251話
「心配したのよ〜とても衰弱していたから・・・少し回復して良かったわ・・・
でもまだ無理はしないでね。さぁあたたかいスープを入れたから召し上がれ」
初めて見る顔。だがその人間からは感じるのは敵意ではなく・・・
餓死寸前で行き倒れていたところをフローゼに発見された三虎は、彼女の家のベッドで目を覚ました
まだ朦朧とした意識の中、差し出されたスプーンを一口すすった少年は生まれて初めての衝撃に心を震わせる
『なんだ・・・これは・・・俺は今何を食べたんだ・・・?いや・・・
何をされたんだ・・・?
お・・・おいしい・・・・』
生まれてからこれまで殺意以外の感情を向けられたことのない人生。自分もまた人間に対しては恨みの感情しか持っていない
全てが敵。奪い取る日々。そんな彼の日常にはなかった
「施し」
自分の身に何が起こっているのかすら理解できない謎の感動
次第に薄れゆく意識の中、少年は何度も咀嚼する。この舌に残った味が・・・香りが・・・食感が・・・消えないように
忘れないように・・・無くならないように・・・何度も・・・何度も
「やめろ・・・俺の食料だぞ・・・返せ・・・返せよ・・・」
自分が苦労して貯め込んだ食料を目の前で他の人間に略奪される、毎日見る悪夢。溢れる涙とともに少年は再び目を覚ました
そんな三虎を再び襲う衝撃。目の前のテーブルに山のように並んだご馳走と、笑顔で彼を呼ぶさっきの女性の姿
「おはよう。さあごはんだよ。たんとお食べ」
さっきの悪夢が現実で、今見ているこの光景の方が夢ではないのか?
夢現のままにご馳走をがっつく三虎。熱いスープを頬張って舌を火傷した様子を見て、フローゼは微笑みながらやさしく言い聞かせる
「慌てなくていいのよ。誰も奪らないから」
まるで自分の涙の理由を見透かしたかのような言葉。安心した三虎は一口一口噛み締めながら、ゆっくり目の前のご馳走を味わう
食べ物って・・・こんなにあたたかいものなのか・・・
こんなに・・・こんなにおいしい食べ物・・・
初めて食べた・・・
忘れない・・・この日の空の色・・・風の音・・・木の匂い・・・
自分の鼓動を
初めて食べるあたたかい食事。初めて味わう「満腹」という感覚
飽食の時代に生まれた我々に「食べられる」という事が如何に幸せかを深く考えさせます
「ずぅーっとここに居ていいんだよ」
何もかもが初めての連続だった三虎に放たれたトドメの一言。フローゼの無償の愛は三虎の心を瞬く間に溶かしてしまった
そのたった一言が獣として生まれた少年を人間にしてくれた
あの夢からの目覚め以外で、視界が滲むのは初めてだった
読んでいて心の底から「良かったなぁ三虎」と言いたくなるワンシーンです
かくして凄惨な人生を送ってきた一匹の獣はこの日を堺に人として生まれ変わり、以降あの悪夢を見ることもなくなるのでした
>フローゼ様マジおかん
>今週のトリコはフローゼ様とショタ三虎に萌える回
特にフローゼ様…一気にファンになってしまった しまぶー十分ステキな女性描けるじゃん
>フローゼいいわ〜。優しくて、暖かくて、美しくて
三虎のような過酷な人生を歩んできたわけではないですが、母の温かみを感じます。
>ジョアの時は『しまぶー、もうちょいどうにか出来んかったんか?』と思いましたが、なにこれ?女神か?
>三虎、それは腹がいっぱいになったのではなく、心が満たされたのだ・・・
「まぁすごい!立派な味サイねえ。すぐに調理するわね」
テーレッテレー
>少年三虎が刃牙っぽい、そして可愛い
フローゼのために味サイ捕まえてきた後とか、言葉が解らないなりに全身で喜びを表現してましたね
こんな子がダークサイドに落ちて口から生殖器を出す勇次郎っぽい悪オヤジになるのか…宿命は残酷
回り始めた黄金の日々。仕留めてきた獲物をフローゼに見せ、褒めてもらって心底嬉しそうな表情を見せる三虎が可愛い
ポーズと背景の効果のせいでややシュールなコマではありますが
それはまるで本当の母に褒めてもらった小さな子供のようで、三虎がフローゼに「母」を見ている事がよく伝わってきます
「フローゼ様ー!ただいま帰りましたぜー!っと、なんだなんだ?
フローゼ様ぁ!何ッスかこいつ?新入り?」
「ええ新しい家族よ。手荒なことはしないでね二狼ちゃん」
「へー。ははっ人ってよりはまるで野生の獣だな」
「お前も似たようなモンだろう」
「グルメ細胞を持っているな・・・恐らく生まれつきだろう
怖がらなくていい。私はアカシアよろしくな」
そんな三虎の前に登場する在りし日のアカシア、一龍、二狼
三人とも食材を詰め込んだでっかい袋を背負っての帰宅。修行も兼ねて男衆三人でグルメ界まで行ってきたってトコでしょうか
なるほどこの食糧難の時代に何故フローゼはあんな豊富な食材を調達できたのかと思いましたが、こういうことなら納得です
フローゼ以外の人間はまだ敵だと思っている三虎。三人を見るや獣のように襲いかかりますが、アカシアに声をかけられると即座に理解する
この人も敵じゃない
フローゼのそれと同じ、無限の慈愛を湛えた眼差し
人が人としての常軌を失う戦乱の時代。そんな男と女がいるのは稀有なことであったが、だからこそ運命は2人を結びつけたというべきか
「おかえりアカシア」「ただいまフローゼ」
余談だがこのシーン、フローゼを見つめるアカシアの顔がめっちゃ車田正美のキャラみたいで吹く
>逞しいアカシアと優しさ溢れるフローゼ、なんか夫婦みたい
これまでのどのトリコのキャラより人格者であり、温かみあるキャラクターだなぁ。たった1話でそう思わせるしまぶーの手腕スゲー
「わっはっはみなし子かお前!じゃあ名前もねえのか!俺達もアカシア様に拾われたんだ
こっちが長男の一龍。オレは次男の二狼。じゃあお前は三男だから三郎だな」
「なんでだよ。だったらお前が次郎でいいだろ」
「じゃあお前一郎じゃねーか!」
美食會強襲から久しく見れなかったしまぶーギャグを交えつつ自己紹介する三兄弟
名無しの末っ子に名前をつけようとした二狼に対し、ここでアカシアが静かに割って入った
「虎だよ。そいつはお前達と同じ穴の狢・・・そうだな名前がないなら・・・
三虎とでも名付けようか」
「マジっすかアカシア様!このヒヨッコが虎?信じられねえ!
味サイしか仕留められねえこんなガキが虎ぁ?虎なのコレ?」
「三虎」誕生の瞬間。「そりゃ名前負けしすぎでしょ!」とわざとオーバーリアクションで末弟をからかうヤング二狼が性格出てて面白い
声のイメージは大塚芳忠さんか故・野沢那智さんあたりで決まりだな
>アカシア意外とちゃんと仲間内でコミュニケーションとって社会人らしい暮らししてるんですね・・・
俗世を離れてたった一人で神の食材を狩りまくる、孤高にして最強の仙人みたいな人だとばかり思っていたのでちょっぴり意外
>たのしいアカシア一家。弟子(っつーか息子ですね)たちのやりとりが『忍空』っぽいw
一龍、若い頃はクソ真面目でつまんない奴すぎるw
次狼もゼブラみたいなDQNだったのかな〜と思ったら良きワイルド兄貴って感じ。人に歴史あり、ですね
>アカシアさんもフローゼ様も何かすんごい普通の暖かい夫婦ですね
これは後世の人達が勝手に神格化してただけでそんなに(人格的には)別次元の人ではないって事ですね
>三虎の事を三下と呼んでいた事からギスギスした関係をイメージしていたのですが3兄弟がすごく楽しそうな関係でほほえましかったです
それだけにこれから起こる惨劇を予想するのが心苦しくなりました…
>アカシアがもっと仙人ぽいイメージだったのに、マグロ一本釣り出来そうなマッチョオヤジだったとは
テラフォの例に漏れずオヤジキャラの時代がきたのか(主に腐界で)
そして首にタオルかけてビールかっくらうアカシア様マジ普通のおとん
西洋風の椅子とテーブルではなく、丸いちゃぶ台を囲んだいかにも昭和の下町の団欒シーンなのもいい味出てる
怒って突っかかってくる三虎を笑いながら受け止める二狼と、呆れ顔でそれを見守る一龍。初めて会ったばかりで既に三人は本当の兄弟のよう
そんな三人の様子を微笑ましく見つめるフローゼだったが、ここでややシリアスモードになるとアカシアとの会話へ
「で・・・どうだったの?アカシア」
「ああ・・戦争は全く収まる気配がないよ・・・これも私の責任だ」
「そんなこと言わないで・・・」
「ペアに聞いたんだ。数年後か・・・近い将来四獣が動き出すらしい。そして太陽が欠けると
ニトロは四獣を利用して大量の人間を拐うつもりだ。四獣には一龍をぶつけようと思う」
数百年前の四獣侵攻、操っていた「黒幕」はニトロだった
有象無象のニトロ達が総意として四獣を操っていたとは考えにくいので、やはりニトロには彼等の王と言うべき個体が存在すると思われます
現在においての四獣侵攻の黒幕はジョアだったワケですが、こうなってくるとニトロとジョアは無関係と考えるほうが不自然な流れ
はんぺら自身「こりゃもう可能性は薄いかなー」と思っていたジョア=ニトロの王説がここにきて息を吹き返しました
>ペアに聞いたとはどういう事でしょう?
ペアはアカシアのスープ料理です。アカシアのフルコースメニューは知的生命体とか精霊みたいなのでしょうかね
アカシアも小松のように食材の声が聞けたんですかね?それともスープのペアそのものが喋れるんですかね?
>ペア喋るのか!?と思いましたが、小松もフェスで普通に会話してましたね
>「”ペア”に聞いた…」って「ペア」ってアカシアのフルコースのスープじゃ……料理がしゃべった!?
てかこれは小松もやってた「食材がしゃべる」と同じなのか? てか会話してるぅ!!?
>ペアに聞いたとはアカシアもいわゆる食材の声を聞けるということなのか
それともペアという人物が存在してスープの名前になったのか
もし前者なら食材の声を(かなりの精度で)聞ける小松が最重要キーパーソンになる事は間違い無しでしょう
>ペアに聞いたんだが←ペアってスープだよな?
人間と会話できる知能を持った生物の血液や体液がペアの正体ということか?メロウコーラのような
>アカシアが「ペアに聞く」みたいに言ってますが、「食材の声を聞く」って意味なんですかね?
「メルクの星屑」は研師メルクから名付けられた訳ですが・・・
>ペアってスープなのに喋るのか…?
見た目は猛獣や植物でも、人間のような思考を持っている存在とか?そういう存在の血や涙がスープ?
でもアカシアのフルコースがそういう存在の集まりなら、エアをメルク包丁でバッサリとはしないよなぁ…
>最初は「『ペア』に聞いてきた」は食べると未来が視える食材か料理なのかなと思いましたが、「説得する」とある以上、
本当に意思疎通できる相手のようですね
ペアというと梨が思い浮かぶので、しゃべる洋梨的なシュールなイメージから頭から離れませんw
グロい…と思ってしまうのは人間の身勝手でしょうか
ちょっと銀の匙で「本当に馬の気持ちなんか分かったら発狂しちまう」と言っていたのを思い出しました
>やはり前回以前の四獣の黒幕はニトロだったようで
これは前にはんぺらさんが言っていたNEOの黒幕=ニトロの王説も可能性高くなってきましたね
ここでペアという名前が出たのも気になります
アカシアフルコースは当時のアカシア様の仲間の名前がついているということでしょう?
>アカシアたちの会話に出てきた「ペア」、
四獣やニトロのことを熟知してることからみても人間側に好意的なニトロでしょうか?オゾン草のときに現れたやつかな?
>昔 ニトロが四獣を操っている。一龍、黒幕(ジョア)に気づく。 今 やっぱりジョアが四獣(+ニトロ?)を操っている
これってセンターで生き返ったフローゼ様がジョアになったではなく、生き返らせたフローゼ様をジョアが乗っ取った?
なんか昔の四獣の時も既にジョアが居たみたいですからセンターの副作用で悪モンになったわけでないのでは
そして気になるのはアカシアに重要な情報を与えた「ペア」の存在。これはいわずもがなアカシアのフルコース「スープ」の名称です
これはアカシアが「食材の声を聞いた」という意味なのか。それとも
この時代にはペアという人物が実在して、スープは後にその人物の名を付けたものなのか
この後の「私が説得する」という言葉からすると、”食材の声”と考えるのはやや無理があるか。なのではんぺらとしては後者説を推したい
ベジタブルスカイに現れたニトロはトリコ達を襲うそぶりも見せず、明らかに普通のニトロとは違った個体であることがわかっています
朋友コメにある「アカシアに協力的なニトロ」が存在するとしたら、彼がペアであろうことは疑う余地はありません
「ペアはなんて言うかしら?」
「私が説得する・・・人々の命を犠牲にするわけにはいかないからな
それより・・・日食が起これば現れるのはGOD!
それを調理するためにはフローゼ・・・お前の力が必要だ
私は戦争を止めなければならない・・・そして・・・最果ての地に向かわねば!」
自分が引き起こした戦争は自分が止めなければならない
責任感と使命感からその決意を固くするアカシア。彼の言う「最果ての地」とやらには一体何があるというのか?
三虎の脳裏に刻まれた黄金の日々。しかし「その日」は着実に近づいていた・・・ってな感じで次号へ続く!
>遠き日の安息・・・三虎の味わった夢のように快美な日々がまるでマッチ売りの少女が灯火の中に見た光景のようで逆に痛々しく見えてしまう
>キャラも魅力的だし展開も謎めいているし、過去回想面白い
でもこんなに和気藹々とした幸せな日々から三虎と読者は奈落へ突き落とされるのが判っているから悲しい
>フローゼさんがマジお母さんすぎてこれから起きるであろう悲劇がどうなるのか不安でならない……
現在では死亡確定だしなー挙句何者かに死体を利用されているという罠
ミドラがジョアのフローゼ顔を見たらぶ切れるかも…その場合トリコらと共闘できるかなー?
>そういえば四獣を一龍に任せた結果多くの人が死んだらしいですね。そのせいで暴徒が責め立てたんでしょうか…?
>「アカシアは晩年に3人の弟子を取った」と言っているが、今回の回想に登場したアカシアはまだまだ先がある中年男性の雰囲気じゃないか
これがアカシアの晩年の姿だとすれば、アカシアは残念ながら天寿を全うできなかったことになるが、
仮にその通りだとすると、彼は何かの事故に巻き込まれたのか、それとも何者かに殺されたのか・・・?
>回想シーンのフローゼが優しければ優しいほどジョアのゲスっぷりが際立ちますね。三虎はジョアに一撃入れるまでは死ねませんよ
>トリコって三虎の息子って可能性はないですかね?同じグルメ細胞持ちで三虎→トリオ虎(音読みで『コ』)→トリコ、みたいな
>アカシアの額の傷跡を見て確信、やはりスタージュン様はアカシアとフローゼの息子に違いない!
そしてトリコは三虎の息子! お互いが敵の元で育てられたという設定は面白いと思う
252話
「アカシア様!三取らが傷を・・・!」
「わっはっは三虎オメーじゃまだデビル大蛇は無理だぜ」
「ここは・・・デビル大蛇の巣か・・・・
この世には「八王」と呼ばれる”8種類の獣の王”がいる
うかつに手を出してはいけない伝説の猛獣達だ
八王でこそないが最大級のデビル大蛇はそいつらと遜色ない実力を持っているぞ
今はまだ近づいちゃダメだ。さぁつかまれ三虎、もう大丈夫だ」
>太古の昔バトルウルフとも肩を並べたと言われているデビル大蛇(笑)、まさかの複線回収
確かにテリーとクインあたりは最初は弱かっただろうしな。Lv1からLv999まで育つRPGみたいなもんか
>八王か・・・四獣より強いとなるともう大陸沈めるとかそういうレベルの怪獣になっちゃいそうなんだけど、
性質自体はおとなしいから普段はじっとしてる、とかなんでしょうかね?
>八王・・・そういえば嘗て四獣編で出た牙王が哺乳獣王類でしたね
モチーフは脊椎動物亜門(魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類)+他3つでしょうか?
他3つは魔獣や絶滅動物種(恐竜等)もいるのかも?
>「八王」の中にはバトルウルフも含まれてるんでしょうか
そして仄めかされた真デビル大蛇の存在とそれと渡り合ったとっつあん・・・
>八王にトロルコングが入ってるのは確定ですな!
冒頭、修行を兼ねた食材獲り中に怪我を負った三虎。相手はネタとしてさんざんコキおろされてきた我等のデビル大蛇
最初期のトリコ達にやられた捕獲レベル21の猛獣でありながら、伝承ではバトルウルフのライバルとされてきたというその曖昧な実力については
「トリコ達が倒したのはまだほんの雑魚で、バトルウルフとタメを張ると言われていたのはもっと強力な個体である」と単行本で捕捉されてます
新設定の「八王」にこそ名前は連ねてませんがそれと遜色ない実力というだけで最大級のデビル大蛇の強さが伺い知れます
察するに八王ってのは哺乳・爬虫・鳥・魚・昆虫・軟体・甲殻・植物それぞれの分類で最強の獣のことか?
トリコ世界においてはこの他にも「魔獣類」「幻獣類」が存在しますが、まぁこの2つは例外的なカテゴリーと考えていいような気が
それかもっとビジュアル面重視の感性で「牙の王」とか「翼の王」「角の王」って感じで選出された8匹の可能性も
とは言えトリコに仕留められた四獣の名が牙王だったのでそう考えるとネーミング的にやや苦しいか
今まではたった一人で起き上がってきた。何度も何度も・・・歯を食いしばりながら・・・
今は違う。手を差し伸べてくれる人がいる
頼もしい兄貴達がいる。もう一人ぼっちじゃない
俺には家族ができたんだ
>父であり師でもあるアカシア、女神フローゼ、兄弟子でありつつ、兄弟のような一龍と次郎、良い家族だよなぁ
三虎の充実した幸せがこちらにも伝わってきます
たった2〜3話ほどで三虎の壮絶な生い立ちで読者の心を揺さぶり、新しい家族に恵まれ、
三虎だけでなく読者の心をも暖かくさせるしまぶーの手腕すごいなぁと感心しました
怪我をした時に差し伸べられたアカシアの大きな手、それを見守る二人の兄弟子のあたたかい眼差し
自分はもう孤独ではないことを実感し、彼等のことを「俺の家族」と呼ぶ少年
三虎本人は当然、読んでる読者が心から「嬉しい」と思えるこのシーン
しまぶーは元々たけしの下地があるので、ギャグやバトルよりも人情モノを描かせたらかなりの腕前。その本領発揮といったところです
「「療水」といってな。グルメ細胞を一気に活性化させてくれる再生の水だ」
「スゲエ!傷が一瞬で治っちまった!?そんな便利な水があったんスか」
「なかなか量がとれない貴重な水さ。しかし注目すべきはこの水よりもグルメ細胞の再生機能
適合する食材を食べればかすり傷どころか腹に空いた巨大な風穴をも瞬時に塞ぐ再生能力を持っている
逆に持つ者の精神とも密接に関わり合うのがグルメ細胞
圧倒的な力で負わされた傷は、精神的ダメージにより治らないこともある」
「適合食材でも?」
「ああ。”グルメ細胞が自ら受け入れた傷”として一生残るんだ」
「細胞が負けを認めたら傷が残るってことか。なら俺ぁそんな傷一生できねーな!がっはっは!」
>療水はこれ以降もドラゴンボールの仙豆的ライフ全回復アイテムポジションで活用されそうな予感
もう手足ぶっちぎれたり胴体に大穴あくようなダメージ表現もやり放題だね!
家に戻った三虎の怪我は仙豆のような便利アイテム「療水」によって一瞬で完治
しかし「怪我を治す水」ではなく「グルメ細胞を活性化させる水」ですから、グルメ細胞を持ってない人間には何の効果もないワケで
アカシアの言うように本当に凄いのは療水の効果そのものではなく、グルメ細胞の持つ驚異的な再生能力ということになります
マンサム所長の腹に空いた穴に酒をかけただけで一瞬で塞がったように、療水以上の再生能力を見せた「適合食材」の描写
「適合食材」は各個人にしか効果のない専用回復アイテムなのに対し
療水は誰にでも使用できるオールマイティ的回復アイテムといったところでしょうか
そして更に出てきたグルメ細胞の新設定。本人が「負け」を認めた傷は細胞がそれを受け入れてしまい、一生治らずに残るのだという
アカシアの額にも傷があるワケですがこれはかつてペアにつけられたとかそんな感じのアレか?
>ザウスの一刀・輪廻おろしがグルメ細胞にも傷を与えることが出来るならば
三虎は先祖が過去にその技を使える者から受けたことになりませんかね?
