341話
仮にこの生物をアカシアの悪魔Aと名付けよう
Aが降り立った場所はエリア7中心部。猿武の師範、そして師範代級が集まっていた場所
Aの細胞に刻まれている食の記憶では 猿武の達人達を”敵”とは認識していなかった
全員が―”餌”!!!
Aの食事に特定の食べ方はなく 噛み砕き 吸い込み 切り裂き 溶かす・・・
ありとあらゆる捕食法を持ち合わせていたが ただひとつ明らかに好みの食べ方があった
それは餌をいたぶり怯えさせること
恐怖が最高潮に達するまで その瞬間までとことん追い込み・・・そして―喰う
>開幕モンキースプラッタ。なんかAが覚悟のススメの肉虫にクリソツなだけに、
若先生初期作品群を思わせる不浄・猥褻・バイオレンス風味が紙面からプンプンします
>恐怖させながら、絶望させながら食べると旨いってのは考えさせられますね
現実に生きる動物達も獲物を追いかけたり生け捕りしたり中には生きた状態で食べる事もあります
喰われる側からしたら恐怖でしかありません。植物ですら意思のあるトリコの世界(現実でもあると言われてますが)
逆に言うと「恐怖の無い食事」とは一体どういうものなのでしょうか?こういった事のアンサーもトリコで出てきてくれるのかな?
初っ端から見開きで肉片が吹き飛び血飛沫が舞う、凄惨な絵面となったトリコ
ベルセルクのような、ハカイジュウのような・・・とか思ってたら「覚悟のススメっぽい」と言われてちょっと共感。Aのデザインにそこはかとなく性的なグロさを感じるからだろうか
およそ食欲という本能のみで知性などはないように思えるネオAですが、「恐怖の悲鳴で旨みが増すお」と言っていたアカシアの嗜好を実践する残酷さを兼ね備えています
「食事」と「恐怖」は切っても切り離せない関係なのでは?という朋友コメントと相まって忍空に出てきたコイツを思い出してしまったのは俺だけだろうか
Aの嗜好によって最後の一匹に残されたイアイアイ。恐怖ボルテージがMAXに高まったところで、美味しくいただかれそうになりますが・・・・ここで危機一髪間に合ったテリー達
アトムが見せたネオの肉片にあれほど怯えた3匹ですが、今その分身であるAを前にしてもまったく怯むことのない眼光
3匹は修行によって恐怖を克服したのではない。「自らが最強の血を引いている」という、揺るがぬ王者の記憶と自尊心を思い出したにすぎないのだ
と3匹アゲのナレーションが入り、読者の多くがテリー達の成長ぶりが見れるのかなーと思ったところでしたが、どっこい更に続くナレーション
Aがじっと見ていた生物は八王の血を引いたこの三匹ではなかった
その後方から近づいてくる・・・恐怖の「恐」の字も知らない生物
いや恐怖どころかこの生物から感じる感情は―”ワクワク”!
それは現役の八王 最強の猿
猿王バンビーナ!!!
Aは瞬時に悟った
この生物は”餌”じゃない ”敵”だ!
>ワクワク気分で近づいてイキナリ膝蹴りかますバンビーナマジ猿王
あえて言えばヘラクレスが年取ってるぐらいで八王は別格の存在なんですね
>手下(門下生?)の猿が阿鼻叫喚の地獄を見ているのに遊ぶ気まんまんのバンビーナ、
サルに人間のモラル求めても仕方ないけど頼りがいの無い王様だなおい
バンビーナの真空飛び膝蹴り!こうかはばつぐんだ!
一発で即座に「敵」認定されたバンビーナと、3匹ガン首並べて尚無視されたテリー達
なんぼ血を引いてるとはいえまだヒヨッコのテリー達と、「現役の八王」の間にはまだまだ海ほど深い隔たりがあるようで
このシーンは別にテリー達をサゲるものではなく、あくまでも「八王の格」を強調して再度読者に知らしめたいというシーンですね
まぁコメントにもありますが、自分トコの仲間が大虐殺されてるのにワクワクの感情しかないってのもちょっと「王」としてはアレなバンビーナ
一旦劣勢になりかけるも仲間達を殺された怒のパワーでねじ伏せるみたいになったら、そこも補って熱い展開なんだけどな
一方エリア8「馬王の丘」
ここに降り立った生物は大きく体を膨らませた 敵の体がそれだけ巨大だということ・・・
VS馬王ヘラクレス!
>出産まもなくとはいえ、エアの空気を吸って元気いっぱいの馬王、しかも怒ってそう
いくらネオが体膨らませても馬王ブレスでトリコみたいに消し飛ばされて終わりそうですが…
仮にもラスボス(?)の欠片、馬王はともかく周囲のヘラクには被害が出そう
というワケでこっからは残りのエリアに降り立ったネオB〜Fと、迎え撃つ八王のマッチング描写
出産で真っ白になってしまった鬣と髭がまだそのままのヘラクレスではありますが、逆にそれがビジュアル的に威厳増し増しで前よりも神獣感がえごい
八王が負けるとしたら、体力が低下している馬王が筆頭候補かと思われましたがそんな不安さを微塵も抱かせない威容です
エリア6 「アナザ」は光の速度を超えた。そしてそっと裏の世界へ消えたという
それを求めこの海へ着水した生物は その瞬間にこの世から消え去ってしまう
唯一行方を知る者は―鯨王ムーン
この海の王だけが・・・いや鯨王本人すら
自分の腹がどこへ繋がっているかは見当もつかないだろう
>こっそり光の速さを突破するアナザ。星が吹き飛ぶぞwww・・・この世ならぬ空間に転移するから平気なんでしょうか
>鯨王、まさかのネオ瞬殺!最強の八王の肩書は伊達じゃありませんね
ネオCはなんとアナザを求めて着水した瞬間この世から消滅というスピード決着(?)
ただナレーションを見るに、ムーンの腹は裏の世界に繋がってるようなので「喰われた=死んだ」という事ではない様子
ムーンの腹の中でアナザを捕食して去っていくという可能性は十分あり得るので、落とし所としてもそんなトコかなー
それにしても妙に顔が愛嬌あってなんか憎めないネオC。なんか首領パッチの亜種みたい。こいつはきっとハジケリストに違いない
エリア5 アカシアの肉料理「ニュース」はアナザにより初めて認識できるその味を・・・・
普通では誰にもわからないはずのその味を官能的なまでにリアルに辺りに漂わせた
そこへ降り立った生物は最も多くの生物を相手にしなくてはならない
鹿王スカイディア
八王の中で最も優しく穏やかな性格だが、その角に広がる森はグルメ界屈指の強獣達の巣
本当はヤバイ鹿の王を怒らせないために彼等が闘うのだ
>鹿王スカイディアがカッコイイです。普段は優しいのに怒ると怖いと言うのが真の強者みたいで
>ネオの一部ちょっと弱くないかな…(鹿王在住の生物がそこそこいい勝負することを鑑みると捕獲レベル5000弱くらい?)
アカシアだって八王には会ったことあるはずだしその強さを見誤るはずはないと思いますが
もしかしてフルコースにした時よりずっと強くなってるって事なんでしょうか
>今更気づきましたが、我らのアルファロさんはあの捕獲レベルアベレージ4000越えの森からブルーニトロの追撃も?かわし生還したのですな
ネオD襲来に際しても自らは動こうとしないスカイディアに代わり、彼に住まわせてもらっている捕獲レベル4000超の猛獣達が群れで立ち向かうエリア5の展開が面白い
はんぺらが前述のバンビーナで見たいといった「仲間達を傷つけられてキレる八王」の演出はこのスカイディアが見せてくれるのかも
エリア4 アカシアのデザート「アース」は地球上の甘味の全てを凝縮し
まるでソフトクリームのように溢れ出した
今この地へ降り立った生物は運が良いとは決して言えない。なぜなら・・・
見た者は必ず死ぬという
蛇王マザースネークの顔が
静かにこちらを眺めていたからだ
エリア3 アカシアのドリンク「アトム」はグルメ界で最も危険な環境に流れ落ちる猛毒の滝である
ここの降り立った生物は瞬時に羽を生やした 飛ばなければ殺される
その影に入った生物は思考が停止し、ゆっくりと死んでいくからだ
死の影を作り出し、ひと羽ばたきで毒の竜巻を巻き起こす悪魔の鳥は
グルメ界の全制空権を握る空の番長
烏王エンペラークロウ
>息したら死ぬよヘラクレス 見たら死ぬよマザースネーク 飛ばなきゃ死ぬよエンペラークロウ
八王はもう「とりあえずケツに「相手は死ぬ」ってつけとけ」ってレベルですね
>ココを背に乗せて平気でいるのだしエンペラークロウ自体が毒を使えるんだな
>いつか語られた「思考が抜け落ちる谷」の正体は烏王が飛び回るアトムの流域だったんでしょうか。影に入ってるだけで死ぬってどういうことなの
>「思考のとぎれる谷」はエンペラークロウの住処でしたか
意識喪失が毒に寄るものならひとつ前のアースに毒への耐性があるのでしょうがすっとばして取りにいっているココとタイラン専門とはいえ大丈夫か?
ニュースに関してはアナザを食べないと味がわからないだけなら捕獲には問題ないんですかね
そして八王マザースネークさすがの恵体ですがこれ舌の先の崖が命の滝壺位のサイズでもまだ控えめなはずですよねこれ
しかし同じ蛇の八王がこれなのに八王と遜色ないとか言われた伝説のデビル大蛇さんてどんだけ
>エンペラークロウも元々毒持ちだったんですね。今までは羽根が毒から守っていると思ってたのですが…
キッスが毒を放出し続けるココを乗せて飛行出来ていたのも納得が行きます
>八王これは全員勝てるかな? 特にマザースネークは負ける気が全然しない
>八王全滅かと思ったら返り討ちで全滅しそうだ。こいつ等、何か怯えさせて食うのが好きとか小物っぽいし
>とりあえず八王対ネオの欠片はまず八王圧勝ですね
マザースネークとムーンの絶望感がやばい。しかし食宝がまたファンタジーでいいですね、光の速さで消える魚、見えない肉の柱に飲めるはずのない毒の滝と、
ここで気づきましたけど本来手順を踏まないと見ることすら出来ない食材がなぜか浮かび上がって来てるような?これもネオの影響なんだろうか
>今のところ八王優勢のように見えますが、これからどう転ぶかまったくわかりませんね
鯨王は腹の中からAに全部食われるかも知れないですし、猿王は敵認定されたので今後どう転ぶかわからないですし、
鹿王は部下のグルモンと同じくらいのレベルの生物がすでにAにあっさり食われているので、敵に栄養を提供しているだけに見えますし
一番やばいのは馬王ですね。黒いたてがみがっ真っ白くなってしまうほど出産でほぼ全てのエネルギーを使い果たしてしまった上、
生まれたばかりの赤子を守らねばならないという致命的な弱点がある。何より青鬼を一瞬で倒した例の真空攻撃は、宇宙空間で生きられるAにはまったく無効でしょう
あと、一番アカアの復活地点から距離が近いのに、竜王はどこで何してるんでしょうかね?
次々とマッチアップされていく八王VSネオの対戦カード。あくまで「ネオに対して八王が立ち向かう」のではなく、ネオが八王に「排除」されようとしている構図なのがカッコイイ
ブルーニトロ達が八王を「地球の灰汁」と称していましたが、まさに八王の存在は
外部からの脅威に対して地球が自ら生み出した守護者達というか
悪の海獣を打ち倒す昭和ゴジラやガメラのような頼もしさを感じます。これ絶対負けねえわ
ただ演出的には八王全勝の流れでも、前回考察したように物語の流れとしてはネオは完全復活しなければならないワケで
ネオの分身達はどいつもこいつも八王には歯がたたないものの、劣勢になると見るや隙を突いてフルコースだけ喰って逃げられるという展開じゃないかと予想します
それにしてもチーム同時攻略でうやむやになった感のある「フルコースには捕獲順序がある」という設定をわざわざ引っ張り出してきたのは、何か意味があるんだろうか
ヘタなこと書いても矛盾点ツッコまれるだけなんだから蒸し返さなくてもいいのにな・・・
と、ここまでエリア8からエリア3までのマッチアップが終了。当然次は順番的にエリア2。我らの主人公がいる大陸です
このグルメ界のうねりを全て―「匂い」で感じている者がエリア2にいた
「この感覚は・・・以前にもあった・・・鼻の穴を塞いでねーと全部匂いでわかっちまう
ふぅ・・・バトルウルフ・・・さすがに強えもんだな・・・テリーお前達のボスはスゲエぞ・・・・
お陰で思い出しちまったよ・・・2年前の自分を・・・
おっ、小松からだ!」
>【悲報】トリコさん、一番強そうだった頃の自分を忘れてた
>我等がトリコ、いつもどおりやられてるかと思えば2年前のジュン様に負けて目覚めた時の時点でフルコースを全て鼻で味わっていたことが発覚
マジかよ主人公みたいな描写じゃねえか!?
>またトリコ殿がやられておるぞ! と初見思いましたが、馬王相手には初手ムッコロされて猿王相手には片腕持ってかれたのを考えると
初撃食らっても余裕を感じさせるあたりしっかり成長はしてるんだと思います。一緒にいるジュン様がピンピンしてる時点で印象はアレですがw
>ラストの小松の通信…………もし「エリア6でやること全部終わりました」だったとしても俺は驚かんぞ
>主人公ひさびさの登場、あの傷で生きてるってことは八王とやりあえるくらいは進化してるってことかな?
