GODの伝説
かつて一世紀以上も続いた世界規模での大戦争
死者10億人以上
その破壊と殺戮は地球の滅亡をも予感させたという
その戦争が突然終わりを迎えたのは
ある1人の美食屋が発見した
たった1つの食材がキッカケだった
「世の中にこんな美味しいものがあったなんて・・世界中の人々はこの味をしっているのだろうか」
「お前達武器を置け。これを一口食ってみろ・・・他の者も呼ぶんだ!全員集めろ!」
「参謀長よ・・・私達は長い間バカげたことをしていたのかもしれんのう」
「この戦争で負けて死んじまったら・・・もう二度とコイツを食えなくなっちまうのかなァ」
「どうでもよくなってきたのう戦争なんて。本当に美味い物を食うと怒りや恨みが吹っ飛んじまう」
「この食材・・・今度の和平会議に持って行ってみましょう。各国の首脳にも食べさせてあげるのです」
「母国で待つ妻や子供にも今すぐ食べさせてやりたいわ・・・」
今から500年も昔の話である
苦しむ人民も疲弊する国力も省みず、明日の見えない戦いを続ける各国首脳達
1秒先には己が命が消えるかもしれない地獄の戦場で、ただ敵を殺すためだけに戦う軍人達
彼らの前にフラリと現れた謎の老人が、「コレを食え」とだけ言い残して置いていった食材
それこそが美食屋アカシアが生涯かけて追い求め、晩年ついに手に入れたという「GOD」であった
GODのあまりの美味さに心を打たれた人々は、憑き物が落ちたかのように戦争の愚かさを実感
「これをもっと多くの人達に食わせたい」という慈愛の精神が憎しみの連鎖を断ち切り、100年以上続いた戦争を終結させるのだった
>首脳「あれは誰だ?」
参謀長「ご存知ないのですか?超時空シンデレラ美食屋アカシアちゃんです!」
>アカシア「戦争なんざ下らねえぜ!俺の飯を食えー!!!」
>戦争を止めるには歌よりも美味いメシの方が効果的だったのですね
>GODがライダーの世界にあったら、じいやの力でライダー大戦回避できそう
マクロスの世界が歌で戦争を終らせるのなら、
トリコの世界は飯で戦争を終らせる
美味さで人々を感動させ、100年以上も続いた狂気の大戦に幕を引いたというGOD。デ、デカルチャー!
「人の心をも支配する」と言っていたストロー男の言葉に嘘偽りない、その凄まじさが伺えるエピソードです
「うまい物を食べた時の喜びや感動は・・・決して奪い合うものではない
分け合い、共感するものなのだ
戦争を止め、世界に平和をもたらした食材GOD
今にこの名は伝説となり、これからは食を中心とする時代が幕を開けるだろう
GODは人間のみならず世界中の食材をも引き寄せる、魔力にも似た力がある・・・
すなわち世の食材を独占することが可能というワケだ・・・
GODをメインディッシュとした私のフルコースは全て封印したほうがいいな・・・
数百年後、また日食が起きた時
分け合う心を持つ者がGODを手にしてくれることを祈って」
アカシアさんマジ伝説の男つーか世紀末救世主
こうして彼は生涯最大の偉業を成し終えると、自らのフルコースを人目につくことなく封印したのだという
>GODも凄いけど愚直にまで人間を信じたアカシアにCCAのアムロを見た。TOPにGODを振る舞ったのも、
みんなで分け合う事の大切さ・思いやりを教えるなんてマーベラスな人だな!さすが食神
>みんなで分け合う飯旨いって所にマンキンのトカゲロウ編のラストで
葉の言った「団子はみんなで食うからうまいんだよ」思いだした
今回、この一連の過去話からGODの片鱗が僅かながら見えたのも興味深いところ
「他の食材を引き寄せる」という魔法のチート特性はさておくとして、もっと単純な部分で意外な事実がわかりました。それは
究極の食材ながら、その絶対量はかなり多めにあるらしいという事
世界各国首脳はともかく、現場で戦う軍人達にまで振舞ったGOD料理の数々。それなりの量がなくてはできない芸当です
現段階では植物なのか動物なのかすら解りませんが、日食の時に大量発生するという事なのか?想像力を掻き立てられます
それとこれはネタだが。この500年前の出来事を例として考えると、GODって美食会のボスに奪われても問題なくね?
美食会ボス「あぁ・・・俺は今まで何をやってきたんだ・・・
これは世界中の人々に分け与えよう・・・!」
こうして世界は平和になりました。トリコ・完!こんな最終回は嫌だ
「ヒッヒッヒトリコォ〜・・・・お前の心臓いただきまぁあす!」
「目の覚めるモン吸わしてやる!10連釘パンチ!」
というワケで冒頭終了し、トリコVSストロー男のバトルへ
ストロー男は自慢の吸引力でトリコを吸いにかかりますが、瞬間、異常に膨れ上がったトリコの右腕を見るや危険察知
咄嗟に吸おうとしていた息を逆に吐き出し、強烈な風圧の砲弾をトリコに浴びせかけた
ドドドドドドドドドドボバァアッ!
ストロー男めがけて放った10連釘パンチは風圧弾によって相殺され、両者は互いに十数m吹き飛ばされた
「ヒッヒッヒ・・・俺のブレスバズーカと変わらねえ威力かぁ〜
危ねェ危ねェ・・・そんなパンチに俺の吸い込みが加わったらストローがイカれちまうとこだった」
『・・いきなり使っちまったな10連・・・しばらく右腕の釘パンチは打てねェか・・・』
20万本髪パンチでも壊れないGTロボのボディ→それを粉々にする10連釘パンチ→それと互角の”息”
ストロー男の肺活量どんだけ
台詞からして「ブレスバズーカ」はストロー男の食技の中でもフェイバリット級であろうことは理解できるんですが、
それでも10連釘パンチと息が互角って何だかちょっとなぁ・・・
トリコの方は右手が暫く使用不可能になるリスクも背負ってるだけに、ストロー男のチートさ加減を尚の事感じます
しかしながらどうした事か。この状況下にあってトリコの表情には微塵の焦りも恐怖も見られないではないか
この敵の実力がスタージュンと同等かそれに近いであろうことは
対峙した時点で容易に判断できた
しかしトリコは妙に落ち着いていた
勝てるという根拠があるワケではなかったが・・・
なぜか負ける気がしなかったのである
「根拠の無い自身」がジュエルミートによるパワーアップであることは明白ですが、妙に雰囲気あるトリコ
それは自身の中に生まれつつある新たな力を、無意識に自覚していた為か
「ヒッヒッヒトリコォ〜お前の弱点はズバリ射程距離だろぉ?
てことで俺はこの位置から攻撃させてもらうぜぇ〜ヒッヒッヒ
息銃ブレスガン!」
接近戦ではさしもの自分も分が悪いと判断したのか、数十m間合いの離れた場所から高速の風圧弾を連発するストロー男
まるで蝙翔鬼先輩のようですウワッハハ馬鹿めが!
ここで必殺のブレスバズーカを撃ってこないあたり、やはり彼としてもあの大技は連発できる代物ではないのかもしれません
連発で放つ息銃はブレスバズーカ程の威力はありませんが、その威力は本物の銃弾のようにトリコの体に風穴を開けていく
このまま成す術なく嬲り殺しにされると思われたトリコでしたが・・・
「上等だコラァ!」
咆哮とともにトリコが左腕を振るうと、次の瞬間ストロー男の肩口が衝撃で弾け飛んだ
驚いて自分の肩を見たストロー男の目には、くっきりと残るフォークの刺し跡が映っていた
『気のせいじゃねえ・・・奴との距離がそう遠く見えねェ・・・
本気で使おう
普通サイズのBBコーンの茎を切るのにも苦戦したナイフ。しかし実はあれは、本当の切れ味ではなかったという
自然の穀物を刈り取るという行為から無意識に発生した手加減。つまり優しさによって威力が抑えられていたのだ
ジュエルミート食って釘パンチが5連から10連になったのなら
釘パンチ以外の技も進化しているのが道理というもの
トリコは感じていた
進化しているナイフとフォークを』
100歩神拳ならぬ100歩ナイフと100歩フォーク?パワーアップした新技でストロー男を倒せ!次号へ続く!
捕獲レベル大インフレ
「こいつは驚いたなァ・・・フォークを飛ばしやがった」
「”フライングフォーク”とでも名付けるかな
この距離だと流石に貫通するまではいかねェが・・・へへ・・・だが届いたぜ
ついでにもう1つ驚いてみるか?今なら巨大BBコーンもスパッといけそうだ
フライングナイフ!」
自食作用とジュエルミートでパワーアップを遂げたトリコの肉体は、その食技をも超進化させていた
百歩神拳のようにナイフとフォークを遠距離で当てるというネーミングそのまんまな絶技
せっかくの新技なんだからもう少し捻ったカッコイイ名前つけてやれよと言いたい
捻りのない名前の新技はストロー男の皮膚を切り裂き、トリコはますます調子づきます
「今はまだ薄皮を切る程度だがそのうちこの距離から・・・
お前の命を・・・真っ二つにするぜ・・・!」
美食会のキャラかお前は
凶悪極まりない顔は勿論のこと、たかが薄皮切っただけで勝ち誇る小者っぽさ
なんだかアレな感じのトリコに、ストロー男が読者の代わりに現実を教えてやります
「流石だなァ〜トリコ。まさか遠距離への攻撃を可能にするとは・・・
だがこんな岩も砕けぬ程度の威力で・・・弱点の遠距離を克服したとは言えねェなぁ〜
そのか弱いエアガンと・・・ミサイルの違いを見せてやろう・・・!
くらえ!ブレスバズーカの遠距離砲!ブレスミサイル!」
妙に小者臭漂うトリコに格の違いを見せるため、ストロー男ファイナルベントを発動
その脅威の肺活量を全て注ぎ込んだ必殺の一撃は、巨大な竜巻となって周囲を破壊しながらトリコを襲う
完全にイデオンガンだこれ
もしくはカブトのマキシマムハイパーサイクロン。みんな星になってしまえー!
ちゅどーん!
前方十数kmを灰燼と化すブレスミサイルの威力。どんだけー
もう規格外の美食屋達の戦闘力はマジ人間兵器の領域。まぁグルメ細胞保有者ってぶっちゃけ「改造人間」だしな・・・
「ナイフ!!!」
ところがぎっちょんどうしたことか。ストロー男の背後から突き刺さる殺気と、高らかに叫ぶ必殺技名
振り向いたストロー男の目の前にいたのは、必殺のイデオンガンで宇宙の塵となったハズのトリコであった
ズパァン!どさっ
至近距離で放った本来のナイフは切れ味抜群。ストロー男自慢の得物を真っ二つに切り裂くことに成功する
「お前・・・どうやって俺の背後に?地表の温度は1200℃だぞ」
「最初に飛ばしたナイフで地面に転がっていたマグマラットの死骸から皮を剥ぎ取り、
それを足場としてバラ撒いていたのさ
そのあとワザとお前を挑発したのは、より強力な大技を誘発する為・・・
案の定お前は自分の視野が狭くなる程のデカイ息を吐き、
俺はその一瞬の隙にマグマラットの足場を伝ってここに来たってワケだ」
引田天弘ばりの脱出劇に驚くストロー男に説明しよう!と瞬間移動のトリックを明かすトリコ
あのあからさまな小者っぽさは、ファイナルベントを引き出す為のオトリだったのである。そーなのかー
「ヒッヒッヒ流石だなァトリコ!あっぱれだ!ん?おーっと
何だよオイいいトコなのに。料理長から呼び出しがかかりやがった
悪いが今日はここまでだトリコ。すぐ本部に戻らなきゃいけねぇ
丁度俺のペットも戻ってきたみたいだしな」
トリコの機転と戦闘センスを賛辞するストロー男でしたが、ここで彼に本部からの呼び出しがかかり勝負はここまで
なんかモジャモジャの黒い球が通信機のようですがなんやねんこれ
>グリンパーチより持っていたキリキリ言う謎のモジャモジャ物体が気になる。もしかしてドガさん?
