい野菜を見つけては手当たり次第に食い荒らし、想像を遥かに超える天空の野菜に舌鼓を打つトリコと小松
食いに食いまくって腹が妊婦のように膨れ上がったところで「もう食えねー」と寝転がって休憩を取りますが・・・・
ぎゅるるるるるる〜!
「うわっ!トリコさんこれって・・・!」
「しょ・・・消化が早え!味は勿論ミネラルにビタミン食物繊維・・・・
栄養価がよすぎて身体が負担を感じない程スムーズに消化が終わっちまった!」

人間食えば出るのは当たり前。二人を見舞ったのは激しい腸の蠕動運動と便意
我慢することもできず、この美しい天空の楽園で野グソをすることに
>小松「こうしてボクとトリコさんの初めてのベジタブルスカイはくそみそに終わるのであった」
「はははは肥料になっていいかもよ」
「あぁ〜まさか天空の楽園でウ○コすることになるとは・・・・よしこの辺りで・・・!?
こ・・・・これって・・・もしかして・・・・これが・・・?」
野グソポイントを求めて浮遊大陸の端っこの方に向かった小松は、そこでふよふよ浮いている巨大な植物を発見する
なんかラフレシアみたいで怖いんだが。今にもバグを放出しそう。ガンダムF91もってこい
しかし小松がオゾン草とおぼしき物体を発見した時、同時にトリコもまた不穏な存在を感知していた


GTロボの足跡!
>小松拉致フラグが・・・あの足跡はGTロボですよね?
>美食會が律儀に登ってくるとも思えないんで飛行型GTロボとか?
>今のトリコ相手ではGTロボには対抗出来ません。何かありますかね?
>いまさらGTロボに出てこられても、今のトリコの実力なら一撃だと思うけどな…
>GTロボ?でも美食會メンバーはグルメ界に目を向けているから別勢力か?

草に跡が残っているくらいですから、ついさっきまでそこに居たということ。次号激突は必死です。が
読者も全員理解しているように
もはやGTロボではトリコの相手にはならないのは明白
なにせ操縦者がスタージュン様ですら勝てないワケですから、命中回避はスパロボ旧作でいう限界反応が真っ赤になってる状態
すなわち新型のGTロボでもない限り、操縦者が誰であろうと(例えクロマドや顔面チンコだろうと)トリコに勝てる道理はないという事に
更に言えばトミーの肉体は13連釘パンチを受けても平気でしたが、GTロボのボディは10連であっさり粉々に砕け散っちゃうしな
ですが・・・・例えトリコに勝つことができなくても
小松を誘拐して逃げることくらいならできるハズ
多分飛行型だろうしね
やはり「俺のパートナーにならないか」を言えなかったことと、「お前は俺が守るからよ」という台詞は小松誘拐フラグの鉄板だったか
トリコと小松が引き裂かれる?
GTロボの操縦者が誰か気になる次号へ続く!


めんどくささ全開!特殊賞味食材オゾン草

ぶりぶりぶりぶおーぷりぷりぶーっ
「ふおーすさまじい程の快便だったな!
ブリブリって音が体の歓喜の声に聞こえたぞ!」

>「いいこと思いついた。お前俺と一緒に野グソしろ」「えーっ?トリコさんと一緒にですかぁ?」
先週の暗雲立ち込めるラストから一転し、主役二人のツレションならぬ
ツレグソで悦った表情を見せるという冒頭
擬音とかマジひどい。先週の朋友コメでもありましたが、まさに
くそみそベジタブルスカイです
出すモノ出したところで早速オゾン草発見をトリコに伝える小松。しかしさっき見つけたその場所に戻ってみると・・・・
「あれ?おかしいな。さっきは葉が開いてたんですけど」
「キャベツや白菜みたいに葉が重なってる包皮タイプの野菜だな・・・・はぁっ!?
び・・・ビックリした・・・殺虫剤を鼻に吹きこまれたかと思ったぜ・・・・
オゾン草というだけあって、太陽から降り注ぐ紫外線等の有害物質を吸収してるのかもな
この強い刺激臭はそのためか。周りの葉がそうやって護っているんだ。中にあるオゾン草を」