>今まさに現役の八王と対峙してるというのに小松からの連絡に嬉々として反応しちゃうトリコさんマジトリコさん
まあ狼王が本気なら最初の一撃で終わってそうですし、お互い殺意があるわけじゃないからこう落ち着いてられるんでしょうけど…優しいなぁ狼王
>予想を裏切らず何故か死にかけのトリコ。イキナリやられて弱いとみるか八王の攻撃?受けて?原型とどめてると賞賛すべきか
トリコ程度瞬殺出来ないと八王sageか評価し難いです これで来週トリコ倒したのはネオの一部や陸王鮫というオチだけはやめてほしいです
>俺別にトリコを袋叩きにする気はないんだよ・・・でも一言言いたい・・・なんでこいつは最強格の八王を相手にしてんのに携帯電話に気を向けてんですか
ギネスから目を逸らさずに心の声で「小松からか!」ならわかりますよ。なのにこの阿呆はあろうことかギネスから目をそらして携帯見て「小松からか!」って
こいつは今までの戦いで何を学んで来たんだってレベルじゃないですよ・・・「最強を目の前にしてそれなりの致命傷も負ってる状態で目を逸らす」って
まぁこの戦い自体が「自分の同族の臭い(テリー)がする相手に対するおもてなしバトル」とかになってるんなら100歩譲って理解できますけど・・・
作中最強クラスが一ミリの油断も許されないバトル繰り広げてんのに・・・正直この主人公、この作品に必要ですかね?そう思うくらいのラストでした
>トリコ・・・見なくても鼻でわかるのは良いよ。でも目の前の敵から目を放すなよ・・・八王の一角を目の前にしてあろうことか余所見・・・
二年前と言われてもエアもペアも食べてない頃だろ・・・こいつの「自分の強さを過信してその結果ぶっ殺される」癖は死ぬまで直らんわこりゃ
もういいわこの主人公。ぶっちゃけ小松いりゃ話はまとまるからこのまま消えてくんねーかな
「ふーなんかわからんけど匂いだけでグルメ界で起きてることが全部わかっちまうぜ
そういえば二年前にもこんな感覚味わってたぜ。それはそうと小松から通信きたぜ」
以上要約。「あいつと闘るのは避けたいな」と言ってたクセに、いきなりギネスにボコられてるトリコさんに笑う
なにやらグルメ界の一大事というこの状況がその嗅覚を覚醒させたようですがトリコ曰く、この不思議な感覚は二年前にも感じたという
全ての八王がトリコの目覚めに警戒したというあの瞬間でしょうか?それとも小松を奪還する為に嗅覚を研ぎすませた結果?
八王との戦いの最中に通信に気を取られる描写に「どうしてコイツはいつも・・・!」とキレてる朋友コメントも見受けられますが、狼王を前にしてのこの余裕は
いつものダメなトリコではなく、何やら強者故の佇まいのようなものを感じます
世界の全てが手に取るようにわかるようになったことで、相手と自分の潜在的な強さが計れるようになったとかそんな感じだろうか。ポテンシャルは劇中最強のハズだし
八王すら恐れるトリコの力が覚醒しようとしてるみたいな?そして小松から入った報せは吉報?それとも凶報?
今度こそ「次回はブルーグリルにカメラが戻るでしょう」詐欺にならない事を願って次号へ続く!
342話
2年前グルメ界 必死だった これ以上ない程研ぎ澄まされた集中力は
もともと特化していたトリコの嗅覚を極限まで引き上げ、その目的地を照らしてくれた
トリコ本人はまったく気付いてすらいなかったであろう
人間界を出発し、小松を取り戻すまでの約一年半もの間
自分が常に最強のオーラを放っていたことを
息を吸うと世界中の情報が匂いとなって舞い込んでくる。休む時は鼻栓をしなきゃ眠れない程に
懸命に小松を死守ろうとする想いがトリコに危険な道を選ばせなかった
だがトリコ達は必ずしもセーフゾーンを通っていたわけではない
グルメ界の強獣達の多くがトリコを避けていたのだ
冒頭、二年前の回想シーンとともに語られる「実はあの時のトリコはマジで凄かったんだZE」という解説ナレーション
捕獲レベル2700のロックミミックの群れが、トリコが近づいただけで散り散りになって逃げるあたりその凄まじさを感じます。更にここから刃牙特有の
「のちに三虎はあの時の事をこう語っている」演出で、そのフォローを後押しします
「もし・・・あの時私が小僧を簡単に引き渡さなかったら・・・・どうなっていたと思う?スター
力ずくで奪われていただろうな・・・私も無事ではすまなかったかもしれん
あの時の奴からはそれだけの気迫と覚悟を感じた・・・
本人がどれだけ自覚していたかは知らんがな」
「・・・それはリップサービスが過ぎます・・・三虎様」
『私がそう答えたのも無理はない・・・その半年前に実際にトリコと闘っていたからだ・・・
だが今はハッキリとわかる!お世辞半分とはいえ三虎様の言葉に嘘はなかった・・・
これが・・・あの時三虎様が称賛していたトリコ!!』
>分不相応なトリコageに終盤の刃牙を思い出します
>馬王の鼻息で完敗して新入りの猿に手こずり猿王にお遊びで腕を引き千切られたトリコと2年前に戦ったら無事では済まない地球を破壊できる三虎
>三虎から俺でも無事にすまないと凄いお褒めをいただいてるけど、
その後さらにエアを食べて雑魚猿に全く攻撃効かなくて苦戦ってのをみてると三虎様ずっこけるんじゃないんだろうか。幅が凄いですねトリコは
>今までの積み重ね(鼻息で殺されたりバンビ編の醜態)のせいで トリコageに違和感しか感じないというのが素直な感想です
>つまりトリコの小松を取り戻してから今までの残念っぷりは賢者タイムの一種だった・・・?
>最強のオーラを放っていた(最強とは言ってない)
>トリコの株が上がるっていうか、三虎の株が下がるだけな気がするぞそのリップサービス
>トリコ「俺強かったの忘れてたわ」
>2年前の時点で最強に至りながら、今その力を思い出したとか・・・今更そんなん言われても・・・
>小松スイッチがないとトリコ全力出ないのなら、なんでペア編でそれ出なかったんだ・・・
王陸鮫との戦闘カットされてるの残念だなぁ。せっかくトリコとスタージュンのタッグ見れると思ってワクワクしたのに・・・
>長い期間かけて丁寧に叩き落して、雑に上げられるトリコの格!
まぁ、しまぶーにトリコがトリコを弱く見せたいわけではないのは分かってますし、
八王の「敵」が出てきた以上いつまでもヤムチャだったりウォーズマンポジでも困るんですがね
>トリコの真の力ってアンサートーカー的な能力なのかも 匂いで即座に最適な手順を導き出すみたいな
打ち切りが決まった事による主人公の超パワーアップってなんかもの悲しさがあるなぁ…小松が死に掛けたときにその強さはでなかったんですよね
他の男の手に渡るのは死ぬより許せないのか…ブルーグリル編みたかったなあぁ
小松の食運と補完し合うことで万物に通じるようになるとかそういう遺伝子レベルで引き寄せあうことが運命づけられてたってことになりそう
だからお互いがお互いを想えば想うほど強力になる腐女子歓喜展開
なんと三虎と闘っても良いセンまでいってたという、二年前のトリコの実力
流石に説得力なさすぎて苦笑いです
というかはんぺらのレビューでも一部終了あたりでは「今のトリコの実力は一龍や二郎と比べても遜色ないレベルにまできてると思われます」とか書いてたんですけどね
グルメ界に入ってからはどんどんへっぽこな描写ばかりが目立ち、見習いの猿に苦戦したところで完全な雑魚と化したので
「見当違いなこと書いてたあの頃のレビューが恥ずかしい」と黒歴史扱いしてたのに、ここにきて急に「お前の見立ては間違ってなかった」と言われたようで微妙さ加減半端えねえ
「トリコは実は強かった」というアゲ自体には文句はないんですよ。そんな強いトリコがここまで弱体化してた理由に一切の説明がないから説得力がないワケで
小松を助けようと必死で強かった(わかる)→取り戻したので腑抜けて弱くなった(わからない)
ということですね。むしろ戻ってきた小松を二度と手放さないようにその強さを維持しないとダメだろとというか、小松を助ける為にそんな強くなれるなら、
小松が死にかけてたペア編でその強さ発揮してないとおかしいワケで。本当に1ミリの説得力もなくて笑ってしまう
なお「長い期間かけて丁寧に叩き落して、雑に上げる○○」は今後屋敷レビューのテンプレとして多用することになりそうな予感
「匂う・・・匂うぞ・・・まるで巨大な惑星の引力のように入ってくる・・・今世界中で起こっている出来事が
アカシアのフルコースは順次産声をあげた・・・いよいよ待つのは日食、そしてGODの出現・・・
スタージュン!俺の鼻が言っている!GODはきっとこの近くに現れるぜ!」
最強の力に覚醒したトリコさんは、早速相棒小松に勝るとも劣らないチートを発揮。いきなりGODの出現場所を予告します
突然チート化した目の前の男に対し、バトルウルフはこの男こそが2年前に全八王が感じた脅威の正体であることを即座に察する。が・・・・
「実はお前じゃねーな本当の八王は・・・お前は群れのNo2・・・若頭ってとこか?
旨そうな匂いのする島を偵察にきていたと・・・圧倒的パワーを持ったお前らのボス・・・現役の狼王は・・・・
あんただったか・・・・」
>本物のギネス出てきましたけど、こいつが次郎ではないですよね?時間軸がメチャクチャすぎてよくわからん
>狼王が妙に小型サイズであまり強そうじゃなかったのに違和感ありましたが、実はナンバー2ですか。そこは納得ですね
しかし「あんただったか」はよく分からない言い方ですね。以前から次郎とギネスの関係は取り沙汰されてるし、
次郎に対してなら「あんた」という呼び方は分かりますけど、流石に次郎=ギネスではいろいろつじつまが合わなさすぎる気が
>ニ狼が先代(太古の)バトルウルフであることはほぼ確定しましたね
ただ、「あんただったのか」ってトリコのセリフが知り合いに対する言い方なんですが…
現狼王ギネス=鉄平、または大魔王バーンみたいに次郎とギネスで精神体と肉体に分離しているんでしょうか
なんと先週まで2人が闘っていたバトルウルフは群れのNo2。その背後から本物の狼王ギネスが姿を現しました
朋友も気にしている「あんただったか」というトリコの台詞は、たしかにまるで既知の相手に対して言ってるように聞こえます
見た感じすごい老狼に見えるので、二狼の本当の姿と言われても違和感はありません
が、こいつが二狼だと流石に時間軸が意味不明。前々回のラストからブルーニトロを全部ぶっ殺して、即ここにやってきた?
数百年前に本来の力を封印されて人間の姿となる際にNo2に群れを預け、バトルウルフの姿に戻った今こうして群れに戻ってきたという事でしょうか
まぁ二郎の本当の姿がバトルウルフであるという予想自体まだ仮説この時点ではそこまで考えずとも良い事
次郎は「アカシアがGODを喰う前に殺る」と言ってたので、GODを喰わせないためにここでアカシア迎え撃つというのは行動原理にかなってますね
でもそれでトリコと対峙するのは理にかなっていません。バトルウルフになると人間時の記憶を失うとかなら或いは・・・?
大規模な地殻変動に悪意がないようにトリコにも当然それはない
無論ギネスにも・・・両者は歩を進めた・・・闘うために
意志を持たない天災ですら原因はある
数々の因子が絡み合い、それがキッカケとなって起こるのだ
トリコが巨大な力を手にしたことも その力をこのタイミングで思い出したことも
今まさに二つの隕石のような力が衝突しとうとしていることも
きっと数々の要因が重なったことによる必然なのだろう
ただひとつだけ両者の行動に明白なスイッチがあるとしたら・・・
それは 食欲!
仰々しいナレーションとともに、いきなりギネスの頬に先制パンチを叩き込むトリコ。やはり八王と互角以上、というのが今のトリコの実力のようです
グラついたギネスの口元がやや笑っているように見えるのは、好敵手の思わぬ強さ故か
もしもこれがトリコの成長ぶりを喜んでいる笑いならば、彼の正体は二郎で決まりということになりますが・・・はたして
「GODを食うための闘いならこれ以上の理由はねえよな!存分にやろうぜ最強の狼!なぁバトルウルフ!
そしていつも俺のスイッチを入れてくれるのは・・・
小松っ!随分遅かったじゃねーか!そっちはどうだ!?」
ここで先週からなっていた小松の通信に出るトリコ。料理対決の行方は?そしてチャコはどうなったのか?
「トリコさん!アナザ無事調理完了です!
これからみんなで向かいますね!スライムさんを連れて!」
「ドンをつけろと・・・いやもういい・・・私のことはただの災害だと思った方がいい・・・
ただし”悪意”に満ちた天災だ」
>とっつぁん「今日は客が多いな…」
>「そんな予想の遙か上を行って、既にアナザまで捕獲してたら笑うしかない次号へ続く」 的中おめでとうございます
>いまさら料理対決描かれてもたしかにアレですが、これまたえらいすっ飛ばしますね
>余りにも駆け足過ぎて驚く余裕が無い。先週の八王達の姿にはなかなか興奮したんだが
>トリコ色々言いたいけどとりあえずカキノキッシュがトリコ世界ナンバーワン美少女(ババア)更新したのは分かった
でもしまぶーの描く女の子みんなかわいくなったなぁ
>【悲報】トリコのエリア6、やっぱり終わってた【巻き展開】
>わぶとらさんたちの勝負見てみたかった…………でもコンドルさんの生存確認+他の方たちの素顔は良かった
>アナザちゃん可哀想・・・なんか変なの来た!やべー!っていって裏のチャンネルに逃げ込んだら大量の料理人に調理済みだったでござる
>ピクニックボンバー女だったのか…!やっぱりもうちょっと料理対決見たかったなぁ。第1戦の味の感想とかすごく見たかった
>ドンがどう見てもガニシュカ皇帝な件
>ラスト、読者にとっては唐突なアナザ捕獲&ドンスラ肉体復活(してますよね?)ですが小松たちの様子を見るにワープキッチン内ないし
裏の世界でおそらく1年くらいの感覚で大冒険してた感じですね。五人集も仮面外してるし元々の体に戻ったとかでしょうかね?
あとドンスラの素顔がリアルルルブーって感じで吹いた
>やっぱり一気に話進んできたなぁ。小松とチャコの話とか、
結局チャコの存在は食霊なのか味覚障害なのかどうだったのかとか、多分回収されませんよねこれ
>トリコは食材の捕獲、調理、そして実食の過程と表現が好きだったのでさすがに端折りすぎかなーって
フルコースなんてその効果や恩恵がすごいと言われてどんだけおいしいのかとか伝わってこないんですよね
ジュエルミートは色んな部位の味や歯ごたえがするとか素直に食べたいなーって思ったんですが
>八王登場の先週でwktkしたのにこの超巻き展開……しまぶーはトリコをもう終わらせたいのか?
