171話
くぱぁ
「生の薔薇牡蠣でございます」
>はいはい顔射顔射
>薔薇牡蠣→顔射の流れ絶対屋敷大盛り上がりですね
>たまには顔射とか使わずにレビューしてみては?
冒頭。「私の牡蠣を食べてもいいのよ?」とエロ擬音とともに牡蠣の殻を開く(股も開く)巨乳の給仕と
「顔に出すぞ!うっ!」と彼女の顔面に牡蠣を吐き捨てるジジイ。なんでしょうかこの少年誌にあるまじきシーンは
「ローズレモンを一滴絞らぬか。もうよい下がれ
・・・ライブベアラーめ。しくじりおって」
絶倫ジジイはダーニル・カーン現ジダル国王。ライブベアラー敗北の報は既に彼の耳に届いたようで、苛立ちはその為
そんな彼の怒りを諌めるように現れたのは、大きな布と帽子で顔を隠した道化師スタイルの男。国王専属料理人のジョアである
「ライブベアラーにはもともとたいした情報は教えておりません。カジノにも重要な記憶の保管はないでしょう
資金はそこそこ集まりましたし、この国も潮時でしょうね。我々の計画も大詰です
あとはー手帳。”あの場所”に行くためには手帳が必要です
アカシアが残したという秘密の手帳が」
「その在り処は既に割れておる。我々の情報網はIGOや美食會を上回るからのう」
「ライブベアラーなど我々の中では一番の小物」的な台詞からも解るように、そもそも彼に膨大な食材情報を与えていたのがこの国王とジョア
一日に数億が動くというカジノの儲けはジダルの国益の一部にすぎず、国王はその数十倍もの金を得ていたと思われます。想像を絶する資産力
彼等の目的であるある場所に行く為に、アカシアの手帳を求めているという。おそらく「あの場所」とはGODの隠し場所でしょう
しかも国王とジョアは、その手帳の在り処を既に突き止めているという
おそらくこの世に存在する人間ではアカシア3人の弟子くらいしか知らぬであろう極秘情報を、彼等はどのようにして知り得たのか?
いくら莫大なる資金力があっても、IGOと美食會をも上回る情報を一国の国王が入手することなどできるのか?
読者が一斉に感じたその疑問は、次のページの二人のやりとりでおぼろげに氷解する
「IGOに美食會・・・そいういえば最近そのトップ同士が接触したという情報がありましたね
まぁその話は後ほど・・・それより国王、もうすぐここにトリコ達が来ます
目的はこの私ですが面倒なので消えます。国王もそろそろ
ロボのエンジンを・・・」
ジダル国王ダーニル・カーンはGTロボ!
>アイスヘル編の台詞とあわせると国王=カーネル氏ですね
しかもまた姿の違うGTロボ、ひょっとしてカーネル・モッコイという富豪も本当の姿ではない・・・?
>カーネルと国王は同一人物なんでしょうかね。両者ともGTロボを所有し、ジョアとの接点を持ち、
なおかつ莫大な資金と食材を所有する点が共通していますし。おそらくいくつもの顔があるかと
>こりゃジダル国王=カーネルでしょうな。あのときもGTロボでしたし。さらにはどっちも素顔じゃない可能性もありますね
>カーネル氏とジダル国王は同一人物っぽいですね
こうなってくると、GTロボでバーの店主やってたメリアも、情報網的な役割で繋がってそう
>ジョア、なんか想像以上にデカい存在のようですね
クウネルとジダル王は同一人物っぽいですが正直ジョアに乗せられてる小物臭いです。この第3勢力の動向は注目ですね
>ここにきて第三勢力・・・ジダル国王とジョア、何者だろう?
>スゴイ展開になってますね。これは、IGOと美食会が最終的に手を組んで、第三勢力と戦う展開もありなんでしょうか
>トリコの世界にもロゴスや黒い幽霊みたいな闇の軍需産業連合があるんじゃないでしょうか?
目的は『500年前みたいな戦争を起こして大儲け』、『GODを手に入れ世界征服』を企んでいて、
アカシアの遺志を受け継いだ一龍が三虎に協力を申し出たのかと
>ジョアとつながり有りそうなモッコイ氏はGTロボ多数所持し直属のカーン国王もジダルに居たのはGTロボって事から考えて
IGO・美食會とも違う大規模な組織が存在して両者の間隙を縫ってGODを狙ってる感じですかね
というか美食會にGTロボの技術を提供したのがこの組織でこの世界のGTロボはもともと人間型が一般的で
美食會はさらにその技術でニトロ型GTロボを作ったんじゃないでしょうか?
>ジョアやモッコイ氏やジダル国王の正体、高度な知能を持つニトロだったりして
>ダーニル・カーンの城はグルメピラミッドとデザインが似ている気がしますが、彼らの正体は人語を理解するニトロとか?
> 今回出てきた第3勢力はジョアこそが真の黒幕に思えるのですが
情報網を握っているのはジョアですし。土壇場でジョアが裏切るに100ペリカ
ダーニル国王とカーネルのGTロボの操縦者が同一人物であること、
そしてそのどちらも操縦者の本当の顔ではない、という事はもはや明白
ダーニル国王も、大富豪カーネル・マッコイも実在した人物だったのでしょうが、ある日を境に「彼等」に殺されてGTロボに成り変られたのでしょう
こうなってくると、彼等がIGOと美食會をも上回る情報網を持っているのも納得です。おそらくダーニルとカーネルは氷山のほんの一角であり、
彼等は世界中のVIPの中に紛れ込んでいると考えるのが妥当
まさしく世界中のいたる所に、それこそIGOと美食會の中にすら彼等の目と耳はあり、あらゆる食材の情報を収集できるのでしょう
ここにきて登場の第三勢力。はたして彼等はいったい何者なのか?
かくしてこの夜、国王ダーニル・カーンは謎の失踪を遂げ、ジダル王国は統治者不在の宙ぶらりん状態に。国政の混乱が心配されましたが
これをよう統治したのが善に目覚めたライブベアラーとマッチのコンビ
地下料理界とグルメヤクザの統治によってジダルは再誕。犯罪は激減し、特に身寄りのない孤児達に優しい国になったそうな。めでたしめでたし
ちなみにトリコは気になっていた何者かの記憶のデータをお持ち帰り
>トリコが気にしていた食材のデータが何なのか、それがいつ明かされるのか、今回も伏線が多くて色々考えさせられますね
その食材が何で、持ち主が誰なのかは今週号では未だ謎のままですが、今後の展開の重要なカギになることは間違いありません
時は少々さかのぼってグルメ界、美食會本拠地
>美食會全員集合がたけしの魔界編っぽいなこれ。と、思ったらスタージュン様とグリンパーチが見当たらない・・・
>幹部クラス集結だと思ったらボギーとバリーとセドルがいなかったでござるの巻
>美食會のメンバー、何人か捕獲レベルとか付いてないとおかしい見た目の奴が・・・
>美食會の包帯巻いてるやつは第一支部長エルグでしょうか
ケンタウロスみたいになってますが、今週に紹介がないということはグルメ界で大々的に出てくる可能性もありそうですね
反面、料理長と総料理長はすぐやられそう…あとキリ番でもなんでもないけどアクセス19131319番を踏みました!
単身殴りこみをかけてきたIGOをトップを迎撃する為、ズラリと並んだ幹部達。どいつもこいつも人間じゃねえですが
背後にいる巨大な怪物に関しては本当に人間じゃありませんね。おそらくはコイツらがクロマドが指示していた「灰汁獣」ってやつだと思われます
面子の中には第一支部長エルグ、第二支部長ユー、第三支部長ジェリーボーイの姿を確認できますがボギー、バリー、セドルの3人は発見できず
また副料理長もトミーロッドだけで、グリンパーチとスタージュン様はこの場に居合わせなかったようです。ネーム付きの新顔としては
美食會専属再生屋のカイトラ、そして・・・やっぱりクロマドとは別人として存在したこの役職
”総料理長”ドレス
>以前クロマド=総料理長ではないかと反論した者ですが、間違っていましたスミマセン・・・
>やっぱり総料理長別にいたーっ!でも、ぶっちゃけあんま強そうじゃないww
>総料理長普通にいましたね・・・
>総料理長のドレスがクロマドよりも地味で存在感が薄い件。幹部たち勢ぞろいの場面でも中央に立っているのはクロマドだし…
>総料理長が一般幹部並みのコマの小ささでワロタ
>美食會、総料理長も出てきましたね。しかし料理長が居るのに何故総料理長?
>総料理長ってあったんですね。これがナンバー2かも?
>セリフの端々から察するにクロマド、アルファロ、ナイスニィの3名がほぼ同格で総料理長に続く地位でしょうか
なんかデザイン的にやっつけ感漂う爺さんです
総料理長である以上、ただの料理長であるクロマドよりも格上なのは確実なんですが。初登場シーンもモブに毛が生えた程度で可哀相な爺さんね
まさに一騎当千の強者達が殺気全開で威嚇する中、一龍はそよ風にでも吹かれているかのような笑顔でこう切り出した
「小僧どもが揃いも揃って・・・ふっふっふ心配せんでいい。別に喧嘩をしに来たわけではないわ
ちと話があってな。お前らのボスに」
「は?通せ・・・ってボス」
「ああいい。どうせ放っておいても来るだろう。あのジジイはお前らでは止められん」
一龍の要件を伝えた顔面チンコは、ボスのあっけらかんとした返事に当惑する
どうせ力づくで止めようとしたところで、一龍と戦えるのは自分だけ。無駄な部下の犠牲、無駄な時間を省いたシンプルな結論だった
>三虎「これが俺の本体のハンサム顔だ!」
>えらく虚無的なツラした奴ですねえ。これは食べ物の本当の美味しさ、食事の尊さを知って改心する流れと見た
>三虎登場!チョイ悪オヤジ風でした!クロマドの方が悪そうじゃね?小松にあっさりデレそうな顔してね?
>三虎さん顔のオプションパーツ多いな!
>三虎若い!あご髭こそあるものの、見た目は明らかに一龍とはかけ離れた年齢ですね。グルメ細胞の差でしょうか
>会長をジジイ呼ばわりする三虎は幾つなんだろう・・・?
アカシアがつい最近まで生きてたorまだ生きてるフラグに繋がったりして
ついにそのハンサム顔を披露!美食會ボス三虎!
一龍、次郎と同年代のビジュアルを想像していた読者には驚きの若さです
二人と比べて若い外見を維持できているのは、それだけグルメ細胞の強さに差があるということでしょうか。流石はセツ婆さ曰く「暴食バカ」
戦闘になれば一龍不利と思われますが、「喧嘩にしきたのではない。話をしにきた」という要件の前口上と
時間軸的に少し未来である冒頭のジョアの言葉でも「トップ同士が接触した」としか言われていないことから、戦闘には発展しない可能性も?
