美食會の刺客ベールを脱ぐ

「全てを凍らせる氷の番人!ツンドラドラゴンですよー!」
いきなりスタート地点から来訪者を阻む強敵。浜辺の名も無き修羅を連想させます。よし黄光刹斬だ!
ところがなぜかトリコ達を睨み付けるだけで襲ってこないツンデレドラゴン。なぜならば・・・

「いや待てこれは・・・凍ってる!?既に凍って息絶えているぞ!」
ゲェ・・・立ったままKOされている!
通りすがりのバッファローマンにハリケーンミキサーでも食らったのか
>出会った相手を恐怖させた後に、実は死んでるという安堵を与えるとは…まさにツンデレドラゴン
>いきなり目の前に現れて吃驚させたのが「ツン」で実は死んでいて安心させるのが「デレ」まさにツンデレドラゴン

なんと捕獲レベル40はありそうなツンデレドラゴンは
既に息絶えていた。これが新手のツンデレってやつか
更にツンデレドラゴンの周囲には彼と戦おうとしたのか、かつて上陸した美食屋達が氷漬けのオブジェと化して佇んでいた
それにしてもツンデレドラゴンはなぜ死んでいるのか。まさか氷の大陸に生息する生物が凍死もあるまいが・・・
”番人”の謎の立ち往生と、名も知らぬたくさんの美食屋達の亡骸。なにやらミステリー小説のような恐怖を感じる展開です
大陸から吹きつける台風のような強風は風速約30m、
体感温度はざっとマイナス80度
トリコはこの風の中を真正面から大陸内部へ向かう最短距離行軍を提案しますが、何人かの美食屋達はこれを拒否する
「冗談じゃねーぜ!こんな強風に向かって進むなんて自殺行為だ!
俺達は別ルートから行かせてもらう!」
このわざとらしいメロン味!なんて露骨でわかりやすい死亡フラグでしょうか
猛吹雪の山荘で
「殺人犯かもしれない連中と一緒にいれるか!俺は部屋に篭らせてもらうぜ!」って言うヤツだこれ
こちら側のルートを選んだ連中は漏れなく全滅すると思われますが・・・・ああっ!?そんなことはなかったぜ!
「一番楽なルートを行く・・・そこが実は一番難しい・・・と見せかけて本当に簡単!
長年のRPGの勘がそう言ってるぜ!」

ゾンゲ様RPG脳自重。なんと我等のヒーローは長年のRPG勘に従い、別ルート班に同行
当然ながら彼が死ぬわけないので、ゾンゲ様と部下だけは助かると思われます。死亡フラグが通用しない程度の能力!
こんな絶望的な死亡フラグも問答無用で回避してしまうとはある意味最強キャラ。なんて強運の持ち主なんだこの人は

一方、出発する第二陣を艦橋から見下ろすカーネル。あぁ謎の殺戮者に殺されたのは一部で全員ではなかったのね・・・って
その背後に所狭しと並んでいるのは、まさに
何十体という数の彼。やはり彼の正体はGTロボだったのだ

つうか予備ロボ多すぎだろ!
一機壊された時に、他のロボットにコントロールが移るという仕様になってるんでしょうが。それにしてもすごい数
砕氷船に持ち込んだだけでもこの数ですから、カーネル邸の地下とかには更に数百体という数が眠ってそうです

「くっくっく美食会か・・・それもいい」
この彼の言葉から、V覆面の少し前に彼に会った(と思われる)「殺戮者」の正体はやはり美食会であることが判明
美食会に狙われたと知っても尚動じず、むしろ「それも一興よ」という余裕さえ感じるカーネル。なかなかいいキャラしてます

カーネル氏ってもしかして「もう既に生身の体捨ててる」とかないですかね?
まったく同じ姿をした予備ロボを大量に保管してるのは、自分の外見がこれ以上変化する事はないから…
ってのは考えすぎか?




「ち・・・ちくしょう・・・こんなところで死にたく・・・ウボァー!」
さて猛吹雪に向かって歩くトリコ達でしたが流石に過酷な環境、早々に凍死してしまう脱落者が出始めます
更に風上から折れたサスツルギがビュンビュン飛んできたりして、脱落者の数は更に加速する地獄絵図
低レベルとはいえ仮にも屈強な美食屋達が次々命を落とす中、
一介の料理人でありながら耐えてる小松何気にすごくね?
とか感心してたら、この3コマが異様にシュールで爆笑してしまった。なぁにこの不思議な絵面

>小松がディグダグに見えました
>サスツルギでやられそうな小松を見たとき、ディグダグを思い出したのはなぜだろう
>トリコが小松をサスツルギから助けるコマがなぜかシュールで爆笑した

ディグダグみたいな小松
飛んでくるサスツルギと、
プルプル震える小松
小松を助けるトリコのポーズが
なんか凄いマヌケ
全てが絶妙なバランスで溶け合ってえもいわれぬ不思議時空を形成してます
この3コマだけトリコ知らない人に見せたら、絶対シュールなギャグ漫画と勘違いされると思う。マジで

「美味しいです。滝丸さんもどうぞ」
「いえ僕は大丈夫なので全部飲んでください」
「でも滝丸さん何も食べてないんじゃ・・・」
とりあえず一日中歩き続け生き延びたメンバーは、トリコのナイフでくりぬいた穴の中で野営することに
寝袋の中でガタガタ震える小松に、「自分はいいから」と携帯コンロで沸かした暖かいお茶を飲ませてあげる滝丸が紳士
こいつも小松のモーホーフェロモンに墜ちてしまったのか
「グルメ教では一ヶ月の断食もあるからな。空腹は慣れてんだろ」
「オジさんの分はありませんが・・・オジさんの部下の分はあります
飲ませてあげてください」
「施しの精神か。眩しいなグルメ教は」
あまつさえ酒場で険悪だったマッチに対してもこの救済の精神。グルメ教ってのは随分まっとうな宗教みたい
「グルメ教マジぱねぇッス」と感謝の気持ちを伝えるマッチもいい男。互いに酒場でのことはすっかり水に流したようです

「いえ。多分オジさん程じゃありませんよ」「オジさんオジさん言うな。俺はまだ20代だぜ」
なんだこの滝丸の色っぽい流し目は。明らかに誘ってるんだろコレ
「俺はまだ20代だ」と応えるマッチの笑顔も、何かハッテン的OKサインに見える罠
マッチ×滝丸!そういうのもあるのか!
滝丸は絶対誘い受け
「トリコならずっと上で見張りを続けている。猛獣もだろうが・・・
もっと別の何かを警戒しているように見える」

皆が風避けで休息を取ったりモーホーフラグを立てる中、ただ一人吹雪の中に居残って哨戒を続けるトリコ
そう、既にトリコはあのツンデレドラゴンが死んでいたスタート地点から「奴ら」の存在に気付いていたのだ

>滝丸がクロだった場合、小松がもらった飲み物は間違いなくヤバイのでは…
もし滝丸がクロで毒を盛るとしたなら、実力者であるマッチにまっさきに勧めるハズ
いてもいなくても同じような雑魚から優先的に振舞うあたり、正真正銘の施しの精神からくる行動でしょう
この通りマッチとのモーホーフラグも立ったことだし、滝丸はシロと思って間違いないんじゃないでしょうか





ラスト。時間ちょっと巻き戻って、ツンデレドラゴンの死体ポイント
第二陣チーム(V覆面含む)が元気よく出発した後、ただ1人そこに居残っていたSPの一人が
氷漬けの美食屋達の遺体の一体に声をかけた
「いつまで寝てんだ。起きろバリー」

「いや〜まいったぜ。ちょっくら昼寝してたら凍っちまった」
声をかけられた遺体の氷がバリバリと剥がれ落ち、「中の人」がボリボリと頭をかきながら立ち上がる
男の名はバリーガモン
あの本部会議の時、一人だけ名前紹介テロップが出なかった可哀想な第4支部長です
防寒服も着ずにマイナス80度の中をパンツ一丁で寝ていたバリーの生命力。お前らマジGTロボいらねーじゃんと
しかしなにせ前回のセドルやスタージュン様はトリコ達に敗北しています
その敗北要因が「GTロボのせいで本気で戦えなかった」ならば、今回はそこを踏まえての生身参戦ということでしょう
つまり生身で来る=GTロボで来るより遙かに本気美ということです
それにしてもこのグルメSPも美食会のようですが、第4支部長相手にタメ口を利くってことは何者なんでしょうか

「お、何だ何だ。今の”宿”はグルメSPかボギー?」
「最初借りてた”大食いチャンピオン”が弱すぎてな

まだこっちの物件が幾分かマシだ」

なんとここでグルメSPに「第5支部長ボギーウッズ」のテロップが。そしてこの台詞
ゲーすげえ。ヤドカリ萌えってそういう意味だったのか
ボギーウッズは他者の身体に乗り移るという特殊な能力を持っているみたい
>ボギーの能力って憑依系?でも何かグルメ細胞っぽくないし、
もしかして本物のヤドカリみたいな本体が脳みそに寄生しているとか?
>Mr.ヤドカリ萌えことボギーウッズ・・、まさか特殊能力まで宿借りだとは・
>ボギーウッズがマジ物体Xで後半スプラッタの予感
>ボギーウッドって本体は人間hじゃなく、知性をもった寄生生物なのか?
>ヤドカリっつーかハリガネムシやレウコクロリディウムの類だなこりゃ………
>ボギーウッズは他人に寄生する能力を持ってるようですが
本体が他の場所にいて魂だけ乗り移ってるのか、「宿」に直接寄生しているのか
>ボギーウッズの発言は色々意味深ですね。ドランカーが死んだのはボギーが寄生してたからなのか、
彼が寄生したドランカーを誰かが殺害したのか、どちらともとれるので
>ドランカーが宿にされてたことからグルメSPを皆殺しにしたのはボギーでほぼ確定
更にボギーが新たに宿にしてるグルメSPに反応してるとこからV覆面は美食会側の人間ではないみたいですね
>ボギーウッズはミクロ型GTロボの操縦者ではないでしょうか、
そしてミクロ型は取り付いた相手の脳を操ることができるのでは?

ギニュー隊長のように精神エネルギーというか魂みたいなものを憑依させる方法なのか、
寄生生物のように体組織ごと他者の脳内に入り込むのか
まではまだ解りませんが、トリコの世界観ならたぶん後者のほうでしょう。キモイなこいつ

でもミクロ型のGTロボってのは確かにあり得るかも。大型GTロボがいたんだから逆の発想もあって然りだ
で、ドランカーはボギーに寄生されていた哀れな犠牲者であり
通路で死んでいた彼はボギーの「脱ぎ捨て」であることが判明

おそらくは
哀れなドランカーINボギー、カーネルを狙う

宿主があまりにも弱すぎてグルメSPに適わない。ドランカー乙

仕方ないのでまだマシなグルメSPに寄生。皆殺し

カーネルを拉致(もしくは殺害?)しようとするも、先週のV覆面のように
「ワシはここにおらん。こんなズルしないでスープ取ってこいや」と言われてすごすごやってきた

という流れでしょうか。先週も今回も書いてるけど、美食会を手玉に取るカーネルが良い悪党キャラしてて好きだな

「副料理長は?」
「寝てるよ。外は寒いから室内でな」
支部長が2人出てきただけでも読者にとっては驚きだったのに、なんとここで「副料理長」という言葉まで
次の瞬間、あの
ツンデレドラゴンの腹が派手に砕け中から人影が現れた
ドラゴンが死んでいた理由は、この男の手によるものだったのだ

「ふーよく寝た。さっ次は飯だ!
センチュリースープの在り処はわかったかい?ボギー」


スタージュン様、グリンパーチに続いてついに登場。最後の副料理長トミーロッド
ゴキブリ道化師とでもいえばいいのか。細身の身体に真っ赤な唇が印象的な顔立ちと、背中から生えた羽虫の羽
なんかクロマドくらいテキトーなデザインね。スター・グリンと比べると微妙
>ついに副料理長三人が出揃いましたね
トミーロッドは他の二人に比べてあまり強そうなデザインじゃないけど…
>トミーロッドがかっこ悪い。下手したらコイツは今回あっさり死にそうな予感
>トリコ達より先に上陸したのに、なぜあんな入口にいたトミー達…
もしかして奥地には、美食會の面々でも手こずる何かが?