>まさかのアナザ調理完了でしたね…まあ料理人対決を延々見せられるよりはだれずによかったかな…
てか小松髪めっさ伸びてますね。作中でどれだけの時間が流れていたんでしょうか?
>いつのまにかブルーグリルの話カタがついてた! こ、この感覚はどこかで……そ、そう、バ、七牙冥界闘……!
な、なんだかようわからんが猛烈に悪い予感がしてきた……!!
>今週のトリコは漫画一冊分読み飛ばしてしまったかのような気がしました。 缶詰にドンスラがいたのかな?
もう最終回までの話数を決められていそうな感じですわ
>もうアカシアが「実は私は一回刺されただけで死ぬぞぉぉ!」とか言い出しても驚かない
>ブルーグリル放置で進んでると思ったら今週のキンクリだよ…トリコの謎パワーアップも含めて完全に巻きに入ってないでしょうか?
年内続くかも怪しくなってきてますね
>今週のトリコはね・・・小松からトリコへの連絡が来た瞬間、「お、ついにブルーグリルの状況がわかるか!チャコは?料理勝負は!?」
わくわくしながらページめくったら「アナザの調理完了しました!」、、、「あ?・・・あ?」こんな感じで頭ん中パニック状態になりましたよ
巻き展開なのは分かってました今回はしまぶーにしてやられたって感じです・・・
次回はブルーグリルの出来事の結承転回想構成だと思います・・・いやそう思わせてくれ・
>トリコ、省きすぎてやばいですね。編集部から終了時期を宣告されて、無理やりストーリーを押し込んでいるように見えます
>トリコ・・・打ち切りじゃないですよね?これは「予め結果を描いて後から過程を描写する」ってアレですよね・・・
しかし最強対決連発の今の物語の都合上、チヨ婆やユダに次ぐランキングのダマラスカイの料理バトルはともかく、
今更わぶとらや千流の料理を描かれてもというのはありますし・・・かと言ってここで描かれなかったら「こいつら何しに来たん?」感が半端ないですし
というかLOVE諸島も普通に復帰してますね
>ブルーグリルで仮面つけてた組が仮面外してたけど、これは元の肉体に戻れたのか。それとも魂はそのままで仮面つける必要がなくなったのか
それにしてもマジで全カットとは思わなかった。これ来週はブルーニトロが全滅してたり、三虎かジョアがやられてたりする可能性も・・
知っていた。知っていたとも。こうなることは
ブルーグリルにカメラが戻った時、大幅に展開が端折られているであろうことは全国の読者の想定内ではあったでしょうが、まさか最大レベルで端折ってくるとは
アナザ編いきなり完結。「僕達の方はこんな感じでした」という形式である程度は遡って描かれるとは思いますが、必要以上のことは描かないでしょう
チャコに関しては絶対描いてくれるハズなので、正体は食霊予想を未だ支持しているはんぺらとしてはその答え合わせに期待です
この一連の流れが「打ち切りか展開かどうか」と言われると微妙ですが、少なくとも
しまぶー自身がこの作品を早く終わらせたいと思ってるのだけはビンビンに伝わってきます
それ故に面白いところだけをぎゅうぎゅうに詰め込んだジェットコースター展開で駆け抜け、このまま一気に終わらせる気なのはまず間違いないでしょうね
年内・・・だとあと10話程度なので流石に苦しいと思いますが、おそらくあと20話はかからずに大団円を迎えるかと
というかここまで端折った以上、このままロケットで突き抜けて終わる以外ないというか。もう今更スローテンポには戻れないですよこれ
はんぺら的にはしまぶーの意志に共感で、この超展開の畳み掛けで一気に終わらせてほしいと願うファンの1人であります。しまぶーラストスパート頑張って!
さて。というわけでラストの見開きからの考察。十貝五人衆が仮面を外しているのは、「中身」の魂が敗れたことで本来の肉体の魂が戻ってきたという事なのか
魂炉に落ちたコンドルウインドがピンピンしてる事を考えれば、おそらくこの考えで合ってるとと思いますがどうでしょうかね
小松の長髪、わぶとらの怪しすぎるどじょうヒゲなどを見る限り、アナザの調理にかかった時間は1年〜2年くらいでしょうか
(ワープキッチン/裏の世界の中でなら現実世界では時間はほとんど過ぎていない)
ジョアが「アナザの調理には数億年かかる」とか言ってたので、相変わらずの小松大明神ぶりという他ありません
そして笑顔で傍に寄り添うののと、バックの大量モブの中に埋もれるメルク。正妻戦争の勝敗は決しました
なおドンスライムが本来の姿を取り戻したようですが、これはやはり前回の考察通り、
ゴールドラビリンスで拾った缶詰の中に、彼の力の大半が封印されていたと見て正解でしょうか
「天災には意志がない」という事前の仰々しいナレーションとまったくの対になる、「悪意を持つ天災」であると自称するドン
ネオにも対抗し得るという彼の力とははたして?気になる二狼の正体はギネスなのか?チャコは一体どうなったのか?どれか一個は答えが知りたい次号へ続く!
>グルメ界編に入ってからトリコを読まなくなってしまったのですが、はんぺら氏のレビューを読んでたらまた読みたくなってきました
正直今のトリコは面白いですか?
そりゃあ「今」は面白いに決まってるで
本来もっと多くの話数を使って展開するハズだった話を、凝縮して放出してる状態だからね。毎週が良いとこどりのダイジェストみたいなもん
でもエア編・ペア編とつまらなかったのは事実なんで、グルメ界に入ってから読むのをやめたお前さんを責めはせん
最終回まであと僅かだと思うんで、読むつもりなら早く追いつくことをお薦めするよ
343話
「私は悪意に満ちた天災ドン・スライム!あと・・・食欲満点!」
冒頭。本来の力を取り戻したジャンプしたドンは、渾身の力でジャンプするとロケットの如く地球の引力を振り切り、成層圏を突き抜けてとし子宇宙へ
小惑星にキックターンして隕石のように地球に舞い戻ってきます。ちなみにキックされた小惑星は粉々に粉砕。もはや宇宙怪獣といった様相を呈してます
ハイテンションでの地球帰還中、眼下に食事中のアカシアを発見するとその顔を歓喜の笑みで歪めつつ突撃するドン
「ネオ!見ィ――――っ!!!!」
>ドン・スライムのハイテンションっぷり、既視感あるな〜と思ったら『まんゆうき』のまんまん様だw
ネオみーーっけ!のとことか「うほっ うんまそーなチキン♪」と重なる
しかしドンスラの悪意ある天災?発言の真意がよくわからん。目下最大の脅威であるネオにまっすぐかっとんでくあたり、
大都会を一通り焼き払った後から敵怪獣とのタイマンに突入するゴジラより聞き分け良いくらいだぞw
深い意味なんかなく、都合よく俺を飼いならせると思うなくらいの脅しなんじゃないかと思えてくる
ネオに対する唯一のカウンターになり得るという話だったドンではありますが、まさか復活して即頂点対決とは誰が予想しただろうか
さながら小型の隕石が落下したに等しいドンの衝突によって、凄まじい衝撃波が地球全体を覆い尽くします
「何が起きた!?小松大丈夫か!」
「大丈夫です!僕らは成長しました!魂の世界で何十年も過ごしましたから!
スライムさんが暴れてもちっともビックリしませんよーっ!!」
「え!?何十年も過ごしたってどーいう意味だ!?スライムって誰だ!?」
>今週のトリコはリンたち女性陣が三十路BBA以上になっていたのに一番ビビッた!!
ちなみに、僕は20代までがストライクです。はんぺら氏は30・40代でもOKですか?
>主人公が2年前の強さを漸く思い出した頃、精神と時の部屋(違で絶え間ない修練を積んだ小松はこれまでに無いほどトリコを置き去りに
ただ、時間の流れが極限まで遅くなったとして体への影響はどうなってるんでしょう
何十年も経ったら小松をはじめとする若者達ですら初老に差し掛かるでしょうが、
風貌の変化はせいぜい1年程度からほとんど変わりないキャラまでいますし
なんと小松達がアナザの調理に費やした時間は、何十年という膨大な歳月。いや本来は数億年だからそれでも十分チートなんだけどもね
しかしどう見ても外見の変化は前回も考察したように2年程度であり、彼等がすごした時間とは同じように老化していないことがわかります
裏の世界では体感している時間の流れと、肉体の老化時間ではまた違いがあるということでしょうかね。まぁここらへんに関しては回想で説明されると思いますが・・・
ということでここから時間巻き戻ってブルーグリルチームの回想に。ドンVSネオの頂上決戦はひとますお預けとなります
>トリコ、正直決着つけずに場面転換するパターンはもう勘弁なんですけど・・・
三虎VSジョアや二狼VSブルーニトロといった重要な対決も、ろくにバトル描写なしに決着シーンに飛んじゃう気がしてなりません
三虎VSジョア、ブルーニトロVS二郎、八王VSネオ分身、ドンVSネオ
各地でほぼ同時発生中と思われる、いずれも規格外の超絶バトル各カード。しまぶーが残り話数いくつでフィニッシュする計画なのかはわかりませんが、まぁ
次にカメラが戻った時は、いずれの勝負もほぼ決着してると思ってたほうがいいかと
「これがキャンピングモンスターのセーフゾーン・・・不思議な空間・・・認識しづらいと言うかまるで興味が削がれるような光景
グルメ細胞の関心事が全て食欲に起因するなら、食欲自体が働きを失う感覚ね
肉食動物が木の実や草に興味を示さないのは食欲が沸かないから・・・食べられないものに感心は薄い・・・
例えばフグ鯨は危険が迫ると毒化する。自らが「食べられない存在」となることで敵の興味を削ぐ
キャンピングモンスターの作り出す空間はそれに近い・・・
意識しても見えない世界・・・咀嚼してもわからない味・・・まるで別の時空・・・
ひょっとしたらこれが裏の世界と呼ばれる空間のヒントなのかも
それにこの中では微妙に時間の流れも違うみたい・・・
そう・・”時間のズレ”はブルーグリルに入った時から感じていた」
3週間前。みんなと一緒にブルーグリルには上陸せず、ただ一人で磁貝に残ってユンのセーフゾーン解析に没頭するプキンさん
ここにきて「裏の世界」と「セーフゾーン」という2つの空間が持つ類似性について突然言及してきました
「食欲」というこの世界を支配する概念から外れることで、認識されない世界
それがセーフゾーンの成り立つ理屈であり、同時にそれが「裏の世界」を解明するヒントになるのではないかという気付きに達した様子
ちなみにこの時点で4チームが散開してからまだ1時間ほど経っていない時間軸にも関わらず、ジャイアントシェルの中では既に二週間が経過しているそうで、
セーフゾーンと裏の世界が本質的には同じ空間であるという事の物証として明示されています
一方、グリルスタジアムの料理対決は既に5戦目のアサルディーVS千流の繊細料理対決に
2〜4戦までの勝敗はわかりませんが、5戦目をやるということはおそらく2勝2敗ってことなんですかね。ぶっちゃけ人間界側の全勝でいいと思うんだが・・・
>コンドルさん生存はいいが、どうやって助かったかぐらい描写してくれよコメントに困るわw
そして普通にピンピンしてるコンドル。前回ラストでは素顔の立ち姿を見せてましたが、この時点ではまだ仮面被ってますね
前回ラストのコンドルは本来の肉体の魂が戻っていたから素顔だったけど、今回の時点ではまだ他の魂が入ってる状態という事なのか・・・うーむわからん
2〜4回戦まではカットされてしまいましたが、団体戦の決着となるこの勝負だけは一応描くのかな?と思いきや、ここで風雲急を告げる展開に
「大変ですドンスライム!魂の丘から数えきれない数の食霊達が!
おそらく鯨王が動き出したと思われます!辺りの海全体が引き込まれてる!」
なんとここでムーン乱入(?)の超展開
ていうかムーンのビジュアル・・・普通にでっかい鯨だと思ってたら顔面に巨大な穴の空いた鯨でめっちゃキモい
デザイン的に某悪魔超人オマージュなのはわかりますが、それを鯨でやると伊藤潤二の恐怖漫画に出てきそうなおぞましさを感じます
「ムーンめ・・・大量に餌を食いまくってるな・・・
ホワイトホールから食糧が排出された証拠・・・さては地上で何か起きたか
ちぇっ、いいところだったのにな〜5回戦・・・食霊どもがチョーシに乗りおって・・・
料理対決は終わりだ!お前達の腕前はよくわかった!これから全員でとこしえの厨房に向かうぞ!
フルコースの調理を完成させ・・・ある男を復活させる為にな!」
突然押し寄せてきた食霊の大群と、八王の接近という非常事態。ドンの鶴の一声で料理対決の勝ち負けはなかった事に
もはやここまでの流れもクソもなく全員で力を合わせてこの事態に立ち向かうようです。だから最初からそうしろと言ってたのに・・・
ドンの台詞で興味深いのは、「ムーンが餌を食いまくってるのは、ホワイトホールから食糧が排出されたから」という一文。言葉通りに推察するならば
ムーンは体内に溜め込んでいた食糧を何かしらの事情で排出したので、その分を補充しようとしている
ということでしょうか?もしくは飲み込んだネオBが腹の中の食糧を食いまくってる為、補充を求めてるとか?
はんぺら個人的にはネオBはとっくにおっ死んでてもらいたいですが、真相のほどは果たして・・・というところでラスト。ドンの目的が明かされます
「その男の名は一龍!
私が唯一惚れたこの世で最強の人間よ!」
>ドンスライムの地球規模の奔放さを見ると、やはり一龍は地球を破壊出来る三弟子の一人なんだなと改めて感じますね
恨んでいるのは後半生が粗食だったからか、勝手に金の缶詰で力を封じられたからか、意外としょーもない理由からなのか…
>一龍蘇生っても、それこそ蘇生食材センターがあるのだしありえる展開ではあったが
>ドン・スライムが暴れてたけど一龍復活したのかね。食霊状態じゃ何もできないから肉体を得たのは間違いないだろうけど
>たぶん一龍は魂は戻らなかったけど体と細胞が戻ったからドンはあそこまで復活したのかな?