オゾン草はそのラフレシアのような葉を閉じ、巨大なタマネギのような形状に変形していました。可変型MAだったのか!
匂いをかいだトリコが思わず涙を流して悶絶する刺激臭。なにせ成層圏も近い高度に咲き、太陽光をダイレクトに吸収しているオゾン草
その葉には紫外線を始めとした有害物質を大量に有しているという
食える部分は外側の葉によって護られているそうですが
そんなん聞いたらあんま食いたくねえな
早速剥いてみようとするトリコだったが、その堅い葉を無理矢理開こうとしている様に小松は違和感を覚える

『なんだろうこの感じ・・・食材がそっぽを向くような・・・』
小松の妙な感覚はズバリ的中。トリコが強引に葉を剥ぐと同時に、なんとオゾン草全体が腐臭を発しながら腐ってしまう
紫外線の塊の葉といい、無理に剥こうとすると腐るといい
なんかグロイ植物ね。ますます食いたくなく(ry
『そうかセンチュリースープを作っていた時・・・序盤何度も味わった・・・
仕込みや調理が上手くいかない感覚!今感じたのはそれだ』
「トリコさん!もしかしてオゾン草は
特殊調理食材かもしれませんよ!」

捕獲する時に刺激を与えたり、ちょっとでも間違った順番で包丁を入れると毒化してしまうフグ鯨のように
どうやらオゾン草はただ普通に葉を剥こうとするとたちまち腐ってしまう性質を持っているとのこと。一瞬でそれを看破する小松えごい

「今トリコさんが葉を握った時、なんとなく「その葉じゃない」って・・・・
食材が嫌がったような気がして。いや別になんの根拠もないんですけど」
『小松お前既に”食材の声”を・・・!
センチュリースープを完成させたという経験が・・・・
小松の食材に対する感覚をここまで鋭く研ぎ澄まさせていたとは・・・!」

初めて出会う食材に対し、その「声」を聞いた小松の料理人としての感性
今の小松の料理人としてのレベルはマジ節婆に迫る勢い。世界で数えても十本の指に入るだろうことは疑う余地もありません
読者は「小松も名実ともにトリコのパートナーに相応しくなったなぁ」と思っていましたが、いやいやどうして
小松の料理人としての実力トリコの美食屋としての実力
両者を比べてみれば、現在上をいっているのはむしろ小松のほうかもしれません。トリコはまだまだ敵味方ともに格上だらけだしね
「探しましょうトリコさん。オゾン草はまだあるハズです。大丈夫、きっと食べれます!」





「ほら現れた!めっちゃ現れたーっ!」
「マジかこれ!これだけあれば・・・必ず腐らせずにオゾン草を取り出してやる!」
いつもの二人とは逆にめっさ頼り甲斐のある小松の言葉通り、二人の前に群生するオゾン草が現れた
やっぱりなんかちょっと気持ち悪いなこの植物
こっからはまさにフグ鯨編の焼き直しといった感じで、これだけあればどれか成功するだろう!と二人は意気揚々と皮剥きに挑みます
「くそっダメだ・・・どうやっても腐っちまう。まったく法則が掴めんぞ」
「葉の色でもないし葉脈の数や流れも関係ないみたいだし・・・困りましたね」
どっこい捌き順を知っていたココがいてくれたフグ鯨の時とは違い、なにせ今回は一切合切のノーヒントからの挑戦
試行錯誤を繰り返すもまったくその法則が見い出せず意気消沈する二人だったが、その時小松は偶然「それ」に気付く
「今その手に持ってる葉っぱ・・・ボクと一緒に引っ張ってもらっていいですか?せーの!」
「お・・・おおお!?腐ってねえ!」
「やっぱり!解りましたよトリコさん!同時です!
二枚の葉を全く同時に開いていけばいいんですよ!

今二人で別々の葉を握っていた時、ほんの少し食材が警戒心を緩めてくれたような気がしたんです」
どういう理由で2枚だとOKなのかとか、生態の解説は一切ありませんがついに見つけた皮剥きの法則
ちょっとでもタイミングがズレるとダメだったり、ただ無造作に葉を選んだだけではダメだったりと苦戦は続きますが・・・
沢山の失敗の末、やがて二人に最後の瞬間が訪れます
「やっとここまできたな」
「はい!残るは最後の2枚の葉っぱだけです!この中にオゾン草が・・・!」
「小松、お前がいてくれて本当に助かった。ありがとうよ
オゾン草を無事採ったらお前にお願いしたいことがある」
一人では絶対にたどり着けなかったベジタブルスカイ。小松という相方が居てくれたから届いたオゾン草への道
まさにどちらが欠けても不可能だった、
二人一緒だからこそ成し遂げた食材ゲット
オゾン草の採取を前にして、小松に「パートナーになってくれ」という告白をする予告をするトリコ
ああヤバイ。それは無事に済まないフラグだ
「この戦争から生きて帰ったら俺・・・結婚するんだ」的な