>一龍の死亡フラグと思っていましたが、ジョアの発言からの会談で済んじゃったかもしれませんね
でも巨大ペガサスに乗ってる時の演出はどう読み返しても死亡フラグだし・・・むむむ
一龍の要件は?二人の直接対決はあるのか?続きが気になる次号へ続く!
172話
「待ちなジジイ。俺等のアジトにいきなりやってきてボスに会わせろだ?
会長さんよ、アポなしじゃメインにゃあ会えねーぜ!まずは前菜オレから味見していけや」
ノコノコ自分達の巣に一人でやってきた敵の親玉。「喧嘩しにきたのではない」とは言っても、当然ハイそうですかと素直に通す男たとではない
まず呼び止めたのは全身毛むくじゃらの猿のような風貌をした男。名前はバイル
「ジジイ」と呼んだすぐ直後「会長さん」とか呼んでみたり、バカが無理して知的に喋ってる感丸出しの脳筋野郎です
無視して歩を進める一龍だったが、粘着質の布で相手の足を地面に縫いつけるカイトラの食技「テーブルクロス」と
やはり粘着質の大きなカゴで相手を閉じ込める「蝿帳」による上下からの捕獲コンボにより、動きを封じられてしまう
「悪いな一龍。グルメ細胞活性化組が力を試したくてウズウズしているらしい」
「そゆことだ」
クロマド曰くグルメ細胞ビンビン丸状態らしいバイル。「そゆこと」などとちょっと可愛い発声で颯爽と高台から飛び降ります
完全に猿の獣人って風貌なのにパンツは履いてるのね。しかも柄モノのブリーフ。彼の譲れないスタンダートでしょうか
両手の親指を立てた「イエーイ」っぽいポーズで飛び降りるバイル。高島忠夫か。いちいち面白いなコイツ
しかしどうしたことか、一龍が一睨みしただけでその肉体が空中でビタリと浮遊停止。ビクとも動かなくなってしまう
彼はバイルに一体なにをしたのか?強者達がどよめき立つ中、一龍は脱出不可能と言われているテーブルクロスと蝿帳も事も無げに突破する
「流石はかつての世界のトップ。老いて尚細胞は勢いを失っていない
ただこれ以上自由に動かれては我々も面子にかかわるんでな。全力で阻止させてもらうぞ一龍」
>かつての世界トップってのはどういうことなんでしょう?
美食會の人間の立場から言ったのなら「三虎様が高確率で一番最強」なんでしょうが、
いち人間の立場から言って一龍の上に誰か居るとか・・・ないなぁ。もしかしてアカシアが復活とか・・・ないよなぁ
ナイスニィの言葉は「アカシア亡き後、一龍が世界のトップだった」という事と、「でも今はウチのボスがNo1さ!」という意味だと思われますが、
その頃はまだ三虎に今のような野心はなかったという事でしょうか
そもそも何故アカシアの弟子だった二人は袂を劃ったのか?読者の知りたい物語のもっとも重要な部分です。と、ここで噂をすればご登場
「老いたなジジイ」
「そっちから出迎えとはのう。少しは衣食足りて礼節を知ったか?何十年ぶりじゃ三虎。お前は変わらんのう」
「老いぼれが何の用だ。まさかここで私とやる気か?」
>「お前は変わらんのう」というのは単なる挨拶程度の定型句として言ったものなのか、
あるいはグルメ細胞か何かで老化を遅らせているとかそういう事なのか、どちらの意味なのか
強烈に胸元の開いた男のセクシー漂う衣装で登場の三虎
さっさと要件を言えと喧嘩腰の三虎に対し、一龍は「敵」に向けるものとは思えぬ笑顔でにこやかに話しかけた
「ワシはただ食事の誘いに来ただけじゃ
弟よ。また一緒に飯でも食わんか?
食没の岬を覚えてるか?三人で修行した思い出の地じゃ。そこに美味いご馳走を用意してある
腹減ってるじゃろう。一緒に食べよう!」
一龍と三虎、二人は兄弟だった!
>バキが地上最強の親子喧嘩ならトリコは世界戦争の兄弟喧嘩ってトコか
>一龍と三虎は兄弟と分かりましたが、次郎はどうなんでしょうかね?
>結局兄弟なのかよ!っていうね。ワザとかもですが三虎だけ似てないにもほどがありますし
まぁ読者もそうじゃないかとはずっと予想してた事ですが。だって完全に味皇と味将軍だしなこの二人
それにしてもこれは血を分けた実の兄弟と思っていいんでしょうか。北斗四兄弟みたいにアカシアに師事した三人で義兄弟って可能性もありますが・・・
ただ義兄弟にせよ、血を分けた実の兄弟にせよ、次郎も入れて三兄弟であろうことはまず間違い無いと思われます
「何のつもりだ?和解でも求めているのかジジイ」
「もう兄者とは呼んでくれぬか。アカシア様にもフローゼ様にも一番可愛がられていたのはお前じゃったな
フフ・・・懐かしい日々がまるで昨日のように過るわい。ワシはな三虎・・・
できればGODもお前と一緒に食べたいと思っとるんじゃ」
一龍の要件とはまさしく和解だった。美味しいものは全ての人に分け与えるのが師・アカシアの教え。GODはまさにその体現である
両陣営で争わずとも二人で仲良くGODを食えればそれが一番良いではないか。しかし弟はそんな兄の言葉をにべもなく跳ねつけた
「そいつは叶わん願いだな。GODは”私が”もらう」
「分け合おうとは思わんか」
「独占だ」
「戦争になるぞ」
「何を今更」
「どうぞどうぞ」(ダチョウ倶楽部風に)
交渉決裂。悪党の返事は解ってたことではありますが。一龍の言葉から過去の三虎がどんな青年だったかが少し垣間見えます
アカシアとフローゼがもっとも可愛がっていたという三虎。なにせ食神と神の料理人の二人です。人を見る目が無かったワケがありません
三虎は最初から悪だったのではなく、何かきっかけがあって悪堕ちした
という事が推察できます。「美味しいものは分け合おう」という師の教えと真逆である「独占」を信奉するようになった、その事件とは何だったのか
>三虎がGODの独占にこだわっているのは、
GODを分け与えた結果アカシアの身に何らかの不幸が降りかかった、とかの過去があったんですかね?
「そうか。最後にお前とゆっくり話がしたかったが・・・残念じゃ」
「用がすんだら消えるがいい。殺されんうちにな」
「おーおー怖いのう。これはお騒がせしたわい。老いぼれは消えるとしよう
あ、そうじゃ美食會の諸君。もし戦争になったら・・・
ワシはこんなに温厚じゃないんで。気をつけてのう」
>「最後にお前と」や今までの死亡フラグから考えると、一龍は寿命かもしれませんね
もしくは命を賭けるほどの食材とかかもしれませんが、美食會相手に命を落とすというわけではなさそう
終始殺気を見せることなく笑顔でいた一龍だったが、最後の最後、去り際に残した鬼神のような一睨み
並み居る美食會の強者達が吹き飛ばされそうになる威嚇の中、ただ一人三虎だけが嬉しそうな笑みを浮かべていた
「なんだ。まだそんな顔ができたのか。兄者よ」
>三虎、まさかのツンデレ・・・
>飲めば誰もが思わず笑みがこぼれるセンチュリースープでさえ表情を崩さなかった三虎、
美食万歳なこの世界で食事ではなくかつて兄と呼び慕った男の本気の殺気を感じて笑った姿をみて、
この男の心はどこまで乾いているんだろうと思い切なくなりました
本人を前にしては最後まで口にしなかった「兄者」という言葉
口にしたのは、これが最後になるだろうと思ってのことか
三虎がスーッと消えるようにその場を去った後、空中浮遊からいつの間にか高台に戻っていたバイルはポルナレフ状態になっていた
「バイルお前飛び降りたハズだよな?」
「ああ・・・戻されちまった。な・・何をされたのかわからねえ
催眠術や超スピードだとかチャチなもんじゃ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ」
>バイル「ありのままに今起こったことを話すぜ・・・俺は奴の前で飛び降りたと思ったら(ry」
>一龍のスタンド能力は「ザ・ワールド」
>一龍の能力は空気を操るスキルなのかなとか思ったり
>一龍がバイルの動きを止めたのはサニーの能力だという説がありますね
もしかしたら四天王の特殊能力は会長から引き継いだものなのかも
>バイルの動きを止めたのがサニーと同じだったら四天王のグルメ細胞のベースは一龍のグルメ細胞なのかも
バイルをポルナレフにした一龍の「能力」の正体は何なのか?
それこそ念能力やロギア系の悪魔の実くらいにチートなものと思われますが、それはさておきこの一連の出来事を見ていた瞳あり
言わずもがな大竹!
>大竹「え?助けてくれないの?」
一龍、大量の奴隷料理人達に気づいていたのかいなかったのか誰一人助けることなく帰ってしまいました。酷いな!
この時、大竹から見て一龍はどのように映ったでしょう?
「IGO会長が助けにきてくれた!助かった!と思ったら敵ボスと談笑して帰っていった」
という風に映ったのならばIGOを憎悪して美食會に染まるという展開になりそうですが・・・その表情はまだ虚ろで、感情は読み取れません
いずれにせよ今回一龍に救出されなかったことで、大竹の美食會サイド移籍展開はほぼ間違いなさそう
今後は小松と対を成す事になる、極めて重要なキャラクターに化けそうです
ラスト、巨大ペガサスの頭上で涙が溢れぬように顔を上げる一龍で締め
>一龍が弟と食べるために用意したご馳走を一人で食べてるの想像したら泣けた(´;ω;`)
>一龍の涙がすげぇ切なかったです…最終的に三虎改心する流れなら、やっぱ一龍死んでほしくないなぁ
悲しき兄弟の別れと共に、IGOと美食會、遂に全面抗争へ
次週から新章突入ということで、いよいよ物語は大きく動き出します。とりわけ一龍が死亡フラグを回避したことによる、彼のフルコースが気になる次号へ続く!
173話
「今日は年に一度のクリスマス!グルメ時代一番のプレゼントと言ったら食!
