161話
「わぁースゴイ!ここがグルメカジノですかぁー!なんて豪華な街だろう!そして広い!
治安が悪くて最悪の印象だったジダル王国が楽園に見えてきましたよ〜!」
【グルメカジノ】
幻の高級食材から裏社会でしか手に入らない非合法食材まで。ありとあらゆる食材が景品として集まる世界最大の賭博場
街の総面積は650平方kmで、その20%を占めるカジノスペースでは連日100兆円もの金が動く
街の中には10星のホテルや飲食店も軒を連ねる、グルメタウン以上の食の街。そして・・・・
「ほっほっほ。あの強盗逃げ切れると思いますか?それとも捕まるか」
「逃げ切るのは無理でしょうな。私は捕まるに100万」
「では私は大穴で逃げきるに100万・・・」
「ハッハハ。逃げるでも捕まるでもなく「撃たれる」だったか」
「どっちもハズレですな。グルメカジノの警備を甘く見ていました」
人の命など、金の価値の足元にも及ばない街。利根川さん漲るでぇ
すっかり観光気分で浮かれていた小松を一発でドン引きさせる冒頭のハプニング。ジダル王国はIGO非加盟なので、その取締り法には縛られない
地下料理会が直にその警備を管理し、ひったくりやスリ行為などは一瞬の躊躇もなく射殺されるバイオレンス映画の世界観
目の前で人が死んだのにケラケラ笑ってる金持ちどもが醜悪。当然撃った当人などはもっと無感情です
「回収しろ。脳と使えそうな臓器は解体しておけよ。あとは捨てろ」
「こんなゴミでも死ねば少しは価値が出る」と言わんばかりに死体を回収していく白服の警備員達。臓器はともかく脳を何に使うんでしょうか
初っ端からのエグい展開に小さな読者達がやや引いたところで、その雰囲気を和らげるかのようにあの人物が登場する
「お前は・・・マッチ!」
>その声は・・マッチ!(ハトよめ風に)
>マッチだわ!しかも・・・マッチだわ!
>やはりマッチさんだ!俺らの予想通りだ!!
ハトよめファンが思わず吹くような鉄板ネタで登場。やはり先週の後ろ姿はグルメヤクザのマッチ
ライフ編では垂れた前髪とTシャツという格好で気さくな兄ちゃん風になってた彼ですが、やはり前髪を上げてスーツで決めてると立派なヤクザの貫禄
聞けば彼はもう副組長ではなく、この若さでリュウさんの跡目を継ぎ組長になったのだという
>正確にいえば次期組長は副組長ではなく若頭なんですけどね
若達の頭なので、組長を親父とすれば長男にあたるのが若頭
ちなみに舎弟頭は親父の兄弟分である舎弟の頭なので若達からは「オジキ」と呼ばれる
物知りのはんぺらさんなら知っているとは思いますが、極道の序列を勘違いしてる読者が多そうなので言っておきます
「お前んトコの組長は名が知れた実力者・・・現役バリバリだろう。なんでまた急に?」
「わからねェ。デカい仕事があると言い、数人の幹部を連れてグルメ界に向かった
何でも再生屋の与作に誘われたらしいが・・・詳しい目的は教えてくれなかった」
「元気でなマッチ。組の可愛い息子達とネルグ街のガキどもを頼んだぜ」
>与作とリュウさんがグルメ界入りしたのって会長の美食會突入と呼応してるんですかね?
もしそうなら他の第〇ビオトープのメンバーもグルメ界入りしてるって事に
>組長を譲る=組にもう戻るつもりはない覚悟だとしたら、もしかして旧組長は一龍を助けに向かったのではないでしょうか?
与作のような実力者まで出た以上、美食會への殴り込みはありえる気がします
>グルメヤクザの戦力層厚すぎる。リュウさんだけじゃなくて幹部数人もグルメ界に突入できるとか・・・
>グルメヤクザの組長や幹部数人がグルメ界に適応出来るレベルの強者だとすると
マッチがトリコの実力見て驚いてたのに多少違和感が生じるような
> 与作・リュウさんがともにグルメ界入り・・・もし一龍と一緒に殴り込みなら
「美食家(IGO)」「再生屋」「グルメヤクザ」で一気に世代交代がくるな・・・
武闘派のヤクザ大親分ということで、
上半身は裸でサラシ巻いてて、背中にスゴイ刺青を入れたゴツいおっさん
というビジュアルを予想していた読者は多かったと思いますが。その後姿から察するにイメージモデルは清水の次郎長でしょうか
「それだけを言い残し組長は行っちまった。二度と戻らない気配を背中に漂わせながら・・・
そうして俺は組長として今はネルグ街をしっかり仕切っていかなきゃならねェ立場になったのさ
今、ネルグにはこれまで見たこともなかった中毒性の高い麻薬食材が出回ってる。出所は・・・
地下料理会―普通では出せない違法料理を専門に扱う裏組織だ
その場所が他でもねェ・・・ここグルメカジノ!」
ネルグ街はジダル王国からそう遠くない場所にあり、最近蔓延してきた麻薬食材のせいで大変な被害を被っているという
そんなワケで街を守るため、その出所を叩き潰すという攻勢思考でジダルへやってきたマッチ達
狙いはカジノの倉庫に大量にあるであろう麻薬食材の強奪と、地下料理会のボス・ライブベアラーのフルボッコである
「無理だな。悪いが組長さん・・・今のあんた達の実力じゃ組織には歯がたたないだろう」
「四天王ココ・・・なぜそう言える?」
しかし初対面のココは、遠慮することなくマッチの実力不足を指摘。組長をバカにされ部下達はいきり立ちますが、ココは更にこう付け加えた
「僕は占い師だ。勝てる可能性があるとしたら、それは力ずくではなく―ギャンブルのみ」
「そーいうことだ。一緒に行くか?俺らの目的もカジノにある。ボロ勝ちして景品の違法食材全部没収してやろうぜ」
「行きましょうマッチさん!一緒に!」
力ずくで敵わない相手ならギャンブルで勝てばいいじゃない。カイジのような典型的破滅型の思考の気もしますがココが言うと頼もしい
「一緒にイキましょう!」などという小松のエロ台詞も後押ししたのか、マッチはこの考えに同調することに
「フ・・・ギャンブルなんて性に合わねーが・・・合法的に奪えりゃそれにこしたこたぁねーか」
>ギャンブルは性に合わないとか合法に越したことはないとかマッチさんすげー常識人
賭博もクスリもやらないとしたら、この組の収入源はいったい何なんだろう
「うわぁー!これ全部カジノスペースですかーっ!?」
相変わらず超スケールのモノを描かせるとすごいセンスを発揮するしまぶー
まさに街一つがそのままカジノスペースとなったような巨大な空間。このエリアですら入口に過ぎないというから半端ありません
まずは現金をコインに換え、軍資金の用意。トリコは無制限のクレジットカードで1億円分のコインを用意します。金持ち!
「1億!?それって多くないか?僕は100万円のコイン一枚でいいか」
ちなみにグルメコインはこの世界観らしく食べることができるコインであり、その味は高いコインほど美味いのだという
トリコが換金したのは一万円コイン一万枚ですが、早速軍資金をポリポリ美味そうに頬張ってます。なるほど食う目的もあってこんなに用意したのね
一万円グルメコインでも美味い美味いとニヤケながら頬張っていたトリコと小松は、ココの用意した100万円コインに涎ダラダラ
「100万円のグルメコイン!一口食わせろココ!」
「ダメだよ食べるために換えたんじゃないし」
「一瞬だけ舐めさせてくださいココさん!」
そしてこの新婚さんである
>100万コインに群がる獣二匹と乙女な顔でそれを庇う犠牲者。もはやトリコの様式美である
>グルメコインは実際にお菓子として商品化するんでしょうかね
>【グルメコインが食える】たったそれだけの情報で色んな想像をしてしまいます
食う為にギャンブルする人(景品ではなく高額グルメコインを腹一杯食べる為)とか、
グルメコインを使った飯屋(調理分持参&別途調理代)とか、
ポップコーンの様に高額のグルメコインをボリボリ食べ歩きをしながら見て回る富豪と
その後から食べ落としたグルメコインを拾うハイエナっぽい人とか
往年のローディストならば絶対に思いついたであろうこの掛け合い。メルきゅんの時といい、しまぶーはイイ仕込みしてくれるで・・・
3人がそんなシモネタで腐女子読者へのサービスを展開していた時。その様子を別室からモニター監視する人物の姿があった
「間違いありません。グルメ四天王のトリコに同じくココ・・・これは極上のお客様ですよボス」
「もぐもぐ・・・ごっくん。はぁ・・・あ・・・おいしかったァ〜んん・・・」
部下に声をかけられて官能的な返事をしたのは、ベッドに横たわるパンツ一丁の大男
全身ムキムキの肉体に余すところなくビッシリと刺青を入れた屈強な風貌に、オカマ言葉というアンバランスさが気持ち悪い
そして更に読者を気味悪がらせたのは、後頭部首の付け根あたりの大きな穴
この男もぐもぐと何かを美味そうに咀嚼していましたが、おそらく口内に食べ物はなかったと思われます。この後ろの穴で味わっていた?
なんでしょうかこれは。舌ではなく、脳幹でダイレクトに味を感じるとかそんな類?銃夢の世界だなこりゃ
「トリコに・・・ココね・・・是非私のコレクションに欲しいわ・・・」
>シルエットで猪狩かと思ったら、体はスペックで中身は泣き虫サクラ、後頭部からガムシロップ飲んでたでござる
>ライブベアラー、戦闘能力が高いというより、ずる賢くて陰険そうな感じですね
>花山さんとスペックの合体したような奴がキターww
>ライブベアラー・・・刃牙にいてもおかしくない大変態だ
>ライブベアラーが後頭部から食ってた?のって回収された脳みそじゃないでしょうか
>ライブベアラーは人間も料理してそう
>警備員のセリフとライブベアラーのセリフから頭に刺さっていたものは、
人の脳をつかって食べたものの記憶を体験できるものなのでは?
>臓器は売れるからいいとして、脳だけは使い道がない筈・・・もしかして移植目的ではなく
脳内麻薬(βエンドルフィン)を抽出させるために集めているのか?ライブベアラーの「食事」を見る限りだとどうもそれっぽい?
>ライフベアラーはギャンブルで負ける→茫然自失→(改心?)→美食繪に連れ去られるオチじゃないかと
長いしゃくれアゴに、何を考えているのか読み取りにくい糸目。身体が気持ち悪けりゃ顔まで気持ち悪いこの怪人こそが
地下料理会のボス・ライブベアラー!
食うか食われるか?弱肉強食のグルメギャンブルが幕を開ける!次号へ続く!
162話
「うわぁスゴイ!何ですかこの超巨大なスロットマシーンわ!」
「グルメカジノ名物100面スロット(男塾風に)
縦100面×横100あり、絵の種類は全部で40種類。これが秒速100mから150mのスピードで回転する」
相変わらず超スケールのものを描かせると半端ないセンスを発揮するしまぶー。大事な事なので先週に引き続き二回言いました
冒頭、男塾名物のノリで登場する巨大スロット
ドラムが回り出すとさながら海の中で渦を巻く魚群のような竜巻と化し、もはや常人の目には何がなんだか解りませんが・・・
「スロットの絵は手元のモニターで確認できるが僕は直接見るほうがやりやすい」
「ドラムは右側にいくほど回転が速く、倍率の高い絵柄も少なくなってくるが・・・
これくらいのスピードならココには止まって見えるだろうな」
電磁波のような不可視のモノを視るだけではなく、動体視力もまた常人のそれに当てはまらないココの目の力を解りやすく読者にアピール
これは例えばトランプ勝負でも、ディーラーがおかしなワザを使ったら絶対に気付くという事。マジ生身スタープラチナ
よどみのない目押しで次々とドラムをストップしていくココ。あっという間に最高絵柄の大当たりで、倍率もこれまた超スケールの100万倍
一兆円分の勝ち全額を景品食材と交換したところで、たまらず裏料理会の運営陣が動きます
「どーやら釣れたようだぜココ」
>一応ツッコミ。カジノスロットには停止ボタンは無いんだよしまぶー…(アメリカとかはたしか法律レベルで禁止されてるはず)
あと目押しっていっても内部的に当選してなければいくら目押ししても図柄はスベるんだよしまぶー…
(ちなみにパチスロはレバーONの時点で確定してます。あとはそれに合わせて液晶演出と停止図柄を制御してるだけ)
「こちらはVIP専用エリアとなっております。通常VIP会員のお客様か、
年間で一定額以上お使いのお客様しか入れません・・・が。お客様はもうひとつの条件を満たしているので
ここから先はお客様が失うのも得るものも、全て”食材”のみ」
「お金じゃなく食材を賭けた勝負・・・まさにグルメカジノのVIPですね」
「・・・・・VIPのその先もありますがね・・・・」
VIPエリアと通常エリアの最大の違い。それは現金でのベットは一切行われず、勝負は全てプレイヤーの所有する食材を賭けるということ
一兆円分相当の食材を手に入れたトリコ達はこのエリアに入る為の資格を得たワケですが、案内役の不穏な言葉が気になります・・・・と!
