261話

「フ・・・全くザマぁないな・・・俺も独立してから今まで幾つかの店を開店しては潰してきたが
まさかこんなデカい組織の閉店に立ち会うかもしれないとはな」
「竹ちゃん大丈夫!?横になって・・・何があったの・・・?ここは美食會・・・だよね?」

「今頃・・・IGOもそうだろうが・・・分かりやすく言うとヘッドハンティングされちまったのさ
よりデカイ組織へ・・・今美食會にはほとんど人材は残っちゃいないよ・・・
いるのは一部の忠誠心のある幹部と・・・さらってきた料理人くらいか・・・う・・・くはっ」

裏切り者達の暴動の際大怪我でも負ったか。それとも一応グルメ細胞持ちだし、食圧も使えるだろうし連中と一戦くらいは交えたのか
満身創痍の理由は謎のままですが、拐われてきた小松に敵意を剥き出しにするでもなく、聞かれたことを淡々と説明する素直な大竹

自分の服をビリビリ破って手当するという、ヒロインキャラテンプレの行動で大竹を気遣う小松マジヒロイン
これが美女キャラなら二の腕なり太腿の白い肌が露わになるサービスシーンですが、残念ながら男なので裾を破っただけです。残念
「ちょっと待ってて!今そこにある飲み物を取ってくる!食べられそうなものも・・・」
「!?待て小松・・・ここは確かに食納庫の近くだが何故それを知っている?近くに食材があると」
「食材が呼んでるからさ!声が聞こえるんだ!」
衰弱している大竹の為に飯を作ろうと食料庫に走り出す小松。料理人としての技量は現状の小松を上回るであろう大竹ですが、
Mr味っ子の中江兵太ばりに食材の声を聞く小松のチートぶりには驚きを隠せないようです
>廃業寸前とは言え敵陣のど真ん中で食料もろくすっぽ残ってない状態なのに
そこで食材の声を聞き美味しい食事を笑顔で作る姿を見せる小松は精神面がタフになったと実感できますね
相棒さらわれてぼけ〜としてる主人公(笑)も頑張ってもらわないと肉体は覚醒してるのに・・

「即席だけど少しは回復すると思う。ゴメンよ。いい食材があまり残ってなくて・・・」
「これはまた質素だな・・・めぼしいモノは全部・・・そいつらが持ってっちまったからな・・」
「竹ちゃんはどうして行かなかったの・・・?その組織が美食會よりも可能性のある場所なら」
「俺はまだここから何も吸収しちゃいない・・・大事なことをまだ何も」
大竹は何故NEOについて行かなかったのか
まぁ単純に実力不足で引き抜きの声がかからなかったのかもしれませんが。前回における大方の読者予想を覆す意外な選択
彼ほどの野心家ならば先の見えた美食會よりも未来のあるNEOを選ぶのが当然のはず。だが何故かそれを良しとしなかった大竹
大竹は成功してすっかり変わってしまったと思っていた小松だったが、その返答を聞いて根っこの部分は昔のままであると確信した
その言葉は、あの時とまったく変わっていなかったから
「僕達は結局本店には引き抜かれなかったね・・・」
「まだ腕が足りないからだよ」

「なぁに・・・まだまだこの店で学ぶことは山ほどある
学べることは全部吸収しなきゃな。何より・・・俺達はまだ聞いてないだろ?
俺はこの店の全ての客の口から「旨い」って言葉を聞きたいんだ
腹の底から沸き上がる、その幸せの言葉を」





「貧乏だった修行時代、3人で食べたまかない飯・・・安い食材の余り物しか使えない中で・・・
でもそれぞれが一生懸命工夫して作ったあのまかない料理・・・本当に美味しかった
本当に・・・あの味を僕の舌はハッキリと覚えてるよ
竹ちゃんが言ってた目標もハッキリと覚えてる
キラキラ輝いてとってもまぶしい素敵な目標・・・
それは僕等を含め全ての料理人が共感するものだった・・・」
「フ・・・言ったっけそんなこと・・・」
同じ釜の飯を食った同期である小松と梅ちゃんが・・・否。この世の全ての料理人達が共感を覚える、若き日の大竹の目標
「よく覚えてないな」などと言いながら小松のスープを口に運んだ大竹は、懐かしさも手伝ってかその心中を切々と語り出した
「こいつはまるで・・・あの時のまかないだな・・・俺は・・・
俺のかかげた目標は・・・キレイ事だ・・・」
小松が今もハッキリ覚えていると言った、あの時のまかないの味。それは大竹も忘れていなかった
だが小松が共感した目標は、嘘で塗り固めたキレイ事だと。友達の前でカッコつけた建前にすぎなかったのだと告白を始めます

「俺は修行時代から野心の塊だった・・・その目標もより高いの野望のための踏み台にすぎない
全てを踏み台にしてきたつもりだ。力にしてきた。
自分が孤児だったという過去も
ずっと前だけを向いてきた・・・時代にも媚びず・・・後ろは振り向かず・・・ひたすら突っ走ってきた
ほどなくして・・・”あの事件”が起きた」
「竹ちゃんが育った孤児院の集団食中毒事件・・・
毒食材の処理が十分にされないまま・・・それを食べた子供達12人全員が亡くなった・・・」

大竹の野心は、孤児として育ったことで培われた世間に対するハングリー精神によるものが大きかったこと
その出身施設で
児童全員が亡くなるという痛ましい食中毒事件が起きたこと
献花の為に何年かぶりに孤児院に足を運んだ大竹は、そこで見た光景にハンマーで頭を殴られたようなショックを受ける

「痛ましさより先に愕然としたのは・・・こんな安い食材しか仕入れられなかったのか
いやそれよりも・・・この程度の毒食材を調理する技術もなかったのか」

孤児院の食材は、全て安価な毒食材ばかりだった。勿論きちんとした処理をすれば無害で食べられるものではあったが
その技術を持った調理師を雇うことすらできなかったのだろう
食中毒は偶発性による事故とは言えなかった。彼等の尊い命を奪ったものは貧困だったのである
>孤児院の子供達の事を思えば思うほど上の人間の腐敗っぷりと下級層の暮らしの差に絶望してしまいますね
でもその現状を変えるには自分も上を目指さないといけない悲しい板ばさみですね
>金のない孤児院などは有毒な食材を毒抜きして使ってるとかあの平和に見えたグルメ時代も一皮剥けば世紀末の様相ですね
グルメカジノで孤児が麻薬食材に手を出して放浪していたように案外三虎みたいな境遇の人間がずっといたんでしょうかね?
それとも毒があろうが旨ければ食う、不味ければ食べれたとしても誰も食べない流通しない、
推察でアカシアがこのグルメ狂気を作ったとありましたがそれの証明なのかも
>大竹の孤児院の事件はあの飽食の時代ですらただ食べる事すらできない人が山ほど居るってのが実感しました
これまでも沢山の子供達にクリスマスに食糧配給やグルメヤクザが食料を食わせる展開はありましたが、
世紀末状態の現在、第二第三の大竹の悲劇を生み出すかもしれませんね
「卒業してから孤児院に足を運んだのはその日が初めてだった・・・
ずっと俺は自分の過去を憎んでいたんだ。恥ずかしいとさえ思っていた
俺の強い野心はそんな過去への反骨精神だったんだ。とにかくあの場所が大嫌いだった」

孤児院出身であるという過去を自分の中で黒歴史とし、その全ての関わりを断とうとしていた大竹。だが・・・・






なのに孤児院の後輩達は・・・

この場所すら踏み台にした俺を・・・

こんな薄情な先輩を・・・

誇りにしていたんだ・・・
こんな俺のことを・・・
毎月届いていた子供達からの手紙も一度も目を通さなかったこんな酷い俺のことを・・・
必死で応援して・・・俺は・・・・俺はバカだ―!

そこで大竹が見たものは、「憧れの大竹先輩」として子供達からヒーロー視されていた自分の姿だった
毎月手紙が届いていることは知っていたのに、ただの一度も目を通そうとすらしなかった薄情な自分を応援し続けていた子供達
今まで目を背けていた現実を目の当たりにし野望の青年は悟る。
自分がどれだけ愚かだったかを
子供達手書きの応援メッセージの端には、当時のグルメ雑誌にほんの少しだけ載った大竹の料理の記事も貼られていた
内容は胡散臭い評論家にボロクソに酷評されているものだったが、
それでも子供達にとっては憧れの大先輩がメディアに露出した唯一の記事であり、彼等の自慢のタネだったに違いない

『ゴメンよこんな記事・・・悔しかっただろうな・・俺は不器用だからさ・・・
世渡りが下手でこんな記事書かれちまって・・・ゴメンよ・・・本当に・・・
ゴメンよ・・・みんな・・・』
野望の男の目から、枯れたと思っていた熱い涙が伝う。そしてこの孤児院の名前こそが何を隠そう「オトギのしろ」・・・
そうだったのか大竹!(号泣)

「その後開業したのがメルヘン料理「オトギの城」だ。俺はなりふり構わず店の評判を上げることだけに終始した
子供達がいなくなったあの部屋を俺の朗報で・・・その記事でいっぱいにしたかったから・・・
みんなが天国で胸を張って暮らせるように。バカにされたりイジメられたりしないように・・・
俺は・・・自慢の先輩でいたかったんだ・・・」
「竹ちゃんがメルヘン料理を始めたのも・・・
なるべく子供達に向けたメニューを作りたかったからだね・・・」
子供達の憧れだった大竹シェフであるために。彼等が天国で胸を張って暮らせるように
これが大竹がマスコミを利用して店の評判を先行させていた理由。まぁだからと言って客を軽視していい理由にはなりませんが・・・
「俺はまだまだ成り上がる・・・これからもまだ・・・ただ・・・もうどこも踏み台にはしない
利用し・・・学び・・・吸収したら・・・
一緒に連れて行くのさ。GODの元へな
俺はいずれGODが食べれる孤児院を作る
誰もがうらやむ孤児院って・・・すげえメルヘンチックだろ?
だがそれまでは振り返ってる暇はない・・・今も突っ走らなきゃならない・・・
まだ美食會から全てを吸収させてもらってないからな・・・小松
このスープ悪くなかったよ・・・ただ正直今の俺ならもっと美味しく作れるな」
>大竹は生い立ちで元々野心を持ってたけど、その野心のせいで自分を慕う子供達を間接的に殺してしまって、
その罪滅ぼしを有名になることでしていたのか センターの話を出た時「もしかしたら竹ちゃんも…」って小松が言ってましたが、
大竹は子供達を蘇生させたいのではなくあくまで自分の腕を磨き、GODを食べられる孤児院を作るのが目的みたいですね
>大竹が蘇生食材を欲している可能性があることから誰か蘇らせたい相手がいるのか、というのは小松の反応で分かっていましたが
まさかそれが忌み嫌っていたと言っていいレベルの、おそらく一人の名前も知らないだろう孤児院の後輩のためとは…
唯一飾られていた記事も小さな批判記事のみ、というのも間違った手段とはいえ賄賂でメディアを手懐けていた理由になっていたとは
千代婆同様、過去の因縁の整理に入った回でしたが料理人・大竹の再起という意味で印象に残る回だったと
>大竹「旨いと言わせるためならば…僕はどこまでも野心家になれる」卑怯番長だこれ

>竹ちゃんNEO行きだろうが美食會残留だろうが悪堕ち必至だと思われていたのに一人で改心してましたね
小松も知ってる集団食中毒事件がきっかけってことは美食會に入るかなり前から改心してた様子だけど
美食會以前に持ってた店捨ててるし結構客をボロクソ言ってたような気がするけど、
欲の皮の突っ張った大人にはキツイが子供には優しいとかそんなのだろうか
>大竹の過去、今までやりたい放題やってきたり、美食會入ったり、褒められたことはしてないけれど悲しいものがありますね
「GODが食べれる孤児院」っていうのは美食會の「独占」とは対照的ですしこいつ美食會にいるの間違いじゃないのかな
>大竹の株上げ来ましたがこうなると小松を蘇生包丁でザクザクやってたのはもう黒歴史ですね
>大竹!めっちゃ見直した!たった一話で嫌いなキャラから好きなキャラになってしまった。こんなのスラムダンクの南以来だ!!
>今回の話で大竹は野心家だけど外道ではないってのが分かって少しだけ安心しました
小松とのいざこざも解消されて以降は純粋にライバルとして競い合う仲になるのでしょうか
>しまぶーの十八番・人情譚。 忙しさにかまけて大事なものを見失ってたよ〜♪ってノリは建築家のスマイルの時と似てますね
なんかしまぶー自身それっぽい原体験があるのかも。ただ、
スタージュンVSトリコのようにこれから終生のライバルとして長く競い合うと思われた大竹がここに来て猛スピードで白さを取り戻してるのは、
千代婆のときと同じサブイベントを畳みにかかってる気がして素直に感動できないんですよね・・・
彼、美食会サイドに渡ってから直接小松と料理対決したことまだ一度も無いんですもん

「GODが食べれる孤児院」。それが今の大竹の野望!
竹ちゃんは何も変わっていなかった。あの頃と変わらない目の輝きで夢を語る親友の姿に、小松はボロボロと嬉し涙をこぼす
「そぉ?嬉しいよ・・・竹ちゃんにそう言ってもらえて」
小松大竹のこと好きすぎ問題。腐女子歓喜。絶対トリコが嫉妬する三角関係の薄い本出るわこれ
しかしコメントにもあるように、大竹は小松との料理勝負を経ることもなく一方的に善人化して和解してしまったので
今後は良きライバルとして高め合っていくにしろ
物語として見た場合にはもうお役御免の立場に
それともNEO陣営に連れ去られた梅ちゃん絡みのイベントでまだまだ主軸に絡んでくるのか。今後彼の役割がどう変化してくるかは注目です

「フ・・・同業者に言われてもな」
「そうだねお客さんに言われないとね・・・お客さん全員の口から聞きたい言葉は「旨い」だもんね」
「ここのボス三虎様からは・・・一度も聞いたことのない言葉だがな・・・どうやら戻ったようだ」
と、ここで壊滅寸前の美食會にボスが戻ったところで引き。三虎の帰還は傾いた組織を立て直せるのか?
「料理人を全員集めろ・・・飯にする・・・」
>今回の話で大竹はずいぶん株上げたなぁ。それに比べて三虎ときたら・・・
借金に苦しむ母子が待つ家に帰ってくるなり「酒!!」とか怒鳴る駄目親父みたいだぜ…
>三虎のぼんくらパートまだ続くのか 次は小松が大竹とありあわせの食材で三虎を懐柔する話かな
もう三つ巴の一角って感じでもないし
>三虎は一龍を埋めた帰りだろうから、フローゼの遺体がないことにも気づいたでしょうね
ジュン様の情報と合わせてジョアの正体を考察するんでしょうか
しかしまあ…アジトの惨状や部下大脱走に対してはどう反応するのやら…
>世界をボロボロにして帰ってきた三虎さん、なんかここにいるヤツラ全員目が死んでるな
メシにするといっても暴食バカのこのおっさんの食事が成立するほどの食材が残ってるのか・・・?
>『男殺し』小松遂に三虎をも籠絡しにかかるのか、なんかもう小松がビッチに見えてきたよ・・・
>小松の料理を食べて即堕ちする三虎は見たくない
>小松が腕を振るって三虎までめろめろになっちゃわないか不安を抱きつつ次号へ続く!
>一度も美味しいと言ったことのない三虎が小松の料理にフローゼの料理を重ねて初めて美味しいと言い、
小松にフローゼの面影を見て惚れ込むのは確定的に明らか

「飯にする・・・」(キリッ)じゃねえよこのボンクラ親父が
料理人なんかもう殆どいませんから!主にお前が無能のせいで!
逆恨みで人間界を半壊させるわ、ジョアを生み出した張本人だわ、NEOの根にはまったく気付いてなかったわで全くいいところのない三虎
このまま無能として読者にこきおろされる役どころか、ボス格としての威厳を取り戻すかは
まさに次号の展開次第
あっさり小松に籠絡されるのか、それとも・・・?注目の次号へ続く!
>一見美食會の“閉店”のように見えて、その実来週あたり、裏切り者や覚悟の無い者を切り捨てより強固な結びつきになった、
精鋭と忠誠心の高い者だけの新美食會“開店”の宴になるんでしょうね
料理長たちが作った料理もこれまでのように三虎が独占するのではなく、フローゼのように皆で分け合って食べるとか
>大竹と和解し、さらにはこのまま三虎にも迫りそうな勢いで順調に共闘フラグを立てていく小松。一方トリコは次郎に説教されていた


262話

「この状況をなんとお詫びしたらよいか・・・三虎様」
「任務を完全に遂行したのはお前だけだ・・・スターお前が詫びることはない
それより・・・料理人はこれで全部か?」

「はい。人間界から集めた約千人の料理人でございます
総料理長を始め・・・もともと居た美食會専属料理人はみな姿を消しました」

>「美食會で完全に任務を遂行できたのはお前だけ」ってのは三虎の自嘲も入ってそうですね
冒頭。壊滅寸前の本部の有り様を詫びるジュン様と、それを寛大に許す度量を見せる三虎。まぁ主に自分のせいだしな
拉致してきた料理人達は約千人。本来なら今の人間界の食糧難を支えるべき人材達が、ここで無為な時間を過ごしている事にも憤りを覚えます
「事情はおよそ把握できる・・・寝返った者達は放っておけ・・・いずれ始末する。それより腹が減った
いいかよく聞け。今ここにいる料理人達は全員私のコンビだ!
お前達の仕事は私のために料理をこしらえること・・・ただそれだけだ
食材はこれまでお前達が見たこともないグルメ界の美味なるモノを用意しよう
さぁ作るがいい。私の腹を・・・細胞を・・・全てを満たす料理を・・・」

「ふ・・・フザケるな!誰がお前などのために・・・!」

「そうよ!そもそもあんたのコンビなんてゴメンだわ!
私にはちゃんとコンビの美食屋がいるし!」
あまりにも身勝手な三虎の物言いに食ってかかるのは「中華の帝王」零春と、名前不明の女性モブ料理人
服装がキャミソールなせいで微妙にエロいのと、焦燥した表情のせいでなんか台詞が陵辱系エロ漫画っぽい
「アンタのチンポなんかゴメンだわ!」三虎のチンポには勝てなかったよ・・・」というNTR系薄い本が(ry

「元気がいいなトップランカーどもは・・・既に貴様らに選択の余地などない」
「アルファロ!お前は無事だったか!」
>アルファロさんだわ!しかも…アルファロさんだわ!!
>スミマセンはんぺらさん。今度はアルファロの地位が迷子です
>アルファロって側近だから、ジュン様より上と思っていたけど、
ジュン様に呼び捨てにされたり敬語なしで話している場面をみると、同格と見なしていいのかな

と、ここで現れたのは美食會ギャルソン・アルファロ。大方の読者予想通り、三虎の側近中の側近である彼はNEOには引き抜かれなかった模様
アカシアのフルコース争奪戦では
ゴブリンラモン&メガロドラスとのマッチアップでしたが、彼等はどうなったのか?
普通にアルファロに倒されてリタイヤしたのか、それとも彼等もNEOのスパイだったか。果たして・・・
「寝返った者達は裏切りでなく催眠に近い。恐らく操られている・・・
そこにいるグリンパーチ。お前のようにな」

ドレスを始めとする幹部達の裏切りは利己的な理由ではなくテイストチェンジによるもの
三虎のカリスマ性に対するフォローが入りましたが、それと同時に4週前からのグリンパーチの体調不良に関してなにやら不穏な空気が
グリンの意識朦朧状態はデビルポイズンの効果ではない?
既にどこかでテイストチェンジを受けていた?
>グリンパーチ「あうあう^q^」
>やっぱり洗脳されていたグリンパーチですが、ココと戦った後にテイストチェンジを喰らっていたのか、
はたまたやっぱりココに洗脳されていたのか、予断を許しませんね
その昔、コータローまかりとおるで日本舞踊での洗脳をバンドの歌声で解くという展開がありましたが、
『みんなで食べると美味しい』小松の料理の美味しさで洗脳が解ける展開があるのではと睨んでいます

「グリン・・・お前何か食わされたのか?」
「うぅ〜」
「いずれにせよボスのために働けなくなった者の末路は・・・「死」のみ」
もちろん現行時点ではあくまでアルファロの推測にすぎず、単純にデビルポイズンの効果のせいで意識朦朧状態の可能性も高いですが
というかそうあってもらいたい。アルファロは殺す気満々だけど、グリンて妙に憎めないキャラしてるよね・・・
>グリン「うー」 アルファロ「うーうー言うのやめなさい!!」

「貴様らも早速料理を始めるがいい・・・死にたくなければな」
「お・・・俺達料理人は・・・・時に聖人よりも気高い品位と徳を求められる・・・
それがグルメ時代の料理人。お前達のような悪に決して魂は売らん!」

三虎の為に働けなくなれば、幹部とて即座に命を絶たれる美食會。拐われてきた料理人達にその命令を拒絶すること不可能
と思ったら敢然と拒否を示したのは
「握りの達人」力也シェフ。命を失うことになっても悪には屈さない高潔な男です
「フ・・・悪か。ひとつ提案しよう・・・私の口から一言「うまい」と言わせた料理人は帰してやる
どうだ?一丁前に聖人君子を語る前に
一人の客を料理で満足させてみろ」
>盗人猛々しいにもほどがあるボンクラ・・・じゃなかった三虎
人間の悪意に傷つけられて「もうお前らの綺麗ごとなんか信じない!」って奴なら
聖人君子の正論を欺瞞だと冷笑しても一面の真理はあるでしょうが、
コイツの場合単なる逆恨み&フローゼ様が一生を賭して伝えたかった『綺麗ごと』を結局理解できないままだったわけですから救えません

対して三虎は「うまい」と言わせたら人間界に帰してやるという交換条件を料理人達に提示
大竹曰く「これまで一度も聞いたことがない」という三虎の「うまい」発言。それを引き出すというのは無理ゲーに思われますが・・・
「僕作りますよ」
「小松シェフ!?」
「小松シェフ・・・なぜ・・・奴は美食會のボスだぞ」

ここで場の空気をまったく読まずに名乗り出たのは我等の小松
「なんであんなヤツの為に料理なんか・・・」と他の料理人達がその行動を諌めようとするも、小松は笑顔でこう答えるのだった
「僕は料理人ですから・・・
ただお腹が空いた人に料理を作ってあげたいだけです」

>薬膳餅の時といい、小松マジで空気読めない子
>人類史上空前の大罪人に、シェフは料理を供するべきか否か?深い問題です
ジョジョ風に言うなら、『トニオさんはディアボロのやった所業を知ってなお彼のために料理を作れるか?』ってことですよね
断るのは建前を口上に料理人の本懐に背を向ける偽善か?
受け入れる小松は人としてのモラルが壊れた狂人なのか?どっちも否定できない気がします

例えそれが善であっても悪であっても。味方でも敵でも。お腹が減っている相手に料理を作ってやることが料理人の本懐
その行動が正しいかどうかはわからないが。少なくとも
ワンピースのサンジも作る派ですよね






「あるものでなんとか・・・精一杯こしらえました!」
「早い!あれだけの量を短時間で・・・・!」
というワケで、あっという間に巨大テーブルに所狭しと並べられた超豪華なディナーを用意してしまった小松
しかし前回も言っていたように、めぼしい食材は全てNEOが持って行ってしまったので材料は有り合わせのモノばかり
そんな料理ではたして三虎の舌を満足させることができるのか?
ちなみに
先週からの善人化著しい大竹は傷ついた体をおして小松を手伝おうとしましたが
「大丈夫だから竹ちゃんは休んでで」と言われると、言われるがままその作業を後ろで眺めながら思いを巡らせてました
俺はもともと・・・嫉妬していたのかもしれないな
小松・・・お前のその純水でひたむきな性格と・・・食材に対する真摯な姿勢
そして何より・・・料理の才能に―
お前に食ってかかったのもそのせいだ・・・お前には負けたくなかったから・・・
強がって・・・気ぃ張ってなきゃ・・・突っ走り続けてなきゃ・・・
お前はすぐに俺の手の届かない遠い所に行っちまいそうだったから・・・
修行時代から知っていたよ・・・お前は天才だって・・・!

