地獄へのダイブ
「グルメ界は理想郷などではない。ただの地獄だ」
約500年前から「食の楽園・理想郷」とされてきたグルメ界。その観念が「危険な場所」として覆ったのはごく近年のことであった
それまで誰も戻った者のいなかったグルメ界からの生還者の証言によって人々はその実態を知る
つうかハッチ氏ってG7のパッチ氏と名前似ててややこしいな
「今まで誰も戻らなかったのはグルメ界が天国のように魅力的すぎたからではなかったのですか」
「天国?あの世という意味では正しいかもな。皆死んだのだから」
程なくIGOは各地に関所を設けグルメ界と人間界を隔離し、グルメ界全域を危険特定地域とした―
とグルメ界の歴史が軽く紹介されたところで、ここはザーベル島IGO防衛管理局第18関所
トリコと会話しているのはここの所長・エルボーさん。なんか背虫でヒヒヒと笑う、美食會側が似合いそうな気味の悪いオッサンです
「わりぃな。すんなり通してくれて感謝するぜ」
「ヒッヒッヒいえいえ。美食屋の仕事を邪魔する理由はどこにもありませんよ
それに数あるルートの中からここを選んだのは賢明と言えましょう
何しろ地球上の約7割を占める広大なグルメ界・・・異常気象と特殊磁場の影響で
衛星からでもグルメ界の映像を捉えることはできません
グルメ界の情報は実際に足を踏み入れてみないとわからない・・・・しかし
境界線上の海域には毒潮が流れ、上空には巨大なサイクロンが壁を作っております
残る陸路の中でもこのザーベル島が一番安全と言えましょう。あくまで他と比べてですがね
この地域は境界線との間に大きな海抜がございます
これによりグルメ界の猛獣もなかなか人間界へは登ってきません」
GTロボのようなハイテクマシンが作れる世界設定ですから、グルメ界の様子なんて衛星写真で一目瞭然じゃんと思ったらドッコイ
グルメ界は特殊な磁場と異常気象のせいで衛星撮影は不可。まさに入ってみなければ解らない未知の世界
そして人間界とグルメ界が大きく隔離されていて互いの行き来が容易ではない理由として、
海の境界線には毒潮、空の境界線には巨大サイクロンが侵入者を阻む壁になっている事
そしてここザーベル島はギアナ高地のようにグルメ界との強烈な海抜差があり、それによって世界が隔てられているそうな。なるほどー
「と言ってもグルメ界から人間界に進入してくるような物好きな猛獣など滅多におりませんがね
なぜだかおわかりですか?トリコ様」
「グルメ界のほうが食い物が旨いからだろう?それ以外に理由は考えられん
弱肉強食で生きる場を奪われた種でさえ、滅多に人間界には入ってこねーって話だしな」
しかしそんな「壁」の存在以前に、グルメ界の猛獣が人間界にやってこない理由はまさにコレ。自然がもたらした棲み分けシステム
オゾン草を吐き出したあのアリクイ獣人のように
グルメ界に住まう者達にとって、人間界はいくら天敵が存在しなかろうが飯の不味さのせいで永住できる土地ではないのである
「ヒヒヒヒ人間界からグルメ界に入る連中は日々後を絶ちませんがね
この第18関所だけでも年間数百人の挑戦者がグルメ界に飛び込みます
皆命を落とすために飛び込んでいるようなもの・・・ここが命の滝壷と呼ばれる所以です」
「それでも飛び込む・・・理由は簡単だろう?
グルメ界には命を賭してなお手を伸ばしたくなる食材がわんさかあるってことさ
ただし俺は死なねーけどな!」
そう言うなり崖から身を躍らせたトリコ。パラシュートもなしのダイブでいよいよ美食會へレッツラ★ゴー
と、ちょうどその時。トリコの背中を見送ったエルボー所長のもとに職員が更なる報告を持って走ってきた。その内容とは
「監視長!新たにグルメ界に入りたいと申す有名なお方が・・・!」
>トリコの次にグルメ界に入ったのはゼブラだと予想してみる
>会長とか次郎、セツ婆クラスはわざわざ許可いらないだろうしグルメ界入りするのは鉄平だと予想
トリコに続いてグルメ界に入ろうとする、謎の「有名なお方」。一体何者なのか?
一龍はトリコより先にグルメ界に入っているし、完全な新キャラでなければ考えられるのはゼブラか鉄平が濃厚ですが・・・
「ウボァー!?な・・・なんだ!?」
一方トリコは飛び降りた直後謎の突風によって壁に叩きつけられ、いきなり死にかけてました
驚くなかれ、突風の正体はこのキリンとブロントサウルスが混ざったような猛獣の鼻息
トリコは必死で反撃のフライングフォークを飛ばすも、距離がありすぎて途中で消滅
遠近法からいって1kmくらい遠くにいるにも関わらず、トリコの強靭な肉体に大きなダメージを与えるほどの威力です
最初の猛獣でいきなり捕獲レベル100くらいあるんとちゃうか
>比較的安全な場所の獣でこの戦闘力とは、グルメ界の捕獲レベルアベレージは100を軽く越えますな
チンコ顔がパラサイトエンペラーとヘルボロスを瞬殺した時は驚きましたが、今にして思えば当然の実力差だったワケか
そのまま為す術なく自由落下したトリコは数分後、鬱蒼と生い茂った森の中で全身の痛みによって目を覚まします
『いったい何m落下した?時速200kmで数分間・・・・そんな場所があるのか?』
>トリコの落下時間を3分と過程しても10キロの自由落下かよ。どんだけ落差あるんだこの海抜
>名も明かされぬ生物がグリンパーチを凌駕しそうな空気攻撃を普通にして来て、
それで一方的にたたきのめされる主人公という図にかなり衝撃。サミーもこれを受けたのでしょうか・・・
ラディッツ、ベジータ、フリーザー初登場時に悟空たちのレベル差に愕然としたことを思い出しました
推定深さ数十キロの崖といいハンパない・・
どんだけ落ちてんだよ!グルメ界スケールでかすぎる
トリコもよく生きてるもんです。下がジャングルだったので樹の枝がクッションの代わりにでもなったんでしょうか
そして落下のダメージで体の動かないトリコに迫る第二の危機
これまた捕獲レベル100くらいありそうな虎!
自然のスケール、現れる猛獣、その全てが人間界とは段違い!
トリコの、そして読者達の想像を遥かに超えていたグルメ界!トリコは生き延びることができるのか?次号へ続く!
次郎「そんな装備で大丈夫か?」
落下のダメージで動くこともままならないトリコの前に現れたのは、三面六臂の巨大虎。その名もまんま阿修羅タイガー
シャイニングフェニックスもそうでしたがミニ四駆とかクラッシュギアみたいな名前ね
何がヤバイって牙とか爪じゃなく、まるで卸鉄のような舌のザラザラ感を見ただけでてトリコが死を直感するのがヤバイ
舐められただけで死ぬとか戦闘云々の話じゃありません。生物としてのスペック差が次元違いです
そんな阿修羅タイガーの捕獲レベルは貫禄の測定不能
>考えりゃ当然ですね>捕獲レベル測定不能 そもそも基準に照らし合わせる為のデータを取れないんですから
そもそも捕獲レベルはIGOが定めたものですし、基本的にグルメ界の生物はほぼ例外なく測定不能なんじゃないでしょうか
渾身のレッグナイフを放つトリコでしたが、阿修羅タイガーのサイズにとっては足の裏をちょっと深目に切り裂かれた程度
逆に尻尾でバチン!と叩かれると、さながら子供に指で弾かれたテントウムシのごとく吹っ飛ばされ新たな猛獣に激突
巨大マントヒヒのキングレントラー。当然こちらも捕獲レベル測定不能です
こっちには巨大鉄鉱石を粉々にした15連釘パンチを叩き込むトリコ。しかしそれもレントラーの左腕を少し痛めつけた程度
人間界の猿系獣はトロルコングが最強だったとか、エアゴリラの時も突っ込まれてましたがもう笑えません
>あの巨岩を砕いた15連釘パンチが、キングレントラーに尻餅つかせる程度の効果しかないとは
>グルメ界パネェっす!例えて言うならモンハン初心者をG級に拉致るような感じか
『身体が重い・・・なんだ!?
目から血が!?手足も痺れてきた』
そんなゴミクズのようなトリコを襲う謎の変調。全身を襲う倦怠感と四肢の痺れ、出血。エボラみたいな出血熱か?
阿修羅タイガーとキングレントラーは互いを認識するや怪獣大決戦。ゴミクズであるトリコはその衝撃でぶっ飛ばされます
「なんだここは?身体の重みがなくなった・・・手足の痺れも目から流れてた血も止まった
だが・・・あ・・・暑い!・・・異常なほど・・・身体が干からびちまう!」
何百m飛ばされたのか、巨大サボテンの刺に串刺しになる寸前で助かったトリコ
場所が変わったことで謎の体調不良はなくなり、それがグルメ界特有の伝染病の類などではなく
あの辺り一帯の環境がもたらしていた異常だったことが解ります
>あの森の中は酸素濃度が異常に高いんじゃないかと予想
トリコの症状がジョジョ第六部のエンポリオvsプッチ神父と同じだし
酸素濃度が高いってのはなかなかそれっぽい予想。それ以外にも気圧がとてつもなく高いとか、そんなんもありそうね
しかし今度は今度で身体が干からびるほどの暑さに死にかけるトリコ。サボテンから水分を得ようとするも、
ジョセフの波紋で爆発したサボテンのような刺の爆発により、再びぶっ飛ばされてしまう
『ま・・・また身体が重く・・・これは・・・今度は霧か!濃霧で視界がまったく効かない
いったいどーなってんだこの世界はウボァー!?