そうすると先週の朋友コメにあった同じく目元に傷のあるトリコとの親子説が信憑性を帯びてきそうですね
「お・・・俺の顔の傷は・・・」
「グルメ細胞自体は太古からあったとされる。それが隔世遺伝により極稀に姿を現すらしい
三虎お前は生まれつきグルメ細胞を持って生まれたんだ
最初から傷を持ったグルメ細胞は他の影響を受けにくい
『限りなく利己的で・・・顔を出したがる悪魔・・・』
ま、気にすることはないさ。才能を持って生まれてきたと思えばいい」
「じゃあ俺の顔の傷はなんなの?」グルメ細胞の説明を一通り聞いたところで、おずおずと質問した三虎
アカシアは「才能を持って生まれてきた証みたいなモンだ」と笑顔のまま答えるが、弟子達の前では決して言葉に出すことなく
モノローグでのみ先天性のグルメ細胞を「利己的な悪魔」を称した
「悪魔」というからには、先天性グルメ細胞保持者は何かしら恐ろしい力を秘めているという事だと思われますがそれははたして・・・
そんな不穏な空気をかき消すように、食事の用意を終えたフローゼがみんなを呼ぶ。アカシア一家全員揃った楽しい夕食である
三虎は幸せだった。心が弾むことも、大声で笑うことも・・・
明日という日が楽しみで待ち遠しいものだということも初めて知ったから
三兄弟での修業の日々。技を真似るのが上手いとアカシアに初めて褒められたこと
二狼が昔悪さをした時にお仕置きで崖に吊るされ、以来高所恐怖症だとわかったこと
一龍が実はお酒が一滴も飲めないとわかったこと
夜・・・眠りについた俺に
フローゼ様がそっとおやすみのキスをしてくれたこと
全てが三虎にとって宝石のような思い出となった
>命の滝つぼでしり込みしてる次郎さんを想像して萌えた
>下戸の一龍にアルコール分85%の酒を贈るトリコ・・・
>コンビ報告している二狼と節乃のコマが、「実家に弟(兄)が恋人を連れて来た」みたいな反応している一龍・三虎が微笑ましい
>若セツが可愛く見えるのかデフォルメされてるからなのか、それともしまぶーが色々と思い直したからなのか、それが問題だ
>あれ?若せつのん可愛い・・・?
>せつのんは保護されている!昔の回想と顔変わってるじゃねーか!
初登場時「あっし高いところが苦手でして」と言っていた次郎と、トリコの土産の虹の実ワインを飲んで「アルコール強っ!」と叫んだ一龍
読者の脳裏から消えかけていた設定をさりげなく織り込みニヤリとさせるこの手法
「もうあいつは今日から二狼じゃなくて次郎だな!」って感じの思いの外テキトーだったぽい次郎改名シーンと
コンビ報告のために嫁さん(?)を兄弟に紹介するシーンなど、読者をほっこりさせる場面の目白押しでしたが・・・・
ただひとつ―心の奥底に今もヘドロのように残るドス黒い感情
これだけは消えていなかった
「おいこっちにもくれよ!そっちばっかじゃなくてよ!
くそっ!たったこれっぽっちかよ!こっちは何日も飯食ってねえってのに
もっとだ!もっと高級な食材をくれよ!」
「てめえ!食えるだけありがたいと思えよ!このハイエナ野郎が!」
「ダメよ三虎!手は出さないで!」
当然ながらこの飢餓の時代に自分達だけ腹いっぱい飯食ってるハズもなく、飢えた人々に食事を配給していたアカシアとフローゼ
しかしながら前前号でも語られた通り、肥えた舌と長く続く戦争は人々から常軌を奪う
配られた弁当の中身を見るや、それを地面に叩きつけて「もっと高級な飯をよこせ!」などとのたまう信じがたいクソ野郎が出現
三虎は思わずクソ野郎の胸ぐらを掴み上げますが、フローゼはそんな彼を必死に制します。こんな奴ボコボコにすればいいのにな
>町人の「もっと高級な〜」に正直ゾッとしました
戦争の原因である『より美味しい(高級でもある事はほぼ必然)食べ物』を求めるなりふり構わなさというのか、
世界規模の洗脳じみたものがまだ解けていないんじゃないかって思いました
>『腹いっぱい食べたい』よりも『美味いものが食べたい』という欲望が先立つグルメ飽食時代の病んだ空気が伝わってくるな・・・
舌が肥えるって本当に危険なことなのかも。ご馳走はたまに食べるからハッピーって感覚を忘れないでおきたいもんですな
>フローゼの料理を叩き捨てるって、よく考えればあり得ない行為だが、
アカシアがもたらしたグルメ時代は、人々を幸せにはしなかったという事か
そう考えるとただ食べ物を捨てるだけの行為が、チェインアニマルやジダル、ライブベアラーよりも悍ましく見える
現実でもできる行為であるから猶更。逆に、現在のグルメ時代がかなり安い食材でも皆ウマいウマいと食べてる辺り
アカシアの失敗と苦悩を見ていた分一龍は上手くやってると言えるか
>アカシア一家の知名度ってないんですかね?
あまたの猛獣をやすやす仕留め世界最高級の戦闘力のあるあの一家の嫁と三男坊にケンカ売ったオッサンは知ってたとは思えない
それに旨い物を求め奪い合う戦争の最中なら絶対アカシア一家に各国手を出しそうなものだけど
「ごめんフローゼ・・・俺どうしても我慢できなくて・・・」
「街の人はみんなお腹が空いてピリピリしてるだけよ
おいしい料理をお腹いっぱい食べれば・・・みんなが満たされればきっと・・・・
きっと戦争も終わる。私はそう思うわ」
『俺は・・・俺はそうは思わない・・・やっぱり俺は獣なんだ・・・』
その帰り道。カッとして暴れかけたことをフローゼに詫びる三虎。ションボリ落とした肩とトボトボとした足取りがなんとも可哀想です
返ってきたフローゼの立派すぎる答えを聞き、「そんな風に思えない俺はやっぱり獣なんだな」と更に落ち込んでしまう
「俺の血はドブのように濁ってるから・・・
フローゼみたいに綺麗で透き通った立派な考えはできないよ」
王位争奪編のスグルのような台詞を吐きつつ、自分を蔑む三虎
それを聞いた瞬間フローゼは彼の肩をがっしと掴み、真正面からその瞳を見据えてこう言うのだった
「お弁当箱を投げ捨てられた瞬間、カッとなったあなたは何より純粋だったと思う
昨日私が一生懸命お弁当作ってるの見てたもんね・・・」
「・・・あいつ・・・あいつ・・・フローゼの弁当を・・・ちくしょう・・・ちくしょう・・・」
「ありがとう三虎。あなたの血は・・・涙は・・・ちっとも濁ってなんかいないわ
誰よりもキラキラして透き通ってる・・・」
三虎がキレたのは食べ物を粗末にした行為も勿論ですが、なによりもみんなの為に尽力したフローゼの姿を見ていたからだった
そりゃ大好きなかーちゃんが一生懸命作った弁当を目の前で投げ捨てられたら誰でもキレるよね・・・あのクソ野郎マジ死ねと
三虎の双眸から止め処なく溢れ落ちる、熱い涙の輝き
「あなたは濁ってなんかいないわ」フローゼのその言葉に、三虎は更に盛大に涙を流すのでした
>フローゼ様の母性と三虎少年の純粋さが世知辛い世に生きるおっさんにはまぶしすぎるわい
>三虎、話すときは『フローセ』だけどおやすみのキスの時は『フローゼ様』って呼んでんな
周りに見せる自分以上に心のなかで慕っていたんだな
>三虎がフローゼ様の元で愛を知り、健やかに育つ姿にはほっこりさせられます
それだけに配給の時の人々の荒みっぷりが痛々しく、三虎の涙が読んでいるこっちの胸に刺さる思いです
>フローゼが尊く、暖かく、美しくあるほどに彼女は三虎にとってかけがえの無い存在になっていき、それを失ったときの闇を深くする
そう思うと今回の感動のやりとりもいやなフラグに見えてしまっていかんなあ・・・
>母のお弁当を粗末に扱われて激昂する三虎
それだけじゃなく食べるという事に感謝をしている三虎にとって、あの自己中心的な屑は我慢ならなかったのでしょうね
なんつーかあの配給シーンだけみたら三虎が人間を滅ぼそうと思うのも無理がないと思います
>フローゼの弁当を投げられた三虎の怒りと悔しさ、読者である自分ともシンクロしました。ちくしょう
やはり三虎のダークサイド落ちは人間への深い憎悪があるのでしょうか。それで美食会は半獣人とか化け物じみたのが多いのかも?
>三虎の怒りは子供のそれでしょうが正しいですね
飢餓の状況で食い物にもそれを用意してくれた人にも感謝しない輩に何かしてやる義理も余裕も無いんですから
【それから10年近く経った頃、四獣という化物が人間界に出現
迎え撃つは当時人間界最強クラスの実力に達していた一龍。これを撃退するも、四獣も数千人以上の人間を吸収
しかしこちらも既に世界最強クラスであった次郎がグルメ界へと戻った四獣を追跡し、その「本体」を発見
見事ノッキングにより封印することに成功した】
「兄者!スゲエ!!」
>兄者!!スゲェ!!のコマが個人的に好きです
>三虎の『スゲェ!!』のコマがジワジワくる件
これが数百年前の四獣侵攻と撃退の全容。迎撃で戦った一龍だけでなく、本体を封印した次郎との連携によるだったのね
三虎は何をしたかというとまだ兄弟子二人には遠く及ばない実力だったようで、特になにも手伝うことはなかった模様です
普通に読んでた時は何も感じませんでしたが、朋友コメを見ると確かにじわじわくるこのコマ
やたら元気いっぱいの台詞と集中線が妙なアクセントになって謎のシュール感。あにじゃ!
「よくやってくれたな二人とも」
「アカシア様!今までどちらに?」
「ああちょっと食材を集めにな。私のフルコースだ」
「あ・・・アカシア様のフルコース!?」
そんな兄者スゲエムードの最中、長らく家を空けていたアカシアが帰宅。四獣を一龍に任せ自身はフルコースを揃えていたそうな
長い間一緒に暮らしてきた三弟子もまったく知らないというアカシアのフルコース。なにやら只事ではない予感に三人は動揺する
「お前達も準備しろ。これから近いうちに日食が起きる
おそらく一ヶ月近く太陽はまともに陽をささないだろう
戦争は休戦になるだろうが食糧難は今より更に激化する
今のうちに食材を集められるだけ集めるんだ。でなきゃ世界中の人々が餓死することになる」
「ついにくるのね・・・その日が」
「食没は済んだか・・・フローゼ」
>ひと月も日が差さない?
グルメ日食とはただの日食ではなく地球または太陽そのものを囲む何かか、地球と太陽の間を広域に遮断する何かなのでしょうか?
一ヶ月も太陽光が無いともの凄い勢いで寒冷化するそうです。一説によれば一週間で地表の温度が-17℃になるとか・・・
そして読者の想像を超えていたグルメ日食の規模。なんとその期間は一ヶ月近くにも及ぶとの事
ただでさえ世界的な食糧難の中、一ヶ月も日照がないのはもはやトドメといっても過言ではありません
世界中の人々を餓死から救うため、これから日食までのあいだ食材を蓄えられるだけ蓄えるのが三弟子に与えられた使命です
「に・・・日食・・・アカシアが子供の頃の俺に話してくれた「おとぎ話」・・・四獣も本当に出てきた・・・
日食も・・・本当に魔王が太陽をかじっちゃうってこと?」
「三虎・・・それはおとぎ話さ」
やたらキョドった感じで聞く三虎。どうやらアカシアは人間界に起こるであろう未来を、おとぎ話として弟子達に伝えていたようですが
その中での日食は「魔王が太陽をかじる」という表現だった様子。これは本当にただのおとぎ話なのか?
仮に惑星規模の王食晩餐でも発動したとすれば、実際に「太陽をかじる」ことも可能だと思われますが・・・
と、ここでアカシア一家に電流走る!
家のすぐ外から発せられる凄まじいオーラを感じ取り、全身に冷たい汗をかく一同。アカシアのフローゼだけがそれ何なのかわかっていた
「ペア・・・迎えにきたのね」
「ああ・・・誰も手を出すなよ。ブルーニトロだ・・・誰も勝てんぞ。全員で来たか」
家の外に蠢くは6体のニトロの影!
>レッドニトロ、ブルーニトロときたらあとはイエローニトロだけですね。サンバルカンかよ
>ブルーニトロ。この言葉だけだとグリーンやブラック。ニトロは色で階級わけのように思えますが
ブルーブラッド=貴族からニトロの貴族階級を指してるんじゃないですかね? ブルーニトロ全員>アカシア家族らしいですし
>ブルーニトロの「ブルー」は「貴族」的な意味合いでしょうかね?
ベジタブルスカイに来ていたあいつはどう見ても青色という塗りではありませんでしたし
>アカシア様をして誰も勝てないってちょっとブルーニトロさんやばすぎやしないですかね
>来週のニトロの出方次第ではジョア=ニトロ確定来るかもしれませんね
>これジョア=ニトロの王説再燃ですねえ ペアとジョアって響き似てるし、もしかしたら元々は番の関係だったのかも
ブルーニトロはグルメ細胞が完全に覚醒したニトロってとこですか
>朋友予想のペアはアカシアに協力的なニトロというのはビンゴでしたね
おそらくペアはブルーニトロのリーダー的な存在なのでしょうが、弟子たちだけでなくアカシアも冷や汗をかいてるあたり
完全に協力しているわけではなさそうなので何かしらの利害関係が一致して一時的に協力しているといったところでしょうか
>ペアはやはりニトロの長的ポジで確定ですね、そしてブルーニトロの群れの中にベジタブルスカイに来たやつっぽいのが混ざってますね
>最後のシーンで確認できるブルーニトロは6体。アカシアのフルコースの名前は彼らからきているみたいですね
彼らの血肉を調理たものがフルコースなんでしょうか?とするとオゾン草のところにいたのはセンター?
>ペアってのはグルメ界で一大勢力を築いているニトロの王なんじゃないですかね?
アカシアはペアに美味しい食材を献上する事でいろいろな情報をもらっていたとか
そしてペアは来週あたりGODの情報を提供する代わりに、GODを捕獲した暁のアカシアのフルコースを要求するんでしょうね
ところがペアはいざフルコース食べようとしている時にアカシアに暗殺されしまう
しかしペアの息子ジョアが代わってアカシアのフルコースを食べ、
短期間のうちにニトロの中で王権継承の儀式があって王になり、更にフローゼを殺して姿や記憶を奪うとか
>10年ちょっと、フローゼがそのままなのに対してアカシアがけっこうなスピードで老けてますね
グルメ細胞保持者といえどジョジョ1部のツェペリさんとリサリサが同い年に見えないように老化の抑止には個人差があるってことなんだろうか
>お、老いてるーーーーー!アカシア10年で老けすぎやろ。フローゼ様マジ美魔女
アカシアがニトロを研究対象にしたのが600年前、グルメ戦争が500年前、額の傷が生来のグルメ細胞または移植したかは知りませんが、
先週と今週のアカシア様は少なくても一世紀は生きてるお姿ですか?
それならば「晩年に弟子を取った」、の説明に合いますね。・・・フローゼ様、お幾つですの
>ベジタブルスカイでの個体はブルーニトロみたいですね。そりゃあの当時のトリコじゃ相手にもされなかったのが納得ですね
>ブルーニトロのシルエットがオゾン草一人で食ってたニトロと似てる
>左端のブルーニトロのシルエット…ベジタブルスカイのあいつ?
前回の考察通り「ペア」はアカシアに協力的なニトロでほぼ正解だったようですが、それが仲間を引き連れてやってきました
これまた考察通り、ベジタブルスカイに現れたニトロも「ブルーニトロ」だったようですが彼がペアだったのか他の5匹だったのかまではまだ不明
ここまで判明しているニトロの種類はレッドニトロとブルーニトロ。これは他にもイエローニトロやグリーンニトロが存在するということなのか?
それともレッドニトロ=下級ニトロ、ブルーニトロ=支配階級ニトロという2種類のみなのか?
ペアが「ブルーニトロのリーダー」という考えは前回の会話を見ていれば至極自然ではありますが、6匹だけで「全員で来た」ということは
残りの5匹がアナザ、ニュース、アース、アトム、エアという可能性が大
アカシアのフルコース名はそれぞれ彼等の名前をとって付けたものでは?
この場合、幻の蘇生食材「センター」に相当するニトロが居ませんが
そいつこそが「ジョア」の正体という予想はどうだろう?
もっとも無論今回ラストで映ったのが6匹なだけで、次号になったら何百匹という数のブルーニトロが家を取り囲んでるという可能性もありますけどね
その場合はレッドやブルーのようにイエローニトロとかグリーンニトロも存在して、それぞれの長がアトムとかニュースってことになるのかな
>フローゼの食没が意味深ですね…フローゼの死の理由は己に溜め込んだカロリーを何らかの形で放出、
民衆に分け与えたけどフローゼ自身は力尽き死亡(餓死?)とか…
食べ物を粗末にしていた者が助かり、食べ物の尊さを知っていた者が死ぬ そんな皮肉な結末でしょうか…
>フローゼは食没で溜めたカロリーを残らず人々に与えるのかな
それでイエスが少ない食料を大量のパンや魚にしたように食べ物を増やした、
あるいは少量で満腹感や栄養・美味しさを味わえるようにしたとか
奇跡的な料理技術と尊い自己犠牲から、後に神の料理人と言われた的な
>弁当拒否られても捨てられても怒らないフローゼ母ちゃんマジ悲しい(ToT)
今の私の脳内には、戦争終わる→弁当食べてもらえるようになる→あくる日グルメ細胞を体外に出しての調理シーンを見られる→
「俺たちは化物の作った料理を食わされていたんだ!」→フローゼ虫の息→皆のために料理を作るべく調理場に立ち、そのまま絶命…
…という説が浮かんでいます。このとおりになって欲しくないなあ
>おそらく、万人に施しをしたいと考えているフローゼ様は、自分が食い溜めする食没をしていませんね
そして「実はフローゼは食没をしていない」という最後の朋友予想がめっちゃ当たりそうな予感がしますね
GODの調理にはとてつもないエネルギーを要する為、本来食没は必須→しかしフローゼは配給に少しでも多く食材を回すために食没しなかった→
結果、GODを完成させると同時に生命力が尽きて息を引き取るフローゼ→
三虎「なんであんな自分の事しか考えてない連中のためにフローゼが犠牲にならなければならなかったんだ!」って感じだと流れ的にも自然かな、と
近づく日食。現れた6体のニトロ・・・いよいよGODの出現が近い次号へ続く!
253話
「行かないでフローゼ」
三虎は今でも悔やんでいた。その言葉を絞り出せなかった自分を
冒頭、迎えに来たブルーニトロ達に連れられてGODの元へと向かうアカシアとフローゼ
注目すべきは前回のラストページでは6体だったブルーニトロの数が、今週号では7体になっている点
>1ページをよく見ると、ニトロは7体います
はんぺらさんの言う通り、god以外のフルコースメニューは彼ら7体のニトロ由来のものかもしれないですね
「アカシアのフルコースは、7体のブルーニトロからそれぞれ名前をとった」ものであるという仮説はほぼ確定といったところでしょうか
二人が姿を消してから数ヶ月後。世界はグルメ日食に覆われ、一龍達は言いつけ通り貯めこんだ食材を世界中に世界中に届けた
その頃からか。三虎が闇に紛れ、詮索を始めたのは・・・
「なぜフローゼは人々のために料理を作るの?」
「そりゃあたくさんの人にたらふくご飯を食べてほしいからよ。私は料理人だからね」
「あんなやつらに食べさせる必要なんかないよ!せっかくのフローゼのおいしい料理を・・・」
子供の頃。配給に文句を言った街の連中のあまりの身勝手さに憤慨した三虎は、フローゼにそう訴えたことがある
彼女はその言葉を聞くと悲しそうな目をしながら首を横に振り、三虎の目を正面から見据えて大切なことを説くようにこう言った
「三虎・・・この世のものはすべて・・・わかち合った時に真の価値が生まれるの
私の料理だってそう・・・自分の為だけに作ったって何の価値もないわ」
わからない・・・俺には・・・
わからないよ・・・フローゼ・・・
日食が終わってから程なくして二人は戻ってきたが、フローゼはひどく衰弱していた。だがアカシア曰く、命に別状はないとのこと
「心配しなくていい。かなり消耗しているが数日安静にしていれば回復するだろう
次郎と節乃は食材を調達してきてくれ。それと・・・一龍、話がある」
「なぜこんなことに・・・フローゼ・・・」
「大丈夫よ三虎・・・心配しないで・・・慣れない食材を調理して体力使っちゃっただけだから・・・」
「慣れない食材?それって・・・」
「世界戦争を止める食材・・・」
己が体力を極限まで削って世界戦争を止める食材を調理したというフローゼ
「すごいねフローゼ・・・立派だね。みんなのために頑張ったんだね!」
と。フローゼの教えが彼にちゃんと伝わっていたなら、きっと偉大な母の行動を尊敬し、その功績を笑顔でそう労っただろう。だが三虎は・・・
「そんな・・・!その食材も・・・人々の為にこしらえたってこと!?
あんな奴等の為にフローゼがそんなになって・・・おかしいよ!」
彼女にこんな無茶をさせた要因である、民衆に対する怒りを吐き捨てた
「こんなの絶対おかしいよ!」とまどマギのような台詞を吐きつつ、三虎はフローゼの制止も聞かずに家を飛び出してしまう
「俺・・・療水を取りに行ってくる!フローゼもグルメ細胞を持ってるんだろ?
知ってるんだ・・・フローゼが本気で料理する時に見た目が変わること。それもグルメ細胞の力なんだよね?
療水が汲める場所もだいたいわかる!」
「三虎・・・あなたなぜそれを・・・?ダメよそこへ行っては・・・三虎!」
「衰弱した母を一秒でも早く元気にしてやりたい」その一心から療水を取りに向かう三虎だったが、フローゼが止めるのも無理はなかった
療水の汲み場は八王の一角「竜王」デロウスの子孫の棲家だったのだ
そして・・・”療水”とは・・・
>デビル大蛇とバトルウルフは互角と言われているから、バトルウルフも八王なのか?と思ったが
しかし『グルメ界に集団で生きている。全滅しかけ』と言われているから八王ではなくデビル大蛇と同じ立ち位置なのか?
>療水があるところにデロウスがって、もしかして療水の正体はデロウスの体液か何かか?
昔「デロウスは蘇生食材なのか?」ってコメありましたが信ぴょう性帯びてきましたね
>小松が蘇生包丁使えるのって展開上のミスだと思っていたけど、あれ伏線だったのか。しまぶー恐るべし、ですね
なるほど納得。八王の1匹は「竜王」デロウス。この感じだと他には「獣王」がいそうですが、それがバトルウルフだったりするかのなー?