ドッゲェー!?勝手に善人化して和解したどころか
勝手に格付けまで済ませてしまいました
>小松の才能と仁徳が最強クラスなのはわかるんだけどなぁ ここまでくると大竹の必要性に疑問が…
この人、蘇生包丁の時もそうでしたが、別にいなくても普通に話は進みましたよね?

「小松に対してキツく当たっていたのは置いていかれまいとする虚勢だった」「俺はお前が天才だと最初からわかっていた」などと
今後は良きライバルとして切磋琢磨し合う那珂になると思っていたライバルの、いきなりの「俺のほうが格下ですいおすし」宣言
もはや本当に存在意義が危うくなってきた竹ちゃん。梅ちゃん奪還時に見せ場があるか?

「い・・・一瞬で食べた!?」
かくして小松が一生懸命こさえた料理を、例によって目にも留まらぬ速さで食う三虎。もっと味わって食えと言いたいが・・・
瞬間、三虎に電流走る・・・っ!
しかしその場に居合わせた全員が固唾を呑んで三虎の反応を見守る中、NEOの暴動によって損傷していた本部に限界が訪れてしまう
天高くそびえ立つ巨大樹木の幹の部分がボッキリと折れ、轟音とともに倒壊してしまいます
「まずい!美食會本部が・・・た・・・倒壊れるぞぉおああああーっ!」

が、その途中で引力に逆らって空中停止する本部。言わずもがな倒壊を止めたのはこの男だった
「ボス!!(ボスが止めたのか!?)」
>三虎は早速マイノリティワールドを使いこなしてる模様。本部が真横に傾いても内部での「下」が変わってないってどんだけー
一龍との戦いで学び盗ったばかりのマイノリティワールドを既に自由自在に使いこなしている三虎
ボスとしての貫禄は下がるばかりですが、戦闘力に関してだけ言えば更なる力を手に入れて盤石の強さに達していると言っていいでしょう
余談だがこの場にトンさんがいたらすごいシャウトが聞けたと思う。倒れるぞおおお!って





「フ・・・フフフ・・・・フッハハハ!ハッハッハッハ!!!
小僧・・・名はなんという?」
「ぼ・・・ボスが食事をして笑った・・・!?」

「センチュリースープをもってしても・・・口角すら一ミリも上がらなかったボスが・・・」

そして高笑いした後に名前を訊くという、大物キャラによく見るわかりやすいテンプレで即落ちする三虎
初めて見るボスの大笑いに驚きを隠せないジュン様とアルファロだったが、小松は三虎を恐れることなく更に提案まで持ちだした
「小松です・・・僕は小松といいます。あ・・あの・・・僕からも1つ提案というかお願いなんですけど・・・
み・・・皆さんで一緒に食べませんか?
食事をするならみんなで一緒に食べたほうが美味しいですよ!」

三虎が驚きに止まる。拐われてきた身でありながら自分に対して意見する度胸もそうだろうが、それよりもなによりも
その言葉が
彼の最も敬愛する女性と同じものだったから

一龍が小松の中にフローゼの雰囲気を感じていたように、三虎もまたそれを感じ取ったのでしょう
「小松と言ったな・・・お前はもう帰っていい」
「うまい」と言わせた料理人は帰してやると約束した三虎。男に二言はないとばかりに小松に「合格」を告げる
「皆で一緒に食べましょう」という小松の願いに対する返事を濁したのは、彼なりに譲れない最後の牙城なのだろうか
>三虎ちょろい
>三虎「やっぱり小松には勝てなかったよ…」

>さすがボンクラ親父、小松相手にもちょろかった もう籠絡かよ…でも良い笑顔でしたね、あんな表情になるとは予想外
遠い昔はフローゼら家族に見せまくってた笑顔なんだろうな…
>もう小松がGODでいいんじゃないかな
>ミドラ「小松、おまえもう帰ってよし!!」 スター「ええ、俺そいつ連れてくんのに腹ぶち抜かれたりなんだり相当苦労したんですけど」
部下のモチベーションをことごとく奪ってくれるボスだなと再認識
>トリコとは一見主人公の名前がタイトルになってるように見えますが、究極の男殺し小松があるゆる屈強な男たちを虜にしていくという意味
>不味い料理を食わされたら海原雄山ばりに怒鳴ったり、美味い料理だったら約束を反故にしたりすると思ったら
きちんと約束を守った三虎が意外でした。フローゼを尊敬していたからか料理や約束に対しては真摯なんですね
>うーん…三虎には前回の引きのガッカリ具合から少しでも持ち直してほしかったところですが、
小松に素直に「帰っていいぞ」と言ったのが意外だったくらいで結局暴食バカのイメージのままだったのが残念というかなんというか
>三虎にも一発合格貰った小松。あり合わせの食材でこんな事ができるのは小松以外にいなかったでしょうが、
彼には成功する株上げイベント以外のイメージがなく、いつも食材を相手にゴルゴ13並みの大偉業の連続で、マンネリ気味を感じます
敗北や失敗などの挫折からの復帰とか、腕前の互角か格上料理人との切磋琢磨などがあると好きになれそうですけども
後者の舞台だったフェスがうやむやになったあの結果では、そういう路線の漫画ではないという結論なんですよね
(敢えて言うならジュン様に負けたトリコがこの漫画で数少ない挫折なのかも)
現在東映YOUTUBEでデカレンやってますけど、初期五人で一番のエリートであるホージーは苦難に次々見舞われて、
それでも立ち向かっていくんですよ。エリートだからこそ困難な試練が逆に似合って良かったなぁ
>根拠無き小松のチート&ヨイショ描写でうんざりだった・・・確かにヒロインだよ、ヒドインとかウザインって類だけどね
もうどう工夫して料理したかとかも語られないし、今の小松無双は料理漫画っつーか
『キリストが水をワインに変えた』みたいな話になってんだよッッッ
>小松はもう天才じゃなく神の領域に達してますよね。ありあわせの食材でセンチュリースープを越える料理提供できるとか

「小松は「天才」ではなく「神」になってきた」というコメントもありますが、「神」という言葉は実に言い得て妙だと思います
小松はこの作品における「デウスエクスマキナ」
仮にどんなメチャクチャな状況になってしまっても小松がなんとかしてくれるだろう的な
単なる準主人公からそういう特異なポジションに移行しつつありますね。もう水戸黄門の印籠レベルの絶対的存在

まさかの一発合格者にざわめく料理人達
それ以上にビビるアルファロ、ジュン様、大竹ら美食會幹部

だがこの直後小松が返した返事は、この場に居合わせる人間達を更に驚かせるものだった
「僕は帰りません
ある人が・・・僕をさらいに来ます・・・必ず・・・必ず来ます・・・
僕はそれをここで待ちます!」
「・・・それは誰だ?」


「世界一の美食屋・・・トリコさんです・・・!」
>小松とアルミンは正ひろいんですね
>トリコを待つ小松が、完全にユリアだコレ。たしかユリアも南斗の都でケンを待つって言ってたし
>ラオウ&トキ、ヒョウ&カイオウのオマージュの次はユリアかよ!!
>はんぺら、お前はまたハイハイ、北斗の拳と言う(ジョセフ風に
>訳:ここで僕が自力で脱出するとトリコさんのかろうじて残った紙プライドがボロボロになるので救いに来るまで待ちます
>小松大竹好きすぎ問題なんて杞憂だった
>小松「ボクは帰りません!(帰っていいぞと言われてもここグルメ界だし帰れないよ・・・)」
>小松の才能とレベルアップ具合はトリコ以上。しかも気概は主人公とヒロインを兼ね備えている
>小松「さらわれるのを待ちます!」 いや、帰れよ
>前回もコメントしましたが、小松が完全に男前にデザインチェンジしましたね。新章突入前に主人公2人はデザインも性格も、強く逞しくなってくのかな
>今週の小松はジュン様も三虎も救ったな
あれで小松が帰っていたらジュン様のメンツは丸つぶれになるか三虎から心が離れるものが続出するかのどっちかしかなかった
>小松の成長ぶりが留まることを知らない
小松の精神のタフさを見ると戦闘能力やグルメ細胞を持っていても何もせずショボくれている主人公の株がさらに下がりそう
>ありあわせの食事で三虎の腹を満たし、『みんなで食べたほうが美味しい』とかつてのフローゼ様のような言葉を口にし、
デレさせた三虎の元に敢えて居続けることで嫉妬心を育てる小松の男心をくすぐる恋愛テクニックが冴えていました
>帰りません!トリコがあたしを攫いにきてくれるもん♪いや帰れよ!今億単位の人が餓えと闘いながらお前の料理を待ってるんだぜ?
行って、一人でも多くの人間に『美味しい』という喜びを思い出させてあげるのがお前の使命だろうが!
帰れば美食会の情報をIGOにも伝えられて結果的に残った料理人の救出にも役立てられるしさ!
ここまで恋愛脳のホモになってるとは思わなかった
>三虎あっけなく小松に落とされやがって…それにしてもトリコを待つ小松の目が気持ち悪いくらいキラキラ過ぎて笑ってしまった
ヒロインは自ら脱出したりしない!主人公に助け出されるもの!
小松は信じていた。この世で最も信頼する相棒が助けに来てくれると。だから自分はここでそれを待つのだと
相棒と引き離されてレイプ目で凹むトリコのガラスハートに対し、小松のこの心の強さときたら。ホントどっちが主人公なんだか
あと「小松の目がキラキラしすぎててキモい」というコメントを見てから「え?それほどじゃないだろ」と思って見返してみたら
本当にキラキラしすぎててキモかった

佐藤元の描くSDガンダムのカミーユかお前は
小松、美食會残留!これは間違いなく彼に感化されて美食會が変わっていく展開と見たがどうか
>小松を助けに美食會のアジトに乗り込んだトリコが目にしたのは、和気藹々と食事をする三虎達と調理する小松達だった
この妄想が現実化する事に花京院の魂をかけるぜ!!
>美食会はどうなるか ほとんど新顔とはいえ集めるほどは人数いましたねw>料理人
三虎が料理人を魅了するのが条件ですが膿を出し切り新組織としてスタートするのか
なんかうやむやになって三虎がIGOサイドに揺れて組織消滅なのか 結構楽しみです

小松の存在は三虎を、そして壊滅寸前の美食會を救うか?次号へ続く!


263話

「この美食會本部にお前をさらいに来る?一体誰が来るというのだ」
「トリコさんです!世界一の美食屋トリコさんが僕をさらいに来るんです!」
囚われてなお微塵も揺らがぬ信頼。何者にも断てぬコンビの絆
並の人間ならビビって小便を漏らしてしまうであろう威圧感に満ちた三虎の問いにも、キラキラ目を輝かせながら答える小松
おそらく先週次郎にハッパをかけられたトリコも、自分を信じて待つ相棒を救い出すべくグルメ界に突入している頃でしょうか

「あれから何週間経ったんだろう・・・腹が・・・減らねえ・・・」
未だレイプ目のまま人間界をフラフラしてました。しかも何週間も何もしてねえのかよコイツ!
四天王の三人は世界飢饉を救うべく第一ビオトープを探索、一龍を失ったIGOもマンサム所長をトップに寝る間も惜しんで奮迅しているというのに
相棒を助けに行くでもなく、民衆を助けるでもなく、街を彷徨うだけのトリコ

「腹が減らねえ・・・」じゃないだろと。「お前の腹のことなんか誰も聞いてないからなんか動けよバカ」と思わず文句を吐きたくなるダメ人間ぶり
と。ここで視点が定まらないまま歩くトリコの前に、一匹の魚を抱えた少年が笑顔で立ち塞がったではありませんか
北斗の拳さながらの荒廃した街を背景に鮮魚を持って笑顔で佇む少年というシュールな絵面。じわじわきます

「これ・・・僕の大好物なんです・・・世界で一番好きな魚・・・「ストライプサーモン」・・・
テレビで偉い人が言ってました。この魚の発見はグルメ時代において大きな革命の一つだって
トリコさんが発見した食材ですよね。こんなにおいしい魚を見つけてくれてありがとうございます」

読者にとってはゾンゲ様のフルコース・魚料理として印象の強いストライプサーモン
捕獲レベル1の平凡な食材ではありますがそれ故に安価で一般人にも入手は容易く、グルメ時代を代表する定番食材の1つみたい

突然見ず知らずの少年から礼を言われ、なんと返していいのか戸惑うトリコ。更に彼に続けとばかりに周囲の人々がトリコに殺到する
「これはトリコの発見してくれた「ワラビーもち」だよ。私・・・小学生の頃不登校だったの・・・
でも給食にこれが出るようになって学校に行くようになったんだよ。だってとってもおいしいんだもん
トリコがワラビーもち見つけてくれなかったら私はずっと不登校だった・・・
ありがとうトリコ」
「私の息子は・・・生まれつきあらゆる食材がアレルギーという難病で・・・ずっと点滴と投薬の毎日でした
グルメ時代なのに「食べる」という喜びは諦めていたそんな時・・・唯一息子が食べられる食材が見つかったんです
トリコ様が発見してくれたこの「絹鳥の卵」・・・これだけはアレルギー反応が出なかったのです
「おいしい」って言葉を・・・息子の口から聞いた時は涙が止まりませんでした
その時の息子の笑顔は今も忘れられません。なんとお礼を言っても・・・この感謝の思いは伝えきれません・・・」

トリコのおかげで学校に行くようになったと。トリコが自分の人生を変えてくれたのだと満面の笑顔で語る元・不登校児童
生まれつき食事を受け付けなかった難病の息子に、食べる喜びを教えてあげることができたと涙ながらにトリコに頭を下げる母親・・・
トリコの前に現れたこの謎の群衆の正体。それは
彼の発見した食材によって救われた人々だった

「これはトリコが発見した「トラブタ」の肉だ!
俺は仕事にあとこいつをつまみに酒を飲むのが唯一の生き甲斐なんだ!ありがとよトリコ!」
「これは「かつおペッパー」です。亡くなった母はいつもこのかつおペッパーから出汁を取ってました
これは忘れられない母の味なんです。トリコさんが発見したんですよ」
「これは「つぶ貝の実」!僕はこれで貝が食べられるようになったんだ!」
「これは「サーロインポテト」!僕のフルコースのメインディッシュなんだぜ!」
「これは「ザリガニフィッシュ」!身がプリプリして最高なの!」
「「スネークパスタ」も絶品だぜ!」

「俺はやっぱり「さわやかメロン」だな!」

「いいえ「灼熱オレンジ」もスゴイわよ!」

「「コラ―玄米」がおいしいんだ!」
「ぼくはクマたいよう」
ガテン系のおっさんの人生の生き甲斐だという酒の肴、またある家庭にとっては生涯忘れることのない母の味・・・・
老若男女、その人生の数だけ愛されているトリコの発見食材
未だ状況が把握できていない様子のトリコに、彼等は声を揃えて一斉にこう言った

「ここにある食材全部・・・トリコさんが発見したものなんですよ!
トリコさんほどたくさんの食材を発見した美食屋は他にいません・・・!
グルメ時代発展に一番貢献した美食屋は間違いなくトリコさんです!
誰もが認めるグルメ時代のカリスマ・・・世界一の美食屋なんです!


だから・・・だから・・・元気を出して・・・トリコさん!
元気出してくださいトリコさん!」
風のうわさで聞きつけ、自然の集まったのか。或いはトリコを心配したリンあたりが一役買ったかはわからないが
今こそ大恩あるトリコに礼を返す時だと駆けつけてくれたのだった
>子供達に励まされて立ち直るっていうのは良い演出ですが、主人公メンタル弱すぎ
>「この"バキのレビュー"…あなたが書いたものです、はんぺらさま…
このレビューには、活字嫌いな弟にアレルギー反応が起こらなかったんです…
弟の口から"字もおもろい"って聞いたとき…もう、涙が止まらなくって… あのとき弟の笑顔が忘れられないんです…」
>連載開始から今回に至るまで数々の強さのインフレの前に世界一の美食屋(笑)だった主人公でしたが
今回ようやくその功績を評価されましたね
今回の食材よりも美味いものや高捕獲レベルのものはたくさんありますが
アレルギーの子の様にほんとうに自分が求めている食材を発見したのは
紛れも無くトリコであり彼がもたらした食材だけが彼女らを笑顔にしたと
>「偉大なカリスマ美食屋」という読者が忘れかけていた設定を思い出させてくれる良回でしたね
続きが楽しみです。個人的にトリコの服は前の方が好きでした
>そのほとんどは捕獲レベルが低い、クッキングフェスの料理人くらいになると相手にしないようなものだったろうけど、
卵アレルギーの子供がアレルギー気にせず食べられる卵のように「誰かにとって最高の食材」をいくつも、
場所によっては世紀末そのものになった状況でも感謝する人が絶えないほど見つけてきてたんですね
四天王で一番弱いとか色々言われても、捕獲レベルが高い高級食材だけじゃなくこういう
「誰かにとって最高の食材」を見つけて世に広めてきたのはやはりトリコだからこそと思わされました
>「四天王の中で一番食材を発見している」というセリフしか語られていなかったトリコの功績が、まさかこんな形で判明することになるとは
 世界中が壊滅的な食糧難が続く中、好物に手も付けずトリコへの恩を返すために集った市民と影ながら見守ってきたリンに脱帽
>今週のトリコ、小松がメルク包丁を使いこなしてメルクのコンプレックスを解消した回に似てますね





「元気出してトリコさん!」
「トリコ!トリコ!」
「トリコのおかげで夢が広がったの!トリコのおかげで未来が輝いたの!」
「夢の・・・夢の続きが見たいよ!ねぇトリコさん!」
「わっしょい!わっしょい!トリコわっしょい!」
あっという間に割れんばかりのトリココールに包まれるトリコ。その双眸から止め処なく涙が溢れ出し、
あの夜、次郎に言われた言葉が鮮明に脳裏に蘇る

おぬしの夢はなんじゃ?トリコ君
進むべき未来の道は・・・
過去の自分が照らしてくれるハズじゃ

俺は・・・俺のしてきたことは・・・
間違っていなかったのか・・・・

俺の夢・・・そうだ俺の夢は・・・「人生のフルコース」を揃えること
そのフルコースを世界中の人々とわかち合うんだ!
小松と一緒に!
何の為に美食屋になったのか。美食屋になって何をしたかったのか

人々の呼びかけによってその初心を思い出した瞬間、数週間何も入れていなかった腹がすさまじい轟音を上げて空腹を訴えた

ぐぎゅるるるるるるぐごごごるぅぅぐりゅりゅりゅぐぐうう
今にもトリコの肛門からウンコが爆裂しそうな音ですが、あくまで腹を下した音ではなく腹の虫
「わートリコお腹鳴ってるー!スゴイ音ー!」
「お腹すいてるの?これあげる!食べてよトリコ!」

笑い声とともに各々の手に持った食材を差し出しす群集。これまで死んだ魚のようだったトリコの目にかつての光が戻る
今ならわかる。「美食屋」として自分が何をすべきか

これだけは忘れるなトリコ君
ワシらは「美食屋」じゃ
寝ても覚めてもワシらは美食屋なんじゃよ

『ああ・・・そうだな次郎さん・・・』
「俺は美食屋トリコ!何だか腹が減っちまった!
その食材はみんなで食べな!俺はちょっくら食材を取りに行ってくる!
誰も見たことがない新たな食材ゆめを探しにな!」

「美食屋」が求めるものは単なる「食材」ではない
一般人達では見ることも出来ない景色、行くことののできない場所。彼らが前人未到の地で見つけてくる「それ」は
このグルメ時代全員が夢見る新たな未来
美食屋とは、それを代表して取りに行く者達なのだ

>今週のトリコはグルメ界のレベルの所は置いといて、個人的に神回過ぎて泣いた
懐かしい食材が出てきてそれによって救われた人が出るシーンあるけど、アレはしまぶーがたけし打ち切り食らって放浪してた時に
ファンからの言葉があんな感じで励まされたのかなあって思う
そんで腹が減る時、三虎は絶望したけどトリコの場合は細胞からも励ますかのように背中を後押しされた感じで本当に泣けた
本当にしまぶーだからこそ描けた話だと思います
皆の声援を背に受けて走りだすトリコの表情にもう迷いはない。物陰から様子を伺っていたリンも涙を拭う。コメントにもありますが
どん底の絶望を象徴した三虎と、絶望からの復活の象徴するトリコ
同じ「空腹」という生理現象を、全く真逆の象徴として描く演出がなかなか深い
両者が邂逅する時、はたしてどんな会話が交わされるのか。しまぶーの腕を今から楽しみにしてしまいます






【ザーベル島 IGO防衛管理局 第18関所】
かつて自分の実力不足を痛感し、相棒小松の心遣いに涙したあの場所にトリコは再び立っていた。だが今はもうあの時とは違う
こっからBGMは主題歌「ガツガツ!」を大音量で