今度は雨か!いや雨ってより滝・・・まるで水のミサイル!身体が粉々になりそうだ・・・
死んじまう・・・・は・・・早くここを離れねば・・・!』
今度は突然の豪雨。その水量はもはや雨というのもおこがましく、何十トンはあろうかという水の塊がトリコの頑強な肉体をも容易く押し潰す
冒頭で舌で舐められただけで死ぬ世界と言いましたが、そんなもん序の口でした
雨に降られただけで死ぬ世界
>ここまで環境が苛酷だとトリコが守るとか不可能そうなんですがどうするんだろう小松
>グルメ界のレベルマジえげつない。ボスは「無理なやつはGTロボで」とか言ってましたが、
GTロボなんて入った途端ぶっ壊されるでしょう
グルメ界の理不尽さ、デタラメなスケールのデカさを物語るのにこれほど的を射た言葉はないんじゃないでしょうか
瀑布のような雨豪雨エリアから命からがら避難したトリコでしたが、息も絶え絶えのその視界に飛び込んできたのは
Tウイルスに感染したキョロちゃんの群れ。これはキモイ
『ああ・・・これがグルメ界か・・・さすがに厳しい洗礼だぜ』
まるで不思議の国のアリスかガリバー旅行記さながらのトンでも世界地獄巡りを味わったトリコ
終着点に待ち構えていたキョロちゃんに頭から食われるという、あまりにも酷い最後を迎えることに。つうかキョロちゃん歯スゲエ
と、トリコ絶体絶命と思われたその時
神は言っている・・・まだ死ぬ時ではないと
シュコン!という美食屋の聞きなれた音とともに、パタリと倒れるバイオキョロちゃん。その背後から「彼」はゆっくりと現れた
「ワシでもここグルメ界では酒は断つ。準備は大事じゃよ。トリコ君」
まさに「そんな装備で大丈夫か?」状態だったトリコを救った人物
黒髪と、肌のツヤ張りは読者の知る彼とは明らかに違いますが、その服装と細目、なにより立派なリーゼントには見覚えが
ノッキングマスター次郎!
編集の煽りにもありますが、この姿は次郎が世をしのぶ酔っ払い爺をかなぐり捨てた真の姿。すなわち「グルメ界モード」のようです
>かなり若いですが自分にノッキングガン使ったっぽい?爺さんパネェ
>次郎の肉体変化、顔に埋め込まれた鍼によるものですかね?だとしたら、まるでイルミみたいですな
>次郎の旦那にとって酒とは嗜好品であり、自らを抑えるリミッターでもあったワケか・
>ここで次郎先生だなんて…さすがはんぺら予想!
俺たちが期待している通り必ずはずしてくれる!そこに痺れる、憧れるぅ!
つーかよくよく考えて見ればサニーの時における与作のように、グルメ界で右往左往するトリコを助けてくれる人物なワケだから、
実力差ずっと上の人って推理が成り立ったのになぁ。なんでそこ気付かなかった先週の俺。マジボンクラすぎる
グルメ界における自分の矮小さを噛み締めたトリコ!次郎のレクチャーと説教、そして「重大発表」に注目したい次号へ続く!
>次回トリコ重大発表が気になる!!ついにアニメ化か!?
信じる心
「この猛獣の名はマミュー。常に集団で行動し、危険が迫るとすぐに・・・
尋常じゃない数の仲間を呼ぶ」
マミューという名前だったバイオキョロちゃん。捕獲レベルは表示されませんでしたがおそらくは測定不能でしょう
次郎の解説通り、一匹をノッキングしたのと同時にわらわらと寄ってきた仲間達の数はざっと300は下りません
しかし世界に名を轟かすノッキングマスターは慌てず騒がずノッキングガン二刀流
「ノッキングライフル・ハードタイプじゃ」
>完全にガンカタだこれ
>二郎の動きを見て、映画リベリオンのガン=カタを思い出しました
「ノッキングライフル」とは対象の肌に直接押し当ててから針を射出する従来タイプとは違い、
遠距離から対象に向けて発射する狙撃型のノッキングガン
二丁拳銃状態のノッキングガンを乱射し、さながら華麗なダンスを踊るように戦う姿はまぎれもなくガン=カタ
袖の下に仕込んだ弾倉がジャキッと出てくるマガジン交換アクションも、ガンカタのシーンそのままのオマージュです
>次郎「名付けて・・・ジロウコプター!」
>次郎の回りながらのノッキングガン乱射はシュールで笑ってしまった。一瞬ワシズコプターかと
すげえあの爺さん回りながら戦ってる・・・
アホのように口を開けて見ているトリコの眼前で、300匹は下らないバイオキョロちゃんは瞬く間に全滅
と、更にそこへ先週から戦っている阿修羅タイガーとキングレントラーのクラッシュギア2匹がもつれあって登場する
「コラコラ。喧嘩はよそでやらんか」
言うなり服を脱ぎ捨てると、自分の肉体にノッキングガンを打ち込む次郎。見る見るその肉体がふくれあがっていく
洞窟の砂浜で見せたあのムキムキ上半身、そしてマンサム所長がグリンパーチと対峙した時に見せた筋肉増強の秘孔です
余談だがこれってチンコのサイズも大きくできたりするんだろうかって・・・
おいィ?見る間にクラッシュギア2匹と同じサイズにまでデカくなった次郎にビビる
もはや北斗神拳を超越してウルトラマンの変身です。これ骨格とかどうなってんだよ
>次郎「これが次郎流北斗神拳だぁー!」
>所長がやった爆肉鋼体、次郎もやりましたね。ものっそい巨大化してますが
>いくらなんでも次郎デカくなりすぎだろ
「猫に・・・猿が・・・やかましい!」
トリコをゴミのように蹂躙した二大怪獣を相手に、まるで飼い猫を怒るかのように怒鳴りつける次郎
途端に2匹は尻尾を丸めて縮み上がり、トリコにビビったシルバーハックの如くにカタカと震え次郎に服従の意志を示すのだった
「まさか伝説の美食屋に助けられるとは・・・なんと礼を言っていいのかノッキングマスター次郎」
「礼には及ばんよ。おぬしにはいつか列車で酒を譲ってもらった恩があるからのう
ワシ酒の恩は一生忘れんのじゃ。それはそうとトリコ君・・・グルメ界は初めてじゃな?」
クラッシュギア2匹を追い返し、ようやくひとまずの安全を確保した二人。次郎の焼いてるサザエみたいな貝が美味そうです
見た目が違いすぎるので、同一人物と気付かない展開なんかもあるかなと思ってましたが。ちゃんと列車での恩を説明してくれる次郎
死にかけていたトリコが今回グルメ界初挑戦だったことを一目で見抜きます
「注意力が散漫すぎる。グルメ界に入る者として心身ともに丸腰に近いからじゃ
ここでは集中力を限界まで高めた状態を常に維持しなければならん
1/100秒たりとも油断は禁物じゃ。常に回りを観察し警戒し続けるのが基本
一瞬でも警戒を怠った時点でおぬしがグルメ界ビギナーだとわかる」
簡単に言うけど集中力を限界まで高めた状態を常に維持するってとてつもないことよね
それこそまさに無尽蔵の体力がなければ、絶対にどこかで集中力が切れてしまうワケで
しかしそういう状態で周囲を警戒しなけけば瞬時に命を失う世界がグルメ界。この世界に「入れる」人間達がいかに凄いかが解ります
「け、警戒はしてるさ。ただ・・・身体が重いんだずっと!」
「当然じゃ。ここは人間界から見て海抜マイナス20000mの場所。その名もアングラの森
地上よりも地球の核に近い分、重力が強く作用しておる
現在ワシらの体重は地上の数倍じゃろう」
>地球の中心から離れると体重軽くなる(あるいはその逆)ってのは意外とマイナーな知識なんだろうか?
ちなみに、地球の中心から最も遠くなる地点は、地球が赤道方向に膨らんでいることを考慮すると
標高最高のエベレストではなく南米はエクアドルのチンボラソ山なんだとかな
>実際の地球上でも極と赤道では重力値の差が5Gal(地球の重力値が980Galなので約0.5%程)あり、
エベレストだと約0.28%重力が弱まるそうで、重力がどこでも一定というわけではないそうです
でも海抜-20kmでも流石に海抜0m地点の数倍の重力というのはちょっとありえないかと、
というか実際の地球の半径が約6300kmでも半径の315分の1だし、
それにトリコ地球は更に大きいから余計に海抜差がもたらす重力の影響は少なくなる筈・・・
まぁトリコ世界だから野暮なツッコミはなしってことですね
トリコの身体を襲った変調のひとつ、「身体の重さ」の正体は重力の増加
命の滝壷の真下はグルメ界でもとりわけ深い大穴になっていて、地球の中心に近い分重力が強く働くのだと言う。スケールすげえ
「・・・・め、目から出血し手足が痺れる場所があったんだが・・・」
「おぬしエアツリーに近づいたのか?あれは実から空気を生産する不思議な樹じゃ
だが空気中に含まれる気体をバラバラに生産するから、たまにその体積比がズレるんじゃ
その症状はおそらく酸素が通常より多く生産されとったんじゃな
濃い酸素は体内組織を破壊するからのう」
>酸素濃度当てた朋友SUGEEEE!!!