「ぐぼはぁ!し・・しまった・・・大穴狙いすぎちまった・・・死にたくねえ・・・死にたく・・・ねえ・・・よ・・・」
トリコ達がVIPエリアに足を踏み入れた瞬間。まるで一行を出迎えるかのごとく、必死の形相の男がヨタヨタした足取りで現れた
男は顔中の穴という穴から血を流し、激しく苦しみもがいて絶命してしまう
それが毒物による中毒死である事がすぐに解ったココ。何が起きているのか理解できず狼狽える小松だったが、
その背後でカラカラと笑っている小太りのVIP客の会話を聞くと、否が応にも理解してしまう
「まさかあれに毒が入っていたとは。いや〜残念!もう1ゲーム!」
「こ・・・ここでは人の命を賭けの対象にしているんですか!?」
「ご心配なく。参加している彼等は皆このカジノで多額の借金を踏み倒した者達
一攫千金での借金返済を条件に、自らゲームに志願した方々です
ま、あとはVIPのお客様が自ら連れてきた、賭けに使う出場者達ですね」
>今まで純粋な冒険活劇だった分、今シリーズのヤバさが際立つこと
それだけしまぶーの魅せ方が上手いのと、トリコ世界の土台が出来上がったということでしょうね
>地下料理会は帝愛グループだったのか
>なにこのカイジ
>グルメカジノのVIP専用エリアはまさにカイジの世界・・・
グルメカジノマジ帝愛グループ
そして先刻死んだ男は、多額の借金を自分の命を賭けて返そうとした成れの果て。勝てなかったカイジです
グルメカジノに入店する前、射殺された泥棒を目の前で見てもケラケラ笑っていた男達。彼等もVIPエリアの常連客だったのである
「賭けに使うって・・・・ここでは食材を賭けてゲームをするんじゃ?」
納得がいかない小松はおずおずと尋ねる。VIPエリアでベットされるのは、命ではなく食材なのではなかったのか?
笑いながら答えたグラサンの返答は極めて冷淡で、かつ正論だった
「おや・・・お客様。自然界では人間だって立派な食材じゃないですか」
>『自然界なら人間も食材』とは・・・
白服も皮肉なのか本音なのか判りませんが、ニトロのレシピのせいで読者も小松も笑えませんな
「人間も食材」 この場面に関して言えば、このグラサンの言葉は人の命をベットする為の詭弁に過ぎない言葉かもしれませんが
なにせ相手は麻薬食材などの非合法食材を流通させてる地下料理会
もしかしたら実際に人を「食材」として調理することもあるのかも。こえー
>これは人が人にする行いとして認められないと思います。カイジのようにこんな地獄に堕ちることが自業自得なのかもしれませんが、
その地獄に少年漫画の主人公らしく義憤を燃やしたり嫌悪を感じるでもなく、好奇心を露にしたトリコと恐怖を感じた小松、
なんだか二人の間に大きな溝が見えてしまったような気がするのですが
そして読者の多くが感じてるであろうこの感覚。「死にたくない!」という阿鼻叫喚の地獄絵図のゲームを見たトリコの第一声
「規模は一般エリアの1/10にも満たないが熱気はその何倍もある!」
目の前で人がゴミのように死ぬシーンを目の当たりにした感想が「流石VIPエリアは熱気が違うな!」である
表情が嬉々としてるのがヤバイ
タコに喰われる男、鮫に喰われる男。その全てが自業自得なので同情の余地はないのですが、この凄惨なゲームを見て眉をひそめるでもなく
「えげつねえな」の一言で済ませてしまうこの淡白さ。そしてここでもやはり爽やか笑顔浮かべてます
キャラ付けとしてのトリコの生死観はともかく、少年ジャンプの主人公としてはどうなのかという気もしないではない
「面白いじゃねえか。早速やろうぜ俺らもよ。何なら俺が賭けの対象としてゲームに参加してもいい
ベットする食材はカジノの食材金庫にウチの者が保管してる。こいつを賭けて早速勝負しよう!」
賭けるものは命。地獄のギャンブルに自らの命を賭けることも臆さず名乗りでるマッチがカッコイイ
これまでのココの勝ちっぷりから、そのギャンブラーとしての実力に全幅の信頼を置いているようですが・・・・
「どーせならもっといいものを賭けなぁい?」
デデーン。と相変わらずまったく読者にストレスを感じさせない、小気味の良いしまぶーテンポでいきなりの登場
地下料理会ボス・ライブベアラー!
前回では対比になる人物がいなかったので解りませんでしたが、身長3mはあろうかという大巨人です
>大男の存在は全然珍しくない漫画ですが、チェ・ホンマンが218cm160kg、
全盛期のボブ・サップが200cm170kgだったことを思い出すと、トリコ・ゼブラ・スタージュン等の規格外を改めて実感しました
>ライブベアラーがやたらデカかったので思ったのですが、
livebearerとは胎生魚(卵を産道で孵して稚魚を出産する魚)という意味があるらしいです
もしかしたらあの巨体には胎児みたいな中の人がいて、首筋から入れていたのはそいつの流動食だったりして
コレクションというのはスペアの体で・・・という設定だと、ボギーウッズと被っちゃうから無いでしょうか
>ライブベアラーが邪悪なウド鈴木に見えます
「招待するわ。VIPエリアのその先へ・・」
邪悪なウド鈴木うめえ。もうそうとしか見えない。天野くぅ〜ん!
早々に登場した敵ボスからの招待状!命を賭けるVIPエリアよりも更に先。そこでは一体何を賭けるというのか?花京院の魂か!
これは読者としてはしまぶーの奇抜なアイディアに期待してしまいます。巻頭カラーでギャンブル勝負の次号へ続く!
163話
>今週のトリコ、表紙から全国のトリコ小松派のお嬢さん方を一本釣りしていましたね
以前の小松キャラ弁表紙といい、しまぶーのサービス精神に頭が下がります
>今週のジャンプの表紙の文言からして小松をつかんで『食べちゃうぞ』とかのんけ、もといのっけからアッー!!
>今週のジャンプは表紙から小松が襲われてて笑ってしまいました。バイトの女の子に笑われてしまったではないか、責任取れ集英社!
「招待するわ。VIPエリアのその先へ。お互いもっといいものを賭けましょ♪」
「平気か?みやみについていって・・・地下料理界・・・何が待ってるかわからねーぜ」
「見たところVIPエリアの景品には僕らの狙っている食材は見当たらない・・・先があるなら行くしかないね」
先週ラストでえらい邪悪なウド鈴木っぽかった顔はその印象を潜め、シャクレアゴだけが印象的な笑顔オカマの大男
その姿を見ただけでトリコが「強いな・・・」と肌で感じる実力は、果たして現在の彼等と比べて上なのか下なのか気になるところ
あと慎重なマッチの「平気か?みやみについていって」という台詞。これがどうしても
「よかったのかホイホイついてきて」とかぶってしまうのは俺だけであるまい。マッチのケツが危ない
というワケでやってきたのは、巨大な脳のような有機的な内装がおぞましい「裏VIPエリア」
VIPの中でも更に一握りしか持っていないという、このエリアに入る為の資格。それはトリコやココも既に満たしているというのだが・・・
「あああ・・・この世に・・こんな味があったなんて・・・うまい・・!うまい!
おかわりだ!すぐにおかわりを持って来いぃぃぃ〜っ!」
道中、一行が垣間見た個室には頭になんか電極挿して完全にキマってるおっさん
口内に食べ物はないのに、「うまいやあああ!うますぎてふりかけがほしいやややややや」と大声で叫んでます。絵的にいろいろろアブないぞ
>おっさんが椅子の上で「おっおっ」都会って喘いでるのみたら狂四郎2030のバーチャルマシン思い出した
食べ物だけじゃなくてS○Xにも応用でできるだろこれ
「わ、忘れてしまった・・・ワシがこれまで食べたものを・・・返してくれぇぇ。ワシの食歴をぉ〜」
そしてこちらは対照的に生きる気力をなくしてしまったかのようなおっさん
「今まで食べたものを忘れてしまった」という台詞、先のキマってるおっさん、そしてキーワード「脳」・・・前回の朋友予想ピシャリ的中といったところか
「なるほどな。彼等が賭けているのは”記憶”
過去に食べた食材の記憶だ!」
脳に記憶された美味。その人間の今までの食の記録
リーガルマンモス編で、この世界の人間たちは皆そういった食に関する生体データを「グルメID」として持っているとは言ってましたが
それこそがこの裏VIPエリアでの賭けの対象だったのである
「その通り。流石は四天王ココ・・・あなたは前にもジダルへ来たことがあるものね」
「ある食材の情報を得るためにな・・・その時は目的は果たせなかったが・・・
”アトム”・・・!
美食神アカシアのフルコース「ドリンク」
僕のフルコースに狙ってる食材さ・・・!」
そしてここでココの口から唐突に出てきたアカシアフルコース第4のメニュー「アトム」の存在
神・地球・空気ときて原子ときました。相変わらずネーミングスケールがアトミック級なアカシアメニュー
ドリンクは「オーシャン」とか「アクア」だとばかり思ってましたが、スープか魚料理かな?オードブルと肉料理が気になります
>これはいずれゼブラもアカシアのコースメニューを入れそうですね
>自分は何となくココはアカシアのフルコースで「ドリンク」を狙ってるのではと予測してました
その根拠は彼の能力が「水分」を必要としてる所から
そしてどうやら四天王はそれぞれ一品ずつアカシアのメニューをフルコースに狙ってるという流れみたい。ゼブラは肉料理ですかね
4人が一品ずつ選ぶと漏れるメニューが3つもあるけど、それは誰か他の美食屋が抑えたりするんだろうか?味方か、はたまた敵か
「なるほどね。たしかにその食材の情報はなかなか出ないかも・・・・でも
誰かの記憶の中に何かしらのヒントはあるかもしれないわ
それを掴める可能性があるのがここグルメカジノ―うふ」
「地下料理界があらゆる希少食材を牛耳れる理由がわかったよ。客の食情報を餌にしていたとはな」
もともとはグルメIDの改竄目的で始めた脳の研究から、海馬を弄って食の記憶を引き出すことに成功した地下料理界
この世界では食のデータは全てグルメIDに残るため、例えば違法食材を一度でも食べたことがあればシラを切ってもIDでバレてしまう
そういったデータを消してしまいたい依頼が殺到し、その際に得た食情報が新たな食情報を呼ぶ
そうして地下料理界は巨大な食情報のネットワークと、それによってもたらされた莫大な資金力を手に入れたのである
「記憶はすべて脳に送り込まれた信号にすぎない。味だってそうよ
「うまい」という信号をデータとして取り出し、別の脳に読み込ませれば・・・
他人の感じたうまみを全て味わえるわ」
人の記憶は宝の山なの。絶滅食品や過去に流行った違法食材・・・
今は無き味のデータから過去の強力な麻薬食材を復活させることも可能
それを世間にバラまけばすぐに物好きなVIP達が群がってくるわ。刺激的な快感を求めてね
ま・・・中には病原体や毒を好んで食べる偏食者のデータもあって当りハズレもあるけどね」
>今週のトリコは星新一っぽいですね
>記憶の売買……世にも奇妙な物語の「ヴァーチャルメモリー」を思い出しました
>やはり記憶か…脳を回収した時点でわかってましたが、
麻薬食材街にばら撒いてるのはそういった危険な食材の味を記憶させる為でしょうか
何のリスクもなく危険な味を味わいたいなんてトリコ世界の金持ちはイカレてる
>記憶を食せるなら、フグ鯨みたく食ったら死ぬ食材も食い放題だな
しかし、「味わう」ことはできても「満たされる」ことは絶対ないと思うが。所詮記憶だし
>バキのシャドウ思い出した。食事っていうのはそのものの味の他に食べてる環境とか気分が大事なのに、
ただ記憶だけで満腹感も満足感も味わえてるのかホントに?