「スープの在り処はわかったか?」という台詞から察すると、
ボギーがカーネルの身柄を確保したのは、彼を縛り上げて知っている情報の全てを吐かせる事が狙いだったのかも
副料理長に支部長2人!(うち1人は借り物ボディだが)
面子的にはリーガルマンモスの時と変わりませんが、なにせ今回は生身。GTロボの時とは戦力がダンチでしょう
いかにパワーアップしているトリコでも彼ら3人を1人で相手できるわけないので、やはりV覆面は味方で確定のようです
バリーガモンは完全にパワータイプの様ですね。ボギーウッズも含めて戦うとしたらマッチか滝丸か
今回ホモフラグの立ったマッチと滝丸もタッグならボギーくらい倒せそうだし、これはメチャクチャ面白くなってきました
あれ?そういえば今週もブルボが1コマも描かれてないな・・・これは何か意図があるのだろうか。うーむwktk
しかし残念ながら
次号はしまぶー取材のためトリコ休載。再来週を待ちましょう
>やっぱりV覆面はアイなんじゃないでしょうか?秘密で来ているので滝丸も言葉が詰まったのかも
>ボギーウッズの能力がハイエロファントグリーンってトコから、
小松にとりついたボギーを剥がすためにトリコがズキューン…なんて展開を妄想


トリコ×マッチ急接近

「ガウチ!”水陸両用の悪魔”の異名を持つ凶暴な化け物だッ!
早くも出会っちまった・・・この大陸のボスに!」
トリコ達とは別ルートを選択したチームがアイスジャガー(捕獲レベル17)に遭遇して全滅する中、
なんとゾンゲ様&部下の3人は
まったく別の場所で、睡眠中のガウチの群れと遭遇していました
そう。「一番簡単なルートを行く」と言ったゾンゲ様は、トリコ達とも別チームとも違う単独ルートを進んでいたのでした
TRPGでGMが用意した2択ルートのどちらも選択しない、扱いにくいプレイヤーのような。天衣無縫のフリーダムぶり
しかも温度的にも猛獣的にも、本当に一番簡単で安全なコースを選択しているという野生の勘がすごい
この謎の危機回避能力は
ある意味最強の特殊能力ではなかろうか
>別ルートってそういう意味だったんですかゾンゲ様!もう格が違うってレベルじゃねえぞ!
>寒さもへっちゃらな程度だし、数が数だけど猛獣もガウチ止まりで美食會とも出くわさない・・・
きっとゾンゲ様はガラスのシャワーを浴びても傷つかない

>センチュリースープじゃなくて別のもの見つけて勘違いして帰ってきそうな気が
「え?ガウチってこの大陸のボスなんですか?」
「あたりめーだろ。俺が知る限り
地球上にこいつより強い猛獣はいねえ」
「最初にいたあのドラゴンのほうが強そうですけど」
「バカヤロウあれは造り物だ。あんなんいるワケねーだろ」
>「あれは造り物だ!」「あんなのはトリックだ!」 ゾンゲ様完全にミスターサタン
>ガウチが最強…ゾンゲ様はデビル大蛇の存在を知らずに洞窟の砂浜に行ってたんですね…すごい漢だ
>屋台で食えるゲロルドの捕獲レベルが、ガウチより高いって知ったらショックだろうなゾンゲ様
無知も度がすぎると可愛げがないな
今週のぬらりひょんで首無がそんなことを言ってましたが。ゾンゲ村の情報遮断ぶりマジ半端ねえ
ゾンゲ様にとっては捕獲レベル13のガウチが地球最強生物であり、ツンデレドラゴンなど名前すら知らなかったみたい
この感じだと、トリコが巨大落氷を割ったのも
「あんなのはトリックだ」というMrサタン解釈してる可能性大
目を覚ました
ウサビッチのような顔のガウチと目を合わせる絵面が、なんともいい味出してます
>ガウチと目が有ったコマのシュールさと言ったら
>目を覚ましたガウチがウサビッチに見えた





「しめた。フリーザバイソン・・・こいつの肉を腹の足しにして毛皮を防寒服の足しにしよう」
一方こちらはトリコ達直進ルート。既に寒さから大多数が脱落し、残っている名無しキャラはマッチの部下のみ
小松がいい加減ピンチになってきたところで、タイミングよく厚い毛皮を持つフリーザバイソンに遭遇します

「滝丸さん・・・あの一連の動きはいったい・・・?」
フリーザバイソンの分厚い骨格にも通用する栓抜きショットを放つため、コンセントレーションを高める滝丸
グランドシャーク戦でも見せた
エリーゼの憂鬱のような謎の予備動作をここでも披露します。ハアア…!
「”プリショットルーティーン”
技を繰り出す前にある一定の動作を行うことで、集中力を高め技が成功するイメージを高めている
俺がナイフとフォークを使う時、両手をこすり合わせる行為がそれだな
プリショットルーティーンは誰でも持っている。その質が高いほど高度なパフォーマンスが期待できるんだ」

ゴルフなどでショット前に行う動作や、イチローが打席に入った時にバットをかざすあの動作などがそれに当たる
見事フリーザバイソンの骨を外してみせた滝丸に、トリコが感心の声を漏らします
「見事な集中力だ。プリショットルーティーンの質を上げれば威力はもっと上がるだろうが」
ここにきてストーリーにさして重要とは思えない設定の解説。今後の展開の為のフラグ立てと考えていいでしょう

下線を引いたトリコの台詞は、このシリーズ内で「数段威力の高い栓抜きショット」が見れる展開の伏線のような気がします
V覆面が滝丸とよく似たプリショットルーティーンを行って、
それで凄まじい威力の栓抜きショットなんて使った日にゃあ、正体はアイで間違いないってことに。これありそうな展開じゃね?

「待つんだマッチ!二頭で十分だ。これ以上無駄に殺すことはない」
「同じ四天王でもこうも違うものか。命に優しいなトリコ」
マッチも一頭を仕留め、更に襲い掛かる群れに対して刀を向けますがトリコがこれを制する
無駄な殺生を極力避けようとするトリコのポリシー。マッチは自分に一生消えない傷を刻んだあの男のことを思い出していた


ゼブラ美食会の人間だろ
「一匹残らず絶滅させる」とか問題児ってレベルじゃねーぞこれ
>ゼブラマジでヤバそうなキャラですね。どう考えてもトリコと性格合わなさそうですけど
>ゼブラの台詞が悪人すぎる。作中では「問題児」としか言われてなかったけど
刑務所に入れられてるあたり、普通にグルメ法に違反するような乱獲でも行ったんだろうか
>ゼブラって美食會側になってもおかしくない思想ですな・・・

耳まで裂けた口に関しては既出のシルエットでも確認できてましたが、その顔に違わぬ凶暴な思考の持ち主らしいゼブラ
これはたしかにグルメ刑務所に入れておくべき人物。ゼブラには早く登場してほしいと思う反面、不安要素もバリバリです

「フ・・・四天王の誰と比べてるのか知らんが。お前もたいがいだぜマッチ」

ここで前夜の回想。あの寒風吹きすさぶ中ひとりで哨戒を続けていたトリコに、マッチが自ら交代を申し出たのだった
「昼間は部下を助けてくれてありがとよ」
「見張り交代はそのお礼か?律儀なヤクザだな」
「名はマッチだ。よろしくな」
「ああ。お互い力を合わせていこう」

トリコ×マッチ!そういうのもあるのか!
新キャラ入り乱れてなんというBLカップリングの宝石箱。もはや全国の腐女子読者はヘブン状態です
しかも高度な腐は既にゼブラ×マッチという組み合わせにも思いを馳せているハズ。こいつはデンジャラスだぜ
>今週で滝丸→マッチ→ゼブラの公式が出来上がったと思いますがはんぺらさん的にはどうですか?
>滝丸×マッチのすぐあとにトリコ×マッチ・・・・しまぶーのたたみかけスゲエ
>マッチやばい。滝丸・トリコ・ゼブラ全てにカップリングが利くとかどういうことなの
あとは小松とフラグさえ立てば完璧すぐる

>マッチに死亡フラグが立ったように見えてしかたない
>見張りの交代を申し出たマッチさんに死兆星が見えた
>マッチ「毛皮着なくても大丈夫。グルメヤクザ秘伝やせ我慢!」
>よく見ると毛皮を着てないマッチ、滝丸がマッチほどじゃないって言ったのは
ヤクザだけどこういう部下思いのことでしょうね

二頭の毛皮から切り出した毛皮も部下達に優先的に与えたのか、自分は着ようとしないという男臭さ
まだ性格もよく知らないうちから「マッチは所詮ヤクザだから終盤ぬけがけしそう」などと邪推してしまった俺が恥ずかしい
コイツはヤクザではなく”侠”だ
しかしそれだけに、味方を生かす為に自分が1人残って犠牲になったりしそうで嫌な予感。是非とも無事に生還してもらいたい
フリーザバイソンの毛皮を防寒マントにし、持ち直す小松。なんとか体勢を立て直した直進チームはいよいよ山へと入ります

>ヤバイ奴として回想されていたゼブラですが、トリコが「誰と比べてるのか知らんが」といっていたのが気になります
他の四天王と付き合いの長い彼なら、すぐにゼブラのことだと気付きそうなものですが
ひょっとしてゼブラの「絶滅させてやる」発言も何らかの理由があるのかも
>トリコを見ていて若干マッチとトリコのゼブラの認知が違う部分(四天王の誰と比べてるのか知らんが)が気になった
トリコの台詞からはゼブラは問題児でもそういった行為を働く問題児では無いみたいで、
マッチの過去の記憶では美食会より…実は二重人格とか、以前トリコがバトフレ浸かったときのように
『本能』が前面に出ている時の姿なんだろうか?はんぺらさん的にはどう思われますか?

>ゼブラって名前でもし二重人格なら、技巧の神が力を貸してくれそうなもんですが
>ゼブラはキン肉マンの運命の5王子の一人キン肉マンゼブラと同じく、善と悪の二つの心を持ってるとか?

トリコの知っているゼブラと、マッチの知っているゼブラでは人物像に差異があるってことか
なるほど言われてみると確かに。ゼブラが普段から「ああ」であれば、マッチの言葉に対してトリコは「ゼブラか」と言うハズ
ゼブラの性格に関してはまだ安易な想像をするのは難しそうです。二重人格説はリアル路線設定なので可能性高そうね




「くそぉお・・・こんなところでこの俺が・・・・ウボァー!」
「死ぬなんて思ってなかった?バイバ〜イ♪」

ラスト。こちらは第二陣の直進ルートを選んだチーム・・・に、追いついた美食会の3人
既に凍死寸前だったブルボですが、通りかかったトミーロッドに遊び半分で腹を貫かれて絶命してしまいました
可哀想ではありますが
ドランカーの扱いに比べればまぁマシだったと言えます。合掌
>ブルボ・・・下手すりゃ小松以下の耐久度なのに6コマもかけて最期を演出してもらえるなんて
>ロクなセリフもないまま退場だなんて悲しすぎるぜブルボ――!!(号泣)
>ほっといても凍死しそうだけど、必死で生きようとしている奴をわざわざ殺すとは…
副料理長の中でトミーが一番性格悪そうですね

「これで第二陣の美食屋は全滅ですね」
「いや・・・一人先に進んでる。しかも平然と。
こいつは手練だな・・・何者かな?」

V覆面です。彼も直進ルートを選択し、美食会に追いつかれないほどの速度で先行している様子
美食会副料理長をして「手練だ」と言わしめるV覆面の実力、やはりちょっとやそっとの実力者ではないようです

「ま、いいやめんどくせ。とりあえず攻撃してみよ」
「!副寮長ここで・・・!?ヤベ離れろ!」
地平の彼方にその姿さえ確認できない相手に対し、「ここから」攻撃を仕掛けるというトミーロッド
いったいどんな攻撃なのか。ボギーとバリーのこのビビリ具合からするに、相当な威力がありそうですが・・・って
うわああああああああああああなんぞこれ

>トミーロッドキモい。キモすぎます。超嫌いです
>トミーロッドより虫の方が描きこまれてる件について
>トミーマジでキモイんですけど・・・グリンパーチのがまだマシに見えるとか
口の中からなんかキモイ蟲を出したトミーロッド
ひいいい背筋がぞわぞわする。「体内に特殊な蟲を何種類か飼ってる」とかそういうバ・ソリーみたいな奴でしょうかねコイツ
果たしてこの蟲をどう使うのか?トミーロッドの謎の攻撃がV覆面に向けて放たれようとしたところで
次号へ続く!


トミーロッドはバ・ソリー

「こんなところか・・・・さ、獲物を食いあさってきな。寄生昆虫どもよ」

先週ラストでキモイ虫を口から出したトミー。立て続けに更にボコボコと吐き出し、今週の冒頭ではこんな状態になってました
なんかポケモンをズラリと並べたトレーナーみたいな構図ね
ジャムグラスホッパー 昆虫獣類・捕獲レベル41
ロックビー 昆虫獣類・捕獲レベル38
アーマーホイホイ 昆虫獣類・捕獲レベル44
ゲロゾウリムシ 昆虫獣類・捕獲レベル40
>体内に飼ってる虫四体の捕獲レベルが40前後とかもうね
所長のフルコースにも40以上の食材なんてなかったのに…
所長が酒にこだわってなければ、80くらいは余裕なんでしょうか?
>インフレも極まってきましたね。ただの小手調べの蟲でレベル40越えとか・・・
これは今回のボスクラスか次回でレベル100越えも出そうな勢いですね
そして副寮長(笑)クラスの実力はもちろん余裕で100越えしてるということに・・・
グリンのペットが85だかだったから当然といえば当然ですが
もうこうなると美食会ボスは1000いってんじゃないかって思えてきます

1匹あたり平均40。合計にして実に163という脅威の数字
なんというインフレ。太古の昔バトルウルフと最強の座を争ったデビル大蛇が捕獲レベル21とか、今となっては(笑)をつけるしかない
あのリーガルマンモスで48だったのに対してアーマーホイホイ44。そらグリンパーチも捕獲レベル85のペット使役するってもんです

しかしゲロゾウリムシて名前酷え。他の3匹は横文字でカッコいいのに、一匹だけゲロとゾウリなんて・・・
虫のくせにそれなりの知能を持っているのか、宿主であるトミーの命令を素直に聞いて標的に向かって飛んでいく虫達
マイナス80度の中では普通の虫の生命活動など一瞬で停止してしまうもんですが、まったく平気なあたりが流石の捕獲レベルか

「副料理長!出すなら言ってくださいよ!虫!」
「ん?平気さ今のは。獲物を無差別に肛門から食い破り、卵を産みつける・・・
比較的危険の少ない優しい寄生昆虫だから

「十分危険ですよ!副料理長自分の飼ってる虫の捕獲レベル知ってるでしょ!」
>ボギーウッズとバリーガモンが隠れるのがもう少し遅かったら、
二人が虫に激しくアナルファックされて卵を産み付けられるプレイが見れましたね

虫達が行ったあと、雪中に隠れていたボギーとバリーが出てきて「殺す気か!」とダチョウ倶楽部のように猛抗議
幹部会議の時もそうでしたが、やり取り自体は普通の
面白いやつらなところに美食会キャラ達の魅力を感じます
「フフ。危険ってのはこいつとかのことをいうのさ」
そう言って開けられたトミーの口内には、更に危険だという虫のシルエット。なんか毛玉みたいでちょっと可愛い
捕獲レベル40前後で「優しい」となると、コイツはいったいどれほどのレベルなのか。50は当然、60〜70以上もありえるか?