>この世でもっとも強力な毒ガスは何かわかるかね?答えは酸素。ワカった時はもう遅い
先週の朋友予想お見事。「謎のエボラ出血熱」の正体は高濃度酸素
「他にもアングラの森にはヒートプラネットという不思議な食材もある
それ自体が強い引力を持つため、地球の重力と吊り合ってその近辺はラクに動けるんじゃ
その代わり近づけぬほどの熱波を放出するがのう
トリコくんがハマっとった滝のような水はフォールツリー
獲物が樹の下に入ると葉からミサイルのような水をぶつけ、獲物を殺し寝から養分とする」
熱いトコでまともに動けたのは、あのでかい球体が引力を持つ食材だったから
そしてミサイルのような豪雨は獲物を殺そうとする植物の攻撃だった
次々と明らかになる先週の不思議現象のタネ明かし。しかしそのいずれもが想像を絶する自然環境と食材ばかり
ありとあらゆる生物・植物が人間界では考えられない超アンビリーバボーな生態を持つ、常識のまったく通用しない世界
解っていたつもりではあったが、実際に感じてみてトリコはその恐ろしさと壮大さに身を再認識し、身体を震わせた
「これが・・・グルメ界か・・・!」
>恐らく会長から修行目的で食材探しを求められた中にも、重力増増加地帯や高濃度酸素地域があったのでしょう
そう考えると現状のトリコではグルメ界の入り口ですら危うい事を、会長はお見通しだったでしょうね
「じゃがなトリコ君・・・今のおぬしではグルメ界は攻略できんのぅ」
ノッキングマスターのダメ出しを食らってションボリ顔のトリコ。実際彼に助けられなかったら死んでいたのだから返す言葉もない
しかしこの次郎のダメ出しは、単純に美食屋としてのトリコの実力不足いう意味ではなかった
「若い頃はワシもそうじゃった。全部一人でやろうと、一人で出来ると思っとった
ある意味ワシの実力は通用した。しかしグルメ界はそんな単純な世界ではない
トリコ君、今のおぬしに足りないものは決して”実力”ではない・・・
仲間を。パートナーを
小松君を信じ、頼る素直な心じゃよ
実は今回ワシにトリコ君の助けを依頼したのは他でもない小松君なんじゃ」
衝撃の事実にトリコの瞳孔が開く。脳裏に浮かぶのは、いつも笑顔で自分にくっついてくる相棒の顔
待ってくださいよ〜トリコさ〜ん!僕・・・
トリコさんとコンビが組めて本当に嬉しいです!
「「トリコさんにもしものことがあったら」って・・・泣いてワシにお願いしとったぞ
おぬしが黙って勝手な行動をとってる間に・・・
小松くんはずっとおぬしを心配して無事を祈っておるんじゃよ」
見る見るトリコの目から溢れ出す涙。自分はいったい何をしていたのか
あの積乱雲の中で言ったように、自分が小松を守っているつもりだった。これからも守っていくつもりだった
しかし真実は違った
自分こそが小松に守られていたのだ
互いに互いを思いやり、心配し、そして頼ってこそ真のパートナー
>小松マジ良妻すぎる。女だったらどんな超絶萌えキャラになってたことやら
>次郎が読者に濃厚なトリ小松を薦めているように見えるが大丈夫か?
>なにこの純愛ストーリー。腐向けとかそういうレベルじゃねえぞ
「小松っ・・・・!」
自分の過ちを悟ったトリコは、流れる涙を次郎に見られぬよう後ろを向いて天を仰いだ。頼れる相棒に感謝と謝罪を込めて
その震える背中を見てトリコの猛省を感じ取った次郎は、優しい言葉でアドバイスを送るのだった
「戻くがいい人間界へ。そしていつの日か・・・今度は二人で挑戦せい」
一人で犯した過ちも 明日の二人の糧となる
ほろ苦く、そしてそれ以上に感動的な経験となったトリコのグルメ界初挑戦
編集部のカッコイイ煽り文句も決まって、トリコは頼もしい相棒と苦楽を共にしていくことを心新たに誓うのだった。次号へ続く!
>小松連れてくることが前提になっているが・・・・
こんなビックリドッキリ世界に超人的肉体をもたない人間が入って大丈夫なのか?
>いやいやグルメ界に小松連れていったらすぐ死ぬだろ
>小松「ムリムリムリムリムリムリムリ」
>小松は食材の声を聞く力によってグルメ界を攻略するんだろうか
小松の包丁
「ドリゴざんが無事でよがっだでず!グルメ界から無事で帰っで来でぐれで・・・!」
「わー!お前の鼻水が炊飯器に・・・泣くな小松ーっ!ギャー唾液も!
フタ閉めろフタ!ったく炊きたてのイチゴ飯が台無しじゃねーか!」
冒頭、顔中から大量の体液を放出する小松とちちくりあうトリコ
先週次郎に諭されたトリコは深く反省しすぐさま人間界に帰還。小松は腕を振るって料理を作り、その生還を喜びあう二人
ちなみに小松が次郎の連絡先を知っていたのはきっとセツ婆経由だろうと思っていましたが、意外にもこの人経由でした
「トリコとコンビ組んだんだって松?まぁなんつーかいんじゃネ?オメデトさん
なら余計パートナーの動向を知ってたほうがいいな。トリコは今グルメ界に向かってるぜ
正直今のトリコの実力じゃ危険かもな。命が危ないかも。ま、俺には関係ねーけど」
「ど・・・どうしたら・・・!」
「正直俺は絶対んなこと美しくねーから絶対やんねーけど
松、お前が自分の意志でどーしてもトリコを助けたいってんなら
トリコの救出を依頼したらいい。ここへ電話しな!今すぐ」
なんだこの凄まじいツンデレ兄ちゃんは
小松争奪戦に敗れたことでトリコに嫉妬するでもなく、
「俺はトリコのことなんて微塵も心配してないけど松、お前は心配だよな?な?」と、むしろ小松をダシに使ってのアフターケア
結局今回のトリコのグルメ界初挑戦は、最初から最後までサニーの世話になりっぱなしだったというワケです
初見、なんでサニーが次郎の連絡先なんか知ってんだと思いましたが。今サニーは与作の世話になってるから鉄平経由のツテなのかな
「何はともあれ無事に帰還できてよかったですよ!
今日はトリコさんの無事を祝って僕の最高の料理をごちそうしてあげますね!」
「うおっしゃあ!うまぁい!ゆまーい!」
そんなわけで小松の作る絶品料理に舌鼓を打つトリコ。「ゆまーい」がなんかはんぺら個人的にツボった。俺もコレ使いてえ
「生姜豚」や「骨付きコーン」、バナナの皮を剥くと中に肉が詰まっている「ロースバナナ」など相変わらず美味そうな食材達
>トリコ「小松のバナナ大好物!」
>小松が用意したロースバナナに「うほっ大好物!」と言いながらむしゃぶりつくトリコとかもうね・・・
>あなたが油の滴るバナナが好きなことくらい、皆さんよく存じてますよトリコ様
>んもぉ〜、ホントトリコさんは脂身たっぷりのキノコとかバラの香りのするバナナとか大好きだな
とりわけ米粒のひとつひとつが極小サイズの苺という「イチゴ飯」はすごいインパクトです
イチゴ味のご飯って聞くとマウンテンの甘口メニューみたいな味を想像してしまいますが
ほどよい酸味と噛むほどに溢れる糖度が絶品の、デザート感覚のご飯だそうな。それは美味そうな表現だ
そういえば愛媛県にはご飯をミカンジュースで炊く「あけぼの飯」という郷土料理があるそうで
それを考えたらご飯をイチゴジュースで炊いた「リアルイチゴ飯」なんかも実際それなりに食えそうな気がするな
「ねぇトリコさん、グルメ界の食材ってどんな味でした?」
「グルメ界では何も食わなかったよ。お前と食べようと思ってな
すまなかった小松、お前を一人残して心配をかけさせちまったな」
と、ここで初めてトリコから小松に対する謝罪の言葉
猛省したトリコはあの後、「自分だけ相棒を出し抜くようなことは出来ない」とグルメ界の食材は口にしなかったのである
「グルメ界は俺が考えていた以上に複雑で奥が深い世界だった
俺ひとりの力では到底全てを攻略することは難しい。小松、お前の力が必要だ
グルメ界の食材は二人で力を合わせて一緒に食べようぜ!」
「はいっ!トリコさん!よーし今日はまだまだ作りますよ!」
大好きなトリコに改めて「お前の力が必要だ」と言われ、感動で涙ぐむ小松
しかしその漲ったパワーがいけなかったか。ハイテンションで次なる料理に取り掛かろうとした時、悲劇は起きてしまう
バキン!
「ウボァー!ほ・・・包丁が・・・!
僕の包丁がああああああ!!」
アイスヘル以来の顔芸炸裂。殻の硬さに定評のある首領ドングリを、うっかり包丁で切ろうとしたらこのザマだよ!