一切の迷いなくダイブしたトリコに向かって飛んで来たのは、あの時と同じ猛獣の鼻息攻撃
ブレスドラゴン【哺乳獣類】 捕獲レベル219
「お前か。その節は世話になったな!あの時はまだ届かなかったが・・・!」
あの時は届かなったフライングフォークは、ブレスドラゴンの鼻息を真正面からまるでシャボン玉のようにあっさりと粉砕
すんでのところでこれを回避したブレスドラゴンを置き去りにし、更にその先にいた大型の哺乳獣類ももんどり打って転倒させる
ウインググリズリー【哺乳獣類】 捕獲レベル536
その勢いをまったく衰えさせることなくグルメ界の空を飛ぶフォークだったが、突然現れた鋼鉄の壁にブチ当たって跳ね返された
否。それは鋼鉄の壁ではなく、鋼鉄の皮膚を持つ巨大猛獣だった!
要犀【強殻獣類】 捕獲レベル972

要犀ゾイドみたいで超かっけえ。大砲とか付いてるし。男の子センサーにビンビンくるデザイン
グルメ界でのトリコ達の移動手段兼住居としてレギュラー猛獣になってくれんかなぁコレ

カキーンと弾き返されたフォークを指先でひょいっとつまみ上げたのは、あの腐れ外道ランペイジのような人型猛獣
轟魔【魔獣類】 捕獲レベル1160
その轟魔をまるで虫ケラのように踏み潰すのは、もはや「デカイ」という言葉ではスケールを言い表せない超々巨大猛獣
フィッカスドルトンゾウ【巨獣類】 捕獲レベル2650

更にその上空を悠然と飛んでいく、巨大な翼竜のシルエット
アシュラサウルス【魔獣翼竜類】 捕獲レベル4220
アシュラサウルスは次郎のフルコースの肉料理ですね。これで彼の強さの程がおよそ伺い知れます
次から次へと現れる捕獲レベル桁違いの猛獣達。最後は飛んで行くアシュラサウルスを地上から眺める、精悍な眼光で締め
八王バトルウルフ【哺乳獣類】

捕獲レベル
6090!!!!
ヒエー
>八王の捕獲レベルとか開始前から設定して大丈夫なのか心配…
>バトルウルフの捕獲レベル6000オーバーって、それこそ四獣なんかハエ殺すぐらいの実力じゃないと太刀打ち出来ませんね
>グルメ界の猛獣たちの捕獲レベルが文字通り桁違いで一龍と三虎の対決中に出てきた連中が鼻クソレベルだというのがよくわかります
個人的には最後に出てきた八王バトルウルフとテリーがどう絡むのかが気になるところですね
>ガララワニとは、デビルオロチとは、四獣とは「なんだったのか……」このセリフ、何回言わせる気なんでしょうか
>一気に進んだインフレよりも、そんな環境で生きぬき、バトルウルフとも対峙した四獣のサバイバリティにびびる
>以前四獣のことを「グルメ界を追われるような雑魚でもない凶悪な猛獣」って表記でしたが、
100%追われた雑魚ですよね、捕獲レベル見る限り
>バトルウルフの迫力やべえ。捕獲レベル6000超えも納得させる威圧感ですね
この個体はデスゴールの群れを倒した、一匹のバトルウルフ本人でしょうか
テリー登場の辺りを読み返すと「若い狼」とわざわざ書いていましたし
幾千の時を越えたからこその6000オーバー、ということでしょうか
そうなるとテリーからすれば自分の父親、もしくはオリジナルということになるんですよね
今回だけの顔見せでなく、これから先物語に関わってくるのでしょうか。今回出たバトルウルフ個人(?)が八王にカウントされているのか、
バトルウルフという種そのものが八王にカウントされているのか。そこも気になります
>随所で捕獲レベルのインフレが騒がれていますが、それよりも猛獣のサイズがやばい気がします
要犀の時点で既にエベレスト級の高さですし、あのゾウにいたっては月ぐらいの大きさになるのではないでしょうか
一介の人間サイズのトリコ達がどう戦うのでしょうかね





誰かが言った―

全身の肉がプリンのようにしっとりと甘く、
カラメルのような肉汁が溢れ出る獣がいると
シュワッシュワに冷えたコーラが
一面の海になるまで溢れ出る場所があると

グルメ界のそのどこかに―
食材の王様”GOD”があると!

ここで第一話冒頭のナレーション挿入!アニメならば「時はグルメじだぁ〜い」と納豆のようにまとわりつくあのキモい声が入る所です
我々の常識では考えもつかない景色。想像もできない生き物達
最近ではすっかりバトルメイン漫画になってしまって失われていた、この作品が始まった当初の冒険活劇としての世界観の魅力再び!
世界中の人々が思った
それらを食したいと―


「待ってろよグルメ界!今行くぜ小松!」
というワケで「トリコ」第一部・人間界編堂々完結!
2週の休載後、No10号からグルメ界編スタートとなります
>トリコ「オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな このはてしなく遠いグルメ坂をよ・・・」
>第一部が人間界編、第二部がグルメ界編、第三部がGODと物語の核心へ・・・で終了かな
>結構唐突に人間界編終わりましたね。前回のリベンジで命の滝壺からダイブ、鼻息を軽く打ち負かすフォークと、
次々と現れる未知の生物達って終わり方は、少年漫画のド定番的な感じですが、ワクワクしました
良い第一部完でした。掛け値なしに
てか第一部ラストだというのに、今週のトリコのコメントがいつもの10分の1くらいしか来てないんですけど。どういうことなのコレ
久々にレビューも力が入ったのに残念無念。もっと皆の意見を交えて感想書きたかったなぁ
正月開けの一発号だからみんな発売日勘違いしてるとか?うーん謎現象だ・・・
巷の感想をざっと拾った感じだと、割と「もうちょっとなんとかならんかったか」みたいな否定的意見が多いようで。感想はやっぱ人ぞれぞれね
捕獲レベルのインフレ云々はまぁ感想として出るのは仕方ないと思いますけど、俺は逆にこの無茶苦茶っぷりが良かったと思いますね
FFVで自分達の居た世界がちっぽけな浮遊大陸だとわかった時
外には死ぬほど広大な世界が広がっていると知った時のあの衝撃

「これまで人間界でやってきたてっぺんバトルでさえ、グルメ界では雑魚レベルだよ」ってところで2部に入るのは構成としては問題ないかと
最初は通用しなかったトリコのフォークが、
グルメ界の空を筋斗雲に乗った悟空ばりに飛んでいき
行く先々でどんどん捕獲レベルの高い猛獣達が現れるという、映像面での演出も非常に素晴らしい。これはアニメになった時が楽しみですよ
一回だけ読んで「あんまパッとしなかった」って読者は、騙されたと思って俺の言う通り「ガツガツ!」かけながら読んでみ。絶対感動すっから

しまぶーお疲れ様でした!ほんの僅かな休みですが、しっかり充電して2部に臨んでください。楽しみにしてます


>はんぺらさん!はるかと申します。いつもトリコ感想読んでます。小松くんが…何だかジュノンボーイみたいな容姿に整形してます
>小松の新しい顔についてどうか一言
>今週のジャンプですが、小松の整形がかなり進んでますね
休載ついでにこっそり小松をブサ顔からイケメン顔にシフトチェンジさせるしまぶーあるいは編集を腐人たちはどう見ているんでしょうか
ただでさえ作品中でヒロイン化著しいというのに
>トリコの一枚イラスト、隣にいるのが誰だてめぇ状態。小松イケメン化しすぎて新キャラレベル
これ今まで食べたグルメ食材の影響でグルメ細胞ついちゃって、清らかな心を反映した姿に身体が変化したとかそんなんでもこないと納得できない
>噂には聞いてましたが、小松の鼻がずいぶんすっきりしてましたね今週のジャンプ
個人的にイチオシのワートリも休載で寂しいですが、暗殺教室が何やらえらいことに…?
レビュー内でも触れてましたが、人間界編ラスト付近から三枚目キャラの象徴というべき平べったくて潰れた鼻から
一本筋の通った主人公系スマート鼻に変化した小松の顔。それでも他のパーツは変わらないのでさほど違和感はなかったんですが・・・
今週のイラストはマジで「誰だよお前は」状態に

顔は細長く、顎も尖った感じになってもう完全に普通のイケメン
美形でマッチョな主人公と、チビでちんちくりんな副主人公の取り合わせが魅力だったのに、Wイケメン主人公状態です
腐女子的観点ではこれはOKなのか喜ばしくない事なのか。私、気になります!

>元腐女子の嫁によると「トリコは原作が最大手サークル」と言われてるらしいですよ。24才男
>どうも、いつも楽しく拝見しております! 腐女子的はやっぱり前のキャラデザの方が良かったなーと思いますね
小松は外見ではなく、まさに中身に惹かれる男というか。だからこそ、数々の登場人物のハートをゲットしてきたのではないかなとも思います
それにしても新しい顔可愛いですね!!
>トリコの小松くんの変化ですが、腐女子の立場から言わせていただくと正直ナシです。ありえません
あの鼻は小松くんの魅力を表す大変重要なファクターなのです。連載再開される10号のジャンプが怖くてしかたありません
デザイン変更の理由がきちんと作品内で説明があるのか、それは納得できる内容なのか
例え納得できても、私個人としては腐女子としての活動は続けられそうにありません。ひょっとして小松くん絡みの腐女子一掃が狙いなのでしょうか
>はんぺらさん、はじめまして。お仕事が大変な中、いつも更新ありがとうございます
いつの間にやら定期的に屋敷に通うようになっていたトリコ読者(腐女子)です。小松の顔について、居ても立ってもいられず初めてコメントを送ります
smb、お願いだから元に戻して・・・・・・!!!(頭を抱えて)
小松は、見栄えがイマイチで体力(バトル)的にも弱い一般人だけど、料理の実力と根性だけは負けない!ってギャップが魅力なのに
見事に役割分担したトリコとの凸凹コンビっぷりが見てて爽快なのに。あの外見とあの性格でみんなの懐に図々しく入り込むところが美点なのに!
腐視点を抜きにしても、これまでの小松を否定されたようで正直ガックリしてます。せめて説明があれば・・・あるかな・・・
第二部グルメ界編がハント中心の探検・冒険活劇になることをもの凄く期待しているので、できれば心置きなく楽しみたいと思ってます
>はるかです。 正直、小松のお直し(整形)はショックですが隣で母と弟が言いました
母「そんなん今時目や鼻弄った位で整形言わんやろー。ほら、AKBで顔めっちゃ変わった子よりマシやん!」
弟「あれやろ、今顎削るやついるんやろ?!じゃあ、小祭りは大丈夫やろー」 と
きっと小松の美化は些細な事なんだろと納得させました。でも、絵柄が変わった事よりトリコと小松の距離感が近すぎる気がします
最初の方のジュエルミートやセンチュリースープ位の距離感が良いです
>初めまして、はんぺら様。いつも楽しくサイトを拝見しております。トリコ大好きな腐女子です(四天王と小松、どういうふうに組み合わせても萌えを感じられます)
小松の整形疑惑について、薄い本を読んだり書いたりしている人間の意見を……との事でしたので、お話させていただきます
大柄で格好いい青年と、ちっちゃいブサカワ君の組み合わせは確かにツボに入っておりますが、二人の関係性(腐視点じゃないコンビとして)とか、
性格、能力等も重要な因子なので、外見にはそうこだわっておりません。この変化で、トリコと小松に対する、私の萌えは何にも変わりませんでした。OKです
(まあ、新規に小松がらみのカップルを好きになる人は、今までよりもっと増えそうではあります
キャラの見た目は、ファンの入り口としては重要ですから…逆に、これまでの小松好きにはダメ出しする人も多そうです)
しかし。劇中で多分、丸一日たってないのに小松の鼻が小さくなったり、2部再開時にはほぼ別人と化していたのには違和感がつよかったです
まるで、黒パグをペットトリマーに預けたら、ヨークシャーテリアになって家に戻ってきたような気分となりました。何か理由があるとは思いますが…
実は小松も先天的グルメ細胞持ちで、細胞が目覚めたら出っ張る所が出て美形になったとか(竹ちゃんもグルメ細胞で相当、見た目偏差値上がりましたから)
トリコの地球では、30歳位まで人間の体が成長し続ける設定があって、単に小松が生物学的に大人になっただけとか
サニーの美容食研究に付き合ってたら、小松の方に成果が思いっきり出ちゃったとか
スタージュンが、さらってきたついでに、自分好みの顔になるような食材を食べさせたとか
もし何の理由も無かったら、コミックス5巻程度は時間をかけて、ゆっくり整形して欲しかったのが本音ではあります
まあ、正直、他に突っ込みたい所が多すぎ、顔面の代わり具合なんか、実は大した問題じゃないのでは、とか思ったりもしております
気持ちが萎えるのは別な事……小松、敵地でヒーロー待つのはいいけど、せめて「自分の代わりに他の料理人を返してくれ」と交渉位してほしい
トリコ主人公なのに落ち込み長すぎ→治ったとたんに、1年半人間界放置かい!などでした
トリコ達による小松奪還戦も、もの凄く楽しみにしていたのですけれど。後日回想でやられた所で、この結果って解ってますし……

やはり腐女子目線では小松のイケメン化は概ね不評なようで
多分しまぶーとしては「三枚目よりも美形同士のほうが腐女子受けもよかろう」というサービスのつもりだったと思いますが。まったく意図と反する結果になっちゃった感じでしょうか
まぁ見た目は時間が経てば慣れるもんなのでそんなに悲観することでもないと思いますが・・・それにしてもやっぱ腐女子のカップリングのこだわりはマニアックやね


264話

グルメ界、巨大な植物の芽の上。可愛らしい小鳥のさえずりで目を覚ます無精髭の男は、誰あろう我等のトリコ
なにやら鼻穴に詰め物をしてますが
これが何の役目を果たしてるかの説明は一切なし。何気に気になります

>ひげ生えたトリコ、平等院鳳凰と違い、すごく性的な感じがする
>グルメ界でトリコが鼻栓をして1時間の熟睡をしていましたが、外的の脅威を察知できる嗅覚を遮断しても寝れるほど適応したのか、
嗅覚を遮断しないと食材の臭いで寝られないのか気になりました
>冒頭のトリコがバンチューに見えた
>このスズメらしき生物もこう見えて捕獲レベルは高いんだろうか

コメントを見るまで気付きませんでしたがグルメ界で普通に生息している小鳥。確かに捕獲レベル3桁あってもおかしくない
「ふぁ・・・うーん・・・よく寝た・・・1時間ほど寝溜めできたな。これで2週間は不眠で動けるぞ」
起き抜けの第一声でサラッと凄い事をのたまうトリコ。なんとたった1時間の睡眠だけで、2週間は不眠で動けるという。とんでもないエネルギー効率です
1部終了直前の次郎の見立てで既に一龍の域に足を踏み入れていると感じていたようですが、果たして今のトリコの実力はどれくらいまで達しているのか
「おっ!こりゃお菓子のグミじゃねーか♪うひゃー!グミの大雨だーっ!」
【本日の天気】
晴れ時々グミ!後にチョコレートのにわか雨、その後マシュマロの牡丹雪

何もかもが規格外のグルメ界は、厳しさや恐ろしさだけでなくメルヘン具合までもが規格外。天気は朝からあまーいお菓子三昧・・・と思ったら
所により「山」とか。やっぱりメルヘンよりも恐ろしさのほうがスケール半端ありません

「ゴケー!!!!」
「おわーっ!”山喰い”!」
どっこい今度は降ってきた山を一口で喰ってしまう超巨大ペリカンが登場
山喰いペリカン 【超巨大鳥類】 捕獲レベル770
>序盤の冒険を思わせる雄大かつ突拍子も無い大自然、キテレツな食材、規格外のスケールで躍動するトリコ
なんかこう、ホッとするなあ。血みどろで北斗の拳のまねっこしてるより絶対こっちのノリの方がいい

第1話におけるザリガニフィッシュを釣り上げた瞬間、五ツ尾オオワシがやってくるシーンのセルフオマージュといった感じですが
そのスケールと猛獣の捕獲レベルは100倍以上。「第2部開始」に相応しい描写と言えます
「しめた!今のうちに山喰いの卵を!1この卵1個で10万人分のスクランブルエッグが作れそうだ
陸海が荒れてきたな・・・この場所もそろそろ危険か。そこそこ食材も集まったし・・・戻るとするかな」

山喰いが餌にありついている間、その巣から卵を1個だけいただいて「棲み家」へと戻るトリコ
巨大樹のうろの中に無造作に放り込まれた卵は、木の中で所狭しと積み上げられた食材の山に加わります
奥の部屋から聞こえる食材が炒められる音と、漂ってくる香ばしい薫り
トリコはこれまでに溜め込んだ食材の量を改めて確認しつつ、奥の部屋で鍋を振っていた人物に向かって大声で呼びかけた

「うん。これだけありゃいい土産になるな!そろそろ人間界に戻ろうと思うがお前はどう思う!?
小松よ!!!」
「やっとですかーっ!トリコさんっ!待ってましたよこの日を!」

アイエエエエエエエエエ!?
小松!?小松ナンデ!!?

「お前を連れ戻してから約1年・・・人間界を離れてからは1年半が過ぎた・・・
若干人間界のことも心配になってきたしな
・・・うまっ!」
ゲェー!?なんと既に小松奪還済み!!
>あ…ありのまま今日読んだトリコの感想を話すぜ!「おれはトリコが小松を取り返す展開が始まると思ったらもう既に取り返していた」
な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…
飛ばし読みだとか超展開だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ しまぷーの展開の早さの片鱗を味わったぜ…
>キング・クリムゾン!小松を助ける過程を吹き飛ばす!
>しまぶー「キング・クリムゾンッ! この世のすべての時間は消し飛び…そしてすべての読者は、
この時間の中であったトリコの小松救出のことを覚えていない!」
>まさかのキングクリムゾン・・・小松の救出劇をドラマチックに描くのはヤメですか・・・
グルメポリスのとっつぁんの0ページ瞬殺のようにしまぶー作品ではよくある肩透かしイベントだけど、新章開幕でいきなりこれはなあ・・・
>死闘の末命がけで小松を奪ったにもかかわらず、まさか新章一周持たずに(実際は半年かかったようですが)救出されてジュン様カワイソス
>板垣は刃牙を再開させる前にしまぶーの爪の垢を飲んでおくべきだと思いました。なんでかって?無駄な引き伸ばしをしないようにするためです
>小松がが一コマどころか何のエピソードもなく帰って来てるんですがなんだこれ!?
しかもいざグルメ界へ、とか言いながらいきなり人間界に帰るし意味が分かりません、なんだこれ!?
まぁ小松は自力で帰る権利もらってるからトリコが迎えに来たらそのまま抵抗も無く帰らせてもらったのかもしれませんが…
回想で美食會との戦いやるんでしょうか
>どうやらオレはキングクリムゾンの攻撃を受けているらしい…。ここ一年半の記憶が全くない
きっとNEOから小松を守るために命を賭した必殺技を放つアルファロとか色々あったはずなのに
>はるかでーす。トリコと小松くん同棲してましたね。何だか木村カエラのバタフライが似合いそう
>トリコと小松の愛の巣だな……比喩でも何でもなく

>小松救出がカットされてますが、アレですかね、会長の時のように囚われの料理人は放置ですかね?
>トリコ「新婚生活も落ち着いたし、そろそろ実家に顔出すかー」って言ってるようにしか見えない
>今週のトリコは「小松救出劇」とか「美食會本部での小松と大竹の切磋琢磨」とか「トリコと三虎の邂逅」とか
「グリンパーチのその後」とか、「読者が見たかった展開」を全部勝手にすっ飛ばしてしまっていてひどい
似たような展開になったBASTARD!!のように、後から空白の1年間をちゃんと回想シーンで説明するんでしょうかね?
それともいよいよストックが無くなったアニメに追いつかれそうだから、そちらに譲歩して敢えて大幅に話をスキップさせたとか…
もしそうならアニメ版ではこの一年のトリコの軌跡をちゃんと描いてくれそうですね

>トリコ、第二部が始まってみたらトリコと小松が半年程の新婚生活過ごしてた件について
これは…救出初夜の営みとかアレだったでしょうね…なんて考えるようになってしまったのは多分屋敷のおかげ(歓喜)
>そりゃ展開は速いに越したことないが、速けりゃいいってもんじゃないだろうしまぶー。第一部ラストのワクワクを返せ
>しまぶ〜って、読者が書いてほしいところを毎回飛ばしますね。前回はトリコがジュン様に串刺しにされる前の部分とか、
今回は美食会本部から小松を救出する場面とか!!本当はそういった場面が見たいのですが

>第一部終了から1年…「間近に迫ったグルメ日食」とはいったい何だったのか
劇中時間では1年半が経過していたという驚きのキング・クリムゾン状態。美食會本部までは僅か半年で辿り着いたということになります
当然そこには
三虎との邂逅や、三度目となるジュン様との対峙などのイベントがあった筈ですが
今回は1ミリたりともそれに触れられていません。今後回想シーンという形で挿入されるとわかってはいても、なんとも言えないモヤモヤ感
大体小松だけ奪還して他の料理人達は残してくるって事もないだろうし・・・彼等は一足先に人間界に返し、トリコ達だけ残ったって事でしょうか?
その場合
三虎が気持よく奴隷料理人達を開放したって事になるので、味方フラグ立ったと見ていいのか?
>トリコひたすらにマイペース過ぎるww人間界あんだけ荒廃してんのに…つーかテリーとオブサウルスは放ったらかしかよ!
>人間界が大変なのに一年もいていいの?
>ダラダラし過ぎでしょトリコ…… 食糧危機一年半放置って擁護できません
>たくさんの子供に励ましてもらったのに、1年半も人間界の心配をせず美味しいもの食ってるトリコがクズい
>完全に新婚夫婦の新居だコレ しかし人間界じゃ飢餓のあまり各地で食い物巡って凄惨な殺し合いにまで発展しているのに、
主人公は一年間も僻地に引きこもってまったく食材を届けなかったとか… しかもその事をまったく悪びれていないとか…
まあ一週間に2時間程度しか寝ずそれを一年間続けて残りの時間は全て狩りに費やしたとか、
手塚治虫のような努力っぷりは評価しますが、もっと先にやる事があるだろうと
>ちょーっと、今回のトリコののんき振りは…。 人間界が大変なのは分かってるから食材を集めてた。それは判る
けど、いくらなんでものんびりエンジョイしすぎでないか…?もう少しフォロー的なせりふがあってもよかった気がする
既に小松が合流済みってことで何個かイベント飛ばされた感でしょんぼりきてたところに追い討ち喰らった気分だった
>トリコの「若干」発言は何回読んでも気になってしまいました。お前は小松さえ無事ならそれで良いのかよと
他の四天王たちが交代で守っているとか、トリコは食材調達の仕事をしているとかそういう風に理解すれば納得できなくもないのですが
「若干心配に」はやはり主人公としてどうなのかなと
>うーん、一年半もグルメ界にいたというのはトリコの成長と性格の豪快さを再度示す意味もあったんだろうけど、
人間界の状況次第じゃ、無頓着だとか人の痛みや苦しみを分からないとの誹りを受けても仕方ないかもなあ
一応手土産は用意しているけど
そして人間界の食糧危機を知りながら一年もグルメ界に滞在していたトリコに非難殺到
ちょっとやそっとの食糧を持ち帰っても、世界中で飢えている人々を救うには到底足りないので一年かけてガッツリ溜め込んでたのなら話は解りますが
「若干人間界のこと”も”心配になってきた」などという極めて危機感のないボンクラ台詞が読者の神経を逆撫でします
ついでみたいに言ってんじゃねえぞお前
勿論トリコはこれから控えている大きな戦いに備え、グルメ界に留まって修行する必要もあったであろうことも理解できます。しかしね、せめてですね
「できればもっと早く戻りたかったがな・・・
さあ!腹を空かせてるみんなに早く美味い飯を食わせてやろうぜ!小松!」
くらいの台詞を言ってくれよと