>グリンパーチが持っている通信機が凄い気になります
ワンピースの伝電虫のような生体端末?トリコ世界の科学なら世界中どこでも使える衛星電波の携帯でいいじゃんよな
もしくはこのモジャモジャは携帯カバーか?だったらストロー男ちょっと可愛いな
そんなワケでBBコーンを持ってやってきたストロー男のペットは甲虫獣類・ジャックエレファント
巨大BBコーンとの対比からも解る全長数十mはあろう巨体と、クワガタに象の手足と鼻が生えたシュールな酷フォルム
その捕獲レベル、実に推定85
リーガルマンモス48が鼻糞です。もうこれインフレってレベルじゃねーぞ
スタージュン様もワイバーンみたいな猛獣に乗ってましたが、アレもこいつくらいの捕獲レベルなんだろうか
>トリコたちが捕獲レベル30あたりで闘ってるときに、レベル85の相棒って…!!
>捕獲レベル80代とか…リーガルマンモスも鼻糞レベルか…
>85ってなんなのさ!副料理長とペットの強さが想像できないぜ!
>捕獲レベル85てwwこれマジではんぺらさんの予想通り、GODは1000くらいありそうですね
>ジュン様の乗ってたペットも相当強いんでしょうね・・・捕獲レベル100はありそう
「今日は楽しかったぜェ〜トリコ。次会う時は存分に闘ろうなァヒッヒッヒ
俺の名はグリンパーチ。美食会「副料理長」だ」
>副料理長って何人いるんでしょうね?トミーも含めて3人ってのが一番ありそう
>グリンパーチ「 副 料 理 長 だ 」 まさか…スタージュン様格下げ!?
>ストローさんが副料理長・・・ものすごく微妙だし、スタージュン様はどうなったんだろう。今回の話はちょっと残念
ついに明らかになったストロー男の名前と役職。グリンパーチはスタージュン様と同格の副料理長でした
美食会の「副料理長」はスタージュン、トミー、グリンパーチで3人いるということか
仮に副料理長という役職が「1人」だと仮定するなら、
スタージュン様がリーガルマンモスの失態の件で降格され、グリンパーチが繰り上げになったともたしかに考えられますが
その場合、「トミー」の役職は何になる?まさか料理長?
シゲさんとマンサム所長がスタージュンとトミーの実力を同格のように語っていたのでそれは無いハズ
以上の考察から、副料理長は3人と考えてまず間違いかと思われます
「食いたかったなぁ〜吸いたかったなぁ〜トリコとあの犬
も少し成長するまで待つかぁ〜ヒッヒッヒ」
グリンパーチとジャックエレファンが飛び去った後、瞬く間に全滅するピースフルフラワーの花園
この花の計測レベルに関して見解が分かれてましたが、この描写により答えは出たみたい
計測限界はあくまで花1輪ずつ。つまり捕獲レベル60まで
もし「3本枯れたから合計で180だろ」という「本数合計説」でこのシーンを計算したらトンでもないことになってしまう罠
この場に咲いてたピースフルフラワーが何本あったか知りませんが、仮に少なめに見て1000本だったとしても
60×1000で捕獲レベル60000という事に。ドラゴンボールの戦闘力か
こんな捕獲レベル美食会のボスでも有り得ねーだろと。やはり計測限界は60と見て間違いないようです
そしてオチ要員として単身ウージャングルに到着するオブサウルス萌え
>オブサウルスは俺の嫁
>オブさん行き場所がないならウチにおいでよオブさん
>65000kmを自力で…オブサウルス、君って奴は(´;ω;`)ブワッ
>オブサウルス超スピード! 背中に乗ったスタージュン様ビックリしただろうなw
>オブサウルスぅっ!もうゾンゲ様の家来になればいいのに(オチ担当)
>そんで、毎回ゾンゲ様より強い敵に逢う度に裏切り…他の主人に捨てられて…
ゾンゲ様のピンチに戻ってくるというループ
オブサウルスの扱いの向上に期待したい新章へ続く!
美食会の愉快な仲間達
足を踏み入れる者を拒むかのように、剣の切っ先のような葉の生い茂るソーンウッド。別名「非愛の森」
その奥深くに美食会本部はあった
テーブル狭しと並べられた豪勢な食事に舌鼓を打つ7人の男達。え?豪・・・勢・・?
虫!虫!虫!蟲!脳味噌!目玉!謎の軟体生物!
ゲゲゲの鬼太郎に出てくる御馳走だこれ
スタージュン様がベイのゲテモノ食いを指摘してましたがおしり虫まだマシじゃねーか
山葵を卸すにも生きた虫の背中を使うなど、いちいちグロテスクな美食会の晩餐。マジ妖怪達の宴です
>わざびみたいなのを擦り卸せる虫がキモカワイイです
しかしこのスリガネ虫(仮名)の困ったように汗をかく描写はちょっと可愛い罠
ベイに捕まったおしり虫もそうでしたが、捕獲レベル低い虫系はマスコットキャラみたいな愛嬌があるな
「まだ全員揃わんのか?」
グロ虫を山葵醤油でつまみながらワインを煽る黒衣の大男は、この場にいる人間全てを束ねる存在
美食会料理長・クロマド。ついにその姿を白日の下に晒しました
これが俺の本体のハンサム顔だッ!バァーン
なんかあんま強くなさそう
なんやろ。スタージュン様やグリンパーチと比べてやっつけデザインというかなんつーか
副料理長2人のほうがビジュアル的に明らかに強そうなのが泣けてきます。料理長がんばッテ!
「ワシを前にしてこの集まりの悪さ・・・
お前等の神経の太巻き具合には頼もしさすら覚えるわ。あと誰が来ておらん?ユーよ」
前回ラストでグリンパーチが呼びだされてましたが、どうやらこの場は美食会幹部の緊急招集会のようです
それなのにテーブルには未だ空席3つ。料理長、大物ぶって「頼もしい」とか言ってますが内心は涙目でしょう
「残りはグリンパーチ様とトミーロッド様・・・そして第一支部のエルグですね」
「カカカ。副料理長は毎回出席が悪いからなァ。遅れないのはスタージュン様だけだ
副料理長は前みたいに3人から1人に戻したらどーです?料理長」
上品な物腰の色白男は第2支部長ユー。褐色肌のワイルドな男は第3支部長ジェリーボーイ
ジェリーボーイの台詞からやはり副料理長は3人体制であることと、以前はそうではなく1人だったことが解ります
トミーのフルネームが「トミーロッド」と判明したのも興味深いところ
それにしてもジェリーボーイはチェリーボーイなのか気になる(どうでもいいシモネタ)
「ワシの身にもなれ。1人ではボスへの調理が追いつかんのじゃ。のうスターよ」
「リーガルマンモス捕獲失敗の件は私の責任だ。今回の議題はそれでしょう料理長?」
ルーズな副料理長の中で唯一時間通りに出席する真面目なスタージュン様ですが、今回は怒られムードっぽい
「全て自分の責任です」と一切言い訳をしないスタージュン様がカッコイイ。部下に累が及ぶのを庇ってるんですね
>スタージュン様、部下に責任を押し付けることもなく、自ら責任を負う良い上司ですね
>スタージュン様マジ理想の上司
(部下の好物把握してる・目的のために率先して動く・会議に遅刻しない・失敗の責任を取る)
まぁギドは粛清されて死にましたが。できればアイツも救ってやってほしかった
「いえスタージュン様!それはGTロボの性能のせいでございます!
スタージュン様の実力を十分に伝えられなかったロボの・・・」
悪魔にだって友情はあるんだーっ!
そんな上司を「いいえ違います!自分のせいです!」と庇うジョージョーもジジイのクセに何気に熱血
美食会は外道連中の寄り合いだと思ってましたが、なかなかどうして縦の絆の深いサラリーマン社会を形成してます
「本当だよねジョージョ〜。もっと性能上げてくんねーとさァ〜ノリノリで仕事できねーしこっちは」
「いや・・・セドル様はもともと性能をフルに使いこなせては・・・
サニーにボロ負けでしたよね」
「うるせーし!だからもっと強いロボ作れって!」
便乗してGTロボの性能に文句つけたらジョージョーから即ツッコミされた若い男は言わずもがな
”美食会の山田”こと第6支部長セドル
自由奔放で天然丸出しの台詞から、その年齢はかなり若そうと予想されていましたがこれは確かに若い感じです
粛清のせいで包帯グルグル巻きなのでよく解りませんが、少なくともこのメンバーの中では最年少なのは間違いなし
ブリーチの日番谷のように、その類稀な才覚を見込まれて若くして大抜擢された逸材なのでしょう
「フン・・・肝心の食糧調達チームがそのザマでは話にならんな
俺達第5支部「仕込み」チームが手を貸してやろうか?」
そんなセドルに軽い皮肉を浴びせた仮面の男は第5支部長ボギーウッズ
第6支部が「食料調達チーム」ということで解っていた設定ではありますが、美食会は支部ごとに役割を分担しています
6が「調達」5が「仕込み」ときて、4〜1までの支部がそれぞれどんな役割を担当しているのか気になるところです
「あーてめーらの仕事なんぞ誰でもできる皮むき程度じゃねーか!
このヤドカリ萌えが!」
「お前あんまり仕込みナメんなよ。この目玉フェチ!」
「いいだろスゲェよくね?目玉!」
>セドルってなんかしまぶーに似てません?
>ボギー×セドル……いや何でもない
>思うに最近のトリコ人気が低迷した理由は、やっぱりGTロボの存在かと
今週の幹部会議見て改めて実感しましたが、無機質で個性の薄いロボより
バラエティに富んだ生身のキャラとの戦いの方が面白いでしょうから
なんだ。美食会の連中面白いじゃないか
意外と人間味に溢れてるっつーか、トリコやサニーのやり取りとなんら変わらないセドルとボギーのやり取り
悪サイドのキャラも魅力的に描くしまぶーの手腕にニヤリ。つか確かにセドルしまぶーに似てるね
「ロボの性能の問題ではない。私がトリコの力を試したのが原因・・・」
「ヒッヒッヒ解るぜ〜スタージュン。トリコの実力を試したくなる気持ち
あいつはいずれグルメ界に進出する器を持ってる・・・
細胞が”壁”を超えた時の成長幅が異常に高いんだなァ・・・
ほれ俺のストローもこのザマだ」
と、ここで遅刻してきたグリンパーチが到着
ニタニタ笑ってますが、おつかいであったGTロボの未回収についてはどう申し開きするんでしょうか?
「トリコと遭遇したのかグリン。その前にGTロボの回収はどうした?」
「え?ロボ?そんなモンどこにも見当たらなかったッスよぉ〜」
「きさま・・・まぁいい早く座れ」
美食会テキトーすぎる
「ロボとか見なかったし」と言い訳するグリンも、「まぁいい」で許すクロマドも軽すぎ
まぁグリンパーチがこんな傍若無人を許されるだけの男だという描写なのはわかりますけど
失敗の責任で粛清されて死んだギドマジ可哀想
「いずれにせよ今回ジュエルミートを取り損ねたのは痛い・・・
リーガルマンモスの体内でジュエルミートが育つにはまた何十年とかかるからな
我々の体内にあるグルメ細胞は、ある程度成長すると必ず”壁”にぶつかる
その壁が成長の限界値である場合もあるが・・・通過点の場合もある
その壁を打ち破った時、細胞は次の段階に進化するワケだ
壁の総数はその人間の潜在能力を示し、それを超える為の食材も個人によって違うが・・・
ジュエルミートはボスをはじめ、現在我々がぶつかっている壁を打ち破れる食材の1つだったのだ」
新たに明らかになったグルメ細胞の設定。それは「壁」の存在。つまり段階
「美味い物を食えば食うほど強くなる」というグルメ細胞ですが、それは1から無限までただ単純に増えていくという事ではない
例えば引き篭もってガララワニだけ延々食ってりゃいつかはトリコ達のように強くなるというワケではなく、
すぐに「こっから先はもっと美味いモン食わないとレベルアップできないよ!」という壁にブチ当たるというのである
列強極める美食会の面々などは当然この”壁”に直面しており、ジュエルミートはそれを乗り超える食材だったのだという
ジュエルミートつええ。5連からいきなり10連に進化したトリコのパワーアップも頷けます
>トリコの世界の料理って捕獲レベル=うまさってわけじゃないのかな?