「どう見てもガウチより強そうですよゾンゲ様ーっ!」
「よーしじゃあ逃げるぞぉあーっ!
てかもう帰ろう!キモいわこの大陸!」
一方。ガウチの群れはなんとか回避したらしいゾンゲ一行は、今度はアイスジャガーに追われて泣き喚いてました
逃げるどころか
「よしこのクエスト諦めよう!」と速攻で決断を下すゾンゲ様がある意味優秀
無謀と勇気は別物とツェペリさんも言っています。無理なものを無理と諦めるのことは決して恥ではないのです
しかし逃走中に氷壁が崩れ、崖下に転落してしまう3人。哀れこのままゲームオーバーと思われましたが・・・
「か・・・か・・・隠し洞窟だぁあー!発っ見んんーあああ!」
どっこいこのミラクルである

運よく崖の棚に落下した3人は、そこで洞窟の入り口を発見するという僥倖に遭遇。なんだこの特殊能力は
しかもどう見ても
大陸中央の氷山まで一本道です。本当にありがとうございました
おそらくは過去の美食屋達がグルメウインドウに食材を保管するために作った秘密通路なのでしょう。豪運すぎる

かくして本物の「一番ラクなルート」を発見したゾンゲ様。美食会にも猛獣にも遭遇することなく氷山へと向かいます
>ゾンゲチームは一人の脱落者もなしに到達……さすがは僕らのゾンゲ様
>ゾンゲ様は世界に愛されている!!
>ゾンゲ様とトリコが組めば最強なんじゃないかと思えてきました

「ふわぁ。すごいなんて綺麗な氷だろう」
その頃、氷山にはついにトリコ達直進組が一番乗りで到着。生存者はトリコマッチ滝丸、小松の他はマッチの部下2名のみ
トリコも褒めていましたが、屈強な美食屋達が次々凍死した中一般人で生き延びた小松は凄いと言わざるをえません
それにしても頭から毛皮をかぶった小松がなんかこういう生き物みたいで面白い
キラキラ輝く瞳と
「ふわあ」という言葉のせいでとっとこハム太郎の声で脳内再生されてしまう
「おい小松!もう毛皮を脱いでも平気だぜ。案の定風が止んだ
あの異常な強風はこの大陸特有の局地風
きっとメタンハイドレートの影響で温まった氷山に寄せられた大気が、
一気に大陸の外に向かって吹き返したものがあの風の正体だったんだ」

「な、なるほど。この時期にアイスヘルに近づくこと自体が自殺行為だったんですね

うーん・・・でもまさか氷の世界の番人まで凍る寒さだとは」

氷の世界で中央部の温度が上がれば大気はそこに向かって流れ、氷山に当たり逆方向に吹く
あの強風の正体はメタンハイドレートが発生する、この時期にしか発生しない局地風だったのだ
しかし局地風でその地に住まう生物が死ぬなどということがあるのか。小松の「勘違い」にトリコは真実を伝える
「ツンドラドラゴンのことか。あの竜はあの程度の寒さじゃビクともしねえよ
あれは殺されたんだ。そのあと吹雪で凍ったのさ」

「殺された・・・?ツンドラドラゴンの捕獲レベルは
軽く50を超えます。いったい誰が?」

捕獲レベル50超えツンデレドラゴン。「軽く」というくらいだから60近いかもしれません。もうリーガルマンモスとかマジハナクソ
そういえばツンデレドラゴンには外傷らしい外傷が見当たりませんでした。トミーはいったいどんな方法で仕留めたのか
多分あの
危険な寄生昆虫ではないかと。捕獲レベル50超えをあっさり殺すその能力、想像するだに化物です





「な・・・これは・・・虫達が殺されてる!?」
その頃、吹雪の中を直進していた美食会組はカチコチに凍りついたトミーの寄生生物を発見していた
合計捕獲レベル163の奇襲を、V覆面はあっさり撃退したのである
それは例えばトリコや他の四天王、およびそのクラスの美食屋なら出来る芸当か?答は多分NOではないでしょうか
そう、
トリコよりも数段上の実力者ならできるかもしれませんが
「いや死んではいない。どーやったのかな・・・ノッキングされてる
この希少な昆虫達のノッキング法を知ってる奴・・・まさか・・・」
該当する人物を巡らせたトミーの脳裏に1人の男が浮かび上がった。あらゆる猛獣のノッキング法を知る男・・・

同時刻、寄生昆虫を返り討ちにしたV覆面がトリコ達からやや遅れて氷山に到着
すると彼は身体についた氷を払い、おもむろにそのマスクを脱いだではないか
あの長髪はマスクにくっついていたつけ毛!
中から出てきた見覚えある髪形は・・・!

ノッキングマスター次郎!
>蟲へのノッキングからまさかと思ったら・・・次郎きたああああああああああ!
>おお、次郎ちゃん思い出のセンチュリースープを求め参戦!?
>次郎は、まだセンチュリースープを完成させてないセツ婆のために動いたのでしょうか?
>次郎「百年経ったからまた来たよ!」 なんという郭海皇
>トミーロッド終了のお知らせ
>次郎だったとは…!次郎が戦いに参加するとアレだから、トミーの切り札と戦うんでしょうか?

トレードマークのリーゼントはもちろんのこと、合計捕獲レベル163の襲撃を歯牙にもかけなかった実力と、
その方法がノッキングだったことを考えても、彼本人に間違いないと思われます
爺さんらしからぬスマートマッチョですが、彼がノッキングで
体格を自在に変化できるのは読者も周知の通り
「あーしんど」という台詞も、年甲斐なく無理してるしょぼくれた老人という感じが出てるしね
アイ説が1ミリもかすらなくて残念ではありますが、しかしこの展開はそれ以上にサプライズです

一方こちらは別意見
>ここで次郎とみせかけて、彼の息子(か弟子)と予想
ただ、次郎がセツ婆に100年越しのセンチュリースープを届けての恋愛パートになるのも捨てがたい
>V覆面の正体は節乃食堂でセツ婆がもう一人スタッフがいると言っていたので多分その人じゃないかと
>V覆面の正体のリーゼントはセツ婆のスタッフか次郎本人、もしくはセツ婆と次郎の息子とも予想できますね
>V覆面の正体が本当にあの人だとしたら、嬉しいけどちょっと残念…できれば新キャラにして欲しい
>本人にしては違和感あるから次郎の子供か孫ですかね。もしそうなら節乃との間の子を希望
>覆面は次郎の息子か孫でしょうか?もしくは弟子とか?
どちらにせよ、これだけの強キャラとトリコがいる以上、美食会側は絶望的ですね

これはこれで
確かにありそう。「次郎と思わせて」いうミスリードの仕掛けってワケね
個人的に次郎は子供とか作ってなさそうなイメージがあるので、節乃食堂のアシスタント説がいい感じではないでしょうか
トリコをリーゼントにした前科もあるので、セツ婆ならアシスタントくんの髪型もリーゼントに強要しているハズ。辻褄も合う
まぁそれでも変化球の予想であることは確か。
普通に考えれば次郎本人でしょう
だって息子やその他の別人だったとしたら強すぎます。このクラスの実力者が本人以外にゴロゴロいてたまるか
V覆面の正体は次郎なのか?意表を突いて別人か?次号へ続く!


>何がゾウリムシだよ!クンニしろオラァ!(同コメ42件)
>もういいはんぺらッ…脳ミソがゾウリムシになる前に休めッ…!
>『ゲロゾウリムシ』じゃなくて『ゲロゾウムシ』ですよ。まぁどちらにしろ酷い名前なんですが
>「思い込む」という事は何よりも「恐ろしい」ことだ・・・ゾウムシをゾウリと3回表記するとは特に始末が悪い
>ゲロゾウムシだ! 二度と間違えるな!ゲロゾウリムシでもボロゾウムシでもない!
>ゲロゾウムシ→ゲロゾウリムシ・・・どうしてこうなった・・・
>ゾウリじゃなくて、ゾウムシであることは、キャプ画像を見ただけで確定的に明らか
>ゾウリムシじゃ単細胞生物!ゾウムシですよ!米びつに湧くやつですね
>ゾウリムシは池などにいる単細胞生物、ゾウムシは森林や穀物貯蔵庫に住む甲虫。全く別の生物ですね
>ちなみにゾウムシってどんぐりに卵を産みつける虫なんで寄生虫のような発想が浮かびやすい虫ですよね
>猛講義・・・何を講義するんだろう。抗議ですよね
>はんぺらさん今回は何回クンニさせられるんですか?
>さぁ クンニしろオラァ!と言われた数を数えろ!

かたっぱしからクンニしてやるからかかってこいやオラァ!
くそ。ゾウリムシが単細胞生物だってことくらい俺だって当然知ってたけど、普通にゾウリムシって思い込んじまった
こんなミラクルコンスタントに連発する俺マジでアレだな。なんかもう霧彦さんのダメ具合くらいアレだわ(しょんぼり)

>トミーロッドの寄生虫5匹出したのに4匹しかやられてない。どういうことなの…
>戯言で紹介されてませんでしたがトミー、虫を五匹出してたみたいですね
いつの間にかいなくなってて少しプリプリマンを思い出しました
>27ページの4コマ目、左端の虫(ジャムグラスホッパーの左)の存在がスルーされているような……
>存在無視された謎の虫カワイソス。捕獲レベルも名前も出ないなんて

マジだ。5匹いよる
はんぺらページ数で指摘されるまで気付きませんでした。左端のヤツだね。なんなんだろうなこの謎虫は
普通に推察すると、しまぶー当初は5匹のつもりで描いて、見開きページでメンドクセーから4匹に減らしたんだけど
このコマだけ消し忘れてた
ってのが有力ではないでしょうか。ノッキングされてたのも4匹だし
コメントでもありますが、キン肉マン7人の悪魔超人編でリングにいたプリプリマンのようにカルト的人気が出そうだな


求める理由。マッチ株ストップ高

あたり一面の氷は宝石のようにキラキラと輝き、空には巨大なオーロラがゆらめくメルヘンチックなアイスヘルの夜
なんでもこのオーロラはセンチュリースープが風に舞って出来ると言われているそうで、その別名は「美食のカーテン」
それはさながら
100年間閉じていたレストランのカーテンが開かれ
客を招き入れるかのようなセンチュリースープへの道しるべとの事。
しまぶー詩人だなオイ
「へぇーこいつは珍しいな。ウォールペンギンの子供だ」
「かっ・・・かわいい〜何コレ〜これはメルヘンチックだぁ〜」

※ウォールペンギンは香川県 法兼弘季くんの投稿作品だ!
なんか可愛いのキター!!!
幻想的な風景の中で食事を取るトリコ達の前に、更に畳み掛けるようにこんなラブリーな生物まで登場
ここが極寒の地獄であることをしばし忘れさせてくれます
「ユンユンユン!ユーン!」
「いてて。こいつめ〜なにすんだお前はぁ」

小松がぎゅう〜っと抱きしめても逃げようとしないどころか、ニコニコ笑ってその頬をつつくウォールペンギンの子供
子供のウォールペンギンは
警戒心がまったく無く、どんな生き物にも近づいて懐いてしまうんだとか
それが凶暴な猛獣であっても例外なく、多くのウォールペンギンは子供の頃に死んでしまうせいで絶滅危機種だそうです
見た目だけじゃなく生態まで可愛すぎるウォールペンギンの子供。
小松いいな。羨ましいなぁ
>俺はウォールペンギンと結婚するぞJoJoーッ!
>ウォールペンギンの子供は、母を殺されてトリコに引き取られたテリーのように、
親をトミーロッドらに殺されて小松が育てる展開なんだろうなぁ

「だが親は凶暴だぞ?今頃はその子を探して必死に探し回って暴れてるはずだ
もし出会ったら小松、100パーお前がさらったと思われるだろうな」
「えええええええええ」
「フッ親とはぐれた子ペンギンか。面倒見てやれよ。俺は先に休ませてもらうぜ
旅はこれからが本番だ。いざって時に体力を温存しておかねーとな」

でも親ペンギンは凶暴だそうで、思わず「聞いてないよー!」とダチョウ倶楽部的な悲鳴をあげる小松
そんな和気藹々とした食事の中、マッチはそそくさと一人だけ先にテントに入って横になってしまいます
『そうトリコ・・・お前とスープを奪い合う時が来るかもしれねェからな
勝てねェまでも一泡吹かせるくらいの力はためとかねェとよ』
『マッチの居合いは脱力から抜刀の瞬発力が命・・・瞬間的な落差が大きいほど威力が増す
しかしそれはそのまま気力体力の消耗と比例するはずだ
ただでさえこの極寒の世界では体力を奪われる。見た目以上にマッチは疲弊しているな』
現時点で団結はしていても、あくまでも最終的なスープ争奪戦のことも想定から外さないマッチ
トリコもそのことはしっかり腹に呑んでいるようで、一人だけ先に寝てしまったマッチの思いとその状態まで見抜いてました





「あの・・・マッチさん達はどうしてセンチュリースープを取りにきたんですか?」
マッチがテントに入った後、部下の3人に理由を尋ねてみる小松。つか部下3人でした。先週2人とか書いてスマン
3人が語りだした、グルメヤクザのセンチュリースープ争奪戦介入理由は実に意外なものだった

「ネルグ街・・・俺達の暮らす町。生まれ故郷でもある」
「スラムか。IGO非加盟の”グルメ犯罪都市”ネルグ・・・
マッチが報酬の為に今回の依頼を受けるとも思えんが
金だけなら組織で違法な食材をさばいてる方が率がいいだろうからな」