>飢えたこともなければ乾いたこともない人間にとっては、生命活動には関係ない記憶だけの食事で十分てわけか
反対に飢えのあまりに危険な食材に手をつけてしまう子供もいるのに
>人間の脳へ直に働きかける全く新しいスタイルの食事。そしてそれを賭けの対象にするというしまぶーの発想には驚かされます
…とはいえ、『味を感じる』と『味わう』は似て異なるものと思いますがね
>麻薬食材も自分の肉体は汚染されずに美味と快楽だけ味わえそうですね。やはり今章は色々ヤバいです
「味」は脳に送られた電気信号にすぎない
映画「マトリックス」の中の、エージェント・スミスと機械側に寝返ってしまう男の密談の会話を思い出します。アンダーソン君!
それにしてもホント銃夢みたいな事やるのね。この地下料理界編に限らず、今後もこのテのサイバーな設定はよく使われる事になりそう
>「病原体を好んで食す偏食」ってアイのことですかね?
でもグルメ教の教えとは対極にあるような場所だし、ほかにも何人かそういう人がいるのか?
また、ライブベアラーの台詞の中に愛丸としか思えない人物の脳からも食の記憶を抜いたことが伺えますが
この世界には愛丸のような特異体質の人間が他にいるんでしょうか?もし本人ならば彼はグルメカジノで敗北したという事になりますが・・・
「外道が・・・!」
>マッチがトリコより主人公過ぎて辛い
ヤクザでありながら、その場の誰より怒りを露わにするマッチマジ正義の人
「ってことであなたたち・・・おいしかった思い出を失う勇気ある?記憶を賭けて私と勝負しましょ」
ライブベアラーが合図をすると同時に、時代劇の殺陣シーンの始まりの如くわらわらと湧き出る戦闘員達
最初から相手に拒否権はなく、ゲームは強制ということか。怒り頂点のマッチの竜王が唸りを上げようとしたその時、トリコがそれを制した
「まぁ待てマッチ。ここの景品にメテオガーリックってのはあるかい?」
「メテオガーリック?あるわよ
味のデータが私の記憶の中にね」
「そういうことか(会長の奴め―)よぉしやってやろうじゃねえか!勝負だ!」
>グルメ細胞って、味の情報だけで進化できるんですかね?
それとも、それは伏線でトリコ達の求めるのは、メテオガーリックの所在の情報かな?
>今までは『高温』や『低酸素』、『高重力』と分かりやすかったのですが、今回の一龍の与えた修行内容は何なのでしょうか
一龍が示唆したメテオガーリックは現在実物はなく、ライブベアラーの記憶の中にあるということが判明
これではトリコ達がゲームに買ったところで、実際に食材としてゲットできる代物ではありません。味の記憶の体験なんて、多分トリコ達は拒否するだろうしな
すなわち、一龍の依頼の真意はメテオガーリックそのものよりも「地下料理界をブッ潰してこい」という意味だったと思われます
「トリコさん!消えちゃうかもしれないんですよ!?過去の思い出が!美味しかったたくさんの食材の記憶が!」
「小松・・・過去なんてどーだっていいだろ。俺達が見てるのは未来だけだ!いつだって常にな!
ってことであとは頼んだぞココ!」
「結局僕頼り!?カッコイイこと言ってたくせに!」
>食の記憶を抜かれても死ぬわけではなさそうですが、トリコの世界観では人生の一大事なのですね
料理人たる小松は味覚の記憶は生業の根幹でもあるのでリセットされる深刻さは美食屋とは段違いでしょう
「過去なんてどーだっていいだろ」と言い放つトリコは、やはり無神経な男です
弱気になる小松をパートナーらしく力強い言葉で励ますトリコ。でも仕事は笑顔で他人任せのサムズアップ
「どにかしろサニー!」の時といい、他の四天王頼りの部分がブレてなくてある意味すごい主人公。この路線を貫いてくれるとレビューとしてはネタにし甲斐あるな
「心配要らないわ。ちゃんと全員参加できるゲームにしてあげる・・・簡単なトランプゲームよ
神経衰弱知ってるでしょ?これは「食の神経衰弱」
名付けてグルメテイスティング!
ではルールを説明するわ。あなたたち全員の記憶を賭けてね・・・」
>神経衰弱ってやっぱり「味」とかでしょうかね。次回、花京院ならぬマッチさんの活躍に期待したいです
闇のゲーム名は「グルメテイスティング」。名前から察するに利き味による神経衰弱のようなものではないかと予想
一回飲んだだけの記憶からセンチュリースープ完全再現した小松最強じゃね?
残念ながら次週、ジャンプ48号はトリコ休載!再来週の49号を首を長くして待つべし!
>ライブベアラーは廃人になって終わる気がする
164話
食の神経衰弱「グルメテイスティング」使用するのは56枚、28組からなるグルメテイスティングカード
裏には番号、表には食材の図柄とそのポイントが記されている
神経衰弱の要領で2枚のカードの番号を宣言し、カードをオープン。絵柄が同じなら「ヒット」となり
その食材を実際に完食することでカードに書かれているポイントを得ることができる
、例えカードの図柄ヒットさせても、実際に完食できなければアウト扱いになってポイントにならないばかりか、
2回完食ができないと、その時点で負けが確定する
負けになるもうひとつの条件として、10回連続でヒットが出ないアウト連発死にもありますが、まぁこれは殆ど勝負には絡まないでしょう
更に普通の神経衰弱はヒットし続ける限り次のカードをめくることができますが、このグルメテイスティングでは最高3回までの上限あり
これによって相手に一回もめくらせることなく一方的に勝つといったワンサイドの試合展開を排除
では劣勢になってからの大逆転というのは難しいのか?といえばそうではなく、28組中2組存在する「ジョーカー」をヒットした場合
相手の持っている食材と、自分の食材を交換することができるという権利が発生
これでポイントの高い食材を奪うことができれば、劣勢からの大逆転も可能になっています
なにやら本格的にカイジみたいになってきました
しかし当然ながらこの際にも実食は発生し、完食できなければ交換は成立しない仕様。まずカードをヒットさせることはもちろんですが
「完食できるかどうか」がこのゲームの最大の肝である事がよく解ります
食材カードには低ランクのものから最高級食材が揃った最高ランクまでレベルがあるそうで、当然今回は最高レベルのVを選択
しかし高レベルになるほど食べる難度も高い食材も多いそうで。この手の食材に当たった時の対応が見所か
ちょっと前にめだかボックスで裸エプロン先輩vs球磨川禊の対戦を思い出すけど・・、トリコだとミソはどこかなぁ
完食しなきゃいけないところ?食べたら最後の毒物な食材とか、麻薬食材とか。そこら辺は皆考えるだろうし・・
>小松がフグクジラを捌く展開があると予想
>食材にフグ鯨が出て、小松が一人でさばくとかありそうです。ココもいるので丁度いいおさらいになるかと
>グルメテイスティングは難関な特殊調理食材なんかもでてきそうですね。一人も勝者がいないあたり
>ココがいる以上まず10連お手つきや取るカードの点数で負けることはないでしょう
となるとやはり高ポイント食材に麻薬食材や毒化食材、あるいは・・・「人間」などが入ってくるんじゃないかと
「機械がランダムにカードを選ぶだと?それを俺等に信じろと?
お前に有利なカードが選び出されない根拠があるなら説明してみろ」
本来ゲームに使うカードは数千種類あるリストの中から、機械がランダムに56枚を選び出すという方式だそうですが、
そのライブベアラーの説明に「待てよ」と木村拓哉風に物言いをつけたのはマッチ。これは当然の反応でしょう
ここは敵地のど真ん中で、勝負内容は敵が用意したゲーム。イカサマが仕込まれていないと思うほうがどうかしてます
「説明はできないわ。信じてもらうしかない。ただ・・・私は料理人だけどこのカジノのオーナーも務めてる
わかる?ギャンブラーとしての誇りがあるの。そんなくだらない真似はしない
それにイカサマで勝ったって何の面白みもないしね」
そんなマッチの追求に対し、「ギャンブラーの誇りに誓う」などとダービー兄のような言葉を返すライブベアラー
まぁダービーはイカサマしようとしてスタープラチナに指折られましたけど
ぶっちゃけココの目の能力を考えればイカサマがあってちょうどいいくらいなんですが、この男の言葉にはどうやら嘘はないと見ていいようです
「このゲーム、ディーラーは俺にやらせてもらうぜ・・・!
もともとお前ら地下料理界の土俵だ。これぐらいのことはやらせてもらう」
「それなら僕はヒットした食材を食べれるように調理します!」
「もちろん俺は食う役だ!ココが当てた食材をすべてな!」
「ああ。カードは僕が引こう」
>各々が自分にできる事を尽くして大敵に挑む! 闇のゲームに似つかわしくない熱さを感じた
>ゲームは適材適所の分業ですか。マッチはうまく逃げましたね
ココはもちろんですが、恐らく出てくるであろう毒食材や特殊調理食材、麻薬食材を調理する小松も鍵になるのでしょうか
それぞれが自分にできることを名乗り出、四人一丸となって未知の勝負グルメテイスティングへと挑む一行
普通に読んでればえらいカッコイイシーンなんですが、なにせ屋敷的にはこれまでのトリコレビューで培った
自分はへっぽこのクセに、やたら偉そうに他の四天王を頼るトリコ
という鉄板ネタがあるせいで変な笑いがこみ上げてくるシーンに仕上がってます
「俺は食う役だ!ココが当てた食材をすべてな!」
グルメテイスティングのルール上、実食係のトリコが一番責任重大かつリスキーなポジションであることはもちろん読者も理解してますが
全部ココ任せ!でも飯は俺が食う!
って言ってるみたいでしょうもないダメ主人公に見えてくる罠。このどや顔も相まってたまりません
「お前さんは一人でいいのか?ライブベアラー」
「もちろん。むしろあなたたち3人だけでいいの?
過去の挑戦者達は人数を揃えることでこのゲームに勝機を探ろうとしてきたわ
手練れの料理人集団や大食いチャンピオン・・・今では最大10人まで認めてるの
ちなみに私はいつも一人。これまで214勝0敗。うふ」
10対1という圧倒的なハンディキャップ戦を常としながら、これまで200戦以上無敗というライブベアラー
凄腕の料理人であり、トリコの数倍は食いそうな巨躯である彼はこのゲームにおける素養を持っているのは間違いありませんが
はたしてそれだけでこれほどまで絶対的な強さで勝ち続けられるものか
もしかしたら彼にはココの目のような特別な超能力があり、脅威の214連勝はその力によって支えられているのかもしれません
「先攻を決めるぜ。コイントスだ。表か裏か」
「裏社会代表ってことで裏」
「ココ、お前は表でいいか?」
「いや・・・”どちらでもない”僕はそれで」
あん?酔っ払ってんのかコノヤロー。と怒られてもいいような選択肢を選ぶココ
場の誰もがその言葉の意味を測りかねたが、コイントスの結果によってその謎が氷解すると、皆が思わず息を飲んだ
「裏でも表でもない・・・僕の先攻でいいかな」
立った!クララが立った!と、上手い具合に立ったまま停止するコイン。なるほど表でも裏でもありません
驚くべきはココの目の力。彼の未来視の能力は、その人間の発する電磁波を「視る」ことでそのバイオリズムを読むという理屈で成り立ってたワケですが
この未来予見力は明らかにその範疇を超えています
直観力を身につけたサニーが以前とはべ物にならないほど触覚の扱いに長けたように。やはりココの目も以前とはダンチのパワーアップを遂げている様子
「番号を指定してくれ。カードは俺がめくる」
「8番。29番」
『・・・まずはアウトが続いてもどんどんカードをめくって食材とポイントを把握するのが先決だな・・・えっ!?」
ココが無造作に指定した2枚のカードはいきなりのヒット!チェリンゴ・10ポイント
チェリーの実の部分がリンゴになっている小さい果物なので、調理はせずそのままいただきます。満腹感もトリコの胃にとっては殆ど無しといったところ
トリコチーム、幸先よく10ポイント先制。そしてココの「目」は、28組のペアを全て百発百中でヒットさせられることが判明しましたが・・・・
『偶然・・・?違うわね。この男、ヒットするカードがわかってる。久しぶりに楽しい勝負になりそうね』
214戦無敗ライブベアラー、それでもなお余裕の笑みを崩さず!
やはり彼にもココの目のような、何か超常の能力が備わっているのか?勝負の鍵はココではなくトリコになりそうな次号へ続く!