特にIGO非加盟国の貧しい子供達からしたらワシらはサンタクロースそのものだ
近場の国はワシとリッキーが引き受ける。残りはお前らで手分けして運んでくれ」
12月24日、サンタクロースとなってIGO非加盟国の貧しい子供達に飯を配る為にマンサム所長の元に召集されたトリコ達
ちなみにゼブラはハニープリズン出所の条件であった、100種類以上の新種食材発見と500名のグルメ手配犯の確保をとっくの昔に終えたそうですが
今は自分フルコース集めに没頭しているということで今回の召集もガン無視。ゼブラの本気で小松のケツが危ない
>ゼブラ一途すぎて濡れた
「うおリッキー更にデカくなってねえか?」
「いやそれよりも」
「わかるか?成長して実力も増しとる。今は捕獲レベル70前後ってところか
まだまだ強くなるぞリッキーは」
>リッキーの捕獲レベルの件については、31から一気に70前後に上がったスゲー!と思うべきか、
周りがインフレしまくっているのにたったの70前後と思うべきなのか・
>リッキー、最近のレベルのインフレ化のせいですっかりただの猫になったと思ってたらw
留まるところを知らないインフレに取り残されたと思われたリッキーでしたが、「まだまだ成長中」という見事な理由付けで強力にランクアップ
伸び代で言えばトリコ達のパートナーアニマルもまだまだ成長中であり、所長曰く将来的にはグルメ界の猛獣とも互角以上に渡り合えるとの事
>エンペラークロウってそんなに強かったのか
テリーとクインに関しては読者もその強さを知る所でしたが、見劣りしていたキッスも強かったのは驚き
エンペラークロウは空の番長と異名を取る強猛獣だったそうで(しまぶー番長好きだな)、こうなるとまだ見ぬゼブラの相棒がどんな猛獣なのか気になります
ここまで四天王3人ともに乗り物として役に立つ大型獣なだけに、はんぺら個人的にはゼブラは読者の意表を突いて
マスコットみたいな小さくてラブリーな動物だったらいいなぁとか思ってたり
そんなワケでグルメサンタ達の食のプレゼント運び開始。リンがトリコと一緒に行くとうるさいので、小松は所長に同行することに
ここでナレーションが入り、今まで読者も解っていたようで解っていなかったIGOのお仕事とその運営システムが解説されます
IGOの主な役割は新たな食材の発見、その研究と開発、食の流通と治安維持
その莫大な運営資金は加盟国から徴収されるグルメ税でまかなわれており、
この税を治める事で各国は安定的な食材の流通を保障されてるという仕組み
しかし実のところIGOは人道的立場から非加盟の貧困国にも食材の配給を行なっている
本来は賞賛されるべき立派な活動ですが、やはり税を収めている加盟国からして見れば「なぜ税を納めていない連中に」という声も少なくないそうで、
そのために年に一回、クリスマスプレゼントという形式を取って一晩で大量の食料を一斉配給しているのだそうな
>IGO非加盟国への食材配給にグルメコロシアムの金が使われているという設定はアニメでもありましたね
「トリコも貧しい国の出身だぞ。なつかしいな・・・初めて会った日は忘れもせんわ」
これまた意外な事実が判明。トリコが少年時代チェインアニマルとしてビオトープで育ったことは読者の知る所であり、
それ故に我々はトリコ達は赤ん坊くらいの頃にグルメ細胞移植を受けたものだと勝手に思ってましたが、回想シーンを見る限り
拾われた当時で結構物心ついてる年齢です。10歳くらいでしょうか?
>貧しい国で拾われたトリコがなぜチェインアニマルに・・・
自ら志願したのかIGOが人体実験でもしたのか。個人的にはおそらく前者
キレイなべべを着て不自由なく育ったように見えるいつぞやのこのシーンは、トリコが一龍に拾われてからさほど年月が経っていないことが解ります
ここらへんの時間軸は本来かなり重要な設定になるトコだと思うんですが、
見る限りしまぶーもテキトーというか、まだ完全には固めていない事項と思われ
ちなみにこの貧困国への食糧配給が始まったのは一龍の鶴の一声からだったそうですが、三虎との対談を終えて帰ってきた彼が言っていたそうな
「あやつ相当進化しておったのう・・・あれを止めるにはワシもそれなりの覚悟をせねばならんか・・・
マンサムよ、”その時”は確実にやってくる。それまで存分に世界の子供らの腹を満たしてやってくれ」
一龍の言う「その時」とは単純に戦争勃発のことを言っているのか、それよりもっと大きな事柄を指しているのか
いずれにせよ「それまでは腹いっぱい食わせろ」という言葉から察するに、「その時が来たら世界は大変な事になる」という事だけは伝わってきます
>会長が言っていた「その時」とはグルメ戦争の事でしょうが、三虎はもしかしたら戦争自体を望んでいるのかもしれませんね
セツ婆がそうだったように、「苦労して食材を手に入れる喜び」というものを三虎は求めているのではないでしょうか?
三虎に対抗出来得るとしたら、会長か次郎くらいでしょうし、GODも三虎ほどの実力があれば難しくないのかもしれません
だから、会長が殺気を出したとき三虎が笑ったと・・・まあ、妄想ですが
「そういえば小僧、お前の見つけたモルス油とかいう油な、天然調味料として認定されたらしいぞ
おぬしひょっとして近いうちに料理人ランキング100位以内に入るかもしれんな
まぁおぬしの腕ってより、いろいろあって繰り上げになりそうなんだが・・・
喜べ小僧!100位以内に入れれば、あの料理の祭典に出られるぞい!」
「クッキングフェスですか!?あの視聴率95%のグルメ番組に!?」
マンサム所長の言葉から、美食會の料理人狩りの犠牲者が相当な数に上っていることが判明。それによって小松が繰り上げランクインしそうだという
小松の次なるステージは”料理の祭典”クッキングフェスへの出演
しかしそこは言い替えれば腕のある料理人達を一網打尽で誘拐できる場。美食會乱入フラグビンビン丸です
>繰り上げとはいえ小松もとうとう100位圏内に…今度こそ小松が連れ去られるフラグが立ったか?
「トリコと二人っきりでデートできるなんてうれし〜!ヤダこれ本気で夢じゃないでしょうね
あ、トリコ!そういえばさっきテリーの捕獲レベルがわからないって言ってたけどこれ!
捕獲レベルを測定する機械でまだ開発中だけど・・・
例えばコロシアムで測れる捕獲レベルは最高100まででしょ?」
「ああ、人間界に存在する猛獣の最高レベルが100だからな
有名な猛獣だ・・・そいつとは近い将来必ず闘うことになるがな・・・」
「この計測器が完成すればね、捕獲レベル100以上の猛獣までその数値が測れちゃうの!
今からこれで試しにテリーのレベル測ってみるね!・・・・・え?」
>今週のトリコは休息回?って感じでしたが世界観説明とか色々と深い回でしたね
一方その頃、テリーの背中の上のトリコとリンの会話からも興味深い設定が。今回は特別編に見せかけた設定と伏線の宝石箱やー
捕獲レベル測定可能と不能のボーダーは100であり、
その基準は人間界における最強の猛獣が100だから
そしてトリコの口ぶりからして、その猛獣との対決は目的の為に絶対避けて通れぬものだという。トリコの目的というとGOD関連でしょうか?
それとも一龍のフルコースの最後の一品のガーディアンとか?むむむ・・・
>捕獲レベル100か…会長が修行に選んだメニューの食材とかかな?
そしてリンが取り出したアイテムは、今まで計測不能だった100以上の猛獣のレベルも測れるという新型のスカウター
リンの表情からしてテリーを計測した装置は驚くべき数値を叩き出したようですが、残念ながら今回は数値は伏せられたまま。こういうの多いなしまぶー!
テリーの暫定捕獲レベルは今後の楽しみとして、ようやくトリコサンタ達は飢えた子供達の待つスラム街に到着します
「励ましの言葉じゃ腹は膨れねーよな・・・100の言葉は握り飯一個にしかず
遅くなってスマン。温かい飯をどっさり持ってきたぞ。腹いっぱい食べるといい」
飢えを訴えて泣く弟に、「頑張れ」と声をかけるしかできないやせ細った兄
ああ神よ、どうかこの兄弟を救い給え!と読者が心を痛めたその時、グルメサンタはやってきた。聖夜の奇跡に次々と群がる子供達
>トリコの持ったおにぎり、どんどん巨大化しているような・・・?
弟が持ったおにぎりが1コマでやたら巨大化したのが気になりますが
そんな無粋なツッコミは彼等の嬉し涙の前では全て吹き飛んでしまう。よかったよかった・・・本当に良かった
前も言ったことあるけど、本格的MMOのトリコオンラインとかサービス始まったら俺絶対グルメヤクザになるわ
そんで貧しい子供達に毎日腹いっぱい食わせたるんや!
余談だが坊主頭の子供が嬉し泣きしながら飯を食うシーンを見ると、狂四郎2030のあのトラウマシーンを思い出してしまうのは俺だけだろうか
「サンタさん・・また来年も来てください・・・サンタさん・・・」
「ああ。来年も再来年も来るぜ。その先もずっと来る
だからお前も貧しさに負けず強く生きろ。約束だぜ」
ただうわべだけはない、自身も貧民出身だからこそ言えるトリコの言葉
子供達の笑顔と嬉し涙は、それぞれに散ったサンタクロース達に等しく向けられるのだった
>一晩だけの施しなんて「その場しのぎ」なんでしょうけど……それでもトリコの笑顔は優しい
>サニーが子供に髪を掴まれても笑顔だったり、
ココの腕の包帯を手首から肘まで巻いて自身の体質を考慮してたりと思いやりの感じられる描写が良かったです
「おお雪だ!しかもこいつは数十年に一度降るという食べられる雪、味雪!
天からも食材のおすそ分けか。全ての人と平等に分かち合う食の恵み・・・
できればこのままずっと降り積もれ」
世界中から涙をなくし、人々が平等に笑い合える”食の恵み”
食材の独占という美食會の悪意から世界の食を守るべく、頑張れトリコ!負けるなトリコ!といったところで次号へ続く。ほんまええ話やったでしまぶー・・・
174話
「恵方巻き?」
「ああ。会長から受けた修行の依頼食材な・・・その6つ目が食林寺って寺にあるんだが」
「食林寺!食の作法を極める寺ですね!有名ですよ!」
>神拳寺キター!!きっと幼い頃からかやくご飯を食べ続けた拳士がいることは確定的に明らか
「ああ、師範は美食人間国宝の一人だとも聞く」
「世界に4人しか居ない人間国宝の1人が・・・!確か近くに十星料理店の「雲隠れ割烹」もあるとか!」
食の作法を修める修行寺「食林寺」。そういうのもあるのか!
きっとおそろしく長い箸で豆を皿から皿に高速で移したり、鉛のように重いお椀を持って腕の筋力を鍛えたりする36の修行房があるに違いない
既存のネタ元をなんでもかんでもトリコの世界観に合わせてアレンジしてしまうしまぶーのアイディア力には、毎回毎回ほとほと感心してしまう
「だが食林寺は別名「雲隠れの寺」。有名なのに誰もその詳しい場所はわからない伝説の寺なんだ
人間界最大の樹海「ロストフォレスト」。食林寺がその樹海の中にあるのはわかっているが、
あまりにも広大なために場所を特定できないらしい。そこでだ・・・
その場所を食の占い師モンチーに聞いてみた。モンチーは探しものを恵方巻きを向ける方角で占ってくれる
電磁波を使うココが対人占いのスペシャリストなら、
モンチーは食材探し専門の占い師。その精度は百発百中だ
ただし占う食材によって恵方巻きの具材、その種類と量が変わってくる
それを客が仕入れてこねーとモンチーは恵方巻きを作ってくれねーんだ。頑固なジジイだからな
魚介系で何かいい具材はないかとここ第2ビオトープに来てみたが・・・目新しいものは見つからねーな」
そんなワケでオゾン草から始まりメルクの星屑、メロウコーラ、サンサングラミー、メテオガーリックと、一龍の課題食材を着々とクリアしてきたトリコ
6つ目となる今回のターゲットは恵方巻きの食材・・・ではなく、
6つ目の食材がある食林寺に行く為、アイテムとして恵方巻きが必要との事。面倒くさっ!