あと小松がトリコに蘇生包丁を施す展開に対し、「技術的には余裕で使えるだろうけど、肝心の包丁がないんじゃ?」という疑問と指摘がありましたが
※(「蘇生包丁は自己再生機能を持つ生物や、それらを促す鉱物から造られる」と千流が劇中でハッキリと説明している設定なので)
デロウスの棲家が療水の湧き場だったのなら、その牙は当然蘇生効果を持っているという事になり問題も解決します。この辻褄合わせはマジ上手え
「ゴメン・・・フローゼ・・・療水・・・これっぽっちしか・・・汲めなかった・・・」
「三虎・・・どうしてこんな無茶を・・・!」
案の定。息子の帰りを心配して待つフローゼの元に、半死半生の重傷を追った三虎が帰ってきた
自分の命を省みることなく死地へと飛び込んだ三虎の向こう見ずな行動を咎めるフローゼ。その問いに対し、三虎は笑顔でこう答えた
「フローゼが人々の為に動くのなら・・・俺はフローゼの為に動くよ
ずっと・・・一生・・・フローゼだけのために・・・」
人々の為に、自らの命を」削ることも厭わなかった聖女フローゼ。ならばそのフローゼの為に命を投げ出す人間がいてもいいじゃないか
いや絶対に居なくてはならない。そしてそれは一生自分の役目だと
それだけ言い終えると意識を失って崩れ落ちる三虎。なんという親孝行息子。全国のお母さん涙しちょちょびりです
「しっかりして三虎!大丈夫よ・・・すぐによくなるわ!すぐに食事を作るからね!
神の調理術ゴッドクッキング!」
フローゼ自身思いもよらなかったであろう三虎の献身。「絶対に死なせはしないわ」と、彼女は弱りきったその体でグルメ細胞の力を発動する
それがフローゼ最後の料理となった
衰弱した体で無理をしたのが致命的なダメージになってしまったのである
次郎と節乃が大量の食材を調達して家に戻ってきた時、そこには既に冷たくなったフローゼと彼女を抱いて泣く三虎の姿
フローゼを助けたい一心で自分の命すら投げ出した三虎だったが、結果としてそのせいでフローゼを殺してしまったのだ
なんという皮肉。残酷すぎる運命
俺は・・・ただ助けたかっただけなんだ・・・ただ・・・
>アシモフ「三虎のせいじゃん♪(ポン)」
>三虎が余計なことしなければよかったんじゃん
>瀕死の自分を助けてくれた人を、助けるために死にかけ、それを逆に助けてくれた事で死ぬ・・・
あぁ、三虎の愚かな行動のせいだ、と責める事も出来ますが、もう気の毒過ぎて責められない
冷静な思考が出来なくなるぐらい愛おしいフローゼの命が危なかったんですもんね・
>三虎が水を汲みに行ったのを非難するのも分かるんだけど、母ちゃんが父ちゃんと何も説明もせず化け物と出て行って、
やっと帰ってきたと思ったら母ちゃんの痛々しい姿を見て我慢なんてできるわけないと思うんだよな
>しばらく次郎と節のんを待って、飯食えば回復したであろうフローゼ
しかし三虎とフレーゼの双方が、真っ直ぐすぎる故に起きた悲劇…
三虎の空回りではありますが、責めれないのが何とも切ないです
「ただ助けたかっただけなのに」という三虎のモノローグがとてつもなく悲しく、言葉が出てきません
かくして後の世に「神の料理人」と呼ばれた聖女は、自らの命と引き換えに最愛の息子の命を救って永眠したのだった
「生き続けるってのは何かを食べ続ける事・・・何かを食べるってことは何かを殺し続ける事でもある
我々は常に命をこの大自然から与えられている
だからこそわかち合うんだ。食を・・・命を・・・
一龍・・・次郎・・・節乃・・・三虎・・・お前達はフローゼの分まで生き抜かねばならない・・・
そして私は行かなくては・・・お前をここに置いたまま旅立つ私を・・・許せ・・・フローゼ・・・」
最愛のフローゼの埋葬を終えても。彼女が残したGODで戦争を止めるため、その名残を惜しむ間もなく旅立たねばならないアカシア
三人の弟子と節乃に「お前達は彼女の分まで生きよ」と最後の言葉を送り、一家はここに離散する
その日から三虎は
毎日療水を汲んできては、フローゼの墓へ与えるようになった
毎日毎日・・・少しずつ・・・その何倍もの涙を流しながら
療水で死体が生き返るとは思っていなかったでしょうが、それでも本来彼女が生きてるうちにすべきだった事をしてあげたかったのか
三虎の懺悔とも思える行動は飲まず食わずで幾日も続いていたが、そんな中で自分の腹が大きく空腹を訴えたところで愕然とする
『こんなに・・・こんなに悲しくても・・・腹は減るのか・・・
ちくしょお・・・ちくしょお・・・ちくしょお!!』
「鳴るな!」とばかりに、自分の腹にドスドス肘打ちを食らわす三虎。もうすっかり枯れたと思ってた涙が再びボロボロと溢れてくる
最愛の人を失い、悲しみのどん底にいても。空腹は関係なくやってくる
「食」が原因でフローゼを亡くしているだけに、この自分の腹を殴り続ける三虎の姿は可哀想で見ていられません。「食」の業ですな
>墓に療水を垂らし、その倍以上の涙を地面に垂らす
三虎の優しさがアダとなってフローゼを死なしてしまっただけに、もう可哀想過ぎて見てらんない。少年誌とは思えない悲惨過ぎる結末に
>「こんなに悲しくても腹は減る」にガツンとやられました
食欲は本能でありそれそのものが生きている事に他ならないのだけれど、三虎にはそれがツラい事になるという・・・byコトハ
それからしばらくした頃、実に1世紀もの間続いた世界戦争が突如終わりを迎えた
グルメ戦争終結。遂に自らが撒いた種を刈り取る事に成功したアカシア
1世紀続いたってことはアカシアによるグルメ細胞の発見と、それによる食文化の急激な発展が起きたのがだいたい100年前くらいか
世界中が歓喜で湧き上がる中、ただ1人憎悪を撒き散らす男がいた。こいつである
「てめえら・・・てめえらが・・・」
>三虎の すごい 逆恨み
>『フローゼの敵討ち』というよりは『三虎の根底にあった人間に対する嫌悪感』がフローゼの死がトリガーになって爆発したって事か
同時に、『飢えを満たす。生きる→食べる→殺す』という、アカシアの言葉を曲解した理念も相まって、
食に対して暴力的に捉えてしまったのか…三虎哀れすぎる
>三虎の闇おち理由がえらいあっさりしてましたね…を自分のせいでフローゼ様を死なせてしまい、
戦争が終わり喜んでいる人類を憎みたくなった気持ちはわかりますが、あそこまでキャラ変わりする理由にはならないかと思いました
>今週の回想シーンは涙が出るほど感動しましたが、その反面少し納得がいきませんでした
フローゼは、GODの調理によって衰弱はすれど死にはしなかったのに、三虎の愚行のせいで結局死んでしまった
これが無理してまで配給のために力尽きたなら「てめえらが」と人間たちに憎悪を抱くのは十分に解るのですが、
自分のせいでフローゼが死ぬハメになったんだから、これで人間を根絶やしにするにはあまり筋が通らないと思うのですが?
>なんか、こう、肩透かしをくったというか・・・w
てっきり愚かな民衆のエゴによってフローゼが犠牲になり三虎が闇に堕ちる・・・みたいな展開を想像してたのに、
アカシア一家の身内だけでハナシが完結してるじゃんw
これじゃあフローゼの信念と覚悟を酌んでやれずに空回りして最悪の結果を齎してしまった三虎が
アカシアやフローゼの救った民衆に八つ当たりしてる乳離れできない甘ったれにしか見えんじゃないの!?
やっぱこいつはラスボスの器じゃないってことなのかぁ
>これだと三虎が人間を憎む理由としては弱いですね。むしろ三虎は、自分の罪悪感を誤魔化す事とフローゼへの贖罪を混同している
またその根底にはフローゼを本当に死なせてしまった自分への憎しみと、その更なる根底には
(一龍達を含む)自分達だけに目を向けず万人を救い続けたフローゼ(とアカシア)への自覚無き憎しみもありそう
とは言えフローゼが万人への愛を持つ女性だからこそ、三虎が救われたのですが
逆に、フローゼの死の真相がこう回りくどくなった事をメタ視点で考えると、
フローゼを家族のために死なせてやりたかった、フローゼと三虎へのしまぶーへの愛情とも取れる
万人のために命を投げ出すというのは尊い行為ではあるが、
それは「自分、家族」を「見知らぬ他人」よりも大切にしないという、ある種悍ましい行為でもある
フローゼにそれはさせられなかった、家族のために死なせてやりたかった、というのもあるのではないかと
>「自業自得でない悲劇などありえない
全く自分の所為ではない不幸が次々に襲い掛かってくる芝居があったら、抱腹絶倒の大喜劇に違いない」
『バルタザールの遍歴』より
三虎の世界への恨みは半分逆恨みなわけですが圧倒的な理不尽に襲われるより
三虎とフローゼのおたがいのことを想った結果というのがまた悲しい「分かち合う」というキーワードはまた出てきそうなんで覚えておきたい
このねじくれっぷり!なんでその結論に行きついた!
はんぺらフローゼの死を「三虎のせいだ」とはこれっぽっちも思いません。あれはお互いがお互いを大切に思うが故に起こった、悲しい行き違いでしょう
しかしそれを「お前らのせいだ」と転嫁した三虎は救えません。なんだコイツ
先週までの展開考察のように、変身して調理する姿を見られたフローゼが「化物だ!」と言われて民衆達殺害されるような話だったなら解りますけど
フローゼの死に民衆は直接関わってませんからねコレ
「GODを調理するために無理をした」理由が民衆のせいだと言うのなら、それはあくまで「無理をした」だけ。トドメを刺したのはまぎれもなく三虎
さっきまでの三虎になら「フローゼの死はお前のせいじゃない」と励ましの声をかけてあげたいところですが
今の三虎には「フローゼはお前のせいで死んだんだよバカ」と言って目を覚ましてやりたい
「どこへ行く気だ三虎・・・アカシア様は言っておられた・・・
GODをメインとするフルコースは封印する・・・それを決して探してはならんと
唯一俺達に伝えなかった食材達。三虎・・・お前がアカシア様のフルコースを探っていた事は知っている
「療水」もフルコースの1つを加工調理したものだという可能性が高いが・・・
お前は一体どこまで知っているんだ?
いずれにせよアカシア様の言いつけを破ったお前を・・・このまま行かせるワケにはいかんな」
そんなダークサイド堕ちした末弟をそれとなく見張っていたのが長兄一龍。三虎は言いつけを破りアカシアのフルコースを調べていたという
このシーンで注目すべきは、療水はフルコースの1つの加工品ではないかという一龍の推察
グルメ細胞の再生機能を強烈に促すのが「療水」
ならばその加工前のフルコース食材とはおそらく・・・
先週のレビューでは「オールマイティ的な回復アイテム」などと療水を便利な道具くらいに書いてしまいましたが、とんでもない
あれは物語の根幹となる重要な設定をさり気なく説明していたのか
「アカシアは言った。フローゼの分まで生きろと・・・ならば喰らい尽くすのみ!
GODも!アカシアのフルコースも!この世の食材全てを!
フローゼの分まで・・・・!」
「お前は何もわかっちゃいない!アカシア様の!フローゼ様の意志を・・・!
かかってこい三虎!俺が教えてやる!」
まさしく一龍の言う通り。「わかち合う」というアカシアの、フローゼの教えをまったく理解できずにねじ曲がってしまった三虎
「フローゼの分まで生きろ」というアカシアの言葉を曲解し、「俺がこの世の全ての食材を喰らい尽くしてやる!」という結論に達してしまいました
>フローゼへの愛が深い故に、彼女の分まで食べて生きる事を間違って解釈してしまった三虎は、もう単なる悪者達のボスとしては見れません
>飢餓と略奪の毎日だった少年時代を過ごした三虎にとって「自分の物を誰かに分け与える」事を理解するのは難しいことだったのでしょうか
>三虎の過去はどうも残念な感じでした、「結局獣は人になれなかった」だけで終わってしまったような感じで…
>三虎が歪んでしまった理由が切なすぎました
「苦しんでいる大切な人をただ、助けたい」と思ってとった行動が最も敬愛していた人を死なせてしまい、自分は助かってしまった
オーズの映司にちょっと似てる気がします。人類に対する憎しみは自分を含めた者の「食欲」に対する憎しみなのではないでしょうか
フローゼを死なせてしまった自分に残っていた「食欲」への憎しみが「食欲」により発展した人類にも向けられたのではないかと
今もフローゼへの罪悪感と自分への憎しみを背負いながら生きてるのだと思うと胸が痛みます
この回想編の何が悲しいって
三弟子の中で最もフローゼに愛された三虎が、彼女の教えを理解できなかった事
これこそが最大の悲劇です。朋友コメにもありますが、「獣はしょせん獣で、人間になれなかった」みたいですごく残念
正義超人に育てられたのに、結局は生まれついての悪魔の血が勝ってしまった、キン肉マンU世のヒカルドのエピソードを彷彿とさせます
あの時の日々を・・・金色に輝く・・・黄金のような時間を・・・
いつまでも・・・いつまでも・・・忘れないように・・・
『自分が永遠に生き続ける。それはあの思い出を永遠に残しておけるという事』
すっかり狂ってしまったアホたれ三虎ですが、世の中の全てを喰らい尽くしてまで「フローゼの分も生きよう」とする理由は純粋すぎて泣ける
掛け違えてしまったボタンはもう元には戻せず、一龍が三虎をボコボコにしたという戦闘シーンに入った所で回想終了。次号から現行時間復帰かな
が。そのラストページで思わず読者が目を背けてしまうような恐ろしいカットが
フローゼの墓から這い出くる「何か」
>療水の正体は「センター」ですかね。一度に少量しか取れないが大量に使用すると死者を蘇生できるとか
ジョア=フローゼだとするとジョアを蘇生させたのは三虎ということに
>ジョアの正体は療水によって蘇生したがグルメ細胞が活性化しすぎて暴走状態のようになったフローゼ様とかですかね
もしくは蘇生したところをブルーニトロなどに操られてるとか?そして療水の正体はセンターを調理したものかな?
>療水の正体はC(センター)が変化したもの、もしくは液体系のスープかドリンク辺りの由来でしょうか
>療水とセンターの関係は、豆腐と湯葉みたいな関係なのでしょうかね。調理・生産過程で副次的に生まれるものというか
安価版センターの力でフローゼの肉体が復活。それをジョアか別の人物が利用しているのでしょうか
フローゼはアカシアのフルコースを口にしているので、ゾンビ化してもグルメ細胞の力を100%利用できているなら辻褄もあいますね
>ますますジョアの正体がわからなくなる
フローぜに付着していたアカシアのフルコースの何かが療水の効果で活性化してフローゼをのっとった存在なんだろうか
>療水はグルメ細胞を活性化させる、そしてグルメ細胞には本体とは別に意思がある
つまりジョアとはフローゼのグルメ細胞がフローゼの死体を逆に乗っ取った怪物?
>ジョアはフローゼが療水によって転生した姿のようですね
傷ついたその際にフローゼのグルメ細胞が三虎の負の感情の影響を受けてしまったのか・・・
なんにせよ愛したフローゼがこういう形で生き返るとはすごい皮肉ですな
>最期のアレがジョアだとすると療水が生んだまさに「グルメ細胞そのもの」と言える生物ですが真相は如何に!
>ジョアの正体は異常増殖したグルメ細胞でしたね。はんぺらさんの予想的中確率ェ・・・
>フローゼ様のお墓から誕生したのは、屋敷でも有力な予想通り「フローゼがセンターで蘇った結果生まれたジョア」でしょうか
それとも「フローゼの中で息を吹き返したジュン様」とか? …前者かな、三虎が全ての元凶になるようで救いようないけど…
>最後フローゼの墓から出てきたのは、 @三虎が与え続けた療水によってフローゼの死体が蘇生
彼女のグルメ細胞が意志を持ったor何か他の魂が乗り移ったことで誕生したジョア
A三虎が与え続けた療水によって、フローゼの胎内で死んでいた胎児が復活
彼女のグルメ細胞を受け継いだ、アカシアとの子スタージュン のどっちなんだろう…
>最後のページ……フローゼの墓の下から出てくるのは何やら
1.療水で蘇生したフローゼのグルメ細胞(これがジョア)
2.奇跡的に蘇生したフローゼ(ただしこの後ジョアに乗っ取られる)
3.テームズ川に沈んでいたブドーの如くずっと墓の下にいたジョア
>蘇生能力と危険思想を持ったセンターを加工して作ったのが療水(センター意識封印?)で、
多量、かつ長期間与えられ続けたフローゼの遺体を苗床にセンター復活→
ジュン様は療水を羊水代わりにしてフローゼの遺体から産まれて、発見した三虎に育てられた
(センター復活はそのずっと後の近代だから三虎も知らない)→
ジュン様がセンター化しなかったのは傷持ち(利己的なグルメ細胞)だから。という妄想が出ました
実はアカシアとの間にフローゼは身ごもっていた。三虎が墓に運んでいった療水がその子供に力を与えて生まれたのかもしれない
だとするとその子供がスタージュンという可能性も
>トリコ非常に良かったです。思わず涙腺が緩みました……ラストの1コマ除いては
ラストの1コマ、およそ想像しうる最悪の糞展開のニオイをプンプン漂わせているんですがどうなんでしょうか
果たしてジョアとは本当に墓穴から復活して悪に染まったフローゼなのか、それとも療水とは決して水などではなく、
生物に寄生してグルメ細胞を活性化させるスライムのような生物で、
宿主が生きている間はしばらくして自然消滅してしまうのですが、宿主が死んでいた場合は屍体や記憶を乗っ取ってしまうとか
あるいは墓の中から立ち上がったのは、アカシアとフローゼの子供であり、全ての記憶をなくしているスタージュンなのか…
例のコマで蠢いている者の正体が何なのかで、今後の本作品の評価は真っ二つに分かれる事になりそうな気がします
>フローゼ様の墓から何か出てきたっぽいですが、これはアカシアとの間にできた子供ではないでしょうか?
お腹の中でほとんど死んでいたけれど療水を吸収し続けることで蘇ったとか
そしてその赤ん坊が成長してスタージュン様に→フローゼの息子である事に気づいた三虎が引き取る→
美食会のエリートとして育てられるってのはどうでしょう!この説が正解だとすると、ジュン様が求めている味とは療水の味とか?
グルメ細胞を強烈に活性化させる「療水」。ならばその正体はおそらく
「センター」の加工調理で出る出汁のようなモノでしょう
ならばそれをフローゼの墓に与え続けた結果、そこから這い出てくるモノはいったい何か?
「フローゼ」本人は蘇らず、その肉体―つまりグルメ細胞「だけ」が蘇った存在
その「グルメ細胞」が彼女の肉体を支配している生物
これがジョアの正体でほぼ決まりか
これならばジョアがシンデレラを「これは私の包丁です」と言ったのも矛盾しませんし
前回、アカシアが口に出すのをはばかって言葉を飲み込んだ「顔を出したがる利己的な悪魔」という言葉にも符号します
「実はフローゼは妊娠していて、その赤ん坊が療水の効果で生まれ、ジュン様になるのではないか」という予想も見られますが・・・これはうーん、だなぁ
まず単純にジュン様の出生がそんな鬼太郎オマージュのグロ展開なのが普通に嫌だっていうのと、
ジュン様がこの時代に生まれた赤ん坊だとしたら、今の一龍や三虎達と較べてあまりにも見た目が若すぎるという点
回想の一龍が30歳、三虎が20歳くらいとして、ジュン様が0歳なら3人にはあまり大きな年齢差がないことになります。それであの見た目の差はないと思う
以上がジュン様アカシアとフローゼの実子よりはクローン説を支持するはんぺらの判断材料ですが。ただまぁジョア回りの予想は本当に読めんからな・・・
先週息を吹き返したと思ったジョア=ニトロの王説は僅か1週で消えたしな!
というワケでジョアの正体に迫った三弟子時代回想編終了!(まだある?)現行時間に戻ると思われる次号へ続く!
>結論 大体三虎のせいだった
254話
「しわくちゃなのさ・・・あの日からずっと・・・
私の心はしわくちゃのままだ・・・一度も着替えをしていないワイシャツのように・・・
グシャグシャのこの胸の締め付けが唯一安らぐ瞬間は・・・食べている時だけ・・・
人間は何があろうとも食わねばならぬ・・・!
どんなに悲しくとも苦しくとも・・・それを噛み砕き飲み込み食い続けなければならん
腹ただしい程におさまらぬこの果てなき食欲を・・・満たし続けるしかないのだ!」
こんなに悲しいのなら!苦しいのなら!愛など(ry と。どこぞの聖帝のように語り出す三虎
あの日から決して元通りに戻ることのない、グシャグシャになってしまった心。その痛みが唯一まぎれるのが食べている時なのだと言う
しかし食っても食っても人間の食欲は満たされることはない。じゃあ食い続けるしかないじゃない!
あまりにも身勝手な言い分。しかしそんな弟の言葉を聞き、一龍の胸に去来するものはおそらく怒りよりも哀れみだったのではなかろうか
「まるで・・・食欲の奴隷じゃな三虎・・・・
アカシア様の意志を・・・フローゼ様の心を・・・受け継ぐのが我々の使命
ワシはIGOの会長となりお主は美食會を作った・・・ワシの危惧通りお前は世の食材の独占に走ったな
お前は使命を忘れ自らの食欲に負けたのだ。全てはあの時トドメを刺せなかったワシの責任
ワシはなんとしてもお前を止めねばならん。それが最後にして最大の使命!」
「既に賞味期限の切れたお前には重すぎる使命よ。そして私が食欲の奴隷と言うのなら否定はしない
グルメ時代という、まばゆい光に生まれ堕ちた・・・たった1つの黒い影が私だ
私は生まれつき「グルメ細胞」という凶悪な悪魔の食欲の奴隷なのさ」
「ついに・・・出現でよったな・・・」
「さあ・・・決着をつけようぞ・・・兄者!」
我は食欲の隷也!!SAN値ピンチ!SAN値ピンチ!SAN値ピンチ!