165話
「56枚のカードから三連続ヒットする確率は1/148665・・・まぐれとはおよそ考え難い数字
わかっているのね。ヒットするカードが」
「それはお互い様だろう?」
「うふ。やはり相手にとって不足はないみたい・・・ディーラーさん、32番と16番をお願い」
チェリンゴの後もスイカ貝、スマッシュルームと3連続ヒットでめくり番を終えたココ。合計食材ポイントは40ですがライブベアラーは涼しい顔
この程度のリードではライブベアラーが余裕でいられるのは、ココには最初から解っていたことだった。なぜなら彼も・・・・
『出たヒットだーっ!「腸詰めワーム!」高いぞ50ポイント食材だ!』
誰が実況してるのか知るませんが、ややテンション高めのアナウンスがライブベアラーの初手ヒットを告げる
しかもポイントは高得点の50。ココが3連続で稼いだ点数をワンヒットで逆転してしまいました
わかる?私にはギャンブラーとしての誇りがあるの
『イカサマは想定内だったが・・・いきなりやってきたか』
『まるで息を吐くように自然に出た嘘。こいつには最初から勝負のこだわりなど微塵もない
あるのは記憶を貪る寄生虫のような欲求だけ!』
あからさまなイカサマ。先週ライブベアラーが息巻いた「ギャンブラーとしての誇り」など、本当に口先だけの嘘だったのだ
無論最初からそんな言葉は信じていなかったココとマッチ。信じていたお人好しは俺だけウボァー
>>この男の言葉にはどうやら嘘はないと見ていいようです 思わぬ所で外れたはんぺら予想
そして運ばれてきた腸詰めワームのビジュアルで更にウボァー
>腸詰めワーム…。釣り具屋で見た事がある気が…
朋友コメントにもありますがマダイなどの釣り餌としても使われるユムシの巨大バージョンみたいな軟体生物です
現実のユムシも韓国などでは食用とされ、「翔太の寿司」の韓国編でケブルという名で登場したのを覚えている読者も多いのでは
この見た目にかなりキツイ食材を、チョチョイのチョイと手馴れた様子で調理するライブベアラー。その調理の様子をじっと見つめる小松
ライブベアラーは悪党ですが、料理人としては世界ランキング30位以内の凄腕
ポテンシャルこそ彼を大きく上回るSSSくらいあっても、まだ経験値の浅い小松にとってその技量は学ぶ所が多いのでしょう
「食材のポイントが高ければ高いほど調理や完食がより難しい設定になってるわ
完食するまでの制限時間は、そのポイント×1分。高得点の食材ほど多くの時間が与えられる・・・
ただしカードには当たり外れがあり、
調理や完食が容易なのに高得点というアタリがある。またその逆もね」
新たに明らかになった詳細ルールを説明しつつ、人面エリンギ(50P)メロンエッグ(100P)を調理して完食するライブベアラー
アタリハズレの存在はジョーカーの使用時に大きく影響を与えそう
そんなこんなでライブベアラーのめくり番終了。合計ポイントは220で1ターン目からいきなり大きく差を開けられてしまいます
>今回新規に出てきたルールと合わせて、カードの組み合わせも得点も知ってるライブベアラーが圧倒的に有利ですが、
ココも得点把握してきたとすればいかに相手に悪い食材を「引かせる」ことが大事に思えてきた
ライブベアラーの3連続ヒットは紛れも無いイカサマなのに対し、ココのヒットはイカサマとは言えない
ココはカードの持つ電磁波のほんの微量な違いからカードの色や形を共感覚でイメージし、「コレとコレは同じもの」と当てている
この方法はヒットはできても、どれが高ポイントなのかまでは解らない
のですが・・・・そこはそれ、四天王随一の知能はココ。そんな不利は最初のターンだけに留めてしまいます
『僕とヤツの引いたこれまでの12枚で
ポイントの高いカードのイメージは大体把握できた』
なんとここまでの6食材のカードからポイントの高そうなイメージをデータ的に予想。これがズバリ的中する
『出たー!これはプリン山!150Pの高得点食材だ!』
というワケで早速高そうなカードをオープンしてみたら150点の大当たり。しかし実際の山ほどもあるプリンという予想外のシロモノ
これを150分以内での完食できないとワンミス。ほくそ笑むライブベアラー
いくらトリコでもこれは無理だと読者でも思ってしまうところですが・・・そこはそれ、四天王随一の食いしん坊トリコ
「あいにくプリンは俺の大好物でな!いっただきむわ〜っす!」
>トリコの すごい バキューム
>トリコにバキュームフェラされたらチンコがもげるレベル
とてつもないバキューム力でプリンを吸引していくトリコ
大食いの名言に「カレーは飲み物」というのがありますが、さしずめトリコにとってはプリンは飲み物か
これはBL本のHシーンがえらい事になりそうです
「トリコさーん!あまり急いで食べると血糖値が上がりますよ!
糖の吸収を整えて消化を助けるミネラルらっきょうのタレを少しかけておきますね!
あと味も所々変えておこう。途中でトリコさんが飽きないように」
ややオーバーペースのトリコに食べ方のアドバイスを送り、更に消化を助けるタレと味の変化による「飽き」を緩和する小松
そのサポートの甲斐あってか、トリコは巨大なプリン山をわずか30分で完食。更にその直後の太陽酒(50P)も一気に飲み干します
「ぶわーうめー!なんて濃厚な酒だ!体がぽかぽかするぜ!おかわりもってこい!」
「もう一本飲んだから完食ですよ!それよりおつまみも食べてください!」
どんな酒豪も必ず酔い潰れるという太陽酒をかっくらってまったくケロリとしているトリコと、即興で作った酒のアテを差し出す小松
おそらくはこのつまみもさっきのらっきょうのように、アルコール分解酵素の働きを助け、胸焼けなどを防ぐ効果があるのでしょう
しかし「おつまみを食べてください!」という小松がなんか淫猥に見える
「弾丸ドングリは地面に落ちるとすぐ毒性の芽を出します!地面に撃ちこまれる前にキャッチしてください!」
そして最後はその特殊な生態の為に高捕獲レベルである弾丸ドングリ(70P)も、小松の知識とアドバイスによって無事に完食
なんとトリコチームこれで合計270Pを稼ぎ、1ターン目と合わせて310ポイント。ライブベアラーを大きく突き放します
「わかったかライブベアラー。これが美食屋トリコだ!」
「あっぱれね。あれだけの食材を一度のギブアップもなしに完食・・・しかも余裕で。過去いないかも」
トリコの食いっぷりにどや顔を見せつけるココ。ライブベアラーも素直に驚いたことを認め、その力を賞賛しますが・・・
『そして真に警戒すべき相手が誰なのか。それもわかったわ
私も料理人だからわかる・・・トリコの食べた食材全てにさり気なく絶妙な調理を施してるこの子
トリコは気付いていない。おいしく完食できたのが全て才能溢れるこの子のお陰だと
たったの6品でもそのセンスは隠せないわ』
ライブベアラーが真の強敵として認識したのはココでもトリコでもなく、小松!ある意味いつもの展開です
小松のおかげで完食できたのにどや顔でガッツポーツのトリコェ
「覗いてみたい・・・この子の食歴、知識、哲学、信念・・・この子はいったいどこを目指してるの?
この子の見ている場所は、トリコや私達の遙か先の場所なのかも
そう思わせるほどの才能!
絶対に奪い取ってやるわ・・・その金色の脳の中身を・・・!』
>トリコがかわいそうな位アウトオブ眼中
>相変わらずの小松>>>トリコですな。そのうちタイトルも『トリコ』から『小松』になりそうですねw
>男、女だけじゃなくついにおかままで落としたか・・・
>ライブベアラーの欲しがる小松の脳の情報って「男殺し」の手法とかですかね?カマ言葉を使う時点でアヤシイと思っていたんだ
>ライブベアラーが小松にウホッするのはいつものことだからいいとして
小松もライブベアラーの腕に多少興味がありそうでしたね。あれは1目見て盗んで急成長のパターンでしょうか
>やはり来た小松×ライブベアラーフラグ!これはライブベアラーの後頭部の穴に小松のキノコが刺さってしまうッ!!
>また小松さんの株が上がりましたね。いったいどこまで行くんだ・・・
刀鍛冶から認められ裏料理界のドンから認められ美食会副料理長から認められ美食人間国宝のお墨付きまであり
ランキング30指の料理人をして、「自分より遙か先を見ている」とまで言わしめる小松の才覚
出会うオトコ全てを魅了する小松の力は、ライブベアラーをも虜に!
というか小松を見て涎ダラダラ流すライブベアラーがマジモンの異常性癖者に見えてヤバイ
小松、記憶だけでなく例によってアナルもピンチ!次号へ続く!
166話
「すごいですよあの人・・・アタリは別として、それ以外の高得点カードは捕獲や調理の難しい食材ばかりです
特にサンズガワドクトカゲなんて毒を排除するのに相当の技術が要る・・・料理人としての腕は本物ですよ」
ライブベアラー2ターン目は岩マジロ、サンズガワドクトカゲ、そしてアタリカードのにんにくガニ。いずれも高得点でトリコチームを大きくリードする
先週からその調理技術を食い入るように観察していた小松は、ライブベアラーの料理人としての超絶技量に感服していますが・・・
『当然。数多の料理人の脳から盗み取った技術だけどね〜うふ♪
ああぁ〜早くあなたの脳から色々と吸い尽くしてやりたいわ』
>技術まで偽者だった。トミーといい、しまぶーの書くゲスは清々しいほど突き抜けてて好き
>ライブベアラー料理人としての実力だけ本物だと思っていたのに腕まで他人から盗んだ偽者かよ
ライブベアラーの技術は長年の年月をかけ自身が磨いたモノではなく、凄腕の料理人の記憶から盗んだ技術
元々悪党として描かれてはいましたが、朋友コメントにもあるようにいよいよもってクズ野郎であることがわかりました。コイツは救えねえなぁ
手番が変わってココが1枚目にめくった食材はエレキバナナ。シリーズ冒頭で少年がラリっていた麻薬食材です
これを受けてココは次のカードをワザと外してアウト。ヒットすれば完食しないとリタイヤ一回になってしまうので、これは当然の選択でしょう
『このゲーム・・・一見ポイントの争いに見えるが・・・・そうじゃない
”いかにハズレカードを避けるか”のゲームだ
神経衰弱なのにカードに番号が振ってあるのは食材の位置を覚えやすくするため・・・
つまりこのゲームはヒットすることが前提のルール』
『そう・・・このゲームは如何にして途中リタイヤしないかがキモ
グルメテイスティングの勝敗は全てポイントの優劣ではなく、途中でハズレを引いてリタイヤしたもの
エレキバナナ完食は困難と踏みワザとヒットを避けた・・・それが解ったところで勝ち目は皆無だけどね』
ゲームのルールが紹介された回から考察していた通り、このゲームの肝は如何にハズレ食材を避けるか。言い替えれば
如何に相手にハズレを引かせるか、にあります
食えない食材を2回当ててしまったらその時点で敗北。またそれを避けようとしてワザとヒットを避けようとしても、10回以上は回避できません
尚、ライブベアラーがカードの内容が解るのは、特殊コンタクトレンズによってカード裏面に書かれている情報を読み取ることができるから
という実になんの捻りもないごくフツーのイカサマでした。マッチ・・・これ防ぐ手立てなんぼでもあったんじゃ・・・
>意外ッ!それはコンタクトレンズ!・・・もうちょっとひねってもよかったかなぁ
>イカサマコンタクトレンズのネーミングセンスがドラえもんの秘密道具っぽい
ちなみに千葉の麻雀博物館には実際にこの理屈で牌が丸見えのイカサマ牌が展示されてます
特殊な偏光フィルターの眼鏡をかけて見ると、牌の背にハッキリ種類が書いてあるというシロモノ。麻雀好きはコレクションとして欲しい逸品
アウトになった場合は3回めくれず即手番変更なので、トリコ達の3ターン目は0ポイント。ライブベアラーは290ポイントゲット
4ターン目、ココ再びアウトでまたもや0ポイント。ライブベアラー260ポイントで合計1190ポイントとシャレにならない差に
5ターン目。トリコチームまずは30ポイントの食材を完食し、2回目にめくったカードはハズレもハズレの大外れ
ポイズンポテト。ココすら抗体を持っていない超猛毒で、まだ歴史上誰も毒の除去に成功していないというジャガイモ
セツ婆でも解毒できない無理ゲー食材でありながら、もし仮に完食したところでポイントは10。まるで旨味がありません
当然これをワザと外すココ。めくったカードは初登場のジョーカー
ニトロチェリー。ほんの少しの刺激でも爆発するさくらんぼ。きちんとした調理を施さないと、
食べたあとに体内で爆発するという、とんでもなく危険な食材。こちらもたった10ポイント
トリコチームアウトで手番はライブベアラーへ。めくったカードはもうひとつの方のジョーカー、般若パンダ250P
捕獲レベル80の倒すのが至難の食材。ライブベアラーの実力なら勝てなくはないでしょうが、
得点で大きく勝っている自分がジョーカーを取ってもなんのメリットもないため、ワザとこれをアウトにして手番を終了
めくったカードは死ぬほど臭くてとてもじゃないが食えたモンじゃないトロルチーズ。10ポイント
6ターン目、トリコチームウニネズミとシザースネークをめくってアウト。これを受けてライブベアラーも即アウトで手番を返す
最初にアウトを出しているのはトリコチームなので、後攻のライブベアラーはあとはそのアウト数を上回らない限り手番回しだけで勝てる寸法です
トリコチーム340 ライブベアラー1190 850点差という大差で迎えた7ターン目、ついにココ動く!