あと食林寺の別名が「雲隠れの寺」という忍者の里みたいな名前であることと、深い樹海の中にある十星店「雲隠れ割烹」から察するに
以前一龍の前菜の声を聞いた面々の中の、シシカバみたいな奴がもしかしたらここの料理人として出てくるんじゃないかと予想
そんなワケで具材を求めて第2ビオトープを訪れていたトリコと小松。ちなみにここ第2ビオトープは、海上にある海洋生物専門のビオトープ
ここまで第8、第1、第2と紹介されたのでせっかくだから残りのビオトープも全て見てみたいものです。いずれ本編で登場する日がくるか?
と、ここで食事中のトリコ達に近づいていくるアフロヘアのIGO職員。彼の口からから緊急の臨時ミッションが通達される
「お食事中失礼しますトリコ様。会長からご連絡が
鍋池が凍ったそうです。つきましては鍋池に生息する池の主マダムフィッシュの捕獲を
「四天王全員で挑め」、との会長からのご命令でございます」
「なにィ!?し・・・四天王全員で!?」
「スゴイ!ここがグルメ世界遺産の候補にも上がったことのある鍋池ですか!
池の底に生えるわかめ蛇やコンブスネークなどから出るダシで、池の水は天然の出し汁になっている
まるで極上の鍋のような池ですよね!」
「更にこの池にはそのダシを栄養として育った美味い魚がうようよ泳いでいる
中でも池の主と呼ばれるマダムフィッシュは淡水魚界の貴婦人と称される程だ
マダムフィッシュなら恵方巻きのいい具材になるぞ!
だが気になるのはなんでそれを4人全員で捕らなきゃいけねーんだ?」
というワケでやってきました説明を聞いただけで池の水をゴクゴク飲んでみたくなる鍋池
恵方巻きの食材を探していたトリコにとって、「淡水魚の貴婦人」を入手できるこの臨時ミッションはまさに渡りに船。気合も入ります
しかし相手は一龍が四天王全員でかからねば捕獲できないと判断する程の強敵。一体どんな強敵なのでしょうか
「トリコー!池の周りにいる猛獣達、スーパーリラクゼーションで大人しくさせたしー!」
「おうサンキューリン。このあたりはAAAの危険区だからな。やかましい獣が多い
マダムフィッシュは神経質。周りで騒がれたら釣れるもんも釣れねえ」
「池に氷が張ってるのも好都合だね。マダムフィッシュの捕獲レベルは83・・・
それは戦闘力ではなく、臆病なため滅多に巣から出てこないのが理由だ
最長では数10年巣から出ないこともあるとか
通常の釣りや投網ではまず捕獲不可能。船を出すのも警戒されてまずい
チャンスは水面に氷が張り、マダムフィッシュが安心する時だけ。それが今!」
と思ったら戦闘力は高くない猛獣だった!
なるほどこれは4人の視覚・聴覚・触覚・嗅覚を総動員させないと捕まえられない相手、ということでしょうか
>淡水魚、臆病と色々と設定がかぶってますが、マダムフィッシュはサンサングラミーの亜種かなにかでしょうかね?
「しかしなんで急に池が凍ったんだ?解せネ
鍋池の水は温かいからな・・・相当な寒波がこないと凍らねぇハズ。何やら会長(かいちょ)の策略を感じるな」
「んなこたァどうだっていい!とっととその魚食ってズラかるぜ!」
「久々に聞いたなァ。この気色悪い声。マジメに会長(オヤジ)の命令に従うとはちっとはまともになったじゃん」
それぞれに登場台詞を吐きながら1人、また1人と集結する四天王達。ゼブラが来た時の小松めっさ嬉しそう
やはり小松の中でのランキングはゼブラが2位なのか。少女漫画で言うと付き合ってる彼氏=トリコ、ちょっと気になる不良男子=ゼブラだな
あとこのシーンのサニー、「会長」に対するルビが「かいちょ」だったり「オヤジ」だったりで定まってません
おそら「オヤジ」のほうはしまぶーのうっかり間違いでトリコの呼称を書いてしまったと思われますが・・・でもその時のテンションで変わりそうだしな
「何ならサニー・・・いやお前ら全員その魚どっちが先に捕まえるか勝負するか?」
「あぁ!?誰にもの言ってんだコラァ!俺の触覚に釣りで挑むとはいい度胸じゃねーか!」
「いや釣りはむしろゼブラの土俵だよ」
「上等だ!じゃあ誰が一番に釣り上げるか勝負すっか!」
「ええ〜!?せっかく全員揃ったんだからみんなで協力して釣りましょうよ〜!」
性格上素直に「仲良く力を合わせて」とはいかないのが四天王。視覚・聴覚・触覚・嗅覚の釣り勝負の流れに
「みんなで力をあわせましょうよ!」と慌てて訴える小松だったが、トリコはそんな相棒にニカッと笑いかけながらこう言うのだった
「何言ってんだ小松。オッズをつけるならお前の「食運」が一番人気だぜ!」
>何言ってんだトリコ。オッズをつけるならお前が一番不人気だぜ!
>ゼブラはソナー、ココは電磁波で魚の居場所を特定できるでしょう。サニーの触角は明らかにつりざおや網より有利ですね
そして小松は食運。トリコのメリットが思い浮かばないのですが、なにかありますかはんぺらさん?
まさしくその通り。結論から言えば四天王の能力云々以前に小松がいるから釣れるに決まってるワケで・・・小松マジチート
そんなワケで5人和気藹々とした雰囲気の中でのマダムフィッシュ釣り勝負。まぁ最後は4人の能力を合わせて釣り上げるんだろうなー
>四天王集結は満を持しての一大イベントとして温存しておくかと思ってたんですが意外すぎるほどあっさりと!
望むらくはGETした食材を小松と5人で一緒に食さんことを
>ニトロでもこない限り戦闘にはならない感じですね、4人で一緒に飯を食えってのが狙いっぽいです
>水辺だしゼブラのペットにも期待
そして朋友コメントにもあるように、期間が空いてのゼブラ再登場&場所が水辺ということで
おそらくゼブラのパートナーアニマルお披露目回だと思われます。こいつは次号要チェックやで
「急にスマンかったのう、セツのん」
「なにを水くさいことをイチちゃん」
「しかしあれほどの池を一瞬で凍らせるとは・・・いい弟子がおるのうセツのん」
「フフ・・・ただ一人おるスタッフの「のの」じゃ。ええ子じゃよ
それにしても三虎のバカは話すら聞かんかったか・・・あやつらにとっても重要な話を」
せつのん食堂のたった一人のスタッフがついに明らかに!
(小学生なんかは読んでて以前のスタッフが一人というせつのんのセリフ覚えてるのでしょうか…)
が、しまぶーキャラの中では相当可愛いのではと思いました。ののたん(;´Д`)ハァハァ
ののちゃん可愛いけど鍋池を一瞬で凍らせるとかマジパネェ…そして彼女も小松争奪戦に…
一方その頃、IGO本部では急遽呼ばれたセツ婆が一龍の為に大量んの料理をこしらえていた
そして会話の中で紹介される新キャラのの。ずっと以前からその存在だけは判明していた節乃食堂のスタッフで、
鍋池を凍らせたのは彼女の能力であることが解ります
リン、メルクと並んで本作品では貴重な若い女性。前者二人が性格こそ違えどボーイッシュなキャラ付けで被り気味だったのに対し、
ののは男の後ろに三歩下がって影踏まずって感じで良いキャラ立ち
素朴な雰囲気と赤いほっぺも好印象で、今後人気出そうなオーラまとってます。早く喋ってほしいなー
それにしてもセツ婆の最後の言葉が気になる。どうやら一龍はあの時、美食會にとっても有益な情報を持っていたようですが
それはやはりあの謎の第三勢力に関することでしょうか?むう・・・
「まぁいい・・・ワシらはもう同じ食卓にはつけん
未来を託せるのはいつだって一つの食卓を囲む者達。あいつらのようにな・・・」
未来を託すのは彼の意志を継ぐ若き四人の美食屋。だがその前に老兵にもやることがあるとばかりに、無心に目の前の料理を食らう一龍
『こんなに食べるイチちゃんを見たのはいつぶりじゃろうか
眠っていたグルメ細胞を全て起こすつもりじゃな。こりゃえらいことになるぞ
それだけ三虎の成長が予想以上ということか・・・』
メルエムとの対決の前に山に篭ったネテロのように、一龍もまた「その時」に合わせて現役時代の肉体を取り戻そうとしていた
四天王が笑いながら修行する最中にも、決戦の時はそう遠くない未来にまで迫っている。次号へ続く!
>細胞が活性化したら会長も若返るんでしょうかね?それはそうと、ランキングは鰻登りで、
現在既にハーレム状態なのに加えて、2代目メルクに次ぐ新たな嫁候補(?)が登場した小松がリア充ってレベルじゃ(ry
>会長が三虎と比べて年をとって見えるのはグルメ細胞を眠らせていたからだという可能性が出てきましたね
グルメ界での次郎の姿も、ノッキングではなく眠っていたグルメ細胞を少し起こしたからという可能性もあるでしょう
会長の若々しい姿が見れるのでしょうか?
175話
「あ!ユン!待ってたよ!僕はユンと一緒に釣りますね!」
俺も待ってたよ!
>グルメハンティングブックでは既出でしたが、ウォールペンギンの名前「ユン」が出てきましたね
小松にちゃんと育てられている様子で、「Cスープの具材」という存在のまま終わらせないでくれて良かったです
残念ながらゼブラのペットは持ち越しのようですが、これはこれでアリと思いました
冒頭、一行から一匹だけ遅れてヒョコヒョコやってきたユン。マスコットの久々の登場に思わず顔がニヤけるはんぺらきめえ(可愛いもの好き)
肩からガマ口のポシェットをかけてるのがまたシンプルなデザインに対するアクセントになっててラブリー度増々。中身は何が入ってるんでしょうか
よく考えたら小松もパートナーアニマル持ちだったんですねコレ。四天王のように戦闘力あるタイプじゃないけど
「よう。料理の腕は衰えてねーだろうな小僧」 |
|||
ゼブラフルコースメニュー | |||
前菜 | 鬼神のはらわた | 捕獲レベル91 | |
スープ | 赤道スープ | 捕獲レベル87 | |
魚料理 | 未定 | ||
肉料理 | BBQ島 | 捕獲レベル不明 | |
メイン | 未定 | ||
サラダ | 未定 | ||
デザート | ダルマ仙人の献上品 | 捕獲レベル不明 | |
ドリンク | メロウコーラ | 捕獲レベル92 |
>ゼブラのフルコースが四天王の中でズバ抜けてて吹きました。Lv20〜40で驚いていた頃が懐かしいですね
>ゼブラのフルコースまたすさまじいですね。ココと同じくあと3つとのことですが、インフレも交じり差が激しいです
最高レベル30と最高レベル測定不能って・・・
もうゼブラ優勝でいいんじゃないかな
平均捕獲レベル90台、肉料理とデザートに至っては不明(測定不能?)