>食霊ども、きもいはきもいんだけど書き込まれ方がキッチュすぎて
苅部誠の『地獄戦士魔王』にでてくる悪趣味なアイテムとかオブジェを思い起こさせられて逆にほっこりしちゃった
>案の定料理対決は省略されるようですね。魂炉に落ちたコンドルウィンドーも無事そうでなにより
あと、集まってきたとされる食霊クリーチャーの中にトミーロッドの食霊らしきものもいますが、
トミーロッドが吐瀉されるなどで復活した場合、どんな扱いになるか気になりました
>ヤバくなったら料理対決中断するくらいには良識ありましたねドンさん。でもアサルディーは消化不良だろうなぁ
試合開始前にあれだけ描写あってノーサイドとか。ってか相手、千流さんかよ
>なんかトミーロッドの悪魔に似ているグルメ細胞の悪魔もいるね。(あんなにトゲトゲじゃなかったけど)
それはそうと、もうトリコの青い悪魔の出番がなくても不思議じゃない展開なんですが
最強のオーラ云々も赤の鬼だったし。ぶっちゃけ存在を忘れてました
なんとドンの目的は一龍の復活
つまりブルーグリルが国家プロジェクトとして作っていた料理とは、センターだったという事?
そして「私が唯一惚れた男」と称賛するあたり、どうもドンが一龍に対して怒っていたのも憎しみや恨みといった感情ではなく、
「一龍のバカタレが。私を切り離したりしなければ絶対に死なせなかったのに」という、かつての友としての悔恨・苛立ちのような感情だったと思われます
というか最後のコマの一龍のおどけ顔じわじわくる。何故もっとキリッとした表情にしなかったのかしまぶー
かくして料理対決とはなんだったのかという急展開で一龍復活の為に「とこしえの厨房」へと向かうことになった一行
小松がチャコ救出の為に向かってるのもとこしえの厨房なので、ここで合流するという流れか。なるほど
小松がいれば一龍復活は余裕でしょうが、まぁこれはフローゼがそうであったように一龍の魂が現世に戻ることを拒むって展開でしょうね
ぶっちゃけはんぺらの興味はしまぶーがこのブルーグリル編を何週でまとめるかというその手腕に尽きる次号へ続く
344話
「いいのか小松くん?この電車は片道切符じゃ。帰りは別の魂になってるかもしれんぞ」
「僕はもう一度死んでます。怖いものなんかりませんよ」
「怖いものなどない・・・か。本当の恐怖は死などではない・・・見ろあそこに酒場が見えるじゃろ
魂の取引で何度も甦えさせられ強制労働を強いられた者達の末路じゃ
永遠という時間を持て余し堕落する日々を送ることは当然だったのかもしれんなぁ
あれこそがこの文明の闇じゃ・・・ま・・・ワシも同じじゃよ」
「スラム出身だとか見た目がどうとか関係ありませんよ
まるでお化けみたいな見た目でも下を向かずに力強く生きてる文明もあります
チャコが強制収容された時・・・阻止しようとしたんですよね?おじさん傷だらけだったから・・・
はたして何の希望もない人がそんなことするでしょうか
この国の抱える闇や問題はもっと別の所にあるんだと思いますよ」
>スラムのおっさんを随分引っ張りますけどただの解説キャラなのか、まさかの一龍入りとか超展開なのか?
>来る日も来る日もドレイやらされてるけど、のんだくれる余裕はかろうじてあるのね
そういうあるかなしかの自由が却って絶望を感じさせるのがカイジの地下強制労働施設篇っぽいです
冒頭。出番あれっきりのモブだと思ってたらどっこい常しえの厨房まで同行してくれるスラムのおっさん
「ワシらの存在そのものがこの文明の闇みたいなもんじゃ」と自嘲気味に話すおっさんに、「いやあなたは熱を持った人間です」と諭す小松がなかなか熱い
ブルーグリル編で出てきたどの新キャラ達よりもこのおっさんに人間的魅力を感じるというこの展開。おっさんにはもっとメイン話にも絡んでもらいたいところ
たけしに出てきたサンタのおっさんとか、しまぶーはこういう小汚いなりしてるけど心優しいおっさんを描くの上手いよね
「それぬおじさんの話だとこの国で行われてるプロジェクトは・・・間違いありません
アカシアのフルコース、その再生と調理ですよ
そんなことがこのエリア6で行われてるだなんて・・・もしかしたら僕達の目的が全てここで叶うかもしれません」
おっさんの話から、アカシアのフルコースの再生と調理ブルーグリルの国家プロジェクトの正体に気付いた小松
むむ。一龍を復活させるのがドンの目的なら作ってるのはセンターだけだとばかり思ってましたが。これは全メニュー作ってるって事?
「地球のフルコースってどうしてこんなにキショい食材なの。キショさ炸裂
ホラ”肥料”もどんどん投入してよ!GODの肉片が生命うまみを求めてるわ」
>少年ジャンプを侵略でゲソ!
>何このイカ娘、人じゃないのに生足が凄い性的じゃないですか、はんぺらさん、私は大丈夫でしょうか
>総料理長メイル、これがしまぶー版イカ娘でゲソか??(違 父親の閻魔大王イカは多分みんな忘れてる七獣の一匹なんでしょうね
一方その常しえの厨房ではしまぶー版イカ娘・メイル(千葉県PNとうほさんの作品)がフルコースの仕込み真っ最中
「地球のフルコースはキショい」とかまるで地球以外のフルコースを見たことがあるような言い回しですが
これは伏線なのか、特に深い意味はなく台詞的にこうなってしまっただけなのか。これだけの巻き展開で更なる新設定を入れてくるとは考えにくい反面、
巻き展開だからこそ逆にバンバン新設定を放り込んできてるとも考えられるので予想が難しいところです
そしてメイルの「GODが生命を求めてるわ」という台詞と、「肥料」として生きたまま魂炉の中に入れられる身体障害者達の姿はまさしく
最果ての厨房でブルーニトロ達が行っていた、あの恐ろしい調理風景と瓜二つ
やはりブルーグリルで作られているのはセンターだけではなくアカシアのフルコース全メニューの様子。ていうかブルーグリルの闇マジで深すぎんだろ・・・
というワケで、久々に登場したチャコは目隠しされて何もわからない状態で肥料にされる寸前という大ピンチ
しかしすんでのところでこれを救ったのは、例のチャコの母親とおぼしき女性だった。ぐわー
朋友のチャコの正体食霊説を最後まで支持していたはんぺらですが、生身の女性に腕を掴まれて止められた描写から見ても
やはり小松の予想通り、単に味覚障害で味オンチな生身の少年にすぎなかった
というFAが出てしまった模様。うーん絶対展開的に面白いのは朋友予想の方だったのになぁ・・・これはちょっと残念な結果に終わってしまいました
前回ラストでわんさか湧き出した食霊の大群は、裏のワープロードを通って現場に駆けつけたドンによって瞬く間に全滅。全然ピンチじゃなかった!
力の大半を封印された状態(であると思われる)でもこの強さですから、肉体を手に入れたあの宇宙規模の強さも頷けるというものです
「・・・ん〜?何やら様子が変じゃったな食霊ども・・・復活を求めて出て来たというより・・・
まるで何かから逃げるように飛び出してきたような・・・ムーンの奴変なモンでも食ったか?」
>ネオBは残念ながら生きてるみたいですね。まあ本体のネオは量産したフルコース食ってたし食霊界に適応出来るのは当たり前なんですが
ムーンがただのぬ?べ?のノヅチみたいな感じでショぼくなりますね
そしてムーンを襲った異変は、前回予想の後者が正解。ムーンの腹の中=裏の世界であり、生きていた首領パッチことネオBがその中で手当たり次第に食い散らかしてる模様
それ故に食霊達はネオBから逃れるように現世に姿を現し、ムーンは失った食糧を補充するために暴食を始めたということですね
これはちょっとムーンへっぽこすぎて残念。「八王最強」という触れ込みなのに、単にデカイだけで腹の中でいいようにやられてるとか・・・
というかこれから料理人達はアナザを調理する為に魂の世界に行かなきゃならないワケですが、ネオBとまともにやり合えるキャラはいるんだろうか
「あれが食霊の門かえ」
「そうじゃ。魂のみが入れる場所・・・中は魂達の食念が充満しておる。魂も腹を空かせておるんじゃよ」
食霊の門を目の前にし「魂も腹を空かせる」という言葉を聞いて神妙な面持ちになる千代婆。息子の魂と再会するお膳立ては完璧です
ていうか千代婆達会場に居たのね。第5試合までに会場に間に合わなかったから千流が5試合目に出たものとばかり思ってましたが
十貝5人衆の中でもリーダー格であるアサルディーを相手に、まだ未熟な千流をぶつけるというのは判断としてどうなんだ
>千流を勝負に出したってことは千代婆は出さなかったんですかね。後輩たちに任せたってことなのかしら
「まるで私達を求める声が聴こえるようだ・・・料理人としての使命感なのか。あの中にはどうしても行かねばならんな・・・
だがその前に・・・今通ってきた裏の世界のこともそうだが・・・訊ねたいことが山ほどある」
「そうじゃろうな。この国で行われていることを・・・そしてワシらの目的を全て話そう・・・」
>眠ってる一龍、髪が黒くなってるし心なしか若返った感じですね。あと股間のカケアミがフツーにギャランドゥに見えるw
ついに重い口を開くジジによって語られるブルーグリルの真実の姿と、その目的
料理対決の流れでもツッコミましたが、地球の終わりまであと一ヶ月しかない状態で何をまどろっこしい事をやってるのか。最初からキチンと説明しておけよと言いたい
どうやら一龍の遺体は既にここブルーグリルに運び込まれ、再生までされている模様
黒髪になっていることから見ても、ドンが惚れたという最盛期の頃の肉体に復元されてあとは魂が戻ればOKという状態みたいです
「復活の時を静かに待つ地上最強の男の肉体」って刃牙道を彷彿とさせるな・・・光ちゃんの姉ちゃん呼んでこい!
ラスト。シェルマウンテン駅に降り立った小松を出迎えたのは、ミステリアスな雰囲気をまとう見知らぬ謎の女性・・・ではなく
どう見てもフローゼのグルメ細胞の悪魔
>小松が出会った、仮面付きの御方…これはフローゼ…いや、フローゼの悪魔かな?
小松の無双の理由がフローゼの縁者だったからとすると、納得。つか、小松の過去も碌に説明がないですよね。
>小松が会ったのってフローゼですよね?体は悪魔に乗っ取られて生きてるけど精神はこっちに来てたって感じなんだろうか
>フローゼの食霊がメーテルに見えた
これまで屋敷の考察ではこのグルメ細胞の悪魔がフローゼ亡き後、小松に憑いているものとしてきましたが
その悪魔がこうして小松と相対するカタチで目の前に現れたということは真相は違うのか?小松大明神のチートの謎に言及する時がついにやってきたのか?
これまで積み上げられてきた多くの謎が一気に解き明かされそうな次号へ続く
345話
「ようこそ小松くん。待っていたわ」
「え?あれ?今の人は・・・誰だったんだろう・・・
どこかで聞いたことがあるような懐かしい声だった・・・」
冒頭。小松に向かってフレンドリーに話しかけてきたフローゼのグルメ細胞でしたが、返事をしようとしたその瞬間に消滅
周囲は仮面の料理人達が忙しそうに行き交う普通の駅のホームに戻ってしまう。残念ながら小松の正体判明はもう少し先になりそうです
小松は後ろ髪を引かれながも、監視官の男とおっさんの案内で労働者として潜入。途中おっさんからこのプロジェクトの恐ろしいシステムを聞かされます
まず強制収容された住人は、体に異常がある者と心に異常がある者に選別
精神に異常(その他根っからのボンクラや怠け者なども含む)があるものは優秀な魂と入れ替えられ、料理人としてプロジェクトに参加する
腕によっては街で店を出すことも許され、十貝五人衆などがこの代表にあたる
彼等は何十回と蘇ることで料理人としての経験を積み、本人達は何千年と生きているような感覚を持っているが勿論中身はとうの昔に死んだ魂である
そして選別で体に異常があった者
彼等は生きたまま肥料としてフルコースの旨みにされる
つまり殺される
いきなりこのギャップ!もう少し段階を踏めよとツッコミたくなる極端なシステム
味覚障害を持つチャコはまさしく「肥料」にされる寸前のところを母親に助けてもらったというワケです
ちなみに母に助けられたチャコは料理人の仮面を被って厨房エリアに回されることで当面の危機を回避しましたが、
その母親が過労で倒れるという不穏な展開に。ここからどんな展開がこの母子を待ち受けているのか
>チャコ母は身体に問題があったので元の身体は肥料にされて
料理人として腕があったので魂は精神がダメな人と入れ替えられたということですかね
で、ブルーグリルでやってることって大体ブルーニトロがやってたことのまんまですよね、復活対象がネオか一龍かの差で
ブルーニトロが鍋で仕込んでた食材も、
八王のせいでオリジナルがなかなか手に入らなくなったから自分たちのアジトで再生して作ったものでしょう
「すごい!エアの実だ!こんなにたくさん!実物よりはかなり小さいけど!」
「ん?お前エアを見たことがあるのか?