この危機感の無い笑顔ときたらどうなの
例えば「あのストライプサーモンの少年が今こうしてる瞬間も飢えているかもしれない」そう思ったら、こんなニヤけた笑顔なんかできませんよ。普通の人間は
自分だけ美味い飯たらふく食いながら「若干心配」って
まるで他人事。主人公の言動としてあるまじき不快さ
小松の薬膳餅もそうでしたが、人命に対して妙に無頓着すぎる節がある主人公コンビ。しまぶーも担当編集も、このへんちょっと考慮が足りない気がする

「でもトリコさん・・・これだけ集めた食材をどうやって人間界に運ぶんです?そもそもここから出すことすら・・」
「出しやすくすればいい」


「よし。これで出しやすくなったぞ。さぁ小松準備だ」
ピッ!と軽く腕を横に薙いだだけで巨大樹の幹を輪切りにしてしまうトリコ。でも既に冒頭で山が降ってきたり、それを食う鳥が出たりしてるので
いまいち凄さが伝わってこない微妙な描写ですが。とりあえず凄いっぽい?(夕立風に)
「ん・・・何度切ってもここではすぐ髪も髭も伸びちまうな・・・小松お前も切ってく?」
「あ、ハイお願いします!料理人たるものやっぱりロン毛は・・・って短っ!」
「やっぱりお前にはそれが似合ってるよ。その富士額が」
と、ここで伸び放題だった髪と髭をキレイに散髪。トリコ&小松ともに読者の知るいつもの容姿に戻ったところで、意気揚々と人間界への帰路につくのでした
第2部「グルメ界編」スタートと同時に人間界へ帰還!斜め上すぎる
>第二部!グルメ界編開幕→1年半たったしそろそろ人間界に戻るか!!! あ…あ…?
>グルメ界編突入!!と言われた直後に「人間界に戻るぞー!」はさすがにずっこけ感が否めないですね
>山食いペリカンの巣のスケール感の描写がすごかったのでもっとじっくりグルメ界を堪能したかったというのがある、、、
>グルメ界編・終わり!・・・なんつーかもうキング・クリムゾンどころじゃないんですが






ラスト。緑溢れるグルメ界から場面変わって、すっかり荒廃した人間界へ
完全に北斗の拳の世界と化した景観の中、砂煙を上げながら走っているのは「アーモンドキャベツ」と書かれたIGOの食糧輸送車
1年半経っても尚、とりあえず民衆達への配給は滞ることなく行き届いていることを示唆する描写・・・と読者が安心しかけたその時
輸送車の荷台から落ちた積み荷は、
読者に嫌な予感を抱かせるに十分な代物だった

>ラストの食用カプセル(?)のシーン・・・これだけでスッゴイ不穏というか、なんかもう大分雲行きの怪しい予感がぷんぷんするのは俺だけでしょうか
クロノトリガーで言えば未来編並の「終末が起きてしまった、その後」感
期待とそれ以上の不安を煽りつつ次週への引きを作るしまぶーやっぱマジ漫画上手いっすわ
>大量の食材を持ち帰ろうと明るく希望に満ち溢れた流れから、荒廃した人間界と食料らしきカプセルの不穏な雰囲気の落差が衝撃的でした
今の人間界にグルメ界の食材を持ち帰ったら、それを巡っての諍いが起きそうで不安です
>最後は一転、荒廃した人間界で食材名の付いたフードタブレット(食料の錠剤?)が……どうなっているのやら人間界……
>アーモンドキャベツのカプセルは該当食材の味と栄養価を得られるサプリみたいなものですかね?
そうなら人間界で料理の概念や食材の在り方は崩壊してるのかも…
>配給される食糧はカプセル…これは人間界は美食を排斥する風潮が広がってグルメ界から食材持ち帰ったトリコも排斥されることになるのか?
>食材の味や満腹感を擬似的に再現するカプセルでしょうか。となると、今の人間界にはほとんど料理人は残っていないのかも
>トリ小松が新婚生活を楽しんでる間も、人間界はまだ荒廃モードのようで・・・
ラストの食糧配給車らしき車両から落ちたポイポイカプセルみたいなもんはなんでしょうか?
まさにそのものなのか、それともアーモンドキャベツに類する擬似的な食材(SFの合成肉みたいな)が注入されてるとか?
>栄養カプセル1つ見るだけで人間界のただならぬ事態を察することが出来ますね
来週にはきっとあのトラックがバイクに乗ったモヒカンに襲撃されて、無価値となった札束がバラ撒かれる世紀末な描写が入りますよ
>トリコ、このカプセルは中身が溢れ出すポイポイカプセルなのか。それとも、栄養だけを凝縮した味気のない食を楽しめないものなのか
>最後のカプセルは何だろう、@お湯をかけると食材になる的な奴
A一龍のフルコースで腹は満たされるが不味いから味付け的な奴
B一龍のフルコースで腹は満たされるが不味いから記憶データ?
堂々とトラックにアーモンドキャベツって書いてあるからBは無いか?気になるがあまり気持ちのいい展開にはなりそうもないですね
落ちたのはアーモンドキャベツではなく、小さなカプセル錠
【アーモンドキャベツ foodtablet No2029】
と表記された”コレ”が今の人間界における”アーモンドキャベツ”だということだろうか?これはどうやら想像以上に食糧危機は深刻の様子
主人公がこんな体たらくだからな!ご覧の有様だよ!

さて予想。IGOの支給品「フードタブレット」とは一体いかなるモノなのか?
はんぺらは朋友予想のAを支持。ココ達はあれから無事一龍の「無限に食える」食材発見に成功し、現在はこれが人間界における主食になってるんだけど
既に明言されていたように
その食材は味の方が極めて残念なので、それを補う為の「味」のカプセルって事じゃないですかね
何の味もしないゴムみたいな食感の食べ物を、小さなカプセル錠で味を付けながらチビチビ食う・・・みたいなわびしい食生活をしてるんじゃないかなー、と
だってこれが「普通の食糧」としての支給品だとしたら、どう考えてもみんな餓死しちゃうハズなんで。どうでしょうかね。皆の予想を幅広く聞きたいところ

トリコと小松は滅びつつある人間界の「食」を救う救世主となるか?次号へ続く!


265話

冒頭。すっかり寂れた人間界の繁華街に店を構える、かつての一番星レストラン「高級中華モンモン」の店内風景
世界規模の食糧危機の最中にあっても、ある所にはあるという事でしょうか。もっともその値段は目もくらむような金額でしょうが・・・

「お待たせましました。ザリガニフィッシュに赤毛ブタ・・・ビアロブスターでございます」
「もう嫌だぁーっ!こんな味気ない食生活・・・・!
本物の・・・生の食材を持ってきてくれェ―っ!」

>大量のタブレットが山盛りになってるだけのモノを食いにレストランに行く理由がさっぱりです
ところがどっこい。ウェイターが客に差し出した皿には、先週ラストに登場したフードタブレットが山盛りで乗っているだけ
自分で注文した品だというのに子供みたいに泣き出すおっさんがなんかアレではありますが
このたった1ページの描写だけで、今の人間界が置かれている食糧事情がどんなものか読者に分かりやすく伝わります

1年半前、三虎の放ったメタオスパイス。人間へ対する憎悪が具現化したその技は物理的な破壊のみならず
強力な除草剤のように土地を枯渇させる成分をも含んでいた
肥沃な土地を失った人間界はかつてない食糧難に陥り、IGOが備蓄していた食糧もすぐに底をついた
苦肉の策でIGOが生産したのがこのフードタブレットである
かつて「アーモンドキャベツ」は芳醇な甘みとシャキシャキした食感が病みつきになる高級食材であった
現在多くの食材はタブレットとしてその”栄養価のみ”をこの世に残し
人間界から姿を消していた―

なんとメテオスパイスの影響で農作物の採れない土壌になってしまっていた人間界。食材はとっくに底をつき、この錠剤こそが今の主食だという
錠剤だろうがゼリー飲料だろうが味が美味しければ問題ないんですが、「栄養価のみ」というナレーションから味はまったくしないことがわかります
本当にたた生命活動を維持するだけの栄養摂取
「食べる事」の幸せ、楽しみが全て奪われた世界。それが今の人間界だった

>グルメ界に入れる奴はどんどん入って食糧をピストン輸送するでしょ普通に考えて
>四天王以外にもグルメ界入りできる美食屋、料理人はいるはずではあるがそれでもこの荒廃かね
>マンサムは指揮よりどんどんグルメ界で巨大獣を狩ってた方がいいような
>味付けカプセル・・・?記憶データ・・・?何言ってんだ只の栄養カプセルだよ
>メテオスパイスの影響によって生産力が枯渇して栄養素のカプセルが主食になってるのかー………これはつらいな
某ネウロでのセリフですが「栄養さえ取れれば病院の点滴で満足できるか?」てのを思い出した
これはマジでつらい、美食で成り立ってた世界ならなおさらですね
>三虎の すごい 粘着逆恨み
>メテオスパイス迷惑過ぎワロエナイ

三虎マジで迷惑千万すぎる
本当にあいつに人間の悪行を断罪する権利があるならまだしも、
逆恨みでやっていい事じゃねーぞコレ

あのしょうもないオヤジが今後どんな風に行動するかはわかりませんが、死ぬ前にこの落とし前だけはキッチリつけてから死んでほしいわマジで





「やぁ卓くんこんにちは。毎日おつかいごくろうだねぇ」
「楽チンだよ。たくさん買っても荷物にならないもん!」
「はっはっはそうか」

町の小さな八百屋。自動ドアの前の警備員に元気挨拶しながら店に入るのは、まだ年端もいかぬメガネの少年・卓くん
この灰色にくすんでしまった世界で、それでも下を向くことなく笑顔を絶やさない明るい性格であることが僅かな会話から見て取れます

>坂崎です。今週のトリコに出てきたメガネの少年!彼は数話前にトリコに感謝してた集団の中でパンを持ってた少年ですよね!
話の中では1年半振りの再会なのですが、キングクリムゾンの為、あんま伏線としては成り立ってないような・・・
「えーと海藻レタス10粒と光ニンジン5粒ください」
「ニンジンはおまけしとくね。お母さんの具合はどお?」
「うん、少しずつ良くなってるってお医者さんも言ってた
ふわああ・・・いつ見ても美味しそうだなぁ水飴ダイコン」
「大根なんてちょっと前までは普通の食材だったのに・・・今では生の食材だってだけで高級食材扱い
まさか大根を強化ガラスのショーケースに入れてグルメ警備員まで雇わなきゃいけないなんてねぇ
値段も元の100倍以上かしら・・・」

八百屋で取り扱っているのも当然フードタブレットですが、今では希少となった「生の食材」もいくつか残っている模様
それらはただ「生の食材」というだけで高級食材となり、値段は厄災前の100倍以上というバカげた高さにまで急騰
強化ショーケースに入れ、更には警備員まで雇わなくてはならない貴金属ばりの商品になっていました
「僕・・・いつかお金を貯めて生の食材を買いたい・・・そしてお母さんに食べさせてあげるの
本物の食事が食べられれば
きっと・・・お母さんの病気もよくなると思うから!」
ショーケースの中の食材をキラキラした目で見つめながら語る卓くん
1年半前は普通に買えた大根を、「病弱の母親が良くなるようにお金を貯める」と語る少年。
三虎は許されません
そんな卓くんの純粋な言葉に心を打たれたのか、ここで八百屋のババアがまさかのサプライズを炸裂させます
「えっ・・・おばさんこれ・・・!?」
「しっ!実はこの店もうじき閉めるのよ・・・それは卓くんにあげる。お母さんと一緒に食べて」
「で・・・でも」
「いいのよおばさんの気持ちだから。だけど内緒よ。絶対誰にも見せちゃダメ」
「ほ・・・本当に・・・
夢みたいだ・・・ありがとうおばさん・・・ありがとう!」
や、八百屋のババア!あんたって人は!(号泣)
なんとババアが卓くんにそっと持たせたのは水飴ダイコン

警備員を雇うくらいですから最低でもウン百万はするだろうと思われますが、それをポンとくれてやるババアマジ聖人
三虎もこのババアのような人間達をもっと多く見ていればあんな風に歪まなかったんでしょうが。いやでもアホだから変わらんかな
もらった水飴ダイコンを服の下に隠し、急いで家路につく卓くん。しかし
その一部始終をを見ていた人間がすぐ近くに居たことを忘れていた

「大変だ・・・本物の食材を・・・水飴ダイコンをもらっちゃった・・・!ねえお母さん待ってて・・・
僕今からスゴイの持って帰るから・・・待っててね!
待っててコイサンマン!あっ!?」
「お母さんの喜ぶ顔が見れる!」満面の笑顔を浮かべて走る卓くんだったが、裏路地からぬっと現れた人影がその足を払う
勢い良くすっ転んだ少年を鬼気迫る表情で見下ろすのは、あの八百屋の店頭にいた
グルメ警備員2人だった
「誰も恨むな・・・強いて言うなら・・・時代が悪い・・・
店のショーケース・・・解錠番号はババアしか知らねえからな・・・俺達ぁこの時を待ってたんだ
一度しか言わねえ・・・おとなしくその食材をよこしな!」

「え・・・!?警備のおじさん・・・!?ゆ・・・指が!」

なんと生の食材欲しさから、少年が譲り受けたダイコンを強盗!
顔見知りの大人に襲われたというショックも勿論ですが、警備員の指を見てあっと驚きの声を上げる卓くん
人差し指が第一関節から千切れ、ボタボタ鮮血が滴り落ちています
「ん?ああこれか・・・俺等グルメ警備員は警備の際「制約の指輪」をつけるんだ
仕事中、契約に違反した行動を取ると指輪は爆発する。指輪は仕事が終わるまで抜くことはできない
この指輪こそがグルメ警備員の信用の証でもあるわけだが・・・
関係ねえなァ!今の俺達の空腹は!
指の一本や二本吹き飛ぼうがどうだっていいくらい腹ペコなんだよ!」

「指一本・・・食材の為なら惜しくない」と羅刹先輩風に言えばカッコイイ台詞なのに
子供から食材を強奪する大人が吐くと、これほど狂気をはらんだ下劣な響きに変わるものなのか
この警備員二人は許されない悪党ですが、人間本当に極限状態になればこういった暴挙に出るのも仕方ないか。とも思える描写です

「だ・・・ダメだよ!これは僕がもらったんだ!」
「うるせえ!よこせガキが!オラァ!」
「これは・・・お母さんにあげるんだ・・・お母さんに・・・」
「死にぞこないにゃ勿体ねえよバカ!へっへっへ本物の食材だぁああ
この日のために警備員やってたと言ってもいい・・・たまんねえぜ!」

必死に抵抗するも子供が大人2人に敵うはずもなく、ボコボコに殴る蹴るの暴行を受けた挙句ダイコンを奪われてしまう卓くん
この世には神も仏もいないのか?読者のページをめくる手にも思わず怒りの力が入った次の瞬間
ひゅうううううううううドスン!
地面に倒れ伏した卓くんの背後に、3mはあろうかという巨大なダイコンが空から降ってきたではないか
例え神も仏もいなくても・・・
この世界にはこの男がいる!






「匂いがするなァ・・・こいつぁ涙の匂い・・・
空腹で満たされない悲しみの涙の匂いだ」

目の前の光景に我が目を疑う卓くん
なんと地平線の彼方からゆっくり山が近づいてくる。否!
山に見えたのは、巨大などんぶりに盛られた大量の食材
そしてその巨大どんぶりを軽々担ぐ一人の男

男がどんぶりの底をバン!と掌で叩くと、その衝撃で食材の1つが勢い良く空に飛び出し、放物線を描いて地上に落ちてゆく
もう一発。更にもう一発。男がどんぶりの底を叩く度、無数の食材が空中に打ち上がり、まるで雨のように地表へと降り注ぐ

「さあ土産だ・・・グルメ界の美味なる食材達よ・・・
恵みの雨となって人間界に降り注げ!!
おおおおおおおおお!!」

ドドドドドドドドドドド!!!!
飯まくど!飯まくど!飯まくさかい風流せい!
それは人間界全域に降り注ぐ”食材の雨”
人々の悲しみを優しく洗い流し・・・
乾いた胃と・・・心までたっぷり満たす幸せの雫

「あれは・・・間違いない・・・あれは・・・
トリコさんだ!!!」
>食材を運ぶトリコがすごく世紀末救世主ケンシロウみたいです
>あれ?俺北斗の拳じゃなくてトリコ見てなかったっけ?
>卓の前に現れたトリコの場面で、あの神曲「北斗の拳2 ~ TOUGH BOY」を頭の中で過りました
と〜きはまさに世紀末・淀んだ街角で僕らは出会った〜
>1部最終回は「ガツガツ!」でしたが今週は「TOUGH BOY」がBGMですね

少年は確かに見た。本物の”美食屋”を。彼が起こした奇跡を
そしてもう1人・・・


コンロ一体型のフライパンに着火するや否や、背中のカゴを踵で一蹴り
ヒールリフトされた食材を空中で一瞬のうちにカットして手早く炒めると、
コック帽からサラっと出てきた皿に乗せ、あっという間に野菜炒めの完成

謎の大道芸を披露するチンドン屋

この芸達者なストリートパフォーマーは何者なのか?とか言ってはいけない。そう言わずもがな
「さあ、めしあがれ」
「・・・・!こっ・・・こ・・・こ・・・っ
小松シェフだーっ!!!!!」

>「さぁ めしあがれ」「こ…こ…、誰だお前!?」
>小松は料理人っていうより大道芸人。使われていないそこら辺のキッチンを借りればいいのに
>今週の小松、そこはかとなく格闘職人アウディに見えませんでした?

救世主の帰還。卓くんの視界が涙でグニャグニャに歪む
しかしコメントのツッコミじゃありませんが、小松の顔ホント変わりすぎてて酷い・・・先週はさほど気にならなかったんだけどなぁ
「トリコと小松シェフが帰ってきたって!!?」
卓くんの叫びを聞きつけて現れた人だかりに、あっという間に囲まれるトリコと小松
彼等に背中を押されて再起した1年半前。恩返しの凱旋です
「衣食足りなきゃ人は理性をも失う・・・でも頭上にだけはいつも注意しときな」
警備員の自業自得の因果応報っぷりにスカっとしました
「時代が悪い」だ!?せめて「怨んでくれもかまわない・・・」とか言えねーのか!?
ネウロでもありましたが悪い人にも〜なんて同情よりも悪は悪でしかなく悪行にはしっかり報いを描いてこそ少年漫画だと思います
>トリコがもう少し早く来てたら警備員も指を失わずに済んだのだろうかとか思ってしまう・・・
飢えすぎて人は狂気に駆られる…指吹っ飛んだ警備員もあと一日我慢してれば犯罪者にならなかったのに…
…ジュン様風に言えば食運がなかったんだろうな
 しかし生の食料が高級品だってわかってるのなら、食材持たした子供を裏口から出すとかしろよ店のおばあさんw
>トリコがあと一日早く帰ってきたら警備員は指を失わなかったんですよね・・・
>トリコがあと30分早く帰ってきてれば警備員が悪に手を染めることも、指を失うこともなかったのにな
>トリコの警備員、やってることは種もみ奪うモヒカンなのに、悪役と言う感じがしないんですよね
トリコが大根の次に肉を届けたように、彼らも腹を空かして泣いていたからでしょうね
巨大な肉に押し潰されてうめき声を上げているのは警備員2人。夢にまでみた生の食材に潰されて彼等もきっと本望でしょう
「ざまあみろ」とは言いません。再三言いますが
彼等は悪党で、許される存在ではありませんが
動機が「自分の指を失うことも厭わないほどの空腹」というところだけは考慮すべきだと思います
「トリコがあと30分早く帰ってきてれば警備員が悪に手を染めることも、指を失うこともなかった」というコメントはそういった同情でしょう
ほれこの通り、トリコを評価する感想も真っ二つです
>先週の悠長な台詞のせいでお前良くドヤ顔で説教出来るな。って感情が無くならない
>結果的には救えてもこうなる前に何とかしてやれよ感は否めない
人間界に戻りたくても戻れない事情があったなら分かるけど先週の満ち足りた生活見た後だとどうにも・・・
>どんだけ良い事したとしても、人間界を一年以上放っておいたって前提があると何か醒めるものがあるんですよね、トリコの行動
薬膳餅の時と同じもやもや感があります。それをひっくり返す何かがこれから説明されるといいんですが
>今週の話を読んで、トリコが人間界ほったらかしにしたことがさらに許せなくなりました……
あの警備員たちも指が吹き飛ぶリスクを背負ってまで食材が欲しかったんだと思うと後味悪い
そりゃ食材の雨で人々を助けましたが、それでオールオッケーなのか?
>前回の「若干〜」発言がよっぽど尾を引いてるのか、どうしてもネガティブな方の感想ばっかり浮かんでしまうなあ…
今回の少年は助かったけど、この一年半に数える気にもならないくらいの似たような事案があったんだろうな、とか
袋叩きに遭って命まで落としたとかも珍しくないんだろうな、とか
>トリコや小松はレベルアップしすぎて天界の住人か消費者と口きいたことない巨大企業の社長みたいな感じになってますね
あの少年たち自分のファンと出会った時、トリコは本当は何を思ったんでしょうか
少なくともグルメ界に行ったのが他の四天王だったらあんなに悠長にしてないと思うのですが
>どうも先週の印象があるので、もっと密接に人間界と接点を持っていれば、あの警備員達も暴挙に走らなかったんじゃないかと思ってしまいます
ああいうことはこれ以前にも起こっていそうでしょうし。強いていうなら、貧国に「感謝されたいから」お金を「恵む」富豪?
客観的には悪いことではないし、本人に悪気はないし、真剣にボランティアをやっているひとだって少しは当然としてそういう気持ちはあるでしょうから
結局は割合の問題でしかないのでしょうけど、持てる者としてのおごりのようなものが見えてしまいます
あまりこういうレッテル貼り的な文言は好きではないんですが、バブル期に育った(活躍した)人間の傲慢、というものが透けているような気がして、
不快とは逝かないものの、何がしらかのズレを感じました
>たまたま卓くん救出には間に合ったけどトリコが余裕をぶっこいている間に悲劇はかなり起きていると思う
>良い話だったんですが、先週の能天気っぷりが無ければより良い話だったのに…と思わざるをえません
>人間界の惨状が明らかになるに連れてトリコ達の呑気さが癪に障ると言うか・・・
トリコが小松を独り占めしていなければ食運と才能でミリオン調理出来てた可能性があるんじゃないの?
>先週のトリコの態度に皆割と批判的でしたが、
食料カプセルの量産を見届けた上でグルメ界入りしたのならあの台詞もそこまで叩かれることじゃないんじゃないかなーと思ったり
孤児だったトリコにとって「餓える」の基準は三虎と勝らずとも劣らないだろうから「取り敢えず食えるものがある」という現状に危機感を抱きにくいでしょうし、
なにより過度に心配するという事はマンサムを信用していないってことになりますし
>先週「トリコ何やってんだよ早く帰れよ!!」 今週「一瞬にして世界中に食材を与えたぞ!トリコすげぇ!!」 これは掌返ししてしまいましたわ
>トリコはチンタラしてたんじゃなくて、「世界中の人々の腹を満たすだけの量の食材」を確保するまで帰れなかった、って感じなんですかね
あんなモラルハザードした世界に少しずつ食料持ち帰って配給しようとしても、富豪達の買占めやら紛争のタネやらロクなことにならなかったろうし
と好意的に解釈してみます。とはいえ人間界で食料自給できるようにしないと根本的解決にはならないわけだし、
次回は四天王総出で「大地を蘇らせる食材」をグルメ界に採りに行くのかな?