ほらきた
二人の背中を遠くから見つめる異形の影は紛れもなくGTロボ。小松誘拐展開の条件は全て整った
とりあえずオゾンは草ゲット。二人で食ってまいうー→トリコドキドキしながら告白しようとする→直前でGTロボ登場

の流れから、最後に劣勢のGTロボが小松を人質に取って逃げるという感じだろうか
トリコ一世一代の告白は、小松を美食會の手から取り戻した時にようやく言えるという王道展開ぽい
「小松・・・あの時言えなかった言葉を言うぜ
俺のパートナーになってくれ」

ってもう完全にプロポーズだこれ。なんという腐女子大歓喜演出
GTロボの操縦者が誰なのか気になる次号へ続く!


エロ食材・オゾン草実食!

ぷる ぴゅるるる ぷるん ドピュッ

「少し動いただけでなんて水しぶき!ほとばしる瑞々しさ!これが野菜の王様オゾン草か!
スゲエ・・・なんて肉厚な葉・・・
今にもパンクして弾けそうな程身が詰まってる」
「うわぁよく見ると葉脈が光って脈打ってますよ
耳を澄ますと葉の鼓動が聞こえてきそうな・・・こんな生き生きとした野菜初めて見ました」

なんぞこのエロ物体とエロ台詞
その本体を露にするなりトリコと小松に勢い良く顔射を浴びせるオゾン草。おお、卑猥卑猥
別に葉の形が性器とかそういう直接的なエロ描写ではないんですが、

今にもはちきれそうだの血管が浮き出てビクビク脈打ってるだの
トリコと小松の感想が完全にエロ漫画のテンプレ台詞。これは酷い
ハァハァもう我慢できない!と早速オゾン草にかじりついたトリコでしたが、オゾン草は瞬時に勃起が萎えるかのように腐ってしまう

「ちょっ、トリコさんこれってまさか・・・」
「食べるのも二箇所同時か!どんだけコンビプレイ好きの食材だよ!」
「オゾン草は特殊賞味食材でもあったんですね」

>ポッキーゲームみたいな草だなオゾン草。キスさせる気かよ
>オゾン草……持ち帰るには根元の部分を2人で同時に噛み切らないといけないのか
ポッキーゲームみたいにキス必至だなw
>オゾン草はカップルがストロー2本挿して飲むジュースみたいですね
一龍会長がキューピッドすぎる
>オゾン草はバカップル指定食材に名前を変えた方がいいと思うお(^ω^)

特殊賞味とはよく言ったもの。偶数ダメージしか通らないディー・ダムのようなオゾン草
もう一度皮剥きからやり直し、今度は息を合わせて同時にその葉にかじりつくと、天空の野菜畑にその快音が響き渡った

カリッ!
「やったぞ小松!食べれたああああ!」
「よがっだ!よがっだですう!そんで・・・おい・・・おいじいでず!とっても!」





強い食感!軽く噛むと歯が跳ね返される弾力!うぉお!
ギッチリ詰まった繊維がほどける度に色んな振動が顎に伝わる!噛むのが楽しい!
同時に広がるスカッとした旨みと確実にクセになる程良い苦味!超越うめえ!
トリコの表情と感想、カリカリシャクシャクという心地良い咀嚼の擬音
どれをとってもオゾン草のとてもない美味そさ感が読者にバッチリ伝わってきます。毎度のことながらしまぶーはこの辺実力あるな
オゾン草のあまりの美味さに
思わずテーレッテーしてしまったトリコは、その瞬間全てを理解する

『やはり間違いねぇ・・・この食材は・・・俺の細胞が何よりも欲している食材・・・
俺の細胞のレベルを上げる食材だったんだ!
会長―あんた最初からわかってたんだな。オゾン草が俺のレベルを上げてくれること
そして2人で力を合わせなきゃ捕獲することも食うこともできない食材だってこと・・・』