『残りカードは9種類・・・得点差は850ポイント・・・ここから奴を逆転するには・・・』
>トリコがどんどんカイジ化している件
それにしても、ギャグやバトルだけでなく頭脳戦・心理戦を描かせてもピカイチのしまぶーはマジですごいと思います
本格的頭脳ゲーム漫画みたいになってきました
ではここで場に残っている9種類のカードをまとめ。ココの描いた逆転へのシナリオを皆で予想してみましょう
名称 | ポイント | 備考 |
ウニネズミ | 10 | 捕獲レベルは50以上だがポイントは低いハズレ |
シザースネーク | 10 | 捕獲レベルは50以上だがポイントは低いハズレ |
ポイズンポテト | 10 | ココも抗体を持っていない超猛毒。セツ婆でも解毒不可能 |
トロルチーズ | 10 | 臭くて臭くてとても食えたモンじゃないチーズ |
エレキバナナ | 180 | 麻薬食材。ラリる。でも死ぬわけじゃないから食おうと思えば食える |
ロックリザード | 50 | 特に食材解説なし。普通に食える? |
ダイナマイトトンボ | 30 | 特に食材解説なし。でもココがヒットを取らなかったので多分危険食材 |
ニトロチェリー | 10 | ジョーカー。危険極まりない特殊調理食材 |
般若パンダ | 250 | ジョーカー。捕獲レベル80を超える難敵 |
ライブベアラーがヒットした最高得点は200ポイントのものが2つ
仮にトリコ達がジョーカーを2つヒットさせると、食材自体のポイントが260ポイント。ジョーカー権行使で10ポイント食材と交換すれば380行って来いで760ポイント
これだけで850点差をひっくり返してトリコ達が170ポイントのリード
更に50ポイントのロックリザードを取れば220ポイントのリードになります。あれえ?これだとライブベアラーがエレキバナナ食っても点数で届かなくなっちゃうな
おそらく決着は絶対食えないポイズンポテトをライブベアラーの手番で残すというカンジになると思うのだが・・・
>もろ文系が脳みそ振り絞って考えます。起点がトリコチーム310p、ライブベアラー1190pより
以下、トリコチーム般若パンダ実食。プラス250p、及びジョーカーによりカード交換(10p⇔200p)トリコ750p、ライブベアラー990p→
トリコチーム、ニトロチェリー実食。プラス10p、及びジョーカーによってカード交換(10p⇔200p)。トリコチーム940p、ライブベアラー880p
→トリコチームダイナマイトトンボ実食。プラス30p。トリコチーム980p、ライブベアラー800p。→手番ライブベアラー
ライブベアラー、エレキバナナ実食。プラス180p・トリコチー980p、ライブベアラー980p
あと残り90pでいかに相手にポイズンポテトを引かせるかだと思うのですが、後は予想がつかないです
ウニネズミ辺りも普通に採って食う、をやりそうなんで。ニトロチェリーとダイナマイトトンボはおそらくココ様が完食でしょう
ニトログリセリンは添加物を混ぜて安定化させるんですが(ニトロゲル化)、それがニトログリコール+アセトン+水ですので、
人体内で十分賄える物質です。胃酸で王水精製するココ先生ですのでこれくらいはやってのけるかと
更に精通されている朋友の方々がいらっしゃると思いますので、御指導、御鞭撻のほど、宜しくお願い致します。長文失礼致しました
>すいません、今さっき長々とコメントを送りましたがトリコVSライブベアラー、起点のpが310pVS1190pと間違っておりました
いろいろすっ飛ばして、エレキバナナ実食時点で、トリコ980p、ライブベアラー990pですね
細かい予想を送ってくれた朋友は彼だけでしたが、残念ながら修正した点数も間違えてますな。スタートは340:1190だぞ
でもニトロチェリーをココが体内で無力化するってのはすごいありそう。良い予想
「トリコ。勝負に出るぞ」
「やっとかよ。久々の強敵だ。逆転の口火を切るにゃあ丁度いい・・・!」
>般若パンダは垂れパンダに次ぐ人気者になると思う。なんかデザインが好きなんですがw
>般若パンダの威圧感に鳥肌立った。猛獣というより武人という感じだけど、やっぱりカンフーとか使うんだろうか
>トリコが主人公らしい場面がやっときた!かっこいいよトリコ!
>今週、すごい面白いかったです。神経衰弱といいつつ、いかにリタイアせずハズレを押し付け合うか
先週までの説明回が生きてきましたね。そしてやっぱり小松が鍵になりそうです
見開きの般若パンダとそれに対峙するトリコの図がかっけえかったです。はんぺらさんのレヴュー楽しみです
というワケでココの逆転へのシナリオ、まずは読者予想も容易な般若パンダをヒット!
捕獲レベル80以上の強敵を相手に、腕まくりで挑むトリコの後ろ姿がカッコイイ。そういやなにげにトリコが私服で戦闘するのってこれが初めてか
「小松くん、話がある」
更にココは小松に何らかの策を打診。特殊調理食材が関わっていることが解りますが・・・残りの食材は全部特殊調理食材だしな
トリコの私服戦闘とココのカイジごっこ。どちらも早く続きが見たい次号へ続く!
167話
「36連ツイン釘パンチ!」
>般若パンダ戦の構図と迫力たまんねえ。少年漫画的想像力と、それを支える画力があるからトリコは面白いですな
>ツイン釘パンチが相変わらずださい。伸びてるようにしか見えない
パワーと俊敏性、高度な知能を兼ね備えた般若パンダとの壮絶な死闘は10ページにも及ぶも、
最後は相変わらず絵面的に残念な36連釘パンチで決着。この溢れるどっこいしょ感ときたら
般若パンダのウボァー顔がかなり怖い。「まさかこの俺がこんなカッコ悪い技で負けるとは・・・!」という無念の現れでしょうか。南無
般若パンダ完食でその差が600ポイントに縮まったところでジョーカーの権利を行使。まずライブベアラーからにんにくガニ(200P)を奪うと、
ココが相手側へ定時したのは、読者も意表を突かれた太陽酒(50P)!
10Pのカス食材を与えて190ポイント差を埋めても、ここからの逆転は難しい。ココが狙うのは当然ライブベアラーのギブアップによるリタイヤ勝ちです
ちなみにジョーカーで押し付けられた食材が食えなかった場合、
押し付けた食材は自分チームに戻り、更にその得点まで入るとの事
ライブベアラーが太陽酒を飲めないと得点が入らないのは当然、それどころかトリコ達に更に50Pが入るということです。これは決まると強烈ですが
この辺のルールはかなり特殊というかこれまでの説明ではこう思ってた読者はいないだろうと思われ
あくまでルールの補足説明なので「後付じゃん!」とまでは言いませんが、もしこれが勝負の決定打になったら萎えるところです。そうはならなそうですけどね
「どんな酒豪も必ず酔い潰れるという太陽酒。トリコは美味しそうに飲んでたけど・・・
私には飲めないと思った?実はコレ私も大好物なの」
ライブベアラーも人並外れて酒に強いことは間違いないでしょうが、途中で正体不明にならずにボトル一本空けるのには秘策があった
先刻、トリコが太陽酒を完飲した際の小松のナイスサポート。あの時におつまみ、チーズ白菜である
ライブベアラーは制限時間の50分をいっぱいに使ってこれをチビチビ完飲。チーズ白菜さまさまです
『強力なアルコール分解作用と肝機能を高める効果のある野菜・・・太陽酒に唯一適合する食材ね
いいおつまみのヒントをありがと。うふふふしずめこれは勝利の美酒ね』
ライブベアラー太陽酒完飲で1240対790の450P差
赤ら顔でニタニタ笑うライブベアラーがそこらの酔っぱらいオヤジて感じでなんか憎めない
>酔ったライブベアラーが結構いい顔してるじゃんとか思ってしまった
>トリコは太陽酒を一気飲みしてからチーズ白菜を食い、
ライブベアラーはチーズ白菜を食いながら太陽酒をゆっくりと味わった・・・この違いにも何かがありそうだ
「トリコ。一度アウトを取る。一秒でも長く身体を休めろ」
「ん?俺は別に休憩なんか・・・」
ここでココは思わせぶりな台詞とともに一度アウト。どうもトリコが般若パンダ戦で負ったダメージが全快するのを待っている様子
これを受けてライブベアラーも即アウトで手番チェンジ。さっきと状況的にはトリコがほんの数分休憩取っただけの差しかないハズですが・・・
『計画通りだ。ここから3連チャン・・・頼むぞ小松くん!トリコ!』
前回ココが回避したダイナマイトトンボ、そして勝負に絡んできそうな説明文のあったトロルチーズをヒットすると、両方とも1コマで完食
差が40ポイント詰まった所で、ココがヒットさせた3品目はもうひとつのジョーカーカード・ニトロチェリー
『これを食べれなきゃ・・・』『勝てない!』
「爆発するさくらんぼ・・・上等だ!」
ニトロチェリーはココが体内の分泌物コントロールで無力化するのでは?いう朋友のコメントがありましたが、やはり食い役はトリコが担うみたい
トリコの体力を万全まで回復させたのはその兼ね合いもあるようですが、ココにはトリコに安全に食わす為の何か秘策があるのでしょうか?
でも小松に「小松くんなら必ず料理できるさ」と最高の笑顔でブン投げてるので小松頼りっぽいな
>臭くてとても食えないオークチーズやダイナマイトンボをあっさり1コマで片付けてて"?!"
ジョーカーとって交換するのが10pt食材じゃなくて50ptの太陽酒・・・気になるニトロチェリーは来週・・・続きが気になる
さて。ニトロチェリー完食は前提なワケですが、ここからが問題
ジョーカーの権利を取ったトリコ達がライブベアラーに押し付ける食材は何か
言わずもがなポイントでの逆転は不可能な為、「絶対に食えない食材を押し付ける」のまではわかってますが・・・
なんせギブアップは一回までならOKなルールですから、これで押し付けた食材を「食えない」と言われたところで、即決着にはなりません
つまり最凶ポイズンポテトを押し付けても、一回ギブの権利を使われるだけ
そのままライブベアラー一回ギブの状態で試合が続行すると、先行のトリコ達が先に10回アウトの負け条件を満たしてしまうことになるワケで
おそらく勝つ方法は「一回の実食でライブベアラーをリタイヤさせる」以外にないと思われます
>トリコはココの時間稼ぎと小松のおつまみのおかげでアルコール分解済みでセーフ、
ジョーカー権限でニトロチェリーと当たり食材を交換、小松の特殊な調理を真似したベアラーは胃袋のなかで
アルコールとニトロチェリーが化学反応を起こしてスパーク、
そして大爆発って流れですかね?だったらココのクレバーさと小松の調理技術、両方映えますからね
爆発でぶっ飛ばすというのは単純な上に、小松がニトロチェリーの調理するトコ見てればライブベアラーだってその調理方法覚えちゃうし
そもそもジョーカー食材は相手に押し付けられるのか、というルールの部分もあやしいモンだし、まずニトロチェリーの線はないと思われ
やはり真っ先に考えつくのは、多くのコメントも寄せられているこの展開でしょうか
>ココの選択も何か含みがありそうですね。ティモシェンコばりの「食べ合わせ」によるダイレクトアタック狙いとみています
>太陽酒と白菜チーズの食い合せがあるから、逆に体調が悪くなる食い合せも存在するんじゃないでしょうか?
ライブべアラーは盗んだ技術でろくに知識を磨いてないからそこが仇になるのかと
>ニトロチェリー完食→食材交換→アルコールが残っている時に「絶対に口にしてはいけない食材」を食わせるって所かな?