つくづく今回が第2部第1話だったら神回だったのに
前回のこの台詞だけがあまりにも迂闊だった。なんでこの1コマ入れてしまったし・・・

「さあ!みんなが腹を空かせて待ってる!早く戻ろうぜ小松!」
って言わせてれば何も問題なかったのにな・・・今週の人間界を見た後だと「うまっ♪」の笑顔が不快すぎて見てられません
>欝展開にならないのは良いけど、一瞬で解決するのはどうかと
>メテオスパイスとは逆の「恵みの雨」トリコが悠長に小松救出してから1年もグルメ界に行ってたのはこの為か
10万人分の玉子焼きが作れる山くいペンギンの卵が小さく見えるほどのビッグサー…
超大量の食材の山で人間界全ての餓えを凌げそうですね。ただし頭上注意でw
>第二部グルメ界編スタート!→第一話、グルメ界編完!人間界を救え!→第二話、人間界に降り注ぐ食材の雨。人間界は助かった!
展開早えぇ…… すぐに戻らなかった理由は人間界全土に行きわたるまで食材を集めていたからということで納得
ちょっとずつだと焼け石に水どころかその食材を巡って新たな争いが起こったら本末転倒だし。しかしそれでも「若干心配」は擁護できんけど
>今週のトリコのやったことはよく分からないですね
正直中途半端に「生の食材」を配っても少年と警備員のような争いを頻発させるきっかけ以上にならない気がしますが

あと何故か今週の「食材の雨」で食糧危機が解決したと思ってるコメントが何人か見受けられますが、これはあくまで一時しのぎというか
焼け石に水にしかならないんじゃないですかね。コメントにもありますが、捻くれた見方をすれば下手に食材を与えてしまったことで
今回の警備兵のような略奪があちこちで起こる可能性すらあります
まぁ流石にそれは前置きしたように「ひねくれた見方」ですけど
一龍の「無限に食べられる食材」がまだ発見されていない以上、今回の「手土産」が根本的な解決にはならないのは間違いないと思うなぁ

「会長ー!会長ーっ!!」
「あぁ知っとるよ・・・やっと戻ったかトリコの奴。さぁ出発だ3人とも」

ラスト。IGO会長となったマンサムの元に届く、「トリコ帰還」の報。なんと髪が生えてます
今までのスキンヘッドはハゲなんじゃなくて剃ってただけだったのか。それともカツラを被っているのか気になります
シルエット姿の四天王を従えてトリコを出迎えに行く所で次号へ続く!・・・って四天王、
1年半もかけて結局一龍のメインディッシュ見つかんなかったのね
>今週のトリコで食材の雨を降らせていたけど、一時しのぎですよね
次回からは四天王勢ぞろいして会長のフルコース編でしょうかね
>無限に食べられる食材はどうした!? まさか1年半経っても見つけれてないのか?
まぁ食以外での復興にも尽力尽くしてて探せてなかった可能性もありますか
>味はともかく無限に喰える食材どこいった。それをどうにかマシな味に仕上げるのが料理人の出番だろう…!
(…トリコが帰ってこなかったから最後の一個が揃えられないとかだったら、
ますます「何やってんだトリコ…」って気分になるので、それは無いといいなぁ…)
>はじめまして、トリコレビュー見ています。トリコ、なにか来週あたりから会長のフルコース集め始まりそうな感じですが…
どうなんでしょう?正直食糧難はタブレットでどうにかなっていますし、
無限に食べられるといってもあんまり美味しくないであろうフルコースを集めてもあんまり変わらないような気が
それとも料理人たちが集まってフルコースを美味しく調理するって流れでしょうか?
>やはりというか、「若干心配になってきた」どころの状態ではなかった人間界の食糧危機
一龍のフルコースのことがカケラも触れられてなかったということはまだ揃っていない、
または揃えても調理できる料理人がいなかった…?後者ならデウスエクスマキナ小松の出番でしょうか

もしかしたらメインディッシュは視覚・聴覚・嗅覚・触覚4つが全て揃ってないと見つけられないとか?
次号トリコを迎え、四人で探しに行くという展開ですかね。だとしたら尚の事トリコの帰還が遅かったことがアレな感じになってしまうな


266話

「ちょっと待てよ・・・第一ここに俺等が呼び出されたってことは・・・まさか所長・・」
「所長ではない。既にワシはIGOのハンサムな会ちょ「あー皆さん!お久しぶりですぅ!」
「やぁ小松くん。よく無事に戻ったね」

「つか遅せーしお前ら・・・」

「小僧ぉ〜グルメ界で野垂れ死んでたら、地獄まで追いかけてねじりミンチにしてやろうと思ってたとこだ」


>トリコたちの今にもゲットワイルドを歌い出しそうな新コスチュームがダサすぎて目がつらいです
>各キャラのイメチェン、どれもビミョー・・・w
>なんだろう四天王のコレジャナイ感……ゼブラは顔の威圧感が無くなっちゃったし、
サニーは色気のある兄ちゃんだったのがなんかショタっぽくなって髪も短いし……
ココはトレードマークの包帯が無くなってそこら辺の若者モブみたい…島ぶーはイケメンよりも個性を押し出した絵の方が良いと思う

冒頭。人間界帰還の報が届くや否や第一ビオトープへと呼び出されたトリコと小松。会長となったマンサムだけでなく、四天王も揃い踏みでのお出迎え
ちょっとXジャパンっぽいサニーの髪型はともかくとして、
超人コスチューム募集の採用作品みたいな服装が正直微妙
サニーなんかブロッケンJrの新コスチュームと言われても違和感ない雰囲気。今にもベルリンの赤い雨打っちゃいそう
ココはロビンマスクの超人幕僚長スタイルみたいだし、ワイルド&セクシーなゼブラの衣装はバッファローマンの入場スタイルとかに似合いそうです
トリコがごく普通のスカジャンみたいなカジュアルな服装なんで、尚の事3人の衣装が超人コスチュームっぽく見えてしまうのがなんともシュールな感じ
お菓子の家を新築する回とか、グルメカジノ編のココなんかはイタリアのブランド物みたいな服がよく似合ってたんで、そういう衣装を見たかったなぁと
あと何気にゼブラの台詞、
「お前が死んだら俺も後を追って死ぬつもりだった」って言ってますよねこれ。どんだけ小松好きやねんお前
「あれー小松なんか顔凛々しくなってね?鼻とか」
「そ、そうですか?やっぱりこの一年半・・・色々とありましたから・・・」
「そか・・・色々あったっぽいな」
>小松、やけに凛々しくなったな鼻とか(読者の声)
>小松の顔が変わった理由が書かれてましたよ。いろいろあったらああなるんですねえ
>小松の鼻がついに突っ込まれたけど「いろいろ」で流された件。後で説明があるようにも、
いろいろで済ましちゃって終わりにも見える。できれば説明がほしいなぁ
>小松の整形、色々あったで済ませやがったw

そして物議を醸している小松の鼻問題に関し、劇中でツッコむ形で言及するしまぶーではありましたが
その回答は小松がガクブルしながら「色々ありましたから」で済ませるという、
ギャグでお茶を濁しただけのやり取りで終了
しまぶー的には「これで一応劇中でも触れたし、もうあまりこの件に関しては騒がないでくれ」という読者に対するお願いみたいなものでしょうか
釈然としない人が殆どでしょうが、読者としてはこの説明で納得する以外ない模様

「人間界は逆に”何もなかった”ってことだよな?現状を見る限り・・・」
先日見た人々の荒みっぷりと、自分達がいの一番で第一ビオトープに呼び出されたことで、現在の人間界の置かれた状況はおよそ把握したらしいトリコ
本題に入ろうとしたところで遅れてやってきたのはリン。今は会長となったマンサムの跡目を継ぎ、
第一ビオトープ所長になっています
「トリコーん!よっかたし無事でー!もうウチずっと心配してたしー!
でもねでもねウチはトリコのこと信じてたから!きっと元気で帰ってくるって!」
「ああ・・・ありがとよリン。俺が塞ぎ込んでた時も・・・お前はずっと心配してくれたな」
(俺を励ましてくれた人達を集めてくれたのはリン・・・お前だろ?)

ボンクラなようでいても、しっかり周囲は見えていたトリコ
1年半前、どん底にいた自分を救ってくれたのが他ならぬ彼女であることにちゃんと気付いていたみたい。これはリンも報われますわ
久しぶりに会った生トリコにハイテンションモードに突入したリン。感情の赴くまま、いつものノリでいつもと変わらぬお願いをしますが・・・・
「ねえねえトリコぉ〜もう我慢できないから待ってた分の思い出スパークしてもいい?
結婚して!ウチもう待ってるだけの女なんて・・・」
「結婚?ああいいよ」





「え?」


あまりの衝撃に劇画調になるリンの顔がなんか怖い
これは夢か、それとも自分の聞き違いか。目をこすって耳クソをほじってから再度聞き直すも、その答えは同じだった
「トリコもっかい巻き戻すね。結婚してください」
「いいよ」
あーっと
トリコ選手結婚してしまいましたーっ!

>トリコ、ケッコンカッコカリ
>リンが凄いいい女になって再登場したかと思ったら、いきなりゴールインしちゃいました!艦これのケッコンブームの影響でしょうか?
>トリコ結婚おめでとう!!ヽ(*゚▽゚)ノ~▽▼▽[祝]▼▽▼~ヾ(゚▽゚*)ノ

>「小松の鼻改変は腐を遠ざける為なんじゃないか」とコメントをした朋友がいましたが、今週の展開を読んで私もそう感じました
>トリコ結婚はともかく、やっぱり小松の鼻改変はして欲しくなかったなと思います
>トリコ「結婚すっか」 リン「んだ」
>あれですね、トリコが超然としているのは悟空に近いのかな(リンとの結婚を見て)
>おまえはドラゴンボールの悟空かトリコ!
>トリコの求婚に対する受け答えの軽さは悟空並だと思う むしろそれのオマージュなんでしょうか
>いきなり結婚かぁ、確かにキス一応してたし嫌いじゃなかったんだろうけど、それにしたって唐突+軽過ぎる
ヒロインという程登場してるわけじゃないし、何よりリンはそれでいいのか。なんかトリコがどんどん理解不能なキャラなっていく
>トリコとリン結婚!!今週の屋敷はどうなってしまうんや…(はんぺらさんに届くコメント的な意味で)
>トリコの結婚への軽さは悟空とチチのエピソードを彷彿とさせますが
ああいうのは男女の区別すら理解できていない情緒レベルのキャラがやるからこそであって
成人としての識見を備えてるはずのトリコが言うのはどうも違和感があります
リンのことを仲間として大切には思ってるでしょうが、女性として愛しているようには見えませんし
リンとの結婚は読者「ホモ」→作者「ホモではないから結婚させる」みたいな感じなんでしょうか
>トリコに結婚受け入れてもらってからのリンちゃんに不覚にも萌えました。今週でおもいっきりホモフラグ消してきましたね。トリコだけやけど
>小松の整形ネタが公式ネタとして扱われましたね(笑)
あとトリコの結婚宣言が
どう見ても偽装結婚したときのゲイにしか見えません
>「孫選手結婚してしまいましたー!」を髣髴とさせるような・・・。トリコちゃんと結婚の意味わかってるんでしょうか?
(一応サニーを義理兄と判断してるから理解してるっぽいですが)
自分は素直におめでとうと言いたいんですが・・・ただ色々と「勿体無い」気がするんですよねえ
リンの縁の下で支える感じも今週でサラっと言うんじゃあなくってもっとこう積み重ねて行くとか(一応キスの所とかありましたけど)
グルメ漫画なんで恋愛描写なんぞ知ったことじゃないって言われればそうかもしれませんが・・・何はともあれおめでとう!
>トリコと小松の濃厚なラブホモ展開ばかりだったので、今回の結婚も
「ホモの偽装結婚」にしか見えませんでした!
>リンちゃん色々と成長して、よく食材が枯渇した中でそこまでふくよかな成長をできたものだ。まさかのトリコと結婚ブームのシンクロニシティ、
片思い側が冗談のつもりで言った言葉で快諾されて結婚はアラレちゃんののり巻き結婚の流れのリスペクトでしょうか
結婚そのものは急でしたがトリコの視点で見ると自分が傷ついて落ち込んでいた時に的確な方法で励ましてくれるくらい自身を理解してくれているリンは、
夫婦としてこれ以上ないパートナーではあるので快諾する理由は十分にあるように思えます
ただ他の連中の騒ぎ方のせいでホモの偽装結婚にしか見えない
>トリコ結婚で腐女子憤死www的なコメが多いかもしれませんが唐突すぎて大してダメージはないでしょう
おそらく今後リンちゃんは腐女子にとってテリーと同じ枠にカテゴライズされることでしょう
どちらかというと他の四天王の結婚したんだから小松とコンビ解消発言の方が重要だったり
>トリコが女とくっついたとなるとこれは小松とメルクがくっつく可能性も?
>前々回のトリコの「うまっ♪」のアホヅラには我慢できましたが、今週の気楽な「結婚してやってもいいぜ別に」的な態度には愛想が尽きました
サニーさん、妹さんをあんな男に嫁がせるのはすぐに止めるべきです
やはり読者の誰もが連想したのは悟空とチチの結婚シーン
まぁしまぶーはこれまでもずっと引用元のネタ丸わかりのオマージュを意図的にやってきてるんで、今回はDBリスペクトということなんでしょう
性とか男女の知識がまったくない悟空の場合とは違い、普通の成人男性であるトリコが言うと「いい加減な奴」と受け取られなくもありませんが
直前にモノローグでリンに対する心からの感謝の言葉を述べてますし、
あくまでも「この女となら生涯添い遂げられる」と熟慮した上でのOKであって、決していい加減な返事などではないと思います
ただトリコのリンに対する感情に愛とか恋とかいった類が一切感じられないのは事実なワケで
異性の魅力とかそういうのは超越してて、最初から「長年連れ添った家族愛」って感じですね。まぁ幼馴染みだから当然なのかもしれないけど
ホモの偽装結婚と揶揄されても、言い返せないところではあります
「ほ・・・本当ですかトリコさん!」
「リンとトリコが結婚だとぉ!?つまりどーいう意味だ!?」
「いや意味って・・・」
「そもそもお前は小松のコンビだろーが!」
「それ何か関係あんのか?」
「いや関係ないけど・・・無いのか!?」
「何言ってんですか皆さん落ち着いて!マンサム所長はどう思います?」

「ワシは所長ではない・・・新しいIGOのハンサムな会c」
「ってことはトリコが俺の義弟になるってことか!気持ち悪っ!」
「ってことは小僧とのコンビは解消だな」

「何でですか!?皆さん落ち着いて!」

>マンサム会長「fufu・・・ 話を聞いてくれません
>結婚しよう!→いいぞ!→お前のパートナーは小松だろ!! ついにここまで来たか・・・いくらなんでもこれは・・

>トリコ&リン婚約!!リン好きな自分は彼女の一途さが報われて嬉しいですが、トリコ×小松派の腐女子さんには打撃強そうですね…
>結婚だとお!!?? みんながホモホモ言うから・・・っていうかやっぱり作中でもホモ認定されてたのかw
>まさかのトリコ結婚!?サニーの『お前は小松とコンビだろうが』のツッコミがホモホモし過ぎます。(歓喜)
>直ぐにサニーの突っ込みに違和感を感じなかった私は間違いなく腐っている。小松には二代目メルクやののたんがおるやろ
>こんばんはーはるかです\(^o^)/トリコとリンちゃんの結婚にえええ(゚Д゚)って朝からなりましたが、
リンちゃんは本当にトリコなんかよりココの方が相性良さそうに見えました

友人にリンちゃんぽい子がいますけど彼氏さんはココさんみたいな感じで幸せそうですよ
ショックで気絶してしまうリン当人をよそにギャグ漫画特有のドタバタになる面々で場面終了。場面は本題へと移ります






「第一ビオトープに用がある・・・そして今の人間界の現状を見た限り・・・つまり・・・
会長のフルコース・・・
メインディッシュがまだ見つかってないと」
「その通り」

「我ながら情けネ・・・」

「ケッ、本当にあんのか?この庭に・・・俺等はもう十分探したぜ」

「あぁこの庭の有様を見ればわかるよ。どーせお前がやったんだろ?」

>トリコ、事実を突きつけられるギリギリまでココ達が会長のフルコースを見つけていることを1ミリも疑ってなかったんだな…
せつ婆やユダとかの最高ランクの料理人をもってしても美味しく料理することができなくて「もっとうまい食材もってこい(ガシャアァ」
ぐらいはいたと想像していただろうけど(←”若干”の心配要素、スラム育ちのトリコには多分理解できない感覚)
まさか見つかっていないとは思ってもみなかったんだろうな
>マジで四天王3人いても見つけれてなかったのかよ最後の一品……まぁ3人もグルメ界で鍛えれば見つけれたかもしれませんが…
>今週の話を見るにトリコは全く悪くありませんでしたね。「更地にしていい」という条件なら視覚と聴覚に優れたココとゼブラ、
第8ビオトープにあった巨大宝箱のようなもの対策に火力増幅要員のサニーがいれば本来なら十二分なはずで、
最も食材調達に慣れてるトリコがグルメ界に「美味いもの」を獲りに行くってのはベストな選択なんですよね
トリコがいなきゃ見つからなかったってのは結果論であって。まさか1年半経っても何にも進展なしなんてのはお釈迦様でも思う訳が無く
若干人間界の事も云々も杞憂レベルの事を想定した心配だったんでしょうからあの態度も致し方なしだと思うんですよ
さて。前回の考察通り1年半かけてメインディッシュを見つけられなかった駄目駄目四天王
もちろん決して彼等とてテキトーに探していたワケではなく、まさに「草の根までわけて」探していたことが伺えます
既にゼブラの手によって
殆どの土地が草木一本残らぬ荒野になってしまったリーガル島
この状態でゼブラのエコーロケーションにも、ココの目にも、サニーの触覚にも感知されないのだから、彼等を無能と責める事は誰にもできないでしょう

一龍フルコースメニュー
前菜 ミリオンの種
スープ エボシの涙
魚料理 みたらし昆布
肉料理 事無き虫
メイン
サラダ 姫ワラの種
デザート ドライメロロン
ドリンク 殿あられ

ちなみにこれがミリオンの種以外で現在判明している一龍のフルコース(捕獲レベルは全て不明)。食材の系統に何の統一性もないのねこれ
空白のメインディッシュが埋まった時、無限に食える食材になるということですが、いったいどんな料理が出来上がるのかまったく想像もつきません
「いずれにせよ早く見つけないと。俺がグルメ界から土産で持ち帰った食材も焼け石に水だからな・・・
ったくコナゴナにしやがって・・・
ここは少し”元の地面”が残ってるか」
殆どが焦土と化した地面の中、僅かに残っている以前のままの地表に鼻を近づけるトリコ。その嗅覚は何かを捉える事ができるか?