いい料理人を見つけたならすぐにコンビを組めい
そして常に一緒に旅をするんじゃ!
一龍の「依頼」はあくまで建前。彼は最初からトリコの背中を押す為にオゾン草の採取をふっかけたのだ
会長の真意を汲み取ったトリコからは一切合切の迷いは消え、照れることも臆することもなく自然にその言葉を紡ぎ出した
「なぁ小松、お前俺とコンビ組む気はねーか?」
>攫われる前に告白できましたね
>はんぺらさんのトリコ予想の外しっぷりはガチ
>ああ、今週のトリコ・・。はんぺらさんがどうレビューするのかwktkで眠れない

どうという事もなく無事に告白できました
告る前に誘拐される予想大外れ。
貫禄のはんぺら予想です

確かに小松の一歩通行よりも、お互いに両想いになってたほうが離れ離れに引き裂かれた時の悲壮感が増すって寸法か





「お前にその気があるのならよ。二人で最高のフルコースを作ろーぜ!」
「ぼ・・・僕・・・トリコさんと初めて会った時からずっと・・・ずーっと・・・
トリコさんの食材を調理したいって思ってました・・・生意気だけど・・・
ずっとトリコさんとコンビが組みたいって思ってたんです!」

自分は夢でも見てるのかといった驚きの表情から、次第に目に涙が溜まり、それが一気に溢れ出して「僕も同じ気持です!」
ずっと片思いだった相手から突然告白された
少女漫画のヒロインみたいな反応です
ていうか実際この漫画の「ヒロインポジション」は小松以外の何者でもねーしな・・・え?リン?誰それ?歌?外人?
「小松・・・お前は俺に持ってないものを持ってる。誰にも負けない料理への情熱と
食材に好かれる才能だ
俺のパートナーになってくれるか小松?」

「はいっ!よろしくお願いしますトリコさん!!―はぁ
トリコさんとコンビを組む・・・こんな夢みたいな日が来るなんて・・・本当に天にも昇る気持ちだ!
あっ!見てくださいトリコさん!このオゾン草!
上から見るとハート型に見えますよ!へへ!」

おお、ホモいホモい
念願かなって両想いになった小松、いきなりこの暴走ぶり
今夜のうちにトリコのベッドに潜り込みそうな勢いです。「へへ!」という笑い声も何か淫靡に聞こえます
「しかしオゾン草は確かに美味かったが俺のフルコースには入れられねえな。保留だ」
「えー何でですか?僕達のコンビ結成の記念食材なんですから入れましょうよ!」
小松のテンションにちょっと引いたのか、冷水を浴びせるようなトリコの決断
てっきりフルコースのサラダに決まるとばかり思われていたオゾン草でしたが、今回は見送るとのこと。何故でしょうか

「オゾン草は俺の細胞を進化させてはくれたが・・・どう考えても俺よりお前を好んでる食材だ
何度も失敗しちまった中で確信したことさ。俺も好かれてりゃもっと楽に食べれただろうな」

「そういえば・・・最初の僕が発見した時オゾン草は葉が既に開いてたけど
トリコさんを呼んだ途端にまるで食べられたくないように葉を閉じたっけ」

なるほど最初オゾン草がくぱぁしてたのは、時間とかじゃな小松単身に発見されたからだったのか
四天王とのカップリングどころか
食材の股まで開かせる魔性の男・小松
人畜無害そうな顔しておきながらこの作品を象徴する性の権化やでぇ・・・
>とうとう食材まで……小松総受けじゃあないっすか……
「それに二人同時食いの食材なんてフルコースにあっても困るだろ?
フルコースの食材はやはり俺達二人を快く受け入れてくれる食材にしようぜ!」
「はい!もっと美味しい野菜が世界のどこかにあるかもしれませんし!わかりました!
僕はトリコさんが選んだ食材をより美味しく食べられるようにするだけです!」
と、小松もその理由に納得してくれたその瞬間。幸せ絶頂の二人の前に黒い絶望が現れる

『GT・・・・いや・・・』
ようやく登場したGTロボ・・・じゃないみたい!なぁにこれぇ?
>トリコと小松の前にあらわれたのは、GTロボじゃないんですかね?もしかしてGTロボのモデルになった生物とか
>GTロボっぽいの出ましたねぇ。なんかGTロボのベースとなった原人みたいなかんじですな
>最後に現れた『GTロボ的なノーパンの何か』・・・明らかにロボじゃなくて生物っぽいですね
しかも行動は人間っぽくないし、それに装飾品を身に着けているあたり人間並みに知能が高いですね
となると人類以外の知的生命体がトリコ世界に存在しているという事になるのという事に・・・?
候補としてはディノサウロイドみたいなヒト型爬虫類を推したいです
>目の形が違うということは、GTロボではなくそのモデルとなった生物の可能性が高いですかね
装飾品みたいなのを付けているところを見るに、もしかしたらあれはグルメ界で一定水準の文明をもっている生物で、
GTロボの本来の用途は魔方陣グルグルのアラハビカよろしく変装用なんじゃないかと予想