トリコは「長年使ってたんだから金属疲労だろう」と相棒を慰めますが、小松は号泣しながら折れた包丁に頭を下げていた
「この包丁はけっして高くはないですけど・・・修行時代にお金を貯めて初めて買った思い出の包丁なんです
今までこの包丁で数えきれない食材をさばいてきました。僕はこの包丁に成長させてもらったんです
うう・・・・ありがとう・・・・今までたくさん頑張ってくれたね・・・
今までずっと僕に付き合ってくれて・・・本当にありがとう・・・」
なるほどこの包丁はスタージュン様がセコくかっぱらおうとしたあの包丁だったのか
たかが一本の包丁にこれほどの愛情と感謝の気持ちを込め、涙を流せる料理人がはたしてこの世に何人いるだろうか
まるで人に接するかのような物に対する誠実さ。きっとこの心が小松の「食材の声を聞く」という才能に繋がっているのでしょう
悲しむ相棒を不憫に眺めていたトリコは、ここでハッと一龍から渡されていた修行リストにあった一品を思い出す
「そういえば小松、会長が俺に依頼した食材リストの中に1つ気になる名前があったんだ
『メルクの星屑』
―だがメルクの星屑なんて食材は聞いたことがねえ」
「メルク・・・?それって・・・」
「ああ。メルク包丁で有名な”研ぎ師メルク」
今は切り立った岩山メルクマウンテンの頂上に住んでいるらしいが・・・・
ひょっとすると研ぎ師メルクならその食材の情報を何か知ってるんじゃないかと思ってな
どうだ小松?メルクの星屑を探しがてら、お前はメルクに新しい包丁を新調してもらうってのは」
あのグルメデパートの買い物シーンで名前だけ登場していた最高級ブランド品「メルク包丁」
その研ぎ師メルクを訪ねる予定があったトリコ、いい機会なので小松の新しい包丁を作ってもらうことを提案する
「ほ・・・ホントですか!賛成です!やったー研ぎ師メルクに会えるぞーっ!」
泣いたカラスがなんとやら。飛び跳ねて喜ぶ小松。新章のターゲット食材は「メルクほ星屑!」
人との関わりを避ける伝説の職人。メルクは研師ということで武器鍛冶ではありませんが、
ダイの大冒険のロン・ベルクを彷彿とさせます。名前の語感もメルクとベルクで似てるし偶然ではあるまい
もしかしたらしまぶーがロン・ベルクをモデルにしたキャラかもしれません
これは「ダイの剣」ならぬ「小松の包丁」を作ってもらう流れだろうか
小松のパワーアップフラグは、何故かトリコがパワーアップするよりもやたら嬉しいのはなんでだろう。次号へ続く!
>トリコ「そんな包丁で大丈夫か?」小松「一番いいやつをたのむ」
>メルクの星屑は食材のみならず、メルク包丁の特別品の材料だったりして
>メルクの星屑の正体は食材じゃなく素材 もちろん包丁用の
>包丁は犠牲になったのだ・・・。小松成長の新シリーズ、その犠牲にな…
>メルルの星屑って、俺の妹がこんなに可愛いわけがないにでてくるアニメのタイトルの名前を入れ替えただけじゃないか
若き天才研ぎ師
「ウワサによるとなかなか豪快な男らしいぜメルクってのは
自ら作った包丁の切れ味を試すために大型の猛獣をブッた斬ったり
天然の砥石を採掘する為に超危険区域に出入したり、自らの体も包丁の切傷でいっぱいだそうだ
ま、ウワサだがな。実はメルクに関しては色々なウワサが一人歩きしてるのが現状だ
メルク包丁は世界中に流通してるが本人自体はまったく人前に出ねえからな
人嫌いってウワサもある。じゃなきゃこんな人里離れた山奥なんかにすまねーだろうしな」
「正体不明のカリスマ研ぎ師ってとこですね・・・」
ものすごいバーバリアンなイメージで登場するメルクの容姿は、あくまでもウワサによる想像図
決して人前に姿を現さない孤高の職人ということでキン消しの造形師の人※を彷彿とさせます
※(キン消しの造形師の人は当時仕事に没頭するため一切合切の取材を断り、ゆでたまご本人ですら会ったことが無かったという
「山に篭って仙人のような環境でキン消しを造っている」などと都市伝説めいた噂も流布したが、流石にそれは脚色だったとの事)
「まぁ会ってみればわかるさ。だがその為には・・・ここを登らなきゃいけねえ」
「ぎええええええええ!!!
なんですかこの果てしない階段わ〜っ!いったい何段あるんですかトリコさん!」
「知らん。メルクマウンテン・・・この階段を作ったのがメルク本人ということでその名がついたらしいが
標高は約4000m。頂上までは2万段ぐらいあんじゃね?
ベジタブルスカイに比べりゃ楽勝だろ。さ、行くぞ小松」
「待ってくださいよトリコさーん!な、なんか一段一段がデカくありません?」
「ハハハ。もしかしたらこれがメルクにピッタリのサイズなのかもよ。すげぇ大男なんじゃね?」
そんなワケでやってきたメルクマウンテン。切り立った断崖の山とかかと思ったら、ご丁寧に登山ルートの階段が用意されていました
しかしその段数たるや2万段というテキトーさ。しかも一段一段の高さが1mぐらいある巨人サイズです
って、あ、あれ?
一段が1mぐらいで2万段なら、標高2万mなきゃおかしいんじゃ…
小松が一段登るのにかかる時間が30秒と仮定した場合、16時間休みなしで登り続けたとしても1920段しか登れません
もし本当に2万段あったら頂上まで10日以上かかってしまう計算に
これはちょっとしまぶー深く考えないで凡ミスしちゃった感。まぁこのサイズの階段なら4000段でも十分にメチャクチャですけどね
「ファーニップか。こいつは鉱山に棲むサルの仲間・・・つまりここらが採掘場である証拠だな
メルクの工場は近いぜ小松!」
捕獲レベル15のファーニップはサルの仲間。最強の猿?トロルコング?なんのことです?
既にエアゴリラの登場によって犠牲になったトロルコングェでしたが、こうして次々と強い猿が出てくると哀れ極まりないとしか・・・
そんなこんなでついにメルクの工房が見える頂上までやってきたトリコ達
するとどうしたことか。さっきまで二人に追いすがってきた猛獣達が、メルクの工房が視界に入った途端にその追走をピタリとやめた
『なるほどな。頂上には近づかないってワケか。決して捕獲レベルは低くない奴等だが・・・
メルク・・・一体どんな男だ?』
凶暴な猛獣達も本能で近づくことを恐れるメルクの威圧感
ここまでは小松がひたすらはしゃいでるだけでトリコはメルクにあまり興味がなさそうでしたが、ここに来て興味を持ち始めたみたい
楽しみにしながら頂上の工場に足を踏み入れたトリコは、その瞬間全身を刃物で切り刻まれたようなプレッシャーを体感する
『なんだこの切れ味鋭い闘気は・・・今の気は一体誰に対して・・・?何か来る!』
と。その瞬間、トリコ達の背後から単身階段を登って二人を追ってきた巨大な猛獣が出現した
並の猛獣が尻尾を巻くメルクの威圧をモノともせずに襲ってきた猛獣、おそらくはこの山では最強の部類に入るでしょう
全身が硬い鱗でビッシリと覆われた堅固な防御能力、凄まじい速度で二足歩行するその猛獣の名前は!
スケイルコング 【哺乳獣類 捕獲レベル22】
最強の猿?トロルコング?なんのことで(ry もうやめて!トロルコングのライフはゼロよ!
>ファーニップもスケイルコングも何度見てもトロルコングよりレベルが上です。本当に(ry
>「フハハ、トロルコングなど我らの中では一番の小物」
「スケイルコング・・・このレベルの奴は登ってくるのか」
雄叫びを上げて襲いかかるスケイルコングを迎撃しようと身構えたトリコだったが、それよりも早く謎の第三者の声がその場に響いた
「ウロコ切り」
直後代名詞である全身を覆う堅固なウロコがバラバラと剥がれ落ち、そのセクシーな裸体を披露してしまうスケイルコング。ぶろおおお
股間はともかくおっぱいまで隠すのは何でだ。胸板を見るにオスだと思うんだが・・・ハッ!まさかおネエ系?
ウブなスケイルコングネエさんが逃げ去った後、攻撃を放った人物が工房から姿を現します
「少し残ったか・・・完成度はまだ30%ってところだな」
「なるほどあのナイフのように鋭い闘気はお前のものだったか。あのゴリラを警戒していたんだな
今の巨体のウロコを一気に取り去る技術・・・何者だお前?メルクの弟子か?」
「ここに人が来たのは何年ぶりだろう。俺の名前かい?
俺はメルク!研ぎ師メルクだ!」
>ワイはメルクや!研ぎ師メルクや!
>オレはメルク!本名は比古清十郎だ!!
>メルク若い!アレは本当に若いのか、なんらかの方法で若い姿のままの年寄りなのか
>「研ぎ師メルク」ってのは「比古清十郎」みたいに受け継がれる名前とかなんですかね?
