超鋼戦機カラクリオー21話
『邂逅』
ある非番の日、荷物持ちとして恭子の買い物に付き合わされたシンは友人達と出会う
からくり工業高等学校3年、ヒデ、要一、とん平の不良3人組。実は彼等とシンは小学校からの同級生
そして可那やタコハチローの親父と同じく、シンがKGFのパイロットである事実を知る数少ない人間である
そんな時。偶然すぐ近くで発生したひったくりを目撃し、犯人を追走したシンは
華麗な蹴りで犯人をKOした1人の少女と出会う
ヒルデガード・アムステラ
アムステラ神聖帝国地球侵攻軍の総司令官と、KGFのエースパイロット
敵同士の2人であるが、初対面となるお互いにはそれを知る由も無い
いがみ合う2人を一声で静かにさせたのは、派手なアロハシャツに丸サングラスをかけたハイカラ爺さんだった
言わずもがなアムステラ地球侵攻軍特別軍事顧問テッシンその人である。随分地球の文化にも慣れたみたい
まるで値踏みするかのように、シンの器量を測ったテッシン。どうもシンの事をいたく気に入ったらしい
さながら爺さんが孫の婿でも選んでいるかのような、楽しげな笑顔を浮かべるテッシンではあったが
互いに何か運命的な繋がりを感じ取っていたシンとヒルデ。そして
実はシンが”敵”であることを最初からわかっていたテッシン
その上で「敵」の器を測ってみせた圧巻の貫禄。ただ兵士としての強さだけではない、人間としての懐の深さである
この豪傑と戦場で相見えた時、はたしてシンはそこで何を学び、何を失い、何を得るのか
オマケ。話の中でチラッと出た若い頃のテッシン
髪フサフサです。敵は全て拳ひとつで粉砕する無敵のワイルド野郎