>勝利の要は太陽酒? アルコール分解阻害物質を含むため酒と一緒に飲んではいけない食材が現実には存在するが…
>今回のトリコ、鉄鍋のジャンの五行戦がよぎりました。ドリアンと酒を同時にとると死ぬというアレが
アルコール分解酵素を阻害する食材を食わせる
荒木飛呂彦ファンならば魔少年ビーティーのこのトリックが思い浮かんだハズ
トリコ達のゲットした食材の中に、抗酒剤の代わりになる物があるとすればそれがココの狙いか。でも少々苦しくなったところで無理して食うかなぁ。うーん
あっと驚く解答編や如何に?しまぶーの脚本に期待したい次号へ続く!
168話
「ニトロチェリーの安定温度は摂氏6度。その温度を保ちつつ層の境目を切り離すんだ
たしかそれがニトロチェリーの調理法。その間わずかな衝撃も与えちゃいけない」
「無理です。時間がまったく足りない!」
食うトリコも調理する小松も命懸けなのに、「たしかこうだった」などとテキトーな調理法を伝えるココがおもろい
しかしその方法はおよそ10分という制限時間で成し得られるものではなく、完全な無理ゲー。説明がテキトー以前に最初から詰んでいた。だが・・・
「爆発解除が間に合わないことは想定内。小松君にやってもらうことは・・・」
ココに秘策あり。彼は調理方法とはまったく別角度からこの危険食材の攻略方法を考えていたのである
「いただきまーす!・・・・・・・・ウボァー!!」
>リア充が爆発してるの初めて見ました。小松とイチャイチャばっかりしてるからそんな目に・・・
かくしてニトロチェリーはトリコの体内で盛大に爆発
ダイナマイト食ったエシディシみたいに腹がドモンってなって然るべきだと思うんですが、そうならないトリコの腹筋パねえ
一発だけでなく、ドカンドカンとまるで打ち上げ花火の如く体内で連続爆発するニトロチェリー。歯を食いしばって耐えるトリコをライブベアラーが嘲笑する
「ホントに食べちゃった!バカね!点火したダイナマイトを体に入れたようなものよ!
超ハズレ食材、とくと味わうがいいわトリコ」
お前は電子レンジの中のダイナマイトだ!ライブベアラーの台詞に、なんかボンボン版Vガンが頭をよぎる
満身創痍のトリコは、しかし力強い瞳でライブべアラーを睨みつけながらこう反論する
「食材にゃあアタリもハズレもねえ!ひとつ残らず自然の恵みだ
俺にとっちゃあ食材は全部アタリなんだよ!」
爆発で破壊された体内組織。しかしこの時同時に、小松の手によって美味しく調理された食材を食べたことによりトリコの肉体は
驚異的なスピードで再生を試みていた
これがココの策「爆発しても死ななければイイじゃない」
>ニトロチェリーを爆発しないようには調理せずに調理+食べ合わせでダメージ回復とは…
一貫してずっと出てきているグルメ細胞の設定をそのまま活かすのは少年漫画としては当然にも関わらず想定外でした
>今週のトリコから どっかでハズレって言ってると思ってピラミッド辺りを見てみたら「当たりだ!」とは言ってるけど
「ハズレ」は言ってないすね 「ダメだこいつは不味い」とは言ってるけど
ダメージの致死性と回復が勝負して、回復が勝てばいい。トリコの強靭な肉体と生命力、そして小松の料理人としての腕に全てを賭けたゴリ押しだった
うーむまさかこういう変化球での攻略とは予想外・・・・いやこれはむしろ超・ド真ん中ストレートすぎて予想外だった言うべきなのだろうか
かくしてトリコ、ニトロチェリーを見事完食。ココがジョーカーの権利でライブベアラーに押し付けた食材は・・・おっと、読者予想にはなかった般若パンダ!
「私に般若パンダが倒せないとでも?でもイラネ。めんどくさいし」
ライブベアラー、これを受けて一回目のギブアップを申告。倒すことはできたようですが「面倒だから」と無駄な戦闘を回避します
それは彼がここでギブを使っても、残り食材から自分の勝ちが揺るがないと確信しているから下した判断に他ありませんが・・・勝機を見出したココの目がギラリと光る
『この食材は・・・・それにさっきの小松の調理・・・』
ココはジョーカートレードでしびレモンを指定し、トリコは傷ついた胃に顔を歪めながらもこれを完食。1290:1240でポイント逆転に成功
トリコの台詞と表情から、すごい勢いで体内の傷が癒えていってるのがわかります
小松がニトロチェリーに施した調理、そしてその後に選んだ食材がしびレモンなのはトリコの再生スピードを大きく高める食べ合わせなのかな?
「このゲームでここまで楽しめたのは初めてだわ・・・・でも勝負アリね
バカね!エレキバナナはいつも私が食べてる大好物よ!」
ライブベアラーの手番、一発目で麻薬食材のエレキバナナをヒットさせると美味そうに完食。普通に麻薬常習者ならそらそうだわな
危険な麻薬食材もなんてことはない、3時のおやつだったライブベアラー
「ヒヒヒ終わったわねぇ・・・これでもう逆転は不可能。残りカード全てあなた達が取ってもね
私の勝ちよおおおおお!あの子の記憶をぉぉぉ早くすすりたいあああ!」
「早く小松の○○をすすりたい!」とすごい舌技を披露
ライブベアラーが勝ち誇る通り、180ポイント入って再びトリコチームとは130点差
この時点でトリコチームが残り食材を全て完食してもポイントでは逆転不可能なので勝負有りに見えますが。ゲームセットにはなりません
なぜならギブアップ2回によるリタイヤ負けがあるから。ライブベアラーが負ける可能性がまだ残ってるので、ゲーム続行になりますが・・・
『お前達はそもそも間違ってんだよおおおおおおおおおおおお』
「21番27番。私はもうどの食材もいらないのよ。残りは全てくれてやるわああああああ」
ライブベアラーは余裕のアウトで残り食材をヒットさせることなく手番をトリコ達に返還
ライブベアラーにしてみれば絶対負けない確信があるが故の判断でしたが。ここまで緊張の面持ちだったココが初めて勝利の笑みを見せる
「本当に良かった。お前が予定通りに動いてくれて」
ロックリザード、ウニネズミ、シザースネーク。残り4種のカードのうち3つをヒットさせると全て完食
ポイントはまったく届きませんが、残り1食材を残してライブベアラーに手番を返します
残った食材は言わずもがな。人間国宝セツ婆にも調理不可能な世界最強の毒食材・ポイズンポテト
この時点でトリコ達の勝ちは確定、と思われましたがライブベアラーは辛抱たまらんといった様子で爆笑する
「普通ならここで私がギブアップするシナリオよね。でも残念なお知らせがあるわ
そもそもお前達は間違えてるのよ
ここの食材で私が食べれないものはひとつもないの
どんな食材の調理法も、どんな猛獣の捕獲法も私の頭の中に入ってる。わかる?
あなた達は最初から負け戦だったのよ」
>ポインズンポテトって誰も毒の除去した事ないのに記憶をたよりにするだけで食べれるライブベアラーがイミフ…
毒の抗体を作る方法を記憶してるんですかね?
>歴史上誰も解毒に成功したことのないというポイズンポテトを食べる方法自体がやっぱり気になってしょうがない
それも誰かから奪った記憶らしいけどその記憶を奪われた奴が何者なのか
間違いなくとんでもない人物だと思うんだがでもそんな奴がライブベアラーごときに負けるかなあ
>セツ婆ですら毒抜きの成功事例が無いポイズンポテト、一体誰の脳内から情報を掻っ攫っていったのやら
まさか記憶喪失気味のスタージュン様かしら?
>ポイズンポテトを無毒化あるいは毒の軽減調理ができる不世出の料理人が居た訳か…
>「VIPは勝つ勝負しかしないんだよ!」カイジというよりむしろ賭博覇王伝 零とリアルタイムでリンクしてるような
>あそこまで徹底したイカサマ野郎が自分の食えない物を入れる訳がないってのは言われてみれば確かに納得
なんとポイズンポテトすらも食えたライブベアラー
だからこそ自信満々のアウトだったワケですが、これにはじっくり読んできた読者も「おおおおそうだったのか」という感じの種明かし
考えてみればこれだけ汚い手を使うヤツが、万が一にも自分が負ける可能性を残しておくはずがありませんでした。なるほどなー
調理方法云々に関してはまぁ非人道的な人体実験を何度も繰り返せば確立できるんじゃないかなと
公式の場に発表しなければ地下料理界だけの秘術として隠匿できるし、「未だ誰も成功したことない」と認識されてるままっつー
しかし・・・・・・
「知ってたよ。お前が全ての食材を食べれることは最初から知っていた
悠然とイカサマをする奴がわざわざ自分の食べれない食材をゲームには入れないだろうからな
特殊食材の調理法・・・どうせ他人の記憶から盗んだものだろう。食べ方は記憶してるのに
自分が今日食べた食材の順番は覚えてないんだな」
「・・・・食べた・・・・順番―!?」
その時ライブベアラーに電流走る・・・っ
ライブベアラーはトリコ達を掌の上で踊らせていると思っていたようですが、ココの目はそんな彼の心中を最初から見透かしていた
万が一にもなかったハズの負けの可能性。なら作り出せばいい
「食べ方を知ってるんだろ?早く食べるといい最後の食材を。ただし人生最後のな」
『まさかこいつ・・・こいつ最初からこれを!?
ポイズンポテトとの最悪の食べ合わせを狙っていた―!?』
>ライブベアラーの言い方だと食い合わせの存在は知ってたみたい ってことは酒はやっぱり判断力を落とすためかな
チーズ白菜がけっこうありか?伏線きいてたし、パクリ癖が敗因なのもふさわしい
>記憶を奪うだけだったが故の知識不足・・・決め手はやはり食べ合わせのようですね
思えば「太陽酒とチーズの食べ合わせ」を知らなかったのは、このための伏線ですね
何より、「ライブベアラーが般若パンダをギブするか否か」はまさにギャンブル
平然とイカサマを使う相手に正当なギャンブルで勝つとは、とてもイカス脚本です
>ポイズンポテトと食い合わせが悪いのはやっぱり太陽酒…と思わせておつまみのチーズ白菜かな?
先に種明かししてるからブラフの可能性もありそう
>今週のココ「食うか食わないか、どっちなんだライブベアラー!」→
来週のココ「いつから食べ合わせが悪い食材を食べていたと錯覚していた?」で、
『食べ合わせ云々』はダービー戦ばりのブラフではないかと
>ココの狙いは毒のエキスパートの肩書きを用いた"ハッタリ"みたいですね
食べた順番とかはおそらく関係無いかと。やたら急いでるのは太陽酒の酔いが醒めて正常判断される恐れを防ぐため?
やはり読者予想の通り、ココの狙いは食べ合わせ。ポイズンポテトと何かが化学反応を起こしスパーク!
と書くと逆に毒が裏返りそうそうな気もしますが。王水の時のようなココの化学的解説に注目したい
と、その一方でこれはココの毒の専門家という肩書きを最大限に活かしたハッタリという予想も多数
たしかに承太郎VSダービーの時のような、鉄の肝っ玉でライブベアラーを屈服させる展開も十分に熱い。果たして真実はどっちだ?の次号へ続く!