自らを光の時代に生まれた唯一の影と呼び、グルメ細胞という食欲の奴隷であることも否定しない三虎
一龍の「フローゼ様の心を受け継ぐのが我々の使命」という台詞にも「貴様がフローゼを語るな!」などと反論しないあたりから察しても、
自分の行動がアカシアとフローゼの意志に反しているという自覚はちゃんとあるのね
それでも抑えきれない食欲は、それだけ彼の心の傷の深さを物語っているのか、それともグルメ細胞の恐ろしさを物語っているのか
ついに三虎がその本性とも言うべきグルメ細胞の姿を発現させたところで今週の扉絵とタイトルコールが入ります
>三虎さすがにあの逆恨みに自分で気付いていないわけなかったか
>アカシアの思いを継いで一龍はIGOを立ち上げ、そして三虎は美食會を立ち上げ、次郎は酒を飲んでいた
………いやねぇ、次郎も色々功績あるのは知ってますけど、なんかねぇ……
※あのBGMと神谷明の声で
グルメ254
『さらば一龍!男の涙は一度だけ!』
「マイノリティワールド!」
三虎がグルメ細胞を出した刹那、一龍は傷を治そうとする分子を最大勢力の多数派にチェンジすることで全身の傷を瞬く間に治癒してしまう
しかしそんなシドーのベホマのようなチートを見せられても三虎になんら驚きも焦りもなく、むしろ薄ら笑いを浮かべて返した
「ほぉ・・・食没は周到だったと見えるな。だがその回復スピード・・・
この舌のスピードにはたして治療が追いつくかな?」
ボッ!ボボボボボボ!
言うが早いか、たった今元通りに回復したはずの一龍の脇腹が再び半円状に消滅した。驚く間もなく肩、腕と次々に食われていく肉体!
あまりの速さ故に三虎の口に舌が見えませんがものすごいスピードでレロレロしてるって思うと嫌だな
「ぐぬ・・・このスピード・・・!おぬし今までは本気じゃ・・・!
『しかもこのコントロール・・・!マイノリティワールドは発動しておる。こやつ既にワシの技を・・・
いずれにせよ回復にエネルギーを使ってる場合じゃない・・・!』
小僧が調子に乗るなや!万膳!王食箸!」
出た「今までは本気じゃなかった」!バトル漫画ではつきものですがあまり多用はしてほしくない定番
しかもマイノリティワールドの模倣もだいぶ慣れたようで、あれほど定まらなかったコントロールもバッチリ決まるようになっています
このまま回復にMPを使ってもジリ貧だと判断した一龍は、かめはめ波のような乾坤一擲の奥義「王食箸」を放つが―
三虎これを避けることなく、全て真正面から余裕で受けきってしまいます
「最後に受けておきたくてな・・・一龍・・・老いとは実に悲しいものだ・・・」
『かつて羨望すら覚えた兄者の全力が今や・・・
たったこれっぽっちとは・・・』
>三虎「きかぬ…きかぬのだ兄者」
>結果的にはマイノリティワールドの影響以外では三虎はほとんどダメージを受けていないんですよね
一龍がグルメ細胞を表に出さずに戦ったからなのか、単純に実力差が付きすぎていたのかは不明ですが、
この分だと次郎でも止められないでしょうね
そう言って空中に溶け込むように姿を消す三虎の肉体。かつて憧れた長兄に対する万感の思いからか
その目には光る涙が溜まっていた
『これだ・・・これが三虎のミラーニューロン・・・三虎の才能は驚異的じゃ
この短時間でマイノリティワールドまで物にしつつある・・・そしてこの才能は
まるでカメレオンのように体色を変え、周りの景色に同化する
かつてアカシアのフルコースを探った時のように・・・完璧に闇に紛れるのだ』
【ミラーニューロン】
別名「ものまね細胞」とも呼ばれる、脳にある神経細胞のこと
他人の動きを真似してスキルを身につけたり、他人の気持ちに共感できるのはこの細胞があるからだと言われている
数百年前、自分より遙か格上である一龍や次郎に気取られることなくアカシアのフルコースを探ることができた隠密能力と
たった数分間の戦いで敵の超能力を模倣してしまう、樺地のような能力
この細胞の力の突出こそが三虎の強さの秘密だった
>ミラーニューロン、人の動きを真似してスキルを身につけたり他人の気持ちに共感することができるのは…
この後者は何かありそうですね、と適当なことを言ってみる
”ズドッ!”
全神経を集中させて闇からの攻撃を察知しようとする一龍だったが、その初弾に気付いた瞬間には時既におすし
胸板に巨大な風穴を開けられた一龍はわずかばかりの悶絶の呻きも上げることなく、その場に仰向けに倒れこんだ
>しかし今回の一龍vs三虎、戦闘描写としてはいきなり身体の自由が効かなくなる三虎や、
いきなり身体が裂ける一龍の描写だったのでイマイチだったと感じます
荒木先生は超能力をスタンドという形で視覚化しましたが、やっぱり見た目でわかった方が面白いですね
「・・・なぜ泣く・・・三虎・・・あ・・・あの時も・・・そうじゃったな・・・」
高みから敗者を見下ろす勝者に歓喜の笑みはない。双眸から流れる涙を拭わず、ただ無言で立ち尽くすのみ
戦いの最中にむせび泣く弟。一龍は500年前にもその涙を見ていた
それがあの時、弟にトドメを刺すことのできなかった理由である
『腹が・・・へるんだよ・・・ちくしょお・・・
食っても食っても・・・食っても食っても・・・腹がへるんだよ!』
「殺せるわけなどなかったんだ。最初から知っておった・・・お前は食糧に飢えていたんじゃない
家族の愛情を今も探し続けておっただけじゃ」
三虎が本当に欲しているもの。求めても求めても満たされないもの
それは食材ではなく、家族の愛情
それこそGODなどよりも、三虎にとっては家族こそが全てだったに違いない
「”悪魔”の咆哮は・・・流星となってまるでスパイスのように人間界に降りかかる・・・
その前に私自らトドメを刺してやろう・・・一龍・・・」
「本当に強くなったな・・・三虎・・・最後にもう一度・・・お前と・・・次郎と・・・狩りに行き・・・
そしてみんなで食卓を囲みたかったわい・・・」
そう言った一龍の目からも大粒の涙が溢れる。互いに脳裏をよぎるのはあの黄金の日々
されどもう叶わない、元通りには戻らない、遠い遠い過去の記憶
「さらばだ兄者!
これが貴様を目指した弟・三虎の拳だーっ!!」
>今週のトリコは物語を消化する為の早期決着にしか見えなくて萎えましたが散々「一龍」と呼び捨てにしていた三虎が
最後に「さらばだ兄者!」と叫んだ瞬間すごく込み上げてくる物がありました
>三虎「これが俺の生涯で流す最後の涙となろう!さらば生涯我が最強の敵!さらば我が最愛の兄!」
>三虎、ほんとに一龍のこと尊敬してたし、好きだったんでしょうね・・・
最期はまさにトキVSラオウの様な決着でしたが、兄者兄者言う三虎に思わずうるっときてしまいました
>こ、これは、トキとラオウの最終決戦のオマージュか!
>今週のトリコの個人的な副題は”さらば一龍男の涙は一度だけ”でした
前回の評価にこういう展開だとパクリだなんだと騒がれると思いますが、自分には大好物でした。コミック買いはじめるかな
>タイトルは「決着がラオウとトキっぽかった、今週のトリコ」に50万ペリカ
三虎・・・・
おいで三虎・・・さあ涙を拭いて
誰かに傷つけられて・・・心がしわくちゃになった時は・・・
いつでも私達がアイロン当ててあげるから・・・
忘れないでね・・・
あなたの人生に家族がいたこと・・・・
ずっと忘れないでね・・・・
「メテオスパイス!!!」
>三虎…なんというか共感できるようでギリギリできないが理解はできるみたいなキャラでしたね
…強敵としてではなく死に際の活躍に期待
>三虎が解らなくなってしまいました…苦しむフローゼを見ていられず癒水を取りに行ったのは解るけど、
慕ってるのに一龍を倒して泣くわ大切な家族との思い出を踏みにじる行いをするわ…
食欲に抗えぬ奴隷として自己をセーブできないのかも知れないけど、
子供がそのまま大人になってしまったような幼さや身勝手さを感じてしまう
>家族愛が欲しいのにその家族を殺してもっと悲しくなり悪意を人間界にバラまく... 本末転倒もいいところだ!!
>泣くくらいならトドメ刺すの止めい。フローゼの顔を思い出して何でトドメ刺せるんだよ、と
あの過去を描いてそれでも一龍にトドメを刺すならもっとそれなりの描写が必要なはず
>先週のここでの朋友コメやら感想を見ていましたが、三虎が原因であり悪いのは三虎だよなーと思いながらも
最後の数ページでは空腹じゃないけど涙が流れていました
獣は結局人になれなかったとありましたが、それでも獣は人になりたかったのだろうと思うと悲しいです
>「食欲の奴隷」と揶揄されても肯定し既に自分が間違っている事にも気付いているけどもう自分じゃ止められない
世界の全てを食うといいながら一龍へのとどめには号泣し拳でさしたり三虎もある意味グルメ細胞の被害者なんですね
>食欲への渇望=母から受けた愛。結局のところ三虎の人間界への憎しみは家族の愛を失ったことに比べたら些末なことなんだな
>三虎が途中からジジイではなく、兄者という言葉を使っていましたが、
今でも兄であり家族であったけど、フローゼを失った悲しみがそれを上回っていたのが悲しいです
メテオスパイスはフローゼを死につながったのに、
のうのうとグルメを堪能している平和な世界への三虎の怒りと悲しみの咆哮なのでしょうね
>三虎が暴食バカになったのはもともとの性質とフローゼが愚民どもに自分の食糧を分け与えて衰弱したトラウマからきてるんでしょうね
心の底ではかつてのように暴走する自分を一龍に止めてほしかったが、
老いと衰えによってそれがかなわぬことだと悟った三虎の心情を慮ると悲しくなりますね
>今回三虎が余りにも可哀想というか、彼も戦争の犠牲者なのかなと
「この世のすべて食材を喰らい尽くす」とは言ってますが、三虎自身もうどこに向かいたいのかがわかってないように思いました
和解エンドじゃないと三虎が余りにも救われなさすぎる
>三虎は、単純にねじくれてしまったとかではなく、一龍の言うように「家族の愛情を欲していた」だけなんですね
でも「フローゼのいる日常」を得られなくしてしまったのが自分で、それを許せないまま、満たされないまま間違った方向に進んでしまったんですね
とはいえ、それが人類全てに八つ当たりしていい理由にはなりませんが…
あと光学迷彩は、どう贔屓目に見ても、ボスの能力として見栄えが悪いです(笑)
一人の男の深い悲しみの果てに放たれた、世界に終末を運ぶ流星
読者の三虎に対する気持ちは「可哀想だとは思うし同情もするが理解はできない」といったところか
このまま本当にメテオスパイスが人間界を壊滅させたらマジ救いのない話です。しまぶーにはなにかの「救い」を用意してもらいたいものです
FF7ならエアリスのホーリーが人間界を護るところですが果たして?次号へ続く!
>なんか一連の涙するシーンとか見てて、あのラオウvsトキの対決を思い出した
でも三虎はラオウみたいにトドメの拳を外してはくれないでしょうね
>三虎は一龍を殺してないと思います。とどめのシーンでラオウがトキに拳を外したように
>き…きかぬ。きかぬのだ!!徐々に弱りゆく兄者の拳では俺は倒せぬ
それを見抜かれていることを知りながら兄者は……兄者の命を奪うのは俺ではなかった
すでに老いが兄者の命を奪っていた!ありあまる才能がありながら老いごときに全てを!
今 アカシアをめざした男一龍は死んだ!! ここにいるのはただ老いと戦う男一龍!!
体を愛えよ 兄者……
三虎の涙の拳は本当に一龍の命を奪ったのか?
今回のラオウVSトキのオマージュぶりを見せられると、最後もこうあってほしいと切望してしまいますが
でもしまぶー板垣先生リスペクトしてるから・・・多分こっちかな・・・
255話
「三虎・・・・なぜとどめを・・・」
>北斗の拳だこれー!!!(ガビーン
>トキのほうだった!ドイルさんグボッにはならなかった!良かった!
>俺はトリコを読んでいたと思ったら北斗を読んでいた、まぁ予想どうりだった、特に頭は変になりそうじゃなかった
>やはりラオウvsトキのオマージュだったか・・・結末さえも
>一龍生きとったんかい!そら嬉しいけど、あの流れでは死んでた方がストーリーに深みが出たと思う…
「さらばだ兄者!」で込み上げた俺の心は何だったのか
デデーン。別れの言葉とともに振り下ろされた三虎の鉄拳は、一龍の顔面を砕くことなく地面に打ち込まれた
三虎に兄を殺すことはできなかったのである
レビュー内で三虎のことを「人間になれなかった獣」と揶揄しましたが、この思いとどまりこそは彼がまだ人間であることの証明でしょう
「さあな・・・お前のマイノリティワールドが効いてたんじゃないか?
賞味期限どころか消費期限すら過ぎた老いぼれなど犬も食わぬ
もはや殺す価値もない。ただそれだけだ
この血は涙!
この一撃はお前の悲しき宿命への弟の恨みの一撃と思え!
今、三虎の目指した男一龍は死んだ!
ここにいるのはただの老いと戦う男一龍!」
三虎マジラオウ。ここで一龍を殺せなかったのは、最終的にはジョアの攻撃からトリコ達を庇って死ぬ系の役回りになる流れか
>ミドラ「貴様のマイノリティワールドのせいだろ」
これはつまり「兄者の事なんか全然好きじゃないんだからね!」という多数派ツンを
「兄者の事大好きなんだから!」と言う少数派デレが支配した描写ですね。流石しまぶー、然り気無い台詞に仕込みをするとは
>切望叶って一龍生存でしたね。むしろ早く傷を治さないと死ぬぞと心配までするし
喋り方もなんだか兄弟の時のに戻ったようで改心フラグが確立か
メテオスパイスで溜まっていた憎悪がスッキリ晴れちゃったんだろうか
「これでおあいこだとでも言いたいのか?」
「回復に勤しむがいい・・・それ以上喋ると本当に死ぬぞ
これからスパイスによって焼かれ死ぬ・・・腐った人間どものようにな」
「人々は死なんよ・・・それだけの備えをしてきた。それでも食糧不足には陥るじゃろうがな・・・
いよいよワシのフルコースの出番が来てしまったか・・・
誰も必要としないことを願っとったが・・・だが必ずそれを見つけ出し調理してくれる者がおるじゃろう・・・きっとな」
自分が敗北した時のことも考え、既に人間界には何かしらの備えを準備してきたという一龍。しかし世界規模の深刻な食糧不足になることは必至
隠してきた自分のフルコースはこの時のために存在するという趣旨をほのめかす
>来たる食糧不足を解決する『一龍のフルコース』・・・美味いのはもとより、圧倒的なまでの『量』をキープできるってことでしょうか?
>一龍のフルコースは何の変哲もない木の実のような食材ではないもので構成されているのですがそれが世界の飢餓を救うというのは、
それらが痩せた土地でも逞しく育つ動植物であり、それを食材として料理できる料理人がいれば食糧難を救えるということと予想
一龍のフルコースとは、世界規模の飢饉から人々を救うような代物?
確かに前菜は「ミリオンの種」というそれっぽい雰囲気十分ですが、未だ発見できない第一ビオトープの食材も気になります
しかしそのフルコースを調理すべき小松が美食會の手に落ちたワケで・・・もしかしたらメインを除いた7品目のメニューは
ダマラスカイや千流など、あの時「声」を聞いたメンバーが7人各々担当して、最後に残ったメインを戻ってきた小松が調理とかそんな流れになるかも
ドドドドドドドドドドドド!!!
「わあああああああああああああああああああ!!!」
「きゃあああああああああああああああああああ!!」
「なんということじゃ・・・まるでこの世の終わりを見ているようじゃ・・・」
天から降りそそぐ破滅の流星。高層ビルが玩具のようになぎ倒され、街ま瞬く間に瓦礫と化し、人々は阿鼻叫喚の地獄絵図の中を逃げ惑う
一際大きな流星が眼前に迫る中、ガタガタと震えて立ち尽くすだけで自力で逃げることもかなわない老人。これまでかと思われたその時!
ボガァン!
突如として空中を横切った別の流星が、メテオスパイスを撃ち落とした
まるで人々をメテオスパイスから守るかのように地上に着地した、その流星の正体は・・・
「うわあああああ豹の化物!?」
「あ・・・この豹知ってる!マンサム所長のペットのリッキーだよ!助けに来てくれたんだ!」
なぜか子供達に知名度のあるリッキー!そうかクリスマスで配給とかしてたし知られてるのは自然かも
更にその背後に何十匹という数のジュラフバードの群れを引き連れ、人々を護るために迫り来るメテオスパイスに敢然と立ち向かいます
>メテオスパイスから人々を守るためにリッキーとジュラフバード達が立ちはだかる構図が怪獣映画みたいでかっこいい
>メテオスパイス迎撃シーンがスパロボのコロニー落とし阻止イベントみたいで熱い
一龍の遺した抑止力が働いたおかげで社会が北斗やFF6の崩壊後みたいになる心配は避けられそうでよかった
>トリコの世界はエアリス不在。但し世界は人力ホーリーによって護られた
まるでRPGの終盤とかでありがちな展開ですが。それだけにカッコイイ
※ここから脳内BGMは「LIVE A LIVE」のメインテーマで
「気圧の壁!」「ギネスパンチ!」
「ぎゃああああああ今度こそ終わりですよゾンゲ様ーっ!」
「慌てふためくなぁ!これほどの大イベントが発生する時は
最終ステージへの前触れと相場が決まってる!
行くぞォ!ラスボスの元へ!そして姫を助けるぞぉ!」
「誰ですか姫って!」
>ゾンゲ様、際の間際に、再登場。フェス開始からほぼシリアス続きでついにしまぶーのギャグ描きたいが限界に達したか
ゾンゲ様がいるなら人類の犠牲者がそうでもなさそうな気がしてくる。穀倉地帯とか生産地が大被害だろうけど
一方満身創痍のネームドキャラ達でひしめくコロシアムに降りそそぐ流星は、セツ婆と次郎の二大超人が迎撃を担当。怪我人等は出さずに済みそう
ゲーマー脳のゾンゲ様がまたバカなことを言ってるシーンも入りますが、この台詞は実のところ的を射てる気がします
これまで再三言ってきたように、このクッキングフェス編ははまさに「NEO登場→両陣営壊滅→トリコ最終章へ突入」と導入する為の大イベント
一見ギャグ担当にトンチンカンな台詞を言わせているように見えて、本当は作者の意図するところを読者に暗に伝えているのではないでしょうか
「みんな・・・大丈夫か・・・」
「ちっ射程外か・・・目を覚ませ小僧!」
そんな中なんとか腹の応急手術を終えて自力で立ち上がるサニー。鉄平がいなくなって縛り樹の根を引き千切り、拘束から脱出するゼブラ
仲間と小松のことを心配する両者ですがココは未だ穴ぐらから姿を見せず小松はジュン様の腕で意識を失ったままです
この期に及んでココが出てこないとなるとグリンパーチの体内に入ってる説が俄然真実味を帯びてきましたね
この光景も・・・あなたの”計画”のうちだったのですか
美食神 アカシアよ
>まさかすべての黒幕はアカシアだったとか…?
>ジョアの台詞…どういう意味でしょう?人間界の危機もGODが出現する鍵の一つというか、重大なイベントということでしょうか
にしても計算の内ってなんか嫌な響き…まるでアカシアが策略家みたいな…
>ジョアの言葉のシーンで、ラスボスが美食神アカシアっぽく感じました
ひょっとしたら暗黒面に落ちたアカシアが影でジョアを操っているのでしょうかね
>ジョアの台詞と真の敵発言からすると、アカシアが何らかの関与をしてる可能性も…?
はんぺらさんの予想に11月のイベントに備えて貯めた高速修理バケツ700個賭けるぜ!
>一龍が言う真の敵とはなんでしょう?単純に考えれば、ニトロの親玉か、ネオを率いるジョアなのでしょうが
もしかして、ジョアとして蘇ったフローゼのように、アカシアも蘇って敵として現れるとか?それが真の敵だとか?
>ジョアの不穏なセリフは彼もラスボスではないということでしょうか
そしてジョアの言うアカシアの計画とは単にアカシアのフルコースを巡り騒乱が起こることに対する予見を指すのか、
それとも彼自身がアカシアのことをよく知っていて不穏な何かに気付いていたというのか
>ジョア(フローゼ?)がこれもアカシアの計画のうちか?なんて今川アニメみたいなことを漏らしてましたが、
三虎が闇落ちして暴走〜世界を滅ぼすまで計算どおりっていうなら、たとえ
『 一粒の麦、地に落ちて死なずば、 唯一つにてあらん、 もし死なば、多くの実を結ぶべし』
みたいな一殺多生の考えがあったとしてもアカシアが鬼畜すぎるwこれは詳しい説明が聞きたいところ
と、ここで遙か上空から地獄絵図を見下ろすジョアからなにやら聞き捨てならない不穏な台詞が
まるでこの地獄絵図がアカシアの手の内で行われたかのような物言い
しかし愛するフローゼを失っても尚世界中の要人にGODを与える旅を続け、戦争を終わらせた聖人アカシアがそんな事を望むはずが・・・
ジョアは三弟子すら知らないアカシアの秘密を何か知っているのか?