虹の実で涙流しても所長のレベル高いフルコースは普通に食べてるし
「ジュエルミートが手に入っていれば我々は更に細胞を進化させ、
グルメ界への侵入を可能にする者が増えたかもしれん・・・それはつまり、
いずれグルメ界に姿を現すであろうGODに近づくということだ」
サラリと吐いたクロマドの台詞ですが、重要な新事実が2つ読み取れますよこれは
まず「グルメ界への侵入を可能とする者が増えたかもしれん」という台詞から
美食会でもグルメ界に侵入できるのはクロマドくらいという事が解ります
スタージュン様がテリーと戦ったとき、「そういえば料理長に聞いたことがある。グルメ界では〜」と言っていました
つまり彼ですら自分自身でグルメ界を探索したことはない(もしくはしたことはあっても奥地までは足を踏み入れられない)
という事を意味している。グルメ界レベル高すぎ。猛獣の捕獲レベルアベレージは100以上だろうか
そしてGODの出現場所は人間界ではなくグルメ界であるということ。この物語後半の舞台はグルメ界か
「ボスが世界中の食材を牛耳る日はそう遠くない
GODを手に入れるとはそういうことだ・・・!
探せ!最高のグルメ食材を!
壁を打ち破る食材はジュエルミートだけではない!」
最終目標GOD → GODはグルメ界に出現する → グルメ界に行く為に”壁”を越えたい
壁を越える為の食材を探してこいや!(イマココ)
なかなか解り易い解説回だった今回の美食会サイド。新たな設定も解って更に物語に引き込まれます
「料理長、差し当たり気になる食材が・・・氷の大陸に溶け出したスープでございます」
ここで第2支部長ユーが提言したのは氷の大陸のスープ。果たしていかなる食材なのか?
>謎の支部長「あれ、俺の名前は・・・?」
尚、テーブルに着席している男にドワーフみたいな小太りのヒゲ親父がいるんですが、一切の台詞も紹介もありませんでした
第4支部長であることは解ってるんですがせめて名前くらい紹介してあげてしまぶー
出席してない第一支部長でさえエルグって名前が判明したのに、出席してたのに謎のままのコイツの扱いって・・・
「おいしィい〜!なんてスッキリした喉越しだろう
こんなポップコーン初めて食べた!おいしすぎてすぐ飲み込んじゃうよ!
これがその昔グルメ貴族達のおやつだったというポップコーン
ブルーブラッド・コーン・・・通称BBコーンか!」
>BBコーンの正式名称であるブルーブラッドって何かと思ったら、貴族の事を指す単語だそうで
しまぶーは博識ですね
>昔の貴族は内勤が多く日に当たる機会が少なかったため、
総じて皮膚の下の静脈が浮き出て見える程色白だった事から
貴族のことを「ブルーブラッド(青い血)」と言うのだそうな
ラスト、場面は美食会から移ってIGO側。小松がシェフを務めるホテルグルメ・最上階展望レストラン
ウージャングルでどっさりBBコーンを獲ってきたトリコ、小松にもおすそ分けのお土産です
「俺のフルコースの前菜だ。よく噛んで味わえよ小松
ちなみにBBコーンはテリーの主食だ。毎日嬉しそうにモリモリ食べてるぞ」
「えー!?そんなドッグフードじゃないんですから!贅沢だなぁテリーは!
五ツ星レストランのこの店でも出したことない高級食材なのに!」
この世界でのレストランの格付けが最高いくつまであるのか知りませんが、我々の世界では五ツ星は最高ランクです
IGOお膝元のレストランなんだからそりゃ5ツ星は当然でしょう。それはいいんですが・・・
世界最高の格付けのレストランなのに「取り扱ったことない高級食材」多すぎだろ
正直この漫画が始まってから小松が「ウチの店でも出したことない」という食材のほうが遥かに多いんだが
それってIGO直轄の五ツ星レストランとしてどうなのよと
一定ランク以上の食材は個人の富豪なんかに買い占められて一般市場に流通しないんだろうか。なんだかなぁ
「小松、これから町へ行くがお前も来るか?”グルメタウン”だ」
「満腹都市グルメタウン!?行きます行きます!ヤバ銀行でお金卸さなきゃ!」
>グルメタウン・・・ホテルグルメは「グルメシティ」にあったと記憶してますが、規模が違うとかなんだろうか
美食会が氷の大陸の食材を狙う中、トリコと小松は”満腹都市”の異名を持つ街へ!2人をどんな展開が待ってる?
次号へ続く!
ゾンゲ様再び
「ここが満腹都市グルメタウンですかーっ!」
中央駅の利用客数は実に1日200万人以上というワケわからんスケール
街の中心に一際高くそびえるツインタワーと、その周囲にひしめくように飛ぶ飛行船団というFFぽい景観が印象的
トリコ新章開幕の舞台となるのは、ありとあらゆる美食が集う食いだおれの街「グルメタウン」。一体どんな所なんでしょうか
「初めてきましたよ僕!テンションメガメガだー!」
「え?お前初めて来たの?五ツ星ホテルのシェフのくせに?テンションメガメガ?」
小松が自分で考えたオリジナルなのか。テンションメガメガが何気にウザい罠。トリコも小声で突っ込んでます
「ええ。もっと一人前になってから来ようと決めてたので・・・だってこの街には
最高十星のレストランが入ってるグルメタワーがあるんですよ
僕なんかまだ半人前もいいとこですよ」
>はんぺらさんがツッこんだ次の週に「最高十星」と明かされるとは、しまぶーソツが無い…
>五ツ星ってまだ最上級じゃなかったのか!
流石はしまぶー!俺達が常識に捉われていた事をこうもあっさりと解決してくれるとは!そこに(ry
>五つ星が最高じゃなかったって物凄いインフレですな。IGO直轄の意味って・・・
先週のレビューで疑問に感じていたレストランの格付けに早速答えが返ってきたこの設定
トリコ世界の最高ランクのレストランは、星10!
なるほどそれなら五ツ星レストラン程度には入ってこない食材も多々あるでしょう。それに関してはたしかに納得です
でもIGO直轄のレストランが星五ツってこと自体が問題だと思う
「はっはァー!ここがグルメタウンか!
ぐっへっへ都会ってのも久々だなァ!なァお前等!」
「いやゾンゲ様”初”ですよね都会来るの」
>ゾンゲ様!しかも・・・ゾンゲ様だわ!
>今日はゾンゲ様コメントの嵐の予感
>ゾンゲ様きたーーーーーーー!! でも田舎者だった(汗
>ゾンゲ様って田舎もnoだったんですね…ラブリー度UPですw
>ゾンゲ様の服が回りから浮いてるw
>僕らは君を待っていた!ゾンゲ様の登場だー!
>田舎者のゾンゲさまきたあああああああああああ!!!!!
そ・・・その声はゾンゲ様!
出た我等のヒーロー。相変わらず牙一族の若頭みたいなナリで都会の景観から完全に浮きまくり
「んお!てめェはいつかの美食屋気どり!」
「お前は確か・・・バタリアンだっけ?」
どちらかというとゾンゲ様のほうが美食屋気どりの素人ですが
一度会ったきりのトリコのことしっかりを覚えていたゾンゲ様は基本的に良い人っぽい。凄いなー憧れちゃうなー
ゾンゲ様は都会に来るのは初めてだそうで、グルメタウンへの入場にグルメIDカードが必要なことを知らなかったり
そもそもIDカード自体持ってなかったり、ものすごいおのぼりさんであることが解ります
そもそも美食屋のクセに、四天王トリコの顔を知らないって時点で既に色々とアレすぎる
野球選手を目指してる男がイチローの顔を知らないようなもの。きっとゾンゲ様の村はテレビも雑誌もないレベルの田舎なんでしょう
「はァ!?なんだグルメIDって。ワケのわからんことぬかしてんじゃねーぞてめえ!」
ワケわからんのはアンタだよと。結局ゾンゲ様は入場料10,000円払って入場したようです
>グルメIDを知らないゾンゲさま萌え
>世間の常識に縛られないゾンゲ様マジパネェっすww
>ゾンゲ様は多分部下に入場料出してもらったんだろうな
>どーだあ!ゾンゲ様登場回はあとどれくらい続くんだコラぁ!?2話ぐらいかあと?
>なんかゾンゲ様前よりかっこよくなってません?さては壁を越えたか
(捕獲レベル7くらいの食材で)
ネタコメなのはわかってますが、一応最後のコメにマジレスしておくとゾンゲ様はグルメ細胞持ちじゃないのでウボァー
グルメタウンの中はまさに驚きの描写の連続。1本10万円の缶ジュースの自動販売機があると思えば
逆にドラム缶ほどの缶ジュースが10円だったりと、値段のピンキリが言葉通り桁違い
酒好きはその名前を聞いただけでビールがほしくなるホネナシサンマの塩焼き(1匹1000円)
など、割と現実世界の値段に近いリーズナブルで美味そうな屋台が並んでいるかと思えば(これはマジで食いたい)
怪鳥ゲロルドのケバブ(一皿15000円)など、かなりお高めの食材も同じ通りに店を構えてます
第1話ではIGOのパーティーメニューとしてガララワニ(一般個体の捕獲レベル5)の捕獲にトリコが出張ったというのに
捕獲レベル15の食材が屋台で売ってるのも相当ナンですが
ここらのインフレは少年漫画の常と思って突っ込まないのが優しさでしょう。もう捕獲レベル85とか出てるしなぁ
>トリコは強さのインフレより外食産業のインフレが重大だったのだ
>捕獲レベルの高いモノを食った後も低レベルの食い物をうまそうに食うトリコには好印象
捕獲レベル一桁とはいえ旨いことには変わりないんですね
ゲロルドとかシャクレノドンとか地味なところも再登場するし
街のいたる所に設置されたチンコ型のポストのような物体の名称は「ガリボックス」
「味消し生姜」で作ったガリを無料で振舞っているサービスで、食べ歩きの間にこれで舌をリセットさせるわけです
ゾンゲ様とか金ないからずっとコレ食ってそうな気がする
来週あたり絶対そんな描写があるに1万ペリカ。「おぉ!?なんだこりゃタダか!?うめえじゃねえか!」
>ガリ販売機がチ○コにしか見えない
>トリコ「ところでこのガリボックスを見てくれ。コイツをどう思う?」
小松「すごく・・・ち○こです・・・」
「お会計1264万円になります」
「カードで」
ラーメン屋と寿司屋の2軒を回っただけで1800万オーバー。これだけの高級食材をトリコの食欲で食えば当然こうなるワケで
そんなトリコの財布はザイナースのゴールドブラックカード(違
トリコが現金を持ち歩こうと思ったらアタッシュケースがいくらあっても足りないので必然ではあります
1日どころかものの十数分で2000万近く食うトリコ。普段どれくらい稼いでんでしょうか
>トリコ初期を除いて全然働いているとこ見た事ないんですが財布は大丈夫なんですかね?
フグ鯨もジュエルミートもBBコーンも全部自分たちで消費してしまったし
自分で獲った獲物を自炊してるシーンもありましたし、トリコが毎日外食してるわけじゃないのは勿論わかってますが
それでも今回の描写からざっと想像で計算すれば年間食費100億は下らないハズ
シャクレノドンとかあんなレベルの食材の卸値で食ってくのは無理ゲーです。内臓除去したフグクジラですら3億だしな
もしかしたらスポンサー企業と契約みたいなの結んでて、破格の給料貰ってるのかもしれません。有名人だし
「栗坊鍋だ!数千度の熱で半年間煮込み続けても1ミリも変形しないといわれる・・・!
やばい興奮してきた僕。もうテンションギガギガだ!」
満腹都市グルメタウンは食材のみならず、食に関する全ての物が集う街
グルメデパートの調理器具売り場で小松のテンションはギガギガに到達します。マジうぜえこれ
カリスマブランドの調理器具はいずれもアホほど高価で、鍋120万やら包丁400万やら目の飛び出る値段
小松は銀行から20万円下ろしてきてましたが、まるで足りる金額じゃありません
「トリコさんと一緒にしないでくださいよ金の感覚。20万は大金ですよ!」
トリコ世界でも20万は大金なそうで、一般人の金銭感覚が我々の世界と同じであることが解ります
IGO直轄五ツ星レストランのシェフならかなり稼いでそうなもんですが、小松結構薄給みたい
つうか一般人に20万は大金の世界だったら、「グルメ時代」を満喫してるのは一部の金持ちだけじゃなかろうか
ここらへんなんだか貧富の差を感じて残念。まぁ安くて美味い食材ってのも沢山あるんだろうけどさ
と、ここで高級調理器具を狙った強盗団がデパートに出現。ブツを奪って逃走するシーンに出くわします
しかしトリコがちょっと出張ってやろうかと思った次の瞬間、それより早く強盗団らは何者かによってKOされてしまう
忍者のような身のこなしの強盗団を目にも止まらぬ速さで打ち倒した人物。それは・・・
「遅いじょトリコ〜もう仕込みはとっくに終っとるんじゃがのう」
「セツ婆!」
ババァア〜ン!
