超鋼戦機カラクリオー 第6話
フーテン姫様放浪記
よく晴れた初夏の昼下がり。ここはシン&可那の地元でもある「からくり町」のからくり公園
最近、たこ焼き屋台「たこハチロー」に入り浸る少女の姿が今日も見てとれた
アムステラ神聖帝国第一皇女にして、若干12歳という年齢で宇宙軍・地球攻略司令官を担う天才
ヒルデガード・アムステラその人である
並外れた才女であっても子供は子供。退屈な軍務を時折抜け出しては、地球の繁華街に繰り出すのが彼女の楽しみであった
アムステラ第一皇女にして最高位の光の巫女でもあらせられるヒルデ様は、絵に描いたようなうな清廉潔白
美しい公園にゴミを撒き散らすようなモラルのない若者には、当然目を瞑れるワケもなく
口で言ってもわからないような馬鹿者どもには、御自ら怒りの粛清を叩き込むことも辞さない
ヒルデ様はアムステラの徒手空拳「アムステラ静心流」の免許皆伝。並の男達など10人束になっても瞬殺だ
と。まぁ
ヒルデ様の慈悲と怒りの鉄拳に打たれた男達は見事に改心
以後、この不良少年3人組はヒルデ様の舎弟分として遊びに付き合わされることになる
本星でも地球でも、ヒルデ様の魅力に触れた者は例外なくその虜になってしまうという話
まったくもって宇宙最強のフーテンお姫様である