このまますんなり幕引きになるかと思われたクッキングフェス編でしたが、最後の最後になにやら不気味な影を落とされた展開です
「1つ話しておくことがある。三虎・・・儂らが真に倒すべき本当の相手のことじゃ」
「・・・・・・・・・なに?」
>IGOと美食會の共闘フラグが立ちそうな、そうでないような
ひとりひっきーに飯食い続けてNEOのこと知らなかったとしたら、
三虎の虎ちゃんはおばかさんですか。スタージュン様の立つ瀬がないですよ
>三虎ェ…。本当に真の敵に気づいてなかったとは…無能にもほどがあるだろ…
しかし、これで一龍二狼三虎による共闘の展開もありうる状況になってきて、燃えてきた
ラスト。立ち去ろうとした三虎の足を引き止めたのは、「我々が真に倒すべき相手」という一龍の台詞
なにせ栗坊を二重スパイとして潜入させていたくらいですから、一龍は当然NEOの存在には気付いていたようですが
どうも三虎は「なにそれ?初耳だけど」といった感じのボンクラな反応
これまで「一龍無能すぎだろ!」などと朋友コメでボロクソに言われてきた一龍でしたが、三虎はそれを遥かに上回るダメさだったみたい
「だがその相手を倒すにはもう儂らではないがな・・・・
真の敵を倒す者達は・・・
一龍の言葉に合わせてカメラが移り、颯爽とビッグバンシャークを駆るジュン様とその脇に抱えられた小松
そして夢でも見ているのかはたまた無意識か。小松が相棒の名を口にする
「ト・・・トリコさん・・・・」
>真の敵と戦う者に真っ先にスタージュンが出てきてこれはトリコと共同戦線になるのかな?
真の敵を倒した後に決着を付けようとかでまさかのスタージュンラスボス化もありか?
>こりゃIGOと美食會が共闘しそうだぞ!でも竹ちゃんはNEO行きそう.
真の敵を倒すのは我々老兵ではない
次代を担う、若き後継者達!
トリコ、失った四肢を元通りに完全再生して復活!
再生した手足がトリコの地肌とは違う色をしていますが、これはグルメ細胞がより強く表に出たということなのか?
いずれにせよ死線を超越した戦いでジュン様の邪眼が覚醒したように、トリコもまたこの復活で数段抜かしのパワーアップを果たすと思われます
そろそろ劇中で五本の指に入るくらいにはなるかな?フェス編エピローグ(まだか?)と思われる次号へ続く!
256話
八王。グルメ界に君臨する八種類の獣の王
それぞれの祖先は時代こそ違えど、いずれもこの地上を支配し最強と謳われた強獣達
今なおその子孫が最強の遺伝子を受け継ぎ各大陸を支配する
常に群雄割拠のグルメ時代、複雑に入り組んだ生態系のバランスは八王により保たれていると言える
王達に長けているものは何か?
それは他でもない王者の「強さ」ともうひとつ。小動物のような「敏感」さ
僅かな地殻変動や気候の変化にも気付き、その中から将来の危険を察する能力
臆病とも取られかねないその敏感さ故、
彼等は幾度となく繰り返してきた生物絶滅の危機を乗り越え永らえてきたのだ
この日。ある男の目覚めに八王が反応した
死にかけの鼓動がまた震え出しただけ・・・蚊が刺す程度の僅かな出来事ではあったが
その男がいずれ自分達の地位をも脅かす強者となっていることを
八王は確実に察知していた
ただその目覚めは
強者と呼ぶにはあまりにも―
>トリコの復活を八王が察知したというシーンで勇次郎を思い出しました。生まれた瞬間各国指導者が核保有を決意したってところ
>今週のトリコが今週のバキに変わる、に1000ペリか
>今回の八王のトリコの察知は、明らかにバキの勇次郎誕生時の各国の首脳の反応ですよね
>八王の危機察知、完全に勇次郎誕生のラスト・・・w
もうそういうのはいいから、ラオウや勇次郎よりスゲエキャラクターを創ってくれよ、しまぶー!
>しまぶー「俺がリスペクトするのはあくまで板垣御大ドヤァ」
完全に範馬勇次郎誕生秘話だこれ
冒頭、仰々しいナレーションによって語られる「八王がどんだけスゴイ存在か」という解説と、その締め括りに目覚めるトリコ
竜王デロウスがかつてこの地上の覇者だったことはメルク編のくだりで説明されていましたが、八王それぞれの祖先が時代違いで天下取ってたそうで
まさしく言葉に偽りない「八匹の獣の王」ということになります
そんな八王達がこぞって「核兵器を保有しなきゃヤバイ」と思わせる男の目覚め
まぁ勇次郎は麻酔銃持った腕っこきのハンターに捕獲されるのでトリコ世界の定義では捕獲レベル1ですが
前回レビューのラストで「ぼちぼち劇中の強さ五本の指に入るくらいにはなるかな?」と書いたトリコ。どうやらそのラインは越えてきたと思われ
>八王の中にマザースネーク、エンペラークロウ、バトルウルフ、デロウスは解りましたが、奥の方にまたシルエットがありましたね
>八王はバトルウルフ、マザースネーク、エンペラークロウ、デロウス、ダルマホースは確定みたいですね
スタージュンのペットとか一龍のペットはデロウスやダルマホースと被るから違うかな
ちなみにナレーションで映る八王のシルエットのうち、デロウス以外にどう見ても狼と蛇と鳥。更に一番奥に馬(?)が確認できます
四天王のパートナーアニマルは八王。更に小松の包丁がデロウスなので、主人公ズだけで既に5王が登場しており(ダルマホースは少しあやしいか?)
まだ見ぬ八王は残り三匹ということに。彼等は強力な敵キャラの相棒として登場するのか、それとも・・・
自分でも戸惑うほど躍動する細胞。それとは裏腹にトリコは動けないでいた
現状を把握しようとする自分と 現実から目を背けようとする自分が体を硬直させていた
決して受け入れられぬ事実・・・
『ああ・・・そうか・・・俺は・・・俺は・・・』
あと一歩及ばずスタージュンに破れたこと。小松が連れ去られたこと
そしてこれは覚えているのかどうかわかりませんが、去り際の小松がスタージュンに懇願して死にかけの自分を蘇生包丁で救ってくれたこと
かつてはやる気持ちを抑えきれず未熟なままグルメ界に突っ込んだ自分を守ってくれた小松。これでトリコが小松に助けられたのは二度目である
それなのに自分はそんな大切な相棒をこの手で守ることができなかった
天空から降り注ぐ破壊の雨を気にすら留めず、トリコはただひたすら悔しさと無力感、そして不甲斐ない己への怒りでその頬を涙に濡らすのだった
「んん〜・・・・・なかなかやる・・・・!」
「四獣を復活させたのは再生屋だ。お前も知っとるよなァカイトラ・・・
モーヤンシャイシャイ先生の居所を知らんか?」
場面変わってアカシアのフルコース争奪戦。デザート「アース」をめぐって繰り広げられているのは、与作VSカイトラの再生屋対決です
見たところタイマンを張っているようですが、もう一人のIGO職員グルメマジシャンのマナンはどこに行ったんでしょうか
四獣事件の裏にモーヤンシャイシャイがいると踏んでいる与作は敵であるカイトラに尋ねますが、返ってきたのは驚くべき答えだった
「世界最高の再生術を持つ男・・・人間国宝モーヤンシャイシャイ
ええ知ってますよ。今は私と同じ組織にいます・・・と言っても美食會じゃありませんがね
おや・・・決着がついたようですね。三虎が勝ちましたか。ま、どちらでもよかったんですけどね
我々が知りたかったのは場所。ジョアは言った・・・
アカシアのフルコース・・・その場所から「最果ての地」への入口が導かれると」
>カイトラもNEO、か・・・彼の話だと、これまで究極と思われた『アカシアのフルコース』すらNEOの目指す
『最果ての地』へ行くために必要な鍵でしかなかった、ということらしいですね
フルコースそのものよりも、それが手に入る『場所』が重要とも言ってるっぽいし、
なんかストーンオーシャンとかSBRの終盤っぽい壮大な雰囲気
きたこれ。美食會専属再生屋カイトラもまた、その正体は「NEO」のメンバー
ボス同士のタイマンも一龍が勝とうが三虎が勝とうが彼等にとってはどうでもいい話。この争奪戦への参加もアースそのものではなく
「最果ての地へ導く入口」とやらがフルコースの場所に隠されているからだということを
聞いてもいないのに自らベラベラ喋りまくります。読者への解りやすい解説ありがとうカイトラ
察するに「最果ての地」とはGODのある場所で、メイン以外の7つのフルコースはその扉を開く鍵のようなものに過ぎないということなのか?
「ジョアだと?最果ての地?」
GODの秘密とその真実に関し末端メンバーすら周知しているらしいNEOに対し
一龍は職員達に一切何も教えていなかったようで与作は「なんぞそれ」とハテナ顔。やはりどうしても組織としてのへっぽこぶりが目立つIGO
まぁ裏切り者がいるかもしれないと思えばそうおいそれと話せることじゃないので、慎重になるのも無理ないとは言えますが・・・
「いずれにせよトップ同士の決着がついた以上もう美食會にも用はないでしょう。闘いは終わりです与作
あ、そうそう・・・確かあなたの弟子も我々の仲間になったそうですよ」
「な・・・ウボァー!?か・・・会長・・・」
もう美食會は用なしだと言って戦闘を放棄するカイトラが去り際に残した言葉。鉄平が謎の敵組織に加わったと聞いて狼狽する与作
その隙を背後から貫く凶刃
何者?まさか姿の見えないマナンもNEOメンバーだったということか?いやその予想自体は正解かもしれないが、これはおそらく「尻尾」か
そして時同じくして力尽きるラブ所長、愚衛門、ラップの姿
>つまり…フルコースの場所は待ち伏せされた狩場?
>ラブ所長、愚衛門もだが、特にラップさんが死んだのがショック過ぎる…!
あの見た目がむしろカッコ良いと思うし、ちらちら読者の好感度を下げるようなシーンがあっても、
「誤解され易いだけで本当は熱い正義感を持った真面目で無茶苦茶良い奴に違いない!」って活躍を期待していたのに
「あーん!スト様が〜」の人の気持ちがよーく分かりました、うぅ(泣)
>与作といっしょにいたマジシャンはどこ行ったのだろう。彼もなのか?
>とっつぁんの師匠のぐえもんも戦闘シーン無しで敗北だと…それはそうと全員が写っていないですね
まさかここに描かれて無い奴等の大半がネオ側だったとか
彼等もまた与作と同じく、一緒に戦っていた仲間であるララ、タック、マリー、リュウの姿が確認できません
既に倒されてしまったのか、それとも全員NEOメンバーなのか。リュウ組長がNEOとは思いたくないけどテイストチェンジがあるからなぁ
しかし少なくとも3人を倒したのは彼等ではないようです。現場に残されている足跡はやはり・・・
「三虎・・・多数のニトロをも参加に入れGODを手中に収めたつもりだろうが・・・美食會も既に蝕まれておるじゃろうな
ワシが0職員を少数精鋭にしたのは虫が入るのを避ける為・・・だがどうやらうちにも入り込んどったらしい」
「真に倒すべき・・・相手とは・・・何者だ・・・?」
一方。決着ついて「真に倒すべき敵」について語りだす一龍と、とりあえず素直に聞く気になってる三虎
結果としてスパイの潜入は防げなかったもののNEOに対する警戒は敷いていた一龍に対し、その存在すら気付かずに調子こいてたらしい三虎
ここから一龍が紡ぐ言葉は三虎に、そして読者にとっても衝撃的なものだった
「フローゼ様の死は・・・”アカシア”にとっても誤算じゃった・・・・
最果ての地へ行くには・・・どうしても料理人が必要だったからじゃ・・・
フローゼ様のような食運と料理術に長けた料理人が・・・
アカシアは”種”を植えていた・・・万が一の時を見越してな
それが悪の因子じゃ・・・
目覚めさせたのは他でもない・・・お前じゃよ三虎・・・」
うおおおおおああああああ。先週のジョアの不穏な呟きから、僅か一週
読者に推察させる間すら与えずいきなり急転直下
一龍が「アカシア様」ではなく「アカシア」と呼び捨てにしながら語る彼の所業と、
これまで劇中で見せた聖人のような笑顔とは似ても似つかぬ悪人面
フローゼはアカシアにとって「最愛のパートナー」ではなく、「最果ての地に行くための道具」に過ぎなかったような語り口
更にその死という万が一に備え、彼女の中に「種」を植えていたという
「・・・・・何の話だ・・・・」
三虎には一龍が何を言っているかわからない。否
解っているが、それを認めることを拒否している
「アカシアが療水の場所をお前に探らせたのはワザとじゃ・・・最初から準備されておったんじゃよ・・・」
「・・・何の話をしている・・・」
同じ台詞を繰り返す三虎。それは「ウソだろ兄者。ウソだと言ってくれ」という、半ば祈りに近い兄への問いかけだったに違いない
だが一龍は続ける。残酷な真実を
「アカシアは最初からブルーニトロと結託しておった・・・
いずれまた現れるじゃろう。”その料理人”を迎えに」
「倒すべき真の相手とは・・・まさか・・・!」
「そう・・・ウボァー!!!!!」
と、ここでまさかのウボァー炸裂。盛大に吐血して事切れる一龍
腹に風穴開いたものの、命だけは助かると思われていた一龍。驚きに大きく見開かれた三虎の瞳に映った存在は・・・
「ブルーニトロか・・・」
>一龍死す!と見せかけて生きていた・・・と見せかけて死す!この絶望への持って行き方が本当にしまぶーは上手いですね
>ブルーニトロ「最後まで北斗の拳で行くと思った?残念!これトリコだから!!」
ブルーニトリ見参!
0職員達をあらかた屠ったのもコイツなのか、それともフルコースの場所それぞれに7匹のブルーニトロが出向いてるのか?
それぞれの場所に一匹ずつであればこの場所に現れたコイツは「エア」ということになりますが
コイツ一匹だけで走り回ってあらかた殺してきたのなら、まだ名前を判断する材料は足りないといったところです
というワケで、一龍死す!?
黒幕衝撃の正体は美食神アカシア!
>父と慕ってたアカシアが敵だとは三男には言えないよなぁ・・・長男ひとりでよくがんばった・・・
>小松の持つレシピをジョアの言うアカシアの手帳と考えると、『人間の調理法』を記したのはブルーニトロなのか、それとも・・・?
>アカシアさん、悪玉確定か…
まぁ「背筋の凍るレシピ」が記されてるピラミッドの本がアカシアの手帖だという時点できな臭いものは感じていましたが…ないと思いたかった
>トリコ、こんなひどい後付けは初めて見ました。ゆでが可愛く見えます
>一龍ェ…。そこまで分かってるならもっと早くに話しろよボケェ…。とどめ刺されてたら三虎何も知らないままだったやんけ
>こいつはくせェー!ゲロ以下の臭いがプンプンするぜ!!>アカシア 一竜にトドメを刺されて一瞬動揺する三虎つれぇ
>一龍のジジイ!!!(チェンゲ版竜馬っぽく) こんないいところで!なんというむせ返るような今川作品臭w
どこにNEOのスパイが紛れ込んでるとも知れないから、きちっと三虎に自分が突き止めた真実を伝えられなかったのが痛い・・・
あの決裂した会談のとき、三虎をアジトから引きずり出してでもサシの状況を作れたなら・・・やっぱムリか
耳がめっちゃイイ奴とか、直径1ミクロンの盗聴器とかフツーにありそうな世界だし
>アカシア『そ れ も 私 だ』
黒幕はアカシアで、彼にとってフローゼはパートナーではなく『料理人』という『道具』として用意したもので、
彼女が死んでも『ジョア』として蘇生するよう布石を打ち、三虎がその手伝いをするよう誘導した・・・?
にわかには信じがたい恐ろしい真実。もしそれが本当だとすれば吐き気を催す邪悪なのはもちろんですが、
その神のごとき計画の壮大さ・緻密さにも脅威を感じます。名前の通りアカシックレコードでも読んでるんでしょうか?
>グルメ細胞=悪の因子と仮定するならば・・・三虎がフローゼの墓に療水を与え続けて歪な形で復活させる事も想定内だったと?
残した種は、おそらくフローゼがジョア化して復活するということなのでしょうけど、その為の手段が療水ぶっかけだとすると、
傷なし=後天的グルメ細胞所持者であるフローゼ様のグルメ細胞は療水を使うと異常活性して
身体の乗っ取りを図るような強力だが特殊なものであったのかもしれません
そもそもフローゼは自分の料理で三虎治せる程のスキル持ちなわけで、誰かに飲まされない限り療水を摂取するようなことはなさそうですし
とはいえ、何故アカシアが自分で療水を与えず三虎経由にしなければならなかったのかという疑問は残りますが…
>アカシアが黒幕とかトリコ世界では恐ろしい真実ですね。公表すれば干されるだけならまだしも
それこそ世界的な混乱が起きるやもしれない・・・真相を隠し続けた会長の胸中やいかに
>一龍がフローゼは様付けなのに、アカシアは呼び捨てにしていることからも、黒幕はアカシアなんでしょうね
トリコにオゾン草を届けさせた時は「アカシア先生」と呼んでいたから、真の敵に気付いたのはその後ということか
>黒幕がいかにもアカシアっぽい流れですけど、「そう、黒幕は…グボァ!」っていう遮られ方しておいて
黒幕はアカシアだったのだ!ってなると、いやわかってるよそれはって感じになるので、アカシア…のグルメ細胞だったのだ!
みたいな感じではないかと思います。一龍、モノローグでトリコと小松をアカシア様とフローゼ様のようだ…みたいに言ってますし
実はずっとアカシアを敵視していましたってのは不自然に思えます
「アカシア様」(善・本体)と「アカシア」(悪・グルメ細胞)みたいに呼び分けてるのでは?
これでグルメ細胞に支配された「アカシア(アカシア様)」「ジョア(フローゼ)」のコンビがラスボスとなればいい感じに絶望的ですし
堕ちた旧世代を新世代が撃破っていうよい流れであるかと
>一龍がトリコと小松を『アカシア先生とフローゼ様に似た雰囲気』と言っていたので、アカシアが黒幕というのに違和感を覚えました
アカシアはジョアのように、ブルーニトロにテイストチェンジで"味"を変えられてしまったのではないでしょうか
一龍が『アカシア"様"』と呼ぶのは本来のアカシアで、『アカシア』と呼び捨てにするときは、味を変えられたアカシアではないか、と思いました
500年前アカシアがニトロと『結託』してGODを手に入れる代償が、アカシアのテイストチェンジ、
さらにそれにより次のグルメ日食のときもGODを得られるように神の料理人の復活させる算段を立てる、ということにあったのではないでしょうか
一龍はそれをきっと、『アカシアの手帳』から知り得たのだと思います
>やはり真の黒幕はアカシアか。けれど、自分には今まで垣間見てきたアカシアの善性が、偽りのものだったとは思えません
あるいはアカシアは、『聖闘士星矢』のジェミニのサガのように悪の別人格を持つか、
『ARMS』のキース・ブラックのように内側から悪意に浸食されていたのかも。アカシアのグルメ細胞、それが悪としてアカシアを乗っ取ったのかも
>全ては遥か昔からアカシアによって仕組まれていた?フローゼも利用されていた?
でも長きに渡る戦争を止めたのも彼なわけで、謎が謎を呼びますね
>アカシアが最悪な人格の場合、日蝕から帰ってきたときにはフローゼはもう手遅れで諦めて
次の機会に繋げる為に三虎の悪落ちに利用した可能性がありますね
戦争止めたのもあくまでついでというかフローゼが万全でそのまま先に行けたら無視して行ったのかもしれません
>えー…マジで「神」が黒幕だったの…?
まあ真の黒幕がアカシアなら、一龍の裏をかくことや、三虎を手玉に取るのも余裕そうだし、
散々なんで裏切り者対策してねーんだよ言われてたけど、相手が悪すぎた気がしてきた
子が親を超えるというのは王道ですが、三虎の言う通り一龍も老いすぎたという事か
>まさかの真犯人アカシア!?そういえば、美食神アカシアとは呼ばれてましたけど、現在の一龍がアカシア様と敬称で呼んだことありましたっけ?
フローゼ様は敬意と親しみを込めて、フローゼ様と呼ばれていたのに、神格化されていたアカシアに対しては隔意があったようにも思えます
>予想されていたアカシア=ラスボス説がついに語られましたね。アカシアは悪堕ちしたのか…?
恐らく、三虎の直感した慈愛の眼差しは本物だったのではないかと思います
ジョアの台詞から考えればフローゼの死よりも前から何らかの計画をしていたようですから、悪というよりは“神”目線の大きな目的があるのかも
神にとっては人間など取るに足らない存在ですから…
三虎が二人に共通すると感じた「敵ではない・慈愛に満ちた目」も、アカシアとフローゼでは最初から見ている方向が違ったのかもしれません
こんなん先週のジョアを呟きを見るまでは誰も予想できなかった展開。朋友コメントにも「酷い後付け」というのが見られますが無理ありません
一龍がアカシアを呼ぶ際の呼称がいきなり呼び捨てになったワケですが、オゾン草の時どころか
僅か2週前のグルメ254でも「アカシア様とフローゼ様」って言ってますからね
これまで一龍がアカシアを呼ぶ際、そういう部分を意図して濁してたら「しまぶースゲー」だったんですが。正直これは「わかるわけねーだろ」て感じ
だとすると今回いきなり呼び捨てにしたのは、やはり人間「聖・アカシア」とグルメ細胞が肉体を乗っ取った「悪・アカシア」
という2人の人格を区別しているということでしょうか。そうじゃないとあまりにも破綻しすぎててちょっと納得できないもんな
さて今週の収穫。アカシアがフローゼに植えた「種」に、三虎が療水を与えることで
目覚めさせてしまったという「悪の因子」こそがジョアに他なりません
フローゼのグルメ細胞は先天性ではなくアカシアの手で移植されたもので、その際に「後に悪になるような」仕込みを施されていたということでしょうかね?
ただ療水を与えるだけならアカシア本人でもやれたハズなので、三虎(先天性グルメ細胞)の「人間達を憎悪する感情」なんかも必要だったとか?
このへんはちょっとようワカらんですが、今回の急展開を見る限りいくらも話数をかけないうちに劇中で補完されることでしょう。楽しみだな―
ラスボスは「神」!?チェーンソーでバラバラにしたい次号へ続く!