めっさ腰が曲がり、爪楊枝みたいな変な杖をついたお婆ちゃん。たけしの婆ちゃんだこれ
このヨボヨボの老婆が屈強な男達を瞬く間に打ちのめしたというのか。驚く小松だったが、更に驚くのはその直後
「あ、あれ?もう予約してた時間でしたっけ?おかしいな」
しどろもどろに冷や汗を浮かべながら、敬語で応対するトリコ
連載始まって以来初めてとなる、「トリコが畏敬の念を抱く人物」の登場です。この婆ちゃんの正体とは・・・
「トリコさん、今”セツ婆”って・・・もしかしてこの方・・・」
「ああ。世界に4人しかその称号を持つものはいない
美食人間国宝の1人。料理人節乃さんだ
今日は”伝説のスープ”が飲めるぜ小松!」
>今回は今までおざなりにされてた料理人メインの話ですかね
今のままじゃあの世界、素材が良けりゃ料理人の腕が関係ないように見えますし
>あのトリコが、他人にさん付け・敬語だと・・・?
>美食會の料理長も婆ちゃんと同じ称号を持っているに300ペリカ
>たけしの婆ちゃんを彷彿とさせる最強婆ちゃん節乃婆さん・・・
ノッキングッマスター次郎との関連性を感じさせますね
>セツ婆と次郎・・・・昔は超強力タッグを組んでいたに違いない!
世界でも4人しかいない人間国宝さん出てきました。確かに婆さんなだけに次郎との関係は深そうです
あと料理人というジョブを考えれば、スタージュン様とかクロマドあたりが彼女の元・弟子だったとかそんな関係もありそうかも
彼女の作る『伝説のスープ』とは一体どんなものなのか?
ゾンゲ様の登場など新章の幕開けとして申し分ないサプライズだった今回。このテンションを維持した次号を期待したい
伝説のスープ
「この方が伝説の料理人!節乃様ですかーっ!?」
「コラコラおぬし、様なんてつけなくてよい。せつのんで」
「凄まじき親近感ーっ!
いやそんな美食人間国宝をまるで同級生みたいに呼べませんよ!」
「誰が同級生じゃクラァ!馴れ馴れしい!」
「えーっ!?そこは違うんだ」
冒頭、久方ぶりのしまぶーコントで読者を笑わせてくれるセツ婆の気さくな人柄
初対面の小松をテンポよく翻弄したかと思うと、今度はスーツ姿のトリコを見て軽く怒り出します
「こらトリコなんじゃその頭は。正装するなら髪型もキチンとせんか!」
「あたしの好みじゃ。うっふっふ惚れそ」
そう言いながらセットした髪型は、どっかで見たようなこのリーゼント
先週の時点で既に朋友予想殺到でしたが、やはりセツ婆はあの人とただならぬ関係の模様ですよ
セツ婆さんは世界で初めてフグ鯨の毒化させずにさばいたり、
原油チョコレート(どんな食材だよ)の放射能除去などなど
凄腕の料理人にして美食の世界に数知れない革命をもたらした功労者だそうで、まさに人間国宝と呼ぶに相応しい人物
その料理を味わうには各国首脳クラスのVIPでも予約10年待ちと言われており、
今回のトリコも、実に4年間待ったとのこと。連れてきてもらった小松ラッキーすぎる
「ほぉーう、おぬし料理人じゃたか・・・しかもIGOホテルの。イチちゃんは元気かのう?」
「い・・・イチちゃん?」
自己紹介で小松がIGO直轄レストランのシェフと知ったセツ婆。フレンドリーに「イチちゃん元気?」と聞いてきました
踵に刃物を仕込んだ靴で人殺しする泣き虫でしょうか
イチちゃんが誰かわからず狼狽する小松に助け舟を出したのはトリコだった
「会長のことさ。IGOの
セツ婆は会長オヤジとも古い仲だからな。会長のことをイチちゃんなんて呼べる人間はそういないぞ」
シルエットのみですが会長初登場。「イチちゃん」と呼ばれてますが、名前はまんまイチでいいんでしょうか
普通にイチローいうのも考えられますが、次郎と被り気味になっちゃうから可能性としては低いかな
軍人のお偉いさんみたいな格好もですが、左手に刀持ってるのも注目です。この人得物は剣なのかー
きっととっつぁんは会長から剣術の指南をだな(ry (ないわ)
「”美食屋と料理人のコンビ”はよく聞きます!
美食屋は最高の料理人を・・・料理人は最強の美食屋を求めると!
会長も若い頃は有名な美食屋だったと聞きます。もしかしてその・・・
節乃さんは会長とコンビを組んでらしたのですか?」
「違うよ。あたしゃが若い頃コンビを組んどったのは次郎という男じゃ」
>若い頃の次郎かっけえ
>若かりし次郎さんがかっこよすぎます
ここでセツ婆と次郎の関係が公式に発覚
2人はかつて料理人と美食屋としてコンビを組んだ仲!
若かりし日の次郎は、トレードマークのリーゼントと皮ジャンのよく似合う気合の入った兄ちゃん。セツ婆も頬を染めます
「次郎!?ノッキングマスター次郎さんですか!?
ボク次郎さんに命を救われたことあるんですよ!」
「うっふっふそーかそーか。ジロちゃんとは随分長いことコンビを組んどったぞぉ
ジロが捕獲し、あたしゃが料理・・・
二人でグルメ界とかいろいろ行ったわ。うふふ・・・恋もしたねぇ」
なんとセツ婆も食材のみならず、自分の目と足でグルメ界を知る人物でした
スタージュン様クラスでも奥地まで足を踏み入れられないトコに、女の身でありながら行って帰ってきたのです。スゲー
そして予想通り2人は恋仲だったようで、セツ婆は今でも彼の事が好きなようですが。どういうワケか一緒にはならなかったのね
>今週の料理人は美食屋を美食屋は料理人の話でココ×小松確定ですね
そしてここにきて美食屋と料理人のコンビという、小松の存在が活きまくる良設定が出てきました
真面目な意味でもモーホーどもの小松争奪戦的な意味でもおいしい設定です
いずれ小松も偉大な料理人となり、若い料理人を相手にトリコと世界中を駆け巡った話をする日が来るのでしょう。うーむいいなぁ
>サニーの話に出てきた三人のシルエットの一人はIGO会長…と言うことは一番右が美食會ボスかな?
髪型完全に一致。中央の男が会長なのは間違いないので、必然的に→の男が美食会ボスぽい感じ
だとするとセツ婆はボスとも顔見知りということでしょうか。まさに伝説の生き字引きのような4人です
「さてついたぞ。ここがあたしゃの店じゃ」
まるでお城のような豪華なレストランが立ち並ぶ繁華街を抜け、街外れの目立たない場所にその小さな店はあった
店の「営業中」の表札をひっくり返すとこがしまぶーギャグ全開で吹く。なんぞこれ
「「しーん」ってのがただ今仕込み中
「わーっ」ってのがただ今荒稼ぎ中って意味だな」
「「わーっ」にそんなイヤらしい意味が込められてるんですか!?」
セツ婆のセンスに爆笑したところでいよいよ2人は店内へ。その光景は小松が想像していたものはまったくかけ離れていた
「うふふふいらっしゃい。ようこそ節乃食堂へ」
普通。どこにでもあるごく普通の食堂
テーブルや椅子は当然、調理器具ですらどこにでもある物だった
>扉絵といい食堂といい、セツ婆には暖かさが感じられますね。後者は忘れていた何かを思い出させるようで
なんとも昭和のノスタルジックな雰囲気漂う、「昔ながらの定食屋」といった店内の装い
世界最高の料理人の店が豪華なレストランじゃなく、こういう店ってのはたまりません。しまぶーいい仕事するなぁ
ちなみにセツ婆は貧乏なワケではなく、グルメタウンの中心街に自身がオーナーのチェーン店をいくつも持ってるお金持ち
店の外見や内装を変えないのは、古きよきものの趣や年月の思い出を守りたいという彼女のこだわりなのでしょう
「料理人が勝負するのは料理だ!それ以外はどーでもいい!
どこにでもある道具で最高のフルコースを客にもてなす!
それが料理人セツ婆さ!」
「弘法筆を選ばず」と言いますが、セツ婆の調理器具は一切特別なものはない完全な一般物ばかり
仮面ライダーカブトの黒包丁の回を思い出します。真に料理を極めれば、調理器具は全て等しく調理器具なのである
「どーじょお掛けを。お客様!」
〜節乃フルコースメニュー〜 | |||
---|---|---|---|
オードブル | 百葉のクローバーのパリパリ胡麻揚げ | ||
スープ | コンソメマグマの煮込み | ||
魚料理 | 王陸鮫の炙り寿司 | ||
肉料理 | アシュラサウルスのロースト | ||
メイン | ET米おむすび | ||
サラダ | グラナレタスのシーザーサラダ | ||
デザート | オアシスメロンのシャーベット | ||
ドリンク | ドッハムの湧き酒 |
そしてこれがセツ婆のフルコースメニュー
フルコースメニューって美食屋達のステータスだと思ってましたが、当然ながら料理人も持ってるのね・・・ってアレ?
熱心なトリコ読者ならば見た瞬間に気づいたと思われますが、彼女のフルコースは全て聞いた事のある食材ばかり
〜次郎フルコースメニュー〜 | ||
---|---|---|
オードブル | 百葉のクローバー | |
スープ | コンソメマグマ | |
魚料理 | 王陸鮫 | |
肉料理 | アシュラサウルス | |
メイン | ET米 | |
サラダ | グラナレタス | |
デザート | オアシスメロン | |
ドリンク | ドッハムの湧き酒 |
そう。次郎のフルコースメニューです
違うのは食材の名前だけが羅列された彼のメニューに対し、セツ婆のそれは料理名になっているところ
これまで、登場した美食屋達のフルコースが全て「食材名」だったのは読者達がずっと疑問に感じていた点でした
「この世界料理人いらねーんじゃね?」
今回、このシーンでそのモヤモヤが一気に解消されました
>やっぱり美食屋のフルコースはあくまで素材なわけですね
つまり「美食屋達のフルコース」とは彼等が捕まえることのできる「食材達」であり
「料理人のフルコース」とは、その食材で作る「料理」のこと
だからこそ美食屋と料理人はパートナーを求め合うのだ
互いのどちらが欠けても美味い料理は作れない。まさに美食屋と料理人は2人で1人なのである。サイクロンジョーカー!
美食屋でありながら料理人である美食会の連中は1人でこれをこなすことができる為、相棒は必要ないと思われます
「今回は珍しくあたしゃのフルコースの予約ではなく、スペシャルメニューの予約じゃったなトリコ
伝説のスープ・・・ご馳走しよう」
「座れ小松!これから俺らは震度7の地震が来ようとも食事を止めることはない!」
そんな魅惑のフルコースを蹴ってまで今回トリコが予約したのは、「スペシャルメニュー」
もうこれだけで胸が高鳴る美味そうさです。果たしてそれはどんな代物なのか
『センチュリースープ』
物凄い面白そうな引きで次号へ続く!美味そうに食うシーンの描写が今から楽しみでデンジャラスにときめくぜ
>逆に考えるんだ、「イチちゃんと次郎さんは兄弟の可能性がある」と考えるんだ
>イチちゃんは一郎でいいんじゃね?次郎と会長は兄弟だと思う
>IGO会長の名前はもしかして一郎・・・次郎さんの兄弟とか?
>IGOの会長が「イチロー」なら次郎とは兄弟なんでしょうか。そして美食会の会長は「サブロー」だったりして
>IGO会長の名前が一郎、マスター次郎、そしてボスが三郎の3兄弟と予想
>ミスター味っ子の村田三兄弟みたいにトリコのシルエット三人組も兄弟なのではないでしょうか?