測定不能といってもピンキリあるでしょうが、それでもマンサム所長どころではない次郎クラスに匹敵するレベルのフルコースと言っていいでしょう
つーかこの作品も物語全体の尺で考えればもう中盤も終わろうかという頃のハズ・・・そろそろトリコのフルコースも4品目を決めてほしいところです
そんなワケで四天王と小松はそれぞれ散り散りになって釣り勝負開始
鍋池は面積300平方kmの巨大湖(琵琶湖の半分)、ポイント探しだけでも宝探しレベルに途方もない話ですが・・・
「強い電磁波・・・ここで一度アプローチしてみるか。このポイントでの成功確率・・・40%ってとこか」
「やっぱ魚は直接掴んで釣り上げるに限るし」
「水中での音速は地上の4.5倍!一瞬で見つけてやる!エコーロケーション!」
「俺の嗅覚が言ってるぜ。この下にマダムフィッシュがいるとな」
それぞれの能力で独自にポイントを探し、釣果を上げていく4人
氷下から感じる電磁波の強弱で探すココ。ソナーと音撃によるショック漁を駆使するゼブラ。水中の魚群を根こそぎ掴み取りするサニーの触覚
釣りに対する3人の能力のメリット描写はすごい説得力と納得感があるのに、
トリコだけテキトーすぎて絶対しまぶーワザとだろコレ
どうも他の四天王が同行するシリーズは「役に立たない主人公」の図式が顕著に現れるトリコ。ネタとしては最高なんですけどどうやねん
あとココの台詞がテニスの王子様の乾みたいでちょっとクスっときた。ああ・・・そういえば包帯グルグル巻き・・・
本命の小松はというと、一般人らしく実にのんびりとしたマイペース。場所選びも勘、釣具も普通の竿、餌も普通の餌です
ユンのポシェットミミズ入ってたのかよ!
ガマ口開けたら中身いっぱいミミズが「もじゃもじゃ」て知らんで開けたらトラウマになるな
それにしても賢いユン。小松の言葉はほとんど理解しているようだし、ガマ口の開け閉めができるなど知能は相当高いようです
そんなこんなで時間は経過。四天王はいずれも爆釣ですがターゲットのマダムフィッシュは未だ捕まらず
それぞれ少しずつポイントを絞り込みながら、「もうここしか残っていない!」というポイントをついに探し当てます
「来たぜ!ここが巣だ!」
「捕獲成功確率90%!ここだ!」
「直観に委ねたポイントがここか!」
「ヨダレが止まらねえ匂いはここからするぜ!」
「え?」
「食運どんだけだよ小松!!!!」
>もう小松激吉ラッキーマンクラスの豪運に・・・実質1話で釣れた金魚よりレベル低いぱら再エンペラー以下の方々・・・(号泣)
>小松「敗北を知りたい」
>もう小松ん家の床下からGODが見つかっても驚かない
流石本命は格が違った!小松がテキトーに穴を開けた場所がマダムフィッシュの巣の真上だったというオチ
結果自体は最初から解っていた読者ですが、この圧倒的な差には四天王と一緒に読者も叫ばずには要られません
(嗅覚+視覚+触覚+聴覚)<<<<<<食運
ここで間髪入れず小松の竿がヒット。ゼブラが声で威嚇し、ココが毒で動きを封じ、サニーが触覚で釣り上げ見事マダムフィッシュを捕らえるのでした
トリコは見てただけ。もう完璧すぎる
>トリコの役立たずさがひどすぎるww
>今回もトリコの目立った活躍が無かったですね…しまぶーはトリコを見限ったんでしょうか
>はんぺらさんと朋友の方々のご指摘通り、トリコの嗅覚は目立った活躍が無かった模様
四天王揃うと一気にショボく見えるトリコ。大丈夫でしょうか、この主人公…
小松の食運ぱねぇという事なのでしょうが、どうも今後トリコのハンディキャップを小松が補っていくようにも見えます
「ほぼ俺の威嚇のおかげだろ!」「バカ言え俺が触覚で釣り上げたし」
「僕も毒で動きを封じたけどね」「いやみなさんのおかげですよ」
「とにかく食べようぜ!でも恵方巻き用に少し残しとかねーと」
一番働かなかったクセに一番取り分を主張するトリコ。あなたが神か
喧嘩するほど仲がいいとは言いますが。ギャーギャー言いながら仲良く飯を食える主人公ズに次代の希望が見えるお話でしたとさ
というワケでマダムフィッシュ編は意外にも前後編のショートエピソードでした
>今回はゼブラの相棒のお披露目回。そう思っていた時期が俺にもありました
>煽りを見て「まだ恵方巻きの材料探すんかい」と思いましたが冷静に考えたらまず米と海苔が必要ですよね
>しかし人間よりでかい魚釣るのになんで普通のワカサギ用っぽいタックル使ってんでしょうかこいつら
次号「更なる恵方巻きの食材は・・・」ってまだ恵方巻き引っ張るんかい!
この流れだと食林寺に行けるのは結構先になりそうね。果たして恵方巻きの次なる食材は米か?海苔か?気になる次号へ続く!
176話
「アホかぁ!全然足りねーんだよアホゥ!数も量も全く足りねえぇじゃよアホが!アホかお前は!
そもそも酢がねぇんじゃよ酢が!アホ!早く取って来んかい酢を!アホが!」
一呼吸の台詞の中に6回もの「アホ」を織り込む謎のマスクマン
このしまぶー節全開の覆面レスラーこそ件の恵方巻き占い師モンチー。実はたけしのキャラだろこいつ
マダムフィッシュは具材としては申し分ありませんでしたが、なにぶんゼブラが大量に食ってしまったので量がまったく足りなくなった事と
酢飯を作るための上等な寿司酢が必要ということで、今回トリコ達が狙うターゲットは最高級の酢と言われる「王酢」です
恵方巻き食材集めなげえ!具材の次に酢ときたからには、当然海苔もありそう。完成すんの何週後やねん
>トリコ恵方巻き編長い!酢も集めんのかよ。これはわさびまで探しに行く予感(悪寒)
やってきたのはワインやビール、ウイスキーに焼酎と様々な酒でできた海「酒海」に浮かぶ酒乱島
あらゆる種類の酒を始め天然のつまみや発酵食品も獲れるこの島は、マンサム所長や次郎が愛好家として何度も訪れる酒飲みの楽園
早速所長のフルコースでもある酒乱牛が登場します。「酒乱牛ください!」
☆5のガシャ食材きたこれ。トリコ爆食グルメバトルで何度この香ばしいコメントを目にしたことか
しかしそんな酒乱牛も捕獲レベル30はもはや取るに足らないザコ。トリコに0コマで殺られて食われて即退場です
>酒乱牛がとっつぁん並にゼロコマ落ち…マンサムだけじゃなく、ココやサニーのフルコースもそうですが、
人間界用フルコースとグルメ界用フルコースってあってもいい気がする…じゃないとさすがに…ねえ?
>酢は酒に酢酸菌を入れて作るので酢を探しに酒の島に行くのは至極真っ当なんですが、
ちびっ子達は今回の話で「なんでお酢を探しに酒の島に行くの?」って疑問が出るはず
酢は酒を酢酸発酵させて作る調味料であることは皆知ってるとは思いますが、たしかに低年齢読者層にはここらへんの説明がほしかったかも
「スゲエ!高級ブランデーの泉だ!」
そんなワケで今回のお話は大量の読者投稿食材発表を兼ね酒乱島のメルヘン溢れる天然食材紀行
強力な猛獣とバトルする話も、アイスヘルやデスフォールのような過酷な環境下を切り抜けて食材をゲットする話も好きですが
何度もレビューで言っているように小学生の夢をまんま実現したような天然食材もトリコの世界観の魅力よね
はんぺらはビールのたった一杯だけでも顔が真っ赤になってしまう下戸なんですが、それでも
この島に行って浴びるほど酒を飲んでみたい
と思わせるこのwktk感。酒の味を知らない小学生の読者も「お酒おいしそうだなぁ」と思いながら読んだに違いありません
バトルも冒険もトリコの骨子には違いありませんが、やはりこの漫画の背骨は「美味しそうな食べ物」にあるのでしょう
まぁ食糞だけはどうかと思うが。読み切り版でもウンコ食うのはデフォ設定だしなこの漫画・・・
「ヤベェ!エメラルドドラゴン!
こいつは手強い上に気性が荒い!ベロンベロンの今の状態じゃ倒せねーかも!」
「で、でもトリコさん!ドラゴン・・・ピクリとも動きませんよ?」
この角は角笛にして持って行くんだ。某有名RPGを彷彿とさせるエメラルドドラゴンは捕獲レベル78
背中から高級なエメラルドワインを吹き出す猛獣ですが、身構えたトリコ達に対して一切攻撃を仕掛けてくるそぶりを見せません
「おーう騒がしいと思ったらおぬしらじゃったか。どうじゃエメラルドワインの風呂、一緒に入らんか?」
それもそのハズ、ドラゴンは世界最高のノッキングの名手によってその動きを封じられていたから
グルメ界以来となる久しぶりの登場。多い時は週8でこの島に足を運ぶというノッキングマスター次郎です
最高級ワインの風呂に浸かりながら裸の付き合いと洒落込む3人。酒の味に舌鼓を打つ若者2人を見て次郎は言う
「いつの時代も酒はうまい。雨の日も晴れの日も酒はいつもと変わらずずっとうまいんじゃ
変わるのは飲む者の心。ワシらの心が酒の味も変える
ずっと穏やかにおいしく酒を飲みたいもんじゃがのう」
「酒のまずい日」はない。そう感じるのは飲む者の心が荒んでいる時
その言葉は変わってしまった三虎を憂いてのものか。笑顔で酒を酌み交わすトリコと小松に在りし日を思い、ふっと寂しさを匂わす次郎
そんなこんなで3人は三日三晩飲み続け、トリコ達が王酢を手に入れたのは一週間後でしたとさ
となんか追伸みたいな扱いで今回のターゲットである王酢をゲット。具材、酢ときて次は海苔か?の次号へ続く!