>正直、予想しうる2番目くらいに最悪の展開になりましたが…考えてみれば元々このマンガで一番多く人を殺したのがアカシアですよね
グルメ細胞の発見によって全人類を暴食と美食に狂わせて、未曾有の大戦争を起こして結果的に数十億人を間接的に殺したんですから
>「GODが世界を救った」のは嘘で本当は発見すらされていなかった可能性がありますね
公にはそういうことにしてるが本当に飢餓を救ったのは一龍のフルコースだったとすれば
以前に自分のフルコースが必要にならない方がいいと言っていた事とも辻褄が合いますし
>しかしこの状況、三虎が真実を追い求め、NEOと対立するのは最早待ったなし!!
トリコ達と和解〜みたいな馴れ合いは絶対に演じないでしょうが、
圧倒的な強さと復讐心で真の黒幕を追い詰めるダークヒーローとして描かれるのならまたそれもよし!
257話
遠いあの日。最愛の母を連れ去っていった数体の怪物達の後姿は、三虎にとってはおそらく今も脳裏に刻まれた忌まわしき記憶であろう
500余年の時を経て再び現れた”そいつ”は、今度は兄を目の前で殺めた
激昂しそうな感情を抑えているのか、それともそんな感情は500年前に枯れ果てたか。三虎は冷たく低い声で眼前の怪物に話しかけた
「ブルーニトロ・・・何の真似だ・・・答えろ。言葉はわかるよな?」
くぱあ
>ブルーニトロは口が左右に開くのか。ということはGTロボはニトロ種の中でもブルーニトロがモチーフということかな?
GTロボよろしくいきなり口が縦に裂けるブルーニトロ。それ自体も十二分にキモいんですが、何がキモいって裂ける幅がキモい
なんせ目の位置よりも上まで裂けてます。「口が開く」というよりは、「顔が開く」と表現したほうが正しいか
寄生獣が人間を襲う時の顔面開きに近いものを感じます
寄生獣のパラサイト達は「この種を喰い尽くせ」という本能に従って人間を食い殺していると劇中で語られていましたが
ニトロ=宇宙人説がもし正解なら、ニトロとは星々を渡り歩き惑星の食材全てを喰らい尽くすような存在なのかもしれません
>謎は「ニトロとは何なのか」に収斂されてきた感じ
グルメ細胞との関係も含め、古代人なのか、宇宙人なのか、それとも人間とは全く別の存在なのか…
「兄者を食う気か・・・それも自然の摂理だろう・・・飽食のグルメ時・・・・
そのトップにして自らの考えは誰よりも質素だった・・・フルコースも含めてな・・・だが・・・
お前ごときが食らうには上等すぎるわ」
努めて冷静に見えた三虎であったが、そこはやはり互いに命を奪えなかった兄弟の間柄。最後の笑みには強烈な殺気がこもっていた
そのプレッシャーに気圧されたか、ブルーニトロは目の前の餌を放棄して即座に撤退。一触即発でしたが三虎との戦闘はひとますお預けに
500年前はアカシア一家をして「誰も勝てんぞ」と言わしめたブルーニトロでしたが、現在においては
少なくともタイマンでなら三虎の方が強いようです
しかしながら網の目のように張り巡らされたハングリートングをいとも簡単に掻い潜って逃走してるあたり、圧倒的な差はないといったところか
>この間は一龍のこと賞味期限切れって言ってたのに、お前には上等すぎるとか三虎がツンデレすぎる
「ワシらの倒すべき本当の相手は・・・」
ブルーニトロが去り、その場にポツンと残ったのは三虎ただ一人。兄は自分に何を伝えたかったのか
一龍が言わんとした「倒すべき相手」を推察できないほどバカではないでしょうが、今となってはその真意まで汲み取ることはできない
三虎は兄の亡骸をその腕で抱え上げると、遙か遠い故郷を眺めつつ最後の別れを惜しむのだった
『・・・なぜ今そんなことを・・・兄者の真意は図りかねるが・・・兄者もまた思い出の中に理想を求めた男よ
本気で私を殺すつもりならば・・・また違う闘いになっていただろう・・・
素朴な中に、誰よりも勇ましく昇竜のごとき理想を貫いた男 一龍
せめて思い出の地に・・・』
>一龍と三虎、もう隠す気もなく北斗の拳だこれ
>もう三虎は並行世界のラオウの可能性の一つってことでいいよ・・・名前も本当はミドラオウっていうんだね
>三虎の トキを抱く ラオウ感と トリコの 世紀末救世主感
>トキvsラオウと思っていたら、カイオウとヒョウの最期だったでござる
>三虎「一龍よ、俺には貴方が最大の強敵だった」
>ラオウとトキの次は、ヒョウとカイオウかよ!!
>一龍……俺より強く、美しい男よ。せめて、この腕の中で……
>三虎の拳 完!ご愛読ありがとうございました。島袋光年先生の次回作にご期待ください!
>しまぶーの画力の問題だと思うけど、三虎の腕の中の一龍が小さいのが、
大きい存在だったのに死によって縮んでしまったみたいで切ない…
>三虎が一龍の躯をフローゼ様の隣に埋葬しようとした時に異変に気づくのでしょうか?
>三虎が一龍を葬ろうとしている場所はフローゼ様の墓もあるあの家のあったところか
前に一龍が二人でメシ食おうと誘ってた食没の岬とかでしょうか?
前者ならそこでフローゼ様の墓が空な事に気づくとかありそうですね
はいはい北斗の拳北斗の拳
最後の最後まで自重なしの北斗の拳テイストで締め括った一龍VS三虎の頂上決戦
部下達のフルコース争奪戦がどうなったかは描かれていませんが、前回の描写からすると殆どの場所はNEOによって抑えられたと思われます
以前からの考察通り、これにてIGO・美食會ともに組織としてほぼ壊滅。これからはNEOがメインの敵として新たな章のスタートといったところか
>今週は格好さげな感じだった三虎だけど、世界の8割殺したこいつは何やっても救われちゃダメだと思います
と、北斗チックに決めて急に良い奴になったように錯覚してしまう三虎ですが、惑わされてはいけません
実際は理不尽な逆恨みで人間界を一斉攻撃したボンクラ親父です
一龍が備えていた防衛網によって人々の命は最小限に留まったものの、その被害たるや有史以来未曾有のスケール
被災者数は世界総人口の八割、250億人
主要機関の崩壊によって機能を失った国は100を越え、大地は荒れ果てもはや金額を算出できないレベルの経済損失
何よりも食料枯渇の懸念が人々にかつてない不安をかきたてた
皿に盛られた飽食のグルメ時代が音もなく崩れ落ちた瞬間であった
一回の食事に何千万という金額を惜しげもなく支払うふざけたグルメ時代から急転、今日食べる食事さえままならぬ食糧危機へ
「毎日食べられる」という、当り前の事だと思っていた日常の崩壊
三虎の人間達への復讐劇としては、メテオスパイスで直接命を奪うよりも遥かに胸のすく状況になったと言えるでしょう
>グルメ飽食時代、崩壊!!
自然の摂理を歪めてまで美食に耽っていた醜いブタどもにはまさに神の裁きともいえる出来事でしょうが、
無差別の天災(三虎のヤロウが起こしたんだから実質人災だけど)となると無辜の市民が気の毒でなりませんね
億単位の被災で世界規模の食糧難とか、暴動や略奪なんかの二次被害がそれはもう凄惨なことになってそう
IGOの施しは、果たしてこの破壊された世界の心を癒せるか
>実際は作劇の拙さが理由なんだろうけど、
一龍があんまり三虎が人間界を破壊することを必死で止めようとしなかったのは
「グルメ時代を終わらせるためだった」、みたいな深読みができそうな展開ですなぁ
「大丈夫ですか所長。助かって何よりです」
「う・・・あぁ・・・すまんなレイ局長・・・・他の者は・・・?そうか・・・やはりウーメン事務局長が」
IGO本部。死ぬ寸前だった大怪我も、大量の酒をぶっかけただけで完全に回復しその命を拾ったマンサム所長
あの血の局長会議には出席していなかったのか、唯一生き残った防衛局長のレイが早速その指示を求めます
この手のスカした美形キャラは裏切り者の筆頭候補だと思ってましたが。意外にもNEOの息はかかっていなかったみたい
役職は防衛局長ってくらいだし戦闘においてはかなりの実力者なんでしょうが、その戦闘シーンを劇中で披露する日は来るのか
「全世界から”破食申請”が来ております。一刻も早い食糧配給の申し立てが・・・」
「し・・・しかし・・・IGOが今このような状態では・・・」
「破産」ならぬ「破食」。全世界各国同時に訪れた食糧破綻
本来こういったケースに関してはIGOが認証してから食糧を配給するシステムのようですが
何せトップの指導者を失い、本部機能もまともに動いていない状況。全世界への食糧支給など到底できるハズも・・・
「・・・会長はしっかりと準備しておった。心配はいらん。当面は、だがな
全研究所の地下貯蔵庫からありったけの食材を用意しろ。配るぞ
人々の食は・・・IGOワシらが守らねば・・・!」
できる。否、やらねばならぬ
一龍死せどもその精神は死なず。既にマンサム所長の表情に一龍を失った悲しみは無く、
これからは自分が偉大なるリーダーの跡を継ぎIGOを背負っていくという確固たる決意だけがあった
「ん?レイ局長・・・今ワシのこと・・・」
「!・・・・ええ・・・言いましたよ。”ハンサム”って」
>マンサム所長マジハンサム。略してマンサム
>マンセム…いやハンサム所長!(泣) 美食會、NEOと比べるとダメージの大きいIGOですが
一龍の植えた根っこの強さを垣間見た気がします
>マン×レイ派VSレイ×マン派 ファイッ!
>ハンサム×レイ!そういうのもあるのか! 元が美形だからでしょうがレイの表情が艶めかしい
>ハンサム局長、マジマンサム。ついにハンサムと呼ばれた局長は、その在り方がハンサムでした
>マンサム×レイ。お幸せに。これまでずっと後ろめたい影がちらついていた所長をようやく信頼できた気がする
獅子身中の虫であるNEO勢力が敵味方から抜け切った今、
組織はボロボロでも真の仲間のみが残ったと考えれば踏ん張る闘志が湧いてくるな
そして登場する度に言ってたギャグ台詞を、ここで名シーン演出に転ずるしまぶーの腕前
優男×マッチョ親父という腐妄想が捗りそうな組み合わせの二人ですが、確かにこのページの所長はハンサムと言わざるを得ません
今回の件、これまで「IGOの一人負け」という言葉が何度か寄せられましたがそうではなかったのだと思いたい
IGOは一龍亡き後もIGOとして存続し、人々の食を守っていくだろう
むしろ組織として瓦解した感があるのは美食會の方ではないか。はたしてジュン様以外に何人の部下が三虎の下に残ったやら・・・
「大丈夫か?千代ちゃん・・・」
「・・・ち・・・珍ちゃん・・・あ、あたしは・・・せ・・・節乃・・・」
「何も喋らんでええ。今はゆっくり寝ててええよ千代や」
癒やしの国ライフ。メテオスパイスが世界中に降り注いでから、劇中ではいったいどれほどの時間が経過したのか
包帯ぐるぐる巻きで目覚めた千代婆の前には、彼女を心配して付き添っていた元・夫と、彼女の為に食事を用意するライバルの姿があった
二人とも自分を恨みこそすれ、命を助けてくれる理由はないハズである。呆然とする老婆は、シーツにポタポタと落ちる水滴に驚いた
「本当に良かった・・・死んどらんで・・・
これ以上身内を亡くす悲しみは・・・味わいたくないからのう・・・」
「珍ちゃん・・・」
自分に殺されかけた夫が「生きていてくれてよかった」と泣き崩れた
自分は一体何をしていたのか。復讐という狂気に染められていた老婆に、まっとうな人の心が蘇る。千代婆まさかの白化です
>千代婆は千代ロ(チョロ)婆だった件
いや、雨降って地かたまる、夫婦が殺し合う運命から脱して元鞘におさまったのはめでたいけど、
なんか物語が大きく動きだしてるし、こんなサブイベントにいちいち時間なんかかけてられないよね、
だからテキトーにフォローだけちゃちゃっと入れとこう、みたいな思惑が無きにしも非ず
>千代婆、改心するにはどうみてもやりすぎた気が・・・。ワゴンさんの殺し方とか完全に悪役のそれだったよ
>何だろう……千代婆さん全部許されちゃった感は……千代婆さん包丁ヌンチャクさん殺したんだからね
このままうやむやに許されていいのだろうか……
>ワゴンさん「解せぬ」
>千代婆生きてた!彼女は利用というか誘導されただけですが、
ジョアと接触してるしなにか情報得られるかも知れませんね
うーん・・・コメントでもめっちゃ突っ込まれてますが、やっぱりこれはワゴンが浮かばれないというか
いや千代婆が味方陣営に戻ってくること自体は良いんだけど、もっと自分の行いを反省するキッカケみたいなのが欲しかったなぁ、と
これだと散々やりたい放題やった挙句に、ただ一方的に許されただけだし・・・
言うたら究極タッグ編のネプチューンマンみたいなもん
「劇中のキャラは許しても、読者はそんなんで許してくれると思うなよ!」くらいのツッコミは入れてもバチは当たらないでしょう
「先生、食材の準備が整いました」
「ご苦労じゃったな、のの。フェスで拐われずに生き残った料理人も結構おる・・・
ここからはあたしゃら料理人が踏ん張る時じゃ・・・じゃが
真に人々を救うのは・・・今も昔も美食屋じゃ
立ち上がれ!トリコや!!」
ラスト。屋外で一人ボーッと黄昏れているトリコに対し、「世界を救うのはお前の仕事じゃぞ!」とセツ婆がハッパをかけたところで引き
>世界観がリセットされ、永い眠りから目覚めた主人公、病床のおじいちゃんのために食材の『うまい魚』ゲットだぜ!
・・・ってそりゃFFYのセリスだw トリコは何やってるんでしょうね。新しく獲得した力をモノにするための特訓?
一区切りついた後の新章で再登場する主人公、おそらく全編を通してのパワーアップお披露目イベントの中でも最大の見せ場になるでしょう
これまでアルティメットルーティーン()とかどうにも肩透かしが多かったけど、そのリベンジを期待したい!
まさしく朋友コメントにもあるように、世界観が一度崩壊するという大作RPGにありがちな展開となったトリコ
世紀末ヒャッハーっぽくなった新たな世界で、人々の平和と失ったモノを取り戻す為にトリコの戦いが幕を開ける
どんな展開になるのかまだ読めませんが、まずは四天王による小松奪還作戦といったところでしょうか
「ココがグリンの体内に潜んでいて美食會に単身侵入成功している」という説が正解なら、案外早く戻ってこれそうですが・・・次号へ続く!
>クッキングフェス編も終わりましたが会長のフルコースの最後のひとつも残ってますし
それがグルメ界編前の最終試練として立ちふさがるような気がします
今回のフェス編は一年とトリコとしてはかなり長いシリーズになりましたが他の連載作品見るとそんな長くもないというのが…
>この流れでどう会長のフルコースに繋げていくのかがとても気になります
>ココ「いつまでスタンバってればいいんですかね」
258話
冒頭。テリーが心配そうな視線を送る小高い丘の上で、悠然とした佇まいで立つ主人公トリコ
普段のジャケット姿ではないゆったりとした服装と、何か悟ったような顔付きが相まってこれまでにない強キャラ臭が漂ってます
視線を自分の手のひらに落とし、それをグッと握るとそれを中心にフオッと風が巻き起こる
既に例の「八王の危機感」でトリコの途方も無いパワーアップぶりは示唆されていましたが、この風の描写を見る限り
一龍や三虎クラスの次元に片足くらいは突っ込んだかもしれません
「しかし今こんな力あっても・・・」いつも傍らに居てくれた相棒が今は居ない。トリコは己の無力を嘆き、わなわなと肩を震わせるのだった
>トリコ、パワーアップはしてもまだ立ち直れてはいないんだな・・・まあ当然だけど
「おお!この氷の山全てが冷凍保存された食材・・!?でかい!軽く500mはありそうだ!」
「ののは食材の鮮度を保ったまま瞬間冷凍できる能力を持っとる
今まで貯めておいた食材を少しずつ凍らせた山じゃ・・・
この場所だけはメテオスパイスから死守させておったんじゃよ」
主人公が女々しく落ち込んでる頃フェスを生き延びた料理人達はセツ婆の下へ結集
ののの能力で保管されていた膨大な食材に案内され、これから世界を待ち受けているであろう食料不足と戦う覚悟を固めます
マッハクッキングのトンさんの生存が確認できてほっこり
>マッハクッキングのトン、やはり無事だったんですね!!!!
(初投稿になります。いつも更新を楽しみにしています。今後も宜しくお願いします。)
>「でかい・・!」 うん、デカいね。ののの乳が
>トリコ、ののちゃんの巨乳化が著しいですね
「これだけの食材があれば世界中に人々もなんとか飢えをしのげますね!」
「IGOも準備はしとったはずじゃが・・・ストックがどこまで持つかわからんじょ
とにかく今は在るだけの食材で間に合わせるしかない」
「ワシぁー一足先にグルメ界に帰らせてもらうで」
「ブランチお前・・・!」
「妖食界の豊富な食材も必要やろがい!」
誰とも群れない一匹狼といった感じだったブランチも、この人間界の未曾有の危機に対しては仲間達と共に戦うことを決意
「人間界にはなくてもグルメ界にはあるじゃない!」と、食材を調達するため一旦故郷の妖食界に帰ることに
再登場する時はダルマ仙人とか連れてくるかもしれんねコレ
っていうか実際メテオスパイスが降ったのは人間界だけだし、グルメ界に行ける実力者達が食材獲ってくるのは現実的解決法よね
一方。小松を手に入れて美食會本部へと戻ったジュン様は信じがたい光景を目の当たりにして息を呑む
既にNEOの破壊工作を受けていたか。黒煙を上げて燃えるアジト
「グリン!火を消すんだ!・・・・!?グリン!?」
「うぅ・・・・・」
慌ててグリンパーチに炎を消すように指示しますが今度はそのグリンが頭を抑えてうずくまる
ココの仕掛けた毒がここで効いてきたようですが、ジュン様にとっては最悪のタイミング・・・ってところで更に場面転換入ります
うーん今回僅か数ページで5回の場面転換がある構成なので、テキスト起こしにくいったらない
>これはココの毒が利いてきたのかそれともテイストチェンジのスイッチが今入ったのでしょうか?
個人的にはココがわざわざ遅効性の毒を使う理由もわからないのでテイストチェンジが有力かと、
まあ前に予想されてたココ自身が毒と化すとかなら話は別ですが
「人の不幸は蜜の味とはよく言ったもので・・・ふぉっふぉっふぉ」
さて今回のメインとも言えるのがNEOサイドのカメラ。これまで後ろ姿だけだったモーヤンがついに登場しました
正直なんとも言い難い顔しててコメントに困るジジイです
初登場なのにコマは小さいし、今週の出番はこの1コマだけだし、総料理長ドレスの初登場時の扱いを彷彿とさせます
立ち位置的にNEOの中でも重要なポジションかと思っていましたが特にそんな事もなさそうね
「旨味は人に生命力と活力を与え生気をみなぎらせる
誰かの不幸もまた旨味ならば・・・私達が求めるものだと言えますねぇ」
「必要なものは3つ・・・「旨味」と「調理法」そして・・・ふふ・・・もうすぐ完成しますよ
”最果ての地”に向かうための「乗り物」が」
玉座にふんぞり返るジョアに語りかけるのはジョージョー。美食會本部の黒煙は彼がGTロボでも自爆させたってところでしょうか
天才エンジニアである彼の才能はGTロボを造るだけだった美食會とは違い、NEOでこそ必要不可欠だったようで
GOD入手の為の3つの条件(と思われる)
要項のうち、「最果ての地に向かう乗り物」を建造していますが・・・これがどう見ても宇宙船です。本当に(ry
>あの最果ての地用のどー見ても宇宙船を見てワンピースのエネル思い出した
グルメ日食の正体が太陽を喰らうほど巨大な天体だとすれば、あれはダンガードAよろしく天体へ移住するための船でしょうか
やはり物語の最終局面、GOD入手の舞台は宇宙になるという事なのか?
となるとその入手法を知るブルーニトロ達の正体も、「太古の昔に地球にやってきた宇宙人」という説が極めて有力になりそうね
「あとは時期・・・一龍はそこだけフェイクを入れていましたね
逆にうちにスパイを送り込んでいましたか・・・食えんジジイです」
「遅かれ早かれ日食は起こるわ・・・その時までじっくり待てばいいじゃない。GODの出現を」
栗坊を二重スパイとしてNEOに潜入させることにより、グルメ日食の時期だけは隠蔽することに成功した一龍
まぁ「フェイクを掴まされた」と既にバレてる時点でアレですが
少なくともNEOの存在すら気づいていなかったボンクラの三虎に比べれば、遙かに有能な男だったと言っていいんじゃないでしょうか
「そうですね・・・手帳に記された「調理法」はいずれということで。ともあれまずは祝いますか
新しい食の理想郷”NEO”の出陣です!」
ザッ!と一同勢揃いで読者に顔見せするNEO構成員
美食會からはカイトラとジョージョーの他、総料理長ドレス、総料理長補佐ナイスニィ、料理長クロマド、更に料理長ボンレスとカリウ
アルファロを除く料理長以上の役職が全員NEO!
>ジュン様『ざ、雑なスパイ送り込みやがっ(ry』
>美食會オワタ\(^o^)/
>はんぺらさんの言う通り、組織として瓦解したのはIGOよりも美食會の方でしたね
まぁボスの動機がただの逆恨みの組織だしなぁ・・・
>美食會って鼻ちんこさんと副料理長、以外はほぼ裏切ってるって三虎どうしようもねえな
まあ一龍との戦い見たら強いだけで身勝手な人でしたしこれだけ裏切り者がでるのもしょうがないかな
>ジュン様と読者の予想を遥かに上回る裏切り者率!だけどアルファロは…三虎の側近は裏切っていないと信じたい…!!