ネルグ街はグルメ法で流通が禁止された食材が公然と出回る無法地帯
グルメ刑務所に収監されている囚人達の実に1割がネルグ出身者という、犯罪者生産工場です
たけしに出てきた
和田町みたいなとこでしょうか。流石にあそこまでは酷くはないでしょうが
マッチ達の本職はヤクザ。当然そういう闇ルートで出回る食材を牛耳ってるワケで、こと金に関しては潤ってるハズ
だとすれば今回カーネルの依頼を受けたのは報酬のためではなく、センチュリースープ自体が目的ということになります

「そう。副組長はスープを持ち帰るつもりさ
スラムで待つ身寄りのない子供達のためにな」

な、なんだってー!?キタコレ。良い人だとは思っていたがまさかこれほどとは
なんとマッチの目的は、スラムの孤児達にセンチュリースープを飲ませてやること。この人やべえ。侠すぎるだろ

「俺達3人も元ストリートチルドレンだった。小汚いガキさ・・・
そんな俺達の物乞いに唯一応じてくれたのが、当時既に若頭だったマッチさんだ
生ゴミばっか漁ってた俺達に、マッチさんは見たこともねぇごちそうを恵んでくれたよ
あの時の嬉しさを越える衝撃は未だに経験がねえ
俺達は救われたんだ。たった一度のごちそうで・・・大げさだけど
ハイエナから人間に戻れたのさ」
そのマッチもまた、組長に拾われるまでは彼らと同じハイエナ少年だった。そんな組長の考え方がこれだ
恩を返したいならワシじゃあなく、
ひもじい思いをしているスラムのガキどもに返しな

お、おやぶーん!!!(号泣)
おいおいグルメヤクザかっこよすぎだろJK。そうかこいつらギャングとかマフィアじゃなく義侠集団なのね
そりゃ闇食材をさばいたり、邪魔な人間をコンクリ詰めにして海に沈めたりもするんでしょうが
どうやらこの親分がかなりの傑物のようです。いずれは登場するでしょうがシルエットを見る限り腕っ節のほうも強そうね
「最大の悪は貧困だ。孤児達はその犠牲者と言っていい。なんの罪もねえからな
俺達グルメヤクザは裏社会に生きる存在・・・法治国には忌み嫌われてナンボの組織だが
ネルグ街に生まれたってだけで飯も食えない子供達が差別を受けるのは納得がいかねぇ
マッチさんはいつも言ってるよ」


まずは食わせてからだ。善人も悪人もそれからだ
あ、兄貴ィー!!!(号泣)
マッチの・・・というか部下3人も親分も。グルメヤクザのカッコよさは異常
もし「トリコオンライン」が出たら俺グルメヤクザになるわ絶対
ほんでもってスラム街の孤児達に毎日ごちそうを食わせてやる!絶対に食わせてやるんだ!うおーんうおーん(号泣)
>グルメヤクザいい人ばかりですな。まさに任侠
>男前っ!!マッチ男前っ!!ていうかグルメヤクザかっこよすぎだろう
しかしIGOって実はトリコ世界における最大の悪なんじゃないかと思えてきました!!
>グルメヤクザのスラム街うんぬんは、読み切り版トリコからの設定ですね。いい有効活用だ
>読みきりトリコ設定のマッチさんかっけぇ。グルメヤクザたちはものすごい絆で繋がってそうだ
>マッチ「拙者死亡フラグビンビン丸でござる」
>やばい。マッチめちゃくちゃ死亡フラグ積み重ねてる感じですね
エピローグで彼の代わりにスラムの子供達にスープを振舞うトリコと小松の姿が見える・・・





「で?お前はどーなんだ滝丸。今回の件、他のグルメ騎士のメンバーは知ってんのか?
センチュリースープは「素食の勧め」もあるグルメ教の教義からはかけ離れた高級食材だ」
「今回の仕事は他のメンバーは知りません・・・」
「やっぱりな。変だとは思っていたんだ・・・
そもそもこの仕事は若い新入り1人に任せておける依頼ではないからな
ひょっとしてアイの奴にも伝えてねーのか?」

意表を突いた高潔さだったグルメヤクザがセンチュリースープを求める理由
では滝丸はどんな理由があるのかと言いますと、こちらもまた随分と複雑な事情があるようですよ

「あ、愛丸さんには言えません!リーダーだけには・・・!
お金が要るんです。大金が
癒しの国ライフ。そこで売っている、どんな病も癒すという薬を買うために」

>はんぺらさんのせいで、滝丸、愛丸、乳首ビンビン丸という連想が…どうしてくれる!
>愛丸ってことはやっぱりリーダーは男か。これで滝×愛のカップリング確定ですね
>愛丸…男だったのか。これは期待を裏切られた(斜め下方向に)
>いきなり病気設定が判明したアイの本名は愛丸!!なんだ男か・・・と落胆したものの
「丸」という滝丸との共通点が気になる。ひょっとしてグルメ教って入信すると某宗教の魂の名前とか
源氏名みたいな意味で「○丸」って名前をもらえるのかもしれませんね

ここで明らかになった事実。”アイ”は略称。グルメ騎士リーダーの本名は愛丸というそうです
いやでも逆かな?コメントにもあるように、「〜丸」はグルメ騎士に入団したら授けられる洗礼名みたいなものかも
だとしたら
アイのほうが”本名”なのかもしれない。その場合滝丸は「タキ」が本当の名前だろか
なんかライフという国ではエリクサーみたいな万能薬が売ってて、滝丸はそれを買うために報酬が欲しいみたい
「薬か・・・でも確かグルメ教の教えだと・・・」
「はい・・・グルメ教では自然のままに命を委ねるという教えがあります
病に対し、人工的な薬品の投与は教義に背く行為
でも癒しの国ライフなら
天然素材の治癒食材が多く揃う!
天然物なら教えには背かないんです!高額でも必ず手に入れて見せます!」


愛丸さんもう少し待ってて下さい・・・!
グルメ教の面倒な教義のせいで、高い薬が必要になってしまった難儀な滝丸
しかも死に掛けてるのは愛丸本人らしい
トリコにアイのことを聞かれた時の反応は「アイにのっぴきならない事情が起きている」という普通の推察で合ってたのね

「その涙は・・・センチュリースープに負けねえ価値だぜ滝丸
泣くほどの理由がお前にあって安心したよ。お前らもな
誰かの為に行動する時、人は最も力を発揮する
必ず全員で手に入れような!センチュリースープ!」

「ち・・・ちなみにトリコさんはどうしてセンチュリースープを?」
「決まってんだろ!俺が飲みたいからさ!」
トリコがそう言って二カッと笑ったところで全員も大爆笑。和やかな雰囲気の中、極寒の夜は更けていく
グルメヤクザ、滝丸ともに譲れない思いがあったセンチュリースープ争奪戦
それを聞いたトリコはチームのまとめ役らしく皆を励まし、その気持ちを更に鼓舞。絆を強めるのだった
「必ず全員で手に入れよう」と
>トリコ・マッチ・滝丸のゆずれぬ想い(トリコは一番俗物っぽいですが)が判明しましたね
>トリコ「泣く程の理由がお前にあって安心したよ。俺にはないけどな!」
>滝丸とマッチに感情移入できるいい回だったと思います。でも、カーネルに渡したり
次郎?や美食會がいる中で子供達に振る舞える程の量を確保するのは難しいだろうなぁ・・・
やっぱり小松が作ってあげるんでしょうか
>今週のトリコ、正直こういう話になるとここから誰一人脱落してほしくないんですが…
…難しそうですね。マッチの部下はほぼ間違いなく全滅するでしょうし

寝たと思っていたマッチも会話はずっと聞いており、トリコの心配りに安心したところで初めて安らかな眠りにつくのでした
しかしそんないい雰囲気をブチ壊すかのように、ラストページでは
ついに氷山に美食会が到着
いよいよ読者の見たくない惨劇が幕を開けてしまうのか?
必ず全員でスープを手に入れろ!誰にも死んでほしくない次号へ続く!


リーゼントの正体

「参ったな。まるで氷の迷宮だ・・・めんどくさ!ブッ壊そかこの氷山」
ついに氷山へ到着した美食會の3人。辺り一面の氷の迷宮の中でスープを探すのは至難と判断したトミーロッドは
とりあえずそこら一帯を更地にしてしまおうというダイナミックな手段に出る
「今週のビックリドッキリメカ!発進!」
口からわらわらと飛び出したのは何十匹という数の羽虫。名前はまんまストレートな「爆虫」(ばくちゅう)
余談だが、読みは
バクムシのほうが爆丸とかバクマンみたいでインパクトあったのになぁと思った
更にその後、爆虫達の親玉のような大型虫を一匹吐き出します。こちらも名前まんまの起爆虫
「スイッチオン!」
ずっどーん!ズゴゴゴゴゴ・・・・!
>爆虫「南斗爆殺拳!!」
>爆虫の普段の生態がすごく気になる…。何で絶滅してないんだろ、こいつら

そう言うと同時におもむろに起爆虫を八つ裂きにするトミーロッド。直後全ての爆虫達が次々大・爆・発
どういうメカニズムなのかは
一切詳しい説明ありませんがこういう生態の虫みたい
生き物というよりはマジでビックリドッキリメカというか、ドラえもんの未来道具みたいなシャレの効いた虫達です

あとドラえもんが引き合いに出たのでついで考察しますが、トミーの胃袋どうなってんのよと。四次元ポケットか
先々週出した4匹もかなりの大型虫だったし、今回出した爆虫の数も合わせると
胃袋どころか身体の体積すら超えてると思うんだが
トミーロッド「俺の胃袋は宇宙だ!」ってレベルじゃねーぞ
>ペットに攻撃させてるだけじゃん!と思ったけど、体内で卵から孵化させて成体にしてから射出してるのか
自分の栄養を奪われてるって代償か
起爆虫を口から出す時に「産まれろ」って言葉を使ってるから、たしかに卵から孵化させるケースもあるのかもしれんね
でも先々週ボギー達に言われてるように、基本は体内に「飼ってる」のがほとんどみたい。卵から孵化ってのは稀なケースじゃないかな





「なんですか今の振動はゾンゲ様ー!地震ですかね!?」
「否!これはズバリイベント発生だろ!見ろ!あそこに光が見える!出口だ!
隠し通路発見からのセンチュリースープ獲得!これはそのイベントの揺れだぜ
って
へやああああああああああああ!!
ラッ・・・ラスボスだぁあーっ!ラスボス登場ぉぉーっ!」

地表がドッカンドッカンいってる頃。地下のゾンゲ様達は通路を抜け、氷漬けになった巨大な怪物に遭遇してました
見た感じ植物獣類でしょうか。何十本と生えた無数の枝先には、ガララワニなど比較にならないような巨大な口・・・
>ヘルボロス、ビオランテっぽいですね。今週見た感じだと解りにくいけど植物系の猛獣ですかね?
完全にビオランテだこれ
怪獣キタ。ツンデレドラゴンが捕獲レベル50超えってことを考えると、こいつは60以上は軽くいってると思われます
動かない怪物を相手に情けない声で悲鳴を上げるゾンゲ様。それを耳障りとでも言うように、1人の男が現れた
「喋るな。喋れば喋るほど信用を失う恐れがある・・・
口は言葉を発するためではなく、物を食うためだけに努めるべきだ」


V覆面「これが俺の本体のハンサム顔だッ!」
金髪?白髪?白黒漫画では分かりませんが、ついにその素顔を読者の前に曝け出したV覆面
その正体はノッキングマスター次郎・・・
ではなく、見た目20代イケメンの若者でした
「―といつも思ってるんだけど
「根暗」だとか「何考えてるかわからん」とか「完全黙秘かてめえボケカス」とか・・・
いつも師匠に言われてんだよねぇ俺
でもさでもさ口は災いの元とか言うしやっぱり口で損することってあると思うし黙ってる方がいい時も絶対あると思うんだよね
そもそも俺口下手だしたまに油断してお下劣な下ネタとか口走っちゃったりするし、やっぱりあまり喋らない方がいいのかも」
『めっちゃ喋ってる!』
>V仮面の正体は次郎or節野の弟子!!まぁやっぱり節野食堂のアシなんでしょうね
見た目トリコと同じ歳っぽいのでライバルキャラ扱いですかね
>残念ながらトリコの元・覆面は新キャラでしたね。味方のインフレまで始まったか・・・?
誰かの弟子らしいですがやっぱりセツ婆ですかね?
そしてその現在最強っぽい人と合流できたゾンゲ様の幸運は続いてますね

ぐわああああああ弟子だー!
人には喋るなと言っておきながら、自分は息もつかせぬ勢いで喋り倒す若者。彼の台詞からその正体が伺い知れました
師匠譲りのノッキング技術と、同じ髪型。師匠とは次郎のことで間違いないでしょう
「節乃食堂のアシスタントでは?」という意見もありますが、「両方の条件をクリアしている」と考えたらどうでしょうか
つまり彼は次郎の弟子で、同時に節乃食堂のアシスタント
次郎とセツ婆には今も深い接点があるワケだから、こう考えれば辻褄も合います
>弟子なんだけどマジ!誰だよこいつを次郎って言った奴は!出てこいよ!
ぶっころしてやるよ俺が!よえーなまじ次郎次郎とか言ってまじで!弟子じゃねえか!
そういう漫画じゃねえからこれ!
>>このクラスの実力者が本人以外にゴロゴロいてたまるか  居ましたね
>なにが次郎だよ!ノッキングしろよオラァァァ!!
>何が覆面男の正体はジジイだ自慰しろオラァァァ!
>朋友ノ指摘コメニモ負ケズ、クンニコメニモ負ケズ、予想ヲ的中サセル、ソンナハンペラニワタシハナリタイ
>冴え渡るはんぺらの名推理。今週のトリコ今日のタイトルはこれでお願いします
やってやったぞコラァ!(号泣)