>ポイズンポテトを前に、奴はどこぞの天才の如く「私が死んだらメテオガーr(ry」みたいな命乞いを必死でするか、
逆上してヤケ食いしてウボァーと人生ゲームオーバーになるか。オレは根拠を2つに後者だと思う
一つは以前、はんぺらさんが予想してたように今回の目的はガーリックよりも地下料理会の壊滅である事
もう一つはココが「人生最後」と言ってる辺り。おそらく見えたのだろう・・・奴の死相が
169話
「ソラニン。通常ジャガイモの芽などに含まれる毒だが、ポイズンポテトの毒はネオソラニンと呼ばれる新種の猛毒
致死量は0.01mg。通常のソラニンの4万倍もの毒性を持つ・・・
ネオソラニンは僅かな熱や刺激により形や性質を変化させる特性があり
これがポテト全体に含まれているため完全な除去は今のところ不可能
唯一の調理法は毒を限りなく弱い性質に変化させること
これならまず食べても死ぬことはないし、技術は要るが習得すれば調理時間もかからない」
「毒の除去は不可能」のポイズインポテト。そう言われると絶対に食えないモノと思い込んでしまいがちでしたが、解説を聞いてみればなるほど納得
「毒の除去に成功した者はいない」とは確かに言ってましたが
「これを食えた者は今まで一人もいない」とは一言も言ってませんでした
>ポイズンポテト、調理法が無いんじゃなくてあるけど実用的じゃないってことなのね。朋友の疑問点も解説細かさ見事
完全除去はできなくとも、食っても死なないレベルまで毒性を落とす調理法は存在していたという種明かし。言葉遊びかよ
毒の専門家であるココはそのことを知っていた。その上でライブベアラーがポイズンポテトを食えなくなるように、周到な罠で彼の食事を誘導したのである
「ただし弱めた毒も、食い合わせにより元の強力な中毒作用が蘇る
高値で買ったデータにこの情報はなかったか?」
「あったわ・・・甲殻類の持つ抗原と強力なアルコール・・・私が最後に食べたエレキバナナに含まれる毒素は
ポイズンポテトの弱めた毒のみに反応して強烈なアレルギー反応を引き起こす・・・いつこの順序を思いついたの?」
ゴールドシュリンプ、太陽酒、エレキバナナ。そのいずれも弱めたポイズンポテトの毒性を甦らせる食材だった
しかしこれらの食材を自分が確実に食う保証はなかったハズ、と問い詰めるライブベアラーに対してココはことごとく理があったことを説明する
中身の薄っぺらい人間ほどプライドだけは高い。ライブベアラーの人間性の読み
トリコが難なく飲み干した太陽酒を、ライブベアラーは「飲めない」とは言わないだろうと踏んだココの人間評
同じくジョーカーで押し付けた般若パンダを完食する可能性。250分もかかればアルコールは抜けてしまうが、ココには確信があった
ライブベアラーの食材選択が捕獲レベルの高い猛獣は避ける傾向にあったこと
簡単に倒せる実力はあったとしても、勝利が確定しているあの状況下では般若パンダとは戦うという選択は絶対に選ばいハズ
この時点でポイントが逆転するため、ライブベアラーは180ポイントのエレキバナナを食べざるを得なくなる。全てはココのシナリオ通りだったのだ
>ココの「人を見る目」は占いで培われたものでしょうね。それでもここまで読み切るのは半端じゃないですが
それは単なる確率ではなく
ライブベアラーの血の流れ、吐く息吸う息まで聞こえてきそうな
相手の心理と抱き合わせで進行していく、生きた理だった
それをよどみなく話すココは現世の成り立ちを説く高僧のよう・・・
浦部を討ち取った「魔法の裸単騎」を粛々と解説するアカギを彷彿とさせます
>ライブベアラーをぐうの音も出ないほどの完全論破!
と言いたいが、エレキバナナがポテトの毒のみに反応とか後付けがちょっと強引な気も
「まったく納得のいかない筋書きだわ。私の食べ合わせよりそれまでトリコに食わせた食材のリスクが高すぎる」
自分への罠はともかくしとして、何故トリコにリスキーな食材を食わせる必要があったのか?ライブベアラーの至極まっとうな疑問
ココに戦略はトリコの食材においても全て計算され尽くされてい
ニトロチェリーの直前に食べたダイナマイトトンボには他の起爆食材を中和する作用があり、
トロルチーズは敏感過ぎるトリコの嗅覚を麻痺させ、爆発による有毒な気体から鼻を保護するのが狙い
その後のしびレモンも強い強心作用による回復が目的。だがラストの猛獣三連続に関しては更に別の目的があった
「さあカードを引きなライブベアラー。毒を弱めようがどれ以外の調理をしようがお前は死ぬがな」
ぐうの音も出ないほどにライブベアラーを論破し、ギブアップ負けを促すココ。しかしここでライブベアラーが焦心の表情から一転
凶悪な笑みと共に予想外の言葉を宣言する
「わかったわ。ポイズンポテトいただきましょう」
な、なんだってー!?どういうことだキバヤシ!
『バカが!くだらん作戦を長々とご丁寧に説明しやがって。お前がその駄作を垂れてる間にこっちは準備OKだ
痛覚遮断。更に食堂から直腸までの消化器官内壁を生分解性プラスチックでコーティング!
これで毒が体内に吸収されることはない!』
>消化器官遮断して食物の消化吸収をブロックするって手法、やっぱきましたね。方法自体はかなり荒唐無稽で予想外でしたが
望外のポイズンポテト破り!決着はついたと思われた状態から、執拗にココに種明かしを求めたのはこの為の時間稼ぎ
なんと消化器官をプラスチックコートするという離れ業をも可能とするライブベアラー。確かにこれならどんな毒でも通用しませんが・・・
勝ち誇ったその表情は、数秒ともたず凍りつくことになる
「言い忘れたが。お前太陽酒を飲んだ際、一緒につまみを食べたな
チーズ白菜・・・その中には大量の微生物が住み着いている
チーズ白菜の強力なアルコール分解作用はその微生物の働きによるものだ」
「・・・・?それがなんだっていうの?」
「生分解性プラスチック程度ならその微生物が簡単に分解すると言いたいんだが
言ったはずだ。食い合わせが悪いとな」
朋友予想の最も多かったチーズ白菜はここで活躍。その正体は他の食材との食べ合わせではなく、ライブベアラーの策を水泡に帰す
望外のポイズンポテト破り破り!
「な・・・なぜ私が内蔵をコーティングしていることを・・・!?」
「もともと食材を脳からデータで食べる偏食家。実際の味や栄養など興味ないんだろ?
危険食材対策にこれくらいやることは想定内。それにお前の小松君に対する色目は露骨だったからな
いいつまみのヒントだと真似すると思っていたよ。さあ話は終わりだ。食べるのか食べないのか?」
最初から最後まで手の平の上で踊っていたのは、敵ではなく他ならぬ自分だったライブベアラー
食ったら死んでしまう食材を食えるハズもなく、既に一回ギブアップしている彼は負けが確定。逆上した小悪党は想定通りの最終手段に出る
「私が負けようがなんだろうがどの道あなた達は逃げられないのよおおおお!」
「実力行使なら望むところだ
雑魚どもは任せな。その代わりあの木偶の坊は任せたぜ」
>「雑魚どもは任せな。その代わりあのでくの坊は任せたぜ」……
マッチさん、凄んだ顔付きで、何気に結構ショボいこと言ってません?
者共であえであえー!という号令とともに、わらわらと湧き出す地下料理界の戦闘員達。時代劇のクライマックス的お約束です
待ってましたとばかりに待機させていた組員達を呼び戻すと、「強いのは任せた雑魚は俺達がやる」
などと実にクレバーに適材適所の役割分担を指示するマッチが笑えます
「トリコ。お前が最後に食べた3連続の猛獣は最後の最後に残った食材を食べる為の準備だ
食べるんだろ?ポイズインポテト」
「バレた?」
そしてこれが最後の3連続猛獣の目的。ポイズンポテト食う気満々だったトリコの為の下準備
「お前の考えてることなんてお見通しさ」といった様子で穏やかに笑うと、ココはコキコキと首を鳴らしながらゆっくり椅子から立ち上がった
「トリコお前はマッチ達を援護してくれ。あいつは僕がやろう。ずっと座っていて身体がナマってたとこだ」
美食会のGTロボも強敵と認めるライブベアラーVSグルメ四天王ココ!
果たしてその実力や如何に?
ってうわあああああああああああああ
あああああああああああああああ
「賭けの方がまだ勝機があったかもね」
>きれいなライブベアラーで思わず吹いたw そして0コマで瞬殺。いい小悪党っぷりでした
>ライブベアラーまさかの0コマ死にに盛大に吹いたwww
>しかしココの戦闘シーンがギド戦以来一切描かれないのがなんかもったいない気がしますね
>トリコが苦戦した般若パンダを恐らく難なく倒せるであろうライブベアラーを無傷で倒すココがすげえ
>トリコは他四天王の強さを計るものさし役か…
>ライブベアラー「あ……? あ……?」
>ライブベアラーまさかの0コマ負け今週のトリコ
>ライブベアラー、美食會も手こずる実力者じゃなかったのかよ!
>ライブベアラー0コマ死に泣きました。いつもなら6万人は倒すヤツなのに…
>ライブベアラー、まさかの0コマ死になんですが、ここまで見事な悪党っぷりなら見てて清々しいというかなんというか
>地下料理会パートは小松のチートっぷりとココの成長っぷりを示すためのものだったのか…トリコェ
>ココの戦闘シーンはカットされる運命
>まさか一コマで完食した食材まで複線だったとは…0コマ死にしたとっつぁんにはどれほどの複線が(ry
>次回のトリコではラスト辺りでクロマドさんが0コマ死していないかと心配です
ライブベアラー戦闘場面無しで瞬殺!
少なくとも般若パンダを仕留めるだけの実力者ではあったハズですが、そのパワーもテクニックも見せることなく退場です。ココどんだけー
それでも一応やられた姿を晒しているので、それすらなかったとっつぁんやギドにはまだまだ遠く及びません
結局悪役としても、ネタキャラとしても取るに足らない小物だったライブベアラー。戦闘で気味の悪い動きとか見せてくれたらまた違ったんだけどなー
「お待たせしまんた。グルメテイスティング最後の食材、ポイズンポテトです
でもゴメンなさい、やっぱり毒は除去できませんでした。まだ中には相当な毒が・・・」
「言ったろ。俺にハズレ食材はねえ。皿に出たものは絶対に残さねえ。小松、お前がこしらえた料理なら尚更な
さあこれを食って初めて・・・俺達の完全勝利だ!いただきまーす!」
ラスト。まだ毒抜きが不十分なポイズンポテトを、「お前が作った料理なら食える」などと惚気ながら躊躇なく口に放り込むトリコ。するとどうでしょう
テレレレッテレーテレレレッテレー(ポパイのテーマで)
ホウレンソウを食ったポパイの如く、全身ムキムキのツヤツヤになるトリコ
「やはりな・・・ポイズンポテトはトリコの適合する食材だったんだ」
「なんとなく最初から食えるような気がしてたんだよな」
>トリコの適合食材メテオガーリックとばかり思ってたが・・・意外!それはポイズンポテトッ!
>まさかトリコの毒が裏返るとは思わなんだ やっぱりしまぶーは規格外やでえ・・
>ポイズンポテト、適合させるならトリコよりココだった気が・・・
>ライブを瞬殺するココ、猛毒食材をも食べてパワーアップするトリコなど相変わらずこの漫画は予想を裏切りつつ期待を裏切りませんね
>ポテトまでちゃんと頂くトリコはよかったですね、前回のセリフも活きますし。しかも適合食材で二重の意味でまさかな展開でした
>都合が良すぎる食材の効果もありましたが、少年漫画でここまでかけひきを描いたしまぶーはやっぱりすごい!
でも最後の最後のポイズンポテト攻略が「トリコにたまたま適合したから」ってのはちょっと萎えかも
なんとただ食うだけでなく、適合食材だったというオチまでついたこの結末。最後の最後まで「予想は裏切り、期待は裏切らない」展開となりました
結局最後はグルメ細胞かい!という気もしますが、ただグルメ細胞だけではこうはなりません。やはりこの男あってこそ
「それでも小松、毒をおいしく食えたのはやっぱりお前のおかげだ
ライブベアラーお前は俺にコンビになってもいいと言ったな・・・
悪ィが俺にはここに最高のコンビがいるのさ!」
そして締めもこの惚気っぷりで次週、グルメカジノ完結編へ。しかし気になるのはメテオガーリック
味のデータにすぎない以上、今までのように実食とはいかない今回のテイスティング。そもそもトリコ達はそんなものでも食ってみたいと思うかも疑問です
この微妙な立ち位置にある食材を、しまぶーはどのような演出で料理してくれるのか?その手腕に期待したい次号へ続く
170話
「本当に私の脳にある記憶はいらないの?そのデータからメテオガーリックの味は楽しめるわよ」
「お前と一緒にすんなっての。あいにく俺等は記憶を貪るシュミはねえんだよ
飯ってのは頭じゃなく口ん中にぶち込んで食うもんだろーが!」
「それでも僕は少しは興味ありますけどね。ライブベアラーさんの頭の中」
「フン。ココの毒ノッキングが効いてなかったら私は今すぐにでもあなたの記憶を奪いたいくらいだけど」
戦いに勝利はしたものの、やはり読者の予想通り「データで物を食うなんざまっぴらゴメンだぜ」とメテオガーリックの賞味体験を断るトリコ一行
とりあえずライブベアラーが溜め込んだ膨大な美食家達の記憶データを調べ、アトムとメテオガーリックの情報を探すことにしますが
トリコの「口ん中にぶち込む」発言がとてつもなく淫猥に聞こえるのは屋敷レビューの業か
「さーてとメテオガーリックメテオガーリック・・・・ん?これは・・・」
そんな中トリコが「ん?」と目を止めたのは、何者かの記憶のデータ
気になったのは一体なんの食材?そしてその記憶の持ち主は?読者が注目するも、ここで施設内部の家探しを終えたマッチが朗報を持って帰還
トリコの興味がそちらに向いたため謎のデータの件はうやむやになってしまいます。これはずっと先の展開で明らかになるパターンか。気になるぜ
>トリコが目に止めた食の記録…まさかスタージュン様のものか?
