超鋼戦機カラクリオー第13話
【白狼の牙】

壮絶なドッグファイトの末、フェルグスはアムステラのエースパイロット・シャイラに敗れた
大ダメージを負い無防備となった背中に、紫艶蝶の照準がピタリと合わせられる

しかし瞬間!絶好のタイミングでシンシアのピンチを救った一発の砲弾
かつて、その神懸かり的な射撃精度から
『万発万中』と異名をとった世界最強の砲撃手
レオンハルト・ハーディー

EU駐留軍一個師団の中に単機で飛び込み、その放火の中カスリ傷ひとつ負わなかった紫艶蝶が
銃王機の狙撃はただの一発たりとて回避できない
これが『万発万中』ホワイトファングの実力である

決着の砲弾
白狼の牙は、冥府の蝶の羽根を切り裂いた・・・・・・・が

シャイラ危機一髪。絶体絶命のピンチに割って入ったのは3機の機影
シャイラ隊3羽ガラス、
アルサイガッツの3人である

「自分のことは見捨てて銃王機を討て」
3人はこのシャイラの命令を拒否し、紫艶蝶を抱えたまま戦闘空域を離脱する
上官としてではなく、異性としてシャイラを大切に想っている3人にとっては当然の行動と言えた

去り際。リベンジを宣言するシャイラに対し、レオンハルトは笑ってこれを受けて立つのだった





シャイラ隊帰投後―

泣く子も黙る鬼隊長が時折見せる、女性ならではのか弱さ
彼女をサポートする3羽ガラスが常に傍らに居るからこそ、シャイラ隊は列強を誇っているのである


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