登場人物紹介
一体さん この世のありとあらゆる格闘技を会得した最強の小坊主。 本気を出すと背中に鬼(オーガ)の顔が浮かび上がる。 かつて上海で紅華会というギャング組織をたった一人で 壊滅寸前に追いこんだ。 「閻王」はその頃の通り名。 朋友・シンエモンに頼まれ、いやいやながらに 毎回溥儀の相手をしてやっている。 |
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シンエモン 薄儀の禁衛隊筆頭。 一文字流斬岩剣の達人である。 かつて、戦場で出会ったと一体さんと壮絶な一騎討ち を繰り広げ、その後意気投合し朋友となる。 普段は温和な性格であるが、闘いとなれば修羅と化す。 戦場で彼と相対した敵は、その様を「金髪の悪魔」 と呼んで怖れおののいた。 |
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溥儀 足利家皇帝。 大の格闘技マニアという困った上様。 戦場で目撃した一体さんの闘いぶりに惚れこみ、 なんとか自分と禁衛隊に加えようと画策する。 一見して典型的なバカ殿であるが、その実は民草の 心情を理解し、治世に務める名君。 一体さんとの交流を通し、次第に漢として成長していく。 |
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のび犬 野比流斬撃空手の達人。 通称「紐切りのび犬」 素手で相手の神経を引きちぎる絶技「紐切り」を使う。 紅華会に全滅させられた青幇(ちんぱん)の生き残りで 一体さんの助力を得るために日本へやってきた。 メガドラとは物心ついた頃から一緒にいる間柄。 実はまだ隠された奥義を持っているらしい。 |
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メガドラ 本名メガドラえもん。 略して「メガドラ」 スジ者の間では”素手喧嘩(ステゴロ)ならメガドラだ” と言われる生粋の喧嘩師。 背中にあの「侠客立ち」の刺青を入れているが、 怒粧墨により彫られているためそれを見た者はいない。 それを見た者の運命はすなわち死であるからだ。 |