なんか俺アイシールド21の鬼兵みたいね
予想がことごとく外れるっつー意味で。これは誤字脱字に続きこっちの方向に芸風を特化させるべきという神の啓示なのか
先々週の俺の予想ファクターだった「こんなに強いヤツがそうゴロゴロいてたまるか」ってのは、
あんま強キャラ乱立させてほしくないという個人的な展開要望も含んでたんですが
虫の捕獲レベルが40超えちゃうような状態だし、今更主要キャラのインフレ気にするのは無意味だったかもしれんなー





「すごいもんだな・・・グルメショーウインドー」
「なに!まさかこれがグルメショーウインドーなのか?」
「これは違うけど」
「違うのかよ!!」

喋るなと言ったかと思えば喋りまくり、ゾンゲ様が名前を問えばダンマリになる若リーゼント
一言発言する度に話がひっくり返るしまぶーお得意のギャグも冴え渡り、その食えないキャラが際立ちます
「この怪物の名はヘルボロス。アイスヘルの眠れる支配者
100年前ある美食屋にノッキングされて以来氷漬けになったまま眠っている・・・
しかし当時はこんなに痩せ細っていなかったハズだ
恐ろしいのはこいつを覆う、この氷山の特殊な氷さ

100年に一度のメタンハイドレートの発生・・・つまり普段冷凍保存されている食材が
たった一度の解凍でこんな巨大な生物を枯渇させるほど
体液
ダシを絞り取ってしまう
この分だと歴史の長いグルメショーウインドーの中の食材は
今どれほどのダシが残っているのか・・・
マズイな。急がないと」
たかが凍った食材の溶け水になんでそんなに美味い出汁が利いてるのか不思議でしたが、その秘密は氷にあった
アイスヘル氷山の氷には、溶解時に
触れている物体の水分を強烈に搾り出す効果があるとのこと
なるほどその効果故にセンチュリースープは究極の旨味を蓄えた出汁となるワケか

つまり今のグルメショーウインドーの食材達は、もう何度も出汁を絞り取られた出涸らしに近い状態
ゲットまで時間がかかればかかるほど出汁が尽きてしまう為、弟子はゾンゲ様達との会話もそこそこに先を急ぎます

あと100年前、ある美食屋によってノッキングされたという
氷漬けのビオランテこと「ヘルボロス」はやはり相当な猛獣のようで、アイスヘルの支配者だったそうです
そのノッキングした美食屋ってのは次郎でいいんだよね?
次郎は「以前」セツ婆にセンチュリースープを汲んであげた→センチュリースープは100年に一度しか現れない
と必然的に次郎がセンチュリースープを汲んだのは100年前ということになり、
更にまだ若い弟子がヘルボロスのことを詳しく知っているのは、その存在を次郎本人から聞かされていたからでしょう
>V覆面、若い頃の次郎と顔つきソックリですね…こりゃまさかの息子説(か孫?)が…
>ヘルボロスをノッキングしたある美食屋が次郎さんと考えれば次郎自体余裕で100歳超えていることになります
そうなるとこのアシスタントは次郎の息子説を飛び越えて、ひ孫か、玄孫と思えなくもないですね
>痩せ細ったヘルボロスは、センチュリースープを飲んで全盛期の力を取り戻してトリコたちに襲い掛かると予想
>氷にヒビが入ったということは、ヘルボロスが復活して美食屋たちの行く手を阻むとも考えられるので、
ゾンゲ様の「ラスボス」発言案外当たってるかもしれませんね
ちなみに「ヘルボロス(ヘレボルス)」という植物は実在します。形も似てるっちゃ似てますかね

そして弟子とゾンゲ様らがその場所から去った後、爆発による振動で
ヘルボロスの氷に亀裂
アイスヘル編の大ボスは奇しくもゾンゲ様の言葉通り、復活したビオランテになりそうです
こいつを倒す時も弟子の力が必要になりそうね。多分次郎からヘルボロスのノッキング法聞かされてるだろうしなー

「気をつけろみんな!何か来るぞ!」
ラスト。爆発を受けてすぐにキャンプを立ったトリコ達でしたが、すぐにトミーの放った虫達の攻撃を受けてしまう
猛スピードで飛来してきたキモいクワガタは、グルメヤクザ・シーンの
右腕を容易く切断
更にその右目へと食いついた
>トミーロッド「スピードが違うんだよ!ビンゴにゃあのろすぎるゥゥゥゥゥ
私の寄生昆虫は引きちぎるともだえるのだ!喜びでなッ!」
トミーの寄生昆虫どうみてもタワーオブグレーだこれ
>トミーが出したクワガタ、どう見てもジョジョです本当にありがとうございました

シーン!!!(号泣)
>グルメヤクザ……前回死亡フラグ立てすぎたからこんなことに……
>腕を失っても片目を失っても、全員なんとか生き残るという展開に期待したい!頼むしまぶー!!
部下を助けようと抜刀するマッチだったが、キモクワガタは超スピードには必殺の居合もカスリもしない
ハイエロファントの結界!ハイエロファントの結界がないと!
「見つけた。行くよ」
そしてたかが数匹のキモクワガタにも苦戦しているというのに、追い打ちをかけるようにトミー達がトリコ達を感知
先週の笑顔の団欒から一変。トリコパーティーはいきなり全滅必至の大ピンチに立たされてしまいます
迫る美食會の死神!吹雪が血風と化す次号へ続く!


バリー&ボギー謎のエクササイズ

昆虫。無脊椎動物節足動物門
現在地球上の全ての生物種の実に半数以上が昆虫である
昆虫は地球上で最も繁栄している種であり、
この星は昆虫の王国と言っても過言ではない

刃牙のカマキリ編でも触れましたが、虫はあらゆる分野の能力チャンピオン
人間サイズに換算した時カブトムシは1t以上の重量を軽々と持ち上げ、ノミはジャンプで高層ビルを飛び越えます
トリコ世界の高レベル昆虫獣類ともなれば、その戦闘力のチート具合は想像に難くありません
というワケで例の灰の塔の名前は「ジョンガルクワガタ」。捕獲レベルはもはや今更驚くこともなくなった
38
>トリコの「オラァァ」という台詞でクンニを思い出してしまう
「単発では当たらねえ!」とフライングフォークをめったやたらに乱射するトリコですが、それすらカスリもしない機動力と敏捷性
さながら
エメラルドスプラッシュを避ける灰の塔の完全再現です
コメントにもありますが、トリコの目を見開いた鬼気迫る顔とオラァァという台詞がすげーコトミさんを彷彿とさせて笑ってしまう
脇腹に侵入された一匹を筋収縮で弾き出し、7連釘パンチでもってようやくこれを仕留めます
5連釘パンチで倒したデビル大蛇が捕獲レベル21だったのだから相応と言えば相応なんだが。虫一匹相手に7連か・・・

「みんな気をつけろ!この虫体内に潜り込むぞ!」
「くそっ!傷口から・・・この虫ケラがぁーっ!」
>シン生存!シン生存!シン生存!
>おぉーー!部下が死んでいないぞ!!ナイスしまぶー!!!

前回右腕を切断され、右目に食いつかれたグルメヤクザ・シンは重症ですが未だ健在。シーンじゃなくシンだったのね
「あれどう見ても右目から侵入されてね?」という悪い予想は外れ、噛みつかれただけに留まったようです。いいぞしまぶー
右腕の傷口から体内に潜り込もうとするジョンガルクワガタ。シンは焦って銃を連射しますが、案の定傷一つつけられません
さすが捕獲レベル38だ!なんともないぜ!
>寒さに強い猛獣が多い場所に持ってくる武器がアイスガンて……武器の選択間違ってるだろ
ちなみにシンの使った銃は「氷銃アイスガンという名称なんですが、どういう武器なのかよくわからんミョーな代物
名前から察するなら「氷属性の弾丸が出る銃」という気がしますが、それだとコメントにもあるように氷の大陸で役立つとは思えない
普通に用途を考えれば
「寒冷地仕様銃」ということになるのでしょう。でもアイスガンって名前のせいですごい違和感
ワケわからん謎武器として認定されました。しまぶーここは解説つけてほしかったなぁ





「どいてろシン!外殻は鎧のように硬い。関節部を狙うんだ!
目打ち一輪挿し―回転兜割り!」

部下のピンチを颯爽と救ってくれたのは我等のマッチ
頭部と腹の間にブツッ!と刀を突き刺すと、そのままグリンと一回転させて綺麗に両断してしまいました
動きが止まっていた瞬間を狙ったとはいえ、捕獲レベル38をあっさり倒してしまうマッチの実力。これは心強い

>レベル38だからデビル大蛇より上なのにマッチさんときたら
>トリコが7連釘パンチで倒すようなモンスターをスッパリ斬るあたり、マッチも相当なもんですね

「まだだぞ!油断するな!」
と、思いきや頭部と胴体だけになっても尚それぞれ独立して攻撃してくるジョンガルクワガタ
トリコのナイフでバラバラの細切れにされてようやく生命活動を停止しました。なんという生命力
昆虫は身体の各部に「神経節」という
独立した脳のような器官を備えています
首チョンパしたトンボが胴体だけでしばらく空を飛んだりするのは、この神経節の働きのせい
>有名な話ですが、ゴキブリは頭部が無くても一週間は動き続けることが出来る生命力をもっているんだそうな
しかも一週間で死ぬのは「口が無いから物が食えない、飲めないから」だそうで・・・
>「昆虫とは、最も身近なエイリアンである。」というフレーズを思い出してしまった
>余談ですが、昆虫は一般的に−3℃以下になると死滅しますが、
アラスカの氷河や南極には−16℃でも活動できる昆虫やミミズがいるそうです

トリコ世界の虫ならばこれくらいは当然といえるでしょう。それにしても
ゴキブリマジできもいな

そんなワケで、たった2匹のクワガタを仕留めるだけでも既に満身創痍気味というトリコチーム
「この状況で美食會の3人が来たらアウトだなー」と、読者が思ったところで容赦なくやってきました
誰だ 誰だ 誰だ 空の彼方に踊る影
「来たな・・・美食會!」

>美食會の三人が飛んでるシーンが大長編ドラえもん的でかわいかった
>今週のトリコを読んで、うちの学校ではトミーをトミえもんって呼ぶことになりました
>バリーは汚れ系っぽいから気にならないんですが、ボギーの飛んでる姿がシュールすぎる
>虫につかまって飛んでる二人がやけにファンシー
>今週のトリコの「ゴオオオオオオ」のシーンはかのギューンに迫るシュールさが有りました
>両手に虫持って飛んでくるボギーとバリーの姿に吹かなかった人はいるのであろうか
>トミーロッドが飛んでくるコマがフリーザ様っぽいです・・・ あの目とか<●> <●>

なんぞこれ

見開きだと状況のおかげで「虫に掴まって空飛んできた」ってのが解るワケですが、
こうしてキャラだけ抜き出すと完全に状況不明で吹く
両手に持った棒をみょんみょん上下に揺らしてるように見えます。
なんのエクササイズだよ

「うーんおかしいな。もうオーロラが見えてもいい頃だと思うが・・・
メタンハイドレートは氷山の特殊な氷と反応してどんどん発火を始めてる
その影響でグルメショーウインドーの氷は溶けだしてるハズなんだけどな
やっぱ師匠の懸念が的中してんのかなぁ」
一方その頃。登場人物中最もスープに近づいているであろうリーゼント弟子は思わぬ事態に頭を捻っていた
次郎から聞いていた通りならもうオーロラが見える頃合だそうですが、まったくその気配が見られないみたい
一応次郎はこの状況も「懸念」として彼に伝えていたようですが・・・
「な・・・なんだこりゃあ!?」
氷山最下層に広がる光景に思わず大声を上げて驚く弟子。
彼はそこで何を見たのか
次郎の予見していた「懸念」とはいったい何なのか?
>さーてスープか果たしてどうなっているのか名探偵はんぺらさんの出番ですよw
わかりません!!!(ゴチの岡村風に)
流石に現段階では予想材料が少なすぎるな。ここは朋友達の予想を聞きたいところです





「ふんどし締め直せよみんな・・・ここが正念場だぜ」
クワガタ2匹でヒーコラ言ってるトリコ達の前に、ついに降り立ってしまった美食會の3人。無理ゲー臭バリバリ
しかし驚いたことにトミーはトリコを見るなり満面の笑みを浮かべ、なんとフレンドリーに胸に飛び込んだではないか
一見なんでもない動作に見えますが、よく考えたらこのハグは
臨戦態勢のトリコに反応すらさせずに抱きついたという事
体内で飼ってる虫だけがウリの男かと思ってましたが流石は副料理長。肉体の基本スペックもトリコ以上?

「初めましてー!キミがトリコかぁー!
さ よ な ら」

>まさかのトリコ×トミー成立!?なんて考えてしまった俺は
>トミー「ブスリ♂」トリコ「アッー!!」
>トミー「悪く思うなよ、恨むならこのデカすぎる〇〇〇を恨みな」
今週のトリコのラストで真っ先にこのネタを思い浮かべてしまいました
>いきなり抱きついて来たトミーの攻めに、体液を撒き散らして昇天寸前の(?)トリコ!
彼と一夜をともにしたマッチya滝丸はどう動くのか?
男達の激しい絡みが予想される次号へ続く!…何ですか。嘘は言ってませんよ、嘘は
>トミーロッドがダヴィンチに見えてきた。マジで口付けかまして相手に虫産みつけたりしてきそう

ドスッ!という擬音とともに滴り落ちる鮮血
トリコのケツにトミーのたくましいモノが突き刺さったのでしょうか
ネタはさておき真面目に予想すると、トミーの胸から虫が飛び出して(エイリアンみたいに)トリコを貫いたってトコか
逆予想をすると血はトミーのもので、
トリコが腕力でトミーの腕を引きちぎった
というのもあるんじゃないかと思ったんですが、「ドスッ」という刺突音が明確に書かれているのでその線はなさそう
なんかトミーって肋骨がガパァって開いたり、腕や足が千切れても、体内の虫の力ですぐに肉体再生しそうだよね
トミーはトリコに何をしたのか?トリコのダメージは?無理ゲー臭加速する次号へ続く!