>しかし測定不能レベルまでもがMobで出てきた今となっては、
レベル22の猛獣如きに畏怖されないメルクさんが全然凄そうに見えない
>捕獲レベル22の敵が、威嚇しても逃げない所はメルク自身がそれほど強く無いのか、
あるいは抑え気味な威嚇だったのか
歳の頃は20歳そこら。別段背も高くなく筋肉質でもない、むしろ華奢な優男
世間に流布する噂とは似ても似つかぬこの若者が”研ぎ師メルク”本人!
孤高の職人は果たして快く小松の包丁を作ってくれるのか?そして「メルクの星屑」の正体とは?
>小松の包丁が刀身からではなく根元から折れたことを考えると、
メルクに鍛え直して貰って生まれかわるという展開も考えられますね
やはり小松にとってはいくら新しい包丁が魅力的であろうと、思いの詰まったあの包丁が一番でしょうから
>メルクって、実は女性って言われても驚かないような外見だと思うんですが、俺の目がおかしいんでしょうかね
>メルクは女性では?何となく美味しんぼの女寿司屋の夏子を連想します
>まさかとは思いますがメルク・・・実は女性とか?さらしを胸部に巻いているし・・・
たしかに胸のサラシはそれっぽい。メルク女性説はなかなか可能性高そうな次号へ続く!
若メルクどうみても女性です本当に(ry
「メルクさんがそんなはちゃめちゃスマートで若い美男子だったなんて・・・
僕はてっきりこんな人かと。俺も九分九厘こーいう奴だと」
トリコの想像図が超人強度100億パワーくらいありそうな悪行超人にしか見えなくて吹く
こういう突拍子もない絵を見せられると「しまぶーギャグ描きたくてしょうがないんだろうな」としみじみ思ってしまう
「ま・・・世間のウワサは間違っていないかもね。入りなよ。久しぶりの客だ歓迎するよ」
小松とトリコのボケにしっかりツッコんだ後、二人を警戒するでもなくフレンドリーに工房に招き入れてくれるメルク。三倍気さくだわ
工房の中にはまだ研磨前の段階で宝石の如き輝きを放つ包丁達と、その素材となるレアな天然物が所狭しと置かれ小松大はしゃぎです
「あっ千徳包丁だ!数千種類の食材が自在に切れる包丁界のオールラウンダー
一本500万円はするメルク包丁の代表作・・・ってウボァー!?
包丁が石の床に突き刺さった!?なんて切れ味だ!」
その常軌を逸した切れ味故、素人がヘタに扱って大怪我した話は数知れず。使用に免許が必要になったというメルク包丁
力いっぱい突き刺したならいざ知らず、棚から自然落下しただけの包丁がスコーンと抵抗なく石の床にブッ刺さるという
まるで深夜の怪しい外人の通販番組のような切れ味を披露します。これでワイフも満足さ!
「触らない方がいい。そいつはワーナーシャークの歯が原料。無類の強度と切れ味を誇る」
>ワーナーシャーク・・・!!? どうみてもただのチンコです
>巨大ディルド発見。その名もワーナーシャーク
なんだこの卑猥なサメは
口からはみ出た歯茎がまるで包茎の勃起みたいで絵面的にヤバすぎるんだが
首周りの突起物も相まってどう見てもイボイボ付きのディルドーです。本当にありg(ry
「ワーナーシャークだと?捕獲レベル50は下らない鮫だ。つまり原料の調達は委託か」
「委託・・・?委託ではない。包丁や砥石の材料は全て俺自身で調達している
誰にも委託などしていない。口に気をつけなよ」
見た目に反して捕獲レベル50以上というチン○鮫。このレベルの猛獣を捕獲できる人間はそうザラにはいません
「素材の捕獲は委託か」ともらしたトリコにカチンときたらしいメルクですが、トリコは謝ることもなく更に言葉を畳み掛ける
「お前にワーナーシャークの捕獲は無理だろう。そこまでの実力があるとは思えねーが」
「なぜ解る?確かめもせず」
「じゃあ確かめてみようか?なーんてな・・・フフ。ゴメンよくだらねーことを言って
原料の調達云々はどーでもいい。俺達がここに来た目的は・・・」
言うなり必殺のナイフを真下に向け放つトリコ。素手の手刀による一撃は、メルクの包丁よりも遥かに深く石床を切り裂いた
トリコの刺のある物言いはもちろん、生身の手刀が自分の包丁よりも切れたことも癇に障ったのか
「表に出るんだ。今すぐ・・・!」
屋上へ行こうぜ・・・久しぶりにキレちまったよ・・・
突然ヘラクライスト化したメルクは慌てて謝るトリコに耳も貸さず勝負を所望。表へ出ろ!
そんなワケで成り行きから、小松がわたわたする中トリコVSメルクの真剣勝負が始まってしまいます
「お前がなぜそこまでカチンときてんのか知らねーが・・・・お前にとっては大事な事なんだな
譲れない部分であり・・・守るべき何か・・・いずれにせよ男同士!
本気で拳を交えなきゃわからねーこともあるかもなぁメルク!」
きたこれ。トリコの「男同士」という台詞に対して意味ありげな無言の1コマ。解りやすすぎる
そんなこんなでレッツバトル。欠けた包丁をブーツに仕込んだ砥石の一擦りで新品同様にする等の業を見せるメルク
しかしながら研ぎ芸がいくら凄くても戦闘にはあまり関係ないワケで
地力で勝るトリコが余裕綽々でメルクの攻撃を受け止めるといった展開で、ほどなくトリコがメルクを地面に組み伏せる
「うん。ま・・・なかなか頑張ったんじゃね?」
>完全に事後だ、これ
>メルクXトリコが出るかも!メルクが女であってもOKですな
>メルクはすでにトリコによって調教済み
>メルクたんは女の子だお。はぁはぁって色っぽいお。はぁはぁ
>押し倒されたメルクがどうみても女の表情・・・ここまでくると逆に男か?と思えるレベルです
完全にエロゲーの押し倒しイベント
メルクのこの乱れた髪と、上気して頬を染めた顔ときたらどうだ
明らかにこのページからメルクの表情も変わってます
>メルクたんちょーかわいい結婚したい
>メルク完全に女子だこれ
>メルク女予想は今週のラスト2ページで確信に変わった。エロい
>メルク×小松かと思ったらトリコ×メルクだったでござる
>絶対に女性ですよね。「あう」というやられ声といい
トリコの「男同士!」の妙な目立たせ方とそれに対する反応といい伏線だらけ。最後は完全にかわいく描いているし
>トリコと一戦交えた自称メルクの表情に、俺は確かな興奮を覚えた
自称メルクの性別が男だろうと女だろうと、そんなことはどうでもいいと、この興奮は俺に教えてくれた
研ぎ師メルクがこんなに可愛いわけがない!
こいつ絶対研ぎ師メルクじゃなくて星屑ウィッチ★メルクだろ
「お前が美食四天王のトリコ・・・強いワケだよ」
なんかすっかりトリコにホの字みたいなメルク。まだ男か女かは解らないけど、少なくともリンより可愛いのは間違いない
トリコはそんなメルクに笑顔を崩さぬまま、疑いから確信に変わった問いを本人へと投げかけた
「そういや言ってなかったか。じゃあ俺からも聞かせてくれ
お前は何者だ?本物のメルクはどこだ?」
>メルクってのは個人の名前じゃなくて、彼(彼女?)は最近名前を継いだばかりの新米メルク?
>弟子か、あるいは娘か。メルクと言うのは受け継がれる名称であって、本人の名前ではないのかな
>本当のメルクは既に死んだ・・と言ったトコロでしょうか?予想外の展開でした
>偽メルクはまだ未熟か・・・・まぁ捕獲レベル22に威圧が効かないくらいだしな・・・
トリコが断定する衝撃の事実。この星屑★ウィッチはメルクではない!
研ぎ師「メルク」とは刀匠「正宗」のような号で、この若いメルクは先代の跡目を継いだばかりと考えるのが一番まっとうですが・・・
果たして偽メルクの正体は?いやそれよりも男か女かが気になる次号へ続く!