177話
「カフェアリ・・・胴体がコーヒー豆、頭はミルク、お尻はシロップでできてる蟻ですよね」
「そのままでも食べられるがお湯を注げば絶品のインスタントコーヒーになる
うんうまい!またいい食材を再生させたじゃねーか鉄平!」
冒頭。久々に鉄平と再会し、最近再生を終えたばかりの稀少食材でもてなしを受けるトリコと小松。一見何気ない会話ですがよくよく想像するとカフェアリヤバイ
リアル世界でもオーストラリアの蜜蟻(大きな腹に甘い蜜を蓄える蟻。生のまま腹を食いちぎって味わうのが主流だそうな)
は美味しんぼなどで紹介されているので多くの人が知ってると思うし、日本人ならその食い方にもあまり抵抗はないと思いますが
蟻に熱湯注いでグチャグチャかき混ぜた飲み物とか想像するとスゲエぞわぞわくる
何十匹という蟻の胴体と頭とおしりを溶かした体液ジュースですよ?虫がダメなはんぺらにはマジキツイ。ポテトネズミとモヤシミミズ以来のNGだこれ
>やっぱりどうしても虫系の食材はそそられないなー
「ただ最近は再生屋の中にもやたらめったら何でも再生させる奴がいる・・・流通の禁止された劇物食材や、
捕獲レベルの高い隔離生物などIGOの許可なしに復活させちまうルール違反の再生屋が後を絶たないんだ
まぁほとんど俺の事なんだが。実はこないだもえらいモン再生させちまって今ハチャメチャ困ってんのさ」
「「お前かよっ!!」」
IGO第0ビオトープ職員の弟子という立場でありながらかなりヤンチャしていた鉄平。この鉄平の不始末が今回のターゲットです
「しかし鉄平のやつえらい食材を復活させやがったな。世界一臭い食材ドドリアンボム
別名”臭いの爆弾”と呼ばれる木の実で、実際大昔の戦争では兵器として使われた記録もあるらしい
こいつはインパクト的にも申し分ない!恵方巻きのいい具材になるぜ!」
なんでそんな臭いモンを恵方巻きにしようと思うのか
もはや目新しい食材ならなんでも恵方巻きにしてしまえというヤケクソ感すら感じるトリコの感性。そんなワケで2人が向かったのは・・・・
「くっくさーっ!僕も料理人ですから匂いのキツイ食材もたくさい扱いますけど・・・
これは今まで嗅いだことのない初体験の臭さです。初臭ですよ・・・初臭炸裂!」
「言っとくがこれはただの残り香だぜ小松
300年前に絶滅したドドリアンボムの臭いが未だに消えてないのさ」
普段は列車も停車することのない無人駅ドドリアンステーション。300年前に絶滅したドドリアンボムの残り香だけで、もはや廃墟という有様
駅のそこかしこにどう見てもウンコにしか見えない物体がこびりつき、大量の蝿がわんわんと飛び回ってます
なんか20年以上前のコロコロとかボンボンのギャグ漫画にありそうなウンコ描写。誌面から臭ってきそう
>ドドリアンステーションがどうみてもトイレにしか見えない件
>トリコは本当にお尻やウ○コ系の食材がが好きですね・・・
>きっと「たけし」で出てきた世界一臭い新幹線おやじはドドリアンステーション発
>どうせならどドリアンステーション行きの電車、たけしの「世界一臭い新幹線 おやじ」にすればよかったのに・・・
「ドドリアンボムの実はそのままでも十分に臭いが、熟して地面に落ちた時に初めて強烈な臭気を辺りに撒き散らす
それが臭いの爆弾と呼ばれる理由だが、その臭さの届く範囲と威力がハンパねえらしい
噂では周囲100km圏内の草木が一瞬で枯れたとか、数100km離れた場所で冬眠していた熊が起きたとか
近海の水面に魚が浮かび上がったとか・・・他にもいろいろ聞くぞ」
「く・・・草木が枯れ魚が死ぬって・・・なんですかそれ。止めませんかドドリアンボムに近づくの」
>旅行先での話ですが、ガイドさんいわく、殻を割ったドリアンは酷いものだとクーラーがきいたバスの中に一時間放置するだけで、
一週間バスを使えなくする程に危険な臭みがあるらしいです
草木が枯れ、魚が死ぬ・・・ドドリアンボムではよくあることだ(寺田農の声で)
ドドリアンボムマジ生体兵器。しかし臭いがキツければキツイほど果肉は旨さを蓄えるそうで、トリコは頑としてこれを諦めません
「帰るわけに行くかよ。俺は食材にゃあ決して背を向けねえ・・・例えそれがどんな食材でもな!
レストランの皿に盛られたもんだけが食い物じゃねえ。これが生の現場の食材ってやつだ!行こうぜ小松!」
「は・・・はいトリコさん!」
小松半泣き
>この妄執と妥協なき探究心が“四天王一の食いしん坊”と呼ばれる由縁と感じました
融通の利かない相棒を持ったせいで凄まじい巻き添え被害です。かくして目的地まで100kmという、悪臭地獄行脚がスタート
あまりの臭さに持参した食料が全て腐るというという恐ろしい体験をしつつ、夜を明かしてドドリアンの樹に辿り着きます
マジ毒ガス。これ生物の体組織も腐食するんじゃなかろうか
>トロルチーズとは何だったのか・・・・
「あ・・・あったぞ小松・・・ってでかああああ!てか臭っ!くっさあああ!」
「や・・・やったぁゥばあああああ!!」
「ぴきょぁあああああああヤバイ!ヤバイぞこれわああああああ!」
歓喜の叫びと同時に盛大に嘔吐する小松に吹く
>今週のトリコはもう完全にたけしでしたね
>今連載しているのは「トリコ」じゃなくて、トリコのキャストでやってる「たけすィー」ですね
>しまぶーのギャグ漫画描きたい欲求が限界に達してる気がする・・読みきりとかでまたギャグ漫画描いてほしーなー
その至近距離での臭いはこれまでの比ではなく、着ている衣服がボロボロに腐り落ちるほど。どんだけー
もう今回のトリコと小松は7割くらいが顔芸だったんですが、このシーンはホントトリコではなくたけしを読んでるかのようなテンションです
想像を遙かに超える臭いに右往左往する二人だったが、なんとのその眼前で熟した木の実が地面に落下。噂の悪臭爆弾が爆発してしまう
この時、ゾンゲ様を除く世界中の人間が顔をしかめたとか
※(ゾンゲ様だけはまったく何食わぬ顔でフロントラインをプレイしていた)
>ゾンゲ様のフロントラインが泣かせる。しまぶーはファミコン直撃世代だろうしな
>タケシよりもゾンゲ様のプレイしているファミコンのフロントラインに目がいってしまった。やはりボムつながりでの小ネタですかね?
>フロントラインなんて今時の子供にはわかんねえよ!
>悪臭で服がボロボロになるという発想がすごい。指パッチンで着火以来の衝撃
>ゾンゲの不潔レベル≒ドドリアンボムの悪臭
>これビックリアップル絶滅するんじゃ…
>顔をしかめた面子にライブべアラーがいたのがなんとなく嬉しかったです
>美食会の反応が凄く気になる系のコメントはどれくらいあるのやら
>ドドリアンボム、美食會の連中はどんなリアクションしたんでしょうか?つーかそれ書かなきゃしまぶー
>ドドリアンボムを美食会本部に投下したらどうなるのか?
朋友のコメント通り、これまで登場した脇役キャラ達の中にライブベアラーも描かれてたのがちょっといいなと思った。もう完全に味方側の扱いなのね
その爆発の中心にいた二人は仲良く失神。しばらくしてあまりの臭さで目を覚ますも、またその臭いで失神を数十回も繰り返し
結局それから一ヶ月かけてその臭いを克服し、見事ドドリアンボムをゲット
>1ヶ月も仕事サボってもクビになってませんよね小松。羨ましいでござる羨ましいでござる
>トリコって嗅覚特化の四天王なのにくささに対する反応が小松と同じですね・・・超嗅覚なら小松以上に辛いだろうし、
嗅覚で優れた能力があるなら臭い環境に適応できそうなものなのに、慣れるのに1か月と小松と同じくらいかかってる
>トリコは常人より鼻が良いのによく捕獲できましたね
以前もトロルチーズなど臭いの強い物も食べてたので、鼻が良くても臭いには強いんですかね?
まあ、実が落ちた時気絶してましたけど・・・トリコの嗅覚ならショック死してもおかしくないですものね
>ついに小松とトリコが臭い仲に・・というか小松、一ヶ月以上も休暇を取って染み付いた臭気、嗅覚麻痺した上に
厨房に立てやしないんじゃあないんだろうか。料理人生命やいかに。老婆心で心配してしまう。トリコ責任とって永久就職させてしまえ
しかし二人の身体に染み付いた臭いは取れず、その除去方法が解るまでずっと鼻つまみ者として生きることになったそうな・・・(まんが日本むかし話風に)
小松なんて身体の臭いが取れるまでは厨房にも入れなかったでしょうから、一ヶ月どころじゃない休暇ですよね
センチュリースープを再現した偉業とトリコのパートナーという肩書きがあるとはいえ、よくもまぁクビにならないもんだよホント。恵方巻き集め最終章の次号へ続く!
>そんな臭いの持ってこられても、モンチーも困るだろ!!
あ、あと酒とドリアン一緒に食べるとヤバイのは有名ですが、お酢は大丈夫なのかな…
>トリコ恵方巻き編長い!そろそろ美食会と戦ってくれ!と思いつつ、今週の話はいい意味でくだらなくて爆笑してしまいました
「くさくなるほど美味くなるんだ」「でも美味くなるほどくさいんですよね!?」の掛け合いとか、
目を覚ましては臭さで気絶するのを数十回繰り返すとか、しまぶーギャグ節全開でしたね
178話
「懐かしいなこの匂い・・・ちっとも変わってねえ」
「知ってる場所なんですか?」
「ああ。古い友人が住んでる」
テリーに乗ってトリコと小松がやってきたのは、名前だけで「トリコの古い友人」が誰なのか丸わかりの粗食の丘
恵方巻きの食材集めもついに大詰め。具材と酢は揃ったので、残す海苔を手に入れる為に心当たりのあるこの場所にやってきたのだという
ちなみにドドリアンボムの悪臭を除去する方法とは、ドドリアンボムの実を食べる事だったそうな。なるほど特殊食材として実に面白い設定ね
と、ここで崖の上から突如としてトリコを狙って放たれる矢。トリコは咄嗟に左手でフォークシールドで防ごうとするが、
矢はまるで蛇のようにフォークを飛び越えてトリコを狙う
しかしトリコの電光石火の右手がナイフを放ち、矢は空中で真っ二つに。崖の影から現れたのは、馬に跨った一人の男だった
「おいおい俺ぁ密猟者じゃねーぜ。随分な挨拶じゃねーか」
「グルメ騎士四季組の一人、秋丸と申します。いきなりの無礼お許し下さい」
出たグルメ騎士。そういえば滝丸も船上では愛馬を連れてたし、騎士というだけあってこいつら基本は騎馬スタイルなのね
四季組という肩書きを名乗っていることから秋丸の他に春・夏・冬の3人がいることがわかります。四季以外にも「組」は存在するのかな?