トリコの すごい 締り

「さよならトリコ。アハハハハハ!」
トリコの腹から噴き出る鮮血。トミーロッドの謎の密着攻撃はただの貫手でした。おいィ?!
しかし次の瞬間、仕留めたと思ったトリコからこぼれる余裕の笑み。トミーの笑い声もピタッと止まります
『抜けない』
「ありがてえ。いきなり俺の間合いに入って来てくれるとは・・・
歓迎するぜ。接近戦なら俺の方も挨拶がしやすい」

引き締めたトリコの腹筋はトミーの貫手を内臓まで突き入れさせず、筋肉の壁でシャットアウト
逆に筋収縮で右手をガッチリ捕縛し、逃げ場の無いトミーに必殺の10連釘パンチを叩き込みます
トリコの すごい ケンシロウ。ここはBGMテーレッテーをかけたい
しかし前回トリコのケツがアッー!とか言ってたもんだから、「抜けない」という台詞がえらく卑猥に感じます
トリコ括約筋すごい強そうだし。並のチンコだとちぎられそう
多分来年の同人はそういうホモパロ満載のトリコ本が氾濫する思う。俺の占いは当たる!
>トミ-「ぬけない…」
>トミーがおもむろにトリコの中へ突き入れる。溢れる体液
引き抜こうとするトミーだが、トリコの締まりがキツく、抜くことが出来ない
「俺の間合いに入ってくれるとは」とっても楽しかったです
ん?その眼と股間はなんだ。俺は一切嘘を書いてないぞ!

「10連釘パン・・・!?」
100%かわせない状態からの10連釘パンチ。千載一遇の勝機と思われた一撃でしたが、ドッコイそうは問屋が卸さない
トミーがガパァッと開けた瞬間、トリコ渾身の右拳がその動きをビタリと止めた。否、見た感じトリコが自ら止めたのか
その拳の先の脅威を感じ取ったからである
(ノДヽ)毛玉
トミーロッドの虫の中でも最強とおぼしき存在。そいつが顔を出しただけで、トリコの本能は釘パンチを停止させたのだ
逆に逃げ場がなくなったのは自分の方。絶対的な死を予感したトリコだったが、ここでタイミングよく乱入者が現れる
体長10m以上はあろうかという巨大ペンギン。言わずもがな子供を探しに来たウォールペンギンの両親です
ウォールペンギン(鳥獸類)捕獲レベル30
注目だった捕獲レベルは
30。かなり高いのに拍子抜けしてしまうあたり読者の感覚も相当おかしくなってきてるな
「際限なくインフレし続ける捕獲レベル・・・トリコの世界も破壊されてしまった!それもこれも全てディケイドのせいだ!」
どっかのオッサンの叫び声が聞こえる中、親ウォールペンギンのWライダーキックで氷山大崩落
トリコパーティー、美食會入り乱れてメンバーは全員氷山の下層へと落下してしまいます





「あ・・・あ・・・あった・・・・!グルメショーウインドーだぁーっ!」
しかしこれが僥倖。なんとメンバーが落下した場所こそグルメショーウインドーだったというミラクルで一気に展開はクライマックスに
数々の豪華食材を見せつけるようにそびえ立つ氷柱は荘厳にして絢爛。その美しさに小松や滝丸は緊張を忘れて見入りますが・・・
浮かれる2人に対し、トリコはウインドーを一見したけで
状況が芳しくないことを瞬時に理解していた
「ってことはこの下にスープがあるってことだな・・・
小松、スープはお前が取りに行くんだ
一件神々しいこのショーウインドーだが中の食材が痩せ細っている・・・香りも弱いし
何よりどこにもオーロラが見えない。十分な出汁が出ていない可能性が高い
スープが少量なら先に入手しなければいけねェ
急ぐんだ小松!奴らは俺が食い止めるからよ」

オーロラが出ていなかったのは出汁が少ないせい
もうウインドーの食材は出涸らし状態という次郎の危惧が的中。スープの量はごく少量という争奪展開みたい
当然と言えば当然の流れか。これだからこそ小松があとでスープを再現するって意味合いが出てくるワケです

「あん?なんだてめーら」
「おっとォ。アンタらに恨みはねェがあいにく俺らもスープを狙ってるもんでね」
「滝丸!マッチ!」
ボギーとバリーがスープに向かう小松を追おうとしますが、その前に颯爽と立ちはだかったのはマッチと滝丸
3対3のマッチメイク完成キタコレ。ここはカッコイイBGMが欲しくなるシーンです
どっちがどっちの相手をするかまでは今週の時点では決定してませんが、相手は美食會の支部長で数段格上
地力の差を発想や知略で埋める、
ジョジョ的な立ち回りに期待したいところ
「勘違いするなよ小松。お前がもしスープを独占しても今度はお前から奪い取るだけだからよ」
「独占なんかしませんよ!皆さんの分も必ず確保します!スラムの子供達の分も!」
「小松・・・頼んだぞ」

「トリコさん・・・
はい!任せてください!」
マッチと滝丸がスープを求める理由は人の為だった。ならば小松の理由は何か?
それはマッチや滝丸、仲間皆の為に他ならない。
小松とはそういう男なのだ
>男が男に送る、たった一言の「頼んだぞ」!小松は意地でも応えにゃならん!
>小松!いつも思ってるけどお前は男の中の男だ!
>さすが小松、とうとう全員の信頼を受けて大事を託される男になりましたね
>マッチ×小松!そういうのもあるのか!
そしてここで放たれたトリコからの
「頼む」。今までずっと頼ってきた男から発せられた、初めての信頼
その一言はどんな激励の言葉よりも小松の心に響き、その使命感と勇気を更に鼓舞させるのだった。うーん良いシーンだ
そんなこんなで小松は単独でスープを求めショーウインドー下層部へと潜入。残った6人で戦闘へ突入します





「なるほどこの大陸に物騒な昆虫を持ち込んだのはお前だったか。名を聞こう」
「フフ・・・そうだよカワイイだろこいつら。僕はトミーロッド。美食會の副料理長だ」
「お前らにしては珍しくGTロボじゃないのはその虫に関係があるのか?
それともリーガル島で全機使い果たしたか。回収にも失敗したらしいな」

トミーの役職を聞いたトリコから流れる冷たい汗。冷静を装って会話を続けますが、哀しいかな時間稼ぎのように見えます
「なんでお前らGTロボ使ってないん?」という問いはさほど意味は込めていなかったでしょうが、直後の返答は読者も驚くものだった
「来てるよ。GTロボ
さぁて今はどこにいるかなぁ〜。ま、僕には必要ないモノだけどネ」

美食會はこの島にGTロボを持ち込んでいる!
>残りのGTロボはどこかしら??まさかミクロ型への伏線?
それとも美食會側の人間が現在残っている面子の中にいる?
>GTロボが来てるってやっぱ他人に寄生するミクロロボなんかな
>ボギーが小型のGTロボを使っているのかも。脳に侵入して体を操っているとか
> 思うのだが、トミーロッド本体は時折口から覗くえげつない虫で、
外面の道化天道虫がGTロボということはないだろうか?
>はんぺらさんはトミーロッドのダッチっぷりをスルーできるか、いやできまい(反語
>「来てるよGTロボ」のシーンで副料理長がダッチワイフに見えた
>GTロボのくだりのトミー、なんぞこのダッチワイフ顔
>トミーロッド顔芸の嵐今週のトリコ、これできまりだ

ものすごいダッチワイフ顔でサラリと爆弾発言をかますトミー
一体どういうことなのか。誰かの皮をかぶってなりすましているとしても、もう生き残っているメンバーはトリコパーティーしかいません
そういえば今回落下後、マッチの部下が誰一人として描かれてませんでしたがまさか・・・・?
まぁマッチの部下の誰かがGTロボという展開はあってほしくないので、やはり
ミクロ型GTロボと考えてるのが自然か
ミクロ型だとすれば
「今はどこにいるのかなぁ〜」というトミー台詞も、「目には見えないからな!」という裏返しにも取れますし
なにより
原理不明なボギーの宿借り能力にもグロ系でない説明がつけられます
まぁ既にトミーが十分すぎるほどグロ系なので、もしボギーの能力が寄生とかでも今更驚きはしませんけどね

「そんなコトよりトリコ、いい?そろそろ殺していい?」
そして「もう時間稼ぎは終わりだよ」とばかりに会話を打ち切るトミー。そのオーラを全開にしてトリコを威圧します

『スタージュンはロボ・・・グリンパーチの奴はほぼ遊びだった
生身の副料理長クラスと初の真剣勝負!
何を食らった?まったく得体が知れねぇが・・・右手が凍って使い物にならん
副料理長相手にこのハンデ・・・こいつは腹ァくくらなきゃいけねぇな』

ついにガチ対決となる100%副料理長との対決。ただでさえ地力では相手が格上と思われるのに、
なんとトリコ、右手が完全に凍結しちゃってます
>トミーロッドの切り札らしき虫は、やはり極寒の地に適した虫みたいですね
>ツンデレを凍らせたのは危険なアイツでしたか…何だか青キジ並の反則攻撃っぽいですが
>トミーの「危険」と称する虫の能力は凍結系みたいですね
ということはツンドラドラゴンは寒地生物出ありながら凍死させられたと考えるのが妥当ですね

>トリコの例の危険な虫は、単純に冷気とかじゃなく時間とか食べる虫じゃないでしょうか?
トリコの代謝が追いつかないスピードで冷えて凍ってしまった、と。考えすぎかな?

あの毛玉の攻撃は氷の番人すら凍結させる冷気攻撃なのか?それとも何か別の恐ろしい能力なのか
圧倒的な無理ゲー臭のただよう中、トリコが戦闘の口火となる気合の号令を飛ばす
「滝丸ァ!マッチ!その2人はお前ら2人に任せたぜ!」
「俺の足をひっぱんなよ滝丸少年」
「おじさんこそ僕の邪魔をしないでね」
トリコパーティーVS美食會3ON3開幕!
戦力は圧倒的に主役側不利!この戦力差をどうやってひっくり返してくるのか、しまぶーの手腕に期待したい


滝丸地味な技出す

『初めてだ・・・トリコさんがあんなに真剣に僕にお願いをするなんて
初めて僕を頼りにしてくれてる!必ず手に入れなきゃ!センチュリースープ!』

初めてのトリコの期待に応えようという高揚感と、仲間達のスープをなんとしても確保するという使命感
ついに氷の大陸の最下層、センチュリースープの間にたどり着いた小松はそこには先客であるリーゼント弟子と遭遇する
しかもなぜか脱ぎ捨てていた
V覆面を再びかぶっており、何やらピリピリした雰囲気です
「ここに来るな!」とばかりに有無を言わさず小松に飛びかかる弟子。彼はやはり1人でスープを独占するつもりなのか?
「こいつのノッキング法はしらねーや」
と思いきや。弟子がたたき潰したのは小松ではなく、その背後の小さな羽虫だった
捕獲レベル39ガムラモスキート。トミーの放った追っ手から小松を守ってくれたのだ
スープを独占するつもりならゾンゲ様達だってあそこで殺されてたハズだし、やっぱり基本的には良い人みたいです

「ひいー!」
「しっ!静かに。喋らない方がいい・・・
この大陸から帰れなくなるぞ」

悲鳴を上げそうになった小松に「お前静かにしとかんと死ぬぞ」と、マスクを脱いだ真剣な表情で釘を刺す弟子
>捕獲レベル39なのになんであんなにあっさりやられてしまうん?
>ねーねー知ってます?トリコ!のV仮面がレベル39の虫を「ぱん」で潰したんですって!インフレもはだはだしいわぁ
>脱いだマスクをわざわざもう一度被っていて「喋るな」の発言・・・
まさか溜まっているのはセンチュリースープじゃなくて毒物でそれが気化しているとか!?