エアは魂の再生屋”閻魔大王イカ”様が長年かけて再生に成功した食材
他のフルコースに比べ調理時間は短い方だが、それでも数年はかかる特殊調理食材だ
お前などが簡単に料理などできぬ」
「そういうことなんですね・・・フルコースの調理には時間がかかる・・・何十年も何百年も・・・
だから僕ら人間は何度も魂を蘇らせなきゃ食べるどころか料理完成を見届けることさえできない
終わりの見えない労働もその調理のため・・・」
一方、料理人としてエアの厨房に配属された小松は監視官の説明を受けて初めて、このブルーグリルの恐るべきシステムの成り立ちを理解します
何十年どころか何万年という調理期間を要するアカシアのフルコース
それを成し遂げる為に、必要に駆られて生まれたシステムだったのである
ちなみに「魂の再生屋」閻魔大王イカというのは先週出てたイカ娘メイルの父
おそらく一龍の遺体を最盛期に復元したのもこの人物(イカ物?)でしょう
「そういうことだ。その為に手練を一人でも多く増やさねばならん・・・
ちなみにこのエアの調理法はまず中の空気を少しずつ抜きながら実を冷却して・・・」
「そうじゃありませんよ。エアの本当の調理法はそうじゃないんです
僕が・・・僕が終わらせますよ。このプロジェクトを!」
「まず「裏の世界」と「魂の世界」というのは同一ととらえていいのでしょうか?」
「うむ時間の流れが大きく違うが意味はほぼ同じじゃ
広いカテゴリーで言うとキャンピングモンスターのセーフゾーンも同じじゃよ
「魂の世界」とはセーフゾーンの最も深い空間のこと
アナザが地球上で初めて辿り着いた究極のセーフゾーンと言えるな」
こちらは料理人サイド。前回の「全てを明かそう」というジジの言葉から、まずはブルーグリルの目的を語るものと思っていましたが
それより先に魂の世界の概念についての説明がきました。まぁこの設定の公式定義は早く知りたかったのでとりあえずOKかな
やはり裏の世界とセーフゾーンは基本的に同じものであり、
その深度によって呼び名が変わると覚えてれば間違いではなさそうです
「アナザはアカシアのフルコースの中でもトップクラスの旨みを持つ魚じゃ
そのアナザを狙ってエリア6には世界中から捕食者が押し寄せてくる。その頂点が鯨王ムーン
ムーンはありとあらゆる物体を飲み込む悪魔。ムーンの超重力は光さえも飲み込み逃さない
その昔アナザはムーンから逃れるため
ついに光の速度を超えたという
アナザが光速を超えた場所は時空がゆがみ、誰にも認識できない特殊な空間となった
それこそが裏の世界への入り口じゃ
その中はまるで時間が止まっているかのような世界
裏の世界にいる間は時間の進みが遅い分まるで自分がワープしたかのような感覚に陥る」
お、おう・・・なんだかよくわからんが・・・なんだかよくわからんがわかったぜ!
というかマジでこの説明・・・俺らのような大人の読者が読む分にはこれでいいですが、トリコのメイン読者層である小学生には難しすぎるのでは
トリコが第二部に入ってから人気が急落した理由も、展開のアレさ加減だけでなくこのへんの設定の複雑化も原因な気がしますね
「ワープキッチン」や、ブルースタジアムからここ常しえの厨房まで瞬時に移動した「ワープロード」などはそれを人為的に作り出した空間であり、
人工物であるが故に時空の歪みは弱く、生身でも通ることが可能
時間の流れもゆっくりではありますが確実に時を刻む世界であるのに対し、
「魂の世界」はタイム0と呼ばれる時の流れがほぼ存在しない世界であり
ここだけは肉体を捨て意識のみにならないと到達できない世界。その世界への入り口が食霊の門であり、かつてアナザが光速を超えた場所だという
ここから先は実物を見せながら説明しよう、と常しえの厨房へと連れていかれる料理人達
まさにそこはブルーニトロが調理を行っていた最果ての厨房と瓜二つの光景
「なんて大掛かりな料理だ・・・これがアカシアのフルコースの調理場!」
「そう・・・ちなみにブルーニトロが大昔からやっとる事とほぼ同じじゃよ」
「まずはあそこが第一調理場。アカシアのサラダ「エア」を・・・ん?なんだ?」
アサルディーがエアの調理場を紹介しようとした瞬間、その建屋から凄まじい勢いで爆風が吹き上がった
言わずもがな。やったのはこの男である
「これが120%の旨みです!
本当のエアの調理・・・完了ですよーっ!!」
>なんや、さいしょからエリア6目指しとけ
>小松「ボクが終わらせます」 数百万年に続く凡人の涙ぐましい努力が!
>今週のトリコ、手間暇かけてこそ美味しいと信じて疑わない老練な料理人が「こっちのほうが早く出来て美味しいですよ」(チン☆)
ってぽっと出の若造に言われてしかもそっちの方がかなり美味しかったみたいな切なさを感じます
>ここで散々叩かれてる小松無双展開、実は嫌いじゃないとか言ったら怒られるかな… まあ「ハハハ」って言いながら見てるんだけど
>「さぁみんな集まってー!スーパー小松劇場はっじまっるよー!」とでも言うような引きにげっそりしたでござる…
いろんな意味でさっさと諦めた方が楽になれるのは分かってるんですけどね
>ラストの煽り分で「これが小松だ!!」・・・うん、もう慣れてるから
>既に分かっていたことですが、【悲報】メルク、正妻戦争に敗北。ののちゃんが小松を見つけたときのあの笑顔よ
>この小松無双はなんか不快ですね……難易度に苦しみながらも頑張って進めてたゲームを、
「そんなんで止まってんの?俺が進めといてやるよ!」と勝手にラスボス手前まで進められたような…
いやそりゃ沢山の犠牲者だしてチンタラ料理するよかマシなんでしょうけど
ブルーグリルの闇の歴史を破壊する者!その名は小松!
小松無双が好きじゃないという感想が多く届いてますが、はんぺら的に今回の展開は胸がすく感じで読んでで気持ちよかったですね
どうも今までの小松無双は薬膳団子然り、エアの調理然りでレビュー内でも物議を呼んだように
「こいつにとっては人命よりも料理優先か。キチガイじみてる」と思ってしまうような言動のせいで、展開自体にケチがついてしまう傾向がありましたが
今回の小松無双はブルーグリルが何万年と続けてきた負の業を断ち切る為の無双ですからね
初めてケチがつかないというか正真正銘小松のチートが大勢の人間を救うレアケースなのでカタルシスがあるかと
あとはんぺら個人的にツボだったのはハシラの「これが小松だ・・・!」というアオリ
「これが小松だ!」じゃなくて「これが小松だ・・・!」ってのがなんかじわじわくる
担当編集も内心では「はいはい小松小松」みたいに思ってるんだろうか。前述した通りはんぺらは今回に関しては痛快で気持よく読めたけどなぁ
デウス・エクス・マキナ全てを終わらせる者の合流で一気にフルコーズ全種攻略なるか?
裏の世界にいるネオBをどうすんのかだけ気になる次号へ続く!
346話
「では小松くんは合格として・・・あとは誰を魂の世界に連れて行こうかの?
料理対決は2対2のイーブン。アサルディーと千流の決着はついとらんが似たような実力と見ていいじゃろう」
「いや・・・もともとワープキッチンが使え食霊からのアドバイスが聞ける我々に有利な勝負だった
料理の腕は・・・悔しいが彼等のほうが断然だったよ」
「最初から旨い食材」「永遠にある時間」・・・それらにかまけて
いつしか食への感謝と味を探求する精神を忘れとったのかもしれんな。それがワシらの敗因かの」
「しかも彼等はベストメンバーではなかったわ。後からきた千代というシェフは明らかに頭ひとつ抜け出てたし
彼等が終始待望していた小松シェフもいなかったしね」
「では全員連れて行くとするかのう。料理人は一人でも多いほうが良い。ただそうなると問題があるのう
金の調理器具が足りんな。全然」
>功労者はユダとののでしたか。ユダの実食部分とか、ピクニックボンバーとわぶとらの油対決とかやっぱり見たかった…
>永遠の倦怠を穿たれた十買チームの静かなる反省会はアニメで見たい。BGMなしで淡々と食器の音が響いてる感じで
コンドル、素顔正面から見るとスクライドのクーガーっぽいな、なんとなくw
冒頭。小松の調理したエアの旨さに、自分達が格下であることを自覚する十貝五人衆
料理対決自体は考察していた通り2対2だったようですが、圧倒的なアドバンテージがあってこの内容では認めざるを得ないところでしょう
ちなみに人間側の黒星2つは次鋒戦でピクニックボンバーと戦ったわぶとらと、中堅戦でメイ爺と戦ったダマラスカイ。否応無しにののの才覚が光輝きます
あと以前朋友コメントでもありましたが、カキノキッシュの素顔めっちゃ美人ね
かくしてアナザを調理しに魂の世界へ向かう料理人選抜は「全員」ということになった次第ですが、ここにきて「金の調理器具が足りない」などと今更抜かすジジ
なんでこんな段取り悪いんだこのジジイ
これまでも「地球が終わるまであと一ヶ月しかないのになんでこんな無駄な争いを挟むのか。ジジが仲介して最初から全員協力しろよ」という
切迫している現状をまるで無視した呑気な展開に突っ込み続けてきたはんぺらですが、今回も大概です
そもそも金の調理器具に関してはNEOのアジトにあるのを鉄平が回収しようともしてるという、
ブルーグリルパートとはまったく関係ない別サイドでの描写もあるせいで、読者の認識がとっ散らかっててスッキリ頭に入ってきません
場面はあちこちに飛ぶのにどのパートも全部中途半端のままという状況の弊害ですね。ワケわからん
さてそんなワケで「君達の力は十分にわかった。フルコース完成のためにその力を貸してほしい」と頭を下げてきたブルーグリルサイド
しかし小松からこの国が行っているプロジェクトの実態を聞かされた仲間達は騒然。特にマッチなどは、素直に協力することに反対の様子
「フルコースの調理にスラムの住人の命が犠牲になってるってのは本当か?」
「本当だ・・・それがレシピだからな。GODの」
既に最果ての厨房と常しえの厨房の描写でわかっていた事ではありますが「血の凍るレシピ」こそがGODのレシピだった
GOD自体が料理人の命をも吸い取ってしまうほど強力な食材の為、調理の際にはGODに与え続ける「肥料」が必要になるとのこと
故に太古の昔からブルーニトロは四獣を使い、GODが現れる周期で大量の人間達をさらっていたのだという。なるほど四獣の設定も上手く繋げたか
そんなブルーニトロが長年フルコースを作り続けてきたのはアカシアの中のネオを見つけ出し、復活させるという彼等の数億年かけた宿願の為でしたが、
ではブルーグリルは何が目的なのか。それは住民の命を犠牲にするに値するのか?
かつてはドン・スライムを復活させる為だったそうですが、「今は違う」とのこと。なんとも灰色の答えです
普通に考えて「今は一龍を生き返らせることに変わった」って事でしょうか。でも自分の為に罪のない人間が犠牲になることは一龍は決して望まないでしょうね
と、ここまで説明が済んだ時点での疑問は「これがGODのレシピである以上、人間を犠牲にするのは避けられないのか?」という点。答えはNO!
ここまで小松がエアとペアのレシピを覆してきたように、GODにもかつて「例外のレシピ」が存在した
それを成し得たのが誰あろうフローゼ
彼女は一切の犠牲を払うことなくGODの調理に成功したという
「なんだよ可能なんじゃねーかそれなら小松がちょちょいのちょいだな」
とトリコ読者なら軽く考えそうな展開ですが、なかなかそう簡単な話ではないようで
つまりフローゼが死に瀕した理由は肥料を用いずにGODを調理した結果であり
料理人の命を保障するならば、やはり「肥料」は必要なのだという。と、ここで勇敢にも名乗りでたのは珍師範とマッチだった
「食没は使えるかの?食糧の補充さえできればワシが数百人分の肥料代わりになれるぞい」
「俺は料理の技術もねェし、八王を相手にできる強さもねェ・・・
それでもこの命が役に立つなら肥料にでもなんでもなってやるよ」
>【悲報】マッチ使い捨ての電池扱い
うーん・・・確かに実際料理もできないし戦闘力も中途半端なので仕方ないんですが。ただの電池にされたマッチの扱いよ
珍師範は食没が使えるから適任ですが、マッチはそういうのさえないから本当に味噌っかす感が酷いのがなんとも・・・お前何しに来たんだよっていう・・・
「じゃがフルコースは全て調理せねばならん。実は真に厄介なのはGODではないんじゃ」
GODのほうはなんとかなりそうという事でこっからが本題。フルコースの中でも調理の難易度最高はブッチギリでアナザだという
ジョアがワープキッチンの解説の中でも触れていましたが、その調理にかかる時間は実に60万年!
その為に時間の進みがほぼ0である「魂の世界」を使うワケですが
「何万年と使い続けることができる鍋や包丁は存在せん
どんな素晴らしい道具も時間が経てば摩耗し変形してしまう
ましてや魂の世界になど持っていくこともできん。そこで唯一使える道具が金の調理器具なんじゃ」
なんか最初は「霊食を捌くことができる唯一の調理器具」とかいう説明だったハズですが、まぁこっちのほうが理屈立ってて納得できますね
金の調理器具とはつまり「永遠の時間の中でも朽ちることのない」調理器具
これなくしてアナザを捌くことは不可能であり、その為にこれから足りない分の調理器具を素材から集めるという。そしてその素材というのが・・・
包丁の素材は鮫王「電撃鮫」の歯
鍋の素材が亀王「パンドラ」の岩石
まないたは瑚王「サンゴーレム」の胴体
フライパンが鱗王「アトランティス」のウロコ
おたまは蛸王「ヤマタコオロチ」の足
エプロンが海王「オーシャン」の皮膚
そしてフライ返しがここ貝王「ジャイアントシェル」の鉱物
なんと金の調理器具の素材は、それぞれ七獣の一部。「素材集めに一狩り行こうぜ!」とモンハン開始です
>やはりジャイアントシェルは七獣の一角だったか。それはそうと海王「オーシャン」がなんか可愛い
>金の道具以外は摩耗してしまう→服も摩耗する→エプロン必要→裸エプロン!