フォルムはまさしくGTロボですが、メカの匂いを感じ無い生物然とした雰囲気
あと他に違う点を挙げるとしたら、まん丸おめめのGTロボと比べて凶悪そうな吊目であるところでしょうか
なるほど。人間の動きをトレースするなら人間の形でいいハズなのに、なぜあんなアリクイみたいな顔なのかと思ってましたが
GTロボのフォルムにはモデルがいたということか。そしてその生物がおそらく・・・
美食會が「もう人間界の食材は狙わない」と言ってた以上、ここにGTロボがいることは不自然だったワケですが
これまで読者に散々見せてきたあのフォルムを、「またGTロボか」と思わせるミスリードの材料に使ってくるとは腕あるなぁしまぶー
予想は裏切り!期待は裏切らないトリコ!次号へ続く!


コンビ誕生。そして不穏な影

「GTロボ―いや違う!こいつは”生物”だ!
動くな小松。こっちからヘタな動きは取るな・・・得体はしれねえが今のところ敵意は感じない」

突如として現れたアリクイ顔の獣人はやはりGTロボではなく生物。とりあえず敵意は感じないので様子を見てみることにしたトリコ
アリクイ獣人は眼前の2人をまるで意に介していないらしく、
2人の間を悠然と歩いてオゾン草へ歩み寄った
先週細胞レベルアップしたばかりのトリコが完全にアウトオブ眼中。さながら洞窟の砂浜で初めてGTロボと遭遇した時のようです
カリュッ!カリカリ
オゾン草の前でしゃがみ込んだ獣人は早速一口パクリ。当然その直後に吐き捨ててしまいます

目の前の食材に興味を失い「あーカレー食いてえな」といった心ここに在らず状態で佇むアリクイ獣人
トリコ達を無視したまま大きくジャンプし、雲の中へと消えてしまいました。本当に洞窟の砂浜の時の焼き直しだこれ
でも俺達のとっつぁんはもういないんだ・・・ッ(号泣)

「チタン合金の匂いがしなかった・・・それにロボなら操縦者の気配を感じるはず
間違いない。今のは完全に野生の獣だ」

「じゃあもともと天空に棲む固有種ですか?」
「嗅いだこともない体臭がした・おそらく他の土地から来た獣だろう。天空の野菜を食べにきたのか」
「そういえばオゾン草食べてましたね。吐き出してましたけど」
「腐ったんだろう。オゾン草は二人同時に食べないと・・・・って
な・・・なに!?」
「オゾン草・・・腐ってませんよトリコさん!」
アリクイ獣人が去った後、正体を推察する二人に電流走る。なんとオゾン草は腐ることなく食べられていた
2箇所同時に噛じらなければ腐るハズの特殊賞味食材をどうやって食ったのか?トリコは噛み跡からその事実に気付き戦慄する
『あの一瞬で二回噛じったのか!?
オゾン草も気付かない程のスピードでほぼ同時に・・・!』

オゾン草が「二箇所同時に噛じられた」と認識するほどのスピードでの咀嚼。それがアリクイ獣人の食べ方の秘密だった
そして同時にその事実は、トリコに更なる戦慄を与える材料になる
「今の奴・・・ずっと俺達を見ていたのかもしれねえ。オゾン草を腐らずに食べる方法・・・俺らを見て覚えたんだ
しかし流石に葉を剥がすのは無理だと判断し、俺達がオゾン草を出したのを確認してから食べに来た・・・
高い知能と驚異的な身体能力を持っている」

獣な見た目に反し、恐ろしく高い知能を有していたアリクイ獣人
お前の名付け親になってやろう!メキシコに吹く熱風!という意味のサンタナはどうかなッ!
ジョジョ第二部を彷彿とさせる緊張感です。言葉を発していないだけで、もしかしたら人間と同等程度の知能を持っているのかもしれません
「でも・・・せっかく腐らせずに食べれたのにこんな美味しい野菜を吐き出すなんて。贅沢な動物ですね」
「そだな。知能は高くても味の良さはわからんらしい!」