先々週彼が見て驚いた物は何だったのかこの言葉でなんとなく見えてきました
何かスープの付近がえらい危険な状態になっていて、おいそれと取りに行けない状態になっていると思われます
朋友の予想コメのように有害ガスが発生している、というのも考えられるし
予想以上に氷が溶けていて氷山全体が崩れかかってるとか、そんな状況も考えられます
とっくに到着していた弟子が、未だスープを汲んでいないことがその証拠。そもそも量からして不安・・・
一刻も早く現場の状況を読者に見せてほしいところですが、ここで弟子に気取られず飛んでいく蝿に注目

トミーの言っていたGTロボは、読者の大方予想通りミクロ型

>あのGTロボの腕組ポーズ…グリンパーチか?
>ミクロ型GTロボの操縦者はユーと見た

しかしボギーの寄生のメカニズムではないかという予想はハズれ、普通に4人目の美食會として登場しました
羽虫の上にどっかりと腰を下ろし、腕を組んだその姿はたしかにジャックエレファントに乗ったグリンパーチを彷彿とさせますが
サイズがサイズだけに操縦者はグリンパーチだろうがセドルだろうが戦闘力に大差はないと思われます
>来ましたねミクロ型 戦闘型に見えないけど役目は情報収集?
>最弱が最も最も最も最も(ry     ミクロGTロボはどんな役回りになるんだろうか
>ゾンゲ様がくしゃみでミクロ型を吹き飛ばすようなコントを見てみたい
果たして気になるスープの状態はどうなっているのか?ミクロGTロボに先を越されてしまうのか?いいところで場面転換





「キュイインキュイイン」「ユンユン!ユーン♪ユーン♪」
「ハッ良かったな。親に会えて」
前回ラストのまま激しく睨み合う両陣営のすぐ真横で、再会を喜ぶウォールペンギンの親子
誰よりも優しいマッチの兄貴などは、その光景に目を細め
心の底から嬉しがってます
それにしてもカワイすぎる子供ペンギンのこの笑顔。こいつは動物好きにとっては凶悪な猛獣やで・・・
「うるさいなぁ。おとなしく死んでろよペンギン!」
って何をするだァー!!!
戦場のすぐ脇にそんな微笑ましい光景があるのが気に入らなかったのか。なんとトミーが突然親に向かって攻撃
吐き出されたバタフライワーム(捕獲レベル40)は親ペンギンに勢い良く突き刺さるとそのまま体内に潜り込み
脳をグチャグチャに掻き回すという
無駄にエグい殺し方で瞬く間に両親を殺害してしまう
>予想以上にウールペンギン惨殺シーンがグロかった件
>のーみそこねこね壁ペンギン…ぐえっ

喜びの再会から一転の悪夢。目の前で両親を凄惨に殺された子ペンギンにも、その凶刃が迫るが・・・・
間一髪のところで投げつけたトリコのフォークがこれを壁に縫いとめると、間髪入れずマッチがその頭を一刀両断
ボロッと落ちた頭部に滝丸がトドメを食らわします

>栓抜きプレスがなんかへっぽこで吹いた
>滝丸はもう少し栓抜きプレスをかっこよくできなかったのか
>栓抜きプレスのポージングがちょっと面白かった

ええええええええええええええええええええええええええ栓抜きプレスやべえ
なんかすごい地味な技でた
渾身の力で虫の頭ココナッツクラッシュしただけ
読者の怒りを鎮火するにはなんともガッカリな攻撃ですが、まぁ滝丸なので大目に見てあげましょう
「トミーロッド貴様・・・今のペンギン殺す意味あったのか?」
「あ?」
「あ じゃねーだろが。腹でも減ってんのかテメエ。あとで食べる気で殺したのか?」

親の死体にすがりついて泣く子ペンギンの声が哀しく響く中、噴き出る怒りを押し殺したトリコが凄む
「あ?」だけでも既に全国読者の大半がキレそうですが、次の言葉は更にその怒りを増加させるものだった
「食うワケねーじゃんこんなゴミ。うるせーから殺しただけだよ」
>次にはんぺらは『てめえの血はなに色だーっ』と言う
てめえの血は何色だー!!
>トミーロッドォォォ!お前の罪を数えろ!
>トリコォォォォ!頼む!トミーロッドをぶちのめしてくれぇ!(加賀見っぽく)
>トミーロッドマジ外道。殺し方もエグいし動機もひでぇし。マッチの言うとおり、まさに害虫(クズ)だわ
>トミー外道すぎる・・・ベイinGTロボ戦以来の、本気でキレたトリコが確実に来ますね
マジでトミーをぶっ飛ばしてほしいです

トミーロッドはやはり氷の大陸で死亡確定と考えてよさそうです
なんていうかコイツはもう少年漫画的に生かしておいてはいけないので、絶対ここで殺さないと読者のフラストレーションが・・・
「副料理長なのに初登場シリーズでいきなり死ぬわけないじゃん」という意見もあるでしょうが、
幹部会議で「副寮長3人は多すぎでしょ」って言ってたし、コイツの外道ぶりは死ぬの前提じゃないと受け入れられないので
しまぶーがこのシリーズだけの完全な捨てキャラとして出した「3人目の副料理長」だったのではないかなぁ、と推察
まぁそうは言っても
テリーの親殺したベイものうのうと生きてるし的外れな推論かもな





「反吐が出るぜ・・・俺らヤクザ以下の害虫だな。害虫はすぐに駆除だ」
汚物は消毒だ〜!!!
誰よりも優しいマッチの兄貴はまっさきにキレて
アイスマシンガンを乱射。アイスガンの機関銃ね
ちなみに落下してから安否が謎だったマッチの部下3人は、このコマで全員健在なことが確認できました
これは全員生存エンドで終われる可能性が高そうです。しまぶーなら・・・しまぶーならきっとやってくれる!
というワケでマッチがぶっぱなしたマシンガンですが、なんとその弾丸の前に臆することなく立ちはだかるバリー

その皮膚を滑るように、全ての弾丸が軌道を逸らされてしまう
>バックギャモンもといバリーガモンさんは、油のおかげで不凍なのか
>バリーのオイルショックどう見てもリーダー汗だこれーーーー!!
>「オイルショック」って、たけしの「リーダー汗」みたいですね

オイルショックというこの食技。見た目の通り、全身からヌルヌルの脂を分泌するというもの
たけしの「リーダー汗」は勿論ですが、今は亡き(死んでねえ)山本圭一の油谷さんを彷彿とさせます

もう屋敷でのバリーの呼び名は油谷さんで決定
どうやら油谷さんVSマッチの闘いは、その油ボディをどうやって刀で斬るかが焦点になりそうです

そして滝丸渾身の栓抜きショットを打ち込まれたボギーウッズはその皮膚が弾け飛び
オーバーボディの中からメインボディが出てくる超人のように、いきなりその正体を露にする
ミクロ型ロボでない以上、どういう仕組みで宿主に寄生しているのかと思ってましたが・・・どうやらこれを見る限り
相手の肉をただ被ってただけっぽいです。なんぞそれ
「おーいおい・・・見事に殻を外してくれたな。どこの誰だかしらねーが・・・
俺は美食會第五支部支部長ボギーウッズ!
丁度いい・・・次はお前を宿としよう」

>ボギーウッズ「これが俺の本体のハンサム顔だ!」
>ボギー「これが俺の本体の(ry)」ネタがいくつくるやら・・・
>さあ、かぶった「これが俺の本体のハンサム顔だ」の数を数えろ!
>ボギー本体のハンサム顔ネタは多数だと思うので、ここは「お前はそこで乾いてゆけ」で
>バリーもボギーもヌルヌルですね。ローション要らずですね、分かります
これが俺の本体のハンサム顔だッ!
ボギーすごい普通!宿借り野郎らしく、特になんの個性もない普通のつり目ハンサムです
キワモノ揃いの美食會の中では文句なしでNo1の美形キャラといったところでしょうか
>ヤドカリってか、姿カリなボギー。服ごと生皮を剥いだんだろうか
>皮かぶってるだけだと「大食い弱すぎ」「この物件のほうがマシ」発言と矛盾するんですが
生身で強いなら何らかの理由があったからとここまで皮を脱がなかったでしょうし…
名探偵はんぺらさんはどう思いますか?

たしかに皮かぶってるだけなのに、宿主の身体能力に文句を言ってたのはかなり矛盾が生じます
もしかしたら彼の寄生能力はもう少しキチンとした生物学的設定があるのかも。次号以降の説明を待ちたいところ
しかし解せないのは侵入方法。宿主のガワを傷つけずに体内に潜り込むってのはいったいどうやるんでしょう
リアル路線で考えられるのはガイアの「トンネル」
※(相手の肛門を切り裂き、そこから腕を突っ込んで頭を突っ込んで・・・と身体を押し入れていくグロ方法)
サンタナみたいに全身の骨を折って蛇みたいに体内に侵入
ってのもトリコ世界ならありえなくもなさそうですが・・・まぁないわな
滝丸VSボギーは、滝丸がその寄生能力の秘密を看破できるかどうかの闘いでしょうか
決着手は
わざと自分の身体を奪うようにしかけ、そこに逆転の罠を張る展開だな
まぁこの手のタイプと闘うときの少年漫画の王道ですが。花京院の魂を賭けたところで次号へ続く


サンタナ式だったボギーの皮かぶり

「ぬうん!肉たたきヘッド!
チョコマカ逃げんじゃねえよ。一瞬で楽にしてやるからおとなしくしてな」

「銃は効かねェらしいな・・・いいだろう
名刀「竜王」・・・こいつで片付けてやる」
>なんか気のせいか、マッチがどんどんイケメンになってますね
いよいよ本格始動した3ON3バトル。はんぺら個人的に一番注目のカード、マッチVSバリーは今週僅か3ページだけの描写でありましたが
マッチのヤッパの銘と、それが相当な業物であることが判明しました。竜王とかすごい強そうね
拳銃の弾も通さない昆虫の外殻を容易く斬って刃こぼれひとつしてないんだから、そりゃあ確かに凄い名刀。刀匠の腕の程が知れます
しつこいようですがとっつぁんの刀も相当な業物だったんだろうなぁと妄想せざるを得ない
ちなみに油谷さんの繰り出した「肉たたきヘッド」は
なんの変哲もないジャンピングヘッドバット
どうもこの人は見た目通りの脳筋で、油汗以外には特別な能力も持ってない感じ。竜王が油汗に通じればあっさり勝てそうですが・・・
「うえっうえっうえっ。トリコぉ〜よそ見しちゃイヤ〜」
『おいおい・・・マジかこいつ・・・!』
一方、トリコが滝丸とマッチの闘いに一瞬目を配らせた隙にトミーロッドは大量の虫を次々と吐露。その数ざっと50匹以上
だからお前の胃袋は四次元ポケットかと。体積がおかしいだろ
>トミーロッドは毎回ワンカットは必ずキモイコマがありますね。やっぱり今回で死ぬからのサービスでしょうか
>誰だよこいつ副料理長にしたやつ!虫出してばっかじゃねーか!これそういう漫画じゃねーから!

不意打ちの手刀でトリコの腹筋を貫けなかったことからも、トミー自身の身体能力はトリコよりも下であろうことが伺えます
あくまでこの
チート能力の極みである「虫使い」としての強さで副料理長の座にいる男なのでしょう
ココなら毒霧一発で殲滅できますが、なにせトリコの戦闘スタイルでは50匹の羽虫は無理ゲー。はたしてどうやってこの状況を打破するのか?

「なに!?なんだ今のパンチは・・・!?」
そして今回のメインである滝丸VSボギーの闘い。いきなりその能力が垣間見れるこの攻撃が飛び出します
腕が蛇のようにうねり、軌道の読めないパンチを放つボギー
グニャグニャに曲がった腕を一振りすると、ペキパキと音を立てて元通りに復元したではありませんか
この音からするに軟体人間というワケではなく
全身の骨を自由自在に細かく外せる
という類の能力であると思われます。つまりボギーがどうやって「宿」の体内に入り込むのか、という前回の考察
まさかのサンタナ式が正解のようです
骨格をバラバラに解体し蛇のような形態になって相手の体内に潜り込むのでしょう。キモイな
>ボギーウッズ、まさかのサンタナ方式とは・・・
>ボギーウッズの体内侵入方法は、はんぺらさんが「まぁないわな」と言ってたサンタナ方式でしたね
>「まぁないわな」の一言さえなければ大正解だったのに……
はんぺらさんはそろそろ真面目に「海のはんぺら」に改名することを検討した方がいいんじゃないでしょうか

「いい反応だ・・・ますます宿にしてえ。あの大食いデブやそこに転がってるグルメSPよりもいい物件だぜ」
「お前の言う宿とは僕本体のこと・・・人間の皮を被って本人に成りすますってことか。変装が趣味とはね」
「変装?ちと違うな。よーく見てみなよ、その小汚い抜け殻を」

うち捨てられたグルメSPの皮を見て、ボギーの「宿」の意味を理解したつもりの滝丸だったがここで戦慄走る
『う・・・動いてる・・・!?』
ゲェー!?なんというグロ。細かく痙攣するグルメSPの肉体。まさかこの状態で生きているとでもいうのか?
「そう、そいつは皮だけじゃない
筋肉もあれば臓器も血管も脳まで残ってる。無いのは骨だけだ
生きているとは言えんが・・・俺が体内に入り骨格となって神経を操作することで
こいつは生きていた頃と変わらぬ実力を発揮することができる
変装や偽装じゃない。クセや声まで再生できる
言わば「変身」だ
臓器や組織の再生とノッキング・・・神経伝達、海馬の解読・・・
全て食材の仕込みであらゆる猛獣の体内に入って覚えた技よ

今では数十体に及ぶ俺の宿コレクション・・・フフフ手練の物件もだいぶ増えてきたぜ」

>ボギーの能力ってホントに人間ロボ化というかカエルに電極の凄い番というかなんか凄いようで効率悪い感じですね
>ボギーの能力が想像以上にグロかったでござるの巻
>宿の意味が想像以上にグロい…自然界にも体内から食い散らかしたり、
脳に寄生して行動を操る寄生虫がいますが…トミーもキモいしホントもうキモいわこいつら
>ボギーの変身は骨…!って納得できたような、できないような。明らかに体積がおかしくね?
>文字通り、相手を「骨抜き」にする技とは…
>そもそもボギーはどうやって骨だけ抜いてんだ。五体排骨手か
筋肉も臓器も血管もあるのに中に人間1人入れんのかよ!
というツッコミはなしにして、これがボギーの寄生能力のメカニズムでした
なるほど筋肉や臓器、脳まで「宿本人」のものならばその実力は全て宿のもの。ボギーはその操縦者ということなのね
第5支部には彼自慢の「宿コレクション」があるらしく、そこには巨大なゴリラなどが培養液に浮かんでいる描写が
元々猛獣の体内から編み出した技法だけあり
「宿」は非人形・サイズを問わないみたい
極端な話ですが、リーガルマンモスの脳中枢にボギーが入り込んだらリーガルマンモス宿にできるんだろうか?だったら最強くせえ能力だな





「まぁ今回みてえなハズレ物件も多いけどな。このオンボロ物件が・・・すぐ解体してやんよ
お前には期待してるぜ?新築の宿としてなァ!」

哀れなグルメSPの亡骸をボロ雑巾のように踏みつけるボギー許すまじ。再び彼のスネークパンチが滝丸の顔面をかすめたその時
トレードマークだったターバンがほどけ
今まで前髪で隠されていた左目が露になります

>滝丸「くっ・・・左目がうずく・・・」
>滝丸の左目・・・邪気眼か・・!