ウホッいい包丁
「なぜ俺が偽物だと?」
「お前なァ。裏口に看板出す職人がどこにいんだよ
こっちが本当の表口。俺達が入ったドアは本来裏口だろう
おそらくお前が作ったものじゃね?サイズを見れば一目瞭然だ
普通の人間が通るのにこの入口はデカすぎる。ここは本物のメルクが建てた自宅兼工房
人見知りのメルクは登頂場所とは逆に入口を作った
身長2m50cmは下らない大男。それが本物のメルクだ
そもそもメルクは会長の古い友人と聞いている。俺も実際いくつかわからねぇジジイだぞ
どー見てもお前がそれ相応の歳には見えねえ。それ以外にも気になる点はあるが言おうか?」
冒頭、コナンも真っ青の観察眼で「本物のメルク」と目の前の青年との相違点を並べ立てるトリコ。HUNTERXHUNTERのようだ
最初はシラを切ろうとしたメルきゅんでしたが、メルクの友人である一龍の名を出されると観念して全てを話します
「IGOの会長一龍か・・・無口な師匠が口にする数少ない友人の名だった
俺は二代目。先代の技を継いだ後継者”二代目研ぎ師メルク”だ」
メルきゅんの正体はやはり大方の予想通り二代目。「本人」ではありませんでしたが「偽物」ではなかったというワケです
本物のメルクは前々回の想像図で描かれていたバーバリアンその人。身長2m50cmの大男だという
改めて自己紹介する小松のやたらへりくだった顔がウザい。どーもペコリンコ。マジ殴りてえ
しかし今やホテルグルメの小松シェフといえばセンチュリースープを完成させたことで世界中に名を知られた有名人
メルきゅんも小松の事を知っていたようで、結構ミーハーな反応で喜んでます
先代は完全に世捨て人で世間の時事などに興味はなかったようですが、メルきゅんは割と普通の人なのね
このミーハーさは女性説を支持する要素にはならないでしょうが、小松の折れた包丁を見たこの表情がなんか艶っぽい
『ウホッ、いい包丁・・・・』
小松の「僕の包丁」という言葉を性的な隠語に脳内変換するとヤバイ
やはり研ぎ師の目には小松がこの包丁をどれだけ大切に扱ってきたのかが見えるのでしょう。小松に対する好感度更にUPといった所か
>やっぱり小松の魔性の魅力(包丁ですが)に2代目メルクが堕ちたー!小松はバイですね解ります
>トリコ×メルクかと思いきや、さりげなくメルクにフラグを立てる小松には脱帽
>小松がメルクの着替えを覗いて女と発覚する。に3000点
メルきゅんの性別が女性だった場合は小松といい感じになるっぽい
一応トリコにはリンいるしなー
しかし新しい包丁を作って欲しいという小松の願いは快く受けてくれたものの、メルク包丁は予約ビッシリで3年待ちだと言う
残念ですがとりあえずそっちの件は仕方ないので置いといて、もう一つの要件「メルクの星屑」についての情報を尋ねます
「メルクの星屑ってのは砥石のことだよ
この世のあらゆる物質を研ぐことができるという幻の砥石」
「なぬ!?メルクの星屑って食材じゃねーのか!?」
「ああ・・・確かその砥石で硬度の高い素材を研ぐ際に出る金色の粉が食品の調味料になると聞いた
新種のアミノ酸で構成されているらしいその粉は、味わったことのない極上の旨み成分を含むとか
初めて発見したのは師匠だ。故にメルクの星屑と呼ばれているが俺も実際には見たことがない代物だよ
もしその砥石があれば今までにない最高の包丁を研ぐことも可能なんだけど・・・」
メルクの星屑の正体もまた大方の予想通り、最高の包丁を研ぐための砥石
しかしそれだけでもなく、それから発生する黄金の粉が「極上の旨み」を持つ調味料になるとのこと。すごい味の素か
「メルクの星屑があれば俺もえごい包丁研げるし!」と語るメルきゅんを見て、トリコは小松の為に交換条件を持ちかけた
「メルクよ・・・もし俺がその砥石を見つけてきたら
真っ先にそれで小松の包丁を作ってくれねーか?」
「無理だよトリコお前でも。メルクの星屑の採掘は・・・そこはとても危険な場所なんだ
師匠がその場所に向かって未だに戻ってこない
師匠は材料の調達も全て一人で行っていた。捕獲レベル55のワーナーシャークも仕留めたのも師匠だ
そんな強い師匠が・・・・もともとメルクの星屑を発見採掘していた師匠が・・・・
もう6年も戻らない・・・!」
絶賛消息不明中だった先代メルク
その原因がメルクの星屑採掘ということで、首を横に振るメルきゅん。ていうか6年間師匠ほったらかしかよ
メルクと一龍が旧知の仲だったんなら、そのツテを頼って凄腕の美食屋に救出依頼とかすりゃよかったのに
割とのん気というかうっかり者というか
「師匠は死んでない!きっと生きてる!」と悲痛な表情で叫ぶメルきゅん。トリコはそんなメルきゅんを励ますようにもう一度尋ねた
「知ってるよ。メルクの星屑は会長が俺に依頼した食材だからな。そりゃ大層危険な場所にあるんだろ
教えてくれその場所を。先代メルクもいるなら俺が連れて帰ってやるよ。必ずな」
トリコの頼もしい言葉に動かされたメルきゅんは、藁にもすがる思いで先代救出を依頼する
「メルクマウンテンより北へ30km・・・その地下数万m。その名もヘビーホール
そこは特殊な磁場と気圧の関係から地球の引力の影響をより強く受ける場所
人間界で最も地下深い洞窟。そこがメルクの星屑の採掘場だ」
メルクの星屑採掘場は超重力の洞窟!
「ったく会長の野郎・・・最高の修行場を用意しやがって」
>グルメ界の超重力描写を先に持ってきたおかげで、グルメ界に適応するためという目的に説得力があるな
まさに全てを見越していた一龍の修行メニュー。アングラの森の重力で苦しんだトリコにとってはうってつけの修行場です
超重力克服なるか?6年間その洞窟にいるであろう先代メルクの生死は?
レビュー遅れ解消を急ぐはんぺらにありがたいことに、次号はキン肉マンU世ともども休載。再来週号に続く!
>先代メルクはどうでもいい!いま最も重要なのは2代目メルクの性別だッッ・・・!
急接近小松×メルきゅん
「驚かせたね小松シェフ。こいつはペットのヴァンパイアコング。名前はチンポコ
もともとは師匠が可愛がってたペットだ。包丁の配達をしてくれる利口で人懐っこいゴリラさ」
>件のペット名はポコチ○のアナグラムですね、わかります
冒頭から卑猥な名前を紹介されるメルクのペットは、神奈川県島巡耕さん投稿のヴァンパイアコング
捕獲レベルは当然のように20。トロルコング?なにそれ歌?外人?
別に鳥でいいだろうに何故よりにもよって猿なのか。もうしまぶー絶対ワザとだろこれ
>エアコング>>>>>>>スケイルコング>ヴァンパイアコング>>ファーニップ>>>トロルコング
>また猿とか酷すぎるwもしかしてしまぶー、ここのレビュー読んでたりして
>しまぶーのトロルコングいじめは徹底してるよな・・・
>コングコングコングまたコングかよ!しまぶー分かっててやってんだろ!
>トロルk(ry
依頼品である包丁の配達はこのポコチンがやってくれてるようで、今日も100本近い包丁を運んできました
早速メルクの仕事ぶりを見学できるとあって目を輝かせて喜ぶ小松。そう、今回小松はトリコには動向せずにこちらで待機です
「じゃあ小松、折れていないお前の包丁を一本俺に預けな。俺達はコンビだ
お前の命とも言える包丁を持っていくことで、心はいつも一緒ってこった」
トリコはと言えばそれを快諾したものの、メルきゅんに小松を奪われるとでも思ったのか
小松の包丁を持ってれば心はいつも一緒だし!
などと乙女チックな事をぬかして単身でヘビーホールに向かいました。おお、ホモいホモい
ちなみにヘビーホールに生息する猛獣の捕獲レベルアベレージは50とかもうテキトー。第1ビオトープ涙目すぎる
「観察力のある小松ならどこに注意して進むか・・・小松の見る景色は当然俺とは違うはず
実力のない立場の弱い者が注意深くなるのは当然だ。常に小松が側にいるつもりで進むか」
危険な場所での鉄則は常に神経を研ぎ澄まし、周囲の警戒を怠らないこと。グルメ界で次郎にも釘を刺された基本中の基本です
ここは人間界とは言え平均捕獲レベル50は今のトリコにとっても相当危険であることは間違いなく、ふんどしを締めて挑みます
>IGOの第1ビオトープの平均の倍とか・・・今となってはロックドラムとかかなり弱い方なってしまったorz
「一日でこの量とは・・・そりゃ僕の包丁が3年後になるワケですね
それにしても超有名な方々の庖丁ばかり・・・流石メルクさんの研ぎは信頼ハンパないですね」
「ほとんどは先代の頃からの客だよ。師匠は常に包丁とのみ向き合う人だったから・・・
依頼人が誰なのか全く知らないし、興味もなかったと思うよ」
グルメタワー最上層階312Fに店を構える七つ星料亭「ガッツ」オーナーシェフ、ルルブー氏
グルメの下町「グルメ横丁」にある八つ星のホルモン焼き「土竜」店長ゆうじ氏
100本近い包丁は、その持ち主の全てが小松から見て雲の上の有名シェフばかり
「研ぎ師メルク」が如何に一流から信頼されているブランドなのかが解りますが、当の先代本人は依頼人には全く興味がなかったという
「でも俺は正直興味ある。これだけ立派な包丁達をいったいどんな料理人が使っているのか・・・
小松シェフの包丁を見た時も思ったよ
こんなに愛情を込めて包丁を使うシェフってどんな人なんだろうってね
フフ・・・使う人が気になるのは俺に集中力が足りない証拠かな?」
俺小松シェフの事ちょー気になるしと言って笑うメルきゅんに、顔を真っ赤にしてドギマギする小松
なんだトリコいなくなったら露骨にアッピルしてきた
なんともいい感じにフラグが立ちまくってる三角関係。そんなこんなで小松の見守る中、早速メルきゅんは仕事にかかります
「この包丁は名店「魚奇」の板前が使う刺身包丁。デリケートな特殊調理食材を多く扱う店だ
1/1000mm単位の傷が調理に影響する」
「ふぇ〜目には全く見えない傷がですか・・・」
「一流の板前は目ではなく食材をさばく際の感触で傷の有無をはかるんだ。研ぎ師もまた―
目ではなく、音や触感で包丁を研ぐ!」
音が後から聞こえてくる程に超高速の、しかしそれでいて繊細な”研ぎ”
たったのひと研ぎで全身から滝のように汗を吹出す様からも、如何に神経を研ぎ澄ませた作業であったかがわかります
しかしこの一連の動き、1コマ目の構図のせいも相まって
メルきゅんがすごい勢いで股間をこすり、
たったひとコキで賢者化した
ように見えるのがアレすぎる。もしこれを意識して仕込んでいるのだとしたらしまぶーは天才だな・・・・
>メルクを汗だくにさせたのは、次週以降で風呂のシーンを描く為でしょうか
「フフ・・・師匠ならこれくらい汗ひとつ流さずに研ぎ上げるんだけどね」
「と・・・鳥肌が立ちましたよメルクさん!スゴイ!感動しました!