>NEOのメンバーに我らがち○こアルファロがいなくて少し安心。(映ってないだけの可能性もありますが…)
アイスヘルの時に『ボスを満足させられるのはGODか、それとも…』と三虎に思いを馳せているような描写もあったのでなおさら
本部内で弁慶よろしく立ち往生していたら泣きます
>スタージュン:美食會実質No.2(構成員2名)
>スタージュンの“事実上ナンバー2”は裏切り者抜きでの場合っぽいですねこりゃ
NEO全員に言えるけどてっぺやザウスみたいにテイストチェンジされたのか本心かどっちだ?
あとなんか増えすぎたキャラの間引きに見えてきry
>クロマドもか。わりとショック。これだけ美食檜にNEOが多いと 美食檜にNEOが紛れ込んでいたんじゃなく
NEOにスタージュンと三虎が紛れ込んでいたって感じなんですが……操られているのでしょうかね
>ジュン様が作中指折りの強者なのは確かでしょうが、
「事実上の実力No.2」は美食會の上層部をほとんど引き入れていたジョアの皮肉でもあったんですね
クロマドがギドを粛清したのも、自分たちの尻尾を掴まれないための用心からだったんでしょう
>ジョアの言っていたスタージュンが美食會の実質の2というのはスタージュンより上の連中がみんなNEOだったからですね
>スタージュンが実質実力ナンバー2って、これジュン様と三虎の間が全員すっぽ抜けるからナンバー2ってことなんじゃw
ジュン様より上の役職持ちが顔面チンコ以外全員裏切っておるw
>料理長と総料理長と調理王のキャラかぶり感が半端ない。これはきっと、間引かれるときは一瞬に違いない。
>全員集合したNEOの面子がまとまりなさすぎて全然強くも凄くも見えん
実際この中の8割は見せ場もなく掃除されるんだろうな、第0ビオトープ職員とか美食会の支部長みたいに
>こんにちは。いつも楽しみに見てます。世間ではジョアが言ったジュン様の「美食會の実質的なNo2」を
「彼よりも上の実力者が全てNEOだったから」と解釈しているようですが、はんぺらさんはどう思われますか?
正直今回のNEOメンバー勢ぞろいのシーンを見ても、今のジュン様より強いと思われるキャラが1人も居ないんですが
「ジュン様のNo2は彼より強いのが全員NEOだったから」というコメントが多すぎますが、はんぺらは最後の朋友と同じ意見ですかね
冒頭のトリコがかなり高次元まで到達したことが伺えるように、そのライバルであるジュン様のパワーアップもかなりのもののハズ
邪眼覚醒の前ならいざ知らず覚醒後のジュン様はこの中の誰よりも強いでしょう
「実質的なNo2」も、その洗剤能力まで見越しての発言だったとすれば、別におかしくないしなぁ
ていうかドレスとザウスとクロマドのキャラかぶりすぎ
あまりにも強者が一斉に集ったんで、物語の展開的にも1人1人の扱いが雑魚化するのは避けられないし
元美食會メンバーの大半はジュン様に粛清されるんじゃなかろうか
あと、更に顔はわかりませんが下半身だけのキャラが上部に何人かいるので、おそらく0職員も何名かいると思われます
>行方知れずのメリスマンさん、NEOでしょうかね…
そうしたらIGOとNEOそれぞれ美食人間国宝を二人ずつ抱えている事になりますし
「フン。よく生きてたじゃねーかサニーよ」
「るせ・・・そんな簡単に死んでたまっか。てかお前は無傷すぎるしゼブラ」
「トリコはどーなんだ?あの野郎のせいで・・・」
「よしな。それより今は・・・来たか。呼んどいて遅いぞ」
場面転換ラスト。何故かココの家で向い合って飯を食っているのは、傷もすっかり癒えたサニーとゼブラ
ゼブラは小松を守れなかったトリコに少なからず文句を垂れたいようですが、そこはサニーが制します
と、ここで家の主が登場。どうやら2人を呼び出したのは生死不明になっていたココのようですが・・・・
「ココ!なんだその頭!」
>ココ「ラスボスと被っていたのでイメチェンしました」
>ココが…みんながアカシアに似てるとか言うから…
>ああ!ココの髪が真っ白に…!!まだ北斗の名残が…
>あっさりとココ登場、毒の使いすぎか髪まで白くなっていること意外は特に負傷もなさそうだし
「小松が攫われることが占いで分かってしまったから策を弄しました」〜てなところだろうか
>イメチェンココ。時間の経過を表現するんだったらサニーやゼブラもデザイン一新するはずですし、
今まで浸透させてきたビジュアルをガラッと変えるのはいつも同じ服・同じ髪型が当たり前のキャラとしてはけっこうリスキーなはず
これは『ココがアカシアに似すぎて紛らわしいから白くなってもらった』っていうのが本命でしょうね
アニメ版餓狼伝説で、若い頃のギース様とアンディがそっくりなので本来ブロンドのアンディの髪を水色に配色設定したって話を思い出します
>グリンパーチ突然の不調を見るに、ココはおそらく即効性では十分な量を飲ませる前に警戒されると踏んで
遅効性で超凶悪な毒をグリンパーチに飲ませまくったのでしょう。普段巻いてたターバンも外していたことを見るに、
髪の変色は毒を出しすぎて一時的に毒の体内生産ができない状態なのではと推測します(
ココにとっては他の人への被害を気にせずラフな格好ができる貴重な機会かも)
トキに心霊台を突いてもらった・・・のではなく、グリンパーチに仕掛けた「危険な毒」の代償でしょうか
まぁ実際はあまりにも「アカシアと似てる」と言われてウンザリしたしまぶーが対策として講じたイメチェンかもしれませんが
ココ、ほぼ半年ぶりの出番はなんと白髪になっての登場!
「生還したココから明かされた衝撃の事実とは・・・」と煽りが打たれて引き
ココは何を得たのか?そしてあの時、穴ぐらの底で起きたグリンとの戦いはちゃんと回想で明かされるのか?次号へ続く!
259話
「少し調べ物をしててね・・・実は見てもらいたい物があるんだ」
「待て待てその前にココ。お前のその頭はそれ何なの?ストレス?」
「毒使いすぎた」(超爽やか笑顔)
「使い過ぎたらどうなるのお前!?初耳!」
>ココの白くなった理由が開始1ページの4コマ目で判明wwwwwwここだけまんま4コマ漫画で使えるわ
「グルメ細胞が顔を出したんだ。相当なエネルギーを持って行かれてしまった・・・実際死ぬとこだったよ」
「お前もか。うんわかる」
毒を使いすぎて真っ白になったココの髪。毒がある状態の黒髪が彼の本来の髪色なのか、毒素が抜けきった今の白髪が彼の本来の自毛なのか気になるぞ
雑学になりますが、実際の白髪も「毛が白くなってる」のではなく「毛が透明になっている」状態であることを皆さんご存知でしょうか
コーヒーをストローで飲んでる状態に例えると解りやすいか。髪の中に色素が通っている時は黒く、これが加齢とともに色素が失われると白髪になるワケです
「美食會副料理長グリンパーチの免疫システムはズバ抜けていた
食道から臓器、血管内までもが濾過装置のようになっていて身体中であらゆる毒を解毒していたんだ
更にストレスを感じない性格が相まって構築された高い抵抗力・・・
僕のポイズンウイルスですら、奴の免疫の前ではいたちごっこを永遠に繰り返すだけだったよ」
>あえて読者の注意を逸らされた奈落の底でそんなやりとりが・・・w
グリンに毒が効きにくいっていう理由の一つに性格が挙げられてて笑ったw『病は気から』って本当なんだなw
>全身のありとあらゆる器官が濾過装置のようなグリンの体…てことはBBポップコーン盗み食いした時のゲロは綺麗なゲロだったのか!
……うん、それでもゲロは汚いなw
というワケで四天王のバトルの中で唯一相性最悪のマッチングを引かされていた運の悪いココ
「相手の抗体が効かない毒に変化する」という理屈上、「効かない相手のいない毒」であるポイズンウイルスですらグリンには効果がなかったという
しかし完全に詰んだ状況でグルメ細胞が覚醒。カオナシ様の毒「デビルポイズン」が初めてグリンパーチの肉体に効果を与える
ポイズンウイルスも効かない相手に効果を与える「グルメ細胞」の毒。サニーの魔王の髪もそうですが、彼等の通常必殺技とは一線を画した恐るべき威力です
「地下深くでグルメ細胞の毒をくらったグリンパーチは気が狂ったようにバズーカの息を吐きまくった
何万m地盤をほじくったか解らないが・・・恐らくそこは人間界で最も深い洞窟ヘビーホールよりも更に地下深い場所
そこで僕が見た電磁波は今まで感じたこともない程巨大なエネルギーで満ちていた」
「これは”旨み”だぁ・・・ヒッヒッヒ・・・生命力は旨み・・・ここから先は立ち入れねぇぜ・・・
入口も違うし・・・”資格”がなければ入れねぇぇヒッヒッヒッ」
「な、何だ・・・!?エネルギーが・・・マズイ・・・・ここから離れなければ・・・」
パープーしたグリンはブレスバズーカで縦穴を更に深く掘り進んだ後、そこに敵であるココを残したまま自分だけ地上へと帰還
1人穴に残ったココは、そこでとてつもない力を秘めた岩盤層を発見する
これが穴の中で行われた2人の闘いの顛末。ココが「これアカンやつや!」を感じた、その岩盤層とは一体何だったのか?
トリコに「アカシアのフルコースを揃えろ」と言った鬼と同様に、カオナシ様はココが知り得ないことまで全て知っているようですが・・・
「そこから持ち帰った岩盤の一部ってワケか。・・・で?これが何なの?
う・・・・カロリーが吸われた?」
「そう・・・この鉱物はこの世のあらゆるエネルギーを吸い取り少しずつ成長している
つまり生きているんだ」
「生物・・・ってこと?」
「限りなくそれに近い。大きさも少しずつ増している」
ココが穴底から持ち帰った岩の正体はあらゆる外部エネルギーを吸収し成長する鉱物
否、それはもう鉱物ではなく生物と呼んでも差し支えない物体だった
「それが何だって言うんだ。確かに得体のしれねえ石だがンなもん探せばいくらでも出てくるだろう」
「そうなんだ・・・この石を地質学者に見てもらったところ、
かなり深くまで地盤を掘ればこの鉱物はどこにでも出てくることがわかった。ある地域を除いてね」
確かに得体の知れない石ですが、もともとファンタジー色の強いトリコ世界においては「そんなの特に珍しくもない」ものの一つだろう
ゼブラのツッコミは極めて正論で、それを実証するようにこの石はキッチンスタジアムの地下でなくとも何処にでもあるものだという
だがここからココが提唱する仮説はゼブラとサニー、そして読者を何より仰天させるものだった
「地図上のこの部分・・・人間界の中心部の範囲だけはこの鉱物は出てこなかった
この地域の地殻は数十億年前から変わらない岩石でできているんだ」
「地球が生まれた時からあるってことね・・・え?全部そーなんじゃねーの?」
「いや。この鉱物で出来た地盤は数億年前突如現れている
地球の歴史から見れば、比較的最近できた新しい場所と言える」
下図は55話におけるトムとの会話の中で登場した、トリコ世界の世界地図です
周囲をグルメ界で囲まれた人間界の、更にその中央部分に我々の世界のリアル世界地図があるのが印象的でした
この「リアル世界地図の地層」が地球と同じ数十億年の年齢なのに対し
それ以外の「謎鉱物の地層」を持つ地域は、数億年という若さだという
つまりこの物的論証から導き出される推論は・・・
>サニー「つまり…どういうことだってばよ?」
単行本キャラクター円グラフで頭が良くないって判明しているサニーとゼブラにココの話は難しいだろうな…
「つまり・・・どーゆうことだってばよ?」
「地球はもともとこの人間界の”中心部”
それだけの規模しかなかったんじゃないだろうか」
「・・・え?ってことは大陸の隆起とか移動とか関係なく・・・
俺等の今いるこの場所の多くは”もともと無かった”
・・・って言いたいの?グルメ界も全部?」
地球生誕から存在したのはリアル世界地図の部分のみで、それ以外の場所は全て数億年前突然現れた
あまりにも突拍子もないココの推測に、ゼブラもサニーも開いた口が塞がりません
「なぜそう言える?」
「この鉱物からグルメ細胞が見つかった
グルメ細胞を始め、この鉱物の成分はもともと地球にはなかったものだ
ここからは僕の仮説だが・・・数億年前、地球上にこの鉱物の「元」が飛来
それが地球内部のエネルギーを吸い成長し・・・時間をかけ新たなマントルや地殻を作りながら
元の地球の何倍もの大きさに膨らんだ
化石からわかるが、その飛来物がきた時代は多種多様な生物が一気に増えた時期と一致する
カンブリア紀に似た生物大爆発があり、多くの生物が進化繁栄した時代・・・
つまり大量の食材が豊富に実った時代でもある」
トリコ世界を形成している陸地の大部分は、
数億年前に宇宙から飛来した物体が形成したモノ
数十億年の地層と数億年の地層がキレイに分かれて混在する説明、「その時期に爆発的に増えた」という多種多様な生物達
そして地球の歴史に突然現れたニトロとグルメ細胞。なるほど全てが繋がります
我々の地球とは違うトリコ世界における生命の進化は、この数億年前に宇宙から飛来した謎の物体がもたらしたものだったのである
>ニトロが地球外生命体説はここでも予想されてましたが、それが「現実世界よりはるかに巨大な地球」の起源にまで関わっていたんですね
人間界の猛獣や一部の特殊環境もグルメ界からの影響があったりするのかな
>地球のコアに打ち込まれた鉱物生命体がいつしか星全体を包み込み・・・なんか『エウレカセブン』のコーラリアンみたい
NEOの連中が宇宙を目指すのも、地球を食のパラダイスに変えたこのグルメテオ(勝手に命名)がやってきた『本星』を探し当てるためってところでしょうか?
>トリコ世界観驚愕の真相が明らかに!ちゃんと地球だっただけでなく、その世界観の根幹の成り立ちをきちっとエセ科学で考えているのは好感が持てる
最近の創作じゃ大抵のファンタジー世界は『現実の常識に目をつぶって魔法を使い放題』って後ろ向きなご都合主義からくるものばっかりだからな
>聡明なはんぺら様なら語るまでもないですが、月誕生にはジャイアント・インパクト説というのがありまして、
地球誕生して間もなくに巨大隕石が命中して地球は一部崩れ、その崩れたものが固まったのが月と言われています
――ってなにこの逆ジャイアント・インパクト!? グルメ細胞惑星まで作るって怖すぎるわ!
アインシュタインの世界一有名な式によってエネルギーと質量は等価であることが示されています
ココのいた地下数万メートル地点が常温っぽかった点から地球内部のエネルギーを吸い取って質量を増していったのでしょう
しかし、えげつない量増えてませんこれ?これだけ増えると地上の重力も相当増える気がするんですが…
その前にどれだけ吸い取ればこんなに大きくなるのでしょうか?仮に地球表面積が10倍に増えたとしたら、地球の体積は10の3/2乗倍になります
この世界の元地球が我々の地球と同じモノであり、この物質が普通の岩石と同じ密度で大きくなっていくとしたら、
トリコ世界の現地球質量は大体188.9*10^24kg、つまり元の地球より183*10^24kg質量が増えたことになります
こいつをE=mc^2にぶちこむと…この物質が地球から吸い取ったエネルギーは1.65*10^43Jになります(多分)…桁が多すぎてよく分からないいっすね
参考までにゼットンの1兆度火球のエネルギーと比較すると、あれは1秒間に1.8*10^41Jのエネルギー量でしたから、
半径200光年を死の領域と化すゼットン火球92個が1秒間に発するエネルギーを吸い取った、ということなんですかね
流石に現実味がないですね…どなたか理系の方に計算してもらいたいですね…
>今回のトリコで解説された地球形成史は、しまぶーの独創ではなく、
大陸移動説を唱えたアルフレッド・ウェゲナーより先にフランシス・ベーコンが提唱し、長い間黙殺されてきましたが、
海底調査による科学的裏づけを得て復活した、れっきとした科学理論「地球膨張論(アース・エクスパンション)」ですね
地球の海底には「海嶺」と「海溝」という地形があり、海嶺からプレートが出現し、これが海溝の方へと移動していってその中に沈むというシステムになっています
いわば地球はプレートのベルトコンベアが幾つもつぎあわされたサッカーボールのような形になっています
で、一般にはプレートの生成と消滅はほぼプラスマスナスゼロだと思われています。次々に生成されるのと同じ分だけ消滅していると考えられがちです
ところが実際に計測したところ、プレートが生まれる海嶺の総長は約65,000q、これに対してプレートが消滅するサブダクション帯の長さは約45,000q
プレートの生成と消滅が仮に同じスピードだとしたら帳尻が合わないのです
誤差という瑣末なレベルではなく、明らかに地球上に新しく誕生したプレートの方が、消滅したプレートよりはるかに多いのです
地球物理学者のJ.スタイナーの計算したところによると、中生代から現代までに地球上で新しく形成されたプレートの総面積は4億3000万平方qであるのに対し、
サブダクション帯で消滅したプレートの面積は3億3000万平方q
元東京教育大学の牛島正雄教授の試算では、生成されたプレート1億5000万平方qに対して消滅は3000万平方q
つまり現在の地球は中生代に比較して約1億〜1億2000万?という圧倒的な面積の分だけ、表面積が増加したという事です
これは何を意味するのかといえば、地球そのものが「膨張」したという事です。どのくらい膨張したのか、わかりやすいのが海の広さです
大西洋の中心には新たなプレートを生成する「海嶺」が存在しますが、プレートが消滅する「海溝」は存在しません
要は大西洋は誕生した時から今に至るまで縮小する事なく延々と拡大し続けています…では、大西洋の反対側の太平洋は縮小しているのか?
一般的には地球の表面積は一定だと思われているので、大西洋が広くなった分太平洋が狭くなった事にしない限り、表面積の帳尻が合いません
ところが実際に地質調査でわかった事は、太平洋の海底は殆どが中生代以降に誕生したプレートだという事です
そうしたプレートがいまだに沈まずに残っている──早い話が、太平洋も縮小どころか「拡大」し続けているというわけです
恐竜が謎の隕石により大量絶滅したその時から、爆発的に地球が巨大化していった──これがこの惑星の、隠された「真の歴史」なのです
そもそもガス天体に限らず星が膨張したり収縮したりするというのは常識で、
水星表面には、高低差数キロで長さ数百キロの「リンクルリッジ」と呼ばれる断崖地形が無数に走っていますが、これは水星全体が収縮した時に生じた痕跡です
膨張・収縮の痕跡は氷天体に特に多く、木星の衛星エウロパやカリスト、 土星の衛星テティスなど太陽系内だけでも顕著に沢山の実例が見られます
古代の地球は現在より直径が小さく、それゆえに自転速度が速かったのですが、更にその遠心力により重力が10%ほど緩和され、
現在の重力では自分で立つ事も飛ぶ事もできない超巨大生物が繁栄できたそうです
しかし時代を下るにつれどんどん直径が膨らみ、自転速度も低下して、現在の地球の環境に落ち着いたもようです
また生命についても、地球で誕生したのではなく宇宙から来たというパンスペルミア説があります
今週のトリコはそうした地球の裏形成史を想像させる秀逸な回でした
「アカシアがグルメ細胞を発見したのは深海だと言われているが・・・
アカシアが見た光景は本当にそれだけだったのか
深海は宇宙より謎に満ちている。人は近くの星には辿りつけても地球内部を知ることはできない
僕が見た電磁波の答えはそこにあるような気がする」
「気がするって・・・それは確信じゃねの?ココ占い師だろお前
その場所を予見っつーか・・・イメージはできねの?」
「正直計り知れない・・・ただ僕の中の化物はこう言っていた。「生命力は旨み」だと
僕が感じた想像もできないくらい途方も無いエネルギー。それがもし巨大な旨みだとしたら・・・
そう・・・無理矢理イメージするなら油田ならぬ”食田”
あらゆる食材の旨みが無限に溢れ出る食材の畑
そこは地球上全ての生命を支える源であり・・・
まさに”食の理想郷ユートピア”―」
「食の理想郷だぁ?確かフェスでもそんな声が聞こえてきたな」
「組織の名はNEO・・・ジョアとかいうあの得体の知れね料理人が率いる組織だろ」
「今の世の混乱はその組織によるところも大きい。彼等の目的は不明だが・・・
GODをメインとしたアカシアのフルコース・・・そして”その場所”が何か関係している可能性は高い」
あらゆる旨みが無限に湧き出す、地球の生命を支える食の理想郷
”正しい入口”から、”資格”がなければ入ることのできない場所
数億年前に宇宙から飛来し、地球にグルメ細胞をもたらした
”謎の物体”のコアが今も存在するであろう場所
すなわちそこが”最果ての地”か
>ココさんスイマセン!穴の中でフルボッコにされてるとか、実はNEO側でグリンを洗脳してたとか、いろいろ酷い想像をしていましたが、
まさか世界の根幹に関わる秘密を解き明かしていたとはこのリハクの目を持ってしても見抜けませんでした(節穴)
宇宙料理のコックとか出して、読者に宇宙を意識させておいて、実は深海や地球の中心こそが食の根源というのはしてやられた感じです
>隕石に付着したアミノ酸が我々の祖先の元を作ったとも言われていますが…
トリコ世界ではその隕石そのものが生命体で地球環境を変えてしまっていたとは
NEOの目指すユートピアは人間界の中心部の丁度裏側(グルメ界の中心?)ってことか
そりゃ乗り物にでも乗ってかないと大勢でたどり着けませんわな
>聡明なはんぺら様なら語るまでもないですが、月誕生にはジャイアント・インパクト説というのがありまして、
地球誕生して間もなくに巨大隕石が命中して地球は一部崩れ、その崩れたものが固まったのが月と言われています
――ってなにこの逆ジャイアント・インパクト!? グルメ細胞惑星まで作るって怖すぎるわ!