オッドアイ・・・というよりは、まったく異なる生物の目とでも言いましょうか
その滝丸の異様な左目を見た瞬間、さっきまで「新築宿ヒャッホウ」と爛々と目を輝かせていたボギーの態度が一変する
まるでオモチャに興味を失った子供のように、冷めた目で滝丸を見下ろします
「予定変更だ。いらねーやその身体。まさか曰くつき物件だったとはな・・・
呪われてんじゃねーかその目

宿はあのヤクザかできればトリコにするぜ。俺まで呪われたくねーからよ」
なんとここで出てきたのは「呪い」という極めてファンタジーでオカルトな単語
科学技術は我々の現実世界より進歩してるし、そういうオカルト系の文化はない世界だと思っていただけに意外
どうやら滝丸の左目は何らかの霊障のようなもので、「魔」が宿ったためにこのような変異を起こしていると思われます
なんか
リスクつきの魔眼の能力とか持ってそうな予感。決着手は案外この目かもしれません
「宿にならないからズタズタにするしー」と蛇パンチでメッタ打ちにされた滝丸が、その左目でボギーをキッと睨みつける
「この左目は・・・僕の大切な人の恩恵でこうなった
そして僕の身体は今、この左目のお陰で存在できてるんだ

お前にとって僕の身体は曰くつきの物件かもしれないが・・・
たくさんの愛によって支えられて建っているこの物件は決してお前には住めない身体だ!」

「立ち上がるとは意外だが・・・俺には住めない身体?意味がわからんな」

どうやら滝丸は
何らかの原因で死ぬはずだった肉体を、この魔眼の力で繋ぎとめている
という状態にあるようです。ハヤタ隊員に命を与えたウルトラマンというかジェフティに乗ってるディンゴ状態というかなんというか・・・
>滝丸の目の呪いってなんでしょうね。ボギーとのやりとりから、目の色が違うだけで迫害されたなんて
生易しいものじゃないってのは確かですが。グルメ教も案外ヤバいとこかも知れませんね
>呪いで命を繋ぐのは「自然のままに命を委ねるという教え」に背いてそうですが、その辺どうなるんでしょうね
>滝丸はもしかしてグルメ細胞の移植に失敗した人間とか?

そして「大切な人」とはおそらく愛丸のことでしょう。愛丸は彼にとって尊敬するリーダーであり、かつ命の恩人でもあるワケか
というか
今愛丸の命が危ないのは、滝丸を呪いの力で助けたせいかも
だから滝丸は愛丸を助けようと必死になってると考えればスッキリと辻褄が合います
「俺が住めないってどういうことさ!」とアホの子のように聞くボギーに対し、滝丸は胸を張って堂々と答えるのだった
「愛情という家賃は!お前には高すぎて払えないだろ!?」
ズドオン!!!
吐いた気と同時に渾身の栓抜きショットを見舞う滝丸。見事その一撃がボギーを捉えたところで次号へ続く!
>関節を外すことが特技にしか見えないやつに骨を外す技がきくとは思えない
>骨をバラバラに外せる相手に栓抜きショットは意味ないだろ・・・

効かないだろうな絶対。骨外せる相手に骨外し攻撃だもんな
ここまで滝丸のフェイバリット技として使われてきた栓抜きショットが効かない以上、やはり「魔眼の能力」は展開上ありそうです
はたして呪われた左目にはそういうアレな特殊能力が秘められているのか?そう見せかけて特に何もないのか?次号注目!


ボギーウッズ灼熱の瞬間

「んんーなかなか面白い技だ。骨を外すとはな・・・正しくは間接か
最初に俺を宿から引きずり出したのもその技ってワケだ」
「バカな・・・僕が外したのは腰椎だぞ?!本来なら両足の神経が麻痺して動けないハズ
激しい腰痛やギックリ腰でさえ大の大人が一歩も動けなくなるのに・・・なぜ平然と立っていられる?」

やはりというか当然というか、まったくもって効果のなかった栓抜きショット。狼狽する滝丸に勝ち誇りながらボギーが種を明かします
「くっくっく不可解か?なんてこたねーよ
俺の骨格は普通の人間のそれとは違うのさ。数も形も全く異なる

普通の人間の骨の数は約206…関節は230くらいか。だが俺の骨は約4000個
常人の20倍近い数の骨格で形成されているんだ

更に関節や筋肉はバレリーナのように柔軟で、しかも取り外し可能!」

>魔法の解けないリアルマッハ関節キタコレ
>ボギーの異名は美食會のリーサルウェポンに違いないな
>ボギー「ところでオレの骨格を見てくれ。コイツをどう思う?」滝丸「すごく…克巳です…。」
>「サンタナだったのに克己だった」という表情になった>今週のトリコ
>とてもマッハ突き向きの骨格と言わざるを得ない
>ボギー「27箇所の関節どころではない。加速の為の関節などいくらでも増やせる。百でも千でもなんぼでも」
>ボギーの奥の手はマッハパンチですね。わかります
>まさかの純正克己骨格とは…マッハ突きできるのかなぁ?
>克己もびっくりの4000の関節・・しかもイメージではない・・!
>しまぶーは板垣先生を相当リスペクトしてるようですね。 ボギーもマッハ突きつかえるのかな
>トリコに空手界のリーサルウェポンが
>ボギーは神心会空手を習うべきだったという感想が20は来るだろうという事に花京院の魂を賭ける!
>負けるなボギーウッズ!お前だけのマッハを見せてくれ!
(以上、同様コメントとてつもない数なので掲載割愛)
全国の読者が一斉に連想したのは
克己のイメージ関節
霧彦さんが死んだ時も100件を余裕で越える哀悼コメが寄せられましたが、今回は脅威の200超えという投書率
コメントの9割近くが「克己」「マッハ」という単語で埋め尽くされました。バキとトリコの双方を扱っている当サイトならではの現象か

「フフ…色んな生物を宿にしている内に身につけた技だ
今では人間だけじゃなく複雑な形体をした生物の体内にも進入可能
フフ…既にたいがいの生物の中には入れるぜ」


四肢をニョロニョロ伸ばして大型猛獣の”骨”となるボギーの図
この絵面説明を見る限り、どうやらボギーが宿になれるのは自分が「骨格」に成りえるサイズの生物が限界みたい
前回の「例えばリーガルマンモスも宿にできるのか?」という疑問に対する答は「無理」ということになります
でも宿の筋力・能力を使うってんなら脳操作だけでいいと思うんだが。手足を動かす「中の人」じゃボギーの筋力ってコトになっちゃうじゃんよな

「それでも正確に腰椎を外したのは評価しよう。常人なら勝負ありだったな
だがあいにく俺は背骨が外れても他の骨が身体を支える。神経も他の骨から送れるのさ
そろそろ決着をつけさせてもらうぜ」

4000個あるボギーの骨は常人とは違って複雑に構成されており、腰椎が外されても他の骨がそれを補うのだと言う
骨外しが必殺技の滝丸としては完全に手詰まりの状況。対して負けがなくなったと言ってもいいボギーが攻めに転じます
いったい何処に収納されていたのか、背中からニーンとアイテムを取り出すボギー。
お前はBOYのハレルヤか
右手に草刈り鎌。左手に5kgの分銅を持ったところで準備完了です。うるァ〜





「これは・・・鎖鎌!自らの関節を鎖の代わりにして・・・!」
>ボギー・・・真マッハ突きを撃てるポテンシャルがあるのになぜ本部先生・・・
>ありのままに起こったことを話すぜ!俺はボギーが克己と思ったら本部先生だった
何を言ってるのかわからねーと思うが(ry

ボギー十八番の戦闘スタイル。それはムチのようにしなり伸縮可能な腕を鎖に見立てた生身鎖鎌だった
「ボギー克己だこれ!」と思った直後の
本部先生化。これはバキ読者なら吹かずにはいれない。とは言え、
普通の鎖鎌のような遠心力と慣性の動きに加え、自分自身の腕なので変幻自在に軌道を変えることができる優れモノ
これはたしかにボギーの身体能力を十二分に活かした攻撃方法で、滝丸はその攻撃をまったく見切ることができません
「栓抜きショット!栓抜きショット!栓抜きウボァー!」
「はっはぁー!何度外そうが無駄だボケェ!
残念がらお前にとって最も相性の悪い相手が俺だったようだな!」

どうせ見切れないなら肉を斬らせて骨を立つ!と防御もなんのそのでひたすら栓抜きショットを浴びせ続ける滝丸でしたが
ロマサガで言えばスライム系の敵に格闘家で挑むようなもの
完全にダメージ0のまま瀕死まで追い込まれてしまいます。よしルドン高原で皇帝チェンジだ
「くそ・・・せっかく見つけたのに・・・ダメージを受けすぎた
骨もかなりいってる・・・マズイ意識が・・・ここまでか・・・」

と、思いきややはりタダではやられないのが美形キャラ。しつこく撃ち続けた栓抜きショットから何かを掴んでいた模様
ここで薄れゆく意識の中、過去の光景と忘れられない恩人の言葉がフラッシュバックします

「集中が足りねーぞ滝!何度も言ってるだろ、技を出す時はイメージを崩しちゃダメだ
その為には集中力を鍛えなきゃいけない。簡単な方法を教えてやるよ」


愛丸です。可愛らしいその名前に反し、割と風来坊というか無頼漢な感じのビジュアルの人物でした
澱んだ目つきと包帯で銀魂の高杉っぽい印象。すげえ腐女子受けしそうです
回想シーンで既に包帯グルグル巻きの大怪我をしてますが、いったい何があったのか。ここら辺はライフ編で語られそうね
>愛丸さん男か・・・滝丸これにてガチ確定・・・!
>愛丸さん女性かと思ってたが普通に男だったぜ!
と言うかこれで滝丸が完全にホモ確定されるコメが大量に来てそうで怖いです
>もう滝×愛とか描いてる人いるんでしょうね





「そのダメージで何故立ち上がれる?」
「やり残したことがあるんだ。愛丸さんに教わった・・・
とっておきのプリショットルーティーン!」

「またそれか・・・そんなおまじないで技の威力が上がるとでも?
ま、いいだろう。俺もやり残したことがあるしな
やり残したのはお前にトドメを刺すことだ!あばよ!」

ブシュアアアアアアアアアア!
両目を瞑って「とっておきのプリショットルーティーン」中の滝丸。その胸を真正面から情け容赦なく貫くボギーの貫手
変身中のヒーローに攻撃する怪人みたいでなかなか斬新です
しかしここでその両目が開眼。「とっておきのプリショットルーティーン」を終えた滝丸が満を持して最後の攻撃に出る
「バカな?致命傷だぞ!?」
「今僕がやったおまじないは技の威力を上げるものではない・・・
どんな苦痛にも決して怯まず、集中力を持続する為のプリショットルーティーン
そしてこれから放つのが僕の最後の攻撃だ」

滝丸の切り札は技の威力上昇ではなく、どんな苦痛にも集中力を乱すことのないおまじないだった
例えがアレですが格ゲーで言えばアーマーをつけた状態
技の出始めを敵の小パンで潰されたりしないので、確実に近距離から超必殺技を当てられるということか
「フン何かと思えば・・・無駄だと解ってる攻撃が最後の攻撃?学んでねーのか?」
「学ぶのはお前さ。無駄な攻撃などひとつもないってことをな」
数分前の会話の中で、既に滝丸は勝算を見出していたのだ

『俺はたいがいの生物の中には入れるぜ』
自慢気にそう言ったボギーだが、「全ての生物」とは言わなかった。つまり入れない生物もいるという事である
すなわちそれは
動かせない骨もある、ということではないか?
「僕が何度も栓抜きショットを放ったのは、お前が微妙にヒット箇所をズラしている事に気付いたからだ
そこに何かあるのか?例えば・・・外されたくない骨とか
栓抜きショット!奥義コルクスクリュー!」

滝丸の看破は図星だったか。顔面蒼白になって逃げようとするボギーだったが、深く突き入れた貫手が抜けない
まさにガード不能の状態で、滝丸の奥義が隠し続けていた弱点をピンポイントで打ち抜いた
「ぐああああああああああああああああ!!」
「抜けろ!」
>ボギーウッズの灼熱の瞬間終了のお知らせ
>今週のトリコ見て竜童のシグを思い出したのは俺だけでいい・・・
>五体排骨手を会得していたとはさすが滝丸
>核となる骨があるということでしょうか。ダイ大のフレイザードみたいでしたね
>ボギー「きさま・・・。狙っておったな・・・」
>よし滝丸、あとはアパッチのおたけびで勝てるぞ!!

百式拳闘術抜骨法・左転無拍子!郡将カイゼルというか竜童のシグというか
体内の骨をコルク抜きのように排出させるという荒業でボギーの弱点を引っこ抜いたところで次号へ続く!
おそらくこの骨は
サンシャインの日輪パーツのようなもので、その複雑な骨格の核となる部分なのでしょう
滝丸の刺し傷もハッキリ致命傷と言われてるし(死なんだろうけど)、ここは両者ノックダウンで勝負ありといったところでしょうか

注目はボギーが死ぬかどうかか。ただキモイだけのトミーと違って、面白い能力の持ち主だからここで死なすには惜しいキャラですが果たして


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