世界一のオナニー研ぎが見れて僕、世界一幸せです!」
「あ・・・ああ あ・・・ありがとう・・・」
研ぎ師メルクがこんなに可愛いわけがない!
小松に褒められて超嬉しそうに照れるメルきゅん。お前やっぱ星屑うぃっち★メルクだろ
初登場時のツンケンした雰囲気はどこへやら。小松のピュアさに当てられたのか、たまらん素直さです。やはり正体は女性なのか?
「実際は目にも留まらぬ速さだったんで何が起こったのか全く見えまえんでしたけど」
「今のはね。研ぐスピードは包丁の質や用途、そして砥石の種類あとは使用者のクセによっても変わるんだよ」
「そうなんですか!ゆっくりのも是非見たいです!」
「うん、もちろん!」
すっかり打ち解け合った二人は時間が経つのも忘れ、更ける夜をしっぽりと楽しむのでした
ちくしょうなんなんだこの2828な空気は。最後のコマとかもう色々とヤバすぎる
>トリコのゆっくり研いでいる場面が性的すぎる
>「もちろん」のあとのコマが卑猥すぎる件について
ローディスト大歓喜
この新婚さんに使ってくれと言わんばかりのコマ!どういうことなの・・・
トリコ主役なのに空気!小松×メルきゅん加速する次号へ続く
リルガミンの迷宮下層にて
『重力が強いぶん体の反応がいつもより遅れているのか。一瞬速く動かねば・・・
相手の動きを目視してからでは遅い。ある程度軌道を予測して先に動く!』
小松がメルきゅんとしっぽりやってるとは知る由もなく、ヘビーホールで孤軍奮闘するトリコ
体感体重約2倍(420kg相当)という厳しい条件下、捕獲レベル44のバルバモスの群れを相手に大立ち回りを見せます
単純なスピードならばこの場に生息するバルバモスが上ですが、その差を百戦錬磨の経験で埋めるトリコがいい感じ
「さすがに数で隙を埋めてきたか。これは回避できねぇ・・・おもしれェ!
グルメ界でこてんぱんにされるまではあまり意識していなかった”防御”の重要性
試してやる!攻撃に使っていたフォークを”守備”に使う!
フォークシールド!!」
ゲェー!?なんぞこれ
自分の後方から前方へアーチ状に。そしてそれをグルリと囲むように円状に。二つの巨大フォークで防御壁を形成するトリコ
さしずめ肉のカーテンならぬフォークのカーテンといったところですが、こんなイメージ映像でどうやって猛獣の牙から身を守っ・・・・
「ふぅ。よし・・・なんとかこの程度の攻撃は防げたぞ」
>トリコがもはや具現化系能力者かリアルシャドー使いな件
>トリコが具現化系能力に手をだしてしまった。やめて!カストロを思い出しちゃうじゃないか!
>フォークとナイフって威力を視覚化したものだと思っていましたがマジに具現化してたのですね・・・
>トリコのフォークって、本当に物理的にフォークを発生させていたんですね。てっきりそういう「イメージ」演出なのかと
>トリコのフォークは衝撃波じゃなくて本当に物質化してるのかよ!
>トリコが投げるナイフやフォークはずっと比喩表現だと思ってたんですけど実体化してたんですね
対トミー戦辺りからアレ?とは思ってたけど、分子とか物質を再構築してるとか何とかですかね?
>トリコは今まで科学的(現実離れしているとはいえ)に能力を解説してきた作品だったから、
今回のフォーク実体化は違和感が
>フォーク具現化・・・今までフォークとかは風圧や衝撃波の類だと思っていただけに残念
これから念能力みたいなのになるのかな・・・
ゲェー!?なんぞこれ
大事なことなので2回言いました!おいィ?どういうことだキバヤシ!説明してもらえませんかねぇ?
”実際にそこに存在する檻”としてバルバモスの牙からトリコを守るフォークシールドにビビる
メルヘンでファンタジーな世界観ではあれど、こと物理現象に関しては必ず解説ナレーションを入れたりしてリアル志向だった本作
ここに来て突然なんの説明もなしにスタンド能力が発現しました
これには全国読者も困惑です。これまで飛ばしていたフライングナイフやフォークの映像も、実はイメージじゃなかったんだろうか
しまぶーには説明を求めたいところですが、残念ながらそういったそぶりも見せることなくトリコは地面に向けて釘パンチを放つ
「地下にいるなら待ってな!今行くぜ初代メルク!」
岩盤をブチ抜くことによりヘビーホール最下層まで一気に落下するショートカット
ここを生息地とするバルバモス達も、最下層に落ちた途端地面に貼りつけられピクリとも動けません。上方と下方でこれだけ差があるのか
と、そこに忍び寄る巨大な猛獣の影・・・って
なんだこのウィザードリィ漫画は
なんか上半身マッチョのグレーターデーモンみたいなの出てきました
麻痺るぜ麻痺るぜ麻痺って死ぬぜ。捕獲レベル44の猛獣を一口で噛み砕く怪物。こいつがヘビーホールの主なのか?
一緒に落下したトリコの安否は?そして生きているのならこの洞窟に6年間いると思われるメルクは何処にいるのか?
>バルバモスを喰った怪物の正体はひょっとして初代メルクですか?
>実は、最後に出てきたあの怪物みたいなのが初代メルクだったりして
>もしかして、初代メルクって高度な知性を持つ猛獣(ゴリラ系の)とかなんじゃないかと、ふと思いました
メルクの星屑をとりに行って戻ってこないのは、野生に目覚めてしまったから・・・?
今週号の最後のシーンの獣が初代メルクとは信じがたいですが・・・
なかなか奇抜な予想。「無い」とは決して言い切れませんが、でもまぁそれは無いだろうと思いたい
仮に環境下で巨大化したり姿形が変わったにしても、さすがにこの手じゃあ包丁持って研いだりなんてできそうにないしね
「あぁゴメンよ起こしちゃったか。小松シェフ、スープ作ってるけど飲む?」
「わあいただきます。おいひ〜っ!メルクさんて料理もお上手なんですね」
と、トリコ危機一髪の緊迫シーンからいきなり一転。カメラは再び小松&メルきゅんサイドへ。既にくんずほぐれつの夜は終わったみたい
どう見ても台所で朝食作ってる新妻と二階から降りてきた旦那です。本当にあ(ry
昨晩は小松が寝たあとも一人徹夜で仕事を続けていたというメルきゅん。仮眠を取ることもなく、そのまま今日も小松と仕事にかかります
「メルクさんも包丁作りは鍛冶仕事から始めるんですね」
「いや本来始めるのは材料の調達からだよ。でも俺は捕獲レベルの高い材料は調達できない
師匠は一人で全てこなしてたよ。俺はまだまだ未熟だってことさ」
「そんな!こんな素敵な包丁を作ってるメルクさんが未熟だなんて絶対有り得ませんよ!」
「そうかな・・・ありがとう」
ただの研ぎ師だと思ってたらやはり”鍛冶屋兼研ぎ師”だったメルク
やっぱダイの剣ならぬ「小松の包丁」も最初からある包丁を研ぐんじゃなくて、完全な小松専用の包丁として一から造られるワケか
しかし先週同様和気藹々とした雰囲気で仕事が進む中、小松はメルきゅんの言動に何か引っかかるものを感じていた
「普通砥石は刃物を段階的に研ぐ為に荒砥・中砥・仕上砥の3種類に分けられるんだけど
この天然のグラデ砥石はこれ一つで全ての役割を果たすんだ。これを発掘したのも師匠なんだけどね」
「そんなことは関係ないですよ。それを完璧に使いこなしてるのはメルクさん本人じゃないですか」
「いやあまだまだ。師匠はこんなもんじゃなかったよ」
メルクさんてやけに先代を持ち上げるというか
自分を謙遜することが多いような
世界一の研ぎ師なのに・・・どーしてだろう
実際に腕は師匠の方が上なのでしょう。素材から調達できないことも、確かに「一人前」とは言えないのかもしれません
しかしそれでも”研ぎ”に関して言えば、初代からの得意先相手にもまったく評判を下げることのない仕事をしているメルク
これくらいの若者ならばもう少し自信を持ってもよさそうなものですが、やたら自分を謙遜するこの物言いは何処からくるのか
師匠に対する尊敬の念というのは勿論あるでしょうが、これはそれよりも自分に対する卑下のように見て取れます
小松は研ぎに関しては素人でも人を見る目は確か。メルクはもっと自信を持ってもいいハズなのですが・・・
やはりこれは「だってオラは女だから(ジェロニモ風に)」という気持ちの現れなのでしょうか
もぅ十分な実力は持ってるのに「自分は女だから師匠みたいにはなれない」と、知らず知らずのうちに自分を過小評価してしまってる的な?