というか朋友の裸エプロンコメントはネタじゃなくマジでこうなるのでは・・・普通の衣服なんか60万年も保つわけないしな。ちょっと期待してしまう
ちなみに七獣はかつてアナザが隠れ蓑として共生していた猛獣であり、そのおかげでムーンにも飲み込まれない究極のセーフゾーンを備えているのだという
そんな強獣から素材を採ってくるのは一筋縄ではいかないミッションですが、どのようにして・・・って
「俺達に行かせてくれ。俺達も丁度7人だ!」
まさかのオルレアン騎士団しかも1人1匹担当!なんだこの無理ゲー臭
マッチがただの電池になったり、愛丸以外はモブも同然のこいつらが捕獲レベル4000超の強獣にソロ狩りに行ったり、なんかもうキャラの使い方が大味というかなんというか・・・
まともに感じるのは栗坊が鍋を作り、メルクが包丁を研ぐという部分だけで、それ以外の人材配置と展開にはやはり打ち切り感を感じます
>ここにきて素材クエスト。アカシアのフルコースという極上のマクガフィンがテキトーに処理されて、
ポッと出の金の調理器が話の焦点になってるのは正直気に入りませんが、伝説の厨具を集めろ!って『中華一番!』っぽいノリは燃えるな
料理人は調理器、グルメ屋は食材をそろえてきて合流してババーン!みたいな展開が理想でしたね・・・あの給食の寸胴鍋シーンが全部悪いんや・・
>今週のトリコはこれまでの色々な設定を繋げてきた印象。…でもそれはともかくグルメ騎士にスポットが当たりそうなのが嬉しい
>なんとかグルメ騎士の出番にしたとしか思えない…。情報知ってるならブルーグリル側の奴が行った方が絶対いい気がするのだが…
>グルメナイトが7獣何とかするってのは突っ込み所がめっちゃ多くなりそうな展開
一応、こいつらもエアとペアを食べているので実力はレベルアップしてるでしょうが 実質ぽっと出のキャラが何とかすると言っても正直納得しにくい
エア編では旨い物を食べれば誰でもインフレについて行けると便利に思いましたが
逆に言えば旨い物さえ食べれば主人公が醜態晒して死にかけて 負けたり修行したりして手に入れた力にあっさり並んでしまう
理解できても納得はし難い諸刃の剣のようにも感じます
一応、トリコ達の「分け合う精神」があってこそ旨い物を共有し皆が強くなり 問題を解決できるようになったという展開でもあるのですが
考察すれば面白いですがパッと見の面白さは微妙だと思います 長文失礼しました
>あ゛〜!キャラが無駄に多い!コマ内がゴチャゴチャしすぎてこち亀の全員集合回とか『ウォーリーをさがせ!』みたいになってるぞ・・・
しかも戦力外の連中はまるっと電池扱いとかマジひでえ。元気玉とかミナデインはポジティブな感じだからまだいいけど、
こっちは明確に『犠牲』前提で覚悟を強いるもんだから印象も良くないわぁ・・
>トリコは数字付きのワゴンセールもいいところ。どうせ小松が一人で片付けるんだからこういうのはもういらないでしょうに
>打ち切りが決まった漫画が残された時間でやりたいことを詰め込んでそぎ落としてとやっていくと、ぐぐっと面白くなって勿体ないなと思うようになる
そんな感じの現象ってあると思うんですけど、最近のトリコ読んでるとその信念が揺らぐのを感じます
なんでこんなに読みにくいんこの漫画?
はんぺら何週間か前の拍手レスで、
「今のトリコは本来もっと時間をかけてやるハズだった展開を圧縮して放出してる状態だから、
毎週がハイライトみたいですこぶる面白いよ」
という趣旨の返答を返しましたが、ここ3週くらいの内容で言えばコメント最後の朋友の同じ感想ですね
三虎VSジョア、封印を解いた次郎、八王VSネオの分身といったあたりはそのシーンが既に「面白い状況」であり、それを迫力満点の大ゴマで描くことで「魅せる」内容になってましたが
ブルーグリル編は膨大な設定と情報量を圧縮して放出しているが故に、毎週説明的な長台詞ばかりで絵で魅せられない状態
はんぺらブルーグリル編に戻った時に「しまぶーが何週でまとめるかに注目」と言いましたが、まさにこの状況になる事を危惧してたワケですよ
ぶっちゃけ読者としては一刻も早くアナザ調理に入ってもらいたいのに、調理器具の素材集めからとかテンポ悪すぎて正直ゲンナリです
まぁ小松以外のメンバー全員にスポットを当ててあげたいというしまぶーの親心は理解できますけどね。実際ユダの過去エピソードなんかは最高だったし
ただそれならマッチの扱いをもうちょっとなんとかして欲しかったよね・・・マジで・・・
ラストは閻魔大王イカとドンスライムが「もうすぐネオが復活しそうだから急げ」とか真剣な面持ちで言って緊張感を煽るような引きでしたが、
読者としてはもう既に先の時間軸でわかっている事実なワケで、別に緊張感も何もないという
今やってる事が全て過去の事という構成上仕方ないとはいえ、読んでいてつまらないのは間違いないですね。早くアナザ編終わってほしい次号へ続く
347話
「え!?チャコのお母さん?」
「はい。身体は別人ですが・・・半年前私は強制収容されそのまま肥料として命を奪われました
それでも魂の世界でなんとか料理の腕を認められ、つい最近この身体で蘇ることを許されたのです
街でチャコと一緒にいたのはあなたですよね?あなたからはチャコの匂いがします。懐かしい家の匂いも
いきなり会って恐縮ですが折り入ってお願いがあります・・・・時間がありません
私の記憶にまだ生前の・・・チャコの記憶が残っているうちに・・・!」
冒頭。いきなり接触してきたチャコの母親になにやら頼みごとをされる小松
それにしても「私の身体は半年前肥料にされて殺されましたが」って自己紹介が重すぎる
またお母さんと一緒に暮らすことを願っているチャコにはとてもじゃないけど聞かせられません。このへんの設定は明らかにジャンプ向けの内容じゃないよね・・・
ていうか別人の肉体で生き返った魂はしばらくすると前世の記憶を失ってしまうような事を言ってますが、十貝五人衆は例外なのか?
彼等は幾度となく他人の肉体で蘇り続けながらも、その記憶を何万年分と蓄積してきたという設定なのに。これに関してあとで補足説明はあるんじゃろか
それはともかくお母さんは小松に何を頼んだのか。おそらく「自分が肥料になって殺されてしまった」などという真実はチャコには知られたくないはずなので
「お母さんは他のエリアに行っていてブルーグリルにはしばらく帰ってこれないんだ」とか嘘を教えてくれと頼んだってあたりですかね。悲しいのう
というワケで金の調理器具の素材集めに一狩り出かけるオルレアン騎士団
ドンが手なづけたという七獣の切れっ端モンスターに乗ってそれぞれのターゲットへと向かってから三日目のこと
>ゆる七獣からは材料取れないのですか?
作業はただ素材を力いっぱい引っこ抜き続けるだけ。かかる時間はまる6日ほど
という説明しか受けていなかったメンバーが「今日で半分か。あと3日でグルメ棋士達が戻ってくるな」などと呑気に話していたところに
セーフティゾーンの理屈を完全に解析し終えたプキンさんが、血相を変えて調理場に駆け込んできました
「作業時間トータル6日間っていうのは地上での時間の事なの!七獣は全てが裏の世界!このジャイアンとシェルもそう!
時間の流れが違うのよ!ちなみに私達がいるこの国は地上の1/60のスピードで時間が流れてるわ」
「ほっほっほその通りじゃ。よくわかったのう。地上で6日だとこの国では360日じゃな」
「360日!?金の素材を引っこ抜くのに1年かかるってこと!?」
「違うわ。それはこのジャイアントシェルでの話・・・・他の七獣の時間の流れは・・・
その10倍よ」
>愛丸が「なにこれ話違うじゃん」みたいな顔してて笑う
>愛丸の表情は「この状態でどうやって飯を食おうか」と考えて、思わず笑ってしまったに違いない
衝撃の種明かし。グルメ騎士に与えられた素材集め任務の実態は、簡単で単純なものではなく
「10年間素材を全力で引っ張り続ける」という想像を絶する内容だった
「なぜそんな重要なことを事前に教えなかったんですか!」と一斉に詰め寄るメンバーに対し、ほっほっほと笑いながらこう答えるジジ
「ちと彼等の覚悟が見たくてのう
わしらがやっとる調理はいつ終わるともわからない、気が遠くなるどころではない途方もない作業
ゴールを教えないことでその覚悟が試せると思ったんじゃ」
自分達が従事しているのはゴールが見えない途方もない作業。それ故に彼等にもその覚悟があるかどうかを確かめたかったのだという。へーなるほど
>「覚悟が見たくて」じゃねーよ 失敗したら世界ヤバいときに包み隠すなよ
>覚悟を試すならむしろ年数の説明はしろよジジ
説明もなしに時間の流れが違うとこに放り込んだら「これなんか違わね?」って一回確認に帰ってきてもおかしくない
>はんぺらさんも何度か突っ込んでますがジジの段取りの悪さは本当に読んでて腹立ますね
「覚悟を試したかったので大事な事は伝えなかった」って、地球に残された時間があと一ヶ月しかない時にやって許される事ですか?
自分がグルメ騎士なら、6日間経った時点で材料が抜けなかったら「なんか話が違う」って一旦ブルーグリルに帰りますよ
>ジジシェフは本当に味方なんでしょうか?
覚悟を見たいのは分かったけどもう覚悟云々よりもきちんと知っていることをすべて教えて成功率を上げるべき段階なのでは
あと先週から思ってたけど人間を肥料にする「背筋が凍るレシピ」の考案者なのに特に誰も責めてないのどうなの?
難色を示したのマッチさんだけじゃん
まさかトリコレビューで再びこの画像を使うことになろうとは
堪忍袋の緒も切れるジジの段取りの悪さ。ペア編のトリコの言動や偽カカの説明不足を彷彿とさせるイライラ加減です
【これまで劇中でジジがやらかしたクソ段取りのまとめ】
@アカシアのフルコース同時攻略の為に、四天王と料理人達を5チームに分ける
しかし実際はブルーグリルにフルコース全て揃っている
何の為にチームを分けたのか意味不明。まぁネオに喰われる前にトリコ達が抑えるという展開になれば意味はあるワケですが、少なくともあの時点では・・・
A魂の世界に行く資格があるかを証明する為の、十貝五人衆との料理対決
ジジが最初から実力を保証すればしなくても済んだ事
「全員ワシのお墨付きじゃ。特にここにはいないが小松くんという料理人はすごいぞ。既にエアとペアを調理済みじゃ」
とでも言えば問答無用でスピード解決だったものを。なんの為の顔利きなのかと
こんなに融通利かせてくれないなら居ても居なくてもたいして変わんないだろコイツ
これがタイムリミットがないなら別にいいんですよ。でもあと一ヶ月で地球が終わるって時にやることじゃないでしょ。頭おかしいですよカテジナさん!
しかも「連れて行く腕利きの料理人は一人でもいい」と言ってる以上、料理対決の結果がどうあれ料理人を全員連れていくのは予定調和だったみたいですし
Bそのくせ肝心要である金の調理器具は全然数が足りてないというザマ
このジジイはいったい何がしたいのか
たしかに金の素材調達法は大変過酷なものですが、とりわけ高い戦闘力が必要というわけでもなし
いつ終わるともしれない途方もない作業に従事する労働力がたんまり居るんだから、調理器具の素材集めくらい平時から料理と並行してやってろよと
艦これで例えたらイベント前なのに資源だけ貯めてバケツを全然準備してなかったみたいなもんです
Cこの期に及んで「覚悟が見たかった」というしょうもない理由で重要な事を伝えない
結論:世界が滅んだら全部コイツのせい
「毎週がダイジェストみたいで面白い」と絶賛していた数週前の面白さが嘘のようにつまらない展開が続くブルーグリル編ではありますが
そのヘイトの矛先をコイツに向けることで少しは読者のフラストレーションも軽減するのではないでしょうか。なんというスケープゴート・・・しまぶー罪すぎる
「一龍や・・・お前の魂は一体どこへ行っちまったんだ・・・体のコピーはだいたいできた・・・戻ってこい・・・さぁ・・・
もう一度・・・一緒に食事がしたいんだ・・・」
ラスト。一龍の肉体の前で悲しそうに呟くドン。この若々しい一龍の肉体は閻魔大王イカが遺体を復元させたものだとばかり思っていましたが、
ドンの台詞を見る限りドンが自らのグルメ細胞で生前の一龍の肉体を模造したみたいです
しかし閻魔大王イカ曰くなぜか一龍の魂がどこにも見当たらないそうで、蘇らせることができないとの事
スラムのおっさんの中身が一龍じゃないかという朋友の予想にワンチャンありそうな気がしてきますが
でもおっさん小松の名前普通に聞いてたからそれはないかな・・・おっさんが何故か小松の名前しってたとかならあり得たかも
【今は亡きかつての半身を捜す悲しき幽霊】という寂しげな煽りが打たれて引き。ドンと一龍の回想がきそうな次号へ続く!
348話
「すまない・・・遅くなった・・・」
冒頭。10年間全力で素材を引っこ抜き続けるという想像を絶する任務を終えて帰還したグルメ騎士達
三日三晩連続でオナニーし続けたみたいに憔悴しきっています
ちなみに10年間というのはあくまで彼等の体感時間である為、実際10年分歳を取ったりはしていませんが精神的な披露から老け込みはそれに相当するでしょう
「むう・・・長期間の断食以外にも過酷な修行の多いグルメ騎士がここまで疲弊しきるとは・・・
実際地上では6日間しか経っていないとはいえ・・・これが体感10年のダメージ・・・・いや
彼等は作業が10年で終わると知らなかった。いつ終わるかわからないという精神的苦痛は想像を絶するだろう
我々がこれから行うアナザの調理は10年どころではない・・・エプロンを締め直さねば」
10年でもこうなるのに、60万年の調理はどうなってしまうのか
これから自分達が行う調理がどれだけ途方もないチャレンジであるかを再認識するユダ。なんだか時間旅行を扱ったSF作品みたいになってきました
かくして鍋とフライパンとまな板は栗坊が、包丁とおたまとフライ返しはメルクが、そしてエプロンはプキンさんがそれぞれ担当して調理器具を制作することに
「なんと素手で!?そんな技術があるのか!金のハンマーで叩かなければ素材は1ミリも変形しないぞ」
「黙っといてぐれ。これがオデのやり方なんだべ
しかしなんて硬い素材だべ・・・これは一個造るのに何十年かかるか・・・」
「ワープキッチン!ふふふワシのワープキッチンはアサルディーらより質が高いぞ
人間界最高の鍋職人栗坊の技、存分に発揮してくれい!」
素材を引っこ抜くのに10年かかるなら、それを調理器具に加工するには何十年とかかるのは道理
今や共通の目的を達成するための仲間となった十貝五人衆の協力により、精神の時の部屋に篭って一心不乱に調理器具を作り上げる人間界の職人達
「早くてまったく見えない・・・これが研ぎ師メルクの研ぎ・・・
カッコイイ・・・」
>トリコ、BLだけでなく、百合・・・そういうのも有りなのか
カキノキッシュが危ない世界に目覚めそうです
まぁ既に正妻戦争には敗れた感のあるメルクですから、ここらで百合色の世界に染まってみるのもアリじゃないですかね(無責任発言)
ちなみにこの便利なワープキッチンは肉料理「ニュース」を食べることで発動可能になるそうな
そこらへんの理屈からアサルディーが詳しい設定を解説してくれました。そもそもアカシアの肉料理ニュースには「味がない」という。それはどういう事のか
「どーいうことだ?ニュースは食べ物じゃないのか?」
「そうだな・・・食べ物じゃないと言えばそうかもしれん。だが食べられる者からすれば最高の肉食材だ
例えばこの机や椅子は食材か?」
「違う。厳密に言えば食べられないわけではないが・・・我々は木の成分であるセルロースを分解できん
つまり食材とは言えんな」
「しかしシロアリからすれば食材だな
草食だと思われてるカバも肉を食べる。パンダだって竹以外も食べる。アリクイは蟻以外も食べる雑食だ
我々人間も気づいていないだけで実は・・・
グルメ細胞に食べられないものはない
それに気付かせてくれるのがアナザだ
アナザは新たな味覚を開花させてくれる。グルメ細胞的には「別腹が発動する」って言い方をするがな
極端に言うとその辺の石コロでもおいしく食べられるようになるってことだ
グルメ界には味が認識できん食材やそもそも食えない食材がわんさかあるからな」
>ニュースの効果は人間をガッちゃん以上の雑食に変えるものだと
おそらく青鬼の適合食材も基本人間が食わないようなものなんでしょうね、確かに世界が違う
>栗坊の鍋作りはろくろ廻す感覚で金属加工してるかんじでいいんですかね
しかしアナザを食べないとニュースの味わからないのにそのアナザの調理にはニュースを食べて身につくワープキッチンがほぼ必須ってなんとも
フローゼ様とか単身で料理できる人材なら一人分の金の道具持って食霊の門に入っていけばワープキッチン無しでも不可能ではないんですが
ブルーニトロはともかくブルーグリルでの再生を始めたヤツ(メイルか閻魔大王イカ?)はどこでワープキッチン覚えたのか?