「匂いが残ってんのか?」
「クコルサウルス・・・最後にここを通ったのはクコルサウルスだ・・・・
クコルサウルスの前はロックドラムがここを歩いてる」
「え?その前の奴の匂いも残ってんの?」
「その前はジャバラスネーク。
その前はブタヒヒ。その前はナマゴロゴン。その前は・・・」
えええええ。なんと一番最後にそこを通った猛獣だけでなく、その前に通った猛獣の匂いまで何体も遡って追跡
1年半ものグルメ界生活で進化したその能力は、同期の仲間や読者の想像を遙かに超えるレベルにまで到達していました

「いた。間違いない・・・かなり昔だが・・・確かに会長がこの上を歩いている」
>ムーディーブルースみたいな能力を得たトリコ
ゲェー!?ついには一龍の匂いを見つけるトリコ
最低でも「1年半前の残り香」から持ち主を嗅ぎ分ける驚異的嗅覚
テラフォーマーズで「不完全変態手術を受けたバーキは、もう普通の人間の味や薫りでは満足できない」という設定がありましたが
今のトリコの鼻マジどうなってんだ。本気を出したら海を隔てた陸地の匂いとかも嗅ぎ分けそうです
>今週のトリコを見た限り、前々回のトリコの鼻の詰め物は強すぎる嗅覚を封印するための物ですかね
レストルーム内なら嗅覚で危険察知する必要ないし

「僕の眼でも遠い過去の電磁波まで見ることはできない・・・
もともと嗅覚に特化していたトリコだが・・・グルメ界で更に細胞が活性化した証拠か」
「トリコさんはグルメ界でもああやって・・・
僅かに残る僕の匂いを羅針盤にして僕を見つけ出してくれたんです
毎日毎日僕の気配をしっかり感じてたって言ってました・・・」
『トリコだけじゃない・・・小松くんもまた僕等が思う以上に・・・ホモい・・・!』

トリコさんは毎日僕の気配を感じてたそうです!とキラキラした目で語る小松マジホモい
1年半経った2人の成長ぶりに驚くココのシーンも、より濃密になった2人のホモっぷりに驚いてるようにしか見えないのがどうにもアレです





「グルメ界では全ての場所が人間界で言う危険区域に当たるが・・・
その中でごく稀れに出現する比較的安全な場所があった
俺は勝手に
「グルメ界の休憩室
レストルームと名付けてたんだが
独特な気候と特殊な生態系が作り出す、一時のセーフスポット
雲隠れ割烹の隠形樹のような樹や岩・・・更には臆病な空気そのものが見えない空間を生み出す
そこは猛獣達から死角となり・・・一時的だが環境も穏やかなんだ」
地獄のような環境のグルメ界において、ごく稀に出現するという安全地帯「グルメ界の休憩室レストルーム
隠形樹のような特性を持つ樹木や鉱物
果ては空気そのものがその存在を隠蔽するという、まさに天然の隠れ家です
第2部第1話、小松をあんな木の家に1人にしておくのは危険すぎるだろ思ってましたが、おそらくあの木の家も休憩室だったのでしょう

「そこはまるで別の時空のように隔離された空間・・・
グルメ界ではそれも時間が経てば周りの環境に押し潰されちまうが・・・それがもし人間界にあったら?
なんであの場所だけ全くもって綺麗なままなんだ?
ゼブラが島中破壊した跡があるってのによ

ココにも見えず・・・ゼブラにも聞こえず・・・サニーも触れない。だが俺の鼻にはプンプン匂うぜあの場所
休憩室には必ず「入口」がある・・・そこを見つけない限り中には入れないが・・・・」
「ん」
「そういえば確かに・・・」
やがて荒廃した景色の中、何故か直径15mほどの面積がキレイなままの地表を発見
怪しさ満点すぎだろコレ!
>聴覚でもわからない、触覚でも感じない、視覚でも見えない←明らかに怪しいの見えてますが
>休憩室を見つけられるトリコ、一年半たっても休憩室に気付かなかった他三人、喧嘩の腕前はともかく美食屋としてはまた大きな差が生まれたなぁ
そもそもグルメ界で”生き延びる”ためには休憩室に気付けることが不可欠なように思えるし、
第一部終了時点でグルメ界に通用する実力を身に着けていたトリコに対して、他三人はグルメ界に通用する腕っぷしは持っていても、
未だにグルメ界で生き延びる実力は備わってなさそう。これ小松助けに行ったのがトリコ以外だったら辿り着く前に野垂れ死にしてた可能性が大

RPGだったら絶対「調べる」を押さずはいられないロケーションです。なんで四天王の3人今まで気付かなかったし・・・
皆の目前ですっと何もない空間の中に消えるトリコの身体。読みは的中。一龍のメインディッシュの隠し場所は「休憩室」だったのである
「ビンゴだ。見つけたぜみんな!来いよ宝探しは終わりだ!」
「何!?消え・・・」
「うおスゲエ!ホントに入れるぞ!何だか厚い空気の層がある感じだ
おお〜!まさか第一ビオトープにこんな場所があったなんて・・・!」

「中からは普通に外が見えるが外からは全く見えない・・・電磁波すら感じない場所か。見つからなかったわけだ」
>散々言われてると思いますがトリコ、もっと早く帰ってきて欲しかった・・
>一応これでトリコがグルメ界いった意味も色々報われた感じかな?あとホモ疑惑も
>違うんですよ、トリコがとっとと帰ってれば第一ビオトープとか一瞬だったんじゃないんですよ
グルメ界で頑張ったから簡単に見つかったんですよ。でももうちょい早く帰って来いよ
トリコの手によってあっさり見つかる一龍のメインディッシュ…一応、グルメ界の経験のおかげという設定なので
>こいつが人間界にいたらもっと発見早かっただろうに、という状況は免れましたか
>一年半人間界を放置してたトリコの罪も最後の一つを見つけたことで帳消しですかね?
グルメ界で鍛えたからこそ見つけれたようですし

中には小さな木の家と、その庭に無造作に置かれた例の宝箱。1年半見つからなかったブツがトリコの加入であっという間に見つかってしまいました
無論これは1年半のグルメ界生活で培った経験則と、進化した嗅覚あっての事
なので「トリコがもっと早く帰って来てれば・・・」という読者の思いに対する、「いや1年半グルメ界に居たから発見できたんだよ」という回答になります
「あったぞ!最後の宝箱!これがフルコースのメインディッシュだ!」
というわけで「無限に食える食材」の最後のピースを手に入れ、歓喜に湧く主人公一向で。しかし

そんな彼等を木の家の中から静かに見つめるシルエット
トリコが匂いを追跡するシーンでも、一龍のすぐ後にあの場所を歩いた生物としてその姿を確認できます
>一龍の前にしれっと老ニトロが通っていましたね
>会長の前に河童がいたー!!と思ってたら最後にも出てきたし!あれニトロか。てかニトロも年を取ったら?ハゲるのかよww

>しかし最後に(匂いの行列にもいたけど)出てきたハゲたニトロ…強そうには思えないが…なんとなく人語をしゃべりそうな予感
>あのニトロは人間サイドに付いた変わり者なのか・・・?
>会長の前の匂いの主、そして家にいた簀巻きを着たニトロらしき人はもしかして栗坊でしょうか?
>今週のトリコ…アレはやっぱりニトロなんですかね?トリコが嗅いだ匂いの記憶から察するに、一龍を連れて行った様にも見えますが…
アカシアとフローゼを連れて行ったブルーニトロの内の一人なのか、それともそれとは全く別の個体か…いずれにせよ、敵では無い様な気がします
あと、リーガルマンモス編で軽く出てマンモスやGTロボに殺された猛獣達も出て来てニヤリとしてしまいました(笑)
>宝箱といわくありげな小屋・・・SFC時代のRPGっぽい構図に懐かしさがこみ上げてくる・・・wどうやら『番人』がいるようですね
ことトリコ世界のツワモノならば、世界中が飢餓に苦しんでいると言う事情を説明したくらいでは素直に納得してくれそうにありません
厄介な難題をふっかけられるか、それとも手っ取り早くガチンコ勝負か。トリコの飛躍的成長を見届けたい次号に続く!
姿形的にニトロなのは間違いないですが、蓑を着た姿から栗坊を連想した朋友の予想も「無い」とは言い切れません
一龍の命令で二重スパイとしてNEOに潜入していた栗坊。1年半前、あのクッキングスタジアムの戦いで姿をくらました彼は今何処に居るのか?
どうやら現在IGOには戻っていないようなので、彼は組織の一員としてではなく一龍個人との盟約のようなもので動いていたのでは?と推測できます

ならば
あの日から1年半、一龍の志を受け継ぐ者をここで待っていたというのは有り得る展開
しかしまぁどう見てもニトロなので可能性としては低いとは思いますが・・・
ニトロが人間界で生活する為に変装していた姿が栗坊だったのなら両方正解ですが。流石にそれはちょっと考えにくいか
人間界を救う一龍のメインディッシュついに発見!
宝箱を護る(?)このシルエットの正体は何者なのか?
謎が謎を呼ぶ展開で次号へ続く!


267話

「見つけたぞ!最後の宝箱!これが会長のフルコースメインディッシュだ!」
「さっそく持ち帰って開けてみましょう!」
ついに手に入れた人類の希望。歓喜に湧きながら速攻で休憩室を後にする一行
おいィ!?怪しい家の中確認しないのかよ!
>ハゲニトロ、まさかの出落ち、てかスルーとは……誰か気付いてやれよー!!!
>ニトロ爺「スルーされてしもうた…」
>明らかに怪しい小屋はスルーですかwwwwwwそりゃ無いよセニョールwwwwwww
>老ニトロ「あれっ?これ見よがしに建ってる家は調べんの?」
>怪しい家無視するなよ!何故そこを調べようと思わない・・

目的のブツは入手したのだから帰路を急ぎたい心理はわかりますが。しかしそれにしたって中の様子くらいは確認するだろと
普通に考えたって
一龍が四天王に遺したメッセージとかあるかも?って考えるのが自然じゃん
四獣の時の一龍のビデオレターを途中で消してしまったゼブラの行動もそうですが、状況的に無理がありすぎて釈然としない

自分をガン無視決め込んで去ってく一行を追うでもなく、家の中から静かに見送るニトロ
どうやらメインディッシュを護る門番というワケでも、トリコ達が来るのを長い間待っていたメッセンジャーというワケでもなさそう

一体彼はいかなる存在で、なんの目的があってここに居るのか
>とっつぁん「来たかトリコ…だが今はまだ姿を見せる時ではない」
>あのハゲニトロは一体何の為に出て来た?もしやニトロがビリオンバードを旨くする調理法を知っている・・・とか?
>ニトロは既にお亡くなりになってしまってるようですね
トリコは何かがいるのに若干気づいたようですが……あのニトロは何者だったのやら……
>謎のニトロは既に死んでるっぽいですねー
とりあえずフルコース製作のために行っちゃいましたけど、もう一度戻ってその詳細を明かして欲しいです

腕が物凄いしわくちゃなのでかなりの老齢のニトロと思われますが、既に死んでいる(ミイラ?)と見る意見も多いみたい
トリコの
「・・・なんだ?」という、家の中の僅かな気配を感じ取ったような描写があるので、多分生きてるんじゃないですかね
ていうか死骸だとすると、後で戻ってきても特に有用な情報は得られなさそうだし、生きてないと物語が進め辛いんじゃないかなー、と

「うわーみなさんお久しぶりですぅ!」
「小松シェフ。よくぞ無事で・・・」
第一ビオトープ栽培用第17コート。宝箱を持ち帰ったトリコ達を待っていたのは、連絡を受けて招集された料理人達だった
ダマラスカイ、千流、すみれおばさんら一龍の食材の「声」を聞いたメンバーに我等のユダ、それにライブベアラーといった面子が揃い踏み
セツ婆や千代婆、ブランチら大物が居ませんが彼女達は何をしているのでしょうか
「小松シェフ、拐われた他の料理人達は・・・」
「・・・・」
読者も最も気になっていた他の料理人達の安否を代弁して聞いてくれた千流
答えにくそうに言葉を詰まらせる小松に代わって、トリコがその問いに答えます

「俺が辿り着いた時には既に美食會の本部は崩壊していたよ
もぬけの殻・・・料理人どころか小松以外はほとんど誰も残っていなかった
俺を待っていたのは小松と・・・もう1人のみ・・・」

「みなさんはどこか別の場所に連れて行かれました・・・でもきっと生きてます!きっと・・・!」
>トリコが他の料理人を助けてなかったのはいなかったからという至極まっとうな理由でしたね
崩壊した美食會に三虎が待っていたのは自分が認めた料理人小松の相棒の美食屋トリコを一目見たかったからとかそのあたりでしょうか
なんと1年前にはもう崩壊していた美食會本部
そこに居たのはトリコを待ち続けた小松と、

必ずやってくるトリコという男を自分の目で値踏みする為、
そして小松を守る為に一緒に残り続けた三虎の二人のみだった

ここでトリコと三虎の交わした会話の内容こそ読者が最も読みたいシーンですが、残念ながら今回は1ミリも触れられず
今後の物語の展開を左右する三虎の現在の心情を知る重要な場面なだけに、しばらくの間はお預けでしょうか
とりあえず潰れたのはあくまで本部であって、美食會自体はNEOに潰されたワケでもなく拠点を移して存続している模様
三虎も小松の飯である程度丸くなっただろうし、ジュン様や大竹もいるので料理人達の待遇はきっと劣悪ではないでしょう

「そうですか。生きているな救い出せる可能性は0ではない・・・
今の人間界にかつての暖衣飽食を取り戻す為には多くの料理人が必要です
そして何より多くの食材が」
「我々も今日はその為に集まった。いや呼ばれたと言ったほうが正しいか
この食材達の「声」に・・・これが一龍氏のフルコース・・・メインのグルメケースには一体何が?」
「もうわかってるでしょ?」
「ライブベアラーさん!ライブベアラーさんにも食材の声が?」
「んーん全く聞こえなかったわ。でも箱の中身は知ってる。昔脳で食べたデータでね」
そういえば一龍のフルコースが無限食材であることは、ライブベアラーが保管していた大量の食材データから得た情報でした
つまりライブベアラーとトリコは
最初から「それ」が何なのか知っていたということになります






「これは・・・・卵!?」
「幻の鳥・・・
ビリオンバードの卵よ」
「聞いたことがあるぞ・・・太古よりグルメ界に生息した鳥ビリオンバード・・・
その肉は高タンパクにほどよい脂肪・・・羽根にはビタミンやミネラルを豊富に含み
足や爪は滋養強壮によく保存食としても適している
何より驚きなのはこの鳥の繁殖力。一度生まれれば
どんな環境下であろうと単為生殖で有精卵を無限に生み続けるという」

「む・・・無限に!?そんな生物がいるんですか」
「しかもビリオンバードの寿命は数千年とも数億年とも言われる
「億年食える鳥」
ビリオンバード・・・昔は家畜の王様と言われた時代もあったとか」
>前にコメントしてスルーされましたが、
無限に食べられる食材はやっぱり「フルコースを全部揃えると無限に食べられる食材を生み出す生物」でしたか
「無限に食える食材」の正体は、
単為生殖で無限に繁殖し続ける生物

トリコの世界観ならそんな生物特に珍しくもなさそうな気もしますが、なるほど飢饉における対策としては最高の手段です
「この鳥がいれば人々のおなかを一杯に満たすことができますよ!
早速卵を孵化させましょう!一日も早く!人間界に本物の食材を一日も早く!」

「小松お前天然か!そうじゃねーだろが!もっとこう!さすったりしたほうがいいんだよ!」
「バカかお前ら。こういうのは思い切って割れば勝手に生まれんだよ」
一刻も早く卵を孵化させるべく、その場で親鳥のように卵を温め始める小松
見かねたサニーが「アホか!」と思わずツッコむも、やることは五十歩百歩。ゼブラに至っては全てを台無しにしてしまいそう
ココが頭を抱える中、トリコだけはビリオンバードの孵化の手順に辿り着いていた

「ビリオンバードの卵を孵化させるには一定の条件がある
その条件に必要なのが他でもねえ会長のフルコースってわけだな」

無限食材はあくまでメインディッシュのビリオンバード。前菜からドリンクまでの他の食材に何の意味があるのかと思っていたら
なるほどそういう仕組みだったか。
初期のHUNTERXHUNTER的な「おおお」と感心してしまう展開です

「まずは前菜「ミリオンの種」。ビリオンバードはミリオンの樹に作った巣でのみ孵化する
スープ
「エボシの涙」・・・これを絞った液体はミリオンの肥料となり、樹は一気に成長する
次に巣作りだ。サラダ
「姫ワラの種」このワラで作った巣じゃないと卵は孵らない
ドリンクの
「殿あられ」これがワラの栄養となり姫ワラは育つ・・・
このワラをミリオンの樹の上に乗せれば巣の完成だ。あとは卵が孵るのをじっと待つだけだな」
「既に電磁波も見えてるし・・・」
「鼓動も聞こえる・・・数日あれば孵るな」
「では私達はその日に備えて店の準備をしておくよ」
前菜、スープ、サラダ、ドリンク。
まずは4つの食材を使ってビリオンバードが孵化する為の巣を準備
孵化するまでは数日かかるということなので、料理人達はその日に備えて店を開ける為に一旦帰っていきました
お前ら一旦帰るのかよ!今回の話に料理人達必要だったか?

いや勿論物語の進行を会話形式でやるために必要な面々だったのはわかりますが。「一旦帰る」って言われると思わず突っ込んじゃうよね

「ねえトリコさん、こんなにスゴイ鳥がいたのにどうして今まで誰も注目しなかったんですかね」
「決まってんだろ。不味いんだよビリオンバードは
もともと飛ぶことができず天敵が多かったビリオンバードは、
その対抗手段として襲われる度に卵を産み落とす習性を身につけたらしい
でもいくら無限に食えようが不味けりゃ誰からも求められねえ
そのうちビリオンバードを食べる生き物はいなくなり、

襲われないから卵を産まなくなったビリオンバードはそのまま絶滅したと言われている」

「何千年も生きる鳥が絶滅するほど・・・ずっと誰からも求められなかったんですか・・・」
「それがグルメ時代・・・仕方のないことだ」
>実は「不味い」事は本来立派な生存戦略のうちの一つなんですけどね(例:テントウムシが放つ黄色い汁)
>植物が虫に食われないよう苦味を帯びるように、ひょっとして『不味くなる』ってグルメ界で最大最強の防御法なんじゃないですかね?
ビリオンバードだけでなく弱肉強食の弱肉サイドでもっともっとクソ不味い連中がうようよいないと不自然な気もw
>まずいから襲われない→襲われないと卵が産めない→全滅ぇ… 絶対進化の方法間違っただろこいつ
>ビリオンバード絶滅理由の「不味いから襲われない」は
グルメ界の生物が生態系を追われても人間界にやってくることはないくらいグルメという設定を上手く生かしてますね
グルメ界の生物は総じてグルメ細胞持ちでしょうから細胞の活性化につながる要素である食べ物の美味い不味いは命に関わる問題の一つなんでしょう
>ビリオンバードのモチーフは絶滅鳥類の代表こと「ドードー」でしょうか
肉はお世辞にも美味いと言えるものではなかったそうですが、のろまで警戒心の薄い性質とうんざりするほど大量に繁殖していたのが災いして
「インド洋を旅する人々の便利な生肉供給源」と言われるほど片っ端から狩られまくっていたとか
因みにドードーは1度に1個しか産めない卵や生まれたばかりの雛は人間が持ち込んだ猿や犬といった動物の格好の餌食になっていたとか
その夜。巣に泊まりこんで卵を見守る小松は、トリコからビリオンバード絶滅の理由を聞かさてしんみりしていた
天敵が多すぎる対抗手段として外敵に襲われた時に繁殖するという進化を遂げたビリオンバード
しかし不味いビリオンバードをわざわざ捕食する生物は次第にいなくなり、その特異な生態故に今度は子孫を残せなくなってしまう
数千年も生きるならその間に生態も変化しそうなものですが
それほどの長い時を誰からも必要とされなかったビリオンバードの歴史に、小松はセツ婆の言葉を思い出していた
『料理人が食材を選ぶんじゃない。食材が料理人を選ぶんじゃ』

「ビリオンバードは僕達を選んでくれるでしょうか・・・・僕達は求めてるよビリオンバード
君が元気に生まれてくるのをずっと待ってるからね
・・・ずっと・・・」
>「君が元気に産まれてくるのを待ってるからね。そして食べます」
自然の摂理なので突っ込むべきところでもないですが、ビリオンバードにうるっときたから残酷にも見えてしまいました
>食べる為だけに産み落とされたビリオンバードが不憫と思う私は偽善者なんでしょうね・・・
>小松、優しい声かけてるけど、産まれたらシメて食べる気でいると考えるとなんか『七匹の子ヤギの家のドアをノックする狼』みたいッスねw
次回はあのブサかわいいビリオンバードの一大屠殺パーティかw
食材として必要としている生物に「僕達は求めてるよ」と語りかけるのは何か色々とアレな感じもしますが
何億年という間誰からも必要とされてこなかったビリオンバードにとっては、そう言ってくれる存在がいるというだけで幸せなのかも
かくして小松の思いが届いたか、数日後には元気なミリオンバードの雛が産声を上げるのだった





「うわーブッサイクだなビリオンバード!ショビー!」
「か・・・可愛いじゃないですか!」
「まだ雛だ。ここから一気に成長させるぞ。魚料理「みたらし昆布」さぁ食べな」
しもぶくれの田舎っぺのようなほっぺとつぶらな瞳。ブサイクというよりはブサかわいいミリオンバード
魚料理のみたらし昆布を食べると、一気に人間の子供のほどの大きさまで成長します
「次に肉料理「事無き虫」の幼虫にデザート「ドライメロロン」を与えると・・・
事無き虫が成虫になる。これをミリオンバードが食べれば・・・」


事無き虫の幼虫おぞましすぎる
虫嫌いのはんぺらなどはリアルに背筋にゾワゾワきました。なんでサニーは「きしょーい!」って言わないんだろうこれ
そうやって成虫になった事泣き虫を
頭からバリバリ食うビリオンバードもまた絵面的にヤバイ

でも不思議と今回この一連のシーンに「キモい」ってコメント送ってきた朋友が全然いないんだよな・・・俺だけ?俺だけなのか?