腐らせずに食べることのできたオゾン草を即吐き出してしまったアリクイ獣人。それは彼が「味のわからないヤツ」だったからだろうか?
否。おそらくそれが指し示すことは・・・・
トリコは一抹の不安を胸に抱きながら、一龍の依頼分のオゾン草も採取。コンビ結成報告も兼ねてIGO本部へと向かいます
>さすがはんぺらさん!貫禄の予想不的中率だぜ
>小松が攫われる気がしたが、そんなことはなかったぜ!
>結局小松は普通に帰宅。どこかで攫われるという予想を見た気もしますが・・・気のせいでしょう
>ベジタブルスカイで小松が誘拐される。そう考えていた時期がはんぺらさんにもありました
>はんぺら「誘拐はされる…、されるが…、 今回 まだ その年号と場所の指定まではしていない」
>ことごとく外れる予想。どうやら俺達はしまぶーの掌の上で転がされていたようだな・・・
だがそれは揺り篭のように心地好い

ち、ちくしょう・・・なんというか・・・トリコ読者の多くが見事にミスリードに乗っかってしまったというかなんというか
パッチ氏の「ボディーガードつけとけ」発言に踊らされてしまった感
小松誘拐展開は確かにこれから先どこかであるかも知れませんが、今にして思い返してみるとあのパッチ氏の言葉も
近いうちにトリコと小松がコンビ結成することを示唆していたという事か。トリコと組めばボディガードは必要なくなるもんね





「よく捕獲できたじゃないかトリコ。オゾン草は特殊調理食材。捕獲レベル68だぞ」
「こいつのおかげさ。紹介するぜ会長、俺がコンビを組んだ料理人小松だ」
「ど、どうも初めまして・・・!小松と申します・・・ホテルグルメでシェフをさせてもらってます
よ・・・よ・・・よろしくお世話になってます!」

IGOのトップを目の前にし、テンパりにテンパる小松。恋人の親に初めて会うみたいになってます
「ほぉウチの従業員か。このグルメケース・・・オゾン草のデータを入力したのもおぬしか?」
「は、はい。オゾン草は保存データが売って、ませんので・・・何時間もかけて現地で入力しました」
『なるほど・・・食材の声を感じ取るか』
「トリコよ、いいコンビを見つけたのう。大事にしろよ」

初めて見るオゾン草の適正保存データを現地で自力入力してしまった小松に、料理人としての底知れぬ才覚を感じるワンシーン
一龍のお墨付きも得て、二人は晴れて親公認のカップルとなりました

「会長!寒さと低酸素なら克服できたぜ!これで俺もグルメ界に・・・!」
「アホゥ。お前にはまだまだ適応せねばならん場所が山ほどあるわい
ほれ次の依頼じゃ。その紙に記してある食材を全部捕獲してこい
それまではグルメ界に入ることは許さん。これは修行じゃ」

ベジタブルスカイ踏破で「もうグルメ界に行ける」と浮かれていたトリコを、即刻奈落に突き落とす一龍のスパルタ修行
がっくり落ち込んだトリコでしたが、そんな様子を見た一龍は更に一言付け加える
「サニーやココも今頃様々な環境適応の修行に励んでおるぞ
食材によっては二人を誘ってみるといい。いい修行になるじゃろう
それからゼブラもな!」
「ゼ・・・ゼブラ!?でもあいつは・・・」

オゾン草依頼の回、「子飼いの4人の中でもトリコだけ特別扱いしてるっぽい」と書きましたがやはりそうではなく、
4人それぞれ同等に環境適応の修行を与えていた一龍
世界各地に散ったクルー各員の2年間の修行という、今のワンピースを彷彿とさせる展開です
それにしても修行を名目にゼブラをシャバに出すとは。一龍は弟子たちの育成を急がねばならない理由があるのでしょうか?
「トリコよ。ワシはこれからグルメ界に入る。お前達にその気があるのなら早いとこ追いかけてこい
小松くん、キミがくるのも楽しみに待っとるぞ」
「ああ!すぐ行くから待ってろよ会長!」
「はい!ありがとうございます!」
グルメ時代の次代を担う若きコンビに激を飛ばし、その元気のよい返事に満足そうな笑みを浮かべる一龍
目の前でイチャつく2人のバカップルぶりに、ある人物を重ね合わせていた