なんか騎馬弓兵というとザガロとウルフのせいで雑魚のイメージしかありませんが
一射で3本の矢を放ったことといい、変幻自在に変化する軌道といい、梁山泊の蒼傑くらいの弓の達人と思われます
「お前にはちとヌルすぎる挨拶だったかな?トリコ!」
「アイ!てめーこのくたばり損ないが!元気そーじゃねーか!」
というワケで愛丸登場。滝丸の回想シーンでは今にも死にそうな感じでしたが、与作の薬が効いたようで今はすっかり血色いい顔してます
元気になった愛丸を見つめるトリコが嬉しそう。四天王がトリコにとって兄弟みたいなものなら、愛丸は正真正銘の親友といったところでしょうか
この二人が幼馴染みなのは周知ですが、どれくらい昔からの知り合いなのか気になります。もしかしたら愛丸もトリコのいた貧民街の出身なのかもね
>ほぼ回想にしか出てこなかった愛丸が登場したのは嬉しかったけど、トリコとどういう経緯で出会ったのかとか、
なぜGODを求めているのかとか、肝心なところは何もわかりませんでしたな。しまぶーにはいずれその辺も描いて欲しい
「滝丸お前、細胞が活性化してんじゃねーか?成長したな」
当然滝丸も再登場。ていうかコイツもグルメ細胞保有者だったのね。ならば他の騎士団全員も保有者と考えるのが妥当か
ていうか美味いモノを食えば食うほど強くなるのがグルメ細胞の特性なのに、粗食を教義にしてるグルメ騎士は強くなりにくいよね・・・・
>「滝丸の細胞が活性化している」というセリフがありますが、
グルメ教って人体改造オッケーなのかな?グルメ細胞自体は自然由来だけどさ
あと「グルメ細胞は後天的に移植するもの」という設定は37話でハッキリと明言されてるワケですが、
この世界の美食関連を生業とする人間達でグルメ細胞保有者の割合ってどれくらいやねん
例外として鉄平のようにグルメ細胞保有者の血を引く子供なら先天的にグルメ細胞保有者になるんでしょうけど、ケース的には少なそうだしな
「おいおいあまり買いかぶるなよトリコ。まだまだ未熟さ。ウチのメンバーの中ではな」
「アイ、滝丸はお前の命の恩人だぜ?素直に成長を認めてやれよ
・・・ま、確かになかなかの粒揃い・・・少数精鋭いいチームだな」
>グルメナイトの顔の刺青は、階級・もしくは実力(白帯・黒帯のような)をあらわすものですかね?
ロシェ、ザガロ、ビラク、ウルフ。オレルアン騎士団乙
一気に雑魚臭が増したグルメ騎士ですが、秋丸の蒼傑並みの弓の腕前を考えると彼等も相当な猛者であることがわかります
そもそも未熟だという滝丸ですら美食會の支部長に勝ってるワケで
単純な比較でもこいつら一人が一人が支部長クラスの実力者ということになります。なんだよグルメ騎士つえーじゃん。雑魚じゃねーじゃん
また朋友のコメントにもあるように、目の下のペイントは滝丸が1本、愛丸が3本あることから、おそらく実力と階級を示す印だと思われます
「ところでトリコさんと小松さん達はこんな土地になんの食材を?」
「海苔を取りにきたんですけど・・・僕も詳しくは知らなくて」
「ああ!エコのりのことかな?このすぐ近くにエコランドという村があってね
この辺りは粗食地帯と呼ばれるほど質素な食べ物しか取れないけど、その海苔だけは絶品なんだ」
「そうかそうかモンチーの奴がそんな注文をな!バカかアイツわ!さあ今夜は宴だ!どんどん食べろバカども!」
そんなワケで滝丸の案内でやってきたのは、ガスも水道も電気もない、村の全てが自然の恵みで成り立っているエコランド
やたらバカを連呼するえらく口の悪い覆面を被った村長の名はノンチー
あのモンチーの5つ子の兄だそうで、残りの3人もきっと「ボケ」だの「カス」だの連呼する兄弟なんでしょう。揃ったらエライやかましそうだなー
エコエコスカンク、貯水ナマコ、ファイアーマリモ。ガス、水道、燃料の代わりとなる自然の恵み達
当然電気も自然発電だそうで、それが甲羅に天然ソーラーパネルを持つ亀、ソーラータートル
乾電池並みの小型種から、街ひとつの電力をまかなえるほどの超大型種までいる非常にありがたい亀だそうで、更にありがたい事がもうひとつ
充電が切れた際に薄く剥がれる甲羅の皮。それこそが絶品のエコのりの正体
しかし最近は曇天が多く、村のソーラータートルはいずれも蓄電具合が良くないとのこと
かくしてトリコは海苔をゲットすべく、手回しによる手動充電でソーラータートルを充電することになるのですが・・・
このシーンの描写がなんかもうアウト
>貯水ナマコとソーラータートルを一ページ中に一緒に載せる今週のトリコは間違いなくR-18指定
>自家発電、起ち上がる亀の頭。それを意味するのは・・・
>トリコが手を添えると亀の頭がムクムクと…これは卑猥ですねぇ…
>ソーラータートル充電、明らかに勃起
>ソーラータートルがどうみてもチンコ
完全に男性器の暗喩だこれ
ED治療の医療イラストとかにこんなんありそうよね
村中のソーラータートルの充電を引き受けたトリコは三日三晩カキ続け、大量のエコのりをゲットしましたとさ。めでたしめでたし
「食林寺か。えらいもんが待ってるぜトリコ・・・ま、お前にはいい経験になるだろう」
ラスト。帰路につくトリコに一言アドバイスらしき言葉をかける愛丸。どうやら彼は食林寺の修行を受けた経験があるみたいです
あれ?もしかして恵方巻き作らなくても愛丸に聞けば場所解ったんじゃね?
最後は少年の頃のように、どっちが先にGODを手に入れるかと意地を張り合うトリコと愛丸。しかしそれは三虎のように自分が独り占めする為ではなく
「俺が手に入れてお前にも食わせてやるよ」という、互いを思いやる気持ちからくるもの。それこそはまさしく
>これもある種の"施しの精神"ですね
アカシアの教えそのものだった。食材は揃った!いよいよ食林寺編スタートの次号へ続く!
179話
「あれ?随分人が集まってきましたね」
「ああ。モンチーの料理の見物客だ」
「見物・・・・?ってリング!?まさかここが調理場ですか!?」
「あったりまえじゃアホがぁ!トリコぉ!ゴングじゃあ!」
「出たモンチープレスだーっ!寿司の仕込みにゃこれが欠かせねーんだ!さすがモンチー!基本を怠らねえ!」
何だコレー!!!!
ダイレクトに読者の感想とシンクロする小松の心の叫び。必要な食材が揃い、ようやく始まったモンチーの恵方巻き作りは
リング上で食材と激しく格闘しながら調理するというダイナミック極まりない代物だった
「ああヤバイ!モンチーが食材の重みでバタバタしている!」
「あああー場外のパイプで食材をメッタ打ちだーっ!」
観客も思わず手に汗握る西口プロレスも裸足で逃げ出す面白パフォーマンス
まるで全盛期のたけしを読んでいるかのような、しまぶーギャグの真骨頂とも言うべきキレのいいドタバタ寸劇
かくしてモンチーはこのテンションのまま丸二日戦い続け(モンチースゲエ)、ついに恵方巻きが完成する
寿司ネタにプロレス技のシーン、やっぱこういう所でしまぶーは輝くなあ
モンチーの仕込みシーン、やっぱりしまぶーギャグ書きたくてしょうがないんだなあっと思いました
しまぶーは今ギャグを描く事に飢えてるのでしょうか。今回のノリは完璧にたけしだったwww
「今回の占いは難易度が高かったからのう。これだけのサイズになってしまったわいアホが」
デデーン。これは予想GUYすぎた
なんとモンチーの作った恵方巻きはスカイツリーなど歯牙にもかけぬ高さの巨大建造物。成層圏も余裕で突き抜けそうなバベルの塔
このサイズだとトリコ達の用意した具材など全体の1/10000にも満たないハズですがそこは突っ込んではいけません
そんなバベルの塔が、探し求める食林寺の方角に向かって一気に倒れこむこのスケール。途中に民家あったらどうすんだ
>軌道エレベーターにデブリが激突するか、根元が折れたら、あんな風になりそうですね>恵方巻き
>恵方巻に潰されて死亡した生物多数
「この方向に食林寺はある。早く行けアホが
お前・・・センチュリースープの小松じゃな。お前の進むべき方角もまた前途多難の長く険しい道になりそうじゃ
じゃが安心せい!希望にも満ち溢れとる!そのうちその方向を占ってやるわアホ!」
あの気難しいモンチーに自分から「そのうち占ってやる」と言わせた小松の資質。その力強い言葉に送り出され、2人は食林寺を目指します
「おい小松食べるぞー!うみー!」
「今行きます!わー!ホントおいしいですねー!」
早速巨大な恵方巻きの端っこに食らいつくトリコと小松。その味に舌鼓を打ちつつ、一歩また一歩と歩を進めて・・・って
これ端から全部食ってくのかよ!
山を登り、街を抜けて、砂漠を越えて恵方巻きを食べ進む二人。もはや何十トン食ってるかわかりません
>今回のトリコほど「ツッこんだら負け」と思った回はありませんでした
>地面に置かれたものを延々食いまくるのは今までのどんな食材よりも抵抗ある気がします
そんなこんなでついにロストフォレストまで辿り着いた2人。ていうかここからがやっと本当のスタートです
人間界最大の樹海であるこの森は総面積なんと3000万平方km(アフリカ大陸と同じ)
特殊な磁場のせいで羅針盤もGPSもまったく役に立たない、一度迷ったら二度と出てこれない森です
「ふえええ・・・でも僕らにはモンチーさんの恵方巻きがあるから安心ですね!」
「ああそうだな。これが俺達の狂わない羅針盤だ!行くぜ小松!」
でもやっぱり端から米の一粒も残さず食っていく二人
>恵方巻き全部食べちゃったら帰り道わからなくなるだろ
>恵方巻きがあるから行きはいいとして、帰りはどうするんでしょうね?
いやホントこれ帰りどうすんだよ!普通は帰り道の道標に残すと想うんだが。どんだけ後先考えてないのかと
道中二人の会話で明らかになった今回食林寺でゲットすべき食材の名は「シャボンフルーツ」
しゃぼん玉でできた果実で、食林寺に代々伝わる寺宝だそうな。寺の宝ということなので入手にはそれ相応の修行を課せられそうです
と、ここで恵方巻きが突然途切れるというハプニングが発生。いや恵方巻きというより
そこら一体の山ごと恵方巻きをくりぬいた巨大クレーターが出現
そこでプッツリと道標が消えてしまいました。山を丸ごとくりぬくといえば、デスフォールに流れてきた巨大な岩山もそうでしたが・・・やったのは同一人物とか?