それも美食神アカシアの子孫とかありそうな設定だと思います
言われてみるとまったくその通りだったな。迂闊だった。次郎と一郎ならあの3人は兄弟の可能性大
長男と三男が反目して、真ん中が中立ってのもいかにもそれっぽいし、アニメ版ミスター味っ子の設定に酷似しているのもいい
(味っ子の場合は長男死んでて次男VS三男の図式だったが)
しかし美食会ボスが三郎だとすると、セツ婆の呼び方は「サブちゃん」か。演歌の大御所みたいだな
のり虫よ永久に
「スゴイ・・・7〜8人分の作業を一人でそつなくこなしてる。それでいて作業がとても丁寧だ」
右手が包丁を握ったかと思うと野菜が一瞬で輪切りと化し、美しい放物線を描いてボウルの中に積みあがっていく
美食人間国宝セツ婆の調理はまさに神業。そのいかにも漫画的な腕前に小松は息を呑むしかない
「まぁ水でも飲んでゆっくり待とうぜ小松」
「ありがとうございます・・・おいしい!何ですかこの水?空気みたいに軽くて飲みやすい!」
世界名水5本の指に入るというエアアクア。そんな高級銘柄水がお冷としてタダで飲み放題の節乃食堂
言われてよくみれば品書きは全て高級食材ばかり。見た目は大衆食堂ですが、流石に食材だけは大衆向けではありません
「セツ婆のフルコースはノッキングマスター次郎のフルコースを調理したものだしな」
「うっふっふあたしゃのフルコースは食材の調達が難しいからのう
普段は出せないんじゃ。次郎ちゃんに依頼せにゃいかんのじゃよ」
「セツ婆一人でも食材の調達はお手の物でしょう」
セツ婆強すぎだろ
次郎と組んでたというから捕獲は全て彼に任せていたのかと思いきや、別に彼女単身でもやれなくはないとのこと
美食会の支部長クラスでも危険なグルメ界で平気な顔して食材を調達してくる老婆
マジたけしの婆ちゃんレベルです。つうかこれ今のトリコとガチでやりあってもセツ婆のほうが強いんじゃなかろうか
「スープができるまでもう少しかかるし、にんにく鳥の親子丼でも作ろうか?」
ここでセツ婆が片手間に親子丼をサービス。逆手で握った包丁が捌きがヤバイ。ルパン三世の五右衛門みたい
セツ婆が猛獣相手にも渡り合えるのはこの包丁捌きによるところが大きいののかもしれません
「極楽米だ!それに・・・のり虫!しかも最高級の味つけのり虫!」
>相変わらずトリコに出る食用の虫はかわいいですね
>のり虫!ショウユバッタといい、小学生の間では食虫がブームなんでしょうか?
でも、美味しそうに描くシマブーはさすがです!
のり虫だわ!しかも・・・のり虫だわ!
いちいち面白いトリコ世界の食材。福岡県の有馬昇祐くんが考えてくれたのは海苔に手足が生えた虫でした
おしり虫然り、スリガネ虫(仮名)然り、この世界の虫たちはやたら愛嬌のあるマスコット的デザインが多いよな
>今週のトリコでのり虫が砕かれるシーンで
「の、のり虫ーッ!(号泣)」が出るに親子丼を賭けたのではんぺら様お願いします
の、のり虫ー!!!(号泣)
そんなのり虫の体を粉々に砕いてご飯の上にふりかけるセツ婆。地味にスプラッタシーンだこれ
一個の卵の中に黄身が10個も詰まっている十黄卵を、ほどよい半熟状態でにんにく鳥に絡めれば・・・・ゴクリ
これまでの数ある描写の中でも特に美味そうなにんにく鳥の親子丼完成です
>実に親子丼が食べたくなるトリコでした
まるで歩いてたら凄い美人と可愛いロリの二人連れ見た時と同じ気持ちです
>トリコ読んで親子丼食ったのは俺だけじゃないはずです
>何あの美味そうなの。架空なのわかってるのにあの親子丼とか美味そうすぎだろ
「はあああ〜にんにく鳥のガーリック味と十黄卵の甘みがしっとりと極楽米に絡んで・・・
なんとも言えない美味しさ。それにしてもこの親子丼、少し胡麻栗の味がしますね」
「ほう、よく気がついたのう。オリジナルのダシに微量じゃが加えてあるんじゃ」
「なるほどよく合いますね親子丼に。とても勉強になります
じゃあ七味ハーブとかも合いそうですね」
「・・・・ほォ」
絶品親子丼を食べた小松は料理人らしくその隠し味を看破。かっけーぞ!
それだけでも十分なのに、更に「これとも合いそう」という独創にあふれたアレンジ案まで提言してセツ婆を感心させます
「それはおもしろい発想じゃなおぬし・・・うっふっふ
なかなかの味覚と観察力そして好奇心に想像力・・・
エロさを兼ね備えておるのう」
先週から要所要所で冴え渡るしまぶーギャグ。全盛期のたけしを読んでるよう
『なるほどねぇ・・・小松くんか・・・なかなか楽しみじゃな』
美食人間国宝のメガネにかなう、小松の料理人としての才覚
最高の料理人は最強の美食屋を、最強の美食屋は最高の料理人を求める。小松にトリコの相棒の素質ありです
>つまりココやサニーが小松に籠絡されたのは、「エロい料理の才能」のせいだったんだよ!!
>小松の魅力にセツさんも堕ちたかw
>やっぱり小松はエロかった!四天王を全員メロメロにしてきた男は違うの〜
>小松はどうやら公式で「誘い総受けに見せて、実は攻め」というのが決まりましたね
あんなに堂々と「おまえはエロい」なんて言われた日には
「さー出来たじょい!あたしゃの特別メニューセンチュリースープじゃ!」
そんなこんなで小松の比類なきエロさが読者にも伝わったところで、ついにセンチュリースープ完成
はたして伝説のスープとはいかなるものなのか
「こ・・・これが伝説のスー・・・・えっ?
空ですよ節乃さん!?」
「うっふっふちゃんとはいっとるよ。透明すぎて見えぬか?」
>透きとおりすぎて見えないとか、センチュリースープの屈折率はどうなってんのww
普通ならこれだけ煮込めば最悪乳化してもおかしくないのにセツ婆の仕事丁寧すぎる
これが俺の本体のハンサムスープだ!(意味不明)
なんと透過率が高すぎて目に見えないほどの完全な無色透明液体。なんか胡散臭いほどの凄さ
「馬鹿には見えないスープじゃよ」とかいうオチがこないか心配です
いつのまにか節乃食堂の外は半年振りの営業を聞きつけた野次馬だらけ。店から漏れるいい香りに大歓声が沸き起こります
「店の外が騒がしいのう・・・伝説のスープの香りがしちゃあ無理もないか・・・うっふっふ
今世紀を代表するいくつかの食材を半年間煮込んである
全ての灰汁を取り除き、ダシの旨みだけを残したもの。それがこの澄み切ったスープじゃ」
このグルメ時代と言われる今世紀を代表する美味いもんを片っ端かたぶち込み、半年間煮込み続けたスープ
それはまさにおいしさの塊。美味さの結晶
流石はスペシャルメニュー。フルコースと別枠で用意するだけのことはある手間隙のかけようです
「水みてーに透き通ってるのになんて濃厚な味!
具財の旨みがギッシリ詰まっているのにそれがしつこくなく後味はスッキリ・・・
こんなスープ初めてだ!なぁ小松!?」
そんなとてつもない料理ですから、味皇様みたいに口からレーザーくらい吐くかと思われましたが
存外におとなしめなトリコの感想。号泣しながら肉にかぶりついたジュエルミートの描写に比べるとちょっと拍子抜けです
>得体の知れないスープより、場繋ぎでも調理工程がきちんと描かれてる親子丼のほうが旨そうに見えた
小松も美味さのあまり死んだように言葉を失ってますが、実際に美味すぎて心臓が止まるくらいの
無茶系描写はやってもいいような気がします
「節乃さんありがとうございます!こんな素晴らしいスープ!
ダシの具財は絹鶏のガラくらいしかわかりませんでした。当たってます?」
『なんと・・・たった数口飲んだだけで具財の1つを当てよった!』
「あとミネラルココナッツも入ってるんじゃねーか?」
「あーそれだ!何だか知った味があると思ってたんですよ!」
『こやつら・・・!』
セツ婆の中の小松株はとどまるところを知らず急上昇。もうストップ高です
更にメロメロのセツ婆にトドメとばかりに、このスープに対する確信の感想まで遠慮なく述べる小松
「ただ・・・逆に何か足りないような気も」
このスープに足りないもの!それは!(ry
人間国宝の料理に対してダメ出しをくらわす小松。しかしセツ婆は怒ることなく、逆に更に彼への関心を高める
このスープには何かが足りない。それこそが彼女の聞きたかった感想だったからだ
「トリコ、小松くん。ついてきなさい。仕込みをしている厨房へ案内しよう」
シンデレラボーイ小松、いきなり人間国宝の屋台裏に潜入取材!
このセンチュリースープは不完全だったのか?足りない食材とは何なのか?セツ婆の真意が明かされる次号へ続く!
>スープの具材が足りない→今回の冒険はその材料を取ってくること?ですかね?
セツ婆桃白白
「食堂の地下に厨房があるんですか?」
「上のキッチンはあくまで調理の仕上げの場所じゃ
あたしゃの食堂はむしろほとんどが仕込みのスペースなんじゃよ
食堂の側に巨大なお城があったじゃろ?ここはその地下につながってるんじゃ」
「あ、あの立派なお城が厨房だったんですか!」
節乃食堂の心臓とも言える厨房。それはあのラブホテルみたいな城の地下スペースにあった
やはり金持ちは格が違った!吹き抜けで3階建ての高さはあるでしょうか。巨大工場のようなだだっ広い空間に、
巨大なケージに入れられた猛獣やら、1000人前を作れそうなクソでかい調理器具やらが並ぶ圧倒的なスケール
第1ビオトープの研究施設を彷彿とさせる規模です
>セツ婆の店の地下すげえ!捕獲レベル37とかIGOの施設並にヤバイ奴らが普通にいる
>お婆ちゃま普通の道具で最高の味を出してるわけじゃなかったのね・・・
「ここが節乃食堂の厨房!
こ・・・これ全部料理の下ごしらえですか!」
「小松くんもわかっとると思うが、料理の出来はほとんど仕込みで決まると言っていい
客には見えんがこの厨房は店を支える最も重要な場所なんじゃよ
本来は1人いるスタッフ以外は誰もここへは入れないんじゃがのう」
関係者以外立ち入り禁止だった厨房への初入場者となった小松とトリコ。2人がどれだけ買われているかが伺えます
1人だけいるスタッフってのがどういう人物なのか気になります。料理人なのか、美食屋なのか?
いずれにせよセツ婆が重用しているくらいだから相当の腕前でしょう。若くて可愛い女の子とかならいいんだがなー
「なるほど・・・節乃さんが月に一度しか店を開けない理由は
あまりにも仕込みに時間がかかるからだったのか」
普段は固くて食えたモンじゃない肉が、闘争心を煽り続けることで柔らかくなるロンリーグリズリー(捕獲レベル37)
ピッタリ100匹のオスに囲まれた時にのみ絶品の卵をたくわえるメスがいるというラブイワシ
皮を剥いた後、4℃の塩水に丸一年浸しておかないと表面のぬめりが取れない桃イモ等等
厨房で下ごしらえされている食材はいずれも手間隙と処理手順、その見極めが難しい要・特殊調理食材ばかり
>きっとボギーウッズ率いる仕込みチームも大変なんだろうな
セドルに「仕込みナメんなよ」と言っていたボギーの気持ちが今週の話を読むとよく解ります。あいつ苦労してそう
「気分しだい」でしか店を開けないという節乃食堂のフリーダムな営業方針
それは仕込みにかかる膨大な時間のせいだと解釈した小松であったが、セツ婆はニコニコ笑いながら否定する
「それは違うじょ小松くん。気分と言ってもあたしゃの気分じゃない
食材の気分じゃ
小松くんおぬし・・・料理人が食材を選び、調理していると思っておらんか?