トリコに小松くんか・・・アカシア先生とフローぜ様に似た雰囲気だ
この二人ならもしかしたら・・・いつの日か・・・

フローゼというのはアカシアの相方だった料理人のことか。名前からして女性と思われますが
女性と雰囲気似てるって言われちゃう小松どうなのよ。マジヒロイン

このまま終われば和やかで綺麗なままの締めでしたが、トリコの思わぬ報告によって一龍の顔は険しく曇るのだった
「あっ、そうだ会長!雲の上で奇妙な動物を見たんだ」

「まさか・・・人間界にまで来ていたとはのぅ・・・」
トリコと小松が帰った後、一人夜風を浴びながら思いにふける一龍。彼はあのアリクイ獣人が「何」であるかを知っている様子
「人間界に来ていた」という台詞から、
アリクイ獣人がグルメ界の生物であることがわかります
天空の野菜を食った人間は地上の野菜がマズくて食えなくなるという。つまり「舌が肥える」というヤツです
アリクイ獣人がオゾン草を吐き出したのは
普段もっと美味いモンを食ってるという事に他ありません
グルメ界マジぱねぇ

>謎の生物がグルメ界から来たのだと仮定すると、オゾン草を吐き出したのは
グルメ界にはもっと美味い食材がゴロゴロしてるってことでしょうねぇ
>謎の生物は多分オゾン草が普段食べている物より弱かったから吐いたんだろうな
謎の生物「この野菜は出来損ないだ食べられないよ」
>あの鳥人間はグルメ界の知的生命体で、GTロボはそれに偽装するためだったのですかね?
>GTロボの原型生物こそが実はGODなんていう大穴予想をしてみました
各地の美味いものを食べて、それが凝縮される事でGODになる…なんてどうでしょう
>先週より登場のアンノウン、グルメ界由来でGTロボのモデルみたいですね
人間界は太古にデスゴールによって環境破壊されて生態系リセットされてますから、
それが無ければ今頃人間界もアンノウンに淘汰されて、人類はここまで繁栄できなかったのでしょうかね
それともGODの発生に先立って増殖する蝗の大群みたいなものかしら?

「急がねばな・・・世界が荒れる前に」
アリクイ獣人と同じく超速度の二度噛じりでオゾン草を食す一龍
どうやら
この世界には危機が迫ってる臭く、今回のグルメ界入りはその辺の関係のようです
子飼いの弟子4人の育成を急いでいるのもその為だったというわけか。風雲急を告げる展開になってきたところで次号へ続く!
>会長に死亡フラグが立った気がする
>一龍→首に力を入れてから 謎の生物→ノーモーションから
この違いって一龍と謎の生物の力の差を表してたり?


グルメ界へ

「このサイズの鉄鉱石はなかなかねえ。硬さ耐久力ともに申し分なしだ
オゾン草で更に進化した俺の細胞・・・そのパワーを測るにはもってこいだぜ
15連釘パンチ!!!」
冒頭、直径50m以上はありそうな巨大な鉄鉱石を相手に進化したグルメ細胞の力を試してみるトリコ

ゆっくり浮いていってね!
これまでのMAXだった13連を2発も上回る15連釘パンツは、巨大な鉄鉱石をゆっくりと浮遊させるというワケワカらん威力
上空20mほどまで浮いたところで鉄鉱石は粉々に爆裂。もはや攻撃力に関してはドラゴンボールの初期レベルを遥かに超えたと言えるでしょう
15連といっても普通に放ってますから、しばらく右腕が使い物にならなくなるくらいの無理をすれば
現状でも20連はいけそうです
>巨大鉄鉱石がじわじわと上昇するさまに物理的違和感を感じざるを得なかったのですが、
あれは衝撃が15回分の時間差で発生していることを示してたりするのでしょうか
>未だに「リーガルマンモスが一番強いのでは?」と思ってましたが今のトリコなら勝てますね。一撃じゃ無理そうですが
『テリーはまだ少し早いか・・・・グルメ界―
”今の段階”でいったいどれほど通用するのか・・・知りてぇ・・・知っておきてえ・・・!』

パワーアップした自分に気を良くしたトリコは、一龍から与えられた修行メニューを無視してグルメ界に挑みたくて仕方ありません
思い立ったが吉日。居ても立ってもいられなくなったトリコが訪ねた人物は・・・・・