「よおおしビリオンバードが無限に卵を産む準備が整ったぞ!
あとはビリオンバードに襲いかかって驚かせば・・・・
わーっ!!」
「ミョー!!!」
「うわあああやった!ビリオンバードが卵を産んだぞおお!」
トリコに驚かされたビリオンバードが身の危険を感じると、瞬く間間に何百という数の卵を産卵
その数にも驚きましたが、生殖能力の凄さはそれだけに終わらない
「更に原種の親バードが産んだ卵はすぐに孵る!
これが会長のフルコース!無限食材ビリオンバードだ!」

なんと原種が産んだ卵は今までの手順と日数を必要とせず、その場で即孵化
ドラえもんのバイバインも目じゃない、まさしく「無限食材」の名に負けない無尽蔵の増殖ぶり。これは人間界余裕で救えますわ
「これで人間界が・・・」「救えるぜおっ!ブサイクだけど!」「見た目より味だ・・・問題は・・・」

「料理はまかせてください!
人間界にいる料理人で・・・おいしく料理します!」

最後は突然出てきた謎の新キャラがドアップでキメて締め

>生まれてきた動物を片っ端から殺していくってのも、改めて考えたら恐ろしい話ですよね…
まあ料理人達が恵みに感謝して美味しく食べれるよう努力するんだし…って誰だお前!
>最後のコマを単体で見せられたら小松だとは思わないレベル
>最終コマの小松で爆笑した。もはや誰だよ
>見慣れたつもりで居たら最後のコマの小松の顔が違和感すぎた
>最後のコマに出てくる小松がテライケメン。ほんとうに誰だこいつ
>小松最後のイケメンすぎないか?中華一番!のマオみたいに要所要所でイケメン化するのですね
>最後のコマの誰こいつ感が半端ない。小松何でイケメンにしちゃったんだろ
>「小松イケメン化の歴史」みたいなコラ画像作ったら絶対オチに持ってこれるねコレ。本当に誰だよお前
>1話2話は休載からの復帰で自分としては違和感なかったんですが…
今週最後に出てきたこいつ誰やねん!!? ほんと別人じゃねえか小松www

失礼。新キャラではなく小松でした。このコマ特に酷いな
いくらなんでもこれはもう小松じゃないだろ
この小松ならメルクやののと3Pして孕ませる鬼畜チャラ男の薄い本が出せると思う
果たして料理人達は不味くて食えない鳥を美味しく料理することができるのか?小松が一週でやってくれそうな次号へ続く!


268話

それは約一年ぶりに全世界の人々が味わった本物の食材であった―
タブレットではない生の食材の”匂い”が
口の中に溢れる本物の”肉汁”が
噛む度に全身をノックするその”食感”が
人々に食べる喜びを再び思い出させてくれた・・・
増えに増えまくったビリオンバードはすぐに世界各国の料理人達の下に届けられ、その渾身の料理が一般人に向けて振る舞われまんた
「いくら無限と言っても鶏肉と卵だけでは料理のレパートリーも限られるのでは?」という読者の懸念などなんのその
乾燥させた足を砕いて練ってチネると米になるだとか、羽根は野菜の食感だとか
ユダ曰く「1ミリも使えないところがない」という脅威のポテンシャルを有していたビリオンバード。世界中の人々がその味に舌鼓を打ちます

>肉どころか全身が食材、爪や血、果ては羽毛までもが食せるとは・・・・・・沖縄人にとっての豚のような存在ですな
しかもそれが無限にあるとすればそれはもう・
>フレンチ屋で働いてる知り合いが言うには、基本的に食材を余すところなく使うのがプロの流儀だそうです
今までのグルメ時代は華やかな反面そこらへんを疎かにし過ぎていたので、
こういう食べられる喜びを噛み締めるというのはいい薬なんじゃないかと思います
>今週のトリコを見て、CoCo壱に向かったのは俺だけじゃないはず
>ビリオンバードの足をちねって米代わり……某テレビ番組を思い出した
>練って成形加工すれば米の代用にできるって事は玉蜀黍や馬鈴薯と似たようなものなのでしょうか?それならば麺に加工できるのも納得

>日本でも第二次大戦中にジャガイモを成形加工した「宝米」という物が開発されていたそうです
流石に白飯として食べるとジャガイモの味がしたそうですが、ピラフやバターライスにすると全く気付かれない程の出来栄えだったとか

>トリコ感想:生の食事に感動する人間の中に大根の少年や飢えてたガードマンを入れてくれれば完璧だったんですが・・・
眼鏡の子は水飴ダイコンのすぐる君だよ!病気のお母さんも、外出できるくらいに元気なったようでなによりです
はんぺら的に欲を言うならこのシーン、指に包帯を巻いた2人の男がバツが悪そうにお母さんとすぐる君に深々と頭を下げ、
すぐる君とお母さんはこれを快く許し、4人で笑いながら飯を食ってる場面がサイレントで描かれてれば尚の事文句なしでしたがね

かくして「一龍のフルコース」は、1年半に渡った大飢饉に見事終止符を打つのでした。勝ったッ!第二部完ッ!

「僕はビリオンバードがそこまで不味い食材だとは最初から思ってませんでした
むしろ最高の食材に見えます。太古の時代に絶滅したのが不思議なくらい・・・
昔の猛獣達は味がわからなかったんだね。キミの・・・どんな気持ちだっただろう・・・
何億年も誰にも見向きもされず絶滅していく気持ちって・・・」
人間界に帰還してからたった3話で世界を救った救世主トリコと小松
その立役者である料理人達を褒めるトリコに対し、もともとビリオンバードはそんなに不味くなかったと主張する小松
「いくらスゴイ食材を調達しても・・・それを調理する者がいなければ
それは何の価値もないんじゃよ・・・ワシのフルコースみたいにな」

小松の言葉を聞いて、一龍がはにかみながら言っていたあの台詞をハッと思い出すトリコ
今まで一龍のフルコース食材は「扱いが難しすぎて、並の料理人では調理できる?がいなかった」とばかり解釈していましたが
そもそもビリオンバードを調理しようと思う者がいなかったのではないか?
「何億年も誰からも求められなかった」というのは、彼等を捕食する肉食獣だけでなく人間の事も当然含めていると思います
「現在は・・・今はみんなおいしいって言ってるよ。キミのこと・・・とってもとってもおいしいって・・・
もう一度この世に生まれてきてくれてありがとう。本当に感謝しているよ」
そんなビリオンバードを優しく抱き締め、心からの感謝を伝える小松。目の前の人間が何を言ってるかは解らない。だが心は伝わった
ビリオンバードのつぶらな瞳から溢れる一筋の涙。それと同時に
その翼に奇跡の変化が起こる

それはまるで神話に登場する神鳥のような、虹色に輝く神々しい翼
驚くトリコ達の目の前で、決して飛ばないと思われていたビリオンバードが歓喜の鳴き声とともに宙に舞い上がったではありませんか
「な・・・なんて綺麗な羽根だろう!こんな美しい翼初めて見ましたよ!」
『見てるか会長―!飛んだぞ!会長のフルコースが!
世界中の人々に認められて・・・大空を舞ったんだ!』

喜びの涙を流しながら小松らの上空を旋回するビリオンバードだったが、なんと喜びのあまりか空中でキラキラ輝く卵を出産する
「襲われて産む卵」に隠された、「褒められて産む卵」の存在!
特殊調理食材だったビリオンバードのもう一つの卵。これは小松のチート食運ではなく、彼の食材に対する愛情がもたらした贈り物と言っていいでしょう
>ビリオンバードの翼が巨大化する場面が、幽白のプーが進化する場面と重なりました
>そういや小松がビリオンバードに感謝を言うシーンでふと思い出したけど…………ユンどこいったんだよッッッ
>人間界の食糧事情が回復したらビリオンバードがまた誰にも見向きされなくなるんじゃないかと危惧してましたが、
そうならないようで一安心ですね…それにしてもおいしく食べられることを褒められたと解釈するのは生き物としてどうなんだろう
>無限に食べれる食材・・・はいいけど、なんか動作とかが一々ウォールペンギンのユンに似てて、こいつの子供を調理してると考えると萎えるなぁ
「食材」としては愛嬌ありすぎるんだよな
>ビリオンバード「もっと褒めてくれ・・・」フルフル
>世界中の人々に『食材として』認められた事に大喜びって、マゾってレベルじゃねーぞ!
>ビリオンバードが喜んでた意味がわからない
「食われるという形で誰かから必要とされる喜び」をなぜ被食者が感じるのか…生物として何かがおかしい気がしました
>感動シーンっぽい小松の感謝台詞ですが、小松がビリオンバードに「(食べられる為に)生まれて来てくれてありがとう」って言ったら
ビリオンバード超進化して卵囮に空飛んで逃げた、と言う見方も出来なくもない
>ビリオンバード「怖ぇ!!コイツマジこえぇ!!翼生やして逃げる!!」
>生まれてきてありがとう(食べる為に)と言われ必要とされたうれしさで花ひらく様に変化したけどビリオンバード本人も
「自分の子供が食われまくっている」事実についてはどう思ってるんでしょうかね?
単為生殖だから分身か人間で例えるなら切った爪や髪みたいな感じなんでしょうかね、仮にも自分の子供なんだけど
>なんというか、トリコ世界の価値観に置いてきぼりにされて終始何言ってんだこいつら感がずっとつきまとっていた
ありがとう君のおかげだよも『食料として』じゃ共感できないのにビリオンバードは感涙してるし超変化したし、
絶品の卵を産み落としていったけどそれだって食われたし。いいのかそれ
連載再開からずっとトリコや小松の発言とか行動に正直ヒいてる 言葉あるいは思いが伝わる相手に
「世界中でお前の仲間が食われてるけど 昔は不味いって言われてたが今は美味いって言われてるぞありがとう」
なんというか「食材は生きてようが食材」って感じでなんか気持ち悪い
>んんんんん。今週のトリコなんですが、やはりどうにも小松に違和感が。 小松の言動要約すると、
「誰もが君の味を知らない、こんなに美味しくなるのに見向きもされないなんて僕たちは君らを食べるよ、必要とされてうれしそう」
おもいっくそ人間側の都合で傲慢ですがな。 そりゃ確かにうちら人間です。生きるために生き物動物殺しておまんまにしますわ
生きるためには食い物必要ですわ。殺して食うから、いただきます、命をいただきます言います
でもうちらに届く食べ物は、屠畜場や工場でイキモノがナマモノに変えられてからきてます
極端ですが、にっこり笑って立ち話しとる相手と豚ん肉見る目が一緒なんですよ
確かにトリコはありとあらゆるもの食い倒せるような世界観で、料理人やってる手前、生き物捕獲解体・食肉の工程は慣れっこなんでしょうけどね
>今週のトリコからは気持ち悪さしか感じ取れませんでした
「生きるためには他の生物の命を奪わなければならない」ということはどう足掻いても避けられないし、どう考えても残酷なことです
そのことを我々は肝に命じて生きていかねばならないのに、このような形でむりやり美談に仕立て上げるのは生命への冒涜のように感じました

どうも小松の言動に対して引っかかるところがある読者がかなりいる様子で。「人間様の都合でモノ言い過ぎ」というのは解りますが
ただそうコメント送ってきた朋友達も皆が納得している通り、人間は自分の都合で他の生物の命を奪って生きている生物ですので。はんぺらは特には気にならなかったかなぁ

あと「話しとる相手と豚肉見る目が一緒」ってのは畜産農家や農業校生に失礼
彼等は豚や牛相手に我が子のように愛情を注ぎ、手塩にかけて育て上げてます
で、「美味しいお肉になるんだよ」と。これは博愛主義者から見れば到底理解できない矛盾だろうけども、出荷する時は絶対すごい葛藤があるはずなワケで
屋敷の読者の中にはおそらく畜産農家の方や、農業高校の朋友もいることと思います。何かしらのご意見ありましたらコメント寄せてもらえれば幸いです





「おお〜見ろこぼれねえぞ。すごい弾力だ。透き通ったプリンみてーだな・・・・・
ん?卵黄がないのかこの卵?」

「いやよく見ると黄身が拡散している。まるで金粉を散りばめたような卵だ」

黄身拡散してんのかよ!「金粉を散りばめたよう」って言うと聞こえはいいけど、ちょっとおぞましい卵だな
というワケで
早速真・ビリオンバードの卵(仮名)を実食する四天王+小松
どんな卵料理にするのかと思ったら、やはりまずは食材そのもの味を知らないとということで、生卵のまま丸呑みするようです

「お・・・おお・・っ一瞬で口の中に・・・!おあああああああ!!
はぁ・・・はぁ・・・・
うめええええ――っ!!!」
グラスからこぼれないくらいの弾力ですから、一口吸い込んだだけで卵全部がちゅるんと口の中へ大移動
その途端、
トリコの髪の毛の睫毛がものすごい勢いで伸び始めます
瞬く間に長髪&長睫毛の耽美系に変身していく四天王と小松
読み切り時のトリコからあった設定ですが、超絶美味いモノを食うとその場で細胞が活性化して一気に肉体が成長するようです
そしてトリコは亡き一龍に一言断わりを入れると、ビリオンバードの卵を自身のフルコースのドリンクとすることを宣言するのでした
『いいだろう?会長・・・』
「さあ完敗だ。この食材を・・・俺のフルコースのドリンクにする!」

ようやく決定!フルコース4品目!
でも全8種のうち最後の1個はGODだから、第2部開始時に4つ目ってのはペース的には実は適切だったりするのねこれ
>トリコのフルコースのドリンクきたー!…しかしドリンクが生卵てのは…うーん?前菜がポップコーンの時点で野暮かもしれませんが…
>生卵がフルコースのドリンクってどうなんでしょうね メロウコーラの方が普通に良いのでは
>ドリンクが生卵……一龍のドリンクも大概だったが、食事中に飲み物として飲むにはこってりしすぎでないですかね
>BBコーン→炒るだけ 虹の実→そのまま ビリ卵→そのまま  小松いらないんじゃないかな
>今週のトリコ、なんか柴田亜美先生が書きそうな絵ずらで面白かったです。余談ですが、パプア君2ではこのような乙女チックシーンがありました
>乙女顔のゼブラ、なんかオカマバーのママっぽい
>全員整形してもーた。小松の整形、この話まで魔って待って良かったんじゃ…似たようなコメが五十件届くに花京院の魂をかける
>トリコ…このエピソードに絡めれば小松美形化を自然に行えたようで勿体無い感じが
>まつ毛を長くしたのは、しまぶーからの腐女子たちへの「キラキラさせた女性的な絵でもOKですよ」というメッセージなのだろうか
四天王が微笑みを浮かべ、小松が涙ぐんでこのフルコース決定を祝う中、オチ要員として部屋に入ってきたリンが
全員耽美系と化した5人を見ておったまげるというギャグ漫画っぽい締め
ていうか
実食するならリンも呼べよトリコ!嫁だろうが!
「式の日取りなんだけど」とニコニコ笑顔で入ってきたリンが哀れでならない。こいつちゃんと良い夫になれんのかね。次号へ続く!


>ビリオンバードは、グルメ時代というか飽食というもののアンチテーゼなんでしょう
本来美味しい食材なのに食い物が溢れているから一手間かけるのも嫌がって無視されてきたので真価を誰もわからなかった
これは現代日本にも当てはまることでしょう
>トリコについては、サンデーの『銀の匙』も合わせて読むと理解できる部分が増えるのではと
違和感出る部分があるのは、過程を端折り過ぎて共感をすっとばしてるからって気もしますな
>ネイチャージモン全巻とラノベ「のうりん」5巻を読むべき。命について考えが深まるぞ
>わたしゃ酪農家じゃないですけど、実家が農家だった荒川弘さんの「銀の匙」にありましたね
「豚の仔だけど君たちより愛情もって育てる自身あるね。美味しく育てって」って展開があります
このお爺さん、馬好き故に桜肉も食べる人ですが、孫のアキちゃんは馬肉は食べない。この辺はやっぱり酪農家の人でも色々あるのでしょうね
>「にっこり笑って立ち話しとる相手と豚ん肉見る目が一緒」と送ってきた朋友は、荒川弘先生の『銀の匙』と『百姓貴族』を百回読むべき
>食用になる事が前提の生き物を育てる感覚は経験してみないと分からないだろうから小松の台詞に違和感感じる人もいるのは仕方ないかなと
実家が農家だけど別に今週の小松には違和感感じなかったです。(ビリオンバードが褒められて云々の下りはともかく)
>現役農業高校生で家畜を専攻してる者です。私も集荷する時、最初はすごい葛藤はしましたが今は割り切ってるのでそこまですることはありませんね
だからと言って育てている動物に愛情が無いわけではありません。私は肉が大好物です
自分が美味しい肉を食べられるのは牛や豚を育ててくれる人がしっかりと育ててくれているからと考えています
そして、自分も同じ事をしたいと思って農業高校に進みました。私が育てた動物たちも、私が美味しく食べたように他の人にも美味しく食べて欲しいです
だから、良い肉になれるようしっかりと愛情を込めて育てています。書きたいことはくれぐらいです
初めてコメントをしたので文章がおかしいところが多数あると思います、申し訳ありません
>狂牛病事件で国内から輸入牛肉が消えた時「早く牛丼復活しねーかなー」と思わなかった者のみ小松に石をお投げなさい
ぶっちゃけあの時の俺と小松の違いは生産現場との距離しか違わないと思います
>畜産農家に見学に行った事があるのですが、屠殺場だけは絶対に見せようとはしてくれませんんでした。見たら絶対に肉を食えなくなるからだそうで
でもそれは慣れの問題ではなく「感謝が足りない人間が見たら」とのこと
野生の肉食動物は他の獲物を狩っていますが、それは生きるために無心でやっていること。でも人間は食材に対して「感謝」することができる
畜産業を生業にしている人は、だからこそ肉のみならず食材すべてに並ならぬ感謝を注ぐのだと
一般人も「いただきます」くらいは言いますが、彼らに言わせるとただ口にするだけの感謝では足りないそうで
それを考えると、トリコも小松もいつも生の食材に触れているからこそ、感謝することの大切さを知っているのだと思いますね
感謝しているだけ、涙を流して感動しているだけ、野生動物よりずっと食材に対して敬意を表していると思います
>非農家生まれの畜産系大学生ですが、とりあえず一言、「畜産なめんな」と言わせていただきたい
彼らは非常に頭がよく、豚はよく懐いてくれますし、牛なんか屠畜場に行くときに涙を流します
そんな彼らにペットや家族としての愛情を抱かないかと言われれば、100人中93人はハッキリ否と返すでしょう(もちろん経済動物としてしか見ない方もおられます)
それでも、彼らを屠畜場に送らなければならないのは、それだけの命とお金がかかっているからです
育ちの悪い子や病気になった子を間引く事もありますし、飼料としても相当な食物を消費します。それらの全てを被ってもらって
行ってらっしゃいと送るわけです。よく娘を嫁に出す親の心境と同じと言われますが、似たようなもんです
愛情を持って育てるからこそ、おいしいお肉になってくれるんです。消費者には分からないだろう等と批判する気はありませんが、もう一つ
>にっこり笑って立ち話しとる相手と豚ん肉見る目が一緒なんですよ とありますが、多分これ私もそうです
だって、他の誰かが同じように手間暇かけて育てたお肉なんですから。そこに感謝を込めて、いただきますと唱えるわけです
愛情を持って育てることと、それを食べ物として消費することは、(少なくとも私は)イコールです。以上、長々と失礼いたしました
追記:先ほど長文を書いた者ですが、ぶっちゃけ「荒川弘先生の銀の匙読め」の一言で終わるかもしれません
>元農高生で将来就農予定のおっさんです。畜産は農業の中でも特に過酷とされますが、
その理由の一つにはんぺらさんの言う通り牛や豚に愛情を注ぐからというのがあります
すぐそばで息をしているんですよ、子供の頃かわいいんですよ、頭良いから人の声に反応するんですよ。そうそう薄情にはなれません
せめて「美味しかった」と感謝される生だったと願いたいのは悪い事でしょうか?とは言えみなさんの感想も「こんなもんだよな。普通だよ普通」と思います
餓死が無いせいで危機感がありませんが小松の願いは食糧危機の世界での願いなんですよね
日本の食糧生産者は基本全力で危機回避を行なっているので一般的には食糧危機のリスクに疎くなるものですから切実さがわからなくて当然なんです
何せあの「平成の米騒動」も既におよそ20年近く前ですからね。農産物には不作リスクがあり、畜産物には疫病リスクがあり、
輸入品には事故リスクがあるというのを実感出来る人はそう居ません。若年層になれば余計にです
遂にいざ足りなくなった時のリスクを考えず「日本はこんなに食料を捨てている」とか言う人まで出るようになりました
本当はある日突然足りなくなるかも知れないリスクがあるという事実が実感できないからです
でもこんなもん実感できない人はできないままで良いと思うのですよ。何せ実感できた日には絶対悲惨なことが起きた後ですからね
そういう訳ではんぺらさんにありがとうございますとお礼を申し上げて締めさせていただこうかと思います。失礼しました
>自分は父が養鶏場をしている学生です。自分の一番最初の記憶は鳥の屠殺をしている父でした
血がたくさん流れている場所にいる父を怖いとは思わなかったのがなんともいえない顔と雰囲気を纏っていたからだと思います
父は私に「怖いとかかわいそうっておもうかな?」と静かに聴いてきました。私はとっさに「昨日のから揚げおいしかったよ」とか訳の分からない返答をしてしまいました
でも父は「そうやっておいしいっていって貰える人に食べてもらえるように最後まで責任を持って鳥さんの命をもらうんだよ」と私に分かりやすい言葉で返してくれました
「鳥さんを一生懸命育てて命をもらって生きてく、家はそうしてきたから。お前がおっきくなって自分には出来ないから違う仕事をするって言うんでもとめないけれど、
だれかがこういう事をして自分のご飯を作ってくれていることと、友達にかわいそうだよねとかいわれても、簡単にそうだよとはいわないで、
自分がいろんなご飯を食べていることを考えておくれな」となんだか縋るような小さな父の姿だけがはっきりと残っています
自分も進路を考え養鶏の手伝いをして、先日初めて屠殺をしました。ありがとうとごめんなさいの思いをもって首をはねました
最近は頚動脈を機械で切るのが主流ですが、普段は緩い感じの父ですが機械の導入だけは反対して「そんなもん使うくらいなら辞める、
自分の鶏は自分で責任を持つ!!」とすごい形相で母に食ってかかったのを覚えています。先祖代々の食育のようなものなのでしょう
自分はまだ迷っていますが、食に直接携わる職に限らず、もっと食べ物に感謝して生活してくださいお願いします。長文失礼しました
>個人的な感想で言わせてもらうと、ビリオンバードの下りで気持ち悪さ感じてる方々は、
結局「食べるため生き物を殺す」ということを本質的に理解してないんだろうなと思います。確かに人間の勝手で生き物を殺して食うなんて酷い話です
そうしなければ生きてけない人間なんて卑しいもんです。でもだからこそせめて奪った命を最大限使いきって感謝しようと
残酷な現実を口では嘆きながらもただ何とも思わず食い散らかしてるだけの方がよっぽど命に対する冒涜な気がします
まあ普通の人間が直接命を奪う必要のない現代日本ではこのいびつな感覚は無理ないのかもしれませんが
>いち農家としては、小松の言葉が傲慢とか言っちゃう綺麗事抜かす奴は、
目を瞑ってどっか隅っこに挟まって、口だけ開けて雨と埃だけ食って辛うじて生きてろって感じですかね
>ビリオンバードの気持ち悪い云々は、結局「食材に感謝を」ってのをいまいち理解してないんじゃないですかね
言うとおり人間何かを食べなきゃ生きてけない。だからせめてその命に感謝を、ですけど、
まあ「食べ物を手に入れるためには他の命を奪わなきゃ」→「だから謝罪と感謝の念を」と「食べ物を手に入れるためには他の命を奪わなきゃ」→
「じゃあ食べなきゃいいじゃない」は絶対分かりあえない思考ですからどうしようもないですが
>立ち話と豚肉のコメントをしたものです。確かに、不愉快な思いをさせる、不適切な発言でした
嫌な思いをされた方もいらっしゃると思います。不愉快な思いをさせてごめんなさい。お詫び申し上げます
>「死」が土へと還ることだというのなら、「死者」の上に立っているようなもの。とある歌の歌詞からの引用ですが、
生きるという事は常に何かの犠牲の上に成り立っているものであり、その犠牲に対して何か出来ることがあるとするならば、
それは唯々その死を悼む事・感謝する事に尽きると私は思います
小松がビリオンバードに言った感謝の言葉は現代日本の倫理観とは多少相反しているかもしれませんが、
羽毛一本血の一滴まで1ミリ足りとも残さずその身を人類に捧げられたビリオンバード達にかける言葉があるとするならば、やはり「感謝」しかないと思います
改めて、はんぺらさんには、失礼しました。皆様で楽しむところで不適切な発言でした。不愉快な思いをさせてごめんなさい
>畜産農家でも農業高校生でもありませんが今週のトリコのところでの意見のひとつとして映画を二本紹介したいかなと思います
まずは「いのちの食べかた」という海外のドキュメンタリー映画です
この映画では豚や牛の屠殺シーンを一部始終映しているのですが、流れ作業で豚や牛を屠殺していきます
屠殺した豚の内臓を流れ作業で取り除くシーンなどを見ると「愛情を持って育てられた豚さんありがとう!」なんて到底思ってない感じです
お仕事でやってます感がすごいです。まぁ彼らはそもそも生産者ではなく屠畜場で働く人って言うのもありますが
ちなみに豚と牛の生産者は映りませんが養鶏場の生産者が出荷するシーンが映されていますが、これも「愛情はあるの?」と思いたくなるシーンです
大量生産されたブロイラーを掃除機のような機会で吸い込みまくり出荷用の檻にスポポポーンと入れていくわけです
そういうのも見ると「愛情」はないんじゃないかなぁと思います。「おいしくなーれ」とは考えているかもしれませんが「おいしくなれ≠愛情」ではないと思います
もう一本映画を紹介させてもらいますが「ブタがいた教室」という邦画です
こちらは食用豚を小学校で育てようというのをテーマにした映画ですが、その映画の作り方がわざとらしいんです
子役達は普通の小学生でアドリブ芝居という構成なんですが、いっちばん最初に「この豚はいずれ出荷して食肉になるから」と先生役に宣言させるも、
豚に名前を付けさせたり豚の家を作ったり、はたまた豚とグランドで遊ばせたりと、わざと豚に「愛情」を持たせる構成になってます
んで出荷前日に小学生諸君がアドリブの学級会議を開き「本当に出荷するのか」という話し合いをします
豚を出荷したくない小学生が「かわいそうだからやめよう!」とか「愛情があるでしょ!」とか言うんですがこれって映画製作者が意図してたことですよね
だって「わざと豚をペットみたいにして愛情を持つように接しさせてる」んですから
ある意味この映画は子供たちの純粋な気持ちをもてあそんだ映画なんじゃないかなと。だって出荷用の豚なんだから餌やりぐらいに収めておけばいいはずですから
今回紹介した映画は人によって受け取り方が違うと思いますがひとつの意見として、今週のトリコでの話題に関する意見として書かせていただきました
>小松の言動にひっかかりは大した問題ではないのでは?
小松の押し付けがましい考えに喜ぶビリオンバードという構図そのものが争点であるように思えます。いくら家畜だって屠殺される前は抵抗しますからね
>ビリオンバードは食われることに色々意見はあるでしょうが、それはビリオンバードを人間的に考え過ぎじゃないですかね
あいつ食われてありがとうと言われたの理解しているのか? 単になんか必要とされて喜んでいるから嬉しかったのでは?
そもそもビリオンバードは子供食わせるためにあんな生態になったんですから
なのに食われもせず誰にも無視されてきたら何でもいいから喜ばれりゃ嬉しいのでは
>まあ豚さんや牛さんも皆に食べられて喜んでるよ!っていう言葉に受け入れるかモヤっとするかは人それぞれだからなあ
ビリオンバードの件に関してはどんな議論しても平行な気がする