うっふっふおこがましいのう・・・そう思っとるうちはまだまだ半人前じゃ
逆じゃよ。食材や客が料理人を選んどるんじゃ
あたしゃ日々食材にその日の気分を尋ねておるだけ・・・
店を開けるも閉めるもすべては食材次第というワケじゃよ」
ミスター味っ子の中江兵太(食材の声を聞けるという”素材の魔術師)を彷彿とさせるセツ婆の理念
自分はあくまで食材が最高に美味くなった時に店を開いているだけ。世界最高の料理人ならではの含蓄ある言葉です
すごいなー。あこがれちゃうなー
「そんな!あんなに完璧な仕込みをしてるのに・・・」
「うっふっふ小松くんならいつか理解できるじゃろう。いつかきっとな・・・
さあ着いたぞ。ここがセンチュリースープの仕込み場じゃ」
巨大工場のような厨房を練り歩いて辿りついた場所には、高さ数十mはあろうかという巨大寸胴鍋が聳え立っていた
1000人前どころか1万人前くらいは作れそうな巨大鍋にジャンプ一番で飛び上がるセツ婆
なんというかすごい桃白白的な動きで吹く
>今週のセツ婆で桃白白を思い出したのは、俺だけじゃないハズ
>婆様、何この動き凄すぎる!ノッキングマスター次郎のパートナーだったことも鑑みて、
全身いたる所をノッキングされていたりとかするんでしょうかね。さすが
流石はグルメ界を見てきた女。舌を敵のこめかみに突き刺して殺したり
自分でブン投げた柱に乗っかって空飛んだりとか普通にしそうです
小松はともかく、トリコも普通に梯子で登っていることを考えてもその脚力が規格外であることがよく解ります
「すごい!感動だ!これが具在の入った状態のセンチュリースープですか!」
「驚いたな・・・こす前に既にこんなに透き通っているとは」
「ふっふっふ半年間灰汁を取り続けたからのう
じゃが実はこのスープ・・・まだ未完成なんじゃよ」
「具在はやっぱり絹鳥のガラとミネラルココナッツ入ってますねトリコさん!」
「ああモーターオニオンもあるな!すげえラインナップだぜ!」
「ふっふっふそうじゃろ?じゃがこのスープは・・・まだ未完成なんじゃよ!」
大事なことなので2回言いました!
興奮してまったく話を聞いてない小松とトリコに何度も同じことを説明するセツ婆が面白い。しまぶーマジギャグ冴え渡ってるな
今回の話はかなり説明的な回だったので、最初から最後までギャグなしでもスッキリ読めるトコなんですが
こうやってキレのいいギャグを挟むことによって長文で読者を飽きさせず、更に読みやすくさせている印象を受けました
「そーじゃろスゲーじゃろ!じゃがしかしこのセンチュリースープはまだ!
完成ではないんじゃああああああ!」
>セツ婆「大事なことなので三回言ったんじゃ」
3回目はキレかかってるセツ婆。投げやりな感じの「そーじゃろスゲーじゃろ!」がなんかツボ
ここからいよいよ2人を厨房へ連れてきた本題へ入ります
「実はセンチュリースープってのはもともと自然界に存在するものなんじゃよ
昔次郎ちゃんが汲んできてくれてな。その一口が美味しくて忘れられず・・・
それを真似てあたしゃが作ったのがこのスープなんじゃ」
なんとセツ婆のセンチュリースープは、自然界に存在しているオリジナルの味を模倣した料理だった
なるほど美食会の会議でユーが口にしていた「氷の大陸に湧き出したスープ」がここで繋がりました。そういうことか
「十分に美味しいんですけどこれで未完成って・・・・ひょっとして・・・
自然界のセンチュリースープってこれよりももっと美味しいんですか?」
「味の説明は難しいが・・・小松君、おぬしこのスープを飲んで「何かが足りない」と言ったな
そう、丁度そんな感じじゃ。本物はこれに何か1つを足したような味・・・
その1つがあたしゃにゃあどーしてもわからんでなぁ・・・」
あと1味だけオリジナルに及ばないという、セツ婆の再現センチュリースープ
やはり天然素材の前には料理人の腕は及ばないのか?
いやそうではない。セツ婆はその為に2人をここへ連れてきた
「なぜあたしゃがおぬしらを厨房へ連れてきたと思う?
どの国の大統領も富豪も、あたしゃの料理に意見する者は1人もおらんかった・・・
おぬしらの味覚と感性に惚れたんじゃよ。おぬしらならひょっとして・・・
このスープを完成させることができるかもしれんと思ってのぅ
時期がいい。センチュリースープは100年に一度しか姿を現さん
故にセンチュリースープ!その時期が今!タイミングもいい!
今、街にはその情報を詳しく知っとる男が世界中から美食屋を集めスープを狙っておる!
おぬしならすぐに雇われるじゃろうトリコ。小松くんを連れて行って来い
本物のスープを飲み、見事センチュリースープを
その手で料理ってみせろ!」
本物のセンチュリースープを飲んで来い!今までのクエストならばそれで目標達成ですが今回は違う!
本物の味を知り、その上でその味を再現してみせろ
小松の料理人としての真価、そしてこの漫画における「食材」と「調理」の位置付けが大きく問われる展開です
>食材の調達が目的ではなく、味の再現が目的な所が料理人・小松が活きる良設定ですね。しまぶーGJ!
連載以来、今までのトリコはどうしても「食材最高・調理は二の次」というイメージが強かったワケですが
料理人の腕で天然の味の再現(もしくは凌駕)を試みる今回のお話は
これまで植えつけられてきたそのイメージを覆す展開と言ってもいいでしょう
はたして料理人の味覚と腕は、天然素材を超えられるのか?
人間国宝セツ婆ですら一歩届かなかったこの難関に、小松とトリコのコンビが挑む!こいつはデンジャラスにときめくぜ!
>100年周期でしか出現しないんだから次郎が汲んできた昔って少なくとも100年前だよな
あの世界には寿命を延ばすような食材とかあんのかね
ゲェー!?言われてみたらその通りだ!じゃあ次郎&セツ婆は若く見積もっても120歳くらいか
>この展開だとフグクジラ編で見れなかった GTロボVSゾンゲ様の夢のドリームマッチとか見れそう
今回は「氷の大陸のスープ」の争奪戦か… 第6支部メンバーはボロボロだし、
言い出しっぺのユーあたりが来るのかな?それとも責任取ってスタージュン様?
「センチュリースープを狙う富豪が美食屋をかき集めている」ということから、
今回の冒険はゾンゲ様の同行も間違いなし
美食会の刺客は誰が来るのかなど、あらゆる面で続きが楽しみな新シリーズです。マジで次号が待ち遠しいぞ
最強美食屋軍団、北へ
グルメタウン中心部。美食屋の集う酒場「Barヘビーロッジ」
世界中から名だたる美食屋が食の情報と仕事を求め、日々訪れる酒場
より屈強な美食屋を求め依頼人も集まることから別名「出会いの酒場」とも呼ばれている
というワケでRPGでいうギルガメッシュの酒場というかルイーダの酒場というか
歴戦の冒険者達が集う酒場で、荒くれ者達が酒をかっくらう冒頭のシーン
>今週のトリコの序盤が何となくウィザードリィ的つうか硬派西洋ファンタジーぽくてステキでした
これが「北斗の拳」だったら同業者のアインにワンパンでのされそうな
”グルメ賞金稼ぎ”のブルボ
同じく「北斗の拳」だったらケンシロウと腕相撲して腕でも折られそうな
”南の島の大食いチャンピオン”ドランカー
いかにも見た目脳筋で頭悪そうな2人が登場したかと思えば
一見おだやかな物腰ながらインテリ臭漂う舌戦を繰り広げる2人など、そのタイプは様々
”グルメヤクザ副組長”マッチ
グルメヤクザってどんなヤクザよ。ギンギラギンにされげなく!マッチでーす!
そんな強面ヤクザに凄まれても微動だにしないクールなベビーフェイス、子供扱いされているのを見ると最年少か
”グルメ騎士メンバー”滝丸
グルメ騎士というのは有名な美食屋ギルドの名称か何かでしょうか。この若さでメンバー入りしてる彼の才能が伺えます
>グルメ騎士のリーダーも四天王に匹敵する実力者だったりするんですかねぇ
>滝丸はココと、ターバンと一人称が被っているので確実に死ぬ感じですね
そして「北斗の拳」に例えるなら牙一族のザコ!
どこへ行っていた田舎者!
酒を飲む金は持ってるのか貧乏人!
我らのゾンビ様の登場だー!
>あんがいマナーにうるさいゾンゲ様、根が親分肌なんでしょうね
>ゾンゲ様、初登場のときに酒を持ってこいって暴れてませんでしたっけ?
>流石、ゾンゲ様は他の美食屋と纏う空気が違いますね
>一人だけ異名が無いゾンゲ様、きっと実力が凄すぎて誰も着けられないんですね
テロップにすら舐められてるあたり、流石ゾンゲ様は格が違った!
彼らの他にも、右を向いて左を向いても一癖ありそうな美食屋達がホールにすし詰め状態
言わずもがなその全員がセンチュリースープの話を聞きつけて集まった猛者達である
周りは全員ライバルとばかりにピリピリムードのホールだったが、1人の男の来店でその空気がガラリと変わる
「トリコだぁー!トリコが現れたぞぉあー!
マスター酒だ!トリコに酒を用意しろ!」
トリコが入店するや否や歴戦の美食屋達が声を合わせての大歓迎。流石四天王と呼ばれるだけあり、大した有名人ぶり
さっきまで一触即発ムードだったマッチと滝丸もその緊張を解き、トリコの持つ雰囲気に圧倒されます
「彼がトリコ・・・グルメ騎士うちのリーダーも一目置くという・・・」
「当然だろうトリコはグルメ四天王だ。俺もかつて四天王の1人に挑んだことがあるが・・・
この身体の傷はすべて、その時たった一撃でつけられたものだ
ゼブラという名の大男だったが・・・殺されるかと思ったぜ」
見るも痛々しいマッチの全身の傷は、ゼブラにたったの一発でつけられたとのこと
>グルメヤクザの顔が独歩みたい。ゼブラの一撃で独歩みたいな顔になる→つまりゼブラの能力は爆発系?
>全身にまんべんなく傷がつくゼブラの一撃の想像がつきません
たぶんこんなんだったと思われ
グルメヤクザ副組長というよくワカらん肩書きを持つマッチですが、おそらく腕は一級品でしょう
その彼を一発で仕留めるあたり、四天王とそこいらの美食屋の強さには格段の隔たりがあることが見て取れます
「よぉーまた会ったな。この街ではほんのちょっとだけ名が通ってると見えるな
みんなのあの騒ぎようからして・・・だが俺様村じゃお前なんか誰も知らねーぜ
俺が超有名すぎてもう神だからな」
そんな美食屋のカリスマを目の前にして、「お前なんか俺の村では誰もしれない」とタメ口で話しかけるゾンゲ様
トリコの顔を知らなかったのではなく、トリコの名前すら知らなかったというこの衝撃の事実
マジでゾンゲ様の村にはメディア触媒が一切ないと思われます
テレビもねえ!ラジオもねえ!たまに来るのは紙芝居!
>トリコだという事知らないと思いきやグルメ四天王の事すら知らなかった・・・さすがゾンゲ様は格が違った!
しかしトリコ相手に対等に喋る姿は他の美食屋達からすごい大物に見え、「アイツ何者だ」と一目置かれることに
>ゾンゲ様がワンピースのバギー船長とかぶりますね
>ゾンゲ様がONEPIECEのバギーに見えてきた
「ようマスター久しぶり。どーよ最近の美食屋は?」
「お前らほどの素質を感じるヤツなんかほとんど見ねぇな
最近は依頼人の目も厳しいし、交渉が成立しねえことが多いぞ
フフ・・・トリコお前はまた大幅にレベルを上げたと見える」
「さすが。わかるかい?」
ヘビーロッジのマスター、モリ爺の別名は『目利きのモリ爺』
なんと彼は美食屋達の才能や実力を見抜く確かな鑑定眼を持っているという。これが店の繁盛の理由
美食屋達の実力はフルコースを見ただけでは量れない。IDチェックもままならない中、彼の目利きが依頼人の指針になるワケです
マスター曰く、そんな逸材不作な近年においても、今このホールに集まっている連中はかなりの粒ぞろいとのこと
なにせ伝説と名高い食材を目的としてやってきたくらいの連中ですから、当然と言えるでしょう
多分ゾンゲ様は何も知らないでやってきたんだろうけど
「100億出そう。見事私の依頼に応えてくれた者にはな
センチュリースープ!挑戦したい者はついてこい・・・!」
そんなこんなで依頼主の大富豪、カーネル・モッコイ氏が到着。名前がなんか卑猥ね
100億という破格の報酬額は勿論ですが、やはり彼らは職業美食屋。金よりも伝説の食材に挑めることに大歓声を上げます
「選抜試験は行いますか会長?」
「いらん全員連れていく。センチュリースープを見つけ出す確率は1%でも上げておきたい
それにどうせすぐに大自然のふるいにかけられるさ。なんたってこれから向かう場所は
全てを凍らせる氷の大陸だからな」
グルメ情報に関しては超一流のカーネル氏。年商20兆の会社の会長だけあって、ただの金持ち飽食爺ではありません
なにせ勝負の舞台は極寒の氷の大陸。多くはその厳しさの前に脱落するであろうことを予測しています。したたかだな
そんな興奮冷めやらぬ美食屋達が大騒ぎする中、ただ一人どっかと椅子に腰掛けて落ち着いた1人の男
『コイツは・・・強いな』
モリ爺の眼鏡にかなった謎の男。長髪に帽子を被った後ろ姿はイケメンを想像させますがはたして・・・?