その真偽を問う為、ついに読者が待っていたアイテムというかロケーションが登場する
お風呂でドキッ★メルきゅんきゅん
>露天風呂が飛び出したあたり、そろそろ女バレするフラグビンビン丸ですね
>メルきゅんのお風呂フラグ立ちました! ついにしまぶーが乳首券を使うときが来たか……
来ました風呂。条件は全てクリアされた!(ルルーシュ風に)
これだけわかりやすいフラグを立てられて女じゃなかったら、結局星矢の姉じゃなかった魔鈴さん級にアレですが
はたしてメルきゅんの正体は男か女か?注目の次号へ続く!
星屑★うぃっちメルク
『何度見ても美しい・・・折れて尚これだけの存在感を放つ包丁・・・
小松シェフの魂が完全に宿っているな。この包丁はまだ死んでいない』
冒頭、折れた小松の包丁をしげしげと眺めて感嘆の声を漏らすメルきゅん。曰く「まだこの包丁は死んでない」との事
研ぎ師メルクが研ぎだけでなく鍛冶もこなすことが先週判明したことを考えると、小松の新しい包丁は一から造るのではなく
この包丁を打ち直すという展開のほうが濃厚そうです
と、そこに骨付き肉がプリントされたヘンテコなブリーフを見せつけながら風呂上りの小松登場する
「「包丁」タイプのパンツもあるんですけど逆にそっちだと狙いすぎかなと思って」
イミフ。なんの狙いだよ
>小松は受けパンツと攻めパンツを持ってることが判明しました
>股間に骨付き肉仕込むとは!しゃぶりついてくださいねってかw
>肉棒やら包丁やら、ストレート過ぎるパンツだぜしまぶー
言わずもがな腐読者層に対する狙いなんでしょうけど。肉と包丁のプリントパンツとか受け攻め両刀すぎるでしょう?
肉パンツの時は「食べていいのよ」的な意味で受け
包丁パンツの時は「俺の包丁でお前を(ry」的な意味で攻め
小松の自在流に全国の腐読者達胸熱です。こりゃ今年も去年以上にトリコの801本が氾濫するでぇ・・・おそろしいこっちゃ
『な・・・なんでこんなに動揺してるんだろう・・・もっと堂々としてなくては
男の裸を見たくらいで・・・・!』
小松のパンツに激しく動揺したメルきゅんの、顔を真っ赤にしながらのこの物言い。どうやらこの時点で性別確定の予感
今回、単身ヘビーホールに向かう際「今回は分業だ」と小松に言い残したトリコ。小松が「分業って何をすれば?」と聞き返すと
「何もしなくていい。お前はただ一緒にいてやればいいのさ」と一言
どうやらトリコはメルクの性別についてとっくに気付いてた様子。犬よりも鼻が効く人間だし、当然と言えば当然のことだったか
そしてメルクの抱えている悩みのようなものもお見通しだったようで、小松を置いていったのは彼女のケアの為だったみたい
「小松の包丁でメルクを女にしてやれよ」とかそういうアレか!おお、エロいエロい
「動悸と目眩がしてきた・・・頭がガンガンして汗が止まらねェ・・・血が足に溜まってボーッとしてくる」
一方そのトリコはヒイヒイ言いながら最下層に向かって洞窟を降りている最中。前回の落下で一気に下まで行ったんではなかったのね
既に体感重量は1t近い重さ。そして肉体への負荷は精神的ストレスももたらし、自律神経をも消耗させて完全にグロッキー状態です
ちなみにトリコのグルメ細胞はこの重力変化に対応するため、細胞同士を振動させ静電気を発生
この場所の磁場と類似した電荷を帯びさせることにより、体内の電気力を斥力に変え重力に対抗するという
相変わらず荒唐無稽ながらも、物理的には理屈の通る解説ナレーションが入ります
フォークシールドにも何が起こってるのか解説してくれよ
しかしそんなグルメ細胞の頑張りと、体に負担をかけない移動方法の工夫も虚しく次第に弱っていくトリコ
胸ポケットにしまっていた小松の包丁をうっかり下層におっことしてしまい、しんどい体に鞭打ってこれを追いかけて―
「こいつは・・・ルビークラブ!高級食材の蟹じゃねーか!」
なんとそこで高級食材の蟹が群生しているのを発見する。ルビークラブは殻がルビーで出来ているというえごい蟹
捕獲レベルは46という高さですがそれは戦闘力によるものではなく、発見の難しさ自体それだけでこの数字とのこと
心身ともに弱りきっていたところに偶然発見した御馳走の山
RPGで回復アイテムも尽きたダンジョン探索中、回復ポイントを見つけた的なタイミングですが。果たしてこれは偶然なのか?否!
「小松―そうかこれは偶然じゃねえ。この包丁には小松の魂が宿ってる
ルビークラブは食材を呼び寄せる小松の才能が見つけてくれた食材だったんだ
ありがとうよ小松。食材に好かれるお前の才能が俺を救ってくれた
体力さえ回復できれば重力なんざ屁でもねーぜ!」
>トリコの小松への想いが妄執になりつつある件について
小松どんだけすごいんだよ
本人不在でも縁の品があるだけで食材を呼び寄せる小松の才能
美食が全てを支配するこの漫画の世界観を考えると、最強の部類の能力ではなかろうか
もはや才能というか超能力の領域。さしずめ食材ブラックホール
相棒のチート能力に助けられたトリコは深く感謝すると、ありがたくルビークラブを捕食。なんとかこの窮地を脱します
「うん美味しい!これならきっとメルクさんも喜んでくれるぞ!そうだ!
入浴しながら飲めばリラックス効果が更に倍増してより疲れが取れやすくなるぞ!
メルクさーん、このスーpウボァー!?チンコついてねえー!」
やはり星屑★うぃっちだった!
一方、メルクが入浴中に夜食のスープを作っていた小松は親切心から風呂へ特攻。目の当たりにしたその正体に驚いていた
普通この手のシーンって「お・・・おっぱい・・・?」とか、胸の方に目が行くのが一般的だと思うんですが
「な・・・無い!」と真っ先に性器をガン見する小松がちょっと凄い
>乳首券は無かったか。しかしお尻のラインは素敵だなメルク
>小松がメルきゅん嫁に貰わざるをえない事を・・!
>真っ先に胸じゃなく股間見て男女判断する小松が破廉恥
「わぁ小松シェフ!!は・・・何を動揺してるんだ俺は。何?どーかした小松シェフ?」
最初は女の子っぽい悲鳴をあげて胸と股間を隠したメルきゅんでしたが、「女」を意識してしまった自分を恥と感じたのか
隠していた手をすぐ後ろ手に回すと、おっぱいも女性器も堂々と見せつけます
>なんかメルクの仁王立ち姿が、聖闘士星矢LCに出てきたベヒーモス様を沸騰させます
「自分は女を捨てている」という意固地さなのでしょうが。このコンプレックスを抱くこと自体が彼女が女を捨て切れていない証拠
左下の「ああ・・・悪いか?」の表情がすごい女の子っぽくて可愛いと思う
「メルクさん・・・お・・・女・・・女性だったんですか・・・!?」
「小松シェフ・・・話がある」
自身の性別をカミングアウトしたメルきゅんは何やら小松に折り入って話があるそうで。いったいなんでしょうか
エロ同人なら「あなたの包丁を私にry」って展開なんですが
「うんめェ〜っ!ルビークラブ最強!ふぅ・・・さて、どこのどいつかしらねーが・・・
ここがヘビーホールの一番地下で間違いねーかな?メルクの星屑の採掘場で
あぁ・・・かかってくるなら来な!もうここの重力には馴れた・・・!」
>あのミノタウロス、メルク編のラスボスかと思っていたら意外と出るの早いんですね
ラスト。ヘビーホールでは最下層に辿り着いたトロ子が、早速この洞窟の主とおぼしきグレーターデーモンと遭遇。臨戦態勢に
ルビークラブ食いまくったおかげで既に体調は万全まで回復、この超重力にも対応して戦闘力面でのハンデはなさそうです
それにしてもこのグレーターデーモン、体毛やウロコがないせいかやはり人間が変異した怪物にも見えますね
先週の朋友予想で「この怪物こそがメルクなのでは?」「メルクはそもそも人間ではなく、すごく知能の高いサル系の猛獣だったのでは?」
というのがありましたが、これはやっぱりその線も十二分にあり得る流れか
もしもこの「メルクは人間でなく物凄く知能の高い大ザル」という朋友予想が正解だった場合、
例のトロルコングイジメにも説明がつきます。ファーニップ、スケイルコング、そしてペットのチンポコまでサル系・・・つまり
メルクマウンテンはサル系の猛獣が多く住まう猿山。と考えれば
そこで一番強く、知能の高いボス猿がメルクだったという展開は説得力十二分。ただまぁこの漫画も荒唐無稽な展開は結構あるものの
流石に猿が家建てたり、依頼受けて人間の包丁を研いだりは無理があると思うんだが
気になるメルクの行方ははたして?トリコVSグレーターデーモンの次号へ続く!!