どっさり届いた例のビリオンバードのご意見。長文コメントが多いので時間がある時にじっくり読んでもらいたいですね
「豚肉を見る目〜」の朋友はあの後すぐ謝罪コメントを送ってきてくれたんですが、なんか俺が吊るし上げてしまったようになってしまって大変申し訳ありません
最後のコメントが締めてるように考えや感じ方は人それぞれなので、「どっちが正しい」とか論破するようなつもりはまったくなかったんですけども。すみませんでした
やはり引き合いに「銀の匙」を持ち出してきたコメントは予想通り多かったですね


269話

「ただいま。遅くなってゴメンよテリー。だがもう大丈夫さ。これからはまた一緒に狩りに行こう・・・ずっと一緒に」
>しまぶー・・・オブサウルスも忘れないであげて・・・
>グルメ界の猛獣も計測可能なスカウター!何が知りたいって、まずはテリーの捕獲レベルを知りたいわけですが・・・
その潜在能力まで含めて計測できるのものなのかどうか
>新型のスカウターが完成したりケモノどもが修行みっちり積んでデカくなってたり、新ステージへの準備回って感じですね
まあ、トリコと小松はとっくに先行してきたわけですがw

>トリコの「中の化け物」は一匹だけでない?うーん・・・なんかここにきて要らん新設定を出してきたような気が・・・
冒頭、トリコ不在の間にキッス、クインとの修行でエンペラーリングが発生する程に成長したテリー
四天王の中でも1人だけ別格の存在に突出してしまったトリコとの実力格差が心配でしたが、この分だとグルメ界入りしても十分な「強者」レベルで通用しそうです
そしてさり気なくIGO開発局長に出世していたヨハネスにビビる。四獣の時の迅速な対応は確かに優秀でしたけど
彼のようなモブ一歩手前のキャラがIGOの次代を担っているあたり、新たな世界の再生に奮起する人々の躍動を感じます。まぁリンが所長になるくらいだからな・・・
四桁の数字も計測できる新型スカウターの登場は、はたして現在のパートナーアニマルズの戦闘力を読者に教えてくれるのか?非常に気になるところです

オブサウルスもエンペラーリングが発生するほどに強くなってたら最高でしたが
流石にそれはなかったようで、ドラゴンボールの餃子状態。てかグルメ界入りは無理なのは解ってるから、せめて一コマでいいから登場させてあげてよしまぶー
「おやおや・・・生まれつきのグルメ細胞餅か・・・今にも化け物が飛び出してきそうじゃのう
”しかも一匹だけじゃない”・・・」

そして亡き一龍へ献杯を捧げるマンサム所長の回想シーンで謎の新設定。少年トリコを初めて見た一龍の台詞がこれ
トリコの「中に潜む怪物」は、あのオーガ1匹だけではないという事なのか?
一番下の朋友コメントじゃありませんが、ここにきて要らん設定出してきたという感想は正直否めません。なんか色々ゴチャゴチャしすぎでしょ・・・
それでなくてもトリコと三虎の邂逅など、近いうちに回想で補完しなければならないシーンが溜まってるだけに尚の事そう感じてしまう。「伏線だけが無駄に増えていく」というか

「あいつめ・・・イチちゃんの技を・・・あの頃は三虎が一番ヒヨッ子じゃったが・・・今はワシでも手に負えんかもしれんのう」
「あのバカは放っておいてええ・・・何をしようが人間界をボロボロにした罪は必ず償ってもらう。それより今はジョアじゃ
これからはグルメ界が夜に入る・・・自由に移動もままならなくなるのう。わたしゃらもここで最後を迎えるやもしれんな」

一方、人間界最強戦力の一角である次郎とセツ婆コンビは揃ってグルメ界に居ました。三虎が一龍を埋葬した食没の岬で、彼の墓参り中といった感じです
昔を懐かしんでセンチメンタルに浸る次郎に対し
「あのバカには絶対責任取らせる」と三虎に対する断罪を宣言するセツ婆
朋友コメントにもありますが、どこかロマンチストな男性型の思考と、常に現実志向の女性的思考がハッキリ分かれていておもしろい描写と言えます
>しまぶーからの三虎処刑宣言頂きました!
>悲報:三虎ガン無視される
>三虎に対して、どこか懐かしさと切なさを滲ませる次郎と、静かに憤る節乃の対比が面白い
三虎は間違いなく断罪しなければなりませんが、私も弟がいるので、次郎が複雑な感情を抱いているのは理解できます。遣る瀬無いなぁ…
>後に続く若人のために、老兵は死地に覚悟を決める。話がインフレした影響もあると思うんですが、
次郎・セツ婆の背中が前よりもちっちゃくなったように見えてしんみり
トンネルで切り裂きジャック蹴っ飛ばしたツェペリさんがディオに腕凍らされた辺りからどんどん心細くなってく感じに似てるというか
>グルメ界の「夜」という新たなフレーズが出てきましたが、もしかしてグルメ日食とは、
散々宇宙関連を意識させてきたのはミスリードでその「夜」が本来の時期、
期間とは異なって発生する現象を指すんじゃないかという可能性も出てきましたね

そしてセツ婆の「グルメ界が夜に入る」という発言。その言い回しからかなり長期間に渡って日が登らない白夜の逆のような状態
に突入すると思われますが、
それも来たる「グルメ日食」を構成するピースのうちの1つなのか
次郎とセツ婆は迫るジョアとの決戦に備え、グルメ界でトリコ達がやってくるのを待つとのこと。2人だけで敵陣特攻とかしないあたりはクレバーですが、でも死ぬんだろうなぁ






「ごちそうになります!スゴイなー。節乃さんの弟子であるののさんにまかなってもらえるなんて!夢みたい!」
「私も小松シェフに味を見てもらえるなんて光栄です・・・!」

>メルク「……泥棒猫の臭いがする」
>メルク「あ…あ…!?」 メルク泣かせたら小松は絶許
>コマののにびっくりしました
>小松さん、ののも落としてたんですね。旅立つ前にメルクにも会ってあげて欲しい
>ののが意外と積極的なのに驚き。というかメルクさん、このままだと小松とられちゃうよ!w
>小松とののにフラグが立ったー!メルク好きとして色々複雑な気分・・・
小松までホモ疑惑逃れるための偽装恋愛始めてて笑うw顔が整形美人だと素直に祝福できないんだよなーこういう場面でも
その頃、セツ婆を訪ねて節乃食堂にやってくるなり即座にののといい感じになる小松。まぁ四獣編で既に三角関係フラグ立ってたからね
「小松シェフに味を見てもらえるなんて」という台詞が凄まじく性的ニュアンスを含んでてエロい。おっとり控えめ系ビッチ・・・有り!
ホモの偽装結婚とはいえ、トリコがリンとくっついたので、必然的に小松の女性絡みも描く必要性が発生した流れなワケですが。メルク派の読者は戦々恐々でしょう
来週メルクが登場してくれれば「人間界で小松を待つ二人の女」という三角関係としていい展開ですが、なんか今週の引きを見た感じだと怪しい。しまぶーマジで頼むよ
トリコとリンの結婚はまぁアレで許せるとしても、
小松関係だけは適当無しでキッチリ描いてほしいところです

「乾杯!壮行会にゃちと地味な酒だがお前が帰った時のために隠しておいたのさ。またすぐに出発すんだろ?」
「ああ・・・その前に話を聞かなきゃいけねェヤツがいるがな・・・
いずれにせよ次の旅は相当長くなる。またここへ戻ってこれるかもわからねェ・・・今は存分に英気を養うよ」
ラスト。十夢と酒を酌み交わしながら「もう帰ってこれないかもしれない」というグルメ界入りへの覚悟を語るトリコ
例の乾燥ニトロの存在にはしっかり気付いていたようで、出発前に彼に会いに行くつもりのようですが
それはつまり
他のメンバーが居合わせたあの場では聞けない理由があったということになります
もしそうなら
トリコはあのニトロが「何(誰?)」であるのかおおよそ解っていたという事になるのか
それとも単にニトロと戦闘になった場合
他の四天王3人が足手まといになると判断してあの場は回避したという事なのか
流石に後者では四天王の扱いが雑魚キャラすぎて萎えるので、前者と考えるのが普通でしょうか。朋友予想にあった栗坊絡みは可能性あるかもしれません

「おう。出発までゆっくりしてきな・・・人間界の代表・・・最強メンバー達よ」
NEOの野望を打ち砕くため、グルメ四天王&小松グルメ界へ!「トリコ」最後の冒険が始まろうとしている!という引き
メルク!それにオブサウルス!早くしろ!間に合わなくなってもしらんぞーっ!
>トリコを読むのしんどくなってきました・・・第2章に入ってから「ああ面白かった!」と一話丸々満足した話がありません
呑気過ぎるトリコの人間界放置に始まって、小松の整形は原型を留めないレベル
食われて感激、進化するビリオンバードは気持ち悪くて生物的に理解不能だし、主人公はあっさり結婚したけど嫁放置の恐れが濃厚
さらにコマののフラグまで・・・二代目メルクはどうした!?第1章の流れをないがしろにしすぎ
「最後の冒険が始まる」とか、29巻の「あとちょっと」とか、smbはトリコ終わらせようとしてるんじゃないかと思えてきました
ただのハントしてた頃はあんなに面白かったのに・・・どうしてこうなった

第2部に入ってからの超テンポ展開を考えると、来週冒頭には既にグルメ界に居る可能性もあるだけに、メルクに関してはマジで気を揉みます
これをきちんと描いてくれるかどうかで読者の印象も大分変わってくると思いますが・・・・
続きが気になる次号へ続く!


270話

「今まで各ビオトープに隠された宝箱には必ずそれを守る猛獣がいた・・・そいつを倒さなきゃフルコースは入手できなかったんだ」
「え でもここには誰も居ませんでしたよね?」
「いや・・・いるよ。この中に」

>結局四天王全員連れて行くんかい、あの時スルーした意味は一体…
>四天王連れて行くならあの時点で入れよ!
まああえて好意的に考えるならビリオンバードを送るために寄り道してられないってとこですかね
>うごご・・・結局最初の時点で家の中に入らなかった理由とは一体・・・
>守護者がいると知っていてスルーしていた件。RPGで後回しにしたイベントを回収しにいく感覚ですな
>久しぶりにしまぶーっぽいギャグが見れた気がしますね。シリアスがずっと続いてたので久々に見れて嬉しい
>今週のトリコはたけしばりのギャグ調で2部以来初めて面白かったと言わざるを得ない
>たけしのローテンションマラソンとか好きだった自分には今回のノリはたまらんものがあります
特にココ絡みの無言オチのコマ2つはなんかもうむしろ泣ける懐かしさが
>ココがてんどんに見えました
>今週のトリコのノリは完全に全盛期のたけし!のそれでしたね
容赦無い冷徹なツッコミを入れたココがページめくったらソッコー弄られ役になったりギャグのキレが半端無いのはさすがといったところ
>今の実力でも壊せないツリーハウスとか後でニトロの村が同じ木でできていてメンバーの成長が分かったりするのならいいけど、
特に意味も無く破壊したがるメンバーに違和感
>ずーっとシリアスにやってきていて、まだまだ人間界も大変で建て直し真っ盛り、解決していない問題も山積みでギャグ回やっても
初期の頃のように笑えずになんだか浮いちゃってる感じがする

先週の十夢の会話通り例のニトロに会いに来たトリコ。単独での行動かと思いきや、普通に四天王と小松も一緒というあの時とまったく同じ面子構成
最初の時点で家の中を調べなかったのは、トリコにある程度
「中に居るモノ」に心当りがついていたから
そう考えていた時期が俺にもありました
あの時家の中を調べなかった理由は一切ないのにそれについては全く触れないスタンスの模様です
>『ニトロの樹のおうち』の凄いロープレ感。ロマサガ3の妖精の集落あたりと雰囲気がクリソツです
目的の1Fに中からじゃ行けなかったり、無人の怪しい建物を調べまわって
『・・・エッチな本が大量に置いてある』のメッセージが出たりするのもゲームっぽい
井戸の断面図がマリオとか悪魔城ドラキュラのアクションゲームっぽくってワクワクする
曰くありげな池に飛び込んでみたら、もう知ってた井戸の底につながってました、って(割とどーでもいい)発見とか
当時のゲーマー魂に刺さるぜ・・・逆に若い読者にはこのニュアンス通じてるか心配になるけど
1階の入口を発見できずに右往左往する主人公達を、終始ギャグテイストで描いた今回の話。こちらの朋友コメントは俺とまったく一緒の感想でした
まさに一連のくだりは古き良き時代のRPG的wktk感
家の中には冷蔵庫もあるわサウナ付きの風呂もあるわで、読者に「ここなら俺も住める。いやむしろ住みたい」と思わせる男の隠れ家的描写もナイス
「結局1階の窓から普通に入れた」というしまぶーギャグ的なオチでしたが、それも変に凝ったギミックがあるよりよっぽど納得できるものでグッドでした
「池が井戸に繋がってることはエコーロケーションで知ってたぜ俺は」
「そういう事は先に言ってくれないかなゼブラ・・・」
「うわ〜ココの電磁波ショボ・・・」
「なんか精度落ちてね?」

「ネイルガンでもビクともしねェ。けっこう強めにいったのに・・・!」
>四天王最弱と言われ続けたトリコがついに最強に、と思った矢先にネイルガンが効かないというのはちょっと萎えるものが…
特殊能力に長けた他の三人と違って、物理攻撃が主体のキャラだから余計に気になってしまう

>知らないうちにゼブラやココの弱体化が半端ない件
なにげにここで彼らの非力さをアピールすることでグルメ界での更なるパワーアップの重要性を高めてますね
>ココの電磁波ショボ(泣) フルコースといい、からかわれるポジションです
>ココ『うわっ……僕の電磁波、ショボすぎ……?』
>ココの電磁波弱くなってるのは何かあるのか普通にギャグなのか
>ココの電磁波の精度云々はギャグに見えて実は伏線のような気が
サニーもそうですが特にココは次第にスタンドと猛毒に蝕まれていそうです
>樹を壊せないとか抜きにして四天王がショボく見えた

他の3人はギャグで済ますとして、実力的には頭ひとつ抜けた存在になったはずのトリコがいきなりヘボく見えるのが残念だった家の硬度の描写
「グルメ界の樹だから」で通用するのは第1部までにしてほしかった。もう「グルメ界産」はそんな万能ワードじゃないだろと
だってこれからメインになる舞台はそのグルメ界なんだから
今後壊せないものだらけになるじゃねーか
せめて「グルメ界でも最高クラスの硬度を誇る樹木」とかいう補足説明が入ってくれれば納得もいくけど・・・多分入らないだろうなぁ





「伝えとけやイチ坊ーっ!まずは伝えてからやろうがあーっ!
ワシは味仙人の「チチ」一龍のコンビや。ああコンビは嘘や」


>味仙人のチチ、どう見てもム武天老子様のオマージュです。本当にありがとうございました
>老ニトロの名は「チチ」!つい最近DBパロ結婚した後だから狙っているとしか思えない
>じーちゃんニトロ愛嬌有るなwww味方になった後のガーちゃんみたいな印象受ける
>ニトロから猛虎魂を感じる
>河童ニトロは予想通り人語ペラペラでしたが関西弁だったのは、
ひょっとしてグルメ界の人間に友好的な喋れる種族はみんな関西弁だったりするとか?
>ニトロの口調がブランチみたいなんですが関係はあるんでしょうか?
>ニトロがギャグキャラになった……教授!これはいったい!!今までニトロから話を聞いた、という話はしてても
実際に喋ってるところが描写されたのは今回が初めてですかね
>これまで終始無言でオゾン草の時に現れた強キャラ感や一龍にトドメを刺して食おうとした恐ろしさ、
三虎の回想にアカシアを迎えに来た黒幕感などなど、
"ニトロ”という種にあった超越者的な雰囲気が木っ端微塵にされてしまったんだが、この先どうするんだろう
>老ニトロは人語をしゃべるニトロでしたが…これは正直言うとつまらない展開だなと思いました
ニトロはこれまで得体のしれない怪物であり、テラフォーマー程人間を嫌っているわけではないにしろ
屈服させる以外では人間と相いれることのない存在として描写されていたと私は感じています
それが人語をしゃべり、尚且つ人間に好意的な態度を取るニトロが現れたことで
今までのニトロの得体の知れなさ、不気味さ、強さなどが薄れてしまったように思いました

そしてバリバリのマシンガン関西弁を喋る「味仙人チチ」
「人語を喋るニトロ」の存在については既にペアによって読者の識るところでしたが、まさかこんなモンチーのようなギャグキャラだったとは
チチのキャラ付けに否定的なコメントもありますが、
これはニトロの中でも種が違うと見るべきではないでしょうか
レッドニトロ、ブルーニトロはともに人間に対しては攻撃的だったので、彼等と対立する3種目の存在とか(ホワイトニトロとかそんなん?)
ベジタブルスカイに現れた個体も、トリコ達を襲わなかった事を考えるとチチと同じ種なのかもしれません
コンビという間柄に関してはすぐにジョークであると否定したチチですが、一龍を「イチ坊」と呼ぶあたり師匠的な存在だったと思われます
ブルーニトロと結託していたアカシアなど、一龍が知り得た数百年前の真実は彼から教わったものが多いのかも
そして例によって大切な事を何も伝えていなかった一龍
四獣の時のビデオレターの件とか、三虎に伝えることのできなかった「ワシらの本当の敵」の正体とか
本当に大切なこと一切伝えないよなあのジジイ。役に立たなすぎだろと
もちろん物語の展開上仕方ない事だというのは理解できますが、一龍にその役目を背負わせすぎたというかなんというか。もうちょっと・・・ねぇ?
「人間側のニトロ(?)」チチは、一龍の後継者達に何を語るのか?次号へ続く!



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