>トリコに出てきたジャージの彼は、Mr.ヤドカリ萌え・・じゃなくて、順番から言ったらトミー・ロッドなのかしら
味方であれば新キャラ、敵であれば潜入してきた美食会の幹部の1人でしょう
そして美食会のキャラであった場合、この後姿はまだ登場していないトミーか、第1支部長のエルグの可能性大
サニーVSセドルの戦いを見る限り支部長クラスは今のトリコの相手にならないような気がするので、トミーでしょうか?
「気をつけろよトリコ。荒れる旅になるかもしれんぞ」
自然とトリコに忠告を添えたモリ爺。それは彼の勘が後姿の男の危険性を察知しているのかもしれません
「あ、あのう・・・僕なんかも一緒に同行しちゃって大丈夫ですかねマスター」
ここでこの過酷な旅にひ弱なパンピーが参加していいものか、とマスターに伺いを立ててみる小松
モリ爺の眼は美食屋限定ではないらしく、料理人小松の力量も見抜くこともできるようです
『力は弱いが・・・何かをやってくれそうな子だな
いやむしろこの旅にはこの子が必要だ』
「長年旅立つ者を見ていると・・・どうしても止めたくなる者もいれば、おぬしのような者もおる
不思議なものだな。行ったらいい!気をつけてな!」
モリ爺の「目利き」って鑑定眼というよりはココの占いに近いな
小松の力量を見定めるのではなく、彼がこの旅で何かをやってくれるであろうことを予見するモリ爺
かくして太鼓判を押されて送り出された小松は、晴れてトリコとともに氷の大陸へと向かうのだった
ラスト。トリコ達が出て行った後の節乃食堂は、あのとき野次馬できていた客達でごった返していた
上機嫌だったセツ婆の粋なはからいにより、全員にセンチュリースープを振舞っていたのである。太っ腹すぎる
>節乃食堂に数年先に予約してた人達涙目ですね
>トリコの野次馬が羨まし過ぎる!という訳でちょっと飲み屋行ってきます!
おでんとやきとり旨い店が近所に出来ましたんで!
「夢のようですね節乃食堂で食事ができるなんて!節乃様ありがとうございますー!」
「うっふっふ、あたしゃも嬉しくてな・・・近いうちにきっと・・・
もっとおいしいセンチュリースープが飲めるじょ!」
セツ婆は確信していた。若き美食屋と料理人が、
必ずやセンチュリースープを手に入れ、その味を再現することを
最強美食屋軍団、いざ氷の大陸へ!伝説のセンチュリースープを手に入れろ!次号へ続く!
>ゾンゲ様きたー!!(笑) きっとまた
「さみいぃ????!あと何kmだこらぁ!30kmくらいか?」
「まだあと1000kmくらいありますよゾンゲ様!っていうかまだ30kmくらいです!」
みたいにすぐ脱落するんだろうなぁ(笑)
>とりあえず選抜試験が無くて良かったですね。ゾンゲ様確実に通過できそうにないですから ( ´∀`)
>ゾンゲ、このまま自分の実力不足を知らず、ある意味幸せな人生を全うできるような気がしてきました…
多くの美食家たちが命を落とす中、ゾンゲだけは生きながらえて何らかの形で歴史に名を残すのではないでしょうか
明治維新で坂本竜馬・高杉晋作といった一流どころが死に
伊藤博文や山形有朋といった二流どころが生き残ったように…
ゾンゲ様と互角レベルなドランカー
「センチュリースープの在り処は全てを凍らせる極寒の地アイスヘル
まだ冷凍保存や品種改良などの技術がなかった大昔のグルメ家達が
己のフルコース食材を保存する為に持ち寄ったと言われる伝説の大陸
別名”美食の冷蔵庫”!」
「フン・・・どこだそりゃ?」
地理から美食の歴史からまったく何も知らないゾンゲ様。・・・すごい漢だ
>あなたの村には世界地図もないのか!ゾンゲ様!!
>ゾンゲ様の「どこだそりゃ?」でマジ吹きました
>ゾンゲ村ってマジですべての情報網が遮断されてるのか
>読者の為にアイスヘルについて知らないふりするゾンゲ様カッコいい!
行き先を告げられた美食屋達が一斉にざわつく中、ただ一人「そこどこ?」と聞く姿にはある種の清々しさまで感じます
年間の平均気温−50℃以下。猛獣の捕獲レベル云々以前に、その気候のせいで危険区に指定されている氷の大陸アイスヘル
しかしその極寒地獄の奥深くに隠された正体たるや驚くなかれ、大昔の美食屋達のフルコースを集めに集めた食材の宝箱だった
「その大陸の氷が溶け出しているという情報が先日我々の耳に入った
原因はメタンハドレートの大量発生
大陸中心部にそびえ立つ巨大な氷山には豪華で煌びやかな食材が眠り
まるで先人達が自らの力量を誇示するかの如くに美しい輝きを放つグルメショーウインドー
その氷が解凍され、流れ出たものが何を隠そうセンチュリースープだ
メタンハイドレートの大量発生の周期は約100年に一度・・・故に”センチュリー”スープ!」
天然のセンチュリースープの正体もまた、セツ婆が再現しようとしたものと同じ『多数の食材の出汁』
それ単体で発生する一個の食材というワケではなく、自然のいたずらによってあらゆる食材の旨味が凝縮された一品だったのだ
だからこそセンチュリースープは料理人の舌と腕次第で「再現」できる食材なワケです
セツ婆の作ったセンチュリースープと区別する場合、言葉的には天然のセンチュリースープというよりも
オリジナルブレンドのセンチュリースープとでも言ったほうがしっくりくるような気がするな
あと今回の発端は氷の大陸の地中に大量のメタンハイドレート※が発生したことだそうで、
※(水分子の格子状の結晶内にメタンガスを含んだ海洋エネルギー資源。別名「燃える氷」)
クライマックスでは地中のメタンハイドレートを大爆発させて氷山を吹っ飛ばす
とか、ハリウッド映画的なお約束展開を絶対やりそうな気がする。花京院の魂を賭けるぜ!
>余談ですが日本はメタンハイドレード埋蔵量がトップクラスで、
もし将来低コストでの採掘が可能になれば日本のエネルギー問題は解決されるんだとか
そんなワケで美食屋達は全長400m、総重量20万tの砕氷船に乗ってアイスヘルへ。流石は年商20兆円の大富豪
対猛獣用の高射砲や主砲までついてて完全に軍艦だこれ
しかも寒さ対策として美食屋達全員に最先端の防寒スーツまで備品として支給する太っ腹。一着700万ですってよ
というかトリコいつまでリーゼントなんだよと。このモジモジくんスーツ着る時、絶対髪型崩れるハズだが・・・
わざわざセットし直したんだろうか。実は気に入ってきたんじゃあるまいな
「それでも馬用のスーツはなかったようで残念です。初めましてトリコさん
グルメ騎士のメンバー、滝丸と申します」
と、ここでトリコに挨拶にやってきたのは今回のメンバー中最年少と思われるグルメ騎士・滝丸
なんと意表をついて馬に乗っての登場です。「グルメ騎士」って名前そのまんまの意味だったのかよ
グルメ騎士はグルメ教の教えを忠実に守る美食屋集団。構成員は少数ですが崇高な精神を持った精鋭揃いとのこと
それにしてもグルメヤクザやらグルメ教やら、この世界に「グルメ」の枕詞がつかないものはないんじゃないかと思う
「キミみたい若者もいたとは驚きだな。アイは元気か?」
「え、ええ・・・リーダーは元気ですよ。僕がトリコさんに会ったと言ったらビックリすると思います」
トリコはグルメ騎士のリーダーとは旧知の仲のようですが、「リーダー元気?」と聞かれた滝丸の反応に注目
明らかに一瞬言葉を選んでから、作り笑いを浮かべて答えてます
>滝丸の態度と台詞を見る限り、トリコの知り合いとされているグルメ騎士のリーダーは
現在、何か問題だか異変があるようですな
朋友予想にもあるように、グルメ騎士のリーダーは元気ではなく、現在のっぴきならない状況にあるのではないかと推察可能
センチュリースープ編始まったばかりだというのに、もう既に次シリーズへの伏線を引いてるしまぶーの手腕がニクイ
あと「アイ」という名前からして、もしかしてグルメ騎士のリーダーは女性?これは尚のこと彼女の安否が気になります
そうこうしているうちに船は危険海域へ侵入。凶暴な猛獣達が甲板によじ登り、美食屋達はこれを迎え撃つ
魚獣類グランドシャーク【捕獲レベル6】
三重県中西まさひろくんの作品!
>グランドシャーク…つまり王陸鮫の幼じyもとい、幼魚とかその辺みたいなもんなんでしょうな
>グランドシャーク、直訳で陸鮫 これは王陸鮫に進化するな
>出世魚みたいにグランドシャーク→王陸鮫とかになるんですかね?
>トリコに出てきたグランドシャークは王陸鮫の親戚みたいなもんでしょうか。姿も名前の意味もそっくりですし
グランドシャークは直訳で陸鮫。その姿は次郎のフルコースメニュー王陸鮫を小型にしたみたい
両者に関連があるのは確定的に明らか。陸鮫が成長して王陸鮫になる説だと、人間界にも王陸鮫が生息することになっていまうので
おそらくは陸鮫の種の中で、サイズ最大級のものが王陸鮫なのでしょう
でも実はこれ名前も見た目も同じ奴が「ドラゴンクエストモンスターズ」にいるそうで
中西まさひろくんやってもうた感が強いです
まぁデザインはしまぶーのアレンジで「ドラクエのグランドシャーク」よりは王陸鮫に近くなってますけどね
そんなワケで捕獲レベル6のグランドシャークの群れとの戦い
最近のインフレ著しい捕獲レベルのせいで読者も感覚が麻痺しがちですが、これガララワニより強いです
ましてやそんなのが群れで襲ってくるとなれば、美食屋達の実力もハッキリと差が見えてくるワケで・・・
>でた〜っ!ゾンゲ様の必殺技だ〜! これで勝つる!(敵が)
>ゾンゲスマッシュ! しかも・・・ゾンゲスマッシュだわ!!
>手下さえ助ければ、無益な殺生はしないゾンゲ様の深い優しさを見ました
>ゾンゲ様「自分の命と部下の命を守る。貴様ごときに両方やるってのはそんなに難しい事じゃあないな」
格上の猛獣相手に自分と部下両方の命をキッチリ守るゾンゲ様はけっこう大した人かもしれませんね
>グランドシャークに食われている奴らがいるあたり この中ではゾンゲ様のランクは結構高いんじゃね?
>支給されたスーツを着ず平然とし、決して部下を見捨てず、勇気と蛮勇を掃き違えず素早く撤退を判断する
……さすがゾンゲ様だ
>他の寄せ集め連中が割とバリバリ食われてたところからみると、ゾンゲ様の子分クラスもたくさんいるようですね
ド田舎の村レベルだったらゾンゲ様はマジで神だったんだろうなー。退き際もわかってるし
>何気にスーツ着てないのに寒さに関して文句言ってないゾンゲ様すごくない?
・・・氷の大陸のこと一切知らなかったりやっぱりあれですけどw
赤ちゃんガララワニがメインディッシュのゾンゲ様にとって、グランドシャークを倒す事など完全に無理ゲー
それでも砂浜の洞窟入口の時のように、部下のピンチを救うあたりは最低限自分の実力で出来ることをキチンとこなしてる印象
むしろ驚いたのはゾンゲ様と大差ないドランカーの実力
渾身のハンマーの一振りはまるでダメージが通ってません。これは「ドランカーがゾンゲ様級に弱い」のではなく
一般美食屋達の平均レベルが大体ゾンゲ様程度ということを意味してます
食われてる雑魚美食屋もいるし。なるほどこれならばテレビもねえラジオもねえ片田舎ならヒーロー扱いなのも頷けます
一方、有象無象の雑魚達とは一線を画した実力を見せたのがマッチと滝丸の2人
マッチは居合いの達人らしく、刹那の抜刀で食材を3枚に下ろす神速の食技を披露
剣術キャラが強いととっつぁんはどんだけ強かったのか妄想してしまうな
対して小柄で優男の滝丸。片目を髪で隠してるし、鶴嘴千本みたいなスマートな武器でも使いそうな印象がありましたが
意外や意外、攻撃方法は骨法のような徒手空拳。打撃で敵の間接を外す「栓抜きショット」を披露する
>馬に乗って素手で攻撃ってリーチが短すぎない?