一番可能性が高いのはジジ達が逃げる時ブルーニトロのフルコースをちょろまかしてきたとかですかね
ハチャメチャな理屈ではありますが、同時にものすごい説得力も感じるアナザのメカニズム
朋友がコメントで触れてますが、青鬼の「世界が違う」ってのは多分この「別腹」が開かないと駄目って意味だったんでしょうね。なるほどなー
しまぶーのこういう設定は本当に面白いだけに、今の駆け足展開でやっつけ気味に説明されたのはなんとも勿体無い
本来ならもっと演出を効かせてババーンと明かして、「おおおおおそうだったのか!」って感じのあっと驚くシーンにすることもできたハズなのになぁ
「そういうことじゃ。アナザはグルメ細胞の悪魔その「舌」を復活させる食材
あるいはGODやセンターより重要な食材と言えるやもしれんのう
そして既にアナザ以外の調理は今しがた完了したぞい!」
「なんと・・・本当ですか?GODも!?」
「調理を終えた小松くんはただ・・・「声が聞こえた」とそう言っておったよ
魂の世界に行けばわかるかもしれんな。その声の正体が!
さぁ残すはアナザのみ!金の調理器具の完成ももうすぐじゃ!準備せいよ皆の者!」
>西小松山「できたよ アカシアのフルコース全部!」ジジ「でかした!」
彼岸島みたいになりつつあるなこの漫画
>トリコ詰め込みすぎの端折りすぎでわけがわからなくなってきた
>フルコース再生できているのなら、獲りにいく必要あるのかとか目的と手段がぐちゃぐちゃで読んでて混乱してきました
>完全に小松の中にフローゼの魂がいる。恐らくフェスぐらいから近くにいたんだろうな
ちょくちょく声をかけて小松やトリコを手助けしてたんですね、これなら小松のチート具合もジョアが小松を狙ったのも納得です
恐らく小松の中にはエアやペアのようにフルコースの真の調理法があるのでしょう、恐らくゴッドも
ペアで食霊を見れるようになりブルーグリルで食霊に近くになったからついに出会うことができるようになりましたね
アナザはまさにこれから必要な味、アナザ無くしては他のフルコースの味すら解らないんでしょうか?
あと地味に栗坊の鍋作りが印象に残りました、まさに手延べの鍋
そしてさも当然のようにアナザ以外のフルコースを完成させてる小松大明神
スタンドのように寄り添うフローゼのグルメ細胞の悪魔と魂の世界で対話することで、小松のチートの謎が全て解き明かされることでしょう
それにしても当初はこの作品の最終目的だったGOD。最近は本当に特別感がなくなっちゃってアレですね
むしろ頼まれても食べたくないおぞましいゲテモノ系に成り下がっちゃったワケで
今のトリコが面白くない本質の部分は、やはりストーリー展開云々なんかよりも「旨そうな架空の食材が出てこない」って部分に帰依するんでしょうな
「すばらしい。こんなに質の高い道具は初めて見る。これなら存分に調理できるぞ!」
>今週のトリコ、冥界(食霊達の厨房)に12人の黄金聖闘士が全て集結した!!
ラスト。ついに完成した黄金聖衣。奇しくも料理人の数は全員で12人なのでマジ黄金聖闘士状態です
栗坊、メルク、プキンさんがボロボロになってますが、この人達はグルメ騎士以上の時間をかけて道具をこしらえたんだよな・・・お疲れ様でした
しかしこれから料理人達が挑むのは、調理器具にかかった時間とは桁が違う60万年
本来ならば彼等の終わりの見えない旅路を祈るところですが、既に先の時間軸で「何十年」でアナザを調理し終えたことがわかっているだけになんともはや
ちなみにこの直前、小松はチャコと再会を果たしてますが
「僕が全てを終わらせてくるから。そしたらお母さんとチャコと一緒に食事をしよう」
と声をかけただけで、前回母親から頼まれた「お願い」らしきことは何も言及しませんでした。母親が小松に頼んだ事とは一体何なんでしょうか。うーむ
ドンスライムの案内でいよいよ魂の世界へと足を踏み入れる一行。いざ60万年の短縮へ!という引きで次号へ続く!
ドンと一龍の回想があると思ったらそんな事はなかったぜ!
349話
「ようきたのう。ワシがこの世界を取り仕切る閻魔大王イカや。聞きたいことがあったらなんでも教えたるで
まずは”魂の復活”その方法を説明したるわ」
『今って・・・・この世界に入ったばかりだよね・・・?時間の間隔がわからない・・・
距離や空間も・・・ただひとつわかるのはとてつもない数の食欲がここに集まっているということ
僕が料理人だからだろうか・・・これだけはハッキリわかる・・・』
>閻魔イカ「説明したるわ」
もうしまぶーも割り切っちゃってるな。ナレーションで処理するにせよ、登場人物に語らせるにせよ、とにかく多いんだよ。「説明」……
>地球滅亡の危機なのに覚悟を試したいとか・・・皆を送り込んでからウニラのベッドの事言い出すとか・・・段取り悪いジジには正直え
もう悠長なこと言ってられる状況じゃないですよ、と・・・正直言いたいですね
ついに魂の世界へと足を踏み入れた料理人軍団に、早速面倒な設定に関する説明会を始めてくれる親切な閻魔大王イカ
しかし心ここにあらずといった状態で、説明の内容がまるで頭に入ってこない小松。その理由もこの後解説されます
ちなみに魂の門をくぐった時点で小松達は食欲だけの存在になり、中身空っぽ状態の肉体は食霊に奪われないようジジ達がせっせとウニラのベッドに突っ込んでます
「この世界の食材「霊食」をどんどんさばいてやるがいい。食欲どもはそれを求めている。そうしないと先に進めんぞ
鯨王ムーンの腹はこの世界に繋がっている
ムーンが食べた食材は「霊食」となってこの世界に吐出されてるんだ。食欲達はそれを求めて集まっている
それはグルメ細胞を持たない純粋な人間の魂・・・人間の弱い食欲では形すら留める事はできん
そのうち消えていくじゃろう。仮に残ってもその魂には食に関する記憶しかない
家族の顔も。恋人の声も。忘れてしまうんだ
何百年連れ添った相手のこともな・・・それは私達グルメ細胞の悪魔でも同じだ」
>トリコ、これはまた濃い世界だな、死んで魂と食欲だけがあの世界にこれて、
グルメ細胞の魂=食欲=食霊=悪魔でありそいつらを満足させる食材を食うのがムーンの役割なんでしょうね
「霊食をさばく」というは当初の想像通り、食霊達が欲している食べ物を与えてやるという行為。それによって彼等を満足させ先に進む事が可能になるという
ムーンの腹とこの世界が繋がっているのも予想通り。ムーンが外界で食った食材が、霊食となってこの世界に吐出される
この世界では魂は食以外の記憶を留めておくことはできない
チャコの母親が「私に前世の記憶があるうちに・・・!」と言ったのも、今の小松がまともに思考できない状態なのも、記憶がどんどん抜け落ちていっているからである
そうこう言ってる間にいよいよ記憶がなくなってきた小松。自分が何をしにこの世界にやって来たのかすらも曖昧になってしまいます
朦朧とする意識の中でその意識は広大な宇宙空間へと飛ぶ、何やら夢現の展開
銀河の海を悠然とクルージングする豪華客船の甲板に降り立つと、そこにいたのは豪華なディナーを楽しむたくさんのグルメ細胞の悪魔達
中央のテーブルに見えるのは見慣れたトリコの赤鬼、青鬼と・・・
見慣れぬ”3匹目”の背中
>トリコロールだから赤、青、白・・・大方の予想が当たりそうですね。同時に鬼はもうお腹一杯な感じも・・・
>赤鬼と青鬼ですらまだ十分に読者に強さも正体も見せきってないのに、この上さらに白鬼なんて登場させて大丈夫なんだろうかしまぶー
>トリコに白鬼が登場しましたが、「青鬼の主食」や「鬼の本来の力」が未消化なので素直に歓迎できないというか
まずは赤鬼青鬼を掘り下げろよとしか
>いる!3人(?)いる!しかも白っぽい これは長年提唱されてきたトリコロールカラーの3色の悪魔って事でほぼほぼFAですかね
それにしても羽根を持ったこの姿、どこかで見たような・・・・・コレ怪人ザイパーじゃね?
>白鬼キター!グルメ細胞が2匹いるってだけでも異端なのに3匹目とは
インフレに置いて行かれた赤鬼と八王の呼吸だけで死にかける青鬼も、アカシアのフルコースや世界が違う食べ物により汚名返上ありそうですね
>赤鬼はフルコース、青鬼さん(笑)はアナザ食うことで別腹が発動するとして、三匹目の鬼は何をしたら復活するんだろう
八王全員がトリコの目覚めに反応してたぐらいだから、三匹目はグルメ細胞の王とかかもわからんね
>相変わらずジジさんの段取りが悪くてイライラする。でも久々に我らが青鬼さんが出てきて歓喜
アナザ実食からの別腹活性化で本来の力を取り戻せるか?トリコも覚醒したし、そろそろ鬼諸君にもヘタレを返上してほしい
>某掲示板でトリコの鬼がネタにされてて悲しい…個人的に青鬼はアナザで別腹を開いて適合食材を食べれば八王と戦えるレベルになると思ってます
赤鬼もフルコースが揃って飛び出ることができればそれなりに頭数にはなるかと
>トリコで久々に紅と蒼のグルメ細胞が出てきましたね。二人と同じ食卓についてるのは第三の鬼でしょうか?
トリコが八王と戦える次元となった今、もう紅と蒼には大した期待も出来ないので、
ヘタレ感が拭えない鬼の面目躍如となる最後のチャンスかもしれませんね
>久しぶりの青鬼先生・・・・・アナザを食べてまともに戦えるようになったら、口だけ番長を卒業してくれると思っていいんだよな?
ネオとの戦いで「クソっ!こいつは格がちげえ!」とか言って即引っ込んだりしないよな?
かねてから考察でその存在を確定視していた「白」と思われます
最終的にはこの3匹の力を完全に我が物としたスーパートリコがネオをぶっ飛ばすラストバトルになるんでしょうが、個人的に気になるのはやはり「彼」の立ち位置ですよ
ギネスの顔面を真正面から殴りつけた今のトリコですから、素の状態で既にヘラクレス戦での青鬼並みに強いと思われるワケで
まだ見せ場らしい見せ場が残っているのか心配になるポンコツ青兄さん!お前だよ!
「別腹」の設定があるのであれが本来の力じゃないのは理解してますが、でもはんぺら的にはもう変に強引なフォローを入れて微妙な空気になるよりも
最後のコメントのように最後までポンコツとして読者を笑わせてくれるポジションに収まってくれる事を期待してしまう
「お待ちしていましたよ小松さん」
『この方は・・・誰だったっけ・・・?』
「駄目だ!食霊の数が多すぎる・・・霊食をさばくのが追いつかん!これ以上は進めない!」
『僕はなんでここにいるんだろう・・・』
小松が来るのを待っていた本物のカカ、食霊の大群に苦戦するダマラスカイ、
息子の魂と再会して涙する千代婆、不気味な胎動を響かせるネオの巨体・・・
これははたして現実なのか、それとも幻なのか。次々とめまぐるしく視界に入ってくる周囲の状況に、しかし何を思うでもなく無感動な小松
>千代婆は息子だけじゃなくワゴンさんの魂にも会って謝らないと駄目だよね・・・
だがその時、まるでそんな小松を見かねたかのようにテーブルの赤鬼が語りかけてきた
「みんなで食事をするためだ。それがゴールだ・・・それを叶える為にここに来たんだろ?
なぁ小松」
そう言って振り向いた赤鬼の顔がトリコと重なった瞬間
それまで霧がかかっていた小松の意識が一瞬で覚醒、涙が止め処なく溢れ出した
「トリコさん!トリコさん!そうだ僕は・・・アナザを調理するんだ!そしてみんなを!
おいで食欲達!僕が全員満腹にしてあげる!」
『コイツは・・・げなっ!?」
ホモパワーマジ万能。トリコの顔を見ただけで全てを思い出した小松、涙を拭うと恐ろしげな姿をした食欲達に向かって満面の笑顔を向ける
小松のただならぬ器の大きさに感心した様子のドンだったが、その直後目の前に展開した光景に思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。それは・・・・
どこからともなく現れた何匹ものアナザ!