>つまりグルメ界とは、飛来した隕石の存在が色濃く残っている部分のことなのかー
グルメ界の環境と生物が異常なくらいなのはそれのせいか
しかしこれ、食の理想郷に辿り着いて何かしようものなら、惑星ぶっ壊れたりしないだろうか
>NEOの言っていた資格と入り口でたどり着ける場所が意外とあっさり判明。引っ張るようで引っ張らない、そんなトリコが大好きです
>またもやはんぺらさんの予想を裏切ってGODの在りかが地中にあることが判明したわけですが、
正規ルートと言うのはその名前からGODの衝突地点と思われる「始まりの大陸」で、
あの乗り物は潜水艦か巨大掘削機といった所でしょうか
>前回のNEOの大掛りな乗り物と思われる機械は地球の中心部に向かって掘り進むものなのか、
はたまた飛来した物質の大本に向かう宇宙船なのか?
旨みを持った鉱石をココは食田と表現していたので、やはり地中ないしは深海に向かうためのものと予想
>食の理想郷へ行く資格は、アカシアのフルコースを食べる事で、ブルーニトロは入り口への案内人。場所はマントルで、GODはそこに?
>ニトロは恐らく外星人であり、地球を「食べた」隕石とやらはニトロ星人の道具
その目的は、元々肥沃な星を「品種改良」するためのものでしょうか
頭を垂れる稲穂のように「育ちきった地球」を捕食するのは何者でしょうか。ニトロの王か、はたまたニトロの生きる星そのものか
それとも、まどマギのQべえのように超巨大な生命エネルギーを必要とする別の理由があるのか
グルメ皆既日食の正体はなんでしょうか。ニトロ星人絡みなのは間違いありませんが、
彼らの母星が「地球の食べごろ」が今か今かと観察に来ているのでしょうか
>そもそも、アカシアとは何者だったのでしょうか
地下深くの岩盤=隕石=グルメ細胞の源=ニトロの送り込んだ"星を捕食し旨み(=生命力)を溜める道具"
(目的はニトロの星や女王に生命力を献上するためと言ったところでしょうか)へ、どうやって辿り着いたのでしょう
トリコ達の時間軸においてさえ、前人未到の超深海に、ココのように偶然辿り着いたのか?それとも導いた存在がいるのか
アカシアの目的について予想してみました
まず、アカシアは何らかの要因で身に宿したグルメ細胞から、地球という星がニトロ達に食われる直前である事を知る
地球が食われるのはグルメ皆既日食(=ニトロ星の巡回?)のタイミング。そこでアカシアは一計を案じ、
地球に居るニトロの中で最も地位の高いブルー種に取り入り、皆既日食の期間中、自分とフローゼが料理を振舞う事で
「調理により旨みは増す。今すぐ地球を食べるよりも人間達を成長させてからの方がお得ですよ」と納得させる事に成功した
アカシアの本来の目的は、地球の滅亡を先送りにし、その間に人間達を成長させニトロに対抗することであった
だがニトロに何らかの細工を施され裏アカシアの人格が生まれてしまい、何か別の目的を持つにいたってしまった(=NEO?)といった所かな、と
なるほどトリコ世界の地球を人間界から見てみれば、「最果て」と呼べるのは地球の裏側ではなく地球の内部ということになります
GODの根源自体は宇宙から来たので推測の方向自体は間違ってなかったのだが。やられたなー
となるとジョージョーが造っていたあの「乗り物」の正体は、宇宙船ではなく潜水艦か掘削機ってことになりますね
「しっかし食の理想郷ねえ・・・景気の良さそなトコで・・・今の人間界とは大違いだな
あのメテオスパオスで世界は大荒れだ。IGOや料理人がこぞって食糧を配給してはいるが
食糧が行き渡らない地域では既に略奪や強盗が起きる事態
まるで世界の終末を見るような地獄絵図らしいぞ。これが今の世の現状だ」
>なんかますます世紀末になってますね…
個人的にトリコはグルメ時代で美味しい食べ物を探し続ける世界観のままでいてほしかったです
メタオスパイスが人間界に降り注いだ際、「199X年地球は核の炎の包まれた!」という北斗の拳ネタを入れましたが
まさに北斗の拳まんまの世界観になってしまった人間界。たっぼいたっぼい
きっと世界各地でモヒカンの男達が「ヒャッハー食糧だー!」と叫びながら荒野をバイクで駆け抜けているのでしょう
「実はそのことなんだ。二人を呼んだ本当の理由は・・・
これから一緒に第一ビオトープに行きたい。会長が残したフルコースを揃えに
それがあれば世界中の人々が飢えをしのげる」
「俺等が子供の頃に見つけ出せなかったメニューか」
「会長のフルコースが?へんてこな豆とかそんなんばっかだったんだろ?」
「トリコがグルメカジノで会長のフルコースのデータを見つけたんだ
味はお世辞にも美味いとはいえないお粗末なものだったらしいが・・・
無限に食べられる食材らしい」
>グルメカジノでトリコが見つけたフルコースデータは一龍のもの・・・。ここで伏線回収してきましたか
こういう所キッチリやってくれるしまぶー流石
>グルメカジノにあった味の記憶がまさかの一龍…これは将来万が一の事態の為故意にこの記憶を残したのか
一龍程の実力者なら邪悪なウド鈴木のイカサマぐらい看破しそうですし、
例え敗北して記憶吸い取られてる最中にも余裕でトンズラ&途中で完全回復とか出来そうですし
そしてここで一龍のフルコースきたこれ。その正体は読者予想ズバリの世界の飢餓を救える食材
なんと味は良くないが無限に食べられるという実にチートまがいのブツでした。三虎はこれ永遠に食らってればいいのにな
逆にトリコがグルメカジノで見つけたデータは、読者の多くが予想していたであろうジュン様絡みではなかったワケで
未だ謎に包まれたままのあの人の記憶は、読者が考えている以上に終盤における重要なファクターになってきそうな予感
「ただ第一は広い。手を貸してほしい。本当ならトリコの嗅覚も必要だが・・・」
「・・・あいつは消沈しちまってるからなぁ」
「ココよ・・・お前トリコが負けることは知ってたんだろ?
なぜあの時小松を向かわせた」
というワケで世界を飢餓から救うべく、第一ビオトープに向かうことになった四天王ですが
主人公たるトリコは未だグズグズと悩んでいるようで、「アイツはとりあえずそってしておこう」とハブられます
で、トリコの名前が出ると黙ってられないのはゼブラ。ココのあの時の判断は本当に正しかったのかと詰め寄ります
「守るためさ。小松くんを・・・そしてトリコを
少なくともあの時あの状況下では僕の占いの結果であの指示は最善だった」
「守れてねーじゃねーか」
「でも二人は生きている
大丈夫!小松くんもトリコももう既に僕等が心配するような存在じゃないよ」
>小松がトリコの元に行かなかった場合、蘇生包丁を受けれなかったトリコはスターに殺され、
小松はジョアにさらわれてたわけですから2人の命を助けるための最善手ではあったんですね
トリコの元に小松が行ったために、トリコの命は小松に救われ、小松の身柄はスターが守ると。アレ?主人公?
>トリコのやつは落ち込んでるけどそっとしておこう・・・って四天王3名の気遣いはいいんですけど
世界がこんなヒャッハーになってるのにいまだに行動を起こさない理由が恋人と生き別れた傷心ってちょっとかっこ悪いなあ・・・
傍からはぼんやりたそがれてるように見せかけて、
実は新たな力を研ぎ澄ましながら心を鬼にして機が熟するのを待っていた・・・とか理由がつくならいいんだけど
トリコがジュン様に敗れ、小松が美食會に拐われる結果となったココの指示はミスだったように思えますが
あの時、考えられた最悪のケースは小松がNEOの手に落ちること
そして小松が蘇生包丁を施さなければトリコもあのまま死んでました
まさしく言う通り、小松をNEOから守りつつトリコの命を救うには、小松を美食會に預けるという選択肢が最善だったのである
「フン・・・別にトリコの心配なんかしてねーよ」
「ハチャメチャ心配してっけどな・・・うちの妹は・・・」
と、ここで再びグズグズ悩む主人公にカメラ移動。物陰から心配そうに様子を伺うリンが結構ヒロインしてます
そういえばリン見て思い出したけど俺達のザイパーさんはあれからどうなったんだ
そんなダメ主人公を見かねたのか。彼に喝を入れ導くべく、一人の男がフラリと訪れます
「まーだ落ち込んどるのか・・・やれやれじゃのう・・・」
「ノッキンジジイ!」
『ノッキンジジイ!?』
>ノッキンジジイで密かにショックを受ける次郎がかわいいw
一龍亡き今のトリコを奮い立たせるにはやはり次郎さんしか居ないのですね
どっちかと言うとショックの大きさは次郎さんの方が上だと思うけど・・
いつもと変わらずニコニコ笑いながらも、小娘にノッキンジジイ呼ばわりされて内心ショックを受けてる次郎が可愛いぞ
”次号ノッキンジジイがトリコに語る真実とは?”と煽りでもノッキンジジイ扱いされて次号へ続く
260話
「一杯どうじゃトリコ君。台風一過とはいかんが・・・星がきれいじゃのう・・・
ほれ。ムカデミアンナッツじゃ」
「悪いな次郎さん・・・今は・・・何も喉を通らないんだ・・・」
>デフォルメ効いてはいますがシリアス中にいきなりムカデミアナッツはドギツイですね
>ムカデミアきめぇ、もっと良いのなかったのか
もっと何か他の肴はなかったのかよ!
冒頭、ムカデとマカデミアンナッツが合体したキモい食材を肴にトリコに酒を注ぐ次郎
正直採用してもらった大阪府:大伏出くん本人ですら「何故よりによってこんなシリアスな場面でコレを!」と狼狽えたのではなかろうか
今のトリコじゃなくてもこのナッツは食いたくないところですが、我等の主人公たるやそんなツッコミも通用しないほどのマジ凹み中
リン曰くもう何日も飲まず食わずでずっとアホみたいに突っ立ってるとの事
『にしては体力がいささかも衰えておらんな・・・
それどころか以前とは比べ物にならん程のエネルギーに満ち溢れとる
今の本人の心情とはまるで真逆じゃな・・・』
しかしその凹みっぷりとは裏腹に、何日も断食しているようにはまったく見えないほどエネルギーに満ち溢れているトリコの肉体
活目すべき肉体の変化と、まるで反比例するように萎んだ心。次郎は小松のことに敢えて触れないようにしながら言葉を続ける
「この酒は・・・イチちゃんが唯一好きだった酒じゃ・・・その名もまぼろ酒
・・・と言っても全く幻でも何でもないどこにでもある普通の酒じゃ。度数も弱い
ワシャぁ個人的にあんまり好きじゃないのぅ」」
「酒の飲めない会長が・・・?なんでわざわざそんな酒を今・・・」
「イチちゃんが死んだ。グルメ界でな」
「え・・・」
「ほれ。献杯じゃ」
突如告げられた一龍の死に言葉を失うトリコ
>【悲報】『トリコ、一龍の死に気づいてなかった』・・・アカン
いやそら死んだ瞬間であろうタイミングには気絶中だったけど今まで気づいてないってことは、
コイツ目覚めた時からずっと腑抜けててろくろくIGOに協力してないどころか誰ともマトモに話してないってことですよね
マンサム所長達が世間には会長の死を隠しててもトリコが顔出せば話しただろうし。そらゼブラやサニーにもほっとかれますわ
だが意外にも狼狽も戸惑いはなく「そうかー」という感じで静かにそれを受け入れた様子。なんとなく予感みたいなのはあったんでしょう
注がれた酒にもまったく口をつけようとしなかったトリコでしたが、献杯と言われれば断るわけにもいかず素直にそれを飲み干します
「会長らしい味だ・・・素朴だがどこか懐かしい・・・」
「美食會のボス三虎に負けたんじゃが・・・ま・・・腑に落ちんこともない・・・
これだけはワシも認めるがイチちゃんの実力は間違いなく世界一じゃった
その優しさも含めてな・・・
若い頃はワシもよくイチちゃんと喧嘩をした・・・いつもワシがボロクソに泣かされとったが・・・
必ず最後は勝ちを譲る兄貴じゃった・・・そうしなきゃワシが泣き止まんかったからのうぅ
きっと三虎に対してもその優しさが顔を出したんだろう・・・誰よりも弟思いじゃったから・・・」
”暴獣”を兄弟喧嘩で泣かす兄貴!
>暴獣・次郎と言うくらいだから、さぞ負けん気の強いお人かと思いや、意外と昔は泣き虫だったのね
>あんなペロペロ入道のおっさんに弟として優しくした一龍マジ人格者
頂上決戦は能力バトル路線だったのでぶっちゃけ強さの程がイマイチ解り難かった一龍ですが
地球の自転を一瞬止めたり、衝撃波が宇宙にまで届くパンチを撃つ次郎が「ワシが認める世界一強い男」と断言する格上の兄貴でした
三虎自身「兄者が本当に殺すつもりで来ていたら違った結果になっていた」と言ってましたし、三兄弟最強は最後まで彼だったのでしょう
彼を敗北させたものは「老い」ではなく、その「優しさ」だったのである
「俺は一度も勝たせてもらったことはないけどな・・・」
「いつか本当に自分が負かされると思っとったからじゃないか?
トリコ・・・おぬしの中に潜在する力を・・・イチちゃんも感じ取っていたんじゃろう・・・」
『そして既におぬしは・・・』
兄弟喧嘩では弟に勝ちを譲っても、トリコに稽古をつける際はただの一度として花を持たせることをしなかった一龍
それはトリコがいつか必ず自分を超える逸材であると確信していたから
故に本当の「その日」が来るまでは、例え冗談や演技あっても負けるワケにはいかないと心に決めていたのでしょう
そして次郎の見立てでは既に今のトリコはその境地に達した模様
>トリコが超絶パワーアップして物語も終盤か…いやいやフルコースまだ穴だらけよしまぶー
>トリコ…一龍を超えた実力者になったか もう弱いとか言えんな
八王がビビった目覚めと、先々週の風の描写を見て「一龍や三虎クラスの世界に片足くらいは突っ込んだか」と書きましたが
「四天王最弱」と読者に蔑まされ続けてきたトリコ、ついに主人公として足る実力を手中に!
しかし・・・・
「いや・・・俺は弱い・・・一人の料理人も守れねえ弱い美食屋だ・・・
自分の力の無さが・・・憎い・・・」
当の本人は「いや俺ゴミ虫以下ですしおすし」と凹みモードを加速。ずんずんレイプ目になっていきます
「野生での神経症部に善も悪もない。勝っても負けても恨みっこなしじゃ・・・
むしろ相手に対し敬意を表す。そうじゃろう?トリコ君・・・・
ならば自分を恨むな。憎むな
正々堂々死ぬ気で闘ったんなら自分にも敬意を表せばいい。誇りを持てばいい
どれだけ自分を責めた所で起こった事実は何も変わらぬ・・・
それを認め、受け入れ、また立ち上がるだけ
人生はブランコと同じじゃ。より高く進もうと漕げば、同じ分だけ後退するリスクも伴う
イチちゃんはもう二度と戻ってこんが・・・小松くんは生きとるじゃろう
めいっぱい後退したブランコはあとは大きく前進するだけじゃ
そのまま飛び出し羽ばたけばよい。無限に広がるまばゆい未来へ」
「野生の闘いは善も悪もない。勝っても負けても恨みっ子なし。むしろ相手に敬意さえ感じる」 次郎が切々と説く「野生の勝負」は
トリコVSトミーやサニーVSトミーの最中でも互いに感じあった感覚。てかトミー戦多いな!名勝負製造機かアイツ
そしてなにより一龍は死んでしまったが、小松は生きている
奪われたなら再び取り返せばいい。目一杯後退したブランコが、その反動で思いっきり前に出るように
年寄りのありがたい説教が入りましたが、終始レイプ目のままのトリコ
「未来・・・ありがとう・・・次郎さん・・・」
などと心ここにあらずの状態で説教の礼をすると、フラフラとその場を立ち去ろうとします。どんだけ小松好きなんだこいつは・・・
読者がトリコの女々しいホモっぷりに憤慨しかけたその時。次郎がその背に最後の問いを投げかけた
あとどうでもいいが次郎「トリコくん」って言ったり「トリコ」って呼び捨てにしたりで定まってないな
「おぬしの”夢”はなんじゃ?」
「俺の・・・夢・・・」
「もう一度思い出してみるがいい・・・進むべき未来の道は自分の過去が照らしてくれる
ただこれだけは忘れるな・・・ワシらは『美食屋』じゃ
寝ても覚めても・・・ワシらは美食屋なんじゃよ・・・」
進むべき道は過去の自分が教えてくれる。なかなか含蓄のある次郎の言葉
これってもしかして、しまぶーが例の不祥事を起こしてどん底にいた時に誰かから言われた言葉だったりしてな・・・
「島袋くん。思い出してみるといい・・・進むべき未来の道は自分の過去が照らしてくれる
ただこれだけは忘れるな・・・僕らは『漫画家』だ
寝ても覚めても・・・僕らは漫画家なんだよ・・・」
10年後くらいにしまぶー自叙伝出したら買うわ(全部妄想です)
「美食屋トリコ」の夢。それは料理人・小松と出会う前からずっと変わらないモノ。彼の全ての原点
世界で最高のフルコースを!
そしてそのメイン食材には・・・
>次郎「お前の夢はなんじゃ?」訳「フルコース集めないで終わるの?」
不死鳥のように復活を遂げた「漫画家」しまぶーよろしく、「美食屋」トリコは再びその瞳に輝きを取り戻せるか?
「これは一体・・・説明しろ何があった!?ジョージョーはどこだ!」
一方壊滅したアジトの惨状を目の当たりにし、珍しく取り乱すジュン様
「お前達の存在にはだいぶ前から気付いていた」だの「雑なスパイを送り込みやがって」だのと、全てまるっとお見通し感を出してましたが
ジョージョーを完全に信頼してたあたり、その目も存外に節穴だった模様
>ジュン様がジョージョー!なにがあった!?と彼の名を叫んでいるのを見ると
ジョージョーの信頼度はかなり高かったから、彼はテイストチェンジされたんじゃないかと推測できますね
ひょっとしたら人類側でトップクラスの科学技術者だったのかも?
>雑なスパイとか知ったかしててジョージョーの裏切り見抜けてないジュン様に萌える
フェスへの出撃時のやりとりも今となっては滑稽極まりない
>ジュン様「ざ、雑なスパイ…えっ、ジョージョーも?! orz」
Before
「雑なスパイを送り込みやがって・・・」
After
『まさか・・・NEOの手がここまで・・・!』
このぐぬぬ顔である。でもちょっとだけボンクラ属性が加わって、完璧超人でいるよりは逆に人間的な魅力は増したように思う
>グリンの安否が気になる美食會サイドですがジュン様が建物の中に入ったので少なくともテイストチェンジによる裏切りはなさそう
毒で死んだという可能性が出てきますがはたしてどうなっているのか・・・?
とりあえずあちこちから上がっていた火の手はグリンが鎮火したと思われますが、今回は彼の描写は1コマもなし
ココの毒が彼の肉体にどんな影響を与えているのか気になります。まさかあの頭痛だけで終わりってことはないと思うが
「気がついたようだね・・・」
ラスト。だだっ広い部屋で一人目を覚ます小松。まだ朦朧としていた意識を一気に覚まさせたのは、聞き覚えのある男の声だった
「ようこそ小松・・・廃業寸前の美食會へ・・・」
「た・・・竹ちゃん・・・!」
再登場の大竹!しかしその目は完全レイプ目!
>竹ちゃん顔の血管?が消えてますが、グルメ細胞が馴染んだんですかね?目の輝きもなくなってるし…
あと息切らしてるのは本部で裏切り者相手に戦ってたからでしょうか
>竹ちゃんどうしたの?以前と別人なんすが…
>大竹「転職先間違えたかな…」
>汚い手を使ってまで大きくした店を捨て、
IGOを裏切ってまで小松と対峙するために来た美食會がもう廃業寸前って竹ちゃん不運過ぎる…
全身ボロボロの怪我と荒い息使いを見るに、NEOの反乱の際には彼等相手に立ち回ったりしたんでしょうかね?
「廃業寸前の美食會」という自嘲がかなり可哀想というかなんというか正直大竹には同情します
拉致られる→でもその目的に賛同し、「俺はここで腕を磨いてGODを調理する男になってやる!」と野望に身を焦がす→
いきなり美食會壊滅(イマココ)
友との再会は皮肉な形で実現した。強大な「力」を失った美食會で、野望の男大竹は何を思う?ってところで引き。これは続き気になるな
「力のなくなった美食會などもう価値がない」とか言って出て行こうとするのか
それともあくまで美食會の料理人としてこの苦境で奮迅する覚悟なのか
大竹のキャラとしては前者っぽいことを言いそうですが。出て行ったところでNEOに入れてもらえるワケでもないし・・・
っていうか大竹くらい才があれば既にNEOにスカウトされてる可能性もあるのか
しばらく美食會で身を寄せ合う展開だと、「小松お前には負けないぜ」とか言って更にライバル心を強めそうですが・・・さてどうなる次号へ続く!
>大竹…こりゃNEOに付く気満々ですね
>大竹の口調からしてNEOは認識しているし組しているように思えますが・・・メタ的に考えると梅ちゃんがNEOにさらわれてるわけですし
わざわざ大竹もNEOに入れても展開的にくどくなるしここはフェスからの流れで大竹もここで一気に決着、清算されるような気がします
>こんばんはサヤです。次回のトリコで小松の過去話をやりそうな気がします。実はずっと思っていた事があります
それは小松が二代目メルクから初代メルクが親代わりだった話を聞いて同じような反応していた事と、
千代婆の過去を聞いて「もしかしても竹ちゃんも・・・」とハッとしていた事です
もしかして、小松と大竹には親代わりだった人がいてその人が亡くなったんでしょうか。大竹があんな性格になったのはそれが原因?