「見つけたぜ!メテオガーリックの実物だ!
幹部どもの話だと「勝負のお守りに」とコイツにしては珍しく実物を大切に保管してたらしい」
「なんだよ本物あるんじゃねーかライブベアラー。データはあるとかしらばっくれやがって」
なんだよ本物あるんじゃねーかしまぶー。データはあるとかしらばっくれやがって
展開予想における最大の邪魔となっていた問題を、「実は本物もありました!」の一言で覆してしまいました。面白いサプライズだからいいけどさ
「よかった・・・ライブベアラーさんも少しは本物の食材に愛情があって」
「フンそんなんじゃないわよ。言っとくけどメテオガーリックも特殊調理食材よ。あなたに調理できるかしら?」
「ハイ!なんとかやってみます!!」
「やってやるぜやりパンサー!」というワケでやる気満々の小松は早速メテオガーリックを厨房へ搬送。祝勝の宴の準備に取り掛かります
ライブベアラーはココの毒ノッキングが効いて動けないということもあり、小松と一緒に厨房へ
最初は小松の悪戦苦闘ぶりを見て溜飲を下げるつもりだったのでしょうが・・・
「小松一人で大丈夫か?そんな装備で大丈夫か?」
「ああ。ライブベアラーはノッキングが効いて自由には動けない。それに僕の占いでは・・・」
いつ以来かしら・・・
こんなバカみたいに一生懸命・・・
調理法を模索する調理人を見るのは
>ライブベアラーにも料理人としての下積み時代があったんですね。最初から料理人の記憶を奪っていただけではなかったと
>ライブベアラーが小松に異常な執着を見せたのは小松が「自分に無いもの」を持ってるからではなく、
「かつての自分も持っていたもの」を感じたからだったのかもしれないですね
ああ・・・自分にもあんな目をしていた頃があったっけ
黄金パターンきたこれ。人間は生まれながらに善なのか悪なのか。性善説性悪説ありますが、この回想シーンを見るかぎりどうやら彼は前者だった様子
そんな中ライブベアラーは毒ノッキングの効力が薄れていることを自覚。薄ら笑いを浮かべ両脚ですっくと立ち上がると、音もなく小松の背後へと忍び寄った
ガシィ!と背後から鷲掴みにされる小松の腕。動けないと思っていたライブベアラーの突然の凶行に、恐怖と驚きの表情で後ろを振り向く小松だったが・・・
「包丁を入れるのはここよ。さあ、ここからが難しいわよ」
「ラ・・・ライブベアラーさん・・・!」
そこで小松が見たのは、凶暴で醜悪な悪党のそれではなく、
料理を作る楽しさ、喜びを思い出した調理人の爽やかな笑顔だった
で、出たー!全ての食材に愛されるという最強の才能を持つ小松ですが、それと同じくらいチートな能力も持ち合わせているのが彼の真価
オトコを惹きつけ、愛される才能!
>我らが小松君がまたやってくれましたね!ひた向きさが起こす奇跡
北斗の拳みたいに「因果応報」「悪即斬」も良いけど、こういう「救い」も少年漫画の醍醐味だと思います!
>トリコレビュー回の屋敷TOPは「ライブベアラー捕獲完了!」に違いないってばっちゃが言ってた
>もはや小松を誰も止めることができない・・・フェイスフラッシュでも出しているのか彼は
>なんか小松なら最終的に三虎も落とせそうな気がしてきた
恐竜を滅ぼした手塚ゾーンも裸足で逃げ出す「小松ゾーン」の発動です
それにしてもあの凶漢がここまで憑き物が落ちたように浄化されるとは・・・コメントのように三虎ですら小松にかかれば懐柔されてしまいそうな気がします
「みなさんお待たせしました!メテオガーリック調理完了です!」
「小松!・・・・と、ライブベアラー?なんだよやっぱりお前も食べたかったんじゃねーか。本物の食材をよ」
というワケでキレイなライブベアラーと小松の共同作業により、あっというまにメテオガーリック調理完了
小松と一緒に料理を運んできたライブベアラーを見ても嫌悪の表情を浮かべたりせず、友人のように気さくに話しかけるトリコが男らしくてグッド
「メテオガーリックの食べられる部分は実の中心のほんの一部
周りの実は高温で熱してはじき飛ばすのよ。注意して、実がはじけ飛ぶわ
隕石のように硬い実がポップコーンさながらに夜空ではじける様は
まるで流星(メテオ)。これがメテオガーリックよ」
展望台の食事スペースから打ち上げ花火の如く空中に飛び上がったメテオガーリックは、ジダルの夜空に見事な大輪の花を咲かせた
最初に「隕石が落ちた場所に生える隕石」という解説があったメテオガーリックですが、そのネーミングには二重の意味があったのである
>メテオガーリックの調理法パネェ!スケールデカくて素敵だと思います
>メテオガーリックの花火って間違いなく町に被害でますよねコレ
>隕石のように固い実が夜空ではじけるということは、それはつまりカジノ街の滅亡を意味するのでは…
しかしこの四人が笑顔で花火を見上げるシーン、なんか
マッチの表情は志村けんの「アイーン」の顔っぽく
小松はかめはめ波を撃たれて爆死する寸前の雑魚
みたいな顔に見えて変な笑いを誘います。トリコとココはいい表情してるのになんでこの二人はこうなったし
花火が散るのと同時に、垂直に打ち上がっていたメテオガーリックの中心部が再び落下し皿の上に帰還。いよいよ実食タイムですが・・・
「感謝するぜライブベアラー。あのデカいにんにくから食えるのはたったこれだけか
いったいどんだけ栄養が詰まってんだ?いただきまー・・・ん?
おぁあー!どーした小松その体ぁーっ!」
「メテオガーリック食べたら一瞬でこんなムキムキになっちゃいました」
「食べれば一ヶ月不眠不休で働けるという別名ドーピングガーリック。流石の効果だ」
>ドーピングコンソメガーリックだ・・・・!
>小松達の身体の変化が完全にたけしで吹いた
>ドーピングコンソメスープかモービーの血。どちらを彷彿するかで世代がわかりますな
>メテオガーリックでムキムキ化したのは上半身だけなのか或いは下半身もエライ事になっているのか
凄まじい滋養強壮作用で一瞬にしてマッチョボディになる小松とマッチ。顔も体に合わせて劇画調になればバランスが取れていいんですが
顔はいつものままなので絵的に抜群の面白さ。ホントこのへんのテイストはたけしのノリまんまね
「外側はホクホクのポテトのようにパリッと揚げた食感。中はしっとりとしたクリームチーズのよう・・・
久しく忘れていたわ。本当に美味しい料理を口に含む喜び・・・小松ちゃんを見て私もヤキが回ったみたい
久し振りに料理の楽しさを思い出したわ。また料理人として真っ当に生きてみようかしら」
「賛成です!ライブベアラーさんの腕は超一流ですもん!」
>ゲロ以下の臭いがプンプンするライブベアラーまで改心する展開は面白いんですが
真っ当な料理人になる前にまずハニープリズンに入ってこいと
そして小松に浄化されたライブベアラーはメテオガーリックの調理協力だけに留まらず、なんと悪の道から足を洗って更生することを宣言
朋友コメントに「でも罪は償わないのはどうなんだ」という意見もありますが、設定を忘れちゃいけません。ジダルはIGO非加盟の治外法権国
普通の国では違法になる食材も、この国ではまかり通るので一応法的には犯罪者ではないんですねこの人
まぁ法で裁けないだけで悪事を働いてきたことには違いないんですが。自ら足を洗おうと決めただけでもなかなか立派なモンじゃないでしょうか
「カジノの経営はヤクザさん・・・あなた達に譲るわ。違法食材も好きにしてちょうだい」
>ゲームではディーラーやってただけなのにカジノ経営権ゲットとかw
そしてここで思わぬ美味しい目をみたのが特に何もしなかったマッチ
世界中のVIPが集い、日に100億もの金が動くというこの巨大カジノを気前よくポンと貰ってしまいました。グルメヤクザマジ美味しすぎる
まぁ元から叩き潰したら自分達が奪うつもりではいたんでしょうけど、こうやって「あげる」と言われるとラッキーマンばりの豪運に感じてしまいます
>ライブべアラーが綺麗になっててびっくりした。これは今後再登場あるかな?
>トリコこの展開嫌いじゃないぜ俺の中のライブベアラーの株が上昇したが
スゲー死亡フラグ臭が多分美食會にやられるんだろうな(´・ω・`)
>死相が・・・!ライブベアラーさんに死相が出てるわ!
>個人的にライブベアラーにはきっちり地べたを這いずってほしかった。改心は萎えるなあ…
と、思ったんですがこれ改心したキャラが即死亡する王道展開のフラグじゃね?
「よかったねマッチ。ところでライブベアラー、ひとつ聞きたいことがあるんだが・・・」
「ココぉーっ!?え?ココ?お前!?」
そしてこの大惨事である
女性読者人気を考慮してか、センチュリースープの時もみだら顔を見せなかったココなのに。まさかのたけし芸オチ担当
メテオガーリックはココのグルメ細胞の適合食材だったのでこうなったそうですがそのどや顔はなんやねん。面白すぎる
>腐 女 子 憤 死 し ま ぷ ー 訴 訟 不 可 避
>メロウコーラがゼブラ、サンサングラミーがサニー、メテオガーリックがココの適応食材だったことを考えると
一龍のトリコの修行地への指示は暗に「お前ら4人で協力してグルメ界に立ち向かえ」というメッセージなのかもしれませんね
>会長もしかして最初からトリコの修行のみ『仲間』を引き連れていく事を前提に組んでたんじゃ?
今までの修行で手に入れた素材全て仲間の適合食材だったし、相棒の小松の包丁の強化フラグだった事を考えると、
会長はトリコに仲間との絆を大事にしてほしかったんじゃ?(一龍自体が、次郎ともミドラとも縁が切れてしまったような状況だし)
「メテオガーリック、ポイズンポテトと付けあわせて食べたら更に美味しく食べられると思うんですけど
僕はまだまだ未熟なんでポイズンポテトの毒抜きはこれから先の課題ですね」
「・・・知ってるわよ私。いや・・・正確には知っている男を知っている。ポイズンポテトの完璧な毒抜き
その人物ならココ。あなたの知りたがっているアトムの情報も知っているはず」
神経衰弱の切り札と「トリコの適合食材だった」という存在だけでフェードアウトするかと思われたポイズンポテトですが、まさかの引っぱり
なんと不可能と言われる毒抜きを可能とする男がいるという。その男がアトムの情報を知っているとあって、ココの表情がキリリと引き締まる
「誰だ。その人物とは」
「現ジダル王国国王専属料理人。ジョアと呼ばれる闇の料理人よ」
ジダル王国編、カジノだけで終わらず!この国の更に闇の中核へ!
>毒料理のタイラン「俺は・・・?」>ポイズンポテト
>今週のトリコの料理人のジョアはアイスヘル編でカーネル氏が話していた人物と同一人物なんですかね?
>カーネル・モッコイ(センチュリースープ獲得以来を出した大富豪)が、トリコ達を見捨てて帰還する時に、
「センチュリースープはなごり惜しいが・・・まだまだ魅力的な食材はわんさかあるわ。ジョアよ、次の食材は何だ?」
と言っていました。このジョアが同一人物ならカーネル・モッコイが絡んで来る可能性があります
>ジョアってカーネルモッコイの付き人かなんかだと思ってたら、立派な料理人だったんですね
しかも、闇の料理人とか呼ばれてるからライブべアラー以上にやばい奴なんじゃないでしょうか?
そして朋友達のコメントを受け取るまではんぺらもすっかり忘れていたんですが、ジョアという名前は既に作中で一度登場してるんですねこれ
アイスヘル編でカーネル・モッコリがトリコ達を見捨てる判断を下した際、彼が声をかけた人物の名がまぎれもなく「ジョア」でした。むうううう
あの時は彼の執事か秘書だとばかり思ってましたが、このジョアがあのジョアと同一人物なのか?
今にして思えば数百体ものGTロボを所有するカーネルには、ただの成金美食家と言うには少し腑に落ちないキャラでした
「ジョア」が同一人物だとすると、カーネルの再登場もほぼ確定と見て間違いなさそうです。あの頃から伏線を張っていたならしまぶー凄すぎるな
カイジで終わると思ったらどっこい物語の深部に食い込んできたジダル編!
キレイになったライブベアラーはこのまま真っ当に更生するのか、それとも美食會に誘拐されてしまうのかも気になる次号へ続く!