>グルメ騎士、新人でこの実力か…四天王や美食會以外の美食屋組織も相当な実力者揃いのようですね
あの謎の帽子男改め覆面男(今週の扉で覆面と判明)の戦闘シーンがありませんでしたが、奴を除けばこの2人は別格
アイスヘルではこの2人の魅せ場に期待したいところです
「見えたぜ!氷の大陸が!」
そんなこんなで嵐のような大乱闘を経て、ついに美食屋達を乗せた船はアイスヘルへ到着
氷の大陸で美食屋達を待ち受ける試練とは?次号へ続く!
ドランカー死す。謎の刺客は誰?
「す、スゴイ・・・さすがトリコさん」
「たまげたなあのパワー。これから行動を共にすると思うとこれほど頼もしい男は居ない
・・・いや・・・最後はスープの奪い合いになる可能性もある・・・・
闘うことも覚悟しておかなきゃいけねェわけか」
冒頭、砕氷船が横付けした氷壁からチョーでっけえ氷塊が落っこちて甲板大パニックに陥るも
難なくパッコパッコにするトリコ。その次元の違う実力を垣間見せ、美食屋達を驚かせる
前回有象無象のザコ達とは別格の強さを見せた滝丸とマッチですら完全なヤムチャ視点です
マッチは既に最終局面のケースを想定し、思案を巡らせ始めている様子。インテリヤクザらしく計算高いなこの人
終盤トリコを嘘で騙して出し抜いたり、小松を人質に取ったりとかしそうな予感。かっこいいけど本業はヤクザだしな
大型ヘリでは断崖の上までいけない理由があるため、自力で氷壁をロッククライミングすることになった美食屋達
でも中腹付近あたりまでは大型ヘリが運んでくれるそうで、まずはメンバーを一陣と二陣に分けることに
「オレぁ後にするぜ!食料をたらふく用意してから行きてーからな!」
劇場版ドラえもんのジャイアンのようなテンションで後発を決めるドランカー。カツどーん!
この食い意地が彼の運命を左右しようとはこの時誰が予想できたでしょうか
「ねぇトリコさん、あの依頼主のカーネルさんって勇気ある方ですね
こんな危険区域まで本人自ら同行してくるなんて」
「来てねーよ。来てねーし、アイツの周りにいた黒服達はグルメSP
世界中から選りすぐった武闘派のみを揃えた、身辺警護のエリート達さ」
「グルメSP・・・な、なるほど。だから安心してこんな場所までこれるんですね」
「だから来てねーって」
氷壁中腹へと向かうヘリの中カーネル氏をリスペクトする小松だったが、トリコはそれを聞いて一笑に付す
「あのオッサンは”ここに来てない”」と
小松はその意味を理解できずクエスチョンマークを浮かべて頭を捻るだけですが、トリコ読者ならすぐピンときたはず
なるほどあんな資産家が自分の身を危険に晒すリスクを犯すかなーとは思ましたが。そういうカラクリか
「なんだお前らその格好!情けねーぞ寒がりどもが!冷え性かお前ら!
オレはRPGでも装備の前にレベルをきっちり上げてから旅に出るタイプだからな!
装備なんかに頼らねーのさ!」
そんな二人に気さくに声をかけてくるゾンゲ様は、なんとライタースーツを着用してません
曰く、「俺は自身をきっちり鍛えてるから装備なんかに頼らない」とのこと。かっこいいなー憧れちゃうなー
−50℃を「お前ら冷え性か」で済ますゾンゲ様は格が違った!
アリアハンでアバカム覚えるまでレベル上げるタイプでしょうか
>トリコの化け物っぷりを目のあたりにしたのに卑屈にならず、
いつもと変わらず対等に話しかけるゾンゲ様に好感触
でもミスターサタンみたいに「トリックだ」と思ってるだけだったりして
>ゾンゲ様はRPG好きのゲーマー!ゾンゲ様の村には電気が通い、さらにはテレビがあることが判明!
>これは我々の調査した文明レベルを飛躍的に更新させる大進歩ですよ!
ゾンゲ様の村にRPGがあるとは思えない件
と思ったらそんなことはなかったぜ!
「それでもゾンゲ様ならもしや・・・」と一瞬淡い期待もしましたがやはりギャグ担当。凍死しかけてすぐにスーツを着ることに
一方その頃、砕氷船の中では誰もが予想し得なかった惨劇が起こっていた
血の海に横たわる死屍累々はカーネル氏のグルメSP達と、輸送ヘリを待っていた第二陣の美食屋達
ど、ドランカー!!!(号泣)
>ド・・・・ドランカーッ!!Σ(゚Д゚;
>あーんドランカー様が死んだ
>ドランカーの最期に本日もはんぺらさんの悲痛な号泣が屋敷に響くのであった・・・
>ゾンゲ様の危機回避能力ハンパねぇ…実力は対等でもドランカーとはそこで決定的な差があったんだ
>ゾンゲ様の強運は主人公補正に匹敵するな
バカな・・・簡単すぎる・・・・あっけなさすぎる・・・!(花京院風に)
「南の島の大食いチャンピオン」というしょうもない肩書きの男でしたが、1ミリの活躍もなくいきなりの退場です
二陣を選択した連中はまさに不運と言うしか。ゾンゲ様の天性の強運が際立ちます
身辺警護のエキスパート達と腕に覚えのある美食屋達を難なく皆殺しにした男は、誰あろうあのV覆面
彼のターゲットはカーネル氏のようですが、そのカーネル氏はこの状況にあっても余裕の笑みを絶やさない
当然です。何故ならば・・・・
「おぬしも仲間か?くっくっく無駄だよ
私は今ここにはおらん
戻ってスープを取りに行くがよい。相手が誰だろうが私は報酬を惜しまんぞ」
>カーネル、やはりただの成金爺じゃないな…
>リーダーの資質は危機管理能力…カーネルも流石に巨大企業のTOPやるだけの事はあるわ
>あのモッコイさんは簡易版のGTロボみたいなもんなんですかね?
>カーネルの正体はGTロボと予想。美食會のGTロボをIGOは『新型』と言っていたし
影武者型GTロボとかカーネルの財力なら何体でももってそう
>カーネルはGTロボですかね。トリコは嗅覚でそれに気付いていたと
年商20兆の会長がボンクラジジイのワケがない。このカーネル氏はおそらくGTロボ!
これが彼がこんな危険区域まで来て笑っていられる理由だったのである
別に戦闘用じゃなければ美食会のGTロボのように特殊装甲や超レスポンス等のハイスペックが必要なワケでもなし、
必要最低限の能力を持った遠隔操作ロボなんて、この世界の科学力なら一般企業でも簡単に作れるでしょう
そして対するV覆面の正体は、この残酷な凶行から見ても、やはり美食会の刺客であろうことが推察されます
もちろん美食会とは関係ない可能性もまだ捨て切れませんが、この惨殺っぷりはまぁ美食会と思って間違いないでしょう
どうやらV覆面はスープよりも先ずカーネル氏の身柄を確保(殺害?)し、最終的に彼からスープを奪うことが目的だったようですが
ここはカーネル氏のほうがその思惑よりも一枚上手だったということです
カーネル氏かっけえ。善玉ではありませんが、美食会とは別ベクトルの悪役ってポジションでいいな
依頼主カーネル、求める美食屋達、奪わんとする美食会
スープをめぐり、氷の大陸に交錯する男達の思惑。単純な展開で読者を飽きさせないこの仕掛け!しまぶーGJです
>モッコイの「おぬしも仲間か」セリフから察するに、
第一陣にも覆面の仲間(美食會?)が紛れこんでるって事ですよね
>モッコイの「おぬしも…」気になって読み返してみたらブルボが見当たらない
実はエルグがブルボに変装しているとか?
>先週、滝丸がアイなる人物のことをトリコに聞かれたときに様子がおかしかったのは、
アイに異変があったからではなく、あの滝丸は実は偽者で美食会のメンバーが変装しているという可能性も・・・
「も」ということは、V覆面の他にもカーネル氏の命を狙ったorカーネル氏がそれに気付いている人間がいるということか
モリ爺が酒場で注目していたのはV覆面だけなので、実力は大したことないのだろうか?うーむ
回を重ねる度にフラグが立っていくとは思いますが、これはなかなか読めない展開。今回のシリーズは推理モノ的な面白さがあるな
しまぶーGJ!大事なことなので2回言いました!
そしてラスト。一番乗りで氷壁を登りきったトリコと小松の前に、いきなりRPGのボスのようなモンスターが姿を現した
「全てを凍らせる氷の番人!ツンドラドラゴンですよー!」
>いきなり捕獲レベル40はありそうなドラゴンが・・・
>ツンドラドラゴンがモンハンの飛竜に見えたぜ! まずは尻尾斬りだ!
>ツンドラドラゴンがツンデレドラゴンに見えたのは俺だけじゃないハズ
>今週のトリコ、「ツンデレドラゴン」というネタの拍手が多数寄せられるに100万ペリカ
>氷塊への必殺技連打といい、いきなりドラゴン出現といい、
これは序盤早々にトリコが疲労で戦力ダウンして、中盤以降新キャラ達の見せ場を作る展開?
氷の大陸最初の敵はツンデレドラゴン!
名前からしてトリコに懐いたりするんでしょうか。わーい楽しみだなぁ!(違)
バトルも見ものだけど、とにかく謎が謎を呼ぶ展開予想が面白い今シリーズのトリコ。次号も期待!
>はんぺらさん、ちょっと待って!V覆面の前に、別の刺客が第二陣とSPを皆殺しにしたのでは?
それでカーネルは「おまえも」と言ったのではないでしょうか?
そうすると、V覆面が悪玉か善玉かはまだわかりませんよね
>V覆面は悪モンというのはミスリードで、実はイイモンだという気がします
>V覆面の男が皆殺しにしたわけではないかもですよ?
よくみたら、彼がT字型通路に差し掛かってふと横を見るとドランカーの惨殺死体・・・
つまり、奴がそこに行った時にはもう死んでたんじゃ・・・
>トリコにでてきたV覆面なんですが、戦闘描写がないことから、
他の誰かがグルメSPとドランカーを殺害したところに来ただけじゃないかと
カーネルの「おぬしも仲間か」って発言も、その誰かの仲間かって意味で通じますし
>トリコの大量殺戮は覆面の男の仕業ではなくカーネル氏が言っている『もう一人』のほうだと思われます
殺した相手を注意深く観察とかしないでしょうし
あと滝丸が実は美食会の刺客の可能性は非常に高い可能性が…アイといわれて一瞬戸惑ったあたり
>美食會のユー(you)に、グルメ教のアイ(
I ).
偶然かもしれませんが、同一人物であるとか、あるいは・・・みたいな何か有るような気もします
ぐわー。ですよねー
カーネルがV覆面の”仲間”に先に対面しているのなら、あの屍の山はV覆面より先にあの通路を通った人間・・・
つまりその人物が築いたと考えるのが普通
こんな当たり前のロジックを指摘されるまで気付かなかったとは恥ずかしい限り。みんな冷静に読んでるなぁ
そしてこれも指摘にあるように、その殺戮犯が美食会の刺客だった場合は、
実はV覆面は美食会ではなく善玉というミスリードの仕掛け
である可能性も非常に高くなってきます。くあーこれマジで推理モノ的な面白さがヤバイな。しまぶーホントGJだわ
>もし滝丸が敵なら、「アイは元気か?」ってトリコの台詞でカマかけてるのかも
実はアイなんて名前じゃないとか…でも普通世間に知られてるか
>V覆面の正体がアイなんじゃないでしょうか
で、滝丸がアイの素顔を知らない(=グルメ騎士ではない刺客)という展開
>「滝丸ゥ?アンタなんて知らないわよ」
とか言いながらV覆面を脱ぐとそこにはアイ様が…みたいな展開が見てみたい…
「滝丸が刺客なら」と仮定した場合、「V覆面がアイ」ってのは確かに演出的にもスゲー面白い神展開
もし今後「滝丸が刺客」のフラグが重なっていくようなら、この路線を意識して読むとwktk感が増すと思われ