「うーんデリシャス。くりうにのパスタ最高!まずシチュエーションが良いし!
レインタウンのこの保たれた湿度がくりうにの濃厚でまろやかな風味をより一層引き出している
そして店内にかすかに流れるジャズと外の雨音・・・それがアンティークな内装と重なり、
店内になんともいえない穏やかで落ち着いた雰囲気を演出している
つまり調和がとれてるってことだ。な!わかるトリコ?調和よ調和!」
なんだか長々とワケのワカらん薀蓄を垂れながらの登場は、三つ編みにした髪型がセレブっぽいサニー
ちなみに二人の待ち合わせ場所は
「雨の止まない街」レインタウン。トリコの世界にはこんな特殊な天候もあるのね
ワンピースの新世界じゃありませんが、グルメ界にはずっと雷が落ち続けてる天候とかも普通にありそうです
あとどうでもいい事だが
「くりうに」ってなんか語感が妙にエロいと思った。こう、クリがうにうにしry(以下自粛
「で、お前マジか?グルメ界に入りたいと・・・」
「力を試したい。サニーお前グルメ界の食材狙ってたよな?お前のことだ・・・
もう入ったんだろ?グルメ界へ」
トリコがグルメ界の情報を求めたのは与作ではなく、与作からグルメ界入りを固く禁止されているハズのサニーだった
自分も一龍からグルメ界入りを禁止されている身のトリコ。子供の頃からの付き合いのサニーの行動など予測がつくというもの
「お前もうグルメ界行ってみたんだべ?とカマをかけてみると、サニーは数秒間の沈黙のあとニヤリと笑って答えた





「ああ・・・入ったよ。思ったより大したことなかったし。グルメ界」


>サニーがやられたのは猛獣?それとも雹、霰、カマイタチなどの自然現象でしょうかね?
言葉とは裏腹に、回想はボロ雑巾のようになって死にかけたサニーの姿
当然ながら今の段階のサニーでは実力不足だったようで、危うく死ぬところだったのを与作に助けてもらった回想が流れます
「このバカモンが!今の実力じゃグルメ界はまだ早いって何度も言っただろうが!
ったく!俺が助けに行かなかったら死んでたぞ!」
「・・・死なねーし・・・それに俺ァ・・・何でも自分で確かめなきゃ気が済まねー質なモンで・・・」
グルメ界に入れる与作って本当に強いんだなぁと今更ながらに思うワケだが、そういえば鉄平はグルメ界に入れるんだろうか?
トミーとの対決を見る限りは相手が体調万全でも互角以上の実力に見えたし、そのへん考慮すると鉄平も行けるっぽい感じが
下を見れば支部長連中やマッチ、滝丸等はいるものの、こうして上を見るとまだまだ四天王なんてヒヨッコなのがよく解ります

なぁトリコ・・・お前もそうだろ?
俺なんかが止めたところですんなり「わかりました」ってタマじゃねーしな
それだと美しくねーもんな

トリコがサニーの性格を解っているように。サニーもまたトリコの性格を解っている
サニーは自分の経験を元に、トリコへグルメ界への進入方法を伝える

「人間界からグルメ界に入るにはまず、陸海空いずれかの入界ルートを選ぶ必要がある
空と海からの入界はリスクが高えからやめたほうがいい・・・残りは陸
人間界からグルメ界に繋がる陸路は3つ
ザーベル島「命の滝壷」 ユトウ島「悪霊達の港」 ワック大陸「三途の道」

その中で最も邪魔が少なく、入界しやすいと言われるのが
ザーベル島「命の滝壷」だ」

「命の滝壷だな。ありがとうよサニー」
「一人で行くのか?」
「当然だ。今はまだ小松もテリーも連れて行けねえ・・・これは俺自身の力試しだからな」

今回の挑戦は基本的に無理ゲーであることは、トリコ自身も自覚しています
自分一人でもいっぱいいっぱいなのに小松やテリーを連れて行ったのでは彼等を守れるハズもなく、置いていくしかありません

『一人か・・・ムチャすんなよトリコ』
そうは言ってもボロクソに打ちのめされたサニーが命を拾ったのは、与作が助けに来てくれたという強運に他ならず、
そういった助けが見込めないトリコの今回の挑戦にはサニーも一抹の不安を抱かざるを得ません
そんなこんなで一瞬で舞台はザーベル島へと切り替わり、トリコが生唾を飲み込んだところで引き。相変わらず読者に嬉しいテンポだなぁ
>まさかもうグルメ界に突入するとは、相変わらずのスピーディな展開でダレないな
『行くぜ!グルメ界!』
初めてのグルメ界!その洗礼にトリコはどう立ち向かうのか?次号、グルメ界実食!


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