本来ならばまずアナザを捕獲するだけでも数万年くらいかかるんでしょうが、まずはいきなりその時間をカット。我等の小松大明神のチートが唸りを上げます
いよいよアナザ調理開始!60万年の所要時間はどれだけ短縮できるのか?ってところで次号へ続く!
>今週、食霊の門くぐった料理人たちがが船の上とかドンの近くとか、さりげなくいろんな所にワープしまくってましたね
霊の世界だから可能な事でしょうが、これには流石しまぶーたと思いました
というのも、光速で任意に動く存在ですら人間には捕獲する事など不可能ですが、
光速を超えて泳ぐ魚など、人間の力ではどのような手段を使っても捕獲する事は不可能だからです
しかし、霊ならつかまえられます。なぜなら質量を持たないがため、質量を持つ物質が理論上到達できる最高速である光速をも突破できるからです
つまり瞬間移動できるという事です。この力があればアナザを捕獲できる!! と思った矢先にいきなり向こうからアナザがやってきたのには笑いましたが
350話
「バカな・・・まさかあれはアナザの成魚!?
アナザは光の速度を超える際、凄まじいスピードで何度も脱皮を繰り返す
脱皮した数千の皮は旨味を保ちそのまま泳ぎ続け、その中の一匹は次のアナザに成長する
我々が捕らえて調理していたのはその稚魚だ
これだけ巨大なサイズのアナザは・・・間違いない魂の世界に逃げ込んだ成魚!
初めて見たな・・・しかしなぜこれだけの数の成魚が急に・・・・」
「引き寄せられたのでしょう・・・食材が自ら選んだのです。料理人を!」
突如として現れたアナザに驚きを隠せない様子のアサルディー
臆病なアナザが自分から姿を現したこともそうだが、彼等が今まで調理していたのは稚魚なのに突然今まで見たこともない何匹もの成魚が現れたのだから無理はない
そんな不可思議現象を「アナザが自らを調理してくれる料理人を選んだのです!」と解説しながら登場するカカ
>今回のトリコ見て藤子Aのミノタウルスの皿思い出したわ。既に収穫された食材が小松に調理して欲しいってのまだ分かるけどさ、
どこの世界に私を食べて!って寄ってくる生き物がいるんだよ。小松は神かなんかなのか?
>アナザが調理されるためやってくるって展開は色々な意見が出そうですね。私はロイコクロリディウムというカタツムリの寄生虫を思い出しました
ロイコクロリディウムは自らが鳥に食われるためにカタツムリを乗っ取り操ったりします
323話のグルメ細胞を宿してる生物はトロルの乗り物いう設定といい アナザが調理されにやってくるのもグルメ細胞に操られてるからなんでしょうね
実は怖いトリコの設定を垣間見た気がします
>小松はブッダだった(聖おにいさん並感)
>トリコはここまでくると間違いなく地球の生命とフルコース全てが味方に付いてますね、そしてその力を受けてるのが小松なんでしょう
恐らく地球上で小松だけがフローゼの知識と料理の加護を受けてるのがあるんでしょうが、地球もネオが自分を食らう者って分かってる
そしてどうしたらいいか色々考えて封印装の金缶詰や戦いに必要なフルコースの入手やそれに関する完璧な知識を小松に与えて、
今回はアナザすらも味方につけてるのが証拠でしょう。こうなるともうトリコも地球の加護があるべきなんでしょうね
はんぺらなどはもう度重なる小松のデウスエクスマキぶりに感覚が麻痺してなんの違和感も感じなくなってますが
冒頭の一連の流れを「自分から食われに来たアナザマジきもい。小松もきもい」と感じた読者も何人か居たようで
アナザのグルメ細胞がそう仕向けているとか、地球の意志が小松達を助けてくれているとかそれぞれの解釈で納得しているようですが
極めて端的に読者視点として捉えれば「小松は神なのか?」というのがぶっちゃけ正解なのがまた・・・なんともこの・・・
ちなみにロイコクロリディウムは屋敷でも過去に2回ほど動画リンク付きで紹介してますね。特に2回目は剴将軍の蟻茸の能力の時に出したから記憶に新しいと思ってたが・・・
「うわああスゴイ!本当に魂の世界に厨房が・・・!」
「「食霊達の厨房」です。味の乏しい魂の世界で少しでも霊食をおいしく調理する場所がここです。ここでアナザを調理します」
カカに連れられ、漆黒の魂の世界にシュールに浮かぶ厨房へと乗り込む料理人達。なんかこういう不思議世界感は好きだな
鍋やフライパンばかりあってもコンロとかなくてどうすんだと思ってましたが、その疑問も解消されていよいよアナザの調理が始まります
ちなみにドンは分裂させた自分の分身を護衛に残し、「ちょっと人探しに行ってくる」とその場を離脱。果たして彼の捜す一龍の魂を見つけ出すことはできるのか
「アナザの料理工程は通常、光の速さで逃げるアナザを疲れさせることから始まるんだが・・・まずそれにかかる時間が1万年
私達が国で行っていたアナザ調理の工程の殆どがこの最初の工程だ。だが今回はその作業は要らないな
まずはウロコを取る作業から始めよう。ウロコ取りには約5万年かかる。次に内蔵を取り血合いを洗う。それに10万年」
「仕込みでそんなに・・・・!」
60万年かかる料理だと言うのだから、仕込みで15万年かかるのも納得ではありますが。あまりにも絶望的な数字に絶句するしかない料理人達
ちなみに朋友の中にも「体感60万年とかまったくピンとこなくて凄さが伝わらない」という人がいると思いますが
そういう人は有名なネット漫画「5億年ボタン」を一読してもらえば、その時間の膨大さがある程度伝わるかと。はんぺらなどは10年でもやりたくないですね
と、ここでいつもの頼もしい言葉を発する我等の小松大明神
「いえ・・・そんなにかかりませんよきっと・・・僕がもっと速くおいしく調理してみせます」
「その台詞を 待ってましたよ 小松さん」
>トリコの「それを待ってました小松さん」が笑える
>「その台詞を 待ってましたよ 小松さん」 千流心の俳句
>アナザの調理が通常なら60万年。行程は説明されても『何故』そんなにかかるのかが知りたい
ウロコ取りが5万年というのも、例えば『ほんの少しずつ慎重にはがしていかないとアナザが死ぬから』とか・・・
30万年の煮込みが15年に!「何故?」 どういう理由でそうなったのか気になるわ
もはやトリコの様式とも言える小松頼みの展開に、メタ発言とも取れる相槌を打つ千流
ハイライトのないベタ塗りの瞳がすごい虚無感
「もうアイツ1人でいいんじゃないかな」という例のネタを渾身の顔芸で表現してるというか
なぜか3分割に小分けされた台詞と相まって、読めば読むほどじわじわきます。ヤベエ
「アサルディーさん達はなぜずっと仮面をつけてるんですか?」
「確かに。もうとっくに目は慣れているはず」
「私達の身体は元の体ではない・・・蘇る度に新しい体だからな・・・当然顔も毎回違うわけだ。せめて仮面で統一しているのさ
それでも自分のもともとの顔すらとっくの昔に忘れてしまったがな。私達はグルメ細胞の記憶だけを抱えて蘇る
それ以外のことは全て忘れてしまうんだ・・・」
十貝五人衆がどうして仮面を外さないかという疑問に回答する形で、ちょっとだけ触れられるアサルディーの過去
もう元の自分の顔も覚えていないと自嘲気味に話すアサルディーだったが、魂炉に投げ込まれ絶命する「元」の自分の最後の瞬間と
『・・・・ディー アサルディー』
彼の名を呼ぶ声と、差し出ばされる何者かの手だけはぼんやりと覚えていた
チャコ親子と同じく彼の家族か、はたまた妻か、もしくは将来を誓い合った恋人か
ぶっちゃけ十貝五人衆はモブに毛が生えた程度のキャラだと思ってましたが、リーダー格である彼だけはなんかここで急にバックボーンが出てきました
「アナザが新たな味覚を開花させてくれるって事は・・・遠い昔からあるグルメ細胞にも知らない味があったって事なんでしょうか
それとも忘れてしまっているだけなのか。もしかしたらアナザはグルメ細胞が忘れていた味を思い出させてくれるのかも
アナザを食べれば僕達も何か思い出すかもしれませんよ
そしたらどこか暗い顔をしている食霊達も忘れていた笑顔を思い出すかも!」
『アナザが小松シェフを選んだ理由が・・・彼に調理して欲しかった理由がなんとなくわかる気がする・・・』
「記憶が蘇るか・・・そんな奇跡が本当に起こったらいいな・・・」
「アナザはきっとそのための調理法を僕達に教えてくれてるんですよ!
みんなにアナザの本当に味を知ってもらうために!頑張って調理しましょう!僕達も思いっきり味わうために!」
真の調理法で調理されたアナザを食えば、忘れてしまった記憶が蘇るという新設定いきなりキタコレ
これでアサルディーの記憶も、アサルディーの家族の記憶も、チャコの母親の記憶もみんな蘇って万事めでたしめでたしで終わるって寸法でしょうか
正直なんの罪もない国民を殺して魂を入れ替えるというブルーグリルのやってきた所業はおよそ少年漫画として容認していいものではありませんでしたが
最後は国民全員が前世の記憶を取り戻し、生き別れていた大切な人達と再会する
という力技のハッピーエンドで締めそうな予感。まぁブルーグリル編の落とし所としては良いラストだと思いますけどもね
というワケで小松の指示のもと真・アナザ調理に没頭する料理人達。しかしながら普通の食材とは違い「待つ」という工程が大部分を占めるアナザ
小松のチートも発揮できる場面は少ないそうで65年の歳月を用します。って60万年を65年に短縮したら十分だよ!十分すぎるよ!
>65年も過ごしたら性格や人生観もまるっきり変わってしまいそうw小松がチートなのは今更ですし、3年で完成!ってくらいでも良かった気もします
>凄い小松無双でしたね。俺TUEEEはむしろ好きな部類なんですが
トリコの小松に関しては全くカタルシスがないというか、あーはいはいって感じで全く面白くないのが辛い
ちなみに調理の終わり間際、披露がピークに達した料理人達が
小松のスタンドのように傍に立つフローゼの姿を確認するも
「みなさん・・・できました。アナザ調理完了です!」
特にその事には触れることなく調理完了
触れろ!読者はそこが一番知りたいんだよ!
と全国の読者が一斉に突っ込んだであろうラストで実食編となる次号へ続く。燈の出生と同じで、アナザ編ではフローゼ関連解明されないんじゃないかと心配になってきた次号へ続く
>最近のトリコなんですが、どこかで見たような展開や設定のマンガだらけの中、よく言えば独創的な、悪く言えば随分と変わった展開の連続ですね
「ワープキッチン」だの「魂の世界」だの、「経過時間が何倍にもなる特殊な空間」だの「光をも超える速度で泳ぎこの世から消えた魚」だの
「体内にブラックホールを持つ鯨」だの「調理に60万年かかる」だの… ひょっとすると普通の読者から見るとチンプンカンプンに見えていて、
ひねくれた読者からすれば「とりあえず調理年月を長くするとか、光速超えるとかいうトンデモ設定持ち出せば、
作者はスゲーとか思ってるんだろうなぁ」みたいに見えているのかも知れませんが、(はんぺらさんもそんな風に捉えておられるんでしょうか)
個人的には科学的に非常によく考えられている話だと思います
まずアナザなのですが、まるで実態のない幽霊のように常時発光していて、光速を超えた速度で泳ぐ事ができます
光速を超えたアナザはこの世から消え去り、魂の世界と呼ばれる謎の空間へと消えてしまいます
言うまでもなく、この世の全ての物質は、どれだけのエネルギーを費やしても光速に近づく事はできても超える事はできません
にも関わらず光速を突破して泳げるという事は、実はアナザの躰を構成しているのは、
光速の壁の向こう側にあるといわれる仮想上の粒子・タキオンである事を意味しています
タキオンが回転運動によって局在して魚の形を取った生物がアナザだと思います
タキオンが光速を超えられるのは、その質量が実数ではなく、虚数であるからです
虚数とは二乗するとマイナスになる数字ですが、質量が虚数である場合、相対性理論の公式にあてはめても矛盾が生じず、光速突破が可能になるのです
ここまでいえばおわかりですね。アナザが光速を突破した末に移動する世界─それは我々の住む実数世界ではなく、「虚数世界」だという事です
魂の世界の正体とは、魂が質量を持たない故に入り込むが出来る向こう側の虚数世界なのです
なぜアナザの調理に60万年という途方も無い歳月を必要とするのか?それはタキオンという粒子は我々の実数世界にある物質とは真逆で、
光速よりも大きな速度でしか動く事ができず、逆に光速に近づけるためには膨大なエネルギーを費やします
それでも決して光速の壁を越えて光速以下の速度の物質として、「こちら側の世界」には至れないのです
調理に60万年かかるというのは、一見するとただ適当にハッタリかますためにでかい数字を持ってきただけのように見えますが、
このタキオンの性質を変質させて実数物質に変換するのには、非常に手の込んだ科学的な加工と、それだけ途方もない時間を要するのです
で、アナザを食べると、グルメ細胞の悪魔の舌の不文が覺醒し、これまでまったくわからなかった味がわかるようになるともありましたね
それは要するに、アナザが元々虚数世界に至る事ができる生き物であるが故に、
我々の世界とは対称側にあるが我々には認識できない裏の世界、「虚数世界側の味がわかるようになる」という事だと思います
お、おう・・・なんだかよくわからんが・・・なんだかよくわからんがわかったぜ!
アナザと魂の世界の設定をタキオン粒子と虚数世界という空想科学概念で考察してきた朋友のコメント。非常に面白い内容で興味深かったので紹介
しまぶーがここまで考えていたかどうかがわかりませんが、マイノリティワールドの解説で【平方根の法則(√nの法則)】とか持ち出してるのを見る限り
相当な数の科学本を読んでると思われるのでニュアンス的にこれに近い概念が脳内にあったかもしれません
普通の感想とは一風違ったなかなか面白い考察をどうもありがとう。今後もこういった視点での切り口があったら是非講釈お願いしたい