「こんなデカい山をくり貫くだと?そんなバカなことが・・・・ん?
と、ここでトリコは恵方巻きを小脇に抱えてくすねようとしている男を発見
なにかヤジロベー的な匂いのする小太りですが、トリコに見つかるとその図体に似合わぬ疾さで姿をくらまします
ていうかこの身のこなしとどっかの漫画で見たような額当てといい、もしかしてこのデザインはナルトを意識した忍者か?
とっ捕まえてやろうと匂いを頼りにこれを追走するも、ある程度走ったところでその痕跡が消えてしまう。その代わりに蜃気楼の如く現れたのは・・・
「あ!雲隠れ割烹だー!森のどこかにあると言われた伝説の十星料亭ですよ!」
食林寺の前に早速きた!例のシシカバが出るんじゃないかと予想した雲隠れ割烹!
そして予想ドンピシャです
>雲隠れ割烹にガッツ神。はんぺらさん予想当りましたね
>雲隠れの店主はあのシシカバ(仮)ですね
>シシカバ来るか?楽しみ
店内から二人の様子を伺う人影は、例のシシカバらしき人物。というかやっぱここは忍者の里的な場所と考えてよさそうっぽい
「雲隠れ」という店名も忍者チックだし、例の小太りのコスチュームがナルトっぽいのもやはり「ジャンプ的な忍者」を意識したデザインなんじゃないかと
続きが気になる引きですが次号のジャンプはトリコ休載。再来週を首を長くして待つべし
180話
「これが伝説の十星店雲隠れ割烹・・・近くで見るとおごそかというかなんというか」
「なかなか重厚で由緒あり気な佇まいだ。よし早速入ろうぜ小松!こんちはー!
・・・ってあれ?え?み、店が消えたぞ!!?」
>「ここが雲隠れ割烹けえ!なんともチンケな店(とこ)だのう!」→「あ・・・?あ・・・?」
樹海の中に忽然と現れた伝説の十星店、雲隠れ割烹。これは僥倖と喜び勇んで玄関を叩いたトリコと小松だったが、
なんと戸を開いた途端、立派な建物は蜃気楼の様にその姿を消してしまう
これが8時だよ全員集合なら面食らうトリコと小松の背後に再び建物が現れ、読者全員で「トリコうしろー!」と叫ぶシーンですが・・・
「合掌。そして一礼じゃ」
突如どこからともなく謎の声が聞こえると消えた建物が再び出現。トリコと小松は顔をハッと見合わせ、その謎の言葉の意味を理解する
玄関の前で合掌。そして一礼。そしてさっきと同じように戸を開くと、今度は店の中に入れたではありませんか
「もともと店自体を見つけ出すのが困難な雲隠れ割烹・・・入るのも普通にはいかないってことか」
「いらっしゃいませ。ようこそおいでくださいました雲隠れ割烹へ
私、料理長の「千流(ちる)」と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます」
驚く二人を三つ指ついて出迎えたのは、読者の予想通りガッツ神。名前はシシカバでなく残念
>千流さんももしや「実は女」キャラ?胸はないけどあの柔らかな物腰が実は女性なんじゃないかと思わせる…
確かに「千流」という名前は文字の意味的にも語感の響き的にも、男性より女性っぽいイメージがありますが
「実は男装の麗人」は既にメルク編でやっているだけに、流石に同じネタを二度もやるだろうかと考えるとちょっと厳しいような・・・・
ちなみに千流は料理人ランキング15位の凄腕。一龍のオードブルの声を聞けたのも頷けます
「私共の店はとても繊細な食材を取り扱っております。その為誰彼構わず気軽に来られては困る事があるのです
食の礼儀と作法、すなわち「食義」を心得た者でないとうちの料理を食べることはできないからです」
客室へ案内されるまでの廊下、どうして雲隠れ割烹がこんな樹海の中に店を構えているのかの理由を説明してくれる千流
建物が消えたのは隠形樹という擬態する木材で造られているからであり、粗暴な客には店自体発見できないという仕組みです
尚、トリコの世界観において食の作法「食義」は授業で小学校から習う必須社会常識だそうな。流石はグルメ時代
「お二人はこの建物も、そして食材も快く受け入れています。最近では珍しいくらい」
「いや〜実はただある奴の匂いを追ってきただけなんだけどな・・・ってあ!お前!」
と、そこに現れたのは前回恵方巻きをくすねたヤジロベーっぽいキャラ。彼はここ雲隠れ割烹の従業員で名は千輪というそうな
「それはうちの者がとんだご無礼を。千輪、謝りなさい。今週の謝男みたいに」
「だ・・・だけどオイラが見つけた時は恵方巻きは既にバラバラだったんだぞ!オイラはそれを少しもらっただけだ!」
「ってことはあの山をくり貫いたのもお前じゃないってことか」
小物そうな見た目通り千輪はただの従業員であり、あの神業をやらかした人物は別にいるとのこと。やはりデスフォールの時のあの人物でしょうか
あと千輪の台詞がちょっとジョジョのスモーキーっぽい。「許して・・・オイラ財布を盗っただけだァ〜」
それとトリコ達のターゲットである食林寺の寺宝シャボンフルーツは世界で最も繊細な食材とまで呼ばれているそうで
雲隠れ割烹の先代は取り扱っていたそうですが、千流はまだ未熟で取り扱えないそうな。料理人ランキング15位でも手に余る食材とはハンパねえな
というワケで客間に通されたトリコと小松。広い店内の奥には、トリコ達の他にも1人マシンガンのような勢いで飯を食らう小柄な老人の後ろ姿
待ってる間声でもかけるべきかと顔を見合わせる二人だったが、それよりも早く料理が運ばれてきた
「まずは食前酒。昆布石からダシを取った昆布酒でございます」
昆布石・・・水の温度を摂氏3℃から1時間ごとに1℃ずつ上げていき、
それと同時に石を1時間かけて1mmずつ一定の速度で浸していく
必ず人の手で行わなければならず、
その間1mmでも他の方向に石を動かすと途端にダシは止まってしまう
民明書房のナレーションが似合いそうな果てしなく面倒な方法でしかダシが取れない特殊調理食材
仕込みには最低でも丸5日はかかるというその妙味、早速味わおうとトリコが乱暴にお猪口に手を伸ばしますが・・・ここで千流の悲鳴にも似た叫び声が飛ぶ
「あっ!ちょっと待って!ああ・・・・
う・・・旨みが逃げました・・・昆布酒には飲む時の決まった所作がありまして・・・
それを怠ると旨みが全て蒸発してしまうんです。言うのが遅れて申し訳ありません
ちなみにその所作というのもかなりの根気が必要で・・・」
「と・・・特殊賞味食材ってワケですね。キンチョーするなぁ・・・あ〜!ダメだぁ〜!」
特殊調理食材があるなら特殊賞味食材もあるのがこの世界観なワケで。なるほどオゾン草なんかもこれに該当する感じね
先走ったトリコの失敗を教訓に、20分も時間をかけてチャレンジした小松も結局失敗。その味を堪能することはできませんでした
というか丸5日以上かけた仕込みを一瞬でフイにされた千流可哀相。お前はキレていい
「サンシャインチーズ!常に太陽の光に当てながら食わねばカチカチになってしまいます」
「これならいけるぞ!う・・・うめええ!」
「ミリオントマト!仕込みは1000枚以上ある皮膜を1枚ずつ丁寧に剥がし
実食はその実を潰さぬようやさしく摘んで食べる!」
「ウボァー!摘む力が強すぎた!」
「星米!1粒ずつ洗い、1粒じつ炊くことによって星のように輝く米!
食べる時は米を凝視し、決して瞬きせずに食べる!」
「あ〜!しまった瞬きしちゃった!」
次々と運ばれてくるコースメニューはその全てが特殊賞味食材。ていうか仕込みの手間キチガイすぎる
難しいのはわかるが、あまりにもトリコ達が失敗しすぎててマジ千流が可哀想。「あー瞬きしちゃった」じゃねえよ。軽すぎる
>仕方ないとはいえ、手間暇かけた最高級の料理をバンバン台無しにするトリコと小松にちょっと不快感
「ご・・・ごちそうさまでした・・・・だぁ〜!ダメだ殆ど食べられなかった!
調理法もフグクジラの毒抜きが簡単に思えるほど複雑なものばかりだけど・・・
なにより食べることがこんなに難しい食材がこの世にあったなんて。これが雲隠れ割烹の繊細料理」
「ここまで繊細な食材・・・保管しておくだけでも相当に神経をすり減らすものばかりだな
この店が都会の雑踏じゃ営業できない理由が理解できたよ。そしてなにより美味い
実食できたのは少しだけだったが本当に上品で洗練された料理ばかりだ。できれば全部味わいたかったなぁ」
というワケでまともに食えた料理は殆どなかったものの、その美味さの片鱗だけでも味わうことでトリコと小松の雲隠れ割烹初体験は終了
食えなかった料理に思いを馳せ心底悔しがる2人だったが、座敷の奥でマシンガンのように食っていたあの小柄な老人に目をやってあっと声をあげる
「あんな乱暴なのに・・・」
「ああ・・・全部食えてる・・・だと・・・?」
なんと老人はトリコ達が食えなかった料理をマッハで完食。驚く二人を振り向くことはせず、老人は背中を向けたまま口を開いた
「大昔の大自然にはな・・・このような食材しか無かった時代もあったらしい
食の作法を極めねば誰もが餓死する時代が
その時代なら死んでおるぞ。トミコに小池よ」
トリコの小松の名前を微妙に間違えながら振り向いた老人は、トリコも思わずツッコム知らない人
まるっこい身体に丸メガネとヒゲでDrエッグマンの親戚みたいな顔してます。もしくは男塾の洪師範か
「お元気そうで珍師範。この方は食林寺の師範にして美食人間国宝1人・・・
珍鎮々(ちんちんちん)氏です」
>ちんぽこに続きまた卑猥な名前のキャラが出ましたね…にしても
あのくり抜きがデスフォールのときに山をくり抜いたのと同一人物なら、この珍師範である可能性は高そう
>なんぼ程ちんちん言いたいのかと
>ふ…ふざけるなよ…!戦争だろうが…ポチコやぽんこちはまだしもちんちんを口にしたら…戦争だろうがっ……!
>そしてポチコ、ぽんこちときてとうとう…wしまぶーは下ネタ描きたい病まっさかりだよ!
シャボンフルーツ編キーマン登場。食の作法がメインとなりそうな今回のシリーズで、「食義」の第一人者はトリコと小松に何をもたらすのか
いよいよ食林寺へ!少林寺三十六房ネタはくるのか気になる次号へ続く!